JP7446156B2 - 半導体装置、電力変換装置、半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、学習装置および推論装置 - Google Patents

半導体装置、電力変換装置、半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、学習装置および推論装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法、半導体装置の検査方法、学習装置および推論装置に関するものである。
半導体装置を動作させると、内蔵している電力用半導体素子に流れる電流により電力用半導体素子が発熱する。電力用半導体素子において発生した熱を効率的に逃がすために、フィンとの接続部位に、絶縁耐圧が高く熱伝導に優れたフィラーを含有した樹脂が使われる。このような樹脂は高価である。そのため、このような樹脂の使用量を抑え、必要最小限で半導体装置を製作することが望ましい。
国際公開第2015/173906号(特許文献1)には、電力用半導体素子がダイボンドされたリードフレームの放熱面側にのみ、周囲の樹脂と比較して高い熱伝導率を有する樹脂を選択的に配置した半導体装置が開示されている。
国際公開第2015/173906号
特許文献1に記載の半導体装置を製造するときに、電力用半導体素子がダイボンドされたリードフレームの放熱面側に、硬化しきっておらず流動性を有する状態の高熱伝導率樹脂が配置される。そのため、高熱伝導率樹脂とその周囲の樹脂とが混じり合う可能性がある。高熱伝導率樹脂とその周囲の樹脂とが混じり合うことにより、放熱性能の低下した半導体装置が製造され得る。しかしながら、高熱伝導率樹脂とその周囲の樹脂との混じり具合が不明であるため、放熱性能の良否の容易に検出できない。
本開示は上記の課題に鑑みなされたものであり、放熱性能の良否を容易に検出可能な半導体装置、電力変換装置、半導体装置の検査方法、半導体装置の製造方法、学習装置および推論装置を提供することである。
本開示のある局面の半導体装置は、第1面と第2面とを有するダイパッドと、ダイパッドの第1面上に実装される電力用半導体素子と、ダイパッドおよび電力用半導体素子を封止する封止樹脂と、を備える。封止樹脂は、ダイパッドの第2面に接触する第1樹脂と、第1樹脂と異なる場所に配置される第2樹脂と、を含む。第1樹脂の熱伝導率は、第2樹脂の熱伝導率よりも高い。第1樹脂および第2樹脂の光学特性は互いに異なる。
本開示のある局面の電力変換装置は、上記の半導体装置を有し、入力される電力を変換して出力する主変換回路と、主変換回路を制御する制御信号を主変換回路に出力する制御回路と、を備える。
本開示のある局面の半導体装置の検査方法は、第1樹脂および第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、ダイパッドの第2面側から半導体装置を撮像するステップと、撮像するステップにより得られた画像に基づいて、第1樹脂および第2樹脂の少なくとも一方の領域を判定するステップと、を備える。
本開示のある局面の半導体装置の製造方法は、電力用半導体素子をダイパッドの第1面に接合するステップと、金型内に第1樹脂を配置するステップと、ダイパッドの第2面が第1樹脂に接触するように、金型内にダイパッドを配置するステップと、を備える。半導体装置の製造方法は、さらに、第1樹脂よりも熱伝導率が低く、かつ、第1樹脂と光学特性の異なる第2樹脂を金型内に充填させるステップと、第1樹脂と第2樹脂とを硬化させることにより、電力用半導体素子とダイパッドとを封止した樹脂体を成形するステップと、金型から樹脂体を取り出すステップと、を備える。半導体装置の製造方法は、さらに、第1樹脂および第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、ダイパッドの第2面側から樹脂体とを撮像するステップと、撮像するステップにより得られた画像に基づいて、第1樹脂および第2樹脂の少なくとも一方の領域を判定するステップと、を備える。
本開示のある局面の学習装置は、照明光を照射しながら、上記の半導体装置をダイパッドの第2面側から撮像することにより得られる学習用画像と、半導体装置の良否を示す正解情報とを含む学習用データを取得するデータ取得部を備える。照明光は、第1樹脂および第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長を有する。学習装置は、学習用データを用いて、半導体装置の写る検査用画像から半導体装置の良否を推論するための学習済モデルを生成するモデル生成部をさらに備える。
本開示のある局面の推論装置は、照明光を照射しながら、上記の半導体装置をダイパッド第2面側から撮像することにより得られる検査用画像を取得するデータ取得部を備える。照明光は、第1樹脂および第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長を有する。推論装置は、検査用画像から半導体装置の良否を推論するための学習済モデルを用いて、データ取得部から入力された検査用画像から半導体装置の良否を推論する推論部をさらに備える。
本開示によれば、第1樹脂および第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、ダイパッドの第2面側から観察することにより、第1樹脂および第2樹脂の少なくとも一方の領域を判定することができる。第2樹脂の領域のみが判定される場合、第2樹脂の領域から第1樹脂の領域が推定される。ダイパッドの領域に対する第1樹脂の領域の大きさに基づいて、電力用半導体素子に対する放熱性能の良否を容易に検出できる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す概略平面図である。 図1に示す半導体装置の断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。 Z方向下側から観察される半導体装置の一例を示す図である。 Z方向下側から観察される半導体装置の他の例を示す図である。 良品の半導体装置を撮像することにより得られた検査用画像を示す図である。 不良品の半導体装置を撮像することにより得られた検査用画像を示す図である。 図13に示す検査用画像を2値化処理することにより得られる画像を示す図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。 図1に示す半導体装置を含む半導体モジュールを示す概略平面図である。 高熱伝導率樹脂および低熱伝導率樹脂の光の吸収スペクトルの一例を示す図である。 実施の形態2に係る、半導体装置の検査のための学習装置を示す構成図である。 ニューラルネットワークの一例を示す図である。 学習装置の学習処理に関するフローチャートである。 実施の形態2に係る、半導体装置の検査のための推論装置を示す構成図である。 推論装置による半導体装置の良否の推論処理に関するフローチャートである。 実施の形態3に係る電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。以下で説明する各実施の形態または変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
実施の形態1.
