以下、自動音声応答装置等の3つの実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
以下、自動音声応答装置等の2つの実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、各実施の形態において同じ名称を有し、かつ異なる符号を付した構成要素は、一部を除き同様の動作を行うので、異なる動作のみ説明し、同様の動作については再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報システム100のブロック図である。情報システム100は、1または2以上の自動音声応答装置1、1または2以上の電話端末2、およびサーバ装置3を備える。
1以上の各自動音声応答装置1は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、1以上の各電話端末2と通話可能に接続される。サーバ装置3は、1以上の自動音声応答装置1および1以上の電話端末2の各々と、ネットワークまたは通信回線を介して通信可能に接続される。
自動音声応答装置1は、例えば、テレビショッピングや宅配等の事業を行う事業者のサーバであるが、クラウドサーバやASPサーバなどでもよく、そのタイプや所在は問わない。
電話端末2は、電話機能を有する端末である。電話機能とは、電話に関する機能である。電話機能は、例えば、電話をかける機能(以下、発信機能と記す場合がある)、電話を受ける機能(受電機能)、かけた又は受けた電話で話をする機能(通話機能)などであるが、電話に関する機能であれば何でもよい。
また、電話端末2は、通常、ハードウェアまたはソフトウェアによる1または2以上のキーを有し、1以上の各キーの押下に応じて、例えば、0~9の数字や#等の各種の記号などに対応する信号(以下、プッシュ信号)を送信する機能(以下、プッシュ信号送信機能)も有する。なお、プッシュ信号は、例えば、プッシュ回線で用いられる“ピ”,“ポ”,“パ”等のプッシュ音の信号であるが、ダイヤル回線で用いられるパルス音の信号でもよく、信号のタイプは問わない。ただし、電話端末2は、プッシュ信号送信機能を有さなくてもよい。
さらに、電話端末2は、例えば、テキストメッセージの送受信を含むデータ通信を行う機能(以下、データ通信機能)をも有することは好適である。ただし、電話端末2は、データ通信機能を有さなくてもよい。
なお、以上のような電話機能は、例えば、電話端末2を構成するタッチパネル、キーボード、マイクロフォン、スピーカ、通信モジュール等のデバイスによって実現される。
電話端末2は、例えば、携帯電話端末である。携帯電話端末とは、携帯電話番号での発着信を行える電話端末である。携帯電話端末は、通常、スマートフォンまたは携帯電話機であるが、タブレット端末やノートPC等でもよく、その種類は問わない。
または、電話端末2は、固定電話端末でもよい。固定電話端末とは、固定電話番号での発着信を行う電話端末である。固定電話端末は、通常、固定電話機であるが、据え置き型PCやノートPCやタブレット端末等でもよく、その種類は問わない。
サーバ装置3は、例えば、テキストメッセージ送受信サービスを提供する通信事業者のサーバであるが、クラウドサーバ等でもよく、そのタイプは問わない。
テキストメッセージ送受信サービスとは、電話番号を宛先としてテキストメッセージを送受信するサービスである。電話番号は、通常、携帯電話番号であるが、固定電話の電話番号でもよい。テキストメッセージとは、テキストデータを用いて送受信される情報である、とってもよい。
テキストメッセージ送信サービスは、例えば、SMS(ショートメッセージサービス)である。SMSとは、携帯電話番号を宛先に指定し、短いテキストメッセージを送受信するサービスである。または、テキストメッセージ送信サービスは、IM(インスタントメッセンジャー)でもよく、電話番号を宛先としてテキストメッセージを送受信できるサービスであれば、その種類は問わない。
ただし、以上は一例であり、情報システム100の構成は、適宜変更され得る。例えば、情報システム100は、サーバ装置3を備えていなくてもよい。本発明のテキストメッセージ送信方法は、例えば、一のサーバと一の携帯電話機でも実現可能であり、ハードウェア構成には依存しない。
自動音声応答装置1は、格納部11、受信部12、送信部13、および処理部14を備える。処理部14は、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、およびテキストメッセージ送信処理部148を備える。テキストメッセージ送信処理部148は、通知手段1481を備える。
電話端末2は、端末格納部21、端末受付部22、端末送信部23、端末受信部24、および端末出力部25を備える。
サーバ装置3は、サーバ格納部31、サーバ処理部32、テキストメッセージ送信部33を備える。サーバ処理部32は、通知受領部321を備える。
自動音声応答装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、自動音声応答装置1の電話番号である。自動音声応答装置1の電話番号は、例えば、テレフォンショッピングや宅配等の事業者の電話番号であるが、ユーザがかける電話の電話番号であれば何でもよい。なお、その他の各種の情報については、適時説明する。
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、呼び出し信号である。呼び出し信号とは、相手を呼び出す信号である。呼び出し信号は、発信番号および着信番号を有する。発信番号とは、電話をかける側の電話番号であり、着信番号とは、電話を受ける側の電話番号である。
受信部12は、通常、格納部11に格納されている電話番号と同じ着信番号を有する呼び出し信号を受信する。呼び出し信号は、発信元の電話番号も有する。
なお、例えば、自動音声応答装置1の格納部11に、テレフォンショッピングの電話番号“036345・・・”が格納されており、また、あるユーザAの携帯電話端末である電話端末2Amの端末格納部21に、電話番号“090123・・・”が格納されており、ユーザが、電話端末2Amを介して、テレフォンショッピングの電話番号“036345・・・”を入力したとすると、電話端末2Amから、発信番号である電話番号“090123・・・”と、着信番号である電話番号“036345・・・”とを有する呼び出し信号が送信される。この呼び出し信号は、図示しない交換機を介して自動音声応答装置1に転送され、受信部12によって受信される。
送信部13は、各種の情報を送信する。各種の信号とは、例えば、応答信号である。応答信号とは、呼び出し信号による呼び出しに応答する信号である。送信部13は、受信部12が呼び出し信号を受信したことに応じて、応答信号を送信する。送信された応答信号が交換機によって受信されると、呼び出し信号の送信元と、自動音声応答装置1との接続が確立する。
例えば、電話端末2Amから送信された上記呼び出し信号が、自動音声応答装置1の受信部12によって受信され、送信部13が応答信号を送信すると、自動音声応答装置1は、電話端末2Amと接続されて、ユーザAからの電話に自動音声で応答することが可能になる。
処理部14は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、テキストメッセージ送信処理部148、および通知手段1481などの処理である。また、処理部14は、フローチャートで説明する各種の判別などの処理も行う。
受電部141は、ユーザからの電話を受ける。受電部141は、例えば、ユーザAの電話端末2から送信された呼び出し信号を受信部12が受信し、送信部13が応答信号を送信して、当該電話端末2と自動音声応答装置1との接続が確立した後、ユーザAからの電話を受ける。なお、接続の確立や受電等の処理は公知であり、説明を省略する。
自動音声応答部142は、受電部141が受けた電話に、1または2以上の自動音声で応答する。例えば、格納部11に、1または2以上の自動音声データが格納されており、自動音声応答部142は、格納されている1以上の自動音声データを、後述する入力受付部143による1または2以上の入力情報の受け付けに応じて、順次、電話端末2に送信する。
自動音声データとは、自動音声のデータである。自動音声とは、ユーザからの電話に自動的に応答する文の音声である。文は、通常、定型文である。定型文とは、予め決められた雛形の文である、といってもよい。定型文は、完全な文でもよいし、一部が欠けた不完全な文でもよい。不完全な文は、その欠けている部分に、ユーザが入力した入力情報に対応する1または2以上の語が埋め込まれることで、完全な文となり得る。
言い換えると、送信される自動音声データは、格納されている自動音声データと同じでなくてもよい。自動音声応答部142は、例えば、入力受付部143が受け付けた入力情報に対応する1または2以上の語を音声変換し、当該1または2以上の語に対応する1または2以上の音声データを取得する。そして、自動音声応答部142は、格納されている自動音声データと、取得した1または2以上の音声データとを合成し、その合成後の自動音声データを電話端末2に送信してもよい。
なお、自動音声データは、通常、定型文に対応する音声データであるが、定型文のテキストでもよい。音声データは、例えば、人の声を録音した録音データでもよいし、人の声のサンプリングデータを合成した合成音声データでもよい。
または、格納されている自動音声データはテキストであり、送信される自動音声データは音声データであってもよい。すなわち、自動音声応答部142は、テキストの態様で格納されている自動音声データを音声変換し、音声変換後の音声データを電話端末2に送信してもよい。
自動音声は、例えば、各種の情報の入力を求める文の音声である。この種の自動音声は、例えば、「注文する商品の番号を入力して下さい。」、「注文する商品は、○○ですね?よろしければ1を、訂正する場合は2を押してください」、「ご希望の配達日を入力して下さい。」等である。ただし、入力を求める情報の種類や文の表現は問わない。
または、自動音声は、上記のような情報の入力を求める文以外の文の自動音声でもよい。この種の文は、例えば、「お電話有難うございます。」等の挨拶文や、「注文を承りました。またのご利用をお待ちしております。」等の結びの文などであるが、その内容は問わない。
なお、格納部11には、例えば、上記のような2以上の各自動音声のデータが、IDに対応付けて格納されている。IDは、例えば、“1”,“2”、“3”等の番号である。例えば、ID“1”に対応する自動音声データ(以下、自動音声データ1と記す場合がある)は、1番目の自動音声「注文する商品の商品番号を入力して下さい。」のデータである。また、ID“2”に対応する自動音声データ(自動音声データ2)は、2番目の自動音声「注文する商品は○○ですね?よろしければ1を、訂正する場合は2を押してください。」である。さらに、自動音声データ3は、3番目の自動音声「ご希望の配達日を入力して下さい。」のデータであり、自動音声データ4は、4番目の自動音声「注文を承りました。またのご利用をお待ちしております。」のデータである。
また、格納部11には、例えば、自動音声データ1に対応付けて、商品番号と商品名との対の集合が格納されている。商品番号と商品名との対とは、例えば、商品番号“1”と商品名“ネックレス”との対、商品番号“2”と商品名“指輪”との対などである。
自動音声応答部142は、受電部141が電話を受けたことに応じて、自動音声データ1を用いて、1番目の自動音声「注文する商品の番号を入力して下さい。」を応答する。
上記1番目の自動音声に対し、後述する入力受付部143が、例えば、商品番号“1”を受け付けたとすると、自動音声応答部142は、自動音声データ2と、受け付けられた商品番号“1”と対になる商品名“ネックレス”とを用いて、2番目の自動音声の欠けた○○の部分に「ネックレス」を埋め込んだ「注文する商品はネックレスですね?よろしければ1を、訂正する場合は2を押してください。」を応答する。
上記2番目の自動音声に対し、後述する入力受付部143が、例えば“1”を受け付けたとすると、自動音声応答部142は、自動音声データ3を用いて、3番目の自動音声「ご希望の配達日を入力して下さい。」を応答する。なお、2番目の自動音声に対して“2”が受け付けられた場合は、1番目の自動音声が再度応答される。
上記3番目の自動音声に対し、後述する入力受付部143が、例えば、4ケタの数字“1015”を受け付けたとすると、自動音声応答部142は、自動音声データ4を用いて、4番目の自動音声「注文を承りました。またのご利用をお待ちしております。」を応答する。
なお、自動音声によって入力を求める情報は、携帯電話番号でもよい。例えば、格納部11に、携帯電話番号の入力を求める自動音声のデータが格納されており、自動音声応答部142は、後述する判定部146が、受電部141が受けた電話の発信元が携帯電話端末でないと判定した場合に、携帯電話番号の入力を求める自動音声を当該発信元を介して応答する。なお、この種の自動音声は、例えば、「お客様の携帯電話番号を入力して下さい。」等の文の音声であるが、文の表現は問わない。
入力受付部143は、自動音声応答部142が応答した1以上の各自動音声に対してユーザが入力した入力情報を受け付ける。ユーザによる情報の入力は、例えば、電話端末2が有する1以上の各キーの押下によるプッシュ信号の入力でもよいし、電話端末2が有するキーボードまたはタッチパネル等の入力デバイスの操作によるテキストの入力でもよいし、電話端末2が有するマイクロフォンに対する発話による音声データの入力でもよく、入力の態様は問わない。
すなわち、入力情報は、例えば、プッシュ信号、テキスト、音声データなどであるが、そのデータタイプは問わない。
テキストとは、1または2以上の文字コードの配列である。文字コードとは、文字を識別する符号である。文字は、例えば、数字、アルファベット、仮名、漢字などであるが、句読点や各種記号などでもよく、その種類は問わない。
また、入力情報は、例えば、商品番号、商品名、サイズ、色、数量、配送方法、日付、時間帯などを示すが、その内容は問わない。
なお、入力情報は、携帯電話番号でもよい。すなわち、入力受付部143は、例えば、発信元を介して応答された、携帯電話番号の入力を求める自動音声に対し、ユーザから入力される携帯電話番号を、当該発信元を介して受け付ける。
テキスト取得部144は、入力受付部143が受け付けた1以上の各入力情報に対応するテキストを取得する。入力情報に対応するテキストとは、例えば、入力受付部143が受け付けたテキストである。
または、入力情報に対応するテキストは、入力受付部143が受け付けたプッシュ信号に対応する文字コードでもよい。例えば、格納部11に、プッシュ信号の特徴情報と、文字コードとの対の集合が格納されており、テキスト取得部144は、入力受付部143が受け付けたプッシュ信号に対応する文字コードを取得する。なお、特徴情報とは、プッシュ信号の特徴に関する情報である。特徴情報は、例えば、周波数であるが、断続回数でもよく、プッシュ信号の特徴に関する情報であれば何でもよい。また、対の集合とは、通常、2以上の対であるが、一の対のみの場合も含む。
テキスト取得部144は、例えば、音声認識機能を有しており、入力された音声データをテキストに変換してもよい。音声認識機能とは、人間が発話した音声をコンピュータに認識させ、文字列に変換する機能である、といってもよい。なお、文字列とは、通常、2以上の文字の配列であるが、一の文字のみの場合も含む。
