JP7449709B2 - プリズム機構、撮像装置、保持機構、及び、加工装置 - Google Patents

プリズム機構、撮像装置、保持機構、及び、加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、入射した光を反射して該光の進行方向を変更するプリズム機構、及び、それを利用する撮像装置や加工装置に関する。
従来、光を屈折させるための光学素子としてプリズムが広く利用されており、プリズムを利用した撮像装置を備える加工装置も知られている。
例えば、特許文献1では、ウェーハをダイシングする切削装置において、切削ブレードの摩耗を監視するブレード監視ユニットを設ける構成が開示される。ブレード監視ユニットは、切削ブレードを挟んで対向する発光部と受光部を備える構成とし、発光部と受光部にはそれぞれプリズムが利用されている。
また、特許文献2では、ウェーハを研削する研削装置において、研削砥石の摩耗量を測定する検出手段を設ける構成が開示される。検出手段は、砥石を挟んで対向する投光側プリズムと受光側プリズムを備える構成としている。
特開2019-054081号公報 特開2012-148387号公報
上述した例は、2つのプリズムが被撮像物を挟んで対向して配置される形態であるが、被撮像物と90度ずれた位置に撮像カメラを配置するレイアウトとするニーズが存在する。
このニーズに対し、一つのプリズムを用いることで、プリズムの反射面を被撮像物に45度傾斜させて配置し、入射した光を90度屈折させて撮像カメラ側に出射する構成を検討した。
また、被撮像物に対し光を照射するための光源が必要になるが、この光源をプリズムや撮像カメラと別の装置に組み付ける構成とすると、組付けの手間が生じることや、装置のコンパクト化に支障を来たすことが懸念される。
以上に鑑み、本願発明は、プリズムを用いることにより被撮像物と90度ずれた位置からの撮像を可能とする新規なプリズム機構、及び、それを備える撮像装置、及び、加工装置を提案するものである。
本発明の一態様によれば、
光の進行方向を変更するプリズム機構であって、
被撮像物に対面して配設され、該被撮像物からの反射光を反射して該反射光の進行方向を変更させる反射面を含むプリズム本体と、
該プリズム本体を収容する筐体と、
該被撮像物に対して光を照射する光源と、
を備え、
該筐体には、被撮像物に対面して該反射光の通過を許容する第一通過口と、
該プリズム本体で進行方向が変更された該反射光を撮像カメラに導く第二通過口と、
が形成される、
プリズム機構とする。
また、本発明の一態様によれば、
上記記載のプリズム機構を備えた撮像装置であって、
該第二通過口に接続された撮像カメラを更に備える、撮像装置とする。
また、本発明の一態様によれば、
上記記載の撮像装置を備える保持機構であって、
透明部材からなる透明部を含み、板状の被撮像物を保持する保持面を有した保持テーブルを更に備え、
該第一通過口が該保持テーブルの該透明部の下方に位置付けられる、保持機構とする。
また、本発明の一態様によれば、
上記記載の保持機構を備えた加工装置であって、
該保持テーブルで保持された板状の被撮像物を加工する加工手段を更に備える、加工装置とする。
本発明の一態様によれば、プリズムを用いることにより被撮像物と90度ずれた位置からの撮像を可能とするプリズム機構が実現できる。
また、本発明の一態様によれば、被撮像物と90度ずれた位置からの撮像が可能となる。
また、本発明の一態様によれば、透明部を介して板状の被撮像物を撮像することができる。
また、本発明の一態様によれば、被撮像物の下側から撮像が可能となることで、被撮像物において保護をしたい面(例えばデバイス面)を下側にして保持しながら加工箇所(例えば、分割予定ライン)を検出しつつ、被撮像物を切削加工することができる。
本発明の実施に使用される切削装置の一実施形態の斜視図である。 支持ボックス及び保持テーブル部分の分解斜視図である。 (A)は支持ボックス上に搭載された保持テーブルの斜視図である。(B)は下方撮像機構及びその支持構造の斜視図である。 保持テーブルの断面形状等について示す図である。 (A)は、下方撮像機構の構成について示す側面概要図である。(B)は、プリズム本体の別実施形態について示す図である。 下方撮像機構の構成について示す正面概要図である。 (A)は被加工物の一例であるウェーハの表面を表す図である。(B)は被加工物の一例であるウェーハの裏面を表す図である。 保持テーブルと下方撮像機構の位置関係について説明する図である。 切削ステップについて説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る加工装置2について示す斜視図である。なお、本発明は以下に説明される切削装置の形態の他、レーザーにて被加工物を加工する加工ユニットであって、レーザービームを発生させる発振器とレーザービームを被加工物に集光する集光器とを備えた加工ユニットを有するレーザー加工装置においても適用できる。
