JP7462973B2 - 記録装置及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、事故時にエンジンを切らずに、相手の救出、本人のケガ、相手との話し等をしている間に事故時の画像が上書きされてしまう、あるいは、前日の走行画像の保存が必要であった場合、それを忘れて翌日エンジンスターターでエンジンを始動した場合、アイドリング中に前日画像が上書きされてしまうなどである。
ドライブレコーダの主目的は、事故の記録であるが、事故に遭遇し録画画像を残したい場合、連続録画を止めるか、別途画像の保存をする等しないと、事故の記録が上書きにより消えてしまう。
このようにすれば、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。例えば記録装置の電源を切らなくても事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制させることができる。
本記録装置は、例えば、マイコン等の制御手段で構成するとよい。
記録済みの映像としては、例えば、イベント記録による記録済みの映像とし、上書き録画する映像もイベント記録による映像とすることもできるが、特に、連続的に映像を記録する連続録画による記録済みの映像に連続録画による映像を上書き録画する構成において、顕著な効果を奏する。特に、記録装置への電源が供給されている場合に記録を連続的に行う常時記録による記録済みの映像に常時録画による映像を上書き録画する構成において最も顕著な効果を奏する。
上書きの抑制としては、例えば後述する(7)から(9)、(13)のようにするとよい。特に、上書きの抑制としては上書きの停止とするとよい。
このようにすれば、連続録画によって事故等のイベントが発生した瞬間の記録済みの連続録画の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。
このようにすれば、上書きを抑制している間に、例えば事故等のイベントが発生した場合であっても、イベント録画機能による録画がなされることとなり、より確実に事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。特に所定の停車状態である場合に上書きが抑制されるため、停車時に事故が発生した場合に、より確実にその事故等の瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。停車中の事故の発生もあるため、イベント録画機能による録画をさせるようにしておくことが望ましい。
上書きの抑制中にイベント録画機能による録画を行えるようにした構成としては、例えば、各種の事故等のイベントを検知するセンサやスイッチ等からの信号を取得し、例えばその信号が所定のイベントの発生と判断できる状態を示す場合に、その判断がなされた前後の所定の時間分の映像をイベント録画による映像として記録する構成とするとよい。例えば、センサの値が所定の閾値を超えた場合やスイッチの押下が検出された場合をトリガーとして、そのトリガーが発せられた場合にのみ、その前後の時間、録画をするようにするとよい。
このようにすれば、停車した状態での映像が走行中に記録した記録済みの映像に上書きして記録され続けることを防止することができる。したがって、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が停車中の映像で消去されてしまうおそれを抑制することができる。
このようにすれば、より確実に、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。
このようにすれば、より確実に、事故が発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。事故の場合、一般的に、衝撃を検知した後、所定時間内に停車するという行動が執られることを見出した。特に、所定の時間は、衝撃の検知後、数十秒以内に停止した場合とするとよい。
このようにすれば、記録済みの映像に含まれる事故等のイベントが発生した瞬間の映像が上書きによって消去されてしまう可能性を低減できる。
フレームレートを小さくする構成としては、特に、抑制しない場合は数十フレーム/秒で映像を記録する一方、抑制する場合には数フレーム/秒程度(例えば1fps)のように、両者の間で、秒間のフレーム数につき桁を変える程度の変更をするとよい。前記映像の記録による時間あたりの記録に必要な容量や録画する映像の画素数などについてもその数の桁が変わる程度の変更を行うとよい。
