JP7464711B2 - 視聴率推定装置、視聴率推定方法および視聴率推定プログラム - Google Patents

視聴率推定装置、視聴率推定方法および視聴率推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、視聴率推定装置、視聴率推定方法および記録媒体に関する。
テレビジョン放送において、将来放送される番組の視聴率の推定は、過去の視聴率の実績値に基づいて、人手で行われることが多い。
特許文献1には、所定の世帯のテレビに接続された測定機器から視聴履歴のデータを取得し、当該データから視聴率を推定することが記載されている。
なお、視聴率は、所定の番組を視聴した世帯の数の、視聴率算出対象の世帯の数に対する割合、または、所定の番組を視聴した個人の数の、視聴率算出対象の個人の数に対する割合である。過去の視聴率の実績値データは、視聴率提供業者から各放送局へ提供される。
特許第6619116号公報
しかし、特許文献1に記載の方法のような、将来放送される番組の視聴率を過去の視聴率の実績値に基づいて推定する方法は、推定された視聴率が実態と合っていない場合があった。
本発明の目的は、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することを可能にする、視聴率推定装置、視聴率推定方法および記録媒体を提供することにある。
本発明の一態様において、視聴率推定装置は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信手段と、前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様において、視聴率推定方法は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信し、前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力することを特徴とする。
また、本発明の他の態様において、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された視聴率推定プログラムは、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信機能と、前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
本発明の第一の実施形態の視聴率推定装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の視聴率推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定装置の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定装置が表示手段に表示させる表示の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定装置が表示手段に表示させる表示の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定装置が表示手段に表示させる表示の例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の視聴率推定装置が出力する、相違点が満たす条件を示すデータの例を示す図である。 本発明の第二と第四の実施形態の視聴率推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の学習装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の視聴率推定装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の学習装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の学習装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の視聴率推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の視聴率推定装置の構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の視聴率推定装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施形態について説明する。
図1に本実施形態の視聴率推定装置10の構成例を示す。本実施形態の視聴率推定装置10は、受信部11と出力部12とを含む。
受信部11は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する。出力部12は、推定対象番組の番組構成データと、比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。
このように視聴率推定装置10を構成することによって、視聴率推定装置10は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
次に、図2に本実施形態の視聴率推定装置10の動作の例を示す。
受信部11は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する(ステップS101)。出力部12は、推定対象番組の番組構成データと、比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する(ステップS102)。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、視聴率推定装置10は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態における視聴率推定システムについて説明する。
まず、図3に、本実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す。本実施形態の視聴率推定システムは、視聴率推定装置20、視聴率提供装置80および表示手段60を含む。また、視聴率推定装置20および表示手段60は、営業放送システム70に含まれる。
営業放送システム70は、放送される番組やCM(commercial message)などを管理するシステムである。営業放送システム70は、過去に放送された番組および将来放送される番組の番組構成データを視聴率推定装置20に提供することができる。番組構成データについては後述する。
視聴率提供装置80は、過去に放送された番組の視聴率の実績値のデータを視聴率推定装置20に提供する。
視聴率推定装置20は、将来放送される番組の視聴率を推定する。また、視聴率推定装置20は、視聴率の推定値を表示手段60に表示させる。
表示手段60は、視聴率推定装置20で推定された、将来放送される番組の視聴率の推定値を表示する。なお、表示手段60は、出力デバイスとしてのディスプレイ等を含んでいてもよいし、入出力デバイスとしてのタッチパネル等を含んでいてもよい。
なお、視聴率推定装置20が推定の対象とする視聴率は、リアルタイム視聴率であってもよいし、タイムシフト視聴率であってもよいし、インターネット同時配信のインプレッション数であってもよい。視聴率推定装置20は、リアルタイム視聴率、タイムシフト視聴率、インターネット同時配信のインプレッション数の少なくともいずれか一つ以上を推定する。
リアルタイム視聴率は、番組をリアルタイムで視聴した世帯の数の、視聴率算出対象の世帯の数に対する割合、または、番組をリアルタイムで視聴した個人の数の、視聴率算出対象の個人の数に対する割合である。タイムシフト視聴率は、録画した番組を、リアルタイム放送終了時刻から所定期間内(例:7日以内)に視聴した世帯(または個人)の数の、視聴率算出対象の世帯(または個人)の数に対する割合である。タイムシフト視聴率は、録画した番組内のCM枠の平均視聴率であるC7視聴率であってもよい。インプレッション数は、放送波による放送と同時にインターネットで配信(インターネット同時配信という)された番組が視聴された回数である。
