JP7452803B2 - システム、プログラム、方法、情報処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、システム、プログラム、方法、情報処理装置に関する。
ふるさと納税に係る寄付の受け付け、及び寄付の決済をインターネット上で行うサービスが展開されている(特許文献1参照)。
特開2018-067246号公報
特許文献1では、ふるさと納税に係る寄付を行ったユーザは、寄付金に基づく金額が住民税や所得税から控除されるが、まずは寄付金を所定の自治体へ納める必要がある。そのため、まずは元手となるお金が必須であり、この元手のお金がないことを理由にふるさと納税を断念する人もいる。このため、利便性に欠ける側面がある。
本開示の目的は、ふるさと納税の利便性を向上させることである。
システムは、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得する手段と、決済情報に基づき、決済した金銭の引き落としまでに、寄付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付ける手段と、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させる手段とを具備する。
本開示によれば、ふるさと納税の利便性を向上させることができる。
システム1の全体構成の例を示すブロック図である。 図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。 第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。 第2サーバ30の機能的な構成の例を示す図である。 第3サーバ40の機能的な構成の例を示す図である。 ユーザ情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。 募集情報テーブル2022のデータ構造を示す図である。 詳細情報テーブル2023のデータ構造を示す図である。 決済情報テーブル2024のデータ構造を示す図である。 社員情報テーブル4021のデータ構造を示す図である。 給与情報テーブル4022のデータ構造を示す図である。 貸付情報テーブル4023のデータ構造を示す図である。 本実施形態に係るシステム1の構成の例を表す模式図である。 会社の社員がふるさと納税の寄付を実施する際の第1サーバ20、第2サーバ30、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。 会社がふるさと納税に係る金銭を社員に貸し付ける際の第1サーバ20、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。 社員に提示される給与明細の例を示す模式図である。 ふるさと納税に係る金銭を社員に返済させる際の第3サーバ40の動作の例を示すフローチャートである。 社員に提示される給与明細の例を示す模式図である。 本実施形態に係るシステム1の構成のその他の例を表す模式図である。 会社の社員がふるさと納税の寄付を実施する際の第1サーバ20、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。 社員に提示される決済フォームの例を示す模式図である。 会社がふるさと納税に係る金銭を社員に貸し付ける際の第3サーバ40の動作のその他の例を示すフローチャートである。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概略>
本実施形態に係るシステムは、給与の支給元(例えば、会社等)に属するユーザが、ふるさと納税を行う支援をする。会社員としてのユーザは、会社と関連付けられている、ふるさと納税についての仲介サイト(ふるさと納税ポータルサイト)を通じて、ふるさと納税に係る寄付を実施する。システムは、ユーザが寄付をすると、当該ユーザに、寄付した金額に基づく金銭を会社から貸し付ける。システムは、寄付した翌年の、税金が控除されるタイミングで貸し付けた金銭を、会社から支給される給与から返済させる。これにより、社員としてのユーザは、会社から借り受けた金銭で、ふるさと納税に係る寄付の支払いを行い、借り受けた金銭は、税金の控除分から返済されるようになる。このため、ユーザは、ふるさと納税をするために現金を準備する必要がなくなり、ふるさと納税をより便利に利用することが可能となる。
<1 システム全体の構成図>
図1は、システム1の全体構成の例を示すブロック図である。図1に示すシステム1は、例えば、端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ30、及び第3サーバ40を含む。端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ30、及び第3サーバ40は、例えば、ネットワーク80を介して通信接続する。
図1に示す端末装置10は、例えば、ユーザが操作する情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末により実現される。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。端末装置10は、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
図1において、システム1が端末装置10を1台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は、2台に限定されない。システム1に含まれる端末装置10は、3台未満であってもよいし、3台以上であってもよい。
第1サーバ20は、例えば、給与の支給元(例えば、会社等)に属するユーザに対し、現金の準備を必要としないふるさと納税を実現する情報処理装置である。第1サーバ20は、例えば、現金の準備を必要としないふるさと納税を提供するサービス提供者により管理される。第1サーバ20は、サービスの提供を受ける会社に属する社員からの指示に従い、ふるさと納税の募集についての選択を受け付ける。第1サーバ20は、社員が実施したふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得し、社員が属する会社のシステムへ取得した決済情報に基づく情報を提供する。
第1サーバ20は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される情報処理装置である。図1に示すように、第1サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対して情報を出力するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
図1において、複数の装置の集合体を1つの第1サーバ20としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る第1サーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は第1サーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
第2サーバ30は、例えば、ふるさと納税の決済を自治体に代わって実行する情報処理装置である。第2サーバ30は、例えば、ふるさと納税の決済を代行するサービスを提供するサービス提供者により管理される。第2サーバ30は、例えば、ユーザから希望納税額(寄付額)又は返礼品等の条件を受け付ける。第2サーバ30は、複数の自治体から提供されているふるさと納税の募集のうち、入力された条件に合致する募集をリストアップして表示する。ユーザは、所望の募集を選択し、所定の手段で決済を行うことで、インターネット上でふるさと納税を行う。所定の手段による決済は、例えば、クレジットカード決済等を含む。
第2サーバ30は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される情報処理装置である。第2サーバ30は、例えば、図1の第1サーバ20と同様の構成を有する。
図1において、複数の装置の集合体を1つの第2サーバ30としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る第2サーバ30を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は第2サーバ30に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
第3サーバ40は、例えば、給与の支給元における給与情報を管理する情報処理装置である。第3サーバ40は、例えば、現金の準備を必要としないふるさと納税に関するサービスを受ける会社等により管理される。第3サーバ40は、例えば、ふるさと納税についての社員の決済情報を第1サーバ20から受信し、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付ける。第3サーバ40は、貸し付けた金銭の額と、返済回数とに基づき、給与支給日における返済額を算出する。第3サーバ40は、社員に付与する給与から、算出した額の金銭を回収する。
