JP7444472B2 - 喫煙具 - Google Patents

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Description

本発明は、煙草をヒータによって加熱して喫煙を行う喫煙具に関する。
従来、喫煙行為は、紙巻煙草の葉に着火し、その燃焼時に煙草の葉に含まれるニコチンやタール等の成分を気化(気中分散粒子化或いは煙霧化)させ、これらを吸引する。この従来の喫煙行為は、煙草の葉やその巻紙の燃焼時に、人体に有害な物質が煙となって室内に滞留することから、周囲の人の受動喫煙の弊害が指摘されている。
そこで近年、煙草の葉に着火せずに、煙草の葉又は煙草の葉に含まれる吸引成分を含む物質(ここでは、これらを総称して「煙草」と定義する)を電気ヒータによって加熱し、この吸引成分を気化させる喫煙具が普及しつつある。これによれば、煙草の葉や巻紙が燃焼しないので、受動喫煙の弊害が軽減される。
この種の喫煙具は、筒状部材の内部に加熱用のヒータが配置されており、紙巻煙草を筒状部材に挿入すると、紙巻煙草の先端に、ヒータが軸方向に突き刺さる構造となっている。このヒータによって、紙巻煙草の葉を加熱すると、ニコチン等が気化して、吸引可能となる。なお、筒状部材の内周側には、吸入完了後の紙巻煙草を引き出すための摺動筒が配置されており、この摺動筒によって紙巻煙草が保持される。この摺動筒を筒状部材から引き出すと、摺動筒と紙巻煙草が連動して、ヒータから強制的に分離される。引き出し時に、摺動筒内で紙巻煙草の一体性が維持されるので、紙巻煙草の一部が切れて残留する事を抑制できる(特許文献1参照)。
特許6050826号
従来の喫煙具は、以下のような課題がある。
(1)摺動筒が存在していたとしても、次第に、煙草の燃えかすや焦げかす、葉の破片等がヒータの周囲に残留する。しかし、ヒータ等が分解できない構造であることから、残留物の清掃が困難である。
(2)清掃目的でヒータの周囲を棒等で掻くと、ヒータが折れやすい構造であることから、簡単に折れてしまうという問題がある。その場合、ヒータのみの交換はできないため、喫煙具そのものを買い直すしかない。同様に、ヒータはセラミック製なので、喫煙直後の高温状態で、雨や汗等の水分が掛かると、急冷により瞬時に折れてしまう。その場合も喫煙具そのものを買いなおすしかないという問題がある。
(3)ヒータや、ヒータ加熱用のバッテリ、電圧制御用の回路基板等の組み立て構造が複雑であるため、製造コストが増大するという問題があった。
(4)ヒータの周囲に堆積した残留物は、摺動筒の往復移動を阻害する。結果、摺動筒が十分に奥まで押し込まれない状態で、紙巻煙草を挿入して吸引することになり、ヒータによる加熱が不十分になりやすい。
(5)繰り返し喫煙すると、紙巻煙草との接触によってヒータに応力がかかり、ヒータやヒータ保持部分などが変形(変位)する可能性が有る。その結果、ヒータが摺動筒と干渉すると、摺動筒の手動動作によって、ヒータが簡単に折れてしまう。とりわけ、ヒータが金属製の棒状の場合、ヒータが簡単に折れ曲がりやすい。
(6)摺動筒は高温になりやすい。従って、高温の摺動筒を煙草と共に手前に引き出すことは、喫煙者によって危険である。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、組み立てや分解が容易化され、また、安全でメンテナンスが簡便となる喫煙具を提供しようとするものである。
上記目的を達成する本発明は、先端側から後端側に向かって煙草が挿入される筒状の保持筒と、前記保持筒の内部に配置され、該保持筒の軸方向に延在して、前記煙草を加熱するヒータ部と、前記ヒータ部の基端側に一体的に設けられ、前記ヒータ部に電力を供給する接続端子部と、前記保持筒の内部に配置され、前記接続端子部に接続されて前記ヒータ部に電力を供給するコネクタと、前記保持筒の内部に設けられ、組み立て時に前記ヒータ部を軸方向に固定可能とし、且つ、分解時に前記ヒータ部を開放可能とするヒータ固定構造と、を備えることを特徴とする喫煙具である。
上記喫煙具に関連して、前記ヒータ固定構造として、前記保持筒の内部に設けられ、前記ヒータ部と軸方向に係合して前記ヒータ部が先端側に移動することを規制する先方側係合部と、前記保持筒の内部に設けられ、前記ヒータ部と軸方向に係合して前記ヒータ部が後方側に移動することを規制する後方側係合部と、を備えることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記ヒータ保持構造における前記先方側係合部及び前記後方側係合部の少なくとも一方が、軸方向又は径方向に分解可能であることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記ヒータ固定構造として、前記ヒータ部の基端側に一体的に設けられて径方向の段差を構成するストッパ部を備えており、前記先方側係合部が、前記ストッパ部の先端側係合面と軸方向に係合することを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記先方側係合部及び前記後方側係合部の少なくとも一方が、前記保持筒に対して着脱自在であることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記コネクタが、前記ヒータ固定構造における前記後方側係合部を兼ねることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記コネクタが搭載される基板を更に備え、前記保持筒は、前記基板が軸方向の後端側に移動することを規制する基板規制用段部を備えることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記基板規制用段部は、前記保持筒の残部に対して着脱自在であり、前記基板規制用段部を取り外すことにより、少なくとも前記コネクタ、前記基板及び前記ヒータ部を、前記保持筒から軸方向に取り出し可能とされることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記保持筒は、前記先方側係合部が軸方向の先端側に移動することを規制する係合部規制用段部を備えることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記係合部規制用段部は、前記保持筒の残部に対して着脱自在であり、前記係合部規制用段部を取り外すことにより、少なくとも前記先方側係合部及び前記ヒータ部を、前記保持筒から軸方向に取り出し可能とされることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記保持筒の内部に配置される有底の筒状部材であって、自身の開口から前記煙草が挿入され得る内側筒を備え、前記内側筒の底部には、前記ヒータ部が挿入される開口が形成され、前記底部が前記ヒータ固定構造の少なくとも一部を兼ねることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記ヒータ部の外周面に接近又は当接しつつ、軸方向に往復移動自在に配置される清掃部を備えることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記清掃部は、所定の重量を有する錘領域を有しており、前記保持筒を軸方向に加振することにより、前記錘領域の慣性によって、前記清掃部が軸方向に往復移動することを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、往復移動行程の全域において、前記清掃部の全体が前記保持筒の内部に収容されることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記ヒータ部を側方視する際、往復移動行程の全域において、前記清掃部の少なくとも一部が前記ヒータ部と重なることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、往復移動行程の全域において、前記清掃部に対して前記ヒータ部の先端が突出していることを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記清掃部を先端側に付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記付勢手段は、往復移動行程中における基端側の一部行程に限って、前記清掃部を先端側に付勢することを特徴とする。
上記喫煙具に関連して、前記清掃部の後方側に操作部が設けられており、前記操作部を使用者が軸方向に移動させると、前記操作部の移動に連動して前記清掃部が軸方向に移動することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、先端側から後端側に向かって煙草が挿入される筒状の保持筒と、前記保持筒の内部に配置され、該保持筒の軸方向に延在して、前記煙草を加熱するヒータ部と、前記ヒータ部の外周面に接近又は当接しつつ、軸方向に往復移動自在に配置される清掃部と、を備え、前記清掃部は、所定の重量を有する錘領域を有しており、前記保持筒を軸方向に加振することにより、前記錘領域の慣性によって、前記清掃部が軸方向に往復移動することを特徴とする喫煙具である。
上記目的を達成する本発明は、先端側から後端側に向かって煙草が挿入される筒状の保持筒と、前記保持筒の内部に配置され、該保持筒の軸方向に延在して、前記煙草を加熱するヒータ部と、前記ヒータ部の外周面に接近又は当接しつつ、軸方向に往復移動自在に配置される清掃部と、を備え、前記ヒータ部を側方視する際、往復移動行程の全域において、前記清掃部の少なくとも一部が前記ヒータ部と重なることを特徴とする喫煙具である。
上記目的を達成する本発明は、先端側から後端側に向かって煙草が挿入される筒状の保持筒と、前記保持筒の内部に配置され、該保持筒の軸方向に延在して、前記煙草を加熱するヒータ部と、前記ヒータ部の外周面に接近又は当接しつつ、軸方向に往復移動自在に配置される清掃部と、前記清掃部の後方側に設けられる操作部と、を備え、前記操作部を使用者が軸方向に移動させると、前記操作部の移動に連動して前記清掃部が軸方向に移動することを特徴とする喫煙具である。
本発明によれば、組み立てや分解が容易化され、また、安全でメンテナンスが簡便となる喫煙具を得ることが出来るという優れた効果を奏し得る。
(A)本発明の第一実施形態に係る喫煙具の正面部分断面図であり、(B)は正面断面図のB-B矢視の側面図であり、(C)は正面断面図のC-C矢視の側面図であり、(D)は正面断面図のD-D矢視の部分断面図である。 同喫煙具の側面部分断面図である。 (A)は清掃部の平面図、正面断面図、底面図、側面断面図であり、(B)はヒータ部等の正面図及び側面図であり、(C)は基板の平面図、正面図、底面図、側面図であり、(D)は清掃部用ストッパの平面図及び正面断面図であり、(E)は内側筒の平面図及び正面断面図であり、(F)は弾性プレートの平面図及び正面図である。 (A)は保持筒の正面断面図及び底面図であり、(B)は弾性リングの平面図及び正面断面図であり、(C)は後端キャップの平面図及び正面断面図である。 同喫煙具の分解図である。 (A)乃至(D)は同喫煙具の喫煙手順を示す正面部分断面図である。 (A)乃至(C)は同喫煙具の清掃手順を示す正面部分断面図である。 (A)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図であり、(B)は同変形例の内側筒を示す正面断面図であり、(C)は同内側筒の底面図であり、(D)は同内側筒の分解状態の底面図である。 (A)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図であり、(B)は同変形例の内側筒を示す正面断面図であり、(C)は同内側筒の底面図であり、(D)は同内側筒の分解状態の底面図である。 (A)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図であり、(B)は(A)のB-B矢視の部分断面図であり、(C)は(A)のB-B矢視の分解状態の断面図である。 (A)及び(B)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図である。 (A)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図であり、(B)は(A)のB-B矢視の断面図であり、(C)は(A)のB-B矢視の分解状態の断面図である。 (A)及び(B)は、同喫煙具の変形例に係る正面部分断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第二実施形態に係る喫煙具の側面部分断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第三実施形態に係る喫煙具の側面部分断面図である。 (A)は本発明の第三実施形態に係る喫煙具の変形例に係る側面部分断面図であり、(B)は正面部分断面図である。 (A)は本発明の第三実施形態に係る喫煙具の変形例に係る側面部分断面図であり、(B)は正面部分断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第四実施形態に係る喫煙具の側面部分断面図である。 (A)は、本発明の第五実施形態に係る喫煙具の側面部分断面図であり、(B)は同喫煙具の変形例の側面部分断面図である。 (A)は、本発明の第六実施形態に係る喫煙具の側面部分断面図であり、(B)は同喫煙具の変形例の側面部分断面図である。 (A)は、同喫煙具の変形例の側面部分断面図であり、(B)及び(C)は、(A)のK部拡大部分断面図である。 本発明の第七実施形態に係る喫煙具の分解図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第一実施形態に係る喫煙具1の全体構成を示す。喫煙具1は、先端側から後端側に向かって煙草が挿入される筒状の保持筒10と、保持筒10の内部に配置され、保持筒10の軸方向に延在して煙草を加熱するヒータ部20と、ヒータ部20の基端側に一体的に設けられるストッパ部30と、ヒータ部20の基端側に一体的に設けられてヒータ部20に電力を供給する接続端子部35と、保持筒10の内部の後端側に収容される基板50と、保持筒10の内部に固定されてストッパ部30と係合する先方側係合部78と、ヒータ部20に対して軸方向に往復移動自在に配置される清掃部40等を有する。
