JP7455151B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

本開示は、回転電機の回転子に関するものである。
特許文献1には、回転子が開示されている。この回転子は、シャフト、積層コア、永久磁石、端板及び固定部材を備えている。積層コアは、複数の電磁鋼板が軸方向に積層された構成を有している。積層コアは、シャフトの外周側に固定されている。永久磁石は、積層コアに配設されている。端板は、永久磁石の軸方向への移動を規制している。固定部材は、端板を固定している。
特開2005-318785号公報
上記のような回転子では、各電磁鋼板に生じた反り等の影響により、軸方向における積層コアの厚みが径方向の外側に向かうにつれて厚くなる。これにより、端板には反りが生じる。端板に反りが生じていると、端板と固定部材との接触部において端板に加えられる面圧が大きくなる。したがって、端板が破損しやすくなってしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、端板の破損を抑制できる回転電機の回転子を提供することを目的とする。
本開示に係る回転電機の回転子は、回転軸部材と、前記回転軸部材の径方向において前記回転軸部材よりも外側に配置された回転子鉄心と、前記回転軸部材の軸方向において前記回転子鉄心の両端に配置された第1端板及び第2端板と、前記回転子鉄心、前記第1端板及び前記第2端板を前記軸方向の両側から挟持する第1固定部材及び第2固定部材と、を備え、前記第1端板は、前記軸方向において前記回転子鉄心と前記第1固定部材との間に配置されており、前記第2端板は、前記軸方向において前記回転子鉄心と前記第2固定部材との間に配置されており、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の少なくとも一方は、内周部と、前記径方向において前記内周部よりも外側に設けられた外周部と、を有しており、前記外周部の剛性は、前記内周部の剛性よりも低くなることにより当該外周部が前記軸方向に弾性変形可能とされており、前記外周部は、前記第1端板又は前記第2端板と接触している。
本開示によれば、端板の破損を抑制することができる。
実施の形態1に係る回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態2に係る回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態3に係る回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態4に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。 図4のV-V断面を示す断面図である。 実施の形態4に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。 図6のVII-VII断面を示す断面図である。 実施の形態5に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。 図8のIX-IX断面を示す断面図である。 実施の形態5に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。 図10のXI-XI断面を示す断面図である。 実施の形態6に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。 図12のXIII-XIII断面を示す断面図である。 実施の形態6に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。 図14のXV-XV断面を示す断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る回転電機の回転子について説明する。図1は、本実施の形態に係る回転電機の回転子の断面図である。以下の説明では、回転軸部材10の軸心11に沿う方向のことを、回転軸部材10の軸方向又は単に軸方向という場合がある。軸方向と垂直な断面において、軸心11を中心とした円周に沿う方向のことを、回転軸部材10の周方向又は単に周方向という場合がある。軸方向と垂直な断面において回転軸部材10の半径に沿う方向のことを、回転軸部材10の径方向又は単に径方向という場合がある。図1には、軸方向及び径方向に沿って切断された回転子100の断面が示されている。図1の左右方向は、軸方向を表している。
図1に示すように、回転子100は、回転軸部材10、回転子鉄心20、第1端板30、第2端板31、リング40及びつば50を有している。回転子100は、電動機、発電機等の回転電機に用いられる。
回転軸部材10は、回転電機と回転電機の外部との間において回転動力を伝達するように構成されている。回転軸部材10は、軸心11を中心とした円柱状の形状を有している。
