JP7463630B2 - 信号検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイナミック周波数共用システムにおける信号検出装置に関する。
近年、無線通信システムを利用するアプリケーションやサービスの多様化に伴い、通信トラヒックの急増が深刻な課題となっている。本格運用が目前に迫る第5世代移動通信システム(5G)は、従来よりも高速かつ大容量の通信が可能で、この課題に対処できる技術として期待されている。日本においては3.7GHz帯,4.5GHz帯,および28GHz帯の5Gへの割り当てがすでに決定しているが、合計の割り当て帯域幅は各事業者において500MHzもしくは600MHzであり、特に6GHz以下の無線通信に適した周波数帯においては100MHz程度の割り当てに留まり、決して十分ではない。
そこで、既存システム(一次利用者)に割り当てられた周波数帯域において、一次利用者が運用していない場所や時間を特定もしくは検出し、近隣の一次利用者に干渉を与えない条件で他のシステムが二次利用する、ダイナミック周波数共用システムが注目を集めている。一次利用者に割り当てられた周波数帯域の内、二次利用者が利用可能な帯域をホワイトスペースと呼ぶ。このホワイトスペースを検出して利活用する研究開発が国内外で検討されてきた(非特許文献1参照)。
特に欧州では、2.3GHz-2.4GHz帯におけるワイヤレスカメラやビデオリンク等の放送用素材伝送用システムと、携帯電話システムとの共用を行うLicensed Shard Access (LSA)の制度化および実装が進められている。LSAでは、一次利用者が周波数使用計画(周波数・場所・日時)をあらかじめ周波数共用データベース(LSA Repository: LR)に登録する。携帯電話システム側には、LRと通信し利用可能周波数・地域・時間の確認および利用承認を受けて基地局の稼働および出力を制御するLSA Controller(LC)が実装されており、LRとLCが連携して既存システムと携帯電話システムの周波数計画を照合する。その結果利用可能と判断された条件において、携帯電話システムが当該周波数帯を二次利用する。
このLSAの概念の導入の可否が日本でも検討されることを想定し、日本国内における放送素材用伝送システムと5Gとのダイナミック周波数共用を検討することは、有用である。欧州におけるLSAは一次利用者が固定局であるため周波数共用データベースに基づく運用となっているが、例えば日本国内における2.3GHz帯の放送中継向け可搬型無線中継通信システム(Field Pickup Unit:FPU)はマラソン中継の際の放送素材伝送に用いられており、一次利用者は固定局のみならず移動局であることも考慮する必要がある(非特許文献2参照)。
M. Rarman, C. Song, and H. Harada, "Sensing Methods for Detecting Analog Television Signals," IEICE Trans. Commun., vol. E95-B, no.4, pp. 1066.1075, Apr. 2012. 1.2GHz/2.3GHzHz帯テレビジョン放送番組素材伝送用可搬形OFDM方式デジタル無線伝送システム ARIB STD-B57 Version 2.2,2018年 1月
一次利用者が移動局である場合、二次利用者が一次利用者に干渉を与えることなく当該周波数帯を共用するためには、周波数共用データベースによる運用を基本としつつも、FPUの信号を高精度に検出することが可能な電波センサを開発して併用することにより、より安心な共用が期待できる。また、検出性能としては,無線機の雑音レベルより10dB低い信号レベルまで確実に検出する必要がある。
したがって、本発明の目的は、非常に微弱な信号レベルにおいても検出することを可能とする信号検出装置を提供することにある。
本発明は、受信信号と待受信号を複素相互相関演算する複素相互相関部と、
複素相互相関部の出力が供給され、OFDM方式の対象信号の検出結果を発生する信号検出部とを備え、
待受信号が、対象信号において、時間軸方向で周期的に現れる受信側で既知の信号を含み、
複素相互相関部は、第1の相互相関器と第2の相互相関器を備え、
第1の相互相関器には、受信信号の同相成分と待受信号の同相成分が供給され、第2の相互相関器には、受信信号の直交成分と待受信号の直交成分が供給され、第1の相互相関器の出力が第1の乗算器によって電力に変換され、第2の相互相関器の出力が第2の乗算器によって電力に変換され、第1の乗算器と第2の乗算器の出力が加算器で加算されることにより複素相互相関演算が行われる信号検出装置である。