(半導体装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す概略平面図である。図2は、図1に示す半導体装置の断面図である。図2には、図1に示す点線で囲まれた領域40の断面図が示される。
半導体装置100は、リードフレーム1と、1つ以上の電力用半導体素子3と、ワイヤ4と、封止樹脂6とを備える。図1に例示される半導体装置100は、6つの電力用半導体素子3を備える。ただし、半導体装置100に備えられる電力用半導体素子3の個数は、6つに限定されず、1つ以上であればよい。さらに、図1,2に示す半導体装置100は、1つ以上の制御用半導体素子5と、ワイヤ14a,14bとを備える。ただし、半導体装置100は、制御用半導体素子5とワイヤ14a,14bとを備えていなくてもよい。
図1,2には、説明の便宜上、薄板上のリードフレーム1に平行なX軸およびY軸と、X軸およびY軸に直交するZ軸とが示される。以下の図においても同様である。
リードフレーム1は、半導体素子を支持固定し、外部配線と接続される部品であり、金属素材の薄板を加工することにより得られる。リードフレーム1は、ダイパッド1A,1Cと、端子1B,1Dとを含む。図2に示されるように、ダイパッド1Aは、Z方向上側の面1Aaと、Z方向下側の面1Abとを有する。すなわち、面1Abは、面1Aaの裏面である。
電力用半導体素子3は、パワー半導体チップとも称され、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、パワーMOS-FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、ダイオードなどによって構成される。電力用半導体素子3は、ダイパッド1Aの面1Aa上に実装される。電力用半導体素子3は、はんだなどの接合材2により、ダイパッド1Aの面1Aa上に接合される。
制御用半導体素子5は、電力用半導体素子3の制御を司る半導体であり、電力用半導体素子3のゲート駆動および電流検知などの機能を有する。制御用半導体素子5は、ダイパッド1Cの上に実装される。制御用半導体素子5は、はんだなどの接合材2により、ダイパッド1CのZ方向上側の表面上に接合される。
ワイヤ4は、細線状の配線であり、電力用半導体素子3と端子1Bとを電気的に接続する。
ワイヤ14a,14bは、ワイヤ4と同様に細線状の配線であり、信号伝達用に用いられる。ワイヤ14aは、電力用半導体素子3と制御用半導体素子5とを接続し、ワイヤ14bは、制御用半導体素子5と端子1Dとを接続する。
なお、ワイヤ4は、ワイヤ14a,14bよりも太くてもよい。これは、ワイヤ4が基本主配線であるためである。ただし、このような仕様に限らず、ワイヤ4,14a,14bは、同じ太さであってもよい。あるいは、ワイヤ4は、ワイヤ14a,14bよりも細くてもよい。たとえば、半導体装置100がいわゆるディスクリート半導体素子によって構成される場合、ワイヤ4,14a,14bは同じ太さに設計され得る。また、半導体装置100がIC(Integrated Circuit)またはLSI(Large Scale Insulator)のような複雑な半導体素子によって構成される場合であっても、ワイヤ4,14a,14bは同じ太さに設計されてもよい。
基本主配線であるワイヤ4が接続される端子1Bは、信号伝達用のワイヤ14bが接続される端子1Dに比べて、平面視において太くてもよい。しかしながら、このような例に限らず、ワイヤ4が接続される端子1Bと、ワイヤ14bが接続される端子1Dとの平面視における太さは同じであってもよい。あるいは、ワイヤ4が接続される端子1Bは、ワイヤ14bが接続される端子1Dに比べて、平面視において細くてもよい。
封止樹脂6は、電力用半導体素子3と制御用半導体素子5とダイパッド1A,1Cとを封止する。封止樹脂6は、さらに、端子1B,1Dの一部も封止する。これにより、端子1B,1Dの一部は、封止樹脂6から露出する。その結果、端子1B,1Dは、半導体装置100の外側の部材との電気的な接続が可能である。
封止樹脂6は、ダイパッド1Aの面1Ab(Z方向下側の面)に接触する高熱伝導率樹脂7と、その他の部分(すなわち高熱伝導率樹脂7と異なる場所)に配置される低熱伝導率樹脂8とを含む。半導体装置100のZ方向下側の面には、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との両方が露出している。なお、半導体装置100のZ方向下側の面には、高熱伝導率樹脂7のみが露出していてもよい。
高熱伝導率樹脂7の熱伝導率は、低熱伝導率樹脂8の熱伝導率よりも高い。高熱伝導率樹脂7の熱伝導率は、たとえば1W/(m・K)以上20W/(m・K)以下である。低熱伝導率樹脂8の熱伝導率は、たとえば0.01W/(m・K)以上1W/(m・K)以下である。
このように、低熱伝導率樹脂8よりも高い熱伝導率を有する高熱伝導率樹脂7は、電力用半導体素子3が実装されるダイパッド1Aの面1Abに接触するように配置される。これにより、電力用半導体素子3において発生した熱を効率的に逃すことができる。
高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との母材となる樹脂の種類を互いに異ならせることにより、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との熱伝導率を異ならせてもよい。あるいは、高熱伝導率樹脂7にのみ高熱伝導率のフィラーを含有させることにより、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との熱伝導率を異ならせてもよい。あるいは、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8とのフィラーの含有量を互いに異ならせることにより、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との熱伝導率を異ならせてもよい。あるいは、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との含まれるフィラーの種類を互いに異ならせることにより、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との熱伝導率を異ならせてもよい。あるいは、これらの組合せにより、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との熱伝導率を異ならせてもよい。
たとえば、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8は、母材となる同じ種類の樹脂と同じ種類のフィラーとによって構成されてもよい。この場合、高熱伝導率樹脂7におけるフィラーの含有量は、低熱伝導率樹脂8におけるフィラーの含有量よりも多い。
高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との母材となる樹脂として、たとえば、多芳香環樹脂、クレゾールノボラック、ビスフェノールなどが採用され得る。