このようにすれば、記録済みの映像に含まれる事故等のイベントが発生した瞬間の映像が上書きによって消えることがなくなり、より確実に、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを無くすことができる。
上書きで消えないようにする構成としては、例えば、次の(9)のようにするとよい。
このようにすれば、さらに確実に事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。
例えば、連続録画機能を備え、前記上書きの抑制として、連続録画による上書き領域でない領域へコピーする、または連続録画による上書き領域でない領域へ移動する、の少なくともいずれか1つを行う構成とするとよい。
このようにすれば、車両が走行しているという事故等のイベントが発生しやすい状況の映像をより確実に記録させることができるとともに、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。
所定の走行状態としては、前記所定の停車状態ではない状態とするとよく、特に車両が走行を開始した状態とするとよい。
特に、これらのうち少なくともいずれか2に基づいて判定する構成とするとよい。このようにすれば、より確実に所定の停車状態にあるかを弁別できる。
このようにすれば、事故時に事故の映像の上書きを抑制する操作をせずに、事故によりあるいはエンジンを切るなどして記録装置の電源が切られた場合であっても、再度電源が供給されたときに、電源遮断前の所定の範囲を映像の上書きをその時点で抑制させることができる。
このようにすれば、さらに確実に事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを抑制することができる。
このようにすれば、エンジンスターターでエンジンを始動させてアイドリングをしている間の映像によって、事故等のイベントが発生した瞬間の映像が消去されてしまうおそれを低減することができる。
このようにすれば、事故時及びその前後の映像をより確実に記憶保存する事ができる。より具体的な構成としては、例えば(17)(18)のようにするとよい。
このようにすれば、事故時及びその前後の映像をより確実に記憶保存する事ができる。より具体的な構成としては、例えば(19)のようにするとよい。この場合の上書きの抑制は、特に、事故前後の時点を含む映像に対して行うようにするとよい。安全な場所か否かは、予め安全な場所の領域情報等を記憶しておき、記憶されたこの領域範囲内に、検出した現在位置が含まれるか否かに基づいて判定するとよい。あるいは、予め安全でない場所の領域情報等を記憶しておき、現在位置がこの領域外であるか否かに基づいて判定するとよい。特に道路上は安全でない場所の領域とするとよい。
前述した着目点の様に事故等の発生時には、その直後に停車する。よって、停車前後の映像を専用フォルダ等に記憶させるなど上書きの抑制をすれば、事故等の録画が記録されている可能性が高いので、事故時及びその前後録画データをより確実に記憶保存することができる。
このようにすれば、車両が長時間所定の停車状態となったとしても、所定の停車状態でない状態の映像(例えば走行中の映像)を、所定の停車状態である状態の映像で上書きしてしまうことを抑制できる。所定の停車状態であるときの連続録画もメモリー容量の制限から上書き録画した方がよい。
「所定の停車状態であるかに応じて」としては、「所定の停車状態である場合と所定の停車状態でない場合とで」とするとよい。別の記憶領域として、例えば、所定の停車状態である場合用の記憶領域と、所定の停車状態でない場合用の記憶領域とを設けるとよい。「所定の停車状態であるかに応じて」としては、「所定の停車状態であるか否かが変化したときすぐに」としてもよいが、「所定の停車状態であるか否かが変化したときすぐに」としなくてもよい。特に、連続録画機能を、例えば、所定時間(例えば1分)毎のファイル単位でファイルを生成していく構成の場合、所定の停車状態でない状態から所定の停車状態である状態へ変化したとき、あるいは、所定の停車状態である状態から所定の停車状態でない状態へ変化したときに、すぐに、ファイルの保存先の記憶領域を切り替える処理を行ってもよいが、現在記録中のファイル単位のファイルの記録単位時間(例えば前記1分)の記録が終わるまでは、ファイルの保存先の記憶領域を切り替えずに、当該記録中のファイル単位のファイルの記録が終わった時点で、所定の停車状態であるか否かを判定してその判定で、所定の停車状態であるか否かを判定して、ファイルの保存先の記憶領域を決定するとよい。
このようにすれば、停車するたびに上書きの抑制がなされることを防止でき、少ないメモリー容量のように、映像の記録容量が少ない場合にも消去する確率を減らすことができる。