本発明によれば、無線機の雑音レベルより10dB低い非常に微弱な信号レベル(信号対雑音電力比(SNR)<=-10dB)を検出することを可能とできる。さらに、相関回路で用いる待受信号を簡略化することによって信号検出回路の回路規模を簡略化することができる。さらに、6GHz以下の周波数帯において新たに5Gシステムを割り当てることができる周波数資源を掘り起こすことができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、この発明中に記載されたいずれの効果であってもよい。また、以下の説明における例示された効果によりこの発明の内容が限定して解釈されるものではない。
図1は、本発明を適用できる無線伝送システムのフレーム構成を示す略線図である。 図2は、本発明の一実施形態の信号検出装置の概略的構成を示すブロック図である。 図3は、複素相互相関器の一例のブロック図である。 図4(a)および図4(b)は、本発明の一実施形態における量子化Partial-CP待受信号の同相成分と直交成分のそれぞれの波形図である。 図5(a)および図5(b)は、本発明の一実施形態におけるFull-CP待受信号の同相成分および直交成分のそれぞれの波形図である。 図6は、サンプル加算方式の信号検出部の一例のブロック図である。 図7は、1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にサンプル加算方式を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。 図8は、シンボル加算方式の信号検出部の一例のブロック図である。 図9は、9FC待受信号もしくは9PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にシンボル加算方式を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。 図10は、1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にシンボル加算回路を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。 図11は、サンプル加算方式の信号検出部の加算部に対してシンボル加算方式の信号検出部の加算部を接続し、さらに、比較部を接続した構成の信号検出部のブロック図である。 図12は、1FCもしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にサンプル加算回路を適用した後、さらにシンボル加算回路を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。 図13は、AWGN環境におけるFull-CP待受信号(1FC待受信号および9FC待受信号)のSNRに対する信号検出率(計算機シミュレーション)を示すグラフである。 図14は、3GPP EVAチャネル環境におけるFull-CP待受信号(1FC待受信号および9FC待受信号)のSNRに対する信号検出率(計算機シミュレーション)を示すグラフである。 図15は、AWGN環境における量子化Partial-CP待受信号(1PC待受信号および9PC待受信号)のSNRに対する信号検出率(計算機シミュレーション)を示すグラフである。 図16は、量子化Partial-CP待受信号の生成過程で得ることができる、時間軸信号をWalsh波形に変換しない信号を待受信号とした場合の信号検出率(計算機シミュレーション)を示すグラフである。 図17は、3GPP EVAチャネル環境における量子化Partial-CP待受信号(1PC待受信号および9PC待受信号)のSNRに対する信号検出率(計算機シミュレーション)を示すグラフである。
以下、この発明の一実施形態について説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、この発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限定されないものとする。
「ARIB STD-B57準拠FPUシステム」
最初に、本発明を適用できるOFDM方式の対象信号の一例である、無線伝送システム(ARIB STD-B57)について説明する。ARIB STD-B57は、1.2GHz帯および2.3GHz帯で運用されるテレビジョン放送番組素材伝送用の可搬型OFDM方式デジタル無線伝送システムの標準規格であり、2013年12月に初版の策定が完了し、2018年1月に第2.2版が発行された。
「伝送パラメータ」
