JP7445222B2 - ホログラム素子、情報記録媒体、ラベル体、転写箔体、カード、及びホログラムシート - Google Patents

ホログラム素子、情報記録媒体、ラベル体、転写箔体、カード、及びホログラムシート Download PDF

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Description

本開示は、ホログラム素子、情報記録媒体、ラベル体、転写箔体、カード、及びホログラムシートに関する。
リップマンホログラムとも呼ばれる体積反射型ホログラムは、特定の入射角の光を入射する際に、特定の波長の光を選択して回折するために、色分散が少なく、さらにイメージホログラムの手法で干渉縞を記録することで、様々な光源環境でもボケの少ない立体像が観察可能なことから、偽造防止目的等で幅広く用いられている。また、計算機合成ホログラムの技術とインプリント技術を利用した位相型フーリエ変換ホログラムは、低コスト及び大量生産が可能であることから、やはり偽造防止目的等で幅広く用いられている(特開2017-37272号公報)。
また、上述したリップマンホログラムを記録するための記録媒体(以下、リップマンホログラム記録媒体)にフーリエ変換ホログラムを記録する手法が知られている(特開2009-139676号公報)。この種の手法では、図13に示すように、光学レンズ75の前側焦点にフーリエ変換ホログラムの原画像76を配置するとともに、光学レンズ75の後側焦点にリップマンホログラム記録媒体77を配置して、リップマンホログラム記録媒体77に、参照光とフーリエ変換ホログラムの原画像76から生じた物体光との干渉縞を記録する。
図13のような手法で記録した記録媒体77に再生照明光を照射して再生されるフーリエ変換ホログラム再生像の広がり角θは、記録時にフーリエ変換ホログラムの原画像76から光学レンズ75に入射する光線の光軸に対する最大角度θmaxと同程度である。レンズの有効口径が大きいほど、また焦点距離が短いほど、光学レンズ75の最大角度θmaxは大きくなる。
図14に示す薄肉単レンズ78の焦点距離fは、レンズ前面の曲率半径r1,レンズ後面の曲率半径r2と屈折率nを用いると、以下の(1)式で表される。
Figure 0007445222000001
平凸レンズの平面側をレンズ前面に配置した場合、r1は無限大であるため、(2)式で近似される。
Figure 0007445222000002
特開2017-37272号公報
光学ガラスでよく用いられるBK7の場合、532nmの波長の光の屈折率nは、n=1.519であり、平凸レンズにおける最大角度θmaxは、sinθmax=1/2Fで表される。ここでのFはレンズのF値であり、レンズの有効口径をDとした場合、F=f/Dで示される。以上の条件と式からθmax≒31.26°が算出される。これは有効口径D=2rというレンズの場合であり、実際はレンズの収差等の影響を避けるため、ここまでの最大角度θmaxを実現することは難しい。一例を挙げると、レンズ外径φ100mm、焦点距離200mmで干渉縞を形成する場合、その広がり角θは5~10°程度であり、設計の幅は限定的である。従来のフーリエ変換ホログラムは、視認性を確保するために、再生時にレーザービームを照射して、再生された像を、レーザービーム入射側に設置したスクリーンに投影して観察することを前提としており、大がかりな装備を必要としていた。
また、フーリエ変換ホログラムの干渉縞と体積反射型ホログラムの干渉縞とが形成された原版からホログラムを複製する場合、製造の効率化を考えると、同一の参照光を用いて複製するのが望ましいが、同一の参照光で複製したホログラム素子を再生すると、フーリエ変換ホログラム再生像と体積反射型ホログラム再生像とが重なり合って再生され、両方の再生像を分離できなくなり、視認性が低下してしまう。このため、ホログラム素子内にフーリエ変換ホログラムと体積反射型ホログラムとを別々の記録領域として設けたり、記録する際の参照光の波長を相違させたりしなければならず、ホログラム素子の作製に手間がかかってしまう。
本開示では、フーリエ変換ホログラムの干渉縞と体積反射型ホログラムの干渉縞とが形成された原版からの複製の作業性を向上させることができ、かつフーリエ変換ホログラム再生像と体積反射型ホログラム再生像とを分離して観察可能なホログラム素子、情報記録媒体、ラベル体、転写箔体、カード及びホログラムシートを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様によれば、入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録されたホログラム層を備える、ホログラム素子が提供される。同一のホログラム層に、第1の干渉縞と第2の干渉縞を形成するため、各々に適した再生照明光条件で、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像とを再生できる。
前記再生照明光の入射方向と前記体積反射型ホログラム再生像の再生方向とは、互いに異なるオフアクシスの関係にあってもよい。再生照明光の入射方向と体積反射型ホログラム再生像の再生方向とは互いに異なっているため、再生照明光と重ならずに体積反射型ホログラム再生像を観察できる。
