JP7451183B2 - 管理システム、及び管理プログラム - Google Patents

管理システム、及び管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7451183B2
JP7451183B2 JP2020005589A JP2020005589A JP7451183B2 JP 7451183 B2 JP7451183 B2 JP 7451183B2 JP 2020005589 A JP2020005589 A JP 2020005589A JP 2020005589 A JP2020005589 A JP 2020005589A JP 7451183 B2 JP7451183 B2 JP 7451183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
measurement
building
target
acquisition means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020005589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021113420A (ja
Inventor
真吾 園田
直之 平川
敦 大熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP2020005589A priority Critical patent/JP7451183B2/ja
Publication of JP2021113420A publication Critical patent/JP2021113420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7451183B2 publication Critical patent/JP7451183B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

特許法第30条第2項適用 ウェブサイトのアドレス :https://www.takenaka.co.jp/news/2019/01/01/index.html ウェブサイトの掲載日 :平成31年1月18日 〔刊行物等〕 刊行物 :建設機械施工4月号 発行日 :平成31年4月25日 〔刊行物等〕 刊行物 :建築設備と配管工事6月号 発行日 :令和1年6月5日 〔刊行物等〕 刊行物 :2019年度大会(北陸)学術講演梗概集 建築デザイン発表梗概集 発行日 :令和1年7月20日 〔刊行物等〕 集会名 :2019年度日本建築学会大会 開催日 :令和1年9月4日 〔刊行物等〕 刊行物 :空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集 2019.9.18~20(札幌) 第1巻 発行日 :令和1年9月18日 〔刊行物等〕 集会名 :令和元年度(2019)空気調和・衛生工学会大会 開催日 :令和1年9月19日 〔刊行物等〕 刊行物 :建設機械11月号 発行日 :令和1年11月1日
本発明は、管理システム、及び管理プログラムに関する。
一般的に、建築物を施工する際に様々な試験又は測定(例えば、特許文献1の配管の水圧・満水試験等)が行われている。昨今、この試験又は測定については、例えば、測定結果を端末装置等に送信可能なデジタル測定器を用いて行われている。そして、例えば、作業員は、端末装置を用いて、デジタル測定器の測定結果を取得し、取得した測定結果と、試験又は測定に関する情報(例えば、測定位置を示す情報等)とを相互に関連付けて所定の形式(例えば、測定器メーカが指定した形式等)の帳票を生成する作業を行っている。
特開2008-13986号公報
しかしながら、帳票を生成する作業においては、作業員は、例えば、帳票を手作業で生成する必要があり、特に、測定位置を予め手書きメモ等で記録する必要があったために、試験又は測定に関する作業が手間となっていた。
本発明は上記事実に鑑みなされたもので、対象建物における測定に関する作業を効率化することが可能となる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の管理システムは、対象建物における測定であって測定装置を用いて行われる測定を管理する管理システムであって、前記対象建物を示す三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段と、前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、を備え、前記測定装置は、前記管理システムとは別体であり、前記第2取得手段は、前記測定装置での測定を開始するための測定開始信号を前記測定装置に送信し、前記測定開始信号を受信することにより実施された前記測定装置による測定結果に対応する情報を含む測定結果信号を受信し、受信した前記測定結果信号が示す情報を前記第2情報として取得する。
請求項2に記載の管理システムは、請求項1に記載の管理システムにおいて、前記第1取得手段は、複数の前記測定対象を示す情報を前記第1情報として取得し、前記管理手段は、前記第1取得手段が取得した前記第1情報が示す複数の前記測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の前記測定対象に基づいて、前記対象建物における測定を管理する。
請求項3に記載の管理システムは、請求項1又は2に記載の管理システムにおいて、前記測定対象は、前記対象建物における測定位置を含んでおり、前記管理手段は、前記第1取得手段が前記対象建物における測定位置を示す情報を前記第1情報として取得した場合に、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図であって、前記第1取得手段が取得した前記対象建物における測定位置を含む前記二次元平面図に対して、前記第2取得手段が取得した前記第2情報を重畳して表示する。
請求項4に記載の管理システムは、請求項1又は2に記載の管理システムにおいて、前記測定対象は、前記対象建物における測定位置を含んでおり、前記対象建物における測定位置は、測定時に前記測定装置が配置される位置であり、前記管理システムは、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図において、前記対象建物における測定位置を示す測定点画像を表示する制御手段、を更に備え、前記第1取得手段は、前記制御手段によって表示された前記測定点画像がユーザによって選択された場合に、選択された前記測定点画像が示す前記対象建物における測定位置を示す情報を前記第1情報として取得する。
請求項に記載の管理システムは、請求項1からの何れか一項に記載の管理システムにおいて、前記測定対象は、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を含んでおり、前記第1取得手段は、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を示す測定対象部材入力情報が前記管理システムに入力された場合、前記管理システムに入力された前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材を示す情報を前記第1情報として取得し、前記第2取得手段は、前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材における測定結果を示す前記第2情報を取得し、前記管理手段は、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報を基準にして、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とを相互に関連付けて第2格納手段に格納する第1処理と、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の、前記第2情報が前記第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力する第2処理とを行う。
請求項に記載の管理システムは、請求項1からの何れか一項に記載の管理システムにおいて、前記対象建物は、工事中の建物であり、前記管理手段は、少なくとも、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、少なくとも前記対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力する。
請求項に記載の管理プログラムは、理プログラムであって、対象建物における測定であって測定装置を用いて行われる測定を管理する管理システムを、前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、前記対象建物を示す三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、として機能させ、前記測定装置は、前記管理システムとは別体であり、前記第2取得手段は、前記測定装置での測定を開始するための測定開始信号を前記測定装置に送信し、前記測定開始信号を受信することにより実施された前記測定装置による測定結果に対応する情報を含む測定結果信号を受信し、受信した前記測定結果信号が示す情報を前記第2情報として取得する。
請求項1に記載の管理システム、及び請求項に記載の管理プログラムによれば、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報と、第1取得手段が取得した第1情報と、第2取得手段が取得した第2情報とに基づいて、対象建物における測定を管理することにより、例えば、対象建物における測定に関する作業を効率化することが可能となる。
請求項2に記載の管理システムによれば、複数の測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の測定対象に基づいて、対象建物における測定を管理することにより、例えば、複数の測定対象単位で測定を管理することが可能となる。
請求項3に記載の管理システムによれば、二次元平面図に対して、第2取得手段が取得した第2情報を重畳して表示することにより、例えば、測定位置と測定結果とを直観的に把握させることが可能となる。
請求項に記載の管理システムによれば、対象建物における複数の測定対象部材の内の、第2情報が第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力することにより、例えば、測定漏れを防止することが可能となる。
請求項に記載の管理システムによれば、対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力することにより、例えば、報告情報を用いて対象建物の測定に関する報告を行うことができるので、報告書を作成する手間を軽減することが可能となる。
測定システムのブロック図である。 測定システムが適用される工事中の建物内の一部の斜視図である。 三次元建物関連情報を例示した図である。 測定関連情報を例示した図である。 結果関連情報を例示した図である。 報告関連情報を例示した図である。 測定処理のフローチャートである。 建物画像の表示例である。 報告情報作成処理のフローチャートである。 ディスプレイに表示された状態の報告情報を例示した図である。 第1図面情報表示欄に表示される図面を拡大した図である。 第2図面情報表示欄に表示される図面を拡大した図である。 測定システムのブロック図である。 測定システムが適用される工事中の建物内の一部の平面図である。 測定関連情報を例示した図である。 結果関連情報を例示した図である。 測定関連情報格納処理のフローチャートである。 建物の3階の平面図の画像の表示例である。 測定処理のフローチャートである。 建物の3階の平面図の画像の表示例である。 建物の3階の平面図の画像の表示例である。 平均値算出処理のフローチャートである。 建物の3階の平面図の画像の表示例である。 ディスプレイに表示された状態の報告情報を例示した図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る管理システム、及び管理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、管理システム、及び管理プログラムに関する。
ここで、「管理システム」とは、対象建物における測定を管理するシステムであり、例えば、対象建物における管理する専用システム、あるいは、汎用的に用いられるシステム(例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はスマートフォン等)に対して対象建物における管理するための機能を実装することにより実現されるシステム等を含む概念である。「管理システム」とは、例えば、第1格納手段、第1取得手段、第2取得手段、及び管理手段を備える。
「対象建物」とは、測定の対象となる建物であり、例えば、工事中の建物、あるいは、工事済の建物等を含む概念である。
「測定」とは、任意の測定装置を用いて行われる測定であり、例えば、配管の水圧又は満水試験で行われる測定、建物内の照度測定、又は風量測定、あるいは、その他の測定(例えば、スリーブ管理に関する測定、風速測定、差圧測定、温度又は湿度測定、絶縁抵抗計を用いた測定、空圧試験機を用いた測定等)を含む概念である。
「測定を管理する」とは、例えば、測定に関する情報を格納又は出力すること等を含む概念である。「測定に関する情報」とは、例えば、測定結果に関する情報(例えば、測定結果自体を示す情報、又は測定結果に基づいて生成される情報等)、測定が行われたか否かを示す情報等を含む概念である。
