JP7457050B2 - 消耗部品の交換時位置特定システム及び消耗部品の交換時位置特定方法 - Google Patents

消耗部品の交換時位置特定システム及び消耗部品の交換時位置特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、消耗部品の交換時位置特定システム及び消耗部品の交換時位置特定方法に関する。
従来より、移動体の構成部品を、適切なタイミングで効率よく点検可能とするシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-0196378号公報
従来のシステムでは、移動体としての車両の顧客が販売店に対して離反して、競合他社へ流出した場合には、顧客を検出することができず、そのような顧客の車両の構成部品の状態について、適切に把握することは不可能であった。即ち、販売店に対して離反し競合他社で車両の構成部品を交換してしまうと、顧客の車両と販売店との接点が無くなり、顧客の情報が一切入手出来なくなる。このため、その後顧客が販売店に戻ってくる奪還のアプローチが非常に困難となる。よって、市場における正確なシェアが掴めず、それに基づく効果的な販売促進戦略の立案も非常に難しく、現場での手探りの努力に依存せざるを得ない状態であった。
本発明は、車両の消耗部品の適切な交換によるエネルギー効率向上のため、顧客が離反しても顧客の車両に関する情報を引続き入手可能となる消耗部品の交換時位置特定システム及び消耗部品の交換時位置特定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、移動体(例えば、後述の車両200-1~車両200-n)に備える消耗部品(例えば、後述のエンジンオイル)の消耗状態を把握する消耗部品消耗度把握部(例えば、後述のエンジンオイル残存度取得部101)と、前記移動体のイグニッションをオン又はオフにすることにより走行位置状態を取得する位置取得部(例えば、後述の位置取得部102)と、前記消耗部品消耗度把握部からのデータと前記位置取得部からのデータとを受信するデータ受信部(例えば、後述のデータ受信部105)と、前記移動体の走行状態により、前記消耗部品消耗度把握部からのデータの値が初期値へ復帰した場合に、前記移動体の位置を前記消耗部品の交換位置として特定する交換時位置取得部(例えば、後述の交換時位置取得部111)と、を備える消耗部品の交換時位置特定システムを提供する。
また、本発明は、移動体(例えば、後述の車両200-1~車両200-n)に備える消耗部品の消耗状態を把握する工程(例えば、後述のステップS101)と、前記移動体のイグニッションをオン又はオフにすることにより走行位置状態を取得する工程(例えば、後述のステップS101)と、前記消耗部品の消耗状態のデータと前記走行位置状態のデータとを受信する工程(例えば、後述のステップS104)と、を備え、前記移動体の走行状態により、前記消耗部品の消耗状態のデータの値が初期値へ復帰した場合に、前記移動体の位置を特定する工程(例えば、後述のステップS105)と、を有する消耗部品の交換時位置特定方法を提供する。
そして、前記データ受信部は、一般的な地図情報を備えるとともに、消耗部品を交換可能な場所が予め登録されている交換場所登録部を備えている。また、前記移動体の位置を特定する工程では、一般的な地図情報、及び、消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報を使用可能である。
そして、前記交換場所登録部に登録されている場所の情報を用いて、消耗部品を実際に交換した場所を特定する前記交換場所特定部(例えば、後述の交換場所特定部107)を備える。また、前記移動体の位置を特定する工程では、消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報を用いて、消耗部品を実際に交換した場所を特定する。
そして、前記交換場所登録部の値と前記交換場所特定部の値との同一性を判定する判定部(例えば、後述の判定部115)を備える。また、消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報の値と、前記消耗部品を実際に交換した場所の情報の値との同一性を判定する工程(例えば、後述のステップS105)を有する。
本発明によれば、顧客が離反しても顧客の車両に関する情報を引続き入手可能となる消耗部品の交換時位置特定システム及び消耗部品の交換時位置特定方法を提供することができる。
本発明の実施形態によるシステムを示す図である。 本発明の実施形態によるシステムにおける処理を示すフローチャートである。 車両のエンジンオイルの残存率と走行距離との関係を示すグラフである。 車両オーナが変更になった場合のエンジンオイルの残存率と走行距離との関係の第一の例を示すグラフである。 車両オーナが変更になった場合のエンジンオイルの残存率と走行距離との関係の第二の例を示すグラフである。 車両のエンジンオイルを交換した場所と車両の販売店との位置関係を説明するための図である。 車両の販売店とその周囲の競合店等との位置関係を説明するための図である。 車両の販売店とその周囲の競合店等において、エンジンオイル交換をした車両とその車両の次回のエンジンオイル交換までの日数等を記載した様子を説明するための図である。 各地域の車両の販売店における顧客の離反率を示す図である。 一つの地域における車両のエンジンオイル交換のタイミングの特性を示すグラフである。 異なる地域における車両のエンジンオイル交換のタイミングの特性の違いを示すグラフである。 車両の販売店とその周囲の競合店等において、エンジンオイル交換をした車両の曜日ごとの数を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施形態のシステム1は、制御処理装置100と、車両200-1~車両200-n(nは、n>1の整数)と、を備える。制御処理装置100と、車両200-1~車両200-nの各々とは、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。
