JP7456884B2 - 建物の構築方法 - Google Patents

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本発明は、建物の構築方法に関する。
複数の棟を個別に構築し、これらの棟を一体化することにより1つの建物を構築する建物の構築方法がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2008-214969号公報 特開平10-292643号公報
しかし、このような建物の構築方法により3つの棟を構築して1つの建物を構築する場合、最初に2つの棟を構築してこの2つの棟を供用しながら残りの棟を構築するためには、インフラルートや人の通行路等となる運用ルートを備えた構造物を建物とは別途に構築して、最初に構築した2つの棟同士をこの構造物によりつなぐ必要がある。また、この構造物は、建物の構築が完了した後に、運用ルートを建物内に盛替えて解体しなければならない。
本発明は、上記の事実を考慮し、運用ルートの盛替え手間を無くす又は低減することが可能な建物の構築方法を提供することを目的とする。
第1態様に係る建物の構築方法は、建物を複数の棟に分割して構築する建物の構築方法において、一の前記棟を構築する工程と、他の前記棟を構築する工程と、前記一の棟と前記他の棟とをつなぐ中間の前記棟を構成する前記中間の棟の一部を運用ルートとして構築し、前記中間の棟の一部により前記一の棟と前記他の棟とをつなぐ工程と、前記中間の棟の一部を含んだ前記中間の棟を構築し、前記中間の棟に前記一の棟と前記他の棟とを連結して1つの建物とする工程と、を有する。
第1態様に係る建物の構築方法によれば、中間の棟の一部を運用ルートとして構築し、この中間の棟の一部により一の棟と他の棟とをつなぐことにより、中間の棟を構築して1つの建物とする前に、一の棟と他の棟との供用が可能となる。また、運用ルートとなる中間の棟の一部が、そのまま、建物を構成する中間の棟となるので、運用ルートの盛替え手間を無くす又は低減することができる。
第2態様に係る建物の構築方法は、第1態様に係る建物の構築方法において、前記一の棟と前記他の棟とは、免震層を備え、前記中間の棟の一部に相対移動可能に接続されることで前記中間の棟の一部によりつなげられ、前記中間の棟に前記一の棟と前記他の棟とを連結して構築される前記建物は、免震層を備える。
第2態様に係る建物の構築方法によれば、中間の棟の一部を運用ルートとして構築し、この中間の棟の一部により免震層を備えた一の棟と免震層を備えた他の棟とをつなぐことによって、中間の棟を構築して免震層を備えた1つの建物とする前に、一の棟と他の棟との供用が可能となる。また、運用ルートとなる中間の棟の一部が、そのまま、建物を構成する中間の棟となるので、運用ルートの盛替え手間を無くす又は低減することができる。さらに、中間の棟の一部に一の棟と他の棟とを相対移動可能に接続することにより、一の棟及び他の棟に中間の棟の一部から地震時に付加的な力が作用することを抑制することができる。
第3態様に係る建物の構築方法は、第2態様に係る建物の構築方法において、前記中間の棟の一部は、免震装置が設置された免震層を備え、前記一の棟と前記他の棟とは、前記免震装置がロックされた状態で、エキスパンションジョイントにより前記中間の棟の一部に相対移動可能に接続されている。
第3態様に係る建物の構築方法によれば、中間の棟の一部の免震層に免震装置を設置しておくことで、中間の棟の残りの部分を構築するときに、中間の棟の一部の免震層に免震装置を設置する作業を省くことができる。また、中間の棟が完成するまで免震装置をロックされた状態とすることで、中間の棟の一部と一の棟との間に必要なクリアランス、及び中間の棟の一部と他の棟との間に必要なクリアランスを小さくすることができる。
第4態様に係る建物の構築方法は、第1~第3態様の何れか1態様に係る建物の構築方法において、前記中間の棟が構築される立地には、既存建物が建てられている。
第4態様に係る建物の構築方法によれば、一の棟と他の棟とを供用しているときに、既存建物を供用できる。既存建物を解体するときには、隣接する一の棟又は他の棟に既存建物の供用機能を移管することにより、建物の工事期間を通じて運用が継続できる。
本発明は上記構成としたので、運用ルートの盛替え手間を無くす又は低減することが可能な建物の構築方法を提供することができる。
