JP7442724B1 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007442724000001
【課題】地震応答の結果の確認に要する負担を軽減することができる表示制御装置及び表示制御方法を提供すること。
【解決手段】表示制御装置は、地震応答に関する地震応答情報を表示部に表示させる表示制御手段、を備え、地震応答情報は、建築物の主架構をモデル化した主架構モデルの一つである第1配置主架構モデルの地震応答情報と、主架構モデルの一つである第2配置主架構モデルの地震応答情報と、を含み、第1配置主架構モデルは、主架構に配置されるダンパーをモデル化したダンパーモデルが第1パターンで配置された主架構モデルであり、第2配置主架構モデルは、ダンパーモデルが第2パターンで配置された主架構モデルであり、表示制御手段は、第1配置主架構モデルの地震応答情報と、第2配置主架構モデルの地震応答情報と、をともに表示部に表示させる、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 発行日(公開日) 令和4年9月28日 刊行物 鉄構技術2022年10月号 VOL.35 NO.413 研究論文 16頁から17頁「人工知能を活用した免・制振構造設計用WebアプリケーションNS-AIDDの開発」 株式会社鋼構造出版 発行 <資 料>鉄構技術 ウェブ販売ページ(2022年10月号VoL.35No.413) <資 料>鉄構技術 掲載研究論文
本発明は、表示制御装置及び表示制御方法に関する。
近年、地震発生による振動を熱エネルギーに変える制震装置や、地震発生による振動を吸収・分散させる免震装置など、建物自体を振動させない技術や装置の開発が進んでいる。地震によって建物などが振動する現象は、地震応答と呼ばれる。
地震などの横揺れによって住宅などの建築物が変形するとき、各階の床と真上または真下の床との、水平方向における変形の角度を層間変形角という。建築基準法では、高さ13m超または軒の高さ9m超の木造特殊建築物をはじめとする特定建築物に関しては、「層間変形角が1/200以内であること」、木造在来工法など地震力による構造耐力上、主要な部分の変形によって建築物の部分に著しい損傷が生ずるおそれのない場合には、「層間変形角が1/120以内であること」と定めている。
層間変形角などの様々な評価軸に基づいて、建築物の構造設計が行われる。具体的には、経験則で数パターンのダンパー配置を検討し、数パターンのダンパー配置の中から適したパターンを採用する。
建築物の構造設計に関して、制振部材の数と配置位置を精度良く決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、設計シミュレーション装置は、建造物の特性値を算定する特性値算定手段と、所定の地震波を与えた時に建造物の設計目標を満足する必要減衰量を算定する必要減衰量算定手段と、必要減衰量に基づいて建造物に必要な制振部材数を算定する制振部材数算定手段と、制振装置数算定手段により算定された数の制振部材を建造物のどの位置に配置するかを決定する制振部材配置位置決定手段と、制振部材配置位置決定手段により決定した配置位置により建造物の偏心率が適正な値になるか否かを判定する偏心率判定手段とを備えて構成される。
特開2009-59221号公報
経験則で検討した数パターンのダンパー配置の中から適したパターンを採用する場合には、より良いパターンを逃している可能性がある。また、経験則で検討した数パターンのダンパー配置の中から適したパターンを採用する場合には、一通りでもダンパー配置を検討するのに時間を要するため、数パターンのダンパー配置を検討し、地震応答の結果を比較することは時間がかかりすぎる。
本発明の目的は、地震応答の結果の確認に要する負担を軽減することができる表示制御装置及び表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示制御装置は、地震応答に関する地震応答情報を表示部に表示させる表示制御手段、を備え、前記地震応答情報は、建築物の主架構をモデル化した主架構モデルの一つである第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記主架構モデルの一つである第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、を含み、前記第1配置主架構モデルは、前記主架構に配置されるダンパーをモデル化したダンパーモデルが第1パターンで配置された前記主架構モデルであり、前記第2配置主架構モデルは、前記ダンパーモデルが第2パターンで配置された前記主架構モデルであり、前記表示制御手段は、前記第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、をともに前記表示部に表示させる、ことを特徴とする表示制御装置である。
本発明の実施形態によれば、地震応答の結果の確認に要する負担を軽減することができる表示制御装置及び表示制御方法を提供することができる。
本実施形態に係る地震応答予測装置100の一例を示す図である。 本実施形態に係る地震応答予測装置100の処理の一例を示す図である。 本実施形態に係る学習モデル作成装置200の一例を示す図である。 本実施形態に係る地震応答予測装置100の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの一例を示す図である。 実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの処理の一例を示す図である。 実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの処理の一例を示す図である。 実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの動作の一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの処理の一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの処理の一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの動作の一例を示すフローチャートである。
次に、本実施形態の表示制御装置及び表示制御方法を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(実施形態)
(地震応答予測装置)
図1は、本実施形態に係る地震応答予測装置100(設計支援システム)の一例を示す図である。地震応答予測装置100は、設計支援システムとして実現されてもよい。
地震応答予測装置100は、地震応答を予測することを要求するための地震応答予測要求を取得する。地震応答予測装置100は、取得した地震応答予測要求に含まれる主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報を取得する。
地震応答予測装置100は、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報を受け付ける。地震応答予測装置100は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンを決定する。
地震応答予測装置100は、受け付けた質量情報及び層剛性情報と、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンとに対して学習済モデルが出力する地震応答情報を取得する。
地震応答予測装置100は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンのコストを算出する。
地震応答予測装置100は、地震応答情報に関する第1選別条件を設定する。地震応答予測装置100は、取得した地震応答情報のうち、第1選別条件に合致するものを抽出する。
地震応答予測装置100は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンについて、抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報と、算出したコストに関連するコスト情報とを、第1選別条件を特定する情報と質量情報及び層剛性情報と対応(関連)付けて表示部に表示する。
なお、第1選別条件は、1~3次固有周期と、最大層間変形角と、平均層間変形角と、層間変形角の標準偏差と、層間変形角の集中率と、最大応答加速度と、ベースシアと、転倒モーメントと、ダンパー最大塑性率と、ダンパー容量との少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。言い換えると、第1選別条件は、後述する地震応答情報の少なくとも一部であってもよい。
地震応答予測装置100は、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。地震応答予測装置100は、例えば、入力部110と、受付部120と、処理部130と、決定部140と、記憶部150と、算出部160と、抽出部170と、表示制御部180と、表示部182とを備える。
入力部110は、入力デバイスを備える。入力部110には、地震応答予測要求が入力される。入力部110は、入力された地震応答予測要求を取得する。
受付部120は、入力部110が取得した地震応答予測要求を取得する。受付部120は、取得した地震応答予測要求に含まれる主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と第1選別条件を特定する情報とを取得し、取得した質量情報及び層剛性情報と第1選別条件を特定する情報とを受け付ける。
決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンを決定する。本実施形態では、ダンパーモデルの配置パターンの一例として、座屈拘束ブレース(UBB)のモデルを適用した場合について説明を続ける。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報を決定する。
記憶部150は、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
記憶部150には、プログラムが記憶される。
処理部130は、受付部120が受け付けた主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、決定部140が決定した各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報を特定する情報とを取得する。
処理部130は、学習済モデル132を含む。学習済モデル132は、学習用データセットに基づいて、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせを説明変数、主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報を目的変数として、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせと主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報との関係を機械学習することによって作成されたものである。
