実施例の説明において、各部、面、層または基板などが各部、面、層たは基板などの「上(on)」にまたは「下(under)」に形成されると記載される場合において、「上(on)」と「下(under)」は、「直接(directly)」または「他の構成要素を介して(indirectly)」形成されるものをいずれも含む。また、各構成要素の上または下に関する基準は、図面を基準に説明する。図面における各構成要素の大きさは、説明のため誇張し得、実際に適用される大きさを意味するものではない。
実施例による上部電極は、半導体素子を製造するための製造装置に使用される部品であってもよい。すなわち、前記上部電極は、前記半導体素子の製造装置の一部を構成する部品であってもよい。
前記上部電極は、半導体素子を製造するためのプラズマ処理装置に使用される部品であってもよい。前記上部電極は、半導体基板を選択的にエッチングするためのプラズマエッチング装置に使用される部品であってもよい。
前記上部電極は、プラズマを噴射するため上部電極アセンブリの一部を構成する部品であってもよい。
また、前記上部電極は、ウエハを収容し、プラズマ領域を限定するアセンブリの一部を構成する部品であってもよい。
図1は、一実施例による上部電極を示した斜視図である。図2は、一実施例による上部電極の一断面を示した断面図である。
図1及び図2を参照すると、実施例による上部電極220は、円形プレートの形状を有していてもよい。実施例による上部電極220は、厚さが半径方向に漸次変化する形状を有していてもよい。
前記上部電極220は、第1上面221、第1下面222、及び第1側面223を含む。
前記第1上面221及び前記第1下面222は、互いに対向する。
前記第1上面221は、プラズマを形成するため気体が流入する領域に位置していてもよい。前記第1上面221は、全体的に扁平であってもよい。前記第1上面221は、段差または屈曲を実質的に含まないものであってもよい。
前記第1下面222は、前記プラズマ領域114に位置していてもよい。前記第1下面222は、屈曲を含んでいてもよい。前記第1下面222は、半径方向に屈曲を有していてもよい。前記第1下面222の一部は、屈曲し、一部は、扁平であってもよい。
前記第1側面223は、前記第1上面221から前記第1下面222に延びる。前記第1側面223は、前記上部電極220の外周面であってもよい。
前記上部電極220は、多数個の貫通孔226を含む。前記貫通孔226は、前記第1上面221から前記第1下面222に延びる。前記貫通孔226を介して、前記第1上面221から前記上部電極220の下にプラズマが噴射し得る。
前記貫通孔226の直径は、約0.3mm~約1mmであってもよい。
前記第1側面223に段差が形成されていてもよい。すなわち、前記第1側面223の一部及び前記第1側面223の他の一部は、互いに異なる平面に配置されていてもよい。これによって、前記上部電極220は、前記第1側面223に段差部225を含んでいてもよい。
前記段差部225は、前記半導体素子の製造装置に使用される他の部品に掛かるか、結合されていてもよい。
前記第1側面223には段差が形成されず、全体的に扁平であってもよい。すなわち、前記第1側面223において、前記段差部が省略し得る。
前記上部電極220は、中心から特定の半径における厚さを有していてもよい。すなわち、前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さは、前記中心から前記第1上面221と扁平な水平方向であって、半径によって決定することができる。
前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さ方向は、前記第1上面221に対して垂直であってもよい。前記上部電極220は、線対称構造を有していてもよい。すなわち、前記上部電極220は、前記第1上面221の中心を垂直に通過する中心線(C)を基準に、線対称構造を有していてもよい。このとき、前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さ(T)は、前記半径(R)の関数(T(R))であってもよい。すなわち、前記上部電極220は、同じ半径において、実質的に同じ厚さを有していてもよい。
また、前記半径(R)は、前記第1下面222の中心から水平方向及び半径方向への距離である。前記水平方向は、前記第1上面221と実質的に平行であってもよい。また、前記水平方向は、前記厚さ方向と実質的に垂直になっていてもよい。
また、厚さ変化率は、半径変化による厚さ変化であってもよい。前記厚さ変化率は、前記厚さ変化を前記半径変化で除した値であってもよい。すなわち、前記厚さ変化率は、前記厚さを前記半径で微分した値であってもよい。
前記厚さ変化率は、下記の数式1から導出することができる。
[数式1]
dTR=(T11-T12)/(R11-R12)
ここで、前記dTRは、厚さ変化率であり、前記T1は、前記半径MR1における厚さであり、前記T2は、前記半径MR2における厚さである。
前記上部電極220の厚さは、厚さ測定器によって測定することができる。また、前記上部電極220の厚さは、前記第1上面221を基準に、前記第1下面222まで前記水平方向に対して垂直方向に測定することができる。前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さは、多数個の測定地点でそれぞれ測定することができる。前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さは、約0.2mm~約0.4mmのうち1つの測定間隔で測定することができる。前記測定地点の間の間隔は、約0.2mm~約0.4mmのうち1つを選択することができる。前記第1上面221から前記第1下面222までの厚さは、前記測定間隔ごとに測定することができる。前記測定間隔は、互いに隣接した測定地点の間の半径差であってもよい。
また、前記厚さ変化率は、前記測定間隔別に算出することができる。すなわち、前記厚さ変化率は、互いに隣接した測定地点の間で計算することができる。すなわち、上記数式1において、前記MR1-MR2は、前記測定間隔であってもよい。前記MR1-MR2は、0.2mm~約0.4mmであってもよい。前記測定間隔は、約0.2mm、0.25mm、0.3mm、0.35mmまたは0.4mmのうち1つを選択することができる。
図2に示されたように、前記第1下面222は、第1プロファイル(P1)、第2プロファイル(P2)、第3プロファイル(P3)、第4プロファイル(P4)、及び第5プロファイル(P5)を含んでいてもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に配置されていてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心から第1半径(R1)までであってもよい。前記第1プロファイル(P1)は、上部から見たとき、円状を有していてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に対応することができる。
前記第1半径(R1)は、約7.5mm~約9.5mmのうち1つであってもよい。前記第1半径(R1)は、約8mm~9mmのうち1つであってもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、第1厚さ変化率を有していてもよい。このとき、前記第1厚さ変化率は、前記第1プロファイル(P1)で測定された厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、約-0.1~約0であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.09~約0であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.085~約0であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心(C)から外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心(C)で0に近接し、外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。
また、前記第1プロファイル(P1)において、前記第1下面222の中心(C)における前記第1厚さ変化率は、約-0.01~約0.01のうち1つであり、前記第1半径(R1)における前記第1厚さ変化率は、約-0.09~約-0.07のうち1つであってもよい。
前記第1厚さ変化率は、前記中心(C)から前記第1半径(R1)に行くほど、約-0.01~約0.01のうち1つから約-0.09~約-0.07のうち1つまで徐々に小さくなり得る。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)よりもさらに外側に配置される。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲を囲むものであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第2プロファイル(P2)と前記第1プロファイル(P1)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、環状を有していてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、ドーナツ状を有していてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から第2半径(R2)までであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から前記第2半径(R2)までの領域であってもよい。前記第2半径(R2)は、前記第1半径(R1)よりもさらに大きくてもよい。
前記第2半径(R2)は、約11mm~約14mmのうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)は、約12mm~約13mmのうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)は、12mm~約12.6mmのうち1つであってもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、第2厚さ変化率を有していてもよい。前記第2厚さ変化率は、前記第2プロファイル(P2)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第2厚さ変化率は、約-0.12~約-0.08であってもよい。前記第2厚さ変化率は、約-0.119~約-0.083であってもよい。前記第2厚さ変化率は、約-0.10~約-0.09であってもよい。
前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。すなわち、前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、最も内側で最大値を有し、最も外側で最小値を有していてもよい。
前記第1半径(R1)における前記第2厚さ変化率は、約-0.07~-0.09のうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)における前記第2厚さ変化率は、約-0.115~約-0.122のうち1つであってもよい。
前記第2厚さ変化率は、前記第1半径(R1)から前記第2半径(R2)に行くほど、約-0.07~-0.09のうち1つから約-0.115~約-0.122のうち1つまで徐々に減少し得る。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外側に配置される。前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)及び前記第2プロファイル(P2)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第3プロファイル(P3)と前記第2プロファイル(P2)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から第3半径(R3)までであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)までの領域であってもよい。前記第3半径(R3)は、前記第2半径(R2)よりもさらに大きくてもよい。
前記第3半径(R3)は、約54mm~約60mmのうち1つであってもよい。前記第3半径(R3)は、約55mm~約59mmのうち1つであってもよい。前記第3半径(R3)は 56.5mm~約58.5mmのうち1つであってもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、第3厚さ変化率を有していてもよい。前記第3厚さ変化率は、前記第3プロファイル(P3)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第3厚さ変化率は、約-0.115~約-0.122であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.116~約-0.121であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.117~約-0.120であってもよい。
前記第3プロファイル(P3)における前記第3厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)における前記第3厚さ変化率は、偏差が小さくてもよい。前記第3厚さ変化率の偏差は、0.006未満であってもよい。前記第3厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。前記第3厚さ変化率の偏差は、0.004未満であってもよい。
前記第2半径(R2)における前記第3厚さ変化率は、約-0.115~-0.122のうち1つであってもよい。前記第3半径(R3)における前記第3厚さ変化率は、約-0.115~約-0.122のうち1つであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外側に配置される。前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、及び前記第3プロファイル(P3)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第4プロファイル(P4)と前記第3プロファイル(P3)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から第4半径(R4)までであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)までの領域であってもよい。前記第4半径(R4)は、前記第3半径(R3)よりもさらに大きくてもよい。
前記第4半径(R4)は、約86mm~約92mmのうち1つであってもよい。前記第4半径(R4)は、約87mm~約91mmのうち1つであってもよい。前記第4半径(R4)は、87mm~約90mmのうち1つであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、第4厚さ変化率を有していてもよい。前記第4厚さ変化率は、前記第4プロファイル(P4)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第4厚さ変化率は、約-0.121~約0であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約-0.120~約0であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約-0.120~約0.003であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約-0.08~約-0.03であってもよい。
