JP7458535B1 - 草抜き機 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、この草刈り機は土の中の根には一切働きかけは出来なかった。また、3センチから10センチ程度の小さな雑草を刈るには、あまり適当とは言えなかった。
さらに、高速で回転する刃が、石などを弾き飛ばすことがあるという大きな欠点もあった。
その他にも、土の中の根を抜くことを特に意識したものは、あるにはあるが、個別の株をひとつひとつ処理するという傾向が強かった。
引っ張り込んだ先に、円筒状の容器を置くことで、巻き込まれた雑草が、円筒の内周に沿って渦巻状、コイル状にまとめられ、円筒状の塊になるように構成する。
2 対向する回転体
2A 回転体の軸方向に刻まれた歯車状の溝
2B 回転体の回転方向に刻まれた輪状の溝
3 回転体の後ろにつけられた円筒容器
3A 円筒容器につけられた取り込み口
3B 円筒容器と回転体との境に取り付けられた付着防止の板
3C 2Bの輪状の溝に噛み合うような付着防止の突き出し部
3D 円筒容器の蓋部
3E 円筒容器の蓋部についた、取り外し用の棒
4 櫛状のストッパー、泥落とし
4A 回転体を垂直に立てたときのストッパー、泥落とし
5 ハンドル
5A ハンドルの回転軸部分
6 車輪
6A 車輪中心
7 草や根がひっかかったときに使うハサミ
8 根をほぐす楔状の棒
9 標的である雑草
10 標的である雑草類を取り込む動き
11 雑草類を取り込むときの反作用
12 反作用による力のかかる方向
13 全体が雑草に持っていかれる様子
14 動くハンドル
15 標的である雑草、大きい場合
16 地面
17 伸縮性のハンドル
18 てこの原理で土を崩す力の方向
19 ローラ縦使用時の櫛状のストッパー
20 標的引き込みの角度
21 振動子
基本的には、片手もしくは両手で扱うハンドルを持ち、リチウム電池等の電池とモーターによって駆動することで、片手で持ち、動かすことができるポータブルなものを目指している。以下、図を参照しながら、機能を説明する。
また、回転帯、ベルトやチェーン、キャタピラのようなものであると、さらに接触面積が増えて、雑草を掴む力が強い。
また、表面に、歯車状の刻み目、図5の2Aなどがあると効果的である。2つの回転体、あるいは回転帯が歯車状の刻み目2Aで噛み合っていると、さらに雑草をしっかりと挟むことができる。
また、回転体の表面がブラシ構造、針金構造であると、あるいは円筒であっても浮力調整がしてあると、陸上でも水上でも使うことができる。水の多い場所で使うときには、フロートなどを取り付け、水の上に浮かべて動作させることもできる。
この点が、構造的に類似した掃除機のノズルなどとは、まったく異なっている。また、草抜き機は、掃除機とは異なり、吸気ファンもファンを回すモーターも不要で、引き込み口周辺を気密にする必要もない。
ストッパーに力がかかるときは、雑草の根がしっかりしており、回転ができないためモーターにも負荷がかかっている常態である。
ストッパー部にセンサーを置き、ストッパーに力が加わったときには、回転体の回転を弱めたり、ストップさせたり、時には逆転させたりすることもできる。
車輪6にタイヤがある、あるいは歯車状の出っ張りがあると土に噛み込みやすい。図1では、2輪が示されているが、3輪、4輪あると、さらに精密に草抜き機の地上高、角度などを設定でき、操縦性を備え、自走機能を持たせることも可能である。
さらに、回転体、回転帯の表面に、図5の2Bのような回転軸に直交するような溝が切られており、剥離板3Bに、溝2Bに嵌まるでっぱり2Cのような付着防止用のでっぱりがあると、雑草が剥離しやすい。
切断、粉砕したものは、その場に撒き散らしても良いが、種などを含んでいる場合があるので、単純に容器内に集めておくこともできる。その場合は、容器内に落とすことができる。
また、この棒のセットをモーターなどで回転させることで、団塊を形成しやすくすることもできる。蓋ではなく、円筒の底部にセットを付けることもできる。
また、円筒は、水はけのよい金網状のものであってもよい。
1:地表からせいぜい10センチ程度の大きさのもの。
2:もしくは、全長1メートル程度までの、根回りの直径がせいぜい1センチほどのものが最大限度である。ここには、イネ科のもの、菊科のものなどがある。
