実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。一つまたは複数の基準が満たされると、さまざまな例示的実施形態が適用され得る。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイスまたは基地局は、LTEまたは5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本明細書では、「a」および「an」、並びに同様の句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、「may」という用語は「例えば、~であり得る」として解釈される。言い換えると、「may」という用語は、「may」という用語に続く句が複数の適切な可能性の一つの実施例であり、種々の実施形態の一つまたは複数によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」および「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の一つまたは複数の構成要素を列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づき」(または同等に「に少なくとも基づき」)というフレーズは、「に基づき」という用語に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の一つの実施例であることを示す。
構成されるという用語は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用され得る、または装置における特定のアクションを実装するために使用され得るパラメーターを有することを意味し得る。
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素:IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらにまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つによって具現化され得る。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続を設定し、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアーインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェイス上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたはその他の適切な無線通信規格に関連している)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェイス上で通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバー(例えば、基地局レシーバー)が、セルで動作するトランスミッター(例えば、無線デバイストランスミッター)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であり得、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化され得る。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)のうちの一つまたは複数を含み得る。
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアーインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNB160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160およびng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160およびng-eNB162は、エアーインターフェイス上でUE156と通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160およびng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160および/またはng-eNB162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-ユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158B間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理および構成転送および/または警告メッセージ送信を提供し得る。
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Aおよび図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2Aおよび図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、および/またはエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラーとの間のマッピング/マッピング解除を決定し得る、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
PDCP214および224は、エアーインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアーインターフェイス上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214および224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再配列、並びにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバーで、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214および224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラーとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)および二次セルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラーは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラーの一つなどの単一の無線ベアラーが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラーをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎であり得る。図3に示すように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212および222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリア毎に一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212および222は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211および221は、エアーインターフェイス上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラーにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラー402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラー404にマッピングする。SDAPヘッダー(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファステータスレポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5Aおよび図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーン内に制御および構成情報を伝達する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または複数のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
-位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
-マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
-ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
-UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
-ユーザーデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアーインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
-PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
-BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
-BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
-アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
-事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理制御チャネルのセットは、例えば、
-BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
-DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
-ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
-UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
-HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
-ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5Aおよび図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、並びにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、並びにNASプロトコル217および237を持つ。
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラー、および同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラーおよびデータ無線ベアラーの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2Aおよび図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちのうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、図2Aおよび図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含み得る。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラー構成情報(例えば、データ無線ベアラー、シグナリング無線ベアラー、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行し得、または接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に一回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への移行と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速移行が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられ得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間の間、および/またはUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含み得る。
NRでは、物理信号および物理チャネル(図5Aおよび図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の一つの振幅および位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数でエアーインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバーでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、および240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と称され得る。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、および二次アップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されたダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予期し得る。
一次セル(PCell)上の構成されたダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上または一次二次セル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成されたダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始または再起動し得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマーを開始または再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われ得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、一つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替えることができる。図9の実施例では、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
UEが、構成されたダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、二次セル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、一次セル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEが一次セルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、一次セル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と称され得る。UEのその他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と称され得る。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づき起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよび許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられ得る。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、プライマリーSセル(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して決定され得る。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信することができる。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレーム毎または20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一実施例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信され得、例えば、1つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後(例えば、二つのシンボルの後)に送信され得、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に送信され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたり得る。
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づき得る。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示し得、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを運び得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RMSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信され得、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、または同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定し得る。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成し得る。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。周期的CSIレポートについては、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信され得、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、単一のユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大八つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブルシーケンスは、同じであっても異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一実施例では、トランスミッター(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッターは、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、一つまたは複数の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバーでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なり得る。
