JP7462854B1 - 二酸化炭素回収方法及び二酸化炭素回収システム - Google Patents

二酸化炭素回収方法及び二酸化炭素回収システム Download PDF

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Abstract

二酸化炭素回収方法は、第1の場所において、流体機器が有する送風機が発生させる気流または外風を利用して、二酸化炭素を吸着剤に吸着させる吸着工程と、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤を、移動体によって、前記第1の場所から第2の場所に搬送する第1の搬送工程と、二酸化炭素を吸着していない吸着剤を、移動体によって、前記第2の場所から前記第1の場所に搬送する第2の搬送工程と、を有する。

Description

本開示は、二酸化炭素回収方法及び二酸化炭素回収システムに関する。
特許文献1には、反応槽内の二酸化炭素を吸着可能な吸着剤を用いて、被処理気体中の二酸化炭素を回収する装置が開示されている。特許文献1において、二酸化炭素を吸着した吸着剤は、反応槽に接続された管を通じて搬送される。
特開2012-071246号公報
特許文献1の構成では、管によって吸着剤を搬送するため、管を配置するスペースが必要となり、装置の設置場所が制限される。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、よりスペースの制約が少ない二酸化炭素回収方法及び二酸化炭素回収システムを提供することを目的とする。
本開示に係る二酸化炭素回収方法は、第1の場所において、流体機器が有する送風機が発生させる気流または外風を利用して、二酸化炭素を吸着剤に吸着させる吸着工程と、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤を、移動体によって、前記第1の場所から第2の場所に搬送する第1の搬送工程と、二酸化炭素を吸着していない吸着剤を、移動体によって、前記第2の場所から前記第1の場所に搬送する第2の搬送工程と、を有する。
本開示に係る二酸化炭素回収システムは、二酸化炭素を吸着する吸着剤と、流体機器の送風機で生じる気流または外風が当たる位置に配置され、前記吸着剤を内部に収容可能な保持部と、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤から、二酸化炭素を分離する分離装置と、前記保持部から前記分離装置までの経路の少なくとも一部の区間で前記吸着剤を搬送する移動体と、を備える。
本開示によれば、よりスペースの制約が少ない二酸化炭素回収方法および二酸化炭素回収システムを提供することができる。
実施の形態1の二酸化炭素回収システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1の流体機器および二酸化炭素回収装置の構成を示す概略図である。 実施の形態2の二酸化炭素回収システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3の二酸化炭素回収システムの構成を示すブロック図である。 変形例に係る流体機器の構成を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る二酸化炭素回収システム1のブロック図である。 図1に示すように、二酸化炭素回収システム1は、二酸化炭素回収装置2と、交換装置3と、第1の移動体4と、流体機器5と、を備える。
図2は、流体機器5、および二酸化炭素回収装置2の構成を示す概略図である。 本実施の形態では、流体機器5は、空気調和システムである。図2に示すように、流体機器5は、建造物の室外に設置される室外機51と、建造物の室内に設置される室内機52と、を有する。室外機51および室内機52は、冷媒を循環させるためのパイプP等で接続されている。室外機51は、送風機51a(ファン)と、送風機51aを格納する筐体51bを有している。また、室外機51は、不図示の圧縮器、熱交換器等を有している。
二酸化炭素回収装置2は、吸着剤21と、保持部22と、を有する。吸着剤21は、二酸化炭素を吸着可能な材質を含んでいる。二酸化炭素を吸着可能な材質としては、例えばアミン、ゼオライト、シリカゲル、珪藻土、アルミナ、活性炭等が挙げられる。上記のなかから複数の材質を選択して採用してもよいし、上記以外の材質を採用してもよい。図1に示す吸着剤21は直方体状(ブロック状)であるが、吸着剤21の形状は適宜変更可能である。例えば吸着剤21は、粒状(例えばビーズ状(球形)、ペレット状(円柱形))であってもよい。あるいは、粉状の吸着剤21を採用してもよい。この場合、粉状の吸着剤21を、基材の表面に担持させてもよい。基材は、例えばハニカム形状であってもよい。