第3サーバ40は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される情報処理装置である。第3サーバ40は、例えば、図1の第1サーバ20と同様の構成を有する。
図1において、複数の装置の集合体を1つの第3サーバ40としてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る第3サーバ40を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は第3サーバ40に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ30、及び第3サーバ40のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<1.1 端末装置の構成>
図2は、図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部120と、入力装置13と、出力装置14と、音声処理部17と、マイク171と、スピーカー172と、カメラ160と、位置情報センサ150と、記憶部180と、制御部190とを備える。端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
通信部120は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、第1サーバ20)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。端末装置10がPC等である場合には、入力装置13は、リーダー、キーボード、マウス等により実現されてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
音声処理部17は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部17は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部17は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部17は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部17へ与える。スピーカー172は、音声処理部17から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
カメラ160は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、端末装置10が接続する無線基地局の位置から、端末装置10の現在の位置を検出してもよい。
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、ユーザ情報181を記憶する。
ユーザ情報181は、例えば、端末装置10を使用するユーザについての情報を含む。ユーザについての情報には、例えば、ユーザの氏名、年齢、住所、生年月日、連絡先等が含まれる。
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191と、送受信部192と、表示制御部194ととしての機能を発揮する。
操作受付部191は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等から入力される指示、又は情報を受け付ける。
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部17でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部191は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
送受信部192は、端末装置10が、第1サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された情報、又はユーザから指示を第1サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、第1サーバ20から提供される情報を受信する。
表示制御部193は、第1サーバ20から提供された情報をユーザに対して表示するため、出力装置14を制御する。具体的には、例えば、表示制御部193は、第1サーバ20から送信される返礼品に関する情報をディスプレイ141に表示させる。
<1.2 第1サーバの機能的な構成>
図3は、第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。図3に示すように、第1サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、第1サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、例えば、ユーザ情報テーブル2021と、募集情報テーブル2022と、詳細情報テーブル2023と、決済情報テーブル2024等とを有する。記憶部202で記憶されるテーブルは、これらに限定されない。
ユーザ情報テーブル2021は、ユーザについての情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。
募集情報テーブル2022は、ふるさと納税の募集に関する情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。募集情報テーブル2022に記憶される情報は、第2サーバ30に記憶される募集情報が所定のタイミングで第1サーバ20に送信されて記憶される。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・所定の周期
・所定の時刻
・ユーザが関連サイトにアクセスしたタイミング
詳細情報テーブル2023は、ふるさと納税の募集についての詳細情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。詳細情報テーブル2023に記憶される情報は、第2サーバ30に記憶される詳細情報が所定のタイミングで第1サーバ20に送信されて記憶される。所定のタイミングは、例えば、第2サーバ30から募集情報が送信されるタイミングと同じである。
決済情報テーブル2024は、決済された寄付に関する情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。決済情報テーブル2024に記憶される情報は、第2サーバ30で決済された寄付に関する情報である。第2サーバ30は、例えば、所定のタイミングで決済情報を第1サーバ20へ送信する。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・所定の周期
・所定の時刻
・所定の日付
・決済が完了したタイミング
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、連携モジュール2033、及び抽出モジュール2034として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、第1サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、第1サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
連携モジュール2033は、第2サーバ30と連携し、ふるさと納税に係る手続きの一部を担う。具体的には、連携モジュール2033は、例えば、ユーザとしての会社員からのアクセスを受け付けると、第2サーバ30から読み出して記憶している、ふるさと納税の募集をユーザに選択させるための情報を、ユーザに提示する。ユーザは、提示された情報に基づき、募集を選択する。連携モジュール2033は、ユーザが募集を選択すると、第2サーバ30が展開する決済フォームへユーザを誘導する。
抽出モジュール2034は、決済情報テーブル2024に記憶される情報から、所望の会社に関する情報を抽出する。具体的には、例えば、第2サーバ30は、寄付の決済が完了すると、決済情報を第1サーバ20へ送信する。決済情報テーブル2024には、例えば、複数の会社の社員についての決済情報が記憶されている。抽出モジュール2034は、決済情報テーブル2024に記憶されている決済情報から、対象となる会社と関連付けられている決済情報を抽出する。抽出モジュール2034は、抽出した決済情報を、対象となる会社に係る第3サーバ40へ提供する。対象となる会社が複数存在する場合、抽出モジュール2034は、例えば、会社IDに基づいて決済情報を分類する。
<1.3 第2サーバの機能的な構成>
図4は、第2サーバ30の機能的な構成の例を示す図である。図4に示すように、第2サーバ30は、通信部301と、記憶部302と、制御部303としての機能を発揮する。