<保持筒>
図4(A)に示すように、保持筒10は、ここでは略円筒形状となっており、先端開口10Aと後端開口10Bを有する。内側において、先端側が煙草を収容する煙草収容空間10Cとなり、後端側が基板50を収容する基板収容空間10Dとなる。また、煙草収容空間10Cと基板収容空間10Dの間は、ヒータ部20の一部が延在するヒータ部載置空間10Eとなる。
保持筒10は、先端開口10Aの近傍において、内壁が径方向内側に縮径するように形成される係合部規制用段部12を備える。この係合部規制用段部12は、後端側に対向する係合面12Aを有しており、これに直接係合する他の部材(清掃部用ストッパ48や内側筒70)を介在させながら、最終的に先方側係合部78と軸方向に係合する。結果、先方側係合部78が軸方向の先端側へ移動できない。
保持筒10における基板収容空間10Dの内壁には、軸方向に伸びるスリット状の基板用凹部14が、直径方向にほぼ対向する状態で一対形成される。この一対の基板用凹部14に対して、基板50の幅方向両端縁が挿入されることで、基板50が、基板収容空間10Dにおいて周方向に位置決めされる(図1(D)参照)。なお、基板用凹部14の奥側端には位置決め面14Aが形成されており、この位置決め面14Aに、基板50の先端縁を当接させることで、基板50が軸方向の先端側に位置決めされる。なお、基板50を、基板収容空間10Dの軸心から径方向にオフセットして固定する場合は、スリット状の基板用凹部14も、軸心から径方向にオフセットした位置で対向するように形成すれば良い。即ち、スリット状の基板用凹部14を、内周円の所定の弦に沿って対向させればよい。
図4(C)に示すように、保持筒10は、後端開口10Bに対して着脱自在の後端キャップ80を備える。ここでは、後端開口10Bが雌ねじ、後端キャップ80が雄ねじとなることで、ねじ締結構造によって両者が結合する。後端キャップ80の内側面(先端側面)は、後端開口10Bと比較して径方向内側に延在する基板規制用段部88となる。図1に示すように、この基板規制用段部88が、基板50の後端縁と当接することによって、基板50が軸方向の後端側に移動すること規制する。一方で、後端キャップ80を取り外せば、少なくとも基板50及びヒータ部20等を、保持筒10の後端開口10Bから取り出すことができる。なお、本実施形態では、内側筒70等を含む全ての内部部品を、後端開口10Bから取り出すことが可能となっている。なお、ここでは、後端キャップ80がねじによって保持筒10に締結される構造を例示するが、爪や圧入等の他の結合方法であっても良い。
<ヒータ部等>
図3(B)に示すように、ヒータ部20は、軸方向に延びる帯状プレートとなっており、先端側が高温となる加熱領域22となり、後端側が低温又は常温となる非加熱領域24となる。加熱領域22には、高抵抗値によって通電時に高温となる高温配線要素22Aが内部又は表面に設けられる。非加熱領域24には、高温配線要素22Aよりも低抵抗値となり通電中も殆ど発熱しない低温配線要素24Aが内部又は表面に設けられる。ヒータ部20の先端は、軸直角方向に対して角度を有するように傾斜しており、煙草の葉の内部に円滑に挿入されるようになっている。
ヒータ部20の基端側にはストッパ部30が一体的に配置される。ストッパ部30は、ヒータ部20を基準として径方向(幅方向又は厚み方向の少なくとも何れかであって、ここでは幅方向)に拡張する段差を構成する。なお、ストッパ部30は、加熱領域22及び非加熱領域24と同一素材で一体形成しても良く、また、加熱領域22及び非加熱領域24とは別部材で互いに接着・溶着・係合させて一体的にしても良い。このストッパ部30の先端側係合面30Aは、弾性プレート16を介して、先方側係合部78の後端側係合面78Bと係合する(図1参照)。更に、ヒータ部20におけるストッパ部30よりも後端側に、接続端子部35が設けられる。この接続端子部35は、軸方向に延びる複数本の金属ピンから構成される。なお、接続端子部30は金属ピン構造に限定されず、絶縁体の雄又は雌ソケットの内部又は外部に金属ピンや金属プレートを組み合わせたソケット構造、絶縁基板表面に金属電極面を形成したプレート構造、ねじ等で固定する締結構造、ワイヤ等をねじ等に巻きつける挟み込み構造、圧着端子構造等、様々な端子構造を採用できる。
<基板>
図3(C)に示すように、基板50は、先端側の端縁に配置されて接続端子部35の金属ピンが着脱自在に挿入されるコネクタ部52と、温度制御回路53と、外部と接続されて電力が供給される受電コネクタ54と、スイッチ55と、LED56を備える。受電コネクタ54は、ここではUSB規格(詳細には、microUSB)のコネクタとなっており外部電力と接続される。なお、保持筒10には、受電コネクタ54を外部に露出させるためのコネクタ用開口11Aが形成される(図1(B)参照)。なお、外部電力は約5.0Vの直流電源が好ましい。受電コネクタ54は、家庭用交流電源を直流変換するコンバータに接続されたり、外部電池や外部バッテリ等に接続されたりする。なお、ここでは特に図示しないが、喫煙具1の内部にバッテリや電池を搭載しても良い。温度制御回路53は、受電コネクタ54を経て供給される電流及び/又は電圧を制御して、ヒータ部20の加熱領域22の温度を制御する。本実施形態では、加熱領域22が180℃から240℃の範囲内で安定するように制御する。
スイッチ55は、ヒータ部20による加熱のON・OFFを切り替える。この操作は、保持筒10に半径方向に移動自在に配置される外部操作部11Bを介して実行される(図1(C)参照)。LED56は、加熱のON・OFFの稼働状態や故障状態等を、点灯・点滅・消灯などで喫煙者に伝える。このLED56の光は、保持筒10に形成される光透過部11Cを介して外部に放出される(図1(C)参照)。
<先方側係合部(内側筒)等>
図1に示すように、先方側係合部78は、保持筒10の内周に配置される有底の内側筒70の一部によって構成される。具体的に内側筒70は、図3(E)に示すように、軸方向に延びる円筒状の筒部73と、筒部73の後端側に形成される底部75と、底部75に形成される開口75Aを有する。開口75Aは、ヒータ部20が、後端側から先端側に向かって挿入される。なお、開口75Aとヒータ部20の間は、特に図示しない隙間を有することが好ましい。隙間によって、ヒータ部20の熱が内側筒70に伝達することを抑制できる。なお、内側筒70は、断熱性又は耐熱性の高い素材(例えば、ポリカーボネートやポリプロピレン等の耐熱性の高い材料)で構成されることが好ましい。加熱される煙草の熱が、保持筒10に伝達することを抑制できるからである。
底部75における開口75Aの周囲が先方側係合部78となる。図1に示すように、先方側係合部78における後端側係合面78Bが、弾性プレート(弾性部材)16を介して、ストッパ部30の先端側係合面30Aと当接する(軸方向に係合する)。従って、ヒータ部20は、ストッパ部30によって、先端側への移動が規制される。
<後方側係合部等>