図1に示すように、加工装置2の基台4には、保持テーブル27が移動機構23(図3(A))によりX軸方向に往復動可能に配設されている。保持テーブル27の周囲にはウォーターカバー14が配設されており、このウォーターカバー14と基台4にわたり蛇腹16が連結されている。
図1に示すように、基台4の前側角部には、後述する被加工物を収容するカセット20を載置するためのカセット載置台21が設けられる。
図1に示すように、基台4上には門型形状のコラム24が立設されており、コラム24にはY軸方向に伸長する一対のガイドレール26が固定されている。コラム24にはY軸移動ブロック28が、ボールねじ30とパルスモータ32とからなるY軸移動機構34によりガイドレール26に案内されてY軸方向に移動可能に搭載されている。
図1に示すように、Y軸移動ブロック28にはZ軸方向に伸長する一対のガイドレール36が固定されている。Y軸移動ブロック28上には、Z軸移動ブロック38がボールねじ40とパルスモータ42とからなるZ軸移動機構44によりガイドレール36に案内されてZ軸方向に移動可能に搭載されている。
図1に示すように、Z軸移動ブロック38には切削ユニット46及び上方撮像機構52が取付けられている。切削ユニット46は、図9に示すように、図示せぬモータにより回転駆動されるスピンドル48の先端部に切削ブレードB1を着脱可能に装着して構成されている。
図1に示すように、基台4上には、スピンナーテーブル56を有するスピンナー洗浄ユニット54が設けられており、切削加工後の被加工物をスピンナーテーブル56で吸引保持してスピンナー洗浄するとともに、スピン乾燥できるようになっている。
図2は、保持テーブル27の構成について説明する図である。
保持テーブル27は環状ベース62と、円盤状の保持部材74とを有する。環状ベース62は、嵌合部64と、嵌合部64より大径のベルト巻回部66と、嵌合部64軸方向に貫通する貫通部65と、貫通部65を塞ぐ透明部材68と、を有する。
図2に示すように、環状ベース62の上面には、円盤状の保持部材74の枠部74bを載置して固定するための被装着領域70が設けられる。
図2に示すように、保持部材74は、円盤状の保持部74aと、その周囲を取り囲む枠部74bを有して構成される。保持部74aは、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、サファイア、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム等の透明部材にて構成されている。なお、透明部材の「透明」とは、「可視光の少なくとも一部の波長の光を透過し、吸収、散乱しない」ことをいうものであり、後述する外周凸部検出ステップや、分割予定ライン検出ステップの実行を可能とするものであればよく、着色されたものであってもよい。また、保持部材74の一部の必要な範囲にのみ透明領域を構成することとしてもよい。以上のようにして、保持部材74の保持部74aにて、保持テーブル27に透明領域が構成される。
図4に示すように、保持部74aの上面は、ウェーハWを保持する保持面74cを形成する。保持面74cにおいて、保持部74aの外周縁に近い箇所には、環状の吸引溝76が同心状に複数設けられており(本実施例では3列)、この吸引溝76にテープTが吸着保持される。吸引溝76は、保持部材74が環状ベース62に取付けられた状態で吸引源89に接続される。
図2及び図4に示すように、環状ベース62の上面には、保持部材74の周囲を取り囲むように、ウェーハユニット8の環状フレームFを下側から支持するフレーム支持部72が4箇所に設けられる。
図2及び図4に示すように、フレーム支持部72は、環状フレームFを支持する支持面を構成する支持ブロック72aと、環状フレームFの下側から吸着保持する吸着部72bと、を有し、吸着部72bは、吸引源89に接続される。
図2及び図4に示すように、保持テーブル27の環状ベース62には、保持部材74の保持部74aとほぼ同径の貫通部65が形成されており、貫通部65の下部が透明部材68(例えば、ガラス)にて閉鎖される。これにより、下側から順に、透明部材68、貫通部65、保持部材74の保持部74aが配置され、これらの部位において光が透過することで、詳しくは後述するように、保持テーブル27の下方からの撮像が可能となる。なお、透明部材68は省略することとしてもよい。