本実施形態では、車両200-1~車両200-nは、内燃機関としてのエンジンを駆動源として走行するエンジン車や、エンジンとモータとを駆動源として走行するハイブリッド車両である。車両200-1~車両200-nの各々は、各車両200-1~車両200-nの所有者が使用している駐車場や、車両200-1~車両200-nのエンジンオイル交換をする販売店や競合店に停車している。
車両200-1~車両200-nの各々は、コネクテッドカーと呼ばれる無線通信機能を搭載した車両である。車両200-1~車両200-nは、ネットワークNWに接続されることにより、車両から取得される車両データは、ネットワークNWを介して制御処理装置100に入力されて、車両に関する様々な分析が行われる。車両データには、例えば、車両のイグニッションをオンにしたときの、車両の場所、車両の走行距離、エンジンオイルの残存率、等が含まれる。以下、車両200-1~車両200-nについては、適宜、車両200として説明する。
制御処理装置100は、パーソナルコンピュータ、サーバー、又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。制御処理装置100は、例えば、エンジンオイル残存度取得部101と、位置取得部102と、走行距離取得部103と、交換時距離算出部104と、データ受信部105と、交換場所登録部106と、交換場所特定部107と、場所登録部108と、地図情報取得部109と、位置判定部110と、交換時位置取得部111と、オイル交換検知部112と、オーナ変更判定部113と、平均距離算出部114と、判定部115と、を有している。これらにより、消耗部品の交換時位置特定システム、交換時算出システム、位置判定システム、及び、オーナ変更検知システムが構成される。
これらは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
プログラムが格納される図示しない記憶部は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。プログラムは、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。また、記憶部には、各車両200に関する情報、例えば、各車両200のイグニッションをオンにしたときの、各車両200の場所、車両200の走行距離、エンジンオイルの残存率、等が含まれる情報が記憶される。
エンジンオイル残存度取得部101は、ネットワークNWを介して各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200の消耗部品としてのエンジンオイルの残存率を把握する。
位置取得部102は、各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの走行位置状態である、各車両200の位置の情報(経度及び緯度の値)を取得する。そして、各車両200においてエンジンオイルを交換した後に、イグニッションがオンにされたときには、エンジンオイル残存度取得部101から出力されるエンジンオイルの残存率の値が、エンジンオイルの交換直後の値である初期値へ復帰するが、この復帰した場合に、オイル交換検知部112は、エンジンオイルの交換が行われたことを検知し、交換時位置取得部111は、各車両200の位置をエンジンオイルの交換位置として特定する。
より具体的には、車両200において前回イグニッションがオンにされたときと比較して、今回イグニッションがオンにされたときのエンジンオイルの残存量が第1所定量以上上昇した前提の下で、エンジンオイルの残存量が第2所定量以上になっている場合に、エンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰したと判断され、オイル交換検知部112は、車両200において、エンジンオイルの交換がなされたことを検知する。ここで、第1所定量とは、車両200においてエンジンオイルがエンジン内を循環しているときの変動量である。第2所定量とは、車両200においてエンジンオイルが十分にエンジン内にある上限の状態としたときの量であり、エンジンオイルが交換されたと判断される初期値の量である。
走行距離取得部103は、各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの、各車両200の走行距離を取得する。
