JP3059956U - 折畳式杖用結束具 - Google Patents

折畳式杖用結束具

Info

Publication number
JP3059956U
JP3059956U JP1998010075U JP1007598U JP3059956U JP 3059956 U JP3059956 U JP 3059956U JP 1998010075 U JP1998010075 U JP 1998010075U JP 1007598 U JP1007598 U JP 1007598U JP 3059956 U JP3059956 U JP 3059956U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cane
holder
foldable
connecting portion
holders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998010075U
Other languages
English (en)
Inventor
哲守 賀上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morito Co Ltd
Original Assignee
Morito Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morito Co Ltd filed Critical Morito Co Ltd
Priority to JP1998010075U priority Critical patent/JP3059956U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059956U publication Critical patent/JP3059956U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、杖に対する取付けが極めて簡単
で、杖の結束時においても杖からずり落ちることのない
優れた折畳式杖用結束具を提供することを課題とするも
のである。 【解決手段】 筒状体における筒壁(16)の一部に筒内径
(17)より狭幅なスリット状の開口部(10)を設け、且つ前
記筒状体の外周面(12)の他の部分に貫通孔(13)を備えた
連結部(11)を設けてなる合成樹脂製の杖保持体(1) を、
対象となる折畳式杖における杖主体の数と同数として、
全ての杖保持体(1) の前記貫通孔(13)を連通するととも
に両端に抜け止めを設けた枢軸(2) により一体としたこ
とを特徴とする折畳式杖用結束具を解決手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高齢者、登山者等が歩行持に使用する折畳式杖の収納時における結 束具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
杖の携帯性、利便性を向上すべく、従来より、種々の折畳式杖が使用されてお り、該折畳式杖の収納に関しては、通常、締縛力を調整可能な結束バンドで固定 する手段が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記した結束バンドは、取付時には先ず折畳式杖の各々の杖主体を片 手で常に束ねた状態として、もう一方の手で結束しなければならないことから、 非常に面倒である。
【0004】 また、しっかりと結束したつもりであっても、杖の長手方向に各杖主体が僅か にずれることによって結束バンドの緩みが発生し、ひどい場合には完全に、杖か ら前記結束バンドがずり落ちることもあった。
【0005】 本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、取付けが簡単で、しかも 使用中に杖からずり落ちることのない優れた折畳式杖用結束具を提供することを 課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
折畳式杖の各杖主体に対して、樹脂の弾性利用により径方向から着脱できるよ うにした複数の合成樹脂製の杖保持体に、枢軸を連通して一体としたことを特徴 とする折畳式杖用結束具を、課題を解決するための手段とするものである。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、筒状体における筒壁の一部に筒内径より狭幅なスリット状の 開口部を設け、且つ前記筒状体の外周面の他の部分に貫通孔を備えた連結部を設 けてなる合成樹脂製の杖保持体を、対象となる折畳式杖における杖主体の数と同 数として、全ての杖保持体の前記貫通孔を連通して前記杖保持体をするとともに 両端に抜け止めを設けた枢軸により一体としたことから、取付時においては、杖 主体の一つから順に杖保持体を取付けて次の杖主体を手元にたぐり寄せる作業を 繰り返せばよく、極めて簡単に杖の結束を行うことができる。
【0008】 また、結束状態においては、杖主体の夫々に各杖保持体が固定されていること から、僅かな杖主体の長手方向のずれによっても結束具の緩みを生ずることがな く、安定した結束を行うことができる。
【0009】 更に、杖保持体の連結部は、筒状体の上縁及び下縁から段差を設けて、該連結 部の高さ寸法を杖保持部の高さ寸法よりも小さくしたため、上下に隣接する杖保 持体の連結部が相互に当接して、各々の杖保持体が干渉し、杖主体に対して杖保 持体を取付ける際に、杖保持体の不用意な回動を防止でき、より杖に対する杖保 持体の取付を容易なものとすることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】及び
【実施例】
図1は、本考案の実施例に係る折畳式杖用結束具の一部断面とした正面図、図 2は同実施例に係る折畳式杖用結束具の平面図、図3は同実施例に係る折畳式杖 用結束具の使用状態を示す説明図、図4は本考案の別の実施例に係る折畳式杖用 結束具の平面図である。
【0011】 本考案の実施例に係る折畳式杖用結束具は、3つに折畳む折畳式杖(3) に対応 するものであり、図1及び図2に示すように、内径18mm、高さ12mm、筒 壁(16)厚さ2.5mmの筒状体の一部に、筒内径(17)よりも狭幅とした幅12m mのスリット形状の開口部(10)を形成するとともに、該開口部(10)と対向する側 の外周面(12)には、筒状体の上縁(14)及び下縁(15)から段差を設けて該筒状体と 一体に成形した連結部(11)を設け、更に該連結部(11)には、筒状体の軸方向と平 行に直径4mmの貫通孔(13)を形成して構成されるABS樹脂製の杖保持体(1) と、3つの前記杖保持体(1) の連結部(11)における貫通孔(13)に連通するととも に両端に前記杖保持体(1) の抜け止め手段を具備した直径3.5mm、軸長さ2 5mmの枢軸(2) とによって構成されるものである。