図2に示すように、保持部材74を環状ベース62の被装着領域70上に搭載し、環状ベース62から下方に突設される環状の嵌合部64を支持ボックス15の円形開口15aに嵌合させることで、図3(A)に示すように保持テーブル27が支持ボックス15に回転可能に搭載された状態となる。
図3(A)に示すように、支持ボックス15の連結板15bにはモータ17が取り付けられており、モータ17の出力軸に連結されたプーリー17aと環状ベース62のベルト巻回部66に渡りベルト29が巻回される。モータ17を駆動すると、ベルト29を介して保持テーブル27が回転される。
図3(A)に示すモータ17は、例えばパルスモータから構成され、アライメント遂行時にモータ17を所定パルスで駆動すると、保持テーブル27が所定量回転(θ回転)されて、図7(A)に示すウェーハWの分割予定ライン(ストリート)13のアライメントを行うことができる。
図3(A)に示すように、支持ボックス15は、X軸方向に固定的に延在する一対のガイドレール31にスライド可能に載置されており、移動機構23によりX軸方向に移動される。移動機構23は、ガイドレール31の間に平行に配置されるボールネジ23aと、パルスモータ23bを有して構成される。
図3(A)に示すように、ボールネジ23aは支持ボックス15の下板15eの下面に設けた雌ネジ部に螺合され、パルスモータ23bを駆動してボールネジ23aを回転させることで、支持ボックス15がX軸方向に移動する。
図3(A)に示すように、支持ボックス15の近傍には、保持テーブル27に保持された半導体ウェーハ等の被加工物を保持部材74の下側から撮像する下方撮像機構82が設けられている。
図8に示すように、支持ボックス15は、上板15c、下板15e、及び、連結板15bにて側面視において略コ字をなしており、連結板15bの反対側には、上板15cと下板15eの間の空間に下方撮像機構82の進入を可能とする開口部15gが形成される。
図3(A)、(B)に示すように、下方撮像機構82は、Y軸移動ブロック83に立設されるコラム96に設けられる。Y軸移動ブロック83は、Y軸方向に固定的に延在する一対のガイドレール81にスライド可能に載置されており、駆動手段87によりY軸方向に移動される。駆動手段87は、ガイドレール81の間に平行に配置されるボールネジ87aと、パルスモータ87bを有して構成される。
図3(A)に示すように、ボールネジ87aはY軸移動ブロック83の下面に設けた雌ネジ部に螺合され、パルスモータ87bを駆動してボールネジ87aを回転させることで、Y軸移動ブロック83がY軸方向に移動する。
図3(B)に示すように、下方撮像機構82は、プリズム機構Pと、撮像カメラCと、を有して構成される。
図3(B)、図5(A)、及び、図6に示すように、プリズム機構Pは、プリズム本体90と、光源92と、プリズム本体90、及び、光源92を収容する筐体84と、を有して構成される。
図5(A)に示すように、プリズム機構Pのプリズム本体90は、側面視において約45度の角度の傾斜をなす反射面90aを有するいわゆる直角プリズム(側面視直角三角形)にて構成される。
図5(A)に示すように、筐体84において、反射面90aに対して斜め45度上方の位置、即ち、プリズム本体90に対して上方となる位置には、第一通過口88aが形成されている。反射面90aは第一通過口88aを通じて保持テーブル27に対向する。
図5(A)に示すように、筐体84において、反射面90aに対し斜め45度下方の位置、即ち、プリズム本体90に対して側方となる位置には、第二通過口88bが形成されている。
以上のようにして、図5(A)に示すように、第一通過口88aから進入する光H1が、反射面90aで反射して90度屈折し、第二通過口88bから出射される。
なお、図5(A)に示すプリズム本体90のように、反射面90aで光H1を直接反射させる他、図5(B)に示すプリズム本体90Aのように、プリズム本体90A内に光H1を透過させて反射面90bで光H1を屈折させることとしてもよい。この場合、光路長を長く形成することができ、各部品の干渉を避けるなどの設計が可能となる。
図5(A)及び図6に示すように、筐体84内には、例えばLEDからなる光源92が収容されており、筐体84の上面には、光源92の光を透過させるための光透過口86が形成されている。本実施例では、プリズム本体90を挟んで両側に3個づつ光源92が配置され、各光源92に対応する位置に光透過口86が形成される。
図6に示すように、光源92から照射される光H2は、上方に配置される保持テーブル27に保持されたウェーハWの下面に向けて照射され、その反射した光H1がプリズム本体90に入射する。なお、光源92は、照射される光H2が撮像カメラC(図5(A))の焦点位置を照らすように傾斜して配置され、光H2の光軸が傾斜するように構成される。
