JP7446611B2 - 防護管 - Google Patents

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Description

本開示は、電線の周囲に配置される防護管に関する。
電柱間に架設された電線に、樹木の枝や建設現場作業をするクレーン車等が直接接触して発生する電気事故を防止するため、電線の外側に被せられた状態で電線を保護する電線の防護管が用いられている。防護管は、電線を挿通するための中空部が形成された円筒状に形成されており、軸方向に沿って設けられた切れ目部分により拡開自在となっている。
このような技術の一つとして、例えば特許文献1には、電線に着脱可能に構成された電線カバーであって、開閉部分の重ね合わせ端部を柔らかい材質で構成することで電線の損傷を抑制する技術が開示されている。
特開平08-98367号公報
防護管が電線から脱落してしまうことを防止する方法は多く検討されているが、様々な設置環境において完全に脱落を防止できるまでには至っていない。
本開示の目的は、電線からの脱落を良好に抑制できる電線の防護管を提案することである。
本開示の一態様は、電線をカバーする防護管であって、電線を挿入可能な筒状形状である筒状体を備える。筒状体は、軸方向に延びる切れ目を有する拡開部を有し、拡開部の一方の端縁を有する第1領域及び他方の端縁を有する第2領域を近接及び離隔可能に構成され、拡開部を通して電線を筒状体に出し入れ可能に構成されている。さらに、筒状体の内部に配置され、第1領域から第2領域に向かって延び、拡開部を覆う被覆片を備える。被覆片には、第2領域側の先端から第1領域に向かって長さを有する切り込みが形成されている。
このような構成であれば、電線が拡開部を通過して防護管の外部に移動するときに、電線が被覆片の切り込みに引っ掛かりやすくなる。それにより筒状体の外部に向かう電線の移動が妨げられ、防護管が電線から脱落してしまうことを抑制できる。
上述した防護管において、上記切り込みは、筒状体の軸方向に幅を有していてもよい。このような構成であれば、切り込みに電線が引っ掛かりやすくなる。そのため、防護管が電線から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。
上述した防護管において、さらに、第2領域から第1領域に向かって延び、拡開部を覆う第2被覆片を備えてもよい。第2被覆片には、第1領域側の先端から第2領域に向かって長さを有する切り込みが形成されていてもよい。
このような構成であれば、第2被覆片を有することによって、1つの被覆片のみを備える構成と比較して防護管が電線から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。
上述した防護管において、被覆片及び第2被覆片は、筒状体の軸方向の同じ位置に切り込みが形成されていてもよい。
このような構成であれば、被覆片と第2被覆片の切り込みが軸方向の同じ位置に存在することから、電線が切り込みに引っ掛かりやすくなる。その結果、防護管が電線から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。
本開示の一態様では、筒状体は、第1継手部と、第2継手部と、本体部と、を備えてもよい。第1継手部は、軸方向の一方の端部に形成される。第2継手部は、軸方向の他方の端部に形成され、挿入された第1継手部と係合する。本体部は、第1継手部と第2継手部との間に位置する。切り込みは、被覆片における軸方向の中央よりも第2継手部が形成される側の位置に形成されていてもよい。
このような構成であれば、本体部と第2継手部との間において電線が防護管から脱落してしまうことを高度に抑制できる。
図1Aが第1実施形態の防護管を示す平面図であり、図1Bが上記防護管を示す正面図である。 第1実施形態の防護管の内部構造を示す模式的な断面図である。 図3A及び図3Bが、比較例の防護管の作用を説明する模式図であり、図3Cが第1実施形態の防護管の作用を説明する模式図である。 図4Aが第2実施形態の防護管の内部構造を示す模式的な断面図であり、図4Bが上記防護管の側面を示す模式図である。 図5A及び図5Bが、比較例の防護管の作用を説明する模式図である。 図6A及び図6Bが、第2実施形態の防護管の作用を説明する模式図である。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.防護管の構成]