交換時距離算出部104は、走行距離取得部103から出力された、各車両200の走行した走行距離である総距離と、エンジンオイル残存度取得部101から出力された各車両200におけるエンジンオイルの残存率の値が、エンジンオイルの交換直後の値である初期値へ復帰した回数と、を除算する。これにより、交換時距離算出部104は、エンジンオイルの交換時期を算出する。
具体的には、交換時距離算出部104は、各車両200の走行した走行距離である総距離を取得する。また、交換時距離算出部104は、平均距離算出部114から、エンジンオイルを交換してから次にエンジンオイルを交換するまでの走行距離平均値を取得する。
ここで、平均距離算出部114は、エンジンオイル残存度取得部101から出力された各車両200におけるエンジンオイルの残存率の値が、エンジンオイルの交換直後の値である初期値へ複数回復帰した場合に、時系列的に隣接する2つの初期値、即ち、例えば、図3において「ave」で示すように、前回の初期値と今回の初期値とへそれぞれ復帰したときの、これらの間の各車両200の走行距離平均値(図3においては4,948km)を算出する。走行距離は、走行距離取得部103から出力された値が用いられる。
また、交換時距離算出部104は、総距離と車両200の使用日数とを除算して1日当たりの車両200の1日平均走行距離を求める。また、図3に示すように、交換時距離算出部104は、車両200についての総距離から、直近の、エンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰したときの走行距離を減算して、直近にエンジンオイルを交換してから車両200が走行した直近の走行距離を求める。
そして、交換時距離算出部104は、車両200についての平均距離算出部114から出力された走行距離平均値から直近の走行距離の値を減算することにより、現在の総距離から、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰すると予想されるまでの、残りの走行距離を求める。そして、交換時距離算出部104は、残りの走行距離と1日平均走行距離とを除算して、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰すると予想される残りの日数を求める。次回のエンジンオイルの交換日と予想される日付(図3においては5/4)を求める。
データ受信部105は、エンジンオイル残存度取得部101からのエンジンオイルの残存率のデータと、位置取得部102からの、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの、各車両200の走行距離のデータと、走行距離取得部103からの、各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの、各車両200の走行距離のデータとを受信する。
また、データ受信部105は、交通機関、建物、地形等の通常の地図情報を有する一般的な地図情報を備える地図情報取得部109を備えるとともに、エンジンオイルを交換可能な場所が予め登録されている交換場所登録部106を備えており、これらは、図示しない記憶媒体に記憶されている。
また、データ受信部105は、オーナ変更判定部113を備えている。オーナ変更判定部113は、エンジンオイルを前回交換したときのエンジンオイルの残存率、及び、各車両200の位置と、エンジンオイルを今回交換したときのエンジンオイルの残存率、及び、各車両200の位置と、を比較して、各車両200のオーナ変更の有無を判定する。
より具体的には、オーナ変更判定部113は、上記比較において、エンジンオイルを交換した交換位置が同一であり、且つ、前回のエンジンオイルの交換と今回のエンジンオイルの交換との間の時間が、第1所定時間よりも長いことを要件として、各車両200のオーナ変更が無いことを検知する。ここで、第1所定時間としては、例えば、平均距離算出部114から出力される走行距離平均値に相当する日数の半分以下の日数等を第1所定時間として用いることが可能である。この要件を満たすことで、図5の右端において2つの1点鎖線で囲んだ部分に示すように、車両200のオーナ変更があり、前のオーナがエンジンオイルを交換した後にあまり日数が経っていないのにもかかわらず、中古車として販売されるために、エンジンオイルの交換がなされたことを意味する。なお、図5において横軸は車両200の走行距離を示すが、横軸と共に、日時も併せて記載している。
また、オーナ変更判定部113は、上記比較において、エンジンオイルを交換する直前にイグニッションをオンにしてから、エンジンオイルを交換した直後にイグニッションをオンにするまでのタイムスタンプの開きが、第2所定時間未満であることを要件として、各車両200のオーナ変更が無いことを検知する。第2所定時間としては、例えば、1週間等を用いることが可能である。この要件を満たすことで、図4に示すように、オーナ変更がない場合には、グラフの立ち上がりが、左から3番目の1点鎖線で囲んだ部分に示すように、他のグラフの立ち上がりと比較して傾斜する。これにより、車両200のオーナ変更があり、エンジンオイルを交換した後に中古車として販売されている状態とされている等を意味する。なお、図5と同様に図4においても、横軸は車両200の走行距離を示すが、横軸と共に、日時も併せて記載している。
