JP7455358B2 - 商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、及びプログラム - Google Patents

商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム、及びプログラムに関する。
買い物をする客が購入対象の商品の値引き等の特典を受けるにあたりクーポンを利用することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特許第6104777号公報
しかしながら、例えばクーポンは、しばしば、客が使わずにいるうちに有効期限が経過してしまうなど無駄になっている場合も多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、クーポンの利用が活発化されるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、商品を登録する登録手段と、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段とを備える商品販売データ処理装置である。
また、本発明の一態様は、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段とを備える商品販売データ処理システムである。
また、本発明の一態様は、商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段、商品を登録する登録手段、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段として機能させるためのプログラムである。
第1実施形態における商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末の設置例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末の外観例を示す図である。 第1実施形態におけるPOS端末の構成例を示す図である。 第1実施形態における客携帯端末の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるクーポン管理サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるクーポン管理情報の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるクーポン履歴情報の構成例を示す図である。 第1実施形態における客携帯端末とクーポン管理サーバとがクーポンの利用宣言に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるPOS端末が会計に際して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態における商品登録画面、小計画面の一例を示す図である。 第1実施形態における締め処理画面の一例を示す図である。 第1実施形態におけるレシートの一例を示す図である。 第1実施形態の変形例における利用宣言確認画面の一例を示す図である。 第2実施形態における商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示す図である。 第2実施形態における精算POS端末が会計時利用宣言確認に対応して実行する処理手順例を示す図である。 第2実施形態における利用宣言確認画面の一例を示す図である。 第2実施形態における利用宣言確認画面の一例を示す図である。 第2実施形態の変形例における精算画面の一例を示す図である。 第3実施形態における商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示す図である。 第3実施形態における取引管理サーバの構成例を示す図である。 第3実施形態における顧客情報、店舗情報、カート情報の一例を示す図である。 第3実施形態における客携帯端末、精算POS端末、及び取引管理サーバが、一取引の客端末対応会計に対応して実行する基本的な処理手順例を示すシーケンス図である。 第3実施形態における客携帯端末にて表示される画面の例を示す図である。 第3実施形態における客携帯端末、取引管理サーバ、クーポン管理サーバ、及び精算POS端末が利用宣言設定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態における客携帯端末、取引管理サーバ、クーポン管理サーバ、及び精算POS端末が利用宣言設定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるクーポン適用確認画面、商品登録画面の一例を示す図である。
<第1実施形態>
[商品販売データ処理システムの全体的構成例]
図1は、第1実施形態における商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示している。
同図の商品販売データ処理システムは、上位装置10、POS端末20、客携帯端末40、及びクーポン管理サーバ70を備える。
POS端末20と上位装置10は、店舗STにおいて備えられる。POS端末20は、会計処理を実行する。つまり、POS端末20は、客が購入対象とする商品を登録する商品登録処理と、商品登録処理によって登録された商品に対応する精算処理とを実行する。
上位装置10は、配下のPOS端末20と通信可能に接続され、POS端末20の管理や実績の管理等を行う。上位装置10は、例えばストアコントローラと呼ばれる端末装置であってもよい。
なお、同図においては、店舗STにおいて各1つのPOS端末20が設置された例を示しているが、店舗STにおいては複数のPOS端末20が設置されてもよい。同様に、店舗STにおいて、複数の上位装置10が設置されてよい。
クーポン管理サーバ70は、クーポン会員(クーポン利用者の一例)として登録した客にクーポンサービスを提供する。
客携帯端末40は、クーポン管理サーバ70が提供するクーポンサービスに対応するクーポン利用アプリケーションがインストールされている。客は、クーポン利用アプリケーションが動作する客携帯端末40を操作することで、クーポン管理サーバ70が発行する電子クーポン(以下、単にクーポンとも記載する)のうちから、買い物にあたって自分が利用したい電子クーポンを事前に登録する利用宣言の操作を行うことができる。
客が店舗STにて商品を購入する際に、登録される商品が、利用宣言された電子クーポンの適用対象である場合には、例えば値引き等の電子クーポンの特典が反映されるようにして商品登録が行われる。
つまり、本実施形態の商品販売データ処理システムでは、クーポン管理サーバ70に対応するクーポンサービスの会員としての客が、店舗STにてクーポンサービスにより提供される電子クーポンを利用して商品を購入することができる。
図2は、POS端末の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末20等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末20の右側にカウンタが置かれている。
図3は、POS端末の外観例を示す図である。図3(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図3(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。図4は、POS端末20の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、図4に示したPOS端末20の構成例を説明する。POS端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カードリーダ208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、上位装置10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報(例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報のいずれか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)等を光学的に読み取る。
なお、客側スキャナ部206は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作(押下)し、商品を登録することができる。
カードリーダ208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等)から情報を読み取って決済に対応する処理を実行可能とされる。また、カードリーダ208は、会員カード、ポイントカード等の情報を読み取ることが可能とされる。本実施形態のカードリーダ208は、例えばカード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えてよいが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。
釣銭機209(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
印刷部213は、媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能な1台の印刷部である。印刷部の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードの移行に応じて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。なお、印刷部の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、同一の店舗ST内において店舗内のネットワークで接続された他の装置や、ネットワーク経由で接続される店舗STの外部の装置と通信を実行する。
[各動作モードの概要]
続いて、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードを有する。具体的には、POS端末20は、5種類の動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード、店員操作モード)を有する。なお、以下に説明する動作モードは、通常業務中での会計に関する動作モード(商品登録処理や精算処理に係る動作モード)であり、売上や在高等を集計、照会等する集計モード、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のメンテナンスモード、新人がトレーニングを行う際のトレーニングモード等は含まない。
なお、本実施形態において「会計」は、例えば一取引における商品登録から、登録された商品についての精算(決済)までを含む概念である。
なお、以下の説明において、上述の4つの動作モードの分類とは別の切り口として、POS端末20が、商品登録処理を実行するモードを登録モード、精算処理を実行するモードを精算モードと称する場合がある。
[通常モード]
通常モードは、店員側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、通常モードの場合、店員側が登録モードになり、客側が精算モードになる。
通常モードの場合、店員は、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する。
店員による登録処理が完了した場合、客は、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、客は、店員による登録処理が完了するまで(合計金額が確定するまで)、待機していてもよいが、登録処理が完了する前に釣銭機209に貨幣を投入してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において入金を受付可能である。
また、店員は、客による精算が完了するまで(客がお釣りやレシートを取るまで)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
また、POS端末20は、お釣りがある場合には、お釣りの取り忘れを防止するため、釣銭機209による釣銭・釣札の払出しを制御し、客が釣銭・釣札を取り除いたことをセンサ等で認識した上で、印刷部213によるレシートの発行を制御する。他の動作モードにおいても同様である。なお、上述したように、通常モード(ダブルスキャンモードも同様)では、お釣りを受け取る客の前に店員がいる場合といない場合とがあるが、店員がいる場合は、必ずしも上述した制御を行わなくてもよい(即ち、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行とを同時に行ってもよいし、先にレシートを発行してもよい)。また、現在の動作モードや店員の存在/不在(例えば、店員の存在/不在はセンサにより認識)に応じて、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行のタイミング等を制御してもよい。
[フルセルフモード]
フルセルフモードは、客側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、フルセルフモードの場合、客側が登録モードにも精算モードにもなる。
フルセルフモードの場合、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、クレジットカード決済の場合にはカードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、フルセルフモードは、上述したように、客側にて登録処理も精算処理も実行するが、店員側は何もできないという訳ではない。つまり、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側スキャナ部212にて店員コードのスキャンが可能である。また、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側表示部210における種々の情報の表示が可能である。
例えば、フルセルフモードでの動作中において、店員側表示部210には、客側にて行われている登録処理や精算処理に応じて客側表示部205に表示されているのと同様の画面が表示されるようにしてよい。つまり、店員側表示部210にて、客側表示部205にて表示される内容がミラーリングされるように表示されてよい。これにより、店員は、フルセルフモードにおいて、客がどのような操作を行っており、また、POS端末20がどのような処理状況にあるのかを把握できる。
[ダブルスキャンモード]
ダブルスキャンモードは、店員側及び客側の両側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、ダブルスキャンモードの場合、店員側及び客側の両側が登録モードになり、客側が精算モードになる。
ダブルスキャンモードの場合、店員は、買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録し、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作等(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211等の押下)、及び、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、クレジットカード決済の場合にはカードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、店員は、客による精算が完了するまで(客がお釣りやレシートを取るまで)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
[セミセルフモード]
セミセルフモードは、2台以上のPOS端末20による動作モードであって、少なくとも1台のPOS端末20の店員側にて登録処理を実行し、他の1台のPOS端末20の客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、セミセルフモードの場合、1台以上のPOS端末20が登録専用モードになり、他の1台以上のPOS端末20が精算専用モードになる。
