JP7453048B2 - 電動機負荷試験装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用の駆動システム等に利用される電動機の負荷試験装置及びその方法に関する。
鉄道車両用駆動システムの電動機は、実車両(実システム)に搭載される前に、工場内で、実車両と等価な負荷試験設備に搭載されて性能評価が行われることが普通である。この試験の評価項目の一つに誘導障害試験がある。この誘導障害試験は、電動機から発生する電流や電磁波が地上の鉄道信号に影響を与えないことを確認するためのものであって、例えば、電車が電線から取り入れた電力を、レールを使用して変電所に帰す帰線電流を測定して、帰線電流に地上の信号設備の動作に影響する周波数成分が含まれていないことを評価するというものである。
負荷試験設備に関する先行特許文献として、例えば、特許文献1に記載された、回転機械の電磁波測定装置がある。当該装置は、試験対象の電動機と負荷発電機とを繋ぐ2つの軸受の間に、絶縁部材を設け、負荷発電機から発生する電磁波が電動機へ固体伝搬することを抑制している。さらに、文献1に記載の装置は、電動機を収納する第1電波遮蔽室と、負荷発電機を収容する第2電波遮蔽室とを備え、負荷発電機から発生した電磁波が空中伝搬を通して電動機に影響を与えないようにして、電動機から発生した電磁波の測定精度を高めようとしている。
特開2014-9941号公報
しかしながら、文献1の装置には、電動機の誘導障害試験の際、帰線電流を正しく測定できないという課題があった。本発明は、電動機を実システムに適用する前であっても、電動機の負荷試験をより正確に実現できる電動機負荷試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、電動機に負荷を与えて、電動機を試験する電動機負荷試験装置であって、電動機としての第1回転機と、負荷としての第2回転機と、第1回転機と第2回転機との架台と、第1回転機の軸と第2回転機の軸とを接続する軸接続装置と、第1回転機を架台から絶縁する第1絶縁部材と、第2回転機を架台に対して絶縁する第2絶縁部材と、を備え、軸接続装置は、第1回転機と第2回転機とを絶縁する第3絶縁部材を有する、電動機負荷試験装置である。
本発明によれば、電動機を実システムに適用する前であっても、電動機の負荷試験をより正確に実現できる電動機負荷試験装置を提供可能となる。
本発明の実施例1に係る電動機負荷試験装置の構成図である。 本発明の実施例2に係る電動機負荷試験装置の構成図であり、図1のものを大幅に簡略化している。 本発明の実施例3に係る電動機負荷試験装置の構成図であり、図1のものをある程度簡略化している。 本発明の実施例4に係る電動機負荷試験装置の構成図であり、図3のものを変形している。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述する。以下の記載及び図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされることもある。そして、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。本発明が実施の形態に制限されることはなく、本発明の思想に合致するあらゆる応用例が本発明の技術的範囲に含まれる。本発明は、当業者であれば本発明の範囲内で様々な追加や変更等を行うことができる。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は複数でも単数でも構わない。
以下の説明において、駆動システムとは、主変換装置と電動機による発動機能をいう。電車の駆動システムは、減速ギア等を介して車輪へ駆動力を提供可能にする。駆動システムは、動作可能に電源供給された電動機までを対象としており、その出力を伝達する減速ギア以降は含まないものとしてよい。減速ギア以降に相当する負荷の代用は、本発明の実施形態でいう負荷発電機であり、第2回転機ともいう。
鉄道車両用駆動システムの電動機(第1回転機)の誘導障害試験では、電動機は負荷試験装置の架台に搭載され、発電機、フライホイール等の第2回転機に同軸結合されて、電動機の負荷運転中に発生する電磁波が測定される。即ち、電動機には、実車両を模擬して、負荷(第2回転機)が適用される。電動機負荷試験装置には、電動機を車両に搭載した場合と等価にして、誘導障害試験を始めとする他の試験を、測定精度を向上でき、かつ速やかに結果を得て、電動機の適正評価が正しく得られるようにすることが求められる。