回転子鉄心20は、径方向において回転軸部材10よりも外側に設けられている。回転子鉄心20は、円筒状の形状を有している。回転子鉄心20は、複数の電磁鋼板23が軸方向に積層された構成を有している。回転子鉄心20の中心部には、断面円形状の貫通穴20aが形成されている。貫通穴20aには、回転軸部材10が挿入されている。回転子鉄心20は、回転軸部材10に固定されている。
回転子鉄心20には、磁石挿入穴21が形成されている。磁石挿入穴21は、回転子鉄心20を軸方向に沿って貫通している。磁石挿入穴21には、永久磁石22が挿入されている。永久磁石22は、樹脂などを用いて磁石挿入穴21内に固定されている。
第1端板30は、軸方向において回転子鉄心20の一端に配置されている。第1端板30は、軸方向における回転子鉄心20の一方の端面と隣接している。第2端板31は、軸方向において回転子鉄心20の他端に配置されている。第2端板31は、軸方向における回転子鉄心20の他方の端面と隣接している。第1端板30及び第2端板31はいずれも、径方向において回転軸部材10よりも外側に設けられている。第1端板30及び第2端板31のそれぞれは、円板状の形状を有している。第1端板30及び第2端板31のそれぞれは、アルミニウム、ステンレス等の非磁性材料により形成されている。本実施の形態では、第1端板30の外径D1、第2端板31の外径D2、及び回転子鉄心20の外径は同一である。
第1端板30及び第2端板31は、磁石挿入穴21から永久磁石22が飛び出すのを防ぐ機能を有している。第1端板30及び第2端板31のそれぞれは、軸方向に見たとき、磁石挿入穴21と重なるように配置されている。
第1端板30の中心部には、断面円形状の貫通穴30aが形成されている。第2端板31の中心部には、断面円形状の貫通穴31aが形成されている。貫通穴30a及び貫通穴31aには、回転軸部材10が挿入されている。
つば50は、軸方向において第2端板31の外側に配置されている。すなわち、第2端板31は、軸方向において回転子鉄心20とつば50との間に配置されている。つば50は、回転軸部材10と同一の材料により、回転軸部材10と一体成形されている。つば50は、軸方向における回転軸部材10の一部に設けられている。つば50は、回転軸部材10の外周面から径方向外側につば状に突出している。つば50の外径D4は、第2端板31の外径D2よりも小さくなっている。軸方向におけるつば50の厚みは、周方向及び径方向のいずれにおいても一定になっている。
リング40は、軸方向において第1端板30の外側に配置されている。すなわち、第1端板30は、軸方向において回転子鉄心20とリング40との間に配置されている。リング40は、回転軸部材10とは別体に形成されている。リング40の内周側には、回転軸部材10が挿入されている。リング40は、例えば圧入によって回転軸部材10に固定されている。リング40の外径D3は、第1端板30の外径D1よりも小さくなっている。リング40の材質は、回転軸部材10の材質と同等の線膨張係数を有するのが望ましい。
リング40は、内周部41及び外周部42を有している。内周部41は、径方向において回転軸部材10と隣接している。外周部42は、径方向において内周部41よりも外側に設けられている。軸方向における外周部42の厚みT2は、軸方向における内周部41の厚みT1よりも薄くなっている。これにより、リング40は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。内周部41及び外周部42のそれぞれの厚みは、周方向の全周において均一になっている。外周部42の厚みT2が内周部41の厚みT1よりも薄いため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。本願明細書における「剛性」とは、いわゆる曲げ剛性のことである。曲げ剛性は、部材の曲げ変形のし難さを示す指標である。
内周部41は、第1端板30と対向する表面41aを有している。外周部42は、第1端板30と対向する表面42aを有している。表面41a及び表面42aは、実質的に同一面を構成している。表面41a及び表面42aは、平滑面、つまり、凹凸加工部が設けられない平面により構成されている。表面41a及び表面42aは、第1端板30に対して接触される。
リング40は、焼嵌めによって回転軸部材10に固定されるようにしてもよい。この場合、加熱されたリング40に回転軸部材10が挿入される。
また、リング40は、回転軸部材10にねじ込まれるようにしてもよい。この場合、リング40の内周面には、雌ねじが形成される。リング40としてはナットを用いることができる。回転軸部材10の外周面には、雄ねじが形成される。リング40を回転軸部材10に対して回転させることにより、回転軸部材10に形成された雄ねじは、リング40に形成された雌ねじに嵌め込まれる。これにより、リング40が回転軸部材10に取り付けられる。リング40の雌ねじの一部、又は回転軸部材10の雄ねじの一部を変形させることにより、回り止め部を形成してもよい。これにより、回転軸部材10に対するリング40の位置を固定することができる。