セミセルフモードの場合、店員は、登録専用モードのPOS端末20において、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する。
店員による登録処理が完了した場合、客は、精算専用モードのPOS端末20に移動し、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
登録専用モードのPOS端末20において登録処理が完了した場合、客は、登録専用モードのPOS端末20から精算専用モードのPOS端末20に移動するが、移動先のPOS端末20には、精算処理に必要な情報(登録専用モードのPOS端末20において生成された登録情報等)が供給される。
なお、移動先のPOS端末20(精算専用モードのPOS端末20のうち精算処理を実行させるPOS端末20)は、登録専用モードのPOS端末20において指定してもよい。あるいは、登録専用モードのPOS端末20において媒体(精算処理に必要な情報を取得するためのバーコード等が印刷された媒体)を発行し、当該媒体を読み取らせた精算専用モードのPOS端末20を移動先のPOS端末20としてもよい。
なお、セミセルフモードにおいて、店員は、登録情報を送信した後は、次の客の買上商品を登録可能である。また、店員は、登録情報を送信した後は、不在であってもよい。
[店員操作モード]
店員操作モードは、店員側にて登録処理を実行するとともに、店員側にて精算処理を実行する動作モードである。この場合、POS端末20において、客側表示部205、店員側表示部210等を備えるユニット部分は、店員側表示部210と釣銭機209とが同じ方向を向いた状態となるように、図2、図3の状態に対して180度回転した状態となるようにされる。
本実施形態のPOS端末20は、上記の5種類の動作モードのうち、店員操作モードが設定される。
[客携帯端末の構成例]
図5を参照して、本実施形態の客携帯端末40の構成例について説明する。同図の客携帯端末40は、CPU401、記憶部402、RAM403、ネットワーク対応通信部404、近距離無線対応通信部405、タッチパネル付表示部406、操作部407、撮像部408、及び位置情報取得部409を備える。
CPU401は、プログラムを実行することにより、客携帯端末40における各種の処理を実現する。
記憶部402は、CPU401の補助記憶装置であって、CPU401に実行させるプログラムのほか、各種のデータを記憶する。
RAM403は、CPU401の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部404は、電話回線あるいは無線LAN経由でネットワークに対応する通信を実行する。
近距離無線対応通信部405は、例えばBluetooth(登録商標)の規格に従った近距離無線通信を行う。
タッチパネル付表示部406は、タッチパネルが組み合わされた表示部である。
操作部407は、タッチパネル付表示部406以外であって、操作が行われるキー等を一括示す。
撮像部408は、撮像を行う。客携帯端末40は、撮像部408を利用したコード情報スキャン機能を有する。つまり、客携帯端末40は、コード情報スキャン機能として、撮像部408により撮像して得られた撮像画像においてコード情報が含まれていることを認識すると、撮像画像からコード情報を取得する。
撮像部408を用いたコード情報スキャン機能は、本実施形態の買い物アプリケーションのもとでは、商品に付されたコード情報の読み取りに用いられる。商品に付されたコード情報の読み取りによっては、コード情報に含まれる商品コードにより登録対象の商品が特定される。このような登録対象の商品の特定に関しては、例えば、撮像部408により商品を撮像して得られた撮像画像を用いた一般物体認識処理によって実現されてよい。この場合において、一般物体認識処理の結果として、1の商品を特定するようにしてもよいし、複数の候補を提示してもよい。複数の候補を提示する場合には、客が提示された複数の候補のうちから1つのものを選択することで、登録対象の商品が特定されるようにしてよい。
位置情報取得部409は、自己の位置を測位し、測位された位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部409は、例えばGPS(Global Positioning System)に対応する測位デバイスを備えて構成されてよい。
[クーポン管理サーバの構成例]
図6を参照して、本実施形態のクーポン管理サーバ70の構成例について説明する。同図のクーポン管理サーバ70は、CPU701、記憶部702、RAM703、及び通信部704を備える。
CPU701は、プログラムを実行することにより、クーポン管理サーバ70における各種の処理を実現する。
記憶部702は、CPU701の補助記憶装置であって、CPU701に実行させるプログラムのほか、各種のデータを記憶する。
RAM703は、CPU701の主記憶装置である。
通信部704は、ネットワーク経由で、店舗STに設置された端末(POS端末20、上位装置10等)や客携帯端末40等と通信を実行する。
なお、クーポン管理サーバ70において、表示部、操作部等が設けられ、管理者が操作等を行えるようにされてもよい。
[商品販売データ処理システムで利用される情報について]
クーポン管理サーバ70は、発行されたクーポンを管理するクーポン管理情報を記憶する。図7は、クーポン管理情報の一例を示している。クーポンの発行は、例えば商品のメーカ等が発行者となって行う。発行者は、発行対象のクーポンの登録をクーポン管理サーバ70に対して行う。
同図のクーポン管理情報は、発行されたクーポンごとに、クーポン識別情報、クーポン情報、提供店舗情報を格納する。
クーポン識別情報は、対応のクーポンを一意に示す識別情報である。
クーポン情報は、対応のクーポンの各種内容を含む情報である。クーポン情報には、例えば、クーポン名、対象商品の商品コード(例えばJANコード等)、クーポン適用による特典内容、クーポン用画像、有効期限、利用可能回数、提供地域等の情報を含む。
提供店舗情報は、対応のクーポンを顧客に提供することの登録を行った店舗ST(クーポン提供店舗)を示す店舗識別情報を格納する情報である。店舗STのクーポン管理担当者は、例えば店舗の所定の端末を操作して、クーポン管理サーバが提供するクーポン提供登録のウェブサイトにログインし、発行されているクーポンのうちから自店舗の顧客に提供するクーポン(提供クーポン)の登録(提供クーポン登録)を行うことができる。提供店舗情報には、このように提供クーポン登録を行った店舗の店舗識別情報が格納される。
また、店舗STにおけるPOS端末20(上位装置10であってもよい)は、店舗クーポン管理情報を記憶する。店舗クーポン管理情報は、提供クーポン登録を行った提供クーポンと、店舗STにて販売対象とされる商品のうちで提供クーポンの適用対象となる商品の商品コードとを対応付けた情報である。
客は、クーポン利用アプリケーションがインストールされている客携帯端末40を操作することにより、クーポン利用宣言を行うことができる。つまり、客は、クーポン管理サーバ70にて発行されているクーポンのうちから自分が利用するクーポンを選択し、選択したクーポンを登録することができる。また、クーポン管理サーバ70は、利用宣言されたクーポンの利用に関する履歴を管理する。
クーポン管理サーバ70は、客ごとに利用宣言されたクーポンについての利用履歴を示すクーポン利用履歴情報を記憶する。
図8は、クーポン利用履歴情報の一例を示している。同図のクーポン利用履歴情報は、クーポン会員(客)を示すクーポン会員識別情報ごとにクーポン会員別利用履歴を対応付けた情報である。
クーポン会員別利用履歴は、対応のクーポン会員が利用宣言したクーポンごとの利用履歴を示す情報である。クーポン会員別利用履歴は、対応のクーポン会員が利用宣言したクーポンを示すクーポン識別情報にクーポン別利用履歴を対応付けた情報である。
クーポン別利用履歴は、対応のクーポンについての利用状況が示される。同図の例では、クーポン識別情報が「cp0001」のクーポンについては「未利用」であることが示されている。また、クーポン識別情報が「cp0002」、「cp0003」のクーポンについては、それぞれ「利用済」であることが示されている。また、クーポン識別情報が「cp0004」のクーポンについては、「利用可能残数:2」と示されている。
クーポンには2以上の利用可能回数の上限が定められている場合がある。クーポン識別情報が「cp0004」のクーポンは、3回以上の利用可能回数の上限が定められたクーポンである。このようなクーポンは、利用可能回数の上限より少ない回数により利用されている状況では、クーポン別利用履歴において、利用可能残数が示される。
なお、利用可能回数に代えて購入可能数の上限が定められるクーポンがあってもよい。この場合には、クーポン別利用履歴においては、利用可能残数に代えて購入可能残数が示されるようにしてよい。
[クーポン利用宣言に関連する処理手順例]
図9のフローチャートを参照して、本実施形態の客携帯端末40とクーポン管理サーバ70とがクーポンの利用宣言に関連して実行する処理手順例について説明する。
まず、新規クーポンの発行に応じて客携帯端末40とクーポン管理サーバ70とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:クーポン管理サーバ70は、例えばメーカ端末からのクーポンの発行の操作に応じて、クーポンの新規発行を行う。
ステップS102:クーポン管理サーバ70は、ステップS101によりクーポンの新規発行を行ったことに応じて、客携帯端末40に対してクーポン新規発行通知を送信する。クーポン新規発行通知は、プッシュ通知として行われてよい。この際、クーポン管理サーバ70は、例えば、新規発行されたクーポンの提供地域が、クーポン会員登録に際して指定されたクーポン利用対象地域に該当する客(クーポン会員)の客携帯端末40に限定して、クーポン新規発行通知を送信する。
ステップS111:客携帯端末40は、ステップS102により送信されたクーポン新規発行通知を受信する。
ステップS112:客携帯端末40は、クーポン新規発行通知の受信に応じて、クーポン新規発行の通知数を示すバッジ表示を更新する。つまり、客携帯端末40は、これまでクーポン新規発行通知を受信していないことでバッジ表示が行われていなかった場合には、「1」の通知数を示すバッジ表示を新規に表示させる。また、既にバッジ表示が行われていた場合には、バッジ表示における通知数をインクリメントさせる。クーポン新規発行の通知数を示すバッジ表示は、例えばクーポン利用アプリケーションが起動されることに応じて既読となって消去される。
次に、同図を参照して、客によるクーポン利用宣言操作に応じて客携帯端末40とクーポン管理サーバ70とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS121:クーポン利用宣言を行うにあたり、客は、客携帯端末40を操作してクーポン利用アプリケーションを起動させる。客は、クーポン利用アプリケーションが動作する客携帯端末40に対して、クーポン一覧表示を指示する操作(クーポン一覧表示指示操作)を行う。客携帯端末40は、クーポン一覧表示指示操作を受け付ける。
ステップS122:客携帯端末40は、クーポン一覧表示指示操作を受け付けると、クーポン管理サーバ70にクーポン一覧情報要求を送信する。クーポン一覧情報要求には、インストールされているクーポン利用アプリケーションに対応して登録されたクーポン会員識別情報が含まれる。
ステップS123:客携帯端末40は、クーポン一覧情報要求の送信に応じてクーポン管理サーバ70から送信されたクーポン一覧情報の内容が反映されたクーポン一覧画面を、タッチパネル付表示部406に表示させる。
クーポン一覧画面は、図示は省略するが、客が利用可能なクーポンのリストが示されるとともに、クーポンのリスト項目ごとに、利用宣言の有無を設定する操作(利用宣言設定操作)が可能とされている。クーポン一覧画面においては、利用宣言されたクーポンのリスト項目と、利用宣言されていないクーポンのリスト項目とで識別可能なように表示の態様が変更される。
ステップS124:クーポン一覧画面が表示された状態において、客携帯端末40は、客により行われる利用宣言設定操作が行われたか否か判定する。利用宣言設定操作は、利用宣言されていないクーポンについて利用宣言する操作と、利用宣言されているクーポンについて利用宣言を解除する操作とを含む。
ステップS125:利用宣言設定操作が行われると、客携帯端末40は、利用宣言設定情報をクーポン管理サーバ70に送信する。利用宣言設定情報は、クーポン会員識別情報と、設定対象とされたクーポンを示すクーポン識別情報と、利用宣言の指定と解除とのいずれが設定されたのかを示す情報とを含む。
ステップS126:ステップS125の処理の後、あるいはステップS124にて利用宣言設定操作の行われないことが判定された場合、客携帯端末40は、クーポン一覧画面の表示が終了されたか否か判定する。クーポン一覧画面の表示が終了されない場合には、ステップS124に処理が戻される。クーポン一覧画面の表示が終了された場合には、同図の処理が終了される。
ステップS131:クーポン管理サーバ70は、クーポン一覧情報要求が受信されたか否か判定する。
ステップS132:クーポン管理サーバ70は、ステップS122により送信されたクーポン一覧情報要求が受信されると、クーポン一覧情報を生成する。この際、クーポン管理サーバ70は、受信されたクーポン一覧情報要求に含まれるクーポン会員識別情報に対応付けて指定されているクーポン利用対象地域に提供地域が該当するクーポンにより、クーポン一覧情報を生成する。クーポン管理サーバ70は、生成されたクーポン一覧情報を客携帯端末40に送信する。
ステップS133:ステップS132の処理の後、あるいはステップS131にてクーポン一覧情報要求の受信されないことが判定されると、クーポン管理サーバ70は、利用宣言設定情報が受信されたか否か判定する。利用宣言設定情報が受信されない場合にはステップS131に処理が戻される。
ステップS134:ステップS125により送信された利用宣言設定情報が受信されると、クーポン管理サーバ70は、クーポン利用履歴情報を更新する。つまり、クーポン管理サーバ70は、受信された利用宣言設定情報に含まれるクーポン会員識別情報を含むクーポン利用履歴情報を検索する。
受信された利用宣言設定情報が利用宣言を指定するものである場合には、クーポン管理サーバ70は、検索されたクーポン利用履歴情報のクーポン会員別利用履歴において、受信された利用宣言設定情報に含まれるクーポン識別情報を格納する。格納したクーポン識別情報に対応付けられたクーポン別利用履歴には、「未利用」を格納してよい。
また、受信された利用宣言設定情報が利用宣言の解除を示すものである場合には、クーポン管理サーバ70は、検索されたクーポン利用履歴情報のクーポン会員別利用履歴において、受信された利用宣言設定情報に含まれるクーポン識別情報と対応のクーポン別利用履歴を削除する。
[会計時におけるクーポン適用に関する処理手順例]
図10のフローチャートを参照して、本実施形態のPOS端末20が会計に際して実行する処理手順例について説明する。
ステップS151:客は、会計を受けるにあたり、クーポンを利用する場合には、クーポン利用アプリケーションが動作する客携帯端末40を操作して、タッチパネル付表示部406にクーポン会員コードを表示させる。クーポン会員コードは、客のクーポン会員識別情報を、例えばバーコードまたは二次元コードなどにコード化したものである。
客は、表示されたクーポン会員コードを、POS端末を操作する店員に提示する。店員は、提示された会員クーポンコードを店員側スキャナ部212により読み取らせる操作を行う。この操作に応じて、POS端末20は、クーポン会員コードの読み取りを実行し、読み取られたクーポン会員コードからクーポン会員識別情報を取得する。
ステップS152:POS端末20は、ステップS151により取得されたクーポン会員識別情報により示されるクーポン利用履歴情報を、クーポン管理サーバ70から取得する。
ステップS153:また、POS端末20は、ステップS151により取得されたクーポン会員識別情報により示されるクーポン会員により指定されたクーポン利用対象地域に提供地域が該当し、店舗STが提供店舗として登録されているクーポンのクーポン情報のリスト(クーポンリスト)を、クーポン管理サーバ70が記憶するクーポン管理情報から取得する。