以下、図1~図4を参照して本発明の実施例1~4に係る電動機負荷試験装置について説明する。実施例1を図1に示し、実施例2を図2に示し、実施例3を図3に示し、実施例4を図4に示す。これらの実施例により、電動機負荷試験装置を使い勝手良くするための細やかな絶縁技術に関して詳細に説明する。
なお、各図において、同一の部位には同一符号を付している。ただし、同一符号で特定される部位であっても、その構成材料が導体か絶縁体かの違いによって、異なる効果を奏する場合がある。この点について、絶縁体である場合に限ってその旨を明示し、それ以外の場合は、一般的な金属材料か、あるいは材料不問とする。
図1は、本発明の実施例1に係る電動機負荷試験装置21の構成図である。図1に示すように、供試電動機2は、回転子10a及び固定子巻線11aと、これらを覆うケーシング2aと、有する。回転子10aはケーシング2aに回転自在に軸支されて回転駆動力を発生する。負荷発電機3も供試電動機2と似た構造であり、回転子10bがケーシング3aに回転自在に軸支されている。負荷発電機3は、供試電動機2の発生した回転駆動力を電気エネルギーに変換するために、供試電動機2の回転負荷となる。
供試電動機2と負荷発電機3は、回転軸9a,9b,9cにより同一回転可能に軸接続(以下、「同軸接続」ともいう)されている。架台1は、その上に、供試電動機2、負荷発電機3、ブレーキ装置4、軸受5a,5b、接地ブラシ6a,6b、及び絶縁継手7a,7bを一体にした装置を載置している。架台1は、これらの供試電動機2等を載置可能な大きさで形成され、地面に固定されている。
絶縁部材14a,14bは、供試電動機2及び負荷発電機3それぞれと、架台1と、の間に挟み込まれた状態で、固定されている。これにより、供試電動機2は架台1に対して絶縁される。同様に、負荷発電機3も、架台1に対して絶縁される。
回転軸9bは、供試電動機2と負荷発電機3とを繋ぐ共通軸の中央部を構成し、軸受5a,5bで架台1のアーチ部19に支持されている。回転軸9bは一端に回転軸9a、他端に回転軸9cが同軸接続されている。回転軸9bと回転軸9aとの間には絶縁継手7aが介在する。同様に、回転軸9bと回転軸9cとの間には絶縁継手7bが介在する。
絶縁継手7a,7bの介在により、供試電動機2と負荷発電機3との軸経由での導通が阻止され、相互絶縁される。回転軸9aは、供試電動機2と負荷発電機3に絶縁軸受8a,8bを介して支承される。回転軸9cは、負荷発電機3に絶縁軸受8c,8dを介して支承される。
供試電動機2は、固定子巻線11aの中性点にコモンモード電圧13aが発生する。同様に、負荷発電機3は、固定子巻線11bの中性点にコモンモード電圧13bが発生する。商用電源を使用する場合、固定子巻線11a,11bの各相の電圧の和は常に零である。したがって、固定子巻線11a,11bにおいて、巻線中性点電位は大地電位となるはずである。
なお、コモンモード電圧13a,13bは、これらの該当位置に電圧計が配設され、測定回路が構成されているものとみなす。説明の便宜上、このように単純化した測定回路構成により、供試駆動システムの帰線電流に含まれる高周波成分が測定されることを例示している。ただし、高周波成分は、各部に存在する浮遊容量と関連するほか、わずかながら空中伝搬する。そのため、測定回路構成が高周波と直流とで若干異なってよい。
しかし、PWMインバータの場合、巻線中性点電位は零でなく、有限の値となる。この巻線中性点に生ずる電圧がコモンモード電圧13a,13bである。コモンモード電圧13a,13bは固定子巻線11a,11bと回転軸9a,9cとの間に存在する静電容量を通して、回転軸9a,9cに電圧を与えるため、軸9a,9cと軸受8a~8dに電食作用の害を及ぼすことになる。
したがって、絶縁軸受8a~8dを使用することで、コモンモード電圧13a,13bにより発生する軸と軸受の電食問題を防止できる。また、絶縁軸受8a~8dを使用することで、供試電動機2と負荷発電機3は回転軸9a,9b,9cに対して絶縁され、同じく供試電動機2と負荷発電機3の間を絶縁できる。
軸受5a,5bと絶縁継手7a,7bの間に接地ブラシ6a,6bを取付ける。これにより、回転軸9bがアース12a,12bに接続され、接地される。実際の鉄道車両(実システム)では、電動機の回転軸が継手やギアを介して車輪と繋がっているため、継手やギアに導電性があれば、回転軸の電位は車輪とレールと同じになり、電位は零になる。