なお、吸着剤21としては、二酸化炭素を吸着した吸着剤21が加熱(例えば50~120℃)されたときに二酸化炭素が分離される材質、または吸着剤21が減圧条件下に置かれたときに二酸化炭素が分離される材質が好ましい。加熱温度は、吸着剤21の具体的な材質によって適宜変更される。
保持部22は、吸着剤21を収容可能な箱型の容器であり、通気性を有している。保持部22は、室外機51の送風機51aにより生じる気流を受ける位置で、吸着剤21を保持することが可能である。図2では、送風機51aにより生じる気流の流通方向において、送風機51aの下流側に保持部22が配置されている。なお、保持部22は、送風機51aの上流側に配置されてもよい。また、保持部22は、室外機51の筐体51bと当接するように配置されてもよく、筐体51bから離間して配置されてもよい。
また、保持部22は、吸着剤21を通過させるための開口を有している。図2における開口は上方を向いているが、開口の位置は変更可能である。また、保持部22は、開口に代えて、開閉可能な扉を有してもよい。この場合、扉を開閉することで、保持部22内に吸着剤21を収容したり、保持部22から吸着剤21を取り出したりすることができる。
保持部22に通気性を与えるための構成は適宜変更可能であるが、例えば保持部22の全部あるいは一部がメッシュ状であってもよい。一例として、吸着剤21が粒状である場合には、吸着剤21の粒径よりも小さい複数の孔を、保持部22に形成してもよい。保持部22の材質は適宜変更可能であるが、金属であってもよいし、樹脂であってもよい。保持部22として上記以外の構造も採用可能である。
保持部22は、送風機51aにより生じる気流の空気、および外風の空気を取り込み可能に構成されている。
二酸化炭素回収装置2は、保持部22の内部に入り込んだ空気と吸着剤21とを接触させることにより、吸着剤21に二酸化炭素を吸着させる。
すなわち、二酸化炭素回収装置2は、流体機器5が有する送風機51aにより生じる気流または外風を利用して、二酸化炭素を吸着剤21に吸着させる。
交換装置3は、保持部22から取り出された二酸化炭素を吸着した吸着剤21を、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21に交換する機能を有する。すなわち、交換装置3は、二酸化炭素を吸着した吸着剤21を後述する第1の移動体4から受け取って内部に保管し、内部に保管されている二酸化炭素を吸着していない吸着剤21を第1の移動体4に渡す機能を有する。交換装置3は、二酸化炭素回収装置2が配置される場所(第1の場所)から離間した場所(第2の場所)に配置される。交換装置3は、例えば建造物(例えば、家屋、店舗、ビルまたはマンション)の屋上に設けられる。すなわち、第2の場所は、例えば建造物の屋上である。交換装置3は、例えば気球、飛行船または飛行機等の航空機に設けられていてもよい。すなわち、第2の場所は、上空に位置していてもよい。この場合、航空機を第1の場所の上空に移動させることで、第2の場所を、第1の場所の真上に位置させてもよい。
第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2が配置される場所(第1の場所)と、交換装置3が配置される場所(第2の場所)との間で、吸着剤21を搬送する機能を有する。第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2から交換装置3へ二酸化炭素を吸着した吸着剤21を搬送し、この吸着剤21と異なる二酸化炭素を吸着していない吸着剤21を、交換装置3から二酸化炭素回収装置2へ搬送する。本実施の形態1における第1の移動体4は、飛行体(例えば、ドローン、または飛行可能な任意のロボット)である。
なお、第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2から交換装置3への吸着剤21の搬送のみを行う第1の移動体4と、交換装置3から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送のみを行う第1の移動体4とを含んでもよい。
この場合、一の第1の移動体4による二酸化炭素回収装置2から交換装置3への吸着剤21の搬送と、他の第1の移動体4による交換装置3から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送とのうち、いずれか一方の搬送が他方の搬送の先に行われてもよい。
また、一の第1の移動体4によって二酸化炭素回収装置2から交換装置3への吸着剤21の搬送が行われるのと並行して、他の第1の移動体4によって交換装置3から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送が行われてもよい。
二酸化炭素回収システム1を用いた二酸化炭素回収方法について説明する。二酸化炭素回収方法は、吸着工程と、第1の搬送工程と、第2の搬送工程と、を備える。