ステップS154:クーポン会員コードの読取操作を行った後、店員は、客の購入対象の商品を登録する商品登録操作を行っていく。商品登録操作によっては、商品に付されたコード情報の読み取りや、商品登録画面に対して商品を指定する操作等によって、登録対象の商品の商品情報が入力される。POS端末20は、商品登録操作に応じて商品情報が入力されたか否か判定する。
ステップS155:商品情報が入力されると、POS端末20は、商品情報が入力された商品が、クーポン適用商品であるか否かについて判定する。ここでのクーポン適用商品は、店舗STにてクーポン適用対象となっている商品である。POS端末20は、ステップS153により取得されたクーポンリストに、今回、商品情報が入力された商品(登録対象の商品)が含まれているか否かにより、クーポン適用商品であるか否か判定する。つまり、POS端末20は、クーポンリストに、登録対象の商品が含まれていれば、クーポン適用商品であると判定する。
ステップS156:クーポン適用商品であると判定された場合、POS端末20は、今回の登録対象の商品に適用可能なクーポンについて、客により利用宣言がされているか否かについて判定する。なお、ステップS156において、POS端末20は、利用宣言されたクーポンであっても、既に利用済みとされて利用不可である場合には、利用宣言されていないと判定する。
このような判定は、POS端末20が、ステップS152にて取得したクーポン利用履歴情報に基づいて行うことができる。POS端末20は、対応のクーポンについて利用宣言されているか否かについて、クーポン利用履歴情報において、対応のクーポンのクーポン識別情報が格納されているか否かにより判定できる。POS端末20は、利用済となっているか否かについて、クーポン利用履歴情報において、対応のクーポンのクーポン識別情報に対応付けられたクーポン別利用履歴が利用済を示しているか否かにより判定できる。
ステップS157:ステップS156にて、対応のクーポンについて利用宣言されていると判定された場合、POS端末20は、対応のクーポンが利用可能であるか否かを判定する。クーポンが利用可能である場合とは、クーポンについて利用宣言がされていないために未だ利用されていない場合や、複数回利用可能なクーポンについて利用回数の上限を越えていない状態で利用宣言が解除されている場合などとなる。クーポンが利用不可である場合とは、利用済みとなっている場合となる。
ステップS158:ステップS157にて利用可能であると判定された場合、POS端末20は、利用宣言確認画面を店員側表示部210に表示させる。
利用宣言確認画面は、例えば商品登録操作に対応する商品登録画面上に表示されるポップアップウィンドウとされてよい。利用宣言確認画面においては、例えば「登録対象の商品に適用可能なクーポンですが、まだお客様により利用宣言されていません。今から利用宣言を行って利用できるようにしますか?」といったように、利用宣言の設定について確認するメッセージが表示される。また、利用宣言確認画面には、利用宣言を行うか否かの確認操作のためのボタンが配置される。
店員は、例えば客に、クーポンを利用するか否かを確認し、客がクーポンを利用する場合には利用宣言することの確認操作を行い、クーポンを利用しない場合には利用宣言をしないことの確認操作を行う。
なお、利用宣言確認画面は、客側表示部205にて表示され、確認操作を客が行えるようにされてよい。また、利用宣言確認画面は、店員側表示部210と客側表示部205とのそれぞれにて表示され、店員と客とのいずれも確認操作を行えるようにされてよい。
ステップS159:POS端末20は、利用宣言確認画面に対する確認操作として、利用宣言することの確認操作が行われたか否か判定する。
ステップS160:ステップS155にてクーポン適用商品であると判定された場合、あるいはステップS156にて登録対象の商品に適用可能なクーポンを客が利用可能な状況にあると判定された場合、POS端末20は以下の処理を実行する。
例えば、商品について一時的に通常価格よりも低い特売価格が設定される場合がある。このような場合、当該商品を対象とするクーポンを適用した価格(適用価格)よりも特売価格のほうが低くなっている場合がある。このような場合には、クーポンを適用せずに、特売価格のままで商品を登録したほうがよい。
そこで、POS端末20は、登録対象の商品の価格について、現在において商品マスタにおいて設定されている価格(非適用価格)と、クーポンを適用した場合の適用価格とを比較する。
ステップS161:ステップS155にてクーポン適用商品ではないと判定された場合、あるいは、ステップS157にてクーポンが利用可能でないことが判定された場合、あるいはステップS159にて利用宣言されなかったことが判定された場合、あるいはステップS160の処理の後、POS端末20は、今回の登録対象の商品の登録価格を決定する。
ステップS155にてクーポン適用商品ではないと判定された場合、あるいは、ステップS157にてクーポンが利用可能でないことが判定された場合、あるいはステップS159にて利用宣言されなかったことが判定された場合、POS端末20は、当該ステップS161において、クーポンを適用しない通常価格(非適用価格)を登録価格として決定する。また、ステップS160の処理を経た場合、POS端末20は、当該ステップS161において、ステップS160にて比較した非適用価格と適用価格とで低いほうの価格を、今回の登録対象の商品の登録価格として決定する。
ステップS162:POS端末20は、登録対象の商品の商品情報を登録する。
なお、ステップS161の登録価格決定あるいはステップS162による商品情報の登録にあたり、ステップS156にて利用宣言が既にされているとしてクーポンが適用される場合と、今回の商品登録に際して利用宣言確認画面に対する操作によりクーポンが適用される場合とで、クーポンの適用内容が変更されてよい。具体的には、ステップS156にて利用宣言が既にされているとしてクーポンが適用される場合の値引き額を、今回の商品登録に際して利用宣言確認画面に対する操作によりクーポンが適用される場合よりも高くするといったように、値引き額、値引率等が変更されてよい。あるいはクーポンの適用可能な商品の個数が変更されてもよい。
ステップS163:ステップS162の処理の後、あるいはステップS154にて商品情報の入力のないことが判定された場合、POS端末20は、例えば小計操作等によって今回の取引に応じた商品登録が終了されたか否かを判定する。商品登録が終了されない場合には、ステップS154に処理が戻される。
ステップS164:商品登録が終了されると、POS端末20は、精算処理を実行する。
ステップS165:POS端末20は、精算処理の完了に応じて、今回の取引におけるクーポン利用結果を示すクーポン利用結果情報を、クーポン管理サーバ70に送信する。
クーポン利用結果情報には、ステップS151にて取得したクーポン会員識別情報、利用されたクーポンのクーポン識別情報等が含まれる。
クーポン管理サーバ70は、受信されたクーポン利用結果情報が示すクーポンの利用結果が反映されるように、クーポン利用履歴情報を更新する。
図11(A)は、POS端末20の店員側表示部210において操作画面として商品登録画面AR3が表示された状態を示している。
同図の商品登録画面AR3は、一取引ごとに対応する商品登録内容を示すシート(商品登録シート)が重ねられた構造を有する。各商品登録シートにはタブ(商品登録タブ:見出し領域の一例)が付されている。同図においては、3つの商品登録タブTAB1-1、TAB1-2、TAB1-3が表示されている。同図の商品登録画面AR3は、これら3つの商品登録シートが重ねられた状態の構造を有する。
商品登録タブTAB1-1、TAB1-2、TAB1-3には、登録順番号を示す数字が表示されている。登録順番号は、商品の登録が開始された順番を示す。同図においては、商品登録タブTAB1-1、TAB1-2、TAB1-3のそれぞれに登録順番号「1」、「2」、「3」が表示されている。これは、商品の登録が開始された順番が、商品登録タブTAB1-1に対応する取引、商品登録タブTAB1-2に対応する取引、商品登録タブTAB1-3に対応する取引の順であることを示す。
なお、以降の説明にあたり、個々の商品登録タブTAB1-1、TAB1-2、TAB1-3等について特に区別しない場合には、商品登録タブTAB1と記載する。
本実施形態において、同図のように3つの商品登録タブTAB1が表示されているということは、POS端末20にて未だ商品登録が完了していない(商品登録中の)取引が3つあることを示している。店員は、これら3つの商品登録シートのうちで、最前面に配置される商品登録シートに対する操作を行って対応の取引についての商品登録を行うことができる。最前面よりも下に配置される商品登録シートが対応する取引については、商品登録が保留された状態である。
店員は、商品登録タブTAB1に対する操作(タッチ操作)を行うことで、操作された商品登録タブTAB1の付された商品登録シートを最前面に移動させ、最前面に移動された商品登録シートに対応する取引の商品登録を行うことができる。つまり、店員は、商品登録タブTAB1に対する操作によって複数の商品登録中の取引のうちから任意の1つの取引に対応する商品登録シートをアクティブとなるように選択し、アクティブの商品登録シートに対応する取引における商品登録操作を行うことができる。
同図においては、商品登録タブTAB1-1の付された商品登録シートがアクティブとされた状態が示されている。アクティブとされた商品登録シートにおいては、商品ボタンエリアAR10が配置されている。商品ボタンエリアAR10においては、商品ごとに対応する商品ボタンが配置される。商品ボタンには、例えば対応の商品を示す商品名が表示されている。
店員は、商品登録操作において、商品ボタンに対する操作を行うことで、登録対象の商品の指定を行うことができる。具体的に、商品Aを登録対象として指定したい場合、店員は、商品ボタンエリアAR10において配置される商品ボタンのうち、商品Aが示された商品ボタンに対する操作を行えばよい。商品Aの商品ボタンに対する操作により、商品Aが登録対象として指定される。続けて、店員は、例えば商品Aについての数量などを入力する操作を行うことができる。店員は、買上商品ごとに上記のような操作を行っていくことで、順次、商品の登録を行っていくことができる。
同図の商品登録シートにおいては、現段階において2つの商品の登録されたことが示されている。具体的には、同図の登録商品リスト領域AR11には、商品Aについての情報が示されるリスト項目AR111-1と商品Bについての情報が示されるリスト項目AR111-2とが配置されている。ここで、商品Aは、クーポンが適用されていない商品であり、商品Bはクーポンが適用された商品である。リスト項目AR111-2においては、例えば「CP」との文字の表示により、商品Bについてクーポンが適用されたことが示されている。一方、リスト項目AR111-1においては、「CP」との文字が表示されないことで、商品Aについてクーポンが適用されていないことが示される。このように、商品登録画面においては、登録された商品について、クーポンが適用された商品と適用されなかった商品とで区別できるようにされている。
また、登録商品領域AR12には、これまでに登録された商品のうちで最後に登録された商品についての情報が示されている。この場合には、2つ目として登録された商品Bが最後の商品となることから、登録商品領域AR12には商品Bの商品についての情報が示されている。また、合計金額領域AR13においては、これまでに登録された商品の総数が「2」であり、これまでに登録された商品の合計金額が593円(商品Bのクーポン適用が反映された価格)であることが示されている。
また、店員側表示部210の画面においては、商品登録画面AR3とともに共通エリアAR20(共通領域の一例)が配置されている。共通エリアAR20は、店員側表示部210の表示領域全体において、商品登録画面AR3としての領域とは異なる領域に配置されている。本実施形態において、商品登録画面AR3が表示される領域は、例えばメインとなる操作画面が表示される領域(操作画面領域の一例)に対応し、当該領域においては、店員の操作や処理の進行等に応じて操作画面の表示が切り替わる。共通エリアAR20は、このようなメインとなる操作画面の表示の切り替わりに応じて変化せずに同じ態様での表示が維持される領域である。換言すれば、共通エリアAR20は、店員側表示部210においてメインとなる操作画面が提供する機能が変更されても、これに応じて変更することなく同じ機能を提供する。共通エリアAR20においては、例えば店員の設定操作等に応じて、所定の機能が割り当てられたボタンや、所定の報知に対応するエリア等が配置される。
この場合は、商品A、商品Bを登録したことで、客が購入しようとする全ての商品登録が完了した。そこで、店員は、商品Bを登録した後に、小計操作を行う。小計操作に応じて、店員側表示部210における表示は商品登録画面から小計画面に遷移する。
図11(B)は、小計画面の一例を示している。
同図の小計画面AR5は、図11(A)に示される商品登録結果についての小計結果を示すものとなる。
小計画面AR5において、登録商品エリアAR51には、今回の取引においてこれまでに登録された商品についての各リスト項目(AR511-1、AR511-2)が、上段から下段にかけて登録順に従った配列順で配置される。
同図の登録商品エリアAR51においては、登録順に従って、「商品A」、「商品B」の2つの商品ごとのリスト項目が配置されている。登録商品エリアAR51における「商品B」のリスト項目においても例えば「CP」の文字により、クーポンが適用されたことが示されている。このように、小計画面においても、登録された商品について、クーポンが適用された商品と適用されなかった商品とで区別できるようにされている。
小計画面AR5において、小計金額エリアAR52は、これまでの商品の登録結果に基づく小計結果が示される。同図の小計金額エリアAR52においては、登録された商品の個数が2個であり、クーポンが適用されたことで50円が値引きされたことが示されている。
小計画面AR5において、合計金額エリアAR53は、これまでの商品の登録結果に基づく合計金額が示される。この場合の合計金額としては、クーポン適用による値引きが反映された593円が示されている。
同図の小計画面AR5は、小計操作に応じて商品登録画面AR3から切り替わるように表示されたものである。これに対して、共通エリアAR20は、商品登録画面AR3から小計画面AR5への切り替わりに応じて変更されることなく、図11(A)の商品登録画面AR3が表示されていたときと同じ内容が継続して表示される。
また、店員が締め操作を行うことで、店員側表示部210の表示は、図11(B)の小計画面から、例えば図12の締め処理画面AR6が表示される。
同図の締め処理画面AR6においても、登録商品エリアAR61には、今回の取引においてこれまでに登録された商品についての各リスト項目(AR611-1、AR611-2)が、上段から下段にかけて登録順に従った配列順で配置される。登録商品エリアAR61においても、登録順に従って、「商品A」、「商品B」の2つの商品ごとのリスト項目が配置されている。また、登録商品エリアAR61における「商品B」のリスト項目においても例えば「CP」の文字により、クーポンが適用されたことが示される。
締め処理画面AR6において、小計金額エリアAR62は、例えば図11(B)の小計金額エリアAR62と同様にこれまでの商品の登録結果に基づく小計結果が示される。同図の小計金額エリアAR52においては、登録された商品の個数が2個であり、クーポンが適用されたことで50円が値引きされたことが示されている。
締め処理画面AR6において、精算結果エリアAR63には、今回の取引における精算結果が示される。この場合の精算結果エリアAR63においては、現金による支払いが行われたことに応じて、合計金額、預かり金、釣銭が表示されている。
また、登録商品エリアAR61には、支払い内訳エリアAR612が配置される。支払い内訳エリアAR612においては、今回の支払いが現金によることと、支払いにあたり、1つのクーポンが適用されたことが示される。
同図の締め処理画面AR6は、締め操作に応じて小計画面A5から切り替わるように表示されたものである。これに対して、共通エリアAR20は、小計画面AR5から締め処理画面A6への切り替わりに応じて変更されることなく、図11(B)の小計画面AR5が表示されていたときと同じ内容が継続して表示される。