そのため、供試電動機2及び負荷発電機3と電気的絶縁している回転軸9bの部分に接地ブラシ6a,6bを取付け接地させることで、回転軸9bの電位が零になり、実際に駆動システムを車両(実システム)に搭載した場合と等価な状態を電動機負荷試験装置21で模擬できる。
一方、継手やギアが電気的に絶縁されている場合、回転軸の電位は車輪と異なる。その場合には接地ブラシ6a,6bを接地させず、回転軸9bの電位を電気的に浮かすことができる。このように回転軸の電位を実際の車両(実システム)に合わせ、零と浮かす場合のどちらにも対応できる。
ブレーキ装置4は絶縁継手7a,7bの間に設置する。ブレーキ装置4が動作する時、ブレーキ片15とブレーキ輪16が接触するため、ブレーキ装置4と回転軸9bの電位は零になり、接地される。絶縁軸受8a~8dを使用してない場合、ブレーキ装置4は絶縁継手7a,7b間に設置すればよい。
絶縁軸受8a~8dや絶縁継手7a,7bによる絶縁対策もなく、ブレーキ装置4の回転軸9bを回転軸9a,9cに直結した場合、ブレーキ装置4の動作時は回転軸9bが接地される。その構成の電動機負荷試験機により、誘導障害試験を行った場合、供試駆動システムの帰線電流に含まれる高周波成分はブレーキ装置4を通してアース12a,12bに流れる。その結果、測定した帰線電流の電流成分は実車試験に対して差が生じる。つまり、過小評価される。
図1に示す実施例1の電動機負荷試験機21の効果は、つぎのとおりである。すなわち、電動機負荷試験機21は、供試電動機2及び負荷発電機3を絶縁して架台1に取付ける構成である。これにより、供試電動機2を含む供試駆動システムから発生する電流は、架台1を通して流れ出すことを防止できる。その結果、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
また、供試電動機2の回転軸9aと、負荷発電機3の回転軸9cと、を同軸接続するために、絶縁継手7a,7bと絶縁軸受8a~8dが使用されている。これにより、供試駆動システムより発生した高周波成分は、負荷発電機3に流出しない。同様に、その逆方向について、負荷発電機3の駆動システムから発生する高周波成分も、供試駆動システムに流れ込むことが無い。その結果、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
図1に示す実施例1の電動機負荷試験装置21によれば、高周波成分が、供試電動機2及び架台1を通してアース12a,12bに流れ出すことを防止できる。その結果、誘導障害試験の測定精度を向上させることができる。高周波成分は、供試電動機2及びその供試電動機2を駆動する主変換装置(不図示)から形成される供試駆動システムの帰線電流に含まれており、少ないほど良い。これに対し、誘導障害試験の測定結果で高周波成分が実際よりも過小評価されると甘い判定になるので、模擬試験の意味が薄れてしまう。
また、実施例1の電動機負荷試験装置21は、供試電動機2と負荷発電機3を繋ぐ共通回転軸21aを通して、供試駆動システムより発生した電流成分が負荷発電機3側に流れ出す現象を阻止する。同様に、実施例1の電動機負荷試験装置21は、負荷発電機3側の駆動システムから発生する電流は供試駆動システムに流れ込む現象も阻止する。このような作用により、誘導障害試験の測定精度が低下する不具合を防止できる電動機負荷試験装置21を実現する。
さらに、供試電動機2及び負荷発電機3との間において、回転軸9a,9cの先端側で電気的絶縁された部分を選択的に接地可能な機能を備えた。この機能により、回転軸9a,9cの先端側の電位を零にしたり、電位的に浮かしたりすることで、実際に駆動システムを車両(実システム)に搭載した場合と等価な電動機負荷試験装置を実現する。
図2は、本発明の実施例2に係る電動機負荷試験装置22の構成図であり、図1のものを大幅に簡略化している。図2において、図1と同一符号の部位は、説明を省略する。実施例2は、本発明の最もシンプルな構成になる。実施例2において、供試電動機2は、絶縁性能の無い軸受17a,17bにより、回転軸9aを支承している。同様に、負荷発電機3は、絶縁性能の無い軸受17c,17dにより、回転軸9cを支承している。