前記第4プロファイル(P4)における前記第4厚さ変化率は、外郭に行くほど、徐々に大きくなり得る。
前記第3半径(R3)における前記第4厚さ変化率は、約-0.115~-0.122のうち1つであってもよい。前記第4半径(R4)における前記第4厚さ変化率は、約-0.01~約0.01のうち1つであってもよい。
前記第4厚さ変化率は、前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)に行くほど、約-0.115~-0.122のうち1つから-0.01~約0.01のうち1つまで徐々にさらに大きくなり得る。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外側に配置される。前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、及び前記第4プロファイル(P4)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第5プロファイル(P5)と前記第4プロファイル(P4)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から第5半径(R5)までであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から前記第5半径(R5)までの領域であってもよい。前記第5半径(R5)は、前記第4半径(R4)よりもさらに大きくてもよい。また、前記第5半径(R5)は、前記上部電極220の外郭であってもよい。
前記第5半径(R5)は、約98mm~約105mmのうち1つであってもよい。前記第5半径(R5)は、約98mm~約102mmのうち1つであってもよい。前記第5半径(R5)は 98mm~約100mmのうち1つであってもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、第5厚さ変化率を有していてもよい。
前記第5厚さ変化率は、約-0.005~約0.005であってもよい。前記第5厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。前記第5厚さ変化率は、約-0.002~約0.002であってもよい。
前記第5プロファイル(P5)における前記第5厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)における前記第5厚さ変化率は、偏差が小さくてもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.006未満であってもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.003未満であってもよい。
前記第1下面222の中心における前記厚さは、約14mm~約20mmであってもよい。前記第1下面222の中心における前記厚さは、約15mm~約17mmであってもよい。
前記第5プロファイル(P5)における前記厚さは、約6mm~約10mmであってもよい。前記第5プロファイル(P5)における前記厚さは、約7mm~約9mmであってもよい。
また、前記上部電極220の全体半径は、前記第5半径(R5)と実質的に同一であってもよい。前記上部電極220の全体半径は、約98mm~約106mmであってもよい。
また、前記第1半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.075~0.095であってもよい。前記第2半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.11~0.14であってもよい。前記第3半径(R3)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.48~0.54であってもよい。前記第4半径(R4)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.88~0.92であってもよい。前記第5半径(R5)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.97~1であってもよい。
前記偏差は、各位置別厚さ変化率及び平均値の差の絶対値であってもよい。
また、前記上部電極220は、他の部品と締結するための締結溝(不図示)をさらに含んでいてもよい。このとき、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が無視された状態で、前記厚さを測定することができる。すなわち、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が満たされたと仮定して測定することができる。
上述したように、実施例による上部電極220は、前記半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、及び前記第5プロファイル(P5)は、上記のような範囲で厚さ変化率を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなる特徴を有していてもよい。すなわち、実施例による上部電極220の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなるプロファイルを有していてもよい。また、前記第5プロファイル(P5)は、適宜な幅を有し、かつ、全体的に扁平な形状を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中央部分にプラズマが集まることを抑制し、外郭にプラズマを適宜にガイドすることができる。
これによって、実施例による上部電極220は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
実施例による上部電極220は、中心から外郭にプラズマを適宜にガイドすることができる。すなわち、実施例による上部電極220は、全体的に均一にプラズマを形成し、かつ、前記プラズマに高い直進性を付与することができる。
これによって、前記上部電極220は、均一な厚さでエッチング工程を行うことができる。すなわち、前記上部電極220が具備された半導体素子の製造装置は、半導体基板のエッチング厚さを均一に調節することができる。
また、実施例による上部電極220は、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、実施例による上部電極220は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極220は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
図3は、他の実施例による上部電極の一断面を示した断面図である。図4は、他の実施例による上部電極の一断面を拡大して示した断面図である。
図3及び図4に示されたように、前記第1下面222は、第1プロファイル(P1)、第2プロファイル(P2)、第3プロファイル(P3)、第4プロファイル(P4)、第5プロファイル(P5)、第6プロファイル(P6)、及び第7プロファイル(P7)を含んでいてもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に配置されていてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心から第1半径(R1)までであってもよい。前記第1プロファイル(P1)は、上部から見たとき、円状を有していてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に対応することができる。
前記第1半径(R1)は、約3mm~約5mmのうち1つであってもよい。前記第1半径(R1)は、約3.5mm~4.5mmのうち1つであってもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、第1厚さ変化率を有していてもよい。このとき、前記第1厚さ変化率は、前記第1プロファイル(P1)で測定された厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、約-0.385~約0であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.30~約-0.1であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.25~約-0.15であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心から外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。前記第1厚さ変化率は、約-0.385~約0の範囲内で、前記下面の中心から外郭に行くほど、徐々に減少し得る。
前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心で0に近接し、外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。また、前記第1プロファイル(P1)において、前記第1下面222の中心における前記第1厚さ変化率は、約-0.01~約0.01のうち1つであり、前記第1半径(R1)における前記第1厚さ変化率は、約-0.36~約-0.39のうち1つであってもよい。
前記第1厚さ変化率は、前記中心から前記第1半径(R1)に行くほど、約-0.01~約0.01のうち1つから約-0.36~約-0.39のうち1つまで漸次減少し得る。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)よりもさらに外側に配置される。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲を囲むものであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第2プロファイル(P2)と前記第1プロファイル(P1)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、環状を有していてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、ドーナツ状を有していてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から第2半径(R2)までであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から前記第2半径(R2)までの領域であってもよい。前記第2半径(R2)は、前記第1半径(R1)よりもさらに大きくてもよい。
前記第2半径(R2)は、約8mm~約10mmのうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)は、約8.5mm~約9.5mmのうち1つであってもよい。
前記第2プロファイル(P2)の幅は、約3mm~約7mmであってもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、第2厚さ変化率を有していてもよい。前記第2厚さ変化率は、前記第2プロファイル(P2)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第2厚さ変化率は、約-0.37~約-0.39であってもよい。前記第2厚さ変化率は、約-0.375~約-0.385であってもよい。
前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、ほぼ一定であってもよい。すなわち、前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、最も内側及び最も外側で実質的に類似値を有していてもよい。
前記第1半径(R1)における前記第2厚さ変化率は、約-0.37~-0.39であってもよい。前記第2半径(R2)における前記第2厚さ変化率は、約-0.37~約-0.39であってもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外側に配置される。前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)及び前記第2プロファイル(P2)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第3プロファイル(P3)と前記第2プロファイル(P2)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から第3半径(R3)までであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)までの領域であってもよい。前記第3半径(R3)は、前記第2半径(R2)よりもさらに大きくてもよい。
前記第3半径(R3)は、約75mm~約85mmであってもよい。前記第3半径(R3)は、約77mm~約83mmであってもよい。前記第3半径(R3)は、78mm~約82mmであってもよい。
前記第3プロファイルの幅は、65mm~約78mmであってもよい。前記第3プロファイルの幅は、67mm~約76mmであってもよい。前記第3プロファイルの幅は、68mm~約75mmであってもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、第3厚さ変化率を有していてもよい。前記第3厚さ変化率は、前記第3プロファイル(P3)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第3厚さ変化率は、約-0.385~約0であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.3~約-0.1であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.25~約-0.15であってもよい。
前記第3プロファイル(P3)における前記第3厚さ変化率は、前記半径が増加するほど、漸次増加し得る。すなわち、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)に行くほど、前記第3厚さ変化率は、徐々にさらに大きくなり得る。前記第3厚さ変化率は、前記下面の中心から前記外郭に行くほど、徐々に大きくなり得る。前記第3厚さ変化率は、約-0.385~約0の範囲内で、前記下面の中心から前記外郭に行くほど、徐々に大きくなり得る。
前記第2半径(R2)における前記第3厚さ変化率は、約-0.37~約-0.38のうち1つであってもよい。前記第3半径(R3)における前記第3厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。
前記第3厚さ変化率は、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)に行くほど、約-0.37~約-0.38のうち1つから約-0.003~約0.003のうち1つまで徐々にさらに大きくなり得る。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外側に配置される。前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、及び前記第3プロファイル(P3)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第4プロファイル(P4)と前記第3プロファイル(P3)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から第4半径(R4)までであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)までの領域であってもよい。前記第4半径(R4)は、前記第3半径(R3)よりもさらに大きくてもよい。
