JP7464975B2 - アキシャルギャップモータ用ステータ及びその製造方法並びにアキシャルギャップモータ - Google Patents
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Description
特許文献2は、プレス加工でスリット部を打ち抜いた電磁鋼帯を多角形状に巻回することでステータコアとコアバック部(バックヨーク)とを一体で形成する方法が開示されている。しかし、文献1の製造方法と異なり、製造可能なステータコアの形状の自由度が乏しく、例えば異なる顧客の要望、用途等に柔軟に対応したアキシャルギャップモータの製造は困難となる。
アキシャルギャップモータのための複数のステータコアを有するステータの製造方法であって、
前記ステータコアの形状により定まる長さで磁性材料からなる帯体を移動する移送工程と、
前記ステータコアの間隔により定まる幅のノッチ部を前記帯体の少なくとも一方の側部に形成するノッチ部形成工程とを複数回繰り返し、前記帯体に互いに離隔した複数の前記ノッチ部を形成する帯体成形工程と、
前記ノッチ部が形成された前記帯体を巻回してステータを形成する工程とを含み、
前記帯体成形工程は、
複数の前記ノッチ部の少なくとも一部の前記ノッチ部の幅を他の前記ノッチ部の幅と異ならしめるノッチ幅変更工程を含むことを特徴とする。
前記磁性体は純鉄であることを特徴とする。
前記ノッチ幅変更工程は、前記帯体の移動と打抜き加工を繰り返す工程を含むことを特徴とする。
前記ノッチ幅変更工程は、最小単位幅毎に前記帯体を移動し、打抜き加工を繰り返すことにより前記ノッチ部の幅の長さを増大させることを特徴とする。
アキシャルギャップモータのステータであって、
ステータヨーク部と、前記ステータヨーク部と一体で形成された複数のステータコアを有し、
前記ステータヨーク部及び前記ステータコアは、ラジアル方向の磁性材料の積層体からなり、
隣合う前記ステータコアの間隔が、ラジアル方向の少なくとも一部において異なることを特徴とする。
前記ステータを有することを特徴とする。
図1(a)は、アキシャルギャップモータ100の主要構成を示す断面図であり、図1(b)はステータ2の例を示す平面図である。
図1(a)に示すように、円筒状の筐体1に、互いに対向するステータ2とロータ3とが収容されている。
ロータ3は、シャフト(回転軸芯)4に固定されており、シャフト4は、ベアリング41を介して、筐体1に回転可能に支持されている。シャフト4及びロータ3は、シャフト4の中心軸を回転軸として回転する。
シャフト4の少なくとも一端は、筐体1の開口部11を貫通し、筐体1の外部に突出し、ロータ3の回転運動を出力する。
図1(b)に示すステータ2の例では、各ステータコア22は、中心角ψの扇形状であり、中心軸側の内径(半径r1)とそれに対向する外径(半径r2)を有している。各ステータコア22は、ステータヨーク部21上において周方向に等角度(θ)間隔に配置されており、隣合うステータコア22の間には間隙を有する。
マグネット32とコイル23とは、シャフト4の回転軸方向に、ギャップ(空隙)Dを介して対向して配置されている。
巻回する磁性材料として、屈曲加工に優れた純鉄の板が好適に使用できる。
文献2のように磁性材料として電磁鋼帯を使用すると、曲げ応力が加えられた箇所において磁気特性が劣化する。従って、電磁鋼帯を円筒状に巻回すると磁気特性が劣化するという問題がある。しかし、磁性材料として純鉄を用いることで、曲げ応力による磁気特性の劣化が防止できる。
磁性材料の板(又は箔)からなる帯体5がボビン61に巻回されたリール6から、帯体5が移送装置7、7’により引き出される。
移送装置7、7’により帯体5に負荷される張力は張力センサを備えた張力調整装置8により検出される。張力調整装置8から出力される張力の値を移送装置7、7’を駆動するモータにフィードバックし、一定の張力が帯体5に負荷されるよう構成されている。
チャック機構として挟み込み溝を使用する場合、帯体5の巻き取り開始端部を溝に挟み込むために折り曲げ等の加工が必要となるが、マグネットチャックを使用した場合、開始端部の加工は不要であり、かつ帯体5の取り外し作業も容易になる。
また、ステータ2に必要は帯体5のすべての巻取りが終了した後に、カシメにより帯体5を固定してもよい。
例えば、接着剤の塗布装置の代わりにカシメ用金具を帯体5上に載置する装置を設置し、さらに1周巻回して帯体5が重なった後に、押圧ローラ13でカシメ金具を押し潰すことで、自動的にカシメ固定することも可能である。
なお、1回転巻回する毎ではなく複数回転(2回転等)巻回する毎にカシメ固定してもよい。