図2に示す本発明の実施例2に係る電動機負荷試験装置22は、供試電動機2の回転軸9aと、負荷発電機3の回転軸9cと、の軸接続に絶縁軸受を使用してないため、絶縁部材18は必須である。実施例2の場合でも、供試駆動システムを電動機負荷試験装置22から絶縁することができるので、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
図3は、本発明の実施例3に係る電動機負荷試験装置23の構成図であり、図1のものをある程度簡略化している。図3において、図1と同一符号の部位は、説明を省略する。図3の実施例3でも、図2の実施例2と同様に、供試電動機2は、絶縁性能の無い軸受17a,17bにより、回転軸9aを支承している。同様に、負荷発電機3は、絶縁性能の無い軸受17c,17dにより、回転軸9cを支承している。回転軸9a,9cは供試電動機2と負荷発電機3の軸接続に絶縁軸受を使用してないため、絶縁継手7aは必須である。
また、ブレーキ装置4の配置が、回転軸9b,9cの中間位置であるならば、接地ブラシ6aは、回転軸9b,9cを摺接する相手として、接地することが必須である。このような実施例3においても、供試駆動システムを電動機負荷試験装置23から絶縁できるため、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
図4は、発明の実施例4に係る電動機負荷試験装置24の構成図であり、図3のものを変形している。図4において、図1と同一符号の部位は、説明を省略する。実施例4において、供試電動機2は、絶縁軸受8a,8bにより、回転軸9aを支承している。同様に、負荷発電機3は、絶縁軸受8c,8dにより、回転軸9cを支承している。そのため、回転軸9a,9b,9cの途中に絶縁部材を介在させる必要がない。
絶縁軸受8a~8dを使用することで、供試電動機2と負荷発電機3を回転軸9a,9b,9cから絶縁できる。したがって、実施例4においても、供試駆動システムを電動機負荷試験装置24から絶縁することができ、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
以上、説明したように、本発明は、鉄道車両用主変換装置と電動機から構成する駆動システムの性能を評価する電動機負荷試験装置20に関し、評価項目の一つである誘導障害試験の測定精度を向上できる電動機負荷試験装置20の絶縁技術に関する。なお、図1~図4に示す発明の実施例1~4に係る電動機負荷試験装置21~24をまとめて電動機負荷試験装置20とする。
最も簡素な図2に示す実施例2の特徴を簡単に説明する。誘導障害試験で測定する帰線電流の測定精度を向上するため、供試電動機2、負荷発電機3と架台1の間に、絶縁部材14a,14bを挟み込み接続固定する。また、供試電動機2と負荷発電機3の軸9a,9cを接続する際、間に絶縁部材18を設けて接続する。供試電動機2及び負荷発電機3を絶縁して架台1に取付けることで、供試駆動システムから発生する電流は架台1を通して流れ出すことを防止でき、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
また、供試電動機と負荷発電機の軸の接続において、絶縁部材を間に挿入することで、供試駆動システムより発生した電流成分が負荷発電機側に流れ出し、又は負荷発電機側の駆動システムから発生する電流が供試駆動システムに流れ込むことが無くなり、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。
図1、図3、及び図4に示す実施例1,3,4の特徴は、接地ブラシを備えた点である。これらは、図2に示す実施例2の特徴に加え、供試電動機2と負荷発電機3との間で絶縁維持して同軸接続する回転軸9a,9b,9cのうち、例えば回転軸9aの適切な部分に、少なくとも接地ブラシ6aを取付け、接地することを可能にした構造である。なお、図1に示す実施例1では、接地ブラシ6bも併用している。
図1及び図3に示す実施例1,3の特徴は、共通回転軸に絶縁部材を介在させた点である。供試電動機2と負荷発電機3それぞれの軸9a,9cを接続する際、少なくとも絶縁部材7aを間に設置することで、供試駆動システムより発生した電流成分が負荷発電機側に流れ出し、又は負荷発電機側の駆動システムから発生する電流は供試駆動システムに流れ込むことが無くなり、誘導障害試験で測定する帰線電流の精度を向上できる。なお、図1に示す実施例1では、絶縁部材7bも併用している。