保持筒10の内部には、ヒータ部20が後方側に移動することを規制する後方側係合部39を備える。本実施形態では、この後方側係合部39は、コネクタ部52によって実現される。即ち、ヒータ部20はコネクタ部52によって、後方側への移動が規制される。なお、コネクタ部52によるヒータ部20の移動規制は、ストッパ部30とコネクタ部52が係合する場合に限られない。例えば、ヒータ部20における接続端子部35のピンが長めに設定されており、ヒータ部20におけるストッパ部30等がコネクタ部52と係合する前に、接続端子部35のピン先端がコネクタ部52の穴の底に衝突し、それによりヒータ部20の後方側への移動が規制される場合も含まれる。
<ヒータ固定構造>
保持筒10の内部には、組み立て時にヒータ部20を軸方向に固定可能とし、且つ、分解時にヒータ部20を開放可能とするヒータ固定構造15が設けられる。本実施形態のヒータ固定構造15は、既に説明した、先方側係合部78、後方側係合部39(コネクタ部52)、ストッパ部30等から構成される。分解時において、先方側係合部78を保持筒10の先端側に取り外したり、後方側係合部39(コネクタ部52)をヒータ部20から離脱させたりすれば、ヒータ部20を独立して開放することができ、ヒータ部20のみを交換できる。
図3(F)に示すように、弾性プレート16は、軸方向に弾性変形可能であり、また、断熱素材によって構成される。例えば、弾性プレート16の素材はシリコーンゴム等が好適である。この弾性プレート16は、自身の弾性変形によって、基板50の外寸誤差やコネクタ部52の設置誤差、ストッパ部30の形状誤差等の各種部品や部材の形状誤差を吸収する。なお、この弾性プレート16は、必須構成ではなく、また、その設置場所も、本実施例に限定されるものではない。
<清掃部>
図1に示すように、清掃部40は、ヒータ部20の外周面に接近又は当接しつつ、軸方向に往復移動自在に配置される。図3(A)に示すように、この清掃部40は、円柱形状の部材となっており、内部に、溝状の貫通孔44が形成される。この貫通孔44を軸方向から視た形状は、ヒータ部20を軸方向から視た形状と略同一となっており、この貫通孔44にヒータ部20が挿入される。結果、清掃部40は、ヒータ部20の外周面に接近又は当接し、ヒータ部20と摺動しながら、軸方向に往復移動自在となる。
清掃部40の外径は、内側筒70の内周面(つまり、煙草の保持空間の内周面)の内径と略一致する。結果、清掃部40は、内側筒70の内周面に対して接近又は当接し、軸方向に摺動しながら往復移動自在となる。従って、清掃部40は、内側筒70とヒータ部20の間に介在することで、ヒータ部20を間接的に保持する保持部材を兼ねる。
清掃部40の先端面には、貫通孔44の縁に沿って、先端方向に凸となる断面鋸刃状の第一突起40Aが形成される。この第一突起40Aは、ヒータ部20の外周面に付着した煙草の葉を掻き取る役割を担う。また、同先端面には、外周縁に沿って先端方向に凸となる断面鋸刃状の第二突起40Bが形成される。この第二突起40Bは、内側筒70と清掃部40の隙間への焦げかす等入り込みを防止したり、内側筒70の内周面に付着した煙草の葉や巻紙を掻き取ったりする役割を担う。
清掃部40は、直径Rと比較して、軸方向寸法Lが同一又はそれよりも大きくなるように設定される。また、貫通孔44を除けば、清掃部40は中実部材となっている。この中実部分が、所望の重量を有する錘領域42となり、喫煙者が保持筒10を軸方向に加振することで、清掃部40に慣性を生み出す。結果、清掃部40は、保持筒10の内部で、ヒータ部20や内側筒70に対して相対的に往復移動する。
清掃部40の後端面と、内側筒70の底部75の間には、清掃部40を先端側に付勢する付勢手段となる圧縮ばね60が配置される。この圧縮ばね60は、清掃部40の往復移動行程(移動ストローク)中における基端側の一部の範囲に限って、清掃部40を先端側に付勢する。具体的に、清掃部40に重力以外の外力が付与されていない場合(図1参照)、圧縮ばね60は、清掃部40を付勢しない。一方、清掃部40の慣性力によって清掃部40が奥側(後端側)に押し込まれたり、喫煙者が挿入した煙草を介して、清掃部40が奥側に押し込まれたりすると(図6(B)参照)、圧縮ばね60が収縮され、その弾性(反発)によって清掃部40が先端側に付勢される。
図1に示すように、保持筒10の内周面における、内側筒70と係合部規制用段部12の間には、円筒状の清掃部用ストッパ48が設置される(図3(D)参照)。この清掃部用ストッパ48の内径は、内側筒70の内径よりも小さく設定されており、結果、両者の境界に、径方向内側に突出する清掃部規制用段部49が形成される。この清掃部規制用段部49が、清掃部40の先端面と軸方向に係合することで、清掃部40の移動ストロークの一方の限界が画定される。清掃部40の移動ストロークの他方の限界は、清掃部40の後端面が、収縮したばね60を介して内側筒70の底部75と係合することで画定される。
なお、清掃部用ストッパ48と係合部規制用段部12の間には、弾性リング18が配置される(図4(B)参照)。この弾性リング18は、軸方向に弾性変形可能であり、また、耐熱性又は断熱性の高い素材によって構成される。弾性リング18は、弾性プレート16と同様に、自身の弾性変形によって、基板50の外寸誤差やコネクタ部52の設置誤差、ストッパ部30、内側筒70、清掃部用ストッパ48の形状誤差等を吸収する。なお、弾性リング18は、必須構成ではなく、また、その設置場所も、本実施例に限定されるものではない。
<喫煙具の組み立て方法>
次に、喫煙具1の組み立て方法について説明する。なお、分解方法は、組み立て方法と反対の手順で行えば良いので、ここでの説明を省略する。
図5に示すように、基板50のコネクタ部52(後方側係合部39)と接続端子部35を接続して両者を一体化し、そのヒータ部20を、弾性プレート16及び内側筒70の開口75Aに対して後端側から先端側に向かって挿入する。結果、ストッパ部30が、弾性プレート16を介して先方側係合部78と係合する。一方、内側筒70の内部には、先端側から後端側に向かって、圧縮ばね60及び清掃部40を挿入する。結果、基板50、接続端子部35、ストッパ部30、ヒータ部20、内側筒70(先方側係合部78)、圧縮ばね60、清掃部40によって内部加熱モジュールMが完成する。
保持筒10には、予め、弾性リング18及び清掃部用ストッパ48を、後端開口10Bから挿入しておく。その後、この内部加熱モジュールMを、後端開口10Bから挿入する。内部加熱モジュールMを保持筒10の先端に向かって押し込むと、内側筒70の先端面が、弾性リング18及び清掃部用ストッパ48を介して、保持筒10の係合部規制用段部12と軸方向に係合する。その後、保持筒10の後端開口10Bに、後端キャップ80を螺合させて、基板規制用段部88を基板50の後端縁と当接させれば、保持筒10の内部において、内部加熱モジュールMが完全に位置決めされ、喫煙具1の組み立てが完了する。結果、ヒータ部20は、保持筒10の内部に設けられるヒータ保持構造15(先方側係合部78、ストッパ部30、後方側係合部39(コネクタ部52)等)によって、軸方向に固定される。同時に、分解も容易となることから、最も壊れやすい部品であるヒータ部20(及びその一体部品)のみを、消耗品として交換することが可能となる。