高熱伝導率のフィラーとして、たとえば、シリカ、窒化ボロン、アルミナなどの既存のものが採用され得る。フィラーの含有量は、たとえば80%以上であり、樹脂の粘度、熱伝導率などの性能により決定される。
さらに、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の光学特性は互いに異なる。ここで、「光学特性が異なる」ことは、典型的には、光に対する吸収スペクトルが異なることを意味する。
たとえば、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8における紫外線に対する吸収スペクトルが互いに異なる。なお、紫外線領域(波長10~400nm)の全般に亘って吸収スペクトルが異なる必要はなく、当該領域内の1つの代表波長(たとえば波長300nm)の光に対する吸収スペクトルが異なっていればよい。
あるいは、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8における近赤外線に対する吸収スペクトルが互いに異なってもよい。なお、近赤外線領域(波長700~2500nm)の全般に亘って吸収スペクトルが異なる必要はなく、当該領域内の1つの代表波長(たとえば波長1200nm)の光に対する吸収スペクトルが異なっていればよい。
あるいは、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8における可視光線に対する吸収スペクトルが互いに異なってもよい。なお、可視光線領域(波長360~830nm)の全般に亘って吸収スペクトルが異なる必要はなく、当該領域内の1つの代表波長の光に対する吸収スペクトルが異なっていればよい。
これにより、異なる光学特性を示す波長領域の照明光を照射することにより、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の少なくとも一方の領域を認識できる。したがって、半導体装置100を平面視したときに、高熱伝導率樹脂7がダイパッド1Aと十分に重なりあっているか否かを確認でき、確認結果に応じて、半導体装置100の良否を判定できる。
特定の波長を吸収する色素、紫外線を吸収して蛍光を出す蛍光材などを高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の少なくとも一方に添加することにより、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の光学特性を互いに異ならせることができる。
(半導体装置の製造方法)
次に、図3~図15を参照して、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法について説明する。
図3は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。図3を参照して、ダイパッド1A,1Cおよび端子1B,1Dを備えたリードフレーム1が準備される。リードフレーム1は、たとえば銅およびアルミニウムのいずれかからなる板状部材として一般公知の手法により形成される。なお、リードフレーム1は、銅およびアルミニウムの合金により形成されてもよい。また、リードフレーム1は、その表面に酸化防止のためのニッケルまたは銀によるめっき処理がなされてもよい。すなわち、リードフレーム1には、その表面にニッケルまたは銀のめっき膜が形成されていてもよい。
図4は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。図4を参照して、ダイパッド1A,1C上に、電力用半導体素子3,制御用半導体素子5がそれぞれ実装される。具体的には、ダイパッド1AのZ方向上側の面1Aa上に、はんだなどの接合材2により、電力用半導体素子3が接合される。同様に、ダイパッド1CのZ方向上側の面上に、はんだなどの接合材2により、制御用半導体素子5が接合される。
電力用半導体素子3は、シリコン、炭化珪素および窒化ガリウムの内のいずれかなどの半導体基板から作られた、MOSFET、IGBT、ダイオードの少なくともいずれかが搭載されたチップであることが好ましい。
接合材2は、はんだに限定されず、導電性接着剤、銀および銅のいずれかの焼結材などであってもよい。
図5は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。図5を参照して、端子1Bと電力用半導体素子3とがワイヤ4により接続される。さらに、端子1Dと制御用半導体素子5とがワイヤ14aにより接続され、電力用半導体素子3と制御用半導体素子5とがワイヤ14bにより接続される。ワイヤ4,14a,14bは、一般公知のワイヤボンディング工程により接合される。ワイヤ4の一端は、電力用半導体素子3に含まれるエミッタ、ソースおよびアノードのいずれかの電極と接合される。ワイヤ4の他端は、リードフレーム1のうち後に端子1Bとなる部分に接合される。また、電力用半導体素子3に含まれるゲートパッドには、信号伝達用のワイヤ14bの一端が接合される。ワイヤ14bの他端は、制御用半導体素子5に接続される。
ワイヤ4,14a,14bのループトップの高さは、後述する上金型に、当該ワイヤ4,14a,14bのループの上部が接触しないように調整される。
ワイヤ4,14a,14bは、たとえばアルミニウム、銅、金および銀のいずれかである。あるいは、ワイヤ4,14a,14bは、アルミニウム、銅、金および銀から選択された2つ以上の金属材料の合金であってもよい。ワイヤ4,14a,14bは、その断面がおおよそ直径10μm以上500μm以下の円柱形状であることが好ましい。ワイヤ4,14a,14bは、ワイヤボンディング工程において、ボールボンドまたはウェッジボンドなどの既存の方法により接合される。
図6は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図である。図6を参照して、高熱伝導率樹脂7が金型20内に供給される。金型20は、下金型21と上金型22とを有している。フィラーを混ぜた硬化前の粒径が数十から数百μmの顆粒やパウダー状の高熱伝導率樹脂7を、高熱伝導率樹脂7を形成したい領域、すなわち、下金型21におけるダイパッド1Aに対向する領域に供給する。なお、高熱伝導率樹脂7に光学特性を調整する材料を混ぜる場合、下金型21に供給する前に事前に混ぜておくのが好ましい。
高熱伝導率樹脂7は、硬化したときにダイパッド1Aの大きさよりも広い領域に存在するように供給されればよい。つまり、低熱伝導率樹脂8よりも相対的に高価な高熱伝導率樹脂7は、最低限必要な量だけ供給されることが好ましい。または、あらかじめダイパッド1Aの大きさよりも広い大きさに打錠した高熱伝導率樹脂7を供給してもよい。この場合、打錠する手間がかかるが、ダイパッド1AのZ方向下側に安定して高熱伝導率樹脂7を供給することができる。
図7は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第5工程を示す概略断面図である。図7を参照して、電力用半導体素子3および制御用半導体素子5が実装されるリードフレーム1が金型20内の予め定められた位置に収納される。このとき、予め供給されている高熱伝導率樹脂7がダイパッド1AのZ方向下側の面1Abと接触する。下金型21と上金型22とがかみ合うことにより、下金型21と上金型22との間に空間20aが形成される。空間20aは、電力用半導体素子3および制御用半導体素子5の周囲を封止するための低熱伝導率樹脂8が供給される空間である。
