JP7459385B1 - 制御装置、無人航空機、及び制御方法 - Google Patents

制御装置、無人航空機、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

無人航空機は、物品を係留可能な係留部材と、係留部材に接続される線状部材と、線状部材が巻き付けられるリールとを備える。無人航空機は、無人航空機からリールを制御して物品を降下させる際の物品の周囲における風の強さに関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、風の強さに応じた線状部材の繰り出し量となるようにリールを制御する。

Description

本発明は、無人航空機により運搬された物品の受け渡しが行われる際の制御方法等の技術分野に関する。
従来、無人航空機により物品を目的地まで運搬して上空から受け渡すことが検討されている。例えば、特許文献1には、貨物を運搬するマルチコプタが目的地に達するとホバリングを行い、運搬された貨物が地面近くに達するまで、当該貨物を保持するワイヤを下方に繰り出すことが開示されている。
特開2017-87898号公報
しかしながら、無人航空機から物品を降下させる際にワイヤにより吊り下げられた物品が風により煽られることで、例えば指定された位置に物品を配置することが困難になる場合がある。
そこで、本発明は、無人航空機から物品を降下させる際の風の影響を低減することが可能な制御装置、無人航空機、及び制御方法を提供することを課題の一例とする。
(適用例1)上記課題を解決するために、本適用例に係る制御装置は、物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させる制御装置であって、前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。これにより、無人航空機から物品を降下させる際の風の影響を低減することができる。
(適用例2)上記適用例1に記載の制御装置において、前記取得部は、前記物品が前記係留部材を介して前記線状部材により吊り下げられている状態で前記リールを基準として鉛直方向に対する水平方向における前記物品の位置ずれ量を、前記風の強さに関する情報として取得し、前記制御部は、前記位置ずれ量に基づいて、前記位置ずれ量に応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が実際に風に煽られる大きさに応じたリール制御が可能となる。
(適用例3)上記適用例2に記載の制御装置において、前記制御部は、前記位置ずれ量が大きいほど前記線状部材の繰り出し量が小さくなるように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を小さくすることができ、結果として、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
(適用例4)上記適用例2に記載の制御装置において、前記取得部は、前記物品を離脱させるときの前記線状部材の第1繰り出し量よりも小さい第2繰り出し量のときに検出された前記位置ずれ量を取得することを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を低減しつつ、物品の位置ずれ量を取得することができる。
(適用例5)上記適用例4に記載の制御装置において、前記第2繰り出し量は、前記物品が前記風の影響を受け始める繰り出し量より大きいことを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を低減しつつ、物品が地面にできるだけ近い位置における適切な位置ずれ量を取得することができる。
(適用例6)上記適用例4に記載の制御装置において、前記位置ずれ量が第1閾値以下である場合、前記制御部は、前記第1繰り出し量まで第1所定速度で前記線状部材を繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が低いことを確認した上で物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
(適用例7)上記適用例6に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量を取得し、前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする。これにより、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
(適用例8)上記適用例6に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を前記第1所定速度より遅い第2所定速度で繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が中程度であれば、物品の位置ずれ量が第2閾値を超えることを防ぎつつ、物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
(適用例9)上記適用例4に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を徐々に繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が中程度であれば、物品の位置ずれ量が第2閾値を超えることを防ぎつつ、物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
(適用例10)上記適用例8または9に記載の制御装置において、前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする。これにより、風がある程度吹いている状況であっても、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
(適用例11)上記適用例8または9に記載の制御装置において、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えた時点で前記線状部材の繰り出しを停止するように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が大きく煽られる前に線状部材の繰り出しを停止させることができる。
(適用例12)上記適用例11に記載の制御装置において、前記線状部材の繰り出しが前記第1繰り出し量までの途中で停止された場合、当該停止されたときの前記線状部材の繰り出し量と前記第1繰り出し量との差分に基づいて、ホバリングしている前記無人航空機を降下させることを特徴とする。これにより、物品が投下の際に受ける衝撃を和らげることができる。
(適用例13)上記適用例12に記載の制御装置において、前記降下している前記無人航空機の高度が安全上の下限値に達した場合、前記制御部は、前記無人航空機をホバリングさせ、前記高度は安全上の下限値に達した前記無人航空機から前記物品を離脱可能であるか否かを判定する判定部を更に備えることを特徴とする。これにより、物品の離脱可否を判定することで、当該物品にとって好ましくない影響が生じる場合には投下を取りやめることができる。
(適用例14)上記適用例13に記載の制御装置において、前記判定部は、前記物品の種類に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする。これにより、物品が投下により好ましくない影響を受ける種類である場合には投下を取りやめることができる。
(適用例15)上記適用例13に記載の制御装置において、前記判定部は、前記物品から地面までの距離に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする。これにより、物品から地面までの距離が当該物品に好ましくない影響を及ぼす距離である場合には投下を取りやめることができる。
(適用例16)上記適用例13に記載の制御装置において、前記判定部により前記物品が離脱可能であると判定された場合、前記制御部は、前記無人航空機から前記物品を離脱させることを特徴とする。これにより、物品に好ましくない影響が生じることを回避することができる。
(適用例17)上記適用例4に記載の制御装置において、前記位置ずれ量が第2閾値より大きい場合、前記制御部は、前記物品を離脱させずに前記無人航空機を他の場所へ飛行させることを特徴とする。これにより、物品及び物品の周囲に対して好ましくない影響を及ぼすことを防ぐことができる。