回転子鉄心20、第1端板30及び第2端板31は、リング40及びつば50によって軸方向の両側から挟持されている。リング40及びつば50は、回転子鉄心20、第1端板30及び第2端板31を軸方向の両側から挟持する一対の固定部材として機能する。つまり、リング40は一方の固定部材として機能し、つば50は他方の固定部材として機能する。
回転子鉄心20の互いに隣り合う2つの電磁鋼板23の間には、隙間が形成されている。回転子100の製造工程では、回転軸部材10は、回転子鉄心20の貫通穴20aに例えば圧入により挿入される。このとき、挿入される回転軸部材10によって、回転子鉄心20の内周側では電磁鋼板23の間隔が狭められる。これにより、回転子鉄心20の外周部における軸方向厚みは、回転子鉄心20の内周部における軸方向厚みよりも相対的に厚くなる。すなわち、回転子鉄心20の外周部における軸方向厚みは、回転子鉄心20の内周部における軸方向厚みよりも厚くなっている。回転子鉄心20の外周部と内周部とにおける軸方向厚みの違いは、実際には僅かであるが、図1では強調して描かれている。
回転子鉄心20の外周部と内周部とにおける軸方向厚みの違いにより、第1端板30及び第2端板31のそれぞれには反りが生じている。つまり、第1端板30は、径方向の外側に向かうにつれて第2端板31から離れるように反っている。第2端板31は、径方向の外側に向かうにつれて第1端板30から離れるように反っている。第1端板30及び第2端板31のそれぞれにおける反りの程度は、実際には僅かであるが、図1では強調して描かれている。
リング40のうち少なくとも外周部42の表面42aは、第1端板30と接触している。外周部42と第1端板30との接触により、外周部42には特に軸方向に弾性変形が生じている。外周部42は、第1端板30の反りに倣うように撓んでいる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100は、回転軸部材10と、回転子鉄心20と、第1端板30及び第2端板31と、リング40及びつば50と、を備えている。回転子鉄心20は、回転軸部材10の径方向において回転軸部材10よりも外側に配置されている。第1端板30及び第2端板31は、回転軸部材10の軸方向において回転子鉄心20の両端に配置されている。リング40及びつば50は、回転子鉄心20、第1端板30及び第2端板31を軸方向の両側から挟持している。リング40は、第1固定部材の一例である。つば50は、第2固定部材の一例である。
回転子鉄心20は、複数の電磁鋼板23が軸方向に積層された構成を有している。第1端板30は、軸方向において回転子鉄心20とリング40との間に配置されている。第2端板31は、軸方向において回転子鉄心20とつば50との間に配置されている。リング40は、内周部41と、外周部42と、を有している。外周部42は、径方向において内周部41よりも外側に設けられている。外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。これにより、外周部42は、軸方向に弾性変形可能とされている。外周部42は、第1端板30と接触している。
この構成によれば、リング40の外周部42の剛性がリング40の内周部41の剛性よりも低くなっているため、第1端板30に反りが生じている場合、外周部42は、第1端板30の反りに倣うように弾性変形する。特に、第1端板30と対向するリング40の表面41a及び表面42aは平滑面であるため、表面41a及び表面42aよりなる当接面においてリング40と第1端板30とが径方向に沿って相対的に滑り、位置ずれしながら、リング40の外周部42における剛性の低い部分が軸方向に弾性変形することになる。これにより、第1端板30と外周部42との接触部において第1端板30に加えられる面圧が抑えられるため、第1端板30に生じる応力が分散される。したがって、上記構成によれば、第1端板30の破損を抑制できる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、回転子鉄心20には磁石挿入穴21が形成されている。磁石挿入穴21には、永久磁石22が挿入されている。第1端板30及び第2端板31のそれぞれは、軸方向に見たとき、磁石挿入穴21と重なるように配置されている。第1端板30及び第2端板31のそれぞれは、非磁性体により形成されている。
この構成によれば、磁石挿入穴21から永久磁石22が飛び出すのを防止することができる。また、第1端板30及び第2端板31のそれぞれが非磁性材料により形成されているため、磁束の損失などによる回転電機の効率低下を防ぐことができる。本実施の形態では、第1端板30に生じる応力が分散されるため、第1端板30が非磁性材料により形成されていても、第1端板30の破損を抑制することができる。