上記(20)の構成例として、例えば、車両が停車後、本記録装置の電源が遮断された場合、停車前後所定時間の連続録画の記録済み映像について上書きの抑制処理を行うとよい。
このようにすれば、より確実に上書きの抑制を行うことができる。なお、バックアップ電源を備えない構成や、バックアップ電源を備えているがバックアップ電源の容量が低下している場合などには、次に電源が投入された起動後に前記上書きの抑制を行うようにするとよい。
例えば自宅や勤務先の駐車場等、日常的によく駐車する場所での事故の記録は不要な場合が多いので、例えばこうした記録の不要な場所を予め設定しておき、上書きの抑制処理は行わない様にするとよい。その分、事故時の記録等必要な画像が上書きで消える確率を減らせる。上書きの抑制処理を行わない場所の設定は、例えば、その場所でボタン操作等の指示が入力された場合に、位置の記憶及び設定をするとよい。特に例えば(20)の構成において(22)の構成を備えるとよい。
このようにすれば、事故後、安全な場所に車を移動させた場合に、事故時の映像と、安全な場所に移動したときの映像とをより確実に記憶保存する事ができる。
所定時間以上の停車の1つ前の停車時まで処理するだけでなく、2つ前までや3つ前まで同様の上書きの抑制を行うようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、事故後、安全な場所に車を移動させる際に複数回停車した場合であったとしても、事故時の映像とその複数回停車させた際の映像とをより確実に記憶保存することができる。また、時刻を記憶する構成としたので、停車ごとに映像データを一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができる。
時刻としては、停車の終了時刻や停車中の時刻としてもよいが、停車の開始時刻とするとよい。毎回の停車時刻を記憶しておき、所定時間以上継続する停車があったら、それより所定前の停車時の停車開始前後の録画を保存する様にするとよい。
より具体的には、例えば車両が停車したら、停車する毎に停車を開始した時刻を記憶し、停車が所定時間以上続いたら、その停車の開始時刻及びそれより所定前までの停車の開始時刻の前後所定時間の録画が記憶された連続録画データ、またはそれを含む連続録画データファイルを特定のフォルダ、特定の記憶領域、特定の記憶媒体のどれかに、移動、またはコピーして記憶するとよい。
このようにすれば各時点とその前後映像データを各時点においてRAM等に一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができるとともに、事故時の映像とそれに関連する時点の映像などをより確実に記憶保存することができる。
車両が停車後直ぐにエンジンが停止されれば、それ以上連続録画は進まないので停車中に上書きで消される事はないが、再びエンジンを始動させて走行を開始すれば連続録画が開始するので上書きで消される可能性があるため保存処理をしておいた方がよい。
例えば、(18)から(25)の構成において、車両が停車し、所定時間以上停車が継続する前に車からの供給電源が遮断された場合は所定時間以上停車が継続したとみなし保存処理する構成とするとよい。
記録装置(例えばドライブレコーダー)が電池を搭載していれば電池で保存処理をした後記録装置(例えばドライブレコーダー)を停止させればよいが、電池を搭載していない場合や電池が消耗している場合もあるので、次に電源を入れた時処理する様にした方がよい。
例えば、(27)のように、車からの供給電源が遮断された場合は所定時間以上停車が継続したとみなし、例えば(18)から(27)のいずれかの構成において、所定時間停車したと判定された結果、上書きの抑制を行う構成において(23)の構成を備えると特によい。
このようにすれば、所定の速度未満の場合には停車とみなして上述した構成を実現できる。特に、所定の速度は、例えば渋滞に相当する時速数キロメートル程度の速度とするとよい。例えば渋滞時のように、少し進んでは止まることを繰り返す場合、多数の上書きの抑制がなされてしまうことを防止することができる。所定の速度はユーザ設定できるようにするとなおよい。
上書き禁止か許可か、どちらが最適か予め明確な場合は最初(例えば出荷時)からどちらかに設定しておき、ユーザの使い方により設定した方がよい場合は設定変更できる様にするとよい。上書き許可の場合でも、上書きで記憶が消される確率を連続録画の上書きより低くすることでより確実に事故時等の映像を記録することができる。
映像としては記録済み映像とするとよい。
このようにすれば、常時録画、イベント録画からの影響を減らすことができる。また常時録画、イベント録画への影響を減らすことができる。そして、検索が容易になる。