図1A-1Bに示す防護管1は、電線をカバーするためのものであって、例えば合成樹脂により形成されており、弾性変形が可能である。
防護管1は、電線を挿入可能な筒状形状である筒状体2を有する。筒状体2は、筒状体2の軸方向に延びる切れ目を有する拡開部3を備える。筒状体2は、本体部10、第1継手部20、第2継手部30を備える。拡開部3の両側の端縁には、図2に示されるように、外側方向に突出する一対の突出片11が形成されている。
説明を図1に戻る。本体部10は、第1継手部20と第2継手部30との間に位置する。第1継手部20は、筒状体2における軸方向の一方の端部に形成される。第2継手部30は、軸方向の他方の端部に形成される。
第1継手部20の軸方向の端部には、外周面が外側に拡径し、端部が細くなるテーパー状の係止部21が形成されている。第2継手部30の軸方向の一部に範囲には、内周面が外側に拡径した被係止部31が形成されている。被係止部31の内部には係止部21が隙間なく収まる。そのため、第1継手部20を第2継手部30に挿入すると、係止部21は被係止部31に収まり、第1継手部20と第2継手部30とが係合して、抜けることが抑制される。なお、上記のように係合した場合に、第1継手部20の位置に形成された突出片11aは、第2継手部30の位置に形成された突出片11bの内部に収まる。
図2に示されるように、筒状体2は、その内部に被覆片14を備える。なお図2における筒状体2の形状は、説明を容易にするために簡略化して示されており、第1継手部20、第2継手部30の形状は省略する。
拡開部3は、筒状体2の長さ方向全域において形成されている。つまり筒状体2は、軸方向のすべての位置において拡開することができる。ここでいう拡開とは、筒状体2の環状部分の一部を開いた状態を意味する。筒状体2は、この拡開部3の一方の端縁を有する領域である第1領域12、及び、他方の端縁を有する領域である第2領域13を有する。
第1領域12及び第2領域13は、相互に近接及び離隔可能に構成されている。より詳細には、防護管1に外部から力が加わらない場合には近接した状態となっている。そして、第1領域12と第2領域13が隔離するように力を加えると、筒状体2が弾性変形し、第1領域12と第2領域13の間が大きく開く。防護管1は、拡開部3を通して電線5を筒状体2に出し入れ可能である。
被覆片14は、第1領域12から第2領域13に向かって延び、拡開部3を覆う。被覆片14は、本体部10の軸方向の略全域に亘って設けられている。また被覆片14は、延び出した先端ほど(すなわち、第2領域13側ほど)細くなる形状である。被覆片14の第2継手部30側の端部には、傾斜部15が形成されている。傾斜部15は、第2継手部30の側ほど第2領域13に向かう突出量が小さくなるように傾斜している。
また上記被覆片14には、第2領域13側の先端から第1領域12に向かって長さを有する切り欠き状の切り込み16が形成されている。切り込み16は、軸方向に幅を有している。切り込み16は、被覆片14における軸方向の中央よりも、第2継手部30が形成される側の位置にのみ形成されている。言い換えると、切り込み16は、防護管1全体の軸方向の中央部分よりも第2継手部30の側に形成されている。より詳細には、切り込み16は、本体部10と第2継手部30の繋がる領域に形成されている。
[1-2.被覆片の作用]
被覆片14は、拡開部3の切れ目を覆っている。そのため、被覆片14によって、電線5の筒状体2の内部からの脱落が抑制される。また傾斜部15は、防護管1を電線5に挿入する際に、電線5が被覆片14に引っ掛かりにくくするために設けられている。
次に、切り込み16の機能について説明する。図3A-3Bは、被覆片14に切り込み16が形成されていない比較例の構造であって、特に被覆片14の周囲の構造を中心的に示すものである。これらの図では、見やすさを向上する目的で筒状体2の一部分のみ示されているが、当然ながら全周に亘って存在し、電線5を囲っている。
図3Aは筒状体2の内部に電線5が適切に収められた状態である。図3Bは、電線5が被覆片14の形成されていない部分の拡開部3から筒状体2の外部に飛び出している状態である。筒状体2から電線5が外れてしまう場合、拡開部3の広い範囲において同時に外れるのではなく、まず1か所にて電線5が外部に飛び出し、その位置から徐々に飛び出した部分が広がっていくことが多い。なお電線5が外部に飛び出したということは、その位置において拡開部3が開いた(一対の突出片11の間隔が電線5よりも大きくなった)ということになる。