さらに、押圧ローラ13により巻回シャフト10に巻回された帯体5を押圧し、打抜きユニット9による加工の際に巻回シャフト10を固定してもよい。
図3(a)は、打抜きユニット9の構成例を示す部分的断面図である。
図3(a)に示すように、打抜きユニット9はパンチ91と、ブレード(刃)を有するダイ92を備え、ダイ92はステージ93に固定されている。パンチ91は、図示しない駆動装置により、図中上下方向に移動する。この駆動装置は、公知の装置を使用することができる。
押圧パッド95により帯体5が押圧された状態で、ガイド96により、移動がガイドされたパンチ91が、ダイ92に向かって移動し、パンチ91とダイ92とに挟まれた帯体5が、打ち抜き加工される。
パンチ91及びダイ92は、その一部が帯体5と重なり、残りの部分は帯体5の外に延在している。パンチ91及びダイ9により、帯体5の側部にノッチ部14(切り欠き部)を形成することができる。
また、ノッチ部14の幅は、巻回された状態でのステータ2の中心軸からの距離(半径r)に依存する。
さらにもう1層の帯体5を巻回する場合、帯体5の厚さをt(例えば0.5mm)とすると、ノッチ部14の位置は中心軸から半径r+tの距離となるためノッチ部14の幅は(r+t)θとなり、ノッチ部14の間隔は(r+t)ψとなる。
そのため、後述するように、パンチ91の幅を最小単位幅に設定し、最小単位幅毎にノッチ部14の幅を増大する。
なお、パンチ91の幅が確定すれば、対応するダイ92の幅が確定することは言うまでもない。以下、ダイ92の幅についての説明は省略する。
または、その整数倍(例えば2倍)の値(例えば2tθ)に設定することができ、ステータ2の生産性を向上させてもよい。
なお、帯体5の膜厚が薄い(例えば数十μm)場合、最小単位幅が小さくなるため打抜き加工回数が大きく増大することになり、生産性が低下する。そのため、帯体5の総巻回数(N)の10分の1程度の巻回数を単位として、単位巻回数(N/10)毎にノッチ部14の幅を変更してもよい。この場合、最小単位幅として、帯体5の厚さ(t)とステータコア22の間隔角度(θ)と単位巻回数(N/10)の積の値(tθN/10)を採用してもよい。すなわち整数倍の値として単位巻回数(N/10)を採用してもよい。
ステータ2の加工精度を向上させるためには、帯体5を移動させる移送装置7、7’及び巻回シャフト10を高精度で制御する必要がある。そのため、別途位置検出装置を打抜きユニット9に設け、打ち抜きにより形成されたノッチ部14の位置を検出し、ノッチ部14の移動量を直接検出してもよい。
ステータヨーク部21a、21bを構成する帯体5に対しては、打抜きユニット9により連続して打ち抜き加工を繰り返し、所定の長さのノッチ部14を形成する。
なお、ステータヨーク部21a及びステータヨーク部21bの一方又は両方の動径方向の長さを0(零)に設定してもよい。
図5(a)に示すように、例えばステータコア22の1周目の帯体5のノッチ部14を、最小単位幅のパンチ91を用いて、1回の打ち抜き操作で作製する。
次に、図5(b)に示すように、移送装置7により帯体5を最小単位幅だけ移動させ(図中矢印方向)、1回目の打ち抜き操作で作製したノッチ部14に接するようにノッチ部14を追加加工して、最小端幅の2倍の幅のノッチ部14を作製する。
なお、最小単位幅として、例えば帯体5の厚さとステータコア22の間隔角度と単位巻回数(例えばN/10)の積の値を採用した場合、巻回毎にノッチ部14の幅を増大させるのではなく、単位巻回数(N/10)毎にノッチ部14の幅を増大してもよい。
互いに接するようにノッチ部14を打ち抜く回数を制御することで、任意の最小単位幅の整数倍の長さのノッチ部14を作製することができる。
このようにパンチ91(及びダイ92)を変更することなく、同一のパンチ91(及びダイ92)を用いて、ノッチ部14の幅を変更することができる。
ステータコア22の1周目の帯体5のノッチ部14の長さは、ステータコア22の最内周の半径(r1)とステータコア22の間隔角度(θ)との積(r1θ)で決定される。
実施形態1に記載のようにパンチ91の最小単位幅として、例えば帯体5の厚さとステータコア22の間隔角度との積の値を採用した場合、多数回の打ち抜き作業が必要となることがある。
そのため、実施形態2においては、パンチ91の最小単位幅としてステータコア22の1周目の帯体5のノッチ部14の長さとすることができる。
次に、図6(b)に示すように、巻回により増大するノッチ部14の幅に相当する量だけ、移送装置7、7’により帯体5を移動させ、打抜きユニット9により打ち抜き加工する。