このようにすれば、例えば取りこぼしや上書きで消えた場合の補完になる。また連続録画、イベント録画と併用すると、より事故時等の録画保存の信頼性が高まる。
上述した(1)から(31)の各項に記載の構成は、基本的には任意に組み合わせることができ、矛盾の発生しない範囲で複数の項を組み合わせるとよい。組み合わせの際には各項の思想に基づき当業者の通常の創作能力を発揮して各項を組み合わせることができる。各項に記載の構成要素に同名のものがある場合には、当該同名の構成要素は異なる要素として構成してもよいが、同一の要素として構成するとよい。例えば、「連続録画機能」は各項ごとに異なる連続録画機能として、「第一の連続録画機能」・・・「第nの連続録画機能」のようにn個の連続録画機能として構成してもよいが、その一部または全部を同一の連続録画機能とするとよい。また例えば「所定の停車状態」は、例えば各項に記載のものを別々に判定して、例えばそれぞれ異なる記録対象に対して上書きの抑制を行うようにしてもよいが、各項に記載のものの少なくとも一部または全部を組み合わせて判定して同一の記録対象に対して上書きの抑制を行うようにするとよい。
(32)上述した記録装置の機能は、コンピュータに実現させるためのプログラムとして構成するとよい。
(実施例1)
記録装置の一例として図1に例示するドライブレコーダ1は、撮像ユニット等が収容された略円柱状の本体ケース2を備えている。本体ケース2は、取り付け用のブラケット3を介して、例えば、車両のフロントガラス等に取り付け可能である。
ドライブレコーダ1は、CCDカメラ13のレンズ14を所定の方向(一般には正面方向)を向くように、取付プレート5を介して例えばフロントウィンドウ等に取り付け可能である。
制御コントローラ30は、図示しないCPU、記憶手段の一例であるフラッシュROMやROMやRAMなど本体メモリーをなすメモリー、タイマ等が1チップに組み込まれたマイコンを中心として構成されている。
CCDカメラ13は、レンズ14を介して前方風景を撮影し、撮像データを取得する撮像手段である。CCDカメラ13は、データ圧縮及びデジタル変換を実行可能なインターフェース部33を介して撮像データを制御コントローラ30に入力する。
加速度センサ15は、3軸(X、Y、Z)それぞれの方向の加速度及び傾きを検出する3軸タイプのセンサであって、検出値を制御コントローラ30に入力する。
SDカードリーダ311は、制御コントローラ30の制御に基づいてSDカードのデータを読み書きする。
ドライブレコーダ1が電源オン状態に切り換わったとき、制御コントローラ30は、本体メモリー(RAM)にコピーされた設定情報を読み出すと共に、データベース32に記憶された停止状態の判定パターンを読み出す。制御コントローラ30は、読み出した設定情報に沿って撮像を行い映像を取得すると共に、連続録画機能の一例の制御として、撮像した映像をSDカードの記録領域に連続的に記録する連続記録動作の一例である連続録画を実行する(S101)。ドライブレコーダ1は、上書抑制機能が有効になっている場合を除き、電源供給状態では、常時、連続録画を実行する。そのため、この連続録画は、常時録画となっている。
例えば、上記のいずれの所定の状態も実際の停車状態でとりうる状態とするとよく、特に走行している状態では取り得ない状態とするとよい。また、例えば停車状態で実測した状態を記憶しておきその記憶されたパターンと一致するか否かに基づいて所定の状態にあるか判定するとよい。振動検知手段から取得した振動状態の所定の状態としては、例えば、走行時の振動特性とは異なる停車時の振動特性を記憶しておき、停車時の振動特性と一致する場合には停車状態と判定するようにするとよい。
所定時間以上の停車の1つ前の停車時まで処理するだけでなく、2つ前までや3つ前まで同様の上書きの抑制を行うようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、事故後、安全な場所に車を移動させる際に複数回停車した場合であったとしても、事故時の映像とその複数回停車させた際の映像とをより確実に記憶保存することができる。また、時刻を記憶する構成としたので、停車ごとに映像データを一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができる。
時刻としては、停車の終了時刻や停車中の時刻としてもよいが、停車の開始時刻とするとよい。毎回の停車時刻を記憶しておき、所定時間以上継続する停車があったら、それより所定前の停車時の停車開始前後の録画を保存する様にするとよい。
より具体的には、例えば車両が停車したら、停車する毎に停車を開始した時刻を記憶し、停車が所定時間以上続いたら、その停車の開始時刻及びそれより所定前までの停車の開始時刻の前後所定時間の録画が記憶された連続録画データ、またはそれを含む連続録画データファイルを特定のフォルダ、特定の記憶領域、特定の記憶媒体のどれかに、移動、またはコピーして記憶するとよい。
