実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイス又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。1つ以上の基準が満たされると、様々な例示的実施形態が適用され得る。したがって、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリー及び/又は能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTE又は5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、及び/又は開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局又は複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイス又は基地局は、LTE又は5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本明細書では、「a」及び「an」、並びに同様の句は「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈されるべきである。本開示では、用語「may」は「例えば、~であってもよい」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の1つの例であり、種々の実施形態の1つ以上によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の1つ以上の構成要素を列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の1つ以上の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、及び/又はC」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B、及びCを表し得る。
A及びBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合及びサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1,セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、及び{セル1,セル2}である。「に基づき」(又は同等に「に少なくとも基づき」)というフレーズは、「に基づき」という用語に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「に応答して」(又は同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「に応じて」(又は同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「採用/使用」(又は同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の1つの実施例であることを示す。
構成されるという用語は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかに関わらず、装置の容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかに関わらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態又は非動作状態にあるかどうかに関わらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かに関わらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用され得る、又は装置における特定のアクションを実装するために使用され得るパラメータを有することを意味し得る。
本開示では、パラメータ(又は同等にフィールド、又は情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むと、それは、複数のパラメータのうちのパラメータが1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
更にまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用又は括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さ及び読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、3つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、7つの方式、すなわち、3つの可能な特徴の1つのみ、3つの特徴のいずれか2つ、又は3つの特徴の3つによって具現化され得る。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェースを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)若しくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、又はLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピュータ言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリート又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、及びマイクロプロセッサは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のデータネットワーク(DN)へのインターフェースを提供し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続を設定し、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアーインターフェース上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、及び再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェース上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェース上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要又は利用可能な任意のモバイルデバイス又は固定(非携帯)デバイスを指し、及び包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、及び/又は無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTS及び/又は3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRA及び/又は4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上のRRHに結合されたベース帯域処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又は中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NR及び/又は5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFi又はその他の適切な無線通信規格に関連している)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも1つのgNB中央ユニット(gNB-CU)及び少なくとも1つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェース上で通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、1つ以上の基地局は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバ(例えば、基地局レシーバ)が、セルで動作するトランスミッタ(例えば、無線デバイストランスミッタ)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
3つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の1つ以上の基地局は、3つより多い又はそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベース帯域処理ユニットとして、及び/又はドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベース帯域処理ユニットは、集中型又はクラウドRANアーキテクチャーの一部であり得、ベース帯域処理ユニットは、ベース帯域処理ユニットのプール内に集中型であるか、又は仮想化され得る。リピータノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅及び再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピータノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅及び再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターン及び類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(又はいわゆるホットスポット)、又はマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局が挙げられる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第3世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第4世代(4G)ネットワーク、及び5Gシステム(5GS)として知られる第5世代(5G)ネットワークという、3世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを基準して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3G及び4GネットワークのRAN、及びまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術又は非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、及びUE156A及びUE156B(総称してUE156)を含む。これらのコンポーネントは、図1Aに関して説明された対応するコンポーネントと同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のDNへのインターフェースを提供する。インターフェース機能の一部として、5G-CN152は、UE156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用若しくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用若しくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで1つのコンポーネントAMF/UPF158として示すように、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)158A及びUser Plane機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と1つ以上のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、1つ以上のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザプレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及びダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続される外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又は分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEとの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANとの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない1つ以上の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、及び/又は認証サーバ機能(AUSF)のうちの1つ以上を含み得る。
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアーインターフェース上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160A及びgNB160Bとして図示された1つ以上のgNB(まとめてgNB160)及び/又はng-eNB162A及びng-eNB162Bとして図示された1つ以上のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160及びng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160及びng-eNB162は、エアーインターフェース上でUE156と通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の1つ以上及び/又はng-eNB162の1つ以上は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160及びng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160及び/又はng-eNB162は、NGインターフェースによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェースによって他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続及び/又は間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160及び/又はng-eNB162は、UuインターフェースによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェースによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェースに関連付けられるプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザプレーン及び制御プレーンの2つのプレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160及び/又はng-eNB162は、1つ以上のNGインターフェースによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の1つ以上のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-User Plane(NG-U)インターフェースによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、gNB160AとUPF158B間のユーザプレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理及び構成転送及び/又は警告メッセージ送信を提供し得る。