「第1格納手段」とは、対象建物を示す三次元建物モデル情報を格納する手段である。「三次元建物モデル情報」とは、測定の対象となる建物全体を示す三次元モデルに関する情報であり、一例としては、いわゆるBIM(Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング))の技術が適用される情報等を含む概念である。「測定の対象となる建物全体を示す三次元モデルに関する情報」とは、例えば、建物全体の三次元モデルを形成するための各部材(例えば、配管、梁、床、壁、及び階段等)の三次元モデルと、当該各部材の三次元モデルの属性とが相互に関連付けられている情報等を含む概念である。なお、「各部材の三次元モデルの属性」とは、例えば、当該モデルが示す部材の種別、材質、又は前述の建物全体を示す三次元モデル中における各部材の三次元モデルの位置及び方向等を含む概念である。
なお、「三次元モデル」とは、例えば、三次元オブジェクトを示す概念であり、一例としては、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸を基準とした三次元座標系において表現可能な立体のモデル又はオブジェクトを示す概念である。
「第1取得手段」とは、対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する手段である。また、「第1取得手段」とは、例えば、複数の測定対象を示す情報を第1情報として取得する手段等を含む概念である。また、「第1取得手段」とは、例えば、対象建物における測定位置を示す情報を第1情報として取得する手段等を含む概念である。また、「第1取得手段」とは、例えば、対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を示す測定対象部材入力情報が管理システムに入力された場合、管理システムに入力された測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材を示す情報を第1情報として取得する手段等を含む概念である。
「第1情報」とは、測定対象を示す情報であり、例えば、複数の測定対象を示す情報、対象建物における測定位置を示す情報、及び管理システムに入力された測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材を示す情報等を含む概念である。
「測定対象部材入力情報」とは、管理システムに入力される情報であり、例えば、対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を示す情報等を含む概念である。
「測定対象」とは、測定される対象を示す概念であり、例えば、測定される位置である測定位置又は測定点、及び測定される部材である測定対象部材(例えば、配管、梁、床、壁、及び階段等)等を含む概念である。
「第2取得手段」とは、測定対象における測定結果を示す第2情報を取得する手段である。「第2取得手段」とは、例えば、測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材における測定結果を示す第2情報を取得する手段等を含む概念である。
「管理手段」とは、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報と、第1取得手段が取得した第1情報と、第2取得手段が取得した第2情報とに基づいて、対象建物における測定を管理する手段である。また、「管理手段」とは、例えば、第1取得手段が取得した第1情報が示す複数の測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の測定対象に基づいて、対象建物における測定を管理する手段等を含む概念である。なお、「グルーピング」とは、例えば、まとめることに対応する概念である。
また、「管理手段」とは、例えば、第1取得手段が対象建物における測定位置を示す情報を第1情報として取得した場合に、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図であって、第1取得手段が取得した対象建物における測定位置を含む二次元平面図に対して、第2取得手段が取得した第2情報を重畳して表示する手段等を含む概念である。
また、「管理手段」とは、例えば、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報を基準にして、第1取得手段が取得した第1情報と、第2取得手段が取得した第2情報とを相互に関連付けて第2格納手段に格納する第1処理と、対象建物における複数の測定対象部材の内の、第2情報が第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力する第2処理とを行う手段等を含む概念である。
また、「管理手段」とは、例えば、少なくとも、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報と、第1取得手段が取得した第1情報と、第2取得手段が取得した第2情報とに基づいて、少なくとも対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力する手段等を含む概念である。
「第2情報」とは、測定対象における測定結果に関する情報であり、例えば、測定結果を示す情報、又は測定結果により導き出される情報等を含む概念である。「測定結果により導き出される情報」とは、例えば、測定結果(例えば、測定値)が所定の基準に合致していることを示す「合格」、又は当該測定結果が所定の基準に合致していないことを示す「不合格」を特定する情報等を含む概念である。
「報告情報」とは、少なくとも対象建物における測定に関する情報を含む情報であり、例えば、報告の対象となる人である報告対象者(例えば、管理者等)に報告される情報等を含む概念である。
そして、以下に示す各実施の形態では、対象建物が工事中の建物である場合について説明する。特に、実施の形態1では、対象建物の配管の満水試験における測定を行う場合について説明し、また、実施の形態2では、対象建物内の照度測定を行う場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(実施の形態1)
初めに、実施の形態1について説明する。対象建物の配管の満水試験における測定を行う場合の実施の形態である。
(構成)
まず、本実施の形態に係る測定システムについて説明する。図1は、測定システムのブロック図であり、図2は、測定システムが適用される工事中の建物内の一部の斜視図である。なお、図2は、下側から見上げた状態の斜視図が図示されている。図2において、X-Y-X軸は相互に直交する軸であり、Z軸が垂直方向に沿っており、Y軸及びX軸が水平方向に沿っていることし、-Z方向を下側と称し、+Z方向を上側と称して説明する。
ここでは、例えば、図2に示すように、梁部材32等が設けられている工事中の建物内の配管31について満水試験の測定を行う場合を例示して説明する。なお、配管31については、実際には、バルブ又は継手等を介して複数の配管311~315等が接続されて形成されているが、これらのバルブ又は接手等については図2では図示が省略されている。また、具体的には、配管311~315の内の配管311、312について満水試験の測定を行う場合を例示して説明する。なお、配管311~315を相互に区別する必要がない場合には、配管31と総称して説明する。
なお、「満水試験」とは、例えば、配管が正常であるか否かを判定する試験であり、一例としては、水漏れの有無等を判定する試験であるが、当該試験としては公知の概念を適用できるので詳細の説明は省略する。また、「満水試験の測定」とは、配管が正常であるか否かを判定するために行われる測定であり、一例としては、配管内に水を貯留した場合の配管内の水位の測定等を含む概念である。
図1の測定システム100は、例えば、相互に無線通信可能となっている配管試験装置1、及び端末装置2を備える。
(構成-配管試験装置)
図1の配管試験装置1は、測定装置であり、具体的には、満水試験の測定を行う装置である。なお、この配管試験装置1としては、公知の装置を適用することができるので、概略のみ説明する。配管試験装置1は、例えば、通信部11、操作部12、表示部13、測定部14、記録部15、及び制御部16を備える。
(構成-配管試験装置-通信部)
図1の通信部11は、外部装置(例えば、端末装置2)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、公知の無線通信回路等を用いて構成することができる。
(構成-配管試験装置-操作部)
図1の操作部12は、配管試験装置1に対してユーザからのマニュアル操作入力を受け付ける操作手段であり、例えば、配管試験装置1の本体に設けられる操作ボタン等を備えて構成される。
(構成-配管試験装置-表示部)
図1の表示部13は、配管試験装置1の測定結果等の情報を表示する表示手段であり、例えば、液晶ディスプレイ等を備えて構成することができる。
(構成-配管試験装置-測定部)
図1の測定部14は、配管の水位を測定する測定手段である。この測定部14の具体的な種類は構成は任意であるが、例えば、所定の治具を介して配管試験装置1を測定の対象となっている配管に接続した場合に、当該配管内の水位を測定するためのフロート(浮き)等を備えて構成することができる。
(構成-配管試験装置-記録部)
図1の記録部15は、配管試験装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この記録部15の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、EEPROMやFlashメモリ等を用いて構成されている(他の装置の記録部も同様とする)。ただし、EEPROMやFlashメモリに代えてあるいはEEPROMやFlashメモリと共に、ハードディスクの如き外部記録装置、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様とする)。
(構成-配管試験装置-制御部)
図1の制御部16は、配管試験装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
(構成-端末装置)
図1の端末装置2は、管理システムであり、例えば、タブレット端末等を用いて構成することができる。端末装置2は、例えば、通信部21、撮像部22、タッチパッド23、ディスプレイ24、記録部25、及び制御部26を備える。
(構成-端末装置-通信部)
図1の通信部21は、外部装置(例えば、配管試験装置1)との間で通信を行う通信手段であり、例えば、配管試験装置1の通信部11と同様にして構成することができる。
(構成-端末装置-撮像部)
図1の撮像部22は、画像を撮像する撮像手段であり、例えば、公知の小型カメラ等を用いて構成することができる。
(構成-端末装置-タッチパッド)
図1のタッチパッド23は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド23の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成-端末装置-ディスプレイ)
図1のディスプレイ24は、制御部26の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ24の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド23とディスプレイ24とを相互に重畳させてタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成-端末装置-記録部)
図1の記録部25は、端末装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。記録部25は、例えば、三次元建物関連情報データベース251(なお、データベースを「DB」と称する)、測定関連情報DB252、結果関連情報DB253、及び報告関連情報DB254を備える。
(構成-端末装置-記録部-三次元建物関連情報DB)
図1の三次元建物関連情報DB251は、三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段であり、具体的には、三次元建物関連情報を格納する三次元建物関連情報格納手段である。図3は、三次元建物関連情報を例示した図である。「三次元建物関連情報」とは、前述の三次元建物モデル情報であり、具体的には、図2に一部が示されている建物全体を示す三次元モデルに関する情報であり、図3に示すように、例えば、項目「モデルID」に対応する情報と、項目「モデル情報」に対応する情報と、項目「種別情報」に対応する情報と、項目「位置方向情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。
項目「モデルID」に対応する情報は、三次元モデルを識別するモデル識別情報(以下では、「識別情報」を「ID」とも称する)である(図3では、「ID0001」等)。項目「モデル情報」に対応する情報は、各部材の三次元モデルを特定するモデル情報である。このモデル情報は任意であるが、例えば、図2に示す建物全体を示す三次元モデルの一部を形成する各部材の三次元モデルを特定する情報が格納されており、一例としては、図3では便宜上「M0001」等と記載されている。なお、図3の「M0001」~「M0005」が各々図2の配管311~315に対応する三次元モデルを特定するモデル情報であり、また、「M0101」が図2の梁部材32に対応する三次元モデルを特定するモデル情報であることとして説明する。
項目「種別情報」に対応する情報は、モデル情報が特定する三次元モデルが示す部材の種別を特定する種別情報である(図3では、配管であることを特定する「配管」等)。項目「位置方向情報」に対応する情報は、建物全体の三次元モデル中におけるモデル情報が特定する各部材の三次元モデルの位置及び方向を特定する位置方向情報である。この位置方向情報は任意であるが、例えば、図2の建物全体を示す三次元モデルの所定位置を原点としたX軸、Y軸、Z軸を基準とした三次元座標系を基準とした位置及び方向を特定することとしてもよく、図3では、便宜上「Dp0001」等と記載されている。