前記第4半径(R4)は、約108mm~約114mmであってもよい。前記第4半径(R4)は、約109mm~約113mmであってもよい。前記第4半径(R4)は、110mm~約112mmであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、第4厚さ変化率を有していてもよい。
前記第4厚さ変化率は、約0~約0.105であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約0.02~約0.8であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約0.03~約0.07であってもよい。
前記第4プロファイル(P4)における前記第4厚さ変化率は、前記半径が増加するほど、徐々にさらに大きくなり得る。前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)に行くほど、前記第4厚さ変化率は、徐々にさらに大きくなり得る。前記第4厚さ変化率は、約0~約0.105の範囲で、前記下面の中心から前記外郭に行くほど、徐々にさらに大きくなり得る。
前記第3半径(R3)における前記第4厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。前記第4半径(R4)における前記第4厚さ変化率は、約0.1~約0.11のうち1つであってもよい。
すなわち、前記第4厚さ変化率は、前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)に行くほど、約-0.003~約0.003のうち1つから約0.1~約0.11のうち1つまで徐々にさらに大きくなり得る。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外側に配置される。前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、及び前記第4プロファイル(P4)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第5プロファイル(P5)と前記第4プロファイル(P4)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から第5半径(R5)までであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から前記第5半径(R5)までの領域であってもよい。前記第5半径(R5)は、前記第4半径(R4)よりもさらに大きくてもよい。
前記第5半径(R5)は、約137mm~約142mmであってもよい。前記第5半径(R5)は、約138mm~約141mmであってもよい。前記第5半径(R5)は、138.5mm~約140.5mmであってもよい。
前記第5プロファイル(P5)の幅は、約24mm~約33mmであってもよい。前記第5プロファイル(P5)の幅は、約26mm~約31mmであってもよい。前記第5プロファイル(P5)の幅は、約27mm~約30mmであってもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、第5厚さ変化率を有していてもよい。前記第4厚さ変化率は、前記第5プロファイル(P5)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第5厚さ変化率は、約0.1~約0.11であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約0.102~約0.108であってもよい。
前記第4半径(R4)における前記第5厚さ変化率は、約0.1~0.11であってもよい。前記第5半径(R5)における前記第5厚さ変化率は、約0.1~約0.11であってもよい。
前記第5プロファイル(P5)における前記第5厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)における前記第5厚さ変化率は、偏差が小さくてもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.01未満であってもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.007未満であってもよい。前記第5厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)よりもさらに外側に配置される。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲を囲むものであってもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第6プロファイル(P6)と前記第5プロファイル(P5)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、上部から見たとき、環状を有していてもよい。前記第6プロファイル(P6)は、上部から見たとき、ドーナツ状を有していてもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、前記第5半径(R5)から第6半径(R6)までであってもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5半径(R5)から前記第6半径(R6)までの領域であってもよい。前記第6半径(R6)は、前記第5半径(R5)よりもさらに大きくてもよい。
前記第6半径(R6)は、約140mm~約142mmのうち1つであってもよい。前記第6半径(R6)は、約140.5mm~約141.5mmのうち1つであってもよい。
前記第6プロファイル(P6)の幅は、約1mm~約1.5mmであってもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、第6厚さ変化率を有していてもよい。前記第6厚さ変化率は、前記第6プロファイル(P6)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第6厚さ変化率は、約0~約0.1であってもよい。前記第6厚さ変化率は、約0.02~約0.08であってもよい。前記第6厚さ変化率は、約0.03~約0.07であってもよい。
前記第6プロファイル(P6)における前記第6厚さ変化率は、前記第5半径(R5)から前記第6半径(R6)に行くほど、徐々にさらに減少し得る。前記第6プロファイル(P6)における前記第6厚さ変化率は、最も内側から最も外側に行くほど、0~0.1の範囲内で、徐々にさらに減少し得る。
前記第5半径(R5)における前記第6厚さ変化率は、約0.1~0.11のうち1つであってもよい。前記第6半径(R6)における前記第6厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。
すなわち、前記第6厚さ変化率は、前記第5半径(R5)から前記第6半径(R6)に行くほど、約0.1~0.11のうち1つから約-0.003~約0.003のうち1つまで徐々にさらに減少し得る。
前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の外側に配置される。前記第7プロファイル(P7)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、及び前記第5プロファイル(P5)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第7プロファイル(P7)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第7プロファイル(P7)と前記第7プロファイル(P7)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第7プロファイル(P7)は、前記第6半径(R6)から第7半径(R7)までであってもよい。すなわち、前記第7プロファイル(P7)は、前記第6半径(R6)から前記第7半径(R7)までの領域であってもよい。前記第7半径(R7)は、前記第6半径(R6)よりもさらに大きくてもよい。
前記第7半径(R7)は、約144.5mm~約155mmであってもよい。前記第7半径(R7)は、約145mm~約152mmであってもよい。
前記第7プロファイル(P7)は、第7厚さ変化率を有していてもよい。
前記第7厚さ変化率は、約-0.005~約0.005であってもよい。前記第7厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。前記第7厚さ変化率は、約-0.002~約0.002であってもよい。
前記第7プロファイル(P7)における前記第7厚さ変化率は、前記半径が全体的に一定であってもよい。前記第6半径(R6)から前記第7半径(R7)に行くほど、前記第7厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。前記第7プロファイル(P7)における前記第7厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。前記第7プロファイル(P7)における前記第7厚さ変化率の偏差は、0.003未満であってもよい。前記第7プロファイル(P7)における前記第7厚さ変化率の偏差は、0.002未満であってもよい。
前記第6半径(R6)における前記第7厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。前記第7半径(R7)における前記第7厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。
前記第1下面222の中心における前記厚さは、約20mm~約28mmであってもよい。前記第1下面222の中心における前記厚さは、約22mm~約25mmであってもよい。
前記第3プロファイルと前記第4プロファイル(P4)が交わる領域における前記厚さは、約9mm~約12mmであってもよい。前記第3プロファイルと前記第4プロファイル(P4)が交わる領域における前記厚さは、約8mm~約13mmであってもよい。
前記第7プロファイル(P7)における前記厚さは、約11mm~約16mmであってもよい。前記第7プロファイル(P7)における前記厚さは、約10mm~約17mmであってもよい。
また、前記上部電極220の全体半径は、前記第7半径(R7)と実質的に同一であってもよい。前記上部電極220の全体半径は、約144mm~約155mmであってもよい。
前記偏差は、各位置別厚さ変化率及び平均値の差の絶対値であってもよい。
また、前記第1半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.015~0.035であってもよい。前記第2半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.05~0.07であってもよい。前記第3半径(R3)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.5~0.57であってもよい。前記第4半径(R4)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.72~0.76であってもよい。前記第5半径(R5)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.92~0.94であってもよい。前記第6半径(R6)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.935~0.955であってもよい。
前記第1プロファイル、前記第2プロファイル、及び前記第3プロファイルにおいて、前記中心から前記外郭に行くほど、厚さは、徐々にさらに小さくなり得る。また、前記第4プロファイル、前記第5プロファイル、及び前記第6プロファイルにおいて、前記中心から前記外郭に行くほど、厚さは、徐々にさらに大きくなり得る。
すなわち、前記第1厚さ変化率、前記第2厚さ変化率、及び前記第3厚さ変化率は、0よりも小さく、前記第4厚さ変化率、前記第5厚さ変化率、及び前記第6厚さ変化率は、0よりも大きくてもよい。
前記第1プロファイルの幅、前記第2プロファイルの幅、及び前記第3プロファイルの幅の和は、約75mm~約85mmであってもよい。前記第4プロファイルの幅、前記第5プロファイルの幅、及び前記第6プロファイルの幅の和は、約62mm~約67mmであってもよい。前記第1プロファイルの幅、前記第2プロファイルの幅、及び前記第3プロファイルの幅の和は、前記第4プロファイルの幅、前記第5プロファイルの幅、及び前記第6プロファイルの幅の和よりもさらに大きくてもよい。
前記第1プロファイルの幅、前記第2プロファイルの幅、及び前記第3プロファイルの幅の和と、前記第4プロファイルの幅、前記第5プロファイルの幅、及び前記第6プロファイルの幅の和との比率は、約51:49~約59:41であってもよい。
また、前記上部電極220は、他の部品と締結するための締結溝(不図示)をさらに含んでいてもよい。このとき、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が無視された状態で、前記厚さを測定することができる。すなわち、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が満たされたと仮定して測定することができる。
上述したように、実施例による上部電極220は、前記半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、前記第5プロファイル(P5)、前記第6プロファイル(P6)、及び前記第7プロファイル(P7)は、上記のような範囲で厚さ変化率を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなってから適宜に厚くなる特徴を有していてもよい。すなわち、実施例による上部電極220の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなってから厚くなるプロファイルを有していてもよい。また、前記第7プロファイル(P5)は、適宜な幅を有し、かつ、全体的に扁平な形状を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中央部分にプラズマを集めながら、外郭にプラズマを適宜にガイドすることができる。
これによって、実施例による上部電極220は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
実施例による上部電極220は、中心から外郭まで全体的にプラズマを適宜にガイドすることができる。すなわち、実施例による上部電極220は、全体的に均一にプラズマを形成し、かつ、前記プラズマに高い直進性を付与することができる。
これによって、前記上部電極220は、均一な厚さでエッチング工程を行うことができる。すなわち、前記上部電極220が具備された半導体素子の製造装置は、半導体基板のエッチング厚さを均一に調節することができる。
また、実施例による上部電極220は、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、実施例による上部電極220は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極220は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
図5は、さらに他の実施例による上部電極の一断面を示した断面図である。図6は、さらに他の実施例による上部電極の一断面を拡大して示した断面図である。