gNB160は、Uuインターフェース上のUE156に向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第1のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Aに向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェース上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第2のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NR及び4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及びページング)を提供する(又は少なくともサポートする)。1つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、1つのgNB又はng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及びNGインターフェース)がデータ及びシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわち、ユーザプレーン及び制御プレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2A及び図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220との間にあるUuインターフェース用のNRユーザプレーン及びNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2A及び図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと同じ又は類似であり得る。
図2Aは、UE210及びgNB220に実装された5つの層を含むNRユーザプレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211及び221の上の次の4つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212及び222、無線リンク制御層(RLC)213及び223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214及び224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215及び225を含む。合わせて、これらの4つのプロトコルは、OSIモデルの層2又はデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2A及び図3の上からスタートして、SDAP215及び225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、及び/又はエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの1つ以上のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215及び225は、1つ以上のQoSフローと1つ以上のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピング又は制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定し得る、QoSフローインジケータ(QFI)でマークし得る。
PDCP214及び224は、エアーインターフェース上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアーインターフェース上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、及び整合性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214及び224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達及び再配列、並びにgNB内ハンドオーバーのために、複製して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバで、任意の複製パケットを除去するために、パケット複製を実行し得る。パケットオーバーラップは、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214及び224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが2つのセル、又はより一般的には、マスターセルグループ(MCG)及びセカンダリーセルグループ(SCG)の2つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215及び225へのサービスとしてPDCP214及び224によって提供される無線ベアラの1つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214及び224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213及び223は、それぞれ、MAC212及び222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動繰り返し要求(ARQ)を通した再送信、及び除去を実行し得る。RLC213及び223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、及び確認応答モード(AM)の3つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能のうちの1つ以上を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジ及び/又は送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネルごとであり得る。図3に示すように、RLC213及び223は、それぞれPDCP214及び224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212及び222は、論理チャネルの多重化/多重分離、及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211及び221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの1つ以上の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、及び優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク及びアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212及び222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに1つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、及び/又はパディングを行うように構成され得る。MAC212及び222は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は送信タイミングをサポートし得る。一実施例においては、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212及び222は、サービスとしてRLC213及び223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211及び221は、エアーインターフェース上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピング及びデジタル及びアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタル及びアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化及び変調/復調を含み得る。PHY211及び221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211及び221は、サービスとして、MAC212及び222に1つ以上のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で2つのTBを生成する。NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケットを受信し、3つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダ(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間及び関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダのフォーマット例を示す。MACサブヘッダには、MACサブヘッダが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、及び将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bは更に、MAC223又はMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された2つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、及びアップリンク送信のためMAC PDUの終了に挿入され得る。MAC CEは、イン帯域制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファ状態レポート及び電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCPオーバーラップ検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、及び事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミングアドバンスMAC CE、及びランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。1つ以上のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5A及び図5Bは、それぞれダウンリンク及びアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、及びPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーン内に制御及び構成情報を伝達する制御チャネルとして、又はNRユーザプレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、又は2つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
-位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
-マスター情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
-ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
-UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
-ユーザデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され、それらが送信する情報をエアーインターフェース上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
-PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
-BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
-BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
-アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
-事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネル及び物理制御チャネルのセットは、例えば、
-BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
-DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
-ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
-UL-SCH及び以下に記載されるように、一部の例においてはアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータ及びシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
-HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
-ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5A及び図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、及び位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザプレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第1の4つのプロトコル層を使用し得る。これら4つのプロトコル層には、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224が含まれる。NRユーザプレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215及び225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216及び226、並びにNASプロトコル217及び237を持つ。