そして、図3の三次元建物関連情報について、例えば、最上段の情報においては、「モデルID」=「ID0001」が識別する「モデル情報」=「M0001」が特定する配管311の三次元モデルの種別が「配管」であり、また、図2に示す建物全体を示す三次元モデルにおける、当該配管311の三次元モデルの位置及び方向が「Dp0001」であること等が示されている。つまり、このような図3の三次元建物関連情報を用いることにより、図2に示す建物全体を示す三次元モデルを形成することができるために、当該三次元モデルについて所定の情報処理を行うことにより、図2の建物を示す画像及び当該建物を示す任意の図面情報(例えば、平面図の情報、パース図の情報等)を生成することが可能となる。
なお、このような三次元建物関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者が不図示の三次元CADアプリケーションを用いて各情報を生成した上で、任意の手法(例えば、端末装置2に対して情報を送信して入力する手法、あるいは、メモリスティック等の記録媒体を用いて入力する手法等)を用いて、端末装置2に当該生成した情報を入力した場合に、制御部26が当該入力された情報に基づいて格納することとしてもよい。なお、三次元建物関連情報については、ここで説明した手法以外の他の任意の手法で格納されることとしてもよい。
(構成-端末装置-記録部-測定関連情報DB)
図1の測定関連情報DB252は、測定関連情報を格納する測定関連情報格納手段である。図4は、測定関連情報を例示した図である。「測定関連情報」とは、測定対象となる部材である測定対象部材の三次元モデルを示す情報であり、図4に示すように、例えば、項目「モデルID」に対応する情報と、項目「種別情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。なお、項目「モデルID」に対応する情報と、項目「種別情報」に対応する情報とは、図3の同一名称の項目の情報と同様である。
そして、図4の測定関連情報においては、例えば、測定対象となる部材のモデルIDと種別情報とが格納されている。つまり、本実施の形態では、測定対象となる部材が配管であるが、当該配管の三次元モデルを識別するモデルID及び当該モデルIDに関連付けられている種別情報が格納されている。
なお、このような測定関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、図1の三次元建物関連情報DB251に対して図3の三次元建物関連情報が格納された場合に、制御部26が、当該三次元建物関連情報を参照して、「種別情報」=「配管」である三次元モデルのモデルIDを特定し、図1の測定関連情報DB252において、図4の測定関連情報に示すように、当該特定したモデルID及び「種別情報」=「配管」を格納することにより格納されることとする。ここでは、例えば、図3の三次元建物関連情報が格納された場合に、制御部26が、当該三次元建物関連情報を参照して、「種別情報」=「配管」である三次元モデルのモデルIDである「ID0001」~「ID0005」等を特定し、図1の測定関連情報DB252において、図4の測定関連情報に示すように、当該特定したモデルIDである「ID0001」~「ID0005」等及び「種別情報」=「配管」を格納することにより格納されることとする。
(構成-端末装置-記録部-結果関連情報DB)
図1の結果関連情報DB253は、前述の第2格納手段であり、具体的には、結果関連情報を格納する結果関連情報格納手段である。図5は、結果関連情報を例示した図である。「結果関連情報」とは、配管試験装置1による測定結果に関する情報であり、図5に示すように、例えば、項目「工事名称情報」に対応する情報、項目「日付情報」に対応する情報と、項目「系統名情報」に対応する情報と、項目「モデルID」に対応する情報と、項目「測定装置情報」に対応する情報と、項目「測定値情報」に対応する情報と、項目「合否情報」に対応する情報と、項目「画像情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。
項目「工事名称情報」に対応する情報は、工事の名称を特定する工事名称情報である(図5では、「A1工事」等)。項目「日付情報」に対応する情報は、測定した日付を特定する日付情報である(図5では、「2019年11月25日」等)。項目「系統名情報」に対応する情報は、系統の名称を特定する系統名情報である(図5では、「2702廊下」等)。なお、「系統」とは、例えば、工事中の建物における所定の基準で定められるグループを示す概念である。項目「モデルID」に対応する情報は、図3の同一名称の情報と同様である。なお、図5では、モデルIDとしては、1個以上のモデルIDが格納されており、「ID0001,ID0002」等が格納されている。項目「測定装置情報」に対応する情報は、測定のために用いられた測定装置を特定する情報である(図5では、配管試験装置1の型番である「Dv001」)。項目「測定値情報」に対応する情報は、測定装置で測定された測定値を特定する情報である(図5では、各時間における水位の値を示す測定値である「Dm0001」等)。項目「合否情報」に対応する情報は、測定結果(例えば、測定値)が所定の基準に合致しているか否かを示す合否情報である(図5では、合致しており「合格」であることを示す「合」、及び合致しておらず「不合格」であることを示す「不」が格納される)。項目「画像情報」に対応する情報は、撮像部22を用いて撮像した画像を特定する画像情報である(図5では、「G0001」等)。
そして、図5の結果関連情報について、例えば、最上段の情報においては、「A1工事」という名称の工事において、「2019年11月25日」に、「2702廊下」という名称の系統について満水試験の測定を行ったこと、当該系統に属する配管に対応する三次元モデルのモデルIDが「ID0001」及び「ID0002」であること、当該満水試験の測定を行った測定装置である配管試験装置1の型番が「Dm0001」であること、当該満水試験の測定での測定値が「Dm0001」であり、当該測定値が「合格」であること、及び当該満水試験の測定時に撮像した画像が「G0001」であること等が示されている。
なお、このような結果関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する測定処理において格納される。
(構成-端末装置-記録部-報告関連情報DB)
図1の報告関連情報DB254は、報告関連情報を格納する報告関連情報格納手段である。図6は、報告関連情報を例示した図である。「報告関連情報」とは、報告書に関連する情報であり、図6に示すように、例えば、項目「報告情報ID」に対応する情報と、項目「報告情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「報告情報ID」に対応する情報は、報告情報を一意に識別する報告情報IDである(図6では、「IDr001」等)。項目「報告情報」に対応する情報は、前述の報告情報に対応する報告情報である。なお、報告情報は、前述の報告情報の定義に従う限りにおいて任意であるが、例えば、当該報告情報が各情報を表示する画像情報であることとし、図6では当該画像情報を示す「Gr001」等が格納されている。なお、報告情報の具体例については後述する。
なお、このような報告関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する報告情報作成処理において格納される。
(構成-端末装置-制御部)
図1の制御部26は、端末装置2を制御する制御手段である。制御部26は、機能概念的に、例えば、第1取得部261、第2取得部262、及び管理部263を備える。第1取得部261は、対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段である。第2取得部262は、測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段である。管理部263は、三次元建物関連情報DB251が格納している三次元建物関連情報と、第1取得部261が取得した第1情報と、第2取得部262が取得した第2情報とに基づいて、対象建物における測定を管理する管理手段である。そして、この制御部26の各部によって行われる処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成された測定システム100により実行される測定処理、及び報告情報生成処理について説明する。
(処理-測定処理)
まず、測定処理について説明する。図7は、測定処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「測定処理」とは、概略的には、端末装置2によって行われる処理であり、具体的には、端末装置2が配管試験装置1を制御して満水試験の測定を行う処理である。この測定処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、端末装置2と配管試験装置1とが相互に無線通信を行えるようにペアリングした後のタイミングに実行が開始されることとし、当該処理の実行が開始されたところから説明する(実施の形態2の測定処理も同様とする)。
ここでは、例えば、図2の配管311~315の内の配管311、312の満水試験を行うために、所定の治具を介して配管試験装置1を配管311、312に接続し、また、配管311、312の満水試験の測定を行うための準備(具体的な準備内容は公知であるので説明を省略する)を行った後に、測定処理を実行する場合を適宜例示して説明する。また、例えば、測定処理の起動時に、ユーザがタッチパッド23を介して、図2に示す建物の工事の名称として「A1工事」を入力し、また、測定に用いる配管試験装置1の型番である「Dv001」を入力したものとして、以下説明する。
まず、図7のSA1において制御部26は、測定対象となる建物の画像である建物画像を、ディスプレイ24に表示する。図8は、建物画像の表示例である。具体的には任意であるが、例えば、前述したように、三次元建物関連情報DB251の図3の三次元建物関連情報を用いることにより、図2に図示されている一部を含む建物全体を示す三次元モデルを形成することができるために、当該三次元モデルについて所定の情報処理を行うことにより、当該建物を示す画像を生成するとができることに着目して、当該図3の三次元建物関連情報に基づいて、建物画像を生成し、生成した建物画像を表示する。
詳細には、図3の三次元建物関連情報に基づいて、建物全体を示す三次元モデルをディスプレイ24に表示し、タッチパッド23を介して行われる当該三次元モデルに対するユーザからの操作入力(例えば、拡大、縮小、回転、又は一部の部材に対応する三次元モデルのみを表示する操作入力等)を受け付け、当該受け付けた操作入力に基づいて、ユーザが所望する建物画像(例えば、測定対象となる配管を表示する画像)を生成し、生成した建物画像をディスプレイ24に表示する。
ここでは、例えば、図3の三次元建物関連情報に基づいて、建物全体を示す三次元モデルをディスプレイ24に表示し、タッチパッド23を介して行われる当該三次元モデルに対するユーザからの操作入力(例えば、図2の配管31を表示するための操作入力)を受け付けた場合に、当該受け付けた操作入力に基づいて、図8に例示した画像を建物画像として生成して表示する。
なお、この図8の建物画像においては、例えば、図3の「モデル情報」=「M0001」~「M0005」の三次元モデルに対応する配管画像G311~G315、及び「モデル情報」=「M0101」の三次元モデルに対応する梁部材画像G32等が表示されている。なお、配管画像G311~G315については、適宜「配管画像G31」と総称する。
また、この建物画像を表示する場合に、測定対象の候補に対応する画像を強調表示してもよい。例えば、制御部26が、測定関連情報DB252の図4の測定関連情報を参照して、当該定関連情報に格納されているモデルID(例えば、「ID0001」~「ID0005」等)を取得し、前述の表示した図8の建物画像において、当該取得したモデルIDが識別する三次元モデルに対応する画像(例えば、配管画像G31)を強調表示することにより、測定対象の候補をユーザに強調してもよい。なお、強調表示の具体的な手法は任意であるが、例えば、表示色又は濃淡を調整する等してもよい。
次に、図7のSA2において第1取得部261は、測定対象を示す情報(第1情報)を取得する。具体的には任意であるが、例えば、SA1でディスプレイ24に表示した建物画像の内の1個以上の配管の画像を選択する操作、及び当該選択した配管の画像に対応する系統名を入力する操作をユーザがタッチパッド23を介して行うことにより、当該選択した配管の画像を示す情報(測定対象部材入力情報)、及び当該入力した系統名が端末装置2に入力されることとし、第1取得部261は、当該入力された配管の画像に対応する情報、及び当該入力された系統名を示す情報を、測定対象が示す情報として取得する。なお、ユーザが1個以上の配管の画像を選択する操作は任意であるが、例えば、前述のようにタッチパッド23及びディスプレイ24がタッチパネルとして構成されていることに着目して、表示されている建物画像における配管の画像をタップする操作又はなぞる操作を行うことにより、1個以上の配管の画像を選択する操作が行われる場合について説明する。