例えば、学習済モデル132は、学習モデル作成装置によって作成されたものである。
学習モデル作成装置の一例については後述する。
処理部130は、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とを学習済モデル132に入力する。処理部130は、入力した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とに対して学習済モデル132が出力した地震応答情報を取得する。
地震応答情報の一例は、1~3次固有周期と、最大層間変形角と、平均層間変形角と、層間変形角の標準偏差と、層間変形角の集中率と、最大応答加速度と、ベースシアと、転倒モーメントと、ダンパー最大塑性率と、ダンパー容量とを含む。
算出部160は、決定部140が決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストを算出する。算出部160は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストの算出結果を合計してもよい。
抽出部170は、処理部130が出力した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の地震応答情報と、受付部120が受け付けた第1選別条件を特定する情報とを取得する。抽出部170は、取得した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の地震応答情報と、第1選別条件を特定する情報とに基づいて、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンについて、一又は複数の地震応答情報のうち、第1選別条件に合致するものを抽出する。
表示制御部180は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、抽出部170が抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報を取得する。表示制御部180は、算出部160から、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストに関するコスト情報(例えば、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストの算出結果の合計値。例えば、主架構モデルの各層にある一つの配置パターンで配置されるダンパーモデルの各々のコストの算出結果の合計値。)を取得する。表示制御部180は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けて、表示部182に表示させる。
例えば、表示制御部180は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けた多次元解析チャート(平行座標プロット)画像を作成し、作成した多次元解析チャート(平行座標プロット)画像を、表示部182に表示させてもよい。これにより、ユーザは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、地震応答情報とコスト情報とを容易に把握することができる。
図2は、本実施形態に係る地震応答予測装置100の処理の一例を示す図である。図2は、地震応答予測装置100の表示制御部180が、表示部182に表示させる情報の一例を示す。表示制御部180は、表示部182に、多次元解析チャートACと、地震応答情報を特定する情報SRIとを表示させる。
表示制御部180は、多次元解析チャートACを表示する際に、主架構モデルそれぞれの地震応答情報及びコスト情報を、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表すことによって表示させる。
具体的には、表示制御部180は、主架構モデルについて、一又は複数のダンパーモデルの配置パターンに対応する軸AX-U1に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのインデックスを表示させ、層せん断力係数に対応する軸AX-U2に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの層せん断力係数を表示させ、転倒モーメントに対応する軸AX-U3に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの転倒モーメントを表示させ、最大層間変形角に対応する軸AX-U4に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの最大層間変形角を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180は、頂部応答加速度(最大応答加速度)に対応する軸AX-U5に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの頂部応答加速度を表示させ、最大塑性率に対応する軸AX-U6に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの最大塑性率を表示させ、UBB単体のコスト比に対応する軸AX-U7に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのUBB単体のコスト比を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180は、一又は複数の配置パターンそれぞれについて、各配置パターンに付された識別番号であるインデックスと、対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体のコスト比を線で結ぶ。線で結ぶ各情報のうち、例えば、層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率が、地震応答情報の一例であり、UBB単体のコスト比がコスト情報の一例である。
図2に示す例では、軸AX-U1~軸AX―U7がそれぞれ、表示部182において上下方向に延びており、かつ、軸AX-U1~軸AX―U7が、左右方向に間隔をあけて配置されている。前記線は、左右方向に延び上下方向に曲がる折れ線となる。
地震応答情報を特定する情報SRIは、各軸AX-U1~軸AX―U7に表示されている見出しと、その見出しが意味している地震応答情報と、を関連付けて表示している。
受付部120と、処理部130と、決定部140と、算出部160と、抽出部170と、表示制御部180との全部または一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部150に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。
なお、受付部120と、処理部130と、決定部140と、算出部160と、抽出部170と、表示制御部180との全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
次に、学習モデル作成装置の一例について説明する。
(学習モデル作成装置)
図3は、本実施形態に係る学習モデル作成装置200の一例を示す図である。
学習モデル作成装置200は、学習用データセットを受け付ける。学習用データセットには、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報とが学習データとして含まれ且つ主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報が教師データとして含まれる。
学習モデル作成装置200は、受け付けた学習用データセットに基づいて、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせと主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報との関係を機械学習することによって学習済モデルを作成する。
学習モデル作成装置200は、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。学習モデル作成装置200は、例えば、入力部210と、受付部220と、処理部230と、出力部240と、記憶部250とを備える。
入力部210は、入力デバイスを備える。入力部210には、学習用データセットが入力される。入力部210は、入力された学習用データセットを取得する。
記憶部250は、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。
記憶部250には、プログラムが記憶される。
受付部220は、入力部210に入力された学習用データセットを取得し、取得した学習用データセットを受け付ける。
処理部230は、受付部220が受け付けた学習用データセットを取得する。処理部230は、取得した学習用データセットに基づいて、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせを説明変数、主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報を目的変数として、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせと主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報との関係を機械学習することによって学習モデル232を作成する。
例えば、処理部230は、主架構モデルの各層の質量情報と各層の剛性情報と各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの剛性情報との組み合わせを入力データ(学習データ)、主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報を教師データとして使用して機械学習する。本実施形態では、学習モデル232の一例として多層パーセプトロン(MLP: Multilayer perceptron)を用いた場合について説明を続ける。多層パーセプトロンは、機械学習において、ニューラルネットワークを使用したアルゴリズムである。多層パーセプトロンは、1層以上の隠れ層が存在し、入力層と出力層を合わせて3つ以上の層を有する。
出力部240は、処理部230が作成した学習モデル232を取得する。出力部240は、取得した学習モデル232を出力する。出力部240は、学習モデル232を、ネットワーク(図示なし)を介して、地震応答予測装置100へ送信してもよい。地震応答予測装置100は、学習モデル作成装置200が送信した学習モデル232を受信し、受信した学習モデル232を、学習済モデル132として使用してもよい。