また、視聴率推定装置20が推定の対象とする視聴率は、世帯を基準として算出される世帯視聴率であってもよいし、視聴者個人を基準とし、年齢や性別などで視聴者を分類した視聴者層ごとに算出される視聴者層別視聴率であってもよい。
なお、インプレッション数の過去の実績値データは、視聴率提供装置80から提供されてもよいし、営業放送システム70内の他の装置(図示せず)から提供されてもよい。視聴率推定装置20が、営業放送システム70で得られるデータに基づいて視聴率の推定を行う場合、視聴率推定システムを容易に構築できるというメリットがある。また、視聴率の推定を放送局の営業放送システム70内で行うことができるので、セキュリティの観点でもメリットがある。
次に、図4に、本実施形態の視聴率推定装置20の構成例を示す。
視聴率推定装置20は、受信部11と出力部12と表示制御部23とを含む。
受信部11は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する。受信部11は、推定対象番組の番組構成データと、比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とを、視聴率提供装置80または、営業放送システム70内の所定の装置から受信する。
なお、推定対象番組は、視聴率の推定の対象の番組を指す。また、本実施形態の視聴率推定装置20は、視聴率の推定に、過去に放送された所定の番組の、番組構成データと視聴率の実績値とを使用する。比較対象番組は、視聴率の推定に番組構成データと視聴率の実績値とを使用される、過去に放送された番組を指す。
推定対象番組とする番組、および、比較対象番組とする番組は、あらかじめユーザによって設定されているとする。比較対象番組は、たとえば、推定対象番組の前の週の同じ時間帯に放送された番組などである。
出力部12は、推定対象番組の番組構成データと、比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて、推定対象番組の視聴率の推定値を推定する。そして、出力部12は、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを表示制御部23へ出力する。表示制御部23は、推定値データに基づいて、推定対象番組の視聴率の推定値を表示手段60に表示させる。
本実施形態の視聴率推定装置20は、たとえば、以下の方法で、推定対象番組の視聴率を推定する。なお、視聴率の推定方法は、以下に挙げる方法に限られない。視聴率の推定には、推定対象番組の番組構成データと、比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とに基づく方法であれば、任意の方法を利用することができる。
たとえば、視聴率推定装置20は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとの相違点が満たす条件に応じて、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。なお、加算値はマイナスの値であってもよい。また、相違点が満たす条件がない場合には、加算値はゼロであるとする。
まず、視聴率推定装置20の出力部12は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとの相違点を示す方法を生成する。
番組構成データは、番組構成に関するデータである。番組構成データは、番組枠構成データ、ジャンルに関するデータ、番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む。また、番組構成データは、前の番組枠や次の番組枠の番組の番組枠構成データ、ジャンルに関するデータ、番組内容に関するデータのいずれか一つ以上をさらに含んでいてもよい。なお、番組枠は、番組が放送される時間帯(放送開始時刻から放送終了時刻まで)である。
番組枠構成データは、番組枠に関するデータである。番組枠構成データは、番組の枠切りに関するデータと、番組枠内で放送されるCMに関するデータとを含む。枠切りに関するデータは、番組の放送開始時刻と放送終了時刻に関するデータである。CMに関するデータは、たとえば、CMチャンス数、CMチャンス開始時刻、CMチャンス終了時刻、番組枠内のCMの総時間、CMの放送曜日、タイムランクのデータなどである。なお、CMチャンスとは、CMの放送枠のことである。また、タイムランクとは、曜日や時間帯によってあらかじめ設定されているCMの料金のランクである。
ジャンルは、番組の分類である。ジャンルは、大分類と中分類とを組み合わせて示される。大分類は、たとえば、「ニュース/報道」、「スポーツ」「情報/ワイドショー」などである。中分類は、たとえば、大分類が「ニュース/報道」の場合、「定時・総合」「天気」「特集・ドキュメント」などである。
番組内容に関するデータは、たとえば、出演者、原題、原作者、脚本家、監督、演出者、プロデューサー、音楽、話数、ジャンルより細かな分類など、番組の内容に関するデータである。番組内容に関するデータは、手話の有無、字幕の有無、解説の有無、再放送か否か、スペシャル番組か否か、初回限定拡大版か否か、延長可能性などのデータを含んでいてもよい。
次に、出力部12は、所定の条件のうち、相違点が満たす条件に応じて、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
本実施形態では、条件は、あらかじめユーザによって視聴率推定装置20に対して設定されているとする。また、視聴率推定装置20に対して設定されている条件は、一つであってもよいし、二以上の複数であってもよい。
以下では、条件と、相違点が当該条件を満たした場合の視聴率の推定方法との具体例について説明する。
たとえば、推定対象番組と比較対象番組のジャンル(大分類)が異なり、推定対象番組のジャンルが「スポーツ」であるとする。スポーツ番組は、リアルタイムで視聴される場合が多いと推測される。そのため、この場合、出力部12は、推定する視聴率がリアルタイム視聴率やインプレッション数であれば、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
また、たとえば、推定対象番組と比較対象番組とにおいて、番組のジャンルと前の番組枠の番組の延長可能性とが相違している場合を説明する。具体的には、推定対象番組の前の番組枠の番組に延長の可能性があり、推定対象番組のジャンル(大分類)が「ニュース/報道」であるとする。一方で、比較対象番組の前の番組枠の番組に延長の可能性がなく、比較対象番組のジャンル(大分類)が「情報/ワイドショー」である、すなわち「ニュース/報道」でないとする。ニュース番組は、リアルタイムで視聴される場合が多いと推測され、また、前の番組枠の番組に延長の可能性があれば、録画される可能性が低いと推測される。そのため、この場合、出力部12は、推定する視聴率がタイムシフト視聴率であれば、比較対象番組の視聴率の実績値から所定の減算値を減算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
また、たとえば、比較対象番組がスペシャル番組で、推定対象番組がスペシャル番組でないとする。スペシャル番組は、スペシャル番組でない番組より視聴率が高いと推測される。そのため。この場合、出力部12は、比較対象番組の視聴率の実績値から所定の減算値を減算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
また、たとえば、推定対象番組の放送時間帯が深夜で、比較対象番組のジャンル(大分類)が「バラエティ」でなく、推定対象番組のジャンルが「バラエティ」であるとする。深夜帯のバラエティ番組は、録画で視聴される可能性が高いと推測される。そのため、出力部12は、推定する視聴率がタイムシフト視聴率であれば、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
