JP7455419B1 - 美容鍼ヘッド、および美容鍼ヘッドを備えるマッサージ機器 - Google Patents

美容鍼ヘッド、および美容鍼ヘッドを備えるマッサージ機器 Download PDF

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Abstract

【課題】顔や頸部等の狭い範囲のツボに深いリラクゼーションを与えることができる美容鍼ヘッド部を有するマッサージ機器を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、円柱形状の美容鍼ヘッド部20で皮膚を押圧して刺激を与えるマッサージ機器10において、前記美容鍼ヘッド部20は、先端側に押圧時に皮膚を刺通しない美容鍼本体部222と、前記美容鍼本体部の基端部に付勢力を付勢する弾性部材228と、前記マッサージ機器からの押圧力を受ける第1スリーブ224と、を有し、前記美容鍼本体部222の先端部の前記皮膚に対する押圧力は、前記マッサージ機器からの押圧力を前記第1スリーブ224が受けることにより、前記美容鍼本体部222が前記弾性部材228の付勢力に抗して前記第1スリーブ224の移動方向とは逆方向に移動した移動量に応じて前記弾性部材228を介して付勢された反作用力であるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、顔や頸部を物理的に刺激するマッサージ機器に関し、特に、先端突状で皮膚を押圧して刺激を与える美容鍼ヘッド、および美容鍼ヘッドを備えるマッサージ機器に関する。
顔や頸部を物理的に刺激するマッサージ機器においては、皮膚に接触する先端が回転式のローラー部を手動で顔に接触させて、顔のむくみやコリを解消するものがある(例えば、技術文献1)。
また、頭部、首以外の体の部位の筋膜マッサージのための機器として筋膜ガン装置がある。筋膜ガン装置は専用の高速モータを内蔵し、「ガンのヘッド」である先端部が面を有するマッサージヘッドを備えている。そのマッサージヘッドは、高速モータの出力が往復動変換機構を介してマッサージヘッドに連動されることにより、高い周波数の振動を皮膚表面に対し垂直方向に発生させて体の筋肉の深層に作用させる。(例えば、先行技術文献2)。これにより、患部において局所的な組織の緊張を緩和し、痛みを緩め、血行を促進するなどの役割が図られる。
実用新案登録第3182910号公報 実用新案登録第3232352号公報
しかしながら、上記のローラー部を備えたマッサージ機器は、外周面を有したローラー部で錐体形状の刺激突起で皮膚を押圧して刺激を与えるものであるが、ローラー部は顔や首部の皮膚から深い箇所にある筋肉を刺激するものではない。
また、上記の筋膜ガン装置においては、ガン(マッサージヘッド)における皮膚との接触面として比較的広いヘッド面積に対応した体の箇所の深い筋肉をほぐすものであり、一方、顔や頸部は狭い範囲に多くのツボや筋肉があるので、従来の接触面として比較的広い面積を有するマッサージヘッドでは、顔や頸部における各筋肉および各ツボのマッサージに適さないという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、顔や頸部等の狭い範囲に集中した多くの筋肉の各ツボや各筋肉に適した深いリラクゼーションを与えることができるマッサージ機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明のマッサージ機器は以下の技術的手段を講じた。円柱形状の美容鍼ヘッド部(20)で皮膚を押圧して刺激を与えるマッサージ機器(10)において、前記美容鍼ヘッド部(20)は、先端側に押圧時に皮膚を刺通しない美容鍼本体部(222)と、前記先端部に押圧力を付勢する弾性部材(228)と、後端側に前記マッサージ機器からの前記押圧力を受ける円筒支持部材(232)と、を有し、前記先端側の押圧力は、前記マッサージ機器からの動力を前記ヘッド部材が受けて前記弾性部材を介して伝達される力である、ことを特徴とする。