ここでは、例えば、図8の建物画像において、ユーザが配管画像G311、G312をなぞって選択する操作を行い、この後に「2702廊下」という系統名を入力する操作を行った場合、選択した配管画像G311、G312を示す情報及び入力した「2702廊下」が端末装置2に入力される。この場合、第1取得部261は、三次元建物関連情報DB251の図3の三次元建物関連情報を参照して、当該入力された情報が示す配管画像G311、G312に対応するモデル情報として「M0001」及び「M0002」を特定し、特定した「モデル情報」=「M0001」及び「M0002」に関連付けられている「モデルID」=「ID0001」及び「ID0002」を特定し、特定した「モデルID」=「ID0001」及び「ID0002」を、測定対象を示す情報として取得し、また、前述の入力された「2702廊下」も測定対象を示す情報として取得する。
次に、図7のSA3において第2取得部262は、測定を開始するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、ディスプレイ24に不図示の測定開始ボタンが表示されていることとし、ユーザがタッチパッド23を介して当該測定開始ボタンをタップしたか否かに基づいて判定する。ユーザが測定開始ボタンをタップしていない場合、当該測定開始ボタンがタップされたことを示す情報を受け付けずに、測定を開始しないものと判定し(SA3のNO)、測定を開始するものと判定するまで、繰り返しSA3を実行する。また、ユーザが測定開始ボタンをタップした場合、当該測定開始ボタンがタップされたことを示す情報を受け付けた上で、測定を開始するものと判定し(SA3のYES)、SA4に移行する。
ここでは、例えば、ユーザがタッチパッド23を介して当該測定開始ボタンをタップした場合、第2取得部262は、測定開始ボタンがタップされたことを示す情報を受け付けた上で、測定を開始するものと判定する。
次に、図7のSA4において第2取得部262は、測定を開始する。具体的には任意であるが、例えば、測定を開始するための信号である測定開始信号を生成し、生成した測定開始信号を通信部21を介して配管試験装置1に送信する。一方、配管試験装置1の制御部16は、当該測定開始信号を通信部11を介して受信した上で、測定を開始する。
ここでは、例えば、第2取得部262は、測定開始信号を生成して送信し、一方、測定開始信号を受信した配管試験装置1の制御部16は、測定部14を用いて図2の配管311、312の満水試験の測定を行う。ここでは、例えば、配管試験装置1の制御部16は、配管311、312の水位を所定時間(例えば、25分~30分等)繰り返し測定し続けて、当該所定時間における水位を値を測定値として取得し、また、当該取得した所定時間における測定値の変化量が所定の変化量未満であるか否かを判定する。そして、配管試験装置1の制御部16は、当該変化量が所定の変化量未満であるものと判定した場合、測定値が所定の基準に合致して「合格」であるものと特定し、また、当該変化量が所定の変化量未満でないものと判定した場合、測定値が所定の基準に合致しておらず「不合格」であるものと特定する。
次に、図7のSA5において第2取得部262は、測定結果に関する情報(第2情報)を取得する。具体的には任意であるが、例えば、配管試験装置1の制御部16は、前述の所定時間の間行われる満水試験の測定が終了した場合に、所定時間における測定値を示す情報(以下、「測定値特定情報」と称する)及び前述の特定した「合格」又は「不合格」を示す情報(以下、「合否特定情報」と称する)を含む測定結果信号を生成し、生成した測定結果信号を、通信部11を介して端末装置2に送信することとする。そして、第2取得部262は、通信部21を介して配管試験装置1からの測定結果信号を受信した場合、当該測定結果信号に含まれている「測定値特定情報」及び「合否特定情報」を、測定結果に関する情報として取得する。
ここでは、例えば、配管試験装置1の制御部16が、「Dm0001」に対応する測定値を測定し、また、「合格」を特定した場合、「測定値特定情報」=「Dm0001」及び「合否特定情報」=「合格」を含む測定結果信号を生成して送信する。そして、第2取得部262は、当該測定結果信号を受信し、当該測定結果信号に含まれている「測定値特定情報」=「Dm0001」及び「合否特定情報」=「合格」を、測定結果に関する情報として取得する。
次に、図7のSA6において管理部263は、撮像部22を用いて撮像した画像(以下、「撮像画像」とも称する)を取得する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが端末装置2における撮像部22の小型カメラを所望の方向に向けた状態で、タッチパッド23を介して撮像するための操作(例えば、撮像ボタンをタップする操作等)を行った場合に、管理部263は、撮像部22で撮像された撮像画像を取得する。
ここでは、例えば、ユーザが、測定を行った配管311、312を撮像するために、端末装置2における撮像部22の小型カメラを図2の配管311、312の方向に向けた状態で、タッチパッド23を介して撮像するための操作を行った場合に、管理部263は、撮像部22で撮像された撮像画像(例えば、配管311、312が写っている撮像画像)として「G0001」を取得する。
次に、図7のSA7において管理部263は、測定結果関連情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、測定処理の起動時にタッチパッド23を介してユーザから入力された工事の名称を取得し、また、任意の手法(例えば、端末装置2の不図示のタイマーからの情報に基づいて特定する手法等)で現在の日付を特定した上で当該特定した日付を示す情報を取得し、また、SA2で受け付けた測定対象を示す情報を取得し、また、測定処理の起動時にタッチパッド23を介してユーザから入力された配管試験装置1の型番を取得し、また、SA5で取得した測定結果に関する情報を取得し、また、SA6で取得した撮像画像を取得し、これらの取得した各情報に基づいて、結果関連情報DB253の図5の結果関連情報を格納する。
ここでは、例えば、測定処理の起動時にタッチパッド23を介してユーザから入力された工事の名称として「A1工事」を取得し、また、任意の手法で現在の日付として「2019年11月25日」を特定した上で当該特定した日付を示す情報を取得し、また、SA2で受け付けた測定対象を示す情報として「ID0001」及び「ID0002」、及び「2702廊下」を取得し、また、測定処理の起動時にタッチパッド23を介してユーザから入力された配管試験装置1の型番として「Dv001」を取得し、また、SA5で取得した測定結果に関する情報として「Dm0001」及び「合格」を取得し、また、SA6で取得した撮像画像である「G0001」を取得し、これらの取得した各情報に基づいて、結果関連情報DB253の図5の結果関連情報における最上段の情報を格納する。特に、SA2で複数個のモデルID(「ID0001」及び「ID0002」)と、系統名である「2702廊下」を受け付けたので、「モデルID」=「ID0001」が識別する三次元モデルが示す配管311と「モデルID」=「ID0002」が識別する三次元モデルが示す配管312とが、「2702廊下」の系統名にグルーピングされて管理されることになる。これにて、測定処理を終了する。
(処理-報告情報作成処理)
次に、報告情報作成処理について説明する。図9は、報告情報作成処理のフローチャートである。「報告情報作成処理」とは、概略的には、端末装置2によって行われる処理であり、具体的には、報告情報を生成して格納する処理である。この報告情報作成処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、結果関連情報DB253の図5の結果関連情報が格納された後のタイミングに実行が開始されることとし、当該処理の実行が開始されたところから説明する。ここでは、例えば、報告情報作成処理の起動時にタッチパッド23を介してユーザが「日付情報」=「2019年11月25日」を入力し、当該入力された日付情報における報告情報を生成した格納する場合を適宜例示して説明する。
図10は、ディスプレイに表示された状態の報告情報を例示した図である。報告情報は、例えば、測定書情報表示欄41、グラフ情報表示欄42、第1図面情報表示欄43、第2図面情報表示欄44、及び画像情報表示欄45を備える。
測定書情報表示欄41は、測定結果に関する情報等を表形式に表示する欄であり、例えば、測定結果に関する情報に共通の情報を表示するための第1表示欄411、及び測定結果に関する情報自体を表示するための第2表示欄412を有する。グラフ情報表示欄42は、測定結果に関する情報をグラフ形式にて表示する欄である。第1図面情報表示欄43は、測定の対象である建物を示す図面を表示する欄であり、例えば、パース図の形式で図面を表示する欄であり、図10では、説明の便宜上、パース図の一部が図示されている。第2図面情報表示欄44は、測定の対象である建物を示す図面を表示する欄であり、例えば、平面図の形式で図面を表示する欄である。画像情報表示欄45は、撮像画像を表示する欄であり、図10では、説明の便宜上、具体的な撮像画像は不図示となっている。
まず、図9のSB1において管理部263は、結果関連情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、報告情報作成処理の起動時に入力された日付情報を特定し、結果関連情報DB253の図5の結果関連情報において、前述の特定した日付情報に関連付けられている各情報を取得する。
ここでは、例えば、報告情報作成処理の起動時に入力された「日付情報」=「2019年11月25日」を特定し、結果関連情報DB253の図5の結果関連情報において、前述の特定した「日付情報」=「2019年11月25日」に関連付けられている各情報として、図5の最上段の情報を全てを取得する。
次に、図9のSB2において管理部263は、SB1で取得した結果関連情報に基づいて、報告情報を生成する。ここでは、図10に示す報告情報を生成することになるが、各欄に分けて説明する。
===測定書情報表示欄41の情報の生成====
報告情報における図10の測定書情報表示欄41の情報については、第1表示欄411の「満水試験記録書」、「工事名称」、及び「測定器」を表示し、また、図10の「工事名称」の図面右隣の欄に、SB1で取得した結果関連情報の内の図5の「工事名称情報」=「A1工事」に対応する「A1工場」を表示し、また、図10の「測定器」の図面右隣の欄に、SB1で取得した結果関連情報の内の図5の「測定装置情報」=「Dv001」に対応する「Dv001」を表示する報告情報を生成する。また、第2表示欄412の項目「No」に対応する情報として、「1」を表示し、また、項目「試験日」に対応する情報として、図5の「日付情報」=「2019年11月25日」に対応する「2019年11月25日」を表示し、また、項目「系統名」に対応する情報として、図5の「系統名情報」=「2702廊下」に対応する「2702廊下」を表示し、また、項目「合否」に対応する情報として、図5の「合否情報」=「合」に対応する「合」を表示する報告情報を生成する。
===グラフ情報表示欄42の情報の生成====
報告情報における図10のグラフ情報表示欄42の情報については、図5の「測定値情報」である「Dm0001」を取得し、取得した「Dm0001」について横軸を時間及び縦軸を水位としたグラフを生成し、生成したグラフを表示する報告情報を生成する。
===第1図面情報表示欄43の情報の生成====
図11は、第1図面情報表示欄に表示される図面を拡大した図である。報告情報における図10の第1図面情報表示欄43の情報については、三次元建物関連情報DB251の図3の三次元建物関連情報を用いることにより、図2に一部が図示されている建物全体を示す三次元モデルを形成することができるために、当該三次元モデルについて所定の情報処理を行うことにより、当該建物を示す画像又は図面を生成することができることに着目して、SB1で取得した図5の結果関連情報に含まれるモデルIDが識別する三次元モデルの画像を一部に含むパース図を表示する報告情報を生成する。詳細には、まず、SB1で取得した図5の結果関連情報に含まれるモデルIDである「ID0001」及び「ID0002」を取得し、図3の三次元建物関連情報に基づいて生成される建物全体を示す三次元モデルにおいて、当該取得したモデルIDである「ID0001」及び「ID0002」が識別する配管311、312の三次元モデルを特定し、当該特定した配管311、312の三次元モデルの画像が表示されるパース図として図11に一部が図示されているように、配管画像G31及び梁部材画像G32等を表示するパース図を表示する報告情報を生成する。
また、このパース図においては、前述の配管311、312の三次元モデルの画像(つまり、SB1で取得した図5の結果関連情報に含まれるモデルIDである「ID0001」及び「ID0002」が識別する配管311、312の三次元モデルの画像)を、他の部材の画像に対して強調表示することにより、報告情報において測定の対象となっている配管311、312をユーザに対して強調してもよい。なお、強調表示の具体的な手法は任意であるが、例えば、表示色又は濃淡を調整する等してもよく、図11では、強調表示された画像が説明の便宜上ハッチングで図示されている(後述する図12も同様である)。
===第2図面情報表示欄44の情報の生成====
図12は、第2図面情報表示欄に表示される図面を拡大した図である。報告情報における図10のグラフ情報表示欄42の情報については、第1図面情報表示欄43の情報の場合と同様にして、SB1で取得した図5の結果関連情報に含まれるモデルIDが識別する三次元モデルの画像を一部に含む平面図を表示する報告情報を生成する。詳細には、まず、SB1で取得した図5の結果関連情報に含まれるモデルIDである「ID0001」及び「ID0002」を取得し、図3の三次元建物関連情報に基づいて生成される建物全体を示す三次元モデルにおいて、当該取得したモデルIDである「ID0001」及び「ID0002」が識別する配管311、312の三次元モデルを特定し、当該特定した配管311、312の三次元モデルの画像が表示される平面図として図12に一部が図示されているように、配管画像G31及び梁部材画像G32等を表示する平面図を表示する報告情報を生成する。