図5(A)に示すように、撮像カメラCは、鏡筒91と、鏡筒91の一端側に設けられる対物レンズ93と、鏡筒91の他端側に設けられる撮像素子95と、を有して構成される。
図5(A)に示すように、鏡筒91は、第二通過口88bに接続されるように設けられ、対物レンズ93がプリズム本体90の反射面90aに対向するように配置される。
図5(A)に示すように、対物レンズ93を通過した光H1は撮像素子95にて受光され、図示せぬ画像処理装置により画像データ化される。
図3(B)に示すように、下方撮像機構82を構成するプリズム機構Pや撮像カメラCは、支持プレート94により支持され、支持プレート94の基端部はZ軸移動ブロック98に固定されている。Y軸移動ブロック83(図3(A))に立設されるコラム96には、ボールねじ100及びパルスモータ102から構成されるZ軸移動手段104が設けられ、Z軸移動ブロック98が一対のガイドレール106に沿ってZ軸方向(上下方向)に移動され、これに伴って、下方撮像機構82もZ軸方向(上下方向)に移動される。
次に、以上の装置構成を用いた加工例について説明する。
<被加工物準備ステップ>
図7(A)(B)は、被加工物の一例であるウェーハWを示すものである。ウェーハWは、例えば半導体にて構成される基板10の裏面10bに、電極やダイボンド材となる金属膜12が成膜されたものである。
図7(A)に示すように、ウェーハWを構成する基板10の表面10aには、デバイス11が格子状に配列され、分割予定ライン13(ストリート)に沿って切削加工が施されることにより、チップに分割されるものである。基板10は、例えば、厚さが100μmのSiCウェーハである。
図7(B)は、ウェーハWの裏面側を示すものであり、ウェーハWを構成する基板10の裏面10bに、金属膜12が形成されている。金属膜12の材質や構造、厚み等に特段の制限はないが、例えば、チタンと銅との積層構造や、ニッケルとプラチナと金との積層構造、ニッケルと金との積層構造、銀の単層構造等である。
また、図7(B)に示すように、金属膜12を上側にして露出させるとともに、ウェーハWの表面WaをテープTに貼着し、テープTを介して環状フレームFとウェーハWを一体とするウェーハユニット8が構成される。
以上のようなウェーハユニット8を構成することで、表面Waのデバイス11をテープTにて保護しつつ、ウェーハWがハンドリング可能な状態とされる。なお、環状フレームFを用いずに、ウェーハWの表面Waにテープを貼着して保護することとしてもよい。
また、図7(B)において、テープTは透明、即ち、「可視光の少なくとも一部の波長の光を透過し、吸収、散乱しない」特性を有することとし、後述する分割予定ライン検出ステップの実行を可能とするものである。また、テープTは着色されたもであってもよく、伸縮性のある樹脂製のテープにて構成することができる。また、テープTを用いる代わりに、ガラスや樹脂等からなる板状のハードプレートにてウェーハWの表面Waを保護してハンドリングすることとしてもよい。
なお、被加工物としては、金属膜12が形成されていないものも対象となるものであり、デバイス11が形成される表面WaをテープTに貼着して保護しつつ、表面Waにある撮像が必要な箇所、即ち、分割予定ラインの撮像が必要となるアプリケーションについて、本発明は好適に採用し得る。
<保持ステップ>
図8に示すように、ウェーハWの金属膜12を上側にし、保持テーブル27にてウェーハWを保持するステップである。
ウェーハWは、テープTを介して保持テーブル27の保持部材74に吸引保持される。テープTと保持部材74は、上述したように透明にて構成されるものである。
<分割予定ライン検出ステップ>
図8に示すように、Y軸移動ブロック83を移動させることで、下方撮像機構82をウェーハWの下方に位置付け、保持テーブル27の保持部材74、テープTを介して、ウェーハWの表面Waを撮像するとともに、撮像画像をもとにウェーハWの分割予定ライン13(図7(A))が検出される。
<切削ステップ>
図9に示すように、切削ユニット46の切削ブレードB1の位置を、分割予定ライン検出ステップで検出された分割予定ライン13(図7(A))の位置に合わせるとともに、切削ユニット46を所定の高さに位置付け、保持テーブル27を加工送り方向(X軸方向)に移動させることで、切削加工が行われる。
図9に示すように、一つの分割予定ライン13(図7(A))について切削加工を行った後、切削ブレードB1をY軸方向にインデックス送りを行って、隣の分割予定ラインについて同様に切削加工を行う。