電力用半導体素子3および制御用半導体素子5のみならず、ワイヤ4,14a,14bも、空間20aに収納される。つまり、ダイパッド1A,1Cにそれぞれ接合された電力用半導体素子3および制御用半導体素子5、ワイヤ4,14a,14bは、下金型21と上金型22との間に配置される。端子1B,1Dの一部の領域、すなわち端子1B,1Dにおけるワイヤ4,14aがそれぞれ接合された領域も、下金型21と上金型22との間に配置される。
図8は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第6工程を示す概略断面図である。図8を参照して、下金型21と上金型22との間の空間20a(図7参照)に溶融した状態の低熱伝導率樹脂8が注入される。このとき、高温に保たれた金型20の下金型21により高熱伝導率樹脂7も溶融しており、低熱伝導率樹脂8の注入条件や高熱伝導率樹脂7の供給状態により、ダイパッド1AのZ方向下側に供給していた高熱伝導率樹脂7の形状が変化する。その後、圧力と熱により高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8を硬化させ、一体化させる。高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の硬化により、ダイパッド1A,1C、端子1B,1Dの一部、電力用半導体素子3、制御用半導体素子5およびワイヤ4,14a,14bを封止した樹脂体である封止樹脂6が成形される。そして、封止樹脂6が金型20から取り出される。これにより、リードフレーム1と、電力用半導体素子3と、制御用半導体素子5と、ワイヤ4,14a,14bと、低熱伝導率樹脂8と、高熱伝導率樹脂7とを含む半導体装置100が製造される。
図9は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第7工程を示す概略断面図である。図9を参照して、照明装置31および観察装置32を用いて、金型20から取り出された樹脂体である封止樹脂6を外観検査する。照明装置31および観察装置32は、封止樹脂6に対してZ方向下側(ダイパッド1Aの面1Ab側)に配置される。すなわち、照明装置31は、Z方向下側から照明光を封止樹脂6に照射する。観察装置32は、Z方向下側から封止樹脂6を観察する。
照明装置31は、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射する。すなわち、照明装置31は、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との吸収スペクトルの差を検知可能な波長の照明光を照射する。照明装置31は、たとえば同軸照明、リング型照明またはドーム型照明である。
観察装置32は、カメラやレンズなどから構成され、照明装置31から放射され封止樹脂6に吸収または反射された光を検知可能である。好ましくは、観察装置32は、エリアスキャンで画像を取り込む。あるいは、観察装置32は、ラインスキャンまたは1測定点ごとのスキャンによって画像を取り込んでもよい。
このように、第7工程は、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、Z方向下側(ダイパッド1Aの面1Ab側)から封止樹脂6を撮像するステップを含む。
図10は、Z方向下側から観察される半導体装置の一例を示す図である。図10に示されるように、ダイパッド1Aの領域よりも高熱伝導率樹脂7の領域が広い場合には、ダイパッド1Aに実装された電力用半導体素子3において発する熱が効率的に逃がされる。そのため、ダイパッド1Aの領域よりも高熱伝導率樹脂7の領域が広い半導体装置100は良品である。
図11は、Z方向下側から観察される半導体装置の他の例を示す図である。図11に示されるように、ダイパッド1Aの領域よりも高熱伝導率樹脂7の領域が狭い箇所41が存在する場合には、ダイパッド1Aに実装された電力用半導体素子3に対する放熱性能が低下する。そのため、ダイパッド1Aの領域よりも高熱伝導率樹脂7の領域が狭い半導体装置100は不良品である。
図12は、良品の半導体装置を撮像することにより得られた検査用画像を示す図である。図13は、不良品の半導体装置を撮像することにより得られた検査用画像を示す図である。
図12および図13に示す検査用画像には、ダイパッド1Aの領域を示す枠線42が重ねて表示されている。ダイパッド1Aを含むリードフレーム1は、上記の第5工程において、金型20内の予め定められた位置に収納される。そのため、Z方向下側から観察したとき、半導体装置100の輪郭に対するダイパッド1Aの相対位置は一定となる。当該相対位置に応じて枠線42が表示される。
第7工程は、検査用画像に基づいて、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の少なくとも一方の領域を判定するステップを含む。図12および図13に示す検査用画像では、高熱伝導率樹脂7が高輝度に、低熱伝導率樹脂8が低輝度に写っている。そのため、高輝度の画素の領域を高熱伝導率樹脂7の領域として判定し、低輝度の画素の領域を低熱伝導率樹脂8の領域として判定できる。
また、上述したように、ダイパッド1Aの領域を示す枠線42が重ねて表示されることにより、高熱伝導率樹脂7の領域とダイパッド1Aの領域との重なり具合を判定できる。
高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の領域を容易に判定しやすくするために、検査用画像に対して2値化処理、各種のフィルタ処理などの画像処理を行なってもよい。
図14は、図13に示す検査用画像を2値化処理することにより得られる画像を示す図である。図14に示される画像では、高熱伝導率樹脂7の領域が白く高輝度を有する。ダイパッド1Aの領域を示す枠線42内において、高熱伝導率樹脂7が存在しない領域43が存在する。当該領域43の存在により、ダイパッド1Aに実装された電力用半導体素子3に対する放熱性能が低下する。そのため、枠線42内において高熱伝導率樹脂7が存在しない領域43の有無またはサイズに応じて、半導体装置100における放熱性能の良否を検出できる。すなわち、第7工程は、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の少なくとも一方の領域に基づいて、放熱性能の良否を検出するステップを含んでもよい。
放熱性能の良否の検出は、検査員による目視によって行なわれてもよい。あるいは、放熱性能の良否の検出は、画像処理装置によって行なわれてもよい。たとえば、画像処理装置は、検査用画像に対して2値化処理を行ない、2値化された画像に基づいて、枠線42内において高熱伝導率樹脂7が存在しない領域43の総面積を演算する。画像処理装置は、演算された総面積と予め定められた閾値とを比較し、総面積が閾値以上である場合に放熱性能が不良であると判定し、総面積が閾値未満である場合に放熱性能が良であると判定する。あるいは、放熱性能の良否の検出は、後述する機械学習を使った方法にしたがって行なわれてもよい。