<喫煙具の使用方法>
図6(A)に示すように、保持筒10の先端開口10Aから煙草Tを内側に挿入する。図6(B)に示すように、煙草Tを内部に強く押し込めば、煙草Tの葉の内部に、ヒータ部20の加熱領域22が突き刺さる。この際、煙草Tの先端によって、清掃部40が一時的に後端側に押し込まれて、圧縮ばね60が収縮するが、喫煙者が、煙草Tから手を離すと、図6(C)に示すように、圧縮ばね60の復元力により、少しだけ、清掃部40及び煙草Tが押し戻されて停止する。この状態で、スイッチ55をONにして、ヒータ部20による煙草Tの加熱を開始すると、煙草Tの葉に含まれるニコチン等の成分が気化して、喫煙可能な状態となる。喫煙が完了したら、スイッチ55をOFFにしてから(タイマーで自動的にOFFしても良い)、図6(D)に示すように、手で煙草Tを軸方向に引き抜けば良い。なお、この際に、煙草Tの葉の一部が残留物Zとなって、ヒータ部20の周面や、内側筒70の内周面に残存する場合がある。
そこで喫煙後は、図7(A)に示すように、保持筒10の先端開口10Aを鉛直下側に向けながら、喫煙者が、保持筒10を鉛直方向に加振する(なお、ここでは図示しないが、図7(A)の状態となった時点で清掃部40が鉛直下側に移動する)。その結果、図7(B)及び(C)に示すように、内部の清掃部40が、ヒータ部20や内側筒70に対して、軸方向に相対往復移動することで、残留物Zを掻き落とす。この簡単な操作で、保持筒10の内部が常に清潔な状態となる。なお、図7(A)の状態を基準とした場合、清掃部40の先端面の移動ストロークSは、圧縮ばね60の収縮方向(後端方向)のストロークSA(図7(B)参照)と、先端方向のストロークSB(図7(C)参照)の和となる。このように、加振開始時に、双方向のストロークを確保することで、清掃部40の初動を円滑化できる。
更に本実施形態では、図7に示すように、清掃部40の往復移動行程の全域において、清掃部40の全体が、常に、保持筒10の内部に収容される状態となっている。このようにすると、温度が上昇した清掃部40が、保持筒10から外部に突出しないので、喫煙者にとって安全性が高い。
また本実施形態では、ヒータ部20を側方視する際、清掃部40の往復移動行程の全域において、清掃部40の少なくとも一部が、ヒータ部20と重なっている。即ち、清掃部40の貫通孔44内に、ヒータ部20が常に存在する。このようにすると、ヒータ部20が、加振中において、清掃部40によって常に保持されるので、ヒータ部20が折れ曲がるトラブルを低減できる。とりわけ、本実施形態では、図7(C)に示すように、清掃部40に対して、ヒータ部20の突端が常に突出しているので、突端と清掃部40の干渉が回避され、加振時におけるヒータ部20の損傷を低減できる。
以上、本実施形態の喫煙具1によれば、ヒータ部20に対して、径方向の段差を有するストッパ部30が設けられ、このストッパ部30を、保持筒10側に固定される先方側係合部78に軸方向に係合させることで、軸方向の先端側に位置決めしている。結果、ヒータ部20の位置決め精度が高くなるので、煙草を常に安定した状態で加熱することが可能となる。
また、本構造によれば、接着や溶接などではなく、軸方向の係合によってヒータ部20が位置決めされるので、ヒータ部20及びストッパ部30を後端側から引き抜くか、あるいは、先方側係合部78を保持筒10から取り外すことで、ヒータ部20を容易に分解できる。特に本喫煙具1では、先方側係合部78(内側筒70)が、保持筒10に対して軸方向に着脱自在となっている。従って、図5に示すように、予め、先方側係合部78とヒータ部20(ストッパ部30)を組み立ててモジュール化してから、保持筒10に装着できるので、組み立て及び分解が極めて容易になる。また、本構造は分解が容易であるので、最も壊れやすい部品であるヒータ部20(及びその一体部品)のみを、消耗品として交換することが可能となる。
なお、この際、保持筒10側には、先方側係合部78(内側筒70)が軸方向の先端側に移動することを規制する係合部規制用段部12を備えているので、先方側係合部78(内側筒70)の位置決め作業も容易となり、その結果、間接的に、ヒータ部20の位置決め作業も簡便化される。先方側係合部78(内側筒70)の位置決め精度も高くなるので、間接的に、ヒータ部20の位置決め精度も高くなる。
なお、本実施形態では、先方側係合部78が、内側筒70の底部75によって提供されているので、この内側筒70を、保持筒10に位置決めすれば、先方側係合部78の固定も同時に完了する。また、この内側筒70の断熱特性によって、ヒータ部20の熱が、保持筒10や、基板50側に伝達することを抑制できる。
更に本喫煙具1では、基板50が軸方向の後端側に移動すること規制する基板規制用段部88(後端キャップ80)が保持筒10に設けられる。基板規制用段部88によって、基板50を後端側に位置決めすると、間接的に、コネクタ部52に装着されるヒータ部20も位置決めされる。従って、ヒータ部20は、先端側に対しては係合部78で位置決めされ、後端側は基板50によって位置決めされるので、保持筒10内で軸方向に安定的に保持される。
また、基板規制用段部88(後端キャップ80)は、保持筒10の残部から着脱自在となっているので、これを取り外せば、基板50及びヒータ部20を、保持筒10の後端開口10Bから極めて簡単に分解できる。
更にまた、本喫煙具1では、ヒータ部20及び内側筒70の内周面に対して、軸方向に往復移動となる清掃部40を備えているので、ヒータ部20等に付着した残留物Zを、簡単に掻き落とすことができる。結果、煙草収容空間10Cを常に清潔に維持することが可能となる。
特に本清掃部40は、所定の重量を有する錘領域42を有しており、保持筒10を軸方向に加振する際の慣性によって、清掃部40を軸方向に往復移動させる。この際、往復移動行程の全域において清掃部40の全体が保持筒10の内部に収容されているので、清掃時の安全性が高められる。また、清掃部40を外部から強制操作するためのスライド構造等が不要となるので、喫煙具1の構造を簡素化できる。
本喫煙具1では、往復移動行程の全域において、清掃部40の少なくとも一部が、ヒータ部20と常に軸方向に重なっている。このようにすると、ヒータ部20が、常に、清掃部40によって保持されるので、ヒータ部20が折れ曲がったりすることを抑制できる。なお、本実施形態では、清掃部40に対してヒータ部20の先端が突出しているので、加振時における先端の摩滅等を抑制できる。
更に本喫煙具1では、清掃部40を先端側に付勢する圧縮ばね60(付勢手段)を有している。この圧縮ばね60により、圧縮ばね60の圧縮方向のストロークSAを清掃部40に提供できる。例えば、清掃部40とヒータ部20の隙間に、煙草の残留物Zが詰まってしまった場合は、棒等で、清掃部40を、奥側(後端側)押圧して圧縮ばね60を圧縮させたり、その押圧を解除して、圧縮ばね60を復帰させたりして、隙間に詰まった残留物Zを離脱させることが可能となる。
<ヒータ保持構造の変形例>