また、この平面図においては、前述の第1図面情報表示欄43のパース図と同様にして、配管311、312をユーザに対して強調してもよい。また、この平面図においては、建物全体における位置を特定する基準となる通り芯を示す画像である図12の通り芯画像G300も表示する報告情報を生成してもよい。
===画像情報表示欄45の情報の生成====
報告情報における図10の画像情報表示欄45の情報については、図5の「画像情報」である「G0001」を取得し、取得した「G0001」が示す撮像画像を表示する報告情報を生成する。
次に、図9のSB3において管理部263は、SB2で生成した報告情報を表示して格納する。具体的には任意であるが、例えば、SB2で生成した報告情報を取得し、取得した報告情報をディスプレイ24に表示し、また、当該報告情報を報告関連情報DB254に格納する。
ここでは、例えば、SB2で生成した報告情報を取得し、取得した報告情報を図10に示すように表示する。また、当該取得した報告情報を図10に例示されている表示状態の画像情報にした上で、報告関連情報DB254の図6の報告関連情報において一意となる報告情報IDである「IDr001」を生成し、当該生成した報告情報IDである「IDr001」と前述の画像情報にした図10の報告情報を「報告情報」=「Gr001」として格納する。
そして、このようにして報告情報を格納することにより、管理部263は、ユーザからのタッチパッド23を介して行われる所定操作を受け付けた場合に、格納されている報告情報を通信部21を介して不図示の管理者が利用している管理者側端末に送信することにより、満水試験の測定に関する情報を、当該報告情報の送信により管理者に対して報告することが可能となる。また、報告情報が画像情報として格納されているために、改ざん等を防止することが可能となる。これにて、報告書作成処理を終了する。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、三次元建物関連情報DB251が格納している三次元建物関連情報と、第1取得部261が取得した測定対象が示す情報(例えば、モデルID)と、第2取得部262が取得した測定結果に関する情報(例えば、測定値特定情報、及び合否特定情報)とに基づいて、測定の対象となる建物における測定を管理することにより、例えば、測定の対象となる建物における測定に関する作業を効率化することが可能となる。
また、複数の測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の測定対象に基づいて、対象建物における測定を管理することにより、例えば、複数の測定対象単位で測定を管理することが可能となる。
また、測定の対象となる建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力することにより、例えば、報告情報を用いて測定の対象となる建物の測定に関する報告を行うことができるので、報告書を作成する手間を軽減することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。対象建物内の照度測定を行う場合の実施の形態である。なお、本実施の形態では、実施の形態1の特徴と同様な特徴については詳細の説明を省略し、本実施の形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る測定システムについて説明する。図13は、測定システムのブロック図であり、図14は、測定システムが適用される工事中の建物内の一部の平面図である。
ここでは、例えば、図14に示すように、建物内の所定の測定点71~75で照度測定を行う場合を例示して説明する。なお、建物内の照度測定を行うべき位置は、事務室A内の測定点71~75以外にも、例えば、事務室B内の点で図示された位置、あるいは、廊下の任意の位置(不図示)等も含まれるが、ここでは、測定点71~75で照度測定を行う場合を例示して説明する。また、測定点71~75を相互に区別する必要がない場合には、測定点7と総称する。なお、「照度測定」とは、例えば、建物内の明るさである照度を測定すること等を含む概念である。また、「測定点」とは、測定が行われる位置を示す測定位置に対応する概念である。
図13の測定システム500は、例えば、相互に無線通信可能となっている照度測定装置5、及び端末装置6を備える。
(構成-照度測定装置)
図13の照度測定装置5は、測定装置であり、具体的には、照度の測定を行う装置である。なお、この配管試験装置5としては、公知の装置を適用することができるので、概略のみ説明する。配管試験装置5は、例えば、通信部51、操作部52、表示部53、測定部54、記録部55、及び制御部56を備える。なお、これら各部は、特記する場合を除いて図1の配管試験装置1の各部と同様である。
(構成-照度測定装置-測定部)
図13の測定部54は、照度を測定する測定手段である。この測定部54の具体的な種類は構成は任意であるが、例えば、光電効果を用いて照度を測定するように構成するができ、一例としては、フォトレジスタやフォトダイオード等を用いて構成することができる。
(構成-端末装置)
図13の端末装置6は、管理システムであり、例えば、通信部61、撮像部62、タッチパッド63、ディスプレイ64、記録部65、及び制御部66を備える。なお、これら各部は、特記する場合を除いて図1の端末装置2の各部と同様である。
(構成-端末装置-記録部)
図13の記録部65は、端末装置6の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。記録部65は、例えば、三次元建物関連情報DB651、測定関連情報DB652、結果関連情報DB653、及び報告関連情報DB654を備える。
(構成-端末装置-記録部-三次元建物関連情報DB)
図13の三次元建物関連情報DB651は、三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段であり、具体的には、三次元建物関連情報を格納する三次元建物関連情報格納手段である。「三次元建物関連情報」とは、前述の三次元建物モデル情報であり、具体的には、図14に一部が図示されている建物全体を示す三次元モデルに関する情報であり、具体的な情報としては、例えば、図3の各情報と同様な情報が格納されている。
(構成-端末装置-記録部-測定関連情報DB)
図13の測定関連情報DB652は、測定関連情報を格納する測定関連情報格納手段である。図15は、測定関連情報を例示した図である。「測定関連情報」とは、測定対象となる位置(つまり、測定位置)である測定点に関する情報であり、図15に示すように、例えば、項目「測定点特定情報」に対応する情報と、項目「位置情報」に対応する情報と、項目「階数情報」に対応する情報と、項目「室名情報」に対応する情報と、項目「設計値情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。
項目「測定点特定情報」に対応する情報は、測定点を特定する測定点特定情報である(図15では、連続する数値が採用されており「1」等)。項目「位置情報」に対応する情報は、測定点の位置を特定する位置情報である(図15では、図14に示す建物全体を示す三次元モデルの所定位置を原点としたX軸、Y軸、Z軸を基準とした三次元座標系を基準した三次元座標である「X005,Y005,Z003」等)。項目「階数情報」に対応する情報は、測定点が設けられている階数を特定する階数情報である(図15では、図14の3階を示す「3階」等)。項目「室名情報」に対応する情報は、測定点が設けられている室名を特定する室名情報である(図15では、図14の事務室Aを示す「事務室A」等)。項目「設計値情報」に対応する情報は、光源の照度の設計値である設計値情報である(図15では、照度が高くなる程大きな数値を示すこととして「50」等)。
そして、図15の測定関連情報においては、例えば、「測定点特定情報」=「1」の測定点の位置が「X005,Y005,Z003」に対応する位置であること、当該測定点が「3階」に設けられていること、当該測定点が「事務室A」に設けられていること、及び「事務室A」の光源の設計値が「50」であること等が示されている。
なお、このような測定関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する測定関連情報格納処理において格納される。
(構成-端末装置-記録部-結果関連情報DB)
図13の結果関連情報DB653は、前述の第2格納手段であり、具体的には、結果関連情報を格納する結果関連情報格納手段である。図16は、結果関連情報を例示した図である。「結果関連情報」とは、照度測定装置5による測定結果に関する情報であり、図16に示すように、例えば、項目「工事名称情報」に対応する情報と、項目「日付情報」に対応する情報と、項目「測定装置情報」に対応する情報と、項目「測定点特定情報」に対応する情報と、項目「測定値情報」に対応する情報と、項目「平均値情報」に対応する情報と、項目「合否情報」に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。なお、項目「工事名称情報」に対応する情報、項目「日付情報」に対応する情報、項目「測定装置情報」に対応する情報、項目「測定値情報」に対応する情報、及び項目「合否情報」に対応する情報は、図5の同一名称の情報と同様であり、また、項目「測定点特定情報」に対応する情報は、図15の同一名称の情報と同様である。
項目「平均値情報」に対応する情報は、複数の測定値情報が示す測定値の平均値を示す平均値情報である。図16で用いられる平均値は任意であるが、例えば、いわゆる5点法に対応する平均値を求める所定の演算の演算結果であり、「50」等である。
そして、図16の結果関連情報について、例えば、最上段の情報においては、「A1工事」という名称の工事において、「2019年11月25日」に、「Dv020」という型番の照度測定装置2を用いて照度の測定を行ったこと、当該測定において「測定点特定情報」=「1」の照度の測定値が「53」であること、当該測定値である「53」を含む5点法に対応する平均値が「50」であること、前述の測定値が「合格」であること等が示されている。
なお、このような結果関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する測定処理及び平均値算出処理において格納される。
(構成-端末装置-記録部-報告関連情報DB)
図13の報告関連情報DB654は、報告関連情報を格納する報告関連情報格納手段であり、具体的には、図1の同一名称のDBと同様である。
なお、このような報告関連情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する報告情報作成処理において格納される。
(構成-端末装置-制御部)
図13の制御部66は、端末装置6を制御する制御手段である。制御部66は、機能概念的に、例えば、第1取得部661、第2取得部662、及び管理部663を備える。なお、これらの制御部66の各部は図1の制御部26の各部と同様であり、当該各部によって行われる処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成された測定システム100により実行される測定関連情報格納処理、測定処理、平均値算出処理、及び報告情報生成処理について説明する。
(処理-測定関連情報格納処理)
まず、測定関連情報格納処理について説明する。図17は、測定関連情報格納処理のフローチャートである。「測定関連情報格納処理」とは、概略的には、端末装置6によって行われる処理であり、具体的には、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を格納する処理である。なお、測定関連情報格納処理を繰り返し実行することにより、図15の測定関連情報が格納されることになるが、ここでは、例えば、図15の最上段の情報を格納する場合を例示して説明する。この測定関連情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、端末装置2のタッチパッド23を介してユーザによる所定操作を受け付けた場合に実行が開始されることとし、当該処理の実行が開始されたところから説明する。
まず、図17のSC1において制御部66は、測定の対象となる建物の平面図の画像を、ディスプレイ64に表示する。図18は、建物の3階の平面図の画像の表示例である。具体的には任意であるが、例えば、図7のSA1の場合と同様にして、三次元建物関連情報DB651の三次元建物関連情報に基づいて、測定の対象となる建物の平面図の画像を表示する。詳細には、タッチパッド63を介して行われるユーザからの操作入力(例えば、拡大、縮小、平面図の画像として表示する部分を指定する操作入力等)に基づいて、ユーザが所望する階の平面図の画像を生成し、生成した当該平面図の画像をディスプレイ64に表示する。
ここでは、例えば、タッチパッド63を介して図14の建物の平面図に対応する画像を表示するための操作入力が行われた場合、三次元建物関連情報DB651の三次元建物関連情報に基づいて、図18の平面図の画像を生成して表示する。なお、この図18の平面図の画像においては、例えば、図14の事務室A、事務室B、及び通路に対応する画像等が表示されている。
次に、図17のSC2において制御部66は、照度測定が行われる測定位置である測定点を指定する情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが、SC1でディスプレイ64に表示した平面図の画像の1点をタッチパッド63を介してタップした場合に、制御部66は、三次元建物関連情報DB651の三次元建物関連情報に基づいて、当該タップした1点の三次元座標を特定し、特定した三次元座標を測定点を指定する情報として受け付ける。
