JP7457327B2 - 通信システム、端末装置、及び端末連携受信方法 - Google Patents

通信システム、端末装置、及び端末連携受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局と複数の端末装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)伝送を行う無線通信システムにおいて、端末装置同士が連携してMIMO復調処理を行う技術に関するものである。
無線通信システムにおける大容量化の技術として複数のアンテナを用いて同一の無線チャネルで空間分割多重を行うMIMO伝送が、セルラ通信システムや無線LANシステムなどをはじめとして様々な無線通信システムに採用されている。
一般に、MIMO伝送では、送受信装置が伝送したい空間ストリーム数以上のアンテナを備えることで、複数の空間ストリームが混在した状態で受信される信号に対して、適切なMIMO復調処理を行って所望の空間ストリームを受信できることが知られている。そのため、MIMO伝送の容量を拡大するには、送受信装置の双方でできるだけ多数のアンテナを備える必要がある。
しかしながら、実際には装置上の制約があり、特に端末装置が備えることができるアンテナ数が装置サイズや消費電力の観点から制約されるため、伝送可能な空間ストリーム数が低下してしまうという課題がある。
そこで、端末装置同士が互いに連携し、自装置が受信した信号を、宛先の端末装置に対して中継伝送することで、宛先の端末装置において、あたかも自装置が保有するアンテナ数以上の受信信号を用いてMIMO復調処理を行うことで、MIMO伝送の容量を拡大できる「端末連携MIMO伝送方式」が検討されている(例えば非特許文献1参照)。
D. Fengning and H. Murata, "Performance Study of Terminal Collaborated MIMO Reception Experimental Testbed in Actual Environment," 2019 IEEE VTS Asia Pacific Wireless Communications Symposium (APWCS), Singapore, 2019, pp. 1-5.
端末連携MIMO伝送方式において、宛先の端末装置がMIMO復調可能な分だけ、空間ストリーム毎にMIMO復調に用いる受信信号を周辺の他の端末装置から取得し、MIMO復調処理を行うことが考えられる。ここで、受信品質が悪い受信信号がMIMO復調に含まれる場合には復調性能が低下するため、宛先の端末装置が復調したい空間ストリーム数を上回る数の受信信号を集約することが望ましい。
しかしながら、宛先の端末装置において、集約する受信信号数が増加すると、端末装置間で中継伝送が必要な情報量が増大し、復調処理完了までに長い時間が必要となることが課題となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、端末連携MIMO伝送方式において、端末装置間で中継伝送が必要な情報量を低減しつつ、受信特性を改善することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、複数の端末装置を備える通信システムであって、
前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
前記第2部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、自身が前記基地局から受信したMIMO信号と、前記第1部分集合に属する1以上の端末装置から送信されたMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信し、
前記宛先端末装置が、前記第2部分集合に属する1以上の端末装置から受信した前記復号結果と前記判定値とを用いて、最終的な復号結果を算出する
通信システムが提供される

開示の技術によれば、端末連携MIMO伝送方式において、端末装置間で中継伝送が必要な情報量を低減しつつ、受信特性を改善することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムの構成図である。 H-MS、Det-MS、Des‐MSの機能構成を示す図である。 Det-MSの復調処理及び復号処理に関わる詳細構成例を示す図である。 第1実施形態における無線通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態における無線通信システムの動作を説明するためのシーケンスチャートである。 第2実施形態における無線通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態における無線通信システムの動作を説明するためのシーケンスチャートである。 装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態における無線通信システムは特定の方式に限定されない。例えば、本実施の形態における無線通信システムは、無線LANであってもよいし、LTEや5G等のシステムであってもよいし、これら以外のシステムであってもよい。以下、第1実施形態と第2実施形態を説明する。第1実施形態と第2実施形態とでシステム構成は共通である、その動作に違いがある。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