(適用例18)本適用例に係る無人航空機は、物品を係留可能な係留部材と、前記係留部材に接続される線状部材と、前記線状部材が巻き付けられるリールと、を備える無人航空機であって、前記リールの制御により前記無人航空機から前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、を更に備えることを特徴とする。
(適用例19)本適用例に係る制御方法は、物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させるコンピュータにより実行される制御方法であって、前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得するステップと、前記風の強さに関する情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、無人航空機から物品を降下させる際の風の影響を低減することができる。
配送先の上空でホバリングしているUAV1の外観構成例を示す図である。 ウインチ16の概要構成例を示す模式的断面図である。 物品保持機構17を備えるUAV1の外観構成例を示す図である。 制御装置131の概要構成例を示す図である。 制御処理部1315における機能ブロック例を示す図である。 UAV1から降下している物品Bが風によって煽られる様子を示す図である。 目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1の水平移動している状態を示す図である。 UAV1が水平移動した後に目標範囲R内に物品Bが投下された状態を示す図である。 線状部材15の繰り出しが途中で停止してからUAV1が距離d3降下した状態を示す図である。 線状部材15の繰り出しが途中で停止してから安全上の下限値までUAV1が距離d4降下した状態を示す図である。 制御処理部1315の処理の一例を示すフローチャートである。 制御処理部1315の処理の一例を示すフローチャートである。 UAV1が架台2に着陸している状態において、線状部材15が繰り出されている様子を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る無人航空機(以下、「UAV(Unmanned Aerial Vehicle)」と称する)について説明する。
1.UAV1の構成及び動作概要
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係るUAV1の構成及び動作概要について説明する。図1は、配送先の上空でホバリングしているUAV1の外観構成例を示す図である。UAV1は、ドローン、またはマルチコプタとも呼ばれる。配送先は、UAV1により配送(運搬)される物品Bが受け渡される場所である。例えば、配送先は、物品Bの受取人が居住する住宅、物品Bの受取人が勤務するオフィス、または避難場所などである。貨物(荷物)として配送される物品Bは、特に限定されるものではないが、例えば、EC(Electronic commerce)サイトまたは宅配サイトなどで注文される商品または宅配品などであってもよいし、避難場所などへ提供される救援物資や支援物資であってもよい。或いは、物品Bは、上述した商品、宅配品、または物資等が1または複数収容された収容物(例えば、配送箱)であってもよい。
本実施形態に係るUAV1においては、例えば図1に示すように配送先でホバリングしているUAV1から後述の線状部材15を繰り出すことで物品Bを降下させ、物品Bが地面(建物の屋上面の場合もある)に到達する前に、UAV1から物品Bを離脱させる(切り離す)ように制御される。かかる制御は、UAV1から物品Bを降下させる際の風の影響を低減するように行われる。これにより、UAV1から離脱された物品Bが地面に投下されたときに、物品Bを所定の目標範囲R内に配置させることができる。ここで、所定の目標範囲Rとは、物品Bの投下目標(換言すると、配置目標)となる範囲であり、一定の広さ(面積)を有する範囲である。例えば、物品Bの受取人等により予め指定された位置を含む領域(例えば、平坦な領域)が目標範囲Rとして決定されてもよいし、UAV1のセンシングにより検出された領域が目標範囲Rとして決定されてもよい。或いは、投下された物品Bを配置するための投下ポート(配置ポート)が配送先に設けられている場合、当該投下ポートの領域が目標範囲Rとして決定されてもよい。なお、配送先には、UAV1の離着陸ポートが設けられている場合もある。この場合、離着陸ポートの領域が目標範囲Rとして決定されてもよい。
UAV1は、図1に示すように、ロータ部11、脚部12、ボディ部13、物品Bを係留可能な係留部材14、係留部材14に一端が接続される線状部材15、及び線状部材15の繰り出し及び巻き揚げが可能なウインチ16等を備えて構成される。ロータ部11は、水平回転翼である複数のロータ(プロペラ)111、及びロータ駆動機構112を含む。ロータ駆動機構112は、ロータ111に接続される回転軸(図示せず)、及び回転軸を介してロータ111を回転させるためのアクチュエータ(図示せず)等を備えて構成される。かかるアクチュエータ(モータを有する)は、後述の制御装置131により制御される。脚部12は、UAV1の着陸に用いられる。ボディ部13は、制御装置131及びバッテリ132を含む。
係留部材14は、物品Bに設けられた接続部材Baに接続される。係留部材14には、例えば、フックやシャックル等を用いることができる。この場合、係留部材14には、リング等の接続部材Baを介して接続された物品Bを、アクチュエータにより係留部材14から離脱させるための離脱駆動機構(図示せず)が備えられる。或いは、係留部材14には、電磁石が用いられてもよい。この場合、係留部材14には、磁石等の接続部材Baを介して接続された物品Bを、電磁石への通電停止により離脱させるための離脱駆動機構(図示せず)が備えられる。なお、これらの離脱駆動機構は、制御装置131により制御される。線状部材15には、例えば、ロープやワイヤ等を用いることができる。物品Bは係留部材14を介して線状部材15により吊り下げられる。
図2は、ウインチ16の概要構成例を示す模式的断面図である。ウインチ16は、取付部161等によりボディ部13に取り付けられており、線状部材15が巻き付けられるリール162、リール162に挿通される回転軸163、リール162及び回転軸163を回転駆動させるリール駆動機構164、及びケーシング165等を備えて構成される。ケーシング165は、リール162、回転軸163、及びリール駆動機構164等を収容し、これらの構成部分を直接的または間接的に支持する。ケーシング165の上端部は、取付部161の下端部に固着されている。また、ケーシング165には、線状部材15が挿通される案内体166が取り付けられたロッド167が設けられてもよい。案内体166は、ロッド167の軸方向に沿って往復移動するようになっており、リール162に線状部材15を均等に巻回する機能を有する。
リール162は、回転軸163の回転駆動に伴って軸回りに回転(正回転、または逆回転)する。例えば、リール162に巻き付けられた線状部材15は、リール162が正回転することにより初期位置から繰り出される。一方、繰り出された線状部材15は、リール162が逆回転することにより巻き揚げられ、且つリール162に巻き付けられる。また、リール162は、回転軸163に径方向に突出するよう設けられた係合部材1631によって回転軸163との相対回転が防止されるとよい。回転軸163は、ケーシング165に取り付けられた軸受168によって回転可能に支持されている。
リール駆動機構164は、ギア1641、ギア1641とかみ合わされるギア1642、及び制御装置131により制御される駆動モータ1643等を備えて構成される。なお、リール駆動機構164には、ギア1641及びギア1642以外のギアが含まれてもよい。ギア1641の中心は、回転軸163に固着されている。一方、ギア1642の中心は、駆動モータ1643の回転軸1643aに固着されている。或いは、ギア1642の中心は、図示しない軸綱手を介して接続されてもよい。また、回転軸163は、制御装置131による駆動モータ1643の駆動に伴ってギア1641,1642を介して回転駆動する。つまり、駆動モータ1643の駆動により発生したトルク(回転力)がギア1641,1642を介して回転軸163に伝達されることでリール162が正回転または逆回転する。