ここでは、例えば、ユーザが、SB1でディスプレイ64に表示した図18の平面図の画像の図18の左側の部屋(つまり、図14の事務室Aに対応する部屋)における破線の矩形で図示されている1点をタッチパッド63を介してタップした場合、制御部66は、三次元建物関連情報DB651の三次元建物関連情報に基づいて、当該タップした1点の三次元座標である「X005,Y005,Z003」を特定し、特定した三次元座標である「X005,Y005,Z003」を測定点を指定する情報として受け付ける。
次に、図17のSC3において制御部66は、階数情報及び室名情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、制御部66が、ディスプレイ64に階数情報及び室名情報を入力するための入力欄を表示し、ユーザがタッチパッド63を介して当該入力欄に階数情報及び室名情報を入力することとする。そして、制御部66は、当該入力欄に入力された階数情報及び室名情報を受け付ける。
ここでは、例えば、ユーザが階数情報及び室名情報として「3階」及び「事務室A」を入力した場合、当該「3階」及び「事務室A」を受け付ける。
次に、図17のSC4において制御部66は、測定関連情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、まず、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、測定点特定情報として記録されている数値の内の最大値を特定し、特定した最大値に対して「1」を加算した数値を測定点特定情報として格納する。なお、図15の最上段の情報を格納する場合、未だ測定点特定情報が記録されていないので、この場合、測定点特定情報として「1」を格納する。次に、SC2で受け付けた測定点を指定する情報である三次元座標を取得し、当該取得した三次元座標を図15の位置情報として格納し、また、SC3で受け付けた階数情報及び室名情報を取得し、取得した階数情報及び室名情報を図15の階数情報及び室名情報として格納する。次に、図15の設計値情報を格納することになるが、ここでは、例えば、設計時に予め定められている情報として「50」を格納する。
ここでは、例えば、まず、図15の最上段の情報を格納する場合、未だ測定点特定情報が記録されていないので、測定点特定情報として「1」を格納する。次に、SC2で受け付けた測定点を指定する情報であるである三次元座標「X005,Y005,Z003」を取得し、図15の位置情報として「X005,Y005,Z003」を格納し、また、SC3で受け付けた階数情報及び室名情報である「3階」及び「事務室A」を取得し、図15の階数情報及び室名情報として「3階」及び「事務室A」を格納する。次に、図15の設計値情報として「50」を格納する。
そして、これらの図17のSC1~SC4の処理を繰り返し実行することにより、図15の測定関連情報が格納されることになる。これにて、測定関連情報格納処理を終了する。
(処理-測定処理)
次に、測定処理について説明する。図19は、測定処理のフローチャートである。「測定処理」とは、概略的には、端末装置6によって行われる処理であり、具体的には、端末装置6が照度測定装置5を制御して照度の測定を行う処理である。
ここでは、例えば、図14に図示されている測定点の内の測定点71で照度の測定を行うために、当該測定点71に照度測定装置5を配置して照度の測定の準備(具体的な準備内容は公知であるので説明を省略する)を行った後に、測定処理を実行する場合を適宜例示して説明する。また、例えば、測定処理の起動時に、ユーザがタッチパッド63を介して、図14に示す建物の工事の名称として「A1工事」を入力し、また、測定に用いる照度測定装置5の型番である「Dv020」を入力したものとして、以下説明する。
まず、図19のSD1において制御部66は、測定の対象となる建物の平面図(二次元平面図)の画像を、ディスプレイ64に表示する。図20は、建物の3階の平面図の画像の表示例である。具体的には任意であるが、例えば、図17のSC1の場合と同様にして、ユーザが所望する平面図の画像を表示する。特に、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報に基づいて、当該表示する平面図の画像において、測定点の位置を特定し、特定した測定点の位置に測定点画像を表示する。「測定点画像」とは、測定点を示す画像であり、例えば、図14の測定点71~75等を示す図20の測定点画像G71~G75等である。なお、測定点画像G71~G75については、相互に区別する必要が無い場合には、測定点画像G7と総称する。
詳細には、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報における位置情報を参照して、ユーザが所望する平面図の画像内における当該位置情報が示す位置を特定し、特定した当該平面図の画像内の位置に測定点画像を表示する。
ここでは、例えば、図17のSC1の場合と同様にして、ユーザが所望する平面図の画像(ここでは、照度測定装置5を配置した測定点71を示す平面図の画像)として図20の画像を表示することになるが、特に、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報における位置情報を参照して、図20の平面図の画像内における当該位置情報が示す位置を特定し、図14の測定点71~75等を示す図20の測定点画像G71~G75等を表示する。
次に、図17のSD2において第1取得部661は、測定点特定情報(第1情報)を取得する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが、SB1でディスプレイ64に表示した建物の平面図の画像の内の1個の測定点画像をタップして選択する操作をタッチパッド63を介して行うことにより、当該選択した測定点画像を示す情報が端末装置6に入力されることとし、第1取得部661は、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、当該入力された測定点画像を示す情報に対応する測定点を特定する測定点特定情報を取得する。
ここでは、例えば、ユーザが、SB1でディスプレイ64に表示した図20の建物の平面図の画像の内の1個の測定点画像G71(つまり、照度測定装置5を配置した測定点71に対応する測定点画像)をタップして選択する操作をタッチパッド23を介して行った場合、当該選択した測定点画像G71を示す情報が端末装置6に入力される。この場合、第1取得部661は、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、当該入力された測定点画像G71を示す情報に対応する測定点を特定する「測定点特定情報」=「1」を取得する。
次に、図19のSD3において第2取得部662は、測定を開始するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図7のSA3の場合と同様にして、判定する。そして、測定を開始しないものと判定した場合(SD3のNO)、測定を開始するものと判定するまで、繰り返しSD3を実行する。また、測定を開始するものと判定した場合(SD3のYES)、SD4に移行する。
ここでは、例えば、ユーザがタッチパッド63を介して不図示の測定開始ボタンをタップした場合、第2取得部662は、測定開始ボタンがタップされたことを示す情報を受け付けた上で、測定を開始するものと判定する。
次に、図19のSD4において第2取得部662は、測定を開始する。具体的には任意であるが、例えば、図7のSA4の場合と同様にして、測定を開始するための信号である測定開始信号を通信部61を介して照度測定装置5に送信する。一方、照度測定装置5の制御部56は、当該測定開始信号を通信部51を介して受信した上で、測定を開始する。
ここでは、例えば、第2取得部662は、測定開始信号を生成して送信し、一方、当該測定開始信号を受信した照度測定装置5の制御部56は、測定部54を用いて照度測定装置5が配置されている図14の測定点71の照度を測定し、測定した照度の測定値として「53」を取得する。
次に、図19のSD5において第2取得部662は、測定結果に関する情報(第2情報)を取得して表示する。具体的には任意であるが、例えば、照度測定装置5の制御部56は、前述の照度測定で取得した測定値を示す情報である「測定値特定情報」を含む測定結果信号を生成し、生成した測定結果信号を、通信部51を介して端末装置6に送信することとする。そして、第2取得部662は、通信部61を介して照度測定装置5からの測定結果信号を受信した場合、当該測定結果信号に含まれている「測定値特定情報」を、測定結果に関する情報として取得する。次に、第2取得部662は、SD2でユーザにタップされた測定点画像を特定し、特定した測定点画像に、前述の測定結果に関する情報として取得した「測定値特定情報」が示す測定値を表示する。
図21は、建物の3階の平面図の画像の表示例である。ここでは、例えば、照度測定装置5の制御部56は、前述の照度測定で取得した測定値である「53」を示す「測定値特定情報」を含む測定結果信号を生成して送信する。そして、第2取得部662は、当該測定結果信号を受信し、当該測定結果信号に含まれている「測定値特定情報」=「53」を取得する。次に、第2取得部662は、SD2でユーザにタップされた測定点画像である測定点画像G71を特定し、図21に示すように、建物の3階の平面図(二次元平面図)の測定点画像G71に、前述の「測定値特定情報」が示す測定値である「53」を重畳して表示する。
次に、図19のSD6において管理部663は、測定結果関連情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、図7のSA7の場合と同様にして、結果関連情報DB653の図16の結果関連情報における工事名称情報、日付情報、及び測定装置情報を格納する。次に、SD2で取得した測定点特定情報を取得し、また、SD5で取得した測定結果に関する情報を取得し、これらの取得した情報に基づいて、図16の測定点特定情報及び測定値情報を格納する。次に、SD5で取得した測定結果に関する情報が示す照度測定の測定値を特定し、また、測定関連情報DB652の図15の設計値情報を取得し、特定した測定値と取得した設計値情報が示す設計値とに基づいて、測定値が設計値に対して当該設計値の所定割合以上離れた値となっているか否かを判定する。そして、測定値が設計値に対して当該設計値の所定割合以上離れた値となっているものと判定した場合、測定値が所定の基準に合致しておらず「不合格」であるものと特定し、また、測定値が設計値に対して当該設計値の所定割合以上離れた値となっているわけではないものと判定した場合、測定値が所定の基準に合致しており「合格」であるものと特定し、この特定結果に基づいて図16の合否情報を格納する。
ここでは、例えば、図7のSA7の場合と同様にして、結果関連情報DB653の図16の結果関連情報における「工事名称情報」=「A1工事」、「日付情報」=「2019年11月25日」、及び「測定装置情報」=「Dv020」を格納する。次に、SD2で取得した測定点特定情報である「1」を取得し、また、SD5で取得した測定結果に関する情報である「53」を取得し、これらの取得した情報に基づいて、図16の「測定点特定情報」=「1」及び「測定値情報」=「53」を格納する。次に、SD5で取得した測定結果に関する情報が示す照度測定の測定値である「53」を特定し、また、測定関連情報DB652の図15の設計値情報である「50」を取得し、特定した「測定値」=「53」が取得した設計値情報が示す「設計値」=「50」に対して所定割合(例えば、「50」の2割である「10」)以上離れた値となっているわけではないものと判定し、「合格」を特定し、図16の「合否情報」=「合」を格納する。そして、このように測定処理を行うことにより、図16の最上段の情報における「平均値情報」以外の情報が格納されることになる。これにて、測定処理を終了する。
(処理-平均値算出処理)
次に、平均値算出処理について説明する。図22は、平均値算出処理のフローチャートであり、図23は、建物の3階の平面図の画像の表示例である。「平均値算出処理」とは、概略的には、端末装置6によって行われる処理であり、具体的には、図16の照度の測定値の平均値を算出して平均値情報を格納する処理である。この平均値算出処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、図16の結果関連情報を格納した後にタッチパッド63を介してユーザからの所定操作を受け付けた場合に実行が開始されることとし、当該処理の実行が開始されたところから説明する。
ここでは、例えば、少なくとも図16の「測定点特定情報」=「1」~「5」に関連付けられている各情報が格納されており、図23に示すように、ディスプレイ64に測定点画像G71が表示されている場合において、図14の事務室Aの5個の測定点7の照度の測定値の平均値を5点法に対応する手法で算出する場合を適宜例示して説明する。
まず、図22のSE1において第1取得部661は、測定点特定情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが、ディスプレイ64に表示されている5個の測定点画像を選択する操作をタッチパッド63を介して行うことにより、当該選択した5個の測定点画像を示す情報が端末装置6に入力されることとし、第1取得部661は、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、当該入力された5個の測定点画像を示す情報に対応する5個の測定点を特定する5個の測定点特定情報を取得する。