第一実施形態の喫煙具1では、ヒータ保持構造15の後方側係合部39として、コネクタ部52を兼用させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図8に示すように、ストッパ部30の周囲に、周方向に伸びる凹溝を形成し、この凹溝に、底部75の開口75Aを嵌め合わせても良い。このようにすると、ストッパ部30の凹溝内に、底部75に対して先端側に係合する先端側係合面30Aと、底部75に対して後方側に係合する後端側係合面30Bが形成され、軸方向に固定されるヒータ保持構造15が実現される。ちなみに底部75は、先方側係合部78と後方側係合部39の双方を兼ねる結果となる。
この際、図8(B)乃至(D)に示すように、内側筒70は、軸方向に延びる分離境界70Xによって複数の筒片71に分離可能に構成されることが好ましい。このように、開口75Aを含めて内側筒70(先方側係合部78と後方側係合部39)を径方向に分解可能としておけば、これらを、ストッパ30の凹部に対して自在に嵌合させたり離反させたりできる。ここでは2つの筒片71に分離する場合を例示したが、3つ以上に分離しても良い。
また、図8の変形例では、ストッパ部30の周囲に、周方向に伸びる凹溝を設けて、底部75の開口75Aと嵌合させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図9に示すヒータ保持構造15のように、ヒータ部20のストッパ部30を省略し、底部75の開口75Aによって、ヒータ部20を径方向から挟み込むように押圧して、その挟持力(摩擦力)でヒータ部20を軸方向に固定・保持しても良い。この際、開口75Aの内周(又はヒータ部20の外周)に、高耐熱性ゴム等の高摩擦抵抗材料75Bを配置することで、軸方向の相対滑りを効果的に抑止することが好ましい。
更に第一実施形態の喫煙具1では、ヒータ保持構造15として、内側筒70の底部75を、ヒータ部20のストッパ部30に係合させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図10に示すように、内側筒70を省略し、底部75の代わりとなる円形の保持プレート76を、保持筒10の内周に固定しても良い。保持プレート76には、開口76Aが形成されており、この開口76Aにヒータ部20が挿入される。保持筒10の内周面には、段部(ここでは周方向に伸びる凹溝)10Pを形成しておき、この段部10Pに対して、保持プレート76を軸方向(特に先端方向)に係合させる。この結果、保持筒10の内部に保持プレート76が軸方向(特に先端方向)に固定されるので、この保持プレート76を介して、ヒータ部20を保持できる。
この際、図10(B)及び(C)に示すように、保持筒10は、軸方向に延びる分離境界10Xによって、複数の筒片10Yに分離可能に構成されることが好ましい。このように、段部(凹溝)10Pを含めて保持筒10を径方向に分解可能としておけば、段部10Pによって、保持プレート76を自在に保持したり、開放したりできる。ここでは2つの筒片10Yに分離する場合を例示したが、3つ以上に分離しても良い。なお、保持筒10の先端側に、雌状の先端キャップ77を装着すると共に、後端側にも雌状の後端キャップ80を装着することで、組み立て後は、保持筒10が径方向に分離しないようにする。なお、保持筒10が分割構造となっていることから、保持筒10の内周面に清掃部規制用段部49を直接形成し、これに対して清掃部40の先端面を軸方向に係合させても良い。一方、保持筒10が分割構造でない場合、清掃部規制用段部49は、先端キャップ77側に設ければよい。
また図10のヒータ保持構造15では、保持筒10とヒータ部20の間に、独立した部材となる保持プレート76が介在する場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11(A)に示すように、ヒータ部20のストッパ部30を、保持筒10の内周面に達するようなプレート形状にすることで、保持プレートを省略できる。従って、ストッパ部30の外周縁が、保持筒10の内周面に形成される段部10Pと軸方向に係合する。段部10Pの凹溝(双方向段部)により、ヒータ部20が軸方向の双方に移動できなくなる。即ち、凹部10Pが、後方側係合部39と先方側係合部78を兼ねることになる。
更に11(B)のように、段部10Pを、後端側から先端側に向かって縮径する一方向の段部としても良い。このようにすると、保持筒10の後端側から、ヒータ部20のストッパ部30を挿入して、段部10Pと係合させるだけで、ヒータ部20が先端方向に移動することを規制できる。この場合、保持筒10を分割構造にする必要がなくなるので、先端キャップ77を省略することも可能となる。なお特に図示しないが、段部10Pを、先端側から後端側に向かって縮径する他方向段部として、先端側からストッパ部30を挿入する構造も採用できる。
更にまた、図12に示すように、保持筒10の内周面に、図10の保持プレート76を一体成型しても良い。この場合は、図12(B)及び(C)に示すように、保持筒10及び保持プレート76を径方向に分割可能にしておくことが好ましく、組み立てや分解時の利便性が向上する。
本第一実施形態のヒータ保持構造15では、底部75及び弾性プレート16を平坦形状にして、ストッパ部30を軸方向のみに係合させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図13(A)に示すように、底部75の後面側に、凸部75Eを形成し、この凸部75E内に、径方向に伸びる凹溝75Fを形成しても良い。この凹溝75F内に、ストッパ部30の少なくとも一部を挿入すると、ストッパ部30が径方向又は周方向にも位置決めされるので、ヒータ部20の中心軸と、保持筒10の中心軸の同軸精度を高めることができる。更に図13(B)に示すように、凹溝75Fをテーパ形状(V溝形状)にすることも好ましい。このようにすると、凹溝75Fの挿入側の間口が広くなるので、ストッパ部30の挿入が容易となり、また、挿入されるストッパ部30が、傾斜面に沿って自動的にセンタリングを実現できることから、同軸精度をより一層高めることができる。また、凹溝75Fをテーパ形状にしておくと、仮に、ヒータ部20に外力が作用して傾斜しようとする場合に、ストッパ部30の傾斜を適度に許容できるという利点もある。
なお、図13では、底部75の肉厚が薄いことから、後面側に凸部75Eを形成し、その中に凹溝75Fを形成するようにしているが、底部75の肉厚を大きくすれば、その後面側に直接、凹溝75Fを形成しても良い。
次に、図14を参照して、本発明の第二実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第一実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第一実施形態と異なる点に限って説明する。
清掃部40は、後端側において軸方向に延びる脚部46を有する。この脚部46は、内側筒70の底部75に形成される脚部用開口75Bを貫通して、基板収容空間10D側に伸びている。一方で、第一実施形態で示した圧縮ばね(付勢部材)は省略されている。脚部46の長さは、図14(B)に示すように、清掃部40の全ストロークの範囲内で、常に、脚部46の一部が基板収容空間10Dに延在するように設定されることが好ましい。