図1(a)~(g)は、一実施形態に係る建物の構築方法の各工程の状況を示す平面図である。 図1(d)の2-2線断面図である。 一実施形態に係る仮設支持構造体を示す平面図である。 一実施形態に係るエキスパンションジョイントを示す側面図である。 一実施形態に係る通信配線、電源配線等の配線がフレキシブル接続されている状況を示す側面図である。 図1(f)の6-6線断面図である。 図7(a)~(e)は、従来の建物の構築方法の各工程の状況を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る建物の構築方法について説明する。
(建物の構築方法)
本実施形態に係る建物の構築方法では、図1(a)~(g)の平面図に示すように、第1~第7工程を経て、免震建物となる建物10を構築する。この例では、通信機能を有する施設となる建物10を複数の棟に分割して構築する。なお、各図に示される矢印Xは、建物10の平面一方向を示し、矢印Yは、平面視にて矢印Xと直交する建物10の平面他方向を示し、矢印Zは、建物10の高さ方向を示す。
図1(a)に示すように、敷地12には、既存建物14が建てられている。すなわち、後に説明する、他の棟としての建物20及び中間の棟としての建物18が構築される立地には、既存建物14が建てられている。
まず、図1(b)に示すように、第1工程において、敷地12内の空きスペース22に、一の棟としての建物16を構築する。
建物16は、免震層を備えた免震建物であり、屋上には、衛星アンテナ24が設置され、地下には、非常用発電機26が設置されている。
次に、図1(c)に示すように、第2工程において、既存建物14の一部(図1(c)の斜線部分)を解体する。具体的には、平面視にて、建物20が構築される領域28と、構造物18が構築される領域30の内の端部の領域30Aとに存在する既存建物14の部分を解体する。
次に、図1(d)に示すように、第3工程において、他の棟としての建物20を構築する。建物20は、免震層を備えた免震建物であり、屋上には、通信鉄塔32が設置されている。
次に、図1(d)に示すように、第4工程において、建物20の構築開始と同時に、中間の棟としての建物18の一部(以下、「構造物18A」とする)を運用ルートとして先行して構築し、この構造物18Aによって建物16と建物20とをつなぐ。建物18は、構築されて建物16と建物20とをつなぐものであり、構造物18Aは、平面視にて建物18の端部の部分を構成する(図1(f)を参照のこと)。
図1(d)の2-2線断面図である図2に示すように、構造物18Aは、基礎免震層34に設置された複数の免震装置36と、これら複数の免震装置36により免震支持された上部構造物38とを有して構成された、免震層を備えた免震建物である。基礎免震層34は、地盤42上に構築された鉄筋コンクリート造の基礎構造体44上に設けられている。上部構造物38の左隣りには、鉄筋コンクリート造の擁壁40が設けられている。
免震装置36は、柱52を支持し、柱52は、梁54、56を支持している。また、梁54、56上には、床スラブ58が設けられている。さらに、上部構造物38の最上層の天井部に設けられた床スラブ58上には、仮設屋根60が設けられている。
基礎免震層34には、免震ピット62が形成されている。また、基礎免震層34の1つ上の階には、運用ルートとしてのインフラルート64が形成されている。インフラルート64には、通信配線、電源配線、給排水配管及び空調配管の設備が敷設されている。これらの設備は、建物16と建物20とにつなげられるようにしてインフラルート64に敷設されている。
基礎免震層34の3つ上の階の床スラブ58上には、人や物を通行させる運用ルートとしての通行路66が設けられている。
図2、及び図3の平面図に示すように、上部構造物38の左側の柱52は、仮設支持構造体68により、柱52の水平方向への移動を拘束するように、擁壁40に固定されている。これにより、免震装置36は、ロックされた状態となり、構造物18Aは、耐震建物となる。
仮設支持構造体68は、柱52と擁壁40とに架設された水平部材70と、平面視にて隣り合う水平部材70間に斜めに架設されたブレース部材72とを有して構成されている。水平部材70及びブレース部材72は、H形鋼材やアングル材により構成されている。
