JP7452942B1 - 支持具付き棒状体 - Google Patents
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Abstract
Description
以降の説明では、相互に直交するX軸、Y軸及びZ軸を規定する。X軸、Y軸及びZ軸は、以降の説明で例示される全図において共通であり、相互に直交する3軸方向である。図1に例示される通り、任意の地点からみてX軸に沿う一方向をX1方向と表記し、X1方向と反対の方向をX2方向と表記する。X軸方向は、X1方向及びX2方向の両方向を含む方向である。同様に、任意の地点からY軸に沿って相互に反対の方向をY1方向及びY2方向と表記する。Y軸方向は、Y1方向及びY2方向の両方向を含む方向である。また、任意の地点からZ軸に沿って相互に反対の方向をZ1方向及びZ2方向と表記する。Z軸方向は、Z1方向及びZ2方向の両方向を含む方向である。さらに、X軸とY軸とを含むX-Y平面は水平面に相当する。Z軸は鉛直方向に沿う軸線である。
<第1実施形態>
[支持具付き棒状体の構成]
図1は、本実施形態に係る支持具付き棒状体1(以下、棒状体1という。)の構成例を示す正面図である。図2は図1の棒状体1をX1方向に見た側面図であり、図3は図1の棒状体1をX2方向に見た側面図である。なお、図1では、後述するストッパ32の図示を省略する。
図4は、棒状体1をZ1方向に見た平面図である。支持具10は、テーブル11と、複数の脚部12とを有する。テーブル11は、棒状体1をZ軸方向に沿って見たときの外観形状が三角状であり、Z1方向側(鉛直上方側)の上面11Aと、Z2方向側(鉛直下方側)の下面11Bとを有する。
棒状体20は、ステッキであり、後述するように屈曲可能に構成される。棒状体20は、第1部分21と、第2部分22とを有する。第1部分21は、柱状体21aと関節部21bとを有する。柱状体21aは、Z軸方向に延伸し、円柱状に構成される。なお、柱状体21aのX-Y平面に沿う断面形状は円形に限られず、矩形等、他の形状であってもよい。
姿勢維持機構30は、スイッチ31と、ストッパ32とを有する。スイッチ31は、図1に示されるように、第1部分21の柱状体21aに設けられ、開口部31Hと、Z軸方向に移動するレバー31Lとを有する。
図5は、棒状体1の姿勢変更を説明するための説明図である。以下、棒状体1の姿勢を変更する手順について説明する。
[支持具付き棒状体の構成]
次に、図6、7を適宜参照して、第2実施形態に係る支持具付き棒状体2(以下、棒状体2という。)について説明する。図6は棒状体2の構成例を示す正面図であり、図7は棒状体2をZ1方向に見た平面図である。なお、以降の第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成について同様の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
支持具102は、テーブル112と、複数の脚部122とを有する。テーブル112は、棒状体2をZ軸方向に沿って見たときの外観形状が四角状であり、Z1方向側(鉛直上方側)の上面112Aと、Z2方向側(鉛直下方側)の下面112Bとを有する。テーブル112の上面112Aには、柱状体21aが接合される。上面112Aと柱状体21aとの接合手段は特に制限されないが、典型的には接着剤を用いた接合手段が採用される。
棒状体2は、第1実施形態の棒状体1と同様に、初期姿勢から屈曲姿勢に変更可能であり、棒状体20をコンパクトにすることができる。このため、棒状体2の使用者にとって棒状体20が邪魔にならなくなる。棒状体20がコンパクトになると、例えば、当該使用者が棒状体2を所望の場所に収納する上での利便性が、棒状体20がコンパクトにならない場合と比較して向上する。
[支持具付き棒状体の構成]
次に、図8~10を適宜参照して、第3実施形態に係る支持具付き棒状体3(以下、棒状体3という。)について説明する。図8は棒状体3の構成例を示す正面図である。図9は図8の棒状体3をX1方向に見た側面図であり、図10は図8の棒状体3をX2方向に見た側面図である。なお、図8では、後述するストッパ322,323の図示を省略する。また、以降の第3実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成について同様の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
棒状体202は、ステッキであり、後述するように2段階に屈曲可能に構成される。棒状体202は、第1部分21と、第2部分222と、第3部分223とを有する。
姿勢維持機構302は、スイッチ312と、ストッパ322,323とを有する。スイッチ312は、図8に示されるように、第1部分21の柱状体21aに設けられ、開口部312Hと、Z軸方向に移動するレバー312Lとを有する。
図11は、棒状体3の姿勢変更を説明するための説明図である。以下、棒状体3の姿勢を変更する手順について説明する。
[支持具付き棒状体の構成]
次に、図12、13を適宜参照して、第4実施形態に係る支持具付き棒状体4(以下、棒状体4という。)について説明する。図12は棒状体4の構成例を示す正面図であり、図13は棒状体4をZ1方向に見た平面図である。なお、以降の第4実施形態の説明では、第3実施形態と同様の構成について同様の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