この第二実施形態に係る喫煙具1によれば、何らかの事由で清掃部40の往復移動が不能となった場合、後端キャップ80を取り外して、棒等で、脚部46を先端側に押し込めば、強制的に清掃部40を移動させることが可能となる。
次に、図15を参照して、本発明の第三実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第二実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第二実施形態と異なる点に限って説明する。
この喫煙具1は、第二実施形態と比較して、清掃部40の脚部46が太く設定される。このようにすると、脚部46の重量が増すので、この脚部46が、錘領域42の一部又は全部を担うことができる。結果、清掃部40における、脚部46を除いた本体側の体積を減らすことが可能となるので、軸方向にコンパクト化できる。その結果、本喫煙具1の軸方向の全長は、第一及び第二実施形態と比較して短くなる。
なお、第三実施形態の変形例として、図16及び図17に示すように、脚部46の後端近傍に対して、径方向に伸びる下駄部47を連結し、この下駄部47を保持筒10から外側に突出させ、その突端に操作部120を設けることが好ましい。使用者が操作部120を軸方向にスライドさせると、これに連動して、脚部46を介して清掃部40が軸方向に移動する。結果、保持筒10を加振せずに、手動にてヒータ部20の清掃が可能になるので、脚部46の重量を軽減することも可能になる。保持筒10には、スライドする下駄部47との干渉を回避するための軸方向のスリット10Sが形成される。具体的には、操作部120と下駄部47を一体的に形成しておき、下駄部47をスリット10Sから内部に挿入して、下駄部47の最奥端を、脚部46に形成される開口46Aに挿入する。結果、下駄部47と脚部46が内部で連結される。この際、下駄部47の側面に、返し突起47Aを形成しておき、挿入時において、この返し突起47Aをスリット10S内に強制的に押し込むようにする。挿入後は、返し突起47Aが邪魔となって、下駄部47がスリット10Sから簡単に抜けないようになっている。分解時は、下駄部47を強制的に引っ張れば、返し突起47Aとスリット10Sの引っ掛かりが外れて、スリット10Sから取り外すことができる。なお、操作部120には、必要に応じて、外部操作部11Bとの干渉を回避するための切り欠き120Aを形成する。
次に、図18を参照して、本発明の第四実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第二実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第二実施形態と異なる点に限って説明する。
第二実施形態と比較して、清掃部40の脚部46の後端には、係合突起46Aが突設される。この係合突起46Aは、脚部用開口75Bと軸方向に係合できる。従って、図18(B)に示すように、清掃部40が先端側へ移動すると、係合突起46Aと脚部用開口75Bが係合して、清掃部40が停止する。これに伴い、第一実施形態で示した清掃部用ストッパ48が不要となるので、内側筒70が、係合部規制用段部12まで一体的に延びている。なお、図18では、圧縮ばね65を設けているが、これを省略することもできる。
次に、図19(A)を参照して、本発明の第五実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第四実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第四実施形態と異なる点に限って説明する。
第四実施形態と比較して、清掃部40の本体の内部には、ヒータ部20との接触を回避する逃げ空間90が形成される。この逃げ空間90は、清掃部40の本体の後端まで達している。結果、清掃部40の本体の先端面は、ヒータ部20と接触して清掃可能となっているが、後端面は、逃げ空間90によってヒータ部20と接触しない。
逃げ空間90により、清掃部40が往復移動する際の摺動抵抗を低減できる。また、ヒータ部20との接触面積が少なくなるので、ヒータ部20の熱が、基板50側に伝達することを抑制できる。同時に、逃げ空間90内で暖められた空気が、吸引時に、貫通孔44を介して煙草側に進入するので、吸引効率を高めることも可能になる。逃げ空間90の空気を効果的に温める為には、ヒータ部20の加熱領域22を、逃げ空間90の内部まで拡張させることが望ましい。
なお、この喫煙具1では、脚部用開口75Bによって脚部46が直線的に案内されるので、清掃部40の姿勢が常に安定する。これに伴い、図19(B)に示すように、清掃部40の先端面の外縁を、内側筒70の内壁から離反させることもできる。つまり、清掃部40の先端面の周囲にも、環状の第二逃げ空間92を形成する。このようにすると、清掃部40の先端面の熱が、内側筒70に伝達しにくい。なお、煙草の残留物Zが、この第二逃げ空間92に進入する可能性があるが、清掃部40の本体の基端側において、その外周縁を内側筒70に接近させておけば、清掃可能となる。
次に、図20(A)を参照して、本発明の第六実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第一実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第一実施形態と異なる点に限って説明する。
この喫煙具1は、清掃部を設けない構造となる。従って、この清掃部のスペースを補うように、内側筒70の底部75が、軸方向に肉厚となっている。このように、底部75を肉厚にして、開口75Aによって、ヒータ部20を保持すれば、ヒータ部20の姿勢を常に安定させることができる。なお、底部75は、内側筒70と一体となる場合に限られず、別体であっても良い。
なお、底部75に形成される開口75Aは、少なくとも、ヒータ部20における先端側の加熱領域22の一部を保持することが好ましい。即ち、底部75の先端面は、加熱領域22に達することが好ましい。このようにすると、接続端子部35やストッパ部30から、開口75Aによるヒータ部20の保持部分までの軸方向距離(以下、保持間距離)が長くなるので、ヒータ部20の姿勢が安定する。結果、煙草を挿入する際にヒータ部20に作用する曲げモーメントに対する耐久性を高めることもできる。また、挿入される煙草の突端まで、加熱領域22によって十分に加熱することが可能となり、煙草の葉が無駄にならないで済む。
なお、ヒータ部20の姿勢を安定させるためには、非加熱領域24の軸方向長さを、ある程度確保することが好ましい。一方、非加熱領域24の軸方向長さを短くして、保持間距離を短くすることも可能であり、ヒータ部20が保持筒10の軸に対して、斜めになりやすいので、この傾斜によって、曲げモーメントを適度に吸収できる。
更に、第六実施形態に係る喫煙具1の変形例として、図20(B)に示すように、底部75内に逃げ空間90を形成することが好ましい。この逃げ空間90によって、底部75とヒータ部20の接触面積を低減する。結果、ヒータ部20の熱が、底部75を介して無駄に放出される事態を抑制できる。