二酸化炭素回収装置2の保持部22には、外風が吹き付けられる。また、流体機器5の送風機51aが駆動すると、流体機器5の室外機51から二酸化炭素回収装置2の保持部22へと向かう空気の気流が生じる。外風および送風機51aにより生じた気流は、二酸化炭素回収装置2の保持部22に当たり、保持部22の内部に収容された吸着剤21と接触する。外風または気流と接触した吸着剤21は、外風の空気または気流の空気から二酸化炭素を吸着する(吸着工程)。
これにより、流体機器5の送風機51aで生じる気流または外風を利用して二酸化炭素を吸着して回収することができる。したがって、二酸化炭素を省エネルギーで(少ないエネルギーで)回収することができ、二酸化炭素の回収効率が向上する。
吸着工程において二酸化炭素を吸着した吸着剤21は、第1の移動体4によって二酸化炭素回収装置2から交換装置3に搬送される。すなわち、二酸化炭素を吸着した吸着剤21は、第1の移動体4によって第1の場所から第2の場所に搬送される(第1の搬送工程)。
交換装置3に保管されている二酸化炭素を吸着していない吸着剤21が、第1の移動体4によって交換装置3から二酸化炭素回収装置2に搬送される。すなわち、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21は、第1の移動体4によって第2の場所から第1の場所に搬送される(第2の搬送工程)。
なお、第1の搬送工程において吸着剤21を搬送する第1の移動体4と、第2の搬送工程において吸着剤21を搬送する第1の移動体4とは、同じ第1の移動体4であってもよく、異なる第1の移動体4であってもよい。
また、第1の搬送工程および第2の搬送工程はいずれか一方が先に行われてもよく、第1の搬送工程および第2の搬送工程が並行して行われてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る二酸化炭素回収方法は、第1の場所において、流体機器5が有する送風機51aが発生させる気流または外風を利用して、二酸化炭素を吸着剤21に吸着させる吸着工程と、二酸化炭素を吸着した吸着剤21を、第1の移動体4によって、第1の場所から第2の場所に搬送する第1の搬送工程と、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21を、第1の移動体4によって、第2の場所から第1の場所に搬送する第2の搬送工程と、を有する。
このように、第1の移動体4により、第1の場所と第2の場所との間で吸着剤21を搬送することで、第1の場所と第2の場所との間に吸着剤21を搬送するための管等の構成を配置する必要がなく、スペースの制約が少ない二酸化炭素回収方法を提供することができる。
また、本実施の形態に係る二酸化炭素回収方法において、第2の場所は、上空に位置し、または建造物の屋上であり、第1の搬送工程における第1の移動体4、および第2の搬送工程における第1の移動体4は、いずれも飛行体である。
第1の移動体4が飛行体であることにより、第1の場所または第2の場所が、人がアクセスすることが難しい場所や、吸着剤21を搬送する管等を配置することが難しい場所であっても、容易に第1の場所と第2の場所との間で吸着剤21を搬送することができ、また、人件費を削減することができる。
また、第2の場所が上空に位置する場合は、例えば第2の場所を第1の場所の真上に位置させることで、飛行体である第1の移動体4により吸着剤21を短時間で搬送することができる。第2の場所が建造物の屋上の場合は、飛行体である第1の移動体4を利用することで、建造物の内部を通って吸着剤21を搬送するよりも効率よく吸着剤21を搬送することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る二酸化炭素回収方法および二酸化炭素回収システム1Aについて説明する。
本実施の形態に係る二酸化炭素回収システム1Aは、基本的な構成は実施の形態1の二酸化炭素回収システム1と同様であるため、異なる点を中心に説明する。
図3は、実施の形態2に係る二酸化炭素回収システム1Aのブロック図である。図3に示すように、二酸化炭素回収システム1Aは、二酸化炭素回収装置2と、第1の移動体4と、流体機器5と、分離装置6とを備える。
実施の形態2に係る二酸化炭素回収システム1Aは、実施の形態1に係る二酸化炭素回収システム1が備える交換装置3に代えて、分離装置6を備える。
分離装置6は、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離する機能を有する。分離装置6は、加熱器を備えてもよく、吸着剤を加熱(例えば、60~120℃に加熱)することで、二酸化炭素を分離させてもよい。加熱温度は、吸着剤21の具体的な材質によって適宜変更してもよい。あるいは分離装置6は、真空ポンプを備えてもよく、吸着剤を減圧条件下に置くことで、二酸化炭素を分離させてもよい。