さらに、ウインチ16には、UAV1の下方(例えば、リール162の真下方向)の画像を撮像するカメラが備えられるとよい。この場合、カメラ(レンズ)の光軸の向きが鉛直方向になるように当該カメラがウインチ16に取り付けられるとよい。また、ウインチ16には、リール162からの線状部材15の繰り出し量を測定する繰り出し量測定センサが備えられてもよい。ここで、線状部材15の繰り出し量とは、リール162から繰り出される線状部材15の長さである。繰り出し量測定センサにより測定された繰り出し量を示す繰り出し量情報は制御装置131へ出力される。また、ウインチ16には、リール162から繰り出された線状部材15の鉛直方向に対する相対的な振れ角度を検出する振れ角度検出センサが備えられてもよい。振れ角度検出センサにより検出された振れ角度を示す触れ角度情報は制御装置131へ出力される。また、ウインチ16には、リール162及び回転軸163の回転をロックさせるリール回転ロック機構が備えられてもよい。かかるリール回転ロック機構は、制御装置131により制御される。
なお、UAV1は、上述した構成要素に加えて、物品Bを保持するための物品保持機構を備えてもよい。図3は、物品保持機構17を備えるUAV1の外観構成例を示す図である。物品保持機構17は、伸縮可能部材171、可動保持体172、及びアクチュエータ(図示せず)等を備えて構成される。伸縮可能部材171は、例えば中空の上側部材1711、及び上側部材1711内に挿通可能に連接される下側部材1712を含む。上側部材1711の上端部はボディ部13に固着され、下側部材1712の下端部は可動保持体172に固着されている。下側部材1712は、物品Bが保持されていない状態において、制御装置131の制御により上側部材1711の中空部分に挿通されるようになっている。可動保持体172は、制御装置131の制御により回転軸1721を中心として破線矢印で示すように開閉可能になっている。可動保持体172は、図3の実線で示すように閉状態になると、物品B(底部)を保持(支持)する。これにより、物品Bの降下を妨げる。一方、可動保持体172は、図3の破線で示すように開状態になると、物品Bの保持を解除する。
図4は、制御装置131の概要構成例を示す図である。制御装置131は、リール162を制御してUAV1から物品Bを降下させるように構成される。制御装置131は、測位部1311、通信部1312、センサ部1313、記憶部1314、及び制御処理部1315等を備え、これらの各部へバッテリ132から電力が供給される。測位部1311は、電波受信機及び高度センサ等を備える。測位部1311は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から発信された電波を電波受信機により受信し、当該電波に基づいてUAV1の水平方向の現在位置(緯度及び経度)を検出する。測位部1311により検出された現在位置を示す位置情報は、制御処理部1315へ出力される。さらに、測位部1311は、気圧センサ等の高度センサによりUAV1の垂直方向における現在位置(高度)を検出してもよい。この場合、位置情報には、UAV1の高度を示す高度情報が含まれる。
通信部1312は、無線通信機能を備え、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信ネットワーク及びその無線基地局等から構成される。UAV1は、通信部1312を介して通信ネットワークNWに接続された管理サーバSAとの間で通信可能になっている。管理サーバSAは、物品Bの配送を管理するサーバである。管理サーバSAは、UAV1の管理及び制御を行うことができる。また、通信部1312は、物品Bの受取人が使用する携帯端末(図示せず)との間で近距離無線通信を行うことが可能になっている。
センサ部1313は、UAV1の飛行制御等に用いられる各種センサを備える。各種センサには、例えば、光学センサ、3軸角速度センサ、3軸加速度センサ、及び地磁気センサ等が含まれる。光学センサは、カメラ(例えば、RGBカメラ)を含んで構成され、カメラの画角に収まる範囲内の実空間を連続的に撮像する。また、光学センサには、上述したようにUAV1の下方の画像を撮像するカメラが含まれるとよい。センサ部1313によりセンシング(例えば、撮像、または測定等)されたセンシング情報は、制御処理部1315へ出力される。センシング情報には、カメラにより撮像された画像などが含まれる。センシング情報は、UAV1の機体IDとともに通信部1312により管理サーバSAへ逐次送信されてもよい。UAV1の機体IDは、UAV1を識別するための識別情報である。
また、光学センサには、カメラとともに、地面までの距離を測定することが可能な距離センサが含まれてもよい。距離センサには、例えば、LiDAR(Light Detection and Ranging、或いはLaser Imaging Detection and Ranging)センサを用いることができる。或いは、距離センサには、近赤外線を発光し地面から反射して戻ってくるまでの時間を測定することで距離を測定する計器を用いることができる。また、センサ部1313には、物品Bの周囲における風力量を検出(計測)する風力センサ(例えば、風力計)が含まれてもよい。この場合、センシング情報には、風力センサにより検出された風力量が含まれる。
記憶部1314は、不揮発性メモリ等から構成され、各種プログラム及びデータを記憶する。また、記憶部1314は、UAV1の機体IDを記憶する。制御処理部1315は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ROM(または、記憶部1314)に記憶されたプログラムに従って各種処理を実行する。なお、制御処理部1314は、ロータ駆動機構112、及びリール駆動機構164等に電気的に接続されている。図5は、制御処理部1315における機能ブロック例を示す図である。制御処理部1315は、例えばROMまたは記憶部1314に記憶されたプログラム(プログラムコード群)に従って、図5に示すように、情報取得部1315a(取得部の一例)、画像解析部1315b、リール制御部1315c(制御部の一例)、飛行制御部1315d(制御部の一例)、及び物品離脱制御部1315e(制御部及び判定部の一例)等として機能する。
情報取得部1315aは、リール制御部1315cによるリール制御に用いられる風力情報を取得する。ここで、風力情報は、物品Bを降下させる際の物品Bの周囲における風の強さに関する情報(換言すると、リール制御のパラメータ)である。風力情報は、UAV1が備える風力センサにより検出された風力量であってもよい。しかし、風力情報は、リール162を基準として鉛直方向に対する水平方向における物品Bの位置ずれ量であることが望ましい。風力センサにより検出された風力量は、必ずしも降下中の物品Bが実際に位置する高度における風の強さを示す量ではなく、また、物品Bの重量によっては同じ風力量でも物品Bが煽られる量は違ってくる(例えば、軽いほど煽られやすい)ため、風の強さに応じて物品Bが煽られる量の推定精度が低い場合がある。これに対して、物品Bの位置ずれ量は、物品Bが実際に位置する高度における風の強さを反映した量であり、且つ物品Bの重量に応じた量であるため、風の強さに応じて物品Bが煽られる量の推定精度を高めることができる。なお、物品Bの位置ずれ量は、位置ずれの大きさを示すパラメータであってもよいし、位置ずれの大きさ及び方向を示すパラメータであってもよい。
図6は、UAV1から降下している物品Bが風によって煽られる様子を示す図である。図6に示すように、物品Bが線状部材15により吊り下げられている状態で、リール162を基準として鉛直方向Vに対する水平方向Hにおいて検出された“物品Bの位置ずれ量g”が風力情報として取得される。ここで、線状部材15により吊り下げられている状態とは、例えば、物品Bが風の影響を受け始める最小繰り出し量以上の線状部材15が繰り出されている状態である。物品Bの位置ずれ量gは、例えば、センサ部1313のカメラによりUAV1の下方(例えば、リール162の真下方向)が撮像された画像が画像解析部1315bにより解析されることで検出されるとよい。この場合、情報取得部1315aは、物品Bの位置ずれ量gを画像解析部1315bから取得する。
画像解析部1315bは、例えば、UAV1の下方が撮像された画像において、リール162から鉛直方向Vに伸びる直線(ベクトル)と、リール162から繰り出された線状部材15に相当する直線(ベクトル)とを抽出し、抽出された2つの直線のなす角度を物品Bの位置ずれ量gとして検出するとよい。或いは、画像解析部1315bは、リール162から目標範囲Rの中心点まで伸びる直線の方向が鉛直方向Vと一致する場合、目標範囲Rの中心点から物品B(例えば、接続部材Ba)までの間の画素数を物品Bの位置ずれ量gとして検出してもよい。かかる画素数が、目標範囲Rの中心点と物品Bとの間の長さに対応する。