図13(A)は、図12に示される締め処理画面に応じた締め処理に応じてPOS端末20が発行したレシートの一例を示している。同図のレシートにおいて、商品Aと商品Bとについて、商品Aにはクーポンが適用されず、商品Bにはクーポンが適用されたことが示されている。
なお、本実施形態においては、例えば所定のクーポン適用条件を満たす客については、商品登録に際して登録対象とされた商品がクーポン適用商品でありながら客により事前にクーポン利用宣言がされていない場合には、当該登録対象とされた商品について、利用宣言することの確認操作を受け付けることなく、クーポン利用宣言が為されたものとして扱うようにされてよい(クーポン自動適用)。
図13(B)は、このようなクーポン自動適用が行われた場合に対応して発行されるレシートの一例を示している。同図に示されるように、商品Aの項目欄においては、クーポン自動適用によってクーポンが適用されたことが示されている。
[第1実施形態の変形例]
上記第1実施形態においては、商品が登録されるごとにクーポンについて利用宣言されているか否かについて判定され、利用宣言されていない場合には、利用宣言することの意思確認が行われるようにされていた。
これに対して、本変形例では、登録対象の商品がクーポン対象であって利用宣言がされていなくとも、利用宣言確認画面が表示されることなく、商品登録処理が進められていく。そして、本変形例のPOS端末20は、例えば商品登録を終了させるために小計ボタンを操作した段階で、登録対象の商品のうちでクーポン対象でありながら利用宣言がされていないものがある場合に、これらの商品についての利用宣言の意思確認を行う、利用宣言確認画面を、例えば店員側表示部210に表示させる。
図14は、本変形例における利用宣言確認画面の一例を示している。同図の利用宣言確認画面においては、登録対象の商品のうちでクーポン対象でありながら利用宣言がされていないものがあるため、商品登録を完了できないことから、利用宣言についての設定を促す旨のメッセージが表示されている。
同図の利用宣言確認画面においては、商品別リストエリアAR1が配置されている。商品別リストエリアAR1は、商品単位で利用宣言するか否かを設定する操作が行われるエリアである。商品別リストエリアAR1においては、商品ABCと商品BCFとの2つの商品のそれぞれのリスト項目が配置されている。商品ABCと商品BCFが、今回登録対象とされた商品のうちで、クーポン適用対象でありながら利用宣言がされていない商品である。
リスト項目においては、対応の商品の登録個数、非適用価格と適用価格が示される。また、この場合の商品BCFが適用対象となるクーポンは、適用可能な個数の上限が2個であると定められた例を示している。このため、商品BCFのリスト項目においては、現時点においてクーポンが適用可能な商品の残り数が、上限と同じ2個であることが示されている。
商品ABCと商品BCFとのリスト項目においては、それぞれ、利用宣言(「適用する」)ボタンBT1-1と、非利用宣言(「適用しない」)ボタンBT1-2とが配置されている。店員は、客の意志を確認し、例えば商品ABCについて、利用宣言をするのであれば、商品ABCのリスト項目に配置された利用宣言ボタンBT1-1を操作し、利用宣言をしないのであれば、商品ABCのリスト項目に配置された非利用宣言ボタンBT1-2を操作する。また、1つの商品に対応して、利用宣言ボタンBT1-1を操作して利用宣言した後に、非利用宣言ボタンBT1-2を操作して、利用宣言を解除してもよい。
同図の商品別リストエリアAR1では、商品ABCについては非利用宣言ボタンBT1-2が操作されたことで利用宣言しないことが設定され、商品DEFについては利用宣言ボタンBT1-1が操作されたことで利用宣言したことが設定された例が示されている。
このように、適用可能な個数の上限が定められた商品DEFについて利用宣言された場合には、利用宣言確認画面においては、さらに適用個数設定エリアAR2が配置される。
適用個数設定エリアAR2においては、1個の商品BCFごとに対応するリスト項目が配置される。それぞれのリスト項目において、利用宣言ボタンBT1-1と非利用宣言ボタンBT1-2とが配置される。店員は、客の意志を確認し、客が希望する適用個数に応じて、適用個数設定エリアAR2のリスト項目における利用宣言ボタンBT1-1または非利用宣言ボタンBT1-2を操作する。つまり、店員は、購入対象とされている3つの商品DEFのうち、2つの商品DEFにクーポンを適用するのであれば、適用個数設定エリアAR2の2つのリスト項目のそれぞれにおける利用宣言ボタンBT1-1を操作する。また、店員は、1つの商品DEFにクーポンを適用するのであれば、適用個数設定エリアAR2の2つのリスト項目のうちの一方のリスト項目における利用宣言ボタンBT1-1を操作し、他方のリスト項目における非利用宣言ボタンBT1-2を操作する。
また、同図の利用宣言確認画面においては、一括利用宣言ボタンBT2-1、一括非利用宣言ボタンBT2-2が配置される。店員は、商品別リストエリアAR1を対象として利用宣言の設定を行うにあたり、商品別リストエリアAR1において、リスト項目として示される全ての商品について利用宣言を設定する場合には、一括利用宣言ボタンBT2-1を操作して、一括で利用宣言を設定することができる。また、全ての商品について利用宣言を設定しない場合には、一括非利用宣言ボタンBT2-2を操作して、一括で利用宣言しない設定を行うことができる。
また、店員は、商品別リストエリアAR1を対象として適用個数の設定を行うにあたり、適用可能な最大の個数を対象にクーポンを適用する場合には、一括利用宣言ボタンBT2-1を操作して、一度の操作により最大の個数を設定することができる。
なお、適用個数の設定は、例えば数値入力によって行えるようにされてよい。
なお、同図の利用宣言確認画面を客側表示部205にて表示させ、客が利用宣言の設定の操作を行えるようにされてよい。この場合において、店員側表示部210においても利用宣言確認画面を表示し、客と店員とのいずれによっても利用宣言の設定の操作が行えるようにされてよい。店員側表示部210と客側表示部205とのいずれにおいても利用宣言確認画面を表示させる場合には、客と店員との操作が反映されるように、店員側表示部210と客側表示部205とで表示される利用宣言確認画面はミラーリングによって同じ内容が表示されるようにしてよい。
<第2実施形態>
[商品販売データ処理システムの全体的な構成例]
次に、第2実施形態について説明する。先の第1実施形態では、店舗STにおいて備えられるPOS端末20は、店員操作モードとされて、店員が諸運登録から精算までの会計に応じた操作を行うようにされていた。
これに対して、本実施形態では、店舗STにおいて備えられる複数のPOS端末20について、セミセルフモードが設定される。以降の説明において、セミセルフモードのもとで、登録専用モードが設定されるPOS端末20については、登録POS端末20Aと記載し、精算専用モードが設定されるPOS端末20については、精算POS端末20Bと記載する。
図15は、本実施形態の商品販売データ処理システムの全体構成例を示している。
同図に示す商品販売データ処理システムは、店舗STにおいて、上位装置10と、2台の登録POS端末20Aと、3台の精算POS端末20Bとを備える。またクーポン管理サーバ70は、店舗STの装置(上位装置10、登録POS端末20A、精算POS端末20B)、客携帯端末40とネットワーク経由で通信可能に接続される。
なお、同図に示した商品販売データ処理システムの構成は一例である。例えば、商品販売データ処理システムにおいて、登録POS端末20Aと精算POS端末20Bとの設置数は特に限定されるものではなく、それぞれ1台以上であればよい。また、本実施形態の商品販売データ処理システムは、上位装置10を含まない構成としてもよい。
なお、商品販売データ処理システムの構成として、上位装置10を含まない構成とする場合には、他の装置(例えば、複数の登録POS端末20Aのうち代表となる1台の登録POS端末20A)に、上位装置10としての機能を兼用させてもよい。
店舗STにおいて、上位装置10と登録POS端末20Aと精算POS端末20Bとは、有線または無線接続のLAN(Local Area Network)11で相互に接続されている。
上位装置10は、商品販売データ処理システムを管理する情報処理装置であり、商品販売データ処理システムにおいて登録POS端末20A、精算POS端末20Bなどを管理し、商品マスタなどの種々の情報を管理する。上位装置10は、登録POS端末20A及び各精算POS端末20Bに、最新の商品マスタを適宜送信する。
商品マスタとは、各商品の商品識別情報(例えば、JANコード)、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引き情報などの商品情報を格納したファイルである。
上位装置10は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバ、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得し、登録POS端末20A、各精算POS端末20B等)に適宜送信する。
登録POS端末20Aは、購入対象の商品を登録する商品登録処理を実行する。商品を登録する操作(商品登録操作)は、例えば、スキャナを用いて商品に付されているバーコードを読み取らせる操作、あるいは商品登録画面に表示されたプリセットボタン等に対する操作等として行われる。このような商品登録操作によって、登録POS端末20Aには例えば商品識別情報が入力され、登録POS端末20Aは、入力された商品識別情報に対応する商品情報を取得する。
また、登録POS端末20Aは、一取引ごとに対応して登録された商品の精算に用いられる情報(以下、精算情報という)を生成し、記憶する。
精算情報は、対応の取引を識別する取引識別情報、当該精算情報を識別する精算情報識別情報、登録日時、登録された各商品の商品識別情報、登録された各商品の商品名、販売価格、値引き情報、購入対象の商品の品数を示す取引点数(購入点数)、購入対象の商品の総額(合計金額)を含んでよい。また、精算情報は、当該精算情報を生成した登録POS端末20A(すなわち、当該精算情報に係る商品を登録した登録POS端末20A)を識別するための登録装置識別情報をさらに含んでもよい。このように、精算情報は、一取引に応じた商品登録処理結果が反映された内容を有する。
精算情報は、精算POS端末20Bにおいて精算処理に用いられる。精算処理とは、登録された商品の代金を、現金、電子マネー、クレジットカードなどを選択的に用いて支払い、決済する処理である。
本実施形態では、複数の精算POS端末20Bが設置され、複数のうちのいずれか1台が、登録POS端末20Aにおいて生成された精算情報を用いて精算処理を実行する。複数の精算POS端末20Bのうちから、精算処理を実行させるべき精算POS端末20Bを指定する態様としては、下記の第1の指定態様と第2の指定態様が挙げられる。
第1の指定態様は、精算処理を実行させる精算POS端末20Bを、店員が登録POS端末20Aにて指定する態様である。
すなわち、店員が、精算POS端末20Bを指定する操作を登録POS端末20Aに対して行うことによって、複数の精算POS端末20Bのうちから精算処理を実行させる精算POS端末20Bを指定する操作(精算装置指定操作)を行う。
なお、登録POS端末20Aにおいて、各精算POS端末20Bの稼働状況を示した稼働情報を表示するようにし、登録POS端末20Aにおいて、店員が精算POS端末20Bを指定する際に、各精算POS端末20Bの稼働状況を確認できるようにしてもよい。
店員が精算POS端末20Bを指定した場合には、LAN11を介して、登録POS端末20Aにおいて生成された精算情報が、指定された精算POS端末20Bに送信される。すなわち、登録POS端末20Aは、商品登録処理に続いて精算POS端末20Bが指定された場合には、指定された精算POS端末20Bに対し、当該商品登録処理の結果が反映された精算情報を送信する。
なお、本実施形態では、登録POS端末20Aは、直接、精算POS端末20Bに精算情報を送信するが、上位装置10を経由して、精算POS端末20Bに精算情報を送信してもよい。
また、第2の指定態様は、精算処理用の媒体(お会計券(登録商標))を登録POS端末20Aから発行させ、店員から手渡しされたお会計券を、客が1つの精算POS端末20Bに読み取らせる態様である。
すなわち、客が、店員から手渡しされたお会計券を精算POS端末20Bに読み取らせることによって、複数の精算POS端末20Bのうちから精算処理を実行させる精算POS端末20Bを指定する。
お会計券には、発行元の登録POS端末20Aを示す登録装置識別情報と精算情報とが、バーコード(一次元コード)または二次元コードのいずれかのコードの形式で印字(印刷)されている。精算POS端末20Bは、お会計券のコードを読み取ると、読み取ったコードにより示される精算情報を取得する。
精算POS端末20Bは、客の操作に応じて精算処理を実行する。また、精算POS端末20Bは、精算処理を終了した場合には、登録POS端末20Aに精算処理の終了を通知する。
[会計時利用確認について]
このように登録POS端末20Aと精算POS端末20Bとを備える商品販売データ処理システムにおいて、登録対象の商品のうちに、クーポン適用対象でありながら事前に利用宣言がされていない商品(未利用宣言商品)が含まれていた場合の利用宣言の確認(会計時利用宣言確認)は、登録POS端末20Aと精算POS端末20Bとのいずれにおいても行われてよい。
登録POS端末20Aで会計時利用宣言確認を行う場合には、登録POS端末20Aが、図10のフローチャートに準じた手順による処理を実行するようにされてよい。
一方、登録POS端末20Aで会計時利用宣言確認を行わずに、精算POS端末20Bで会計時利用確認宣言を行う場合には、登録POS端末20Aにて登録された商品のうちの未利用宣言商品を包括した態様で、以下に説明するようにして、精算POS端末20Bにて会計時利用宣言確認が行われる。
[処理手順例]
図16のフローチャートは、精算POS端末20Bが会計時利用宣言確認に対応して実行する処理手順例を示している。同図の処理は、精算POS端末20Bが精算情報を取得したことに応じて精算処理が開始されている状態のもとで実行される。
ステップS201:精算POS端末20Bは、例えば精算処理における所定段階において(あるいは定常的に)、客側表示部205にて、クーポン会員ボタンを表示させている。クーポン会員ボタンは、客が、クーポン管理サーバ70に対応するクーポン提供サービスの会員である場合に、クーポンの適用を受けようとするにあたり操作するボタンである。
精算POS端末20Bは、表示中のクーポン会員ボタンが操作されるのを待機する。
ステップS202:クーポン会員ボタンが操作されると、POS端末20Bは、精算を行おうとする客に向けて、クーポン会員コードをPOS端末20Bに読み取らせる操作を促すコード読取案内画面を客側表示部205に表示させる。
ステップS203:客は、コード読取案内画面による案内に応じて、自分の客携帯端末40にクーポン会員コードを表示させ、表示されたクーポン会員コードを客側スキャナ部206により読み取らせる。精算POS端末20Bは、読み取られたクーポン会員コードからクーポン会員識別情報を取得する。
なお、店舗STにおける所定の装置が記憶する店舗会員情報において、店舗会員識別情報にクーポン会員識別情報が対応付けられていてよい。この場合、POS端末20Bは、ステップS201~S203の処理に代えて、例えば登録POS端末20Aから精算情報を取得して精算処理を開始する段階で、精算情報に含まれる店舗会員識別情報に対応付けられたクーポン会員識別情報を取得するようにされてよい。
ステップS204:精算POS端末20Bは、ステップS203により取得されたクーポン会員識別情報により示されるクーポン利用履歴情報を、クーポン管理サーバ70から取得する。
ステップS205:また、精算POS端末20Bは、ステップS203により取得されたクーポン会員識別情報により示されるクーポン会員により指定されたクーポン利用対象地域に提供地域が該当し、店舗STが提供店舗として登録されているクーポンリストを、クーポン管理サーバ70が記憶するクーポン管理情報から取得する。
ステップS206:精算POS端末20Bは、精算情報と、ステップS204により取得されたクーポン履歴情報とステップS205により取得されたクーポンリストとを利用して、今回の精算処理に対応して登録された商品のうちに未利用宣言商品が有るか否かを判定する。未利用宣言商品が無いと判定された場合には、同図の処理が終了されてよい。