例えば、格納部11に、認識辞書やコーパスなどが格納されており、テキスト取得部144は、入力受付部143が受け付けた音声データに対し、認識辞書等を用いた音声認識処理や自然言語処理などを行い、ユーザの発話に対応するテキストを取得する。なお、かかる技術は公知であり、詳しい説明を省略する。
なお、こうして取得された1または2以上のテキスト(以下、原テキストと記す場合がある)のうち、例えば、商品番号等の特定の文字列を示す原テキストは、当該商品番号等に対応する商品名等の語(以下、対応語)を示すテキスト(対応語テキスト)に変換されることは好適である。
例えば、格納部11に、上記1以上の自動音声データのうち1以上の各自動音声データに対応付けて、原テキストと対応語テキストとの対の集合(以下、対応情報と記す場合がある)が格納されている。テキスト取得部144は、自動音声応答部142が応答した自動音声データに対してテキスト取得部144が取得した原テキストが、当該自動音声データに対応付けて格納されている対応情報の中に含まれている場合に、当該対応情報を用いて、当該原テキストと対になる対応語テキストを取得してもよい。
ここで、原テキストと対応語テキストとの対とは、例えば、前述した、商品名と商品番号との対である。自動音声データ2に対して取得された原テキストが、商品番号“1”を示す場合、テキスト取得部144は、例えば、自動音声データ2に対応付けて格納されている、商品名と商品番号との対の集合を用いて、商品番号“1”と対になる商品名“ネックレス”を示す対応語テキストを取得する。
なお、テキスト取得部144は、こうして取得した原テキストまたは対応語テキストである1または2以上の取得テキストを用いて、送信用テキストを取得してもよい。送信用テキストとは、ユーザの携帯電話番号宛てに送信するためのテキストである。取得された送信用テキストは、テキストメッセージ送信処理部148に引き渡される。
送信用テキストは、例えば、雛形のテキストに、1以上の取得テキストを埋め込んだものであってもよい。雛形のテキストは、例えば、一部が欠けた定型文である。この種の定型文は、例えば、「今回ご注文の商品は○○です。配送日は○月○日です。」といった、1または2以上の文の集合でもよいし、「商品名:○○ 配送日:○月○日」のような、1または2以上の箇条書きの集合を含むテキストでもよく、その表現は問わない。なお、上記テキストの欠けている部分“○○”は、通常、変数である。雛形のテキストは、例えば、格納部11、または後述するサーバ装置3のサーバ格納部31のうち、1以上に格納される。
また、送信用テキストは、関連テキストをも含んでいてもよい。関連テキストとは、1または2以上の取得テキストに関連するテキストである。例えば、取得テキストが商品名を示す場合、関連テキストは、当該商品名に関連する商品情報のテキストである。商品情報とは、商品に関する情報である。商品情報は、例えば、メーカー、素材、価格等に関する情報であるが、商品に関する情報であれば何でもよい。
例えば、格納部11に、取得テキストと関連テキストとの対の集合が格納されており、テキスト取得部144は、取得した1以上の取得テキストのうち1以上の各取得テキストと対になる関連テキストを取得する。そして、テキスト取得部144は、取得した1以上の取得テキストと、取得した1以上の関連テキストとを含む送信用テキストを取得してもよい。
または、例えば、一の取得テキストが商品名を示し、もう一つの取得テキストが数量を示す場合、関連テキストは、金額情報のテキストであってもよい。金額情報とは、ユーザが支払う金額に関する情報である。テキスト取得部144は、例えば、一の取得テキストが示す商品名に対応する商品情報に含まれる価格情報と、もう一つの取得テキストが示す数量とを用いて、当該商品名の商品を当該数量だけ購入した金額を示す金額情報を取得する。そして、テキスト取得部144は、当該2つの取得テキストと、金額情報を示す関連テキストとを含む送信用テキストを取得してもよい。
ただし、送信用テキストの取得は、必須ではない。例えば、取得した原テキストが1つだけである場合、テキスト取得部144は、その取得した原テキストをテキストメッセージ送信処理部148に引き渡せばよい。
例えば、格納部11に、1または2以上の各送信用テキストの定型文が格納されている。格納されている送信用テキストの定型文は、通常、一部が欠けた不完全な文であり、その欠けている部分に、ユーザが入力した入力情報に対応する1または2以上の語が埋め込まれることで、完全な文となる。なお、欠けている部分に語が埋め込まれることは、通常、テキスト中の変数に、入力情報に対応する文字コードの配列が代入されることである。ただし、格納されている送信用テキストの定型文は、完全な文でもよい。
なお、テキスト取得部144は、例えば、自動音声応答部142が応答した自動音声が示す文の一部と、当該自動音声に対して取得された取得テキストとを用いて、送信用テキストを取得してもよい。例えば、自動音声「注文する商品の番号を入力して下さい。」と、これに対する原テキスト“1”と対になる対応語テキスト“ネックレス”とを用いて、「注文した商品はネックレスです。」を取得してもよい。
発信番号特定部145は、受電部141が受けた電話の発信番号を特定する。なお、電話の発信番号を特定することは、通常、電話の信号から取得することである。例えば、発信番号は、発信元からの呼び出し信号に含まれている。発信番号特定部145は、受電部141が電話を受ける直前に受信部12が受信した呼び出し信号を用いて、当該電話の発信番号を特定する。
なお、発信番号特定部145は、通常、受電部141が電話を受けた直後に発信番号の特定を行う。ただし、発信番号の特定のタイミングは問わない。
判定部146は、受電部141が受けた電話の発信元が携帯電話端末か否かを判定する。携帯電話端末か否かの判定は、通常、発信番号特定部145が特定した発信番号を用いて行われる。例えば、特定された発信番号の上3ケタが、090や080等の特定の番号であれば、電話の発信元は、携帯電話端末である。
または、携帯電話端末か否かの判定は、例えば、電話の信号の種類に基づいて行ってもよい。信号の種類は、例えば、アナログ信号とデジタル信号でもよいし、周波数帯域や変調方式等に関する種類でもよい。あるいは、例えば、携帯電話端末と固定電話端末とでIPアドレスの割り当て方を変えれば、IPアドレスを用いた判定も可能であり、その判定方法は問わない。
例えば、格納部11に、1または2以上の特定の番号が格納されており、判定部146は、特定された発信番号の上3桁が、格納さている1以上の特定の番号のいずれか1つと一致する場合に、発信元は携帯電話端末であると判定し、どの特定の番号とも一致しない場合には、発信元は携帯電話端末でないと判定する。
携帯電話番号取得部147は、受電部141が受けた電話の発信元の携帯電話番号を取得する。詳しくは、判定部146が、電話の発信元は携帯電話端末であると判定した場合、携帯電話番号取得部147は、発信番号特定部145が特定した発信番号を取得する。
他方、判定部146が、電話の発信元は携帯電話端末でないと判定した場合、自動音声応答部142が、携帯電話番号の入力を求める自動音声を当該発信元を介して応答し、入力受付部143は、ユーザからの携帯電話番号の入力を当該発信元を介して受け付け、携帯電話番号取得部147は、入力受付部143が受け付けた携帯電話番号を取得する。
なお、携帯電話番号取得部147は、通常、発信番号特定部145が発信番号を特定した直後に携帯電話番号の取得を行う。ただし、携帯電話番号の取得のタイミングは問わない。
テキストメッセージ送信処理部148は、携帯電話番号取得部147が取得したユーザの携帯電話番号宛てに、テキスト取得部144が取得した1以上のテキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージを送信するための処理(以下、テキストメッセージ送信処理と記す場合がある)を行う。テキストメッセージ送信処理とは、例えば、テキストメッセージの送信である。または、テキストメッセージ送信処理は、テキストメッセージの送信を行うための、1以上のテキストおよび携帯電話番号のサーバ装置3への通知でもよい。
なお、テキストメッセージ送信処理は、テキストメッセージの送信を行うための、1以上の入力情報よび携帯電話番号のサーバ装置3への通知でもよい。この場合、サーバ装置3が、通知された1以上の各入力情報に対応するテキストを取得するテキスト取得部(図示しない)をさらに備える一方、自動音声応答装置1は、テキスト取得部144を備えなくてもよい。サーバ装置3側でテキスト取得を行う形態については、実施の形態2で説明する。
テキストメッセージに含めて送信されるテキストは、例えば、ユーザへの通知が有益である有益情報のテキストであるが、ユーザへの通知が無益である無益情報のテキストも含んでいてもよい。
なお、有益情報は、例えば、ユーザが注文した商品の商品名や価格等を示す商品情報、配送日や時間帯等を示す配送情報などであり、無益情報は、例えば、当該ユーザの携帯電話番号であるが、両情報の区分は適宜変更され得るし、各情報の内容も問わない。
テキストメッセージ送信処理部148を構成する通知手段1481は、テキストメッセージの送信を行うサーバ装置3に、携帯電話番号取得部147が取得した携帯電話番号、およびテキスト取得部144が取得したテキストの少なくとも一部を通知する。
電話端末2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、電話番号である。電話番号は、携帯電話番号または固定電話番号である。電話端末2が、携帯電話端末である場合は携帯電話番号が格納され、固定電話端末である場合は固定電話番号が格納される。
端末受付部22は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、入力情報である。入力情報は、携帯電話番号でもよい。例えば、電話端末2が固定電話端末である場合、端末受付部22は、携帯電話番号を受け付ける。
端末送信部23は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、入力情報である。端末送信部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた入力情報を自動音声応答装置1に送信する。
端末受信部24は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、自動音声データ、テキストメッセージ等である。端末受信部24は、例えば、自動音声応答装置1から自動音声データを受信する。また、端末受信部24は、例えば、自動音声応答装置1またはサーバ装置3から、テキストメッセージを受信する。
端末出力部25は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、自動音声データ、テキストメッセージ等である。端末出力部25は、例えば、端末受信部24が受信した自動音声データの音声をスピーカから出力する。また、端末出力部25は、例えば、端末受信部24が受信したテキストメッセージをディスプレイに表示する。
サーバ装置3を構成するサーバ格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、前述した雛形のテキストなどである。
サーバ処理部32は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、通知受領部321の処理である。
通知受領部321は、自動音声応答装置1から、1または2以上のテキストおよび携帯電話番号の通知を受ける。
テキストメッセージ送信部33は、通知受領部321が通知を受けた1以上のテキストおよび携帯電話番号を用いて、テキストメッセージの送信を行う。テキストメッセージ送信部33が行うテキストメッセージの送信は、前述したテキストメッセージ送信処理部148によるキストメッセージの送信と同様である。
格納部11、端末格納部21、およびサーバ格納部31、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、タッチパネル、マイクロフォン等、何でもよい。
受信部12、および端末受信部24は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、NIC(Network interface controller)やモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
送信部13、端末送信部23、およびテキストメッセージ送信部33は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
処理部14、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、テキストメッセージ送信処理部148、通知手段1481、サーバ処理部32、および通知受領部321は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部14等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。なお、実施の形態2におけるテキストメッセージ送信処理部148a、通知手段1481a、サーバ処理部32a、通知受領部321a、およびテキスト取得部144aも同様である。
端末受付部22は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。端末受付部22は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
端末出力部25は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。端末出力部25は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
次に、情報システム100の動作について図2および図3のフローチャートを用いて説明する。図2は、自動音声応答装置1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS201)処理部14は、受電部141がユーザからの電話を受けたか否かを判別する。受電部141がユーザからの電話を受けた場合はステップSに進み、受けていない場合はステップSに戻る。
(ステップS202)携帯電話番号取得部147等は、ステップS210で受電された電話の発信元の携帯電話番号を取得する処理である携帯電話番号取得処理を実行する。なお、携帯電話番号取得処理については後述する。
(ステップS203)処理部14は、変数iに初期値“1”をセットする。変数iとは、格納部11に格納されている1または2以上の自動音声データのうち、未選択の自動音声データを順番に選択していくための変数である。
(ステップS204)処理部14は、i番目の自動音声データがあるか否かを判別する。i番目の自動音声データがある場合はステップS205に進み、i番目の自動音声データがない場合はステップS209に進む。
(ステップS205)自動音声応答部142は、i番目の自動音声データによる自動音声の応答を行う。
(ステップS206)処理部14は、ステップS205で応答された自動音声に対する入力情報を入力受付部143が受け付けたか否かを判別する。応答された自動音声に対する入力情報を入力受付部143が受け付けた場合はステップSに進み、受け付けていない場合はステップS206に戻る。
(ステップS207)テキスト取得部144は、ステップS205で受け付けられた入力情報に対するテキストを取得する。
(ステップS208)処理部14は、変数iをインクリメントする。その後、ステップS204に戻る。