分離装置6は、二酸化炭素回収装置2が配置される場所(第1の場所)から離間した場所(第2の場所)に配置される。分離装置6は、例えば建造物の屋上に設けられる。すなわち、第2の場所は、例えば建造物の屋上である。分離装置6は、例えば気球、飛行船または飛行機等の航空機に設けられていてもよい。すなわち、第2の場所は、上空に位置していてもよい。
分離装置6によって吸着剤21から分離された二酸化炭素は、例えば、ボンベ等の貯蔵容器に貯蔵され、他の場所に運搬されて使用されてもよい。
第1の移動体4は、第1の場所と第2の場所との間で、吸着剤21を搬送する機能を有する。第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2から分離装置6へ二酸化炭素を吸着した吸着剤21を搬送し、この吸着剤21と異なる二酸化炭素を吸着していない吸着剤21(分離装置6によって二酸化炭素が分離された吸着剤21)を、分離装置6から二酸化炭素回収装置2へ搬送する。
なお、第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2から分離装置6へ二酸化炭素を吸着した吸着剤21を搬送し、分離装置6によってこの吸着剤21から二酸化炭素が分離された後、二酸化炭素が分離されたこの吸着剤21を、分離装置6から二酸化炭素回収装置2へ搬送してもよい。
また、第1の移動体4は、二酸化炭素回収装置2から分離装置6への吸着剤21の搬送のみを行う第1の移動体4と、分離装置6から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送のみを行う第1の移動体4とを含んでもよい。
この場合、一の第1の移動体4による二酸化炭素回収装置2から分離装置6への吸着剤21の搬送と、他の第1の移動体4による分離装置6から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送とのうち、いずれか一方の搬送が他方の搬送の先に行われてもよい。
また、一の第1の移動体4によって二酸化炭素回収装置2から分離装置6への吸着剤21の搬送が行われるのと並行して、他の第1の移動体4によって分離装置6から二酸化炭素回収装置2への吸着剤21の搬送が行われてもよい。
次に、二酸化炭素回収システム1Aを用いた二酸化炭素回収方法について説明する。二酸化炭素回収システム1Aを用いた二酸化炭素回収方法は、吸着工程と、第1の搬送工程と、第2の搬送工程と、分離工程と、を備える。
吸着工程では、流体機器5が有する送風機51aが発生させる気流または外風を利用して、二酸化炭素を吸着剤21に吸着させる。
第1の搬送工程では、吸着工程において二酸化炭素を吸着した吸着剤21が、第1の移動体4によって二酸化炭素回収装置2から分離装置6に搬送される。
分離工程は、第1の搬送工程の後に行われる。分離工程において、分離装置6は、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離する。
第2の搬送工程では、分離装置6によって二酸化炭素が分離された吸着剤21(二酸化炭素を吸着していない吸着剤21)は、第1の移動体4によって分離装置6から二酸化炭素回収装置2に搬送される。
以上説明したように、本実施の形態に係る二酸化炭素回収方法は、第1の搬送工程の後、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離する分離工程をさらに有する。
これにより、第1の場所とは異なる場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離することができる。したがって、第1の場所に配置する装置を大型化することなく、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離することができる。
また、本実施の形態に係る二酸化炭素回収方法においては、分離工程では、第2の場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離する。
これにより、第1の場所と異なる第2の場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離することができる。したがって、第1の場所よりもスペースの制約が少ない第2の場所において分離工程を行えるため、例えば大型で分離効率の高い分離装置を用いて分離工程を行うことができ、二酸化炭素の回収効率が向上する。
また、本実施の形態に係る二酸化炭素回収システム1Aは、二酸化炭素を吸着する吸着剤21と、流体機器5の送風機51aで生じる気流または外風が当たる位置に配置され、吸着剤21を内部に収容可能な保持部22と、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から、二酸化炭素を分離する分離装置6と、保持部22から分離装置6までの経路の少なくとも一部の区間で吸着剤21を搬送する第1の移動体4と、を備える。