【0012】 本実施例における前記枢軸(2) は、その両端に杖保持体(3) の抜け止め手段を 形成すべく、筒状の軸部分を備えた真鍮製の頭付きピン(20)の先端に雌螺子を形 成して、真鍮製の雄螺子(21)と螺合することにより構成して、前記頭付きピン(2 0)の頭と雄螺子(21)の頭を夫々抜け止め手段としたものであり、従って、本実施 例に係る折畳式杖用結束具の製造を行う場合においては、頭付きピン(20)を3つ の保持体(1) の貫通孔(13)に順に通した後、先端に雄螺子(21)を螺合することに よって行うものである。
【0013】 また、杖保持体(1) の連結部(11)は、筒状体の上縁(14)及び下縁(15)から段差 を設けて、該連結部(11)の高さ寸法を杖保持部(1) の高さ寸法よりも小さくした ことから、上下に隣接する二つの杖保持体(1) (即ち、上段位置のものと中段位 置のもの、及び中段位置のものと下段位置のもの)の筒状部分が軸方向に重なら ない配置とすると、該二つの杖保持体(1) の関係において、上側の杖保持体(1) の連結部(11)が下側の杖保持体(1) の連結部(11)と当接することで、上側の杖保 持体(1) 自体の高さ位置が低くなるとともに、上側、下側双方の杖保持体(1) に おける、枢軸(2) を中心とする回動範囲が、該双方の杖保持体(1) の干渉によっ て制限されることとなる。
【0014】 従って、杖主体(30)に対して杖保持体(1) を取付ける際に、上下に隣接する二 つの杖保持体(1) の相互の連結部(11)及び外周面(12)を当接させることで、杖保 持体(1) の不用意な回動を防止することができ、より折畳式杖(3) に対する杖保 持体の取付を容易なものとすることができる。
【0015】 この場合に、本実施例においては、各々の杖保持体(1) における連結部(11)の 外側面(19)の形状を、隣接する杖保持体(1) の外周面(12)に密着可能な周面状と して、相互の杖保持体(1) が線で当接するものではなく、面で当接するものとし ているから、折畳式杖(3) の取付時に杖保持体(1) にかかる負荷を分散して、よ り合成樹脂製の杖保持体(1) の耐久性を向上したものとしている。
【0016】 一方、折畳式杖(3) が折り畳まれた状態において夫々の杖主体(30)が完全に平 行とならない場合であっても、杖保持体(1) における連結部(11)の貫通孔(13)と 枢軸(2) とのクリアランス(18)、及び合成樹脂製の杖保持体(1) の材質による弾 性力によって、結束時における杖主体(30)の僅かな傾斜に合わせて、杖保持体(1 ) の向きを変えることもできる。
【0017】 尚、本実施例においては、図3に示すように、杖主体(30)の数が3つの折畳式 杖(3) に対応する杖保持体(1) を3つ具備した折畳式杖用結束具(4) を記載した が、これに限るものではなく、杖主体(30)の数に応じた数の杖保持体(1) を具備 することもできる。
【0018】 また、各杖保持体(1) の内径は、必ずしも同じサイズとする必要はなく、石突 き側に至る程小径となる折畳式杖(3) にも対応した、サイズの異なる杖保持体(1 ) を具備したものとしてもよい。この場合には、各杖主体(30)に対応する杖保持 体(1) を外観上明らかとするための識別できる手段、例えば杖保持体(1) の外径 サイズに極端に差を設けたり、或いは取付順序、杖保持体のサイズの表示等を設 けること等も可能である。
【0019】 更には、例えば図4に示すように、一の杖保持体(1) (以下、当該杖保持体と いう。)に開口部(10)を二つ設けるとともに、他の杖保持体(1) (以下、他の杖 保持体という。)の筒内径を小さくして、他の杖保持体(1) を、杖把持部を具備 する杖主体(30)に取付けて固定し、当該杖保持体(1) は、杖主体の着脱を容易と することにより、常に、他の杖保持体(1) を杖主体(1) に取付けておき、当該杖 保持体のみ折畳式杖(3) の使用に合わせて着脱するものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る折畳式杖用結束具の一部
断面とした正面図である。
【図2】本考案の実施例に係る折畳式杖用結束具の平面
図である。
【図3】本考案の実施例に係る折畳式杖用結束具の使用
状態を示す説明図である。
【図4】本考案の別の実施例に係る折畳式杖用結束具の
平面図である。
【符号の説明】
(1) 保持体 (2) 枢軸 (3) 折畳式杖 (4) 折畳式杖用結束具 (10) 開口部 (11) 連結部 (12) 外周面 (13) 貫通孔 (14) 上縁 (15) 下縁 (16) 筒壁 (17) 筒内径 (18) クリアランス (19) 外側面 (20) 頭付きピン (21) 雄螺子 (30) 杖主体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳式杖(3) の各杖主体(30)に対して、
    樹脂の弾性利用により径方向から着脱できるようにした
    複数の合成樹脂製の杖保持体(1) に、枢軸(2) を連通し
    て一体としたことを特徴とする折畳式杖用結束具。
  2. 【請求項2】 筒状体における筒壁(16)の一部に筒内径
    (17)より狭幅なスリット状の開口部(10)を設け、且つ前
    記筒状体の外周面(12)の他の部分に貫通孔(13)を備えた
    連結部(11)を設けてなる合成樹脂製の杖保持体(1) を、
    対象となる折畳式杖(3) における杖主体(30)の数と同数
    として、前記枢軸(2) を前記貫通孔(13)に連通すること
    を特徴とする請求項1記載の折畳式杖用結束具。
  3. 【請求項3】 杖保持体(1) の連結部(11)は、筒状体の
    上縁(14)及び下縁(15)から段差を設けて、該連結部(11)
    の高さ寸法を杖保持部(1) の高さ寸法よりも小さくした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の折畳式杖用結束
    具。
JP1998010075U 1998-12-18 1998-12-18 折畳式杖用結束具 Expired - Lifetime JP3059956U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010075U JP3059956U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 折畳式杖用結束具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010075U JP3059956U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 折畳式杖用結束具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3059956U true JP3059956U (ja) 1999-07-13