PUSCHは、一つまたは複数の層を含み得、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡および/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、または存在しえない。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、Modulation and Coding Scheme(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成され得る。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、および/または類似のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信し得、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含み得る。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指すことができる。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、および/またはSRSシーケンスIDのうちの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、レシーバーは、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または類似のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが伝達されるチャネルの一つまたは複数の大規模特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と称され得る。一つまたは複数の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターのうちの少なくとも一つを含み得る。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局で設定された後、ダウンリンクビーム測定手順を実施し得る。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重化(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーター。
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成し得、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づき決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有し得るか、または有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示されるとき計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施し得る。
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の最上行および最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示されるとき計回りに回転した楕円として示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施し得る。
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または類似のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介したUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または類似のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCLされ得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUEおよび/またはRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含み得、および/またはプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を称され得、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含み得る。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストし得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信のための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターは、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前定義され得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含み得る。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定し得、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じである基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アラインメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第一のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づき決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づき、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させ得る。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)を含み得る。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、一つはSULキャリア用、もう一つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/または切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。図13Aおよび図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示または割り当て得る。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する応答確認の表示として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13Aおよび図13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331の送信の後、またはその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトルおよび/またはライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、一つまたは複数の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、および/または任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づき、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、変調および符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、UEが、Msg B 1332の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミング進行コマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから、基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFF」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複する。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで生じる。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信し得る。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメーターは、アグリゲーションレベル毎に監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインドブラインド複合化ブラインド復号化と称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または類似のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動反復要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数およびUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の構成値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の構成値より大きく、第二の構成値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の構成値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択し得る。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づき、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の八つのPUCCHリソースのうちの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信し得る。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、複数のUEおよび/または複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェイス1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、および図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または類似のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または類似のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたはマルチユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられ得る。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で論じる一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含み得る。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも一つを実行し得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行し得る。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含み得る。一例において、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または類似のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、一次セル、二次セル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、二重接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層およびMAC層チャネル、ベアラーなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含み得る。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開され得、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの一つまたは複数が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始および満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
一実施例では、無線ネットワーク(例えば、LTE、5G、新しい無線、NRなど)における少量のデータ送信(SDT)は、早期データ送信(EDT)として解釈され得る。SDTの項およびEDTの項は、互いに互換性があり得る。アップリンクデータ送信のために最初に実行される早期データ送信は、モバイル起源早期データ送信(MO-EDT)、アップリンクEDT、アップリンクSDT、モバイル起源SDT(MO-SDT)、および/または同種のものとして呼び出され得る。ダウンリンクデータ送信(例えば、ページング手順に基づき開始される)のために最初に実行される早期データ送信は、モバイル終端早期データ送信(MT-EDT)、ダウンリンクEDT、ダウンリンクSDT、モバイル終端SDT(MT-SDT)、および/または同種のものとして呼び出され得る。
一実施例では、MO-EDTは、任意にランダムアクセス手順の間および/またはその後に少なくとも一つのダウンリンクデータ送信が続く、一つのアップリンクデータ送信を可能にし得る。MO-EDTは、上位層が、モバイル起源データ(例えば、シグナリングまたはSMSありえない)に対するRRC接続の確立または再開を要求するときにトリガーされ得る、および/またはアップリンクデータサイズが、システム情報に示されるトランスポートブロック(TB)サイズ以下であり得る。MO-EDTは、ユーザープレーンセルラーモノのインターネット(CIoT)EPS/5GS最適化を使用する場合、制御プレーン上のデータに使用されないことがある。MO-EDTは、帯域幅削減された低複雑性(BL)UE、強化されたカバレッジ(例えば、カバレッジ強化UE、CE UE)、狭帯域IoT(NB-IoT)UE、および/または低減された能力(RedCap)UEに適用され得る。
一実施例では、制御プレーンCIoT EPS最適化および/または制御プレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTは、以下のように特徴付けられ得る。アップリンクユーザーデータは、CCCH上のUL RRCEarlyDataRequestメッセージに連結されるNASメッセージで送信され得る。ダウンリンクユーザーデータは、CCCH上のRRCEarlyDataCompleteメッセージで連結されるNASメッセージで送信され得る。UEは、RRC CONNECTEDに移行しえない。
図17は、制御プレーンCIOT EPS最適化および/または制御プレーンCIOT 5GS最適化のMO-EDT手順の例を示している。上位層からのモバイル起源(MO)データの接続確立要求時に、UEはMO-EDT手順を開始でき、および/またはEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、選択されたランダムアクセスプリアンブルを送信することによってランダムアクセス手順を実行し得る。UEは、CCCH上でユーザーデータを連結したRRC早期データ要求メッセージを送信することができる。EPSまたは5GSの場合、セル内で有効になっている場合、UEはASリリース支援情報(RAI)を示すことができる。EPSの場合、eNBまたはgNBは、S1-AP初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送し、および/またはS1接続を確立することができる。5GSの場合、ng-eNBまたはgNBは、NG-AP初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送することができる。(ng-)eNBまたはgNBは、接続がEDT(および/またはSDT)のためにトリガーされることを示すことができる。
EPSの場合、MMEはS-GWにUEのEPSベアラーを再アクティブ化するよう要求することができる。5GSの場合、AMFは、UEからのNASメッセージに含まれる/示されるPDUセッションを決定し得る。EPSの場合、MMEはアップリンクデータをS-GWに送信できる。5GSの場合AMFは、PDUセッションIDおよび/またはアップリンクデータをSMFに送信してもよく、および/またはSMFはアップリンクデータをUPFに転送し得る。EPSの場合、ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWはダウンリンクデータをMMEに送信することができる。5GSの場合、ダウンリンクデータが利用可能な場合、UPFはダウンリンクデータをSMFに転送し得る、および/またはSMFはダウンリンクデータをAMFに転送し得る。ダウンリンクデータがS-GWおよび/またはSMFから受信される場合、MMEまたはAMFは、DL NAS Transport手順を介して、eNB/ng-eNBまたはgNBにダウンリンクデータを転送し得、および/またはさらなるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、MMEまたはAMFは、接続確立表示手順をトリガーし得、および/またはさらなるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、さらなるデータが予期されない場合、(ng-)eNBまたはgNBは、RRCEarlyDataCompleteメッセージをCCCHに送信して、UEをRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEに維持し得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、RRCEarlyDataCompleteメッセージで連結され得る。