(ステップS209)テキストメッセージ送信処理部148は、ステップS207で取得された1以上のテキストを含むテキストメッセージを、ステップS202で取得された携帯電話番号宛てに送信するためのテキストメッセージ送信処理を行う。なお、ここで行われるテキストメッセージ送信処理は、テキストメッセージの送信でもよいし、1以上のテキストおよび携帯電話番号のサーバ装置3への通知でもよい。その後、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、自動音声応答装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図3は、携帯電話番号取得処理を説明するフローチャートである。
(ステップS301)発信番号特定部145は、ステップS201で受電された電話の発信番号を特定する。
(ステップS302)判定部146は、ステップS302で特定された発信番号を用いて、ステップS201で受電された電話の発信元が携帯電話端末か否かを判定する。受電された電話の発信元が、携帯電話端末である場合はステップSに進み、携帯電話端末でない場合はステップS305に進む。
(ステップS303)自動音声応答部142は、携帯電話番号の入力を求める自動音声を当該発信元を介して応答する。
(ステップS304)処理部14は、入力受付部143が携帯電話番号を受け付けたか否かを判別する。入力受付部143が携帯電話番号を受け付けた場合はステップS305に進み、受け付けていない場合はステップS304に戻る。
(ステップS305)携帯電話番号取得部147は、ステップS201で受電された電話の発信元の携帯電話番号を取得する。詳しくは、携帯電話番号取得部147は、ステップS302で発信元が携帯電話端末であると判定された場合には、テップS301で特定された発信番号を携帯電話端末であると見なして取得する一方、ステップS302で発信元が携帯電話端末でないと判定された場合には、ステップS304で受け付けられた携帯電話番号を取得する。その後、上位処理にリターンする。
以下、本実施の形態における情報システム100の具体的な動作について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本例の情報システム100は、一の自動音声応答装置1、3以上の電話端末2、およびサーバ装置3を備える。自動音声応答装置1は、テレフォンショッピングを運営する企業のサーバである。サーバ装置3は、携帯電話会社のサーバである。
2以上の電話端末2のうち、1つは、ユーザAの携帯電話端末(以下、電話端末2Amと記す場合がある)であり、他の1つは、ユーザBの固定電話端末(電話端末2Bf)であり、その他の1つは、ユーザBの携帯電話端末(電話端末2Bm)である。
自動音声応答装置1の格納部11には、例えば、図4に示すような、1または2以上の自動音声情報が格納されている。図4は、自動音声情報のデータ構造図である。自動音声情報とは、自動音声に関する情報である。自動音声情報は、自動音声データと、対応情報とを有する。対応情報とは、原テキストと対応語テキストとの対の集合で構成された情報である。格納されている1以上の各自動音声情には、ID(例えば、“1”,“2”,・・・“0”等)が対応付いている。
例えば、ID“1”に対応する自動音声情報(以下、自動音声情報1と記す場合がある)は、自動音声データ“注文する商品の番号を入力して下さい。”と、対応情報“(1,ネックレス),(2,指輪)”とを有する。
また、ID“2”に対応する自動音声情報(自動音声情報2)は、自動音声データ“注文する商品は○○ですね?よろしければ1を、訂正する場合は2を押してください。”と、対応情報“(Null,Null)”とを有する。なお、“Null”は、該当する情報が存在しないことを示している。
同様に、自動音声情報3は、自動音声データ“ご希望の配達日を入力して下さい。”と、対応情報“(1015,10月15日),(1016,10月16日),・・・”とを有する。なお、自動音声情報0は、自動音声データ“お客様の携帯電話番号を入力して下さい。”と、対応情報“(Null,Null)”とを有する。
なお、格納部11には、雛形のテキスト“今回のご注文内容は以下の通りです。商品名:○○ 配送日:○月○日”も格納されている。
電話端末2Amには、携帯電話番号“09012・・・”などが格納されている。電話端末2Bfには、固定電話番号“06634・・・”などが格納されている。電話端末2Bmには、携帯電話番号“08054・・・”などが格納されている。
サーバ装置3のサーバ格納部31には、雛形のテキストが格納されている。なお、この雛形のテキストは、自動音声応答装置1の格納部11に格納されているものと同じであるが、異なっていてもよい。
ユーザAは、外出先のテレビで、テレフォンショッピングの番組を見ている。番組の画面に「商品番号1:ネックレス 商品番号2:指輪」等の商品情報が、着信先の電話番号“036345・・・”と共に表示される。ユーザAは、電話端末2Amを用いて、表示された番号に電話をかける。電話端末2Amにおいて、端末送信部23は、発信番号である携帯電話番号“09012・・・を含む呼び出し信号を送信する。呼び出し信号は、交換機を介して自動音声応答装置1に転送される。
自動音声応答装置1において、受信部12が呼び出し信号を受信する。送信部13が応答信号を送信し、電話端末2Amと自動音声応答装置1との接続が確立すると、受電部141は、ユーザAからの電話を受ける。携帯電話番号取得部147は、受信された呼び出し信号から、発信番号である携帯電話番号“09012・・・”を取得する。
自動音声応答部142は、格納部11の1番目の自動音声データ1による自動音声の応答を行う。すなわち、自動音声応答部142は、自動音声データ1を電話端末2Amに送信する。
電話端末2Amにおいて、端末受信部24が自動音声データ1を受信し、端末出力部25は、自動音声データ1に基づく自動音声「注文する商品の番号を入力して下さい。」をスピーカから出力する。ユーザAがキーボードを介して番号“1”を入力すると、端末送信部23は、当該番号“1”を含む入力情報を自動音声応答装置1に送信する。
自動音声応答装置1において、入力受付部143が上記入力情報を受け付け、テキスト取得部144は、受け付けられた入力情報に対する原テキスト“1”を取得する。さらに、テキスト取得部144は、自動音声情報1が有する対応情報を用いて、原テキスト“1”と対になる対応語テキスト“ネックレス”を取得する。取得された対応語テキスト“ネックレス”は、例えば、自動音声データ1のID“1”に対応付けて、MPUの内部メモリ等で保持される。
次に、自動音声応答部142は、自動音声データ2による自動音声の応答を行う。すなわち、自動音声応答部142は、自動音声データ2に上記対応語テキスト“ネックレス”を合成し、合成後の自動音声データ2を電話端末2Amに送信する。
電話端末2Amにおいて、上記合成後の自動音声データ2が受信され、スピーカから自動音声「注文する商品はネックレスですね?よろしければ1を、訂正する場合は2を押してください。」が出力される。ユーザAが番号“1”を入力すると、端末送信部23は、当該番号“1”を含む入力情報を自動音声応答装置1に送信する。
自動音声応答装置1において、入力受付部143が上記入力情報を受け付けると、自動音声応答部142は、自動音声データ3による自動音声の応答を行う。すなわち、自動音声応答部142は、自動音声データ3を電話端末2Amに送信する。
電話端末2Amにおいて、上記自動音声データ3が受信され、スピーカから自動音声「ご希望の配達日を入力して下さい。」が出力される。ユーザAが4桁の数字“1015”を入力すると、端末送信部23は、当該数字“1015”を含む入力情報を自動音声応答装置1に送信する。
自動音声応答装置1において、入力受付部143が上記入力情報を受け付け、テキスト取得部144は、受け付けられた入力情報に対する原テキスト“1015”を取得する。さらに、テキスト取得部144は、自動音声情報3が有する対応情報を用いて、原テキスト“1015”と対になる対応語テキスト“10月15日”を取得する。取得された対応語テキスト“10月15日”は、例えば、自動音声データ3のID“3”に対応付けて、MPUの内部メモリ等で保持される。
次に、テキストメッセージ送信処理部148は、格納部11に格納されている雛形のテキストを用いて、内部メモリ等に保持されている上記2つの対応語テキスト“ネックレス”および“10月15日”を含む送信用テキストを取得し、取得した送信用テキストを含むテキストメッセージを、特定された携帯電話番号“09012・・・”宛てに送信する。
または、テキストメッセージ送信処理部148を構成する通知部1481が、上記2つの対応語テキスト“ネックレス”および“10月15日”と、携帯電話番号“09012・・・”とをサーバ装置3に通知してもよい。サーバ装置3において、通知受領部321が、上記通知を受け、テキストメッセージ送信部33は、サーバ格納部31に格納されている雛形のテキストを用いて、通知された2つの対応語テキスト“ネックレス”および“10月15日”を含むテキストメッセージを構成し、通知された携帯電話番号“09012・・・”宛てに送信する。
電話端末2Amにおいて、端末受信部24が上記テキストメッセージを受信し、端末出力部25は、受信されたテキストメッセージをディスプレイを介して出力する。これにより、ディスプレイに、例えば、図5に示すような画面が表示される。図5は、テキストメッセージの出力例を示す図である。この画面は、「今回のご注文内容は以下の通りです。商品名:ネックレス 配送日:10月15日”」が記載された紙面の画像を含む。
ユーザAは、こうして携帯電話番号宛てに送信される画面を閲覧することで、どこに居ても、簡単かつ速やかに注文内容を確認できる。
なお、ユーザBは、自宅のテレビで上記と同じ番組を見ており、電話端末2Bfを用いて注文を行ったとする。この場合の動作は、以下を除いて、前述の動作と同じである。
すなわち、電話端末2Bfからの呼び出し信号に含まれる発信番号が固定電話番号“06634・・・”であるため、自動音声応答装置1において、判定部146は、発信元が携帯電話端末でないと判定し、自動音声応答部142は、自動音声情報0による自動音声を応答する。
これにより、電話端末2Bfにおいて、端末出力部25が、自動音声「お客様の携帯電話番号を入力して下さい。」を出力する。ユーザBが、電話端末2Bfのキーボード等を介して携帯電話番号“08054・・・”を入力すると、端末受付部22は、当該携帯電話番号“08054・・・”を含む入力情報を受け付け、端末送信部23は、当該入力情報を自動音声応答装置1に送信する。
自動音声応答装置1において、受信部12が上記入力情報を受信し、携帯電話番号取得部147は、受信された入力情報から、ユーザBの携帯電話番号“08054・・・”を取得する。
その後、自動音声情報1~3による一連の自動音声応答を通じて、例えば、2つの対応語テキスト“指輪”および“10月16日”が取得され、これらを含むテキストメッセージが携帯電話番号“08054・・・”宛てに送信される。ユーザBは、固定電話である電話端末2Bfから注文した場合でも、携帯電話端末である電話端末2Bmで注文内容の確認が行える。
以上、本実施の形態によれば、自動音声応答装置1は、ユーザからの電話を受け、電話に自動音声で応答し、自動音声に対してユーザが入力した入力情報を受け付け、入力情報に対応するテキストを取得し、ユーザの携帯電話番号宛てにテキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージを送信するための処理を行う。従って、自動音声に対してユーザが入力した入力情報に対応するテキストを取得し、ユーザの携帯電話番号宛にテキストメッセージを送信する自動音声応答装置1を提供できるので、ユーザは、どこに居ても、携帯電話端末で簡単かつ速やかに入力情報を確認できる。
また、自動音声応答装置1は、電話の発信元が携帯電話端末である場合に、携帯電話番号を自動取得できる。
また、自動音声応答装置1は、電話の発信元が携帯電話端末か否かを判定し、電話の発信元が携帯電話端末でないと判定した場合に、携帯電話番号の入力を求める自動音声を発信元を介して応答し、ユーザからの携帯電話番号の入力を発信元を介して受け付ける。従って、電話の発信元が携帯電話端末でない場合には、ユーザに対し自動音声で携帯電話番号の入力を求めることで、携帯電話番号を取得できる。
ただし、携帯電話番号の入力を求める自動音声の応答は必須ではない。つまり、発信元が携帯電話端末でない場合には、自動音声応答装置1は、携帯電話番号の入力を求める自動音声の応答も、携帯電話番号の入力の受け付けも、携帯電話番号宛のテキストメッセージの送信も行わなくてもよい。
また、自動音声応答装置1は、テキストメッセージの送信を行うサーバ装置3に携帯電話番号およびテキストを通知することにより、サーバ装置3の機能(例えば、SMS等)を利用して、テキストメッセージの送信が行える。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ユーザからの電話を受ける受電部141と、前記電話に自動音声で応答する自動音声応答部142と、前記自動音声に対して前記ユーザが入力した入力情報を受け付ける入力受付部143と、前記入力情報に対応するテキストを取得するテキスト取得部144と、前記ユーザの携帯電話番号宛てに前記テキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージを送信するための処理を行うテキストメッセージ送信処理部148として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
図6は、本実施の形態における情報システム200のブロック図である。情報システム200は、1または2以上の自動音声応答装置1a、1または2以上の電話端末2、およびサーバ装置3aを備える。
自動音声応答装置1aは、格納部11、受信部12、送信部13、および処理部14を備える。処理部14は、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、およびテキストメッセージ送信処理部148aを備える。テキストメッセージ送信処理部148aは、通知手段1481aを備える。
電話端末2は、端末格納部21、端末受付部22、端末送信部23、端末受信部24、および端末出力部25を備える。
サーバ装置3aは、サーバ格納部31、サーバ処理部32a、テキストメッセージ送信部33を備える。サーバ処理部32aは、通知受領部321a、およびテキスト取得部144aを備える。
本実施の形態は、以下の点を除いて、前述した実施の形態1と同様である。すなわち、本実施の形態において、自動音声応答装置1aは、テキスト取得部144を備えておらず、テキストの取得は、サーバ装置3a側で行われる。
本実施の形態において、テキストメッセージ送信処理部148aによるテキストメッセージ送信処理は、1以上の入力情報および携帯電話番号のサーバ装置3aへの通知である。つまり、テキストメッセージ送信処理部148aを構成する通知手段1481aは、入力受付部143が受け付けた1以上の入力情報と、携帯電話番号取得部147が取得した携帯電話番号とをサーバ装置3aに通知する。
本実施の形態において、サーバ装置3aのサーバ処理部32aを構成する通知受領部321aは、自動音声応答装置1aから、1以上の入力情報と携帯電話番号との通知を受ける。テキスト取得部144aは、通知された1以上の各入力情報に対応するテキストを取得する。