<システム構成>
図1に、第1実施形態における無線通信システム100の構成例を示す。図1に示すように、本無線通信システム100は、基地局BS(以降、BSと呼称する)、及びBS配下の複数の端末装置(以下、端末装置をMSと呼称する)を有する。
BSは、複数のアンテナを備え、複数ストリームのMIMO信号を送信する機能を備える。各MSは1つのアンテナを備え、MS同士は無線通信により連携し、互いに信号を送受信可能である。なお、MSが複数のアンテナを備えても構わない。図1には、MS間の連携の通信がCollaboration linksとして示されている。
MSはHelper MS(以下、H-MSと呼称する)とDetection MS(以下、Det-MSと呼称する)のうちのいずれかに分類される。H-MSはBSから受信した信号をDet-MSに中継し、Det-MSはBSからの受信信号及びH-MSからの中継信号を元にMIMO復号処理(復調処理を含む)を行う。
また、複数のMSの中にはBSが送信する無線信号の宛先となるDestination MS(以下、Des-MSと呼称する)が1台以上含まれ、Det-MSはMIMO復調処理結果(復号ビット列、残留誤差係数)をDes-MSへ中継伝送し、Des-MSは中継されたMIMO復調処理結果を元に、復号ビット列を取得する。Des-MSは、Det-MS又はH-MSを兼ねてもよい。Des-MSがDet-MSでもある場合、Des-MSは、自身のMIMO復調処理結果と他のDet-MSから受信したMIMO復調処理結果を用いて、最終的な復号ビット列を取得する。
図1は、説明のための一例として、1台のBSと6台のMSが存在し、BSが4本のアンテナを持って4つの空間ストリームのMIMO信号を送信し、6台のMSがその信号を受信することで、端末連携MIMO受信が実施される場合の例を示している。
図1に示すとおり、本例では、6台のMSの部分集合である3台がH-MS(H-MS-1~3)であり、他の部分集合の3台がDet-MS(Det-MS-1~3)であり、3台のDet-MSのうち1台(Det-MS-3)がDes-MSである。
本実施の形態における複数のMS(H-MS、Det-MS、Des-MS)は、同じ構成を有していてもよいし、役割(H-MS、Det-MS、Des-MS)に応じて異なる構成であってもよい。複数のMS(H-MS、Det-MS、Des-MS)が同じ構成を有する場合、その役割に応じて動作が異なる。
<各MSの機能構成例>
図2は、H-MS、Det-MS、Des-MSそれぞれの機能構成例(概要構成例)を示す図である。図2は、Des-MSがDet-MSを兼ねている例を示している。図2に示すように、H-MSは、信号受信部11、信号送信部12を有する。Det-MSは、信号受信部21、復号処理部22、データ送信部23を有する。Des-MSは、データ受信部24、復号結果算出部25、出力部26、Det-MS部27、データ要求部28を有する。
なお、「信号受信部」を「受信部」と称し、「信号送信部」を「送信部」と称してもよい。また、Des-MSのデータ要求部28は、第2実施形態を想定した機能部であり、第1実施形態では、データ要求部28を備えなくてもよい。
H-MSの信号受信部11は、BSから送信された信号を受信し、信号送信部12は、その信号をブロードキャストで送信する。なお、送信はブロードキャストに限定されるわけではない。例えば、マルチキャストであってもよい。
Det-MSの信号受信部21は、1以上のH-MSからブロードキャストされた信号と、BSから送信された信号を受信する。復号処理部22は、信号受信部21により受信した信号に対してMIMO復号処理を行って、データ(復号ビット列)と残留誤差係数を出力する。データ送信部23は、復号処理部22により得られたデータと残留誤差係数をDes-MSに送信する。この「送信」には、Det-MSを兼ねるDet-MSにおけるDet-MS部27がデータと残留誤差係数を復号結果算出部25に通知することを含む。