ARIB STD-B57の伝送パラメータについて説明する。ARIB STD-B57は単向通信方式であり、多重化方式として直交周波数分割多重(OFDM)方式が、また各キャリアの変調方式として、64QAM,32QAM,16QAM,8PSK,QPSK,DQPSK,BQPSK,およびDBPSKが採用されている。また、伝送モードとしてハーフモードとフルモードが規定されており、OFDM変復調器に使用する逆高速フーリエ変換(IFFT)ポイント数は2,048(2Kモード)と1,024(1Kモード)が定義されている。
2Kモードの場合、占有帯域幅はハーフモード時で8.40MHz、フルモード時で17.19MHzである。また、最大伝送ビットレートは64QAM使用の場合、ハーフモード時で51.0Mbit/s、フルモード時で105.0Mbit/sである。またSingle-Input Single-Output(SISO)と送受信アンテナ数2×2構成のMultiple-Input Multiple-Output(MIMO)の二つのモードが定義されている。一実施形態では、SISO・2Kモード・ハーフモード・Continual Pilot(CP)方式で評価を行う。またGIは1/8を想定して評価する。但し、本発明は、MIMOの場合に対しても適用でき、また、フルモードの場合に対しても適用でき、また、Scattered Pilot(SP)方式に対しても適用することができる。さらにGIも1/8以外の場合においても適用可能である。
「フレーム構成」
図1はARIB STD-B57の2KハーフモードCP方式におけるOFDMフレーム構成を示す。CP方式では、8キャリアおきに送受双方において既知信号であるパイロット信号が割り当てられている。OFDMフレームは、CP,Transmission and Multiplexing Configuration Control(TMCC),Auxiliary Channel(AC),Data,およびNullから構成される。サブキャリアはインデックス0から840までの841本存在し、CPに該当するキャリア(CPキャリア)は106本である。図1のOFDMフレームがIFFTされ、さらに、ガードインターバル(GI)が付加されることによってOFDMシンボルが形成される。その後OFDMシンボルが直交変調される。
「信号検出装置の構成」
図2は、本発明の一実施形態の信号検出装置の概略的構成を示す。検出対象であるARIB STD-B57に基づくSISOのCP方式2KハーフモードのOFDM信号は、フェージングチャネルが時間軸で畳み込まれ、アンテナによって受信され、IF信号へ変換され、A/D変換器を介して信号検出装置1に入力される。信号検出装置1に対して入力される信号には、機器における白色ガウス雑音が付加されている。信号検出装置1は複素相互相関部2と信号検出部3から構成される。複素相互相関部2には、検出対象信号と待受信号(レプリカ信号、リファレンス信号とも称される)が入力される。これらの信号の複素相互相関結果は、後段の信号検出部3に入力され、後述する検出方式により算出された検出結果(検出/非検出)を出力する。
「複素相互相関部」
複素相互相関部2では、複素相互相関演算によって、2つの複素信号の類似度を算出する。図3は、複素相互相関部2の一例の構成を示す。A/D変換器4によってデジタル信号に変換された受信信号が直交変調の復調器21に供給され、I成分およびQ成分の復調出力が得られる。受信信号には、検出対象信号以外に無線信号、ノイズなどの場合がある。I成分が相互相関器22に供給され、Q成分が相互相関器23に供給される。相互相関器22に対しては待受信号(I)が供給され、相互相関器23に対しては待受信号(Q)が供給される。相互相関器22の出力が乗算器24によって二乗され、電力に変換され、相互相関器23の出力が乗算器25によって二乗され、電力に変換される。乗算器24および乗算器25の出力が加算器26で加算され、信号検出部3(図2参照)に対して出力される。
相互相関器22および23によって次の式(1)で表される2つの時間複素信号の複素相関が求められる。
Figure 0007463630000001
「待受信号」
検出対象信号には、FPUのプリアンブルやパイロット信号などの受信側で既知である信号(特徴量)が、時間軸方向でOFDMシンボル毎に周期的に同じパターンが現れる特徴を利用し、プリアンプルやパイロット信号などの受信側で既知である信号成分のみで待受信号を構成する。待受信号で検出を行う特徴量が時間方向に周期的に含まれているため、複素相互相関部の出力には周期的なピーク値が出現する。そのパターンは待受信号パターンによる。
「Full-CP待受信号」