受付部220と、処理部230と、出力部240との全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部250に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、受付部220と、処理部230と、出力部240との全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
次に、地震応答予測装置100の動作の一例について説明する。
図4は、本実施形態に係る地震応答予測装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図4では、地震応答予測要求に、主架構モデルの各層の質量情報と各層の層剛性情報とに加え、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報とが含まれる場合について説明する。
(ステップS1-1)
地震応答予測装置100において、入力部110は、地震応答予測要求を取得する。受付部120は、取得した地震応答予測要求に含まれる主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報とを取得し、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報とを受け付ける。
(ステップS2-1)
地震応答予測装置100において、決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンを決定する。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報を決定する。
(ステップS3-1)
地震応答予測装置100において、算出部160は、決定部140が決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンのコストを算出する。
(ステップS4-1)
地震応答予測装置100において、処理部130は、受付部120が受け付けた主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、決定部140が決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報を特定する情報とを取得する。処理部130は、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とを学習済モデル132に入力する。処理部130は、入力した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とに対して学習済モデル132が出力した地震応答情報を取得する。
(ステップS5-1)
地震応答予測装置100において、処理部130は、取得した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報の全ての組み合わせについて地震応答情報を取得したか否かを判定する。地震応答を取得していない組み合わせがある場合にはステップS2-1へ戻る。
(ステップS6-1)
地震応答予測装置100において、抽出部170は、処理部130が取得した地震応答情報と、受付部120が受け付けた第1選別条件を特定する情報とを取得する。抽出部170は、取得した地震応答情報と、第1選別条件を特定する情報とに基づいて、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、一又は複数の地震応答情報のうち、第1選別条件に合致するものを抽出する。
(ステップS7-1)
地震応答予測装置100において、表示制御部180は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、抽出部170が抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報を取得する。表示制御部180は、算出部160から、ダンパーモデルの配置パターンの各々について、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストに関するコスト情報を取得する。表示制御部180は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けて、表示部182に表示させる。
前述した実施形態においては、地震応答予測装置100が、表示制御部180を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、表示制御部180を備える表示制御装置として実現してもよい。この場合、表示制御装置は、地震応答予測装置100に含まれるようにしてもよいし、地震応答予測装置100とは別体としてもよい。
前述した実施形態においては、ダンパーモデルの一例として、座屈拘束ブレース(UBB)のモデルを適用した場合について説明したがこの例に限られない。例えば、ダンパーモデルの一例として、オイルダンパーのモデルを適用してもよいし、球面滑り支承装置(SSB)のモデルを適用してもよい。
前述した実施形態において、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルは複数であってもよい。
本実施形態に係る表示制御装置によれば、表示制御装置は、主架構モデルに配置されるダンパーモデルの地震応答に関する地震応答情報と、ダンパーモデルのコストに関するコスト情報とを対応付けて表示部182に表示させる表示制御手段としての表示制御部180を備える。
このように構成することによって、表示制御装置は、主架構モデルに配置されるダンパーモデルの地震応答に関する地震応答情報と、ダンパーモデルのコストに関するコスト情報と、を対応付けて表示部182に表示できる。このため、ユーザは、地震応答情報とコスト情報との対応関係を容易に把握することができる。
表示制御装置において、表示制御手段は、多次元解析チャートを表示部182に表示させ、多次元解析チャート画像は、主架構モデルに第1配置パターンで配置されるダンパーモデルである第1配置ダンパーモデルの地震応答情報及びコスト情報と、主架構モデルに第2配置パターンで配置されるダンパーモデルである第2配置ダンパーモデルの地震応答情報及びコスト情報とを、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、主架構モデルに第1配置パターンで配置されるダンパーモデルである第1配置ダンパーモデルの地震応答情報及びコスト情報と、主架構モデルに第2配置パターンで配置されるダンパーモデルである第2配置ダンパーモデルの地震応答情報及びコスト情報とを、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表す多次元解析チャートを表示部182に表示できる。このため、ユーザは、主架構モデルについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができる。
本実施形態に係る表示制御装置によれば、ダンパーモデルが配置された主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報と、ダンパーモデルのコストに関するコスト情報と、を対応付けて表示部に表示させる表示制御手段としての表示制御部180を備える。
このように構成することによって、表示制御装置は、ダンパーモデルが配置された主架構モデルの地震応答に関する地震応答情報と、ダンパーモデルのコストに関するコスト情報と、を対応付けて表示部に表示させることができる。このため、ユーザは、地震応答情報とコスト情報との対応関係を容易に把握することができる。
表示制御装置において、表示制御手段は、多次元解析チャート画像を表示部182に表示させ、多次元解析チャート画像は、ダンパーモデルが第1配置パターンで配置された主架構モデルである第1配置主架構モデルの地震応答情報及びコスト情報と、ダンパーモデルが第2配置パターンで配置された主架構モデルである第2配置主架構モデルの地震応答情報及びコスト情報と、を、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、ダンパーモデルが第1配置パターンで配置された主架構モデルである第1配置主架構モデルの地震応答情報及びコスト情報と、ダンパーモデルが第2配置パターンで配置された主架構モデルである第2配置主架構モデルの地震応答情報及びコスト情報とを、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表す多次元解析チャート画像を表示部182に表示させることができる。このため、ユーザは、第1配置主架構モデルと第2配置主架構モデルについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができる。
(実施形態の変形例1)
実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aについて説明する。地震応答予測装置100aは、地震応答予測装置100において、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けた多次元解析チャートを、表示部182に表示する。
地震応答予測装置100aは、地震応答予測装置100において、多次元解析チャート画像の所定範囲を、軸に沿って、ユーザに指定させるようにし、複数の主架構モデルのうち、ユーザが指定した所定範囲に対応するものの複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像を、表示部182に表示させる。
地震応答予測装置100aは、表画像が表す地震応答情報に対応する主架構モデルを、ユーザに選択させようにし、ユーザが選択した主架構モデルが含む複数の層それぞれの地震応答情報を表す層別グラフ画像を表示部182に表示させる。
図5は、実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの一例を示す図である。
地震応答予測装置100aは、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。地震応答予測装置100aは、例えば、入力部110と、受付部120と、処理部130と、決定部140と、記憶部150と、算出部160と、抽出部170と、表示制御部180aと、表示部182と、操作部190bとを備える。
表示制御部180aは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、抽出部170が抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報を取得する。表示制御部180aは、算出部160から、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストに関するコスト情報を取得する。表示制御部180aは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けて、表示部182に表示させる。