前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察されてもよい。前記点光源にてフーリエ変換ホログラム再生像を観察でき、また、前記点光源とは別の再生照明光にて、入射方向とは異なる方向から体積反射型ホログラム再生像を観察できる。
前記ホログラム層に前記第2の干渉縞を記録した際の参照光の前記入射面の法線方向に対する入射角度に応じて、前記入射面の法線方向にて観察される前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いが変化してもよい。第2の干渉縞を記録する際の参照光の入射角度を変えることで、フーリエ変換ホログラム再生像の色合いを変化させることができる。
前記参照光の前記入射角度が大きくなるほど、前記入射面の法線方向にて観察される前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いがより大きく変化してもよい。参照光の入射角度をより大きくすれば、フーリエ変換ホログラム再生像の色合いをより大きく変化させることができる。
前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記再生照明光を前記入射面に入射させたときに、前記再生照明光の反射光の正反射方向に沿って前記入射面を観察すると、前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いが変化してもよい。再生照明光の入射方向とは逆の正反射方向から入射面を観察したときに、フーリエ変換ホログラム再生像の色合いを変化させることができる。
本発明の他の一態様では、入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録されたホログラム層を備え、
前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでいる情報記録媒体が提供される。同一のホログラム層に、第1の干渉縞と第2の干渉縞を形成するため、各々に適した再生照明光条件で、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像とを再生でき、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方に、所定の情報を含めることができる。
本開示の他の一態様では、少なくとも、セパレータ上に、接着層、ホログラム層、保護フィルム層が順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録された、ラベル体が提供される。第1の干渉縞と第2の干渉縞が形成されたホログラム層を備えたラベル体を種々の媒体に貼付することで、種々の媒体において、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像を観察できる。
本開示の他の一態様では、少なくとも、ヒートシール層上に、ホログラム層、剥離層、基材層が順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録された、転写箔体が提供される。第1の干渉縞と第2の干渉縞が形成されたホログラム層を備えた転写箔体を種々の媒体に転写することで、種々の媒体において、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像を観察できる。
本開示の他の一態様では、少なくとも、カードコアシート上に、ヒートシール層、ホログラム層、保護フィルム層、オーバーシートが順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでいる、カードが提供される。カードのホログラム層に第1の干渉縞と第2の干渉縞を形成するため、各々に適した再生照明光条件で、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像を観察可能なカードが得られる。
前記カードコアシートと前記ヒートシール層との間に配置され、所定の周波数のレーザ光にて変質するレーザ印字層を備えてもよい。カードに、ホログラム層だけでなく、レーザ印字層を設けるため、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像を観察できるだけでなく、レーザ印字層に任意の情報を記録できる。
前記レーザ印字層は、前記カードコアシートの全面を覆うように配置され、
前記ホログラム層は、前記レーザ印字層の一部の上に配置されてもよい。レーザ印字層をカードコアシートの全面を覆うように配置するため、レーザ印字層のホログラム層と重ならない場所に任意の情報を記録できる。
前記レーザ印字層には、少なくとも個人情報が、前記レーザ光による部分的な変質により記録されてもよい。レーザ印字層にレーザ光を照射することで、レーザ印字層に、変色、溶融、炭化、発泡、又は着色等の変質を生じさせることができる。
本発明の他の一態様では、少なくとも、基材シート上に、ヒートシール層、ホログラム層、保護フィルム層、およびオーバーシートが順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでいる、ホログラムシートが提供される。ホログラムシートのホログラム層に第1の干渉縞と第2の干渉縞を形成するため、各々の再生照明光条件に切り替えることで、フーリエ変換再生像と体積反射型ホログラム再生像を観察できる。