第1の移動体4により、保持部22から分離装置6までの経路の少なくとも一部の区間で吸着剤21を搬送することで、この区間において吸着剤21を搬送するための管等の構成を配置する必要がなく、スペースの制約が少ない二酸化炭素回収システムを提供することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る二酸化炭素回収方法および二酸化炭素回収システム1Bについて説明する。
本実施の形態に係る二酸化炭素回収システム1Bは、基本的な構成は実施の形態1の二酸化炭素回収システム1、または実施の形態2の二酸化炭素回収システム1Aと同様であるため、異なる点を中心に説明する。
図4は、実施の形態3に係る二酸化炭素回収システム1Bのブロック図である。 図4に示すように、二酸化炭素回収システム1Bは、二酸化炭素回収装置2と、交換装置3と、第1の移動体4と、流体機器5と、分離装置6と、第2の移動体7を備える。
本実施の形態に係る分離装置6は、二酸化炭素回収装置2が配置される第1の場所、および交換装置3が配置される第2の場所と異なる第3の場所に配置される。第3の場所は、例えば工場の敷地である。
第2の移動体7は、交換装置3が配置される第2の場所と、分離装置6が配置される第3の場所との間で、吸着剤21を搬送する機能を有する。
第2の移動体7は、交換装置3から分離装置6へ二酸化炭素を吸着した吸着剤21を搬送し、この吸着剤21と異なる二酸化炭素を吸着していない吸着剤21を、分離装置6から交換装置3へ搬送する。本実施の形態3における第2の移動体7は、第1の移動体4よりも大型の飛行体(例えば、気球、飛行船または飛行機等の航空機)である。
第2の移動体7は、第1の移動体4よりも大型の飛行体であるため、第1の移動体4よりも多くの吸着剤21をまとめて搬送することができる。また、第2の移動体7は、大型の飛行体であるため、第1の移動体4よりも少ないエネルギーで長距離を移動可能である。例えば、交換装置3が吸着剤21を第1の移動体4から受け取って保管しておき、第2の移動体7により交換装置3に保管された吸着剤21をまとめて搬送することで、効率的に吸着剤21を搬送することができる。
なお、第2の移動体7は、交換装置3から分離装置6への吸着剤21の搬送のみを行う第2の移動体7と、分離装置6から交換装置3への吸着剤21の搬送のみを行う第2の移動体7とを含んでもよい。
この場合、一の第2の移動体7による交換装置3から分離装置6への吸着剤21の搬送と、他の第2の移動体7による分離装置6から交換装置3への吸着剤21の搬送とのうち、いずれか一方の搬送が他方の搬送の先に行われてもよい。
また、一の第2の移動体7によって交換装置3から分離装置6への吸着剤21の搬送が行われるのと並行して、他の第2の移動体7によって分離装置6から交換装置3への吸着剤21の搬送が行われてもよい。
本実施の形態において、交換装置3が建造物の屋上に配置される場合、第2の移動体7を屋上に着地させ、交換装置3と第2の移動体7との間で吸着剤21を移動させることができる。
また、交換装置3が上空の気球、飛行船または飛行機等の航空機に設けられている場合(第2の場所が上空に位置する場合)、交換装置3が配置される航空機をそのまま第2の移動体7として用いてもよい。
次に、二酸化炭素回収システム1Bを用いた二酸化炭素回収方法について説明する。二酸化炭素回収システム1Bを用いた二酸化炭素回収方法は、実施の形態1Aに係る二酸化炭素回収方法と、基本的な工程は同様であるため、異なる点を中心に説明する。
二酸化炭素回収システム1Bを用いた二酸化炭素回収方法は、第1の搬送工程の後、分離工程の前に第3の搬送工程をさらに有し、また、第4の搬送工程をさらに有する。
第3の搬送工程では、二酸化炭素を吸着した吸着剤21が、交換装置3が配置される第2の場所から、分離装置6が配置される第3の場所に、第2の移動体7によって搬送される。すなわち、第3の搬送工程では、二酸化炭素を吸着した吸着剤21は、第2の場所から第3の場所に搬送される。
第4の搬送工程では、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21が、第3の場所から第2の場所に、第2の移動体7によって搬送される。すなわち、第4の搬送工程では、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21は、第3の場所から第2の場所に搬送される。
この場合において、分離工程では、第3の場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素が分離装置6によって分離される。
なお、第3の搬送工程において吸着剤21を搬送する第2の移動体7と、第4の搬送工程において吸着剤21を搬送する第2の移動体7とは、同じ第2の移動体7であってもよく、異なる第2の移動体7であってもよい。