通信部301は、第2サーバ30が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部302は、例えば、募集情報テーブル3021と、詳細情報テーブル3022と、決済情報テーブル3023等とを有する。記憶部302で記憶されるテーブルは、これらに限定されない。記憶部302では、例えば、第2サーバ30が提供するサービスを受けるユーザに関する情報を記憶するテーブルが記憶されていてもよい。
募集情報テーブル3021は、ふるさと納税の募集に関する情報を記憶するテーブルである。募集情報テーブル3021に記憶される情報は、所定のタイミングで、第1サーバ20へ送信される。
詳細情報テーブル3022は、ふるさと納税の募集についての詳細情報を記憶するテーブルである。詳細情報テーブル3022に記憶される情報は、所定のタイミングで、第1サーバ20へ送信される。
決済情報テーブル3023は、決済された寄付に関する情報を記憶するテーブルである。決済情報テーブル3023は、完了した決済に関する情報が記憶される。決済情報テーブル3023に記憶される情報は、所定のタイミングで第1サーバ20へ送信される。決済情報テーブル3023は、第1サーバ20が提供するサービスの対象となる会社の社員以外のユーザの決済情報を記憶してもよい。第2サーバ30は、対象となる会社と関連付けられていない決済情報を、第1サーバ20へ送信しないようにしてもよい。
制御部303は、プロセッサが記憶部302に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部303は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール3031、送信制御モジュール3032、連携モジュール3033、及び決済モジュール3034として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール3031は、第2サーバ30が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール3032は、第2サーバ30が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
連携モジュール3033は、第1サーバ20と連携し、ふるさと納税に係る手続きの一部を担う。具体的には、連携モジュール3033は、例えば、所定のタイミングで、募集情報テーブル3021に記憶されている募集情報を第1サーバ20へ送信する。また、連携モジュール3033は、例えば、所定のタイミングで、詳細情報テーブル3022に記憶されている詳細情報を第1サーバ20へ送信する。また、連携モジュール3033は、第1サーバ20により誘導されたユーザの、決済フォームへのアクセスを受け付ける。
決済モジュール3034は、ふるさと納税の寄付の決済を実行する。具体的には、決済モジュール3034は、例えば、ふるさと納税の募集についてユーザから選択を受け付け、ユーザから寄付の支払いについての指示が入力されると、決済を実行する。寄付の支払いは、例えば、クレジットカードにより実施される。決済モジュール3034は、決済が完了すると、完了した決済に関する情報を決済情報として、決済情報テーブル3023に記憶する。決済モジュール3034は、決済情報テーブル3023に決済情報を記憶すると、記憶した決済情報を第1サーバ20へ送信する。また、決済モジュール3034は、所定のタイミングで、決済情報テーブル3023に記憶する決済情報を第1サーバ20へ送信してもよい。
<1.4 第3サーバの機能的な構成>
図5は、第3サーバ40の機能的な構成の例を示す図である。図5に示すように、第3サーバ40は、通信部401と、記憶部402と、制御部403としての機能を発揮する。
通信部401は、第3サーバ40が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部402は、例えば、社員情報テーブル4021と、給与情報テーブル4022と、貸付情報テーブル4023等とを有する。記憶部402で記憶されるテーブルは、これらに限定されない。
社員情報テーブル4021は、社員に関する情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。
給与情報テーブル4022は、社員の急力に関する情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。
貸付情報テーブル4023は、社員に貸し付けた金銭に関する情報を記憶するテーブルである。詳細は後述する。
制御部403は、プロセッサが記憶部402に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部403は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール4031、送信制御モジュール4032、設定モジュール4033、及び付与モジュール4034として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール4031は、第3サーバ40が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール4032は、第3サーバ40が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
設定モジュール4033は、第1サーバ20が提供するサービスの対象となる会社の給与システムに対し、給与に関連した情報を設定する。具体的には、例えば、設定モジュール4033は、社員によるふるさと納税の決済情報に基づき、当該社員へ貸与する金銭を給与システムに設定する。また、設定モジュール4033は、ふるさと納税の寄付に対して貸与した金銭の返済を、翌年の住民税が確定した月から開始するように給与システムに設定する。
付与モジュール4034は、社員に対し、給与システムで設定されている情報に基づいて給与を付与する。具体的には、例えば、付与モジュール4034は、給与システムで設定されている情報に基づき、社員に給与を支払う。また、例えば、付与モジュール4034は、給与システムで設定されている情報に基づき、ふるさと納税に係る寄付を実施した翌月に、寄付額に基づく金銭を貸与する。これにより、社員の銀行口座から引き落とされる寄付額に基づく金銭が、貸与される金銭により相殺される。
また、付与モジュール4034は、給与システムで設定されている情報に基づき、翌年の住民税が決定される月から、貸与した金銭に基づく額の金銭を返済させる。
<2 データ構造>
図6~図9は、第1サーバ20が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。図10~図12は、第3サーバ40が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。なお、第2サーバ30が記憶するテーブルは、第3サーバ40が記憶するテーブルと同様であるため、ここでは説明を割愛する。また、図6~図12は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。また、同一のテーブルに記載されるデータであっても、記憶部において離れた記憶領域に記憶されていることもあり得る。
図6は、ユーザ情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。図6に示すユーザ情報テーブル2021は、会社ID及びユーザIDをキーとして、パスワード、氏名、年齢、生年月日、性別、住所等のカラムを有するテーブルである。
会社IDは、会社を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。ユーザIDは、ユーザを一意に識別するための識別子を記憶する項目である。パスワードは、ユーザが、第1サーバ20が提供するサービスへログインする際に必要とされるパスワードを記憶する項目である。氏名は、ユーザの名前を記憶する項目である。年齢は、ユーザの年齢を記憶する項目である。生年月日は、ユーザの生年月日を記憶する項目である。性別は、ユーザの性別を記憶する項目である。住所は、ユーザの居所を記憶する項目である。
図7は、募集情報テーブル2022のデータ構造を示す図である。図7に示す募集情報テーブル2022は、ふるさと納税IDをキーとして、自治体、返礼品、ふるさと納税額等のカラムを有するテーブルである。
ふるさと納税IDは、ふるさと納税に係る募集を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。自治体は、ふるさと納税を募集する自治体名を記憶する項目である。返礼品は、ふるさと納税に係る寄付を実施した者に対する返礼品を記憶する項目である。ふるさと納税額は、ふるさと納税に係る寄付の金額を記憶する項目である。
図8は、詳細情報テーブル2023のデータ構造を示す図である。図8に示す詳細情報テーブル2023は、ふるさと納税IDをキーとして、詳細情報のカラムを有するテーブルでる。
詳細情報は、募集されるふるさと納税に関する詳細な情報を記憶する項目である。詳細情報は、例えば、返礼品を説明するための情報を含む。返礼品を説明するための情報は、例えば、返礼品を説明するテキストデータ、及び返礼品に係る画像データ等を含む。