交換場所特定部107は、交換場所登録部106に登録されている場所の情報を用いて、エンジンオイルを実際に交換した場所を特定する。具体的には、先ず判定部115により、交換場所登録部106に登録されている場所の位置の値と交換場所特定部107により特定された場合の位置の値と、の同一性を判定する。
次に、交換場所特定部107は、位置取得部102からの各車両200の場所の位置の情報から、図6においてピンの立てられた黒い点で示す、場所の位置を中心として第1所定距離四方の範囲(図6において正方形で囲まれた範囲)に、交換場所登録部106に登録されている販売店等があるか否かの判断を行う。ここで、第1所定距離とは、車両200の販売店として交換場所登録部106に登録されている販売店の、エンジンオイル交換が行われる建屋が含まれる程度の距離である。図6に示すように、交換地点から第1所定距離四方に販売店ありと判断した場合、交換場所特定部107は、販売店等を、エンジンオイルを実際に交換した場所と特定する。そして、判定部115は、交換場所登録部106に登録されている場所の位置の値と、交換場所特定部107により特定された場合の位置の値とが同一か否かを判定する。判定部115が同一と判定した場合には、交換場所登録部106に登録されている場所を、エンジンオイルを実際に交換した場所として登録する。
登録されている場所がない場合には、位置判定部110が、各車両200の場所の位置を、地図情報取得部109の一般的な地図情報に含まれる競合店等の場所の位置と照合して、正確な位置を判定する。そして、判定された正確な位置は、地図情報取得部109が、地図情報取得部109の一般的な地図情報に、位置取得部102からの各車両200の新たなエンジンオイルの交換場所として更新し、場所登録部108は、車両200の販売、維持、管理のうちの少なくとも1つを行う場所を競合店として、交換場所登録部106に登録する。
次に、制御処理装置100における制御により実施される、消耗部品の交換時位置特定方法、交換時算出方法、位置判定方法、及び、オーナ変更検知方法について説明する。
先ず、ステップS101において、制御処理装置100のエンジンオイル残存度取得部101は、エンジンオイルの残存量を各車両200から収集する。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS102へと進む。
ステップS102において、制御処理装置100は、データ受信部105がエンジンオイル残存度取得部101から受信したエンジンオイルの残存量の前回の収集時と比較して、第1所定量以上上昇し、且つ、エンジンオイルの残存量が第2所定量以上かを判定する。
ステップS102において、制御処理装置100が、エンジンオイルの残存量の前回の収集時と比較して、第1所定量以上上昇し、且つ、エンジンオイルの残存量が第2所定量以上であると判定した場合(ステップS102:YES)、制御処理装置100の処理は、ステップS103へと進む。制御処理装置100が、エンジンオイルの残存量の前回の収集時と比較して、第1所定量以上上昇し、且つ、エンジンオイルの残存量が第2所定量以上ではないと判定した場合(ステップS102:NO)、制御処理装置100の処理は、ステップS101へと戻る。
ステップS103において、制御処理装置100のオイル交換検知部112は、エンジンオイルの交換が行われたことを検知し、交換時位置取得部111は、エンジンオイルの交換が行われた車両200の位置をエンジンオイルの交換位置として特定する。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS104へと進む。
ステップS104において、制御処理装置100は、車両200においてイグニッションがオンにされたときの、データ受信部105が受信した位置取得部102からのエンジンオイルの交換の検知をした位置を「交換地点(交換位置、交換場所)」として定義し、エンジンオイルの交換の検知をした時間を「交換タイミング(交換時)」と、定義する。また、平均距離算出部114は、エンジンオイルの交換が行われた車両200の走行距離平均値を算出する。
また、車両200においてイグニッションがオンにされたときの、走行距離取得部103からの各車両200の走行距離を取得して、交換時距離算出部104は、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰すると予想される残りの日数を求める。そして、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰すると予想される日付を図示しない記憶媒体に記憶する。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS105へと進む。
ステップS105において、制御処理装置100の交換場所特定部107によりエンジンオイルの交換場所を特定し、制御処理装置100の判定部115は、交換場所登録部106に登録されている場所の位置の値と交換場所特定部107により特定された場合の位置の値と、の同一性を判定する。即ち、エンジンオイルの交換地点から第1所定距離四方に販売店ありと判断した場合(ステップS105:YES)、制御処理装置100の処理は、ステップS106へと進む。交換地点から第1所定距離四方に販売店なしと判断した場合(ステップS105:NO)、制御処理装置100の処理は、ステップS108へと進む。