例えば、表示制御部180aは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けた多次元解析チャート(平行座標プロット)画像を作成し、作成した多次元解析チャート画像を、表示部182に表示させる。このように構成することによって、ユーザは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、地震応答情報とコスト情報とを容易に把握することができる。
操作部190aは、入力デバイスを備え、ユーザの操作を受け付ける。この入力デバイスには、キーボード等の文字情報を入力するデバイス、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、釦、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッド等が含まれる。
操作部190aは、多次元解析チャート画像の所定範囲を、軸に沿って、ユーザに指定させる。また、操作部190aは、多次元解析チャート画像の所定範囲を、軸に沿って、四角形を表示し、その四角形の大きさを調節させることによって、ユーザに指定させるようにしてもよい。
表示制御部180aは、一又は複数の主架構モデルのうち、ユーザが操作部190aで指定した所定範囲に対応するものの複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像を、表示部182に表示させる。
図6は、実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの処理の一例を示す図である。図6は、地震応答予測装置100aの表示制御部180aが、表示部182に表示する表画像の一例を示す。
表示制御部180aは、多次元解析チャートACを表示する際に、主架構モデルに配置されるダンパーモデルの配置パターンの地震応答情報及びコスト情報を、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表すことによって表示させる。
具体的には、表示制御部180aは、主架構モデルについて、一又は複数のダンパーモデルの配置パターンに対応する軸AX-U1に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのインデックスを表示させ、層せん断力係数に対応する軸AX-U2に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの層せん断力係数を表示させ、転倒モーメントに対応する軸AX-U3に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの転倒モーメントを表示させ、最大層間変形角に対応する軸AX-U4に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの最大層間変形角を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180aは、頂部応答加速度に対応する軸AX-U5に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの頂部応答加速度を表示させ、最大塑性率に対応する軸AX-U6に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの最大塑性率を表示させ、UBB単体のコスト比に対応する軸AX-U7に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのUBB単体のコスト比を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180aは、一又は複数の配置パターンそれぞれについて、各配置パターンに付された識別番号であるインデックスと、対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体を線で結ぶ。
表示制御部180aは、複数の主架構モデルの各々に含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。表画像TAには、複数の主架構モデルの各々を指定するためのラジオボタンRBが含まれる。
ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する。具体的には、ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲SR-1を、例えば、軸AX-U5に沿って指定する。ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲SR-1を、表示された四角形の大きさを調節することによって、指定するようにしてもよい。
表示制御部180aは、軸AX-U5の部分であって操作部190aにより指定される所定範囲SR-1に対応する部分の色と、軸AX-U5の部分であって所定範囲SR-1に対応しない部分の色とを異なるように、表示部182に表示させる。
表示制御部180aは、一又は複数の主架構モデルのうち、軸AX-U5の部分であって操作部190aにより指定される所定範囲SR-1に含まれる一又は複数の頂部応答加速度の各々に対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体を結んだ線を、所定範囲SR-1に含まれない一又は複数の頂部応答加速度の各々に対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体を結んだ線とは異なる色で、表示部182に表示させる。
前記所定範囲は、軸AX-U5に限らず、例えば、他の軸に沿って指定することもできる。
さらに、表示制御部180aは、一又は複数の主架構モデルのうち、ユーザが、操作部190aで指定した所定範囲SR-1に対応する複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。表画像TAには、一又は複数の主架構モデルの各々を指定するためのラジオボタンRBが含まれる。
さらに、ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する。具体的には、ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲SR-2を、軸AX-U2に沿って指定する。ユーザは、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲SR-2を、表示された四角形の大きさを調節させることによって、指定するようにしてもよい。
表示制御部180aは、軸AX-U2の部分であって操作部190aにより指定される所定範囲SR-2に対応する部分の色と、軸AX-U2の部分であって所定範囲SR-2に対応しない部分の色とを異なるように、表示部182に表示させる。
表示制御部180aは、一又は複数の主架構モデルのうち、軸AX-U2の部分であって操作部190aにより指定される所定範囲SR-2に含まれる一又は複数の層せん断力係数の各々に対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体を結んだ線を、所定範囲SR-2に含まれない一又は複数の層せん断力係数の各々に対応する層せん断力係数、転倒モーメント、最大層間変形角、頂部応答加速度、最大塑性率及びUBB単体を結んだ線とは異なる色で、表示部182に表示させる。
表示制御部180aは、一又は複数の主架構モデルのうち、ユーザが、操作部190aで指定した所定範囲SR-2に対応する複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。
ユーザは、操作部190aで、表画像TAに含まれる複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報をソートするための優先順位を設定するための画像(図示なし)で、優先順位を一又は複数入力する。優先順位の一例は、最大層間変形角、コスト、頂部応答加速度である。
表示制御部180aは、ユーザが、操作部190aで入力した優先順位に基づいて、表画像TAに表示させている複数の主架構モデルそれぞれの地震応答情報をソートして(並べ替えて)、表示部182に表示させる。ここで、表示制御部180aは、ユーザが、操作部190aで入力した優先順位に基づいて、表画像TAに表示させている複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を予測してから、例えばその中で最も大きいものを表画像TAに表示させてもよいし、例えば、最大値自体を予測し、表画像TAに表示させてもよい。
ユーザは、操作部190aで、表画像TAに含まれる複数の主架構モデルのうちのいずれかを選択する。具体的には、ユーザは、操作部190aで、ラジオボタンRBから、複数の主架構モデルのいずれかを選択する。
表示制御部180aは、ユーザが、操作部190aで選択した複数の主架構モデルに含まれる1つが含む複数の層それぞれの地震応答情報を表した層別グラフ画像SGを、表示部182に表示させる。
例えば、表示制御部180aは、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層それぞれに配置されるダンパーモデルの配置パターンについて、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成し、作成した層別グラフ画像を、表示部182に表示させる。
このように構成することにより、ユーザは、複数の主架構モデルのそれぞれについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができるとともに、それら複数の主架構モデルのうちの少なくとも1つの主架構モデルの複数の層それぞれに配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の地震応答情報を容易に把握することができる。
表示制御部180aは、ダンパーモデルが配置される1つの地震応答情報と、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報と、を表す層別グラフを、表示部182に表示させてもよい。
例えば、表示制御部180aは、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合について、第1選別条件に合致する地震応答情報と、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置しない場合について、第1選別条件に合致する地震応答情報とを異なる色の折れ線グラフで表した層別グラフ画像を作成し、作成した層別グラフ画像を、表示部182に表示させてもよい。