EPSについては、S1接続をリリースしてもよく、および/またはEPSベアラーを停止し得る。5GSについて、ANリリース手順が開始される。MME/AMFまたは(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTED状態に移動することを決定した場合、RRCConnectionSetupメッセージ、またはRRCResumeメッセージは、RRC接続確立/セットアップ/再開手順にフォールバックするために送信され得る。(ng-)eNBまたはgNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージにおいて受信したゼロ長NAS PDUを破棄し得る。RRCEarlyDataCompleteもフォールバックの場合、RRCConnectionSetup/establishment/resumeもRRCEarlyDataRequestに応答して受信されない場合、UEは、ULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
一実施例では、ユーザープレーンCIoT EPS最適化および/またはユーザープレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTは、以下のように特徴付けられ得る。UEは、一時停止表示を有するRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージにおいて、NextHopChainingCount(NCC)が提供され得る。アップリンクユーザーデータは、CCCH上のRRCConnectionResumeRequestメッセージまたはRRC再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で送信され得る。ダウンリンクユーザーデータは、DCCH上のRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージと多重化されたDTCH上で任意選択的に送信され得る。ショート再開MAC-I(shortResumeMAC-I)は、RRCConnectionResumeRequestメッセージおよび/またはRRC再開要求メッセージの認証トークンとして再使用できる。ショート再開MAC-Iは、以前の接続からの完全性キーを使用して計算され得る。アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザーデータは、暗号化され得る。キーは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージで提供されたNextHopChainingCountを使用して導出され得る。RRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージは、完全性保護され得、および/または新しく導出されたキーを使用して暗号化され得る。UEは、RRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態に移行し得る。
図18は、ユーザープレーンCIoT EPS最適化および/またはユーザープレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDT手順の例を示す。上位層からのモバイル起源データに対する接続再開要求時に、UEはMO-EDT手順を開始することができ、および/またはEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、RRCConnectionResumeRequestを、再開ID、確立原因、および/または認証トークンを含む、eNBおよび/またはgNBに送信し得る。UEは、全てのSRBおよび/またはDRBを再開し得る。UEは、以前のRRC接続で構成されるSRBおよび/またはDRBの一部を再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージに提供されたNextHopChainingCountを使用して新しいセキュリティキーを導出し、および/またはASセキュリティを再確立し得る。ユーザーデータは、CCCH上のRRCConnectionResumeRequestメッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化および/または送信され得る。セル内で有効になっている場合、UEは、ASリリース支援情報(RAI)を示し得る。eNBまたはgNBは、S1-APコンテキスト再開手順を開始し、S1接続を再開し、S1-Uベアラーを再アクティブ化し得る。MMEは、UEに対するS1-Uベアラーを再アクティブ化するようにS-GWを要求し得る。MMEは、eNBへのUEコンテキスト再開を確認し得る。アップリンクデータは、S-GWに配信され得る。ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをeNBに送信し得る。さらなるデータが予期されない場合、eNBは、S1接続の一時停止および/またはS1-Uベアラーの停止を開始し得る。eNBは、RRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージを送信して、UEをRRC_IDLE状態および/またはRRC非アクティブ状態に保ち得る。RRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージには、UEによって格納され得る、rrrc-Suspend、resumeID、NextHopChainingCount(NCC)、および/またはdrb-ContinueROHCに設定されるreleaseCauseが含まれ得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCHを介してRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化されて送信され得る。
図18に示すように、上位層からのモバイル起源データに対する接続再開要求時に、UEはMO-EDT手順を開始することができ、および/またはEDTに対して構成されるランダムアクセスプリアンブルを選択し得る。UEは、IRCConnectionResumeRequestおよび/またはRRC再開要求メッセージを、I-RNTI、再開原因、および/または認証トークンを含む、ng-eNBおよび/またはgNBに送信し得る。UEは、全てのSRBおよびDRBを再開し得る。UEは、以前のRRC接続で構成されるSRBおよび/またはDRBの一部を再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージに提供されたNextHopChainingCountを使用して新しいセキュリティキーを導出し、および/またはASセキュリティを再確立し得る。ユーザーデータは、CCCH上のRRCConnectionResumeRequestメッセージおよび/またはRRC再開メッセージと多重化されたDTCHを介して暗号化および/または送信され得る。UEは、ASリリース支援情報(RAI)を示すことができる。アップリンクデータは、UPFに送達され得る。ng-eNBおよび/またはgNBは、NG-APコンテキスト再開要求メッセージをAMFに送信して、接続を再開し得る。UEが、さらなるUL/DL上位層PDUなしを示すASリリース支援情報を含む場合、eNBおよび/またはgNBは、一時停止および/またはRRC非アクティブ状態を伴うRRCIDLEへの即時移行を要求し得る。AMFが、一時停止および/またはRRC非アクティブ状態を伴うRRC IDLEへの即時移行の要求を受信しない場合、またはAMFがダウンリンクデータまたは保留中のシグナリングを認識している場合、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。AMFは、NG-APコンテキスト再開応答をng-eNBおよび/またはgNBに送信し得る。AMFが、一時停止および/またはRRC非アクティブ状態を伴うRRC IDLEへの即時移行の要求を受信し、および/またはダウンリンクデータまたは保留中のシグナリングがない場合、AMFは、一時停止表示を含み得る。AMFは、一時停止を有するCM-IDLEにUEを保持し得る。AMFが一時停止表示を含む場合、ng-eNBおよび/またはgNBは、一時停止を伴うRRCリリース手順を進めることができる。AMFが一時停止表示を含まない場合、および/またはUEがアップリンク送信に続く単一のダウンリンクデータ送信を示す、ASリリース支援情報を含む場合、eNBおよび/またはgNBは、ダウンリンクデータが到着するのを待機し得る。ng-eNBまたはgNBは、NG-AP UEコンテキスト一時停止手順を開始し、AMFにRRC接続が一時停止され得ることを通知し得る。AMFは、SMFにPDUセッションを一時停止するよう要求し得る。SMFは、UPFにUEのトンネル情報をリリースするように要求し得る。eNB/ng-eNBおよび/またはgNBは、RRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージを送信して、UEをRRC_IDLEおよび/またはRRC非アクティブ状態に保つことができる。RRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージには、UEによって格納され得る、rrrc-Suspend、I-RNTI、NextHopChainingCount(NCC)、および/またはdrb-ContinueROHCに設定できるreleaseCauseが含まれ得る。ダウンリンクデータ(例えば、後続のダウンリンクデータ)が受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCH上のRRCConnectionReleaseメッセージおよび/またはRRCリリースメッセージと多重化されたDTCH上で暗号化されて送信され得る。
一実施例では、MME/AMFまたは(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRCConnectionResumeメッセージおよび/またはRRC再開/セットアップメッセージは、RRC接続再開手順にフォールバックするために送信され得る。RRCConnectionResumeメッセージおよび/またはRRC再開/セットアップメッセージは、完全性保護されてもよく、および/または導出されたキーで暗号化され得る。UEは、RRCConnectionResumeメッセージおよび/またはRRC再開メッセージに含まれるNextHopChainingCount(NCC)を無視できる。ダウンリンクデータは、RRCConnectionResumeメッセージおよび/またはRRC再開/セットアップメッセージと多重化されたDTCHを介して送信され得る。RRCConnectionSetupおよび/またはRRCセットアップメッセージを送信して、RRC接続確立/セットアップ手順にフォールバックすることができる。一実施例では、RRCConnectionReleaseメッセージ(RRCリリースメッセージ)およびRRCConnectionResumeメッセージ(RRC再開/セットアップメッセージ)が、MO-EDTのRRCConnectionResumeRequestメッセージおよび/またはRRC再開要求メッセージに応答して受信されない場合、UEは、アップリンクデータ送信が失敗したとみなすことができる。
一実施例では、図19に示すように、ユーザープレーンCIoT EPS最適化および/またはユーザープレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDTについて、RRC接続は、RRC接続が一時停止された(古い(ng-)eNBおよびまたは古いgNB)基地局とは異なる(ng-)eNB(例えば、新しい(ng-)eNB)および/またはgNB(例えば、新しいgNB)で再開され得る。Inter(ng-)eNBまたはinter gNB接続再開は、コンテキストフェッチを使用して処理され得る。新しい(ng-)eNBまたは新しいgNBは、X2(Xn)インターフェイス上で、古い(ng-)eNBおよび/または古いgNBからUEコンテキストを取得することができる。新しい(ng-)eNBまたは新しいgNBは、UEのUEコンテキストを識別するために古い(ng-)eNBまたは古いgNBによって使用され得る、EPS用の再開IDまたは5GS用のI-RNTIを提供し得る。
図19は、異なるeNB/ng-eNBおよび/または異なるgNB(例えば、基地局の再配置ケース)におけるユーザープレーンCIoT EPS最適化および/またはユーザープレーンCIoT 5GS最適化のためのMO-EDT手順の例を示す。新しい(ng-)eNBまたは新しいgNBは、再開ID(例えば、EPS用)またはI-RNTI(例えば、5GS用)を使用して古い(ng-)eNBを位置付け/決定してもよく、および/またはX2-AP(EPS用)またはXn-AP(5GS用)を介して取得UEコンテキスト手順を実行することによって、UEコンテキストを取得することができる。古い(ng-)eNBは、再開ID(例えば、EPS用)またはI-RNTI(5GS用)に関連付けられるUEコンテキストで応答し得る。EPSについては、新しいeNBまたは新しいgNBがS1-APパススイッチ手順を開始して、SS1 UE関連シグナリング接続をサービングMMEに確立し、および/またはMMEにUEコンテキストを再開するように要求し得る。5GSの場合、新しいng-eNBまたは新しいgNBは、NG-APパススイッチ手順を開始して、NG UE関連シグナリング接続をサービングAMFに確立し、および/またはAMFにUEコンテキストを再開するように要求し得る。EPSについては、MMEは、S-GWにUEのS1-Uベアラーを起動するように要求してもよく、および/またはダウンリンクパスを更新し得る。5GSについては、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。SMFは、UPFにUEのトンネル情報を作成する、および/またはダウンリンクパスを更新するように要求し得る。EPSでは、S1-APパススイッチ手順の後、新しいeNBおよび/または新しいgNBは、X2-APを介してUEコンテキストリリース手順を実行することによって、古いeNBまたは古いgNBでUEコンテキストのリリースをトリガーし得る。5GSでは、NG-APパススイッチ手順の後に、新しいng-eNBおよび/または新しいgNBが、Xn-APを介してUEコンテキストリリース手順を実行することによって、古いng-eNBおよび/または古いgNBでのUEコンテキストのリリースをトリガーし得る。アップリンクデータは、S-GWおよび/またはUPFに送達され得る。
一実施例では、MT-EDTは、ランダムアクセス手順中の単一のダウンリンクデータ送信用であり得る。UEおよび/またはネットワークがMT-EDTをサポートする場合、および/またはUEに対して単一のDLデータ送信が存在する場合、MT-EDTは、MME、AMF/SMF、またはgNBによって開始され得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化および/またはユーザープレーンCIoT EPS/5GS最適化のためのMT-EDTは、以下のように特徴付けされ得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化および/またはユーザープレーンCIoT EPS/5GS最適化に対するMT-EDTのサポートは、(例えば、NASメッセージを介して)NASレベルシグナリングを介してUEによって報告され得る。ダウンリンクデータサイズは、UEに対するS1-APまたはNG-APページングメッセージに含まれてもよく/示され得る。MT-EDT表示は、Uuインターフェイス上のUEのページングメッセージに含まれてもよい。ユーザープレーンCIoT EPS/5GS最適化については、UEにRRCConnectionReleaseメッセージおよび/または一時停止表示を有するRRCリリースメッセージで、NextHopChainingCount(NCC)が提供され得る。MT-EDT表示を有する/含むページングメッセージに応答して、UEは、上位層がモバイル終了呼び出し用のRRC接続の確立または再開を要求した場合に、制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化またはユーザープレーンCIoT EPS/5GS最適化のためのMO-EDT手順を起動し得る。MT-EDTを実行するUEは、RRC CONNECTED状態に移行しえない。MT-EDTは、BL UE、拡張カバレッジ内のUE(例えば、CE UE)、および/またはNB-IoT UEに適用可能であり得る。
一実施例では、事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を使用した送信は、ランダムアクセス手順を実施することなく、PURを使用して、RRC_IDLE(RRCアイドル状態)および/またはRRC_INACTIVE(RRC非アクティブ状態)からの少なくとも一つのアップリンク送信を可能にし得る。PURを使用した送信は、UEおよび/または(ng-)eNBサポートの場合、(ng-)eNBおよび/またはgNBによって有効化され得る。
一実施例では、UEは、RRC_CONNECTEDモード/状態にある間に、PURで構成されること、および/またはPUR構成がリリースされることを要求することができる。(ng-)eNB/gNBは、UEの要求、UEのサブスクリプション情報、および/またはローカルポリシーに基づくことができるPURを構成することを決定することができる。PURは、構成が受信されたセルで有効であり得る。
PURを使用した送信は、UEの上位層がRRC接続の確立または再開を要求するときにトリガーされ得る。PURを使用した送信は、UEが送信するデータを有するときにトリガーされ得る。PURを使用した送信は、UEが送信に対して有効なPURを有する場合、および/またはTA検証基準を満たす場合、トリガーされ得る。PURを使用した送信は、BL UE、強化されたカバレッジにおけるUE、および/またはNB-IoT UEに適用でき得る。図23は、PURを使用した送信の例を示す。