また、美容鍼ヘッド部の先端部は、接触する皮膚に対して丸みを帯びた形状であってもよい。前記先端部の側面は、円柱形状であって、直径3.0mm~4.0mm、長さ12.0mm~15.0mmであってもよい。前記弾性部材の材質は、炭素鋼であり、有効巻き数17が好ましい。
また美容鍼ヘッド部は、前記皮膚表面に対して垂直方向の押圧力を繰り返し付与することを特徴とする。
前記電動マッサージ機器の前記押圧力は、所定のストロークで、直線往復動を行うこと、ことを特徴とする。
本発明に係る美容鍼ヘッド部を備えるマッサージ機器は、ヘッド接続部と、ヘッド接続部の内側に配され往復動せしめられる接続端部と、接続端部を駆動制御する駆動制御部とを有するマッサージ機器本体部と、マッサージ機器本体部のヘッド接続部に着脱可能に接続されるスリーブと、スリーブの基端部に固定されたリッド部にスリーブの中心軸線方向に移動可能に配される振動伝達部材および刺激用振動子と、刺激用振動子および振動伝達部材をリッド部に対し近接または離隔可能に支持する刺激用振動子支持部材と、マッサージ機器本体部のヘッド接続部の内側に配され往復動せしめられる接続端部に着脱可能に配される連結軸部を含むピストンヘッドユニットと、を有する美容鍼ヘッド部と、を備え、刺激用振動子および振動伝達部材がピストンヘッドユニットの連結軸部の当接端部に向けて移動せしめられる場合、マッサージ機器本体部の駆動制御部が作動状態とされ、ピストンヘッドユニットの連結軸部が往復動せしめられるとき、ピストンヘッドユニットの連結軸部の当接端部が振動伝達部材の基端部に連続的に当接されることにより、所定の押圧力が美容鍼ベッド部を介して伝播することを特徴とする。
本発明の美容鍼ヘッド部を備えたマッサージ機器は以下のような効果を有している。細い円筒状の美容鍼ヘッド部の先端を顔や首部に接触させた状態で、皮膚に垂直な方向で所定の振幅で刺激部の基端側より弾性部材を介して押圧力により繰り返し押圧する。このような構成により、顔や首部の皮膚から深い箇所の点状や線状のツボや筋膜(筋肉(表情筋、頸部の筋)、静脈/リンパ、末梢神経)を一定の力で繰り返し刺激することができるので、顔や首部のツボや筋肉の緊張を弛緩し、それにつながる顔や頸部の静脈/リンパ、末梢神経も弛緩する結果として、深いリラクゼーションを与えることができる。
(A)は、本発明の実施の形態にかかるマッサージ機器の一例を示す全体図であり、(B)は、(A)におけるマッサージ機器の底面図である。 図1(A)示されるマッサージ機器の刺激部の側面図であり、(B)は、(A)におけるIIB- IIB線に沿って示される断面図である。 マッサージ機器の美容鍼の分解斜視図である。 美容鍼が接続された状態のマッサージ機器(図1の部分4A)の断面図である。 顔付近の表情筋の筋肉、点/線状のツボの箇所の概要を顔の正面から見て示す図である。 顔や頸部等の静脈、リンパと点/線状のツボの箇所の概要を顔の側面から見て示す図である。 顔付近の末梢神経を顔の側面から見て示す図である。 弾性部材の応力と圧縮距離との関係を示すグラフである。 美容鍼ヘッド部に掛かる応力と美容鍼ヘッド部の先端部の断面積との関係を示すグラフである。 (A)は、本発明の別の実施例として、弾性部材を有しない美容鍼ヘッド部の外観を示す図であり、(B)は、図10(A)におけるXB-XB線に沿って示される断面図である。
以下、本発明の実施の形態の一例について図面を参照しながら説明する。図面において同一または対応する要素・部材には、同一の参照符号を付し、その重複説明は適宜省略する。説明を容易にするため、図中の各部材の形状およびサイズ等は、適宜、拡大または縮小される。
以下で使用される第1、第2等の用語は、同一又は相応する構成要素を相互に区別するための識別記号に過ぎないものであり、同一又は相応する構成要素が、第1、第2等の用語によって限定されることも、何らかの優劣の区別がされるものでもない。
図1は、本発明に係る美容鍼ヘッド部20を備えたマッサージ機器の一例の構成を概要的に示す。
美容鍼ヘッド部20を着脱可能に備えたマッサージ機器10は、例えば、図5~7に示される人体の顔部及び頸部のツボおよび筋肉にマッサージ機器の美容鍼ヘッド部を選択的に押し当てて顔部から頸部の筋肉(表情筋、頸部の筋)、静脈/リンパ、末梢神経をマッサージするものである。