ステップS207:未利用宣言商品があると判定された場合、精算POS端末20Bは、客側表示部205に利用宣言確認画面を表示させる。
利用宣言確認画面は、例えばステップS206にて未利用宣言商品があると判定されたことに応じて、特に客の操作を受け付けることなく表示されてよい。
あるいは、精算POS端末20Cは、ステップS206にて未利用宣言商品があると判定されたことに応じて、客の利用宣言確認画面の表示を指示する操作を受け付け可能な状態を設定してよい。
この場合、精算POS端末20Cは、客の利用宣言確認画面の表示を指示する操作を受け付け可能な状態として、例えば図19に示すように、客側表示部205にて表示させている精算画面において、利用宣言確認ボタンBT20を配置させるようにしてよい。利用宣言確認ボタンBT20は、ステップS206にて未利用宣言商品があると判定されたことに応じて、非表示から表示の状態に遷移するようにされてよい。あるいは、利用宣言確認ボタンBT20は、ステップS206にて未利用宣言商品があると判定されたことに応じて、操作不可の状態(例えば、グレーアウト)で配置されていた状態から、操作不可の状態に変化するようにされてよい。
この場合の精算POS端末20Cは、利用宣言確認ボタンBT20に対する操作が受け付けられたことに応じて、利用宣言確認画面を表示させる。
図17は、当該ステップS207により表示される利用宣言確認画面G10の一例を示している。同図では、登録商品のリストが提示された精算画面上にポップアップ画面として利用宣言確認画面G10が表示された例を示している。
同図の利用宣言確認画面G10においては、2つの未利用宣言商品のリスト項目が配置され、リスト項目ごとに利用宣言ボタンBT11-1、非利用宣言ボタンBT11-2が配置されている。また、利用宣言確認画面G10においては、一括利用宣言ボタンBT12-1、一括非利用宣言ボタンBT12-2が配置されている。
客は、未利用宣言商品のリスト項目に配置される利用宣言ボタンBT11-1、非利用宣言ボタンBT11-2を操作することで、未利用宣言商品ごとに利用宣言の有無の設定を行うことができる。また、客は、一括利用宣言ボタンBT12-1、一括非利用宣言ボタンBT12-2を操作することで、2つの未利用宣言商品について、一括で利用宣言の設定または非利用宣言の設定を行うことができる。
図17の利用宣言確認画面G10に対して、2つの未利用宣言商品のそれぞれについて利用宣言の設定を行った場合、例えば、利用宣言確認画面G10は、図18に示すように変化してよい。
図18の利用宣言確認画面G10においては、利用宣言商品ごとのリスト項目において配置されていた利用宣言ボタンBT11-1が消去されて、非利用宣言ボタンBT11-2のみの操作が可能な状態となっている。また、同図の図18の利用宣言確認画面G10においては、一括非利用宣言ボタンBT12-2は操作可能であるが、一括利用宣言ボタンBT12-1は消去されて操作不可となっている。なお、この場合、利用宣言ボタンBT11-1や一括利用宣言ボタンBT12-1は、例えばグレーアウトなどの操作が不可の状態で表示されていてもよい。
説明を図16に戻す。
ステップS208:客は、ステップS207により表示された利用宣言確認画面に対して、利用宣言設定操作を行う。POS端末20Bは、客により行われる利用宣言設定操作を受け付ける。
ステップS209:精算POS端末20Bは、利用宣言設定操作によって未利用宣言商品について利用宣言がされた場合、例えば図10のステップS160、S161と同様の処理により利用宣言された商品の価格を変更し、変更後の価格が反映されるように合計金額の再計算を行う。以後の精算処理は、再計算された金額をもとに行われる。
ステップS210:精算POS端末20Bは、今回の取引におけるクーポン利用結果を示すクーポン利用結果情報を、クーポン管理サーバ70に送信する。当該ステップS210によりクーポン利用結果情報が送信されるタイミングは、例えば精算処理が完了したタイミングでよい。
<第3実施形態>
[商品販売データ処理システムの全体的な構成例]
続いて、第3実施形態について説明する。図20は、本実施形態の商品販売データ処理システムの全体的な構成例を示している。
同図に示されるように、本実施形態の商品販売データ処理システムは、店舗STにおいて設置される上位装置10、精算POS端末20Cを含む。上位装置10、精算POS端末20Cは店舗STにおいて複数設置されてよい。また、本実施形態の商品販売データ処理システムは、客携帯端末40、取引管理サーバ50、クーポン管理サーバ70を含む。
本実施形態の商品販売データ処理システムは、例えば、店舗STにて、客が購入対象の商品を商品棚から取り出しながら、取りだした商品の登録を、客携帯端末40を用いて行い、登録された商品の精算についても客が精算POS端末20Cにて行うようにされた会計(客端末対応会計)に対応する。ここでの会計は、商品の登録と、登録された商品の精算とを含み、一取引に対応して行われる手順をいう。
本実施形態の精算POS端末20Cは、セミセルフモードにおける精算専用モードが設定されたPOS端末20である。ただし、本実施形態においては、商品登録は、登録専用モードが設定されたPOS端末20ではなく、上記のように客の操作に応じて客携帯端末40によって行われる。
この場合、客携帯端末40には、本実施形態のショッピングシステムに対応して商品登録を行う機能を有するショッピングアプリケーションがインストールされる。また、本実施形態のショッピングアプリケーションは、クーポン管理サーバ70が提供するクーポンサービスに対応しており、先の第1実施形態におけるクーポン利用アプリケーションとしての機能も有する。クーポン利用アプリケーションが動作する客携帯端末40は、クーポン管理サーバ70にアクセスすることで、クーポンの利用宣言設定を行うことができる。
取引管理サーバ50は、本実施形態の商品販売データ処理システムに対応して行われる取引を管理する。
[取引管理サーバの構成例]
図21は、取引管理サーバ50の構成例を示している。同図の取引管理サーバ50は、CPU501、記憶部502、RAM503、及びネットワーク対応通信部504を備える。
CPU501は、中央演算処理装置であり、記憶部502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引管理サーバ50の動作を制御する。
記憶部502は、CPU561の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM503は、CPU501の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部504は、ネットワーク経由で通信を行う部位である。
取引管理サーバ50の記憶部502は、顧客情報、店舗情報、商品情報、カート情報を記憶する。
[取引管理サーバが記憶する情報について]
記憶部502が記憶する顧客情報は、個々の顧客を管理するための情報である。取引管理サーバ50は、顧客登録時に顧客情報を生成する(ある顧客の顧客情報が記憶されることを以って当該顧客の顧客登録がなされたと解してもよい)。また、取引管理サーバ50は、カート情報等に基づいて、顧客情報を適宜更新する。例えば、取引管理サーバ50は、例えば毎日所定時刻にカート情報を参照し、顧客情報を更新してもよい。
図22(A)は、取引管理サーバ50の記憶部502が記憶する顧客情報の一例を示している。同図の顧客情報は、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日、キャンセル情報、顧客ランク、ポイント数等を含む。
顧客識別情報は、顧客を一意に識別する識別情報である。
なお、顧客識別情報は、例えば本実施形態のショッピングアプリケーションがインストールされる際に、インストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に割り当てられるアプリケーション識別情報であってもよい。アプリケーション識別情報は、例えばインストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に(例えば、シーケンシャルに)付される番号であってよい。あるいは、アプリケーション識別情報は、ショッピングアプリケーションがインストールされた客携帯端末40に固有の端末識別情報であってもよい。端末識別情報は、例えば客携帯端末40のユーザである客に割り当てられた電話番号や、MAC(Media Access Control)アドレス等のように客携帯端末40のハードウェアに固有となるように付されるハードウェア識別情報であってよい。
顧客名は、顧客の氏名やニックネームなどである。顧客登録日は、顧客登録した日時である。キャンセル情報は、登録後における登録商品のキャンセルに関する情報である。顧客ランクは、顧客の購入実績に応じたランクである。なお、新規の顧客の顧客情報の生成時には、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(キャンセル情報等)は生成されない。
取引管理サーバ50は、例えば、顧客登録の際(例えば、客携帯端末40が外部(例えば、アプリケーション全般を提供する所定のサーバ、当該取引管理サーバ50)から取引管理サーバ50によるショッピングサービスを利用するためショッピングアプリケーションをダウンロード又はインストールする際)に顧客識別情報を生成し、記憶する。また、取引管理サーバ50は、例えば、顧客登録の際に、客携帯端末40を用いて、登録フォーム(入力フォーム)の氏名欄に入力された情報を取得し、顧客名として記憶する。また、取引管理サーバ50は、例えば、顧客登録の際の現在日時を取得し、顧客登録日として記憶する。
なお、取引管理サーバ50は、自装置内の記憶部に顧客情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理サーバ50がアクセス可能なファイルサーバ等)に顧客情報の一部または全部を記憶してもよい。
図22(B)は、取引管理サーバ50の記憶部502が記憶する店舗情報の一例を示している。同図の店舗情報は、店舗識別情報、店舗名(支店名)、店舗特定情報1、店舗特定情報2を含む。
店舗識別情報は、店舗を一意に識別する識別情報である。図22(B)に示した店舗識別情報は、店(屋号)もしくは企業のコードと、支店のコードとから構成される。
店舗名は、店舗の名称である。図22(B)に示した店舗名は、店(屋号)もしくは企業と、支店名とから構成される。
店舗特定情報1は、取引する店舗(商品の売買が行われる店舗)を特定するための二次元コード(QRコード(登録商標)等)の情報である。
店舗特定情報2は、取引する店舗を特定するための店舗の位置情報(GPS情報)である。
なお、図22(B)に示した例では、店舗識別情報と店舗特定情報1とは異なるが、店舗識別情報と店舗特定情報1とは同一であってもよい。
なお、取引管理サーバ50は、外部(各店舗を統括する本部のサーバ(不図示)等)から店舗情報等を取得し、記憶してもよい。また、取引管理サーバ50は、自装置内の記憶部に店舗情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理サーバ50がアクセス可能なファイルサーバ等)に店舗情報の一部または全部を記憶してもよい。
商品情報は、例えば店舗の上位装置10から取得した情報であり、店舗にて販売する商品についての情報である。1つの商品の商品情報には、商品コード(商品識別情報)、商品名、価格等の情報が含まれる。
カート情報は、個々の取引を管理するための情報である。取引管理サーバ50は、取引の開始時にカート情報を生成する。また、取引管理サーバ50は、取引の進行にあわせて(商品が登録される度に)、カート情報を更新する(カート情報に商品が記憶されることを以って当該商品の登録がなされたと解してもよい)。
図22(C)は、取引管理サーバ50の記憶部502が記憶するカート情報の一例である。
同図のカート情報は、カート識別情報、取引開始日時、取引終了日時、顧客識別情報、登録商品情報、保留商品情報、キャンセル情報等を含む。
カート識別情報は、カートを一意に識別する識別情報である。例えば、カート識別情報は、店舗識別情報と、日付と、シリアル番号(例えば店舗別日付別のシリアル番号)とを含む。
取引開始日時は、取引の開始日時である。取引開始日時は、例えば、当該カート情報の生成日時であってよい。なお、取引開始日時は、1品目の商品の登録日時(図22(C)中の登録商品情報(登録商品1)を記憶した日時)としてもよい。カート情報の生成日時と1品目の商品の登録日時とを別々に両方記憶してもよい。
取引終了日時は、取引の終了日時である。例えば、取引終了日時は、精算日時であってよい。顧客識別情報は、当該取引の顧客を識別する顧客識別情報である。なお、カート情報の生成時には、カート識別情報、取引開始日時、顧客識別情報は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(取引終了日時等)は生成されない。精算日時は、精算開始日時であってもよいし、精算終了日時であってもよい。取引終了日時として、精算開始日時と精算終了日時とを別々に両方記憶してもよい。
登録商品情報(計)は、商品が登録されるごとに更新される情報である。登録商品情報(計)は、品数(商品数)、概算小計金額(例えば値引き等が反映される前の小計金額)、小計金額等を含む。登録商品情報(1)は、1品目の商品の登録情報である。登録商品情報(2)は、2品目の商品の登録情報である。なお、図22(C)に示す例では、登録商品情報(3)~登録商品情報(5)の図示を省略している。登録商品情報(N;Nは整数)は、商品コード、品名(商品名)、価格等を含む。
登録商品情報(N)は、当該N品目の商品の登録日時を含むものであってもよい。つまり、取引管理サーバ50は、登録商品情報として、当該登録商品の登録日時を記憶してもよい。各商品の登録日時は、タイムサービス等のサービス適用の要否や適用後の効果の判断材料としても用いてもよい。
保留商品情報(計)は、保留商品(後述)が登録されるごとに更新される情報である。保留商品情報(計)は、保留商品の品数(商品数)、保留商品のうちのNON-FILE(またはNON-ファイル)の品数、保留商品のうちの読取NG(要不正操作確認)の品数等を含む。
NON-FILEとは、店舗においてバーコードもしくは商品コードのスキャンは成功したが(商品コードを読み取ることができたが)、商品コードが商品情報に記憶されていない、商品(商品情報未登録の商品)を示す。
読取NGとは、店舗において商品コードのスキャンが失敗したこと(商品コードを読み取ることができなかったこと)、又は、店舗において商品コードのスキャンが失敗した商品のことである。つまり、読取NGとは、例えば画像認識技術により一定時間商品を撮像しているがバーコード認識に至らない場合を判別できる場合にタイムアウト処理すること、タイムアウト処理された商品である。例えば、パッケージのシワ等やバーコード印字のカスレや汚れにより正しくバーコードを取得(認識)できない場合に読取NGと判断される。また、バーコードを読んだフリしてカゴへ投入する不正操作を検出した場合にも読取NGと判断される。なお、客携帯端末40は、センサ(例えば、ジャイロセンサや加速度センサや距離センサ等)を備え、当該客携帯端末40がバーコード読取中(具体的には、バーコードの読み取りのため、当該客携帯端末40が傾けられている状況であり、かつ、当該客携帯端末40一定距離先に物品(商品)が存在している状況)を検出可能である。そして、所定時間内にバーコードが読み取れなかった場合(バーコード読取中が所定時間継続したがバーコードを読み取れなかった場合)は、タイムアウト処理として、保留商品(読取NG)としている。
保留商品情報(保留商品1)は、1品目の保留商品の情報である。保留商品情報(保留商品2)は、2品目の保留商品の情報である。保留商品情報(保留商品3)は、3品目の保留商品の情報である。
保留商品情報(保留商品N;Nは整数)は、保留商品種別(当該保留商品がNON-FILEであるか読取NGであるかを示す情報)、画像データ(読取NG時に撮像された画像データ)を含む。例えば、N品目の商品がNON-FILEによる保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留商品種別「1(NON-FILE)」、画像データを含む。また、N品目の商品が読取NGによう保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留商品種別「2(読取NG)」、画像データを含む。