図1に示す実施例1の特徴は、回転軸の電位を実車に合わせて選択できる点である。実車では、電動機の回転軸が継手やギアを介して車輪と繋がっているため、継手やギアに導電性があれば、回転軸の電位は車輪とレールと同じになり、電位は零になる。その状態を模擬するため、供試電動機2及び負荷発電機3に対して電気的絶縁している回転軸9a,9bそれぞれの先端部分に接地ブラシ6a,6bを取付けた。このように接地させることで、回転軸9a,9bの電位が零になり、実車試験と等価な電動機負荷試験装置21を実現できる。
一方、継手やギアが電気的に絶縁されている実車もあり、その電動機は、回転軸の電位が車輪と異なる。その場合には接地ブラシ6a,6bを接地させず、回転軸9a,9bそれぞれの先端部分の電位を電気的に浮かすことができる。このように図1に示す実施例1の電動機負荷試験装置21は、回転軸の電位を実際の車両(実システム)に合わせ、零の場合と、浮かす場合と、何れにも選択的に対応できる。
本発明の実施形態に係る電動機負荷試験装置20は、以下のように総括できる。
[1]図1~図4に示す電動機負荷試験装置20は、電動機2に負荷を与えて、電動機2を試験するものである。この電動機負荷試験装置20は、電動機としての第1回転機2と、負荷としての第2回転機3と、第1回転機2と第2回転機3との架台1と、第1回転機2の軸9aと第2回転機3の軸9cとを接続する軸接続装置と、第1回転機2を架台1から絶縁する第1絶縁部材14aと、第2回転機3を架台1に対して絶縁する第2絶縁部材14bと、を備える。
この電動機負荷試験装置20において、軸接続装置は、第1回転機2と第2回転機3とを絶縁する第3絶縁部材7a,7bを有する。第1回転機2は供試電動機である。第2回転機3は、第1回転機2の対向方向に配設された負荷発電機である。軸接続装置は、第1回転機2と第2回転機3と双方の軸9a,9cをそれぞれの外部で共通回転軸21a~24aに繋ぐ構成である。
なお、図1に示す電動機負荷試験装置21の共通回転軸21aと、図2に示す電動機負荷試験装置22の共通回転軸22aと、図3に示す電動機負荷試験装置23の共通回転軸23aと、図4に示す電動機負荷試験装置24の共通回転軸24aと、をまとめて共通回転軸20aとする。
第1絶縁部材14aは、第1回転機2を架台1に対して絶縁する。第2絶縁部材14bは、第2回転機3を架台に対して絶縁する。軸接続装置は、第1回転機2と第2回転機3との間を絶縁する第3絶縁部材18(図2の実施例2)を有して構成される。
本発明に係る電動機負荷試験装置20は、供試電動機(第1回転機)2と負荷発電機(第2回転機)3が、架台1に対してそれぞれ絶縁されている。したがって、供試駆動システムの帰線電流に含まれる高周波成分は、供試電動機2及び架台1を通して電気的に接地(アース)されず、大地へ吸収されない。
さらに、第1回転機2と第2回転機3と双方の軸9a,9cを繋ぐ軸接続装置は、第3絶縁部材18を介在させて両者間を絶縁されているので、高周波の発生源は、より完全に対地絶縁されて大地から浮いた状態を維持できる。具体的には、第1回転機2の軸9aから軸接続装置を経由する接地経路も絶縁されている。
また、第1回転機2の軸9aから軸接続装置、及び第2回転機3を経由しての接地経路も絶縁されている。その結果、大地から浮いた状態の高周波発生源と大地との間は、測定器を通る経路のみに限定される。このような測定回路構成によれば、測定器で高周波成分のほとんどを漏らさず捕捉できるので、誘導障害の程度を過小評価することなく適切に評価できる。
これにより、電車用の駆動システムを実際の車両(実システム)に搭載した場合と等価な誘導障害試験の模擬試験を工場内で実施可能であるとともに、誘導障害試験の測定精度を高めるようにした電動機負荷試験装置20を提供できる。
[2]図1に示す電動機負荷試験装置21の軸接続装置は、外部絶縁軸受5a,5bと、絶縁継手7a,7bと、の少なくとも何れかを備えた。外部絶縁軸受5a,5bは、絶縁体を有して構成される。絶縁継手7a,7bは、絶縁体を有して構成される。これにより、第1回転機2と第2回転機3とは、双方の軸同士の経路に対しても、相互絶縁の状態が維持される。その結果、大地から浮いた状態の高周波発生源と大地との間は、測定器を通る経路のみに限定できる。