NASプロトコル217及び237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)との間、又はより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、Uu及びNGインターフェースのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続設定、モビリティ管理、及びセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216及び226は、UE210とgNB220との間に、又はより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216及び226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、及び同一/類似のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーン及びユーザプレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216及び226は、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CN又はRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、及びリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、及びリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、及び/又はNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216及び226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメータの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2A及び図2Bに示すUE210、又は本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一又は類似であり得る。図6に示されるように、UEは、3つのRRC状態のうちのうちの少なくとも1つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる1つ以上の基地局の1つ、図1Bに示すgNB160又はng-eNB162の1つ、図2A及び図2Bに示すgNB220、又は本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータには、例えば、1つ以上のASコンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、及び/又はPHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104又はNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセル及び隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の1つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行し得、又は接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクルごとに1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UE及び基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、又は接続リリース手順608と同一又は類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられ得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の3つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、及び追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102又は5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、1つ以上のセルアイデンティティ、RAIのリスト、又はTAIのリストを含み得る。一実施例において、基地局は、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。一実施例において、セルは、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、又はUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間の間、及び/又はUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、2つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、及び1つ以上の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェースを使用して、1つ以上のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、及びSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、及びPHYを含み得る。
NRでは、物理信号及び物理チャネル(図5A及び図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(又はトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)又はM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから1つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数で、エアーインターフェース上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、及び240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンク及びダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信又はサブスロット送信と称され得る。
図8は、NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの1つのサブキャリアによって、時間ドメインの1つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RB又は275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、及び120kHzのそれぞれについて、50、100、200、及び400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例において、電力消費量を低減するため、及び/又は他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例において、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及び1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及び最大4つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの1つ以上がアクティブであり得る。これらの1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されると、サービングセルは、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWP、及びセカンダリーアップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されるダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成されるダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも1つの検索空間に対してUEを、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間及び周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間又は共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上又はプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、1つ以上のPUCCH送信のための1つ以上のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCH又はPUSCH)を送信し得る。
1つ以上のBWPインジケータフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、1つ以上のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成されるダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始又は再起動し得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出すると、又は(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP又はアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWP又はアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出すると、UEがBWP非アクティブタイマーを開始又は再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒又は0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、又はBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
一実施例においては、基地局は、1つ以上のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、及び/又はBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンク及びアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われ得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンク及びアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、及び/又はランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。3つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、1つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例においては、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、及び帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替えることができる。図9の実施例においては、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、及び/又はアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、及び/又はBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
UEが、構成されるダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、2つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは1つである。CCは、周波数ドメイン内に3つの構成を有し得る。
図10Aは、2つのCCを有する3つのCA構成を示す。帯域内、連続的な構成1002において、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。帯域内、連続しない構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。帯域内構成1006では、2つのCCは、周波数帯(周波数帯A及び周波数帯B)に位置する。