図3Bの状態では、電線5自体がさらに拡開部3の隙間を押し広げる。電線5のうち、図3Bにおいては電線5の左側の部分は拡開部3から筒状体2の外側に飛び出しており、右端の部分は筒状体2の内部に収まっている。また、それらの間の部分は、一対の突出片11の間に入りこみ、拡開部3が閉じることを妨げる。さらに、電線5自体が、拡開部3の拡開された部分を被覆片14の設けられた右側まで広げる。
以上説明したように、比較例では、電線5そのものが、向かい合った突出片11の隙間に入り込み、隙間を割くようにして、突出片11の隙間(つまり拡開部3)が開いた範囲を広げてしてしまう。これにより、筒状体2の内部から電線5が飛び出すこととなり、電線5に取り付けられた防護管1の脱落の危険が生じる。
これに対し、図3Cに示される本実施形態の構成では、仮に電線5が被覆片14を押しのけて拡開部3を徐々に右側に拡開していったとしても、電線5が切り込み16に引っ掛かり、それ以上右側に進むことが抑制される。すなわち、電線5自体が拡開部3を開いていくことが抑制される。
また、切り込み16によって被覆片14の突出した先端部分は分断されている。そのため、図3Cに示されるように、電線5が被覆片14のうち切り込み16の第2継手部30側(図3Cの左側)の部分を押し広げると(図3Cの奥方向に押すと)、切り込み16の先端側が広がる。その結果、切り込み16よりも第1継手部20の側(図3Cの右側)の部分は左側の部分に引っ張られることが抑制される。そのため、被覆片14が拡開部3を覆った状態を維持しやすく、電線5により隙間を広げることが妨げられる。
[1-3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)上述した防護管1では、電線5が防護管1の外部に移動する過程で、電線5が切り込み16に引っ掛かりやすくなる。それにより防護管1の外部への電線5の移動が妨げられ、防護管1が電線5から脱落してしまうことを抑制できる。
(1b)上述した切り込み16は、軸方向に幅を有している。そのため、切り込み16に電線5が引っ掛かりやすくなり、防護管1が電線5から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。
(1c)複数の防護管1を連結するとき、第2継手部30には、別の防護管1の第1継手部20が挿入される。その結果、第1継手部20は相対的に拡開部3が拡開しにくく、第2継手部30は相対的に拡開部3が拡開しやすくなる。防護管1では、切り込み16が被覆片14における第2継手部30の側に形成されている。そのため、拡開しやすい第2継手部30の側において、拡開部3が開いて筒状体2から電線5が外に出てしまうことを抑制できる。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
図4A-4Bに示す第2実施形態の防護管101は、拡開部及びその周囲の形状と、被覆片の構成が第1実施形態の防護管1と相違する。なお、防護管101は、図示を省略するが、防護管1と同様に第1継手部20、第2継手部30を有する。
防護管101は、筒状体102を有する。筒状体102は軸方向に延びる拡開部103を有している。拡開部103は、筒状体102から外方向に突出した一対の突出片111の延び出した先端の間に設けられている。一対の突出片111は、筒状体102の周方向に間隔を開けて設けられており、突出した先端部分のみが近接し、その間が拡開部103となっている。
拡開部103の一方の端縁を有する領域である第1領域112及び他方の端縁を有する領域である第2領域113は、筒状体102の弾性変形によって相互に近接及び離隔可能に構成されている。この拡開部103を通して電線5を筒状体102に出し入れ可能である。
さらに、筒状体102は、第1被覆片114と、第2被覆片121と、を備える。第1被覆片114は、筒状体102の内部に配置され、第1領域112から第2領域113に向かって延び、拡開部103を覆う。第2被覆片121は、第2領域113から第1領域112に向かって延び、拡開部103を覆う。第1被覆片114と第2被覆片121とは重なるように配置される。