このようにすれば各時点とその前後映像データを各時点においてRAM等の本体メモリーに一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができるとともに、事故時の映像とそれに関連する時点の映像などをより確実に記憶保存することができる。
車両が停車後直ぐにエンジンが停止されれば、それ以上連続録画は進まないので停車中に上書きで消される事はないが、再びエンジンを始動させて走行を開始すれば連続録画が開始するので上書きで消される可能性があるので保存処理をしておいた方がよい。
また、上記のような停車が継続したとみなす構成を採用すれば、停車時間に、エンジン停止中の時間を含まなくて済む構成に容易にすることができる。このような構成では、電源供給終了時や電源供給開始時に停車時間を求めるための処理をしなくて済む。例えば、停車時間の判定をするために、例えば電源の供給時に、エンジン停止前の最終記録時刻とエンジン始動時の時刻とから停車時間を求める処理などをする必要がなくなる。
電池を搭載するドライブレコーダであれば、電池で保存処理をした後、動作を停止させればよいが、電池を搭載していない場合や電池が消耗している場合もあるので、次に電源を入れた時処理する様にした方がよい。
上書き禁止か許可か、どちらが最適か予め明確な場合は最初(例えば出荷時)からどちらかに設定しておき、ユーザの使い方により設定した方がよい場合は設定変更できる様にするとよい。上書き許可の場合でも、上書きで記憶が消される確率を連続録画の上書きより低くすることでより確実に事故時等の映像を記録することができる。
このようにすれば、常時録画、イベント録画からの影響を減らすことができる。また常時録画、イベント録画への影響を減らすことができる。そして、検索が容易になる。
本例は、先のドライブレコーダ1に基づき、上書きを抑制するためにユーザが操作する操作手段の一例である上書抑制ボタン80(図10参照。)を追加した例である。
制御コントローラ30(図4参照。)は、連続録画の実行中に上書抑制ボタン80が操作されたとき、現在記録中の映像を含む例えば1分間にわたる録画範囲など所定の範囲の映像への上書きを抑制する。制御コントローラ30は、電源の遮断があった場合であっても、電源遮断前の例えば1分間に渡る録画範囲など所定の範囲の映像も含めて上書きを抑制する。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダのいずれかを基にして、エンジンスターターによるエンジン始動を検出する機能を追加したドライブレコーダの例である。
ドライブレコーダは、エンジン回転数を表す信号を含む車両信号を取り込む通信ポートを備えている。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダのいずれかを基にして、車両が所定の停止状態になったときに上書きを抑制する対象を時間的に拡大した例である。
このドライブレコーダの制御コントローラ30(図4参照。)は、車両が所定の停車状態となった場合に、その前後所定時間の連続録画の記録済み映像について上書きの抑制する制御を実行する。
その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダ1のいずれかを基にして、電源が遮断された場合の制御を変更した例である。
このドライブレコーダの制御コントローラ30(図4参照。)は、ドライブレコーダ1の電源が遮断されたとき、電源の遮断直前、電源遮断前の停車を開始した時点、または、電源遮断前の前記所定の停車状態となった時点の少なくともいずれか1の時点を含む連続録画の記録済み映像について、上書きの抑制を行う制御を実行する。
その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダのいずれかを基にして、車両位置に応じて上書きを抑制する制御を切り換える構成を追加した例である。
このドライブレコーダの制御コントローラ30(図4参照。)は、例えばGPS受信機24によって測位された場所が、予め設定された場所であるか否かを判断する処理を実行する。制御コントローラ30は、車両の場所が予め設定された場所である場合には、上書きの抑制を行わない。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内で他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダ1のいずれかに基づき、所定の停止状態の判定パターンを変更した例である。