本発明の他の一態様では、基材層、フーリエ変換ホログラム層、反射層、接着層及び体積反射型ホログラム層が積層された原版の上に、感光材料層を有するホログラム記録部材を配置した状態で、前記ホログラム記録部材の上面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って参照光を前記ホログラム記録部材の上面に入射させ、
前記参照光の一部は、前記ホログラム記録部材を透過して前記原版に入射されて前記体積反射型ホログラム層にて回折されて第1回折光を生成し、
前記第1回折光と前記参照光とが前記ホログラム記録部材内の前記感光材料層にて干渉して第1の干渉縞が形成され、
前記参照光の残りの一部は、前記体積反射型ホログラム層を透過して前記フーリエ変換ホログラム層の表面で回折されて第2回折光を生成し、
前記第2回折光と前記参照光とが前記ホログラム記録部材内の前記感光材料層にて干渉して第2の干渉縞が形成される、ホログラム複製方法が提供される。フーリエ変換ホログラム層と体積反射型ホログラム層が積層された原版の上にホログラム記録部材を配置した状態で参照光を照射することで、ホログラム記録部材中の感光材料層に第1の干渉縞と第2の干渉縞とを形成できるため、均一な品質のホログラムを、低コストで大量生産をすることができる。
本開示によれば、フーリエ変換ホログラムの干渉縞と体積反射型ホログラムの干渉縞とが形成された原版からの複製の作業性を向上させることができ、かつフーリエ変換ホログラム再生像と体積反射型ホログラム再生像とを分離して観察できる。
本実施形態によるホログラム素子を作製するための原版の断面構造を示す断面図。 2ステップ法の工程を説明する図。 図2Aに続く工程を説明する図。 複製機の概略構成を示す図。 原版の上面にホログラム記録部材を配置した状態の断面図。 入射角度30°の場合のフーリエ変換ホログラム再生像の一例を示す図。 入射角度40°の場合のフーリエ変換ホログラム再生像の一例を示す図。 リップマンホログラム再生像の再生方法を説明する図。 フーリエ変換ホログラム再生像の再生方法を説明する図。 フーリエ変換ホログラム再生像の評価結果を示すxy色度図。 図7の評価に使用したホログラム素子を示す図。 図7の評価に使用したフーリエ変換ホログラム再生像の測定点を示す図。 本実施形態によるホログラム素子を備えたラベル体の断面図。 本実施形態によるホログラム素子を備えた転写箔体の断面図。 本実施形態によるホログラム素子を備えたカード埋め込み体の断面図。 カードの平面図。 カードの断面図。 レーザ印字層を追加したカードの断面図。 リップマンホログラム記録媒体にフーリエ変換ホログラムを記録する手法を説明する図。 薄肉単レンズの曲率半径を説明する図。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図面の理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張している場合がある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本明細書における「上下方向」は、鉛直方向に平行な面内において水平方向と非平行な方向であり、必ずしも鉛直方向とは一致しない。「上」とは、上下方向における一方であって、鉛直方向における「上」に近接する側(又は方)のことを指す。「下」とは、上下方向における「上」とは反対の側であって、鉛直方向における「下」に近接する側(又は方)のことを指す。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、それぞれ区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板と呼ばれ得るような部材も含む概念である。
図1は本実施形態によるホログラム素子を作製するための原版2の断面構造を示す断面図である。図1の原版2は、ガラス層3、接着層4、基材層5、表面レリーフ型フーリエ変換ホログラム層6、反射層7、透明接着層8、リップマンホログラム層9、及びカバーガラス10を順に積層したものである。
原版2における表面レリーフ型フーリエ変換ホログラム層6(以下、フーリエ変換ホログラム層6と呼ぶ)の作製とリップマンホログラム層9の作製とは別個に行われ、これらのホログラム層の作製が終わった後に、これらのホログラム層を層方向に接着して図1の原版2が作製される。
フーリエ変換ホログラム層6は、例えばCGH(Computer-Generated Hologram)にて作製される。より詳細には、フーリエ変換ホログラム層6を作製する元となるフーリエ変換像は、例えば計算機を用いて原画像に対してフーリエ変換等の処理を行うことにより生成される。具体的には、まず、パーソナルコンピュータ(PC)上で原画像を生成する。原画像は、任意の文字、記号、絵柄などである。次に、フーリエ変換像を二値化する。すなわち、フーリエ変換像の1画素ごとにその位相を調べ、位相がマイナス90°からプラス90°の場合には、透明に対応する所定の値を割り当て、その以外の場合には、黒や鏡面に対応する別の値を割り当てることにより、二値化を行う。なお、所定の値を割り当てる位相範囲をマイナス90°からプラス90°の範囲外に設定してもよい。