後に説明する第6工程において、構造物18Aを含んだ建物18を構築する際に、仮設屋根60、仮設支持構造体68及び仮設止水壁50は撤去され、柱52、梁54、56及び床スラブ58はそのまま残り、建物18の柱52、梁54、56及び床スラブ58となる。
図1(d)に示す状態において、建物16と構造物18Aとの間、及び建物20と構造物18Aとの間には、クリアランスがあり、建物16と構造物18A、及び建物20と構造物18Aとの各階の床部、壁部及び天井部同士は、エキスパンションジョイントにより接続されている。すなわち、建物16と建物20とは、構造物18Aの免震装置36がロックされた状態で、構造物18Aに相対移動可能に接続されることで構造物18Aによりつなげられている。
図4の側面図に示すように、例えば、建物16、20の床スラブ74は、構造物18Aの床スラブ58に、エキスパンションジョイント76により、相対移動可能に接続されている。
エキスパンションジョイント76は、鋼板により構成された連結床部材88を有して構成されている。連結床部材88の一方の端部は、建物16、20の床スラブ74の端部に形成された段部84上に固定され、連結床部材88の他方の端部は、構造物18Aの床スラブ58の端部に形成された段部86上に摺動可能に載置されている。
図5の側面図に示すように、例えば、通信配線、電源配線等の配線94は、建物16、20と構造物18Aとの間で、フレキシブル接合されている。配線94は、建物16、20に設けられたラック90から、構造物18Aに設けられたラック92へ渡されるようにして配置されている。
免震層の床部96上には、摩擦抵抗の小さい滑り板部材98が設けられており、この滑り板部材98上を摺動可能となるように配線94が敷設されている。
次に、図1(e)に示すように、第5工程において、建物14の残りの部分(図1(e)の斜線部分)を解体する。具体的には、平面視にて、構造物18が構築される領域30の内の端部(領域30A)以外の領域30Bに存在する既存建物14の部分を解体する。
次に、図1(f)に示すように、第6工程において、構造物18Aを含んだ建物18を構築する。
図1(f)の6-6線断面図である図6に示すように、地盤42上に基礎梁100が構築され、この基礎梁100上に複数の免震装置102が設置されている。免震装置102は、柱104を支持し、柱104は、梁108、110を支持している。また、梁108、110上には、床スラブ112が設けられている。構造物18Aを構成していた柱52、梁54、56及び床スラブ58は、建物18の構造部材としてそのまま残っている。
このようにして、建物18の基礎免震層34、114には、免震装置36、102が設置されるとともに、仮設支持構造体68(図2を参照のこと)は撤去されて免震装置36がロックされた状態が解放され、建物18は免震建物となっている。
次に、図1(g)に示すように、第7工程において、建物16、建物18及び建物20が一体となるように、建物18に建物16と建物20とを連結して1つの建物10とする。建物10は、免震層を備える免震建物となっている。ここで、建物16、建物18及び建物20が一体となるとは、建物16、建物18及び建物20が同じように挙動するように、建物16、建物18及び建物20が構造的に一体となることを意味する。
(効果)
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の建物の構築方法によれば、図1(d)に示すように、建物18の一部となる構造物18Aを運用ルート(インフラルート64、通行路66)として構築し、この構造物18Aにより建物16と建物20とをつなぐことにより、建物18の全てを構築して1つの建物10とする前に、建物16と建物20との供用が可能となる。
本実施形態では、建物16の屋上に衛星アンテナ24を設置し、建物20の屋上に通信鉄塔32を設置した例を示したが、建物16の衛星アンテナ24で送受信した情報を、インフラルート64に敷設した通信配線を介して建物20側へ送るようにすれば、衛星アンテナ24で送受信した情報を建物20で利用することができる。また、建物16で生成された情報を、インフラルート64に敷設した通信配線を介して建物20側へ送るようにすれば、建物16で生成された情報を建物20の通信鉄塔32から発信することができる。これにより、建物16と建物20のそれぞれに、衛星アンテナ24や通信鉄塔32を設置しなくてもよくなる。