一実施例においては、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD又はFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、1つ以上のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの1つを、プライマリーセル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、及び/又はハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と称され得る。UEのその他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例において、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と称され得る。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づき起動及び停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCH及びPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、及びCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動及び停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動又は停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり1つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当て及び許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、及び/又はRIなどのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられ得る。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、及びSCell1013の3つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、及びSCell1053の3つのダウンリンクCCを含む。1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、及びSCell1023として構成され得る。1つ以上の他のアップリンクCCは、プライマリーSセル(PSCell)1061、SCell1062、及びSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例においては、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCell及びPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061との間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して決定され得る。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第1のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第1のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例において、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの1つ以上の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、及び/又はPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、1つ以上のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、及び/又はSRS)に送信することができる。PSS及びSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSS及びSSSは、PSS、SSS、及びPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造及び位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレームごと又は20ミリ秒ごと)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第1のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一実施例であり、これらのパラメータ(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、又は任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例においては、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の1つ以上のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの1つ以上のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、及びPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後(例えば、2つのシンボルの後)に送信され得、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に送信され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたり得る。
時間及び周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間及び周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例において、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例においては、セル選択/検索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの1つ以上のパラメータを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSS及びSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示し得、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のために1つ以上のDMRSを運び得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメータは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに1つ以上のパラメータを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RMSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメータを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを持つ)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例においては、第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に送信され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に送信され得る。
一実施例においては、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例において、複数のSS/PBCHブロックの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定又はその他の任意の適切な目的のために、1つ以上のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの1つ以上でUEを構成し得る。UEは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。UEは、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又はCSIレポートを生成し得る。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間及び周波数ドメイン内の位置及び周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動及び/又は停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動及び/又は停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。周期的CSIレポートについては、UEは、複数のCSIレポートのタイミング及び/又は周期で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に送信し、選択的に起動又は停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す1つ以上のパラメータを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信され得、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために1つ以上の可変及び/又は構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、1つ以上のDMRSポートをサポートし得る。例えば、単一のユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じであっても異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRS及び対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために1つ以上のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一実施例においては、トランスミッタ(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッタは、第1の帯域幅に第1のプリコーダマトリックスを、第2の帯域幅に第2のプリコーダマトリックスを使用し得る。第1のプリコーダマトリックス及び第2のプリコーダマトリックスは、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、1つ以上の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及び符号化スキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けることができる。NRネットワークは、時間及び/又は周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも1つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。1つ以上のアップリンクDMRSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRS及び/又は二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCH及び/又はPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なり得る。
PUSCHは、1つ以上の層を含み得、UEは、PUSCHの1つ以上の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも1つのシンボルを送信し得る。一実施例においては、上位層は、PUSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、又は存在しない場合がある。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、Modulation and Coding Scheme(MCS))に使用される1つ以上のパラメータの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が1つ以上の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成され得る。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示す場合、1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、及び/又は類似のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の1つ以上のSRSリソースを送信し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、及び/又は半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、1つ以上のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信し得、1つ以上のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。一実施例において、少なくとも1つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、1つ以上の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも1つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指すことができる。一実施例においては、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCH及び対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、又は非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベル周期性、周期的及び/又は非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、及び/又はSRSシーケンスIDのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、レシーバは、アンテナポート上の第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、及び/又は類似のもの)を推測し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが伝達されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポートの第2のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及びビーム表示を含み得る。ビームは、1つ以上の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、1つ以上のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局で設定された後、ダウンリンクビーム測定手順を実施し得る。
図11Bは、時間及び周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信できる。次のパラメータの1つ以上は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、及び無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータ。