巻回により増大するノッチ部14の幅として、例えば、帯体5の厚さ(t)とステータコア22の間隔角度(θ)との積(tθ)、又はこの整数倍を採用することができる。
なお、作製するノッチ部14の幅に依存して、帯体5の移動と打抜きユニット9による打ち抜き加工の組み合わせ回数は適宜設定すればよい。
本発明によれば、ノッチ部14の幅及びノッチ部14の間隔を移送装置7、7’及び打抜きユニット9との組み合わせにより任意に調整が可能である。すなわち、ノッチ部14の任意の一部の幅を他のノッチ部14の幅と異ならしめることができる。
そのため、ステータコア22の形状として、中心角ψの扇形状に限定されず、種々の形状のステータコア22を形成することができる。ステータコア22として、例えばコギングトルク低減のためスキューを有する形状とすることができる。スキューを設けることにより、磁束の変化が緩和され、コギングトルクの低減を図ることができる。
図7(a)は、一定の傾きの直線的なスキューを設けた例であり、図7(b)は、曲線的なスキューを設けた例を示す。図7(c)は、巻回された帯体5と等角度間隔に配置したステータコア22の関係を示す部分拡大図である。
しかし、本実施形態においては、1周目の帯体5のノッチ部14の長さは必ずしも最小ではない。そのため、最小のノッチ部14の幅にパンチ91の幅を合わせ、実施例2に従って、移送装置7及び打抜きユニット9を制御して帯体5を加工することができる。
任意のステータコア22の形状に対しては、隣合うステータコア22の間隔の最小幅に合わせてパンチ幅91を設定し、移送装置7及び打抜きユニット9の制御を組み合わせ、所望の形状のステータコア22を得ることができる。
なお、以下の製造ステップは、全ての実施形態のステータ2の製造方法に共通する。
(1)ステータ設計工程
磁場解析によって、ステータコア22の形状(例えば対象となるアキシャルギャップモータ100の要求仕様に最適な形状等)を決定する。
決定されたステータコア22を周方向に配置して、ステータ2全体の幾何学的形状を決定する。
(2)ステータコア製造データ生成工程
ステータコア22内周から外周まで到達する、帯体5の膜厚毎に半径が増加する同心円により、ステータコア22及びステータコア22間の領域を周方向に区切る。
各半径の同心円は、ステータコア22の形状を規定する外周縁により分割される。ステータコア22内の領域の同心円の線分(図7(c)中の実線であり、以下コア分割線分と称することがある。)と、隣合うステータコア22間の領域の同心円の線分(図7(c)中の点線であり、ノッチ分割線分と称することがある。)の長さを演算処理装置、例えばコンピュータ等により算出する。
各同心円毎に、算出したコア分割線分の長さとノッチ分割線分の長さを記憶装置に記憶する。なお、各同心円は、巻回する帯体5を表すものである。
以上により、各巻回数毎にノッチ部14の長さ及びその間隔が決定され、ステータ2を形成するため、連続した帯体5にノッチ部14を形成する位置データ、すなわち各ノッチ部14の帯体5上の1次元的配置を確定することができる。
なお、同心円の代わりにステータコア22内周から外周まで到達し、周回毎に曲率半径が帯体5の膜厚分だけ増加する螺旋パターンを用いてもよい。
(3)帯体成形工程(ステータ用帯体加工工程)
最小の半径の同心円から順に、コア分割線分の長さとノッチ分割線分の長さを読み出し、図2に示すステータ製造装置200の移送装置7、7’を制御して帯体5を移動させる。
帯体5は、コア分割線分の長さだけ移送装置7、7’により移動され、それとともに移動した量に相当する角度だけ巻回シャフト10を回転させて、帯体5が巻回シャフト10に巻回される(移送工程)。
その後、ノッチ分割線分の長さのノッチ部14を打抜きユニット9により形成する(ノッチ部形成工程)。この工程において、パンチ91及びダイ92の寸法で定まる、1回の打抜き操作で形成されるノッチ部14の幅と比較してノッチ分割線分の長さが大きい場合、帯体5の移動と打抜きユニット9によるノッチ部14の形成を繰り返すことでノッチ部14の幅を変更する(ノッチ幅変更工程)。これにより異なる幅のノッチ部14を適宜形成することができる。
なお、移送装置7、7’、打抜きユニット9、巻回シャフト10は、コンピュータ等の制御装置により制御することができる。
(4)巻回された帯体5を巻回シャフト10から取り外し、ステータヨーク部21とステータコア22が一体で形成されたステータ2を得る。
従って、本発明によりステータ2の量産が可能となり、そのステータ2を搭載するアキシャルギャップモータ100を製造することが可能となる。また、設計データに従って柔軟にステータ2を製造できるため、種々のステータ2を試作することで、アキシャルギャップモータ100の製品開発に使用することも可能である。