Des-MSのデータ受信部24は、1以上のDet-MSから、データと残留誤差係数を受信する。復号結果算出部25は、Det-MS部27から出力されたデータと残留誤差係数、及び、データ受信部24により受信したデータと残留誤差係数とに基づいて、最終的な復号結果を算出(選択)する。出力部26は、復号結果算出部25により選択されたデータを出力する。
<復号処理部25の詳細構成>
図3に、Det-MSにおける復号処理部25の詳細構成例を示す。図3に示すように、復号処理部25は、CP除去部102、S/P変換部103、FFT部104、MMSE等化部105、IFFT部106、P/S変換部107、BP復号部108、軟判定レプリカ生成部109を備える。各部の機能の概要は下記のとおりである。
図3の例において、CP除去部102は、signal1(信号1)、signal2(信号2)、signal3(信号3)、signal4(信号4)の4つの信号を受信している。これらの信号は、例えば、3つのH-MSがMSから時刻kに受信した信号が中継伝送された信号と、Det-MS自身が時刻kに受信した信号である。例えば、信号1はH-MS-1から受信した信号であり、信号2はH-MS-2から受信した信号であり、信号3はH-MS-3から受信した信号であり、信号4はDet-MSが受信した信号である。
CP除去部102は、受信した各信号に対するサイクリックプレフィックス(CP)の除去を行う。S/P変換部103は、CPを除去した各信号に対してシリアル/パラレル変換を行う。
FFT部104は、S/P変換された信号に対してFFT(高速離散フーリエ変換)を行い、MMSE等化部105は、S/P変換された信号に対してMMSEフィルタを適用する。
IFFT部106は、MMSEフィルタを適用された信号に対してIFFT(逆高速離散フーリエ変換)を行い、P/S変換部107はパラレル/シリアル変換を行う。BP(Belief Propagation)復号部108はBP復号を行う。軟判定レプリカ生成部109は、BP復号により得られた値(尤度)を用いて軟判定用のレプリカ信号を生成し、当該レプリカ信号をMMSEフィルタへフィードバックする。
<端末連携MIMO伝送フローの例>
図4に示すフローの手順に沿って、図1に示した構成を有する第1実施形態における端末連携MIMO伝送フローの例を説明する。図5のシーケンス図も適宜参照する。なお、図4と図5のステップ番号は対応している。
ステップS1において、BSはMSに対して信号(MIMO信号)を送信する。図5のステップS1に示すとおり、BSから4ストリーム分のデータがMIMO信号として送信され、6台ある各MSがBSから送信された信号を受信する。
ステップS2において、各H-MSは自局がBSから受信した信号をDet-MSに対して中継伝送する。図5に示すとおり、各H-MSは、BSから受信した信号をブロードキャストで送信する。
また、各H-MSはタイミングを分けて信号をブロードキャストで送信する。図5の例では、H-MS-1が最初に信号を送信し、H-MS-2が次に信号を送信し、次にH-MS-3が信号を送信する。これにより、受信側では、受信タイミングの違いにより、受信した信号がどのH-MSからブロードキャストされた信号であるか(及びBSから受信した信号であるか)を識別できる。
ステップS3において、各Det-MSはH-MSから中継伝送された信号と、自局がBSから受信した信号とを合わせてMIMO復号処理を行い、復号結果である復号ビット列(データとも呼ぶ)と残留誤差係数を取得する。MIMO復号処理及び残留誤差係数についての処理例は後述する。
ステップS4において、各Det-MSは復号ビット列と残留誤差係数の情報をDes-MSに中継伝送する。図5に示す例では、Det-MS-3はDes-MSなので、Det-MS-3(Des-MS)は、Det-MS-1とDet-MS-2のそれぞれから復号ビット列と残留誤差係数の情報を受信する。Det-MS-3(Des-MS)自身もMIMO復調処理を行っているので、復号ビット列と残留誤差係数を取得している。
ステップS5において、Des-MSは、各Det-MSから中継伝送された復号ビット列と残留誤差係数に基づき、処理ブロック毎に残留誤差係数が最も小さい復号ビット列を選び、最終的な復号結果を取得する。
処理ブロックとは、Det-MSが復号処理を行う単位となるビット列である。一例として、Det-MS-3(Des-MS)が、Det-MS-1から1処理ブロックのデータとして、ストリームAのデータとストリームBのデータとストリームCのデータとストリームDのデータを受信する。これらをまとめて処理ブロックデータ1と呼ぶことにする。また、Det-MS-3(Des-MS)は、Det-MS-2から1処理ブロックのデータとして、ストリームAのデータとストリームBのデータとストリームCのデータとストリームDのデータを受信する。これらをまとめて処理ブロックデータ2と呼ぶことにする。また、Det-MS-3(Des-MS)自身が取得したストリームAのデータとストリームBのデータとストリームCのデータとストリームDのデータを処理ブロックデータ3と呼ぶことにする。