また、たとえば、比較対象番組が老後に関する特集であり、推定対象番組が若者のトレンドに関する特集であるとする。この場合、M1層とF1層(20歳以上34歳以下の男女)の視聴率は高くなり、M3層とF3層(50歳以上の男女)の視聴率は低くなると推測される。そのため、出力部12は、視聴率が視聴者層別視聴率の場合、比較対象番組のM3層とF3層の視聴率の実績値から所定の減算値を減算し、M1層とF1層の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
また、たとえば、比較対象番組の番組枠が平日深夜帯で、推定対象番組の番組枠が土日の19時から21時の時間帯に含まれるとする。この場合、比較対象番組を録画で視聴していた視聴者層が、推定対象番組をリアルタイムで視聴する可能性があると推測される。そのため、出力部12は、推定する視聴率がリアルタイム視聴率やインプレッション数であれば、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。
なお、加算値や減算値は、条件ごとに設定された値であってもよいし、固定値であってもよいし、比較対象番組の視聴率の実績値に応じた値であってもよい。
また、推定する視聴率が視聴者層別視聴率の場合には、各視聴者層の視聴率に対して、相違点が満たした条件に応じた加算または減算を行う。
また、相違点が満たす条件が複数ある場合、出力部12は、相違点が満たす複数の条件のうち、優先度がより高い、所定の上限値以下の数の条件に応じて、推定対象番組の視聴率を推定してもよい。たとえば、出力部12は、相違点が満たす条件が5つあり、所定の上限値として3が設定されている場合、出力部12は、優先度がより高い3つの条件に応じて、推定対象番組の視聴率を推定してもよい。このとき、出力部12は、各条件に応じた加算値(減算値はマイナスの加算値とする)を合計し、合計した値を新たな加算値としてもよい。また、出力部12は、各条件に応じた加算値(減算値はマイナスの加算値とする)に優先度に応じた重みづけを行った値を合計し、合計した値を新たな加算値としてもよい。
このように推定対象番組の視聴率を推定することで、視聴率推定装置20は、視聴率の推定値を、上記のように推測される状態に近づけることができる。そのため、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとに基づいて、視聴率の推定精度を向上することができる。
また、視聴率の推定精度が向上することにより、スポンサーのCM枠に対する購買意欲が向上する可能性が上がり、その結果、放送局の広告収入が増加する可能性が向上する。
出力部12は、上述の方法で推定対象番組の視聴率を推定し、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを表示制御部23へ出力する。そして、表示制御部23は、推定値データに基づいて、推定対象番組の視聴率の推定値を表示手段60に表示させる。
また、出力部12は、さらに、相違点データを表示制御部23や営業放送システム70内の他の装置へ出力してもよい。また、出力部12は、比較対象番組の実績値を示す実績値データや、推定対象番組の視聴率の推定値と比較対象番組の視聴率の実績値との差分を示す差分データを、表示制御部23や営業放送システム70内の他の装置へ出力してもよい。
なお、視聴率推定装置20は、視聴率としてインプレッション数を推定する場合には、比較対象番組に応じた基準値に対する比較対象番組のインプレッション数の実績値の割合(到達率)を使用してもよい。この場合、視聴率推定装置20は、相違点が満たす条件に応じた加算を到達率に対して行い、加算後の到達率に推定対象番組に応じた基準値を掛けることによって、推定対象番組のインプレッション数の推定値を算出する。
基準値は、インプレッション数が多いのかまたは少ないのかを評価するための指標となる値である。インプレッション数は、視聴された回数を示す値なので、曜日や時間帯などによって、多いと評価されるべき場合や、少ないと評価されるべき場合がある。たとえば、同じインプレッション数の番組であっても、たとえば19時から21時の時間帯の番組であればインプレッション数が少ないと評価され、深夜帯の番組であればインプレッション数が多いと評価されることが妥当な場合がある。そのため、視聴率推定装置20は、インプレッション数を推定する場合には、インプレッション数そのものではなく、到達率を使用するとよい。
基準値は、あらかじめ視聴率推定装置20に設定されている。基準値は、タイムランクや放送時間帯などに応じて設定され、放送対象地域の地域性などを考慮して柔軟に設定可能である。
次に、視聴率の推定値の表示方法について説明する。
本実施形態の表示制御部23は、推定対象番組の視聴率の推定値を表示手段60に表示させる。
図5に、推定値の表示の例を示す。この例では、表示制御部23は、視聴率の推定値を番組(推定対象番組)と対応付けて、表示手段60に表示させている。
図5に示す表では、横軸が曜日、縦軸が番組の区分を示している。また、各番組枠の上段は、リアルタイム(RT)視聴率を示す。また、中段は、C7視聴率を示す。また、下段はインプレッション数を示す。この例では、視聴率推定装置20は、リアルタイム視聴率とC7視聴率とインプレッション数とを推定している。また、この例では、スラッシュ(/)の左側が、比較対象番組の視聴率の実績値、右側が、視聴率推定装置20によって推定された、推定対象番組の視聴率の推定値を示す。なお、下段に数字が表示されていない番組は、インターネット同時配信が行われない番組である。
このように、図5に示す表示例では、比較対象番組の視聴率の実績値と、視聴率推定装置20が推定した推定対象番組の推定値とが、並べて表示されている。
また、図6に、推定値の表示の他の例を示す。図6に示す例では、RT視聴率、C7視聴率、インプレッション数の各々について、実績値と推定値に加えて、実績値と推定値との差(図6の場合、推定値から実績値を減算した値)が表示されている。差の表示は、符号付きの表示であっても、絶対値の表示であってもよい。
また、図7に、視聴率が視聴者層別視聴率である場合の表示の例を示す。図7に示す例では、表の上部のドロップダウンボックスによって、表示される視聴者層が切り替えられる。
なお、図5から図7に示す例では、表示制御部23は、視聴率の推定値を番組と対応付けて表示手段60に表示させているが、番組と対応付けない方法で表示させてもよい。
図5から図7のように、表示制御部23が推定値と番組とを対応付けて表示手段60に表示させることによって、視聴率の推定値をユーザに把握させやすくなるというメリットがある。また、表示制御部23が実績値と推定値とを、または、実績値と推定値との差を表示手段60に表示させることによって、実績値と推定値との差をユーザに把握させやすくなるというメリットがある。
実績値と推定値との差を把握できると、ユーザにとっては、差の情報をCM枠の販売戦略に利用できる可能性がある。たとえば、リアルタイム視聴率の推定値がリアルタイム視聴率の実績値より高い番組のCM枠を、リアルタイム視聴者層をより強く意識したCMを放送するためのCM枠として販売する、といった営業を行うことが可能になる。視聴者層をより意識したCM枠の販売を行うことによって、放送局の広告収入を向上できたり、スポンサーの利益を向上できたりする可能性が向上する。
また、出力部12は、相違点が所定の条件のいずれかを満たす場合に、相違点が満たす条件を示すデータを、表示制御部23や営業放送システム70内の他の装置へ出力してもよい。相違点が満たす条件を示すデータは、比較対象番組の視聴率の実績値と異なる値を推定対象番組の視聴率として視聴率推定装置20が推定した場合の、推定の理由を示すデータに相当する。また、出力部12は、相違点が満たさなかった条件を示すデータを出力してもよい。