美容鍼ヘッド部20を備えたマッサージ機器10は、マッサージ機器本体部12と、美容鍼ヘッド部20と、を含んで構成される。
図1のマッサージ機器10について、マッサージ機器本体部12は、マッサージ機器本体部12のハウジング内部に、図示が省略されるが、例えば、モータ支持部に支持された駆動用モータと、駆動用モータの出力軸に連結される偏心軸と、偏心軸に連結されるリンク部材と、リンク部材の一端に結合され往復動せしめられるピストンロッドと、駆動用モータを駆動制御する制御基板、および、駆動用モータおよび制御基板に電力を供給する二次電池(リチウムイオン電池DC5V)と、上述の制御基板のオンオフ制御を行う操作部(不図示)と、を主な要素として含んで構成されている。ピストンロッドは、例えば、所定のストローク、例えば、6~8mmで往復動せしめられる。マッサージ機器本体部12の重さは、操作性を考慮し、例えば、265g程度の比較的軽量に設定されている。充電ポート18は、例えばUSB Type-Cコネクタとされる。なお、USB Type-Cコネクタに特に限定されたものではない。
図4は、図1の部分4Aの断面図である。美容鍼ヘッドユニット122は、上述のマッサージ機器10のマッサージ機器本体部12として、外側から順にポリカーボネートで円筒状の第2スリーブ302と、シリコン材質でマッサージ機器本体部12側からの振動を吸収するスリーブショック吸収リング304と、後述するピストン部材308を摺動可能に支持するとともにピストン部材308の半径方向の運動を規制するプラスチック合成材料製の第3スリーブ306と、美容鍼ヘッド部20を着脱可能に保持するアルミ合金製のピストン部材308とから構成される。
美容鍼ヘッド部20の連結支持部230は、ピストン部材308の内周面に挿入され円筒支持部材232の摩擦力によりピストン部材308から抜け出ないようにピストン部材308の内周面に保持されている。
美容鍼ヘッド部20の第1スリーブ224の下端部の位置は、ピストン部材308の開口端部に下端部が当接することにより位置決めされている。
図2の(A)は、美容鍼ヘッド部20の側面図であり、図2の(B)は、(A)におけるIIB-IIB線に沿って示される断面図である。
図2(A)、(B)、図3に示されるように、美容鍼ヘッド部20は、美容鍼本体部222と、美容鍼本体部222の基端側を覆い、美容鍼本体部222の鍼の運動を規制する第1スリーブ224と、第1スリーブ224内に繊維材料で振動を吸収可能なリング226と、第1スリーブ224と係合可能な連結支持部230と、連結支持部230に配置される弾性部材228と、連結支持部230の基端側の連結支持凹部230aで内部を摺動可能なシリコンからなる円筒支持部材232と、を含んで構成される。
美容鍼本体部222は、先端部と、中央部、基端部を有している。先端部は皮膚に対して丸みを帯びて刺通しない形状で、中央部は円筒形状で、基端側は中央部の円筒形状の径より少し大きい径のフランジ状の形状を有している。
美容鍼本体部222の円柱形状は、例えば、直径3.0mm~4.0mm、長さ12.0mm~15.0mmであることが好ましく、特に直径3.5mm、長さ12.5mmがよい。材質は一例として、ステンレス鋼が使用される。
第1スリーブ224内に配置された中空の円板リング226の内径は、美容鍼本体部222の中央部の直径よりも大きく、美容鍼本体部222の中間部のフランジ部より小さい。そのため、美容鍼本体部222の中間部のフランジ部222aで第1スリーブ224の円板リング226に係止されて、美容鍼本体部222が先端側へ抜け出ないが摺動可能に配置されている。
連結支持部230は、円筒形状であり、先端側の外周面に第1スリーブ224の内周面と係合(螺合)する第一係合部と、基端側に長手方向に摺動可能な円筒支持部材232を有している。第1スリーブ224内に連結支持部230が係合されて設置された際、連結支持部230の先端部は第1スリーブ224内で円板リング226を当接して配置される。