図11Bに示す3つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。3つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)、それより多い、又はそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、1つ以上の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成し得、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)報告し得る。一実施例において、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む1つ以上の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例において、基地局は、1つ以上のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。UEは、1つ以上のTCI状態に基づき決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例において、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有し得るか、又は有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される1つ以上のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、1つ以上のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、及びUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、1つ以上のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、又は類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)を含む、1つ以上のビームペア品質パラメータを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、3つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、及びP3の例を示す。手順P1は、例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又はUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(又は複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示されるとき計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施し得る。
図12Bは、3つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、及びU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、1つ以上のUE Txビーム及び/又は基地局Rxビーム(U1の最上行及び最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示されるとき計回りに回転した楕円として示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用すると、そのTxビームを調整する手順U3を実施し得る。
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、及び/又は類似のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、及び/又は類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
UEは、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上の復調基準信号(DMRS)を含む1つ以上の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、及び/又はRSリソースで測定されるCSI値の1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、及び/又は類似のもの)の1つ以上のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDMRSは、RSリソースを介したUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメータ、フェード、及び/又は類似のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似又は同一であると、QCLされ得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNB及び/又はng-eNB)及び/又はUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUE及び/又はRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、及び/又はアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、及び/又は類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、及びMsg4 1314の4つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(又はランダムアクセスプリアンブル)を含み得、及び/又はプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含み得、及び/又はランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して送信され得る。1つ以上のRRCメッセージは、UEへの1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメータ(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon)、及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上のUEにブロードキャスト又はマルチキャストし得る。1つ以上のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、1つ以上のRACHパラメータに基づき、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313の送信のための時間周波数リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。1つ以上のRACHパラメータに基づき、UEは、Msg2 1312及びMsg4 1314を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータは、Msg1 1311の送信に利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会の1つ以上の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上の基準信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、及び/又はSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータを使用して、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力及び/又はプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットがあり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、UEが少なくとも1つの基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリア及び/又は補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、1つ以上の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、1つ以上のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信及び1つ以上のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及び/又はグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。UEは、経路損失測定及び/又はMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも1つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、1つ以上の基準信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、及び/又はMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)を決定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の決定のために、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-OccasionList)は、PRACH機会と1つ以上の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定及び/又はターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定し得、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じである基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信及び/又は再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後又はそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、及び/又は一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの1つ以上のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第1のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づき決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータに基づき、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第1のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313及びMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、及び/又は任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。Msg4 1313は、Msg3 1313の伝送の後又は対応して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、又はそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、及び/又はUEは、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリア及び正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、2つの別個のRACH構成、すなわち、1つはSULキャリア用、もう1つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NUL又はSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、1つ以上の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、1つ以上の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定及び/又は切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321及びMsg2 1322の2つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321及びMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311及びMsg2 1312に類似し得る。図13A及び図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313及び/又はMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示又は割り当て得る。UEは、PDCCH及び/又はRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウ及び/又は別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)にアドレス指定されたPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信及び対応するMsg2 1322の受信の後、又はこれに応答して、ランダムアクセス手順が正常に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が正常に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、及び/又はRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、正常に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13A及び図13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、2つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331及びMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の1つ以上の送信及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、及び/又は類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331の送信の後、又はその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13A及び13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、及び/又は図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、1つ以上の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、及び/又は類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、及び/又は任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメータに基づき、プリアンブル1341及び/又はMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメータは、変調及び符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、及び/又はプリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソース及びトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、UEが、Msg B 1332の監視及び/又は受信のための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS)、競合解決のためのUE識別子、及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、及び/又はMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が正常に完了されると決定し得る。