このドライブレコーダ1は、振動を検知する図示しない振動検知手段を備えている。制御コントローラ30(図4参照。)は、この振動検知手段が検出した振動の大きさやパターンに応じて衝撃の大きさを検知し、その衝撃の大きさが所定の閾値以上であったときに事故の可能性が高いと判断する。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダのいずれかを基にして、上書抑制機能の制御内容を変更した例である。
本例の上書抑制機能では、所定の停止状態のときでも連続録画は完全には停止されない。本例のドライブレコーダ1の制御コントローラ30(図4参照。)は、所定の停止状態と判定したとき、上書き消去されるまでの時間を長く確保できるよう、連続録画による映像の記録方法等を変更し、記録済みの映像が消去される可能性を低くする。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダ1のいずれかを基にして、上書抑制機能による制御の内容を変更した例である。
本例のドライブレコーダ1の上書抑制機能では、制御コントローラ30(図4参照。)は、記録済みの撮像データが上書きで消えないように制御する。上書きで消えないように制御する構成として、以下の方法の少なくともいずれかが採用される。
(1)記録済みの撮像データを上書き禁止にする。
(2)連続録画の書込み領域である上書き領域以外の領域に、撮像データをコピーする。
(3)上書き領域でない領域へ、撮像データを移動する。
(2)上書き領域でない領域へコピーする構成としては、例えば上書き可能領域と上書き禁止領域とを分けておき、上書き可能領域に記録された映像データを、上書き禁止領域にコピーする構成とするとよい。
(3)上書き領域でない領域へ移動する構成としては、例えば上書き可能領域と上書き禁止領域とを分けておき、上書き可能領域に記録された映像データを、上書き禁止領域に移動する構成とするとよい。上書き可能領域と上書き禁止領域は例えば異なるフォルダとしたり、異なるドライブとしたり、あるいは異なるファイルシステムとすると良い。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
本例は、先のドライブレコーダのいずれかを基にして、事故等のイベントを契機として録画を実行するイベント録画機能を追加した例である。
本例では、イベントの発生を検出するために加速度センサ15の出力信号を利用した例であるが、他のセンサの出力信号を利用しても良く、スイッチ等からの信号を利用してイベントの発生を検出することも良い。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
先のドライブレコーダ1のいずれかについて、好ましい構成の例示である。
例えば、事故時及びその前後録画データをより確実に記憶保存する事を目的として以下の(a)から(i)のように構成すると良い。これらは特に車両が事故を起こした場合や、事故を目撃して救助を行う場合等においては、直ぐに車両を停車させる事に着目したものである。例えば、連続録画では上書きで記録済みの映像が消えるという問題、イベント録画は例えばセンサが検知しなかった場合、または、ボタン操作をしなかった場合などに記憶保存されない問題を解決することができる。
このようにすれば、事故時及びその前後の映像をより確実に記憶保存する事ができる。より具体的な構成としては、例えば下記の(c)、(d)のようにするとよい。
このようにすれば、事故時及びその前後の映像をより確実に記憶保存する事ができる。より具体的な構成としては、例えば下記の(e)のようにするとよい。この場合の上書きの抑制は、特に、事故前後の時点を含む映像に対して行うようにするとよい。
安全な場所か否かは、予め安全な場所の領域情報等を記憶しておき、記憶されたこの領域範囲内に、検出した現在位置が含まれるか否かに基づいて判定するとよい。あるいは、予め安全でない場所の領域情報等を記憶しておき、現在位置がこの領域外であるか否かに基づいて判定するとよい。特に道路上は安全でない場所の領域とするとよい。
事故等の発生時には、その直後に停車するドライバーが多いことから、停車前後の映像を専用フォルダ等に記憶させるなど上書きの抑制をすれば、事故等の録画が記録されている可能性が高いので、事故時及びその前後録画データをより確実に記憶保存することができる。
このようにすれば、車両が長時間に渡って所定の停車状態となったとしても、所定の停車状態でない状態の映像(例えば走行中の映像)を、所定の停車状態である状態の映像で上書きしてしまうことを抑制できる。所定の停車状態であるときの連続録画もメモリー容量の制限から上書きの方がよい。