図15は、実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の第8工程を示す概略断面図である。なお、第8工程は、第7工程の前に実行されてもよい。図15を参照して、リードフレーム1を切断する。これにより、複数の互いに独立したダイパッド1A、1Cおよび端子1B,1Dに分断され、個別化された半導体装置100が製造される。この切断は、たとえば金型プレスを用いて行なわれる。これにより、複数の端子1Bがひとまとめにされていたものが、分断される。同様に、複数の端子1Dがひとまとめにされていたものが、分断される。このようにして、細長い端子1B,1Dが形成される。
なお、図15に示されるように、端子1B,1Dは、折り曲げられてもよい。たとえば、端子1B,1Dの根元部は、X方向に沿って延びている。端子1B,1Dの中央付近において約90°に折り曲げられ、端子1B,1Dの先端部は、Z方向正側に延びている。ただし、半導体装置100において、端子1B,1Dは、折り曲げられなくてもよい。
図15には、いわゆるDIP(Dual In-line Package)形状に加工された半導体装置100が示されている。しかしながら、半導体装置100は、たとえば、いわゆるSOP(Small Outline Package)形状に加工されてもよい。
半導体装置100は、電力用半導体素子3および制御用半導体素子5のほかに、抵抗、コンデンサなどの部品を備えてもよい。このような半導体装置100は、いわゆるIPM(Intelligent Power Module)である。
(半導体装置の応用例)
図16は、図1に示す半導体装置を含む半導体モジュールを示す概略平面図である。図16を参照して、半導体モジュール200は、図1に示す半導体装置100をX方向に4列、互いに間隔をあけて配列させた構造を有する。
(高熱伝導率樹脂と低熱伝導率樹脂と照明装置との選定方法の具体例)
次に、高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8と照明装置31と観察装置32との選定方法の具体例について説明する。
図17は、高熱伝導率樹脂および低熱伝導率樹脂の光の吸収スペクトルの一例を示す図である。図17には、波長700~900nmの光に対する吸収スペクトルが示される。図17に示す例では、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8における波長850~900nmの近赤外線に対する吸収率に差がある。そのため、当該波長の照明光を照射する照明装置31が選択される。さらに、当該波長の光を検知できる観察装置32が選択される。これにより、高熱伝導率樹脂7の領域と低熱伝導率樹脂8の領域との間で輝度に差が生じた画像を取得できる。
なお、図17には近赤外線に対する吸収率に差がある高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8が示されるが、紫外線または可視光線に対して、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8の吸収率に差があってもよい。この場合、吸収率に差のある波長の光を照射する照明装置31が選択され、当該波長の光を検知できる観察装置32が選択される。
また、紫外線を当てると蛍光を発する蛍光材が高熱伝導率樹脂7にだけ混ぜられている場合には、紫外線を発光波長とした照明装置31が選択されるとともに、蛍光を検知できる観察装置32が選択される。これにより、高熱伝導率樹脂7の領域と低熱伝導率樹脂8の領域との間で輝度に差が生じた画像を取得できる。
高熱伝導率樹脂7に含まれる蛍光材は、たとえば、ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジスルホン酸誘導体、ビススチリルビフェニル誘導体、フルオレセインなどである。蛍光材は、下金型21に配置する前の高熱伝導率樹脂7にあらかじめ混ぜられている。または、高熱伝導率樹脂7に蛍光性を持つ分子を化学修飾させたり、重合させたりしたものでもよい。
このように、ダイパッド1AのZ方向下側に配置される高熱伝導率樹脂7の光学特性をそれ以外の場所に配置される低熱伝導率樹脂8と異なる特性にすることで、硬化後の高熱伝導率樹脂7と低熱伝導率樹脂8との領域を容易に区別できる。その結果、半導体装置100の放熱性能の良否を容易に検出できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1に係る半導体装置100の良否を検査するための学習済モデルを生成する学習装置と、当該学習済モデルを用いて半導体装置100の良否を推論する推論装置とを備える検査システムに関する。
図18は、実施の形態2に係る、半導体装置の検査のための学習装置を示す構成図である。図18に示す学習装置50は、データ取得部51およびモデル生成部52を備える。学習装置50は、学習済モデル記憶装置60と接続される。なお、学習済モデル記憶装置60は、学習装置50に備えられていてもよい。
学習装置50は、一例として、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部とを含むマイクロコンピュータを主体として構成される。データ取得部51およびモデル生成部52は、予めROMなどに格納されたプログラムをCPUがRAMに読出して実行することによって実現される。
データ取得部51は、1つ以上の半導体装置100の各々について、学習用画像と正解情報とを含む学習用データを取得する。1つ以上の半導体装置100の各々の学習用画像と正解情報とは互いに関連付けられている。学習用画像は、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、ダイパッド1Aの面1Ab側(Z方向下側)から半導体装置100を撮像することにより得られる。正解情報は、半導体装置100の良否を示す情報であり、各半導体装置100を確認することによって、当該半導体装置100の写る学習用画像に対して付与される。
半導体装置100の学習用画像に正解情報を付与する方法には、ダイパッド1Aの領域と高熱伝導率樹脂7の領域との比較結果に基づいて正解情報を付与する方法が含まれる。具体的には、高熱伝導率樹脂7の領域がダイパッド1Aの領域よりも広い場合、良品を示す正解情報が付与される。逆に高熱伝導率樹脂7の領域がダイパッド1Aの領域よりも狭い場合、不良品を示す正解情報が付与される。
また、半導体装置100の学習用画像に正解情報を付与する方法には、ダイパッド1AのZ方向下側に位置する封止樹脂の熱抵抗値の計測結果に基づいて正解情報を付与する方法が含まれる。電力用半導体素子3から発生した熱を効率よく放熱するには、高熱伝導率を有する樹脂のほうがよい。ダイパッド1AのZ方向下側に高熱伝導率樹脂7に代わり低熱伝導率樹脂8が入り込んでいると、電力用半導体素子3から発生した熱を放熱する能力が弱くなる。そのため、低熱伝導率樹脂8がダイパッド1AのZ方向下側に入り込む場所および領域により、熱抵抗値が変動する。そのため、たとえば計測された熱抵抗値が閾値と比較され、熱抵抗値が閾値以上の場合、良品を示す正解情報が付与される。逆に熱抵抗値が閾値未満の場合、不良品を示す正解情報が付与される。