本発明の一実施形態における待受信号の複数の例について以下説明する。複素相互相関部で用いる待受信号には、一次利用者が送信する電波のパイロット信号、プリアンブルなど、受信側で既知のパターンが用いられる。「Full-CP待受信号」は、検出対象となるARIB STD-B57に準拠したOFDM信号のうちCPキャリアのみをマッピングし、その他のサブキャリアをNullとした信号である。
図4(a)および図4(b)はそれぞれFull-CP待受信号の同相成分と直交成分を示す。CPは周波数方向で8サブキャリアおきに106本挿入されているため、時間軸では複素平面において1OFDMシンボルに8周期分の繰り返しパターンが発生する。ただし、同相成分および直交成分において、周期ごとにその正負が反転する。そして1OFDMシンボルの1/8に相当する部分をGIとして付加するため、合計9周期分の繰り返しパターンが発生する。(なお、GI長が1/8以外の場合は、8周期に加えて、8×GI長の周期分の繰り返しとなる。例えばGI長が1/8の場合は前述の通り8+8×(1/8)=9周期分、GI長が1/4の場合は8+8×(1/4)=10周期分の様に算出できる。以降はGI長=1/8の例で記述するが、例えばGI長が1/4の場合に適用するためには「9周期」の表記を「10周期」と読み替える。)この9周期分の繰り返しパターンを有する2,304サンプル(1OFDMシンボルに相当する2,048サンプルと,GIである2,048×(1/8)=256サンプルの合計サンプル数)から構成されるOFDMシンボルを待受信号とする(「9周期Full-CP待受信号(9FC待受信号)」と称する)。受信信号と9FC待受信号の相互相関結果として、OFDMシンボル毎にピークが発生する。
他の待受信号は、256サンプルから構成される1周期分の繰り返しパターンを待受信号とする(「1周期Full-CP待受信号(1FC待受信号)」と称する)。受信信号と1FC待受信号の相互相関結果には、繰り返しパターン毎にピークが発生する。
「量子化Partial-CP待受信号」
複素相互相関部2においては、計算量を削減して回路を簡易化するために、待受信号長とその待受信号の量子化ビット数を削減できる方が望ましい。そこで、待受信号に用いるCPキャリアの本数を限定した上で、時間軸信号をWalsh波形に変換することで待受信号を簡素化する(「量子化Partial-CP待受信号」と称する)。この待受信号を生成するサンプリング周波数は、OFDM信号を構成する一番高い周波数成分をもつ840番目のサブキャリアの周波数とし、サンプリング周波数の逆数の整数倍の周期長を持つCPキャリア(式(2)を満たす第n番目のキャリア)のみを、待受信号を構成するキャリアの候補とする。
(420+n)mod8=0 (2)
式(2)を満たすCPキャリアは16本存在する(同相成分:第280,360,400,440,480,560番目キャリアの計6本、直交成分:第0,336,392,408,416,424,432,448,504,840番目キャリアの計10本)。量子化Partial-CP待受信号はこの16本のCPキャリアのみから構成され、さらに各CPキャリアで構成された時間軸信号をWalsh波形に変換することで量子化する。すなわち、量子化ビット数を同相成分では2ビット、直交成分では3ビットまで削減できる。なお、選択するCPキャリアはこの16本のうち任意に選択しても良い。
図5(a)および図5(b)に、それぞれ上記16本のCPキャリアを選択して生成した場合の量子化Partial-CP待受信号の同相成分と直交成分を示す。量子化Partial-CP待受信号には、Full-CP待受信号と同様、ガードインターバルを含む1OFDMシンボル区間において9周期分の繰り返しパターンをもつ。この9周期分の繰り返しパターンを有する945サンプルから構成されるOFDMシンボルを待受信号とする「9周期量子化Partial-CP待受信号(9PC待受信号)」と、105サンプルから構成される1周期分の繰り返しパターンを待受信号とする「1周期量子化Partial-CP待受信号(1PC待受信号)」の2方式が考えられる。
「信号検出部」
本発明は複素相互相関部の出力として出現する周期的なピーク値を利用して信号検出能力を向上させる信号検出方式として、「サンプル加算方式」と「シンボル加算方式」と二つの方式を組み合わせた三つの方式を提案する。
「サンプル加算方式」
図6にサンプル加算方式の信号検出部30を示す。本方式は1FC待受信号および1PC待受信号を用いる場合のみに適用可能である。複素相互相関部の出力z(t)が加算部31に供給される。加算部31は、8個のMサンプル遅延回路の縦続接続を有し、縦続接続の入出力および段間から取り出した9個の出力を加算するようになされている。