図9は、決済情報テーブル2024のデータ構造を示す図である。図9に示す決済情報テーブル2024は、寄付履歴IDをキーとして、決済日、決済態様、ふるさと納税ID、会社ID、社員ID等のカラムを有するテーブルである。
寄付履歴IDは、ふるさと納税に係る決済を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。決済日は、ふるさと納税に係る決済が実施された日付を記憶する項目である。決済態様は、実施された決済の態様を記憶する項目である。決済態様は、例えば、クレジットカード決済、会社立替等がある。
図10は、社員情報テーブル4021のデータ構造を示す図である。図10に示す社員情報テーブル4021は、社員IDをキーとして、氏名、年齢、生年月日、性別、住所等のカラムを有するテーブルである。
図11は、給与情報テーブル4022のデータ構造を示す図である。図11に示す給与情報テーブル4022は、社員IDをキーとして、給与情報のカラムを有するテーブルでる。給与情報テーブル4022は、例えば、給与システムに記憶されていてもよい。
給与情報は、社員の給与に関する情報を記憶する項目である。給与情報は、給与の支給額、控除額、貸付額、返済額等の情報を含む。
図12は、貸付情報テーブル4023のデータ構造を示す図である。図12に示す貸付情報テーブル4023は、社員IDをキーとして、貸付日、貸付種、貸付金額等のカラムを有するテーブルである。
貸付日は、金銭を貸し付けた日付を記憶する項目である。貸付種は、貸付の種類を記憶する項目である。本実施形態では、ふるさと納税に係る貸付と、ふるさと納税に係らない貸付(通常)とがある場合を示している。貸付金額は、貸し付けた金額を記憶する項目である。
<3 動作>
手元の資金がなくてもふるさと納税が可能なサービスにおいて、第1サーバ20、第2サーバ30、及び第3サーバ40の動作について説明する。
図13は、本実施形態に係るシステム1の構成の例を表す模式図である。以下の説明では、第1サーバ20を管理するサービス提供元が提供するふるさと納税に係るサービスを会社が利用する場合を説明する。
(ふるさと納税の寄付の決済処理)
図14は、会社の社員がふるさと納税の寄付を実施する際の第1サーバ20、第2サーバ30、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。以下の説明では、会社は、第1サーバ20を管理するサービス提供元と契約している。会社は、社員がふるさと納税をする際に利用可能なページを第1サーバ20に設定する。会社は、設定したページのリンクを、例えば、社員がアクセス可能な企業ポータルに表示する。
図14において、会社の社員がふるさと納税を利用する場合、社員としてのユーザは、端末装置10を操作し、企業ポータルに表示されるリンクから、第1サーバ20が提供するふるさと納税に係るサービスのページへアクセスする。ユーザは、端末装置10を操作し、例えば、自身の社員ID及びパスワードを入力する。
ステップS11において、第1サーバ20は、連携モジュール2033により、ユーザが社員であるか否かを判断する。具体的には、例えば、連携モジュール2033は、ユーザから入力されたログイン情報を受け付ける。連携モジュール2033は、例えば、ユーザがアクセスしたリンクから会社IDを取得する。連携モジュール2033は、会社ID、社員ID及びパスワードを、ユーザ情報テーブル2021に記憶される情報と照合し、ユーザがサービスを提供している会社の社員であることを判断する。なお、会社に関する情報(会社ID)は、ログインの際に社員に入力を要求してもよい。
ステップS12において、社員からのアクセスであると判断すると、連携モジュール2033は、例えば、募集情報テーブル2022、詳細情報テーブル2023に記憶している情報に基づき、ふるさと納税の募集を選択させるための情報を、社員に提示する。連携モジュール2033は、所定の募集に関する情報を、他の募集に関する情報よりも優位に提示してもよい。例えば、連携モジュール2033は、お薦めの募集として、複数の募集から優先的に社員へ提示する募集を設定する。優位性を持たせる募集は、例えば、自治体からの依頼に基づく。優位性を持たせる募集は、ユーザからのアクセス数、寄付の実績等に基づいてもよい。
社員は、提示された情報に基づき、募集を検索する。また、社員は、例えば、返礼品に関するキーワードを入力することで、所望の返礼品を検索する。
ステップS13において、社員が所望の募集を見つけ、当該募集を選択すると、連携モジュール2033は、第2サーバ30が展開する決済フォームへ社員を誘導する。
ステップS14において、第2サーバ30は、連携モジュール3033により、第1サーバ20から誘導された社員のアクセスを受け付ける。連携モジュール3033は、第1サーバ20から、社員により選択された寄付に関する情報を受信する。第2サーバ30は、決済モジュール3034により、社員により選択された寄付の決済処理を実行する。決済モジュール3034は、決済処理に関する情報を決済情報として決済情報テーブル3023に記憶する。
第1サーバ20から社員の誘導を受け付ける際、第2サーバ30は、第2サーバ30が提供するサービスについてのログインを社員に要求してもよい。
ステップS15において、決済モジュール3034は、決済情報テーブル3023に記憶した決済情報を第1サーバ20へ送信する。決済モジュール3034は、決済情報テーブル3023に決済情報を記憶すると決済情報を第1サーバ20へ送信してもよい。決済モジュール3034は、決済情報テーブル3023に所定容量の決済情報を記憶すると決済情報を第1サーバ20へ送信してもよい。決済モジュール3034は、所定の日付、又は時間になると決済情報テーブル3023に記憶する決済情報を第1サーバ20へ送信してもよい。
決済モジュール3034は、例えば、決済情報テーブル3023に記憶される決済情報のうち、第1サーバ20により提供されるサービスに係る決済情報のみを第1サーバ20へ送信する。決済モジュール3034は、例えば、決済情報テーブル3023に記憶される決済情報のうち、全ての決済情報を第1サーバ20へ送信してもよい。
連携モジュール2033は、第2サーバ30から決済情報を受信すると、受信した決済情報に基づく所定の報酬を第2サーバ30へ請求してもよい。所定の報酬は、例えば、第1サーバ20により提供されるサービスにより発生した第2サーバ30への手数料のうち、所定の割合を含む。所定の報酬は、第1サーバ20により提供されるサービスにより発生した手続の回数に基づくものであってもよい。
(貸付処理)
図15は、会社がふるさと納税に係る金銭を社員に貸し付ける際の第1サーバ20、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。図15において、第1サーバ20は、第2サーバ30から送信される決済情報を受信し、受信した決済情報を、決済情報テーブル2024に記憶している。
ステップS21において、第1サーバ20は、抽出モジュール2034により、決済情報テーブル2024に記憶されている決済情報から所望の情報を抽出する。具体的には、例えば、抽出モジュール2034は、月内における所定の日になると、決済情報テーブル2024に記憶している決済情報を、会社IDに基づいて抽出し、会社単位に分類する。
第2サーバ30から全ての決済情報が送信されている場合、抽出モジュール2034は、提供するサービスに係る決済情報を抽出してもよい。例えば、抽出モジュール2034は、会社IDが付されていない決済情報を削除するようにしてもよい。
ステップS22において、送信制御モジュール2032は、対象となる会社へ決済情報を送信する。具体的には、送信制御モジュール2032は、例えば、会社単位で分類した決済情報を、対応する会社に属する第3サーバ40へ送信する。なお、ここでの送信は、共有する所定のデータフォルダへデータをアップロードし、当該データフォルダからデータをダウンロードさせることを含む。
ステップS23において、第3サーバ40は、設定モジュール4033により、受信した決済情報に基づき、社員へ貸し付ける金額を設定する。設定モジュール4033は、決済情報に基づき、社員が決済した金額に基づく金額の貸付を設定する。より具体的には、設定モジュール4033は、社員が決済した金額と同額の貸付を設定する。設定モジュール4033は、貸付について設定した金額を貸付情報テーブル4023に記憶する。
ステップS24において、第3サーバ40は、付与モジュール4034により、給与情報テーブル4022に基づき、社員へ給与を支給する。また、付与モジュール4034は、貸付情報テーブル4023に基づき、設定された額の金銭を社員へ貸し付ける。付与モジュール4034は、給与の支給と、金銭の貸し付けとを同時に行ってもよいし、異なるタイミングで行ってもよい。ただし、クレジットカードにより決済した寄付の支払いが発生する前に、社員へ金銭が貸し付けられていることが望ましい。ふるさと納税に係る寄付を社員が実施した際に現金を有していなくても、翌月の引き落としを成立させるためである。
付与モジュール4034は、例えば、社員からの要求に応じ、給付された給与の明細書を社員へ提示する。給与の明細書には、例えば、ふるさと納税の寄付をするために貸し付けられた金額が記載される。