また、第3の搬送工程および第4の搬送工程はいずれか一方が先に行われてもよく、第3の搬送工程および第4の搬送工程が並行して行われてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る二酸化炭素回収方法は、第1の搬送工程の後、分離工程の前に、二酸化炭素を吸着した吸着剤21を、第2の場所から第3の場所に搬送する第3の搬送工程と、二酸化炭素を吸着していない吸着剤21を、第3の場所から第2の場所に搬送する第4の搬送工程と、をさらに有し、分離工程では、第3の場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離する。
これにより、第1の場所および第2の場所と異なる第3の場所において、二酸化炭素を吸着した吸着剤21から二酸化炭素を分離することができる。したがって、第1の場所および第2の場所よりもスペースの制約が少ない工場等の第3の場所において分離工程を行えるため、より大型で分離効率の高い分離装置を用いて分離工程を行うことができ、二酸化炭素の回収効率がより向上する。
なお、本開示の技術的範囲は前記実施の形態に限定されず、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施の形態1~3において、第1の移動体4は、飛行体(例えば、ドローン、または飛行可能な任意のロボット)でなく、地上を移動するものであってもよい。この場合、第1の移動体4は、例えば地上を移動可能な任意のロボット、または吸着剤21を搬送可能なアームを備える車両である。このような地上を移動する第1の移動体4を利用することで、悪天候であっても、第1の場所と第2の場所との間で吸着剤21を確実に搬送することができる。
また、この場合、実施の形態1または3においては、交換装置3が配置される第2の場所は車両に位置してもよく、実施の形態2においては、分離装置6が配置される第2の場所は車両に位置してもよい。
実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法において、このような特徴を採用する場合、悪天候であっても、第1の場所と第2の場所との間で、地上を移動する移動体を利用して吸着剤21を確実に搬送することができる。また、第2の場所が車両に位置しているため、この車両を移動させることで、第1の場所に近い地上の任意の場所に第2の場所を移動させて搬送を行うことができる。これにより、周辺の状況等に応じた適切な場所を第2の場所として設定し、第1の場所と第2の場所との間で吸着剤21を搬送することができる。
また、実施の形態3に係る二酸化炭素回収方法において、このような特徴を採用する場合、交換装置3が配置される第2の場所と、分離装置6が配置される第3の場所との間で、吸着剤21を搬送する第2の移動体7は車両であってもよい。このような車両である第2の移動体7を利用することで、悪天候であっても、第2の場所と第3の場所との間で吸着剤21を確実に搬送することができる。この場合、交換装置3が配置される車両をそのまま第2の移動体7として用いてもよい。
また、上述した実施の形態1~3において、二酸化炭素回収システム1、1A、1Bは、流体機器5として、気流を発生させる任意の機器を採用することができる。例えば、二酸化炭素回収システム1、1A、1Bは、流体機器5が有する送風機として、図5に示すように、建物53の外壁に設けられた換気扇54を備えていてもよい。さらに、換気扇54を建物53の外側から覆うフード55の下部に、保持部22Aを設けてもよい。図5に示す保持部22Aは、建物53の壁面から略水平に延びており、保持部22Aの上部に吸着剤21を保持することができる。換気扇54が建物53に吸い込む気流、あるいは換気扇54が建物53から排出する気流は、フード55の下部を通過する。このため、保持部22Aに吸着剤21が保持されると、気流が吸着剤21に当たる。
このような形態に係る二酸化炭素回収方法において、流体機器が有する送風機は、換気扇54または空気調和システムの室外機51が有する送風機(ファン)51aである。
これにより、換気扇54や流体機器5が設置されている任意の建造物等を第1の場所として設定することができるため、第1の場所の設定に関する制限が緩和され、スペースの制約がより少なくなる。
また、二酸化炭素回収システム1は、流体機器5を備えていなくてもよい。この場合、二酸化炭素回収装置2の保持部22は、外風の空気を取り込み可能に構成されていればよく、二酸化炭素回収装置2の吸着剤21は、外風の空気に含まれる二酸化炭素を吸着するように構成されていればよい。
また、上述した実施の形態1~3において、二酸化炭素回収システム1、1A、1Bは不図示の制御部を備えていてもよく、制御部により、二酸化炭素回収システム1、1A、1Bの一つまたは複数の構成要素を制御するように構成されていてもよい。