また、画像解析部1315bは、所定時間(例えば、1秒~10秒間)においてUAV1の下方が連続的に撮像された複数の画像に基づいて物品Bの位置ずれ量gを検出するとよい。この場合、情報取得部1315aは、画像解析部1315bにより所定時間における各画像から検出された“物品Bの位置ずれ量g”のうち最大位置ずれ量g(max)をリール制御に用いられる風力情報として取得する。或いは、各画像から検出された“物品Bの位置ずれ量g”の平均がリール制御に用いられる風力情報として取得されてもよい。なお、物品Bの位置ずれ量gは、リール162から繰り出された線状部材15の鉛直方向Vに対する相対的な振れ角度であってもよい。この場合、情報取得部1315aは、当該振れ角度を物品Bの位置ずれ量gとして振れ角度検出センサから取得する。
また、情報取得部1315aは、物品Bを離脱させるときの線状部材15の最大繰り出し量(第1繰り出し量の一例)よりも小さく、かつ上述した最小繰り出し量より大きい途中繰り出し量(第2繰り出し量の一例)のときに検出された“物品Bの位置ずれ量g”を取得するとよい。これにより、物品Bが風に煽られる量を低減しつつ、物品Bが地面にできるだけ近い位置(高度)における適切な位置ずれ量gを取得することができる。例えば、図6の例において、物品Bが風の影響を受け始めるときの物品位置P1(例えば、最小繰り出し量のときの物品上面の高度)で物品Bの位置ずれ量gを検出すると、物品Bから地面まで遠いため、地面付近の風の強さを反映した適切な位置ずれ量gとはいえない場合がある。しかし、物品Bを離脱させるときの物品位置P3(例えば、最大繰り出し量のときの物品上面の高度)になる前の途中の物品位置P2(例えば、途中繰り出し量のときの物品上面の高度)まで線状部材15が繰り出されたときに物品Bの位置ずれ量gを検出することで、物品Bが地面にできるだけ近い位置における適切な位置ずれ量gを取得することができる。
一方、図6の例において、強風時に、物品Bを離脱させるときの物品位置P3まで線状部材15を繰り出してしまうと、物品Bが煽られる量が最大となり、物品B及び物品Bの周囲(例えば、人工物等)に対して好ましくない影響を及ぼす恐れがあるため、一旦、繰り出された線状部材15をまたもとに戻す必要が生じる場合がある。しかし、物品Bを離脱させるときの物品位置P3になる前の途中の物品位置P2まで線状部材15が繰り出されたときに物品Bの位置ずれ量gを検出することで、物品Bが風に煽られる量を低減することができ、結果として、物品B及び物品Bの周囲に対して好ましくない影響を及ぼすことを防ぐことができる。なお、情報取得部1315aは、線状部材15が最小繰り出し量から最大繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された“物品Bの位置ずれ量g”を取得してもよい。
リール制御部1315cは、情報取得部1315aにより取得された風力情報(例えば、風力量、または物品Bの位置ずれ量g)に基づいて、UAV1がホバリングしている状態において風の強さに応じた繰り出し量(つまり、線状部材15の繰り出し量)となるようにリール162を制御(リール制御)する。これにより、UAV1から物品Bを降下させる際の風の影響を低減することができるので、物品Bを目標範囲R内(例えば、指定された位置)へ投下することの困難性を低減することができる。
なお、リール制御にあたり、線状部材15の繰り出し量と、リール162の回転数(回転角度でもよい)との対応関係(例えば、繰り出し量“x cm”に対して回転数“0.05(18度)”を対応付け)が予め定められているとよい。この場合、リール制御部1315cは、当該対応関係にしたがって、風の強さに応じた繰り出し量に対応する回転数だけリール162を正回転させる制御信号をリール駆動機構164へ出力する。これにより、リール駆動機構164における駆動モータ1643が駆動することで当該繰り出し量に応じた線状部材15がリール162から繰り出される。このように、線状部材15がリール162から繰り出された場合、その繰り出された状態を維持するために、リール162の回転をリール回転ロック機構によりロックさせてもよい。
風力情報として物品Bの位置ずれ量gが用いられる場合、リール制御部1315cは、UAV1がホバリングしている状態において物品Bの位置ずれ量gに応じた繰り出し量となるようにリール162を制御することになる。ここで、物品Bの位置ずれ量gに応じた繰り出し量は、風の強さに応じた繰り出し量ということができる。このように、物品Bの位置ずれ量gを風の強さの指標とすることで、物品Bが実際に風に煽られる大きさに応じたリール制御が可能となる。例えば、リール制御部1315cは、物品Bの位置ずれ量gが大きいほど線状部材15の繰り出し量が小さくなるようにリール162を制御する。つまり、物品Bの位置ずれ量gが大きいほど物品Bを吊り下げる線状部材15を短くすることで、物品Bが風に煽られる量を小さくすることができ、結果として、物品の投下位置が目標範囲Rから離れることを抑制することができる。
例えば、物品Bを離脱させるときの線状部材15の最大繰り出し量よりも小さい途中繰り出し量(または、最小繰り出し量)のときに検出された“物品Bの位置ずれ量g”が第1閾値以下である場合、リール制御部1315cは、最大繰り出し量まで線状部材162を繰り出すようにリール162を制御する。これにより、風により物品Bが煽られる可能性が低いことを確認した上で物品Bを離脱させるときの最下位置(例えば、最大繰り出し量のときの物品上面の高度)となるまで線状部材15を繰り出すことができる。ここで、第1閾値は、物品Bの周囲における風が、物品Bが煽られる可能性が低い無風または弱風であると想定したときの閾値である。つまり、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値以下であれば、無風または弱風であるとみなされる。
一方、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、リール制御部1315cは、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値を超えない限り、最大繰り出し量を目標値として線状部材15を徐々に繰り出すようにリール162を制御する。これにより、風により物品Bが煽られる可能性が中程度であれば、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値を超えることを防ぎつつ、物品Bを離脱させるときの最下位置となるまで線状部材15を繰り出すことができる。ここで、第2閾値は、物品Bの周囲における風が、物品Bが煽られる可能性が弱風よりも高い中風であると想定したときの閾値である。つまり、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値より大きく第2閾値以下であれば、中風であるとみなされる。一方、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値より大きければ、物品Bが煽られる可能性が中風よりも高い強風であるとみなされる。リール制御部1315cは、線状部材15が徐々に繰り出されている間に、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値を超えた時点で線状部材15の繰り出しを停止するようにリール162を制御する。これにより、物品Bが大きく煽られる前に線状部材15の繰り出しを停止させることができる。
また、リール制御部1315cは、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値以下であるか否かによって、線状部材15の繰り出し速度を変化させるように制御してもよい。例えば、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値以下である場合、リール制御部1315cは、最大繰り出し量まで高速度(第1所定速度の一例)で線状部材15を繰り出すようにリール162を制御する。一方、物品Bの位置ずれ量gが第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、リール制御部1315cは、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値を超えない限り、最大繰り出し量を目標値として線状部材15を低速度(第1所定速度より遅い第2所定速度の一例)でゆっくりと繰り出すようにリール162を制御する。これにより、線状部材15が繰り出されている間に突風があったとしても、物品Bが大きく煽られることを防ぐことができる。なお、物品Bの位置ずれ量gが第2閾値より大きい場合、制御処理部1315は、物品Bを離脱させずにUAV1を他の場所へ飛行(例えば、物流拠点に帰還)させる。これにより、物品B及び物品Bの周囲に対して好ましくない影響を及ぼすことを防ぐことができる。
