JP7458242B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本願発明は、光源とその灯具前方側に配置されたレンズとを備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、光源とその灯具前方側に配置されたレンズとを備えた車両用灯具の構成として、レンズの後面に光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、レンズの前面に複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されたものが知られている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具のレンズとして、複数の入射面のうち外周寄りに位置する入射面からの入射光を、その外周側に形成された周縁反射面で全反射させた後、複数の出射面の外周側に形成された周縁出射面から灯具前方へ向けて出射させるように構成されたものが記載されている。
特開2019-125532号公報
上記「特許文献1」に記載された構成を採用することにより、灯具正面視においてレンズが複数箇所で光って見えるようにすることができ、かつ、これを光源からの出射光の利用効率を高めた上で実現することが可能となる。
車両用灯具の種類によっては、灯具視認角(すなわち車両用灯具が点灯状態にあることを視認することができる灯具正面方向からの最大傾斜角度)を比較的大きく設定することが必要となるが、上記「特許文献1」に記載された構成では、灯具正面方向から大きく傾斜した方向への光照射を行うことは困難である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源とその灯具前方側に配置されたレンズとを備えた車両用灯具において、レンズが複数箇所で光って見えるようにした上で、光源からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、レンズの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願第1の発明に係る車両用灯具は、
光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
上記レンズは、上記各入射面が凸曲面状に形成されるとともに、上記各出射面が凹曲面状に形成された構成となっている、ことを特徴とするものである。
また、本願第2の発明に係る車両用灯具は、
光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
上記レンズは、上記各入射面が凸曲面状に形成されるとともに、上記各出射面が凹曲面状に形成された構成となっている、ことを特徴とするものである。
さらに、本願第3の発明に係る車両用灯具は、
光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
上記所定出射面で全反射した光が到達する出射面は、上記入射面から直接到達する光も出射させるように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類やその具体的な配置は特に限定されるものではない。
上記「周縁入射部」は、複数の入射面よりも外周側の部位に形成されていれば、その具体的な配置は特に限定されるものではない。
上記「周縁入射部」は、光源からの出射光を複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させるように構成されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、光源からの出射光を偏向入射させる入射面のみからなる構成や入射面と全反射面との組合せからなる構成等が採用可能である。
上記「所定出射面」は、複数の出射面のうちの1つとして、周縁入射部からの入射光を全反射させて他の出射面から出射させ得るように構成されたものであれば、その具体的な配置や表面形状は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具は、光源の灯具前方側に配置されたレンズの構成として、その後面に光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、その前面に複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成された構成となっているので、灯具前方から観察したときレンズが複数箇所で光って見えるようにすることができる。
その上で、上記レンズは、その後面における複数の入射面よりも外周側の部位に、光源からの出射光を複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成された構成となっており、かつ、この周縁入射部からの入射光を所定出射面で全反射させて他の出射面から出射させる構成となっているので、この出射光によって灯具正面方向から大きく傾斜した方向への光照射を行うことができ、これにより十分な灯具視認角を確保することができる。
しかも、この光照射は、複数の入射面よりも外周側の部位に形成された周縁入射部からの入射光を利用して行われるので、光源からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