図16は、社員に提示される給与明細の例を示す模式図である。社員により操作される端末装置10は、例えば、社員に対して支給された給与の明細を社員に表示する。端末装置10は、例えば、給与についての「その他」を表す領域1411に、「ふるさと納税に係る貸付額」として、貸し付けた金額を明記する。
(返済処理)
図17は、ふるさと納税に係る金銭を社員に返済させる際の第3サーバ40の動作の例を示すフローチャートである。
ステップS31において、設定モジュール4033は、ふるさと納税による税金の控除が、ふるさと納税に係る寄付をした翌年にあるか否かを判断する。具体的には、例えば、設定モジュール4033は、ふるさと納税に係る寄付をした翌年において、住民税の決定通知書を自治体から受信する。設定モジュール4033は、ふるさと納税による控除が住民税、所得税に発生しているか否かを判断する。設定モジュール4033は、例えば、控除額に基づき、ふるさと納税による控除が発生しているか否かを判断する。ふるさと納税による控除が発生していることが通知される場合には、設定モジュール4033は、この通知に基づき、控除が発生していることを判断してもよい。また、設定モジュール4033は、控除の有無を社員からの入力に基づいて判断してもよい。ふるさと納税による控除がある場合、設定モジュール4033は処理をステップS32に移行させる。
なお、ふるさと納税による控除の有無に関わらず、設定モジュール4033は、処理をステップS32に移行させてもよい。つまり、住民税の決定通知書によらなくても、設定モジュール4033は、処理をステップS32に移行させてもよい。これにより、社員が、前年の確定申告においてふるさと納税に係る寄付についての申告をしなかった場合においても貸し付けた金銭を返済させることが可能となる。
ステップS32において、設定モジュール4033は、貸付金の返済方法を設定する。具体的には、設定モジュール4033は、貸付金の返済回数を設定し、貸付情報テーブル4023に記憶される貸付金の額に基づき、各回の返済額を設定する。本実施形態における通常の処理では、控除後の税額が適用される1年間で、貸付金を返済するように返済回数、返済額を給与情報テーブル4022に設定する。例えば、設定モジュール4033は、返済回数を毎月の12回とし、返済額を貸付額を12分割した額とする。設定モジュール4033は、設定した回数、返済額を給与情報テーブル4022に記憶する。
社員が12回未満の所定回数での返済を希望する場合、設定モジュール4033は、希望された回数で貸付金を返済できるように、貸付金の返済回数、各回の返済額を給与情報テーブル4022に設定する。例えば、社員が1回での返済を希望する場合、決定した税額が適用される月のうち所定の月(例えば、最初の月)に、貸し付けた額の金銭を一括で返済するように給与情報テーブル4022を設定する。
ステップS33において、第3サーバ40は、付与モジュール4034により、給与情報テーブル4022に基づき、社員に給与を支給する。返済する貸付金が存在する社員に対し、付与モジュール4034は、返済に要する額を支給額から差し引いて振込支給額とする。
付与モジュール4034は、社員からの要求に応じ、給付された給与の明細書を社員へ提示する。給与の明細書には、例えば、貸付金の返済額が記載される。
図18は、社員に提示される給与明細の例を示す模式図である。社員により操作される端末装置10は、例えば、社員に対して支給された給与の明細を社員に表示する。端末装置10は、例えば、給与についての「その他」を表す領域1411に、「ふるさと納税に係る返済額」として、貸し付けた金銭に対する返済額を明記する。
付与モジュール4034は、控除が発生している状態の税額(例えば、住民税、所得税)と、控除が発生していない状態の税額とを明細書に表示してもよい。控除が発生していない状態の税額は、例えば、昨年の収入額に基づき、設定モジュール4033が算出する。貸付金の返済額のみが明細書に表示される場合、社員は、ふるさと納税により損害が発生しているような錯覚に陥る可能性がある。控除が発生していない状態の税額が明細書に表示されることで、社員は、控除額と、返済額とを比較することが可能となるため、ふるさと納税により損害が発生していないことを容易に理解することが可能となる。
以上のように、上記実施形態では、制御部203は、抽出モジュール2034により、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得する。制御部403は、付与モジュール4034により、決済情報に基づき、寄付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付ける。付与モジュール4034は、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させる。これにより、給与の支給元に属するユーザは、借り受けた金銭で、ふるさと納税に係る寄付の支払いを行うことが可能となる。そして、ユーザは、借り受けた金銭を、税金の控除分から返済することが可能となる。このため、ユーザは、手元に現金の準備がなくても、ふるさと納税を行うことが可能となる。
したがって、本実施形態に係るシステムによれば、ふるさと納税の利便性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、付与モジュール4034は、貸し付けた金銭を12分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の毎月の給与から返済させる。これにより、借り受けた金銭が寄付した金銭よりも低い場合、借り受けた金銭の返済額が、税金の控除額よりも小さくなるため、ユーザは、自身の金銭を支払わずに、ふるさと納税を利用することが可能となる。
また、上記実施形態では、付与モジュール4034は、寄付した金銭の合計額と貸し付けた金銭の合計額とが同額である場合、控除される税金に応じた金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させる。これにより、税金の控除額と、借り受けた金銭の返済額とが、自己負担金2000円を除いて概ね相殺されるため、ユーザは、自己負担金2000円以外の自身の金銭を支払わずに、ふるさと納税を利用することが可能となる。
また、上記実施形態では、付与モジュール4034は、ふるさと納税に係る寄付に基づいて貸し付けた金銭の額を給与明細に表示する。これにより、ユーザは、給与明細を確認するだけで、借り受けた金額がいくらかを把握することが可能となる。また、自身が寄付した金銭の金額との比較をすることが可能となる。
また、上記実施形態では、付与モジュール4034は、貸し付けた金銭の返済額を給与明細に表示する。これにより、ユーザは、給与明細を確認するだけで、いくら返済しているかを把握することが可能となる。
また、上記実施形態では、付与モジュール4034は、控除前の税額、控除後の税額、返済額を表示する。これにより、ユーザは、ふるさと納税をすることにより、自身に損害が発生していないかを確認することが可能となる。つまり、ふるさと納税の利便性を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態では、連携モジュール2033は、ふるさと納税の募集に関する情報を表示し、所定の自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する。これにより、連携モジュール2033は、注目してもらいたい募集をユーザに強く紹介することが可能となる。
また、上記実施形態実施では、連携モジュール2033は、依頼を受け付けた自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する。これにより、会社と連携し、ふるさと納税をより便利なものにしようとするサービス提供者は、自治体から報酬を受けられるようになるため、利益を上げるビジネスモデルを想起することが可能となる。
<変形例>
上記実施形態では、第1サーバ20と、第2サーバ30とが連携してふるさと納税の寄付を決済する例を説明した。しかしながら、第1サーバ20と、第2サーバ30とが必ずしも連携する必要はない。例えば、第2サーバ30の決済モジュール3034の機能を、第1サーバ20が有してもよい。つまり、第1サーバ20を管理するサービスの提供元が、ふるさと納税に係る決済の代行サービスを提供するようにしてもよい。これにより、決済情報を第2サーバ30から第1サーバ20へ送信する必要がなくなるため、手続きをよりシンプルにすることが可能となる。
また、上記実施形態では、社員が寄付に係る金銭を支払い、第3サーバ40が社員へ金銭を貸し付ける例を説明した。しかしながら、寄付に係る金銭の支払いは社員からに限定されない。例えば、サービスを受ける会社がサービスの提供元へ寄付に係る金銭を支払ってもよい。
例えば、第1サーバ20を管理するサービスの提供元が、ふるさと納税に係る決済の代行サービスを提供する場合を想定する。この場合において、例えば、第1サーバ20が有する決済モジュール2035が、会社に代わって社員の寄付に係る金銭を支払う。会社は、決済の情報を受信すると、サービス提供元が支払った額と同額の金銭を、サービス提供元へ支払う。会社は、サービス提供元へ支払った額と同額の金銭を、社員に貸し付ける。