「所定の停車状態であるかに応じて」としては、「所定の停車状態である場合と所定の停車状態でない場合とで」とするとよい。別の記憶領域として、例えば、所定の停車状態である場合用の記憶領域と、所定の停車状態でない場合用の記憶領域とを設けるとよい。「所定の停車状態であるかに応じて」としては、「所定の停車状態であるか否かが変化したときすぐに」としてもよいが、「所定の停車状態であるか否かが変化したときすぐに」としなくてもよい。特に、連続録画機能を、例えば、所定時間(例えば1分)毎のファイル単位でファイルを生成していく構成の場合、所定の停車状態でない状態から所定の停車状態である状態へ変化したとき、あるいは、所定の停車状態である状態から所定の停車状態でない状態へ変化したときに、すぐに、ファイルの保存先の記憶領域を切り替える処理を行ってもよいが、現在記録中のファイル単位のファイルの記録単位時間(例えば前記1分)の記録が終わるまでは、ファイルの保存先の記憶領域を切り替えずに、当該記録中のファイル単位のファイルの記録が終わった時点で、所定の停車状態であるか否かを判定してその判定で、所定の停車状態であるか否かを判定して、ファイルの保存先の記憶領域を決定するとよい。
このようにすれば、停車するたびに上書きの抑制がなされることを防止でき、少ないメモリー容量のように、映像の記録容量が少ない場合にも消去する確率を減らすことができる。
上記(f)の構成例として、例えば、車両が停車後、ドライブレコーダ1の電源が遮断された場合、停車前後所定時間の連続録画の記録済み映像について上書きの抑制処理を行うとよい。
このようにすれば、より確実に上書きの抑制を行うことができる。なお、バックアップ電源を備えない構成や、バックアップ電源を備えているがバックアップ電源の容量が低下している場合などには、次に電源が投入された起動後に上書きの抑制を行うようにするとよい。
例えば自宅や勤務先の駐車場等、日常的によく駐車する場所での事故の記録は不要な場合が多いので、例えばこうした記録の不要な場所を予め設定しておき、上書きの抑制処理は行わない様にするとよい。その分、事故時の記録等必要な画像が上書きで消える確率を減らせる。上書きの抑制処理を行わない場所の設定は、例えば、その場所でボタン操作等の指示が入力された場合に、位置の記憶及び設定をするとよい。特に例えば(f)の構成において(h)の構成を備えるとよい。
このようにすれば、事故後、安全な場所に車を移動させた場合に、事故時の映像と、安全な場所に移動したときの映像とをより確実に記憶保存する事ができる。
所定時間以上の停車の1つ前の停車時まで処理するだけでなく、2つ前までや3つ前まで同様の上書きの抑制を行うようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、事故後、安全な場所に車を移動させる際に複数回停車した場合であったとしても、事故時の映像とその複数回停車させた際の映像とをより確実に記憶保存することができる。また、時刻を記憶する構成としたので、停車ごとに映像データを一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができる。
時刻としては、停車の終了時刻や停車中の時刻としてもよいが、停車の開始時刻とするとよい。毎回の停車時刻を記憶しておき、所定時間以上継続する停車があったら、それより所定前の停車時の停車開始前後の録画を保存する様にするとよい。
より具体的には、例えば車両が停車したら、停車する毎に停車を開始した時刻を記憶し、停車が所定時間以上続いたら、その停車の開始時刻及びそれより所定前までの停車の開始時刻の前後所定時間の録画が記憶された連続録画データ、またはそれを含む連続録画データファイルを特定のフォルダ、特定の記憶領域、特定の記憶媒体のどれかに、移動、またはコピーして記憶するとよい。
このようにすれば各時点とその前後映像データを各時点においてRAM等の本体メモリーに一時記憶しておく構成よりも、必要な一時記憶の記憶容量が少なくてすみ簡単にコストの上昇を抑えることができるとともに、事故時の映像とそれに関連する時点の映像などをより確実に記憶保存することができる。
車両が停車後直ぐにエンジンが停止されれば、それ以上連続録画は進まないので停車中に上書きで消される事はないが、再びエンジンを始動させて走行を開始すれば連続録画が開始するので上書きで消される可能性があるので保存処理をしておいた方がよい。
例えば、(d)から(k)の構成において、車両が停車し、所定時間以上停車が継続する前に車からの供給電源が遮断された場合は所定時間以上停車が継続したとみなし保存処理する構成とするとよい。
電池を搭載するドライブレコーダであれば、電池で保存処理をした後、動作を停止させればよいが、電池を搭載していない場合や電池が消耗している場合もあるので、次に電源を入れた時処理する様にした方がよい。