図5及び図6に示されたように、前記第1下面222は、第1プロファイル(P1)、第2プロファイル(P2)、第3プロファイル(P3)、第4プロファイル(P4)、第5プロファイル(P5)、第6プロファイル(P6)、第7プロファイル(P7)、及び第8プロファイル(P8)を含んでいてもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に配置されていてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心から第1半径(R1)までであってもよい。前記第1プロファイル(P1)は、上部から見たとき、円状を有していてもよい。前記第1プロファイル(P1)は、前記第1下面222の中心領域に対応することができる。
前記第1半径(R1)は、約3mm~約5mmのうち1つであってもよい。前記第1半径(R1)は、約3.5mm~4.5mmのうち1つであってもよい。
前記第1プロファイル(P1)は、第1厚さ変化率を有していてもよい。このとき、前記第1厚さ変化率は、前記第1プロファイル(P1)で測定された厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、約-0.25~約0であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.20~約0であってもよい。前記第1厚さ変化率は、約-0.15~約0であってもよい。
前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心から外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。前記第1厚さ変化率は、前記第1下面222の中心で0に近接し、外郭に行くほど、徐々にさらに小さくなり得る。
また、前記第1プロファイル(P1)において、前記第1下面222の中心における前記第1厚さ変化率は、約-0.01~約0.01のうち1つであり、前記第1半径(R1)における前記第1厚さ変化率は、約-0.25~約-0.23のうち1つであってもよい。
すなわち、前記第1厚さ変化率は、前記中心から前記第1半径(R1)に行くほど、約-0.01~約0.01のうち1つから約-0.25~約-0.23のうち1つまで徐々に小さくなり得る。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)よりもさらに外側に配置される。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲を囲むものであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1プロファイル(P1)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第2プロファイル(P2)と前記第1プロファイル(P1)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、環状を有していてもよい。前記第2プロファイル(P2)は、上部から見たとき、ドーナツ状を有していてもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から第2半径(R2)までであってもよい。前記第2プロファイル(P2)は、前記第1半径(R1)から前記第2半径(R2)までの領域であってもよい。前記第2半径(R2)は、前記第1半径(R1)よりもさらに大きくてもよい。
前記第2半径(R2)は、約16mm~約19mmのうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)は、約17mm~約18.5mmのうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)は、17mm~約18mmのうち1つであってもよい。
前記第2プロファイル(P2)の幅は、約12mm~約16mmであってもよい。
前記第2プロファイル(P2)は、第2厚さ変化率を有していてもよい。前記第2厚さ変化率は、前記第2プロファイル(P2)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第2厚さ変化率は、約-0.26~約-0.23であってもよい。前記第2厚さ変化率は、約-0.25~約-0.24であってもよい。前記第2厚さ変化率は、約-0.248~約-0.242であってもよい。
前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、ほぼ一定であってもよい。すなわち、前記第2プロファイル(P2)における前記第2厚さ変化率は、最も内側及び最も外側で実質的に類似値を有していてもよい。
前記第1半径(R1)における前記第2厚さ変化率は、約-0.26~-0.22のうち1つであってもよい。前記第2半径(R2)における前記第2厚さ変化率は、約-0.26~約-0.22のうち1つであってもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外側に配置される。前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)及び前記第2プロファイル(P2)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第3プロファイル(P3)は、前記第2プロファイル(P2)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第3プロファイル(P3)と前記第2プロファイル(P2)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から第3半径(R3)までであってもよい。すなわち、前記第3プロファイル(P3)は、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)までの領域であってもよい。前記第3半径(R3)は、前記第2半径(R2)よりもさらに大きくてもよい。
前記第3半径(R3)は、約69mm~約71mmであってもよい。前記第3半径(R3)は、約68mm~約72mmであってもよい。前記第3半径(R3)は、69.5mm~約70.7mmであってもよい。
前記第3プロファイル(P3)は、第3厚さ変化率を有していてもよい。前記第3厚さ変化率は、前記第3プロファイル(P3)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第3厚さ変化率は、約-0.2~約-0.05であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.16~約-0.08であってもよい。前記第3厚さ変化率は、約-0.15~約-0.1であってもよい。
前記第3プロファイル(P3)における前記第3厚さ変化率は、前記半径が増加するほど、漸次増加し得る。すなわち、前記第2半径(R2)から前記第3クラス(R3)に行くほど、前記第3厚さ変化率は、徐々にさらに大きくなり得る。
前記第2半径(R2)における前記第3厚さ変化率は、約-0.26~約-0.22のうち1つであってもよい。前記第3半径(R3)における前記第3厚さ変化率は、約-0.006~約0のうち1つであってもよい。
前記第3厚さ変化率は、前記第2半径(R2)から前記第3半径(R3)に行くほど、約-0.26~約-0.22のうち1つから約-0.006~約0のうち1つまで徐々にさらに大きくなり得る。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外側に配置される。前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、及び前記第3プロファイル(P3)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第4プロファイル(P4)は、前記第3プロファイル(P3)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第4プロファイル(P4)と前記第3プロファイル(P3)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から第4半径(R4)までであってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)は、前記第3半径(R3)から前記第4半径(R4)までの領域であってもよい。前記第4半径(R4)は、前記第3半径(R3)よりもさらに大きくてもよい。
前記第4半径(R4)は、約74mm~約76mmであってもよい。前記第4半径(R4)は、約74.3mm~約75.5mmであってもよい。前記第4半径(R4)は、74.5mm~約75.3mmであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)は、第4厚さ変化率を有していてもよい。前記第4厚さ変化率は、前記第4プロファイル(P4)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第4厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。前記第4厚さ変化率は、約-0.002~約0.002であってもよい。
前記第3半径(R3)における前記第4厚さ変化率は、約-0.003~0のうち1つであってもよい。前記第4半径(R4)における前記第4厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)における前記第4厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。すなわち、前記第4プロファイル(P4)における前記第4厚さ変化率は、偏差が小さくてもよい。前記第4厚さ変化率の偏差は、0.006未満であってもよい。前記第4厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。前記第4厚さ変化率の偏差は、0.003未満であってもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外側に配置される。前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、及び前記第4プロファイル(P4)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第5プロファイル(P5)は、前記第4プロファイル(P4)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第5プロファイル(P5)と前記第4プロファイル(P4)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から第5半径(R5)までであってもよい。すなわち、前記第5プロファイル(P5)は、前記第4半径(R4)から前記第5半径(R5)までの領域であってもよい。前記第5半径(R5)は、前記第4半径(R4)よりもさらに大きくてもよい。
前記第5半径(R5)は、約106mm~約108mmであってもよい。前記第5半径(R5)は、約106.5mm~約107.7mmであってもよい。前記第5半径(R5)は、106.8mm~約107.5mmであってもよい。
前記第5プロファイル(P5)は、第5厚さ変化率を有していてもよい。
前記第5厚さ変化率は、約0~約0.12であってもよい。前記第5厚さ変化率は、約0.03~約0.1であってもよい。前記第5厚さ変化率は、約0.04~約0.08であってもよい。
前記第5プロファイル(P5)における前記第5厚さ変化率は、前記半径が増加するほど、徐々にさらに大きくなり得る。前記第4半径(R4)から前記第5半径(R5)に行くほど、前記第5厚さ変化率は、徐々にさらに大きくなり得る。
前記第4半径(R4)における前記第5厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。前記第5半径(R5)における前記第5厚さ変化率は、約0.125~約0.132のうち1つであってもよい。
前記第5厚さ変化率は、前記第4半径(R4)から前記第5半径(R5)に行くほど、約-0.003~約0.003のうち1つから約0.125~約0.132のうち1つまで徐々にさらに大きくなり得る。
前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)よりもさらに外側に配置される。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲を囲むものであってもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5プロファイル(P5)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第6プロファイル(P6)と前記第5プロファイル(P5)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、上部から見たとき、環状を有していてもよい。前記第6プロファイル(P6)は、上部から見たとき、ドーナツ状を有していてもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、前記第5半径(R5)から第6半径(R6)までであってもよい。前記第6プロファイル(P6)は、前記第5半径(R5)から前記第6半径(R6)までの領域であってもよい。前記第6半径(R6)は、前記第5半径(R5)よりもさらに大きくてもよい。
前記第6半径(R6)は、約138mm~約139.5mmのうち1つであってもよい。前記第6半径(R6)は、約138.5mm~約139.5mmのうち1つであってもよい。
前記第6プロファイル(P6)の幅は、約30mm~約33.5mmであってもよい。
前記第6プロファイル(P6)は、第6厚さ変化率を有していてもよい。前記第6厚さ変化率は、前記第6プロファイル(P6)における厚さ変化率の平均値であってもよい。
前記第6厚さ変化率は、約0.13~約0.142であってもよい。前記第6厚さ変化率は、約0.13~約0.14であってもよい。前記第6厚さ変化率は、約0.132~約0.14であってもよい。前記第6厚さ変化率は、約0.133~約0.139であってもよい。
前記第6プロファイル(P6)における前記第6厚さ変化率は、ほぼ一定であってもよい。すなわち、前記第6プロファイル(P6)における前記第6厚さ変化率は、最も内側及び最も外側で実質的に類似値を有していてもよい。
前記第5半径(R5)における前記第6厚さ変化率は、約0.13~0.135のうち1つであってもよい。前記第6半径(R6)における前記第6厚さ変化率は、約0.132~約0.138のうち1つであってもよい。
前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の外側に配置される。前記第7プロファイル(P7)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、及び前記第5プロファイル(P5)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第7プロファイル(P7)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第7プロファイル(P7)は、前記第6プロファイル(P6)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第7プロファイル(P7)と前記第7プロファイル(P7)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第7プロファイル(P7)は、前記第6半径(R6)から第7半径(R7)までであってもよい。すなわち、前記第7プロファイル(P7)は、前記第6半径(R6)から前記第7半径(R7)までの領域であってもよい。前記第7半径(R7)は、前記第6半径(R6)よりもさらに大きくてもよい。