処理ブロックデータ1の残留誤差係数が0.1、処理ブロックデータ2の残留誤差係数が0.2、処理ブロックデータ3の残留誤差係数が0.3であるとすると、Det-MS-3(Des-MS)は、残留誤差係数が最小である処理ブロックデータ1を最終的な復号結果として選択する。
なお、複号ビット列の選択は、処理ブロック毎の他、復号ストリーム毎や、これら以外の復号ビット列全体で行ってもよい。復号ビット列全体とは、例えば、復号ビット列としてある時間長の映像データを受信する場合において、その時間長の映像データに相当する復号ビット列である。
復号ストリーム毎に選択を行う場合において、説明のために例えば、ストリームAに着目して、Det-MS-3(Des-MS)が、Det-MS-1からストリームAのデータ(データ1とする)を受信し、Det-MS-2からストリームAのデータ(データ2とする)を受信し、Det-MS-3(Des-MS)自身がストリームAのデータ(データ3とする)を取得したとする。
データ1の残留誤差係数が0.1、データ2の残留誤差係数が0.2、データ3の残留誤差係数が0であるとすると、Det-MS-3(Des-MS)は、残留誤差係数が最小であるデータ3を、ストリームAについての最終的な復号結果として選択する。他のストリームについても同様である。
なお、残留誤差係数を用いて最終的な復号結果を算出することは一例である。残留誤差係数以外の判定値を用いて最終的な復号結果を算出することとしてもよい。
<MIMO復号処理の詳細例>
次に、各Det-MSにおける、図3に示した構成を備える復号処理部22が実行するMIMO復号処理と残留誤差係数(残留干渉係数と呼んでもよい)について詳細例を説明する。
本実施の形態では、端末連携MIMO受信により、端末装置間でのストリーム間干渉の抑圧能力を高め、周波数領域での等化処理を行うことでストリーム間干渉及びシンボル間干渉を抑えることとしている。更に、送信系列にLDPC符号による符号化を施し、復号後の高信頼度のシンボルから生成される干渉信号のレプリカを受信信号から減算することにより干渉信号の抑圧を行う繰り返し等化を実行する。LDPCの復号法として、繰り返し復号法であるBP(Belief Propagation)復号を用いている。以下、より具体的に説明する。
ここでは、L(Lは正の整数)本の遅延波が到来する環境でのBSのアンテナの数がN(Nは正の整数)本、単ーアンテナを持つ各MSの数がM(Mは正の整数)台とするMIMO伝送の場合の無線通信システム100のシステムモデルを想定して説明する。
この場合、MSが時刻kに受信する信号y(k)[行列CM×1の集合の要素]は、下記の式(1)で表される。
Figure 0007457327000001
式(1)において、H(l)[行列CM×Nの集合の要素]は第lパスの伝搬路行列、x(k)[行列CN×1の集合の要素]、及びn(k)[行列CM×1の集合の要素]はそれぞれ時刻kにおける送信信号及び雑音信号を表す。
ここで、BSは、LDPC符号化されたデータ系列にCPが付加された信号を送信する。MS(Det-MS)において、CP除去部102は、H-MSから中継伝送された受信信号及び自身の受信信号のそれぞれから、CPを除去し、CPを除去した信号に対し、S/P部103を経てFFT部104が周波数領域の信号への変換を行う。
そして、MMSE等化部105がMMSE等化処理を実行する。MMSE等化処理では、下記の式(2)及び式(3)に示すように、MMSEウェイトW(f)[行列CM×Nの集合の要素]による初期等化を施すことにより、第f周波成分の等化後の信号X(f)[行列CN×1の集合の要素]が得られる。
Figure 0007457327000002
Figure 0007457327000003
ここで、G(f)[行列CM×Nの集合の要素]及びY(f)[行列CM×1の集合の要素]はそれぞれ第f周波数成分における伝搬路応答及び受信信号であり、Nは雑音電力、Pは送信電力である。
そして、MMSE等化後にIFFT部106により時間領域に変換された信号x(k)[行列CN×1の集合の要素]から尤度が計算され、それがBP復号部108への入力値となり、BP復号部108によりBP復号が行われる。
そして、予め設定された繰り返し等化処理の上限回数に達していない場合、軟判定レプリカ生成部109は、BP復号後に更新された尤度から軟判定シンボルx^(k)[行列CN×1の集合の要素]を作成し、FFTにより軟判定シンボルx^(k)を周波数領域の信号X^(f)[行列CN×1の集合の要素]に変換した後、伝搬路の第n送信アンテナに対する周波数応答ベクトルg(f)[行列CM×1の集合の要素]を用いて干渉信号の軟判定レプリカY^(f)[行列CM×1の要素]を下記の式(4)により生成する。