なお、サーバ装置3a側のサーバ格納部31に、例えば、1または2以上の送信用テキストの定型文が、定型文識別子に対応付けて格納されていてもよい。定型文識別子とは、定型文を識別する情報である。定型文識別子は、例えば、“1”,“2”等のIDであるが、定型文を識別し得る情報であれば何でもよい。
この場合、自動音声応答装置1a側の格納部11には、例えば、1以上の各自動音声データに対応付けて、定型文識別子が格納されている。通知手段1481aは、一の自動音声データに対して、入力受付部143が受け付けた1以上の入力情報と、携帯電話番号取得部147が取得した携帯電話番号とを、サーバ装置3aに通知する際に、当該一の自動音声データに対応する定型文識別子をも通知してもよい。
サーバ装置3a側の通知受領部321aは、自動音声応答装置1aから、1以上の入力情報と携帯電話番号の通知を受ける際に、定型文識別子の通知をも受ける。テキスト取得部144aは、通知された1以上の各入力情報に対応するテキストを取得し、その取得テキストを、通知された定型文識別子で識別される定型文に当てはめることで、送信用テキストを取得してもよい。
図7は、自動音声応答装置1aの動作を説明するフローチャートである。図7のフローチャートとは、図2のフローチャートにおいて、ステップS207をステップ207aに、ステップS209をステップS209aに、それぞれ置き換えたものである。ステップ207aおよびステップS209aでは、次のような処理が行われる。
(ステップS207a)処理部14は、ステップS206で受け付けられた入力情報を、例えば、MPUの内部メモリ等に保持する。
(ステップS209a)テキストメッセージ送信処理部148aは、ステップS206で受け付けられた1以上の入力情報と、ステップS202で取得された携帯電話番号とをサーバ装置3aに通知する。その後、ステップS201に戻る。
図8は、サーバ装置3aの動作を説明するフローチャートである。
(ステップS801)サーバ処理部32aは、通知受領部321aが1以上の入力情報と携帯電話番号の通知を受けたか否かを判別する。通知受領部321aが1以上の入力情報と携帯電話番号の通知を受けた場合はステップS802に進み、受けていない場合はステップS801に戻る。
(ステップS802)サーバ処理部32aは、変数jに初期値“1”をセットする。変数jは、通知された1以上の入力情報を順番に選択していくための変数である。
(ステップS803)サーバ処理部32aは、j番目の入力情報があるか否かを判別する。j番目の入力情報がある場合はステップS804に進み、j番目の入力情報がない場合はステップS806に進む。
(ステップS804)テキスト取得部144aは、j番目の入力情報に対するテキストを取得する。
(ステップS805)サーバ処理部32aは、変数jをインクリメントする。その後、ステップS803に戻る。
(ステップS806)テキストメッセージ送信部33は、ステップS804で取得された1以上のテキストを含むテキストメッセージを、ステップS202で取得された携帯電話番号宛てに送信する。その後、ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、サーバ装置3aの電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
なお、本実施の形態における具体的な動作例は、以上のような差異に関する事項を除いて、実施の形態1における具体的な動作例と同様であり、説明を省略する。
以上、本実施の形態によれば、サーバ装置3aは、ユーザからの電話を受けて自動音声で応答し、自動音声に対してユーザが入力した入力情報を受け付けた自動音声応答装置1aから、入力情報およびユーザの携帯電話番号の通知を受け、入力情報に対応するテキストを取得し、ユーザの携帯電話番号宛てにテキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージを送信する。従って、自動音声に対してユーザが入力した入力情報を受け付けた自動音声応答装置1aから、入力情報および携帯電話番号の通知を受け、ユーザの携帯電話番号宛にテキストメッセージを送信するサーバ装置3を提供できるので、ユーザは、どこに居ても、携帯電話端末で簡単かつ速やかに入力情報を確認できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ユーザからの電話を受けて自動音声で応答し、当該自動音声に対して当該ユーザが入力した入力情報を受け付けた自動音声応答装置1aから、当該入力情報および当該ユーザの携帯電話番号の通知を受ける通知受領部321aと、前記入力情報に対応するテキストを取得するテキスト取得部144aと、前記ユーザの携帯電話番号宛てに前記テキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージを送信するテキストメッセージ送信部33として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態3)
図9は、本実施の形態における情報システム300のブロック図である。情報システム300は、1または2以上の自動音声応答装置4、サーバ装置5、および1または2以上のユーザ端末6を備える。サーバ装置5は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、1以上の自動音声応答装置4および1以上のユーザ端末6の各々と、通信可能に接続される。
自動音声応答装置4は、実施の形態1における自動音声応答装置1と同様、例えば、テレビショッピング等の事業者のサーバである。サーバ装置5は、例えば、当該事業者のWebページを提供するサーバである。なお、自動音声応答装置4とサーバ装置5は、一のサーバで実現されてもよい。ユーザ端末6は、ユーザの端末装置であり、通常、スマートフォンや携帯電話機等の携帯電話端末であるが、例えば、PCや固定電話端末等でもよい。また、一のユーザが、2種類以上の端末(例えば、固定電話機に加えて、スマートフォンやPCなど)を保有していてもよい。ただし、自動音声応答装置4等を実現するハードウェアの種類は問わない。
自動音声応答装置4は、格納部41、受信部42、処理部43、および送信部44を備える。格納部41は、自動音声格納部411を備える。処理部43は、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、テキストメッセージ送信処理部148b、ページ識別子取得部431、およびページ構成部432を備える。送信部44は、ページ識別子送信部441を備える。
サーバ装置5は、サーバ格納部51、サーバ受信部52、サーバ処理部53、およびサーバ送信部54を備える。サーバ受信部52は、第一サーバ受信部521、第二サーバ受信部522、第三サーバ受信部523、第四サーバ受信部524、および第五サーバ受信部525を備える。サーバ処理部53は、サーバ取得部531、サーバ構成部532、サーバ修正部533、サーバ蓄積部534、サーバ電話番号蓄積部535、およびサーバ認証部536を備える。サーバ送信部54は、第一サーバ送信部541、および第二サーバ送信部542を備える。
ユーザ端末6は、ユーザ格納部61、ユーザ受付部62、ユーザ処理部63、ユーザ送信部64、ユーザ受信部65、およびユーザ出力部66を備える。
自動音声応答装置4を構成する格納部41は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、自動音声のデータ(以下、単に「自動音声」と記す場合がある)である。自動音声については、実施の形態1で説明したので繰り返さない。なお、以下では、その他の、実施の形態1等で説明済みの事項についても、説明を省略または簡略化する場合がある。
自動音声格納部411には、自動音声が格納される。自動音声格納部411には、例えば、2以上の各項目ごとに、自動音声が格納される。項目は、例えば、商品番号の入力、配達日の指定、携帯電話番号の入力などであるが、入力した情報の訂正でもよく、その種類は問わない。
項目には、例えば、タグが対応付いている。タグとは、項目を特定する情報である。タグは、例えば、項目“商品番号の入力”を特定する「商品」、項目“配達日の指定”を特定する「配達」、項目“携帯電話番号の入力”を特定する「電話番号」等であるが、ユーザが項目を特定可能な情報であれば、「氏名」や「住所」や「数量」や「金額」等、何でもよい。
これに加えて又はこれに代えて、項目には、例えば、“1”,“2”等のIDが対応付いていてもよい。IDとは、項目を識別する情報であり、ユーザだけでなくコンピュータによる項目の特定も容易にする情報である、といってもよい。具体的には、例えば、項目“商品番号の入力”には、IDおよびタグの組「1.商品」が対応付いていてもよい。同様に、項目“配達日の指定”には、「2.配達日」が対応付いていてもよい。ただし、IDは、タグの一種と考えてもよい。
受信部42は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、入力情報である。入力情報とは、自動音声に対してユーザが入力した情報である。入力情報は、例えば、音声データである。音声データとは、自動音声に対してユーザが応答した音声のデータ(以下、単に「音声」と記す場合がある)である。詳しくは、例えば、ユーザ端末6は、マイクロフォンを有しており、自動音声に対してユーザが応答した音声をマイクロフォンを介して受け付け、自動音声応答装置4に送信してもよい。受信部42は、例えば、こうしてユーザ端末6から送信された音声を受信する。
または、入力情報は、例えば、プッシュ信号でもよい。なお、プッシュ信号については、実施の形態1で説明したので繰り返さない。詳しくは、例えば、ユーザ端末6は、ハードウェアまたはソフトウェアによる1または2以上のキーを有しており、自動音声に対してユーザが1以上の各キーを押下したことに応じて、例えば、0~9の数字や#等の各種の記号などに対応するプッシュ信号を自動音声応答装置4に送信してもよい。受信部42は、例えば、こうしてユーザ端末6から送信されたプッシュ信号を受信してもよい。ただし、ユーザ端末6は、プッシュ信号を送信する機能を有さず、受信部42は、プッシュ信号を受信しなくてもよい。
または、入力情報は、例えば、テキストでもよく、そのデータタイプは問わない。なお、テキストについては、実施の形態1で説明したので繰り返さない。詳しくは、例えば、ユーザ端末6は、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスを有しておリ、入力デバイスを介してテキストを受け付け、自動音声応答装置4に送信してもよい。受信部42は、例えば、こうしてユーザ端末6から送信されたテキストを受信してもよい。ただし、ユーザ端末6は、テキストを送信する機能を有さず、受信部42は、テキストを受信しなくてもよい。
また、入力情報は、例えば、商品番号、配達日、携帯電話番号などであるが、その内容も問わない。本実施の形態における入力情報は、特に、例えば、自動音声に対してユーザが応答した音声である。
すなわち、受信部42は、通常、後述する自動音声応答部142による自動音声の出力後に、商品番号等の入力情報を受信する。ただし、受信部42による入力情報の受信のタイミングは問わない。
また、受信部42は、通常、ユーザ識別子と対に、入力情報を受信する。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、携帯電話番号、メールアドレス、ID、住所・氏名等であるが、端末識別子でもよく、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。端末識別子とは、ユーザ端末6を識別する情報である。端末識別子は、例えば、MACアドレス、IPアドレス、IDなどであるが、ユーザ端末6を識別し得る情報であれば何でもよい。
処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、テキストメッセージ送信処理部148b、ページ識別子取得部431、およびページ構成部432などの処理である。
また、処理部43は、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などの処理も行う。さらに、処理部43は、例えば、ページ識別子取得部431によって取得されたページ識別子が、URIを構成する一部の文字列である場合に、当該一部の文字列を用いてURIを構成する処理(以下、URI構成処理と記す場合がある)をも行ってもよい。ただし、URI構成処理は、例えば、サーバ装置5のサーバ処理部53によって行われても構わない。
受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、および携帯電話番号取得部147の動作は、実施の形態1のものと同様でよく、簡単に説明する。また、テキストメッセージ送信処理部148bの動作は、実施の形態1のものと一部のみ異なっており、異なる部分を中心に説明する。
受電部141は、ユーザからの電話を受ける。電話は、携帯電話端末から発信されても、固定電話端末から発信されてもよい。
自動音声応答部142は、受電部141が受けた電話に自動音声で応答する。自動音声応答部142は、例えば、受電部141が電話を受けたことに応じて、自動音声格納部411に格納されている自動音声を、当該電話の発信元を介して応答する。
自動音声応答部142は、例えば、2以上の各項目ごとに、自動音声格納部411に格納されている自動音声を出力する。なお、自動音声応答部142による出力は、通常、電話の発信元(例えば、ユーザ端末6)への自動音声の送信であり、発信元が有するスピーカ等の出力デバイスを介して自動音声が音出力される。
また、自動音声応答部142は、例えば、判定部146が電話の発信元が携帯電話端末でないと判定した場合に、携帯電話番号の入力を求める自動音声を発信元を介して応答する。
入力受付部143は、入力情報を受け付ける。入力受付部143は、通常、受信部42がユーザ端末6から受信した入力情報(例えば、前述した音声、前述したプッシュ信号、前述したテキストなど)を受け付ける。ただし、入力受付部143による受け付けは、自動音声応答装置4内のキーボード等の入力デバイスを介した受付でもよい。
入力受付部143は、例えば、2以上の各項目ごとに、入力情報を受け付ける。また、入力受付部143は、例えば、ユーザからの携帯電話番号の入力を、発信元を介して受け付ける。なお、入力受付部143による受け付けは、通常、ユーザ端末6から送信された入力情報の受信であるが、例えば、自動音声応答装置4内のキーボードやマウスやタッチパネルやマイクロフォンなどの入力デバイスを介して入力された情報の受け付けでもよい。または、受け付けは、例えば、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどでもよく、その態様は問わない。
テキスト取得部144は、入力情報に対応するテキストを取得する。テキスト取得部144は、例えば、自動音声に対してユーザが応答した音声である入力情報に対して音声認識し、音声認識結果の少なくとも一部を含むテキストを取得する。または、例えば、格納部41に、プッシュ信号とテキストとの対の集合(例えば、プッシュ信号“1”とテキスト“ネックレス”との対、およびプッシュ信号“2”とテキスト“指輪”との対など)が格納されており、テキスト取得部144は、自動音声に対してユーザが押下したキーに対応するプッシュ信号と対になるテキストを格納部41から取得してもよい。また、テキスト取得部144は、こうして取得したテキストを、例えば、タグに対応付けることにより、構造化することは好適である。