ここでは、例えば、例えば、ユーザが、ディスプレイ64に表示した図23の建物の平面図の画像の内の5個の測定点画像G71~G75を選択する操作をタッチパッド63を介して行った場合、当該選択した測定点画像G71~G75を示す情報が端末装置6に入力される。この場合、第1取得部661は、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、当該入力された測定点画像G71~G75を示す情報に対応する5個の測定点を特定する「測定点特定情報」=「1」~「5」を取得する。なお、ここでの測定点画像G71~G75を選択する操作は任意であるが、例えば、測定点画像G71~G75をタップする操作を行ってもよいし、あるいは、測定点画像G71~G75の周囲をなぞって測定点画像G71~G75を環状に取り囲む操作を行ってもよい。
次に、図22のSE2において管理部663は、平均値を演算する。具体的には任意であるが、例えば、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、SE1で取得した5個の測定点特定情報に関連付けられている5個の位置情報を取得し、取得した5個の位置情報の相互間の位置関係を把握する。次に、結果関連情報DB653の図16の結果関連情報を参照して、SE1で取得した5個の測定点特定情報に関連付けられている5個の測定値情報を取得する。次に、前述の把握した位置関係及び取得した測定値情報に基づいて、5点法に対応する平均値の演算を行うことにより、平均値を演算する。
ここでは、例えば、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して、SE1で取得した5個の「測定点特定情報」=「1」~「5」に関連付けられている5個の「位置情報」=「X005,Y005,Z003」、「X003,Y003,Z003」、「X005,Y001,Z003」、「X007,Y003,Z003」、「X005,Y003,Z003」を取得し、取得した5個の位置情報の相互間の位置関係として図23の測定点画像G71~G75が示す位置関係を把握する。次に、結果関連情報DB653の図16の結果関連情報を参照して、SE1で取得した5個の「測定点特定情報」=「1」~「5」に関連付けられている5個の「測定値情報」=「53」、「51」、「49」、「47」、及び「50」を取得する。次に、前述の把握した図23の測定点画像G71~G75が示す位置関係及び取得した測定値情報に基づいて、5点法に対応する平均値の演算(例えば、「(53+51+49+47+50×2)÷6」の演算(なお、測定値が2倍されているのでは、図23の測定点画像75のように5個の測定点の内の中央に位置する測定点の測定値である))を行うことにより、平均値として「50」演算する。つまり、SE1で取得した5個の「測定点特定情報」=「1」~「5」が示す図14の測定点71~75がグルーピングされて管理されることになる。
次に、図22のSE3において管理部663は、平均値情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、結果関連情報DB653における図16の結果関連情報において、SE1で取得した5個の測定点特定情報に関連付けられている平均値情報として、SE2で演算した平均値を示す情報を格納する。
ここでは、例えば、結果関連情報DB653における図16の結果関連情報において、SE1で取得した5個の「測定点特定情報」=「1」~「5」に関連付けられている平均値情報として、SE2で演算した平均値を示す情報として「50」を格納する。これにて、平均値算出処理を終了する。
(処理-報告情報作成処理)
次に、報告情報作成処理について説明する。「報告情報作成処理」とは、概略的には、端末装置6によって行われる処理であり、具体的には、実施の形態1の報告情報作成処理と同様であるので、図9の「SF」として説明する。ここでは、例えば、報告情報作成処理の起動時にタッチパッド63を介してユーザが「日付情報」=「2019年11月25日」を入力し、当該入力された日付情報における報告情報を生成した格納する場合を適宜例示して説明する。
図24は、ディスプレイに表示された状態の報告情報を例示した図である。報告情報は、例えば、測定書情報表示欄81、及び図面情報表示欄82を備える。
測定書情報表示欄81は、測定結果に関する情報等を表形式に表示する欄であり、例えば、測定結果に関する情報に共通の情報を表示するための第1表示欄811、及び測定結果に関する情報自体を表示するための第2表示欄812を有する。図面情報表示欄82は、測定対象の建物を示す図面を表示する欄であり、例えば、平面図の形式で図面を表示する欄である
まず、図9のSF1において管理部663は、SB1と同様な処理を行って、報告情報作成処理の起動時に入力された日付情報に対応する結果関連情報を取得する。
次に、図9のSF2において管理部663は、SB2と同様な処理を行って、SB1で取得した結果関連情報に基づいて、報告情報を生成する。特に、第2表示欄812の「階」の欄の情報として、測定関連情報DB652の図15の測定関連情報を参照して対応する階数情報を特定して、当該特定した階数情報を表示する報告情報を生成する。
次に、図9のSF3において管理部663は、SB3と同様な処理を行って、SF2で生成した報告情報を表示して格納する。具体的には任意であるが、例えば、SF2で生成した報告情報を取得し、取得した報告情報をディスプレイ64に表示し(図24参照)、また、当該報告情報を報告関連情報DB654に格納する。これにて、報告書作成処理を終了する。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、複数の測定点をグルーピングし、グルーピングした複数の測定点に基づいて、測定の対象となる建物における測定を管理する(例えば、平均値を演算する)ことにより、例えば、複数の測定点単位で測定を管理することが可能となる。
また、二次元平面図に対して、第2取得部662が取得した測定値を重畳して表示することにより、例えば、測定位置と測定結果とを直観的に把握させることが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(未だ測定されていない測定対象の表示について)
また、上記各実施の形態において、未だ測定されていない測定対象が存在する場合に、当該測定対象を示す情報を出力するように構成してもよい。
実施の形態1では、例えば、管理部263が、任意のタイミングで図8等の建物画像をディスプレイ24に表示する場合に、図4の想定関連情報のモデルIDの内の、図5の結果関連情報において測定値情報が未だ格納さていないモデルIDが存在するか否かを判定し、存在するものと判定した場合、以下の処理を行うように構成してもよい。具体的には、図4の想定関連情報のモデルIDの内の図5の結果関連情報において測定値情報が未だ格納されていないモデルIDを特定し、図3の三次元建物関連情報を参照して、当該特定したモデルIDに関連付けられているモデル情報を特定し、当該モデル情報が特定する三次元モデルの画像がディスプレイ24に表示されている場合、当該画像を強調表示することにより、未だ測定されていない配管をユーザに対して報知してもよい。
ここでは、例えば、図5の結果関連情報として最上段の情報のみが格納されていることとして説明する。この場合、管理部263は、任意のタイミングで図8等の建物画像をディスプレイ24に表示する場合に、図4の想定関連情報のモデルID=「ID0001」~「ID0005」の内の「ID0003」~「ID0005」が図5の結果関連情報において測定値情報が未だ格納されていないものと判定する。そして、管理部263は、図4の想定関連情報のモデルIDの内の図5の結果関連情報において測定値情報が未だ格納されていないモデルIDとして「ID0003」~「ID0005」特定し、図3の三次元建物関連情報を参照して、当該特定したモデルIDである「ID0003」~「ID0005」に関連付けられている「モデル情報」=「M0003」~「M0005」を特定し、当該「モデル情報」=「M0003」~「M0005」が特定する三次元モデルの画像である配管画像G313~配管画像G315がディスプレイ24に表示されているので、当該画配管画像G313~配管画像G315を強調表示することにより、未だ測定されていない図2の配管313~315をユーザに対して報知してもよい。このように構成した場合、測定の対象となる建物おける複数の配管31の内の、測定値情報が結果関連情報DB253に未だ格納されていない配管31が存在する場合に、当該配管31を示す情報を出力することにより、例えば、測定漏れを防止することが可能となる。
実施の形態2でも、管理部663が、実施の形態1の場合と同様な処理を行って、図15の測定関連情報及び図16の結果関連情報に基づいて、未だ測定されていない測定点に対応する測定点画像を強調表示することにより、未だ測定されていない測定点をユーザに報知してもよい。
(組み合わせについて)
また、上記実施の形態及び変形例の技術を任意に組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の管理システムは、対象建物における測定を管理する管理システムであって、前記対象建物を示す三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段と、前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、を備える。
付記2の管理システムは、付記1に記載の管理システムにおいて、前記第1取得手段は、複数の前記測定対象を示す情報を前記第1情報として取得し、前記管理手段は、前記第1取得手段が取得した前記第1情報が示す複数の前記測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の前記測定対象に基づいて、前記対象建物における測定を管理する。
付記3の管理システムは、付記1又は2に記載の管理システムにおいて、前記測定対象は、前記対象建物における測定位置を含んでおり、前記管理手段は、前記第1取得手段が前記対象建物における測定位置を示す情報を前記第1情報として取得した場合に、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図であって、前記第1取得手段が取得した前記対象建物における測定位置を含む前記二次元平面図に対して、前記第2取得手段が取得した前記第2情報を重畳して表示する。
付記4の管理システムは、付記1から3の何れか一項に記載の管理システムにおいて、前記測定対象は、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を含んでおり、前記第1取得手段は、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を示す測定対象部材入力情報が前記管理システムに入力された場合、前記管理システムに入力された前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材を示す情報を前記第1情報として取得し、前記第2取得手段は、前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材における測定結果を示す前記第2情報を取得し、前記管理手段は、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報を基準にして、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とを相互に関連付けて第2格納手段に格納する第1処理と、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の、前記第2情報が前記第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力する第2処理とを行う。
付記5の管理システムは、付記1から4の何れか一項に記載の管理システムにおいて、前記対象建物は、工事中の建物であり、前記管理手段は、少なくとも、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、少なくとも前記対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力する。
付記6の管理プログラムは、対象建物における測定を管理する管理プログラムであって、コンピュータを、前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、前記対象建物を示す三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の管理システム、及び付記6に記載の管理プログラムによれば、第1格納手段が格納している三次元建物モデル情報と、第1取得手段が取得した第1情報と、第2取得手段が取得した第2情報とに基づいて、対象建物における測定を管理することにより、例えば、対象建物における測定に関する作業を効率化することが可能となる。
付記2に記載の管理システムによれば、複数の測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の測定対象に基づいて、対象建物における測定を管理することにより、例えば、複数の測定対象単位で測定を管理することが可能となる。
付記3に記載の管理システムによれば、二次元平面図に対して、第2取得手段が取得した第2情報を重畳して表示することにより、例えば、測定位置と測定結果とを直観的に把握させることが可能となる。
付記4に記載の管理システムによれば、対象建物における複数の測定対象部材の内の、第2情報が第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力することにより、例えば、測定漏れを防止することが可能となる。
付記5に記載の管理システムによれば、対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力することにより、例えば、報告情報を用いて対象建物の測定に関する報告を行うことができるので、報告書を作成する手間を軽減することが可能となる。
1 配管試験装置
2 端末装置
5 照度測定装置
6 端末装置
7 測定点