また、本実施形態では、建物16の地下に非常用発電機26を設置した例を示したが、インフラルート64に敷設された電源配線を介して、建物16の非常用発電機26から電力を建物20側へ供給するようにすれば、非常用発電機26の電力を建物20で利用することができる。これにより、建物16と建物20のそれぞれに、非常用発電機26を設置しなくてもよくなる。
さらに、本実施形態の建物の構築方法によれば、図1(f)に示すように、運用ルートとなる構造物18Aが、そのまま、建物10を構成する建物18となるので、運用ルートの盛替え手間を無くす又は低減することができる。これにより、建物10のトータルとしての工期を短縮し、建設費を低減することができる。
図7(a)~(e)の平面図には、建物を複数の棟に分割して構築する従来の建物の建築方法の一例が示されている。この建物の建築方法では、図7(a)に示すように、まず、敷地116内に建物118を構築する。
次に、図7(b)に示すように、敷地116内に建物120を構築する。次に、図7(b)に示すように、運用ルートとしての構造物122を構築して、この構造物122によって建物118と建物120とをつなぐ。構造物122は、後に、建物118と建物120との間に構築される建物124(図7(c)を参照のこと)の隣りに構築される。
次に、図7(c)に示すように、建物118と建物120との間に、建物124を構築する。
次に、図7(d)に示すように、建物118、建物124及び建物120を一体化して1つの建物126とする。次に、図7(d)に示すように、構造物122の運用ルートを建物126内に盛替えた後、構造物122を解体(図7(d)の斜線部分)し、図7(e)に示すような建物126とする。
しかし、この従来の建物の構築方法では、建物126とは別途に構造物122を構築する必要がある。また、構造物122は、建物126の構築が完了した後に、運用ルートを建物126内に盛替えて解体しなければならない。これに対して、本実施形態の建物の構築方法では、運用ルートの盛替えや、構造物122の解体が不要となる。
本実施形態では、運用ルートとしてのインフラルート64に通信配線等を敷設した例を示したが、通信機能を有する施設においては、事業継続が常に求められており、また、通信事故のリスクがあるので、通信配線等の設備を盛替えることは困難である。これに対して、本実施形態の建物の構築方法では、インフラルート64の盛替えが不要であるので有効な技術である。
また、本実施形態の建物の構築方法によれば、図1(d)に示すように、構造物18Aに建物16と建物20とを相対移動可能に接続することにより、建物16及び建物20に構造物18Aから地震時に付加的な力が作用することを抑制することができる。
さらに、本実施形態の建物の構築方法によれば、図2に示すように、構造物18Aの基礎免震層34に免震装置36を設置しておくことで、建物18の残りの部分(建物18の構造物18A以外の部分)を構築するときに、構造物18Aの基礎免震層34に免震装置を設置する作業を省くことができる。
また、本実施形態の建物の構築方法によれば、図2に示すように、第4工程において、仮設支持構造体68によって構造物18Aの免震装置36がロックされた状態にすることにより、構造物18Aの耐震性を確保することができる。また、建物16と構造物18Aとの間、及び建物20と構造物18Aとの間に十分なクリアランスが確保できなくても、構造物18Aに、建物16と建物20とを相対移動可能に接続することができる。
例えば、第4工程において、構造物18Aの免震装置36をロックされた状態にしないで、構造物18Aを免震建物とした場合、構造物18Aの平面形状が不正形であると免震装置の設定が難しくなる、また、構造物18Aの上部構造物38を支持する免震装置36の負担荷重は、建物18全てが構築されたときよりも軽過ぎてしまうので、免震装置36が十分な免震機能を発揮することができなくなってしまう。