[3]図1、図3、又は図4に示す電動機負荷試験装置21,23,24において、軸接続装置は、少なくとも軸受5a,5b,8a~8d又は継手7a,7bの何れかを導電性材料により構成しても良い。ただし、つぎの制約条件の範囲に限られる。まず、第1回転機2及び第2回転機3は、架台1との間にそれぞれ介在する第1絶縁部材14a及び第2絶縁部材14bにより対地絶縁されていることが条件である。
また、軸接続装置は、全体的に第3絶縁部材により第1回転機2と第2回転機3との間を相互絶縁されることも条件である。これらの制約条件の範囲で軸受5a~8dや継手7a,7bを導電性材料、例えば金属製品だけで構成できる。それらは一般的部品であるため調達容易である。そればかりか、金属材料ならば、絶縁材料よりも加工性、強度、及び耐久性といった点で格段に有利である。
[4]図1又は図4に示す電動機負荷試験装置21,24は、内部絶縁軸受8a~8dを備えることが好ましい。この内部絶縁軸受8a~8dは、第1回転機2と第2回転機3の少なくとも何れか一方の内部で固定子11a,11bに対して絶縁維持しながら回転子10a,10bを回転自在に支承する。
したがって、第1回転機2と第2回転機3とは、双方の軸9aと軸9c同士が導電性の軸接続装置で繋がれていても、相互絶縁の状態が維持される。その結果、大地から浮いた状態の高周波発生源と大地との間は測定器を通る経路のみに限定できる。
[5]図1及び図3に示す電動機負荷試験装置21,23は、第1回転機2と第2回転機3を相互絶縁するため、双方の軸9a,9cをそれぞれの外部で共通回転軸21a,23aにして繋ぐ絶縁継手7a,7bを介在させることが好ましい。また、共通回転軸21a,23aの一端には第1回転機2の回転軸9aが軸接続され、他端には2回転機3の回転軸9cが軸接続されている。絶縁継手7a,7bは、共通回転軸21a,23aの一部に介在すれば、第1回転機と第2回転機との間を相互絶縁させるために効果的である。
[6]図1に示す電動機負荷試験装置21は、上記[4]の内部絶縁軸受8a~8dと、上記[5]の絶縁継手7a,7bと、両方共に備えており、測定回路に有害な短絡接地経路があれば、そこを確実に遮断できるので、なお好ましい。
[7]図1に示す電動機負荷試験装置21において、共通回転軸21aは、ブレーキ装置4と、接地ブラシ6a,6bと、を備えている点が好ましい。ブレーキ装置4は、ブレーキ輪16とブレーキ片15とを備える。ブレーキ輪16は、共通回転軸21aに同軸結合されている。ブレーキ片15は、架台1に立設されたU字状アームの先端内側で1対が対面する構成である。
これら1対のブレーキ片15は、ブレーキ輪16との組み合わせにより、ディスクブレーキを構成する。1対のブレーキ片15は、ブレーキ輪16の半径中程を厚さ方向(軸方向)に液圧等で挟持することにより制動作用を発揮する。ほとんどが良導体の金属製であるブレーキ装置4は、ブレーキ片が15ブレーキ輪16に密着する制動時にこれらが導通し、非制動時にこれらが非導通となることがある。また、ブレーキ片15は、常に接地状態である。このため、ブレーキ輪16と一体結合した回転軸9bに繋がる導体部分と、大地との間の導通性が、制動時と非制動時で変化する不具合もある。
ブレーキ装置4は、架台1からブレーキ片15でブレーキ輪16を拘束することによって、共通回転軸21aに繋がる全体の回転を抑制又は停止する。なお、ディスクブレーキは一例に過ぎず、その他のドラムブレーキ等でも構わない。また、ブレーキ装置4は、適切な制御機能を併用することにより、負荷発電機である第2回転機3の代用も可能である。
接地ブラシ6a,6bは、金属製の共通回転軸21aが摺動接触することにより導通して接地させる。この接地ブラシ6a,6bは、共通回転軸21aにおける第1回転機とブレーキ輪16との間に位置する何れかの箇所に配設される。また、ブレーキ輪16に繋がる導電部が電磁波等を拾って帯電していることがある。導電部の管理されない帯電は、たとえ検知すべき誘導障害には無関係であっても、評価結果を狂わせる原因となる。
これに対し、接地ブラシ6a,6bを経由して接地することにより電圧零に維持する。ブレーキ輪16は計測に無関係な帯電であるならば、これを接地することにより、誘導障害試験の測定器に対するオフセット電圧を解消する効果がある。また、上述したブレーキ輪16と一体結合した回転軸9bに繋がる導体部分と、大地との間の導通性が、制動時と非制動時で変化する不具合を解消する効果もある。
実際の鉄道車両(実システム)では、電動機の回転軸が継手やギアを介して車輪と繋がっているため、継手やギアに導電性があれば、回転軸の電位は車輪とレールと同じになり、電位は零になる。これらの理由から、現車試験により近づけた模擬試験を実現できる。