図7は、実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの処理の一例を示す図である。図7は、地震応答予測装置100aの表示制御部180aが、表示部182に表示させる情報の一例を示す。表示制御部180aは、表示部182に、多次元解析チャートACと、地震応答情報を特定する情報SRIとに加え、層別グラフSGを表示させる。
表示制御部180aは、層別グラフSGを表示する際に、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層それぞれに配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報を線で繋いだ層別グラフ画像を作成する。ここでは、表示制御部180aが、複数の主架構モデルのうちの1つの主架構モデルであって、その各層(例えば、10層それぞれ)に所定の配置パターンでダンパーモデルが配置された主架構モデルの各層について、第1選別条件に合致する地震応答情報を線で繋いだ層別グラフ画像を作成する。
表示制御部180aは、地震応答情報によっては、層別グラフSGを表示する際に、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置しない場合について、第1選別条件に合致する地震応答情報を線で繋いだ層別グラフ画像を作成する。
表示制御部180aは、ダンパーモデルが配置パターンで配置される1つの地震応答情報に対応する線の色を、ダンパーモデルが配置されない1つの地震応答情報に対応する線の色とは異なるようにする。図7では、線種の違いで、線の色が異なることを表している。
図7では、層別グラフSGの一例として、層間変形角の層別グラフSG-U1、ダンパー降伏軸力の層別グラフSG-U2、層せん断係数の層別グラフSG-U3、層せん断力の層別グラフSG-U4及び塑性率の層別グラフSG-U5が示されている。
層間変形角の層別グラフSG-U1において、横軸は層間変形角[rad]であり、縦軸は階数である。層間変形角の層別グラフSG-U1には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合(制振付加)の層間変形角を線で繋いだものと、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置しない場合(主架構のみ)の層間変形角を線で繋いだものとが、異なる色で示されている。
ダンパー降伏軸力の層別グラフSG-U2において、横軸はダンパー降伏軸力[kN]であり、縦軸は階数である。ダンパー降伏軸力の層別グラフSG-U2には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合(制振付加)のダンパー降伏軸力が示されている。
層せん断係数の層別グラフSG-U3において、横軸は層せん断係数であり、縦軸は階数である。層せん断係数の層別グラフSG-U3には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合(制振付加)の層せん断係数が示されている。
層せん断力の層別グラフSG-U4において、横軸は層せん断力[kN]であり、縦軸は階数である。層せん断力の層別グラフSG-U4には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合(制振付加)の層せん断力と、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置しない場合(主架構のみ)の層せん断力とが、異なる色で示されている。
塑性率の層別グラフSG-U5において、横軸は塑性率であり、縦軸は階数である。塑性率の層別グラフSG-U5には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデルを配置パターンで配置した場合(制振付加)の塑性率が示されている。
表示制御部180a及び操作部190aの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部150に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、表示制御部180a及び操作部190aの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
図8は、実施形態の変形例1に係る地震応答予測装置100aの動作の一例を示すフローチャートである。図8では、地震応答予測要求に、主架構モデルの各層の質量情報と各層の層剛性情報とに加え、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報とが含まれる場合について説明する。
ステップS1-2からS7-2は、図3を参照して説明したステップS1-1からS7-1を適用できるため、ここでの説明は省略する。
(ステップS8-2)
地震応答予測装置100aにおいて、操作部190aは、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定されたことを検出する。
(ステップS9-2)
地震応答予測装置100aにおいて、表示制御部180aは、軸の部分であって指定された所定範囲を、指定されていない部分とは異なる色で表示させる。
(ステップS10-2)
地震応答予測装置100aにおいて、表示制御部180aは、ユーザが、操作部190aで指定した所定範囲に対応する複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。
(ステップS11-2)
地震応答予測装置100aにおいて、操作部190aは、表画像TAに含まれる複数の主架構モデルのうちのいずれかが選択されたことを検出する。例えば、この検出は、ラジオボタンRBの選択によってなされる。
(ステップS12-2)
地震応答予測装置100aにおいて、表示制御部180aは、ユーザが、操作部190aで選択した主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した層別グラフ画像SGを、表示部182に表示させる。その後、ステップS1-2へ戻る。
前述した実施形態の変形例1においては、地震応答予測装置100aが、表示制御部180aを備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、表示制御部180aを備える表示制御装置として実現してもよい。この場合、表示制御装置は、地震応答予測装置100aに含まれるようにしてもよいし、地震応答予測装置100aとは別体としてもよい。
前述した実施形態の変形例1においては、表示制御部180aが、主架構モデルの10層それぞれに配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、主架構モデルの層数は、解析する対象に応じて、1層から9層でもよいし、11層以上でもよい。
前述した実施形態の変形例1においては、層別グラフ画像SGに、ユーザが、操作部190aで選択した主架構モデルに配置されるダンパーモデルの配置パターンのいずれかの地震応答情報が含まれる場合について説明したがこの例に限られない。例えば、ユーザが、操作部190aで選択した主架構モデルに配置されるダンパーモデルの配置パターンの地震応答情報が含まれるようにしてもよい。このように構成することによって、ユーザは、主架構モデルに配置されるダンパーモデルの配置パターンの地震応答情報を比較することができる。
前述した実施形態の変形例1において、ユーザが、操作部190aで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する回数は、1回でもよいし、3回以上でもよい。また、指定する軸については、いずれの軸であってもよい。
前述した実施形態の変形例1において、表示制御部180aは、多次元解析チャート画像AC、層別グラフ画像SG、及び、表画像TAを、上から、この順で、同一画面に表示されても良い。
実施形態の変形例1に係る表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)によれば、実施形態の表示制御装置(地震応答予測装置100の表示制御部180)において、主架構モデルは、複数の層を含み、表示制御手段としての表示制御部180aは、層別グラフ画像を、多次元解析チャート画像とともに、表示部182に表示させる。層別グラフ画像は、第1配置ダンパーモデルが配置された主架構モデルである第1主架構モデル、及び、第2配置ダンパーモデルが配置された主架構モデルである第2主架構モデル、のいずれか1つが含む複数の層それぞれの地震応答情報を表す。
このように構成することによって、主架構モデルについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができるとともに、主架構モデルの1つの層毎の地震応答情報を容易に把握することができる。
表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)において、多次元解析チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って、ユーザに指定させる指定手段としての操作部190bを更に備える。この1つは、第1主架構モデル及び第2主架構モデルのうち、指定手段がユーザに指定させた所定範囲、に対応するものである。
このように構成することによって、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのかが分かりやすい多次元解析チャート上で所定範囲を選択させることで、選択された主架構モデルの層別グラフを表示させることができるので、操作性が良い。
表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)において、層別グラフ画像は、1つの地震応答情報と、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報と、を表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、層別グラフ画像で、1つの地震応答情報と、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報と、を表すことができるため、ユーザは、ダンパーモデルを配置することの効果が容易に分かる。
実施形態の変形例1に係る表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)によれば、実施形態の表示制御装置(地震応答予測装置100の表示制御部180)において、主架構モデルは、複数の層を含み、表示制御手段としての表示制御部180aは、層別グラフ画像を、多次元解析チャート画像とともに、表示部182に表示させる。層別グラフ画像は、第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む前記複数の層それぞれの地震応答情報を表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、第1配置主架構モデル及び第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む複数の層それぞれの地震応答情報を表す層別グラフ画像を、多次元解析チャート画像とともに、表示部182に表示させることができる。このため、ユーザは、第1配置主架構モデル及び第2配置主架構モデルのいずれか1つについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができるとともに、主架構モデルの1つの層毎の地震応答情報を容易に把握することができる。