Figure 0007457327000004
2回目以降の繰り返し等化時におけるMMSE等化部105は、受信信号Y(f)から所望信号以外のすべての干渉信号のレプリカを減算した後、ウェイトを掛け合わせることにより等化処理を行う。ここで、所望の空間ストリームの信号が第n信号(i=n)であるとき、MMSE等化後の出力X (f)は下記の式(5)となる。なお、iは空間ストリームの番号であり、i≠nの空間ストリームの信号は干渉信号となる。
Figure 0007457327000005
Figure 0007457327000006
ここで、ウェイトw(f)は、上記の式(6)で表される。
式(6)において、βは0≦β≦1を満たす残留誤差係数であり、残留干渉の大きさを表す。例えば残留干渉(残留誤差)が無い場合はβ=0となる。
例えば、硬判定により得られた復号ビット列のパリティチェックに成功した場合、残留干渉が無いと判断でき、β=0となる。また、パリティチェックに成功しない場合、例えば、下記の式(7)でβを算出してもよい。
β=1-(1/K)×Σ|x^(k)| ....(7)
kは受信信号のk番目のシンボルであり、Kは全シンボル数である。x^(k)は空間ストリームiについての軟判定シンボルであり、Σは1からKまでの和を示す。
上記の式(7)で得られる残留誤差係数は、ストリーム単位での残留誤差係数であり、前述したようにストリーム単位で復号ビット列を選択する場合に、上記βを使用できる。
また、処理ブロック単位で復号ビット列を選択する場合は、例えば、下記の式(8)で計算される全ストリームの残留誤差係数の和βを残留誤差係数として使用できる。
β=Σβ....(8)
なお、上述した残留誤差係数の算出方法は一例であり、上記の算出方法以外の算出方法で残留誤差係数を求めてもよい。
MMSE等化後の出力X (f)は、IFFT部106により時間領域信号x (k)に変換され、再度、BP復号部108に入力されて更新された尤度が軟判定レプリカ生成部109に出力され、繰り返し等化処理が行われる。そして、繰り返し等化処理が終了すると、BP復号部108の尤度に対して硬判定が行われ、硬判定の結果(0か1)が最終的な復号ビット列として出力される。
<第1実施形態の効果>
以上説明したとおり、MS(H-MS)は、BSから受信した信号を、他のMS(Det-MS)にブロードキャスト通信により中継伝送し、複数のDet-MSでMIMO復号処理を行った結果をDes-MSに集約し、Des-MSが最適なデータを選択することとした。これにより、MS間で中継伝送が必要となる情報量を低減しつつ、端末連携MIMO伝送方式における受信特性を改善することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態のシステム構成例、MIMO復号処理手順例は第1実施形態と同様であり、図1~図3等を参照して説明したとおりである。以下、第1実施形態と異なる点を主に説明する。
図6は、第2実施形態における端末連携MIMO伝送フロー例を示す。図6に示すフローの手順に沿って、第2実施形態における端末連携MIMO伝送フローの例を説明する。図7のシーケンス図も適宜参照する。なお、図6と図7のステップ番号は対応している。
ステップS1~ステップS3は、第1実施形態のステップS1~ステップS3と同じである。
ステップS6において、Des-MSは、自局のMIMO復号結果(復号ビット列、残留誤差係数)に基づいて判定処理を行い、追加取得が必要な復号ビット列があるかどうかを判断し、追加取得が必要な復号ビット列がある場合に、当該復号ビット列を選択する。図7に示すとおり、本例では、Det-MS-3(Des-MS)がこの処理を行う。ここで、選択する復号ビット列は復号するストリーム単位でも良いし、処理ブロック単位でも良い。
ステップS7において、Des-MSのデータ要求部27は、自分以外の各Det-MSに対して、ステップS6で選択した復号結果の復号結果の中継伝送を要求する。図7に示すとおり、本例では、Det-MS-3(Des-MS)が、Det-MS-1とDet-MS-2に対してこの要求を行う。
ステップS8において、要求を受けた各Det-MSは要求されたMIMO復号結果及び残留誤差係数をDes-MSに中継伝送する。図7に示すとおり、本例では、Det-MS-1とDet-MS-2が、Det-MS-3(Des-MS)に対してデータ(復号結果)を送信する。
ステップS9において、Des-MSは、各Det-MSから中継伝送された復号ビット列と残留誤差係数に基づき、処理ブロック毎(あるいはストリーム毎)に残留誤差係数が最も小さい復号ビット列を選び、最終的な復号結果を取得する。