前記第7半径(R7)は、約141mm~約142.5mmであってもよい。前記第7半径(R7)は、約141mm~約142mmであってもよい。
前記第7プロファイル(P7)は、第7厚さ変化率を有していてもよい。
前記第7厚さ変化率は、約0~約0.13であってもよい。前記第7厚さ変化率は、約0.03~約0.1であってもよい。前記第7厚さ変化率は、約0.04~約0.08であってもよい。
前記第7プロファイル(P7)における前記第7厚さ変化率は、前記半径が増加するほど、徐々にさらに小さくなり得る。前記第6半径(R6)から前記第7半径(R7)に行くほど、前記第7厚さ変化率は、徐々にさらに小さくなり得る。
前記第6半径(R6)における前記第7厚さ変化率は、約0.132~約0.138のうち1つであってもよい。前記第7半径(R7)における前記第7厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。
前記第7厚さ変化率は、前記第6半径(R6)から前記第7半径(R7)に行くほど、約0.132~約0.138のうち1つから約-0.003~約0.003のうち1つに減少し得る。
前記第8プロファイル(P8)は、前記第7プロファイル(P7)の外側に配置される。前記第8プロファイル(P8)は、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、前記第5プロファイル(P5)、前記第6プロファイル(P6)、及び前記第7プロファイル(P7)を囲むものであってもよい。すなわち、前記第8プロファイル(P8)は、前記第1プロファイル(P1)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第2プロファイル(P2)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第3プロファイル(P3)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第4プロファイル(P4)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第5プロファイル(P5)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第6プロファイル(P6)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第7プロファイル(P7)の周囲に沿って延びていてもよい。前記第8プロファイル(P8)は、前記第7プロファイル(P7)の外郭と直接に接することができる。すなわち、前記第8プロファイル(P8)と前記第7プロファイル(P7)とは、互いに直接連結されていてもよい。
前記第8プロファイル(P8)は、前記第7半径(R7)から第8半径(R8)までであってもよい。すなわち、前記第8プロファイル(P8)は、前記第7半径(R7)から前記第8半径(R8)までの領域であってもよい。前記第8半径(R8)は、前記第7半径(R7)よりもさらに大きくてもよい。前記第8半径(R8)は、前記上部電極220の最も外郭に対応することができる。
前記第8半径(R8)は、約144.5mm~約150mmであってもよい。前記第8半径(R8)は、約145mm~約148mmであってもよい。
前記第8プロファイル(P8)は、第8厚さ変化率を有していてもよい。
前記第8厚さ変化率は、約-0.005~約0.005であってもよい。前記第8厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。前記第8厚さ変化率は、約-0.002~約0.002であってもよい。
前記第8プロファイル(P8)における前記第8厚さ変化率は、前記半径が全体的に一定であってもよい。前記第7半径(R7)から前記第8半径(R8)に行くほど、前記第8厚さ変化率は、全体的に一定であってもよい。前記第8プロファイル(P8)における前記第8厚さ変化率の偏差は、0.005未満であってもよい。前記第8プロファイル(P8)における前記第8厚さ変化率の偏差は、0.003未満であってもよい。前記第8プロファイル(P8)における前記第8厚さ変化率の偏差は、0.002未満であってもよい。
前記第7半径(R7)における前記第8厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。前記第8半径(R8)における前記第8厚さ変化率は、約-0.003~約0.003のうち1つであってもよい。
前記第1下面222の中心における前記厚さは、約15mm~約25mmであってもよい。前記第1下面222の中心における前記厚さは、約16mm~約22mmであってもよい。
前記第4プロファイル(P4)における前記厚さは、約6mm~約14mmであってもよい。前記第4プロファイル(P4)における前記厚さは、約7mm~約13mmであってもよい。
前記第8プロファイル(P8)における前記厚さは、約6mm~約14mmであってもよい。前記第8プロファイル(P8)における前記厚さは、約10mm~約20mmであってもよい。
また、前記上部電極220の全体半径は、前記第8半径(R8)と実質的に同一であってもよい。前記上部電極220の全体半径は、約144.5mm~約150mmであってもよい。
前記偏差は、各位置別厚さ変化率及び平均値の差の絶対値であってもよい。
また、前記第1半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.015~0.035であってもよい。前記第2半径(R1)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.10~0.13であってもよい。前記第3半径(R3)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.45~0.51であってもよい。前記第4半径(R4)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.49~0.53であってもよい。前記第5半径(R5)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.70~0.76であってもよい。前記第6半径(R6)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.94~0.96であってもよい。前記第7半径(R7)を前記上部電極220の全体半径で除した値は、0.97~0.98であってもよい。
また、前記上部電極220は、他の部品と締結するための締結溝(不図示)をさらに含んでいてもよい。このとき、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が無視された状態で、前記厚さを測定することができる。すなわち、前記上部電極220の厚さは、前記締結溝が満たされたと仮定して測定することができる。
上述したように、実施例による上部電極220は、前記半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、前記第5プロファイル(P5)、前記第6プロファイル(P6)、前記第7プロファイル(P7)、及び前記第8プロファイル(P8)は、上記のような範囲で厚さ変化率を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなってから適宜に厚くなる特徴を有していてもよい。すなわち、実施例による上部電極220の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなってから厚くなるプロファイルを有していてもよい。また、前記第4プロファイル(P4)及び前記第8プロファイル(P5)は、適宜な幅を有し、かつ、全体的に扁平な形状を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極220は、中央部分にプラズマを集めながら、外郭にプラズマを適宜にガイドすることができる。
これによって、実施例による上部電極220は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
実施例による上部電極220は、中心から外郭まで全体的にプラズマを適宜にガイドすることができる。すなわち、実施例による上部電極220は、全体的に均一にプラズマを形成し、かつ、前記プラズマに高い直進性を付与することができる。
これによって、前記上部電極220は、均一な厚さでエッチング工程を行うことができる。すなわち、前記上部電極220が具備された半導体素子の製造装置は、半導体基板のエッチング厚さを均一に調節することができる。
また、実施例による上部電極220は、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、実施例による上部電極220は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極220は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
実施例によるフォーカスリング230は、半導体素子を製造するための製造装置に使用される部品であってもよい。すなわち、前記フォーカスリング230は、前記半導体素子の製造装置の一部を構成する部品であってもよい。
前記フォーカスリング230は、半導体素子を製造するためのプラズマ処理装置に使用される部品であってもよい。前記フォーカスリング230は、半導体基板30を選択的にエッチングするためのプラズマエッチング装置に使用される部品であってもよい。前記半導体基板30は、プラズマ処理されて、半導体素子を製造するための半導体ウエハを含んでいてもよい。
前記フォーカスリング230は、プラズマをガイドし、前記半導体基板30を支持するための下部電極アセンブリの一部を構成する部品であってもよい。前記フォーカスリング230は、前記下部電極アセンブリのエッジに配置されるエッジリングであってもよい。
また、前記フォーカスリング230は、前記半導体基板30を収容し、プラズマ領域114を限定するアセンブリの一部を構成する部品であってもよい。
図7は、フォーカスリング230を示した斜視図である。図8は、フォーカスリング230の一断面を示した断面図である。
図7及び図8を参照すると、実施例によるフォーカスリング230は、全体的にリング状を有していてもよい。
前記フォーカスリング230は、ボディ部237、傾斜部238、及びガイド部239を含む。前記ボディ部237は、前記半導体基板30の周囲に沿って延びていてもよい。前記ボディ部237は、前記半導体基板30の周囲に沿って配置されていてもよい。前記ボディ部237は、リング状を有していてもよい。
前記傾斜部238は、前記ボディ部237から延びる。前記傾斜部238は、前記ボディ部237から内側に延びていてもよい。前記傾斜部238は、前記ボディ部237から前記半導体基板30の中心に向かって延びていてもよい。前記傾斜部238は、リング状を有していてもよい。すなわち、前記傾斜部238は、前記ボディ部237の内周面に配置されていてもよい。
前記ガイド部239は、前記傾斜部238から延びる。前記ガイド部239は、前記傾斜部238から内側に延びていてもよい。前記ガイド部239は、前記傾斜部238から前記半導体基板30の中心に向かって延びていてもよい。前記ガイド部239は、リング状を有していてもよい。前記ガイド部239の少なくとも一部は、前記半導体基板30の下に配置されていてもよい。
前記ボディ部237、前記傾斜部238、及び前記ガイド部239は、一体に形成することができる。すなわち、前記ボディ部237、前記傾斜部238、及び前記ガイド部239は、結合した構造ではなく、一体化した構造を有していてもよい。前記ボディ部237、前記傾斜部238、及び前記ガイド部239は、一体にシリコン単結晶で形成することができる。
前記フォーカスリング230は、第2上面231、第2下面232、及び第2側面233を含む。
前記第2上面231及び前記第2下面232は、互いに対向する。
前記第2上面231は、前記ボディ部237に含まれていてもよい。
前記第2下面232は、全体的に扁平であってもよい。
前記第2側面233は、前記第2上面231から前記第2下面232に延びる。前記第2側面233は、前記フォーカスリング230の外周面であってもよい。
また、前記フォーカスリング230は、第2傾斜面234を含む。前記第2傾斜面234は、前記第2上面231から側下方に延びていてもよい。前記第2傾斜面234は、前記半導体基板30から発生するプラズマ工程後、生成物を側方にガイドすることができる。すなわち、前記第2傾斜面234は、前記半導体基板30に噴射するプラズマによって発生する工程副産物を外部にガイドして、半導体素子の製造工程の効率を向上させることができる。また、前記第2傾斜面234は、副産物を適宜にガイドして、前記フォーカスリング230は、前記プラズマによって他部品が汚染することを防止することができる。
また、前記フォーカスリング230は、ガイド面235をさらに含んでいてもよい。前記ガイド面235は、前記第2傾斜面234から延びる。前記ガイド面235は、前記第2傾斜面234から内側に延びていてもよい。前記ガイド面235は、前記半導体基板30の下に延びていてもよい。前記ガイド面235は、前記第2傾斜面234から前記半導体基板30の中心に延びていてもよい。前記ガイド面235の少なくとも一部は、前記半導体基板30の下に配置されていてもよい。
また、前記フォーカスリング230は、第3側面241をさらに含んでいてもよい。前記第3側面241は、前記ガイド面235から前記第2下面232に延びていてもよい。前記第3側面241は、前記フォーカスリング230の内周面であってもよい。
また、前記フォーカスリング230は、他部品と締結するための締結溝(不図示)をさらに含んでいてもよい。
前記フォーカスリング230は、シリコン単結晶を含む。前記フォーカスリング230は、前記シリコン単結晶を主成分として含んでいてもよい。前記フォーカスリング230は、約90wt%以上の含量で前記シリコン単結晶を含んでいてもよい。前記フォーカスリング230は、約95wt%以上の含量で前記シリコン単結晶を含んでいてもよい。前記フォーカスリング230は、約99wt%以上の含量で前記シリコン単結晶を含んでいてもよい。前記フォーカスリング230は、実質的に前記シリコン単結晶からなっていてもよい。
実施例による上部電極220及びフォーカスリング230は、下記の過程によって製造することができる。
先ず、前記上部電極220及びフォーカスリング230が製造されるための原料を準備する。
前記原料は、シリコンであってもよい。前記シリコンは、高純度を有するものであってもよい。前記シリコンは、約99.999999%超の純度を有するものであってもよい。
前記原料は、ドーパントを含んでいてもよい。前記ドーパントは、窒素またはリンなどのようなn型ドーパント、あるいはホウ素またはアルミニウムなどのようなp型ドーパントを含んでいてもよい。
前記シリコン単結晶インゴットは、チョクラルスキー(Czochralsk:CZ)法によって形成することができる。前記チョクラルスキー(Czochralsk:CZ)法は、単結晶である種子結晶(seed crystal)をシリコン融液に浸した後、ゆっくり引き上げながら結晶を成長させる方法である。
前記シリコン単結晶インゴットは、約3mm~約25mmの厚さでスライスすることができる。前記スライス工程は、ワイヤソーによって行うことができる。前記ワイヤソーは、ワイヤ及び前記ワイヤの周辺に接合したダイヤモンド粒子を含んでいてもよい。
これによって、前記スライス工程によってシリコン単結晶プレートが製造される。
その後、前記シリコン単結晶プレートは、面取り工程を経る。すなわち、前記シリコン単結晶プレートの角が研削される。これによって、前記単結晶プレートの上面から延び、前記第1上面221に対して傾く第1面取り面と、前記単結晶プレートの下面から延び、前記第1下面222に対して傾く第2面取り面と、を形成することができる。