図19は、本実施形態に係るシステム1の構成のその他の例を表す模式図である。以下の説明では、第1サーバ20を管理するサービス提供元がふるさと納税に係る決済の代行サービスも提供する場合を説明する。この場合、第1サーバ20は、例えば、募集情報を自治体から取得している。また、第1サーバ20は、詳細情報を、自治体から取得するか、または、募集情報に基づいて作成している。
(ふるさと納税の寄付の決済処理)
図20は、会社の社員がふるさと納税の寄付を実施する際の第1サーバ20、第3サーバ40の動作の例を説明する図である。以下の説明では、会社は、第1サーバ20を管理するサービス提供元と契約している。会社は、社員がふるさと納税をする際に利用可能なページを第1サーバ20に設定する。会社は、設定したページのリンクを、例えば、社員がアクセス可能な企業ポータルに表示する。
図20において、会社の社員がふるさと納税を利用する場合、社員としてのユーザは、端末装置10を操作し、企業ポータルに表示されるリンクから、第1サーバ20が提供するふるさと納税に係るサービスのページへアクセスする。ユーザは、端末装置10を操作し、例えば、自身の社員ID及びパスワードを入力する。
ステップS11において、第1サーバ20は、提供モジュールにより、ユーザが社員であるか否かを判断する。提供モジュールは、ふるさと納税の募集に関する情報を、アクセスしてきた社員へ提供するモジュールである。提供モジュールは、第1サーバ20を管理するサービス提供元がふるさと納税に係る決済の代行サービスも提供する場合、図13に示す連携モジュール2033の代わりに設けられている。
ステップS12において、社員からのアクセスであると判断すると、提供モジュールは、例えば、募集情報テーブル2022、詳細情報テーブル2023に記憶している情報に基づき、ふるさと納税の募集を選択させるための情報を、社員に提示する。
社員は、提示された情報に基づき、募集を検索する。また、社員は、例えば、返礼品に関するキーワードを入力することで、所望の返礼品を検索する。
ステップS16において、社員が所望の募集を見つけ、当該募集を選択すると、決済モジュール2035は、決済に係る情報を入力させるためのフォームを社員に提示する。
図21は、社員に提示される決済の入力フォームの例を示す模式図である。端末装置10は、例えば、領域1412に、社員が選択した募集についての情報と、決済を申し込む指示を入力するためのボタン14121を表示する。社員は、選択した募集に問題がない場合、ボタン14121を押下する。
決済モジュール2035は、ボタン14121が押下されると、支払いの方式を社員に選択させる。すなわち、貸し付けを利用した決済を希望するか、貸し付けを利用しない決済を希望するかを社員に選択させる。
図21において、端末装置10は、ボタン14121が押下されると、支払いの方式を選択させるためのウィンドウ1413を表示する。ウィンドウ1413には、貸し付けを利用した決済を希望するか、貸し付けを利用しない決済を希望するか、を選択するためのチェックボックス14131と、決定の旨を入力するためのボタン14132とが表示されている。社員は、希望する方式と対応するチェックボックスにチェックを入れ、ボタン14132を表示する。
決済モジュール2035は、社員により選択された寄付の決済処理を実行する。具体的には、例えば、決済モジュール2035は、社員が貸し付けを利用した決済を希望する場合、会社立替払いでの決済処理を実行する。また、決済モジュール2035は、社員が貸し付けを利用しない決済を希望する場合、社員による所定の手段での決済を実行する。所定の手段による決済は、例えば、クレジットカード決済等を含む。
決済モジュール2035は、決済処理に関する情報を決済情報として決済情報テーブル2024に記憶する。決済モジュール2035は、例えば、決済情報を自治体へ送信する。決済モジュール2035は、例えば、決済情報を、決済の翌日に自治体へ送信する。
第1サーバ20は、決済処理の日の翌月の予め設定された日に、寄付に関する金銭を自治体へ送金する。自治体への送金は、会社からの支払いの前であってもよいし、会社からの支払いがあった後であってもよい。
ステップS17において、決済モジュール2035は、決済情報テーブル2024に記憶した決済情報を第3サーバ40へ送信する。決済モジュール2035は、決済情報テーブル2024に決済情報を記憶すると決済情報を第3サーバ40へ送信してもよい。決済モジュール2035は、決済情報テーブル2024に所定容量の決済情報を記憶すると決済情報を第3サーバ40へ送信してもよい。決済モジュール2035は、所定の日付、又は時間になると決済情報テーブル2024に記憶する決済情報を第3サーバ40へ送信してもよい。
(貸付処理)
図22は、会社がふるさと納税に係る金銭を社員に貸し付ける際の第3サーバ40の動作の例を示すフローチャートである。図22において、第3サーバ40は、第1サーバ20から送信される決済情報を受信し、受信した決済情報を記憶している。
ステップS34において、第3サーバ40は、支払いモジュールにより、受信した決済情報に基づく金銭をサービスの提供元へ支払う。すなわち、会社がサービス提供元に対して決済情報に基づく金銭を立て替える。支払いモジュールは、例えば、サービスの提供元が有する銀行口座へ受信した決済情報に基づく金銭を振り込む。支払いモジュールは、所定のタイミングでサービスの提供元へ金銭を支払う。所定のタイミングとは、例えば、決済処理が実施された日の翌月の予め設定された日、又は社員に対して給与を付与する日等である。
設定モジュール4033は、社員が貸し付けを希望するか否かの選択に応じ、金銭を貸し付ける。例えば、設定モジュール4033は、金銭の貸付を希望することを社員が図20のステップS16で選択すると、会社がサービス提供元へ支払った金額と同額の貸付を設定する。一方、設定モジュール4033は、金銭の貸付を希望しないことを社員が図20のステップS16で選択すると、貸付を発生させず、例えば、次の給与のタイミングで、サービス提供元へ支払った金額と同額の金銭を社員に支払わせるように、例えば、給与情報テーブル4022を設定する。設定モジュール4033は、貸付について設定した金額を貸付情報テーブル4023に記憶する。
ステップS35において、第3サーバ40は、付与モジュール4034により、給与情報テーブル4022に基づき、社員へ給与を支給する。また、付与モジュール4034は、貸付情報テーブル4023に基づき、設定された額の金銭を社員へ貸し付ける。付与モジュール4034は、給与の支給と、金銭の貸し付けとを同時に行ってもよいし、異なるタイミングで行ってもよい。寄付を貸し付けから支払わないことを社員が選択した場合、付与モジュール4034は、例えば、会社がサービス提供元へ支払った金額と同等の金額を支給する給与から差し引く。
付与モジュール4034は、例えば、社員からの要求に応じ、給付された給与の明細書を社員へ提示する。給与の明細書には、例えば、ふるさと納税の寄付をするために貸し付けられた金額が記載される。
返済処理は、図17で説明した処理と同様の処理である。第1サーバ20の制御部203は、社員に貸し付けられている金銭の金額(残額)を、決済情報に基づき、第1サーバ20が提供するサービスのサイトから、社員が確認可能なようにしてもよい。
これにより、給与の支給元に属するユーザは、給与の支給元に、ふるさと納税に係る寄付を、自身に代わって支払ってもらうことが可能となる。そして、ユーザは、借り受けた金銭を、税金の控除分から返済することが可能となる。このため、ユーザは、手元に現金の準備がなくても、ふるさと納税を行うことが可能となる。
また、第3サーバ40の制御部403は、支払いモジュールにより、寄付を実施した者が所属する会社から、第1サーバ20を管理する主体に対し、決済情報に基づく金銭を支払う。付与モジュール4034は、寄付を実施した者へ、決済情報に基づいて支払った金銭と対応する金額の金銭を貸し付ける。これにより、会社は、社員に対して貸付金を振り込む必要がなくなり、ふるさと納税に関するサービスを利用する際の処理の負担が軽減されることになる。
また、上記実施形態では、貸し付けた金銭を返済させる際、貸付金の利息を発生させるようにしていない。つまり、金利を零としている。しかしながら、設定モジュール4033は、貸付金の返済に利息を発生させてもよい。例えば、設定モジュール4033は、会計年度内に貸し付けられた貸付金の合計額が所定額を超える場合、利息を発生させる。
会計年度内に貸し付けられた貸付金の合計額が所定額を超える場合、設定モジュール4033は、所定の金利を設定する。設定モジュール4033は、貸し付けた金銭に、金銭を貸し付けた期間に基づく金利を乗じて利息を算出し、貸し付けた金銭に、算出した利息を含めた金額を社員に返済させる。具体的には、例えば、A月に金銭1を貸し付け、B月に金銭2を貸し付けたとする。設定モジュール4033は、金銭1と金銭2との合計が所定値を超えるか否かを判断する。所定値を超える場合、設定モジュール4033は、金利C%を設定する。設定モジュール4033は、翌年の例えば、決定した税額が適用される月において、金銭1を元金、貸付日をA月、金利をC%として返済額を算出する。また、設定モジュール4033は、金銭2を元金、貸付日をB月、金利をC%として返済額を算出する。