第1被覆片114の第2継手部30の側(図4の下方側)の端部には、傾斜部115が形成されている。傾斜部115は、第2継手部30の側ほど第2領域113に向かう突出量が小さくなるように傾斜している。また第2被覆片121にも傾斜部122が形成されており、第2継手部30の側ほど第1領域112に向かう突出量が小さくなるように傾斜している。
第1被覆片114には、第2領域113側の先端から第1領域112に向かって長さを有する切り欠き状の切り込み116が形成されている。また第2被覆片121には、第1領域112側の先端から第2領域113に向かって長さを有する切り欠き状の切り込み123が形成されている。切り込み116及び切り込み123は、軸方向に幅を有している。
[2-2.被覆片の作用]
第1被覆片114及び第2被覆片121の基本的な機能は、第1実施形態の被覆片14と同様である。図5A-5Bに、第1被覆片114及び第2被覆片121に切り込みが形成されていない比較例の構造であって、それらの被覆片14が重なる方向から見た模式的な構造を示す。
比較例を示す図5Aは、拡開部103が拡開していないときの状態を示している。第1被覆片114と第2被覆片121は広い範囲で重なり合っている。図5Bは、電線5の左側が、図3Bのように拡開部103を押し広げている状態である。電線5は、傾斜部115及び傾斜部122の間を右に滑動して第1被覆片114及び第2被覆片121を押し広げることで、拡開部103に向かって移動できるようになる。このまま電線5が右に移動すると、一対の突出片111の間を広げて拡開部103が広がり、防護管101が電線5から脱落してしまう危険が生じる。
図6A-6Bは、第2実施形態の防護管101を図5A-5Bと同じ視点で示す模式図である。切り込み116と切り込み123とは軸方向の同じ位置に形成されている。
この防護管101では、仮に電線5が第1被覆片114と第2被覆片121とを押し広げていったとしても、図6Bに示されるように、電線5が切り込み116及び切り込み123に引っ掛かる。これらの切り込みは軸方向の同じ位置に形成されていることから、電線5は両側から係止される。
また、切り込み116によって第1被覆片114の先端は分断されており、切り込み123によって第2被覆片121の先端は分断されている。そのため、切り込みよりも第1継手部20の側(図6Bの右側)の部分は、切り込みよりも左側の部分が押し広げられたときに、図3Cと同様に、切り込みの先端が開く。そのため、切り込みの右側の部分が左側の部分に引っ張られて押し広げられてしまうことが抑制される。その結果、第1被覆片114及び第2被覆片121が拡開部103を覆った状態を維持しやすく、防護管101が電線5から脱落することが妨げられる。
[2-3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
(2a)第2実施形態の防護管101であれば、第2被覆片121を有することによって、第1被覆片114のみを備える構成と比較して電線5への引っ掛かりが生じやすく、防護管101が電線5から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。また、第1被覆片114と第2被覆片121の切り込みが軸方向の同じ位置に存在することから、電線5が切り込みに引っ掛かりやすくなる。それによっても、防護管101が電線5から脱落してしまうことをより良好に抑制できる。
[3.その他の実施形態]
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
(3a)上記実施形態では、防護管(1、101)として、筒状体(2、102)が本体部10、第1継手部20、及び第2継手部30を備える構成を例示した。しかしながら、筒状体はこれらの構成に限定されるものではない。例えば、筒状体は連結のための継ぎ手構造を有していなくてもよい。また、連結のため、或いは拡開部が開くことを抑制するための別の構成を有していてもよい。また、突出片(11、111)は、その具体的な形状は特に限定されず、また、突出片は設けられていなくてもよい。
(3b)上記実施形態では、拡開部(3、103)はいずれも、軸方向に延びる直線状の切れ目によって筒状体(2、102)を分割する構成を例示した。しかしながら、拡開部は直線状でなくともよく、切れ目が波型、ジグザグなどであってもよい。