支持具104は、テーブル114と、複数の脚部124とを有する。テーブル114は、棒状体4をZ軸方向に沿って見たときの外観形状が四角状であり、Z1方向側(鉛直上方側)の上面114Aと、Z2方向側(鉛直下方側)の下面114Bとを有する。テーブル114の上面114Aには、柱状体21aが接合される。上面114Aと柱状体21aとの接合手段は特に制限されないが、典型的には接着剤を用いた接合手段が採用される。
棒状体4は、第3実施形態の棒状体3と同様に、第2初期姿勢から第2屈曲姿勢に変更可能であり、棒状体202をコンパクトにすることができる。このため、棒状体4の使用者にとって棒状体202が邪魔にならなくなる。棒状体202がコンパクトになると、例えば、当該使用者が棒状体4を所望の場所に収納する上での利便性が、棒状体202がコンパクトにならない場合と比較して向上する。
[支持具付き棒状体の構成]
次に、図14~16を適宜参照して、第5実施形態に係る支持具付き棒状体5(以下、棒状体5という。)について説明する。図14は棒状体5の構成例を示す正面図である。図15は図14の棒状体5をX1方向に見た側面図であり、図16は図14の棒状体5をX2方向に見た側面図である。なお、以降の第5実施形態の説明では、第1実施形態と同様の構成について同様の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
棒状体205は、ステッキであり、後述するように屈曲可能に構成される。棒状体205は、第1部分215と、第2部分22とを有する。
姿勢維持機構305は、ストッパと、スプリング315Sとを有する。ストッパは、板状部315Bと、レバー315Lと、突起315Pとからなる。板状部315Bは、Z軸方向に延在し、凹部215R内に設けられる。板状部315Bは、棒状体5が図14~16に示される立設した姿勢(以下、第3初期姿勢という。)、及び後述する第3屈曲姿勢(図17D参照)を取る場合に、凹部215RのY2方向を向く内面に当接する。
図17は、棒状体5の姿勢変更を説明するための説明図である。以下、棒状体5の姿勢を変更する手順について説明する。
[支持具付き棒状体の構成]
図18は、第6実施形態に係る支持具付き棒状体6(以下、棒状体6という。)の構成例を示す正面図である。図19は図18の棒状体6をX1方向に見た側面図であり、図20は図18の棒状体6をX2方向に見た側面図である。
図21は、棒状体6をZ1方向に見た平面図である。支持具16は、テーブル161と、複数の脚部162とを有する。テーブル161は、棒状体6をZ軸方向に沿って見たときの外観形状が三角状であり、Z1方向側(鉛直上方側)の上面161Aと、Z2方向側(鉛直下方側)の下面161Bとを有する。
棒状体26は、ステッキであり、後述するように2段階に屈曲可能に構成される。棒状体26は、第1部分261と、第2部分262と、第3部分263とを有する。第1部分261は、柱状体261aと、関節部261bとを有する。柱状体261aは、Z軸方向に延伸し、円柱状に構成される。なお、柱状体261aのX-Y平面に沿う断面形状は円形に限られず、矩形等、他の形状であってもよい。
姿勢維持機構36は、ストッパと、スプリング365,366とを有する。ストッパは、板状部361と、レバー362と、突起363,364とからなる。板状部361は、図19及び20に示されるように、Z軸方向に延在し、一部が凹部261Rに収容され、貫通孔262Rを貫通する。
図22は、棒状体6の姿勢変更を説明するための説明図である。以下、棒状体6の姿勢を変更する手順について説明する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変更を加え得る。上述の実施形態の具体的な変形の態様を以下に例示する。
上記実施形態のストッパ32,322,323は、外部に露出する構成であるがこれに限られず、支持具付き棒状体を構成する他の部材により内包されることにより、外部に露出しない構成であってもよい。
図23及び24は、変形例に係る関節部21b,222c,262cの構成例を示す図である。上記実施形態の関節部21b,222c,262cをX軸方向に沿って見た切欠き21N,222n,262Nの形状は矩形状であるがこれに限られない。例えば、関節部21b,222c,262cをX軸方向に沿って見た切欠き21N,222n,262Nの形状は、図23に示されるようにU字状であってもよく、図24に示されるように三角状であってもよい。
図25は、変形例に係る関節部22b,222b,223b,262b,263bの構成例を示す図である。上記実施形態の関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N1,222N1,223N1,262N1,263N1の形状は矩形状であるがこれに限られない。例えば、関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N1,222N1,223N1,262N1,263N1の形状は、図25に示されるように、U字状であってもよい。