ステップS106において、制御処理装置100は、エンジンオイルの交換を行った場所は販売店である旨の判断をする。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS107へと進む。ステップS107において、制御処理装置100は、交換場所登録部106に、車両200が販売店においてエンジンオイルの交換を行った旨のデータを1件計上し、販売店を記録する。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS110へと進む。
ステップS108において、制御処理装置100は、エンジンオイルの交換を行った場所は販売店ではなく競合店である旨の判断をする。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS109へと進む。ステップS109において、制御処理装置100は、交換場所登録部106に、車両200が競合店においてエンジンオイルの交換を行った旨のデータを1件計上し、競合店を登録する。
また、地図情報取得部109は、地図情報取得部109の一般的な地図情報に、位置取得部102からの各車両200の位置に基づいて位置判定部110により判定された正確な位置を、新たなエンジンオイルの交換場所として更新する。
具体的には、図7に示すように、自動車整備工場、タイヤショップ、ガソリンスタンド等の競合店において、エンジンオイル交換を行った件数を、販売店と共に地図上において表示するように登録する。また、例えば、図8に示すように、車両200の車両番号(例えば、「車両:001」等)と、エンジンオイルの残存率の値(例えば、「MOR:52」等)と、車両200において次回エンジンオイルを交換するまでの日数(例えば、「残交換日数:25日」等)と、を地図上に表示可能に記録する。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS110へと進む。なお、地図上への表示は、上記に加えて、次回エンジンオイルを交換する交換予測日を記載してもよい。
ステップS110において、制御処理装置100は、車両200が前回エンジンオイルの交換を行った場所と、今回エンジンオイルの交換を行った場所との比較を行う。具体的には、表1に示すとおりである。
Figure 0007457050000001

即ち、前回販売店においてエンジンオイルの交換を行った場合であって、且つ、今回も販売店においてエンジンオイルの交換を行った場合には、引き続き、車両200について販売店における管理が継続している状態を示す「管理維持」のステータスが、交換場所登録部106に登録される。
また、前回販売店においてエンジンオイルの交換を行った場合であって、且つ、今回競合店においてエンジンオイルの交換を行った場合やオーナ自身でエンジンオイルの交換を行った場合には、今回のエンジンオイルの交換に際して車両200について販売店における管理から外れてしまった状態を示す「今回流出」のステータスが、交換場所登録部106に登録される。
また、前回競合店、又は、オーナ自身でエンジンオイルの交換を行った場合であって、且つ、今回販売店においてエンジンオイルの交換を行った場合には、再び、車両200について販売店における管理が行われることになった状態を示す「奪還」のステータスが、交換場所登録部106に登録される。
また、前回競合店、又は、オーナ自身でエンジンオイルの交換を行った場合であって、且つ、今回も競合店においてエンジンオイルの交換を行った場合やオーナ自身でエンジンオイルの交換を行った場合には、引き続き、車両200について販売店における管理から外れてしまっている状態を示す「流出継続」のステータスが、交換場所登録部106に登録される。そして、制御処理装置100の処理は、ステップS111へと進む。
ステップS111において、制御処理装置100のオーナ変更判定部113は、エンジンオイルの減りが少ない第1所定時間過ぎてから交換したか、又は、前回の収集時と今回の収集時との間のタイムスタンプの開きが第2所定時間未満かの判断を行う。
即ち、オーナ変更判定部113は、上記比較において、エンジンオイルを交換した交換位置(効果場所)が同一であり、且つ、前回のエンジンオイルの交換と今回のエンジンオイルの交換との間の時間が、第1所定時間よりも長いか否かを判断する。また、オーナ変更判定部113は、エンジンオイルを交換する前にイグニッションをオンにしてから、エンジンオイルを交換した直後にイグニッションをオンにするまでのタイムスタンプの開きが、第2所定時間未満であるか否かを判断する。
いずれかの判断において肯定的である場合(S111:YES)、制御処理装置100の処理は、ステップS112へと進む。いずれの判断においても否定的である場合(S111:NO)、制御処理装置100の処理は、ステップS113へと進む。
ステップS112において、制御処理装置100のオーナ変更判定部113は、オーナ変更なし、である旨を図示しない記録媒体へ記録する。そして、制御処理装置100の処理は終了する。