UE及び基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリング及び/又はUEから、基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、及び/又はその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(又はUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(又はUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値及びCRCパリティビットのModulo-2追加(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信及び/又はPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、及び/又は類似のものを含む。
DCIの目的及び/又は内容に応じて、基地局は、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、又は同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブル及び/又はQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用及び/又は構成されるリソース要素上に、符号化及び変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが1つ以上の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第1のCORESET1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで生じる。第1のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第2のCORESET1402とオーバーラップする。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルで生じる。第4のCORESET1404は、スロットの第7のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESET及びPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)又は非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整及び/又は制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なる又は同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメータは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、1つ以上のCORESET及び1つ以上の検索空間セットの構成パラメータを含むRRCメッセージをUEに送信し得る。構成パラメータは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性及びPDCCH監視パターン、UEによって監視される1つ以上のDCIフォーマット、及び/又は検索空間セットが、共通検索空間セット又はUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメータに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、及び/又はUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、及び/又は類似のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
5つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数及びUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が1つ又は2つのシンボルを超えており、正又は負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が1つ又は2つのシンボルを超え、UCIビットの数が2つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメータをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大4つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又はUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを使用して送信し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第1の構成値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第1の構成値より大きく、第2の構成値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第2の構成値より大きく、第3の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケータに基づき、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。PUCCHリソースインジケータに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI及び/又はSR)を送信し得る。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、又はその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、1つの無線デバイス1502及び1つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じ又は同様の構成を有する、2つ以上のUE及び/又は2つ以上の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェース(又は無線インターフェース)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェース1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェース上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、層3及び層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510及び送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502及び基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、送信/受信多様性、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例においては、無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524と関連付けられてもよい。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、本出願で論じる1つ以上の機能を実施するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によって実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納するメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを含み得る。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又はその他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、及び/又は無線デバイス1502及び基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも1つを実行し得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526に接続され得る。1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526は、特徴及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、及び/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、レーダーセンサ、ライダーセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラ、及び/又は類似のもの)を含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺装置1516及び/又は1つ以上の周辺装置1526からユーザ入力データを受信し、及び/又はユーザ出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、及び/又は無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベース帯域信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つ又はいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)又はCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、及び/又は類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例において、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例においては、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Bは、ベース帯域信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベース帯域信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMA又はCP-OFDMベース帯域信号及び/又は複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベース帯域信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベース帯域信号は、1つ以上の機能を実行できる。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つ又はいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポートごとの複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、及び/又は類似のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Dは、ベース帯域信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベース帯域信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベース帯域信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、二重接続の2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、及び/又は通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメータを含み得る。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、又は満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマーは、ある値から開始又は再開され得、又はゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、又は満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、1つ以上のタイマーに関連する実装及び手順を指す場合、1つ以上のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの1つ以上が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例において、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始及び満了の代わりに、2つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