11 通信部
12 操作部
13 表示部
14 測定部
15 記録部
16 制御部
21 通信部
22 撮像部
23 タッチパッド
24 ディスプレイ
25 記録部
26 制御部
31 配管
32 梁部材
41 測定書情報表示欄
42 グラフ情報表示欄
43 第1図面情報表示欄
44 第2図面情報表示欄
45 画像情報表示欄
51 通信部
52 操作部
53 表示部
54 測定部
55 記録部
56 制御部
61 通信部
62 撮像部
63 タッチパッド
64 ディスプレイ
65 記録部
66 制御部
71 測定点
72 測定点
73 測定点
74 測定点
75 測定点
81 測定書情報表示欄
82 図面情報表示欄
100 測定システム
251 三次元建物関連情報DB
252 測定関連情報DB
253 結果関連情報DB
254 報告関連情報DB
261 第1取得部
262 第2取得部
263 管理部
500 測定システム
311 配管
312 配管
313 配管
314 配管
315 配管
411 第1表示欄
412 第2表示欄
651 三次元建物関連情報DB
652 測定関連情報DB
653 結果関連情報DB
654 報告関連情報DB
661 第1取得部
662 第2取得部
663 管理部
811 第1表示欄
812 第2表示欄
G7 測定点画像
G31 配管画像
G32 梁部材画像
G71 測定点画像
G72 測定点画像
G73 測定点画像
G74 測定点画像
G75 測定点画像
G311 配管画像
G312 配管画像
G313 配管画像
G314 配管画像
G315 配管画像
G300 通り芯画像

Claims (7)

  1. 対象建物における測定であって測定装置を用いて行われる測定を管理する管理システムであって、
    前記対象建物を示す三次元建物モデル情報を格納する第1格納手段と、
    前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
    前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、
    前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、を備え、
    前記測定装置は、前記管理システムとは別体であり、
    前記第2取得手段は、
    前記測定装置での測定を開始するための測定開始信号を前記測定装置に送信し、
    前記測定開始信号を受信することにより実施された前記測定装置による測定結果に対応する情報を含む測定結果信号を受信し、受信した前記測定結果信号が示す情報を前記第2情報として取得する、
    管理システム。
  2. 前記第1取得手段は、複数の前記測定対象を示す情報を前記第1情報として取得し、
    前記管理手段は、前記第1取得手段が取得した前記第1情報が示す複数の前記測定対象をグルーピングし、グルーピングした複数の前記測定対象に基づいて、前記対象建物における測定を管理する、
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記測定対象は、前記対象建物における測定位置を含んでおり、
    前記管理手段は、
    前記第1取得手段が前記対象建物における測定位置を示す情報を前記第1情報として取得した場合に、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図であって、前記第1取得手段が取得した前記対象建物における測定位置を含む前記二次元平面図に対して、前記第2取得手段が取得した前記第2情報を重畳して表示する、
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記測定対象は、前記対象建物における測定位置を含んでおり、
    前記対象建物における測定位置は、測定時に前記測定装置が配置される位置であり、
    前記管理システムは、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報に基づく二次元平面図において、前記対象建物における測定位置を示す測定点画像を表示する制御手段、を更に備え、
    前記第1取得手段は、前記制御手段によって表示された前記測定点画像がユーザによって選択された場合に、選択された前記測定点画像が示す前記対象建物における測定位置を示す情報を前記第1情報として取得する、
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  5. 前記測定対象は、前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を含んでおり、
    前記第1取得手段は、
    前記対象建物における複数の測定対象部材の内の少なくとも1個の測定対象部材を示す測定対象部材入力情報が前記管理システムに入力された場合、
    前記管理システムに入力された前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材を示す情報を前記第1情報として取得し、
    前記第2取得手段は、
    前記測定対象部材入力情報が示す少なくとも1個の測定対象部材における測定結果を示す前記第2情報を取得し、
    前記管理手段は、
    前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報を基準にして、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とを相互に関連付けて第2格納手段に格納する第1処理と、
    前記対象建物における複数の測定対象部材の内の、前記第2情報が前記第2格納手段に未だ格納されていない測定対象部材が存在する場合に、当該測定対象部材を示す情報を出力する第2処理とを行う、
    請求項1からの何れか一項に記載の管理システム。
  6. 前記対象建物は、工事中の建物であり、
    前記管理手段は、少なくとも、前記第1格納手段が格納している前記三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、少なくとも前記対象建物における測定に関する情報を含む報告情報を出力する、
    請求項1からの何れか一項に記載の管理システム。
  7. 理プログラムであって、
    対象建物における測定であって測定装置を用いて行われる測定を管理する管理システムを、
    前記対象建物における測定対象を示す第1情報を取得する第1取得手段と、
    前記測定対象における測定結果に関する第2情報を取得する第2取得手段と、
    前記対象建物を示す三次元建物モデル情報と、前記第1取得手段が取得した前記第1情報と、前記第2取得手段が取得した前記第2情報とに基づいて、前記対象建物における測定を管理する管理手段と、として機能させ
    前記測定装置は、前記管理システムとは別体であり、
    前記第2取得手段は、
    前記測定装置での測定を開始するための測定開始信号を前記測定装置に送信し、
    前記測定開始信号を受信することにより実施された前記測定装置による測定結果に対応する情報を含む測定結果信号を受信し、受信した前記測定結果信号が示す情報を前記第2情報として取得する、
    管理プログラム。
JP2020005589A 2020-01-17 2020-01-17 管理システム、及び管理プログラム Active JP7451183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005589A JP7451183B2 (ja) 2020-01-17 2020-01-17 管理システム、及び管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005589A JP7451183B2 (ja) 2020-01-17 2020-01-17 管理システム、及び管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021113420A JP2021113420A (ja) 2021-08-05
JP7451183B2 true JP7451183B2 (ja) 2024-03-18

Family

ID=77076691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020005589A Active JP7451183B2 (ja) 2020-01-17 2020-01-17 管理システム、及び管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7451183B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7316483B1 (ja) 2023-03-01 2023-07-27 スパイダープラス株式会社 判定結果出力システム、判定結果出力方法及びプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019191927A (ja) 2018-04-25 2019-10-31 有限会社リライト 構造物の検査システム及び検査方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019191927A (ja) 2018-04-25 2019-10-31 有限会社リライト 構造物の検査システム及び検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021113420A (ja) 2021-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Marino et al. An Augmented Reality inspection tool to support workers in Industry 4.0 environments
US7139685B2 (en) Video-supported planning of equipment installation and/or room design
JP4999734B2 (ja) 環境地図生成装置、方法及びプログラム
KR20160033495A (ko) 증강현실을 이용한 가구 배치 장치 및 방법
AU2014203440A1 (en) Information processing device, position designation method
Napolitano et al. Combination of image-based documentation and augmented reality for structural health monitoring and building pathology
JP6097079B2 (ja) 壁面診断結果記録システム、壁面診断結果記録方法、及び壁面診断結果記録プログラム
US10990075B2 (en) Context sensitive relational feature/measurement command menu display in coordinate measurement machine (CMM) user interface
CN103310377A (zh) 用于监测系统资产的运行的方法和设备
JP7451183B2 (ja) 管理システム、及び管理プログラム
JP5109084B2 (ja) 下着のオーダーメイドシステム、サーバ、下着のオーダーメイドの方法、及び下着のオーダーメイドのプログラム
JP6719368B2 (ja) 3次元空間可視化装置、3次元空間可視化方法およびプログラム
US20220036649A1 (en) Offline teaching device, measurement control device, and program
KR20140002999A (ko) 마커를 이용한 초음파 영상 디스플레이 방법 및 초음파 진단 장치
JP7186833B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
CN103156646B (zh) 双屏幕超声医疗测量方法及装置
CN110580738B (zh) 生成增强的工厂模型的方法
Majeske Approving vision-based measurement systems in the presence of within-part variation
KR101237434B1 (ko) 측량기를 이용한 3차원 건축실물모델링 방법
US10139426B2 (en) Airflow test method, airflow test apparatus and clean room control system
JP6889292B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
Lin et al. An augmented reality-based system for ultrasonically measuring the thickness of thin-walled parts
JP6350988B2 (ja) 橋梁の損傷診断用カメラ
JP6293293B2 (ja) マルチセンサ計測装置のルーティンを確立する方法
JP2012063310A (ja) 欠陥寸法測定装置、欠陥寸法測定方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20200213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7451183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150