ステップS113において、制御処理装置100のオーナ変更判定部113は、オーナ変更あり、である旨を図示しない記録媒体へ記録する。そして、制御処理装置100の処理は終了する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、車両200の消耗部品としてのエンジンオイルの消耗状態である残存率を把握し、車両200のイグニッションをオンにすることにより走行位置状態としての位置を取得し、エンジンオイルの残存率のデータと位置のデータとを受信する。そして、車両200の走行状態により、エンジンオイルの残存率のデータの値が初期値へ復帰した場合に、移動体の位置を特定する。
これにより、エンジンオイルの残存率のデータの値が初期値へ復帰した場合に、復帰した場所の位置を特定することが可能となる。このため、復帰した場所の位置をエンジンオイルの交換場所の位置とみなすことで、正確な市場シェアの把握を得ることができる。また、エンジンオイルの交換を行う競合店や顧客マインドを理解することが可能となり、最適アプローチによる顧客の離反奪還が可能となり、強いては車両200の製造メーカの部品事業収入を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、車両200の位置を特定する工程においてデータ受信部105は、一般的な地図情報、及び、エンジンオイルを交換可能な場所が登録されている情報を使用可能である。これにより、車両200がエンジンオイルを実際に交換した位置を、一般的な地図情報と比較して、一般的な地図情報において特定することが可能となる。
また、本実施形態では、車両200の位置を特定する工程において交換場所特定部107は、エンジンオイルを交換可能な場所が登録されている情報から、エンジンオイルを実際に交換した場所を特定する。これにより、既に登録されているエンジンオイルを交換可能な場所のいずれにおいてエンジンオイルの交換が行われているかを把握することが可能となる。
また、本実施形態では、判定部115は、エンジンオイルを交換可能な場所が登録されている情報の値と、エンジンオイルを実際に交換した場所の情報の値との同一性を判定する。これより、既に登録されているエンジンオイルを交換可能な場所において、エンジンオイルの交換が行われたか否かを把握することが可能となる。
また、本実施形態では、車両200のイグニッションをオンにすることにより走行距離を取得し、車両200に備えるエンジンオイルの残存率を把握し、エンジンオイルの残存率のデータの値が初期値へ複数回復帰した場合に、隣接する2つの初期値への復帰の間における走行距離の平均値を算出し、車両200の走行した総距離と、エンジンオイルの残存率のデータの値が初期値へ復帰した回数とを除算することにより、エンジンオイルの交換時期を算出する。
これにより、車両200が管理維持の状態である場合のみならず、離反の状態となった場合や、オーナ自身でエンジンオイルの交換を行った場合でも、エンジンオイルの残存率を把握でき、エンジンオイルの交換実績を把握でき、次回のエンジンオイルの交換時期を算出することが可能となる。このため、従来では、次回のエンジンオイルの交換時期を把握することができなかった離反した車両200含めて、全ての車両200について次回交換時期を予測する事ができる。この結果、エンジンオイルの交換の最適なタイミングにある潜在顧客を、販売店や競合店等の店舗の周辺から見つけ出すことが可能となり、効率的な販促アプローチの展開による部品としてのエンジンオイルの売上向上を実現することが可能となる。また、車両200のイグニッションをオンによる位置検出により、顧客の生活圏を把握することが可能となる。
より具体的には、例えば、図9に示すように、各都市における車両200の顧客の離反率を得ることが可能となる。図9中の各都市のグラフにおける右側の網掛け部分が、離反率を示している。
また、例えば、図10に示すように、車両200の走行距離に対してどれぐらいのタイミングでエンジンオイルを交換しているかを明らかにすることが可能となる。図10には、1つの都市における車両200の、走行距離に対するエンジンオイルの交換を行った台数を示しているが、この都市においては、早めに交換する顧客と、適正なタイミングで交換をする顧客とが多いことを明らかにすることが可能となっている。
これを異なる都市についても集計することにより、図11に示すように、エンジンオイルの交換の時期の傾向が異なることが分かるため、早めの販促を行うことが望まれるか否かを顕在化させることが可能となる。
また、エンジンオイルの交換が行われた曜日を把握することが可能となるため、例えば、図11に示すように、曜日ごとに、エンジンオイルの交換が行われた場所が車両200の販売店であるのか、競合店であるのかに分類してグラフにおいて明らかにすることが可能となる。これにより、販売店の定休日が設定されていることの多い火曜日や木曜日に、離反していることを明らかにすることが可能となる。
また、本実施形態では、位置取得部102は、初期値への復帰時の車両200の位置を取得する。これにより、エンジンオイルの交換を行った車両200の位置を把握することが可能となる。
また、本実施形態では、データ受信部105は、車両200における走行距離のデータと、エンジンオイルの残存率のデータと、初期値への復帰時の車両200の位置のデータとを受信する。これにより、これらのデータを用いて、次回のエンジンオイルの交換時期を高い精度で算出することが可能となる。