制御部としては、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを用いることができる。また、制御部は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した二酸化炭素回収システム1、1A、1Bが備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部における処理を行ってもよい。また、制御部以外のハードウェアが、上述した処理を行ってもよい。
ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS及び周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネット又はWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。尚、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に二酸化炭素回収システム1が備える各構成で合体される構成であってもよく、また、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバ又はクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上記した複数の実施の形態の構成または工程を組み合わせたり、各構成要素または各工程を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1、1A、1B…二酸化炭素回収システム 2…二酸化炭素回収装置 3…交換装置 4…第1の移動体(移動体) 5…流体機器 6…分離装置 7…第2の移動体 21…吸着剤 22…保持部 51…室外機 51a…送風機(室外機が有するファン)

Claims (9)

  1. 屋外の第1の場所において、流体機器が有する送風機が発生させる気流または外風を利用して、前記屋外の大気に含まれる二酸化炭素を吸着剤に吸着させる吸着工程と、
    二酸化炭素を吸着した前記吸着剤を、移動体によって、前記第1の場所から第2の場所に搬送する第1の搬送工程と、
    二酸化炭素を吸着していない吸着剤を、移動体によって、前記第2の場所から前記第1の場所に搬送する第2の搬送工程と、
    を有する、二酸化炭素回収方法。
  2. 前記移動体は自動で前記吸着剤を搬送する、請求項1に記載の二酸化炭素回収方法。
  3. 前記第2の場所は、上空に位置し、または建造物の屋上であり、
    前記第1の搬送工程における前記移動体、および前記第2の搬送工程における前記移動体は、いずれも飛行体である、
    請求項1に記載の二酸化炭素回収方法。
  4. 前記第2の場所は、車両に位置し、
    前記第1の搬送工程における前記移動体、および前記第2の搬送工程における前記移動体は、いずれも地上を移動する、
    請求項1に記載の二酸化炭素回収方法。
  5. 前記流体機器が有する前記送風機は、換気扇または空気調和システムの室外機が有するファンである、請求項1から4のいずれか一項に記載の二酸化炭素回収方法。
  6. 前記第1の搬送工程の後、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤から二酸化炭素を分離する分離工程をさらに有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の二酸化炭素回収方法。
  7. 前記分離工程では、前記第2の場所において、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤から二酸化炭素を分離する、請求項6に記載の二酸化炭素回収方法。
  8. 前記第1の搬送工程の後、前記分離工程の前に、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤を、前記第2の場所から第3の場所に搬送する第3の搬送工程と、
    二酸化炭素を吸着していない前記吸着剤を、前記第3の場所から前記第2の場所に搬送する第4の搬送工程と、
    をさらに有し、
    前記分離工程では、前記第3の場所において、二酸化炭素を吸着した前記吸着剤から二酸化炭素を分離する、
    請求項6に記載の二酸化炭素回収方法
  9. 屋外の大気に含まれる二酸化炭素を吸着する吸着剤と、
    屋外に設置された流体機器の送風機で生じる気流または外風が当たる位置に配置され、前記吸着剤を内部に収容可能な保持部と、
    二酸化炭素を吸着した前記吸着剤から、二酸化炭素を分離する分離装置と、
    二酸化炭素を吸着した前記吸着剤を前記保持部から前記分離装置まで搬送し、二酸化炭素を吸着していない吸着剤を前記分離装置から前記保持部に搬送する移動体と、
    を備え、
    前記吸着剤は、前記流体機器が有する前記送風機が発生させる前記気流または前記外風を利用して、前記屋外の大気中の二酸化炭素を吸着する、二酸化炭素回収システム。
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