基地局は、1つ以上のMAC PDUを無線デバイスに送信し得る。一実施例では、MAC PDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、ビットストリングは、最上位ビットがテーブルの最初の行の左端のビットであり、最下位ビットがテーブルの最後の行の右端のビットであるテーブルによって表され得る。より一般的には、ビットストリングは、左から右に読み取られ、次いで行の読み取り順序で読み取られる。一実施例では、MAC PDU内のパラメータフィールドのビット順序は、左端のビットの最初の最上位ビット、及び右端のビットの最後の最下位ビットで表される。
一実施例では、MAC SDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MAC SDUは、最初のビット以降のMAC PDUに含まれ得る。一実施例では、MAC CEは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダは、対応するMAC SDU、MAC CE、又はパディングの直前に配置することができる。MACエンティティは、DL MAC PDUの予約ビットの値を無視することができる。
一実施例では、MAC PDUは、1つ以上のMACサブPDUを含み得る。1つ以上のMACサブPDUのうちのMACサブPDUには、MACサブヘッダのみ(パディングを含む)、MACサブヘッダ及びMAC SDU、MACサブヘッダ及びMAC CE、MACサブヘッダ及びパディング、又はそれらの組み合わせが含まれる。MAC SDUは、可変サイズであり得る。MACサブヘッダは、MAC SDU、MAC CE、又はパディングに対応することができる。
一実施例では、MACサブヘッダがMAC SDU、可変サイズのMAC CE、又はパディングに対応する場合、MACサブヘッダは、1ビット長のRフィールド、1ビット長のFフィールド、マルチビット長のLCIDフィールド、マルチビット長のLフィールド、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図17Aは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及びLフィールドを備えたMACサブヘッダの実施例を示す。図17Aの例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、8ビットの長さであり得る。図17Bは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及びLフィールドを備えたMACサブヘッダの実施例を示す。図17Bに示される例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、16ビットの長さであり得る。MACサブヘッダが固定サイズのMAC CE又はパディングに対応する場合、MACサブヘッダは、2ビット長のRフィールド及びマルチビット長のLCIDフィールドを含み得る。図17Cは、Rフィールド及びLCIDフィールドを含むMACサブヘッダの実施例を示す。図17Cに示された例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Rフィールドは、2ビットの長さであり得る。
図18Aは、DL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE1及び2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含むMACサブPDU又はパディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。図18Bは、UL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE 1及び2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。一実施形態において、MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含む全てのMACサブPDUの後に配置することができる。更に、MACサブPDUは、パディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。
一実施例では、基地局のMACエンティティは、1つ以上のMAC CEを、無線デバイスのMACエンティティに送信することができる。図19は、1つ以上のMAC CEに関連付けられ得る複数のLCIDの実施例を示す。1つ以上のMAC CEは、SP ZP CSI-RSリソースセット起動/停止MAC CE、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE、PUCCHに関するSP CSIレポート起動/停止MAC CE、UE固有のPDCCHのTCI状態表示MAC CE、UE固有のPDSCHのTCI状態表示MAC CE、非周期的CSIトリガー状態サブセレクションMAC CE、SP CSI-RS/CSI-IMリソースセット起動/停止MAC CE、UE競合解決アイデンティティMAC CE、タイミングアドバンスコマンドMAC CE、DRXコマンドMAC CE、ロングDRXコマンドMAC CE、SCell起動/停止MAC CE(1オクテット)、SCell起動/停止MAC CE(4オクテット)、及び/又は複製起動/停止MAC CEのうちの少なくとも1つを含む。一実施例では、基地局のMACエンティティによって無線デバイスのMACエンティティに送信されるMAC CEなどのMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられるMAC CEがロングDRXコマンドMAC CEであることを示し得る。
一実施例では、無線デバイスのMACエンティティは、1つ以上のMAC CEを、基地局のMACエンティティに送信することができる。図20は、1つ以上のMAC CEの実施例を示す。1つ以上のMAC CEは、ショートバッファ状態報告(BSR)MAC CE、ロングBSR MAC CE、C-RNTI MAC CE、構成される許可確認MAC CE、単一エントリーPHR MAC CE、複数エントリーPHR MAC CE、ショート遮断BSR、及び/又はロング遮断BSRのうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、MAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられるMAC CEがショート遮断コマンドMAC CEであることを示し得る。
キャリアアグリゲーション(CA)では、2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)が集約され得る。無線デバイスは、CAの技術を使用して、無線デバイスの能力に応じて、1つ以上のCCで同時に受信又は送信し得る。一実施形態では、無線デバイスは、隣接するCC及び/又は隣接しないCCに対してCAをサポートし得る。CCはセルに編成され得る。例えば、CCは1つの一次セル(PCell)と1つ以上の二次セル(SCell)とに編成され得る。CAを用いて構成されると、無線デバイスはネットワークとの1つのRRC接続を有し得る。RRC接続の確立/再確立/ハンドオーバー中、NASモビリティ情報を提供するセルはサービングセルであり得る。RRC接続の再確立/ハンドオーバー手順中、セキュリティ入力を提供するセルはサービングセルであり得る。一実施例では、サービングセルはPCellを示し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスの能力に応じて、複数の1つ以上のSCellの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信し得る。
CAを用いて構成されると、基地局及び/又は無線デバイスは、無線デバイスのバッテリー又は電力消費を改善するために、SCellのアクティブ化/非アクティブ化メカニズムを使用してもよい。無線デバイスが1つ以上のSCellを用いて構成されると、基地局は1つ以上のSCellのうちの少なくとも1つをアクティブ化又は非アクティブ化することができる。SCellの構成時に、SCellに関連付けられたSCell状態が「アクティブ化」又は「休止」に設定されない限り、SCellを非アクティブ化し得る。
無線デバイスは、SCell起動/停止MAC CEを受信することに応答して、SCellを起動/停止することができる。一実施例では、基地局は、無線デバイスに、SCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を含む1つ以上のメッセージを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCellタイマーの満了に応答してSCellを非アクティブ化し得る。
無線デバイスがSCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信すると、無線デバイスはSCellをアクティブ化し得る。SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスは、SCell上でのSRS送信、SCellに対するCQI/PMI/RI/CRIレポート、SCell上でのPDCCH監視、SCellに対するPDCCH監視、及び/又はSCell上でのPUCCH送信を含む動作を実行し得る。SCellの起動に応答して、無線デバイスは、SCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を始動又は再始動し得る。無線デバイスは、SCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEが受信されると、スロット内の第1のSCellタイマーを始動又は再始動し得る。一実施例では、SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスは、記憶された構成に従って、SCellに関連付けられる構成される許可タイプ1の1つ以上の中断された構成済みアップリンク許可を(再)初期化することができる。一実施例では、SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスはPHRをトリガーし得る。
無線デバイスが、アクティブ化されたSCellを非アクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信すると、無線デバイスはアクティブ化されたSCellを非アクティブ化し得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)が満了すると、無線デバイスはアクティブ化されたSCellを非アクティブ化し得る。アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマーを停止し得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンク許可タイプ2の1つ以上の構成済みダウンリンク割り当て及び/又は1つ以上の構成済みアップリンク許可をクリアし得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンク許可タイプ1の1つ以上の構成済みアップリンク許可を中断し得る、及び/又はアクティブ化されたSCellに関連付けられるHARQバッファをフラッシュし得る。
SCellが停止されると、無線デバイスは、SCell上でSRSを送信すること、SCellのCQI/PMI/RI/CRIを報告すること、SCell上のUL-SCHで送信すること、SCell上のRACHで送信すること、SCell上の少なくとも1つの第1のPDCCHを監視すること、SCellの少なくとも1つの第2のPDCCHを監視すること、及び/又はSCell上でPUCCHを送信することを含む動作を実行しない場合がある。起動されたSCell上の少なくとも1つの第1のPDCCHがアップリンク許可又はダウンリンク割り当てを示すと、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、起動されたSCellをスケジューリングしているサービングセル(例えば、PCell又はPUCCHを用いて構成されるSCell、すなわちPUCCH SCell)上の少なくとも1つの第2のPDCCHが、起動されたSCellのアップリンク許可又はダウンリンク割り当てを示す場合、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、SCellが停止されると、SCell上に進行中のランダムアクセス手順がある場合、無線デバイスはSCell上の進行中のランダムアクセス手順を中止し得る。
図21Aは、1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEの例を示す。第1のLCID(例えば、図19に示されるような「111010」)を有する第1のMAC PDUサブヘッダは、1オクテットのSCell起動/停止MAC CEを識別することができる。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEのサイズは一定であってもよい。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、単一のオクテットを含んでもよい。単一のオクテットは、第1の回数のCフィールド(例えば、7)と第2の回数のRフィールド(例えば1)とを含むことができる。図21Bは、4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEの例を示す。第2のLCID(例えば、図19に示されるような「111001」)を有する第2のMAC PDUサブヘッダは、4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを識別することができる。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEのサイズは一定であってもよい。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、4オクテットを含むことができる。4つのオクテットは、第3の数のCフィールド(例えば、31)と第4の数のRフィールド(例えば、1)とを含むことができる。
図21A及び/又は図21Bにおいて、SCellインデックスiを有するSCellが構成される場合、Ciフィールドは、SCellインデックスiを有するSCellのアクティブ化/非アクティブ化ステータスを示し得る。一実施例では、Ciフィールドが1に設定されると、SCellインデックスiを有するSCellがアクティブ化され得る。一実施例では、Ciフィールドがゼロに設定されると、SCellインデックスiを有するSCellが非アクティブ化され得る。一実施例では、SCellインデックスiを用いて構成されたSCellがない場合、無線デバイスはCiフィールドを無視し得る。図21A及び図21Bにおいて、Rフィールドは、予約ビットを示し得る。Rフィールドはゼロに設定され得る。