[8]図1に示す電動機負荷試験装置21の共通回転軸21aは、2つ以上の外部絶縁軸受5a,5bと、2つ以上の絶縁継手7a,7bと、を備える構成であることが好ましい。この場合、例えば、第1回転機2に最も近い外部絶縁軸受5aと、第2回転機3に最も近い外部絶縁軸受5bと、これらにそれぞれ支承された絶縁継手7a,7bの導電部に摺動接触可能な接地ブラシ6a,6bと、を備える構成であると良い。
これにより、測定回路構成における各部位に対して、絶縁するか導通させるかを適宜に設定できる。実際の鉄道車両(実システム)では、絶縁継手、絶縁軸受、又はギアは、絶縁と導通と何れの場合もあるので、各部位の絶縁と導通とを適宜選択して設定することで、現車試験により近づけた模擬試験を実現できる。
1…架台、2…供試電動機(第1回転機)、2a,3a…ケーシング、3…負荷発電機(第2回転機)、4…ブレーキ装置、5a,5b…軸受、6a,6b…接地ブラシ、7a,7b…絶縁継手(第3絶縁部材)、8a~8d…絶縁軸受、9a,9b,9c…回転軸、10a,10b…回転子、11a,11b,11c,11d…固定子巻線、12a,12b…アース、13a,13b…コモンモード電圧、14a,14b…絶縁部材、15…ブレーキ片、16…ブレーキ輪、17a,17b,17c,17d…絶縁性能の無い軸受、18…絶縁部材(第3絶縁部材)、19… アーチ部、20(21~24)…電動機負荷試験装置、20a(21a~24a)…共通回転軸

Claims (12)

  1. 電動機に負荷を与えて、当該電動機を試験する電動機負荷試験装置であって、
    前記電動機としての第1回転機と、
    前記負荷としての第2回転機と、
    前記第1回転機と第2回転機との架台と、
    前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを接続する軸接続装置と、
    前記第1回転機を前記架台から絶縁する第1絶縁部材と、
    前記第2回転機を前記架台に対して絶縁する第2絶縁部材と、
    を備え、
    前記軸接続装置は、前記第1回転機と前記第2回転機とを絶縁する第3絶縁部材を有する、
    電動機負荷試験装置。
  2. 前記軸接続装置は、
    前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを同軸接続する複数の回転軸と、
    縁体を有して構成され、複数の前記回転軸の中で前記第1回転機の軸に設けられる回転軸支承するとともに前記第1回転機から絶縁する絶縁軸受および複数の前記回転軸の中で前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承するとともに前記第2回転機から絶縁する絶縁軸受と、備えた、
    請求項1に記載の電動機負荷試験装置。
  3. 前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを同軸接続する複数の回転軸と、
    複数の前記回転軸の中で前記第1回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受および複数の前記回転軸の中で前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受と、
    を備え、
    前記第1回転機及び前記第2回転機は、前記架台との間にそれぞれ介在する前記第1絶縁部材及び第2絶縁部材により対地絶縁された条件と、
    前記軸接続装置は、前記第3絶縁部材により前記第1回転機と前記第2回転機との間を相互絶縁される条件と、
    を備えた範囲で、前記第1回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受および前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受を導電性材料により構成することで導電性とした、
    請求項に記載の電動機負荷試験装置。
  4. 前記第3絶縁部材の代わりに、前記第1回転機と前記第2回転機を前記相互絶縁するため、少なくとも何れか一方の内部で固定子に対して絶縁維持しながら回転子を回転自在に支承する内部絶縁軸受を備えた、
    請求項に記載の電動機負荷試験装置。