飛行制御部1315dは、UAV1の飛行制御を行う。かかる飛行制御において、飛行制御部1315dは、測位部1311から取得された位置情報及びセンサ部1313から取得されたセンシング情報に基づいて、1または複数のロータ111を回転させる制御信号をロータ駆動機構112へ出力する。これにより、UAV1の位置、姿勢、及び進行方向を制御することができる。ここで、進行方向の制御には、UAV1が進行しないように空中で停止させる制御(つまり、ホバリング制御)が含まれる。飛行制御部1315dは、例えば情報取得部1315aにより管理サーバSAから取得された配送先情報に基づいて、UAV1を配送先へ自律的に飛行させることができる。なお、配送先情報は、配送先の位置情報(緯度及び経度)を含む。また、配送先情報には、上述した目標範囲Rの位置情報が含まれてもよい。
また、ホバリング制御によりUAV1がホバリングしている状態において、線状部材15が最大繰り出し量まで繰り出された場合、飛行制御部1315dは、このときに検出された“物品Bの位置ずれ量g”に基づいて、目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1の水平方向における位置を制御する。つまり、飛行制御部1315dは、目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1を水平方向に移動させる。これにより、風がある程度吹いている状況であっても、物品の投下位置が目標範囲R(例えば、指定された位置)から離れることを抑制することができる。
図7は、目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1が水平移動している状態を示す図である。図7の例では、風により物品Bが右方向へ煽られることで物品Bの一部分が目標範囲R外になっているため、例えば、目標範囲R内に物品Bが収まるように距離d1またはd2だけUAV1を左方向へ水平移動させることになる。ここで、移動させる距離d1及び方向は、このときに検出された位置ずれ量gに基づいて算出される。なお、距離d1は、位置ずれ量gを距離に換算した値であってもよい。一方、移動させる距離d2及び方向は、センサ部1313のカメラによりUAV1の下方が撮像された画像が画像解析部1315bにより解析されることで算出されてもよい。この場合、画像解析部1315bは、例えば、カメラにより撮像された画像に表れる目標範囲R及び物品Bそれぞれの平面サイズを比較することにより、目標範囲R内に物品Bが収まる距離d2を算出する。一方、図8は、UAV1が水平移動した後に目標範囲R内に物品Bが投下された状態を示す図である。なお、図8に示す物品Bの投下は、物品離脱制御部1315eにより係留部材14から物品Bが離脱されることにより行われる。
一方、ホバリング制御によりUAV1がホバリングしている状態において、線状部材15の繰り出しが最大繰り出し量までの途中で停止された場合、飛行制御部1315dは、当該停止されたときの線状部材15の繰り出し量と最大繰り出し量との差分に基づいて、ホバリングしているUAV1を当該差分に相当する距離だけ降下させる。これにより、物品Bが投下の際に受ける衝撃を和らげることができる。図9は、線状部材15の繰り出しが途中で停止してからUAV1が距離d3降下した状態を示す図である。ここで、距離d3は、繰り出しが停止されたときの線状部材15の繰り出し量と最大繰り出し量との差分に相当する距離である。なお、図9に示すように、UAV1が距離d3降下した状態において、物品離脱制御部1315eにより係留部材14から物品Bが離脱されることで目標範囲R内に物品Bが投下されることになる。この場合も、物品Bの一部分が目標範囲R外になっていれば、目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1が水平移動した後に物品Bが投下されることになる。
ところで、配送先によっては安全上の理由からUAV1に許可される高度の下限値(これを、「安全上の下限値」という)が予め定められている場合がある。この場合、UAV1には安全上の下限値を示す情報が例えば情報取得部1315aにより管理サーバSAから取得されて飛行制御部1315dにセットされる。そして、飛行制御部1315dは、上述したように繰り出しが停止されたときの線状部材15の繰り出し量と最大繰り出し量との差分に基づいて降下させているUAV1の高度が安全上の下限値(例えば、地上から数m)に達した場合、UAV1の降下を停止させてホバリングさせる。図10は、線状部材15の繰り出しが途中で停止してから安全上の下限値までUAV1が距離d4降下した状態を示す図である。この場合、後述するように、物品Bを離脱可能であるか否かが判定されることになる。
物品離脱制御部1315eは、線状部材15が最大繰り出し量まで繰り出された状態においてUAV1(係留部材14)から物品Bを離脱させる。かかる離脱は、物品Bを係留部材14から離脱させる制御信号が物品離脱制御部1315eから離脱駆動機構へ出力されることで実施される。このとき、物品Bの一部分が目標範囲R外になっている場合、物品離脱制御部1315eは、図7に示すように、目標範囲R内に物品Bが収まるようにUAV1が水平移動した後に、図8に示すように、UAV1から物品Bを離脱させる。また、物品離脱制御部1315eは、図9に示すように、線状部材15の繰り出しが途中で停止した状態から、UAV1が距離d3降下した状態においてUAV1から物品Bを離脱させる。一方、図10に示すように、UAV1の高度が安全上の下限値に達したことでUAV1の降下が停止した場合、物品離脱制御部1315eは、UAV1(つまり、高度が安全上の下限値に達したUAV1)から物品Bを離脱可能であるか否かを判定する。そして、物品離脱制御部1315eは、物品Bが離脱可能であると判定した場合にUAV1から物品Bを離脱させる。これにより、投下によって物品Bに好ましくない影響が生じることを回避することができる。
ここで、物品Bを離脱可能であるか否かは、物品Bの種類に基づいて判定されるとよい。これにより、物品Bが投下により好ましくない影響を受ける種類である場合には投下を取りやめることができる。この場合、物品Bの種類を示す情報が例えば情報取得部1315aにより管理サーバSAから取得されて物品離脱制御部1315eにセットされる。例えば、物品Bが地面へ投下されることよる衝撃に耐えられる(換言すると、衝撃の影響を受け難い)種類(カテゴリ)に該当する場合、物品Bを離脱可能であると判定される。このような種類の例として、食品、日用品、及び衣料品等が挙げられる。一方、物品Bの種類が衝撃の影響を受け易い(換言すると、衝撃に弱い)電化製品及び割れ物等の場合、離脱可能でないと判定される。このように、物品Bを投下するときの高度が通常よりも高くなる(図10の例では、距離d5高くなる)ことにより物品Bを投下した際の衝撃が大きくなるが、離脱の可否(つまり、投下の可否)を判定することで、物品Bにとって好ましくない影響が生じる場合には投下を取りやめることで物品Bを破損や故障等を適切に防止することができる。
また、物品Bを離脱可能であるか否かは、物品Bから地面までの距離に基づいて判定されてもよい。これにより、物品Bから地面までの距離が当該物品Bに好ましくない影響を及ぼす距離である場合には投下を取りやめることができる。この場合、物品Bから地面までの距離は、例えば、線状部材15の現繰り出し量、物品の高さ、及びUAV1から地面までの距離等に基づいて算出される。UAV1から地面までの距離は、例えば距離センサにより測定されるとよい。そして、物品Bから地面までの距離が所定距離(例えば、2m)未満である場合、物品Bを離脱可能であると判定される。一方、物品Bから地面までの距離が所定距離(例えば、2m)以上である場合、離脱可能でないと判定される。
2.UAV1から物品Bを離脱させる際の動作
次に、図11及び図12を参照して、UAV1から物品Bを離脱させる際の動作について説明する。図11及び図12は、制御処理部1315の処理の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、UAV1が配送先に到着した後、目標範囲Rの上空でホバリング状態になった際に開始される。或いは、図11に示す処理は、UAV1が配送先に到着した後、物品Bの受取人からの繰り出し指示に応じて開始されてもよい。受取人からの繰り出し指示は、例えば、受取人が使用する携帯端末から通信部1312を介して受信されるとよい。なお、以下に説明する動作例では、風力情報が物品Bの位置ずれ量g(以下、単に、「位置ずれ量g」という」である場合を例にとる。