ススキのように繁茂して、根回り、根の束が、20センチ、根の塊の径が10センチを越えるようなものは考えに入れない。
1:根が抜けやすいもの、
2:少し振動を与えるか、土を崩してやると根が抜けるもの、
3:根が切れやすいもの、茎や葉が切れやすいもの、
4:多少の力では根が抜けないもの、
などがある。
草抜き機が、雑草を引き込み、逆に自分自身が地面に向かって押し付けられた様子を図3に示す。図2、図3では、ハンドルの取付部に回転軸5Aを用意し、保持している手首に無理な負荷がかからないようにしてある。
A)根が抜けて、全体が収納部分に引き込まれる。
B)根のどこかが切れて、それ以外の部分が引き込まれる。
C)根が抜けず、切れない。草抜き機は、地面に押し付けられたままになる。
C1)根を抜くことを断念:根が抜けないとき、回転体などを逆転させ、引き込んだ雑草をもとに戻すことができる。すべてもとに戻すこともできるが、次の切断などの作業用に、必要なだけ元に戻し、次の作業に移ることもできる。
C2)根を抜くことを断念:草抜き機の下部にあるハサミ、図1の7、あるいはカッター、鎌、ハサミなどで、雑草の根本等を切断し、雑草上部を収納する。
C3)根が硬い時、草抜き機本体の後部の長いハンドル17で、テコの原理によって草の根を引き起こす。次に根の泥をとり、抜けた部分を収納する。
図4では、伸縮性のある長いハンドル17を示している。
C6)一度収納した草を巻き戻し、草抜き機の下部に備えられた、根をほぐす楔状の棒8を引き起こし、再度回転や振動を加え、雑草が抵抗する反作用を利用して、雑草の根本に楔状の棒が強く差し込まれ、土をほぐして、根が抜けやすくなるようにする。
C7)この楔状の棒8を、モーターなどで動かすことで、さらに土を崩して、根を抜けやすくすることもできる。電動で楔の先端部を回転させたり、振動させたり、ドリル状に、回転とともに地面に噛みこんで行くこともできる。
このほうが、雑草の根が強く、容器が引っ張られるときに草抜き機全体の動きが小さいものとなり、かつ容器の容量も増える。
地上部は葉が中心であり太陽の光を得て光合成を行い、葉の他に、茎、花、実、などがある。
地下部は、根が中心であり、それは土から水と養分を得るものであるが、エネルギーを蓄えるための太い根や球根、地下茎などがある場合がある。
雑草は、さまざまな場所に生える。その生えている場所の土、その硬さ、砂、石などの量によって、根がどのように土に潜り込んでいるかが異なってくる。
草抜き機にカメラ、マイク、センサーなどを備える、あるいは、他のマシン、スマホなどでターゲットとした雑草、その周辺を撮影、種類を分析し、根の様子まで把握することで、草抜き機の動き方、草の抜き方などを、提案する働きを分析することができる。
根を引っ張っている時、マイクで音を拾い、根が切れていく様子などをチェックすることもできる。
雑草が生えている場所の土の性質を見極める方法として、A、Bの2つの要素を考慮する。
A:モーターのセンサー:根が抜けるときの動きとスピード、引っ張りの力の加減について精密に測定することで、雑草の根の状態を分析する。
B:雑草の根元の画像を撮影し、画像データベースから、土の様子を判断し分析する。
雑草の葉、茎などを撮影することで、雑草の種類を判断し、種類ごとの茎や根の切れやすさ、根が細かい根なのか、太い根なのか、長さはどうなのか、地下茎になっているのか、球根などをもっているのかなど分析する。
本発明の草抜き機は、普通一般に使われる草刈り機が、標的にできない小さい雑草を引き込んで、円筒形の塊に形成することができ、しかも全てではないが、根を抜いてしまうこともでき、草抜き効果が長持ちするという効果がある。
(請求項1)
A.少なくとも一つ以上の、
1:回転体(棒状のローラー)、もしくは回転帯(ベルト、チェーン、キャタピラ)をもち、
それに対向する位置に、
2:回転体、回転帯、もしくはおさえ具を備える。
以上の1と2で、雑草等を挟み込み、回転体1、2のいずれか一つ以上が回転することで、雑草等を巻き込む、引き込み装置をもち、
B.回転体1、2からなる引き込み装置の前に、
雑草の茎や葉は通過するが、小石、泥の塊などを通過させないような、橇状、櫛状の形状であり、根がすぐに抜けない場合、強く押し付けられて反応するセンサースイッチの一部ともなることができる、