さらに、本実施形態の建物の構築方法によれば、図1(a)に示すように、建物18が構築される立地には、既存建物14が建てられており、この既存建物14の一部(図1(e)に示されている領域30Bに存在する既存建物14の部分)は、建物16、20及び構造物18Aを構築した後に解体されるので、建物16と建物20とを供用しているときに、既存建物14の一部を供用できる。また、この既存建物14の一部を解体するときには、隣接する建物16又は建物20に既存建物14の供用機能を移管することにより、建物10の工事期間を通じて運用が継続できる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、図1(g)に示すように、建物の構築方法により構築される建物10を、通信機能を有する施設とした例を示したが、他の用途の建物であってもよい。例えば、建物の構築方法により構築される建物は、病院、学校、諸官庁、放送局、オフィスビル、集合住宅等であってもよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように、インフラルート64や通行路66を運用ルートとした例を示したが、運用ルートは、建物の供用や建物の構築に必要なさまざまなルートとすることができる。例えば、運用ルートを、工事用搬送路、工事作業員用通路や、防災用避難通路等としてもよい。
さらに、上記実施形態では、図1(g)に示すように、建物の構築方法により構築される建物10を免震建物とした例を示したが、建物の構築方法により構築される建物は、他の構造の建物であってもよい。例えば、建物の構築方法により構築される建物を耐震建物としてもよい。
また、上記実施形態では、図1(b)に示すように、建物16を免震建物とした例を示したが、建物16は耐震建物であってもよい。また、建物16は、耐震建物として構築して、建物20及び建物18と一体化されるときに、免震建物となるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、図1(d)に示すように、建物20を免震建物とした例を示したが、建物20は耐震建物であってもよい。また、建物20は、耐震建物として構築して、建物16及び建物18と一体化されるときに、免震建物となるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図1(d)及び図1(f)に示すように、構造物18Aを耐震建物として構築して、建物18全てが構築されるときに免震建物とした例を示したが、構造物18Aを免震建物として構築し、建物18全てが構築されるときにおいても構造物18Aをそのまま免震建物としてもよい。また、構造物18Aを耐震建物として構築し、建物18全てが構築されるときにおいても構造物18Aをそのまま耐震建物としてもよい。
さらに、上記実施形態では、図1(a)及び図1(g)に示すように、建物の構築方法により既存建物14を建物10に建て替える例を示したが、建て替えにより建物10を構築しなくてもよい。すなわち、建物の構築方法により、何も建てられていない敷地に、建物10を構築するようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 建物
14 既存建物
16 建物(一の棟)
18 建物(中間の棟)
18A 構造物(中間の棟の一部)
20 建物(他の棟)
34、114 基礎免震層(免震層)
36 免震装置
64 インフラルート(運用ルート)
66 通行路(運用ルート)
76 エキスパンションジョイント

Claims (4)

  1. 建物を複数の棟に分割して構築する建物の構築方法において、
    一の前記棟を構築する工程と、
    他の前記棟を構築する工程と、
    前記一の棟と前記他の棟とをつなぐ中間の前記棟を構成する前記中間の棟の一部を運用ルートとして構築し、前記中間の棟の一部により前記一の棟と前記他の棟とをつなぐ工程と、
    前記中間の棟の一部を含んだ前記中間の棟を構築し、前記中間の棟に前記一の棟と前記他の棟とを連結して1つの建物とする工程と、
    を有する建物の構築方法。
  2. 前記一の棟と前記他の棟とは、免震層を備え、前記中間の棟の一部に相対移動可能に接続されることで前記中間の棟の一部によりつなげられ、
    前記中間の棟に前記一の棟と前記他の棟とを連結して構築される前記建物は、免震層を備える請求項1に記載の建物の構築方法。
  3. 前記中間の棟の一部は、免震装置が設置された免震層を備え、
    前記一の棟と前記他の棟とは、前記免震装置がロックされた状態で、エキスパンションジョイントにより前記中間の棟の一部に相対移動可能に接続されている請求項2に記載の建物の構築方法。
  4. 前記中間の棟が構築される立地には、既存建物が建てられている請求項1~3の何れか1項に記載の建物の構築方法。
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