このように本願発明によれば、光源とその灯具前方側に配置されたレンズとを備えた車両用灯具において、レンズが複数箇所で光って見えるようにした上で、光源からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
上記構成において、さらに、周縁入射部の構成として、光源からの出射光を外周側へ屈折させるようにして入射させる周縁入射面と、この周縁入射面からの入射光を所定出射面へ向けて全反射させる周縁反射面とを備えた構成とすれば、光源からの出射光を効率良く所定出射面へ導くことができる。
上記構成において、さらに、レンズの構成として、その後面を構成する各入射面が凸曲面状に形成されるとともにその前面を構成する各出射面が凹曲面状に形成されたものとすれば、各入射面からの入射光を精度良く各出射面へ導いた上で各出射面から拡散光として出射させることができ、これによりレンズが複数箇所で光って見える効果を高めることができる。
また、このように各出射面が凹曲面状に形成されたものとすることにより、所定出射面も凹曲面状に形成されたものとなるので、周縁入射部からの入射光を他の出射面へ向けて拡散光として全反射させることができ、かつ、他の出射面からの出射光もさらなる拡散光として出射させることができ、これにより十分な灯具視認角を確保することが一層容易に可能となる。
上記構成において、さらに、レンズの構成として、その周縁入射部および所定出射面が光源に対して左右方向のいずれか一方または両方に配置された構成とすれば、左右方向に関して十分な灯具視認角を確保することが容易に可能となり、これにより多くの種類の車両用灯具において好ましい配光特性を実現することができる。
上記構成において、さらに、レンズの構成として、灯具正面視において正六角形の外形形状を有する構成とすれば、車両用灯具が複数組の光源およびレンズを備えた構成となっている場合において、複数のレンズを隙間なく効率良く配置することができる。
しかも、このような構成を採用することにより、複数のレンズを左右方向に隣接するレンズ相互間において上下方向にズレた状態で配置することが可能となり、これにより複数のレンズの各々において十分な灯具視認角を確保することが可能となる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII-II線断面図 図1のIII 部詳細図 図3のIV-IV線断面図 図4のV-V線矢視図 上記車両用灯具を点灯状態で示す正面図 上記実施形態の変形例に係る車両用灯具を示す正面図 図7のVIII-VIII線断面図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図であり、図2は、そのII-II線断面図である。
本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右後端部に設けられるテールランプであって、ランプボディ12およびその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14によって形成される灯室内に、6つの灯具ユニット20が組み込まれた構成となっている。
図1、2において、Xで示す方向が車両用灯具10としての「前方」(車両としては「後方」)であり、Yで示す方向が「右方向」(車両としても「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1、2以外の図においても同様である。
図1、2に示すように、6つの灯具ユニット20は、車幅方向に3列で配置されている。その際、6つの灯具ユニット20は、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて順次数が増えるようにして互いに等間隔をおいて配置されている。
各灯具ユニット20は、光源22と、この光源22の灯具前方側に配置されたレンズ40とを備えた構成となっている。
各光源22は、赤色に発光する発光ダイオードで構成されており、その発光面を灯具正面方向へ向けた状態で、共通の基板24に搭載されている。この基板24は、灯具前後方向と直交する鉛直面に沿って延びるように配置された状態で、ランプボディ12に支持されている。
各灯具ユニット20のレンズ40は、透光部材30の一部として構成されている。
この透光部材30は、無色透明の樹脂製部材(例えばアクリル樹脂製部材)で構成されており、6つのレンズ40が上記鉛直面に沿って延びる平板部32を介して一体化された構成となっている。そして、この透光部材30は、その平板部32の外周縁部においてランプボディ12に支持されている。
6つの灯具ユニット20はいずれも同様の構成を有している。そこで、以下においては、最も車幅方向内側に位置する灯具ユニット20の具体的な構成について説明する。
図3は、図1のIII 部詳細図であり、図4は、図3のIV-IV線断面図であり、図5は、図4のV-V線矢視図である。
図3~5に示すように、灯具ユニット20は、光源22の発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる光軸Axを有している。
レンズ40は、灯具正面視において光軸Axを中心とする正六角形の外形形状を有している。その際、この正六角形における6つの頂点のうち2つの頂点は光軸Axを含む鉛直面上に位置している。