加算部31の加算出力が比較部32に供給される。比較部32は加算出力z' (t)の絶対値を二乗した出力(電力)が供給される比較器を有する。加算出力はスイッチSW1を介して閾値決定部に供給される。閾値決定部で決定された閾値がスイッチSW2を介して比較器に供給され、加算出力z' (t)の電力と比較される。例えば閾値より加算出力z' (t)の電力が大であれば、信号検出と判定する。
図7は1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にサンプル加算方式を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。図7に示すように、1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いて複素相互相関を行うと、その相関結果z(t)には、ガードインターバルを含む1OFDMシンボル内に繰り返し周期分の本数のピーク値が出現する(すなわち、GI長が1/8の場合は9本のピーク値が出現する)。信号検出部は、この9本のピーク値を合算することで,信号検出能力の雑音耐性を改善できる。なお、図6中のサンプル遅延量Mは1OFDMシンボルに含まれる繰り返し周期のサンプル数(本評価における1FC待受信号の場合は256、1PC待受信号の場合は105)に設定する。また、信号検出に必要な閾値は、図中のスイッチSW1をONとし、スイッチSW2をOFFとし、複素相互相関部への入力を雑音のみとした状態でz' (t)を計算し、その電力の最大値に設定する。
「シンボル加算方式」
図8にシンボル加算方式の信号検出部40を示す。本方式は提案する全ての待受信号を用いる場合に適用可能である。複素相互相関部の出力z(t)が加算部41に供給される。加算部41は、(N-1)個のLサンプル遅延回路の縦続接続を有し、縦続接続の入出力および段間から取り出したN個の出力を加算するようになされている。
加算部41の加算出力が比較部42に供給される。比較部42は加算出力z' (t)を1/Nした信号の絶対値を二乗した出力(電力)が供給される比較器を有する。加算出力z' (t)を1/Nした信号の電力がスイッチSW3を介して閾値決定部に供給される。閾値決定部で決定された閾値がスイッチSW4を介して比較器に供給され、加算出力z' (t)を1/Nした信号の電力と比較される。例えば閾値より電力が大であれば、信号検出と判定する。信号検出に必要な閾値は、図中のスイッチSW3をON、スイッチSW4をOFFとし、複素相互相関部への入力を雑音のみとした状態でz' (t)を計算し、その電力の最大値に設定する。
図9は9FC待受信号もしくは9PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にシンボル加算方式を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。図9に示すように、9FC待受信号もしくは9PC待受信号を用いて複素相互相関を行うと、その相関結果z(t)には、ガードインターバルを含む1OFDMシンボル毎にピーク値が出現する。本方式は、相関結果z(t)を1OFDMシンボルずらしながらN本分のピーク値を合算することで、信号検出能力の雑音耐性を改善する。なお、図8中のシンボル遅延量LはGIを含む1OFDMシンボルのサンプル数(本評価における1FC待受信号の場合は2,304、1PC待受信号の場合は945)に設定する。さらに、図10は、1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にシンボル加算回路を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。
また、1FC待受信号もしくは1PC待受信号を用いる場合は、図11に示すように、サンプル加算方式の信号検出部の加算部31に対してシンボル加算方式の信号検出部の加算部41を接続し、さらに、比較部51を接続した構成の信号検出部50とするようにしてもよい。図12は、1FCもしくは1PC待受信号を用いた場合の複素相互相関結果にサンプル加算回路を適用した後、さらにシンボル加算回路を適用した信号検出装置の処理の流れを示す図である。
「受信ダイバーシチ」
さらに、上述した構成の信号検出装置を有する電波センサを複数分散配置して、そのうち1つでも対象信号を検出した場合に「信号検出」とみなす(すなわち選択ダイバーシチする)ことで、フェージング環境下での信号検出性能を向上させてもよい。FPUと各信号検出装置間のフェージングパスが互いに独立であると仮定すると、単一の信号検出装置を用いた場合の信号検出率をpdとすると、S台のセンサを用いた場合の信号検出Pdは、次式(3)で表すことができる。
Figure 0007463630000002