モデル生成部52は、データ取得部51から出力される半導体装置100の学習用画像と正解情報との組合せに基づいて作成される学習用データに従って、半導体装置100の良否を学習する。すなわち、モデル生成部52は、半導体装置100の学習用画像および正解情報から、半導体装置100の良否を推論する最適な学習済モデルを生成する。
モデル生成部52が用いる学習アルゴリズムは、教師あり学習、教師なし学習等の公知のアルゴリズムを用いることができる。一例として、ニューラルネットワークを適用した場合について説明する。
モデル生成部52は、例えば、ニューラルネットワークモデルに従って、いわゆる教師あり学習により、半導体装置100の良否を学習する。ここで、教師あり学習とは、入力と結果(ラベル)のデータの組を学習装置に与えることで、それらの学習用データにある特徴を学習し、入力から結果を推論する手法をいう。
ニューラルネットワークは、複数のニューロンからなる入力層、複数のニューロンからなる中間層(隠れ層)、及び複数のニューロンからなる出力層で構成される。中間層は、1層、又は2層以上でもよい。
図19は、ニューラルネットワークの一例を示す図である。図19に示すような3層のニューラルネットワークであれば、複数の入力が入力層(X1‐X3)に入力されると、その値に重みW1(w11‐w16)を掛けて中間層(Y1‐Y2)に入力され、その結果にさらに重みW2(w21‐w26)を掛けて出力層(Z1‐Z3)から出力される。この出力結果は、重みW1とW2の値によって変わる。
本実施の形態おいて、ニューラルネットワークは、データ取得部51によって取得される半導体装置100の学習用画像と正解情報との組合せに基づいて作成される学習用データに従って、いわゆる教師あり学習により、半導体装置100の良否を学習する。
すなわち、ニューラルネットワークは、入力層に半導体装置100の学習用画像を入力して出力層から出力された結果が、正解情報に近づくように重みW1とW2を調整することで学習する。
モデル生成部52は、以上のような学習を実行することで学習済モデルを生成し、出力する。
学習済モデル記憶装置60は、モデル生成部52から出力された学習済モデルを記憶する。
次に、図20を参照して、学習装置50が学習する処理について説明する。図20は、学習装置の学習処理に関するフローチャートである。
ステップS1において、データ取得部51は、半導体装置100の学習用画像と正解情報とを取得する。なお、学習用画像と正解情報とを同時に取得するものとしたが、データ取得部51は、学習用画像と正解情報とを関連付けて取得できればよく、学習用画像と正解情報とをそれぞれ別のタイミングで取得してもよい。
ステップS2において、モデル生成部52は、データ取得部51によって取得される学習用画像と正解情報との組合せに基づいて作成される学習用データに従って、いわゆる教師あり学習により、半導体装置100の良否を学習し、学習済モデルを生成する。
ステップS3において、学習済モデル記憶装置60は、モデル生成部52が生成した学習済モデルを記憶する。
図21は、実施の形態2に係る、半導体装置の検査のための推論装置を示す構成図である。図21に示す推論装置70は、データ取得部71と推論部72とを含む。
推論装置70は、一例として、CPUと、ROMやRAMなどの記憶部とを含むマイクロコンピュータを主体として構成される。データ取得部71および推論部72は、予めROMなどに格納されたプログラムをCPUがRAMに読出して実行することによって実現される。
データ取得部71は、検査対象となる半導体装置100の検査用画像を取得する。検査用画像は、高熱伝導率樹脂7および低熱伝導率樹脂8に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、ダイパッド1Aの面1Ab側(Z方向下側)から検査対象となる半導体装置100を撮像することにより得られる。
推論部72は、学習済モデルを利用して、半導体装置100の良否を推論する。すなわち、この学習済モデルにデータ取得部71が取得した検査用画像を入力することで、当該検査用画像に写る半導体装置100の良否が推論される。推論部72は、推論した結果、すなわち、半導体装置100の良否を検査装置80に出力する。
なお、本実施の形態では、半導体装置100用の学習装置50のモデル生成部52によって生成された学習済モデルを用いて半導体装置100の良否を推論するものとして説明した。しかしながら、他の半導体装置用の学習装置等の外部から学習済モデルを取得し、この学習済モデルに基づいて半導体装置100の良否を推論してもよい。
検査装置80は、推論装置70からの推論結果を受け、当該結果に基づいた処理を実行する。検査装置80は、分類部81を含む。分類部81は、推論装置70からの推論結果に基づいて、半導体装置100の良品および不良品のいずれかに分類する。
次に、図22を参照して、推論装置70による半導体装置100の良否の推論処理の流れを説明する。図22は、推論装置による半導体装置の良否の推論処理に関するフローチャートである。
ステップS11において、データ取得部71は、検査対象となる半導体装置100の検査用画像を取得する。
ステップS12において、推論部72は、学習済モデル記憶装置60に記憶された学習済モデルに検査用画像を入力し、検査用画像に写る半導体装置100の良否を推論する。
ステップS13において、推論部72は、推論結果を半導体装置100の検査装置80に出力する。
ステップS14において、検査装置80の分類部81は、出力された推論結果を用いて、推論結果に応じて印やバーコードなどを半導体装置100に印字したり、各製品を個別に識別するシリアル番号と推論結果とを紐づけたデータをデータベースに登録したりする。これにより、製品規格を満たさない半導体装置を容易に識別することができる。
なお、本実施の形態では、モデル生成部52が用いる学習アルゴリズムに教師あり学習を適用した場合について説明したが、これに限られるものではない。学習アルゴリズムについては、教師あり学習以外にも、教師なし学習、または半教師あり学習等を適用することも可能である。
また、モデル生成部52は、複数の半導体装置100に対して作成される学習用データに従って、半導体装置100の良否を学習するようにしてもよい。なお、モデル生成部52は、同一のエリアで製造される複数の半導体装置100から学習用データを取得してもよいし、異なるエリアで独立して製造される複数の半導体装置100から収集される学習用データを利用して、半導体装置100の良否を学習してもよい。また、学習用データを収集する半導体装置100を途中で対象に追加したり、対象から除去したりすることも可能である。さらに、ある半導体装置に関して良否を学習した学習装置50を、これとは別の半導体装置に適用し、当該別の半導体装置に関して良否を再学習して更新するようにしてもよい。