表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)において、多次元解析チャート画像の所定範囲を、軸に沿って、ユーザに指定させる指定手段としての操作部190bを更に備える。この1つは、第1配置主架構モデル及び第2配置主架構モデルのうち、指定手段がユーザに指定させた所定範囲、に対応するものである。
このように構成することによって、表示制御装置は、多次元解析チャート画像の所定範囲を、軸に沿って、ユーザに指定させる指定手段を更に備えることができる。このため、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのかが分かりやすい多次元解析チャート上で所定範囲をユーザに選択させることで、第1配置主架構モデル及び第2配置主架構モデルのうち、選択された主架構モデルの層別グラフを表示させることができるので、操作性が良い。
表示制御装置(実施形態の変形例1では、地震応答予測装置100aの表示制御部180a)において、層別グラフ画像は、この1つの地震応答情報と、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報と、を表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、層別グラフ画像で、この1つの地震応答情報と、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報と、を表すことができるため、ユーザは、ダンパーモデルを配置することの効果が容易に分かる。
(実施形態の変形例2)
実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bについて説明する。地震応答予測装置100bは、地震応答予測装置100aにおいて、第1ダンパーモデル又は第2ダンパーモデルをユーザに入力させ、第1ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、ダンパーモデルが配置されない1つの地震応答情報とともに表した層別グラフ画像を表示させ、第2ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、表した層別グラフ画像を表示させるようにしたものである。
図9は、実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの一例を示す図である。
地震応答予測装置100bは、スマートフォン、携帯端末、又はパーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。地震応答予測装置100bは、例えば、入力部110bと、受付部120と、処理部130と、決定部140と、記憶部150と、算出部160と、抽出部170と、表示制御部180bと、表示部182と、操作部190bとを備える。
入力部110bは、入力部110を適用できる。ただし、入力部110bは、第1ダンパーモデルを特定する情報又は第2ダンパーモデルを特定する情報を、ユーザに入力させる。第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデルは、ダンパーモデルに含まれる。
第1ダンパーモデルの一例は制振ダンパーのモデルであり、座屈拘束ブレースのモデルと、オイルダンパーのモデルとが含まれる。第2ダンパーのモデルの一例は免振ダンパーであり、球面滑り支承装置のモデルが含まれる。
表示制御部180bは、表示制御部180aを適用できる。ただし、表示制御部180bは、表示部182にダンパーモデルを選択させるためにダンパーモデル選択画面を表示させる。
図10は、実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの動作の一例を示す図である。図10は、地震応答予測装置100bが表示させるダンパーモデル選択画面の一例を示す。
ダンパーモデル選択画面の一例は、制振ダンパーモデルについて、座屈拘束ブレースのモデルを選択するための座屈拘束ブレースモデル選択ボタンB1-1とオイルダンパーモデルを選択するためのオイルダンパーモデル選択ボタンB1-2とが含まれる。ダンパーモデル選択画面の一例は、免振ダンパーモデルについて、球面滑り支承装置のモデルを選択するための球面滑り支承装置モデル選択ボタンB2が含まれる。図9に戻り説明を続ける。
ユーザが座屈拘束ブレースモデル選択ボタンB1-1を押した場合、入力部110bは、取得した地震応答予測要求に座屈拘束ブレースモデルを特定する情報を含める。この場合、決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルを座屈拘束ブレースモデルに決定する。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの剛性情報を決定する。
ユーザがオイルダンパーモデル選択ボタンB1-2を押した場合、入力部110bは、取得した地震応答予測要求にオイルダンパーモデルを特定する情報を含める。この場合、決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルをオイルダンパーモデルに決定する。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの剛性情報を決定する。
ユーザが球面滑り支承装置モデル選択ボタンB2を押した場合、入力部110bは、取得した地震応答予測要求に球面滑り支承装置モデルを特定する情報を含める。この場合、決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルを球面滑り支承装置モデルに決定する。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの剛性情報を決定する。
表示制御部180bは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンについて、抽出部170が抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報を取得する。
表示制御部180bは、算出部160から、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々のコストに関するコスト情報を取得する。表示制御部180bは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けて、表示部182に表示させる。
例えば、表示制御部180bは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けた多次元解析チャート画像を作成し、作成した多次元解析チャート画像を、表示部182に表示させる。これにより、ユーザは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、地震応答情報とコスト情報とを容易に把握することができる。
操作部190bは、操作部190aを適用できる。
表示制御部180bは、ユーザが操作部190bで指定した所定範囲に対応する主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像を、表示部182に表示させる。
図11は、実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの処理の一例を示す図である。図11は、地震応答予測装置100bの表示制御部180bが、入力部110bによって第2ダンパーモデル(球面滑り支承装置のモデル)を特定する情報が入力された場合に表示部182が表示する表画像の一例を示す。入力部110bによって第1ダンパーモデル(座屈拘束ブレースのモデル)を特定する情報が入力された場合については、実施形態の変形例1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
表示制御部180bは、多次元解析チャートACを表示する際に、主架構モデルの地震応答情報及びコスト情報を、地震応答情報及びコスト情報のそれぞれに対応する軸に沿って、分布させて表すことによって表示させる。
具体的には、表示制御部180bは、主架構モデルについて、一又は複数のダンパーモデルの配置パターン対応する軸AX-S1に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのインデックスを表示させ、SSBの固有周期に対応する軸AX-S2に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのSSBの固有周期を表示させ、低摩擦比率に対応する軸AX-S3に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの低摩擦比率を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180bは、中摩擦比率に対応する軸AX-S4に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの中摩擦比率を表示させ、低摩擦降伏せん断力に対応する軸AX-S5に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの低摩擦降伏せん断力を表示させ、中摩擦降伏せん断力に対応する軸AX-S6に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの中摩擦降伏せん断力を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180bは、U型ダンパー降伏せん断力に対応する軸AX-S7に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのU型ダンパー降伏せん断力を表示させ、OILダンパー降伏せん断力に対応する軸AX-S8に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれのOILダンパー降伏せん断力を表示させ、頂部応答加速度に対応する軸AX-S9に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの頂部応答加速度を表示させ、免震層最大変位に対応する軸AX-S10に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの免震層最大変位を表示させ、免震層残留変位に対応する軸AX-S11に沿って一又は複数の配置パターンそれぞれの免震層残留変位を表示させる。