処理の具体例を説明する。ストリーム単位で選択を行う場合について、一例として、ステップS6の前の段階において、Det-MS-3(Des-MS)は、ストリームAのデータ(データAとする)とその残留誤差係数=0、ストリームBのデータ(データBとする)とその残留誤差係数=0、ストリームCのデータ(データCとする)とその残留誤差係数=0、ストリームDのデータ(データDとする)とその残留誤差係数=0.5を取得したとする。
この場合、ステップS6でDet-MS-3(Des-MS)の復号結果算出部25は、データDを選択し、ステップS7において、Det-MS-1とDet-MS-2に対してデータD(ストリームDの復号ビット列)とその残留誤差係数を要求する。なお、例えば、残留誤差係数の閾値を予め決めておき、その閾値以上の残留誤差係数を有するデータを要求の対象と決定することとしてもよい。もしも、閾値以上の残留誤差係数を有するデータが無ければ、要求を行わない。
ステップS8において、Det-MS-1とDet-MS-2はそれぞれ、データD(ストリームDの復号ビット列)とその残留誤差係数をDet-MS-3(Des-MS)に送信する。
ここで、Det-MS-1から受信したデータD(ストリームDの復号ビット列)の残留誤差係数が0であり、Det-MS-2から受信したデータD(ストリームDの復号ビット列)の残留誤差係数が0.1であるとすると、ステップS9において、Det-MS-3(Des-MS)は、0.5、0、0.1のうち、最小である0を残留誤差係数として有する、Det-MS-1から受信したデータD(ストリームDの復号ビット列)を、最終的なストリームDの復号ビット列として選択する。
処理ブロック単位で選択を行う場合について、一例として、ステップS6の前の段階において、Det-MS-3(Des-MS)は、処理ブロックデータ1とその残留誤差係数=0.5を取得したとする。
この場合、ステップS6において、Det-MS-3(Des-MS)の復号結果算出部25は、処理ブロックデータ1を選択し、ステップS7において、Det-MS-1とDet-MS-2に対して処理ブロックデータ1(に対応するブロックのデータ)とその残留誤差係数を要求する。なお、例えば、残留誤差係数の閾値を予め決めておき、その閾値以上の残留誤差係数を有するデータを要求の対象と決定することとしてもよい。
ステップS8において、Det-MS-1とDet-MS-2はそれぞれ処理ブロックデータ1とその残留誤差係数をDet-MS-3(Des-MS)に送信する。
ここで、Det-MS-1から受信した処理ブロックデータ1(に対応するブロックのデータ)の残留誤差係数が0であり、Det-MS-2から受信した処理ブロックデータ1(に対応するブロックのデータ))の残留誤差係数が0.1であるとすると、ステップS9において、Det-MS-3(Des-MS)は、0.5、0、0.1のうち、最小である0を残留誤差係数として有する、Det-MS-1から受信した処理ブロックデータ1(に対応するブロックのデータ)を、処理ブロックデータ1の復号ビット列として選択する。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、第1実施形態に比べて、Det-MSとDes-MS間の中継伝送量を低減できる。
(ハードウェア構成例)
本実施の形態におけるBS及びMSはいずれも、全体を専用のハードウェア(複数のLSI等)で実現してもよいし、アナログ処理を行う送受信部(アンテナ、RF部等)以外の部分(つまり、デジタル信号の処理を行う部分)を、プロセッサ(CPU、DSP等)とメモリとを備える汎用的なコンピュータと、当該コンピュータ上で動作するソフトウェアで実現してもよい。
コンピュータとソフトウェアを用いてBSあるいはMS(総称して装置と呼ぶ)を実現する場合における装置200の構成例を図8に示す。
図8に示すように、当該装置200は、プロセッサ201、メモリ202、補助記憶装置203、入出力装置204、送受信部205を有し、これらがバスで接続された構成を有する。
例えば、補助記憶装置203に、装置200の動作を実現するプログラムが格納される。また、プログラムが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から、あるいは、ネットワーク上のサーバからネットワーク経由で、補助記憶装置203に格納されることとしてもよい。
装置200の動作時に、当該プログラムがメモリ202に読み込まれ、プロセッサ201がメモリ202からプログラムを読み出して実行する。例えば、装置200がMSである場合、プロセッサ201は、前述したMIMO復号処理、復号結果選択処理等を実行する。入出力装置104は、例えば、データの入出力を行う。