テキスト取得部144は、2以上の各項目ごとにテキストを取得し、構造化テキストを構成する。構造化テキストとは、構造化されたテキストである。構造化テキストは、例えば、項目に対応するタグとテキストとの組を、2組以上有する。ただし、構造化テキストは、タグとテキストの組を含めばよく、一部に構造化されていないテキストを含んでも構わない。
発信番号特定部145は、受電部141が受けた電話の発信番号を特定する。発信番号は、電話の発信元が、例えば、携帯電話端末である場合は携帯電話番号であり、固定電話端末である場合は固定電話番号である。
判定部146は、電話の発信元が携帯電話端末か否かを判定する。
携帯電話番号取得部147は、電話の発信元の携帯電話番号を取得する。
テキストメッセージ送信処理部148bは、テキストメッセージ送信処理を行う。本実施の形態におけるテキストメッセージ送信処理とは、ユーザの携帯電話番号宛てに、テキスト取得部144が取得したテキストの少なくとも一部と第一ページ識別子とを含むテキストメッセージを送信するための処理である。つまり、テキストメッセージに第一ページ識別子を含めて送信する点が、実施の形態1におけるテキストメッセージ送信処理とは異なる。
テキストメッセージ送信処理は、例えば、テキストメッセージ送信処理部148bがテキストメッセージを送信する処理でもよいし、または、後述するページ識別子送信部441が送信したテキストおよび第一ページ識別子を受信したサーバ装置5が、テキストメッセージを送信する処理でもよい。
送信されるテキストメッセージは、通常、URIも含む。本実施の形態におけるURIとは、アクセス先のページを特定する情報である。なお、ページを特定することは、例えば、ページが存在する場所を特定することであるが、ページの名称を識別することでもよい。
URIは、例えば、URLであるが、URNでもよい。URLとは、ページが存在する場所を特定する情報である。URNとは、ページの名称を識別する情報である。ただし、アクセス先のページは、URI以外の情報(例えば、ファイル名やデータベース名など)を用いて特定されてもよい。
テキストメッセージに含まれるURIは、例えば、後述するページ識別子取得部431が取得した第一ページ識別子であってもよい。または、第一ページ識別子は、URIの一部を構成する文字列であってもよく、その場合、例えば、処理部43が、取得された第一ページ識別子を用いてURIを構成してもよい。
ただし、URIは、テキストメッセージとは別に、ユーザの携帯電話番号宛てに送信されてもよい。
ページ識別子取得部431は、ページを識別するユニークなページ識別子を取得する。ページ識別子とは、ページを識別する情報である。ページは、通常、Webページである。Webページとは、Webサーバに格納されたページである。ただし、ページは、ファイルやデータベースといった、Webサーバ以外の情報格納庫に格納されたページでもよい。ページ識別子は、例えば、URIであるが、URIを構成する一部の文字列でもよい。なお、かかる事項は、例えば、第一ページ識別子と第一URI(後述)、第二ページ識別子と第二URI(後述)にも当てはまる。
ユニークなページ識別子とは、2以上の各ユーザに固有のページを識別する情報である。ユーザに固有のページは、例えば、ユーザページと呼んでもよい。ユニークなページ識別子もまた、例えば、URIでもよいし、URIの一部でもよい。
ページ識別子を取得することは、通常、ページ識別子を生成することである。すなわち、ページ識別子取得部431は、例えば、ユニークなページ識別子を生成する。生成されるユニークなページ識別子は、例えば、連番でもよいし、数字やアルファベット等の2以上の文字(記号も含んでもよい)を組み合わせて構成されるユニークな文字列でもよいし、他と重複しない情報であれば、その種類は問わない。なお、ユニークな文字列は、例えば、MPUの内蔵時計やNTPサーバ等から取得される現在時刻情報を用いて生成されてもよいし、ユーザIDを用いて生成されてもよく、その生成方法は問わない。
ページ識別子取得部431は、例えば、2以上の異なる役割を果たすページのページ識別子であり、各々ユニークな2以上のページ識別子を生成することは好適である。異なる役割を果たすページとは、例えば、ページのテキストを修正するためのページ(以下、「修正ページ」と記す場合がある)や、ユーザがアンケートの回答を行うためのページ(以下、「回答ページ」)などであるが、その種類は問わない。
ただし、例えば、元々、格納部41にページ識別子群が存在しており、ページ識別子取得部431は、格納部41に存在するページ識別子群から、1または2以上のページ識別子を読み出してもよい。または、格納部41には、変数を含む1または2以上のページ識別子の雛形が格納されており、ページ識別子取得部431は、内蔵時計等から取得される現在時刻情報やユーザID等を用いてユニークな文字列を生成し、各ページ識別子の変数に当該文字列を代入することにより、ユニークなページ識別子を生成してもよく、ユニークなページ識別子の取得方法は問わない。
ページ構成部432は、テキスト取得部144が取得したテキストを用いて、ページを構成する。構成されるページは、例えば、第一ページ識別子に対応するページ、または第二ページ識別子に対応するページなどである。
ページ構成部432は、テキスト取得部144が取得したテキストを用いて、例えば、2以上のページを構成してもよい。構成される2以上の各ページは、異なる役割を果たすページであることは好適である。構成される2以上の各ページには、例えば、第一ページ識別子に対応するページ、および第二ページ識別子に対応するページが含まれることは好適であるが、第一ページ識別子または第二ページ識別子のうち一の識別子に対応する一のページのみが含まれていてもよい。
ただし、ページ構成部432は、必須ではない。自動音声応答装置4にページ構成部432が存在しない場合、ページの構成は、例えば、サーバ装置5において行われる。すなわち、ページ構成部432に相当する要素(例えば、後述するサーバ構成部532など)が、サーバ装置5等に存在してもよい。
例えば、サーバ装置5において、サーバ構成部532は、例えば、サーバ受信部52が受信した第一ページ識別子に応じたユニークなURIに対応し、サーバ受信部52が受信したテキストを含むページを取得し、サーバ格納部51に蓄積する。なお、第一ページ識別子に応じたユニークなURIは、例えば、第一ページ識別子でもよい。
なお、ページを取得することは、ページを構成することでもよい。詳しくは、例えば、格納部41またはサーバ格納部51に、ページの雛形が格納されており、ページ構成部432は、受信されたテキストを、格納されているページの雛形に埋め込むことにより、テキストを含むページを構成してもよい。雛形に埋め込むことは、例えば、雛形が有する1または2以上の変数に、受信された1または2以上のテキストを代入することである。ただし、ページを構成する手法は問わない。
送信部44は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、前述したページ識別子である。
ページ識別子送信部441は、ページ識別子取得部431が取得したページ識別子をサーバ装置5に送信する。なお、ページ識別子を送信することは、例えば、ページ識別子を含むページを送信することでもよい。
ページ識別子送信部441は、通常、テキスト取得部144が取得したテキストと、ページ識別子取得部431が取得したページ識別子である第一ページ識別子とをサーバ装置5に送信する。送信されるテキストは、例えば、取得されたテキストを含むページでもよい。ページに含まれるテキストは、取得されたテキストの一部でもよい。
すなわち、例えば、ページ構成部432が、テキスト取得部144が取得したテキストの少なくとも一部を含むページを構成し、ページ識別子送信部441は、ページ構成部432が構成したページと、ページ識別子取得部431が取得した第一ページ識別子とをサーバ装置5に送信してもよい。
ページ識別子送信部441は、例えば、テキスト取得部144が取得したテキストまたは当該テキストを用いてページ構成部432が構成したページと、ページ識別子取得部431が取得した2以上のページ識別子とをサーバ装置5に送信してもよい。送信される2以上のページ識別子には、例えば、第一ページ識別子および第二識別子が含まれることは好適であり、その場合、ページ識別子送信部441は、第一ページ識別子および第二識別子に対応する2つのページを含む2以上のページをサーバ装置5に送信する。
ただし、送信される2以上のページ識別子には、例えば、第一ページ識別子または第二識別子のうち一の識別子のみが含まれ、当該一の識別子に対応する一のページを含む2以上のページが送信されてもよい。
ページ識別子送信部441は、ユーザの携帯電話番号をもサーバ装置5に送信してもよい。すなわち、ページ識別子送信部441は、例えば、テキスト取得部144が取得したテキストまたは当該テキストを用いてページ構成部432が構成したページと、ページ識別子取得部431が取得した1または2以上のページ識別子とを、携帯電話番号取得部147が取得した携帯電話番号と対に、サーバ装置5に送信してもよい。
サーバ装置5を構成するサーバ格納部51は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ページ、画面の情報などである。
サーバ格納部51には、例えば、1以上の各URIに対応するページが格納される。格納される1以上の各ページは、通常、ページ構成部432が構成したページである。
また、サーバ格納部51には、例えば、ユーザ認証画面情報も格納される。ユーザ認証画面情報とは、ユーザ認証画面の情報である。ユーザ認証画面とは、ユーザ認証のための画面である。ユーザ認証画面は、例えば、“携帯電話番号を入力してください”等の文字列、および携帯電話番号を入力するための入力欄などを有する。ただし、ユーザ認証画面の構成は問わない。
ユーザ認証画面情報は、例えば、文字情報または画像情報のうち1種類以上の情報と、レイアウト情報とを有する。文字情報は、例えば、前述したような文字列に対応する文字コード列であるが、その内容や形式は問わない。画像情報は、例えば、前述した入力欄等の画像データであるが、その種類や形式は問わない。レイアウト情報とは、画面内における文字列や入力欄等の配置を示す情報である。ただし、ユーザ認証画面情報の構造は問わない。なお、その他の情報については、適時説明する。
サーバ受信部52は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、前述したテキスト、前述したページ識別子、前述した携帯電話番号、後述する各種の指示、後述する回答情報などである、
第一サーバ受信部521は、自動音声応答装置4からテキストと第一ページ識別子とを受信する。なお、テキストと第一ページ識別子とを受信することは、例えば、テキストと第一ページ識別子とを含むページを受信することでもよい。また、ページに含まれる第一識別子は、URI(例えば、後述する第一URI)でもよい。
第一サーバ受信部521は、少なくとも第一ページ識別子と第二ページ識別子の2つのページ識別子と、テキストとを自動音声応答装置4から受信することは好適である。
また、第一サーバ受信部521は、例えば、ユーザの携帯電話番号をも自動音声応答装置4から受信する。携帯電話番号とは、ユーザの携帯電話の番号である。ただし、ユーザの携帯電話番号は、例えば、第五サーバ受信部525によって、ユーザ端末6から受信されてもよい。なお、第一サーバ受信部521が自動音声応答装置4からユーザの携帯電話番号を受信し、かつ第五サーバ受信部525がユーザ端末6から当該ユーザの携帯電話番号を受信することは好適である。受信された2つの携帯電話番号は、サーバ認証部536によるユーザ認証(後述)に用いられる。
第二サーバ受信部522は、ユーザ端末6からページアクセス指示を受信する。ページアクセス指示とは、ページにアクセスする指示である。受信されるページアクセス指示は、通常、URIを用いたページアクセス指示である。URIを用いたページアクセス指示とは、通常、URIを含むページアクセス指示であるが、URIと対に送受信されるページアクセス指示でもよい。なお、かかる事項は、後述する第一URIまたは後述する第二URIを用いたページアクセス指示にも当てはまる。
なお、URI等の、アクセス先のページを特定する情報(以下、ページ特定情報と記す場合がる)は、前述したように、通常、自動音声応答装置4からテキストメッセージに含めてユーザ端末6に送信される。ただし、ページ特定情報は、例えば、サーバ送信部54がユーザ端末6に送信してもよい。
第二サーバ受信部522は、例えば、ユーザ端末6から第一URIまたは第二URIを用いたページアクセス指示を受信してもよい。第一URIとは、第一ページ識別子に対応するURIである。第二URIとは、第二識別子に対応するURIである。第一URIは、例えば、第一ページ識別子であるが、第一ページ識別子を用いて構成される情報でもよい。第二URIは、例えば、第二識別子であるが、第二識別子を用いて構成される情報でもよい。
第三サーバ受信部523は、修正指示をユーザ端末6から受信する。修正指示とは、ページの情報を修正する指示である。修正指示は、通常、ページのテキストを修正する指示であるが、例えば、ページ携帯電話番号を修正する指示でもよく、修正の対象は問わない。
第四サーバ受信部524は、回答情報をユーザ端末6から受信する。回答情報とは、アンケートの回答に関する情報である。
第五サーバ受信部525は、ユーザ端末6から携帯電話番号を受信する。第五サーバ受信部525が受信した携帯電話番号は、通常、第一サーバ受信部521が受信した携帯電話番号と共に、サーバ認証部536によるユーザ認証に用いられる。
サーバ処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理をとは、例えば、サーバ取得部531、サーバ構成部532、サーバ修正部533、サーバ蓄積部534、サーバ電話番号蓄積部535、およびサーバ認証部536などの処理である。また、サーバ処理部53は、例えば、前述したURI構成処理なども行う。
サーバ取得部531は、第二サーバ受信部522が受信したページアクセス指示に対応するURIに対応するページをサーバ格納部51から取得する。
サーバ取得部531は、例えば、第二サーバ受信部522が受信したページアクセス指示に対応する第一URIまたは第二URIに対応するページをサーバ格納部51から取得してもよい。
サーバ構成部532は、例えば、第一サーバ受信部521が受信した第一ページ識別子に応じたユニークな第一URIに対応し、第一サーバ受信部521が受信したテキストを含むページを構成し、サーバ格納部51に蓄積する。これに加えて又はこれに代えて、サーバ構成部532は、例えば、サーバ受信部52が受信した第二ページ識別子に応じたユニークな第二URIに対応し、ユーザの携帯電話番号を含むページを構成し、サーバ格納部51に蓄積してもよい。
なお、自動音声応答装置4側にページ構成部432が存在する場合、サーバ装置5は、サーバ構成部532を備えていなくてもよい。
サーバ修正部533は、第三サーバ受信部523が受信した修正指示に応じて、サーバ格納部51に格納されているページの情報を修正する。サーバ修正部533は、受信された修正指示に応じて、通常、ページのテキストを修正するが、ページの携帯電話番号を修正してもよく、修正の対象は問わない。