なお、取引管理サーバ50は、自装置内の記憶部にカート情報を記憶することに代えて又は加えて他の装置(取引管理サーバ50がアクセス可能なファイルサーバ等)にカート情報の一部または全部を記憶してもよい。
[客端末対応会計における基本的手順例]
図23のシーケンス図は、客携帯端末40、精算POS端末20C、及び取引管理サーバ50が、一取引の客端末対応会計に対応して実行する基本的な処理手順例を示している。
具体的には、同図は、ある店舗に、ある顧客が来店し、当該店舗に陳列されている商品を登録し、登録した商品の精算が完了するまでにおける、当該顧客の客携帯端末40、当該店舗に設置された精算POS端末20C、データセンタ等の外部に設置された取引管理サーバ50の夫々の処理の一例を示したものである。
ステップS1:客携帯端末40は、店舗を特定する情報(店舗特定情報)を取得する。例えば、店舗の入口付近に当該店舗を特定するための二次元コードを表示(二次元コードを表示画面に出力、二次元コードを印刷した媒体を貼付等)しておき、来店した顧客が、客携帯端末40で二次元コードをスキャンする(読み取る)ことにより、客携帯端末40は店舗特定情報を取得してもよい。なお、来店した顧客がショッピングアプリケーションを起動させると、起動画面として二次元コードのスキャンを該顧客に指示する画面を表示するようにしてもよいし、来店した顧客が客携帯端末40で二次元コードをスキャンすると、ショッピングアプリケーションが起動し、起動画面として取引管理サーバ50に接続中である旨を該顧客に報知する画面を表示するようにしてもよい。
また例えば、店舗は所在地で特定されるため、来店した顧客が、店舗において客携帯端末40で位置情報(GPS情報)を取得してもよい(すなわち、店舗特定情報として当該店舗の位置情報を取得してもよい)。なお、来店した顧客がショッピングアプリケーションを起動させると、位置情報を取得し、起動画面として取引管理サーバ50に接続中である旨を該顧客に報知する画面を表示するようにしてもよい。位置情報から複数店舗が検出され1つに特定できない場合には、選択画面を表示し顧客に選択させるようにしてもよい。もしくは強制的に二次元コードを取得させるモードに切り替えてもよい。
店舗特定情報を取得した客携帯端末40は、取引開始要求として、取得した店舗特定情報を顧客識別情報とともに取引管理サーバ50に送信する。取引開始要求は、客携帯端末40に対する客の操作に応じて送信されてもよいし、店舗特定情報が取得されたことに応じて送信が実行されるようにしてもよい。
顧客識別情報については、顧客登録の際(客携帯端末40にショッピングアプリケーションをダウンロード又はインストールする際)に、客携帯端末40を用いて登録フォームの氏名欄に入力された情報が取引管理サーバ50の顧客情報に記憶されてよいが、取引管理サーバ50に加え、客携帯端末40の記憶部にも記憶しておいてもよい。なお、店舗が特定された場合には(後述する商品登録初期画面を取得したときには)、当該店舗の店舗名や実施中のサービス(その日に配布されているチラシ情報)、利用可能なクーポンの情報を画面(商品登録初期画面又は商品登録初期画面とは別の画面)に表示してもよい。なお、サービスやクーポンの情報は、例えば画面情報として取引管理サーバ50から取得してもよい。
また、送信先の情報(取引管理サーバ50のアドレス)についても、顧客登録の際(客携帯端末40にショッピングアプリケーションをダウンロード又はインストールする際)に取得し、客携帯端末40の記憶部に記憶しておいてもよい。なお、二次元コードをスキャンする態様とする場合には、店舗特定情報に加え、送信先の情報)についても二次元コード化しておき、客携帯端末40で二次元コードをスキャンすることにより、客携帯端末40は店舗特定情報とともに送信先の情報も取得してもよい。
ステップS2:客携帯端末40から取引開始要求として顧客識別情報及び店舗特定情報を受信した取引管理サーバ50は、当該取引のカートを生成する。具体的には、図22(C)に示すようなカート情報を生成する。なお、カート情報の生成時には、カート識別情報、取引開始日時、顧客識別情報は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(取引終了日時等)は生成されない。
取引管理サーバ50は、上述したように、図22(B)に示したような店舗情報を記憶しているため、客携帯端末40から取引開始要求として店舗特定情報を受信(顧客識別情報も受信するが)した場合、受信した店舗特定情報が二次元コードであった場合には、店舗特定情報1を参照して店舗識別情報を取得し、受信した店舗特定情報が位置情報(GPS情報)であった場合には店舗特定情報2を参照して店舗識別情報を取得する。なお、取引管理サーバ50は、客携帯端末40から受信した店舗特定情報が店舗識別情報を二次元コード化したものであった場合には、そのまま取得すればよい。
つまり、客携帯端末40から取引開始要求として顧客識別情報及び店舗特定情報を受信した取引管理サーバ50は、客携帯端末40から受信した店舗特定情報から店舗識別情報を取得し、更に、現在日付を取得し、シリアル番号を発行(採番)し、店舗識別情報と現在日付とシリアル番号とを結合させて、カート情報内のカート識別情報として記憶する。また、客携帯端末40から取引開始要求として店舗特定情報や顧客識別情報を受信した取引管理サーバ50は、現在日時を取得し、カート情報内の取引開始日時(生成日時)として記憶する。また、客携帯端末40から取引開始要求として店舗特定情報や顧客識別情報を受信した取引管理サーバ50は、客携帯端末40から受信した顧客識別情報をカート情報内の顧客識別情報として記憶する。
ステップS3:当該取引のカートを生成した取引管理サーバ50は、商品登録初期画面情報(初期画面である商品登録画面の画面情報)を生成し、客携帯端末40に送信する。具体的には、取引管理サーバ50は、例えば、商品登録初期画面情報を生成し、生成した商品登録初期画面情報をカート識別情報とともに客携帯端末40に送信する。
ステップS4:取引管理サーバ50からカート識別情報及び商品登録初期画面情報を受信した客携帯端末40は、カート識別情報を記憶するとともに、登録画面を表示部に表示する。具体的には、客携帯端末40は、例えば図24(A)に示すような商品登録初期画面を表示する。
ステップS5:顧客の操作により客携帯端末40は、商品に付されたバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。なお、同図では、バーコードのスキャンは成功したものとする。ステップS5~ステップS9は、商品に付されたバーコードをスキャンするごとに繰り返し実行される。
バーコードを取得した客携帯端末40は、カート識別情報とともに、スキャンによって得られた商品コードを取引管理サーバ50に送信する。
ステップS6:客携帯端末40からカート識別情報及び商品コードを受信した取引管理サーバ50は、カート識別情報から当該取引のカートを特定する。
ステップS7:取引管理サーバ50は、特定したカート内の商品データを更新する。具体的には、取引管理サーバ50は、N品目として商品コードを受信した場合には、特定したカートのカート情報において、当該商品コードを登録商品情報(登録商品N)の商品コードとして記憶し、当該商品コードに対応する品名及び価格を商品情報から取得し、登録商品情報(登録商品N)の商品及び価格して記憶する。また、取引管理サーバ50は、特定したカートのカート情報において、登録商品情報(計)を更新する。
ステップS8:カート内の商品データを更新した取引管理サーバ50は、商品登録更新画面情報(登録した商品が追加された更新画面である商品登録画面の画面情報)を生成し、客携帯端末40に送信する。具体的には、取引管理サーバ50は、例えば、客携帯端末40において図24(B)に示すような商品登録更新画面が表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに客携帯端末40に送信する。
なお、図24(B)に示した商品登録画面(商品登録更新画面)は、3品目の商品として「〇〇食パン」が登録された後に客携帯端末40に表示されるものである。つまり、取引管理サーバ50は、1品目として「〇〇ヨーグルト」をカート内に記憶したときには、客携帯端末40において「〇〇ヨーグルト」が表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに客携帯端末40に送信し、2品目として「〇〇チョコレート」をカート内に記憶したときには、客携帯端末40において「〇〇ヨーグルト」と「〇〇チョコレート」とが表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに客携帯端末40に送信し、3品目として「〇〇食パン」をカート内に記憶したときには、図24(B)に示すように、客携帯端末40において「〇〇ヨーグルト」と「〇〇チョコレート」と「〇〇食パン」とが表示されるような商品登録更新画面情報を生成し、生成した商品登録更新画面情報をカート識別情報とともに客携帯端末40に送信する。
ステップS9:取引管理サーバ50からカート識別情報及び商品登録更新画面情報を受信した客携帯端末40は、登録画面に商品を追加する。具体的には、客携帯端末40は、例えば図24(B)に示すような商品登録更新画面を表示する。なお、上述したように、図24(B)に示した商品登録画面(商品登録更新画面)は、3品目の商品として「〇〇食パン」が登録された後に客携帯端末40に表示されるものである。
ステップS10:客携帯端末40は、顧客の操作として会計指示を受け付ける。例えば、図9(B)に示した「お会計へ進む」ボタンのタッチを受け付ける。
ステップS11:会計指示を受け付けた客携帯端末40は、二次元コードを生成する。つまり、客携帯端末40は、当該客携帯端末40による買上商品について精算処理を実行するために必要となる情報(例えば、カート識別情報)を二次元コード化する。二次元コードを生成した客携帯端末40は、生成した二次元コードを表示部に表示する。例えば、図24(C)に示したような二次元コードを表示したコード画面を表示部に表示する。
ステップS12:精算POS端末20Cは、客携帯端末40の表示部に表示されている二次元コードをスキャンする(読み取る)。例えば、精算POS端末20Cは、店員によって客側スキャナ部206による認識範囲内に向けられた客携帯端末40の表示部に表示されている二次元コードをスキャンする。
ステップS13:客携帯端末40の表示部に表示されている二次元コードを読み取った精算POS端末20Cは、取引管理サーバ50に小計金額の算出を要求する。例えば、精算POS端末20Cは、小計金額の算出を要求する算出要求(小計算出要求情報)を二次元コードから取得したカート識別情報とともに取引管理サーバ50に送信する。
ステップS14:客携帯端末40からカート識別情報及び小計算出要求情報を受信した取引管理サーバ50は、カート識別情報から当該取引のカートを特定する。
ステップS15:カートを特定した取引管理サーバ50は、特定したカートに対応するカート情報に含まれる登録商品情報における価格等の情報を利用して、小計金額を算出する。
ステップS16:小計金額を算出した取引管理サーバ50は、カート情報を更新(小計金額(算出後小計金額)を記憶)するとともに、算出した小計金額を示す小計情報をカート識別情報とともに精算POS端末20Cに送信する。
ステップS17:取引管理サーバ50からカート識別情報及び小計情報を受信した精算POS端末20Cは、客側表示部205に、小計金額が示される画面を表示する。
ステップS18:客側表示部205に小計金額を表示した精算POS端末20Cは、支払い(精算)を実行する。具体的には、精算POS端末20Cは、決済種別の選択を受け付ける。現金の場合には、預り金の投入を受け付けて、釣り銭金額を算出し、釣り銭がある場合には、釣り銭を放出するとともに、レシートを発行する。また、精算POS端末20Cは、精算が完了した場合には、精算完了情報をカート情報とともに取引管理サーバ50に送信し、取引管理サーバ50は当該カートの取引終了日時(精算日時)を記憶する。
上記の図23の処理手順例のもとでは、商品登録の手順として、客携帯端末40にて商品のコード情報がスキャンされて商品コードの読み取りが行われるごとに、客携帯端末40が読み取った商品コードを取引管理サーバ50に送信するようにされていた。つまり、図23の処理手順例のもとでは、客携帯端末40にて商品コードの読み取りに応じた商品登録処理が実行されるごとに、当該商品登録処理により得られた商品コードを含む商品登録情報を取引管理サーバ50に送信する(ステップS5)。この場合、取引管理サーバ50は、客携帯端末40から商品登録情報が受信される都度、商品登録情報に含まれていたカート識別情報により特定されたカート情報に、商品登録情報に含まれていた商品コードに対応する登録商品情報を格納していくようにする(ステップS6、S7)。
本実施形態におけるもう1つの商品登録の手順として、客携帯端末40は、一取引における商品登録処理によって取得された商品コードを、会計指示の操作が行われるまで、送信することなく記憶しておくようにされる。そして、客携帯端末40は、会計指示の操作が行われたことに応じて、これまで記憶していた1以上の商品コードを含む商品登録情報を、取引管理サーバ50に送信するようにされる。取引管理サーバ50は、受信された商品登録情報に含まれていたカート識別情報により特定されたカート情報に、商品登録情報に含まれていた1以上の商品コードごとに対応する登録商品情報を格納する。つまり、本実施形態における客携帯端末40は、商品登録情報について、会計指示に応じて一括送信を行うようにされる。
このように、客携帯端末40が会計指示に応じて商品登録情報の一括送信を行うようにした場合には、客携帯端末40と取引管理サーバ50との間での通信回数を削減することができるため、客携帯端末40における処理負荷の軽減や消費電力の削減を図ることができる。また、客携帯端末40と取引管理サーバ50との間でのトラフィック量の削減も図ることができる。
[利用宣言設定に関する処理手順例]
図25、図26のフローチャートを参照して、本実施形態の客携帯端末40、取引管理サーバ50、クーポン管理サーバ70、及び精算POS端末20Cが利用宣言設定に関連して実行する処理手順例について説明する。
先ず、図25を参照して、客携帯端末40、取引管理サーバ50、及びクーポン管理サーバ70が商品登録に際して実行する処理手順例について説明する。同図の説明にあたっては、客携帯端末40が会計指示に応じて商品登録を一括送信するようにされている場合を例に挙げる。
ステップS501:客がショッピングアプリケーションを起動させて、取引開始(商品登録開始)の操作を行うことに応じて、客携帯端末40は、一取引に応じた処理を開始する。
ステップS502:取引開始に応じて、客携帯端末40は、取引管理サーバ50にクーポン関連情報要求を送信する。クーポン関連情報要求は、客携帯端末40を操作する客としてのクーポン会員に対応するクーポン履歴情報とクーポンリストとを要求するコマンドである。本実施形態のショッピングアプリケーションは、前述のようにクーポン利用アプリケーションとしての機能を有していることから、客携帯端末40は、ショッピングアプリケーションのデータとして、客のクーポン会員識別情報を記憶している。クーポン関連情報要求は、客携帯端末40が記憶するクーポン会員識別情報を含む。
取引管理サーバ50は、送信されたクーポン関連情報要求を、クーポン管理サーバ70に転送する。
なお、取引管理サーバ50が中継することなく、客携帯端末40からクーポン管理サーバ70に対して、クーポン関連情報要求が送信されるようにしてよい。
ステップS503:クーポン管理サーバ70は、受信されたクーポン関連情報要求に含まれるクーポン会員識別情報により示されるクーポン利用履歴情報を取得する。また、クーポン管理サーバ70は、受信されたクーポン関連情報要求に含まれるクーポン会員識別情報により示されるクーポン会員により指定されたクーポン利用対象地域に提供地域が該当し、受信されたクーポン関連情報要求に含まれる店舗識別情報が示す店舗STが提供店舗として登録されているクーポンリストを、クーポン管理サーバ70が記憶するクーポン管理情報から取得する。
クーポン管理サーバ70は、上記のように取得したクーポン利用履歴情報とクーポンリストとを含むクーポン関連情報を、取引管理サーバ50に送信する。取引管理サーバ50は、送信されたクーポン関連情報を客携帯端末40に転送する。