また、本実施形態では、データ受信部105によりデータを受信する工程において、一般的な地図情報、及び、エンジンオイルを交換可能な場所が登録されている情報を使用可能である。これにより、車両200がエンジンオイルを実際に交換した販売店等の位置を、一般的な地図情報と比較して、一般的な地図情報において特定することが可能となる。この結果、車両200の位置及び走行距離に基づいて、次回のエンジンオイルの交換時期を高い精度で算出することが可能となる。また、顧客ごとに、顧客の車両の次回のエンジンオイル交換までの走行距離を、一般的な地図情報にプロットして登録しておくことができる。更に、一般的な地図情報に基づき、アクセル操作やブレーキ操作等の、顧客の運転特性や、顧客の生活圏における地形を踏まえて、より正確なエンジンオイルの交換時期、及び、交換までの走行距離を算出することが可能となる。
また、本実施形態では、車両200のイグニッションをオンにすることにより走行位置状態としての車両200の位置を取得し、車両200の販売、維持、管理のうちの少なくとも1つを行う場所を複数登録し、取得した車両200の位置と、登録された場所とが異なる場合に、一般的な地図情報と照合して正確な位置を判定する。これにより、登録された場所をもとに正確な位置情報を地図へ反映することができ、地図データや車両200の顧客のニーズを効率よく捉えることが可能となる。
また、本実施形態では、正確な位置を判定する工程では、地図情報取得部109は、判定部115により判定された場所を一般的な地図情報へ更新する。これにより、一般的な地図情報において、実際にエンジンオイルの交換が行われた場所を正確に登録することが可能となる。
また、本実施形態では、交換時位置取得部111は、エンジンオイルの交換時の車両の位置を取得する。これにより、車両200におけるエンジンオイルの交換時の位置を把握することが可能となり、位置が車両200の販売店か競合店かを把握することが可能となる。
また、本実施形態では、場所を複数登録する工程では、場所登録部108は、エンジンオイルを交換可能な場所を登録する。これにより、登録した、エンジンオイルを交換可能な場所におけるエンジンオイルの交換の回数や時期等を把握することが可能となり、従来で見えなかった、車両200の顧客の離反の実態を、地域レベルで明細化して把握することが可能となる。この結果、地域ごとの実態に則した、顧客の奪還のアプローチを展開することが可能となり、車両200の部品としてのエンジンオイルの売上向上につなげる事が可能となる。
また、本実施形態では、車両200のエンジンオイルの残存率を把握し、車両200のイグニッションをオンにすることにより走行位置状態としての位置を取得し、車両200の走行状態によって消耗部品としてのエンジンオイルの交換を検知し、エンジンオイルの残存率のデータと位置のデータとを受信し、前回のエンジンオイルを交換したときのエンジンオイルの残存率、及び、車両200の位置と、今回のエンジンオイルを交換したときのエンジンオイルの残存率、及び、車両200の位置と、を比較して、車両200のオーナ変更の有無を判定する。
これにより、エンジンオイルの交換を検知することにより、従来では見えなかったオーナ変更を車両単位で把握することが可能となるため、旧オーナへの継続販促活動によるロスやCSI(顧客満足度指数)の減少を抑制することが可能となり、新オーナへの新たな販促活動による新開拓の拡大につなげることが可能となる。
また、本実施形態では、エンジンオイルの残存率のデータと位置のデータとを受信する工程では、一般的な地図情報を使用可能である。これにより、オーナ変更のあった場所を、一般的な地図情報において特定することが可能となる。
また、本実施形態では、エンジンオイルの残存率のデータと位置のデータとを受信する工程では、エンジンオイルを交換可能な場所が登録されている情報を使用可能である。これにより、オーナ変更のあった場所とエンジンオイルを交換可能な場所との関係を把握することが可能となる。
また、本実施形態では、オーナ変更の有無を判定する工程では、オーナ変更判定部113は、エンジンオイルを交換した交換位置が同一、且つ、前回のエンジンオイルの交換と今回のエンジンオイルの交換との間の時間が所定時間よりも短いことを要件として車両200のオーナ変更を検知する。これにより、オーナ変更の有無を容易に判定することが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。例えば、本実施形態においては、移動体は車両200であり、消耗部品はエンジンオイルであったが、これらに限定されない。例えば、移動体は、エンジンを搭載し、エンジンオイルを使用する車全般であってもよい。また、例えば、消耗部品は、バッテリやタイヤ等であってもよい。例えば、タイヤの場合、タイヤの直径の変化を検知して、消耗部品としてのタイヤの消耗状態を把握すればよい。
また、本実施形態においては、位置取得部102は、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの走行位置状態である、各車両200の位置の情報を取得したが、これに限定されない。例えば、位置取得部102は、各車両200においてイグニッションがオフにされたときの走行位置状態である、各車両200の位置の情報を取得してもよい。
この場合、走行距離取得部103は、各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200においてイグニッションがオフにされたときの、各車両200の走行距離を取得すればよい。