図4に示すように、レンズ40の後面40bには、光源22からの出射光を入射させる複数の入射面42A、42Bが形成されている。また、レンズ40の前面40aには、複数の入射面42A、42Bの各々からの入射光を出射させる複数の出射面44A、44Bが形成されている。
次に、レンズ40の具体的な構成について説明する。
まず、レンズ40の後面40bの構成について説明する。
図5に示すように、複数の入射面42Aは、光軸Axの近傍に形成されており、複数の入射面42Bは、複数の入射面42Aの外周側に隣接した状態で形成されている。その際、複数の入射面42Aは、光軸Axを中心にして周方向に等間隔をおいて6箇所に形成されており、複数の入射面42Bは、複数の入射面42Aに対して周方向に半ピッチずれた状態で形成されている。
複数の入射面42Aは、6箇所のうちの2箇所が光軸Axを含む鉛直面上に位置するように配置された状態で同一形状で形成されている。具体的には、各入射面42Aは、灯具背面視において略菱形の外形形状を有しており、その表面形状は凸曲面状に設定されている。
複数の入射面42Bは、6箇所のうちの2箇所が光軸Axを含む水平面上に位置するように配置された状態で同一形状で形成されている。具体的には、各入射面42Bは、灯具背面視において各入射面42Aよりもサイズが大きい略台形の外形形状を有しており、その表面形状は凸曲面状に設定されている。
さらに、レンズ40の後面40bには、複数の入射面42A、42Bよりも外周側の部位に、複数の周縁入射部42Cが灯具背面視において一定幅で形成されているが、その具体的な構成については後述する。
次に、レンズ40の前面40aの構成について説明する。
図3に示すように、複数の出射面44Aは、光軸Axの比較的近傍に形成されており、複数の出射面44Bは、複数の出射面44Aの外周側に隣接した状態で形成されている。その際、複数の出射面44Aは、光軸Axを中心にして周方向に等間隔をおいて6箇所に形成されており、複数の出射面44Bは、複数の出射面44Aに対して周方向に半ピッチずれた状態で形成されている。
複数の出射面44Aは、6箇所のうちの2箇所が光軸Axを含む鉛直面上に位置するように配置された状態で同一形状で形成されている。具体的には、各出射面44Aは、灯具正面視において略正五角形の外形形状を有しており、その表面形状は凹曲面状に設定されている。
複数の出射面44Bは、6箇所のうちの2箇所が光軸Axを含む水平面上に位置するように配置された状態で同一形状で形成されている。具体的には、各出射面44Bは、灯具正面視において各出射面44Aよりもサイズが大きい略台形の外形形状を有しており、その表面形状は凹曲面状に設定されている。
図3、5に示すように、各出射面44Aは、各入射面42Aよりも大きいサイズで形成されており、各出射面44Bは、各入射面42Bよりも大きいサイズで形成されている。
図4、5に示すように、レンズ40の前面40aには、複数の出射面44A、44Bよりも内周側に位置する部位に複数のダミー出射面44Dが形成されている。
複数のダミー出射面44Dは、複数の出射面44Aの内周側に隣接した状態で、光軸Axを中心にして周方向に等間隔をおいて6箇所に形成されている。具体的には、各ダミー出射面44Dは、灯具正面視において各出射面44Aよりもサイズが小さい略正三角形の外形形状を有しており、その表面形状は平面状に設定されている。
図4に示すように、各出射面44Aは、各入射面42Aに対して外周側に変位した状態で形成されている。また、各出射面44Bは、各入射面42Bに対して外周側に変位した状態で形成されており、その外周端縁の位置は各周縁入射部42Cの外周端縁の位置と一致している。
そして、レンズ40においては、光源22からの出射光を、各入射面42Aにおいて各出射面44Aへ向かう略平行光として入射させた後、各出射面44Aにおいて灯具正面方向を中心とする拡散光として灯具前方へ向けて出射させるとともに、光源22からの出射光を、各入射面42Bにおいて各出射面44Bへ向かう略平行光として入射させた後、各出射面44Bにおいて灯具正面方向を中心とする拡散光として灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
なお、各入射面42Aに入射した光源22からの出射光は各ダミー出射面44Dには到達しないが、レンズ40の後面40bにおける光軸Ax上の部位には僅かながらコーナーRが形成されてしまうので、この部位から入射した光は各ダミー出射面44Dに到達して各ダミー出射面44Dから灯具前方へ向けて出射することとなる。
次に、レンズ40の後面40bに形成された複数の周縁入射部42Cの具体的な構成について説明する。
図5に示すように、複数の周縁入射部42Cは、複数の入射面42Bの外周側に隣接した状態で、光軸Axを中心にして周方向に等間隔をおいて6箇所に形成されている。
図4に示すように、各周縁入射部42Cは、光源22からの出射光を外周側へ屈折させるようにして入射させる周縁入射面42C1と、この周縁入射面42C1からの入射光を灯具前方へ向けて全反射させる周縁反射面42C2とを備えている。
周縁入射面42C1は、入射面42Bの外周端縁から灯具後方へ向けて多少外周側に傾斜して延びる平面で構成されている。
周縁反射面42C2は、出射面44Bの外周端縁の真後ろの位置から内周側に凸状に湾曲して延びる凸シリンドリカル面で構成されている。そして、この周縁反射面42C2は、周縁入射面42C1からの入射光を、光軸Axを含む平面内においてやや光軸Ax寄りの方向へ向かう平行光として、その灯具前方側に位置する出射面44Bへ向けて全反射させるように構成されている。