なお、取引管理サーバ50が中継することなく、クーポン管理サーバ70から客携帯端末40に対して、クーポン関連情報が送信されるようにしてよい。
ステップS504:客携帯端末40は、受信されたクーポン関連情報に含まれるクーポン履歴情報とクーポンリストとを取得する。
ステップS505:客携帯端末40は、商品登録画面をタッチパネル付表示部406に表示させる。これにより、客は、商品コードを客携帯端末40に読み取らせて商品登録を行っていくことが可能となる。
ステップS506:客携帯端末40は、商品コードが読み取られたか否かを判定する。
ステップS507:商品コードが読み取られた場合、客携帯端末40は、利用宣言設定処理を実行する。当該ステップS507の利用宣言設定処理は、図10のステップS155~S162と同様の処理となる。この処理によって、商品コードが読み取られた商品についての商品登録が行われる。また、商品コードが読み取られた登録対象の商品が未利用宣言商品であった場合には、タッチパネル付表示部406にて利用宣言確認画面が表示され、客は、利用宣言するか否か(即ち、クーポンを適用するか否か)を選択できる。利用宣言された場合には、クーポンを適用した価格により商品登録が行われる。
ステップS507の処理により登録対象の商品についてクーポンが適用されたうえで登録が行われた場合として、例えば登録対象の商品が事前に利用宣言されていた商品であった場合には、図27(A)に示すように商品登録画面上にクーポン適用確認画面WD1が表示される。これにより、客は、今回登録した商品についてクーポンが適用されたことを的確に把握できる。
また、登録対象の商品が未利用宣言商品である場合には、例えば図27(B)に示されるように、利用宣言確認画面WD2が表示されてよい。客は、クーポンを適用する場合には、「はい」ボタンBT21を操作し、クーポンを適用しない場合には「いいえ」ボタンBT22を操作する。利用宣言確認画面WD2に対する操作によって利用宣言された場合には、例えば図27(C)に示される態様でクーポン適用確認画面WD1が表示される。同図のクーポン適用確認画面WD1においては、例えば「事後適用」との表示によって、利用宣言確認画面に対する操作によって利用宣言されたことでクーポンが適用されたことが示される。
上記の図27(A)または図27(C)のクーポン適用確認画面WD1は、例えば操作に応じて、あるいは一定時間経過したことに応じて消去される。クーポン適用確認画面WD1が消去された後の商品登録画面においては、今回登録した商品についてクーポンが適用されたことが示される。なお、商品登録画面においても、クーポンが事後適用された商品についてはその旨が示されてよい。
なお、図示は省略するが、例えば本実施形態においても自動適用が可能とされている場合には、クーポン適用確認画面WD1において自動適用したことが示されてよい。
ステップS508:ステップS507の処理の後、あるいはステップS506にて商品コードの読み取りの行われなかったことが判定された場合、客携帯端末40は、会計指示を受け付けたか否かを判定する。会計指示を受け付けなかった場合には、ステップS506に処理が戻される。
ステップS509:会計指示を受け付けると、客携帯端末40は、商品登録情報を取引管理サーバ50に送信する。商品登録情報は、これまでの商品登録により登録された商品の情報を含む。登録された商品のうちでクーポンが適用された商品の情報には、クーポンの適用履歴(適用実績)が含まれる。また、商品登録情報にはカート識別情報が含まれる。商品登録情報に含まれるカート識別情報は、例えば、店舗会員識別情報やアプリケーション情報を利用するなどして、他の店舗会員と重複しないようにして客携帯端末40が生成してもよい。あるいは、商品登録情報に含まれるカート識別情報は、例えばステップS501の取引開始に応じて、客携帯端末40が取引管理サーバ50からカート識別情報を取得するようにされてもよい。
ステップS510:取引管理サーバ50は、受信された商品登録情報の内容が反映されたカート情報を生成し、生成されたカート情報を記憶する。
次に、図27のフローチャートを参照して、図25による商品登録が行われた後の精算に対応して、精算POS端末20C、取引管理サーバ50、及びクーポン管理サーバ70が実行する処理手順例について説明する。
精算POS端末20Cの処理について説明する。
ステップS601:商品登録を終えて会計指示の操作を行った客は、精算POS端末20Cに赴き、客携帯端末40のタッチパネル付表示部406に二次元コードを表示させる。客は、表示された二次元コードを、精算POS端末20Cに読み取らせる操作を行う。これにより、精算POS端末20Cは、二次元コードを読み取り、読み取られた二次元コードから、カート識別情報を取得する。
ステップS602:精算POS端末20Cは、取引管理サーバ50に精算情報要求を送信する。精算情報要求には、ステップS601により取得したカート識別情報が含まれる。
ステップS603:精算情報要求の送信に応じて、取引管理サーバ50は、精算情報を送信する。精算POS端末20Cは、受信された精算情報を利用して、客側表示部205に精算画面を表示させる。
ステップS604:客は、精算が完了するまでにおいて、今回の取引におけるクーポンの適用を変更する操作(クーポン適用変更操作)が可能とされる。クーポン適用変更操作は、クーポンを適用して登録された商品についてクーポンの適用を解除したり、クーポンの適用対象であってもクーポンを適用せずに登録された商品について、クーポンを適用する操作である。
クーポン適用変更操作の一例として、客は、まずクーポン適用変更画面を表示させる操作を行う。クーポン適用変更画面においては、登録された商品のうち、クーポンの適用対象商品のリストが表示される。クーポンの適用対象商品のリストにおいて、事前に利用宣言されていたことでクーポンが適用されている商品のリスト項目においては、クーポンが適用された状態にあることを示す表示が行われている。また、クーポンの適用対象商品のリストにおいて、利用宣言されていないクーポンが適用されていない商品のリスト項目においては、クーポンが適用されていない状態にあることを示す表示が行われている。リスト項目においてクーポンが適用されているか否かを示す表示の態様は、図14と同様に、利用宣言ボタンまたは非利用宣言ボタンが強調表示されるものであってもよいし、チェックボックスにおけるチェックマークの有無によるものであってもよく、特に限定されるものではない。また、クーポン適用変更画面においては、クーポンの適用対象商品のリストに対して一括で利用宣言の設定と利用宣言しないことの設定を行うボタンが配置されてもよい。
このようなクーポン適用変更画面を操作することによっては、客は、例えば事前に利用宣言していたり、商品登録に際して利用宣言していたことでクーポンが適用されている商品について、クーポンの適用を解除することができる。また、客は、商品登録に際して利用宣言しなかったことでクーポンが適用されていない商品について、改めて利用宣言を行ってクーポンを適用することができる。
精算POS端末20Cは、クーポン適用変更操作によってクーポンの適用状況が変更されたか否か判定する。
クーポン適用変更操作が行われた場合、精算POS端末20Cは、ステップS602に処理を戻し、再度、精算情報要求を送信する。この場合の精算情報要求には、クーポン適用変更操作によるクーポンの変更内容を示す情報が含まれる。この情報には、例えば、変更対象とされた商品の商品コード(商品識別情報)と、クーポンの変更が、クーポンの非適用から適用への変更と、クーポンの適用から非適用への変更とのいずれであるのかを示す情報が含まれる。
この場合、取引管理サーバ50は、精算情報要求の受信に応じて、クーポンの適用の変更に応じて再生成した精算情報を送信する。再生成された精算情報においては、クーポン適用の変更に応じて該当の商品の価格が変更されており、小計金額も変更されている。
ステップS605:客の精算の操作として、クーポン適用変更操作が行われることなく、代金の支払いに移行すると、精算POS端末20Cは、支払いに応じた処理(支払い対応処理)を実行する。
ステップS606:支払い対応処理が終了すると精算処理が終了される。精算POS端末20Cは、精算処理の終了に応じて、精算終了通知を取引管理サーバ50に送信する。
取引管理サーバ50の処理について説明する。
ステップS621:取引管理サーバ50は、精算情報要求が受信されたか否か判定する。
ステップS622:精算情報要求が受信されると、取引管理サーバ50は、受信された精算情報要求に含まれるカート識別情報により示されるカート情報を特定する。
ステップS623:取引管理サーバ50は、特定されたカート情報を利用して、精算情報を生成する。精算情報は、精算POS端末20Cが精算処理に利用する情報であり、登録された商品ごとの商品コード、商品名、価格、個数等の情報、小計金額の情報等を含む。クーポンの適用の変更による精算情報要求が受信された場合、取引管理サーバ50は、クーポンの適用の変更に応じて該当の商品の価格を再設定し、小計金額を再計算して精算情報を生成する。
ステップS624:取引管理サーバ50は、生成された精算情報を、精算POS端末20Cに送信する。
ステップS625:ステップS624の処理の後、あるいはステップS621にて精算情報要求が受信されなかった場合、取引管理サーバ50は、ステップS606により精算POS端末20Cから送信される精算終了通知が受信されたか否か判定する。精算終了通知が受信されない場合には、ステップS621に処理が戻される。
ステップS626:精算終了通知が受信されると、取引管理サーバ50は、今回の取引についての会計実績を記憶させる。会計実績には、今回の取引におけるクーポンの利用結果も含まれてよい。
ステップS627:また、取引管理サーバ50は、今回のクーポンの利用結果を示すクーポン利用結果情報を、クーポン管理サーバ70に送信する。
クーポン管理サーバ70の処理について説明する。
ステップS641:クーポン管理サーバ70は、ステップS627により送信されたクーポン利用結果情報を受信する。クーポン管理サーバ70は、受信されたクーポン利用結果情報に含まれるクーポン会員識別情報により示されるクーポン利用履歴情報について、受信されたクーポン利用結果情報が示すクーポン利用結果を反映させるように更新する。
<変形例>
以上、本発明の実施形態等について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記変形例のように、適宜、変更及び修正が可能である。
[第1変形例]
なお、第3実施形態における図26のステップS604に対応する、クーポン適用変更画面の表示と、表示されたクーポン適用変更画面に対するクーポン適用の変更の操作は、第1実施形態及び第2実施形態においても可能なようにされてよい。
第1実施形態では、例えば小計操作が行われたことに応じて、あるいは小計操作後においてクーポン適用変更画面を表示させる所定操作が店員または客により行われたことに応じて、クーポン適用変更画面が表示されるようにして、店員または客がクーポン適用変更画面を操作可能なようにされてよい。
また、第2実施形態では、登録POS端末20Aにて利用宣言確認画面に対する操作が行われる場合には、精算POS端末20Bにて、客の操作に応じて、あるいは所定の精算処理段階となったことに応じて、クーポン適用変更画面が表示されるようにして、客がクーポン適用変更画面を操作可能なようにされてよい。また、図16に示したように、精算POS端末20Bにて利用宣言確認画面を表示して未利用宣言商品にクーポンを適用可能とされている場合においても、利用宣言確認画面の操作後から精算が完了するまでの間において、客の操作に応じて、あるいは所定の精算処理段階となったことに応じて、クーポン適用変更画面が表示されるようにして、客がクーポン適用変更画面を操作可能なようにされてよい。
[第2変形例]
なお、上記各実施形態において、例えば店舗STに設置される装置(POS端末20、登録POS端末20A、精算POS端末20B、精算POS端末20C、上位装置10等)が、営業日の開始などの所定のタイミングで、クーポン会員である全ての店舗会員についてのクーポン利用履歴情報とクーポンリストとをクーポン管理サーバ70から取得し、取得されたクーポン利用履歴情報とクーポンリストとを記憶しておくようにされてよい。つまり、店舗STにおいてクーポン利用履歴情報とクーポンリストとが保有されるようにしてよい。
これにより、例えば、営業中においてなんらかの原因で、店舗STの装置とクーポン管理サーバ70との通信が不可となった状況となっても、店舗STにおいて保有されているクーポン利用履歴情報とクーポンリストとを利用して、POS端末20、登録POS端末20A、精算POS端末20B等が、登録された商品へのクーポンの適用、未利用宣言商品へのクーポンの適用、クーポン適用の解除等を行える。この場合、店舗STの装置とクーポン管理サーバ70との通信が不可の状況で行われた取引に対応する会計実績、クーポン利用結果情報等は、通信が可能に復帰したことに応じて、取引管理サーバ50、クーポン管理サーバ70等に送信されるようにしてよい。
[第3変形例]
上記各実施形態においては、商品登録段階において商品が登録されたことに応じて、登録対象の商品について、非適用価格と適用化価格とを比較して登録価格を決定するようにされている。
これに対して、本変形例では、予め商品情報(商品マスタ、特売マスタ等のように、商品について設定された価格が示される情報)に、非適用価格と適用化価格と比較したうえで決定した価格を設定するようにされてよい。このような価格の設定は、店舗STの担当者が店舗STに設置された所定の端末を操作して行ってもよいし、POS端末や上位装置10等の店舗端末が非適用価格と適用化価格とを比較する処理を実行し、比較結果に基づいて実行するようにされてもよい。このような価格の設定は、商品についての特売事項(特売期間、特売価格、特売適用条件等)を設定するタイミングで行われるようにされてよい。
一例として、店員が、例えば店舗端末を操作して、或る商品についての特売事項を設定する操作を行っている際に、クーポン確認操作が可能なようにされる。クーポン確認操作は、例えば特売事項を設定する操作画面において配置されるクーポン確認ボタンに対する操作であってよい。クーポン確認ボタンが操作されると、店舗端末は、例えば所定のAPI(Application Programming Interface)によりクーポン管理サーバ70から該当のクーポン情報を取得して、非適用価格と適用化価格とを比較して登録価格を決定するようにされてよい。
[第4変形例]
上記各実施形態においては、商品登録に際して登録対象とされた商品がクーポン適用商品でありながら客により事前にクーポン利用宣言がされていない場合には、利用宣言確認画面に対して利用宣言することの確認操作が行われたことに応じてクーポン利用宣言が為されたものとして扱うようにされていた。
しかしながら、所定のクーポン適用条件を満たす客については、商品登録に際して登録対象とされた商品がクーポン適用商品でありながら客により事前にクーポン利用宣言がされていない場合には、当該登録対象とされた商品について、利用宣言することの確認操作を受け付けることなく、クーポン利用宣言が為されたものとして扱うようにされてよい(クーポン自動適用)。
このようなクーポン自動適用が行われるためのクーポン自動適用条件は、例えば店舗STの会員(クーポン利用者の一例)として登録された客であること、あるいは会員として登録されたうえで、例えば会員登録情報においてクーポン管理サーバ70が提供するクーポンについては全て適用することが指定されている客(クーポン利用者の一例)などとされてよい。
この場合、POS端末は、例えば客の会員カードから会員識別子を取得(入力)したことに応じて、客がクーポン自動適用条件を満たすものであるか否かについて判定する。POS端末は、クーポン自動適用条件が満たされた場合に、上記のように、登録された商品が利用宣言することの確認操作を受け付けることなく、クーポン利用宣言が為されたものとして扱われるように登録処理を実行する。なお、このように登録処理が行われた場合、図11(A)の登録商品リスト領域AR11において示されるリスト項目itmは、例えばクーポン利用宣言が為されたものとして扱ってクーポンを適用したことが識別できるようした所定の態様で表示されるようにしてよい。
なお、本変形例のもとでも、予め利用宣言されたうえでクーポンが適用された場合と、商品登録に際して利用宣言が為されたものとしてクーポンが適用された場合とで、適用されるクーポンの内容が変更されるようにしてよい。