図8に、相違点が満たす条件を示すデータの例を示す。この例では、出力部12は、相違点が満たす条件と、比較対象番組の視聴率の実績値に対する加算値と、相違点の内容(「推定対象番組」の列と「比較対象番組」の列)とを出力している。なお、加算値は、言い換えると、推定対象番組の視聴率の推定値から比較対象番組の視聴率の実績値を減算した値である。
たとえば、表の一行目は、出力部12が、枠切りが相違していることを理由に、比較対象番組の視聴率の実績値に「-1」を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定したことを示す。
また、表の三行目は、比較対象番組が初回放送でなく、推定対象番組が初回放送であることを理由に、比較対象番組の視聴率の実績値に「+2」を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定したことを示す。
なお、表示制御部23は、相違点が満たす条件を示すデータを出力部12から受信し、相違点が満たす条件を示すデータに基づく画面を表示手段60に表示させてもよい。
相違点が満たす条件を示すデータを視聴率推定装置20が出力することによって、ユーザにとっては、このデータを確認し、視聴率推定装置20に設定されている条件を変更することが可能になる。たとえば、推定対象番組の放送後にユーザが推定対象番組の視聴率の実績値を確認し、より適切な条件を設定したり、各条件に応じた加算値を変更したりすることが可能になる。
このように視聴率推定装置20を構成することによって、視聴率推定装置20は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
次に、図9に、本実施形態の視聴率推定装置20の動作例を示す。図9に示す動作例は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとの相違点が満たす条件に応じて視聴率を推定する場合の視聴率推定装置20の動作の例である。
受信部11は、将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する(ステップS201)。
出力部12は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとの相違点を示す相違点データを生成する(ステップS202)。
次に、出力部12は、所定の条件のうち、相違点が満たす条件に応じて、推定対象番組の視聴率を推定する(ステップS203)。具体的には、出力部12は、相違点が満たす条件に応じて、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。相違点が満たす条件がない場合は、出力部12は、比較対象番組の視聴率の実績値を推定対象番組の視聴率の推定値とする。
そして、出力部12は、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを表示制御部23へ出力する。表示制御部23は、推定値データに基づいて、推定対象番組の視聴率の推定値を表示手段60に表示させる(ステップS204)。また、出力部12は、相違点が満たす条件を示すデータを表示制御部23や所定の装置へ出力してもよい。また、表示制御部23は、相違点が満たす条件を示すデータに基づく画面を表示手段60に表示させてもよい。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、視聴率推定装置20は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。本実施形態の視聴率推定装置30は、視聴率の推定に機械学習を利用する。
まず、図10に、本実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す。本実施形態の視聴率推定システムは、視聴率推定装置30、視聴率提供装置80、学習装置50および表示手段60を含む。また、視聴率推定装置30、学習装置50および表示手段60は、営業放送システム70に含まれる。
営業放送システム70、視聴率提供装置80および表示手段60については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
学習装置50は、視聴率を推定する推定モデルを機械学習によって生成する。
視聴率推定装置30は、将来放送される番組の視聴率を推定する。また、視聴率推定装置30は、視聴率の推定値を表示手段60に表示させる。本実施形態の視聴率推定装置30は、学習装置50で生成された推定モデルを使用して、推定対象番組の視聴率を推定する。
なお、図10には、学習装置50と視聴率推定装置30とが異なる装置として示されているが、視聴率推定装置30が学習装置50の機能を備えていてもよい。
次に、図11に、本実施形態の学習装置50の構成例を示す。学習装置50は、学習データ入力部51、学習データ記憶部52およびモデル生成部53により構成される。
学習データ入力部51は、学習データの入力を受け付け、学習データ記憶部52に記憶させる。学習データ記憶部52は、学習データを記憶する。学習データは、過去に放送された番組の番組構成データに関するデータと視聴率の実績値に関するデータとを含む。
また、モデル生成部53は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定対象番組の視聴率を推定する推定モデルを機械学習によって生成する。そして、モデル生成部53は、生成した推定モデルを視聴率推定装置30へ送信する。なお、モデル生成部53は、新たな学習データが学習データ記憶部52に登録される都度、新たに機械学習を行って新たな推定モデルを生成してもよいし、所定時間おきなどの所定のタイミングで新たな推定モデルを生成してもよい。
推定モデルに対する入出力データには、以下の二種類が考えられる。
一種類目では、推定モデルへの入力データは、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データとの相違点を示す相違点データと、比較対象番組の視聴率の実績値とである。そして、推定モデルからの出力データは、推定対象番組の視聴率の推定値である。また、推定モデルからの出力データは、推定対象番組の視聴率の推定値の代わりに、推定対象番組の視聴率の推定値から比較対象番組の視聴率の実績値を減算した値でもよい。
二種類目では、推定モデルへの入力データは、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とである。そして、推定モデルからの出力データは、推定対象番組の視聴率の推定値である。また、推定モデルからの出力データは、推定対象番組の視聴率の推定値の代わりに、推定対象番組の視聴率の推定値から比較対象番組の視聴率の実績値を減算した値でもよい。
また、学習の方法には、二つの方法が考えられる。
まず、一つ目の方法について説明する。
一つ目の方法では、学習データは、過去に放送された二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す相違点データと、当該二つの番組の視聴率の実績値とを含む。また、学習データは、当該二つの番組の視聴率の実績値の代わりに、当該二つの番組の視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データを含んでいてもよい。
学習データ入力部51は、過去に放送された番組の番組構成データと当該番組の視聴率の実績値とを、営業放送システム70内の他の装置や視聴率提供装置80から受信してもよい。この場合、学習データ入力部51は、所定の二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す相違点データや視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データを生成し、生成した相違点データや実績値差分データを学習データ記憶部52に記憶させてもよい。