例えば、(m)のように、車両からの供給電源が遮断された場合は所定時間以上停車が継続したとみなし、例えば(d)から(m)のいずれかの構成において、所定時間停車したと判定された結果、上書きの抑制を行う構成において(i)の構成を備えると特によい。
このようにすれば、所定の速度未満の場合には停車とみなして上述した構成を実現できる。特に、所定の速度は、例えば渋滞に相当する時速数キロメートル程度の速度とするとよい。例えば渋滞時のように、少し進んでは止まることを繰り返す場合、多数の上書きの抑制がなされてしまうことを防止することができる。所定の速度はユーザ設定できるようにするとなおよい。
上書き禁止か許可か、どちらが最適か予め明確な場合は最初(例えば出荷時)からどちらかに設定しておき、ユーザの使い方により設定した方がよい場合は設定変更できる様にするとよい。上書き許可の場合でも、上書きで記憶が消される確率を連続録画の上書きより低くすることでより確実に事故時等の映像を記録することができる。
このようにすれば、常時録画、イベント録画からの影響を減らすことができる。また常時録画、イベント録画への影響を減らすことができる。そして、検索が容易になる。
このようにすれば、例えば取りこぼしや上書きで消えた場合の補完になる。また連続録画、イベント録画と併用すると、より事故時等の録画保存の信頼性が高まる。
なお、その他の構成及び作用効果については、矛盾を生じない範囲内において他の実施例と同様である。
各実施例内に記載した構成要素、課題を解決するための手段に記載の構成要素や思想を適用した要素は、矛盾を生じない範囲内において任意に組み合わせて実施例とするとよい。
2 本体ケース
8、9 プッシュボタン
13 CCDカメラ
15 加速度センサ
181 挿入口
181A LED
24 GPS受信機
30 制御コントローラ
311 SDカードリーダ
32 データベース
35 パソコン
361 SDカードリーダライタ
45 モニター
Claims (7)
- 所定の記憶媒体を用いて車両において撮像した映像を上書き録画する機能と、
前記車両が所定の状態となった場合、映像の記録に要するメモリー資源をセーブする記録方法に変更して、前記所定の記憶媒体を用いた録画を行う機能と、
を有し、
前記所定の状態は、走行していた前記車両が停車したことを含み、
前記車両が所定の状態となった場合の録画が、前記上書き録画により録画された映像に上書きして行われる、
システム。 - 所定の記憶媒体を用いて車両において撮像した映像を上書き録画する機能と、
前記車両が所定の状態となった場合、フレームレートを小さくして、または映像の画素数を小さくして、前記所定の記憶媒体を用いた録画を行う機能と、
を有し、
前記所定の状態は、前記車両が停車したときの停車状態が所定の停車状態であることを含み、
前記車両が所定の状態となった場合の録画が、前記上書き録画により録画された映像に上書きして行われる、
システム。 - 所定の記憶媒体を用いて車両において撮像した映像を上書き録画する機能と、
前記車両が所定の状態となった場合、映像の記録に要するメモリー資源をセーブする記録方法に変更して、前記所定の記憶媒体を用いた録画を行う機能と、
を有し、
前記所定の状態は、所定の停止状態を満たすこととして前記車両の振動の大きさまたはパターンが所定の条件を満たすことを含み、
前記車両が所定の状態となった場合の録画が、前記上書き録画により録画された映像に上書きして行われる、
システム。 - 所定の記憶媒体を用いて車両において撮像した映像を上書き録画する機能と、
前記車両が所定の状態となった場合、フレームレートを小さくして、または映像の画素数を小さくして、前記所定の記憶媒体を用いた録画を行う機能と、
を有し、
前記所定の状態は、所定の停止状態を満たすこととして前記車両の振動の大きさまたはパターンが所定の条件を満たすことを含み、
前記車両が所定の状態となった場合の録画が、前記上書き録画により録画された映像に上書きして行われる、
システム。 - 前記上書き録画する機能、及び前記車両が所定の状態となった場合の前記録画を行う機能は、連続録画を行う機能である
請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記上書き録画する機能は、前記車両の走行中に上書き録画する
請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載のシステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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