一実施例では、図20に示すように、PUR構成要求およびPUR構成に対する手順は、制御プレーン CIoT EPS/5GS最適化および/またはユーザープレーンCIoT EPS/5GS最適化に使用され得る。UEは、PUR構成要求を基地局(例えば、gNB、eNB)に送信し得る。基地局は、RRC接続リリース表示およびPUR構成パラメーターをUEに送信し得る。PUR構成パラメーターは、PUR構成要求に基づき得る。一実施例では、図20に示すように、UEはRRC_CONNECTEDにあり、セル内でPURが有効化される。UEは、要求されたリソースに関する情報(例えば、発生数、周期性、時間オフセット、TBS、RRC確認応答など)を提供するPUR構成要求メッセージを送信することによって、UEがPURで構成されることに関心があることを(ng-)eNBまたはgNBに示し得る。UEは、(ng-)eNBまたはgNBに対して、PURConfigurationRequestメッセージにおいて、UEがリリースされる構成されるPURに関心があることを示し得る。(ng-)eNBまたはgNBが、UEをRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE(例えば、先行するUE PUR構成要求、サブスクリプション情報、および/またはローカルポリシーに基づく)に移動させる場合、(ng-)eNBまたはgNBは、UEにPURリソースを提供するか、または既存のPURリソースをリリースするかを決定し得る。(ng-)eNBまたはgNBは、RRC接続リリースメッセージに、PUR構成のパラメーターまたはPURリリース表示を含み得る。制御プレーンCIoT EPS/5GS最適化を使用するUEの場合、(ng-)eNBまたはgNBは、PUR構成とともにPUR構成IDを提供し得る。利用可能な場合、UEは、PURリソースを使用せずRRC接続を確立/再開する際に、RRC接続セットアップ/再開完了メッセージにPUR構成IDを含めることができる。
一実施例では、PUR構成は、UEおよび/または(ng-)eNB/gNBで、UEが別のセルでアクセスするとき、PURがセルでもはや有効でないとき、および/またはPURリソースが構成される連続的機会の数に使用されていない場合に、リリースされ得る。一実施例では、UEおよびPUR構成は、構成されるPURリソースに従ってリンクされ得る。
一実施例において、図21は、制御プレーンCIoT EPS最適化および/または制御プレーンCIoT 5GS最適化のためのPURを使用した送信の例を示す。アップリンクユーザーデータは、CCCH上のRRC早期データ要求メッセージで連結されるNASメッセージにおけるPURリソースを使用して送信され得る。ダウンリンクデータがない場合、(ng-)eNBまたはgNBは、ユーザーデータなしで、任意選択的に、Time時間進行コマンド、MAC Time時間進行コマンド、および/またはRRC早期データ完了を含む、層1確認応答を送信することによって、手順を終了し得る。ダウンリンクユーザーデータは、CCCH上のRRC早期データ完了メッセージで連結されるNASメッセージで送信され得る。UEは、RRC CONNECTEDに移行しえない。
図21では、UEは、PURリソースが使用され得る(例えば、セル内で有効化されたPUR、有効な時間アライメントなど)と決定し得る。UEは、PURリソース上で送信し得る。アップリンクデータが、RRC早期データ要求に含めるには大きすぎる場合、UEはPURリソースを使用してRRC接続要求を送信し得る。手順は、RRC接続確立手順にフォールバックすることができ、および/または新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNBまたはgNBは、層1フォールバック表示を送信することによって、PURを使用して送信を中止するようにUEに要求し得る。一実施例では、EPSについて、eNBまたはgNBは、S1-APまたはN2/3の初期UEメッセージ手順を開始して、NASメッセージを転送し得、および/またはS1またはN2/N3接続を確立し得る。5GSの場合、ng-eNBまたはgNBは、NG-AP初期UEメッセージ手順を開始し、NASメッセージを転送し得る。(ng-)eNBまたはgNBは、この接続がEDTに対してトリガーされることを示し得る。一実施例では、EPSに対して、MMEは、S-GWに、UEに対するEPSベアラーを再アクティブ化するよう要求し得る。5GSに対して、AMFは、NASメッセージに含まれるPDUセッションを決定し得る。EPSに対して、MMEはアップリンクデータをS-GWに送信し得る。5GSに対して、AMFは、PDUセッションIDおよび/またはアップリンクデータをSMFに送信し得る。SMFは、アップリンクデータをUPFに転送し得る。一実施例では、EPSに対して、ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをMMEに送信し得る。5GSに対して、ダウンリンクデータが利用可能な場合、UPFはダウンリンクデータをSMFに転送し得る。SMFは、ダウンリンクデータをAMFに転送し得る。ダウンリンクデータがS-GWまたはSMFから受信される場合、MMEまたはAMFは、DL NAS Transport手順を介して、eNB/ng-eNBまたはgNBにデータを転送し得、および/またはさらなるデータが予期されるかどうかを示し得る。一実施例では、MMEまたはAMFは、接続確立表示手順をトリガーし得、および/またはさらなるデータが予期されるかどうかを示し得る。(ng-)eNBまたはgNBが、さらなるデータまたはシグナリングがないことを認識する場合、(ng-)eNBまたはgNBは、Time時間進行コマンドを送信して、TAを更新する、および/または手順を終了し得る。一実施例では、さらなるデータが予期されない場合、(ng-)eNBまたはgNBは、RRC早期データ完了メッセージをCCCHに送信して、UEをRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEに維持し得る。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、RRC早期データ完了メッセージで連結され得る。一実施例では、MME/AMFまたは(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRC接続セットアップメッセージを、RRC接続確立手順にフォールバックするために送信し得、および/または新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNBまたはgNBは、RRC接続セットアップ完了メッセージにおいて受信したゼロ長NAS PDUを破棄し得る。一実施例では、層1のAck、MAC時間進行コマンド、RRC早期データ完了、および/またはフォールバックの場合、RRC早期データ要求に応答してRRC接続セットアップのいずれも受信されない場合、UEはULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
一実施例では、図22に示すように、UEは、ユーザープレーンCIoT EPS最適化および/またはユーザープレーンCIoT 5GS最適化のためのPURを使用してデータを送信し得る。UEは、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEにあり、かつ/または有効なPURリソースを有する。UEは、一時停止表示を有するRRC接続リリースメッセージで、Next Hop Chaining Countが提供され得る。アップリンクユーザーデータは、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で送信され得る。ダウンリンクユーザーデータは、DCCH上のRRC接続リリースメッセージと多重化されたDTCH上で任意選択的に送信され得る。アップリンクおよびダウンリンクにおけるユーザーデータは、暗号化され得る。キーは、前のRRC接続のRRC接続リリースメッセージで提供されたNext Hop Chaining Countを使用して導出され得る。RRC接続リリースメッセージは、完全性保護され得、および/または新しく導出されたキーを使用して暗号化され得る。UEは、RRC CONNECTEDに移行できない場合があり得る。一実施例では、UEは、ユーザープレーンCIoT EPS最適化およびユーザープレーンCIoT 5GS最適化のために、PURを使用してデータを送信し得る。
図22では、UEは、構成される基準(例えば、TA検証、RSRP検証など)に従ってPURリソースを検証し得る。一実施例では、UEは、ランダムアクセス応答で割り当てられたリソースの代わりに、PURリソース上で送信し得る。UEは、その再開ID、確立原因、および/または認証トークンを含めて、RRC接続再開要求をeNBまたはgNBに送信し得る。UEは、SRBおよびDRBを再開し得る。UEは、前のRRC接続のRRC接続リリースメッセージに提供されたNextHopChainingCountを使用して新しいセキュリティキーを導出し、および/またはASセキュリティを再確立し得る。ユーザーデータは、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCH上で暗号化および/または送信され得る。セル内で有効になっている場合、UEは、ASリリース支援情報を示し得る。UEは、そのI-RNTI、再開原因、および/または認証トークンを含めて、RRCConnectionResumeRequestをng-eNBまたはgNBに送信し得る。UEは、SRBおよびDRBを再開し得る。UEは、前の接続のRRC接続リリースメッセージで提供されたNext Hop Chaining Countを使用して新しいセキュリティキーを導出し、ASセキュリティを再確立し得る。ユーザーデータは、暗号化され、CCCH上のRRC接続再開要求メッセージと多重化されたDTCHで送信され得る。UEは、ASリリース支援情報を示すことができる。PURを使用した送信に含めるのに、ユーザーデータが大きすぎる場合、UEは、PURを使用して、RRC接続再開要求およびユーザーデータのセグメントを送信し得る。手順は、RRC接続再開手順にフォールバックすることができる。新しいC-RNTIを割り当てることができる。(ng-)eNBまたはgNBは、層1フォールバック表示を送信することによって、PURを使用して送信を中止するようにUEに要求し得る。
一実施例では、eNBまたはgNBは、S1-APコンテキスト再開手順を開始し、S1接続を再開し、S1-Uベアラーを再アクティブ化し得る。MMEは、UEに対するS1-Uベアラーを再アクティブ化するようにS-GWを要求し得る。MMEは、eNBまたはgNBへのUEコンテキスト再開を確認し得る。アップリンクデータは、S-GWに配信され得る。ダウンリンクデータが利用可能な場合、S-GWは、ダウンリンクデータをeNBまたはgNBに送信し得る。さらなるデータが予期されない場合、eNBまたはgNBは、S1接続の一時停止および/またはS1-Uベアラーの無効化を開始し得る。
一実施例では、アップリンクデータは、UPFに送達され得る。ng-eNBまたはgNBは、NG-APコンテキスト再開要求メッセージをAMFに送信して、接続を再開し得る。UEが、さらなるUL/DL上位層PDUなしを示すASリリース支援情報を含む場合、ng-eNBまたはgNBは、一時停止および/またはRRC_INACTIVEを伴うRRC_IDLEへの即時移行を要求し得る。一実施例では、AMFが、一時停止を伴うRRC IDLEへの即時移行の要求を受信しない場合、またはAMFがダウンリンクデータまたは保留中のシグナリングを認識している場合、AMFは、SMFにPDUセッションを再開するように要求し得る。AMFは、NG-APコンテキスト再開応答をng-eNBまたはgNBに送信し得る。AMFが、一時停止を伴うRRC IDLEへの即時移行の要求を受信し、および/またはダウンリンクデータまたは保留中のシグナリングがない場合、AMFは、一時停止表示を含み得、および/または一時停止を伴うCM-IDLEにおいてUEを保持し得る。一実施例では、AMFが、アップリンク送信に続く単一のダウンリンクデータ送信のみを示す、一時停止表示および/またはASリリース支援情報を含むUEを含まない場合、ng-eNBまたはgNBは、DLデータが到着するのを待機し得る。ng-eNBまたはgNBは、NG-AP UEコンテキスト一時停止手順を開始し、RRC接続が一時停止されることをAMFに通知し得る。AMFは、SMFにPDUセッションを一時停止するよう要求し得る。SMFは、UEに対するトンネル情報のリリースをUPFに要求し得る。
eNBまたはgNBは、UEをRRC_IDLEに維持するために、RRCConnectionReleaseメッセージを送信し得る。このメッセージには、UEによって記憶される、rrc-Suspendに設定されたreleaseCause、resumeID、I-RNTI、NextHopChainingCount、およびdrb-ContinueROHCが含まれる。ダウンリンクデータが受信された場合、ダウンリンクデータは、DCCH上のRRCConnectionReleaseメッセージと多重化されたDTCH上で暗号化されて送信され得る。一実施例では、RRC接続リリースメッセージは、Time時間進行コマンドを含み得る。
一実施例では、MME/AMFまたは(ng-)eNB/gNBが、UEをRRC_CONNECTEDモードに移動することを決定した場合、RRC接続再開メッセージは、RRC接続再開手順にフォールバックするために送信され得る。RRC接続再開メッセージは、完全性保護され、かつ/またはキーで暗号化され得る。UEは、RRC接続再開メッセージに含まれるNext Hop Chaining Countを無視し得る。新しいC-RNTIを割り当てることができる。ダウンリンクデータは、RRC接続再開メッセージとともに多重化されたDTCHで送信され得る。RRC接続セットアップは、RRC接続確立手順にフォールバックするために送信され得る。フォールバックの場合、RRC接続リリースまたはRRC接続再開のいずれも、PURを使用したRRC接続再開要求に応答して受信されない場合、UEは、ULデータ送信が成功しなかったとみなすことができる。
一実施例では、PURを使用した送信は、RRC層によって開始され得る。PURを使用した送信が開始されると、RRC層は、MACに、PUR-RNTI、PUR応答ウィンドウの継続時間pur-ResponseWindowSize、および/またはUL許可情報のうちの少なくとも一つを提供し得る。一実施例では、MACエンティティが、RRC層が、PURを使用した送信のためのアップリンク許可を提供した、TTIに対するPUR-RNTIを有する場合、MACエンティティは、このTTIについて、アップリンク許可および/または関連するHARQ情報を、HARQエンティティに送達し得る。PURを使用した送信後、MACエンティティは、PUR応答ウィンドウでPUR-RNTIによって識別されたPDCCHを、タイマーpur-ResponseWindowTimerを使用して監視し得る。PUR応答ウィンドウは、対応するPUSCH送信の端部プラス4つのサブフレーム/スロット/シンボルを含むサブフレーム/スロット/シンボルで開始され得る。PUR応答ウィンドウは、長さpur-ResponseWindowSizeを有し得る。pur-ResponseWindowTimerが実行される間、PDCCH送信がPUR-RNTIにアドレス指定され、再送信に対するUL許可を含む場合、MACエンティティは、UL許可プラス4つのサブフレーム/スロット/シンボルによって示される再送信に対応するPUSCH送信の最後のサブフレーム/スロット/シンボルで、pur-ResponseWindowTimerを再起動し得る。PURを使用した送信に対するL1 ACKが下位層から受信された場合、および/またはPDCCH送信がPUR-RNTIにアドレス指定され、MAC PDUが首尾よくデコードされる場合、MACエンティティはpur-ResponseWindowTimerを停止し得る。PURを使用した送信に対するL1 ACKが下位層から受信される場合、および/またはMAC PDUがタイミング進行コマンドMAC制御要素のみを含む場合、MACエンティティは、PURを使用した送信が成功したことを上位層に示し得、および/またはPUR-RNTIを破棄し得る。PURを使用した送信に対する繰り返し調整が下位層から受信される場合、MACエンティティは、繰り返し調整の値を上位層に示し得る。一実施例では、PURのフォールバック表示が下位層から受信される場合、MACエンティティは、pur-ResponseWindowTimerを停止し得、および/またはPURフォールバック表示が受信されたことを上位層に示し得、および/またはPUR-RNTIを破棄し得る。PURを使用した送信に対する繰り返し調整が下位層から受信される場合、MACエンティティは、繰り返し調整の値を上位層に示し得る。pur-ResponseWindowTimerの期限が切れた場合、MACエンティティは、PURを使用した送信が失敗したことを上位層に示し得、および/またはPUR-RNTIを破棄し得る。
一実施例では、MACエンティティは、上位層(例えば、RRC層)によってタイマーpur-TimeAlignmentTimerを維持し得る。一実施例では、MACエンティティは、pur-TimeAlignmentTimer構成が上位層から受信されるときに、pur-TimeAlignmentTimerを開始し得る。一実施例では、MACエンティティは、上位層によってpur-TimeAlignmentTimerがリリースされるときに、pur-TimeAlignmentTimerを停止し得る。実施例では、MACエンティティは、タイミング進行コマンドまたはタイミング進行調整を適用し得、および/またはタイミング進行コマンドMAC制御要素が受信されたとき、またはPDCCHがタイミング進行調整を示すときに、pur-TimeAlignmentTimerを開始/再起動し得る。一実施例では、上位層からの要求に応じて、MACエンティティは、pur-TimeAlignmentTimerが実行中であるかどうかを示し得る。
一実施例では、UEは、pur-TimeAlignmentTimerが構成される場合に、下位層によって確認されるように、pur-TimeAlignmentTimerが動作している場合に、PURを使用した送信のタイミングアラインメント値が有効であるとみなすことができる。一実施例では、pur-RSRP-ChangeThreshold(pur-NRSRP-ChangeThreshold in NB-IoT)が構成される場合、UEは、最後のTA検証以来、サービングセルRSRPがincreaseThresh以上増加していないとき、および/またはサービングセルRSRPがdecreaseThresh以上減少していないとき、PURを使用した送信に対するタイミングアラインメント値を、有効であるとみなすことができる。
一実施例では、pur-Configで構成されるUEは、第一のPUR機会が、H-SFNおよび/またはSFNによって与えられるH-SFN/SFN/サブフレーム、およびstartSFNおよびstartSubframeによって示されるサブフレームで発生するとみなすことができる。H-SFNは、FLOOR(オフセット/1024)H-SFNサイクル後に発生する(H-SFNRef+オフセット)モード1024に基づき決定され得る。オフセットは、periodicityAndOffsetによって与えられ得る。H-SFNRefは、hsfn-LSB-Infoを考慮して、pur-Configを含むRRC接続リリースメッセージの第一の送信の最後のサブフレームに対応し得る。H-SFNサイクルは、1024H-SFNの期間に対応し得る。
一実施例では、pur-NumOccasionsが1に設定される場合、第一のPUR機会で、PURを使用した送信が開始されていない場合、またはPURを使用した送信が開始される場合、PURを使用した送信の完了後にUEはpur-Configをリリースすることができ、以前に保存されたpur-Configを破棄し、および/または、pur-TimeAlignmentTimerがリリースされたことを下位層に示すことができる(例えば、pur-TimeAlignmentTimerが構成される場合)。