なお、サーバ修正部533は、例えば、予め決められた条件を満たす場合に、ページの情報の修正を不可とする処理(以下、修正不可処理と記す場合がある)を行ってもよい。予め決められた条件は、例えば、“テキスト等の受信からの経過時間が閾値(例えば、1時間、30分等)を超えたこと”であってもよい。
詳しくは、サーバ修正部533は、例えば、第一サーバ受信部521がテキスト等を受信したことに応じて、タイマによる計時を開始し、タイマから取得される経過時間が閾値を超えたか否かを判別し、経過時間が閾値を超えたと判別された場合に、修正不可処理を実行してもよい。
または、予め決められた条件は、例えば、“商品が出荷されたこと”でもよい。詳しくは、例えば、商品の出荷の状況に関する1または2以上の状況情報を管理する外部装置(図示しない)から、出荷の完了を示す完了情報をサーバ受信部52が受信したことに応じて、サーバ修正部533は、修正不可処理を実行してもよい。
ここで、状況情報は、例えば、商品を識別する商品識別子、未出荷または出荷済みを示すフラグ、および携帯電話番号などを有する。また、出荷情報は、例えば、商品識別子、出荷済みを示すフラグ、および携帯電話番号などを有する。サーバ修正部533は、例えば、受信された出荷情報が有する商品識別子と携帯電話番号の組、に対応するページの情報について、修正不可処理を実行してもよい。ただし、予め決められた条件の内容は問わない
サーバ蓄積部534は、第四サーバ受信部524が受信した回答情報を、第五サーバ受信部525が受信した携帯電話番号に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。
サーバ電話番号蓄積部535は、ページ構成部432が構成したページに、第一サーバ受信部521が自動音声応答装置4から受信した携帯電話番号を対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。なお、ページに対応付けてサーバ格納部51に格納されている携帯電話番号は、第五サーバ受信部525がユーザ端末6から受信した携帯電話番号と共に、ユーザ認証に用いられる。
サーバ認証部536は、ユーザ認証を行う。ユーザ認証とは、ユーザの正当性を確認する処理である、といってもよい。ユーザの正当性の確認は、例えば、本人確認といってもよい。ユーザ認証は、例えば、第二サーバ送信部542によるユーザ認証画面情報の送信に応じて第五サーバ受信部525が受信した携帯電話番号と、第二サーバ受信部522が受信したページアクセス指示に対応するURIに対応するページに対応する携帯電話番号とが同一か否かを判断することである。なお、第二サーバ受信部522が受信したページアクセス指示に対応するURIに対応するページに対応する携帯電話番号とは、かかるページに対応付けてサーバ格納部51に格納されている携帯電話番号である。そして、当該2つの携帯電話番号が同一である場合にのみ、ユーザ認証は成立し、同一でない場合にはユーザ認証は成立しない。ただし、ユーザ認証は、携帯電話番号以外のユーザ識別子(例えば、メールアドレス等)を用いて行われても構わない。
なお、以下では、第二サーバ送信部542によるユーザ認証画面情報の送信、それに応じた第五サーバ受信部525による携帯電話番号の受信、および当該携帯電話番号を用いたサーバ認証部536によるユーザ認証を含む一連の処理を、「認証処理」と呼ぶ場合がある。
サーバ認証部536は、例えば、第二サーバ受信部522がURIを用いたページアクセス指示を受信した後に、第五サーバ受信部525がユーザ端末6から携帯電話番号を受信したことに応じて、当該受信した携帯電話番号が、当該受信したページアクセス指示が用いているURIに対応するページに対応付けてサーバ格納部51に格納されている携帯電話番号と一致するか否かの判断を行ってもよい。
または、サーバ認証部536は、例えば、第五サーバ受信部525がユーザ端末6から携帯電話番号を受信した後に、第二サーバ受信部522がURIを用いたページアクセス指示を受信したことに応じて上記判断を行ってもよく、サーバ認証部536が認証を行うトリガやタイミングは問わない。
サーバ送信部54は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、ページ、各種の画面などである。また、サーバ送信部54は、例えば、サーバ処理部53が構成したURIをユーザ端末6に送信してもよい。
第一サーバ送信部541は、サーバ取得部531が取得したページをユーザ端末6に送信する。
第一サーバ送信部541は、例えば、第二サーバ受信部522がURIを用いたページアクセス指示を受信したことに応じてサーバ取得部531が取得したページを、当該URIに対応するページと対になる携帯電話番号に対応するユーザ端末6に送信してもよい。
第一サーバ送信部541は、例えば、サーバ認証部536が、同一であると判断した場合のみ、サーバ取得部531が取得したページをユーザ端末6に送信し、同一でないと判断した場合には、当該ページのユーザ端末6への送信を実行しないことは好適である。
第二サーバ送信部542は、第二サーバ受信部522がページアクセス指示を受信した場合に、ユーザ認証画面情報をユーザ端末6に送信する。
ユーザ端末6を構成するユーザ格納部61は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、携帯電話番号である。なお、ユーザ格納部61には、例えば、氏名、住所、ユーザID等、携帯電話番号以外のユーザ識別子が格納されていてもよい。
ユーザ受付部62は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、入力情報、ページアクセス指示、携帯電話番号などである。ユーザ受付部62による受け付けは、通常、タッチパネル等の入力デバイスを介して入力された情報の受け付けであるが、例えば、メモリカード等の記録媒体から読み出された情報の受け付けなどでもよい。
ユーザ処理部63は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ユーザ受付部62が各種の情報を受け付けたか否かの判別や、受け付けられた情報の、送信される情報への変換などである。なお、変換は、例えば、受け付けられたページアクセス指示に、ユーザ格納部61に格納されている携帯電話番号を含める処理であってもよい。
ユーザ送信部64は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、ページアクセス指示である。ユーザ送信部64は、例えば、ユーザ受付部62がページアクセス指示を受け付けたことに応じて、サーバ装置5にページアクセス指示を送信する。なお、送信されるページアクセス指示は、受け付けられたページアクセス指示と同じでなくてもよい。例えば、受け付けられたページアクセス指示は、携帯電話番号を含んでおらず、送信されるページアクセス指示は、携帯電話番号を含んでいてもよい。
また、ユーザ送信部64は、各種の情報を、通常、ユーザ格納部61に格納されているユーザ識別子と対に送信する。
ユーザ受信部65は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、ユーザ認証画面情報である。
ユーザ出力部66は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、ユーザ認証画面情報、ページなどである。ユーザ出力部66による出力は、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介した出力である。これによって、例えば、ユーザ端末6のディスプレイに、ユーザ認証画面等の画面が表示される。
または、ユーザ出力部66による出力は、例えば、ユーザ格納部61や他の記録媒体への蓄積などでもよい。
ユーザ出力部66は、例えば、ユーザ受信部65が、ユーザ認証画面情報等の情報を受信したことに応じて、ユーザ認証画面情報等の情報を出力する。または、例えば、ユーザ格納部61に、ユーザ認証画面情報等の情報が格納さており、ユーザ出力部66は、ユーザ受付部62がユーザ認証画面情報等の情報を出力する指示を受け付けたことに応じて、格納されているユーザ認証画面情報等の情報を出力してもよく、その出力のトリガやタイミングは問わない。
格納部41、自動音声格納部411、サーバ格納部51、およびユーザ格納部61は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部41等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等、何でもよい。
受信部42、サーバ受信部52、第一サーバ受信部521、第二サーバ受信部522、第三サーバ受信部523、第四サーバ受信部524、第五サーバ受信部525、およびユーザ受信部65は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、NIC(Network interface controller)やモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
処理部43、受電部141、自動音声応答部142、入力受付部143、テキスト取得部144、発信番号特定部145、判定部146、携帯電話番号取得部147、テキストメッセージ送信処理部148b、ページ識別子取得部431、ページ構成部432、サーバ処理部53、サーバ取得部531、サーバ構成部532、サーバ修正部533、サーバ蓄積部534、サーバ電話番号蓄積部535、サーバ認証部536、およびユーザ処理部63は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
送信部44、ページ識別子送信部441、サーバ送信部54、第一サーバ送信部541、第二サーバ送信部542、およびユーザ送信部64は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
ユーザ受付部62は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。ユーザ受付部62は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
ユーザ出力部66は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。ユーザ出力部66等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
次に、情報システム300の動作について、図11~図13のフローチャートを用いて説明する。図11は、自動音声応答装置4の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1101)処理部43は、受電部141がユーザからの電話を受電したか否かを判別する。受電部141がユーザからの電話を受電したと判別された場合はステップS1102に進み、受電していないと判別された場合はステップS1103に進む。
(ステップS1102)携帯電話番号取得部147は、ステップS1101で受電された電話の発信元の携帯電話番号を取得する処理(以下、携帯電話番号取得処理)を行う。なお、携帯電話番号取得処理は、実施の形態1のそれ(図3参照)と同様でよく、説明を省略する。
(ステップS1103)自動音声応答部142は、ステップS1101で受電された電話に自動音声で応答する。
(ステップS1104)処理部43は、入力受付部143が入力情報を受け付けたか否かを判別する。入力受付部143が入力情報を受け付けたと判別された場合はステップS1105に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1104に戻る。
(ステップS1105)テキスト取得部144は、ステップS1103で入力された入力情報に対して音声認識し、音声認識結果の少なくとも一部を含むテキストを取得する。
(ステップS1106)ページ識別子取得部431は、ページ(例えば、修正ページ)を識別するユニークな第一ページ識別子を取得する。
(ステップS1107)ページ識別子送信部441は、ステップS1105で取得されたテキストと、ステップS1106で取得された第一ページ識別子とを、ステップS1102で取得された携帯電話番号と対に、サーバ装置5に送信する。
(ステップS1108)ページ識別子取得部431は、ページ(例えば、回答ページ)を識別するユニークな第二ページ識別子を取得する。
(ステップS1109)ページ識別子送信部441は、ステップS1105で取得されたテキストと、ステップS1108で取得された第二ページ識別子とを、ステップS1102で取得された携帯電話番号と対に、サーバ装置5に送信する。
(ステップS1110)テキストメッセージ送信処理部148bは、ステップS1102で取得された携帯電話番号宛てに、ステップS1105で取得されたテキストの少なくとも一部と、ステップS1106で取得された第一ページ識別子と、ステップS1108で取得された第二ページ識別子とを含むテキストメッセージを送信する。その後、ステップS1101に戻る。
なお、図11のフローチャートにおいては、ステップS1103の自動音声応答、ステップS1104の判別、およびステップS1105のテキスト取得を1度だけ行っているが、ステップS1103~S1105の処理は、2回以上行われてもよい。その場合、ステップS1105とステップS1106の間に、例えば、次の2つのステップS1105aおよびS1105bが追加される。
(ステップS1105a)テキスト取得部144は、テキスト取得を終了するか否かを判断する。ステップS1105で取得したテキストが、最後の自動音声に対応するテキストである場合は終了すると判断し、そうでない場合は終了しないと判断する。テキスト取得を終了と判断された場合はステップS1105bに進み、終了しないと判断された場合はステップS1103に戻って、次の自動音声を出力する。
(ステップS1105b)テキスト取得部144は、ステップS1103~S1105の繰り返しにより取得した2以上のテキストを用いて、構造化されたテキストを取得する。
また、図11のフローチャートに田中おいて、自動音声応答装置4の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図12は、サーバ装置5の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1201)サーバ処理部53は、第一サーバ受信部521がテキスト等と第一ページ識別子を受信したか否かを判別する。第一サーバ受信部521がテキスト等と第一ページ識別子を受信したと判別された場合はステップS1202に進み、受信していないと判別された場合はステップS1203に進む。
(ステップS1202)サーバ構成部532は、ステップS1201で受信された第一ページ識別子に応じたユニークな第一URIに対応し、ステップS1201で受信されたテキストを含むページを取得し、ステップS1201で受信された携帯電話番号に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。その後、ステップS1201に戻る。
(ステップS1203)サーバ処理部53は、第一サーバ受信部521がテキスト等と第二ページ識別子を受信したか否かを判別する。第一サーバ受信部521がテキスト等と第二ページ識別子を受信したと判別された場合はステップS1204に進み、受信していないと判別された場合はステップS1205に進む。