また、具体的には、表示制御部180bは、一又は複数の配置パターンそれぞれについて、対応するSSBの固有周期、低摩擦比率、中摩擦比率、低摩擦降伏せん断力、中摩擦降伏せん断力、U型ダンパー降伏せん断力、OILダンパー降伏せん断力、頂部応答加速度、免震層最大変位、免震層残留変位を線で結ぶ。
表示制御部180bは、複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。表画像TAには、複数の主架構モデルの各々を指定するためのラジオボタンRBが含まれる。
ユーザは、操作部190bで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する。具体的には、ユーザは、操作部190bで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する。
表示制御部180bは、軸の部分であって操作部190bにより指定される所定範囲に対応する部分の色と、軸の部分であって所定範囲に対応しない部分の色とを異なるように、表示部182に表示させる。
さらに、表示制御部180bは、複数の主架構モデルのうち、ユーザが、操作部190bで指定した所定範囲に対応する主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。表画像TAには、複数の主架構モデルの各々を指定するためのラジオボタンRBが含まれる。
さらに、ユーザは、操作部190bで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する。具体的には、ユーザは、操作部190bで、多次元チャート画像の所定範囲を、軸に沿って指定してもよい。
表示制御部180bは、軸の部分であって操作部190bにより指定される所定範囲に対応する部分の色と、軸の部分であって所定範囲に対応しない部分の色とを異なるように、表示部182に表示させる。
表示制御部180bは、ユーザが、操作部190bで指定した所定範囲に対応する複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報を表した表画像TAを、表示部182に表示させる。
ユーザは、操作部190bで、表画像TAに含まれる複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報をソートするための優先順位を設定するための画像(図示なし)で、優先順位を一又は複数入力する。優先順位の一例は、免震層最大変位残留変位、頂部応答加速度である。
表示制御部180bは、ユーザが、操作部190bで入力した優先順位に基づいて、表画像TAに表示させている複数の主架構モデルに含まれる複数の層それぞれの地震応答情報をソートして(並べ替えて)、表示部182に表示させる。
ユーザは、操作部190bで、表画像TAに含まれる複数の主架構モデルのうちのいずれかを選択する。具体的には、ユーザは、操作部190bで、ラジオボタンRBから、複数の主架構モデルのいずれかを選択する。
表示制御部180bは、ユーザが、操作部190bで選択した複数の主架構モデルに含まれる1つが含む複数の層それぞれの地震応答情報を表した層別グラフ画像SGを、表示部182に表示させる。
例えば、表示制御部180bは、複数の主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層に配置されるダンパーモデルの配置パターンについて、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成し、作成した層別グラフ画像を、表示部182に表示させる。
このように構成することにより、ユーザは、主架構モデルについて、例えば、コスト情報(例えば、目的変数)が低くなるとき、どのような地震応答情報(例えば、説明変数)の組合せが対応するのか、容易に把握することができるとともに、主架構モデルの複数の層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の地震応答情報を容易に把握することができる。
表示制御部180bは、ダンパーモデルが配置パターンで配置される1つの地震応答情報を表す層別グラフを、表示部182に表示させてもよい。
例えば、表示制御部180bは、主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層にダンパーモデルを配置パターンで配置した場合について、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成し、作成した層別グラフ画像を、表示部182に表示させてもよい。
図12は、実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの処理の一例を示す図である。図12は、地震応答予測装置100bの表示制御部180bが、表示部182に表示させる情報の一例を示す。表示制御部180bは、表示部182に、多次元解析チャートACと、地震応答情報を特定する情報SRIとに加え、層別グラフSGを表示させる。
表示制御部180bは、層別グラフSGを表示する際に、主架構モデルのうちの選択された1つの主架構モデルの複数の層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成する。
ここでは、表示制御部180bが、複数の主架構モデルのうちの1つの主架構モデルの10層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成する。図12は、層別グラフSGの一例として、層間変形角の層別グラフSG-S1、層せん断力係数の層別グラフSG-S2及び応答加速度の層別グラフSG-3が示されている。
層間変形角の層別グラフSG-S1において、横軸は層間変形角[rad]であり、縦軸は階数である。層間変形角の層別グラフSG-S1には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデル(第2ダンパーモデル)を配置した場合の層間変形角が示されている。
層せん断力係数の層別グラフSG-S2において、横軸は層せん断係数であり、縦軸は階数である。層せん断力係数の層別グラフSG-S2には、主架構モデルの複数の層それぞれにダンパーモデル(第2ダンパーモデル)を配置した場合の層せん断係数が示されている。
応答加速度の層別グラフSG-S3において、横軸は応答加速度[cm/s^2であり、縦軸は階数である。応答加速度の層別グラフSG-S3には、応答加速度の複数の層それぞれにダンパーモデル(第2ダンパーモデル)を配置した場合の応答加速度が示されている。
表示制御部180b及び操作部190bの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部150に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、表示制御部180b及び操作部190bの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
図13は、実施形態の変形例2に係る地震応答予測装置100bの動作の一例を示すフローチャートである。図13では、地震応答予測要求に、主架構モデルの各層の質量情報と各層の層剛性情報とに加え、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報とが含まれる場合について説明する。
(ステップS1-3)
地震応答予測装置100bにおいて、入力部110bは、地震応答予測要求を取得する。
(ステップS2-3)
地震応答予測装置100bにおいて、表示制御部180bは、表示部182にダンパーモデル選択画面を表示させる。入力部110bは、ダンパーモデルを特定する情報を取得する。
(ステップS3-3)
地震応答予測装置100bにおいて、入力部110bは、取得したダンパーモデルを特定する情報を、地震応答予測要求に含める。受付部120は、入力部110bから地震応答予測要求を取得する。受付部120は、取得した地震応答予測要求に含まれる主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報と、ダンパーモデルを特定する情報とを取得し、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、層高さを特定する情報と、ダンパーの取り付け角度を特定する情報と、第1選別条件を特定する情報と、ダンパーモデルを特定する情報とを受け付ける。ダンパーモデルを特定する情報が第1ダンパーモデルを示す場合には、図4のステップS2-1へ移行する。
(ステップS4-3)
地震応答予測装置100bにおいて、決定部140は、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルを、第2ダンパーモデルに決定する。決定部140は、決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの各々の剛性情報を決定する。
(ステップS5-3)
地震応答予測装置100bにおいて、算出部160は、決定部140が決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルのコストを算出する。
(ステップS6-3)
地震応答予測装置100bにおいて、処理部130は、受付部120が受け付けた主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と、決定部140が決定した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報を特定する情報とを取得する。処理部130は、取得した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とを学習済モデル132に入力する。処理部130は、入力した主架構モデルの各層の質量情報及び層剛性情報と主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性を特定する情報とに対して学習済モデル132が出力した地震応答情報を取得する。
(ステップS7-3)
地震応答予測装置100bにおいて、処理部130は、取得した主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々の剛性情報の全ての組み合わせについて地震応答情報を取得したか否かを判定する。地震応答を取得していない組み合わせがある場合にはステップS4-3へ戻る。
(ステップS8-3)
地震応答予測装置100bにおいて、抽出部170は、処理部130が取得した地震応答情報と、受付部120が受け付けた第1選別条件を特定する情報とを取得する。抽出部170は、取得した地震応答情報と、第1選別条件を特定する情報とに基づいて、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの各々について、一又は複数の地震応答情報のうち、第1選別条件に合致するものを抽出する。
(ステップS9-3)