ここで、第1端板30及び第2端板31と回転軸部材10との間の締め代は、回転電機の動作時に高温になったときにも確保される必要がある。このため、第1端板30及び第2端板31の材質と回転軸部材10の材質との線膨張係数が異なる場合、低温時には第1端板30及び第2端板31と回転軸部材10との間の締め代が増加し、第1端板30及び第2端板31の応力が増大してしまう場合がある。本実施の形態では、回転軸部材10と同等の線膨張係数を有するリング40が回転軸部材10に一方向に圧入される。あるいは、回転軸部材10の雄ねじとリング40の雌ねじとが締結される。これにより、第1端板30及び第2端板31は、必ずしも締め代が十分に確保されていなくても、回転軸部材10に保持される。結果として、非磁性材料により形成された第1端板30及び第2端板31が用いられていても、第1端板30及び第2端板31に生じる応力が増大してしまうことを防止できる。したがって、第1端板30及び第2端板31の破損を抑制することができる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、つば50は、回転軸部材10と一体成形されている。リング40は、回転軸部材10と別体に形成されている。
この構成によれば、部品点数を削減することができる。また、この構成によれば、回転軸部材10を成形する際につば50が同時に成形されるため、つば50を回転軸部材10に取り付ける工程が不要となる。回転子鉄心20、第1端板30、第2端板31及びリング40を回転軸部材10に取り付ける際には、回転子鉄心20、第1端板30、第2端板31を軸方向の一端側から回転軸部材10に取り付けた後に、リング40を取り付ける工程を行うだけでよい。このため、回転子100を低コストで製造することができる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、軸方向における外周部42の厚みT2は、軸方向における内周部41の厚みT1よりも薄くなっている。リング40を成形する際、リング40の厚みを部分的に異ならせることは比較的容易である。したがって、この構成によれば、外周部42の剛性が内周部41の剛性よりも低くなっている構造を容易に得ることができる。
本実施の形態では、内周部41の厚みT1及び外周部42の厚みT2が周方向の全周において均一になっている。これにより、周方向におけるリング40の剛性が均一化するため、周方向において局所的に応力集中が生じるのを防止できる。また、内周部41の厚みT1及び外周部42の厚みT2が周方向の全周において均一になっているため、回転子100の回転バランスへの影響を抑えることができる。
また、本実施の形態では、リング40は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。これにより、リング40に複雑な凹凸を設ける必要がなく、リング40の形状を比較的単純な立体構造にすることができる。したがって、成形不良などの発生を抑制しつつ、リング40を容易に成形することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機の回転子について説明する。図2は、本実施の形態に係る回転電機の回転子の断面図である。本実施の形態の回転子100は、リング40及びつば50の構成において実施の形態1と異なっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図2に示すように、つば50は、内周部51及び外周部52を有している。外周部52は、径方向において内周部51よりも外側に設けられている。つば50は、回転軸部材10と一体成形されている。軸方向における外周部52の厚みT4は、軸方向における内周部51の厚みT3よりも薄くなっている。これにより、つば50は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。外周部52の厚みT4が内周部51の厚みT3よりも薄いため、外周部52の剛性は、内周部51の剛性よりも低くなっている。
内周部51は、第2端板31と対向する表面51aを有している。外周部52は、第2端板31と対向する表面52aを有している。表面51a及び表面52aは、実質的に同一面を構成している。つば50のうち少なくとも外周部52の表面52aは、第2端板31と接触している。外周部52と第2端板31との接触により、外周部52には特に軸方向に弾性変形が生じている。外周部52は、第2端板31の反りに倣うように撓んでいる。
軸方向におけるリング40の厚みは、径方向において一定になっている。本実施の形態のリング40は、軸方向に沿った断面において長方形状に形成されている。これにより、リング40の剛性は、内周部及び外周部のいずれにおいても同一になっている。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、つば50は、内周部51と、外周部52と、を有している。外周部52は、径方向において内周部51よりも外側に設けられている。外周部52の剛性は、内周部51の剛性よりも低くなっている。外周部52は、第2端板31と接触している。