弾性部材228は、連結支持部230内に配置され、先端側で美容鍼本体部222の基端部と接し、連結支持部230の基端側の円筒支持部材232の内面と接している。マッサージ機器本体部側から連結支持部の基端側の円筒支持部材232が押圧力を受けると、図4に示されるように、第1スリーブ224を介して美容鍼本体部222の基端部を人体に向けて前方へ移動させる。
弾性部材228の材質の一例として、炭素鋼、合金鋼、粉末鋼、ステンレス鋼、ばね鋼が好ましい。また、材質が炭素鋼のとき有効巻き数は17前後が好ましい。
弾性部材228のばねの一例として、炭素鋼、線形0.35mm、外径3.5±0.1mm、自然長さ33.5±0.3mm、有効巻き数17のとき、ばねの長さが25mmまで下へ圧縮すると0.512kg、28mmまで下へ圧縮すると、0.283kgとなる。
図5は、顔付近の表情筋の筋肉、ツボAを箇所の概要を示す図である。
図5中における部位501前頭筋に関する筋肉は「線」状で頭皮の可動性、眼瞼の挙上、背部からの筋膜の影響に関連する。
部位502鼻根筋、部位503眉毛下制筋は、「点」状のツボで鼻根筋、眉毛下制筋は、眉間のしわ、眼瞼の挙上、鼻すじに関連する。
部位504上唇鼻翼筋、部位505眼輪筋は「点」状のツボで、部位506上唇鼻翼筋、眼輪筋は、眉間のしわ、眼瞼の挙上、鼻すじ、目じりに関連する。
部位506上唇挙筋、部位507小頬骨筋、部位508大頬骨筋は「線」で
上唇挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋は、ほうれい線、かみ合わせ、下顎の張りに関連する。
部位509咬筋、部位510笑筋、部位511口輪筋は、「点」状のツボで咬筋、笑筋、口輪筋は、かみあわせ、下顎のはり、口角のしわ、ほうれい線に関連する。
部位512口角下制筋、部位513下唇下制筋、部位514オトガイ筋は「線」状で口角下制筋、下唇下制筋、オトガイ筋は、あごのライン、のどのたるみに関連する。
図6は、顔や頸部等の主な静脈、リンパの箇所Bの概要を示す図である。
部位515鎖骨下静脈、部位516総顔面静脈(耳下腺下部)、部位517後頭静脈(顎二腹筋起始部):外頚静脈、部位518後頭静脈(胸鎖乳突筋起始部)、部位519浅側頭静脈は外頚静脈を示す。顔や頭皮の静脈還流(心臓から出た血液が動脈を通って体中に行き渡った後に、静脈を通って心臓に戻ること)を考えた場合、515→516→517→518→519の順番に「点」状のツボで関連する。
図7は、顔付近の末梢神経Cを示す図である。顔面の末梢神経の示す神経は知覚と運動の混合神経であり、表情筋の多くを支配している。部位520茎乳突孔周囲(耳孔の下)、部位521、522耳下腺周囲等が「点」状のツボで関連する。
図8は、美容鍼ヘッド部20に係る弾性部材の応力と圧縮距離との関係を示すグラフである。図8でのFは応力、Xは弾性部材の圧縮距離を示している。使用する弾性部材228の材質として、炭素鋼、合金鋼、粉末鋼、ステンレス鋼、ばね鋼のいずれか1つであり、その材質や線径、巻き数等に応じて弾性部材のばね定数が決まる。また、ばね定数は応力の範囲に応じての様々なものが選択されることがある。ばね定数の一例として、3N/m~20N/mの範囲のものが使用されることがある。また、弾性部材は樹脂状、ゴム状のものであってもよい。
図8に示されるように、美容鍼ヘッド部20に係る弾性部材の応力と圧縮距離の関係は、一次関数の関係である。弾性部材の最少圧縮長(自然長さ)をX0/最少応力をF0、最大圧縮長Xmax/最大応力をFmaxとする。
本発明のマッサージ機器を使用するとき、美容鍼ヘッド部20の美容鍼本体部222の先端部は皮膚に当接した状態で使用される。美容鍼本体部222が皮膚に当接した状態で、マッサージ機器が作動すると、マッサージ機器に接続している美容鍼ヘッド部20は皮膚に垂直な方向で所定のストロークが出力される。そして、美容鍼本体部222が弾性部材228の付勢力に抗して第1スリーブ224内に後退され、そのストロークを弾性部材228が圧縮距離として受けて、その距離に応じた応力を反作用力として皮膚(顔、頸部付近)に出力する。つまり、本発明の美容鍼ヘッド部20を備えたマッサージ機器は、電動マッサージ機から出力された所定の皮膚表面に垂直な方向のストローク(移動距離)を直接伝達するのではなく、美容鍼ヘッド部20に内蔵された弾性部材228を介して、反作用力として所定の範囲の応力で伝達する。