レンズ40は、各周縁入射部42Cの周縁入射部42C1から入射してその周縁反射面42C2で全反射した光源22からの光を、その灯具前方側に位置する出射面44Bにおいてその光軸Axの反対側に位置する出射面44Aへ向けて全反射させ、さらに、この出射面44Aから灯具前方へ向けて出射させるように構成されている。
その際、出射面44A、44Bは、いずれも凹曲面状に形成されているので、出射面44Bで全反射した光源22からの光は、拡散光として出射面44Aに到達し、さらに、この出射面44Aからも拡散光として出射する。
また、出射面44Bで全反射した光源22からの光は、灯具正面方向から大きく傾斜した方向へ向かう光として出射面44Aに到達し、この出射面44Aからさらに灯具正面方向から大きく傾斜した方向へ向かう光として出射する。
図3に示すように、光軸Axに関して各出射面44Bと反対側の位置には2つの出射面44Aが形成されているので、各周縁入射部42Cの灯具前方側に位置する出射面44Bで全反射した光源22からの光は2つの出射面44Aに到達し、これら2つの出射面44Aからそれぞれ拡散光として出射する。
図6は、車両用灯具10を点灯状態で示す正面図である。
図6に示すように、6つの灯具ユニット20は、その光源22の点灯により、レンズ40の出射面44A、44Bが周方向の6箇所で光って見える。その際、各出射面44A、44Bには各入射面42A、42Bからの平行光が到達し、各出射面44A、44Bからは灯具正面方向を中心とする拡散光が灯具前方へ向けて出射するので、各出射面44A、44Bは、灯具正面視において散点的に明るく光って見え、かつ、灯具正面方向からある程度傾斜した方向からも散点的に明るく光って見える。
さらに、図2に示すように、各灯具ユニット20においては、その光源22の点灯により、レンズ40の各周縁入射部42Cから入射してその灯具前方側に位置する出射面44Bで全反射した光が、光軸Axの反対側に位置する出射面44Aにおいて光軸Axから大きく傾斜した方向へ向かう光として出射するので、灯具正面方向から大きく傾斜した方向(具体的には50°以上傾斜した方向)からも各灯具ユニット20の点灯状態が視認可能となる。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は6つの灯具ユニット20を備えているが、各灯具ユニット20は、光源22の灯具前方側に配置されたレンズ40の構成として、その後面40bに光源22からの出射光を入射させる複数の入射面42A、42Bが形成されるとともに、その前面40aに複数の入射面42A、42Bの各々からの入射光を出射させる複数の出射面44A、44Bが形成された構成となっているので、灯具前方から観察したときレンズ40が複数箇所で光って見えるようにすることができる。
その上で、各灯具ユニット20のレンズ40は、その後面40bにおける複数の入射面42A、42Bよりも外周側の部位に複数の周縁入射部42Cが形成された構成となっており、各周縁入射部42Cにおいて光源22からの出射光をその灯具前方側に位置する出射面44B(所定出射面)へ向かう光として入射させ、かつ、この出射面44Bにおいて周縁入射部42Cからの入射光を全反射させて光軸Axの反対側に位置する出射面44A(他の出射面)から出射させる構成となっているので、この出射光によって灯具正面方向から大きく傾斜した方向への光照射を行うことができ、これにより十分な灯具視認角を確保することができる。
しかも、この光照射は、複数の入射面42A、42Bよりも外周側の部位に形成された周縁入射部42Cからの入射光を利用して行われるので、光源22からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
このように本実施形態によれば、6つの灯具ユニット20を備えた車両用灯具10において、各灯具ユニット20のレンズ40が複数箇所で光って見えるようにした上で、光源22からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
しかも、各灯具ユニット20のレンズ40は、その周縁入射部42Cが、光源22からの出射光を外周側へ屈折させるようにして入射させる周縁入射面42C1と、この周縁入射面42C1からの入射光をその灯具前方側に位置する出射面44Bへ向けて全反射させる周縁反射面42C2とを備えた構成となっているので、光源22からの出射光を効率良く出射面44Bへ導くことができる。
さらに、各灯具ユニット20のレンズ40は、その後面40bを構成する各入射面42A、42Bが凸曲面状に形成されるとともにその前面40aを構成する各出射面44A、44Bが凹曲面状に形成されているので、各入射面42A、42Bからの入射光を精度良く各出射面44A、44Bへ導いた上で各出射面44A、44Bから拡散光として出射させることができ、これによりレンズ40が複数箇所で光って見える効果を高めることができる。
また、このように各出射面44A、44Bが凹曲面状に形成されたものとすることにより、各周縁入射部42Cの灯具前方側に位置する出射面44Bも凹曲面状に形成されたものとなるので、周縁入射部42Cからの入射光を出射面44Bにおいて光軸Axの反対側に位置する出射面44Aへ向けて拡散光として全反射させることができ、かつ、この出射面44Aからの出射光もさらなる拡散光として出射させることができ、これにより十分な灯具視認角を確保することが一層容易に可能となる。