この構成によれば、つば50の外周部52の剛性がつば50の内周部51の剛性よりも低くなっているため、第2端板31に反りが生じている場合、外周部52は、第2端板31の反りに倣うように弾性変形する。これにより、第2端板31と外周部52との接触部において第2端板31に加えられる面圧が抑えられるため、第2端板31に生じる応力が分散される。したがって、上記構成によれば、第2端板31の破損を抑制できる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、軸方向における外周部52の厚みT4は、軸方向における内周部51の厚みT3よりも薄くなっている。回転軸部材10及びつば50を成形する際、つば50の厚みを部分的に異ならせることは比較的容易である。したがって、この構成によれば、外周部52の剛性が内周部51の剛性よりも低くなっている構造を容易に得ることができる。
本実施の形態では、内周部51の厚みT3及び外周部52の厚みT4が周方向の全周において均一になっている。これにより、周方向におけるつば50の剛性が均一化するため、周方向において局所的に応力集中が生じるのを防止できる。また、内周部51の厚みT3及び外周部52の厚みT4が周方向の全周において均一になっているため、回転子100の回転バランスへの影響を抑えることができる。
また、本実施の形態では、つば50は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。これにより、つば50に複雑な凹凸を設ける必要がなく、つば50の形状を比較的単純な立体構造にすることができる。したがって、成形不良などの発生を抑制しつつ、つば50を容易に成形することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機の回転子について説明する。図3は、本実施の形態に係る回転電機の回転子の断面図である。本実施の形態の回転子100は、実施の形態1と実施の形態2とが組み合わされた構成を有している。
図3に示すように、リング40は、内周部41及び外周部42を有している。軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みよりも薄くなっている。これにより、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。リング40のうち少なくとも外周部42の表面42aは、第1端板30と接触している。外周部42は、第1端板30の反りに倣うように弾性変形している。
つば50は、内周部51及び外周部52を有している。軸方向における外周部52の厚みは、軸方向における内周部51の厚みよりも薄くなっている。これにより、外周部52の剛性は、内周部51の剛性よりも低くなっている。つば50のうち少なくとも外周部52の表面52aは、第2端板31と接触している。外周部52は、第2端板31の反りに倣うように弾性変形している。
すなわち、本実施の形態では、一対の固定部材の双方において、外周部の剛性が内周部の剛性よりも低くなっている。その他の構成は、実施の形態1又は2と同様である。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、リング40は、内周部41と、外周部42と、を有している。外周部42は、径方向において内周部41よりも外側に設けられている。外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。外周部42は、第1端板30と接触している。つば50は、内周部51と、外周部52と、を有している。外周部52は、径方向において内周部51よりも外側に設けられている。外周部52の剛性は、内周部51の剛性よりも低くなっている。外周部52は、第2端板31と接触している。
この構成によれば、リング40の外周部42の剛性がリング40の内周部41の剛性よりも低くなっているため、第1端板30に反りが生じている場合、外周部42は、第1端板30の反りに倣うように弾性変形する。これにより、第1端板30と外周部42との接触部において第1端板30に加えられる面圧が抑えられるため、第1端板30に生じる応力が分散される。したがって、上記構成によれば、第1端板30の破損を抑制できる。
また、上記構成によれば、つば50の外周部52の剛性がつば50の内周部51の剛性よりも低くなっているため、第2端板31に反りが生じている場合、外周部52は、第2端板31の反りに倣うように弾性変形する。これにより、第2端板31と外周部52との接触部において第2端板31に加えられる面圧が抑えられるため、第2端板31に生じる応力が分散される。したがって、上記構成によれば、第2端板31の破損を抑制できる。
なお、上記実施の形態1~3では、リング40を一方の固定部材の例に挙げ、つば50を他方の固定部材の例に挙げたが、これには限られない。一方の固定部材及び他方の固定部材はいずれも、回転軸部材10と別体に形成されたリングであってもよい。この場合、少なくとも一方のリングは、外周部の剛性が内周部の剛性よりも低くなるように形成されている。例えば、少なくとも一方のリングは、軸方向における外周部の厚みが軸方向における内周部の厚みよりも薄くなるように形成されている。この構成によれば、上記実施の形態1~3と同様に、第1端板30及び第2端板31の少なくとも一方の破損を抑制できる。