図11に示す処理が開始されると、制御処理部1315は、最小繰り出し量または途中繰り出し量に応じた線状部材15を繰り出すようにリール制御部1315cによりリール162を制御する(ステップS1)。つまり、リール制御部1315cは、線状部材162を繰り出させる。これにより、例えば、図6に示す物品位置P1またはP2まで線状部材15が繰り出される。なお、物品保持機構17により物品Bが保持されている場合、制御処理部1315は、ステップS1の処理前に物品保持機構17の可動保持体172を制御して物品Bの保持を解除させる。
次いで、制御処理部1315は、ステップS1で線状部材15が最小繰り出し量または途中繰り出し量だけ繰り出されたときに検出された位置ずれ量gを情報取得部1315aにより取得する(ステップS2)。ここで、線状部材15が最小繰り出し量または途中繰り出し量だけ繰り出されたときの位置ずれ量gは、画像解析部1315bまたは振れ角度検出センサにより検出される。
次いで、制御処理部1315は、ステップS2で取得された位置ずれ量gが第1閾値以下であるか否かを判定する(ステップS3)。位置ずれ量gが第1閾値以下であると判定され場合(ステップS3:YES)、処理はステップS4へ進む。一方、位置ずれ量gが第1閾値以下でない(つまり、第1閾値より大きい)と判定され場合(ステップS3:NO)、処理はステップS6へ進む。
ステップS4では、制御処理部1315は、最大繰り出し量まで高速度で線状部材162を繰り出すようにリール制御部1315cによりリール162を制御する。次いで、制御処理部1315は、線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されたか否かを判定する(ステップS5)。線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されたと判定された場合(ステップS5:YES)、処理は図12に示すステップS19へ進む。この場合、例えば、図6に示す物品位置P3まで線状部材15が繰り出される。一方、線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されていないと判定された場合(ステップS5:NO)、処理はステップS5に戻る。
ステップS6では、制御処理部1315は、ステップS2で取得された位置ずれ量gが第2閾値以下であるか否かを判定する。位置ずれ量gが第2閾値以下であると判定され場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7へ進む。一方、位置ずれ量gが第2閾値以下でない(つまり、第2閾値より大きい)と判定され場合(ステップS6:NO)、処理は図12に示すステップS23へ進む。
ステップS7では、制御処理部1315は、最大繰り出し量を目標値として線状部材15を低速度で繰り出すようにリール制御部1315cによりリール162を制御する。次いで、制御処理部1315は、ステップS7の直後に検出された位置ずれ量gを情報取得部1315aにより取得する(ステップS8)。次いで、制御処理部1315は、ステップS8で取得された位置ずれ量gが第2閾値を超えたか否かを判定する(ステップS9)。位置ずれ量gが第2閾値を超えていないと判定された場合(ステップS9:NO)、処理はステップS10へ進む。一方、位置ずれ量gが第2閾値を超えたと判定された場合(ステップS9:YES)、処理はステップS11へ進む。
ステップS10では、制御処理部1315は、線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されたか否かを判定する。線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されたと判定された場合(ステップS10:YES)、処理は図12に示すステップS19へ進む。一方、線状部材162が最大繰り出し量まで繰り出されていないと判定された場合(ステップS10:NO)、処理はステップS7に戻る。
ステップS11では、制御処理部1315は、線状部材15の繰り出しを停止するようにリール162を制御する。つまり、リール制御部1315cは、線状部材162の繰り出しを停止させる。次いで、制御処理部1315は、繰り出しが停止されたときの線状部材15の繰り出し量を特定する(ステップS12)。例えば、繰り出し量測定センサにより測定された繰り出し量が特定される。次いで、制御処理部1315は、ステップS12で特定された繰り出し量と最大繰り出し量との差分を算出する(ステップS13)。次いで、制御処理部1315は、ステップS13で算出された差分に相当する距離だけUAV1を降下させるように飛行制御部1315dによりロータ111を制御する(ステップS14)。つまり、飛行制御部1315dは、当該差分に相当する距離だけUAV1を降下させる。
次いで、制御処理部1315は、降下中のUAV1の高度が安全上の下限値に達したか否かを判定する(ステップS15)。降下中のUAV1の高度が安全上の下限値に達していないと判定された場合(ステップS15:NO)、処理はステップS16へ進む。一方、降下中のUAV1の高度が安全上の下限値に達したと判定された場合(ステップS15:YES)、処理はステップS17へ進む。
ステップS16では、制御処理部1315は、物品Bが最下位置(例えば、図6に示す物品位置P3)に達したか否かを判定する。物品Bが最下位置に達していないと判定された場合(ステップS16:NO)、処理はステップS14に戻る。一方、物品Bが最下位置に達したと判定された場合(ステップS16:YES)、処理は図12に示すステップS19へ進む。
ステップS17では、制御処理部1315は、UAV1の降下を停止させる。次いで、制御処理部1315は、例えば物品Bの種類に基づいて、降下が停止されホバリング中のUAV1から物品Bを離脱可能であるか否かを物品離脱制御部1315eにより判定する(ステップS18)。UAV1から物品Bを離脱可能であると判定された場合(ステップS18:YES)、処理は図12に示すステップS19へ進む。一方、UAV1から物品Bを離脱可能でないと判定された場合(ステップS18:NO)、処理は図12に示すステップS23へ進む。
なお、制御処理部1315は、ステップS18の処理前に、物品B(例えば、物品Bの底面)から地面までの距離を特定してもよい。制御処理部1315は、特定した距離が所定距離(例えば、2m)以上である場合、ステップS18へ進む。一方、制御処理部1315は、特定した距離が所定距離(例えば、2m)未満である場合、ステップS18をスキップして、処理は図12に示すステップS19へ進む。これにより、処理時間を短縮することができる。
図12に示すステップS19では、制御処理部1315は、現状態において検出された位置ずれ量gを情報取得部1315aにより取得する。次いで、制御処理部1315は、ステップS19で取得された位置ずれ量gに基づいて、物品Bが投下された場合に物品Bが目標範囲R内に収まるか否かを判定(推定)する(ステップS20)。物品Bが投下された場合に物品Bが目標範囲R内に収まらない(つまり、物品Bの少なくとも一部分が目標範囲R外となる)と判定された場合(ステップS20:NO)、処理はステップS21へ進む。一方、物品Bが投下された場合に物品Bが目標範囲R内に収まると判定された場合(ステップS20:YES)、処理はステップS22へ進む。
ステップS21では、制御処理部1315は、物品Bが目標範囲R内に収まるようにUAV1の水平方向における位置を飛行制御部1315dにより制御し(つまり、水平方向に移動させ)、処理をステップS22に進める。かかる制御により、例えば、図7に示すように、距離d1またはd2だけUAV1が水平移動する。その後、処理はステップS22へ進む。
ステップS22では、制御処理部1315は、UAV1から物品Bを物品離脱制御部1315eにより離脱させ、処理をステップS23へ進める。これにより、離脱された物品Bは地面における目標範囲R内に投下される。ステップS23では、制御処理部1315は、UAV1を他の場所へ飛行(例えば、物流拠点に帰還)させる。なお、配送先にUAV1が着陸可能な広さの平坦なスペースがある(例えば、離着陸ポートが設置されている)場合、制御処理部1315は、UAV1を当該スペース上に着陸させた後に物品Bを離脱させ、その後にUAV1を他の場所へ飛行させてもよい。
以上説明したように、上記実施形態によれば、制御装置131は、物品Bを降下させる際の物品Bの周囲における風の強さに関する風力情報を取得し、当該取得された風力情報に基づいて、風の強さに応じた線状部材15の繰り出し量となるようにリール162を制御するように構成したので、UAV1から物品Bを降下させる際の風の影響を低減することができる。したがって、例えば指定された位置に物品Bを投下して配置させることができる。