なお、この逃げ空間90は、基板50側まで達していることが好ましい。つまり、底部75の先端面は、ヒータ部20を保持するが、後端面は、逃げ空間90によってヒータ部20と接触させない。一方、底部75を先方側係合部78として機能させるためには、底部75の一部をストッパ部30のみと係合させれば良い。
なお、逃げ空間90内で暖められた空気を、吸引時に、開口75Aを介して煙草側に進入させて、吸引効率を高めるようにしても良い。この逃げ空間90の空気を効果的に温める為には、ヒータ部20の加熱領域22を、逃げ空間90の内部まで拡張させることが望ましい。
なお、底部75や、先方側係合部78の形状は、図20に示す場合に限定されず、様々に変形できる。例えば、図21に示す変形例のように、ヒータ部20を保持する底部75を薄肉とし、この底部75から後端側に向かって、位置固定用脚部93を延在させても良い。この位置固定用脚部93を、基板規制用段部88に当接させれば、底部75の後端側の位置決めが実現される。
この際、図21(B)に示すように、基板50のコネクタ部52に、クリップ手段94を設けるようにしても良い。このクリップ手段94が、本願発明の先方側係合部78として機能し、ストッパ部30と軸方向に係合する。結果、ヒータ部20が先端側に抜け落ちることを防止できる。クリップ手段94を開放すれば、図21(C)に示すように、接続端子部35を引き抜くことが可能となる。
次に、図22を参照して、本発明の第七実施形態に係る喫煙具1を説明する。なお、第一実施形態の喫煙具と同一又は類似する部分・部材・構造については、説明を省略し、第一実施形態と異なる点に限って説明する。
本喫煙具1では、保持筒10が、先端近傍において着脱自在の先端キャップ77を備える。ここでは、先端キャップ77を除いた保持筒10の先端近傍の外周面に雄ねじが形成され、先端キャップ77の内周面に雌ねじが形成される。雄ねじと雌ねじを螺合させることで、両者が結合される。先端キャップ77は環状となっており、先端開口10Aや係合部規制用段部12が形成される。先端キャップ77を取り外すと、間接的に係合部規制用段部12が、保持筒10の残部に対して分離される。
本喫煙具1を組み立てる際は、予め、先端キャップ77を取り外しておき、少なくとも先方側係合部78及びヒータ部20を、保持筒10の先端側から後端側に向かって軸方向に挿入すればよい。具体的には、基板50、接続端子部35、ストッパ部30、ヒータ部20、内側筒70(先方側係合部78)、圧縮ばね60、清掃部40を用いて内部加熱モジュールMを予め組み立てておき、この内部加熱モジュールMを、保持筒10の先端側から挿入する。その後、弾性リング18及び清掃部用ストッパ48をセットしてから、先端キャップ77を保持筒10に螺合させる。
以上の通り、本実施形態群の喫煙具1では、保持筒10に対して、独立して、断熱性の高い内側筒70をセットし、この内側筒70の内部に煙草が収容される場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。保持筒10の断熱性が高い場合は、内側筒70を省略することが可能である。
また、本ヒータ部20は、帯形状となる場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、柱状、棒状、円筒状等の様々な形状を採用できる。
更に、本喫煙具1では、付勢部材として圧縮ばね60を設ける場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、引っ張りばね、板バネ、ゴム等の他の弾性体を採用しても良い。
また更に、本喫煙具1では、基板50にコネクタ部52が搭載される場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、コネクタ部52と基板50が別々となっており、例えばフレキシブル配線によって等で電気的に接続されていても良い。ただし、基板50にコネクタ部52を固定設置すると、基板50を固定することで、間接的にコネクタ部52を位置決めできるので、内部構造を簡素化できる。
尚、本発明の喫煙具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 喫煙具
10 保持筒
10A 先端開口
10B 後端開口
10C 煙草収容空間
10D 基板収容空間
10E ヒータ部載置空間
11A コネクタ用開口
11B 外部操作部
11C 光透過部
12 係合部規制用段部
12A 係合面
14 基板用凹部
14A 位置決め面
16 弾性プレート
18 弾性リング
20 ヒータ部
22 加熱領域
22A 高温配線要素
24 非加熱領域
24A 低温配線要素
30 ストッパ部
30A 先端側係合面
35 接続端子部
39 後方側係合部
40 清掃部
40A 第一突起
40B 第二突起
42 錘領域
44 貫通孔
46 脚部
46A 係合突起
48 清掃部用ストッパ
49 清掃部規制用段部
50 基板
52 コネクタ部
53 温度制御回路
54 受電コネクタ
55 スイッチ
70 内側筒
73 筒部
75 底部
75A 開口
75B 脚部用開口
77 先端キャップ
78 先方側係合部
78B 後端側係合面
80 後端キャップ
88 基板規制用段部
90 逃げ空間
92 第二逃げ空間
93 位置固定用脚部
94 クリップ手段
M 内部加熱モジュール
T 煙草
Z 残留物

Claims (3)

  1. 先端側から後端側に向かって煙草の葉が挿入され、自身の内周面が該煙草の葉の巻紙の周面に直接に対向して該煙草の葉を収容する空間を確保する筒状の筒部と、
    前記煙草の葉を加熱するヒータ部と、
    円柱形状の部材となっており、前記筒部の内部において前記筒部の前記内周面から独立して、前記筒部の前記内周面に対して軸方向に相対移動することで、前記空間内における煙草の葉の残留を抑止する清掃部と、
    を備え
    前記清掃部は、前記筒部の内部における前記煙草の葉の押し込み方向の移動に追従して、前記軸方向に相対移動することを特徴とする喫煙具。
  2. 前記清掃部は、前記筒部の内部において、前記押し込み方向と反対方向に向かって、前記煙草の葉と一緒に前記軸方向に相対移動することを特徴とする、
    請求項1に記載の喫煙具。
  3. 先端側から後端側に向かって煙草の葉が挿入され、自身の内周面が該煙草の葉の巻紙の周面に直接に対向して該煙草の葉を収容する空間を確保する筒状の筒部と、
    前記煙草の葉を加熱するヒータ部と、
    円柱形状の部材となっており、前記筒部の内部において前記筒部の前記内周面から独立して、前記筒部の前記内周面に対して軸方向に相対移動することで、前記空間内における煙草の葉の残留を抑止する清掃部と、
    を備え、
    前記清掃部は、前記筒部の軸方向に延びる脚部及び該脚部に連続して本体外に突出する操作部を有しており、前記操作部を介して、前記清掃部全体が該軸方向に移動させられることを特徴とする喫煙具。
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