また、データ受信部105は、位置取得部102からの、各車両200においてイグニッションがオンにされたときの、各車両200の走行距離のデータと、走行距離取得部103からの、各車両200から取得された車両データに含まれる、各車両200においてイグニッションがオフにされたときの、各車両200の走行距離のデータとを受信すればよい。
また、オーナ変更判定部113は、イグニッションをオフにしてから、次に、イグニッションをオフにするまでのタイムスタンプの開きの時間に基づいて、各車両200のオーナ変更の有無を検知すればよい。
また、本実施形態においては、交換時距離算出部104は、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰すると予想される日付、即ち、次回のエンジンオイルの交換が行われると予想される日付を求めたが、この構成に限定されない。例えば、交換時距離算出部104は、日付までは求めずに、次回のエンジンオイルの残存率の値が初期値へ復帰する、即ち、次回のエンジンオイルの交換が行われると予想されるまでの、残りの走行距離を求めるまでに留めてもよい。
また、本実施形態の構成に加えて、消耗部品を効率よく点検や交換をするために、センサを活用して、これらの点検や交換を促すような構成を有してもよい。
また、交換時距離算出部104は、本実施形態の構成に加えて、車両の顧客の運転特性(アクセル、ブレーキ)を加味して、より精度の高い交換予測日を導くようにしてもよい。
1…システム
100…制御処理装置
101…エンジンオイル残存度取得部(消耗部品消耗度把握部)
102…位置取得部
103…走行距離取得部
104…交換時距離算出部
105…データ受信部
106…交換場所登録部
107…交換場所特定部
108…場所登録部
109…地図情報取得部
110…位置判定部
111…交換時位置取得部
112…オイル交換検知部(消耗部品交換検知部)
113…オーナ変更判定部
114…平均距離算出部
115…判定部
200-1~200-n…車両

Claims (8)

  1. 移動体に備える消耗部品の消耗状態を把握する消耗部品消耗度把握部と、
    前記移動体のイグニッションをオン又はオフにすることにより走行位置状態を取得する位置取得部と、
    前記消耗部品消耗度把握部からのデータと前記位置取得部からのデータとを受信するデータ受信部と、
    前記移動体の走行状態により、前記消耗部品消耗度把握部からのデータの値が初期値へ復帰した場合に、前記移動体の位置を前記消耗部品の交換位置として特定する交換時位置取得部と、を備え
    前記交換時位置取得部は、前記移動体のイグニッションをオン又はオフにされたときの前記消耗部品の残存量が第1所定量以上上昇した前提の下で、前記消耗部品の残存量が第2所定量以上になっている場合に、前記移動体の走行状態により、前記消耗部品消耗度把握部からのデータの値が初期値へ復帰した旨の判断をする消耗部品の交換時位置特定システム。
  2. 前記データ受信部は、一般的な地図情報を備えるとともに、消耗部品を交換可能な場所が予め登録されている交換場所登録部を備えている請求項1に記載の消耗部品の交換時位置特定システム。
  3. 前記交換場所登録部に登録されている場所の情報を用いて、消耗部品を実際に交換した場所を特定する交換場所特定部を備える請求項2に記載の消耗部品の交換時位置特定システム。
  4. 前記交換場所登録部の値と前記交換場所特定部の値との同一性を判定する判定部を備える請求項3に記載の消耗部品の交換時位置特定システム。
  5. 制御処理装置と、車両と、を備えるシステムにおいて実行される処理により実施される交換時位置特定方法であって、
    移動体に備える消耗部品の消耗状態を把握する工程と、
    前記移動体のイグニッションをオンにすることにより走行位置状態を取得する工程と、
    前記消耗部品の消耗状態のデータと前記走行位置状態のデータとを受信する工程と、を備え、
    前記移動体の走行状態により、前記消耗部品の消耗状態のデータの値が初期値へ復帰した場合に、前記移動体の位置を特定する工程と、を有し、
    前記移動体の位置を特定する工程では、前記移動体のイグニッションをオンにされたときの前記消耗部品の残存量が第1所定量以上上昇した前提の下で、前記消耗部品の残存量が第2所定量以上になっている場合に、前記移動体の走行状態により、前記消耗部品の消耗状態のデータの値が初期値へ復帰した旨の判断をする消耗部品の交換時位置特定方法。
  6. 前記移動体の位置を特定する工程では、一般的な地図情報、及び、消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報を使用可能である請求項5に記載の消耗部品の交換時位置特定方法。
  7. 前記移動体の位置を特定する工程では、消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報を用いて、消耗部品を実際に交換した場所を特定する請求項5又は請求項6に記載の消耗部品の交換時位置特定方法。
  8. 消耗部品を交換可能な場所が登録されている情報の値と、前記消耗部品を実際に交換した場所の情報の値との同一性を判定する請求項7に記載の消耗部品の交換時位置特定方法。
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