次に、二値化されたフーリエ変換像を所望の範囲に配列する。例えば、二値化されたフーリエ変換像を4つ並べたフーリエ変換像を生成する。実際には、最小単位の画像を例えば縦と横に20個ずつ配列するなどして、フーリエ変換像を生成する。次に、生成したフーリエ変換像を電子線描画用データに変換し、変換した電子線描画用データに基づいて電子線描画装置でフーリエ変換ホログラム層6を作製する。作製されたフーリエ変換ホログラム層6は、フーリエ変換像に応じた凹凸を有する。なお、フーリエ変換像を多値化してもよい。この場合、フーリエ変換ホログラム層6の凹凸は、3段以上の段差を有することになる。なお、フーリエ変換ホログラム層6の凹凸の格子ピッチは、1.0μm~80.0μmの範囲内であることが好ましい。
生成されたフーリエ変換ホログラム層6の凹凸の表面には、反射層7が形成される。反射層7は、例えばアルミニウムや硫化亜鉛、酸化チタン等の蒸着膜である。反射層7は、可視光に対して反射性を有するか、屈折率ができるだけ大きい材料が望ましい。フーリエ変換ホログラム層6の凹凸の表面に反射層7を形成することで、原版2に入射された光が反射層7で回折されて、フーリエ変換ホログラム再生像を再生できるようになる。
一方、リップマンホログラム層9は、例えば2ステップ法(H1H2法とも呼ばれる)にて作製される。図2A及び図2Bは2ステップ法の工程を説明する図である。まず、図2Aに示すように、感光材料11を用意し、感光材料11から離隔して配置される被写体12に照明光L1を照射したときに被写体12にて反射された物体光L2を感光材料11に照射するとともに、物体光L2とは別の方向から感光材料11に参照光L3を照射する。これにより、感光材料11上にて物体光L2と参照光L3とが干渉して干渉縞が形成され、H1ホログラム13が作製される。複数の被写体12に対応する複数の干渉縞を感光材料11に形成する場合は、各被写体12ごとに、図2Aの工程を繰り返せば良い。このとき、各被写体12と感光材料11までの距離を等しくして、かつ物体光L2の感光材料11上の照射範囲を各被写体12ごとに相違させることにより、感光材料11上の別個の場所に各被写体12に応じた複数の干渉縞を形成することができる。参照光は、可干渉性をもつレーザ光であり、例えば532nmで発振するDPSS(Diode Pumped Solid State;半導体励起固体)レーザから出射されるレーザ光を参照光として用いることができる。
次に、図2Bに示すように、H1ホログラム13に参照光L3の入射側と反対側から参照光L3と反対方向に進む再生照明光L4を照射する。これにより、H1ホログラム13から物体光L5が出射されて、H1ホログラム13と被写体12との距離だけ離れた位置に再生像12aが結像される。そこで、この位置に感光材料14を配置して、H1ホログラム13とは反対側から参照光L6を照射する。これにより、感光材料14上で、参照光L6と物体光L5が干渉し合って干渉縞が形成され、H2ホログラム15が作製される。このH2ホログラム15がリップマンホログラム層9となる。
フーリエ変換ホログラム層6と上述した図2Aと図2Bの工程にて作製されたリップマンホログラム層9とは、図1に示すように、透明接着層8にて層方向に接着される。リップマンホログラム層9は、フーリエ変換ホログラム層6よりも、光の入射面に近い側に配置するのが望ましい。その理由は、フーリエ変換ホログラム層6の上面には反射層7が形成されており、フーリエ変換ホログラム層6の下方にリップマンホログラム層9が配置されていると、リップマンホログラム層9に光が届かないためである。なお、フーリエ変換ホログラム層6の表面を覆う反射層7の一部は、デメタライズ処理により部分的に除去されていてもよい。この場合は、例外的に、フーリエ変換ホログラム層6の下方にリップマンホログラム層9を配置することができる。
図1に示すように、リップマンホログラム層9をフーリエ変換ホログラム層6よりも入射光側に配置した場合には、リップマンホログラム層9の表面にカバーガラス10を配置して、リップマンホログラム層9を保護する。また、フーリエ変換ホログラム層6のリップマンホログラム層9側とは反対側には、基材層5が配置され、この基材層5の表面には接着層4を介してガラス層3が配置されている。このガラス層3は保護層として機能する。なお、基材層5は、フーリエ変換ホログラム層6に対してリップマンホログラム層9側に配置してもよい。
図1の原版2は、図3に示すような複製機21を用いてホログラム記録部材22に複製される。図3の複製機21は、記録部材供給部23と、剥離供給ヘッド24と、第1セパレータ巻取部25と、記録部材巻取部26と、保護フィルム操出部27と、第2セパレータ巻取部28とを有する。
記録部材供給部23は、セパレータ22aが貼り付けられたホログラム記録部材22を多重に巻き付けたロール体23aから、ニップローラ29に案内されて、ホログラム記録部材22を供給する。剥離供給ヘッド24は、ホログラム記録部材22からセパレータ22aを剥離する。ラミローラ35は記録部材22を原版2に貼り付ける。第1セパレータ巻取部25は、剥離されたセパレータ22aを巻き取る。記録部材巻取部26は、複製後のホログラム記録部材22を巻き取る。保護フィルム操出部27は、複製済のホログラム記録部材22の表面に貼り付ける保護フィルム27aを供給する。保護フィルム27aにセパレータ27bが貼り付けられている場合には、第2セパレータ巻取部28にてセパレータ27bを巻き取る。