なお、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る技術において、H-MSは、BSから受信した信号を、Det-MSにブロードキャスト通信により中継伝送し、複数のDet-MSでMIMO復号処理を行った結果をDes-MSに集約することにより、MS間で中継伝送が必要となる情報量を低減しつつ、端末連携MIMO伝送方式における受信特性を改善することができる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の各項に記載した通信システム、端末装置、及び端末連携受信方法が記載されている。
(第1項)
複数の端末装置を備える通信システムであって、
前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
前記第2部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、前記MIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信し、
前記宛先端末装置が、前記第2部分集合に属する1以上の端末装置から受信した前記復号結果と前記判定値とを用いて、最終的な復号結果を算出する
通信システム。
(第2項)
前記第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれは、ブロードキャストにより、前記MIMO信号を前記第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信する
第1項に記載の通信システム。
(第3項)
前記判定値は、MIMO等化処理で用いるウェイトの残留誤差係数であり、
前記宛先端末装置は、1以上の復号結果の中から、残留誤差係数が最小となる復号結果を前記最終的な復号結果として選択する
第1項又は第2項に記載の通信システム。
(第4項)
複数の端末装置を備える通信システムであって、
前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
前記第2部分集合に属する宛先端末装置が、前記MIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該判定値に基づいて、前記第2部分集合に属する他の端末装置に復号結果を要求するか否かを判断する
通信システム。
(第5項)
前記宛先端末装置は、前記要求を行うと判断した場合において、前記第2部分集合に属する他の端末装置に対して特定の単位の復号結果を指定して要求を行い、前記第2部分集合に属する他の端末装置から当該特定の単位の復号結果と判定値を取得する
第4項に記載の通信システム。
(第6項)
複数の端末装置を備える通信システムにおける端末装置であって、
前記複数の端末装置の部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから、基地局から受信したMIMO信号を受信する受信部と、
前記MIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信する送信部と
を備える端末装置。
(第7項)
複数の端末装置を備える通信システムにおける端末装置であって、
前記複数の端末装置の部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから、基地局から受信したMIMO信号を受信する受信部と、
前記MIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該判定値に基づいて、他の端末装置に復号結果を要求するか否かを判断する復号結果算出部と
を備える端末装置。
(第8項)
複数の端末装置を備える通信システムにおいて実行される端末連携受信方法であって、
前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
前記第2部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、前記MIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信し、
前記宛先端末装置が、前記第2部分集合に属する1以上の端末装置から受信した前記復号結果と前記判定値とを用いて、最終的な復号結果を算出する
端末連携受信方法。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
MS 端末装置
BS 基地局
11 信号受信部
12 信号送信部
21 信号受信部
22 復号処理部
23 データ送信部
24 データ受信部
25 復号結果算出部
26 出力部
27 Det-MS部
28 データ要求部
201 プロセッサ
202 メモリ
203 補助記憶装置
204 入出力装置
205 送受信部

Claims (8)

  1. 複数の端末装置を備える通信システムであって、