また、学習データ入力部51は、相違点データや実績値差分データを、視聴率推定装置30や営業放送システム70内の他の装置から受信することもできる。たとえば、視聴率推定装置30や営業放送システム70内の他の装置が相違点データや実績値差分データを生成し、学習データ入力部51が、相違点データや実績値差分データを受信してもよい。
また、学習データ入力部51は、過去に放送された番組の番組構成データと当該番組の視聴率の実績値とを受信し、学習データ記憶部52に記憶させてもよい。この場合、モデル生成部53は、所定の二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す相違点データや視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データを生成する。
そして、モデル生成部53は、推定対象番組の視聴率を推定する推定モデルを、相違点データと二つの番組の視聴率の実績値(または実績値差分データ)とに基づいて、機械学習によって生成する。
次に、二つ目の方法について説明する。
二つ目の方法では、学習データは、過去に放送された番組の番組構成データと当該番組の視聴率の実績値とを含む。
学習データ入力部51は、過去に放送された番組の視聴率の実績値を、視聴率提供装置80から受信することができる。また、学習データ入力部51は、過去に放送された番組の番組構成データを、営業放送システム70内の装置から受信することができる。
そして、モデル生成部53は、推定対象番組の視聴率を推定する推定モデルを、過去に放送された番組の番組構成データと当該番組の視聴率の実績値とに基づいて、機械学習によって生成する。
次に、図12を用いて、本実施形態の視聴率推定装置30の構成例について説明する。
本実施形態の視聴率推定装置30は、受信部11と出力部32と表示制御部23とを含む。受信部11と表示制御部23については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
出力部32は、学習装置50で生成された推定モデルを用いて、推定対象番組の視聴率の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値に基づいて、推定対象番組の視聴率を推定する。そして、出力部32は、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを表示制御部23へ出力する。
このように視聴率推定装置30を構成することによって、視聴率推定装置30は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
また、本実施形態の学習装置50は、過去に放送された番組の番組構成データに関するデータと視聴率の実績値に関するデータとを学習する。視聴率の実績値に関するデータは、視聴率の推定値をより正しい方向へ修正するためのデータである。学習装置50では、その修正データが入力されて機械学習に利用されることによって、視聴率の推定精度が向上するように学習サイクルが進展する。そのため、視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
次に、図13および図14に、本実施形態の学習装置50の動作例を示す。
学習装置50の学習データ入力部51は、学習データを受信し、学習データ記憶部62に記憶させる(図13のステップS301)。また、モデル生成部53は、所定のタイミングで、学習データ記憶部52に記憶した学習データに基づいて、視聴率を推定するための推定モデルを生成する。そして、モデル生成部53は、生成した推定モデルを視聴率推定装置30へ送信する(図14のステップS302)。
次に、図15を用いて、本実施形態の視聴率推定装置30の動作例について説明する。
まず、視聴率推定装置30の受信部11は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する(ステップS401)。
次に、出力部32は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて、推定対象番組の視聴率を推定する(ステップS402)。出力部32は、学習装置50から受信した推定モデルに基づいて視聴率を推定する。
次に、出力部32は、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを表示制御部23へ出力する。そして、表示制御部23は、推定値データに基づいて、推定対象番組の視聴率の推定値を表示手段60に表示させる(ステップS403)。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、視聴率推定装置30は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施形態について説明する。本実施形態の視聴率推定装置40は、第二の実施形態の視聴率推定装置20に対して、過去に放送された二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す過去相違点データと視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データとを出力する機能を追加したものである。
図16に、本実施形態の視聴率推定システムの構成例を示す。
本実施形態の視聴率推定システムは、視聴率推定装置40、視聴率提供装置80および表示手段60を含む。営業放送システム70は、視聴率推定装置40と表示手段60とを含む。営業放送システム70、視聴率提供装置80および表示手段60については第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
視聴率推定装置40は、将来放送される推定対象番組の視聴率を推定する。視聴率推定装置40は、第二の実施形態の視聴率推定装置20と同様に、将来放送される推定対象番組の視聴率を推定する。さらに、視聴率推定装置40は、所定の過去の二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、当該二つの番組の間の視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データとを出力する。
視聴率推定装置40が過去相違点データと実績値差分データとを出力することによって、ユーザにとっては、過去相違点データと実績値差分データとに基づいて、視聴率推定のための条件を視聴率推定装置40に対して設定することが可能になる。そのため、視聴率の推定精度をより向上することが可能になる。
次に、図17に本実施形態の視聴率推定装置40の構成例を示す。
本実施形態の視聴率推定装置40は、受信部41、出力部42および表示制御部23を含む。表示制御部23については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
受信部41は、第二の実施形態の視聴率推定装置20の受信部11と同様に、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する。また、受信部41は、所定の過去の番組の番組構成データと視聴率の実績値とを受信する。受信部41は、所定の過去の複数の番組について、番組構成データと視聴率の実績値とを受信する。
出力部42は、第二の実施形態の視聴率推定装置20の出力部12と同様に、推定対象番組の視聴率を推定し、推定値を示す推定値データを出力する。
また、本実施形態の出力部42は、所定の過去の二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、当該二つの番組の間の視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データとを生成する。そして、出力部42は、生成した過去相違点データと実績値差分データとを対応付けて出力する。