貸付金の合計額についての閾値は、寄付金額の閾値として、第1サーバ20で把握されていてもよい。第1サーバ20は、ふるさと納税の募集を選択する社員に対し、寄付額の閾値に基づく内容を提示してもよい。具体的には、例えば、連携モジュール2033は、ふるさと納税の募集を選択する社員に対し、閾値までの残額を提示してもよい。また、連携モジュール2033は、社員が選択中のふるさと納税の寄付を実施すると、閾値を超えることを社員に提示してもよい。
連携モジュール2033は、金銭の貸し付けを受けるか否かを社員に確認してもよい。例えば、連携モジュール2033は、ふるさと納税に係る寄付を実施する際、金銭の貸し付けを受けるか否かを社員に選択させる。金銭の貸し付けを受けない場合、通常のふるさと納税に係る寄付の実施と同じ扱いとなる。例えば、抽出モジュール2034は、貸し付けを受けないことを選択した社員の寄付についての決算情報を第3サーバ40へ送付しない。また、抽出モジュール2034は、例えば、当該寄付の決済情報に、貸し付け不要のフラグを立てるようにしてもよい。これにより、ユーザは、寄付に基づく金銭の貸し付けを受けることなく、通常のフローでふるさと納税を利用することも可能となる。
また、連携モジュール2033は、例えば、寄付金額の合計額が閾値を超え、貸付金に利息が発生する場合、金銭の貸し付けを受けるか否かを社員に選択させてもよい。
また、第3サーバ40は、ふるさと納税に係る寄付について、金銭の貸し付け制度を利用するか否かの同意を、事前に社員から受け付けてもよい。
また、上記実施形態では、退職する社員について、上記と異なる処理を実施してもよい。退職する社員について、退職後に貸付金の返済を要求するのは困難である。設定モジュール4033は、例えば、最後に給付される給与において、返済されていない貸付金をまとめて返済させるように給与情報テーブル4022を設定する。なお、設定モジュール4033は、返済されていない貸付金を退職金から返済させるように給与情報テーブル4022を設定してもよい。これにより、社員が退職する場合であっても、貸し付けた金銭を回収することが可能となる。
また、上記実施形態では、社員が第1サーバ20を介してふるさと納税の寄付を実施する場合を説明した。社員は、第1サーバ20を介したふるさと納税の寄付に限らず、その他の決済代行サービスを利用してふるさと納税の寄付を実施してもよい。
また、上記実施形態では、月毎の給与を想定して説明した。しかしながら、給与は月毎に支給されなくても構わない。月よりも短い期間毎に給与が支払われる場合、設定モジュール4033は、例えば、支給のタイミングに合わせて貸付金を返済するように給与情報テーブル4022を設定する。なお、設定モジュール4033は、貸付金の返済を、給与の支給よりも長い周期で実施してもよい。
また、上記実施形態では、寄付額の申告については、記載していない。しかしながら、システム1は、税務署への寄付額の申告を補助してもよい。例えば、第1サーバ20の制御部203は、寄付をまとめたリストを提示する機能を有していてもよい。制御部203は、例えば、決済情報に基づき、決済した寄付についての情報を一覧にして社員に提示する。これにより、社員は確定申告をする際の負担が軽減されることとなる。
また、上記実施形態では、第1サーバ20を管理するサービス提供元と契約を締結するのは会社である場合を例に説明したが、契約の締結対象は会社に限定されない。第1サーバ20を管理するサービス提供元は、給与を支給する団体であれば、会社に限定されない。個人であっても、所定の団体であってもよい。
また、上記実施形態では、ふるさと納税に係る寄付が対象となっているが、対象となる寄付は、ふるさと納税に限定されない。税金控除の対象となる寄付であればいかなる寄付であっても構わない。また、寄付に限らず、福利厚生に係る支払いで、本実施形態に係る技術が用いられてもよい。
<4 コンピュータの基本ハードウェア構成>
図23は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、通信IF99(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらはバスにより相互に電気的に接続される。
プロセッサ91とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ91は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置92とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置93とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF99とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
図23に示すコンピュータ90の基本ハードウェア構成により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ91が補助記憶装置93に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置92、補助記憶装置93により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92または補助記憶装置93に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブルと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブルにはレコードを一意に特定するためのキーとなるカラムが設定されるが、カラムへのキーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶された特定のテーブルにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
通信部は、通信IF99により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得する手段と、決済情報に基づき、寄付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付ける手段と、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させる手段とを具備するシステム。
(付記2)
返済させる手段は、貸し付けた前記金銭を12分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の毎月の給与から返済させる(付記2)に記載のシステム。
(付記3)
返済させる手段は、寄付した金銭の合計額と貸し付けた金銭の合計額とが同額である場合、控除される税金に応じた金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させる(付記2)に記載のシステム。
(付記4)
ふるさと納税に係る寄付を決済する手段を具備する(付記1)乃至(付記3)のいずれかに記載のシステム。
(付記5)
寄付を実施した者が所属する会社から、決済する手段を管理する主体に対し、決済情報に基づく金銭を支払う手段を具備し、貸し付ける手段は、寄付を実施した者へ、決済情報に基づいて支払った金銭と対応する金額の金銭を貸し付ける、(付記1)乃至(付記4)のいずれかに記載のシステム。
(付記6)
ふるさと納税に係る寄付に基づいて貸し付けた金銭の額を給与明細に表示する手段を具備する(付記1)乃至(付記5)のいずれかに記載のシステム。
(付記7)
貸し付けた金銭の返済額を給与明細に表示する手段を具備する(付記1)乃至(付記6)のいずれかに記載のシステム。
(付記8)
表示する手段は、控除前の税額、控除後の税額、返済額を表示する(付記7)記載のシステム。
(付記9)
ふるさと納税の募集に関する情報を表示する手段であり、所定の自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する手段を具備する(付記1)乃至(付記8)のいずれかに記載のシステム。
(付記10)
表示する手段は、依頼を受け付けた自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する(付記9)記載のシステム。
(付記11)
退職時に、貸し付けた金銭の残りを返済させる手段を具備する(付記1)乃至(付記10)のいずれかに記載のシステム。
(付記12)
貸し付ける手段は、貸し付けを受けるか否かの選択を、寄付を実施した者から受け付け、貸し付けを受けることが選択された場合、金銭を貸し付け、貸し付けを受けないことが選択された場合、金銭を貸し付けない(付記1)乃至(付記11)のいずれかに記載のシステム。
(付記13)
貸し付けた前記金銭の金額の合計が所定値を超えない場合、貸し付ける金銭の金利を零とし、超える場合、所定の金利とする(付記1)乃至(付記12)のいずれかに記載のシステム。
(付記14)
返済させる手段は、寄付を実施した者の給与から、貸し付けた前記金銭の利息分も返済させる(付記13)に記載のシステム。