図8(b)に示すように、帯体5の両側にノッチ部14を形成できるように、2つのパンチ91及びそれに対応した2つのダイ92をそれぞれ一直線上に配置し、一度に2つのパンチ部14を形成する。
図8(c)に示すように、両側にノッチ部14が形成された帯体5を巻回することにより、ステータヨーク部21の両側にステータコア22を備えたステータ2を製造することができる。
ノッチ部14の幅及びノッチ部14の間隔の設定は、上記の各実施例に記載の通りである。
しかし、予め帯体5にノッチ部14を形成しておき、その後ノッチ部14が形成された帯体5を巻回シャフト10により巻回してステータ2を形成してもよい。
このようにノッチ部14の形成と、ステータ2の巻回作業とを分担することで、量産の作業効率を向上させることができる。
予め帯体5にノッチ部14の加工が施されているため、連続的に巻回シャフト10を回転させて帯体5を巻回することが可能となり、張力の制御や接着剤の均一性制御等が容易になる。
なお、巻回シャフト10に複数の単位のノッチ加工済みの帯体5が巻回された後、帯体5をボビン61に巻戻してもよい。その後、上記のように加工された帯体5からなるリール6を用いて、帯体5の上記単位毎に巻回シャフト10に巻回し、固定することで、1つのステータ2を製造してもよい。
その結果、ステータコアでの鉄損を効果的に低減できるとともに、使用用途や顧客仕様や構造的な制約等に合わせて柔軟にステータ及びそれを備えたアキシャルギャップモータを設計し、製造することが可能となり、産業上の利用可能性は大きい。
200 ステータ製造装置
1 筐体
2 ステータ
21、21a、21b ステータヨーク部
21s 巻取り開始端部
21e 巻取り終端部
22 ステータコア
23 コイル
3 ロータ
31 ロータヨーク部
32 マグネット(永久磁石)
4 シャフト(回転軸芯)4
41 ベアリング41
5 帯体
6 リール
61 ボビン
7、7' 移送装置
8 張力調整装置
9 打抜きユニット
10 巻回シャフト
11 開口部11
12 塗布装置
Ad 接着剤
13 押圧ローラ
14 ノッチ部
90 裁断機
91 パンチ
92 ダイ
93 ステージ
95 押圧パッド
96 ガイド
Claims (6)
- アキシャルギャップモータのための複数のステータコアと前記ステータコアと一体化されるとともに前記ステータコアの内周側まで延在するステータヨーク部とを有するステータの製造方法であって、
前記ステータヨーク部の前記ステータコアの内周側の形状により定まる長さの第1のノッチ部を有する磁性材料からなる帯体を巻回する工程と、
前記ステータコアの形状により定まる長さで前記帯体を移動する移送工程と前記ステータコアの間隔により定まる幅の第2のノッチ部を前記帯体の少なくとも一方の側部に形成するノッチ部形成工程とを複数回繰り返し、前記帯体に互いに離隔した複数の前記第2のノッチ部を形成する帯体成形工程と、
前記第2のノッチ部が形成された前記帯体を巻回してステータを形成する工程とを含み、
前記帯体成形工程は、
複数の前記第2のノッチ部の少なくとも一部の前記第2のノッチ部の幅を他の前記第2のノッチ部の幅と異ならしめるノッチ幅変更工程を含むことを特徴とするステータの製造方法。 - 前記移送工程において、前記帯体に張力が加えられることを特徴とする請求項1記載のステータの製造方法。
- 前記ノッチ幅変更工程は、前記帯体の移動と打抜き加工を繰り返す工程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のステータの製造方法。
- 前記帯体成形工程は、
複数の前記第2のノッチ部の間隔を、半径方向の内側から外側に向かうとともに増大させ、前記ステータコアの周方向に対向する2つ側面の形状を非対称とするノッチ間隔変更工程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のステータの製造方法。 - アキシャルギャップモータのステータであって、
ステータヨーク部と、前記ステータヨーク部と一体で形成された複数のステータコアを有し、
前記ステータヨーク部は前記ステータコアの内周側まで延在し、
前記ステータヨーク部及び前記ステータコアは、ラジアル方向の磁性材料の積層体からなり、
隣合う前記ステータコアの間隔が、ラジアル方向の少なくとも一部において異なることを特徴とするステータ。 - 請求項5記載の前記ステータを有するアキシャルギャップモータ。
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