本変形例でも、上記各実施形態と同様に、精算処理の終了に応じてPOS端末からクーポン管理サーバ70にクーポン利用結果情報が送信され、クーポン利用結果情報には、利用宣言することの確認操作を受け付けることなくクーポン利用宣言が為されたクーポンの利用結果が反映される。つまり、利用宣言することの確認操作を受け付けることなくクーポン利用宣言が為されたクーポンであっても、クーポン管理サーバ70では、クーポン利用宣言されたクーポンとして適正に管理できる。そのうえで、クーポン管理サーバ70は、クーポン利用宣言がされたものとして扱われるクーポン(即ち、クーポン利用履歴情報においてクーポン識別情報が格納されるクーポン)について、事前のクーポン利用宣言の操作が行われたクーポン(宣言操作有りのクーポン)と、利用宣言することの確認操作を受け付けることなくクーポン利用宣言が為されたものと扱われるクーポン(宣言操作なしのクーポン)とを区別可能なように管理してよい。
また、取引実績において、購入された商品ごとに、クーポン適用に関する情報が付加されてよい。クーポン適用に関する情報としては、クーポン適用の有無が示されてよい。また、クーポン適用に関する情報として、クーポンが適用された商品については、客により事前の利用宣言の操作によって利用宣言されたことによる適用と、会計時の利用宣言の確認操作によって利用宣言されたことによる適用とのいずれであるのが示されてよい。また、クーポン適用に関する情報として、クーポンが適用されなかった商品については、客により事前の利用宣言の操作によって利用宣言されず、かつ会計時の利用宣言の確認操作によっても利用宣言されなかったことが理由であるのか、あるいは客により事前の利用宣言の操作によって利用宣言されていたが、会計時の利用宣言の確認操作に際して利用宣言が解除されたことが理由であるのか、といったことが示されてよい。
[第5変形例]
図8のクーポン利用履歴によっては、現時点での客のクーポンの利用宣言の有無が把握される。つまり、クーポン管理サーバ70が対応するクーポンのうちで、クーポン利用履歴においてクーポン識別情報が格納されているクーポンが利用宣言されたクーポンであり、クーポン識別情報が格納されていないクーポンが利用宣言されていないクーポンである。
さらに、クーポン管理サーバ70は、客ごとに、さらに詳細なクーポンの利用宣言に関する情報を管理するようにされてよい。つまり、例えば1客に対応するクーポンについての利用宣言に関する情報として、現時点での利用宣言の有無に加えて、利用宣言の有るクーポンについては、客による事前の利用宣言の操作によって利用宣言されたものであるのか、あるいは会計時の利用宣言の確認操作に応じて利用宣言されたものであるのかが識別可能なように管理されてよい。また、利用宣言の無いクーポンについては、例えば以下のように分類されて管理が行われてよい。つまり、客による事前の利用宣言の操作がなされていないが、会計時の利用宣言の確認は未だ行われていないもの、客による事前のクーポン利用宣言の操作がなされておらず、かつ、会計時の利用宣言の確認でも利用宣言されなかったもの、あるいは、客による事前の利用宣言の操作はなされていたが、例えば会計時の利用宣言の確認にあたり、利用宣言が解除されたもの、のように分類されて管理が行われてよい。
[第6変形例]
上記各実施形態において、例えば商品登録において、クーポン適用対象の商品がはじめて登録対象とされた段階で、例えば客がクーポン会員であるか否かの確認を求める画面等を表示し、客がクーポン会員であれば、クーポン会員識別情報のコードをPOS端末に読み取らせるようにして、以降のクーポン適用に関する処理が行われるようにされてよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理装置に関する。
[背景技術]
買い物をする客が購入対象の商品の値引き等の特典を受けるにあたりクーポンを利用することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特許第6104777号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、例えばクーポンは、しばしば、客が使わずにいるうちに有効期限が経過してしまうなど無駄になっている場合も多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、クーポンの利用が活発化されるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)本実施形態の一態様は、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段とを備える商品販売データ処理装置(例えば、POS端末20、登録POS端末20A、精算POS端末20B、精算POS端末20C)である。
上記構成によれば、会計に際して、登録対象とされた商品についてクーポンの適用対象であるか否かの判定が行われる。これにより、クーポン適用対象であると判定された商品について、POS端末がクーポンを適用させる処理を実行することが可能になる。これにより、例えば客がクーポンの使用を忘れていても、POS端末20がクーポンを利用するアシストが可能となり、クーポン利用の活発化が図られる。
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の商品販売データ処理装置であって、前記判定手段によりクーポン適用対象と判定された商品についてクーポンの適用が可能であるか否かを確認する確認手段を備える。
上記構成によれば、クーポン適用対象とされた商品について、クーポンが適用可能な条件を満たしているか否かが判定されることから、例えばクーポン適用対象であっても、既にクーポンを利用済みであるなどしてクーポン適用が不可なものについては、クーポンを適用しないようにできる。
(3)本実施形態の一態様は、(2)に記載の商品販売データ処理装置であって、前記確認手段は、前記判定手段によりクーポン適用対象と判定された商品について、前記クーポン利用者によりクーポンの適用が有効に設定された商品(利用宣言された商品)と、有効に設定されていない商品(利用宣言されていない商品)とのいずれであるのかを確認する。
上記構成によれば、クーポン適用対象の商品に対応するクーポンについて利用宣言しているか否かに基づき、クーポン適用の可否を判断することができる。
(4)本実施形態の一態様は、(1)から(3)のいずれか1つに記載の商品販売データ処理装置であって、前記登録手段により登録された商品において、クーポンが適用された商品とクーポンが適用されない商品とを区別可能に出力(例えば、表示、レシート等による出力)する出力手段を備える。
上記構成によれば、例えば登録された商品について、クーポンが適用されて登録されたものと、クーポンが適用されずに登録されたものとを区別させることができる。
(5)本実施形態の一態様は、(1)から(4)のいずれか1つに記載の商品販売データ処理装置であって、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されていない状態のもと、前記登録手段により登録された商品が、クーポン適用対象であると前記判定手段により判定された場合、対応の客がクーポン利用者であるか否かを確認する確認手段を備える。
上記構成によれば、商品登録において、クーポン適用対象の商品がはじめて登録対象とされた段階で、例えば客がクーポン会員であるか否かの確認を求める画面等を表示し、客がクーポン会員であれば、クーポン会員識別情報のコードをPOS端末に読み取らせるようにして、以降のクーポン適用に関する処理が行われるようすることができる。
(6)本実施形態の一態様は、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段とを備える商品販売データ処理システムである。
(7)本実施形態の一態様は、商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段、前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに関するクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段、商品を登録する登録手段、前記登録手段により登録された商品が、クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する判定手段として機能させるためのプログラムである。
なお、例えば、上記各実施形態において上位装置10、POS端末20、20A、20B、20C、客携帯端末40等が実行する処理のうちの所定の処理が、取引管理サーバ50、クーポン管理サーバ70等の外部装置によって行われるようにされてよい。
なお、以上に説明した商品販売データ処理システムにおける、上位装置10、POS端末20、20A、20B、20C、客携帯端末40、取引管理サーバ50、クーポン管理サーバ70等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各装置等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
10 上位装置、20 POS端末、20A 登録POS端末、20B 精算POS端末、20C 精算POS端末、40 客携帯端末、50 取引管理サーバ、70 クーポン管理サーバ、205 客側表示部、206 客側スキャナ部、210 店員側表示部、212 店員側スキャナ部、406 タッチパネル付表示部、407 操作部、408 撮像部

Claims (8)

  1. クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに対応し当該クーポンが利用宣言されているか否かを示す情報を含むクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、
    商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された商品が、前記クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する第1の判定手段と
    前記第1の判定手段によりクーポン適用対象であると判定された商品ごとのクーポンについて利用宣言されているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により利用宣言されていないクーポンがあると判定された場合に、すべての登録対象の商品を登録する操作が終了した後において、前記利用宣言されていないクーポンについて利用宣言するか否かの設定を行うようにされる設定手段と
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 前記登録手段は、前記第2の判定手段により利用宣言されていないクーポンがあると判定された場合に、前記設定手段による設定が行われたことに応じて、商品登録処理を完了する
    請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記設定手段は、前記第2の判定手段により利用宣言されていないと判定されたクーポンが複数である場合に、複数のクーポンに対応する商品ごとに利用宣言の有無を設定する操作を受け付け可能とされるとともに、前記複数のクーポンに対する一括での利用宣言の有無を設定する操作を受け付け可能とされる
    請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記利用宣言されていないクーポンについて操作によらず利用宣言するものとして設定可能とされ、
    登録された商品の情報を、操作により利用宣言するものとして設定されたクーポンが適用された商品と、操作によらず利用宣言するものとして設定されたクーポンが適用された商品とで区別可能なように出力する出力手段をさらに備える
    請求項3に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 前記登録手段は、クーポン適用対象の商品の通常価格にクーポンを適用した場合の適用価格と、前記クーポン適用対象の商品について現在設定されている非適用価格とで、低いほうの価格を前記登録手段が登録する価格とする
    請求項1から4のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  6. クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに対応し当該クーポンが利用宣言されているか否かを示す情報を含むクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段と、
    商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された商品が、前記クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する第1の判定手段と
    前記第1の判定手段によりクーポン適用対象であると判定された商品ごとのクーポンについて利用宣言されているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により利用宣言されていないクーポンがあると判定された場合に、すべての登録対象の商品を登録する操作が終了した後において、前記利用宣言されていないクーポンについて利用宣言するか否かの設定を行うようにされる設定手段と
    を備える商品販売データ処理システム。
  7. 商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
    クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段、
    前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに対応し当該クーポンが利用宣言されているか否かを示す情報を含むクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段、
    商品を登録する登録手段、
    前記登録手段により登録された商品が、前記クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する第1の判定手段
    前記第1の判定手段によりクーポン適用対象であると判定された商品ごとのクーポンについて利用宣言されているか否かを判定する第2の判定手段、
    前記第2の判定手段により利用宣言されていないクーポンがあると判定された場合に、すべての登録対象の商品を登録する操作が終了した後において、前記利用宣言されていないクーポンについて利用宣言するか否かの設定を行うようにされる設定手段
    として機能させるためのプログラム。
  8. 商品販売データシステムにおけるコンピュータを、
    クーポンを利用する者として登録されたクーポン利用者を一意に示すクーポン利用者識別情報を入力する入力手段、
    前記入力手段によりクーポン利用者識別情報が入力されたことに応じて、商品に適用されるクーポンに対応し当該クーポンが利用宣言されているか否かを示す情報を含むクーポン情報を取得するクーポン情報取得手段、
    商品を登録する登録手段、
    前記登録手段により登録された商品が、前記クーポン情報取得手段により取得されたクーポン情報に対応するクーポン適用対象か否かを判定する第1の判定手段、
    前記第1の判定手段によりクーポン適用対象であると判定された商品ごとのクーポンについて利用宣言されているか否かを判定する第2の判定手段、
    前記第2の判定手段により利用宣言されていないクーポンがあると判定された場合に、すべての登録対象の商品を登録する操作が終了した後において、前記利用宣言されていないクーポンについて利用宣言するか否かの設定を行うようにされる設定手段
    として機能させるためのプログラム。
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JP2018190445A (ja) 2018-07-19 2018-11-29 東芝テック株式会社 電子レシートシステム、サーバ装置及びそのプログラム

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