一実施例では、図23に示すように、pur-NumOccasionが1に設定されていない場合(例えば、周期的PURが構成される場合)、UEは、第一のPUR機会の発生後に、startSubframeおよびstartSFNによって示されるSFN/サブフレームで、およびperiodicityAndOffsetによって与えられる周期で、後続のPURの機会が周期的に発生すると考えることができる。pur-ImplicitReleaseAfterが構成される場合、UEがRRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEにある間にPURの機会が発生した場合、PURを使用した送信が開始されない場合、またはPUR障害表示が下位層から受信された場合、UEはPURの機会をスキップしたものとみなすことができる。pur-ImplicitReleaseAfter数の連続するPUR機会がスキップされた場合、UEはpur-Configをリリースし得る、以前に保存されたpur-Configを破棄し得る、および/またはpur-TimeAlignmentTimerが設定される場合、pur-TimeAlignmentTimerがリリースされることを下位層に示し得る。
既存の技術では、RRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態の無線デバイスは、アップリンクデータを送信および/またはダウンリンクデータを受信するために、少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)を実行し得る。基地局が基地局分散ユニットおよび基地局中央ユニットに分割される場合、少量のデータ送信を行う無線デバイスは、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージを基地局中央ユニットに送信してもよく、基地局分散ユニットに、後続のダウンリンクまたはアップリンクデータが予期されるかどうかを示すリリース支援情報を送信し得る。
既存の技術の例示的実施で、基地局分散ユニットは、リリース支援情報に基づき、無線デバイスをRRC接続状態に移行することなく、無線デバイスの少量のデータ送信を完了する(例えば、RRCリリース手順を実行する)ことを決定し得る。無線デバイスに対してRRCリリース手順を実施するための基地局分散ユニットの決定は、基地局の上位層が無線デバイスとより多くの通信を必要とする場合に、無線デバイスのRRC接続を再開/確立するための追加のシグナリングを引き起こし得る。
既存の技術の例示的実施で、基地局中央ユニットは、上位層の状態または要件に基づき、無線デバイスをRRC接続状態に移行することなく、無線デバイスの少量のデータ送信を完了する(例えば、RRCリリース手順を実行する)ことを決定し得る。無線デバイスのRRCリリース手順を実行する基地局中央ユニットの決定により、図25に示すように、無線デバイスの後続のアップリンクまたはダウンリンクデータが来る場合、追加のシグナリングが無線デバイスのRRC接続を再開/確立し得る。
少量のデータ送信のための既存の技術は、非効率的なシグナリングを増加させ得る。既存の技術の例示的実施で、基地局中央ユニットは、上位層の状態に基づき、少量のデータ送信を行う無線デバイスがRRC接続状態へ移行すると判断し得る。無線デバイスをRRC接続状態に移行させる基地局中央ユニットの決定は、図26に示すように、無線デバイスのための後続のアップリンクまたはダウンリンクデータが予期されない場合に、無線デバイスを不必要にRRC接続状態にとどまらせうる。少量のデータ送信のための既存の技術は、無線デバイスの非効率な状態移行を増加させ得る。
例示的実施形態では、基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットに、無線デバイスの少量のデータ送信(SDT)手順のための支援情報を送信し得る。基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行させる(例えば、RRC接続状態への移行を示すRRCメッセージを送信することによって)か、または無線デバイスをRRC接続状態に移行させることなく(例えば、RRCリリースメッセージを送信し、RRCリリース手順を実施するなど)、無線デバイスのSDT手順を完了するかを決定し得る。決定は、支援情報に基づいてもよい。支援情報が、SDT手順に関連付けられる後続のデータが予期されるかどうかを示し得る。例えば、支援情報が、SDT手順を実施する無線デバイスのバッファステータスレポートを含み得る。例えば、支援情報が、SDT手順に関連付けられているベアラーを示し得る。基地局中央ユニットは、例えば、支援情報が、一つまたは複数の後続のデータが予期されることを示す場合、バッファステータスレポートに示されるデータサイズが大きい場合、および/または支援情報に示されるベアラーが、無線デバイスをRRC接続状態に移行する必要がある場合、無線デバイスをRRC接続状態に移行させるように決定し得る。例示的実施形態は、非効率なシグナリングを減少させ得る。例示的実施形態は、無線デバイスの非効率な状態移行を減少させ得る。
一実施例では、図27に示すように、無線デバイスは、基地局中央ユニット(gNB-CU)および基地局分散ユニット(gNB-DU)を含む基地局と通信し得る。無線デバイスは、セル(セル1)を含む一つまたは複数のセルの無線チャネルを介して、基地局分散ユニットと直接通信し得る。無線デバイスは、基地局分散ユニットを介して、基地局中央ユニットと通信し得る。基地局分散ユニットおよび基地局中央ユニットは、F1制御プレーンインターフェイス(F1-C)および/またはF1ユーザープレーンインターフェイス(F1-U)を含むF1インターフェイスを介して互いに接続され得る。基地局中央ユニットは、基地局中央ユニット制御プレーン(gNB-CU-CP)および/または基地局中央ユニットユーザープレーン(gNB-CU-UP)を含み得る。基地局分散ユニットは、F1制御プレーンインターフェイス(F1-C)を介して、基地局中央ユニット制御プレーンと通信し得る。基地局分散ユニットは、F1ユーザープレーンインターフェイス(F1-U)を介して基地局中央ユニットユーザープレーンと通信し得る。基地局中央ユニット制御プレーンは、E1インターフェイスを介して基地局中央ユニットユーザープレーンと通信し得る。一実施例では、基地局は、基地局分散ユニットおよび/または第二の基地局分散ユニットを含む、複数の基地局分散ユニットを含み得る。基地局中央ユニットは、複数のF1インターフェイスを介して、複数の基地局分散ユニットと通信し得る。無線デバイスは、複数の基地局分散ユニットと通信し得る。無線デバイスは、複数の基地局分散ユニットの一つまたは複数を介して、基地局中央ユニットと通信し得る。一実施例では、基地局分散ユニットまたは第二の基地局分散ユニットは、無線デバイス用の一次セルおよび/またはマスターセルグループを提供し得る。一実施例では、基地局(例えば、基地局中央ユニット、基地局中央ユニット制御プレーン、および/または基地局中央ユニットユーザープレーン)は、コアネットワークノード/デバイス(例えば、コアネットワーク制御プレーン:AMF、MME、またはコアネットワークユーザープレーン:UPF、S-GW)に接続され得る。一実施例では、基地局(例えば、基地局中央ユニット、基地局中央ユニット制御プレーン、および/または基地局中央ユニットユーザープレーン)は、第二の基地局(例えば、gNB、eNBなど)を含む複数の隣接基地局に接続され得る。実施例では、図24は、基地局が基地局分散ユニットと、基地局中央ユニット制御プレーンおよび基地局中央ユニットユーザープレーンを含みうる基地局中央ユニットとを含む場合の、無線デバイスの少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)の例示的な手順のフロー図を示す。
一実施例では、図27および/または図28に示すように、基地局分散ユニット(gNB-DU)は、無線デバイス(UE)から、少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)、アップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーターに対するRRC要求メッセージを受信し得る。基地局分散ユニットは、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージおよび/または無線デバイスのRRCリリース手順を開始するための支援情報を含む少なくとも一つのメッセージを、基地局中央ユニット(gNB-CU)に送信し得る。支援情報が、少なくとも一つの支援パラメーターに基づいてもよい。支援情報が、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素を含み得る。支援情報が、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する少なくとも一つの第二の情報要素を含み得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、RRC要求メッセージおよび/または支援情報を含む少なくとも一つのメッセージを受信し得る。基地局中央ユニットは、アップリンクデータおよび/または後続のアップリンクまたはダウンリンクデータを受信および/または転送し得る。基地局中央ユニットは、少なくとも一つのメッセージに基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。決定に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに、RRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージを送信し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、無線デバイス用のRRCリリースメッセージまたはRRCメッセージを含むコンテキストメッセージを受信し得る。基地局分散ユニットは、無線デバイス、RRCリリースメッセージ、またはRRCメッセージを送信できる。
一実施例では、基地局分散ユニット(gNB-DU)は、無線デバイス(UE)から、少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)のためのRRC要求メッセージ、アップリンクデータ、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーター(例えば、リリース支援情報、RAI)、および/または類似のものを受信し得る。無線デバイスは、基地局および/または基地局の基地局分散ユニットに、RRC要求メッセージを送信し得る。アップリンクデータおよび/または少なくとも一つの支援パラメーターは、RRC要求メッセージと多重化および/またはそれと連結され得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局分散ユニットから、モバイル終端早期データ送信(MT-EDT、例えば、モバイル終端少量のデータ送信)を示すページングメッセージを受信し得る。無線デバイスは、例えば、MT-EDTに関連付けられるダウンリンクデータを受信するために、ページングメッセージに基づき、少量のデータ送信のためのRRCメッセージを送信し得る。
一実施例では、RRC要求メッセージは、RRC早期データ送信要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、RRCセットアップ要求メッセージ、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含んでもよい。一実施例では、RRC要求メッセージは、再開識別子(例えば、resumeIdentity、I-RNTI、shortI-RNTI)、再開MAC-I(例えば、resumeMAC-I、shortResumeMAC-I)、再開原因、S-TMSI(例えば、UE識別子、NG-5G-S-TMSI)、確立原因、NAS層情報(例えば、NAS PDU、DedicatedInfoNAS)、およびまたは類似のものの少なくとも一つを含んでもよい。一実施例では、再開識別子は、基地局での無線デバイスのUEコンテキスト取得を容易にするためのUEアイデンティティを含んでもよい。一実施例では、再開MAC-Iは、基地局での無線デバイスの認証を容易にする認証トークンを含んでもよい(例えば、16の最下位ビットのMAC-Iは、ASセキュリティ構成に基づき計算され得る)。一実施例では、再開原因は、緊急、高優先度アクセス、モバイル終端アクセス(mt-Access)、モバイル起源シグナリング(mo-Signaling)、モバイル起源データ(mo-Data)、遅延耐性アクセス、モバイル起源音声呼び出し(mo-VoiceCall)、モバイル終端早期データ送信(mt-EDT、MT SDT)、モバイル起源早期データ送信(mo-EDT、MO SDT)、RAN通知エリア更新(rna-Update)、およびまたは類似のものうち少なくとも一つを含んでもよい。再開原因は、上位層またはRRC層によって提供されるように、RRC再開要求の原因を提供し得る。ネットワークは、不明な原因値が無線デバイスによって使用されるため、RCResumeRequestを拒否しえない。一実施例では、確立原因は、モバイル起源データ(mo-Data)、遅延耐性アクセス、モバイル終端アクセス(mt-Access)、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含み得る。確立原因は、上位層によって提供されるようなRRC早期データ要求の原因を提供し得る。ネットワークは、不明な原因値が無線デバイスによって使用されるために、RRCEarlyDataRequestを拒否しえない。
一実施例では、少量のデータ送信は、初期アップリンクデータ、初期ダウンリンクデータ(例えば、MT-EDTに関連付けられるダウンリンクデータ)、少なくとも一つの支援パラメーターに示される少なくとも一つの後続のデータ送信の少なくとも一つの後続のデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータ、および/または類似のもののうちの少なくとも一つの送信を含み得る。一実施例では、少なくとも一つの後続のデータ送信は、少量のデータ送信と関連付けられ得る。少なくとも一つの後続のデータ送信は、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ送信、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータ送信、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含み得る。
一実施例では、基地局分散ユニットによるRRC要求メッセージの受信は、無線デバイスのランダムアクセスプロセスに基づき、RRC要求メッセージを受信することを含み得る。一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、ランダムアクセスプロセスのための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。基地局分散ユニットは、少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルに応答する少なくとも一つのランダムアクセス応答を無線デバイスに送信することができる。RRC要求メッセージは、少なくとも一つのランダムアクセス応答に基づいてもよい。無線デバイスは、少なくとも一つのランダムアクセス応答に基づき、RRC要求メッセージを送信し得る。
一実施例では、RRC要求メッセージの受信に関連付けられるランダムアクセスプロセスのための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルは、少量のデータ送信のために構成され得る。一実施例では、基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、少量のデータ送信のための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示す少なくとも一つのRAパラメーターを含む構成メッセージを受信し得る。基地局分散ユニットは、基地局分散ユニットのセルを介して、無線デバイスを含む複数の無線デバイスに、少量のデータ送信のための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示すシステム情報ブロックを送信/ブロードキャストし得る。システム情報ブロックは、少量のデータ送信のための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示す少なくとも一つのRAパラメーターを含み得る。基地局分散ユニットによる少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルの受信は、システム情報ブロックに基づくことができる。無線デバイスは、システム情報ブロックに基づき、少なくとも一つの情報ブロックを受信することができ、および/または少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。一実施例では、無線デバイスは、前のRRC接続をリリース/一時停止する際に無線デバイスが受信したRRCリリースメッセージを介して、少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示す、少なくとも一つのRAパラメーターを受信し得る。無線デバイスは、基地局および/または基地局の基地局分散ユニットから、少なくとも一つのRAパラメーターを含むRRCリリースメッセージを受信し得る。
一実施例では、基地局分散ユニットによるRRC要求メッセージの受信は、少なくとも一つの事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を介してRRC要求メッセージを受信することを含み得る。無線デバイスは、システム情報ブロックおよび/またはダウンリンクRRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ)を介して、基地局および/または基地局の基地局分散ユニットから、少なくとも一つのPURに対するPUR構成パラメーターを受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスがRRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態である間、少なくとも一つのPURを介して、RRC要求メッセージ、アップリンクデータ、および/または少なくとも一つの支援パラメーターを送信し得る。少なくとも一つのPURは、一つまたは複数の定期的な無線リソースおよび/または単一の時間リソースを含んでもよい。
少なくとも一つの支援パラメーターを受信することは、少なくとも一つの媒体アクセス制御要素(MAC CE)、物理アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、アップリンク制御情報、UCI)、少なくとも一つの無線リンク制御(RLC)パケットヘッダー、および/または類似のものの少なくとも一つを介して、少なくとも一つの支援パラメーターを受信することを含み得る。一実施例では、無線デバイスは、RRCメッセージおよび/またはアップリンクデータと多重化および/または連結する少なくとも一つのMAC CEを介して、少なくとも一つの支援パラメーターを基地局分散ユニットに送信し得る。