(付記15)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付けるステップと、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させるステップとを実行させるプログラム。
(付記16)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、寄付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付けるステップと、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させるステップとを実行する方法。
(付記17)
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、寄付を実施した者へ、寄付した金額に基づく額の金銭を貸し付けるステップと、寄付した翌年において、税金の控除が開始される月から、貸し付けた金銭を所定回数で分割した金額の金銭を、寄付を実施した者の給与から返済させるステップとを実行する情報処理装置。
(付記18)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、ふるさと納税を募集した自治体へ寄付を送金するステップと、寄付を実施した者が所属する会社から、決済情報に基づく金銭の支払いを受け付けるステップとを実行させるプログラム。
(付記19)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、ふるさと納税を募集した自治体へ寄付を送金するステップと、寄付を実施した者が所属する会社から、決済情報に基づく金銭の支払いを受け付けるステップとを実行させる方法。
(付記20)
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得するステップと、決済情報に基づき、ふるさと納税を募集した自治体へ寄付を送金するステップと、寄付を実施した者が所属する会社から、決済情報に基づく金銭の支払いを受け付けるステップとを実行させる情報処理装置。
1…システム
10…端末装置
120…通信部
13…入力装置
131…タッチ・センシティブ・デバイス
14…出力装置
15…メモリ
16…ストレージ
19…プロセッサ
20…第1サーバ
22…通信IF
23…入出力IF
25…メモリ
26…ストレージ
29…プロセッサ

Claims (17)

  1. 第1情報処理装置と第2情報処理装置とを備えるシステムにおいて、
    前記第1情報処理装置は、
    ふるさと納税に係る寄付の決済情報を取得する手段と、
    前記取得した決済情報を前記第2情報処理装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記第2情報処理装置は、
    前記決済情報に基づき、前記寄付を実施した者に対し、寄付した金額に基づく額の金銭を貸付金として設定する手段と、
    前記寄付を実施した翌月に、前記寄付を実施した者に対し、設定した前記貸付金を付与する手段と、
    前記寄付を実施した者に対し、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降の返済額を、前記貸付金を所定回数で分割することで設定する手段と、
    前記寄付を実施した者について、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降から前記所定回数の給与として、本来の額から前記返済額を差し引いた額の金銭を付与する手段と
    備えるシステム。
  2. 前記返済額を設定する手段は、貸付金を12分割した金額の金銭を前記返済額として設定する請求項1記載のシステム。
  3. 前記給与を付与する手段は、寄付した金銭の合計額と貸し付けた金銭の合計額とが同額である場合、控除される税金に応じた金額の金銭を、前記寄付を実施した者の給与から返済させる請求項2記載のシステム。
  4. 前記第1情報処理装置は、ふるさと納税に係る寄付を決済する手段を備える請求項1記載のシステム。
  5. 前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置を管理する主体に対し、前記決済情報に基づく金銭を支払う手段を備え、
    前記貸付金を設定する手段は、前記寄付を実施した者へ、前記決済情報に基づいて支払った金銭と対応する金額の金銭を前記貸付金として設定する請求項4記載のシステム。
  6. 前記第2情報処理装置は、ふるさと納税に係る寄付に基づいて貸し付けた金銭の額を給与明細に表示する手段を備える請求項1記載のシステム。
  7. 前記第2情報処理装置は、貸し付けた金銭の返済額を給与明細に表示する手段を備える請求項1記載のシステム。
  8. 前記表示する手段は、控除前の税額、控除後の税額、返済額を表示する請求項7記載のシステム。
  9. 前記第1情報処理装置は、ふるさと納税の募集に関する情報を表示する手段であり、所定の自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する手段を備える請求項1記載のシステム。
  10. 前記表示する手段は、依頼を受け付けた自治体のふるさと納税の募集に関する情報を、他の自治体の情報より優位に表示する請求項9記載のシステム。
  11. 前記返済額を設定する手段は、前記寄付を実施した者が退職する場合返済されていない貸付金を、最後に給付される給与から返済させるように、前記返済額を設定する請求項1記載のシステム。
  12. 前記貸付金を設定する手段は、貸し付けを受けるか否かの選択を、前記寄付を実施した者から受け付け、貸し付けを受けることが選択された場合、前記貸付金を設定し、貸し付けを受けないことが選択された場合、前記貸付金を設定しない請求項1記載のシステム。
  13. 前記貸付金を設定する手段は、前貸付金の金額の合計が所定値を超えない場合、貸し付ける金銭の金利を零とし、超える場合、所定の金利とする請求項1記載のシステム。
  14. 前記返済額を設定する手段は貸付金の利息分も含めて前記返済額を設定する請求項13記載のシステム。
  15. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、
    ふるさと納税に係る寄付の決済情報を受信するステップと、
    前記決済情報に基づき、前記寄付を実施した者に対し、寄付した金額に基づく額の金銭を貸付金として設定するステップと、
    前記寄付を実施した翌月に、前記寄付を実施した者に対し、設定した前記貸付金を付与するステップと、
    前記寄付を実施した者に対し、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降の返済額を、前記貸付金を所定回数で分割することで設定するステップと
    前記寄付を実施した者について、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降から前記所定回数の給与として、本来の額から前記返済額を差し引いた額の金銭を付与するステップと
    を実行させるプログラム。
  16. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、
    ふるさと納税に係る寄付の決済情報を受信するステップと、
    前記決済情報に基づき、前記寄付を実施した者に対し、寄付した金額に基づく額の金銭を貸付金として設定するステップと、
    前記寄付を実施した翌月に、前記寄付を実施した者に対し、設定した前記貸付金を付与するステップと、
    前記寄付を実施した者に対し、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降の返済額を、前記貸付金を所定回数で分割することで設定するステップと
    前記寄付を実施した者について、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降から前記所定回数の給与として、本来の額から前記返済額を差し引いた額の金銭を付与するステップと
    を実行する方法。
  17. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、
    ふるさと納税に係る寄付の決済情報を受信するステップと、
    前記決済情報に基づき、前記寄付を実施した者に対し、寄付した金額に基づく額の金銭を貸付金として設定するステップと、
    前記寄付を実施した翌月に、前記寄付を実施した者に対し、設定した前記貸付金を付与するステップと、
    前記寄付を実施した者に対し、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降の返済額を、前記貸付金を所定回数で分割することで設定するステップと
    前記寄付を実施した者について、寄付した翌年における、税金の控除が開始される月以降から前記所定回数の給与として、本来の額から前記返済額を差し引いた額の金銭を付与するステップと
    を実行する情報処理装置。
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