図9は、美容鍼ヘッド部に掛かる応力Fと美容鍼ヘッド部20の美容鍼本体部222の断面部の直径Dとの関係を示すグラフである。所定の弾性部材228に応じて、図9のような美容鍼ヘッド部20に掛かる応力と美容鍼ヘッド部の美容鍼本体部222の直径の関係が設定される。美容鍼ヘッド部20の設計に際しては、所定範囲の応力F1(図9の縦軸の点線範囲)に応じて、美容鍼ヘッド部20の美容鍼本体部222の直径D1(図9の横軸の点線範囲)を選択する。
図10(A),(B)は、本発明の別の実施例として、弾性部材を有しない美容鍼ヘッド部を示す図である。美容鍼ヘッド部に弾性部材が無い場合は、マッサージ機器本体部のストロークと同一のストロークを直接皮膚に伝達する。その際は、美容鍼ヘッド部の直径、材質等を考慮して、応力を調整することが可能である。
以上の各実施形態を説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)
円柱形状の美容鍼ヘッド部(20)で皮膚を押圧して刺激を与えるマッサージ機器(10)において、
前記美容鍼ヘッド部(20)は、先端側に押圧時に皮膚を刺通しない美容鍼本体部(222)と、
前記美容鍼本体部の基端部に付勢力を付勢する弾性部材(228)と、
前記マッサージ機器からの押圧力を受ける第1スリーブ(224)と、を有し、
前記美容鍼本体部(222)の先端部の前記皮膚に対する押圧力は、前記マッサージ機器からの押圧力を前記第1スリーブ(224)が受けることにより、前記美容鍼本体部(222)が前記弾性部材(228)の付勢力に抗して前記第1スリーブ(224)の移動方向とは逆方向に移動した移動量に応じて前記弾性部材(228)を介して付勢された反作用力である、
ことを特徴とするマッサージ機器。
(付記2)
前記美容鍼本体部(222)の先端部は、接触する前記皮膚に対して丸みを帯びた形状であること、
を特徴とする付記1記載のマッサージ機器。
(付記3)
前記美容鍼本体部(222)は、円柱形状であって、直径3.0mm~4.0mm、長さ12.0mm~15.0mmであること、
を特徴とする付記1記載のマッサージ機器。
(付記4)
前記弾性部材(228)の材質は、炭素鋼であり、有効巻き数17であること、
を特徴とする付記1記載のマッサージ機器。
(付記5)
前記マッサージ機器は、前記皮膚の表面に対して垂直方向の押圧力を繰り返し付与すること、
を特徴とする付記1記載のマッサージ機器。
(付記6)
前記マッサージ機器の前記押圧力は、所定のストロークで、直線往復動を行うこと、
を特徴とする付記1記載のマッサージ機器。
(付記7)
先端側に押圧時に皮膚を刺通しない先端部を有する美容鍼本体部(222)と、
前記美容鍼本体部(222)の基端部に付勢力を付勢する弾性部材(228)と、
マッサージ機器に連結され、該マッサージ機器からの押圧力を受け、前記美容鍼本体部(222)の一部および前記弾性部材(228)を収容する第1スリーブ(224)と、を備え、
前記美容鍼本体部(222)の先端部の前記皮膚に対する押圧力は、前記第1スリーブ(224)が受けた前記マッサージ機器からの押圧力に基づく美容鍼本体部(222)の移動量に応じて前記弾性部材(228)を介して付勢される反作用力に等しい、
ことを特徴とする美容鍼ヘッド。
以上、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明したが、これらは発明の容易な理解のためになされたものであり、これらをもって本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。上述の実施の形態に付与した番号は、記載上の便宜を図るためのものに過ぎず、特に実施形態の優劣を示すものではない。
当業者であれば、本発明の範囲及び趣旨から逸脱しない範囲で、種々の変更を加えて本発明を実現でき、例えば、一つの実施例の特徴を別の実施例に組み込むことで、もう一つの実施例を得ることができる。当業者は、特許請求の範囲を逸脱することなく本発明の趣旨に沿って様々な変更、同等な置換、又は改良などを行うことができる。