    前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
    前記第2部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、自身が前記基地局から受信したMIMO信号と、前記第1部分集合に属する1以上の端末装置から送信されたMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信し、
    前記宛先端末装置が、前記第2部分集合に属する1以上の端末装置から受信した前記復号結果と前記判定値とを用いて、最終的な復号結果を算出する
    通信システム。
  2. 前記第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれは、ブロードキャストにより、前記MIMO信号を前記第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記判定値は、MIMO等化処理で用いるウェイトの残留誤差係数であり、
    前記宛先端末装置は、1以上の復号結果の中から、残留誤差係数が最小となる復号結果を前記最終的な復号結果として選択する
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 複数の端末装置を備える通信システムであって、
    前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
    前記第2部分集合に属する宛先端末装置が、自身が前記基地局から受信したMIMO信号と、前記第1部分集合に属する1以上の端末装置から送信されたMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該判定値に基づいて、前記第2部分集合に属する他の端末装置に復号結果を要求するか否かを判断する
    通信システム。
  5. 前記宛先端末装置は、前記要求を行うと判断した場合において、前記第2部分集合に属する他の端末装置に対して特定の単位の復号結果を指定して要求を行い、前記第2部分集合に属する他の端末装置から当該特定の単位の復号結果と判定値を取得する
    請求項4に記載の通信システム。
  6. 複数の端末装置を備える通信システムにおける端末装置であって、
    前記複数の端末装置の部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから、基地局から受信したMIMO信号を受信し、前記基地局からMIMO信号を受信する受信部と、
    前記部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから受信したMIMO信号と前記基地局から受信したMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信する送信部と
    を備える端末装置。
  7. 複数の端末装置を備える通信システムにおける端末装置であって、
    前記複数の端末装置の部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから、基地局から受信したMIMO信号を受信し、前記基地局からMIMO信号を受信する受信部と、
    前記部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれから受信したMIMO信号と前記基地局から受信したMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該判定値に基づいて、他の端末装置に復号結果を要求するか否かを判断する復号結果算出部と
    を備える端末装置。
  8. 複数の端末装置を備える通信システムにおいて実行される端末連携受信方法であって、
    前記複数の端末装置の第1部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、基地局から受信したMIMO信号を、前記複数の端末装置の第2部分集合に属する1以上の端末装置に送信し、
    前記第2部分集合に属する1以上の端末装置のそれぞれが、自身が前記基地局から受信したMIMO信号と、前記第1部分集合に属する1以上の端末装置から送信されたMIMO信号に対して復号処理を行って、復号結果と判定値を取得し、当該復号結果と当該判定値とを前記複数の端末装置の中の宛先端末装置に送信し、
    前記宛先端末装置が、前記第2部分集合に属する1以上の端末装置から受信した前記復号結果と前記判定値とを用いて、最終的な復号結果を算出する
    端末連携受信方法。
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