「計算機シミュレーション」
計算機シミュレーションにより,本発明の一実施形態の信号検出装置および待受信号の性能評価を行う。送信信号の諸元を表1に示す。
Figure 0007463630000003
ここでは、SISOモードのCP方式2KハーフモードのOFDM信号を送信信号(検出対象信号)とする。なお当該送信信号のACキャリアは使用しないため、全てNullキャリアとする。また、チャネルモデルはAWGNおよび3GPP Extended Vehicular A(EVA)モデルとする。1FC待受信号および1PC待受信号を用いる場合は全てサンプル加算方式を適用し、さらにシンボル加算方式を合わせて適用する(図11参照)。9FC待受信号もしくは9PC待受信号を用いる場合はシンボル加算方式のみを適用する(図8参照)。また、SNR<=-10dBにおいて、検出率99%を達成することを所要検出条件とする。
「信号検出閾値の決定」
信号検出の閾値を決定するために、電力を1に規格化したガウス雑音のみを信号検出部に入力し、電力換算した相関信号の最大値がある値を超える確率(誤検出率)を評価し、その誤検出率が0%となるレベルを閾値に設定した。各待受信号およびシンボル加算回数Nにおける閾値を表2に示す。シンボル加算回数Nの値を大きくするほど、中心極限定理によって加算後の雑音電力の平均値が0に近づき,閾値を小さくできる。
Figure 0007463630000004
「「Full-CP待受信号の検出性能」
「AWGN環境」
AWGN環境におけるFull-CP待受信号(1FC待受信号および9FC待受信号)のSNRに対する信号検出率を図13に示す。信号検出率99%を達成するのに必要なSNRは1FC待受信号および9FC待受信号で概ね一致する。シンボル加算回数Nが大きくなるとより低いSNRでも信号検出が可能となるが、AWGN環境ではシンボル加算なしでも1FC待受信号および9FC待受信号のどちらを用いた場合でも、SNR=-11dBのFPU信号を99%以上検出できる。
「3GPP EVAチャネル環境」
3GPP EVAチャネル環境におけるFull-CP待受信号(1FC待受信号および9FC待受信号)のSNRに対する信号検出率を図14に示す。信号検出率99%を達成するのに必要なSNRは1FC待受信号および9FC待受信号で概ね一致する。シンボル加算回数Nが大きいほど低いSNRでも信号検出が可能となり、10回のシンボル加算で、SNR=-14dBのFPU信号を99%以上検出できる。
「量子化Partial-CP待受信号の検出性能」
「AWGN環境」
AWGN環境における量子化Partial-CP待受信号(1PC待受信号および9PC待受信号)のSNRに対する信号検出率を図15に示す。信号検出率99%を達成するのに必要なSNRは1PC待受信号および9PC待受信号で概ね一致する。シンボル加算回数Nが大きいほど低いSNRでも信号検出が可能となり、20回のシンボル加算で、SNR=-11dBのFPU信号を99%以上検出可能である。
一方、この検出性能は同じシンボル加算数であるN=20のときのFull-CP待受信号の場合の検出性能(SNR=-23dB)と比較すると、13dB劣化している。図16に量子化Partial-CP待受信号の生成過程で得ることができる、時間軸信号をWalsh波形に変換しない信号を待受信号とした場合(つまり、Full-CP待受信号の使用CPキャリアを16本に削減した待受信号)の信号検出率を示す。20回のシンボル加算でSNR=-11dBのFPU信号を99%以上検出可能であり、サブキャリアをWalsh波形に変換した場合と同等であるため、Full-CP待受信号に対する13dBの劣化はCPキャリア本数の削減に起因すると言える。
「3GPP EVAチャネル環境」
3GPP EVAチャネル環境における量子化Partial-CP待受信号(1PC待受信号および9PC待受信号)のSNRに対する信号検出率を図17に示す。信号検出率99%を達成するのに必要なSNRは、20回のシンボル加算を行ったとしても、1PC待受信号の場合、SNR=-4dB、9PC待受信号の場合、SNR=-3dBであり、いずれの場合もSNR<=-10dBにおいて検出率99%を達成できない。
そこで、上述した受信ダイバーシチを適用する。図17より、S=1台の電波センサを用いて量子化Partial-CP待受信号で20回のシンボル加算を行った場合、SNR=-10dBのFPU検出率は1PC待受信号で83.1%、9PC待受信号で81.6%であった。一方、S=3台の電波センサで協調した場合、式(3)より1PC待受信号では、99.5%、9PC待受信号では、99.4%となり、SNR=-10dBのFPU信号を99%以上検出できる。