図3の複製機21では、記録部材供給部23からホログラム記録部材22をコマ送りで移動させ、ホログラム記録部材22からセパレータ22aを剥離した後に、剥離供給ヘッド24が左方向に移動することで、ラミローラ35により1コマ分のホログラム記録部材22が原版2の上面に貼り付けられる。図4は原版2の上面にホログラム記録部材22を配置した状態の断面図である。ホログラム記録部材22は、感光材料層31の上に基材層32が配置された層構成を有する。この状態で、ホログラム記録部材22の表面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って参照光L7が入射される。この参照光L7は、ホログラム記録部材22を透過して原版2に入射される。参照光L7の一部は、原版2の内部のリップマンホログラム層9にて回折されて、この回折光と参照光L7とがホログラム記録部材22内の感光材料層31にて干渉して干渉縞が形成される。また、参照光L7の他の一部は、リップマンホログラム層9を透過してフーリエ変換ホログラム層6の凹凸の表面に形成された反射層7にて回折されて、この回折光と参照光L7とがホログラム記録部材22内の感光材料層31にて干渉して干渉縞が形成される。
このように、ホログラム記録部材22の感光材料層31には、リップマンホログラム層9による干渉縞(第2の干渉縞)とフーリエ変換ホログラム層6による干渉縞(第1の干渉縞)とが重畳して形成される。
1コマ分の複製が終了すると剥離供給ヘッド24が図3の右方向に移動することで、ラミローラ35により1コマ分のホログラム記録部材22が原版2から剥離される。1コマ分のホログラム記録部材22の表面には、保護フィルム操出部27から繰り出された保護フィルム27aがニップローラ33にて圧着された後に記録部材巻取部26にて巻き取られる。このとき、ホログラム記録部材22から1コマ分のセパレータ22aが剥離されて、第1セパレータ巻取部25に巻き取られる。次に、剥離供給ヘッド24が左方向に移動することで、原版2に1コマ分の新たなホログラム記録部材22が配置されることになる。以上の工程を経て、図3の複製機21にて、本実施形態によるホログラム素子1が作製される。
このように、図3の複製機21は、同一の参照光L7を用いて、原版2のリップマンホログラム層9に応じた干渉縞とフーリエ変換ホログラム層6に応じた干渉縞とを、ホログラム記録部材22の同一の感光部材に重畳して形成するため、本実施形態によるホログラム素子1を効率よく作製でき、作業性が向上し、品質を均一化させた状態で大量生産を行うことができる。
ホログラム記録部材22の表面の法線方向に対する参照光L7の入射角度を制御することにより、フーリエ変換ホログラム再生像の色合いを調整できる。図5A及び図5Bは、フーリエ変換ホログラム再生像の一例を示す図であり、図5Aは入射角度が30°、図5Bは入射角度が40°の例を示している。図5Aと図5Bはカラーをモノクロ化して図示しているためわかりづらいが、図5Aは緑で視認されるのに対し、図5Bは赤っぽい色で視認される。また、図5Bでは、色分散を起こしていることが分かる。
一方、リップマンホログラム再生像(体積反射型ホログラム再生像とも呼ぶ)は、複製時の参照光L7の入射角度を変化させても、色合いは変化しない。
図6A及び図6Bは本実施形態によるホログラム素子1の再生方法を説明する図であり、図6Aはリップマンホログラム再生像41の再生方法、図6Bはフーリエ変換ホログラム再生像42の再生方法を示している。図6A及び図6Bのホログラム素子1は、フーリエ変換ホログラム再生像42に変換される干渉縞とリップマンホログラム再生像41に変換される干渉縞とが重畳して形成されるホログラム層45の両面側にPET(Polyethylene Terephthalate)層46,47を積層した断面構造を有する。PET層46,47はホログラム層45の保護層として機能する。PET層46,47以外の可視光透過性のある材料を用いて保護層を形成してもよい。
リップマンホログラム再生像41を再生する場合には、図6Aに示すように、ホログラム素子1の表面の法線方向に対して所定の入射角度の方向に沿って再生照明光L8を照射した状態で、観察者はホログラム素子1の表面の法線方向に視線を向ける。これにより、観察者は、ホログラム素子1の表面近傍にリップマンホログラム再生像41を観察することができる。
再生照明光L8は、LED(Light Emitting Diode)光、レーザ光又は白熱光などであり、基本的には光源43の種類は問わない。ただし、リップマンホログラム再生像41の色成分の波長を含む光である必要がある。例えば、リップマンホログラム再生像41が緑色である場合には、緑色の波長帯域を含む再生照明光L8を照射する必要がある。再生照明光L8の波長成分にリップマンホログラム再生像41の色成分の波長が含まれていない場合には、所定の方向からリップマンホログラム再生像41を観察できなくなる。なお、再生照明光L8の入射角度は、複製時に使用した参照光L7の入射角度と多少異なっていてもよい。
観察者がホログラム素子1の表面の法線方向から傾斜した方向からホログラム素子1に視線を向けた場合でも、観察者は、法線方向から観察した場合と同色のリップマンホログラム再生像41を観察することができる。
再生照明光L8の正反射光の方向とリップマンホログラム再生像41の再生方向とは、互いに異なるオフアクシスの関係にある。ここで、オフアクシスとは、軸がずれていることを意味し、再生照明光L8の正反射光の方向と体積反射型ホログラム再生像41の再生方向とが互いに異なることを指す。これに対して、再生照明光L8の正反射光の方向とフーリエ変換ホログラム再生像42の再生方向とは、同方向である。