  5. 複数の前記回転軸の中で前記第1回転機と絶縁された回転軸に軸接続されたブレーキ輪を前記架台からブレーキ片で拘束することにより前記第1回転機と絶縁された回転軸に繋がる全体の回転を抑制又は停止させるブレーキ装置と、
    前記ブレーキ輪が軸接続される回転軸に配設され、前記ブレーキ輪が軸接続される回転軸に導通して接地可能な接地ブラシと、
    を備え、
    請求項2に記載の電動機負荷試験装置。
  6. 複数の前記回転軸を接続し、絶縁体を有して構成された前記第3絶縁部材として絶縁継手、複数備えられ、
    複数の前記回転軸の中で、複数の前記絶縁継手の間に位置する転軸に、前記ブレーキ輪および前記接地ブラシを配設した、
    請求項5に記載の電動機負荷試験装置。
  7. 電動機に負荷を与えて、当該電動機を試験する電動機負荷試験方法であって、
    前記電動機を第1回転機とし、
    前記負荷を第2回転機とし、
    前記電動機としての第1回転機と前記負荷としての第2回転機とを架台に載置し、
    第1絶縁部材により前記第1回転機を前記架台から絶縁し、
    第2絶縁部材により前記第2回転機を前記架台から絶縁し、
    前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを軸接続装置で接続し、
    前記軸接続装置は、前記第1回転機と前記第2回転機とを第3絶縁部材を用いて絶縁する、
    電動機負荷試験方法。
  8. 前記軸接続装置として、
    前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを同軸接続する複数の回転軸と、
    縁体を有して構成され、複数の前記回転軸の中で前記第1回転機の軸に設けられる回転軸支承するとともに前記第1回転機から絶縁する絶縁軸受および複数の前記回転軸の中で前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承するとともに前記第2回転機から絶縁する絶縁軸受と、用いた、
    請求項7に記載の電動機負荷試験方法。
  9. 前記軸接続装置として、
    前記第1回転機の軸と前記第2回転機の軸とを同軸接続する複数の回転軸と、
    複数の前記回転軸の中で、前記第1回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受および複数の前記回転軸の中で前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受と、
    を備え、
    前記第1回転機及び前記第2回転機は、前記架台との間にそれぞれ介在する前記第1絶縁部材及び第2絶縁部材により対地絶縁された条件と、
    前記軸接続装置は、前記第3絶縁部材により前記第1回転機と前記第2回転機との間を相互絶縁される条件と、
    を満足する範囲で、前記第1回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受および前記第2回転機の軸に設けられる回転軸を支承する軸受を導電性材料を用いることで導電性とした、
    請求項に記載の電動機負荷試験方法。
  10. 前記第3絶縁部材の代わりに、前記第1回転機と前記第2回転機を前記相互絶縁するため、少なくとも何れか一方の内部で固定子に対して絶縁維持しながら回転子を回転自在に支承する内部絶縁軸受を用いた、
    請求項に記載の電動機負荷試験方法。
  11. 複数の前記回転軸の中で前記第1回転機と絶縁された回転軸に軸接続されたブレーキ輪を前記架台からブレーキ片で拘束することにより前記第1回転機と絶縁された回転軸に繋がる全体の回転を抑制又は停止を可能とし、
    前記ブレーキ輪が軸接続される回転軸配設される接地ブラシにより前記ブレーキ輪が軸接続される回転軸に導通して接地可能である、
    請求項8に記載の電動機負荷試験方法。
  12. 複数の前記回転軸を接続し、絶縁体を有して構成された前記第3絶縁部材として絶縁継手数用い、
    複数の前記回転軸の中で、複数の前記絶縁継手の間に位置する転軸に、前記ブレーキ輪および前記接地ブラシを配設した、
    請求項11に記載の電動機負荷試験方法。
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