一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターが、リリース支援情報がないこと示すパラメーター(例えば、RAIなし)、後続のダウンリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、後続のアップリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、単一の後続のダウンリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、単一の後続のアップリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、予期される後続のダウンリンクデータ送信の第一の数、予期される後続のアップリンクデータ送信の第二の数、および/または類似のものの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターは、無線デバイスのバッファステータスレポートを含み得る。バッファステータスレポートは、送信するデータのサイズを示し得る。バッファステータスレポートは、少量のデータ送信に関連付けられるデータのサイズを示してもよく、データは、無線デバイスの少なくとも一つのキューでバッファリングされ得る(例えば、MAC層)。バッファステータスレポートは、少なくとも一つの論理チャネルの少なくとも一つの論理チャネル識別子(LCID)、および/または少なくとも一つの論理チャネルグループの少なくとも一つの論理チャネルグループ識別子(LCG ID)を含んでもよい。少なくとも一つの論理チャネルおよび/または少なくとも一つの論理チャネルグループは、少量のデータ送信のデータのために構成され得る。実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターは、ベアラーのベアラー識別子、論理チャネルの論理チャネル識別子、論理チャネルグループの論理チャネルグループ識別子、QoSフローのQoSフロー識別子、PDUセッションのセッション識別子、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含み得る。ベアラー、論理チャネル、論理チャネルグループ、QoSフロー、PDUセッションは、少量のデータ送信に関連付けられるデータ用に構成され得る。
一実施例では、基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、支援情報の少なくとも一つの第一の情報要素(IE)を構築/決定し得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、少なくとも一つの後続のデータ送信が無線デバイスによって予期されるかどうかを示し得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、F1メッセージの情報要素であり得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、GTPプロトコル層の少なくとも一つのパラメーターであり得る。
一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素が、リリース支援情報がないことを示すパラメーター、後続のダウンリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、後続のアップリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、単一の後続のダウンリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、単一の後続のアップリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、予期される後続のダウンリンクデータ送信の第一の数、予期される後続のアップリンクデータ送信の第二の数、および/または類似のものの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、無線デバイス(例えば、基地局中央ユニット)に対するRRCリリース手順を開始/要求するかどうかを決定し得る。基地局分散ユニットは、支援情報の少なくとも一つの第二の情報要素を決定し得る。少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを示し得る/要求し得る(例えば、基地局中央ユニットに対して)。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスから受信された少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、少なくとも一つの第二の情報要素を決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターが、リリース支援情報がないこと、後続のダウンリンクデータ送信がないこと、後続のアップリンクデータ送信がないこと、単一の後続のダウンリンクデータ送信、単一の後続のアップリンクデータ送信および/または類似のものの一つまたは複数を示す場合、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRCリリース手順を要求/開始することを決定することができ、および/または少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスのRRCリリース手順を実行することを示し得る/要求し得る。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターにおける、後続のダウンリンクデータ送信の第一の数および/または後続のアップリンクデータ送信の第二の数が、少なくとも一つの閾値以下である場合、基地局分散ユニットは、無線デバイスに対するRRCリリース手順を要求/開始することを決定してもよく、および/または少なくとも一つの第二の情報要素が、無線デバイスに対するRRCリリース手順を実施するように示し得る/要求し得る。実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターのバッファステータスレポートは、閾値サイズ値以下のデータサイズを示し、基地局分散ユニットは、無線デバイスに対してRRCリリース手順を要求/開始するように決定してもよく、および/または少なくとも一つの第二の情報要素が、無線デバイスに対してRRCリリース手順を実施するように示し得る/要求し得る。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスから受信された少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、少なくとも一つの第二の情報要素を決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターが、リリース支援情報がないこと単一の後続のダウンリンクデータ送信、単一の後続のアップリンクデータ送信および/または類似のものの一つまたは複数を示す場合、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRC接続状態への移行を要求/開始することを決定することができる(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)および/または少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを示し得る/要求し得る(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しないため)。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターにおける、後続のダウンリンクデータ送信の第一の数および/または後続のアップリンクデータ送信の第二の数が、少なくとも一つの閾値以上である場合、基地局分散ユニットが、無線デバイスのRRC接続状態(例えば、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始しない)、および/または少なくとも一つの第二の情報要素が、無線デバイスをRRC接続状態移行することを示し得る/要求し得る(例えば、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始しないため)。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターにおけるバッファステータスレポートは、閾値サイズ値以上のデータサイズを示し、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRC接続状態への移行を要求/開始することを決定することができ(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)、および/または少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを示し得る/要求し得る(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しないため)。
一実施例では、基地局分散ユニットは、基地局分散ユニットのリソースステータスおよび/または基地局分散ユニットのセルにさらに基づき、少なくとも一つの第二の情報要素を決定し得る。一実施例では、基地局分散ユニットおよび/またはセルのリソースステータス(例えば、無線リソースブロック使用率、無線リソース過負荷ステータス、ハードウェア過負荷ステータスなど)がリソース閾値以上である場合、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRCリリース手順を要求/開始することを決定することができ、および/または少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスのRRCリリース手順を実行することを示し得る/要求し得る。
例では、基地局分散ユニットおよび/またはセルのリソースステータス(例えば、無線リソースブロック使用率、無線リソース過負荷ステータス、ハードウェア過負荷ステータスなど)がリソース閾値以下である場合、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRC接続状態への移行を推奨/開始することを決定することができる(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)および/または少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを示し/推奨することができる(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しないため)または、無線デバイスをRRC接続状態に移行する可用性の表示を示すことができる。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスのRRCリリース手順の開始のための、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージおよび/または支援情報を含む少なくとも一つのメッセージを、基地局中央ユニット(gNB-CU)に送信し得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、少量のデータ送信および/または支援情報のための無線デバイスからのRRC要求メッセージを含む少なくとも一つのメッセージを受信し得る。支援情報が、少なくとも一つの支援パラメーターに基づいてもよい。支援情報が、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素を含み得る。支援情報が、無線デバイス(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行するかどうか)のRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する/推奨する少なくとも一つの第二の情報要素を含み得る。
一実施例では、基地局中央ユニットによる、基地局分散ユニットからの少なくとも一つのメッセージの受信は、F1インターフェイスを介して少なくとも一つのメッセージを受信することを含み得る。少なくとも一つのメッセージは、初期UL RRCメッセージ転送メッセージ、UL RRCメッセージ転送メッセージ、UEコンテキスト変更/セットアップ必須メッセージ、UEコンテキストセットアップ/変更メッセージ、通知メッセージ、アクセス成功メッセージ、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、少なくとも一つのメッセージは、無線デバイスの無線デバイス識別子(例えば、gNB-DU UE F1AP ID、gNB-CU UE F1AP ID、TMSI、S-TMSI、C-RNTI、PUR-RNTI、IMSIなど)、無線デバイスが少量のデータ送信のためにアクセスするセルのセル識別子(例えば、NR CGI、セルグローバル識別子、物理セル識別子など)、RRC要求メッセージを含むRRCコンテナー、無線デバイスのために構成されたセル構成パラメーターおよび/またはSRB/DRB構成パラメーターを含むDUからCUへのRRCコンテナー、無線デバイスがセルにアクセスするために補助アップリンクまたは正常アップリンクを使用するかどうかを示す補助アップリンク(SUL)アクセス表示、トランザクション識別子(例えば、トランザクションID)、RAN UE ID、RRCセットアップ/再開完了メッセージおよび/またはRRCリリースメッセージを含む、第二のRRCコンテナー(例えば、RRC-Container-RRCSetupComplete、RRC-Container-RRCResumeComplete、RRC-Container-RRCRelease)、SRBのSRB識別子(例えば、SRB1/2/3)、PLMN識別子(例えば、選択されたPLMN識別子)、および/または同様のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。
実施例では、少なくとも一つのメッセージの支援情報は、無線デバイスからのバッファステータスレポートを含み得る。バッファステータスレポートは、送信するデータのサイズを示し得る。少なくとも一つのメッセージの支援情報は、少量のデータ送信(例えば、MO-SDT、MO-EDT、MT-SDT、MT-EDTなど)を示す情報要素(例えば、SDT表示、EDT表示)を含み得る。少なくとも一つのメッセージの支援情報が、図29に示すように、少量のデータ送信に関連するベアラーのベアラー識別子(例えば、論理チャネル、QoSフロー、PDUセッション)を含み得る。実施例では、少なくとも一つのメッセージの支援情報は、ベアラーのベアラー識別子、論理チャネルの論理チャネル識別子、論理チャネルグループの論理チャネルグループ識別子、QoSフローのQoSフロー識別子、PDUセッションのセッション識別子、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含み得る。ベアラー、論理チャネル、論理チャネルグループ、QoSフロー、PDUセッションは、少量のデータ送信に関連付けられるデータ用に構成され得る。支援情報のベアラー識別子(例えば、および/または論理チャネル識別子、論理チャネルグループ識別子、QoSフロー識別子、セッション識別子)に基づいて、基地局中央ユニットは、無線デバイスのベアラーを再開/確立/セットアップすることができる。(例えば、無線デバイスの複数の一時停止されたベアラーの中のベアラーのみ、無線デバイスの、複数の論理チャネル、論理チャネルグループ、QoSフロー、および/またはPDUセッションのうちの論理チャネル/論理チャネルグループ/QoSフロー/PDUセッションのみ)。ベアラー(例えば、論理チャネル、論理チャネルグループ、QoSフロー、PDUセッション)の再開/確立のために、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットを有する無線デバイスに対して、UEコンテキストセットアップ/変更手順を実行し得る。UEコンテキストセットアップ/変更手順では、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットに、ベアラーのベアラー識別子(例えば、論理チャネル識別子、論理チャネルグループ識別子、QoSフロー識別子、セッション識別子)を含むコンテキストセットアップ/変更要求メッセージを送信し得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、ベアラー(例えば、論理チャネル、論理チャネルグループ、QoSフロー、PDUセッション)の再開/確立の完了を示す確認応答メッセージを受信し得る。
一実施例では、コンテキストセットアップ/変更要求メッセージは、無線デバイスの無線デバイス識別子(例えば、gNB-DU UE F1AP ID、gNB-CU UE F1AP ID、TMSI、S-TMSI、C-RNTI、PUR-RNTI、IMSIなど)、原因パラメーター、RRCコンテナー、無線デバイス用に構成されたセル構成パラメーターおよび/またはSRB/DRB構成パラメーター(例えば、QoSパラメーター、QoSフロー識別子、S-NSSAI、ネットワークスライス情報、トンネル情報、ベアラー識別子など)を含むCUからDUへのRRCコンテナー、トランザクション識別子(例えば、取引ID)、RAN UE ID、SRBのSRB識別子(例えば、SRB1/2/3)、PLMN識別子(例えば、選択されたPLMN識別子)、無線デバイスに対しキャンセルされる候補セルリスト、無線デバイスのSpCellのSpCell識別子、無線デバイスのサービングセルのサービングセル識別子、DRXサイクル情報、無線デバイスの二次セルの二次セル識別子、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。
一実施例では、基地局中央ユニットは、アップリンクデータおよび/または後続のアップリンクまたはダウンリンクデータを受信および/または転送し得る。一実施例では、基地局中央ユニットは、無線デバイスから、および基地局分散ユニットを介して、少量のデータ送信に関連付けられるアップリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、アップリンクデータをコアネットワークノード(例えば、基地局中央ユニットが、アンカー基地局の中央ユニットおよび/または無線デバイスの古い基地局である場合、UPF、S-GW)または第二の基地局(例えば、アンカー基地局および/または無線デバイスの古い基地局)に送信し得る。
一実施例では、基地局中央ユニットは、コアネットワークノードまたは第二の基地局からの少量のデータ送信に関連付けられる少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットを介して無線デバイスに少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを送信することができる。一実施例では、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータは、アップリンクデータに対する応答データ(例えば、無線デバイスと通信するデバイスからの)であり得る。一実施例では、基地局中央ユニットは、無線デバイスから、および基地局分散ユニットを介して、少量のデータ送信に関連付けられる少なくとも一つの後続のアップリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、少なくとも一つの後続のアップリンクデータをコアネットワークノードまたは第二の基地局に送信し得る。一実施例では、少なくとも一つの後続のアップリンクデータは、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータに対する応答データ(例えば、無線デバイスと通信するデバイスからの)であり得る。