(ステップS1204)サーバ構成部532は、ステップS1203で受信された第二ページ識別子に応じたユニークな第二URIに対応し、ステップS1201で受信された携帯電話番号を含むページを取得し、当該受信された携帯電話番号に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。その後、ステップS1201に戻る。
(ステップS1205)サーバ処理部53は、第二サーバ受信部522が第一URIを用いたページアクセス指示を受信したか否かを判別する。第二サーバ受信部522が第一URIを用いたページアクセス指示を受信したと判別された場合はステップS1206に進み、受信していないと判別された場合はステップS1210に進む。
(ステップS1206)サーバ認証部536は、携帯電話番号を用いた認証処理を行う。なお、認証処理については、前述したので繰り返さない。
(ステップS1207)サーバ処理部53は、ステップS1206での認証処理の結果を基に、認証が成立したか否かを判別する。認証が成立したと判別された場合はステップS1213に進み、成立していないと判別された場合はステップS1201に戻る。
(ステップS1208)サーバ取得部531は、ステップS1205で受信されたページアクセス指示に対応する第一URIに対応するページを取得する。
(ステップS1209)第一サーバ送信部541は、ステップS1208で取得されたページをユーザ端末6に送信する。その後、ステップS1201に戻る。
(ステップS1210)サーバ処理部53は、第二サーバ受信部522が第二URIを用いたページアクセス指示を受信したか否かを判別する。第二サーバ受信部522が第二URIを用いたページアクセス指示を受信したと判別された場合はステップS1211に進み、受信していないと判別された場合はステップS1215に進む。
(ステップS1211)サーバ認証部536は、携帯電話番号を用いた認証処理(前述)を行う。
(ステップS1212)サーバ処理部53は、ステップS1211での認証処理の結果を基に、認証が成立したか否かを判別する。認証が成立したと判別された場合はステップS1213に進み、成立していないと判別された場合はステップS1201に戻る。
(ステップS1213)サーバ取得部531は、ステップS1210で受信されたページアクセス指示に対応する第二URIに対応するページを取得する。
(ステップS1214)第一サーバ送信部541は、ステップS1213で取得されたページをユーザ端末6に送信する。その後、ステップS1201に戻る。
(ステップS1215)サーバ処理部53は、第三サーバ受信部523が修正指示を受信したか否かを判別する。第三サーバ受信部523が修正指示を受信したと判別された場合はステップS1216に進み、受信していないと判別された場合はステップS1217に進む。
(ステップS1216)サーバ修正部533は、ステップS1202で取得されたページであり、サーバ格納部51に格納されているページのテキストを修正する。その後、ステップS1201に戻る。
(ステップS1217)サーバ処理部53は、第四サーバ受信部524が回答情報を受信したか否かを判別する。第四サーバ受信部524が回答情報を受信したと判別された場合はステップS1218に進み、受信していないと判別された場合はステップS1201に戻る。
(ステップS1218)サーバ蓄積部534は、ステップS1217で受信された回答情報を、ステップS1203で受信された携帯電話番号に対応付けて蓄積する。その後、ステップS1201に戻る。
なお、図12のフローチャートにおいて、サーバ装置5の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図13は、ユーザ端末6の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1301)ユーザ処理部63は、ユーザ受信部65がテキストメッセージを受信したか否かを判別する。ユーザ受信部65がテキストメッセージを受信したと判別された場合はステップS1302に進み、受信していないと判別された場合はステップS1303に進む。
(ステップS1302)ユーザ出力部66は、ステップS1301で受信されたテキストメッセージを出力する。その後、ステップS1301に戻る。
(ステップS1303)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が第一URIを用いたページアクセス指示を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が第一URIを用いたページアクセス指示を受け付けたかと判別された場合はステップS1304に進み、受信していないと判別された場合はステップS1305に進む。
(ステップS1304)ユーザ送信部64は、ステップS1303で受け付けられたページアクセス指示をサーバ装置5に送信する。その後、ステップS1307に進む。
(ステップS1305)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が第二URIを用いたページアクセス指示を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が第二URIを用いたページアクセス指示を受け付けたと判別された場合はステップS1306に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1311に進む。
(ステップS1306)ユーザ送信部64は、ステップS1305で受け付けられたページアクセス指示をサーバ装置5に送信する。
(ステップS1307)ユーザ処理部63は、ユーザ受信部65がユーザ認証画面情報を受信したか否かを判別する。ユーザ受信部65がユーザ認証画面情報を受信したと判別された場合はステップS1308に進み、受信していないと判別された場合はステップS1307に戻る。
(ステップS1308)ユーザ出力部66は、ステップS1307で受信されたユーザ認証画面情報を出力する。
(ステップS1309)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が携帯電話番号を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が携帯電話番号を受け付けたと判別された場合はステップS1310に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1309に戻る。
(ステップS1310)ユーザ送信部64は、ステップS1309で受け付けられた携帯電話番号をサーバ装置5に送信する。その後、ステップS1301に戻る。
(ステップS1311)ユーザ処理部63は、ユーザ受信部65がページを受信したか否かを判別する。ユーザ受信部65がページを受信したと判別された場合はステップS1312に進み、受信していないと判別された場合はステップS1313に進む。
(ステップS1312)ユーザ出力部66は、ステップS1311で受信されたページを出力する。その後、ステップS1301に戻る。
(ステップS1313)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が修正指示を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が修正指示を受け付けたと判別された場合はステップS1314に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1315に進む。
(ステップS1314)ユーザ送信部64は、ステップS1313で受け付けられた修正指示をサーバ装置5に送信する。その後、ステップS1301に戻る。
(ステップS1315)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が回答情報を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が回答情報を受け付けたと判別された場合はステップS1316に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1301に戻る。
(ステップS1316)ユーザ送信部64は、ステップS1315で受け付けられた回答情報をサーバ装置5に送信する。その後、ステップS1301に戻る。
なお、ユーザ端末6が電話の発信元である場合は、図13のフローチャートに対して、例えば、下記2つのステップS1300aおよびS1300bが追加されると共に、5つのステップS1302,S1310,S1312,S1314,およびS1315の各々の戻り先が、ステップS1301からステップS1300aに変更されてもよい。
(ステップS1300a)ユーザ処理部63は、ユーザ受付部62が入力情報を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部62が入力情報を受け付けたと判別された場合はステップS1300bに進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1300に戻る。
(ステップS1300b)ユーザ送信部64は、ステップS1300aで受け付けられた入力情報を自動音声応答装置4に送信する。その後、ステップS1300aに戻る。
なお、図13のフローチャートにおいて、ユーザ端末6の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システム300の具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本例の情報システム300は、一の自動音声応答装置4、サーバ装置5、および2以上のユーザ端末6を備える。自動音声応答装置4は、テレフォンショッピングを運営する企業のサーバである。サーバ装置5は、当該企業のWebページを提供する別のサーバである。2以上のユーザ端末6のうち一のユーザ端末6(以下、「ユーザ端末6C」と記す場合がある)は、テレフォンショッピングを利用して買い物を行っているユーザC(例えば、田中さん)のスマートフォンである。以下の動作例は、自動音声応答装置4、サーバ装置5、およびユーザ端末6Cが、スローチャートで説明したような処理を行うことにより実現される。
自動音声応答装置4の格納部41は、第一URIの雛形“http://{変数}/rL・・・”、および第二URIの雛形“http://{変数}/qB・・・”が格納されている。なお、変数には、ユーザID等を用いて生成されるユニークな文字列(例えば、“example.ms”等)が代入される。また、格納部41には、ユーザCを含む2以上の各ユーザのユーザIDなども格納されている。
自動音声格納部411には、例えば、2以上の各項目“商品番号の入力”や“配達日の指定”ごとに自動音声が格納されている。
サーバ装置5のサーバ格納部51には、サーバ認証画面情報、第一URIに対応するページ(本例では、修正ページ)の雛形、および第二URIに対応するページ(本例では、回答ページ)の雛形が格納されている。
ユーザ端末6Cのユーザ格納部61には、ユーザ識別子“C”(本例では、携帯電話番号“090・・・”)が格納されている。
いま、ユーザCが、ユーザ端末6Cのスピーカから出力される自動音声に対し、マイクロフォンを介して、氏名“田中・・・”、住所“〒5400-0008_大阪府・・・”、商品番号“41117”、および配達日“10/26”などを、音声で応答したとする。
ユーザ端末6Cにおいて、ユーザ受付部62は、上記応答音声である入力情報“(田中・・・,〒5400-0008_大阪府・・・,41117,10/26,・・・)”を受け付け、ユーザ送信部64は、当該入力情報を、格納されている携帯電話番号“090・・・”と対に自動音声応答装置4に送信する。
自動音声応答装置4において、受信部42が上記入力情報等を受信し、入力受付部143は、上記入力情報を受け付け、テキスト取得部144は、当該入力情報に対して音声認識を行い、テキスト“田中・・・,〒5400-0008_大阪府・・・,41117,10/26,・・・”を取得する。
ページ識別子取得部431は、ユーザID等を用いて、ユニークな文字列“jps.ms”を取得する。そして、ページ識別子取得部431は、格納部41に格納されている、第一URIに対応するページの雛形“http://{変数}/rL・・・”が有する変数に、当該文字列“jps.ms”を代入することにより、第一ページ識別子“http://example.ms/rL・・・”を取得する。また、ページ識別子取得部431は、第二URIに対応するページの雛形“http://{変数}/qB・・・”が有する変数に、当該文字列“jps.ms”を代入することにより、第二ページ識別子“http://example.ms/rL・・・”をも取得する。
ページ識別子送信部441は、取得されたテキスト“田中・・・,〒5400-0008_大阪府・・・,41117,10/26”と、取得された第一ページ識別子“http://example.ms/rL・・・”と、取得された第二ページ識別子“http://example.ms/qB・・・”とを、受信された携帯電話番号“090・・・”と対に、サーバ装置5に送信する。
サーバ装置5において、第一サーバ受信部521が上記テキスト等を受信し、サーバ構成部532は、受信された第一ページ識別子“http://example.ms/rL・・・”である第一URIに対応し、受信されたテキストを含む修正ページを取得し、受信された携帯電話番号“090・・・”に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。また、サーバ構成部532は、受信された第二ページ識別子“http://example.ms/qB・・・”である第二URIに対応し、受信された携帯電話番号“090・・・”を含む回答ページを取得し、当該携帯電話番号“090・・・”に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。
また、自動音声応答装置4において、テキストメッセージ送信処理部148bは、上記受信された携帯電話番号“090”宛てに、取得されたテキスト、取得された第一ページ識別子、および取得された第二ページ識別子を含むテキストメッセージ(例えば、“ご注文ありがとうございました。受け付け内容の訂正は下記URLから1時間以内にお願いいたします。http://example.ms/rL・・・_名前:田中・・・_住所:〒5400・・・_商品:41117・・・_アンケートへのご協力、お願いいたします。http://example.ms/qB・・・”を送信する。
ユーザ端末6Cにおいて、受信部42が上記テキストメッセージを受信し、ユーザ出力部66は、当該受信されたテキストメッセージをディスプレイを介して出力する。これにより、ユーザ端末6Cのディスプレイに、例えば、図14に示すような、上記テキストメッセージを含むSNSの画面が表示される。表示されたテキストにおいて、第一URI“http://example.ms/rL・・・”および第二URI“http://example.ms/qB・・・”に、各々リンクの存在を示す下線が付されている。
ここでは、ユーザCは、画面内の第一URI“http://example.ms/rL・・・”を選択したとする。
ユーザ端末6Cにおいて、ユーザ受付部62が、上記第一URI“http://example.ms/rL・・・”を用いたページアクセス指示を受け付け、ユーザ送信部64は、当該受け付けられたページアクセス指示をサーバ装置5に送信する。