前記面取り工程は、ハンドグラインダで行うことができる。
前記シリコン単結晶プレートは、研削工程を経ることができる。
前記シリコン単結晶プレートは、上定盤と下定盤との間に配置されて、前記シリコン単結晶プレートが、前記上定盤及び前記下定盤と相対運動し、前記シリコン単結晶プレートは、研削し得る。
前記シリコン単結晶プレートの外周面を加工することができる。前記外周面加工は、第2グラインダによって行うことができる。
前記外周面加工工程を経たシリコン単結晶プレートは、形状加工することができる。前記シリコン単結晶プレートは、第3グラインダによって形状加工することができる。
前記第3グラインダによって、前記フォーカスリング230及び/又は前記上部電極220の大略的な外形を形成することができる。前記第3グラインダによって、切削されて、中央部分にオープン領域を形成することができる。また、前記第3グラインダによって、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、及び前記第5プロファイル(P5)の大略的な外形を形成することができる。
前記第3グラインダヘッドの回転数は、約1500rpm~約8000rpmであってもよい。前記第3グラインダヘッドの回転数は、約1700rpm~約7500rpmであってもよい。前記第3グラインダヘッドの回転数は、約1000rpm~約6500rpmであってもよい。
前記第3グラインダヘッドは、約100メッシュ~約2000メッシュを有していてもよい。前記第3グラインダヘッドは、約500メッシュ~約2000メッシュを有していてもよい。前記第3グラインダヘッドは、約1000メッシュ~約2000メッシュを有していてもよい。
前記形状加工工程において、フィードは、約1mm/分~約15mm/分であってもよい。前記形状加工工程において、フィードは、約2mm/分~約10mm/分であってもよい。前記形状加工工程において、フィードは、約3mm/分~約8mm/分であってもよい。
前記形状加工によって、前記第1下面222を形成することができる。また、前記形状加工によって、他部品と締結するための締結溝を形成することができる。特に、前記形状加工によって、図2に示されたように、前記第1下面222において、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)の概略的な外形を形成することができる。
また、前記形状加工によって、図3及び図4に示されたように、前記第1下面222において、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、前記第5プロファイル(P5)、前記第6プロファイル(P6)、及び前記第7プロファイル(P7)の概略的な外形を形成することができる。
また、前記形状加工によって、図5及び図6に示されたように、前記第1下面222において、前記第1プロファイル(P1)、前記第2プロファイル(P2)、前記第3プロファイル(P3)、前記第4プロファイル(P4)、前記第5プロファイル(P5)、前記第6プロファイル(P6)、前記第7プロファイル(P7)、及び前記第8プロファイル(P8)の概略的な外形を形成することができる。
前記シリコン単結晶プレートに貫通孔226を形成することができる。
前記貫通孔226は、ドリルによって形成することができる。
前記貫通孔226は、放電加工によって形成することができる。
前記形状加工工程及び/又は前記貫通孔226の形成工程によって、未加工フォーカスリング及び/又は未加工上部電極220を形成することができる。
前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220は、ラッピング工程を経ることができる。
前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220は、上定盤と下定盤との間に配置されて、前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220が、前記上定盤及び前記下定盤と相対運動し、前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220は、ラッピングすることができる。
前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220は、前記上定盤及び/又は前記下定盤に対して、約5rpm~約25rpmの速度で相対回転することができる。
前記ラッピング工程において、前記上定盤及び前記下定盤は、約800メッシュ~約1800メッシュを有していてもよい。
前記ラッピング工程において、前記上定盤及び前記下定盤の圧力は、約60psi~約200psiであってもよい。
前記未加工フォーカスリング及び前記未加工上部電極220は、湿式エッチング工程によって表面加工することができる。
前記湿式エッチング工程のためエッチング液は、前記未加工フォーカスリング及び前記未加工上部電極220の表面をエッチングすることができる。前記エッチング液は、脱イオン水及び酸を含んでいてもよい。前記エッチング液は、硫酸または不酸などのような酸を含んでいてもよい。前記エッチング液は、フッ化水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、及びスルファミン酸ンモニウムから構成される塩のうち少なくとも1つ以上を含んでいてもよい。
前記エッチング液は、全体重量を基準に、約20wt%~約50wt%の含量で脱イオン水を含んでいてもよい。
前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約70重量部~約200重量部の含量で前記酸を含んでいてもよい。前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、前記酸を約90重量部~約150重量部の含量で含んでいてもよい。
前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約15重量部~約45重量部の含量で前記フッ化水素アンモニウムを含んでいてもよい。前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約17重量部~約30重量部の含量で前記フッ化水素アンモニウムを含んでいてもよい。
前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約15重量部~約45重量部の含量で前記硫酸アンモニウムを含んでいてもよい。前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約17重量部~約30重量部の含量で前記硫酸アンモニウムを含んでいてもよい。
前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約5重量部~約20重量部の含量で前記スルファミン酸ンモニウムを含んでいてもよい。前記エッチング液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約5重量部~約15重量部の含量で前記スルファミン酸ンモニウムを含んでいてもよい。
前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220が、前記エッチング液に浸漬して、前記エッチング工程を行うことができる。前記浸漬時間は、約10分~約100分であってもよい。前記浸漬時間は、約5分~約20分であってもよい。前記浸漬時間は、約10分~約30分であってもよい。
前記エッチング工程は、前記組成のエッチング液及び上記範囲の浸漬時間を有するため、前記未加工フォーカスリング及び前記未加工上部電極220の表面は、適宜にエッチングすることができる。これによって、実施例によるフォーカスリング230及び実施例による上部電極220は、適宜な表面特性を有していてもよい。
前記未加工フォーカスリング及び/又は前記未加工上部電極220は、研磨工程によって表面処理することができる。
前記研磨工程に研磨パッドを使用することができる。前記研磨パッドのショアC硬度は、約50~約90であってもよい。前記研磨パッドは、スエード型または不織布型のパッドであってもよい。
前記研磨工程において、研磨スラリーを使用することができる。前記研磨スラリーは、脱イオン水及びコロイダルシリカを含んでいてもよい。
前記研磨スラリーは、全体重量を基準に、約20wt%~約50wt%の含量で前記コロイダルシリカを含んでいてもよい。前記研磨スラリーは、全体重量を基準に、約30wt%~約45wt%の含量で前記コロイダルシリカを含んでいてもよい。
前記コロイダルシリカの平均粒径は、約20nm~約100nmであってもよい。前記コロイダルシリカの平均粒径は、約50nm~約100nmであってもよい。前記コロイダルシリカの平均粒径は、約60nm~約85nmであってもよい。
前記研磨スラリーのpHは、約8.5~約11であってもよい。前記研磨スラリーのpHは、約9.0~約10.5であってもよい。
前記研磨工程において、研磨圧力は、約200psi~約350psiであってもよい。
また、前記研磨工程において、定盤回転数は、約6rpm~約15rpmであってもよい。
また、前記研磨工程時間は、約60分~約75分であってもよい。
前記研磨工程を経たフォーカスリング及び上部電極220は、洗浄液によって洗浄される。
前記洗浄液は、脱イオン水、過酸化水素、及びアンモニアを含んでいてもよい。
前記洗浄液は、全体重量を基準に、約90wt%~約97wt%の含量で前記脱イオン水を含んでいてもよい。
前記洗浄液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約1重量部~約10重量部の含量で前記過酸化水素を含んでいてもよい。前記洗浄液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約1重量部~約7重量部の含量で前記過酸化水素を含んでいてもよい。
前記洗浄液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約1重量部~約8重量部の含量でアンモニアを含んでいてもよい。前記洗浄液は、前記脱イオン水100重量部を基準に、約1重量部~約5重量部の含量でアンモニアを含んでいてもよい。
前記フォーカスリング230及び前記上部電極220は、前記洗浄液に約20分~約30分間浸漬する。
また、前記フォーカスリング230及び/又は前記上部電極220に前記洗浄液を噴射して、洗浄工程を行うことができる。
また、前記洗浄液は、前記貫通孔226の内部に噴射して、前記貫通孔226の内部を洗浄することができる。
その後、前記フォーカスリング230及び/又は前記上部電極220は、脱イオン水によって仕上げ洗浄することができる。
上記のように、適宜な形状加工工程、適宜なエッチング工程、適宜な研磨工程、及び適宜なラッピング工程によって、前記上部電極220を製造することができる。これによって、前記上部電極220は、所望の第1~第5プロファイル(P5)を有する下面を含んでいてもよい。
特に、上記のような適宜な製造工程によって、前記第3厚さ変化率の偏差及び前記第5厚さ変化率の偏差が減少し得る。
これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、プラズマ均一度を向上させることができる。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、半導体基板30の製造工程で発生するディフェクトを最小化することができる。
図9は、実施例による半導体素子の製造装置を示した図面である。図10は、プラズマ領域114を限定する組立体20を示した断面図である。
図9及び図10を参照すると、実施例による半導体素子の製造装置は、内部にプラズマプロセッシングチャンバ104を有するプラズマ反応器102を含む。また、実施例による半導体素子の製造装置は、前記プラズマプロセッシングチャンバ104内に配置されるプラズマ領域114を限定する組立体20をさらに含んでいてもよい。前記プラズマプロセッシングチャンバ104は、前記プラズマ領域114を限定する組立体20と実質的に同一であってもよい。
また、実施例による半導体素子の製造装置は、マッチングネットワーク108を含む。実施例による半導体素子の製造装置は、前記マッチングネットワーク108によってチューニングされたプラズマ電力供給部106を含む。前記プラズマ電力供給部106は、前記プラズマ反応器102に誘導結合した電力を提供する。これによって、前記プラズマ領域114を限定する組立体20内にプラズマが生成され得る。より詳細は、前記プラズマ電力供給部106は、前記プラズマが生成されるように、電力ウインドウ112近くに位置したTCPコイル110に電力を供給する。前記TCPコイル110は、プラズマ領域114を限定する組立体20内に、前記プラズマが均一な拡散プロファイルで生成されるように構成することもできる。例えば、前記TCPコイル110は、前記プラズマを限定する組立体内にトロイダル(toroidal)電力分布が生成されるように構成することができる。
前記電力ウインドウ112は、前記TCPコイルを前記プラズマプロセッシングチャンバ104と一定間隔で離隔させることができる。また、前記TCPコイル110は、前記プラズマプロセッシングチャンバ104と離隔した状態で、前記エネルギーを前記プラズマプロセッシングチャンバ104に供給することができる。
実施例による半導体素子の製造装置は、前記マッチングネットワーク118によってチューニングされたバイアス電圧電力供給部116をさらに含んでいてもよい。
前記バイアス電圧電力供給部116は、静電チャック270によって前記半導体基板30にバイアス電圧を設定することができる。すなわち、前記バイアス電圧電力供給部116は、前記半導体基板30にバイアス電圧を設定するための電力を供給することができる。
実施例による半導体素子の製造装置は、制御部124をさらに含んでいてもよい。前記制御部124は、前記プラズマ電力供給部106、ガスソース供給部130、及び前記バイアス電圧電力供給部116を駆動制御することができる。
前記プラズマ電力供給部106及び前記バイアス電圧電力供給部116は、例えば、約13.56MHz、27MHz、2MHz、60MHz、400kHz、2.54GHz、またはこれらの組み合わせのような特定の無線周波数で動作するように構成することもできる。
前記プラズマ電力供給部106及び前記バイアス電圧電力供給部116は、目標としたプロセス性能を達成するように、供給される電力の強度を調節することができる。例えば、前記プラズマ電力供給部106は、約50W~約5000W範囲内の電力を供給することもできる。前記バイアス電圧電力供給部116は、約20V~約2000V範囲内のバイアス電圧を供給することもできる。
また、実施例による半導体素子の製造装置は、前記ガスソース供給部130をさらに含んでいてもよい。前記ガスソース供給部130は、ガス注入器140のようなガス流入部によって、前記プラズマ領域114を限定する組立体20と流体で連結されていてもよい。
また、実施例による半導体素子の製造装置は、前記プラズマプロセッシングチャンバ104内の特定の圧力を維持する役割を担う、圧力制御弁142及びポンプ144を含んでいてもよい。前記圧力制御弁142及び前記ポンプによって、前記プラズマプロセスを限定するチャンバ104から副産物などが除去される。前記圧力制御弁142は、プロセッシングするうち、1Torr未満の工程圧力を維持させることができる。
図10に示されたように、前記プラズマ領域114を限定する組立体20は、カバー部210、前記上部電極220、前記フォーカスリング230、第1絶縁リング250、第2絶縁リング240、第3絶縁リング260、及び前記静電チャック270を含む。
前記カバー部210は、前記プラズマ領域114の外側部に配置される。前記カバー部210は、前記プラズマ領域114の外側部に沿って延びていてもよい。前記カバー部210は、前記プラズマ領域114の周囲に沿って配置されていてもよい。