フーリエ変換ホログラム再生像42を再生する場合には、図6Bに示すように、ホログラム素子1の表面から離隔した位置に点光源44を配置して点灯した状態で、観察者はホログラム素子1の表面の法線方向に視線を向ける。これにより、観察者は、ホログラム素子1の表面よりも奥に映り込んだ点光源の鏡像(反射光)と同一平面内にフーリエ変換ホログラム再生像42を観察することができる。点光源44は、LED光、レーザ光又は白熱光などであり、基本的には点光源44の具体的な種類は問わない。ただし、フーリエ変換ホログラム再生像42の色成分の波長を含む光である必要がある。
フーリエ変換ホログラム再生像42を再生するための干渉縞は、波長選択性を持っており、再生照明光L9が例えば白色光であっても、単色性の光で再生できる。また、複製時の参照光L7の入射角度によって、フーリエ変換ホログラム再生像42の色合いが変化する。より詳細には、複製時のホログラム記録部材の表面の法線方向に対する参照光L7の入射角度が大きくなるほど、フーリエ変換ホログラム再生像42の色合いの変化の度合いが大きくなる。さらに、再生段階での再生照明光の入射角度と観察方向を変えることによっても、フーリエ変換ホログラム再生像42の色合いが変化する。
図7は図3の複製機21で複製したホログラム素子1に再生照明光L9を照射して再生させたフーリエ変換ホログラム再生像42の評価結果を示すxy色度図、図8A及び図8Bは測定条件を示す図である。図7のxy色度図のG点に近づくほど緑に近い色になり、B点に近づくほど青に近い色になり、R点に近づくほど赤に近い色になる。
図7のxy色度図は、色彩輝度計(コニカミノルタ製CS-200)を用いた評価結果を示している。図7の色度分布図には、図8Aに示すように、ホログラム素子1の表面の法線方向に対して20°の入射角度から再生照明光L9を照射した状態で、法線方向に対して-20°の方向に観察者が視線を向けた場合に観察される図8Bに示すフーリエ変換ホログラム再生像42の測定点Pの色度がプロットされている。より詳細には、図7のxy色度図には、複製時の参照光L7の入射角度が0°、10°、20°、30°、40°、50°のときの色度がプロットされている。
図7のxy色度図からわかるように、複製時の参照光L7の入射角度が大きくなるほど、フーリエ変換ホログラム再生像42は赤っぽくなり、参照光L7の入射角度が小さくなるほど、フーリエ変換ホログラム再生像42は緑っぽくなる。
このように、複製時の参照光L7の入射角度を調整することで、フーリエ変換ホログラム再生像42の色合いを最適化できる。また、参照光L7の入射角度によっては、フーリエ変換ホログラム再生像42の色合いが部分的に相違する色分散が生じる。この色分散によって、フーリエ変換ホログラム再生像42の少なくとも一部がグラデーションカラーで観察されることもありえる。
フーリエ変換ホログラム再生像42とリップマンホログラム再生像41は、文字、記号、模様、絵柄などの任意の情報を含んでいてもよい。具体的な一例としては、フーリエ変換ホログラム再生像42とリップマンホログラム再生像41は、文字、記号、模様、絵柄を含むセキュリティ情報を含んでいてもよい。この種のセキュリティ情報は、例えば偽造防止用途に用いることができる。
本実施形態によるホログラム素子1は、種々の用途に用いることができる。本実施形態によるホログラム素子1の代表的な用途としては、ラベル体、転写箔体、カード埋め込み体等として用いられるホログラムシート、情報記録媒体などが考えられるが、他の種々の用途にも適用可能である。
図9は本実施形態によるホログラム素子1を備えたラベル体51の断面図である。図9のラベル体51は、保護フィルム層52で表面が覆われたホログラム層45の下方に、順に接着層53、黒着色のPET層54、接着層55、セパレータ56を積層した断面構造を有する。ホログラム層45には、フーリエ変換ホログラム再生像42に変換される干渉縞とリップマンホログラム再生像41に変換される干渉縞とが重畳して形成されている。ホログラム層45に保護フィルム層52を貼合し、UV光でホログラム層45を硬化させた後に、接着層53を介して黒着色のPET層54を接着し、その後に、さらに接着層55を介してセパレータ56を接着する。セパレータ56は、ラベル体51を種々の媒体に貼合する際に剥離される。なお、図9に示す各層の間には、必要に応じて、密着性の向上や剥離性等の機能を持った不図示の機能層を介在させてもよい。
図10は本実施形態によるホログラム素子1を備えた転写箔体61の断面図である。図10の転写箔体61は、ホログラム層45の上に付着される剥離層62を備えた基材層69と、ホログラム層45の下に配置されるヒートシール層63とを備えている。図10の転写箔体61を種々の媒体の上に載置して、基材層69の上から熱圧着すると、ヒートシール層63が熱溶融して、ホログラム層45が媒体に接着される。その後、基材層69を剥離する。これにより、媒体上にホログラム層45を転写することができる。なお、図10に示す各層の間には、必要に応じて、密着性の向上や剥離性等の機能を持った不図示の機能層を介在させてもよい。