サーバ装置5において、第一サーバ受信部521が、上記第一URI“http://example.ms/rL・・・”を用いたページアクセス指示を受信し、第二サーバ送信部542は、サーバ格納部51に格納されているユーザ認証画面情報をユーザ端末6Cに送信する。
ユーザ端末6Cにおいて、受信部42が上記ユーザ認証画面情報を受信し、ユーザ出力部66は、当該ユーザ認証画面情報を出力する。これによって、ユーザ端末6Cのディスプレイに、例えば、図15に示すようなユーザ認証画面が表示される。ユーザ認証画面は、“ご本人様確認のため、電話番号の入力をお願いいたします。”等の文字列と、電話番号の入力欄等の画像とを含む。ユーザCが画面の入力欄に携帯電話番号“090・・・”を入力すると、ユーザ受付部62が当該携帯電話番号を受け付け、ユーザ送信部64が当該携帯電話番号をサーバ装置5に送信する。
サーバ装置5において、第五サーバ受信部525が、上記携帯電話番号を受信し、サーバ認証部536は、当該受信された携帯電話番号と、上記修正ページに対応付いている携帯電話番号とが同一か否かを判断することにより、ユーザCの認証を行う。ここでは、当該2つの電話番号が一致するため、認証が成立した旨の認証結果が取得される。
サーバ構成部532は、上記認証結果を受け、当該第一URIに対応する修正ページの雛形をサーバ格納部51から取得し、当該雛形の各変数に、テキストメッセージに含まれている氏名、住所、商品番号等の情報を代入し、修正ページを取得する。第一サーバ送信部541は、取得されたページをユーザ端末6Cに送信する。
ユーザ端末6Cにおいて、受信部42が上記修正ページを受信し、ユーザ出力部66は、当該修正ページを出力する。これによって、ユーザ端末6Cのディスプレイに、例えば、図16に示すような修正ページが表示される。修正ページは、氏名や商品番号といった1または2以上の各項目ごとに入力欄を有しており、当該2以上の各入力欄には、先にユーザCが入力した氏名“田中・・・”や商品番号“41117”等のテキストが表示されている。
ユーザCが、修正ページに対し、一の入力欄内のテキストの修正を行うと、ユーザ受付部62は、当該一の入力欄に対応する項目名と、当該修正後のテキストとを含む修正指示を受け付け、ユーザ送信部64は、当該修正指示をサーバ装置5に送信する。
サーバ装置5において、第三サーバ受信部523が上記修正指示を受信し、サーバ修正部533は、サーバ格納部51に格納されている修正ページに対し、当該修正指示が有する項目名に対応するテキストを、当該修正指示が有する修正後のテキストに置き換える修正処理を行う。
なお、図14の画面に対し、第二URI“http://example.ms/qB・・・”が選択された場合には、上記と同様のユーザ認証を経て、ユーザ端末6Cのディスプレイに、に例えば、図17に示すような回答ページが表示される。回答ページは、例えば、第一の質問文“1.トライアルに使用した電話番号を教えてください(SMSからのアンケート実施者は入力不要)”とそれに対する回答欄の組、第三の質問文“3.性別を選んでください”とそれに対応する選択肢群の組、などを有する。入力欄には、ユーザCの携帯電話番号“090・・・”が、予め表示されている。
ユーザCが、回答ページに対し、選択肢群からの一の選択肢の選択などを行うと、ユーザ受付部62は、当該一の選択肢などを含む回答情報を受け付け、ユーザ送信部64は、当該回答情報をサーバ装置5に送信する。
サーバ装置5において、第四サーバ受信部524が、上記回答情報を受信し、サーバ蓄積部534は、当該回答情報を、上記受信された携帯電話番号“090・・・”に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。
以上、本実施の形態によれば、自動音声応答装置4は、ユーザからの電話を受け、電話に自動音声で応答し、自動音声に対してユーザが入力した情報である入力情報を受け付け、入力情報に対して音声認識し、音声認識結果の少なくとも一部を含むテキストを取得し、ページを識別するユニークなページ識別子を取得し、取得したテキストと、取得したページ識別子である第一ページ識別子とをサーバ装置5に送信する。
従って、ユーザからの電話に自動音声で応答し、当該自動音声に対してユーザが入力した入力情報を受け付け、当該入力情報の少なくとも一部に対応するテキストと、ユニークな第一ページ識別子とを取得し、サーバ装置5に送信する自動音声応答装置4を提供できる。
なお、自動音声応答装置4は、通常、取得したテキストの少なくとも一部と第一ページ識別子とを含むテキストメッセージをユーザ端末6に送信するための処理も行う。テキストメッセージに含まれる第一ページ識別子は、例えば、ページに対応するURIであるが、URIの一部を構成する文字列でもよい。また、サーバ装置5は、自動音声応答装置4からテキストと第一ページ識別子とを受信し、第一ページ識別子に応じたユニークなURIに対応し、テキストを含むページを取得し、蓄積する一方、ユーザ端末6からURIを用いたページアクセス指示を受信し、URIに対応するページを取得し、ユーザ端末6に送信する。
これにより、自動音声に対するユーザの入力情報を受け付けたことに応じて、入力情報の少なくとも一部に対応するテキストと、ユニークなURIとを取得し、URIに対応し、テキストの少なくとも一部を含むページを構成し、蓄積する一方、ユーザ端末6からURIを用いたページアクセス指示を受信したことに応じて、URIに対応するページを取得し、ユーザ端末6に送信する仕組みが実現される。従って、ユーザ端末6がサーバ装置5からページを受信し、出力することにより、ユーザは、音声による入力情報の少なくとも一部を簡単に確認できる。
また、上記構成において、入力情報は、自動音声に対してユーザが応答した音声であり、テキスト取得部は、入力情報に対して音声認識し、当該音声認識結果の少なくとも一部を含むテキストを取得する。従って、ユーザからの電話に自動音声で応答し、当該自動音声に対してユーザが応答した音声である入力情報を受け付け、当該入力情報の少なくとも一部に対応するテキストと、ユニークな第一ページ識別子とを取得し、サーバ装置5に送信する自動音声応答装置4を提供できる。
また、自動音声応答装置4は、ユーザの携帯電話番号宛てにテキスト取得部144が取得したテキストの少なくとも一部と第一ページ識別子とを含むテキストメッセージを送信するための処理を行う。
こうして、取得したテキストの少なくとも一部を含むテキストメッセージと第一ページ識別子とを、ユーザの携帯電話番号宛てに送信するための処理をも行うことで、ユーザは、どこに居ても、携帯電話端末でページを閲覧することにより、簡単かつ速やかに入力情報を確認できる。
また、自動音声応答装置4は、取得したテキストを用いて、ページを構成し、構成したページ、取得した第一ページ識別子とをサーバ装置5に送信するので、サーバ装置5の処理負荷が低減される。
また、自動音声応答装置4は、2以上の異なる役割を果たすページのページ識別子であり、各々ユニークな2以上のページ識別子を生成し、取得したテキストまたはテキストを用いて構成したページと、取得した2以上のページ識別子とをサーバ装置5に送信する。こうして、取得したテキストまたは構成したページと、取得した2以上のページ識別子とをサーバ装置5に送信することで、ユーザは、入力情報の確認および修正を、各々専用のページで行える。
また、自動音声応答装置4は、電話の発信元の携帯電話番号を取得し、ユーザの携帯電話番号をもサーバ装置5に送信する。従って、電話の発信元が携帯電話端末である場合に、自動音声応答装置4が携帯電話番号を自動取得し、サーバ装置5に送信することで、サーバ装置5は、携帯電話番号を用いた認証等の処理を行える。
また、自動音声格納部411に、2以上の各項目ごとに自動音声が格納されて、自動音声応答装置4は、項目ごとに、自動音声格納部411に格納されている自動音声を出力し、項目ごとに、入力情報を受け付け、項目ごとにテキストを取得し、項目に対応するタグとテキストの組を2組以上有する構造化された構造化テキストを構成し、構造化テキストとページ識別子とをサーバ装置5に送信する。こうして、構造化テキストとページ識別子とをサーバ装置5に送信することにより、サーバ装置5は、容易にページを構成できる。
また、自動音声応答装置4は、電話の発信元が携帯電話端末か否かを判定し、電話の発信元が携帯電話端末でないと判定した場合に、携帯電話番号の入力を求める自動音声を発信元を介して応答し、ユーザからの携帯電話番号の入力を発信元を介して受け付ける。従って、電話の発信元が携帯電話端末である場合に、携帯電話番号を自動取得できる。
また、サーバ格納部51に、1以上の各URIに対応するページが格納され、サーバ装置5は、自動音声応答装置4からテキストと第一ページ識別子とを受信し、受信した第一ページ識別子に応じたユニークなURIに対応し、受信したテキストを含むページを取得し、サーバ格納部51に蓄積し、ユーザ端末6からURIを用いたページアクセス指示を受信し、受信したページアクセス指示に対応するURIに対応するページをサーバ格納部51から取得し、取得したページをユーザ端末6に送信する。
これにより、自動音声応答装置4からテキストと第一ページ識別子とを受信し、当該第一ページ識別子に応じたユニークなURIに対応し、当該テキストを含むページを取得し、蓄積する一方、ユーザ端末6からURIを用いたページアクセス指示を受信し、当該URIに対応するページを取得し、当該ユーザ端末6に送信するサーバ装置5を提供できる。
また、サーバ装置5は、少なくとも第一ページ識別子と第二ページ識別子の2つのページ識別子と、テキストとを受信し、受信した第一ページ識別子に応じたユニークな第一URIに対応し、受信したテキストを含むページ(例えば、ユーザが当該テキストの修正を行うための修正ページ)を構成し、サーバ格納部51に蓄積し、受信した第二ページ識別子に応じたユニークな第二URIに対応し、ユーザの携帯電話番号を含むページ(例えば、ユーザがアンケートへの回答を行うための回答ページ)を構成し、サーバ格納部51に蓄積する一方、ユーザ端末6から第一URIまたは第二URIを用いたページアクセス指示を受信し、受信したページアクセス指示に対応する第一URIまたは第二URIに対応するページをサーバ格納部51から取得する。こうして、第一ページ識別子で識別され、テキストを含むページと、第二ページ識別子で識別され、携帯電話番号を含むページとの、2つのページをユーザ端末6に送信することで、ユーザは、例えば、入力したテキストの修正や、携帯電話番号による認証など、異なる作業を行える。
また、上記構成において、第一URIで識別されるページは、テキストを修正するためのページであり、サーバ装置5は、ページのテキストの修正指示をユーザ端末6から受信し、受信した修正指示に応じて、ページのテキストを修正する。こうして、第一URIで識別されるページに含まれるテキストを、ユーザ端末6からの修正指示に応じて修正することで、ユーザは、入力情報の変更も行える。
また、上記構成において、第二URIで識別されるページは、ユーザがアンケートの回答を行うためのページであり、サーバ装置5は、アンケートの回答情報をユーザ端末6から受信し、受信したアンケートの回答を携帯電話番号に対応付けてサーバ格納部51に蓄積する。従って、ユーザが、第二URIで識別されるページを用いてアンケートへの回答を行うことで、回答と携帯電話番号との組を収集できる。
また、サーバ格納部51には、ユーザ認証のためのユーザ認証画面の情報であるユーザ認証画面情報が格納され、サーバ装置5は、ユーザの携帯電話番号をも受信し、構成したページに対応付けて、ユーザの携帯電話番号をサーバ格納部51に蓄積し、ページアクセス指示を受信した場合に、ページアクセス指示に対応するURIに対応するページに対応する携帯電話番号を用いたユーザ認証のための画面情報であるユーザ認証画面情報をユーザ端末6に送信し、ユーザ端末6から携帯電話番号を受信し、受信した携帯電話番号と、ページアクセス指示に対応するURIに対応するページに対応する携帯電話番号とが同一か否かを判断し、同一であると判断した場合のみ、取得したページをユーザ端末6に送信する。こうして、携帯電話番号によるユーザ認証を行うことで、ユーザ端末6へのページの送信を安全に行える。
なお、本実施の形態における自動音声応答装置4を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ユーザからの電話を受ける受電部141と、前記電話に自動音声で応答する自動音声応答部142と、前記自動音声に対して前記ユーザが入力した情報である入力情報を受け付ける入力受付部143と、前記入力情報の少なくとも一部に対応するテキストを取得するテキスト取得部144と、ページを識別するユニークなページ識別子を取得するページ識別子取得部431と、前記テキスト取得部144が取得したテキストと、前記ページ識別子取得部431が取得したページ識別子である第一ページ識別子とをサーバ装置5に送信するページ識別子送信部441として機能させるためのプログラムである。
また、サーバ装置5を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、1以上の各URIに対応するページが格納されるサーバ格納部51にアクセス可能なコンピュータを、自動音声応答装置4からテキストと第一ページ識別子とを受信する第一サーバ受信部521と、前記第一サーバ受信部521が受信した第一ページ識別子に応じたユニークなURIに対応し、前記第一サーバ受信部521が受信したテキストを含むページを取得し、前記サーバ格納部51に蓄積するサーバ構成部532と、ユーザ端末6からURIを用いたページアクセス指示を受信する第二サーバ受信部522と、前記第二サーバ受信部522が受信したページアクセス指示に対応するURIに対応するページを前記サーバ格納部51から取得するサーバ取得部531と、前記サーバ取得部531が取得したページを前記ユーザ端末6に送信する第一サーバ送信部541として機能させるためのプログラムである。
図18は、各実施の形態におけるプログラムを実行して、自動音声応答装置(1,1a,4)やサーバ装置(3,3a,5)等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図18において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図19は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図19において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、自動音声応答装置(1,1a、4)等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD-ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、自動音声応答装置(1,1a)等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、例えば、電話端末2やユーザ端末6は、スマートフォンやタブレット端末といった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられる。また、バス915には、図示しないマイクロフォンと図示しないスピーカも接続される。ただし、以上は例示であり、自動音声応答装置(1,1a,4)等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(受信部12、送信部13など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。