一実施例では、基地局中央ユニットは、基地局中央ユニットと基地局分散ユニットとの間の少なくとも一つのトンネル(例えば、アップリンク/ダウンリンクトンネル識別子に基づく)を介して、アップリンクデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを、基地局分散ユニットとの間で受信/送信し得る。基地局中央ユニットは、基地局中央ユニットとコアネットワークノードとの間の、および/または基地局中央ユニットと第二の基地局との間の少なくとも一つのトンネル(例えば、アップリンク/ダウンリンクトンネル識別子に基づく)を介して、コアネットワークノードおよび/または第二の基地局との間で、アップリンクデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを受信/送信し得る。
一実施例では、基地局中央ユニットは、少なくとも一つのメッセージに基づき、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。一実施例では、アップリンクデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータの受信/送信に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。一実施例では、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始するかどうかを決定すること(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行するかどうか、RRC接続再開/セットアップ手順を進めるかどうか)は、(例えば、アップリンクデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータの送受信の完了に基づき)少量のデータ送信の完了に基づき決定することを含み得る。一実施例では、無線デバイスについてRRCリリース手順を開始するかどうかを決定することは、無線デバイスをRRC接続状態に移行するかどうかを決定すること、および/または無線デバイスについてRRC接続再開/セットアップ手順を進めるかどうかを決定することのうちの少なくとも一つを含み得る。一実施例では、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始することを決定することは、無線デバイスをRRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態に移行することを決定することを含み得る。一実施例では、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始しないことを決定することは、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを決定すること、および/または無線デバイスに対するRRC接続再開/セットアップ手順を進めることを決定すること(例えば、RRC再開メッセージおよび/またはRRCセットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信することによって)、を含み得る。
一実施例では、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定することは、後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されないことを示す支援情報に基づいて、RRCリリース手順を開始/実行することを決定すること、単一の後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されることを示す支援情報に基づいて、RRCリリース手順を開始することを決定すること、一つまたは複数の後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されることを示す支援情報に基づいて、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを決定すること、および/または同様のもののうちの少なくとも一つを含み得る。
実施例では、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから受信された支援情報(例えば、少なくとも一つの第一の情報要素、少なくとも一つの第二の情報要素、バッファステータスレポートなど)に基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素が、リリース支援情報がないこと、後続のダウンリンクデータ送信がないこと、後続のアップリンクデータ送信がないこと、単一の後続のダウンリンクデータ送信、単一の後続のアップリンクデータ送信、および/または類似のことの一つまたは複数を示す場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスのRRCリリース手順を開始/実行すること、および/またはRRCリリース手順のためにRRCリリースメッセージを無線デバイスに送付/送信することを決定することができる。一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素における、後続のダウンリンクデータ送信の第一の数および/または後続のアップリンクデータ送信の第二の数が、少なくとも一つの閾値以下である場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始/実行し、および/またはRRCリリース手順のために、RRCリリースメッセージを無線デバイスに送付/送信することを決定し得る。一実施例では、支援情報中のバッファステータスレポートは、閾値サイズ値以下のデータサイズを示し、基地局中央ユニットは、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始/実行し、および/またはRRCリリース手順のためにRRCリリースメッセージを無線デバイスに送付/送信することを決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの第二の情報要素が、無線デバイスに対してRRCリリース手順を実施する(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行しない)ことを指示/要求する場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始/実行し、および/またはRRCリリース手順のために無線デバイスにRRCリリースメッセージを送付/送信することを決定し得る。実施例では、少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスをRRC接続状態に移行することが不可能であることを示し、基地局中央ユニットは、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始/実行すること、および/またはRRCリリース手順のために無線デバイスにRRCリリースメッセージを送付/送信することを決定し得る。
実施例では、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから受信された支援情報(例えば、少なくとも一つの第一の情報要素、少なくとも一つの第二の情報要素、バッファステータスレポートなど)に基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素が、リリース支援情報がないこと、単一の後続のダウンリンクデータ送信、単一の後続のアップリンクデータ送信、および/または類似のものの一つまたは複数を示す場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行すること(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行させるためにRRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信することを決定することができる。一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素における、後続のダウンリンクデータ送信の第一の数および/または後続のアップリンクデータ送信の第二の数が、少なくとも一つの閾値以上である場合、基地局中央ユニットが、無線デバイスをRRC接続状態に移行させること(例えば、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行させるためにRRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信すること、を決定することを含む。一実施例では、支援情報中のバッファステータスレポートは、閾値サイズ値以上のデータサイズを示し、基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行させること(例えば、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行させるためにRRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスへ送付/送信すること、を決定し得る。一実施例では、少なくとも一つの第二の情報要素が、無線デバイスのRRCリリース手順を実行しないことを示す/要求する場合(例えば、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行するため)、基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行すること(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行させるためにRRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信すること、を決定することができる。一実施例では、少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスをRRC接続状態に移行させることが可能であると示し、基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行させること(例えば、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスからRRC接続状態に移行するために、RRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信すること、を決定し得る。
一実施例では、基地局中央ユニットは、基地局中央/分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットに関連付けられる基地局のセルのリソースステータスに基づき、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。一実施例では、基地局の中央/分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットに関連付けられた基地局のセルのリソースステータス(無線リソースブロックの使用率、無線リソースの過負荷ステータス、ハードウェアの過負荷ステータスなど)が、リソースのしきい値以上である場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスのRRCリリース手順を開始/実行すること、RRCリリース手順のためにRRCリリースメッセージを無線デバイスに送付/送信すること、を決定し得る。
一実施例では、基地局中央/分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットに関連付けられた基地局のセルのリソースステータス(例えば、無線リソースブロック使用率、無線リソース過負荷ステータス、ハードウェア過負荷ステータスなど)がリソースのしきい値以下である場合、基地局中央ユニットは、無線デバイスをRRC接続状態に移行すること(例えば、無線デバイスのRRCリリース手順を開始しない)、および/または無線デバイスをRRC接続状態に移行させるためにRRC再開/セットアップメッセージを無線デバイスに送付/送信すること、を決定することができる。
一実施例では、RRCリリース手順を開始するかどうかの決定に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに、RRCリリース手順用のRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するRRCメッセージを送信し得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットに、RRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するRRCメッセージを含むコンテキストメッセージを送付/送信し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、RRCリリースメッセージまたは無線デバイス用のRRCメッセージを含むコンテキストメッセージを受信し得る。一実施例では、基地局中央ユニットが、RRCリリース手順を開始すると決定する場合(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行させないため)、基地局中央ユニットは、コンテキストメッセージおよび/または基地局分散ユニットを介して、RRCリリースメッセージを無線デバイスに送信/送付し得る。一実施例では、基地局中央ユニットが、RRCリリース手順を開始しないことを決定した場合(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行するため)、基地局中央ユニットは、コンテキストメッセージおよび/または基地局分散ユニットを介して、RRCメッセージ(例えば、RRC再開メッセージ、RRCセットアップメッセージなど)を無線デバイスに送信/送付し得る。一実施例では、RRCメッセージは、RRC再開メッセージ、RRCセットアップメッセージなどのうちの少なくとも一つを含むことができる。RRCリリースメッセージは、RRC接続リリースメッセージ、RRC早期データ完了メッセージ、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含んでもよい。RRCリリースメッセージは、RRC接続の停止のための構成パラメーターを含み得る。一実施例では、基地局中央ユニットによってRRCリリースメッセージまたはRRCメッセージを送信することは、基地局分散ユニットを介して無線デバイスにRRCリリースメッセージまたはRRCメッセージを送信することを含み得る。
一実施例では、基地局中央ユニットによる、コンテキストメッセージを基地局分散ユニットに送付/送信することは、F1インターフェイスを介してコンテキストメッセージを送付/送信することを含み得る。一実施例では、コンテキストメッセージは、UEコンテキストリリースコマンドメッセージ、DL RRCメッセージ転送メッセージ、UEコンテキスト変更/セットアップ要求メッセージ、UEコンテキストセットアップ/変更完了メッセージ、通知メッセージ、アクセス成功メッセージ、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。
一実施例では、コンテキストメッセージは、無線デバイスの無線デバイス識別子(例えば、gNB-DU UE F1AP ID、gNB-CU UE F1AP ID、TMSI、S-TMSI、C-RNTI、PUR-RNTI、IMSIなど)、原因パラメーター(例えば、RRCリリース手順を実行する原因)、RRCリリースメッセージまたはRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ/再開メッセージ)を含むRRCコンテナー、無線デバイス用に構成されたセル構成パラメーターおよび/またはSRB/DRB構成パラメーター(例えば、QoSパラメーター、QoSフロー識別子、S-NSSAI、ネットワークスライス情報、トンネル情報、ベアラー識別子など)を含むCUからDUへのRRCコンテナー、トランザクション識別子(例えば、取引ID)、RAN UE ID、RRCセットアップ/再開完了メッセージおよび/またはRRCリリースメッセージを含む、第二のRRCコンテナー(例えば、RRC-Container-RRCSetupComplete、RRC-Container-RRCResumeComplete、RRC-Container-RRCRelease)、SRBのSRB識別子(例えば、SRB1/2/3)、PLMN識別子(例えば、選択されたPLMN識別子)、無線デバイスに対しキャンセルされる候補セルリスト、無線デバイスのためのSpCellのSpCell識別子、無線デバイスのサービングセルのサービングセル識別子、DRXサイクル情報、無線デバイスのための二次セルの二次セル識別子、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。一実施例では、コンテキストメッセージが、無線デバイスのRRCリリース手順に対するRRCリリースメッセージを含む場合、コンテキストメッセージは、UEコンテキストリリースコマンドメッセージであり得る。一実施例では、無線デバイスをRRC接続状態に移行するためのコンテキストメッセージがRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ/再開メッセージ)を含む場合、コンテキストメッセージは、UEコンテキスト変更/セットアップ要求メッセージ、UEコンテキスト変更/セットアップ確認メッセージ、DL RRCメッセージ転送メッセージ、および/または同種のものであり得る。