なお、視聴率が視聴者層別視聴率の場合には、実績値差分データは、視聴者層ごとの視聴率の差分を示す。また、どの二つの番組の間の過去相違点データと実績値差分データを生成するかについては、あらかじめ設定されている、または、ユーザ操作に応じて入力される指示によって指定されるとする。また、どの過去相違点データと実績値差分データとを出力するかについても、あらかじめ設定されている、または、ユーザ操作に応じて入力される指示によって指定されるとする。また、出力部42は、過去相違点データと実績値差分データとを、一つまたは二以上の複数生成することができる。また、出力部42は、過去相違点データと実績値差分データを、一つまたは二以上の複数出力することができる。
また、受信部41は、視聴率の推定の際に条件として使用する過去相違点データを指示する条件設定指示を受信してもよい。条件設定指示は、たとえば、出力部42が出力した過去相違点データをユーザが参照し、条件として使用する過去相違点データをユーザが選択し、選択した過去相違点データに応じて視聴率推定装置40をユーザが操作することによって入力される。
受信部41が条件設定指示を受信した場合、出力部42は、条件設定指示によって指示された過去相違点データが示す相違点に応じた条件を、視聴率の推定の際に使用する条件に追加する。追加する条件は、条件設定指示によって指示された過去相違点データが示す相違点が、推定対象番組と比較対象番組との間の番組構成データの相違点に含まれる場合、という条件である。
出力部42は、推定対象番組と比較対象番組との間の相違点がこの条件を満たす場合に、比較対象番組の視聴率の実績値に所定の加算値を加算することによって、推定対象番組の視聴率を推定する。出力部42は、この加算値として、条件設定指示によって指示された過去相違点データに対応付けられている実績値差分データが示す差分値(マイナス符号の場合もある)を使用する。
なお、受信部41は、視聴率の推定の際に条件として使用しない過去相違点データを指示する条件除外指示を受信してもよい。この場合、出力部42は、出力した過去相違点データの中から、条件除外指示で指示された過去相違点データを除く過去相違点データが示す相違点に応じた条件を、視聴率の推定の際に使用する条件に追加する。
このように視聴率推定装置40を構成することによって、視聴率推定装置40は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
また、本実施形態の視聴率推定装置40は、過去の二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、当該二つの番組の間の視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データとを出力する。これにより、視聴率の推定に使用する条件のユーザによる設定を容易にすることが可能になる。
次に、本実施形態の視聴率推定装置40の動作例について説明する。
本実施形態の視聴率推定装置40は、推定対象番組の視聴率を推定する。視聴率の推定の動作例については、第二の実施形態の視聴率推定装置20の動作例(図9)と同様のため、説明を省略する。
図18に、本実施形態の視聴率推定装置40の動作例を示す。図18は、本実施形態の視聴率推定装置40の動作のうち、過去相違点データと実績値差分データの出力に関する動作の例を示す図である。
まず、視聴率推定装置40の受信部41は、所定の過去の番組の番組構成データと視聴率の実績値とを受信する。受信部41は、所定の過去の複数の番組について、番組構成データと視聴率の実績値とを受信する(ステップS501)。
出力部42は、所定の二つの過去の番組について、二つの番組の間の番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、二つの番組の間の視聴率の実績値の差分を示す実績値差分データとを生成する(ステップS502)。そして、出力部42は、生成した過去相違点データと実績値差分データとを対応付けて出力する(ステップS503)。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、視聴率推定装置40は、推定対象番組の番組構成データと比較対象番組の番組構成データと比較対象番組の視聴率の実績値とに基づいて推定した、推定対象番組の視聴率の推定値を示す推定値データを出力する。これにより、過去に放送された番組の視聴率の実績値に加えて、番組構成データに基づいて、将来放送される番組の視聴率を推定することが可能になる。そのため、将来放送される番組の視聴率の推定精度を向上することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における視聴率推定装置(10、20、30、40)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、視聴率推定装置は、物理的または機能的に少なくとも二つ以上の複数の情報処理装置が用いられて実現されてもよい。また、視聴率推定装置は、専用の装置として実現されてもよいし、汎用の装置が用いられてもよい。また、視聴率推定装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
図19は、本発明の各実施形態の視聴率推定装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を含む。
たとえば、図1の受信部11は通信インタフェース91で、出力部12は演算装置93と通信インタフェース91とで実現することが可能である。
通信インタフェース91は、各実施形態の視聴率推定装置が、有線および無線のうち少なくとも一方で外部装置と通信するための通信手段である。なお、視聴率推定装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続してもよい。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置や複数の電気回路によって実現される。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に記録されているデータの読み込みやデータの書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図19に例示した情報処理装置90により視聴率推定装置を構成し、この視聴率推定装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、視聴率推定装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、視聴率推定装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、視聴率推定装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して視聴率推定装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信手段と、
前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力手段と
を備えることを特徴とする視聴率推定装置。
(付記2)
前記視聴率は、世帯を基準として算出される世帯視聴率と、視聴者を分類した視聴者層ごとに算出される視聴者層別視聴率とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記1に記載の視聴率推定装置。
(付記3)
前記視聴率は、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率とインターネット同時配信のインプレッション数とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の視聴率推定装置。
(付記4)
前記出力手段は、前記視聴率の前記推定を、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって行う