図11は本実施形態によるホログラム素子1を備えたカード埋め込み体65として用いられるホログラムシートの断面図である。図11のカード埋め込み体65は、保護フィルム層66で表面が覆われたホログラム層45の下方に、ヒートシール層67が配置され、その下方にセパレータ68が配置されている。図12Aはカード70の平面図、図12Bはカード70の断面図である。図11のカード埋め込み体65は、カード70内に埋め込まれる。カード70に埋め込む際には、カード埋め込み体65からセパレータ68を剥離して、カードコアシート71にヒートシール層67を接触させた状態で、カードオーバーシート72を積層し、上から熱圧着する。これにより、ヒートシール層67が熱溶融して、ホログラム層45がカードコアシート71に接着される。また、カードコアシート71に凹部を設けて、そこにカード埋め込み体65を配置してもよい。なお、図11に示す各層の間には、必要に応じて、密着性の向上や剥離性等の機能を持った不図示の機能層を介在させてもよい。
なお、カード埋め込み体65等として用いられるホログラムシートは、図12Bの層構成に加えて、レーザ印字層73を備えていてもよい。図12Cはレーザ印字層73を備えたカード埋め込み体65の断面図である。図12Cのカード埋め込み体65は、図12Bのカード埋め込み体65のヒートシール層67とカードコアシート71との間にレーザ印字層73を配置した層構成になっている。レーザ印字層73は、レーザ光の照射により、変色、溶融、炭化、発泡、又は着色等の変質が生じる層である。レーザ印字層73は、例えば、ポリカーボネート樹脂で形成してもよい。レーザ印字層73は、カードコアシート71の全面を覆うように形成されている。レーザ光は、カードオーバーシート層72の上面側から照射される。レーザ印字層73へのレーザ印字には、通常は赤外線(IR)レーザが用いられる。IRレーザは、ホログラム層45に影響を及ぼさないため、レーザ印字層73中のホログラム層45と上下に重なる領域にレーザ印字を行うことも可能である。
図12Cのカード埋め込み体65によれば、ホログラム層45にてリップマンホログラム再生像41とフーリエ変換ホログラム再生像42を再生可能としつつ、レーザ印字層73にて任意の文字、記号、模様、絵柄等を印字することができる。例えば、図12Aの例では、右上のカード埋め込み体65にてリップマンホログラム再生像41とフーリエ変換ホログラム再生像42を再生でき、また、カード埋め込み体65以外の任意の場所(例えば、Xで示した箇所)にレーザ印字層73による印字を行うことができる。レーザ印字層73に記録される情報は任意であるが、例えば、レーザ光による部分的な変質により、少なくとも個人情報を記録してもよい。
カード70は、個人情報や機密情報が記録されたものでもよいし、換金性のある情報が記録されたものでもよいし、その他の用途に用いられるものでもよい。より具体的には、カード70は、各種のICカード、運転免許証や保険証、会員証などの身分証明機能を有するカード、クレジットカード、デビットカード、鍵機能を有するセキュリティカードなどに適用可能である。
また、カード70に限らず、種々のサイズの情報記録媒体に本実施形態によるホログラム素子1を内蔵してもよい。情報記録媒体は、紙幣、ID証、パスポート、金券、チケット、公的文書などの個人情報や機密情報などの各種の情報を記録した媒体や金銭的価値のある媒体である。ID証は、国民ID証、免許証、会員証、社員証、学生証などである。
このように、本実施形態では、図1に示す原版2の上にホログラム記録部材22を配置した状態で、法線方向から傾斜した方向に沿って参照光L7を入射させることで、ホログラム記録部材22中の感光材料層31に、フーリエ変換ホログラム再生像42を再生させるための干渉縞と、リップマンホログラム再生像41を再生させるための干渉縞とを重畳して記録できる。このようにして形成したホログラム素子1の表面から離隔した位置に点光源44を配置して点光源44を点灯したときにはフーリエ変換ホログラム再生像42を観察できる。また、ホログラム素子1の法線方向に対して傾斜した方向に沿って再生照明光L8を入射させたときにはリップマンホログラム再生像41を観察できる。このように、再生照明光L8、L9の照射の仕方を変えることで、同一のホログラム層45で、リップマンホログラム再生像41とフーリエ変換ホログラム再生像42とを再生可能となる。
本開示の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 ホログラム素子、2 原版、3 ガラス層、4 接着層、5 基材層、6 表面レリーフ型フーリエ変換ホログラム層、7 反射層、8 透明接着層、9 リップマンホログラム層、10 カバーガラス、11 感光材料、12 被写体、13 H1ホログラム、14 感光材料、15 H2ホログラム、21 複製機、22 ホログラム記録部材、22a セパレータ、23 記録部材供給部、23a ロール体、24 剥離供給ヘッド、25 第1セパレータ巻取部、26 記録部材巻取部、27 保護フィルム操出部、27a 保護フィルム、27b セパレータ、31 感光材料層、32 基材層、33 ニップローラ、41 リップマンホログラム再生像、42 フーリエ変換ホログラム再生像、43,44 光源、45 ホログラム層、46,47 PET層、51 ラベル体、52 保護フィルム層、53 接着層、54 PET層、55 接着層、56 セパレータ、61 転写箔体、62 剥離層、63 ヒートシール層、65 カード埋め込み体、66 保護フィルム層、67 ヒートシール層

Claims (13)