また、上記実施の形態1~3では、リング40及びつば50の少なくとも一方において、軸方向における厚みを2段階に異ならせているが、これには限られない。例えば、リング40及びつば50の少なくとも一方において、軸方向における厚みを3段階以上の多段階に異ならせてもよい。すなわち、リング40及びつば50の少なくとも一方は、内周側から外周側に向かって、軸方向における厚みが3段階以上で徐々に薄くなるように、階段状に形成されていてもよい。リング40及びつば50のそれぞれでは、外周側ほど端板に加える面圧が大きくなる。このため、リング40の外周部42又はつば50の外周部52は、外周側に向かって厚みが徐々に薄くなるように形成されていてもよい。これらのように、リング40及びつば50の少なくとも一方において、外周側に向かって厚みが徐々に薄くなる構成とすることによって、より優れた面圧低減効果が得られる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る回転電機の回転子について説明する。図4は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。図4には、リング40を軸方向に沿って見た構成が示されている。図5は、図4のV-V断面を示す断面図である。図5の左右方向は軸方向を表している。図5に示すリング40の右側には、回転子鉄心20、第1端板30及び第2端板31が配置される。リング40以外の構成は、実施の形態1~3と同様である。
なお、実施の形態4並びに後述する実施の形態5及び6のリング40の構成は、実施の形態1及び3のそれぞれにおけるリング40に適用することもできる。実施の形態4~6のリング40の構成は、実施の形態2及び3のそれぞれにおけるつば50に適用することもできる。実施の形態4~6のリング40の構成は、実施の形態3におけるリング40及びつば50の双方に適用することもできる。
図4及び図5に示すように、リング40は、内周部41及び外周部42を有している。軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みよりも薄くなっている。リング40は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。外周部42の厚みが内周部41の厚みよりも薄いため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。
外周部42には、複数の開口部43が形成されている。各開口部43は、外周部42を軸方向に貫通している。開口部43が形成されていることにより、外周部42の剛性はさらに低くなっている。
軸方向に見たとき、各開口部43は、同一の形状を有している。各開口部43は、周方向において等間隔に配置されている。各開口部43は、軸心11を中心とする2つの円弧と、径方向に沿った2つの直線と、によって囲まれた形状を有している。開口部43は、軸心11を中心として回転対称となるように配置されている。これにより、リング40の重心位置は、軸心11と一致している。
外周部42には、開口部43に代えて、肉抜き部が形成されていてもよい。肉抜き部とは、外周部42を軸方向に貫通しない凹部のことである。
図6は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。図7は、図6のVII-VII断面を示す断面図である。図6及び図7に示すように、各開口部43は、円形形状を有している。開口部43は、軸心11を中心として回転対称となるように配置されている。それ以外の構成は、図4及び図5の構成と同様である。
図4~図7に示した構成において、軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みと同一であってもよい。この場合であっても、外周部42に開口部43が形成されているため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなる。外周部42の厚みが内周部41の厚みと同一である場合、リング40の外周には、内周部41と同一の厚みで周方向に連続する外周縁部が形成される。このため、リング40の構造的な強度が向上する。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、外周部42には、開口部43が形成されている。リング40を成形する際、開口部43を形成することは比較的容易である。したがって、この構成によれば、外周部42の剛性が内周部41の剛性よりも低くなっている構造を容易に得ることができる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、開口部43は、回転軸部材10の軸心11を中心として回転対称となるように配置されている。この構成によれば、リング40の重心位置を軸心と一致させることができるため、回転子100の回転バランスへの影響を抑えることができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る回転電機の回転子について説明する。図8は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。図9は、図8のIX-IX断面を示す断面図である。リング40以外の構成は、実施の形態1~3と同様である。