前記カバー部210は、前記上部電極220を支持することができる。前記カバー部210は、前記上部電極220と締結されていてもよい。また、前記カバー部210は、前記第2絶縁リング240に締結されていてもよい。また、前記カバー部210は、前記第3絶縁リング260に締結されていてもよい。前記カバー部210は、前記第3絶縁リング260を支持することができる。
前記カバー部210は、シリコンを含んでいてもよい。前記カバー部210は、シリコンからなっていてもよい。前記カバー部210は、ポリシリコンまたはシリコン単結晶を含んでいてもよい。前記カバー部210は、前記ポリシリコンからなっていてもよい。
前記カバー部210は、前記プラズマ領域114で発生する工程副産物が排出されるための排出部280を含んでいてもよい。前記排出部280は、前記プラズマ領域114に連結されていてもよい。
前記上部電極220及び前記フォーカスリング230は、上述したような特徴を有していてもよい。
前記上部電極220は、前記カバー部210に安着し得る。前記上部電極220は、前記カバー部210に安着し得る。前記上部電極220は、前記カバー部210に締結することができる。前記上部電極220は、前記カバー部210に結合することができる。
前記上部電極220は、前記プラズマ領域114上に配置される。前記上部電極220は、前記プラズマ領域114の上部を全体的に覆うことができる。前記上部電極220は、前記プラズマ領域114を介して、前記半導体基板30と互いに向かい合っていてもよい。
前記フォーカスリング230は、前記半導体基板30の周囲に沿って延びていてもよい。前記フォーカスリング230は、前記静電チャック270上に配置されていてもよい。前記フォーカスリング230は、前記プラズマ領域114の外郭に沿って延びていてもよい。前記フォーカスリング230は、前記第1絶縁リング250の内側に配置されていてもよい。
前記フォーカスリング230は、前記半導体基板30が配置される部分を囲むものであってもよい。前記フォーカスリング230は、前記半導体基板30が配置される空間236を形成することができる。前記フォーカスリング230は、前記半導体基板30のエッジ部分に配置されていてもよい。
前記第1絶縁リング250は、前記フォーカスリング230の周囲を囲む。前記第1絶縁リング250は、前記静電チャック270の周囲を囲むものであってもよい。前記第1絶縁リング250は、前記静電チャック270の外周面によって延びていてもよい。前記第1絶縁リング250は、前記フォーカスリング230の外周面に沿って延びていてもよい。前記第1絶縁リング250は、前記フォーカスリング230の外周面及び前記静電チャック270の外周面を覆うことができる。
前記第1絶縁リング250は、前記カバー部210と前記フォーカスリング230との間に配置される。また、前記第1絶縁リング250は、前記カバー部210と前記静電チャック270との間に配置されていてもよい。
また、前記第1絶縁リング250は、高い電気抵抗を有していてもよい。すなわち、前記第1絶縁リング250は、高い絶縁性を有していてもよい。これによって、前記第1絶縁リング250は、前記フォーカスリング230と前記カバー部210との間を絶縁させることができる。また、前記第1絶縁リング250は、前記静電チャック270と前記カバー部210との間を絶縁させることができる。
前記第1絶縁リング250は、高い電気抵抗を有し、かつ、高い耐エッチング性を有する物質を含んでいてもよい。前記第1絶縁リング250は、石英を含んでいてもよい。前記第1絶縁リング250は、溶融石英及び/又は合成石英を含んでいてもよい。
前記第1絶縁リング250は、石英からなっていてもよい。前記第1絶縁リング250は、約99.99%以上の純度を有する石英からなっていてもよい。
前記第2絶縁リング240は、前記第1絶縁リング250の外側に配置される。前記第2絶縁リング240は、前記第1絶縁リング250の外周面を囲むものであってもよい。前記第2絶縁リング240は、前記第1絶縁リング250の周囲に沿って延びていてもよい。
前記第2絶縁リング240は、前記第1絶縁リング250の絶縁特性を補強することができる。前記第2絶縁リング240は、前記フォーカスリング230と前記カバー部210との間を絶縁させることができる。また、前記第2絶縁リング240は、前記静電チャック270と前記カバー部210との間を絶縁させることができる。
前記第2絶縁リング240は、高い電気抵抗を有し、かつ、高い耐エッチング性を有する物質を含んでいてもよい。前記第2絶縁リング240は、石英を含んでいてもよい。前記第2絶縁リング240は、溶融石英及び/又は合成石英を含んでいてもよい。
前記第2絶縁リング240は、石英からなっていてもよい。前記第2絶縁リング240は、約99.99%以上の純度を有する石英からなっていてもよい。
前記第3絶縁リング260は、前記カバー部210の下に配置されていてもよい。前記第3絶縁リング260は、前記カバー部210の下に配置されていてもよい。前記第3絶縁リング260は、前記第1絶縁リング250の外側に配置されていてもよい。前記第3絶縁リング260は、前記第1絶縁リング250の外周面に沿って延びていてもよい。前記第3絶縁リング260は、前記静電チャック270の外側に配置されていてもよい。
前記第3絶縁リング260は、前記排出部280の周囲に配置されていてもよい。前記排出部280は、前記プラズマ領域114で発生する工程副産物を排出するための排気口であってもよい。
前記第3絶縁リング260は、高い電気抵抗を有し、かつ、高い耐エッチング性を有する物質を含んでいてもよい。前記第3絶縁リング260は、石英を含んでいてもよい。前記第3絶縁リング260は、溶融石英及び/又は合成石英を含んでいてもよい。
前記第3絶縁リング260は、石英からなっていてもよい。前記第3絶縁リング260は、約99.99%以上の純度を有する石英からなっていてもよい。
実施例による半導体素子の製造装置は、前記半導体基板30をプラズマ処理することができる。実施例による半導体素子の製造装置は、前記半導体基板30をプラズマ処理して、半導体素子を製造することができる。
前記半導体基板30は、ウエハ、前記ウエハ上に配置されるエッチング対象層、及び前記エッチング対象層上に配置されるマスクパターンを含んでいてもよい。
前記エッチング対象層は、金属層を含む導電層であってもよい。前記エッチング対象層は、酸化膜を含む誘電体層であってもよい。
前記マスクパターンは、前記エッチング対象層を選択的に露出させることができる。前記マスクパターンは、フォトレジスト層を含んでいてもよい。前記フォトレジスト層は、光によってパターニングすることができる。
前記半導体基板30がプラズマ処理されるために前記半導体基板30は、前記静電チャック270上に配置される。また、前記半導体基板30は、前記フォーカスリング230内に配置されていてもよい。前記半導体基板30は、前記ガイド部239上に配置されていてもよい。
その後、前記半導体基板30にプラズマが噴射される。前記プラズマは、前記上部電極220を介して前記半導体基板30に噴射される。前記プラズマは、ガスソースによって形成することができる。
前記ガスソースは、水素気体(H2)、窒素気体(N2)、及びフッ素系気体を含んでいてもよい。前記フッ素系気体は、フッ化水素またはフッ化炭素(CHxF4-x、xは、1~3の定数)を含んでいてもよい。
前記水素気体及び前記窒素気体のフロー比は、約3:1~約7:1であってもよい。また、前記水素及び前記フッ素系気体のフロー比は、約10:1~約100:1であってもよい。
前記プラズマによって、前記エッチング対象層は、選択的にエッチングすることができる。これによって、前記ウエハ上に導電パターンまたは絶縁パターンを形成することができる。
前記フォーカスリング230及び前記上部電極220は、上記のような特徴を有するため、実施例による半導体素子の製造装置は、半導体基板30の製造過程で発生するディフェクトを防止することができる。
特に、前記上部電極220は、上記のような特徴を有するため、プラズマの直進性を向上させることができる。これによって、実施例による半導体素子の製造装置は、エッチング均一度を向上させることができる。
これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、外部及び内部の汚染を防止し、半導体素子の製造装置のチャンバの内部に前記汚染物質が転移することを防止することができる。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、半導体基板の製造工程で発生するディフェクトを最小化することができる。
また、実施例による半導体素子の製造装置用部品の表面は、適宜なドーパントピークを含む。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、適宜な電気的物性を有し、前記ドーパントによって発生するディフェクトを最小化することができる。
また、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、低い体心立方の比率及び低い菱面の比率を有する表面を有する。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品の表面における結晶欠陷の頻度が低くてもよい。
よって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、半導体基板を製造するための工程において、前記結晶欠陷で発生する過度な摩耗を防止することができる。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、前記過度な摩耗による工程チャンバ内にパーティクル発生を抑制することができる。これによって、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、半導体基板の製造過程で発生するディフェクトを防止することができる。また、前記過度な摩耗が抑制されるため、実施例による半導体素子の製造装置用部品は、向上した耐久性を有することができる。
図2に示されたように、実施例による上部電極は、半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、実施例による上部電極の下面は、第1厚さ変化率を有する第1プロファイル、第3厚さ変化率を有する第3プロファイル、及び第5厚さ変化率を有する第5プロファイルを含む。
特に、前記第1厚さ変化率は、約-0.1~約0であり、前記第3厚さ変化率は、約-0.115~約-0.122であり、前記第5厚さ変化率は、約-0.003~約0.003であってもよい。
これによって、実施例による上部電極は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなる特徴を有していてもよい。すなわち、実施例による上部電極の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなるプロファイルを有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極は、中央部分にプラズマを補強して、プラズマの直進性を向上させることができる。
これによって、実施例による上部電極は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
特に、前記上部電極の直径が大きくなるほど、前記上部電極の中央部分に行くほど、プラズマ密度が減少し得る。このとき、前記上部電極は、上記のような厚さ変化率を有するプロファイルを含むため、全体的に均一なプラズマを具現することができる。
また、実施例による上部電極は、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、実施例による上部電極は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
図3及び図4に示されたように、実施例による上部電極は、半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、実施例による上部電極の下面は、第1厚さ変化率を有する第1プロファイル、第2厚さ変化率を有する第2プロファイル、第3厚さ変化率を有する第3プロファイル、第4厚さ変化率を有する第4プロファイル、第5厚さ変化率を有する第5プロファイル、及び第7厚さ変化率を有する第7プロファイルを含む。
前記第1厚さ変化率は、-0.385~0の範囲内で、前記下面の中心から外郭に行くほど、徐々に減少し、前記第2厚さ変化率は、-0.37~-0.39であり、前記第3プロファイルは、-0.385~0の範囲内で、前記下面の中心から前記外郭に行くほど、徐々にさらに大きくなり、前記第4厚さ変化率は、0~0.105の範囲内で、前記下面の中心から前記外郭に行くほど、徐々にさらに大きくなり、前記第5厚さ変化率は、0.1~0.11であり、前記第7厚さ変化率は、-0.003~0.003である。
これによって、実施例による上部電極は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなってからさらに厚くなる特徴を有していてもよい。すなわち、実施例による上部電極の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなってから厚くなるプロファイルを有していてもよい。また、実施例による上部電極は、中心近くで厚さが急激に変化する特徴を有していてもよい。
これによって、実施例による上部電極は、中央部分及び外郭部分にプラズマを補強して、プラズマの直進性を向上させることができる。
これによって、実施例による上部電極は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
特に、前記上部電極の直径が大きくなるほど、前記上部電極の中央部分及び外郭部分におけるプラズマ密度が減少し得る。このとき、前記上部電極は、上記のような厚さ変化率を有するプロファイルを含むため、全体的に均一なプラズマを具現することができる。
また、実施例による上部電極は、全体的に均一なプラズマを具現するため、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、実施例による上部電極は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
また、実施例による上部電極は、前記半導体素子を製造するための工程において、特定の部分にプラズマが集中する現象を抑制するため、特定の部位がエッチングされる現象を防止することができる。
これによって、実施例による上部電極は、プラズマ生成領域でのプラズマによる過度な摩耗を抑制することができる。これによって、実施例による上部電極を含む半導体素子の製造装置は、向上した耐久性を有することができる。
図5及び図6に示されたように、前記上部電極220は、上述したように、半径によって変化する厚さを有していてもよい。これによって、前記上部電極220の下面は、第1厚さ変化率を有する第1プロファイル、第2厚さ変化率を有する第2プロファイル、第4厚さ変化率を有する第4プロファイル、第6厚さ変化率を有する第6プロファイル、及び第8厚さ変化率を有する第8プロファイルを含む。
上述したように、前記第1プロファイルは、-0.25~0の第1厚さ変化率を有し、前記第2プロファイルは、-0.25~-0.24の第2厚さ変化率を有し、前記第4プロファイルは、-0.003~0.003の第4厚さ変化率を有し、前記第6プロファイルは、-0.14~-0.16の第6厚さ変化率を有し、前記第8プロファイルは、-0.003~0.003の第8厚さ変化率を有していてもよい。
これによって、前記上部電極220は、中心部分から外郭に行くほど、厚さが適宜に薄くなってからさらに厚くなる特徴を有していてもよい。すなわち、前記上部電極220の下面は、中心部分において、下に凸状を有し、かつ、適宜に薄くなってから厚くなるプロファイルを有していてもよい。
これによって、前記上部電極220は、中央部分及び外郭部分にプラズマを補強して、プラズマの直進性を向上させることができる。