なお、上記実施形態は本発明の一実施形態であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。上記実施形態において、図11及び図12に示す処理はUAV1に搭載された制御装置131により行われるように構成したが、これに代えて、UAV1と通信する管理サーバSAにより行われるように構成してもよい。この場合、管理サーバSAは、リール162を制御して物品Bを降下させる制御装置として機能し、物品Bを降下させる際の物品Bの周囲における風の強さに関する風力情報(例えば、物品Bの位置ずれ量g)を取得し、当該風力情報に基づいて、風の強さに応じた線状部材15の繰り出し量となるようにリール162を制御するための制御情報を、通信ネットワークNWを介してUAV1へ送信する。この場合、リール駆動機構164への制御信号は、管理サーバSAからUAV1の制御処理部1315を介して送信されるとよい。
また、上記実施形態では、物品Bが地面(建物の屋上面の場合もある)に到達する前に、UAV1から物品Bを離脱させる(切り離す)ように制御されるように構成したが、これに限られない。例えば、物品Bが地面(建物の屋上面の場合もある)に到達してからUAV1から物品Bを離脱させるように制御されるものにおいても本発明は適用可能である。この場合、制御装置131は、線状部材15の繰り出し量を風の強さに応じた量としたときの物品Bと地面間の距離を求め、求めた距離に基づいて物品Bが地面に着地(到達)するようにUAV1の高度を下げる。これにより、物品Bが着地した後に当該物品BがUAV1から離脱される。
また、上記実施形態においては、リール制御部1315cは、UAV1がホバリングしている状態において、風の強さに応じた線状部材15の繰り出し量となるようにリール162を制御するように構成した。しかし、リール制御部1315cは、UAV1が架台に着陸している状態において、風の強さに応じた線状部材15の繰り出し量となるようにリール162を制御してもよい。図13は、UAV1が架台2に着陸している状態において、線状部材15が繰り出されている様子を示す図である。架台2には、物品Bが通過可能な開口21が形成されている。図13に示すように、UAV1が架台2に着陸している状態においても、線状部材15により吊り下げられた物品Bは風により煽られる場合がある。従って、上記実施形態の適用することにより、UAV1から物品Bを降下させる際の風の影響を低減することができる。なお、上記実施形態においては、無人航空機としてUAVを例にとって説明したが、無人航空機の例として飛行ロボットなどに対しても本発明は適用可能である。
<付記>
[1]本開示に係る制御装置は、物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させる制御装置であって、前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。これにより、無人航空機から物品を降下させる際の風の影響を低減することができる。
[2]上記[1]に記載の制御装置において、前記取得部は、前記物品が前記係留部材を介して前記線状部材により吊り下げられている状態で前記リールを基準として鉛直方向に対する水平方向における前記物品の位置ずれ量を、前記風の強さに関する情報として取得し、前記制御部は、前記位置ずれ量に基づいて、前記位置ずれ量に応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が実際に風に煽られる大きさに応じたリール制御が可能となる。
[3]上記[2]に記載の制御装置において、前記制御部は、前記位置ずれ量が大きいほど前記線状部材の繰り出し量が小さくなるように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を小さくすることができ、結果として、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
[4]上記[2]または[3]に記載の制御装置において、前記取得部は、前記物品を離脱させるときの前記線状部材の第1繰り出し量よりも小さい第2繰り出し量のときに検出された前記位置ずれ量を取得することを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を低減しつつ、物品の位置ずれ量を取得することができる。
[5]上記[4]に記載の制御装置において、前記第2繰り出し量は、前記物品が前記風の影響を受け始める繰り出し量より大きいことを特徴とする。これにより、物品が風に煽られる量を低減しつつ、物品が地面にできるだけ近い位置における適切な位置ずれ量を取得することができる。
[6]上記[4]または[5]に記載の制御装置において、前記位置ずれ量が第1閾値以下である場合、前記制御部は、前記第1繰り出し量まで第1所定速度で前記線状部材を繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が低いことを確認した上で物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
[7]上記[6]に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量を取得し、前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする。これにより、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
[8]上記[6]に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を前記第1所定速度より遅い第2所定速度で繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が中程度であれば、物品の位置ずれ量が第2閾値を超えることを防ぎつつ、物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
[9]上記[4]に記載の制御装置において、前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を徐々に繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、風により物品が煽られる可能性が中程度であれば、物品の位置ずれ量が第2閾値を超えることを防ぎつつ、物品を離脱させるときの最下位置となるまで線状部材を繰り出すことができる。
[10]上記[8]または[9]に記載の制御装置において、前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする。これにより、風がある程度吹いている状況であっても、物品の投下位置が投下目標となる範囲から離れることを抑制することができる。
[11]上記[8]乃至[10]の何れか一つに記載の制御装置において、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えた時点で前記線状部材の繰り出しを停止するように前記リールを制御することを特徴とする。これにより、物品が大きく煽られる前に線状部材の繰り出しを停止させることができる。
[12]上記[11]に記載の制御装置において、前記線状部材の繰り出しが前記第1繰り出し量までの途中で停止された場合、当該停止されたときの前記線状部材の繰り出し量と前記第1繰り出し量との差分に基づいて、ホバリングしている前記無人航空機を降下させることを特徴とする。これにより、物品が投下の際に受ける衝撃を和らげることができる。
[13]上記[12]に記載の制御装置において、前記降下している前記無人航空機の高度が安全上の下限値に達した場合、前記制御部は、前記無人航空機をホバリングさせ、前記高度は安全上の下限値に達した前記無人航空機から前記物品を離脱可能であるか否かを判定する判定部を更に備えることを特徴とする。これにより、物品の離脱可否を判定することで、当該物品にとって好ましくない影響が生じる場合には投下を取りやめることができる。
[14]上記[13]に記載の制御装置において、前記判定部は、前記物品の種類に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする。これにより、物品が投下により好ましくない影響を受ける種類である場合には投下を取りやめることができる。