図8及び図9に示すように、リング40は、内周部41及び外周部42を有している。外周部42は、第1外周部42b及び第2外周部42cを有している。第1外周部42bは、径方向において内周部41よりも外側に設けられている。第2外周部42cは、径方向において第1外周部42bよりも外側に設けられている。
第1外周部42bの表面42aには、溝部44が形成されている。表面42aは、第1端板30と接触する表面である。溝部44は、肉抜き部の一例である。溝部44は、周方向に切れ目なく延伸している。溝部44は、矩形状の断面を有している。軸方向における第1外周部42bの厚みは、軸方向における内周部41の厚みと同一である。第1外周部42bには溝部44が形成されているため、第1外周部42bの剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。
軸方向における第2外周部42cの厚みは、軸方向における内周部41の厚みよりも薄くなっている。このため、第2外周部42cの剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。
図10は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。図11は、図10のXI-XI断面を示す断面図である。図10及び図11に示すように、外周部42の表面42dには、溝部44が形成されている。表面42dは、表面42aとは反対側の表面である。溝部44は、周方向に切れ目なく延伸している。軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みと同一である。外周部42に溝部44が形成されているため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、外周部42には、肉抜き部が形成されている。肉抜き部は、回転軸部材10の周方向に延伸した溝部44である。
この構成によれば、外周部42の厚みを周方向において一定にすることができる。これにより、外周部42の剛性が周方向において均一になるため、応力集中が生じるのを防止することができる。
また、リング40には複雑な凹凸を設ける必要がないため、リング40の形状を比較的単純な立体構造にすることができる。したがって、成形不良などの発生を抑制しつつ、リング40を容易に成形することができる。
さらに、リング40の重心位置を軸心11と一致させることができるため、回転子100の回転バランスへの影響を抑えることができる。
実施の形態6.
実施の形態6に係る回転電機の回転子について説明する。図12は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの正面図である。図13は、図12のXIII-XIII断面を示す断面図である。リング40以外の構成は、実施の形態1~3と同様である。
図12及び図13に示すように、リング40は、内周部41及び外周部42を有している。軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みよりも薄くなっている。リング40は、軸方向に沿った断面においてL字状に形成されている。外周部42の厚みが内周部41の厚みよりも薄いため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなっている。
外周部42には、複数の切欠き45が形成されている。各切欠き45は、リング40の外周縁部42eから径方向に沿って内側に延伸するように切り欠かれている。各切欠き45は、周方向において等間隔に配置されている。切欠き45が形成されていることにより、外周部42の剛性はさらに低くなっている。切欠き45は、軸心11を中心として回転対称となるように配置されている。これにより、リング40の重心位置は、軸心11と一致している。
周方向において隣り合う2つの切欠き45の間には、残り部46が形成されている。残り部46の周方向幅は、切欠き45の周方向幅よりも広くなっている。
図14は、本実施の形態に係る回転電機の回転子が備えるリングの変形例の正面図である。図15は、図14のXV-XV断面を示す断面図である。図14及び図15に示すように、残り部46の周方向幅は、切欠き45の周方向幅よりも狭くなっている。それ以外の構成は、図12及び図13の構成と同様である。