上述したように、本発明の一実施形態は、一次利用システムとしてARIB STD-B57に準拠したFPU信号を想定した場合のSNR=-10dB以下の非常に微弱なレベルにおいても検出可能な信号検出方式である。さらに、相関回路で用いる待受信号をWalsh波形によって量子化する簡略化方式によって、電波センサの回路規模を簡略化することができる。さらに、計算機シミュレーションによって評価し、計算量削減を行わないFull-CP待受信号を用いた場合は、3GPP EVAチャネル環境において、10回のシンボル加算を行うことでSNR=-14dBのFPU信号を99%以上検出できる。さらに待受信号の量子化ビット数を同相成分で2ビット、直交成分で3ビットまで削減した量子化Partial-CP待受信号を用いた場合は、3GPP EVA チャネル環境において、3台の独立なフェージングパスを持つ電波センサを協調させ、選択ダイバーシチと20回のシンボル加算を行うことでSNR=-10dBのFPU信号を99%以上検出できる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば本発明はARIB STD-B57方式以外のデジタルテレビジョン信号に対して適用することができ、また、デジタルテレビジョン信号以外のOFDM方式の信号に対して適用することができる。
1・・・信号検出装置、2・・・複素相互相関部、3,30,40・・・信号検出部、
22,23・・・相互相関器、30・・・サンプル加算方式の信号検出部、
40・・・シンボル加算方式の信号検出部、50・・・サンプル加算方式およびシンボル加算方式の信号検出部を組み合わせた信号検出部

Claims (8)

  1. 受信信号と待受信号を複素相互相関演算する複素相互相関部と、
    前記複素相互相関部の出力が供給され、OFDM方式の対象信号の検出結果を発生する信号検出部とを備え、
    前記待受信号が、前記対象信号において、時間軸方向で周期的に現れる受信側で既知の信号を含み、
    前記複素相互相関部は、第1の相互相関器と第2の相互相関器を備え、
    前記第1の相互相関器には、前記受信信号の同相成分と前記待受信号の同相成分が供給され、前記第2の相互相関器には、前記受信信号の直交成分と前記待受信号の直交成分が供給され、前記第1の相互相関器の出力が第1の乗算器によって電力に変換され、前記第2の相互相関器の出力が第2の乗算器によって電力に変換され、前記第1の乗算器と前記第2の乗算器の出力が加算器で加算されることにより前記複素相互相関演算が行われる信号検出装置。
  2. 前記既知の信号がMサンプルで、且つ、ガードインターバルを含む1OFDMシンボルがLサンプルで、前記既知の信号が前記対象信号の1OFDMシンボルにおいて周期L/Mで含まれており、
    前記待受信号が前記既知の信号のMサンプルによって構成された信号である請求項1に記載の信号検出装置。
  3. 前記既知の信号がMサンプルで、且つ、ガードインターバルを含む1OFDMシンボルがLサンプルで、前記既知の信号が前記対象信号の1OFDMシンボルにおいて周期L/Mで含まれており、
    前記待受信号が前記既知の信号を複数並べて構成されたLサンプルの信号である請求項1に記載の信号検出装置。
  4. 請求項3に記載の前記待受信号のキャリア本数を減少させると共に、量子化して簡略化した待受信号を形成するようにした信号検出装置。
  5. 前記信号検出部が複数のMサンプル遅延回路により遅延された出力を加算する加算部と、前記加算部の出力を閾値と比較する比較部により構成された請求項2に記載の信号検出装置。
  6. 前記信号検出部が複数のLサンプル遅延回路により遅延された出力を加算する加算部と、前記加算部の出力を閾値と比較する比較部により構成された請求項3に記載の信号検出装置。
  7. 前記既知の信号がMサンプルで、且つ、ガードインターバルを含む1OFDMシンボルがLサンプルで、前記既知の信号が前記対象信号の1OFDMシンボルにおいて周期L/Mで含まれており、
    前記信号検出部が、前記複素相互相関部の出力に基づいて、複数のMサンプル遅延回路により遅延された出力を加算する第1の加算部と、前記第1の加算部の出力が供給され、複数のLサンプル遅延回路により遅延された出力を加算する第2の加算部と、前記第2の加算部の出力を閾値と比較する比較部により構成された請求項1に記載の信号検出装置。
  8. 前記複素相互相関部に対してノイズ成分が供給された時に、前記ノイズ成分を前記対象信号として誤検出しないように前記閾値が決定される閾値決定部を有する請求項5、請求項6又は請求項7に記載の信号検出装置。
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