[15]上記[13]または[14]に記載の制御装置において、前記判定部は、前記物品から地面までの距離に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする。これにより、物品から地面までの距離が当該物品に好ましくない影響を及ぼす距離である場合には投下を取りやめることができる。
[16]上記[13]乃至[15]の何れか一つに記載の制御装置において、前記判定部により前記物品が離脱可能であると判定された場合、前記制御部は、前記無人航空機から前記物品を離脱させることを特徴とする。これにより、物品に好ましくない影響が生じることを回避することができる。
[17]上記[4]または[5]に記載の制御装置において、前記位置ずれ量が第2閾値より大きい場合、前記制御部は、前記物品を離脱させずに前記無人航空機を他の場所へ飛行させることを特徴とする。これにより、物品及び物品の周囲に対して好ましくない影響を及ぼすことを防ぐことができる。
[18]本開示に係る無人航空機は、物品を係留可能な係留部材と、前記係留部材に接続される線状部材と、前記線状部材が巻き付けられるリールと、前記無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
[19]本開示に係る制御方法は、物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させるコンピュータにより実行される制御方法であって、前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得するステップと、前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御するステップと、を含むことを特徴とする。
1 UAV
2 架台
11 ロータ部
12 脚部
13 ボディ部
14 係留部材
15 線状部材
16 ウインチ
111 ロータ
112 ロータ駆動機構
131 制御装置
132 バッテリ
161 取付部
162 リール
163 回転軸
164 リール駆動機構
165 ケーシング
166 案内体
167 ロッド
168 軸受
1311 測位部
1312 通信部
1313 センサ部
1314 記憶部
1315 制御処理部
1315a 情報取得部
1315b 画像解析部
1315c リール制御部
1315d 飛行制御部
1315e 物品離脱制御部
1631 係合部材
1641,1642 ギア
1643 駆動モータ

Claims (19)

  1. 物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させる制御装置であって、
    前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記取得部は、前記物品が前記係留部材を介して前記線状部材により吊り下げられている状態で前記リールを基準として鉛直方向に対する水平方向における前記物品の位置ずれ量を、前記風の強さに関する情報として取得し、
    前記制御部は、前記位置ずれ量に基づいて、前記位置ずれ量に応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記位置ずれ量が大きいほど前記線状部材の繰り出し量が小さくなるように前記リールを制御することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記取得部は、前記物品を離脱させるときの前記線状部材の第1繰り出し量よりも小さい第2繰り出し量のときに検出された前記位置ずれ量を取得することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記第2繰り出し量は、前記物品が前記風の影響を受け始める繰り出し量より大きいことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記位置ずれ量が第1閾値以下である場合、前記制御部は、前記第1繰り出し量まで第1所定速度で前記線状部材を繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  7. 前記取得部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量を取得し、
    前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、
    前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を前記第1所定速度より遅い第2所定速度で繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  9. 前記取得部は、前記線状部材が前記第2繰り出し量から前記第1繰り出し量まで繰り出される間に連続的に検出された前記位置ずれ量を取得し、
    前記位置ずれ量が第1閾値より大きく第2閾値以下である場合、前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えない限り、前記第1繰り出し量を目標値として前記線状部材を徐々に繰り出すように前記リールを制御することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記線状部材が前記第1繰り出し量まで繰り出されたときに検出された前記位置ずれ量に基づいて、前記物品の投下目標となる範囲内に当該物品が収まるように前記無人航空機の水平方向における位置を制御することを特徴とする請求項8または9に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記位置ずれ量が前記第2閾値を超えた時点で前記線状部材の繰り出しを停止するように前記リールを制御することを特徴とする請求項8または9に記載の制御装置。
  12. 前記線状部材の繰り出しが前記第1繰り出し量までの途中で停止された場合、当該停止されたときの前記線状部材の繰り出し量と前記第1繰り出し量との差分に基づいて、ホバリングしている前記無人航空機を降下させることを特徴とする請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記降下している前記無人航空機の高度が安全上の下限値に達した場合、前記制御部は、前記無人航空機をホバリングさせ、
    前記高度は安全上の下限値に達した前記無人航空機から前記物品を離脱可能であるか否かを判定する判定部を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
  14. 前記判定部は、前記物品の種類に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  15. 前記判定部は、前記物品から地面までの距離に基づいて、当該物品を離脱可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  16. 前記判定部により前記物品が離脱可能であると判定された場合、前記制御部は、前記無人航空機から前記物品を離脱させることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  17. 前記位置ずれ量が第2閾値より大きい場合、前記制御部は、前記物品を離脱させずに前記無人航空機を他の場所へ飛行させることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  18. 物品を係留可能な係留部材と、前記係留部材に接続される線状部材と、前記線状部材が巻き付けられるリールと、を備える無人航空機であって、
    前記リールの制御により前記無人航空機から前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御する制御部と、
    更に備えることを特徴とする無人航空機。
  19. 物品を係留可能な係留部材、前記係留部材に接続される線状部材、及び前記線状部材が巻き付けられるリールを備える無人航空機から前記リールを制御して前記物品を降下させるコンピュータにより実行される制御方法であって、
    前記物品を降下させる際の前記物品の周囲における風の強さに関する情報を取得するステップと、
    前記風の強さに関する情報に基づいて、前記風の強さに応じた前記線状部材の繰り出し量となるように前記リールを制御するステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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