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の視聴率推定装置。
(付記5)
前記出力手段は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす前記条件を示すデータを出力する
ことを特徴とする付記4に記載の視聴率推定装置。
(付記6)
前記出力手段は、所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する
ことを特徴とする付記1から付記5のいずれかに記載の視聴率推定装置。
(付記7)
前記出力手段は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に基づいて前記推定対象番組の前記視聴率を推定する推定モデルに基づいて、前記推定対象番組の前記視聴率を推定する
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の視聴率推定装置。
(付記8)
過去に放送された番組の前記番組構成データに関するデータと前記視聴率の前記実績値に関するデータとを含む学習データに基づいて前記推定モデルを生成するモデル生成手段
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の視聴率推定装置。
(付記9)
前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値とを表示手段に並べて表示させる表示制御手段
を備えることを特徴とする付記1から付記8のいずれかに記載の視聴率推定装置。
(付記10)
前記表示制御手段は、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値との差を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする付記9に記載の視聴率推定装置。
(付記11)
前記番組構成データは、番組枠に関するデータである番組枠構成データ、ジャンルに関するデータ、および番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記1から付記10のいずれかに記載の視聴率推定装置。
(付記12)
前記番組構成データは、前の番組枠や次の番組枠の番組についての前記番組枠構成データ、前記ジャンルに関するデータ、および前記番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記11に記載の視聴率推定装置。
(付記13)
将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信し、
前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する
ことを特徴とする視聴率推定方法。
(付記14)
前記視聴率は、世帯を基準として算出される世帯視聴率と、視聴者を分類した視聴者層ごとに算出される視聴者層別視聴率とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記13に記載の視聴率推定方法。
(付記15)
前記視聴率は、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率とインターネット同時配信のインプレッション数とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記13または付記14に記載の視聴率推定方法。
(付記16)
前記視聴率の前記推定を、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって行う
ことを特徴とする付記13から付記15のいずれかに記載の視聴率推定方法。
(付記17)
前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす前記条件を示すデータを出力する
ことを特徴とする付記16に記載の視聴率推定方法。
(付記18)
所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する
ことを特徴とする付記13から付記17のいずれかに記載の視聴率推定方法。
(付記19)
前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に基づいて前記推定対象番組の前記視聴率を推定する推定モデルに基づいて、前記推定対象番組の前記視聴率を推定する
ことを特徴とする付記13から付記15のいずれかに記載の視聴率推定方法。
(付記20)
過去に放送された番組の前記番組構成データに関するデータと前記視聴率の前記実績値に関するデータとを含む学習データに基づいて前記推定モデルを生成する
ことを特徴とする付記19に記載の視聴率推定方法。
(付記21)
前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値とを表示手段に並べて表示させる
ことを特徴とする付記13から付記20のいずれかに記載の視聴率推定方法。
(付記22)
前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値との差を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする付記21に記載の視聴率推定方法。
(付記23)
前記番組構成データは、番組枠に関するデータである番組枠構成データ、ジャンルに関するデータ、および番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記13から付記22のいずれかに記載の視聴率推定方法。
(付記24)
前記番組構成データは、前の番組枠や次の番組枠の番組についての前記番組枠構成データ、前記ジャンルに関するデータ、および前記番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記23に記載の視聴率推定方法。
(付記25)
将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信機能と、
前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力機能と
をコンピュータに実現させることを特徴とする視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記26)
前記視聴率は、世帯を基準として算出される世帯視聴率と、視聴者を分類した視聴者層ごとに算出される視聴者層別視聴率とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記25に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記27)
前記視聴率は、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率とインターネット同時配信のインプレッション数とのうち少なくともいずれか一つである
ことを特徴とする付記25または付記26に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記28)
前記出力機能は、前記視聴率の前記推定を、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって行う
ことを特徴とする付記25から付記27のいずれかに記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記29)
前記出力機能は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす前記条件を示すデータを出力する
ことを特徴とする付記28に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記30)