また、モデル生成部52に用いられる学習アルゴリズムとしては、特徴量そのものの抽出を学習する、深層学習(Deep Learning)を用いることもでき、他の公知の方法、例えば遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、サポートベクターマシンなどに従って機械学習を実行してもよい。
このように、半導体装置100の検査システムに学習装置50および推論装置70を追加することにより、より正確に半導体装置100の良否を推論できる。
なお、学習装置50および推論装置70は、たとえば、ネットワークを介して半導体装置100の検査装置80に接続されてもよい。また、学習装置50および推論装置70は、半導体装置100の検査装置80に内蔵されていてもよい。さらに、学習装置50および推論装置70は、クラウドサーバ上に存在していてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3は、上述した実施の形態1に係る半導体装置100を電力変換装置に適用したものである。本開示は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態2として、三相のインバータに本開示を適用した場合について説明する。
図23は、実施の形態3に係る電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
図23に示す電力変換システムは、電源300、電力変換装置400、負荷500から構成される。電源300は、直流電源であり、電力変換装置400に直流電力を供給する。電源300は種々のもので構成することが可能であり、例えば、直流系統、太陽電池、蓄電池で構成することができるし、交流系統に接続された整流回路やAC/DCコンバータで構成することとしてもよい。また、電源300を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成することとしてもよい。
電力変換装置400は、電源300と負荷500の間に接続された三相のインバータであり、電源300から供給された直流電力を交流電力に変換し、負荷500に交流電力を供給する。電力変換装置400は、図23に示すように、直流電力を交流電力に変換して出力する主変換回路401と、主変換回路401を制御する制御信号を主変換回路401に出力する制御回路403とを備えている。
負荷500は、電力変換装置400から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷500は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機であり、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車、鉄道車両、エレベーター、もしくは、空調機器向けの電動機として用いられる。
以下、電力変換装置400の詳細を説明する。主変換回路401は、スイッチング素子と還流ダイオードを備えており(図示せず)、スイッチング素子がスイッチングすることによって、電源300から供給される直流電力を交流電力に変換し、負荷500に供給する。主変換回路401の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態にかかる主変換回路401は2レベルの三相フルブリッジ回路であり、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列された6つの還流ダイオードから構成することができる。主変換回路401の各スイッチング素子および各還流ダイオードの少なくともいずれかは、上述した実施の形態1の半導体装置100に相当する半導体装置402が有するスイッチング素子又は還流ダイオードである。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続され上下アームを構成し、各上下アームはフルブリッジ回路の各相(U相、V相、W相)を構成する。そして、各上下アームの出力端子、すなわち主変換回路401の3つの出力端子は、負荷500に接続される。
また、主変換回路401は、各スイッチング素子を駆動する駆動回路(図示なし)を備えているが、駆動回路は半導体装置402に内蔵されていてもよいし、半導体装置402とは別に駆動回路を備える構成であってもよい。駆動回路は、主変換回路401のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、主変換回路401のスイッチング素子の制御電極に供給する。具体的には、後述する制御回路403からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを各スイッチング素子の制御電極に出力する。スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(オフ信号)となる。
制御回路403は、負荷500に所望の電力が供給されるよう主変換回路401のスイッチング素子を制御する。具体的には、負荷500に供給すべき電力に基づいて主変換回路401の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間(オン時間)を算出する。例えば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するPWM制御によって主変換回路401を制御することができる。そして、各時点においてオン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号を、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号が出力されるよう、主変換回路401が備える駆動回路に制御指令(制御信号)を出力する。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号又はオフ信号を駆動信号として出力する。
本実施の形態に係る電力変換装置400では、主変換回路401を構成する半導体装置402として実施の形態1にかかる半導体装置100を適用するため、放熱性能の良否を検出できる。
本実施の形態では、2レベルの三相インバータに本開示を適用する例を説明したが、本開示は、これに限られるものではなく、種々の電力変換装置に適用することができる。本実施の形態では、2レベルの電力変換装置としたが3レベルやマルチレベルの電力変換装置であっても構わないし、単相負荷に電力を供給する場合には単相のインバータに本開示を適用しても構わない。また、直流負荷等に電力を供給する場合にはDC/DCコンバータやAC/DCコンバータに本開示を適用することも可能である。