10 マッサージ機器
12 マッサージ機器本体部
122 美容鍼ヘッドユニット
126 表示ランプ
14 オンオフ、レベル切替ボタン
16 通気孔
18 充電ポート
20 美容鍼ヘッド部
222 美容鍼本体部(先端部)
222a フランジ部
224 第1スリーブ
226 円板リング
228 弾性部材
230 連結支持部
230a 連結支持凹部
232 円筒支持部材
302 第2スリーブ
304 スリーブショック吸収リング
306 第3スリーブ
308 ピストン部材

Claims (5)

  1. 「前記連結支持部材」を「前記連結支持部」に訂正。

    【訂正前】
    円柱形状の美容鍼ヘッド部で皮膚を押圧して刺激を与えるマッサージ機器において、
    前記美容鍼ヘッド部は、先端側に押圧時に皮膚を刺通しない美容鍼本体部と、
    前記美容鍼本体部の基端部に付勢力を付勢する弾性部材と、
    前記マッサージ機器からの押圧力を受ける第1スリーブと、
    前記第1スリーブと連結固定され、前記弾性部材を支持する連結支持部と、を有し、前記弾性部材は、前記第1スリーブ及び前記連結支持部が連結固定された内部に配置され、前記美容鍼本体部の付勢力を付勢するものであり、
    前記マッサージ機器は、機器からヘッド側方向にある第2スリーブと、
    前記第2スリーブ内で、機器の駆動による所定のストロークで直線往復動するピストン部材と、を有し、
    前記連結支持部材は、前記ピストン部材内に連結固定するものであり、
    前記美容鍼本体部の先端部の前記皮膚に対する押圧力は、前記マッサージ機器のピストン部材から前記第1スリーブ及び前記連結支持部が受けた駆動力を、その内部に配置された前記弾性部材を介して付勢される、
    ことを特徴とするマッサージ機器。

    【訂正後】
    円柱形状の美容鍼ヘッド部で皮膚を押圧して刺激を与えるマッサージ機器において、
    前記美容鍼ヘッド部は、先端側に押圧時に皮膚を刺通しない美容鍼本体部と、
    前記美容鍼本体部の基端部に付勢力を付勢する弾性部材と、
    前記マッサージ機器からの押圧力を受ける第1スリーブと、
    前記第1スリーブと連結固定され、前記弾性部材を支持する連結支持部と、を有し、前記弾性部材は、前記第1スリーブ及び前記連結支持部が連結固定された内部に配置され、前記美容鍼本体部の付勢力を付勢するものであり、
    前記マッサージ機器は、機器からヘッド側方向にある第2スリーブと、
    前記第2スリーブ内で、機器の駆動による所定のストロークで直線往復動するピストン部材と、を有し、
    前記連結支持部は、前記ピストン部材内に連結固定するものであり、
    前記美容鍼本体部の先端部の前記皮膚に対する押圧力は、前記マッサージ機器のピストン部材から前記第1スリーブ及び前記連結支持部が受けた駆動力を、その内部に配置された前記弾性部材を介して付勢される、
    ことを特徴とするマッサージ機器。
  2. 前記美容鍼本体部の先端部は、接触する前記皮膚に対して丸みを帯びた形状であること、
    を特徴とする請求項1記載のマッサージ機器。
  3. 前記美容鍼本体部は、円柱形状であって、直径3.0mm~4.0mm、長さ12.0mm~15.0mmであること、
    を特徴とする請求項1記載のマッサージ機器。
  4. 前記弾性部材の材質は、炭素鋼であり、有効巻き数17であること、
    を特徴とする請求項1記載のマッサージ機器。
  5. 前記マッサージ機器は、前記皮膚の表面に対して垂直方向の押圧力を繰り返し付与すること、
    を特徴とする請求項1記載のマッサージ機器。
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JP3222795U (ja) 2019-03-22 2019-08-29 音律電子股▲ふん▼有限公司Elytone Electronic Co., Ltd. 美肌装置の無段式叩打機構

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