Family

ID=43193793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998010075U Expired - Lifetime JP3059956U (ja) 1998-12-18 1998-12-18 折畳式杖用結束具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3059956U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019134894A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社シナノ 折り畳み式杖用結束具および折り畳み式杖
JP7452942B1 (ja) 2023-11-15 2024-03-19 啓太郎 近藤 支持具付き棒状体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019134894A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社シナノ 折り畳み式杖用結束具および折り畳み式杖
JP7452942B1 (ja) 2023-11-15 2024-03-19 啓太郎 近藤 支持具付き棒状体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3059956U (ja) 折畳式杖用結束具
US7093329B1 (en) Elastic snapping device
JPH0287109U (ja)
US20020096204A1 (en) Sunshade Device
JP3076344U (ja) 歩行補助用ポールのストラップ
JPH0287194U (ja)
WO1999034960A1 (en) Hand implement particularly useful for removing inflation tire caps
JPS63119990U (ja)
US20070278267A1 (en) Holding Device For Nail Varnish Bottles
JPH0712383Y2 (ja) 化粧用キャップ
JP2005169084A5 (ja)
JPH0582358U (ja) 花瓶用花止め具
KR100654131B1 (ko) 다용도 컴퍼스
KR20050111114A (ko) 낚싯대용 팔 받침대
JPH0440457Y2 (ja)
JPH0484005U (ja)
JP2566017Y2 (ja) 電線等の保持具
JP2500486Y2 (ja) 傘取付用ゴルフクラブ保持具
JPH02134380U (ja)
JPH02112109U (ja)
JPS61115578U (ja)
JPH0413183U (ja)
JPH0398804U (ja)
JPS6274980U (ja)
JPH02132472U (ja)