ストッパーを備えている。
以上A.引き込み装置の前にB.ストッパーを備えた、草抜き機。
(請求項2)
A.少なくとも一つ以上の、
1:回転体(棒状のローラー)、もしくは回転帯(ベルト、チェーン、キャタピラ)をもち、
それに対向する位置に、
2:回転体、回転帯、もしくはおさえ具を備える。
以上の1と2で、雑草等を挟み込み、回転体1、2のいずれか一つ以上が回転することで、雑草等を巻き込む、引き込み装置をもち、
C.回転体1、2からなる引き込み装置の後ろに、
抜いた雑草をとりこむ、円筒形、角の丸くなった形状の収納容器を備え、収納装置の内寸より丈の高い雑草は、引き込まれた先端部が当たる部分の内壁に、傾斜があることなどにより、円筒形等の内周をめぐるように進み、うずまき状、コイル状に巻き込まれ、団塊状に収容されることを特徴とする、円筒形、角の丸くなった収納容器を備えている。
以上A.引き込み装置の後ろにC.円筒形、角の丸くなった収納容器を備えた、草抜き機。
(請求項3)
雑草等を引き込み始め、回転体等を回転させたとき、雑草の根が抜けない状態となったとき、雑草を引き込む反作用によって、回転体本体は地面に向かって引き込まれ、地面に押し付けられることが起こる。この状態の時、
押し付けられたことを、ストッパーなどのセンサー、あるいはモーターの負荷を感じるセンサーなどにより検知し、一度、回転体の回転を中止し、
D.テコの原理で、根を引き起こすためのハンドルあり、根を引き起こす機能がある。
E.引き込み装置に振動を与える振動子をもち、振動で根をほぐして引き起こす機能がある。
F.必要に応じて、必要な長さを逆転できる機能がある。
G.回転体の下部に備えており、引き込み中の雑草を切断する刃物で、雑草を切断する機能がある。
H.回転体の下部に楔状の棒を備えており、回転体をわずかに逆回転し、回転体下部に収納されていた楔状の棒を引き起こしたのち、回転体を正転させて、回転体が引き込まれる力を利用して、楔を雑草の根の周辺に打ち込み、根の周辺の土をほぐし、根が抜けやすくすることができる機能がある。
以上、D、E、F、G、Hいずれかの機能を作動させることができる、請求項1、もしくは請求項2に記載された草抜き機。
Claims (2)
- A.少なくとも一つ以上の、
1:回転体、棒状のローラーよりなる回転体、
もしくはベルト、チェーン、キャタピラのいずれかによりなる回転帯をもち、
それに対向する位置に、
2:回転体、回転帯、もしくはおさえ具を備える。
以上の1と2で、雑草を挟み込み、回転体または回転帯1、2のいずれか一つ以上が回転することで、雑草を巻き込む、引き込み装置をもち、
B.回転体または回転帯1、2からなる引き込み装置の前に、
雑草の茎や葉は通過するが、小石、泥の塊などを通過させないような、橇状、櫛状の形状であり、根がすぐに抜けない場合、強く押し付けられて反応するセンサースイッチの一部ともなることができる、
ストッパーを備えている。
以上A.引き込み装置の前にB.ストッパーを備えた、草抜き機。 - 雑草を引き込み始め、回転体または回転帯を回転させたとき、雑草の根が抜けない状態となったとき、雑草を引き込む反作用によって、回転体本体は地面に向かって引き込まれ、地面に押し付けられることが起こる。この状態の時、
押し付けられたことを、ストッパーにとりつけられたセンサー、あるいはモーターの負荷を感じるセンサーにより検知し、一度、回転体の回転を中止し、
D.テコの原理で、根を引き起こすためのハンドルがあり、根を引き起こす機能がある。
E.引き込み装置に振動を与える振動子をもち、振動で根をほぐして引き起こす機能がある。
F.必要に応じて、必要な長さを逆転できる機能がある。
G.回転体の下部に備えており、引き込み中の雑草を切断する刃物で、雑草を切断する機能がある。
H.回転体の下部に楔状の棒を備えており、回転体をわずかに逆回転し、回転体下部に収納されていた楔状の棒を引き起こしたのち、回転体を正転させて、回転体が引き込まれる力を利用して、楔を雑草の根の周辺に打ち込み、根の周辺の土をほぐし、根が抜けやすくすることができる機能がある。
以上、D、E、F、G、Hいずれかの機能を作動させることができる、請求項1に記載された草抜き機。
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