図7(A)において、第一の方向(例えば、X軸方向)に伸びる全ての分割予定ライン13について切削加工を行った後、保持テーブル27(図9)を90度回転させ、図7(A)において第二の方向(例えば、Y軸方向)について、同様の切削加工が実施される。
以上のようにして本発明を実施することができる、
図5(A)及び図6に示すように、
光の進行方向を変更するプリズム機構Pであって、
被撮像物となる被加工物(ウェーハW)に対面して配設され、被撮像物からの反射光(光H1)を反射して反射光(光H1)の進行方向を変更させる反射面90aを含むプリズム本体90と、
プリズム本体90を収容する筐体84と、
被撮像物に対して光H2を照射する光源92と、
を備え、
筐体84には、被撮像物に対面して反射光(光H1)の通過を許容する第一通過口88aと、
プリズム本体90で進行方向が変更された反射光(光H1)を撮像カメラCに導く第二通過口88bと、
が形成される、プリズム機構Pとするものである。
これによれば、プリズムを用いることにより被撮像物と90度ずれた位置からの撮像を可能とするプリズム機構が実現できる。
また、図3(B)、及び、図5(A)に示すように、
プリズム機構を備えた撮像装置(下方撮像機構82)であって、
第二通過口88bに接続された撮像カメラCを更に備える構成とするものである。
これによれば、被撮像物と90度ずれた位置からの撮像が可能となる。
また、図3(A)に示すように、
撮像装置(下方撮像機構82)を備える保持機構であって、
透明部材からなる透明部を構成する保持部材74を含み、板状の被撮像物を保持する保持面を有した保持テーブル27を更に備え、
第一通過口88aが保持テーブル27の透明部(保持部材74)の下方に位置付けられる、保持機構とするものである。
これによれば、透明部を介して板状の被撮像物を撮像することができる。
また、図1、図3(A)(B)に示すように、
保持テーブル27で保持された板状の被撮像物を加工する加工手段である切削ユニット46を更に備える加工装置2とするものである。
この構成によれば、被撮像物の下側から撮像が可能となることで、被撮像物において保護をしたい面(例えばデバイス面)を下側にして保持しながら加工箇所(例えば、分割予定ライン)を検出しつつ、被撮像物を切削加工することができる。
2 加工装置
8 ウェーハユニット
10 基板
10a 表面
10b 裏面
11 デバイス
12 金属膜
13 分割予定ライン
27 保持テーブル
46 切削ユニット
70 環状支持部
72 フレーム支持部
74 保持部材
81 ガイドレール
82 下方撮像機構
84 筐体
86 光透過口
90 プリズム本体
90a 反射面
91 鏡筒
92 光源
93 対物レンズ
95 撮像素子
B1 切削ブレード
C 撮像カメラ
F 環状フレーム
H1 光
H2 光
P プリズム機構
T テープ
W ウェーハ
Wa 表面
Wb 裏面

Claims (2)

  1. 被撮像物を加工する加工ユニットと、被加工物を撮像する撮像装置と、被撮像物を保持する保持機構と、を備える加工装置であって、
    撮像装置は、プリズム機構と、撮像カメラと、を備え、
    プリズム機構は、
    被撮像物に対面して配設され、該被撮像物からの反射光を反射して該反射光の進行方向を変更させる反射面を含むプリズム本体と、
    該プリズム本体を収容する筐体と、
    該被撮像物に対して光を照射する光源と、
    を備え、
    該筐体には、被撮像物に対面して該反射光の通過を許容する第一通過口と、
    該プリズム本体で進行方向が変更された該反射光を撮像カメラに導く第二通過口と、
    が形成され、
    該撮像カメラは光軸が水平方向となるように設けられ、かつ、該第二通過口に接続されて該プリズム機構と水平方向に並設して設けられ、
    該保持機構は、
    該被撮像物を保持する保持面を形成する保持部材を有する保持テーブルを備え、
    該プリズム機構と該撮像カメラをともに該保持テーブルの下方に進入させて、
    該保持テーブルの下方から該保持部材の透明部を通じて該被撮像物の下面を撮像可能とする、
    加工装置。
  2. 該撮像カメラは、筒軸が水平方向となるように設置される鏡筒と、
    該鏡筒の一端側に設けられ、該第二通過口に対向して配置される対物レンズと、
    該鏡筒の他端側に設けられる撮像素子と、
    を有して構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
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