  1. 入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光の光軸方向とは異なる光軸方向からの第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録されたホログラム層を備え、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、ホログラム素子。
  2. 前記第2の再生照明光の入射方向と前記体積反射型ホログラム再生像の再生方向とは、互いに異なるオフアクシスの関係にある、請求項1に記載のホログラム素子。
  3. 前記ホログラム層に前記第2の干渉縞を記録した際の参照光の前記入射面の法線方向に対する入射角度に応じて、前記入射面の法線方向にて観察される前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いが変化する、請求項1又は2に記載のホログラム素子。
  4. 前記参照光の前記入射角度が大きくなるほど、前記入射面の法線方向にて観察される前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いがより大きく変化する、請求項に記載のホログラム素子。
  5. 前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに、前記第2の再生照明光の反射光の方向に沿って前記入射面を観察すると、前記フーリエ変換ホログラム再生像の色合いが変化する、請求項1乃至のいずれか一項に記載のホログラム素子。
  6. 入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光とは異なる第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録されたホログラム層を備え、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでおり
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、情報記録媒体。
  7. 少なくとも、セパレータ上に、接着層、ホログラム層、保護フィルム層が順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光の光軸方向とは異なる光軸方向からの第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、ラベル体。
  8. 少なくとも、ヒートシール層上に、ホログラム層、剥離層、および基材層が順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光の光軸方向とは異なる光軸方向からの第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、転写箔体。
  9. 少なくとも、カードコアシート上に、ヒートシール層、ホログラム層、保護フィルム層、およびカードオーバーシートが順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光の光軸方向とは異なる光軸方向からの第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでおり
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、カード。
  10. 前記カードコアシートと前記ヒートシール層との間に配置され、所定の周波数のレーザ光にて変質するレーザ印字層を備えることを特徴とする請求項に記載のカード。
  11. 前記レーザ印字層は、前記カードコアシートの全面を覆うように配置され、
    前記ホログラム層は、前記レーザ印字層の一部の上に配置される、請求項10に記載のカード。
  12. 前記レーザ印字層には、少なくとも個人情報が、前記レーザ光による部分的な変質により記録されていることを特徴とする、請求項10に記載のカード。
  13. 少なくとも、基材シート上に、ヒートシール層、ホログラム層、保護フィルム層、およびオーバーシートが順次積層され、前記ホログラム層は入射面から離隔して配置される点光源からの第1の再生照明光を入射させたときにフーリエ変換ホログラム再生像に変換される第1の干渉縞と、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第1の再生照明光の光軸方向とは異なる光軸方向からの第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに体積反射型ホログラム再生像に変換される第2の干渉縞とが重畳して記録され、
    前記フーリエ変換ホログラム再生像及び前記体積反射型ホログラム再生像の少なくとも一方は、所定の情報を含んでおり
    前記フーリエ変換ホログラム再生像は、前記点光源からの前記第1の再生照明光を前記入射面の法線方向から照射したときに前記入射面の法線方向にて観察され、
    前記体積反射型ホログラム再生像は、前記入射面の法線方向に対して傾斜した方向に沿って前記第2の再生照明光を前記入射面に入射させたときに前記入射面の法線方向にて観察される、ホログラムシート。
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