同様に、上記実施形態の関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N2,222N2,223N2,262N2,263N2の形状は矩形状であるがこれに限られない。例えば、関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N2,222N2,223N2,262N2,263N2の形状は、図25に示されるように、U字状であってもよい。
図26は、変形例に係る関節部22b,222b,223b,262b,263bの構成例を示す図である。上記実施形態の関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N1,222N1,223N1,262N1,263N1の形状は矩形状であるがこれに限られない。例えば、関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N1,222N1,223N1,262N1,263N1の形状は、図26に示されるように、三角状であってもよい。
同様に、上記実施形態の関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N2,222N2,223N2,262N2,263N2の形状は矩形状であるがこれに限られない。例えば、関節部22b,222b,223b,262b,263bをX軸方向に沿って見た切欠き22N2,222N2,223N2,262N2,263N2の形状は、図26に示されるように、三角状であってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上に例示した形態から以下の態様が把握される。
態様2によれば、姿勢維持機構により棒状体の2段階に屈曲した状態が維持される。これにより、棒状体がよりコンパクトになり、支持具付き棒状体の使用者にとって棒状体がより邪魔にならなくなる。棒状体がよりコンパクトになると、例えば、当該使用者が支持具付き棒状体を所望の場所に収納する上での利便性が、支持具付き棒状体がコンパクトにならない場合、又は棒状体が1段階に屈曲する場合と比較してより向上する。
複数の脚部が弾性変形可能であると、複数の脚部を接地したときに、複数の脚部からテーブル及び棒状体を介して、支持具付き棒状体の使用者へと伝達される振動を低減することができる。このため、当該使用者の歩行安定性を向上させるとともに、当該使用者への衝撃を緩和することができる。
10,16,102,104…支持具
11,112,114,161…テーブル
12,122,124,162…脚部
20,26,202,205…棒状体
30,36,302,305…姿勢維持機構。
Claims (4)
- 鉛直上方側の上面及び鉛直下方側の下面を有し、鉛直方向に沿って見た形状が三角形又は四角形であるテーブル、並びに、
前記下面の角の各々に設けられた複数の脚部
を備える支持具と、
傘、杖、ステッキ又はストックであり、前記上面に接合された棒状体であって、直立した初期姿勢から90°屈曲した第1の屈曲姿勢に変更可能に構成された棒状体と、
使用者の操作に応じて移動することにより、前記棒状体を前記初期姿勢から前記第1の屈曲姿勢に変更可能な状態にするストッパ、を有する姿勢維持機構と
を具備し、
前記ストッパは、前記棒状体が前記初期姿勢又は前記第1の屈曲姿勢である状態を維持する、
支持具付き棒状体。 - 前記棒状体は、前記第1の屈曲姿勢から90°さらに屈曲した第2の屈曲姿勢に変更可能に構成され、
前記ストッパは、
使用者の操作に応じて移動することにより、前記棒状体を前記第1の屈曲姿勢から前記第2の屈曲姿勢に変更可能な状態にし、
前記棒状体が前記初期姿勢、前記第1の屈曲姿勢又は前記第2の屈曲姿勢である状態を維持する、
請求項1に記載の支持具付き棒状体。 - 前記テーブル及び前記複数の脚部は、弾性変形可能に構成される、
請求項1又は2に記載の支持具付き棒状体。 - 前記テーブル及び前記複数の脚部は、弾性材料からなる、
請求項3に記載の支持具付き棒状体。
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---|---|---|---|---|
JP3059956U (ja) | 1998-12-18 | 1999-07-13 | モリト株式会社 | 折畳式杖用結束具 |
JP2010124920A (ja) | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Toso Co Ltd | 折畳み式ステッキのパイプ連結構造 |
US20160095397A1 (en) | 2014-10-02 | 2016-04-07 | Hurrycane, Llc | Walking Aid Device |
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-
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- 2023-11-15 JP JP2023571334A patent/JP7452942B1/ja active Active
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