前記出力機能は、所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する
ことを特徴とする付記25から付記29のいずれかに記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記31)
前記出力機能は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に基づいて前記推定対象番組の前記視聴率を推定する推定モデルに基づいて、前記推定対象番組の前記視聴率を推定する
ことを特徴とする付記25から付記27のいずれかに記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記32)
過去に放送された番組の前記番組構成データに関するデータと前記視聴率の前記実績値に関するデータとを含む学習データに基づいて前記推定モデルを生成するモデル生成機能
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記31に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記33)
前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値とを表示手段に並べて表示させる表示制御機能
をコンピュータに実現させることを特徴とする付記25から付記32のいずれかに記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記34)
前記表示制御機能は、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値との差を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする付記33に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記35)
前記番組構成データは、番組枠に関するデータである番組枠構成データ、ジャンルに関するデータ、および番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記25から付記34のいずれかに記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記36)
前記番組構成データは、前の番組枠や次の番組枠の番組についての前記番組枠構成データ、前記ジャンルに関するデータ、および前記番組内容に関するデータのいずれか一つ以上を含む
ことを特徴とする付記35に記載の視聴率推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10、20、30、40 視聴率推定装置
11、41 受信部
12、32、42 出力部
23 表示制御部
50 学習装置
60 表示手段
70 営業放送システム
80 視聴率提供装置
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体

Claims (10)

  1. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信手段と、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、の相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする視聴率推定装置。
  2. 前記出力手段は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データとの相違点が満たす前記条件を示すデータを出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の視聴率推定装置。
  3. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信手段と、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力し、所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする視聴率推定装置。
  4. 前記出力手段は、前記推定対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記番組構成データと前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に基づいて前記推定対象番組の前記視聴率を推定する推定モデルに基づいて、前記推定対象番組の前記視聴率を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の視聴率推定装置。
  5. 過去に放送された番組の前記番組構成データに関するデータと前記視聴率の前記実績値に関するデータとを含む学習データに基づいて前記推定モデルを生成するモデル生成手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の視聴率推定装置。
  6. 前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値と前記推定対象番組の前記視聴率の前記推定値とを表示手段に並べて表示させる表示制御手段
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の視聴率推定装置。
  7. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信し、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、の相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する
    ことを特徴とする視聴率推定方法。
  8. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信し、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力し、所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する
    ことを特徴とする視聴率推定方法。
  9. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信機能と、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、の相違点が満たす条件に応じて、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値に所定の加算値を加算することによって推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力する出力機能と
    をコンピュータに実現させることを特徴とする視聴率推定プログラム。
  10. 将来放送される所定の推定対象番組の番組構成データと、過去に放送された所定の比較対象番組の番組構成データと、前記比較対象番組の視聴率の実績値とを受信する受信機能と、
    前記推定対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記番組構成データと、前記比較対象番組の前記視聴率の前記実績値とに基づいて推定した、前記推定対象番組の前記視聴率の推定値を示す推定値データを出力し、所定の過去の二つの番組の間の前記番組構成データの相違点を示す過去相違点データと、前記二つの番組の間の前記視聴率の前記実績値の差分を示す実績値差分データとを対応付けて出力する出力機能と
    をコンピュータに実現させることを特徴とする視聴率推定プログラム。
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