図12~図15に示した構成において、軸方向における外周部42の厚みは、軸方向における内周部41の厚みと同一であってもよい。この場合であっても、外周部42に切欠き45が形成されているため、外周部42の剛性は、内周部41の剛性よりも低くなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、外周部42には、切欠き45が形成されている。リング40を成形する際、切欠き45を形成することは比較的容易である。したがって、この構成によれば、外周部42の剛性が内周部41の剛性よりも低くなっている構造を容易に得ることができる。
本実施の形態に係る回転電機の回転子100において、切欠き45は、回転軸部材10の軸心11を中心として回転対称となるように配置されている。この構成によれば、リング40の重心位置を軸心と一致させることができるため、回転子100の回転バランスへの影響を抑えることができる。
上記の各実施の形態は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
10 回転軸部材、11 軸心、20 回転子鉄心、20a 貫通穴、21 磁石挿入穴、22 永久磁石、23 電磁鋼板、30 第1端板、30a 貫通穴、31 第2端板、31a 貫通穴、40 リング、41 内周部、41a 表面、42 外周部、42a 表面、42b 第1外周部、42c 第2外周部、42d 表面、42e 外周縁部、43 開口部、44 溝部、45 切欠き、46 残り部、50 つば、51 内周部、51a 表面、52 外周部、52a 表面、100 回転子、D1、D2、D3、D4 外径、T1、T2、T3、T4 厚み。

Claims (9)

  1. 回転軸部材と、
    前記回転軸部材の径方向において前記回転軸部材よりも外側に配置された回転子鉄心と、
    前記回転軸部材の軸方向において前記回転子鉄心の両端に配置された第1端板及び第2端板と、
    前記回転子鉄心、前記第1端板及び前記第2端板を前記軸方向の両側から挟持する第1固定部材及び第2固定部材と、
    を備え、
    前記第1端板は、前記軸方向において前記回転子鉄心と前記第1固定部材との間に配置されており、
    前記第2端板は、前記軸方向において前記回転子鉄心と前記第2固定部材との間に配置されており、
    前記第1固定部材及び前記第2固定部材の少なくとも一方は、内周部と、前記径方向において前記内周部よりも外側に設けられた外周部と、を有しており、
    前記外周部の剛性は、前記内周部の剛性よりも低くなっており、
    前記外周部は、前記第1端板又は前記第2端板と接触しており、
    前記外周部における前記第1端板又は前記第2端板に接触される表面は平滑面であり、
    当該表面を挟んで対向する、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の一方と、前記第1端板及び前記第2端板の一方とが、当該表面において、前記径方向に沿って相対的に滑り位置ずれ可能とされていることにより、前記外周部が前記内周部に比べて前記第1端板及び前記第2端板の一方より離れる方向に反るように前記軸方向に弾性変形可能とされている回転電機の回転子。
  2. 前記外周部が接触される前記第1端板及び前記第2端板の一方には反りを生じており、
    前記外周部は、前記反りに倣うように弾性変形されている請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 前記第1固定部材及び前記第2固定部材の一方は、前記回転軸部材と一体成形されており、
    前記第1固定部材及び前記第2固定部材の他方は、前記回転軸部材と別体に形成されている請求項1又は請求項2に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記軸方向における前記外周部の厚みは、前記軸方向における前記内周部の厚みよりも薄くなっており、
    前記外周部は、外周側に向かって厚みが徐々に薄くなるように形成されている請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の回転電機の回転子。
  5. 前記外周部には、開口部又は肉抜き部が形成されている請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の回転電機の回転子。
  6. 前記開口部又は前記肉抜き部は、前記回転軸部材の軸心を中心として回転対称となるように配置されている請求項5に記載の回転電機の回転子。
  7. 前記肉抜き部は、前記回転軸部材の周方向に延伸した溝部である請求項5又は請求項6に記載の回転電機の回転子。
  8. 前記外周部には、切欠きが形成されている請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の回転電機の回転子。
  9. 前記切欠きは、前記回転軸部材の軸心を中心として回転対称となるように配置されている請求項8に記載の回転電機の回転子。
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