また、本開示を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機やレーザー加工機、又は誘導加熱調理器や非接触給電システムの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムや蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 リードフレーム、1A,1C ダイパッド、1Aa,1Ab 面、1B,1D 端子、2 接合材、3 電力用半導体素子、4,14a,14b ワイヤ、5 制御用半導体素子、6 封止樹脂、7 高熱伝導率樹脂、8 低熱伝導率樹脂、20 金型、20a 空間、21 下金型、22 上金型、31 照明装置、32 観察装置、40,43 領域、50 学習装置、51,71 データ取得部、52 モデル生成部、60 学習済モデル記憶装置、70 推論装置、72 推論部、80 検査装置、81 分類部、100,402 半導体装置、200 半導体モジュール、300 電源、400 電力変換装置、401 主変換回路、403 制御回路、500 負荷。

Claims (10)

  1. 第1面と第2面とを有するダイパッドと、
    前記ダイパッドの前記第1面上に実装される電力用半導体素子と、
    前記ダイパッドおよび前記電力用半導体素子を封止する封止樹脂と、を備える半導体装置であって、
    前記封止樹脂は、前記ダイパッドの前記第2面に接触する第1樹脂と、前記第1樹脂と異なる場所に配置される第2樹脂と、を含み、
    前記第1樹脂の熱伝導率は、前記第2樹脂の熱伝導率よりも高く、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂の光学特性は互いに異なり、
    前記半導体装置の下面には、前記第1樹脂と前記第2樹脂との両方が露出している、半導体装置。
  2. 前記第1樹脂および前記第2樹脂における紫外線に対する吸収スペクトルが互いに異なる、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1樹脂および前記第2樹脂における近赤外線に対する吸収スペクトルが互いに異なる、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1樹脂および前記第2樹脂における可視光線に対する吸収スペクトルが互いに異なる、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第1樹脂または前記第2樹脂は、蛍光材を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置を有し、入力される電力を変換して出力する主変換回路と、
    前記主変換回路を制御する制御信号を前記主変換回路に出力する制御回路と、
    を備えた電力変換装置。
  7. 導体装置の検査方法であって、
    前記半導体装置は、
    第1面と第2面とを有するダイパッドと、
    前記ダイパッドの前記第1面上に実装される電力用半導体素子と、
    前記ダイパッドおよび前記電力用半導体素子を封止する封止樹脂と、を備え、
    前記封止樹脂は、前記ダイパッドの前記第2面に接触する第1樹脂と、前記第1樹脂と異なる場所に配置される第2樹脂と、を含み、
    前記第1樹脂の熱伝導率は、前記第2樹脂の熱伝導率よりも高く、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂の光学特性は互いに異なり、
    前記検査方法は、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、前記ダイパッドの前記第2面側から前記半導体装置を撮像するステップと、
    前記撮像するステップにより得られた画像に基づいて、前記第1樹脂および前記第2樹脂の少なくとも一方の領域を判定するステップと、を備える、半導体装置の検査方法。
  8. 電力用半導体素子をダイパッドの第1面に接合するステップと、
    金型内に第1樹脂を配置するステップと、
    前記ダイパッドの第2面が前記第1樹脂に接触するように、前記金型内に前記ダイパッドを配置するステップと、
    前記第1樹脂よりも熱伝導率が低く、かつ、前記第1樹脂と光学特性の異なる第2樹脂を前記金型内に充填させるステップと、
    前記第1樹脂と前記第2樹脂とを硬化させることにより、前記電力用半導体素子と前記ダイパッドとを封止した樹脂体を成形するステップと、
    前記金型から前記樹脂体を取り出すステップと、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長の照明光を照射しながら、前記ダイパッドの前記第2面側から前記樹脂体とを撮像するステップと、
    前記撮像するステップにより得られた画像に基づいて、前記第1樹脂および前記第2樹脂の少なくとも一方の領域を判定するステップと、を備える、半導体装置の製造方法。
  9. 半導体装置の良否を推論するための学習済モデルを生成する学習装置であって、
    前記半導体装置は、
    第1面と第2面とを有するダイパッドと、
    前記ダイパッドの前記第1面上に実装される電力用半導体素子と、
    前記ダイパッドおよび前記電力用半導体素子を封止する封止樹脂と、を備え、
    前記封止樹脂は、前記ダイパッドの前記第2面に接触する第1樹脂と、前記第1樹脂と異なる場所に配置される第2樹脂と、を含み、
    前記第1樹脂の熱伝導率は、前記第2樹脂の熱伝導率よりも高く、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂の光学特性は互いに異なり、
    前記学習装置は、
    照明光を照射しながら、前記半導体装置を前記ダイパッドの前記第2面側から撮像することにより得られる学習用画像と、前記半導体装置の良否を示す正解情報とを含む学習用データを取得するデータ取得部を備え、前記照明光は、前記第1樹脂および前記第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長を有し、前記学習装置は、
    前記学習用データを用いて、前記半導体装置の写る検査用画像から前記学習済モデルを生成するモデル生成部をさらに備える学習装置。
  10. 半導体装置の良否を推論する推論装置であって、
    前記半導体装置は、
    第1面と第2面とを有するダイパッドと、
    前記ダイパッドの前記第1面上に実装される電力用半導体素子と、
    前記ダイパッドおよび前記電力用半導体素子を封止する封止樹脂と、を備え、
    前記封止樹脂は、前記ダイパッドの前記第2面に接触する第1樹脂と、前記第1樹脂と異なる場所に配置される第2樹脂と、を含み、
    前記第1樹脂の熱伝導率は、前記第2樹脂の熱伝導率よりも高く、
    前記第1樹脂および前記第2樹脂の光学特性は互いに異なり、
    前記推論装置は、
    照明光を照射しながら、前記半導体装置を前記ダイパッドの前記第2面側から撮像することにより得られる検査用画像を取得するデータ取得部を備え、前記照明光は、前記第1樹脂および前記第2樹脂に対して異なる光学特性を示す波長を有し、前記推論装置は、
    前記検査用画像から前記半導体装置の良否を推論するための学習済モデルを用いて、前記データ取得部から入力された前記検査用画像から前記半導体装置の良否を推論する推論部をさらに備える推論装置。
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