(3c)上記実施形態では、被覆片(14、114、121)は、いずれも、傾斜部を有し、傾斜部以外は同じ幅の帯状である形状を例示した。しかしながら、被覆片は傾斜部を有していなくてもよい。また被覆片は、軸方向の幅、言い換えると周方向の突出長さが、軸方向の位置に応じて変化する構成であってもよい。
(3d)切り込み(16、116、123)の具体的な形状は特に限定されない。例えば、軸方向の幅を有さないものであってもよい。ただし、幅を有することで、より良好に電線5が引っ掛かるようになり都合がよい。上述した幅は、例えば、防護管に挿入される電線の直径(最小径)よりも僅かに小さくしてもよい。例えば、直径10mmの電線であれば、8~9mmに設定してもよい。また、1mm以上の幅を有することで、幅による効果を十分に得ることができる。もちろん幅の大きさは特に限定されず、電線の直径よりも大きくてもよいし、切り込みに幅が無くてもよい。
また切り込みの深さは特に限定されない。しかしながら、深さが大きいほど良好に引っ掛かるようになる。例えば、被覆片(14、114、121)の長さ方向の全域に、言い換えると被覆片の延び出す根元の部分まで切り込みが形成されていてもよい。また深さは、1mm以上であることで電線を引っ掛ける機能が強く発揮されるが、3mm以上であればより効果が大きい。もちろん、電線を引っ掛けることができれば、その大きさは特に限定されず、1mm以下であってもよい。
(3e)切り込み(16、116、123)の具体的な位置は特に限定されない。上記実施形態では、被覆片における軸方向の中央よりも第2継手部30の側の位置にのみ形成される構成を例示したが、第1継手部20の側に形成されていてもよいし、それ以外の位置に形成されていてもよい。切り込みの数は特に限定されない。また防護管101においては、切り込み(116、123)が軸方向の同じ位置に形成される構成を例示したが、軸方向の異なる位置に形成されていてもよい。
(3f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…防護管、2…筒状体、3…拡開部、5…電線、10…本体部、11,11a,11b…突出片、12…第1領域、13…第2領域、14…被覆片、15…傾斜部、20…第1継手部、21…係止部、30…第2継手部、31…被係止部、101…防護管、102…筒状体、103…拡開部、111…突出片、112…第1領域、113…第2領域、114…第1被覆片、115…傾斜部、121…第2被覆片、122…傾斜部

Claims (5)

  1. 電線をカバーする防護管であって、
    電線を挿入可能な筒状形状である筒状体を備え、
    前記筒状体は、軸方向に延びる切れ目を有する拡開部を有し、該拡開部の一方の端縁を有する第1領域及び他方の端縁を有する第2領域を近接及び離隔可能に構成され、前記拡開部を通して前記電線を前記筒状体に出し入れ可能に構成されており、
    さらに、前記筒状体の内部に配置され、前記第1領域から前記第2領域に向かって延び、前記拡開部を覆う被覆片を備え、
    前記被覆片には、前記第2領域側の先端から前記第1領域に向かって長さを有する切り込みが形成されている、防護管。
  2. 請求項1に記載の防護管であって、
    前記切り込みは、前記軸方向に幅を有している、防護管。
  3. 請求項1又は2に記載の防護管であって、
    さらに、前記第2領域から前記第1領域に向かって延び、前記拡開部を覆う第2被覆片を備え、
    前記第2被覆片には、前記第1領域側の先端から前記第2領域に向かって長さを有する切り込みが形成されている、防護管。
  4. 請求項3に記載の防護管であって、
    前記被覆片及び前記第2被覆片は、前記軸方向の同じ位置に前記切り込みが形成されている、防護管。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防護管であって、
    前記筒状体は、
    前記軸方向の一方の端部に形成される第1継手部と、
    前記軸方向の他方の端部に形成され、前記第1継手部が挿入されることで前記第1継手部と係合する第2継手部と、
    前記第1継手部と前記第2継手部との間に位置する本体部と、
    を備え、
    前記切り込みは、前記被覆片における前記軸方向の中央よりも前記第2継手部が形成される側の位置に形成されている、防護管。
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