地震応答予測装置100bにおいて、表示制御部180bは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの各々について、抽出部170が抽出した第1選別条件に合致する地震応答情報を取得する。表示制御部180bは、算出部160から、ダンパーモデルの各々について、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの各々のコストに関するコスト情報を取得する。表示制御部180bは、主架構モデルの各層に配置されるダンパーモデルの各々について、取得した第1選別条件に合致する地震応答情報とコスト情報とを対応付けて、表示部182に表示させる。
前述した実施形態の変形例2においては、地震応答予測装置100bが、表示制御部180bを備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、表示制御部180bを備える表示制御装置として実現してもよい。この場合、表示制御装置は、地震応答予測装置100bに含まれるようにしてもよいし、地震応答予測装置100bとは別体としてもよい。
前述した実施形態の変形例2においては、表示制御部180bが、複数の主架構モデルのうちの1つの主架構モデルの10層に配置されるダンパーモデルの配置パターンの各々について、第1選別条件に合致する地震応答情報を表す層別グラフ画像を作成する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、主架構モデルの層数は、解析する対象に応じて、1層から9層でもよいし、11層以上でもよい。
前述した実施形態の変形例2において、ユーザが、操作部190bで、多次元チャート画像ACの所定範囲を、軸に沿って指定する回数は、2回以上でもよい。
実施形態の変形例2に係る表示制御装置によれば、実施形態の変形例1に係る表示制御装置において、入力手段としての入力部110bを更に備える。ダンパーモデルは、第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデルを含み、入力手段は、第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデルをユーザに入力させ、層別グラフ画像は、入力手段が第1ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報とともに表し、入力手段が第2ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を表す。
このように構成することによって、表示制御装置は、入力手段が第1ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報とともに表し、入力手段が第2ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を表す層別グラフ画像を表示させることができる。このため、例えば、仮に、第2ダンパーモデルが、免振効果が高い球面滑り支承等に対応するダンパーモデルのときは、グラフが見づらくなるので、層別グラフ画像は、そのようなダンパーモデルが配置されない地震応答情報を表すようにできる。
実施形態の変形例2に係る表示制御装置によれば、実施形態の変形例1に係る表示制御装置において、入力手段としての入力部110bを更に備える。ダンパーモデルは、第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデルを含み、入力手段は、第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデル、をユーザに入力させ、層別グラフ画像は、入力手段が第1ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報とともに、表し、入力手段が前記第2ダンパーモデルを入力させる場合は、前記1つの前記地震応答情報を、表す。
このように構成することによって、入力手段が第1ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、ダンパーモデルが配置されない主架構モデルの地震応答情報とともに、表し、入力手段が第2ダンパーモデルを入力させる場合は、1つの地震応答情報を、表すことができる。このため、例えば、仮に第2ダンパーモデルが、免振効果が高い球面滑り支承等に対応するダンパーモデルのときは、グラフが見づらくなるので、層別グラフ画像は、そのようなダンパーモデルが配置されない地震応答情報を表すことができる。
以上、実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述した地震応答予測装置100、地震応答予測装置100a、地震応答予測装置100b及び学習モデル作成装置200は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROMなどの可搬媒体のことをいう。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置を含む。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含んでいてもよい。短時間の間、動的にプログラムを保持するものは、例えば、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
なお、上述の地震応答予測装置100、地震応答予測装置100a、地震応答予測装置100b及び学習モデル作成装置200は内部にコンピュータを有している。そして、上述した地震応答予測装置100、地震応答予測装置100a、地震応答予測装置100b及び学習モデル作成装置200の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリなどをいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100、100a、100b 地震応答予測装置
110、110b 入力部
120 受付部
130 処理部
132 学習済モデル
140 決定部
150 記憶部
160 算出部
170 抽出部
180、180a、180b 表示制御部
182 表示部
190a、190b 操作部
200 学習モデル作成装置
210 入力部
220 受付部
230 処理部
232 学習モデル
240 出力部
250 記憶部

Claims (7)

  1. 地震応答に関する地震応答情報を表示部に表示させる表示制御手段、を備える表示制御装置であって、
    前記地震応答情報は、建築物の主架構をモデル化した主架構モデルの一つにダンパーをモデル化したダンパーモデルが第1パターンで配置された第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記主架構モデルの一つにダンパーをモデル化したダンパーモデルが第2パターンで配置された第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、を含み
    記表示制御手段は、前記第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、をともに同一の前記表示部に表示させる、ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、多次元解析チャート画像を前記表示部に表示させ、
    前記多次元解析チャート画像は、前記第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、を、前記地震応答情報に対応する軸に沿って、分布させて表す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記建築物が、複数の階層を含み、
    前記主架構モデルは、前記複数の階層に対応する複数の層を含み、
    前記表示制御手段は、層別グラフ画像を前記表示部に表示させ、
    前記層別グラフ画像は、前記第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む前記複数の層それぞれの前記地震応答情報を表す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記多次元解析チャート画像の所定範囲を、前記軸に沿って、ユーザに指定させる指定手段、
    を更に備え、
    前記層別グラフ画像は、前記第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つであって、前記指定手段が前記ユーザに指定させた前記所定範囲、に対応するもの、が含む前記複数の層それぞれの前記地震応答情報を表す、ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記層別グラフ画像は、前記第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む前記複数の層それぞれの前記地震応答情報と、前記ダンパーモデルが配置されていない前記主架構モデルの前記地震応答情報と、を表す、
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  6. 入力手段、
    を更に備え、
    前記ダンパーモデルは、第1ダンパーモデル及び第2ダンパーモデルを含み、
    前記入力手段は、前記第1ダンパーモデル及び前記第2ダンパーモデル、をユーザに入力させ、
    前記層別グラフ画像は、前記第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む前記複数の層それぞれの前記地震応答情報と、前記ダンパーモデルが配置されていない前記主架構モデルの前記地震応答情報と、をともに表し、前記入力手段が前記第2ダンパーモデルを入力させる場合は、前記第1配置主架構モデル及び前記第2配置主架構モデルのいずれか1つが含む前記複数の層それぞれの前記地震応答情報を、表す、ことを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 地震応答に関する地震応答情報を表示部に表示させる表示制御ステップ、を備える表示制御方法であって、
    前記地震応答情報は、建築物の主架構をモデル化した主架構モデルの一つにダンパーをモデル化したダンパーモデルが第1パターンで配置された第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記主架構モデルの一つにダンパーをモデル化したダンパーモデルが第2パターンで配置された第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、を含み
    記表示制御ステップにて、前記第1配置主架構モデルの前記地震応答情報と、前記第2配置主架構モデルの前記地震応答情報と、をともに同一の前記表示部に表示させる、ことを特徴とする表示制御方法。
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