一実施例では、RRCリリースメッセージは、少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)の手順の使用が許可される少なくとも一つのベアラー(例えば、SRB、DRB)のリストを含み得る。少なくとも一つのベアラーのリストに基づき、無線デバイスは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態であるとき、無線デバイスが少なくとも一つのベアラーに関連付けられるデータを有する場合、少量のデータ送信を実行し得る。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイス、RRCリリースメッセージ、またはRRCメッセージを送信/転送し得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットからRRCリリースメッセージを受信することに基づき、RRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態であり得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットからRRCメッセージを受信するのに応答して、RRC完了メッセージを送付/送信し得る。無線デバイスは、基地局分散ユニットおよび/または基地局中央ユニットからのRRCメッセージに基づき、RRC接続状態(例えば、基地局とのRRC接続を確立/再開/セットアップ)に移行し得る。RRC完了メッセージは、RRCセットアップ完了メッセージ、RRC再開完了メッセージ、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスに、初期ダウンリンクデータおよび/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを、初期ダウンリンクデータおよび/または少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを、RRCリリースメッセージまたはRRCメッセージと多重化および/または連結することによって、送信/送付し得る。
一実施例では、図30に示すように、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、無線デバイスのための少量のデータ送信(例えば、早期データ送信)のための無線リソース制御(RRC)要求メッセージおよび/または無線デバイスのためのRRCリリース手順の開始のための支援情報を含む少なくとも一つのメッセージを受信し得る。基地局中央ユニットは、少なくとも一つのメッセージに基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。決定に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに、RRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージを送信し得る。
一実施例では、支援情報が、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素を含み得る。一実施例では、支援情報が、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する、少なくとも一つの第二の情報要素を含み得る。少なくとも一つの後続のデータ送信は、少量のデータ送信と関連付けられてもよい。少なくとも一つの後続のデータ送信は、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ送信、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータ送信、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含み得る。一実施例では、少なくとも一つの第一の情報要素が、リリース支援情報がないことを示すパラメーター、後続のダウンリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、後続のアップリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、単一の後続のダウンリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、単一の後続のアップリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、予期される後続のダウンリンクデータ送信の第一の数、予期される後続のアップリンクデータ送信の第二の数、および/または類似のものの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、支援情報が、無線デバイスからのバッファステータスレポートを含み得る。バッファステータスレポートは、送信するデータのサイズを示し得る。支援情報が、少量のデータ送信を示す情報要素(例えば、SDT表示)を含み得る。支援情報が、少量のデータ送信に関連付けられるベアラー(例えば、論理チャネル、QoSフロー、PDUセッション)のベアラー識別子を含んでもよい。支援情報のベアラー識別子に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイス(例えば、無線デバイスの複数の一時停止されたベアラーのうちのベアラーのみ)のベアラーを再開/確立/セットアップし得る。ベアラーの再開/確立のために、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットに、ベアラーのベアラー識別子を含むコンテキストセットアップ/変更要求メッセージを送信してもよく、および/または基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、ベアラーの再開/確立の完了を示す確認応答メッセージを受信し得る。
一実施例では、少量のデータ送信は、初期アップリンクデータ、初期ダウンリンクデータ、少なくとも一つの後続のアップリンクデータ、少なくとも一つの後続のダウンリンクデータ、および/または類似のもののうちの少なくとも一つの送信を含み得る。
一実施例では、無線デバイスに対してRRCリリース手順を開始するかどうか(例えば、無線デバイスをRRC接続状態に移行するかどうか、RRC接続再開/セットアップ手順を進めるかどうか)を決定することは、少量のデータ送信の完了に基づき決定することを含み得る。無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定することは、後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されないことを示す支援情報に基づいて、RRCリリース手順を開始することを決定すること、単一の後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されることを示す支援情報に基づいて、RRCリリース手順を開始することを決定すること、一つまたは複数の後続のダウンリンクまたはアップリンクデータ送信が予期されることを示す支援情報に基づいて、無線デバイスをRRC接続状態に移行することを決定すること、および/または同様のもののうちの少なくとも一つを含み得る。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、少量のデータ送信に対するRRC要求メッセージ、少量のデータ送信に関連付けられるアップリンクデータ、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーター(例えば、リリース支援情報、RAI)、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを受信し得る。少なくとも一つの支援パラメーターを受信することは、少なくとも一つの媒体アクセス制御要素(MAC CE)、物理アップリンクチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、アップリンク制御情報、UCI)、少なくとも一つの無線リンク制御(RLC)パケットヘッダー、および/または類似のものの少なくとも一つを介して、少なくとも一つの支援パラメーターを受信することを含み得る。一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターが、リリース支援情報がないことを示すパラメーター、後続のダウンリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、後続のアップリンクデータ送信が予期されないことを示すパラメーター、単一の後続のダウンリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、単一の後続のアップリンクデータ送信が予期されることを示すパラメーター、予期される後続のダウンリンクデータ送信の第一の数、予期される後続のアップリンクデータ送信の第二の数、送信するデータのサイズを示すバッファステータスレポート、および/または類似のものの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、支援情報の少なくとも一つの第一の情報要素を構築し得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示し得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、F1メッセージの情報要素であり得る。一実施例では、基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。基地局分散ユニットは、支援情報を介して、基地局中央ユニットに、かつ決定に基づき、少なくとも一つの第二の情報要素を送信し得る。少なくとも一つの第二の情報要素は、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを示し得る/要求し得る。
一実施例では、基地局分散ユニットによるRRC要求メッセージの受信は、無線デバイスのランダムアクセスプロセスに基づき、RRC要求メッセージを受信することを含み得る。基地局分散ユニットによるRRC要求メッセージの受信は、少なくとも一つの事前構成されたアップリンクリソース(PUR)を介してRRC要求メッセージを受信することを含み得る。
一実施例では、RRC要求メッセージは、RRC早期データ送信要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、RRCセットアップ要求メッセージ、および/または同種のもののうちの少なくとも一つを含んでもよい。RRCメッセージは、RRC再開メッセージ、RRCセットアップメッセージ、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含むことができる。RRCリリースメッセージは、RRC接続の停止のための構成パラメーターを含み得る。
一実施例では、基地局中央ユニットは、無線デバイスから、および基地局分散ユニットを介して、少量のデータ送信に関連付けられるアップリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、アップリンクデータをコアネットワークノード(例えば、基地局中央ユニットが、アンカー基地局の中央ユニットおよび/または無線デバイスの古い基地局である場合、UPF、S-GW)または第二の基地局(例えば、アンカー基地局および/または無線デバイスの古い基地局)に送信し得る。一実施例では、基地局中央ユニットは、コアネットワークノードまたは第二の基地局からの少量のデータ送信に関連付けられる少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットを介して無線デバイスに少なくとも一つの後続のダウンリンクデータを送信することができる。一実施例では、基地局中央ユニットは、無線デバイスから、および基地局分散ユニットを介して、少量のデータ送信に関連付けられる少なくとも一つの後続のアップリンクデータを受信し得る。基地局中央ユニットは、少なくとも一つの後続のアップリンクデータをコアネットワークノードまたは第二の基地局に送信し得る。
一実施例では、RRCリリースメッセージまたはRRCメッセージの送信は、基地局分散ユニットを介して無線デバイスにRRCリリースメッセージまたはRRCメッセージを送信することを含み得る。
一実施例では、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。基地局分散ユニットは、無線デバイスに、少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルに対する少なくとも一つのランダムアクセス応答を送信することができる。RRC要求メッセージは、少なくとも一つのランダムアクセス応答に基づいてもよい。少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルは、少量のデータ送信のために構成され得る。一実施例では、基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、少量のデータ送信のための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示す構成メッセージを受信し得る。基地局分散ユニットは、無線デバイスを含む複数の無線デバイスに、少量のデータ送信のための少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを示すシステム情報ブロックを送信/ブロードキャストし得る。基地局分散ユニットによる少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルの受信は、システム情報ブロックに基づくことができる。無線デバイスは、システム情報ブロックに基づき少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
実施例では、図31に示すように、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージ、アップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーターを受信し得る。基地局分散ユニットは、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージおよび/または無線デバイスのRRCリリース手順を開始するための支援情報を含む少なくとも一つのメッセージを、基地局中央ユニットに送信し得る。支援情報が、少なくとも一つの支援パラメーターに基づいてもよい。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、少なくとも一つのメッセージに基づくコンテキストメッセージを受信することができる。コンテキストメッセージは、無線デバイスのRRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージ、または無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、支援情報が、少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する少なくとも一つの第二の情報要素、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを含み得る。基地局分散ユニットは、RRCリリースメッセージまたはRRCメッセージを無線デバイスに送信/転送することができる。
実施例では、図31に示すように、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージ、アップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーターを受信し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットに、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージおよび/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素を含む少なくとも一つのメッセージを、送付/送信し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、少なくとも一つのメッセージに基づくコンテキストメッセージを受信することができる。コンテキストメッセージは、無線デバイスのRRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージ、または無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、少なくとも一つの支援パラメーターを受信することは、媒体アクセス制御要素(MAC CE)、物理層制御情報(例えば、PUSCH、PUCCH、アップリンク制御情報、UCI)、少なくとも一つの無線リンク制御(RLC)パケットヘッダー、および/または類似のもののうちの少なくとも一つを介して、少なくとも一つの支援パラメーターを受信することを含み得る。基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、少なくとも一つの第一の情報要素を構築し得る。少なくとも一つの第一の情報要素は、F1メッセージの情報要素であり得る。
実施例では、図31に示すように、基地局分散ユニットは、無線デバイスから、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージ、アップリンクデータ、および/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す、少なくとも一つの支援パラメーターを受信し得る。基地局分散ユニットは、少なくとも一つの支援パラメーターに基づき、無線デバイスに対するRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットに、少量のデータ送信のためのRRC要求メッセージおよび/または無線デバイスに対しRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する少なくとも一つの第二の情報要素を含む少なくとも一つのメッセージを送信し得る。基地局分散ユニットは、基地局中央ユニットから、少なくとも一つのメッセージに基づくコンテキストメッセージを受信することができる。コンテキストメッセージは、無線デバイスのRRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージ、または無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
一実施例では、図30に示すように、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、少量のデータ送信のための無線デバイスからのRRC要求メッセージおよび/または少なくとも一つの後続のデータ送信が予期されるかどうかを示す少なくとも一つの第一の情報要素を含む少なくとも一つのメッセージを受信し得る。基地局中央ユニットは、メッセージに基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。決定に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに、RRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージを送信し得る。
一実施例では、図30に示すように、基地局中央ユニットは、基地局分散ユニットから、少量のデータ送信のための無線デバイスからのRRC要求メッセージおよび/または無線デバイスのためのRRCリリース手順を開始するかどうかを示す/要求する少なくとも一つの第二の情報要素を含む少なくとも一つのメッセージを受信し得る。基地局中央ユニットは、少なくとも一つのメッセージに基づき、無線デバイスのRRCリリース手順を開始するかどうかを決定し得る。決定に基づき、基地局中央ユニットは、無線デバイスに、RRCリリース手順のためのRRCリリースメッセージまたは無線デバイスがRRC接続状態に移行するためのRRCメッセージを送信し得る。