さらに、各灯具ユニット20のレンズ40は、その周縁入射部42Cおよびその灯具前方側に位置する出射面44Bが、灯具正面視において光源22の左右両側に配置されているので、左右方向に関して十分な灯具視認角を確保することが容易に可能となる。そしてこれにより、車両用灯具10をテールランプとして好ましい配光特性を有するものとすることができる。
また、各灯具ユニット20のレンズ40は、灯具正面視において正六角形の外形形状を有しており、車幅方向に隣接する灯具ユニット20相互間においてレンズ40の位置が上下方向にズレた状態で配置されているので、各灯具ユニット20のレンズ40から側方へ出射する光が車幅方向に隣接する灯具ユニット20のレンズ40によって不用意に遮光されてしまうおそれをなくすことができる。
上記実施形態においては、周縁入射部42Cが、周縁入射面42C1および周縁反射面42C2を備えているものとして説明したが、光源22からの出射光を直接出射面44Bへ向けて屈折させるように構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、各灯具ユニット20のレンズ40が、灯具正面視において正六角形の外形形状を有しているものとして説明したが、これ以外(例えば矩形や三角形等)の外形形状を有する構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、6つの灯具ユニット20を備えているものとして説明したが、5つ以下あるいは7つ以上の灯具ユニット20を備えた構成することも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10がテールランプであるものとして説明したが、これ以外の灯具(例えばバックアップランプやクリアランスランプ等)として構成することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、上記実施形態の変形例に係る車両用灯具110を示す正面図であり、図8は、そのVIII-VIII線断面図である。
図7、8に示すように、本変形例に係る車両用灯具110も、車両の右後端部に設けられるテールランプであって、ランプボディ112およびその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー114によって形成される灯室内に、6つの灯具ユニット120が組み込まれた構成となっている。
各灯具ユニット120の基本的な構成は上記実施形態の各灯具ユニット20と同様であるが、その配置が上記実施形態の場合と一部異なっており、これに伴ってランプボディ112および透光カバー114の構成も上記実施形態の場合と一部異なっている。
本変形例においても、6つの灯具ユニット120は、車幅方向に3列で配置されており、その際、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて順次数が増えるようにして互いに等間隔をおいて配置されている。
ただし本変形例においては、各灯具ユニット120のレンズ140が上記実施形態のレンズ40を光軸Ax回りに30°回転させた状態で配置されており、かつ、これらが互いに密着した状態で配置されている。また、各灯具ユニット120は、車幅方向外側に位置するものほど灯具後方側に変位した状態で配置されている。
このため本変形例においては、最も車幅方向内側に位置する1つの灯具ユニット120の光源22は、単独で基板124Aに搭載された状態でランプボディ112に支持されており、その車幅方向外側に隣接する2つの灯具ユニット120の光源22は、共通の基板124Bに搭載された状態でランプボディ112に支持されており、その車幅方向外側に隣接する3つの灯具ユニット120の光源22は、共通の基板124Cに搭載された状態でランプボディ112に支持されている。
また本変形例においても、6つの灯具ユニット120のレンズ140は、透光部材130の一部として構成されているが、この透光部材130は階段状に形成されており、その左右両端部に形成された平板部132A、132Bにおいてランプボディ112に支持されている。
本変形例においても、各灯具ユニット120のレンズ140は、その後面140bに光源22からの出射光を入射させる複数の入射面142A、142Bが形成されるとともに、その前面140aに複数の入射面142A、142Bの各々からの入射光を出射させる複数の出射面144A、144Bが形成された構成となっている。
その上で、レンズ140は、その後面140bにおける複数の入射面142A、142Bよりも外周側の部位に複数の周縁入射部142Cが形成された構成となっている。そして、各周縁入射部142Cにおいて光源22からの出射光をその灯具前方側に位置する出射面144Bへ向かう光として入射させ、かつ、この出射面144Bにおいて周縁入射部142Cからの入射光を全反射させて光軸Axの反対側に位置する出射面144Aから出射させるようになっている。
その際、本変形例においても、各周縁入射部142Cは、光源22からの出射光を外周側へ屈折させるようにして入射させる周縁入射面142C1と、この周縁入射面142C1からの入射光をその灯具前方側に位置する出射面144Bへ向けて全反射させる周縁反射面142C2とを備えた構成となっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、車両用灯具110を灯具前方から観察したとき、各灯具ユニット120のレンズ140が複数箇所で光って見えるようにすることができる。