これによって、前記上部電極220は、全体的に均一なプラズマを生成することができる。
特に、前記上部電極220の直径が大きくなるほど、前記上部電極220の中央部分及び外郭部分におけるプラズマ密度が減少し得る。このとき、前記上部電極220は、上記のような厚さ変化率を有するプロファイルを含むため、全体的に均一なプラズマを具現することができる。
また、前記上部電極220は、全体的に均一なプラズマを具現するため、残留工程副産物の発生を抑制することができる。すなわち、前記上部電極220は、前記残留工程副産物の吸着を防止することができる。
これによって、前記上部電極220は、半導体素子を製造するための工程において、スクラッチまたはチャターマークなどのようなディフェクトを防止することができる。
また、前記上部電極220は、前記半導体素子を製造するための工程において、特定の部分にプラズマが集中する現象を抑制するため、特定の部位がエッチングされる現象を防止することができる。
これによって、前記上部電極220は、プラズマ生成領域でのプラズマによる過度な摩耗を抑制することができる。これによって、前記上部電極220を含む半導体素子の製造装置は、向上した耐久性を有することができる。すなわち、前記上部電極220は、前記半導体素子の製造装置に含まれた部品の耐久性を向上させることができる。
これによって、実施例による半導体素子の製造装置は、エッチング均一度が向上した半導体製造工程を提供することができる。すなわち、実施例による半導体素子の製造装置によって製造された半導体基板は、半径が大きくなるにつれて、全体的に均一なエッチング厚さを有していてもよい。
また、実施例による半導体素子の製造装置は、前記上部電極220を省略することができる。すなわち、前記フォーカスリング230が省略された半導体素子の製造装置は、追って、前記上部電極220を別途取り付けることができる。実施例による半導体素子の製造装置は、前記上部電極220を省略して、追って取り付けることができる。すなわち、実施例による半導体素子の製造装置は、前記上部電極220が取り付けられるように最適化して構成することができる。
また、以上の実施例で説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれ、必ずしも1つの実施例のみに限定されるのではない。さらに、各実施例で例示された特徴、構造、効果などは、実施例の属する分野における通常の知識を有する者にとって他の実施例についても組み合わせまたは変形して実施可能である。よって、これらの組み合わせと変形に関する内容は、本発明の範囲に含まれると解釈すべきである。
以上、実施例を中心に説明したが、これは単に例示であるだけで、本発明を限定するものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性を外れない範囲で、以上で例示していない様々な変形と応用が可能であることが分かる。例えば、実施例に具体的に示した各構成要素は、変形して実施することができる。そして、これらの変形と応用に関する相違点は、添付の請求範囲で規定する本発明の範囲に含まれると解釈すべきである。
製造例1
チョクラルスキー法によって、約330mmの直径を有するシリコンインゴットが製造された。前記シリコンインゴットは、ダイヤモンドワイヤソーによって切断されて、約20mmの厚さを有するシリコン単結晶プレートが製造された。その後、前記シリコン単結晶プレートの角部分が切削されて、面取り面が形成された。
その後、前記面取り工程が行われたシリコン単結晶プレートは、上定盤と下定盤との間に配置され、前記上定盤及び前記下定盤によってラッピングされる。その後、前記ラッピングされたシリコン単結晶プレートは、グラインダによって形状加工される。これによって、未加工上部電極が形成される。
前記形状加工工程は、次のような条件で行われた。
1)グラインダヘッド:800メッシュ
2)グラインダ回転数:6000rpm
3)フィード:0.7mm/分
その後、前記未加工上部電極は、常温で、エッチング液に約7分間浸漬して、前記未加工上部電極の外部表面が処理されて、上部電極が製造された。
前記エッチング液の成分は、次のとおりである。
1)脱イオン水:35%/wt重量部
2)硫酸:60%/wt重量部
3)窒酸アンモニウム:5%/wt重量部
前記上部電極の下面は、第1プロファイル(半径0から8.5mmまで)、第2プロファイル(半径8.5mmから12.3mmまで)、第3プロファイル(半径12.3mmから57.4mmまで)、第4プロファイル(半径57.4mmから88.4mmまで)、及び第5プロファイル(半径88.4mmから100mmまで)を含む。また、前記上部電極の中心における厚さは、約17.1mmであり、前記上部電極の最も外郭における厚さは、約9.3mmであった。
前記第1プロファイルの中心における厚さ変化率は、0であり、半径8mmにおける厚さ変化率は、-0.081であった。また、前記第1プロファイルの中心における半径8mmまでの厚さ変化率は、継続して減少した。
また、半径12.5mmにおける厚さ変化率は、約-0.115であった。前記第2プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して減少した。
また、半径58mmにおける厚さ変化率は、約-0.115であった。前記第3プロファイルにおける厚さ変化率は、一定であった。前記第3プロファイルにおける厚さ変化率の偏差は、0.003未満であった。
また、半径88mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第4プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して増加した。
また、半径100mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第5プロファイルにおける厚さ変化率は、一定であった。前記第5プロファイルにおける厚さ変化率の偏差は、0.003未満であった。
製造例2~製造例6
下記の表1のように、第1プロファイル、第2プロファイル、第3プロファイル、第4プロファイル、及び第5プロファイルの形状が変更されている。製造例6における上部電極は、厚さ14mmの平板状を有する。
製造例7
チョクラルスキー法によって、約330mmの直径を有するシリコンインゴットが製造された。前記シリコンインゴットは、ダイヤモンドワイヤソーによって切断されて、約20mmの厚さを有するシリコン単結晶プレートが製造された。その後、前記シリコン単結晶プレートの角部分が切削されて、面取り面が形成された。
その後、前記面取り工程が行われたシリコン単結晶プレートは、上定盤と下定盤との間に配置され、前記上定盤及び前記下定盤によってラッピングされる。その後、前記ラッピングされたシリコン単結晶プレートは、グラインダによって形状加工される。これによって、未加工上部電極が形成される。
前記形状加工工程は、次のような条件で行われた。
1)グラインダヘッド:1000メッシュ
2)グラインダ回転数:6000rpm
3)フィード:0.7mm/分
その後、前記未加工上部電極は、常温で、下記のエッチング液に約6500秒間浸漬して、前記未加工上部電極の外部表面が処理されて、上部電極が製造された。
前記エッチング液の成分は、次のとおりである。
1)脱イオン水:35%/wt重量部
2)硫酸:60%/wt重量部
3)窒酸アンモニウム:5%/wt重量部
前記上部電極の下面は、第1プロファイル(半径0から4mmまで)、第2プロファイル(半径4mmから9mmまで)、第3プロファイル(半径9mmから79mmまで)、第4プロファイル(半径79mmから111mmまで)、第5プロファイル(半径111mmから139mmまで)、第6プロファイル(半径139mmから141mmまで)、及び第7プロファイル(半径141mmから150mmまで)を含む。また、前記上部電極の中心における厚さは、約25mmであり、前記第3プロファイルと前記第4プロファイルが交わる部分における厚さは、10.3mmであり、前記第8プロファイルにおける厚さは、約14mmであった。
前記第1プロファイルの中心における厚さ変化率は、0であり、半径4mmにおける厚さ変化率は、-0.38であった。また、前記第1プロファイルの中心から半径4mmまでの厚さ変化率は、継続して減少した。
また、半径9mmにおける厚さ変化率は、約-0.378であった。前記第2プロファイルにおける厚さ変化率は、約0.01の偏差内でほぼ変化がなかった。
また、半径79mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第3プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して増加した。
また、半径111mmにおける厚さ変化率は、約0.101であった。前記第4プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して増加した。
また、半径139mmにおける厚さ変化率は、約0.103であった。前記第5プロファイルにおける厚さ変化率は、約0.01の偏差内でほぼ変化がなかった。
また、半径141mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第6プロファイルにおける厚さ変化率は、急激に減少した。
また、半径150mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第7プロファイルにおける厚さ変化率は、一定であった。前記第7プロファイルにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第7プロファイルにおける前記厚さ変化率の偏差は、0.003未満であった。
製造例8~製造例12
下記の表3及び表4のように、第1プロファイル、第2プロファイル、第3プロファイル、第4プロファイル、第5プロファイル、第6プロファイル、第7プロファイル、及び第8プロファイルの形状が変更されている。製造例12における上部電極は、厚さ15mmの平板状を有している。
製造例13
チョクラルスキー法によって、約330mmの直径を有するシリコンインゴットが製造された。前記シリコンインゴットは、ダイヤモンドワイヤソーによって切断されて、約20mmの厚さを有するシリコン単結晶プレートが製造された。その後、前記シリコン単結晶プレートの角部分が切削されて、面取り面が形成された。
その後、前記面取り工程が行われたシリコン単結晶プレートは、上定盤と下定盤との間に配置され、前記上定盤と前記下定盤によってラッピングされる。その後、前記ラッピングされたシリコン単結晶プレートは、グラインダによって形状加工される。これによって、未加工上部電極が形成される。
前記形状加工工程は、次のような条件で行われた。
1)グラインダヘッド:1000メッシュ
2)グラインダ回転数:7000rpm
3)フィード:0.6mm/分
その後、前記未加工上部電極は、常温で、エッチング液に約63000秒間浸漬して、前記未加工上部電極の外部表面が処理されて、上部電極が製造された。
前記エッチング液の成分は、次のとおりである。
1)脱イオン水:34.5%/wt重量部
2)硫酸:50%/wt重量部
3)フッ化水素アンモニウム:5%/wt重量部
4)硫酸アンモニウム:7%/wt重量部
5)窒酸アンモニウム:3.5%/wt重量部
前記上部電極の下面は、第1プロファイル(半径0から3.5mmまで)、第2プロファイル(半径3.5mmから17mmまで)、第3プロファイル(半径17mmから70mmまで)、第4プロファイル(半径70mmから75mmまで)、第5プロファイル(半径75mmから108mmまで)、第6プロファイル(半径108mmから138mmまで)、第7プロファイル(半径138mmから142mmまで)、及び第8プロファイル(半径142mmから145mmまで)を含む。また、前記上部電極の中心における厚さは、約20mmであり、前記第4プロファイルにおける厚さは、10mmであり、前記第8プロファイルにおける厚さは、約15mmであった。
前記第1プロファイルの中心における厚さ変化率は、0であり、半径3.5mmにおける厚さ変化率は、-0.245であった。また、前記第1プロファイルの中心から半径3.5mmまでの厚さ変化率は、継続して減少した。
また、半径17mmにおける厚さ変化率は、約-0.241であった。前記第2プロファイルにおける厚さ変化率は、約0.01の偏差内でほぼ変化がなかった。
また、半径70mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第3プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して増加した。
また、半径75mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記4プロファイルにおける厚さ変化率は、一定であった。前記第4プロファイルにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第4プロファイルにおける前記厚さ変化率の偏差は、0.003未満であった。
また、半径108mmにおける厚さ変化率は、約0.13であった。前記第5プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して増加した。
また、半径138mmにおける厚さ変化率は、約0.13であった。前記第6プロファイルにおける厚さ変化率は、約0.01の偏差内でほぼ変化がなかった。
また、半径142mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第7プロファイルにおける厚さ変化率は、継続して減少した。
また、半径145mmにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第8プロファイルにおける厚さ変化率は、一定であった。前記第8プロファイルにおける厚さ変化率は、約0であった。前記第8プロファイルにおける前記厚さ変化率の偏差は、0.003未満であった。
製造例14~製造例17
下記の表5及び表6のように、第1プロファイル、第2プロファイル、第3プロファイル、第4プロファイル、第5プロファイル、第6プロファイル、第7プロファイル、及び第8プロファイルの形状が変更されている。
実施例1~15および比較例1及び比較例2
下記の表7のように、ウエハエッチング装置に上部電極が取り付けられ、シリコンウエハが前記エッチング装置に安着する。その後、水素気体、窒素気体、及びCH3Fが約5:1:0.5のフロー比で上部電極に噴射されて、プラズマ化し、約10分間、前記シリコンウエハに噴射されて、エッチング工程が行われた。
評価例
1.厚さ変化率
接触式三次元測定機(製造社:MITUTOYO、製品名:CRYSTA-APEC C9166)によって、上部電極の厚さが半径0.3mmの測定間隔で半径方向に測定された。これによって、前記上部電極の下面の厚さ変化率が前記表1及び表2のように算出されている。
2.エッチングの偏差
前記エッチングされたシリコンウエハにおいて、中心でエッチングされた第1エッチング厚さと、外郭でエッチングされた第2エッチング厚さが測定された。前記第1エッチング厚さ及び前記第2エッチング厚さの偏差が判断された。前記第1エッチング厚さ及び前記第2エッチング厚さの偏差は,前記第1エッチング厚さ及び前記第2エッチング厚さの差を前記第1エッチング厚さで除した値である。
前記第1エッチング厚さ及び前記第2エッチング厚さの偏差が0.1未満:良好
前記第1エッチング厚さ及び前記第2エッチング厚さの偏差が0.1以上:不良
3.欠陥の評価
ウエハ表面分析機(WM-3000、ゼウス社)装備によって、前記エッチングされたシリコンウエハの欠陥個数を測定した。
欠陥個数が10個以下:良好、O
欠陥個数が11個以上:不良、×
下記の表8のように、実施例1~4は、欠陷の個数及び残留物含量が低かった。
上記表8のように、実施例による半導体素子の製造方法は、低い欠陥及びエッチングの偏差を有する。