また本変形例においても、各周縁入射部142Cから入射してその灯具前方側に位置する出射面144B(所定出射面)で全反射した光源22からの光を、その光軸Axの反対側に位置する出射面144A(他の出射面)から灯具正面方向から大きく傾斜した方向へ向けて出射させることができ、これにより十分な灯具視認角を確保することができる。
しかも、この光照射は、複数の入射面142A、142Bよりも外周側の部位に形成された周縁入射部142Cからの入射光を利用して行われるので、光源22からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
また本変形例においても、各周縁入射部142Cは周縁入射面142C1と周縁反射面142C2とを備えているので、周縁入射部142Cからの入射した光源22からの出射光を、その灯具前方側に位置する出射面144Aへ効率良く導くことができる。
このように本変形例においても、6つの灯具ユニット120を備えた車両用灯具110において、各灯具ユニット120のレンズ140が複数箇所で光って見えるようにした上で、光源22からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、十分な灯具視認角を確保することができる。
その上で、本変形例の構成を採用することにより、6つの灯具ユニット120のレンズ40を隙間なく効率良く配置することができる。
また本変形例においては、6つの灯具ユニット120が車幅方向外側に位置するものほど灯具後方側に変位した状態で配置されているので、各灯具ユニット120の構成として、特に車幅方向外側からの十分な灯具視認角を確保することが容易に可能となる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 車両用灯具
12、112 ランプボディ
14、114 透光カバー
20、120 灯具ユニット
22 光源
24、124A、124B、124C 基板
30、130 透光部材
32、132A、132B 平板部
40、140 レンズ
40a、140a 前面
40b、140b 後面
42A、42B、142A、142B 入射面
42C、142C 周縁入射部
42C1、142C1 周縁入射面
42C2、142C2 周縁反射面
44A、144A 出射面(他の出射面)
44B、144B 出射面(所定出射面)
44D ダミー出射面
Ax 光軸

Claims (5)

  1. 光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
    上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
    上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
    上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
    上記レンズは、上記各入射面が凸曲面状に形成されるとともに、上記各出射面が凹曲面状に形成された構成となっている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
    上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
    上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
    上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
    上記レンズは、灯具正面視において正六角形の外形形状を有している、ことを特徴とする車両用灯具。
  3. 光源と、上記光源の灯具前方側に配置されたレンズと、を備えた車両用灯具において、
    上記レンズの後面に、上記光源からの出射光を入射させる複数の入射面が形成されるとともに、上記レンズの前面に、上記複数の入射面の各々からの入射光を出射させる複数の出射面が形成されており、
    上記レンズの後面における上記複数の入射面よりも外周側の部位に、上記光源からの出射光を上記複数の出射面のうちの1つである所定出射面へ向かう光として入射させる周縁入射部が形成されており、
    上記レンズは、上記周縁入射部からの入射光を上記所定出射面で全反射させて上記複数の出射面のうち上記所定出射面以外の出射面から出射させるように構成されており、
    上記所定出射面で全反射した光が到達する出射面は、上記入射面から直接到達する光も出射させるように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  4. 上記周縁入射部は、上記光源からの出射光を外周側へ屈折させるようにして入射させる周縁入射面と、上記周縁入射面からの入射光を上記所定出射面へ向けて全反射させる周縁反射面とを備えている、ことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記レンズは、上記周縁入射部および上記所定出射面が上記光源に対して左右方向のいずれか一方または両方に配置された構成となっている、ことを特徴とする請求項1~4いずれか記載の車両用灯具。
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