基地局は、PCell上で帯域幅適応(BA)を有効にするために、アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)及びダウンリンク(DL)BWPを用いて無線デバイスを構成することができる。キャリアアグリゲーションが構成される場合、基地局は、SCell上でBAを有効にするために、少なくともDL BWPを用いて無線デバイスを更に構成することができる(つまり、ULにUL BWPがない場合がある)。PCellの場合、初期アクティブBWPは、初期アクセスに使用される第1のBWPであり得る。SCellの場合、第1のアクティブBWPは、SCellがアクティブ化されるときに、無線デバイスがSCell上で動作するように構成される第2のBWPであり得る。ペアになっているスペクトル(例えば、FDD)では、基地局及び/又は無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを個別に切り替えることができる。ペアになっていないスペクトル(例えば、TDD)では、基地局及び/又は無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを同時に切り替えることができる。
一実施例では、基地局及び/又は無線デバイスは、DCI又はBWP非アクティブタイマーによって、構成されるBWP間でBWPを切り替えることができる。BWP非アクティブタイマーがサービングセルに対して構成される場合、基地局及び/又は無線デバイスは、サービングセルに関連付けられたBWP非アクティブタイマーの満了に応答して、アクティブBWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。デフォルトBWPは、ネットワークによって構成することができる。一実施例では、FDDシステムの場合、BAで構成される場合、各アップリンクキャリアに対して1つのUL BWP、及び1つのDL BWPは、アクティブなサービングセルにおいて同時にアクティブであり得る。一実施例では、TDDシステムの場合、1つのDL/UL BWPペアは、アクティブなサービングセルで同時にアクティブであり得る。1つのUL BWP及び1つのDL BWP(又は1つのDL/ULペア)で動作すると、無線デバイスのバッテリー消費が改善され得る。無線デバイスが動作し得る1つのアクティブUL BWP及び1つのアクティブDL BWP以外のBWPは、非アクティブ化され得る。非アクティブ化されたBWPでは、無線デバイスは、PDCCHを監視しなくてもよく、及び/又はPUCCH、PRACH、及びUL-SCHに送信しなくてもよい。
一実施例では、サービングセルは、最大で第1の回数(例えば、4つ)のBWPで構成され得る。一実施例では、アクティブ化されたサービングセルの場合、任意の時点で1つのアクティブなBWPが存在し得る。一実施例では、サービングセルに対するBWP切り替えを使用して、一度に、非アクティブBWPをアクティブ化し、アクティブBWPを非アクティブ化させることができる。一実施例では、BWP切り替えは、ダウンリンク割り当て又はアップリンク許可を示すPDCCHによって制御され得る。一実施例では、BWP切り替えは、BWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)によって制御され得る。一実施例では、BWP切り替えは、ランダムアクセス手順の開始に応答して、MACエンティティによって制御され得る。SpCellの追加又はSCellの起動の際に、ダウンリンク割り当て又はアップリンク許可を示すPDCCHを受信せずに、1つのBWPが最初にアクティブになってもよい。サービングセルのアクティブBWPを、RRC及び/又はPDCCHで示すことができる。一実施例では、ペアになっていないスペクトルに対して、DL BWPをUL BWPとペアにすることができ、BWP切り替えは、UL及びDLの両方に共通であり得る。
図22は、セル(例えば、PCell又はSCell)上のBWP切り替えの実施例を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、セルの構成パラメータ及びセルに関連付けられた1つ以上のBWPを含む少なくとも1つのRRCメッセージを受信することができる。RRCメッセージは、RRC接続再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration)、RRC接続再確立メッセージ(例えば、RRCRestablishment)、及び/又はRRC接続セットアップメッセージ(例えば、RRCSetup)を含むことができる。1つ以上のBWPのうち、少なくとも1つのBWPは、第1のアクティブBWP(例えば、BWP1)として、1つのBWPは、デフォルトBWP(例えば、BWP0)として、構成され得る。無線デバイスは、n番目のスロットでセルをアクティブ化するためのコマンド(例えば、RRCメッセージ、MAC CE又はDCI)を受信し得る。無線デバイスは、セル非アクティブタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を始動し、セルに対するCSI関連アクションを始動し、及び/又はセルの第1のアクティブBWPについてのCSI関連アクションを始動し得る。無線デバイスは、セルをアクティブ化することに応答して、BWP1上のPDCCHを監視することを開始することができる。
一実施例では、無線デバイスは、BWP1上のDL割り当てを示すDCIを受信することに応答して、m番目のスロットでBWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)を始動再始動することができる。無線デバイスは、s番目のスロットで、BWP非アクティブタイマーが満了する場合、アクティブBWPとしてデフォルトBWP(例えば、BWP0)に再度切り替わり得る。無線デバイスは、sCellDeactivationTimerが満了する場合、セルを非アクティブ化する、及び/又はBWP非アクティブタイマーを停止することができる。
一実施例では、MACエンティティは、BWPで構成されるアクティブ化されたサービングセルのアクティブBWPに、UL-SCHで送信すること、RACHで送信すること、PDCCHを監視すること、PUCCHを送信すること、DL-SCHを受信すること、及び/又はもしあれば、記憶された構成に従って、構成される許可タイプ1の中断された構成済みアップリンク許可を(再)初期化することを含む、正常な動作を適用することができる。
一実施例では、BWPで構成される各アクティブ化されたサービングセルの非アクティブBWP上で、MACエンティティは、UL-SCHで送信しなくてもよく、RACHで送信しなくてもよく、PDCCHを監視しなくてもよく、PUCCHを送信しなくてもよく、SRSを送信しなくてもよく、DL-SCHを受信しなくてもよく、構成される許可タイプ2の任意の構成済みダウンリンク割り当て及び構成済みアップリンク許可をクリアしてもよく、及び/又は構成されるタイプ1の任意の構成済みアップリンク許可を中断し得る。
一実施例では、MACエンティティがサービングセルのBWP切り替えのためにPDCCHを受信する場合、このサービングセルに関連付けられるランダムアクセス手順が進行中でない間に、無線デバイスは、PDCCHによって示されるBWPへのBWP切り替えを実行し得る。一実施例では、帯域幅部分インジケータフィールドがDCIフォーマット1_1で構成される場合、帯域幅部分インジケータフィールド値は、DL受信に対して、構成されるDL BWPセットからのアクティブDL BWPを示すことができる。一実施例では、帯域幅部分インジケータフィールドがDCIフォーマット0_1で構成される場合、帯域幅部分インジケータフィールド値は、UL送信用の構成されるUL BWPセットからのアクティブUL BWPを示すことができる。
一実施例では、一次セルについて、無線デバイスは、上位層パラメータDefault-DL-BWPによって、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPが提供され得る。一実施例では、上位層パラメータDefault-DL-BWPによって、無線デバイスにデフォルトDL BWPが提供されない場合、デフォルトDL BWPは、初期アクティブDL BWPであり得る。一実施例では、無線デバイスは、一次セルのタイマー値である、上位層パラメータbwp-InactivityTimerによって提供され得る。構成される場合、無線デバイスは、実行中の場合、周波数範囲1の場合は1ミリ秒の間隔ごと、周波数範囲2の場合は0.5ミリ秒ごとにタイマーをインクリメントすることができ、これは、無線デバイスが、ペアになっているスペクトル動作に対してDCIフォーマット1_1を検出することができない場合、又は無線デバイスが、間隔中、ペアになっていないスペクトル動作に対して、DCIフォーマット1_1又はDCIフォーマット0_1を検出することができない場合である。
一実施例では、無線デバイスが、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPを示す上位層パラメータDefault-DL-BWPを用いて二次セル用に構成され、かつ無線デバイスが、タイマー値を示す上位層パラメータbwp-InactivityTimerを用いて構成される場合、二次セル上での無線デバイス手順は、二次セル用のタイマー値、及び二次セル用のデフォルトDL BWPを使用する一次セル上のものと同じであり得る。
一実施例では、無線デバイスが、二次セル又はキャリア上に、第1のアクティブDL BWPである上位層パラメータActive-BWP-DL-SCellによって、及び第1のアクティブUL BWPである上位層パラメータActive-BWP-UL-SCellによって構成される場合、無線デバイスは、二次セル上の示されたDL BWP及び示されたUL BWPを、二次セル上の、又はキャリア上のそれぞれの第1のアクティブDL BWP及び第1のアクティブUL BWPとして使用することができる。
一実施例では、監視する無線デバイスのためのPDCCH候補のセットは、PDCCH検索空間セットの観点から定義される。検索空間セットは、CSSセット又はUSSセットを含む。無線デバイスは、以下の1つ以上の検索空間セットにおけるPDCCH候補を監視するものであるが、その検索空間セットは、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、MIB内のpdcch-ConfigSIB1によって、又はPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceSIB1によって、又はPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceZeroによって構成されたType0-PDCCH CSSセット、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceOtherSystemInformationによって構成されたType0A-PDCCH CSSセット、一次セルでRA-RNTI、MsgB-RNTI、又はTC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のra-SearchSpaceによって構成されたType1-PDCCH CSSセット、MCGの一次セルでP-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のpagingSearchSpaceによって構成されたType2-PDCCH CSSセット、INT-RNTI、SFI-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI、CI-RNTI、又はPS-RNTI及び、及び一次セルの場合のみ、C-RNTI、MCS-C-RNTI、又はCS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=commonでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されたType3-PDCCH CSSセット、及びC-RNTI、MCS-C-RNTI、SP-CSI-RNTI、CS-RNTI、SL-RNTI、SL-CS-RNTI、又はSL-L-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=ue-SpecificでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されたUSSセットである。
一実施例では、無線デバイスは、スロット内のPDCCH監視周期性、PDCCH監視オフセット、及びPDCCH監視パターンを含む1つ以上のPDCCH構成パラメータに基づいて、アクティブなDL BWP上のPDCCH監視機会を決定する。検索空間セット(SSs)について、無線デバイスは、PDCCH監視機会が、スロット番号
がフレーム番号nfの中にあり、
のときに、存在すると判定する。
は、ヌメロロジμが構成されるときのフレーム内のスロット番号である。osはPDCCH構成パラメータに示されるスロットオフセットである。ksはPDCCH構成パラメータに示されるPDCCH監視周期性である。無線デバイスは、Ts連続スロットに対する検索空間セットのための、スロット
から始まるPDCCH候補を監視しており、更に検索空間セットsに対する、次のks-Ts連続スロットについて、PDCCH候補を監視しない。一実施例では、CCEアグリゲーションレベル
のUSSは、CCEアグリゲーションレベルLのPDCCH候補のセットによって定義される。
実施例では、無線デバイスが、CORESETpに関連付けられた検索空間セットsに対して、
として、キャリアインジケータフィールド値nCIに対応するサービングセルのアクティブDL BWPのスロット
内の検索空間セットのPDCCH候補
に対応するアグリゲーションレベルLのCCEインデックスを決定する。ここで、任意のCSSに対し
;USSに対し
、Yp,-1=nRNTI≠0、pmod3=0に対しAp=39827、pmod3=1に対しAp=39829、pmod3=2に対しAp=39839、及びD=65537;i=0,...,L-1;NCCE,pは、CORESETpにおいて0からNCCE,p-1までの番号が付けられたCCEの数であり;nCIは、無線デバイスが、PDCCHが監視されているサービングセルのCrossCarrierSchedulingConfigによってキャリアインジケータフィールドで構成されている場合のキャリアインジケータフィールド値であり;それ以外の場合は、任意のCSSに対しnCI=0を含み;
、ここで、
は、無線デバイスが、nCIに対応するサービングセルの検索空間セットsのアグリゲーションレベルLに対して監視するように構成されているPDCCH候補の数であり;任意のCSSに対し
;USSに対し
は、検索空間セットsのCCEアグリゲーションレベルLに対して構成された全てのnCI値
の最大値であり;及びnRNTIに使用されるRNTI値はC-RNTIである。
一実施例では、無線デバイスは、複数の検索空間(SS)を含む検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通SSにおけるPDCCH候補の数、及び/又はUE固有のSSにおけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と称され得る。
図23Aは、セル(例えば、PCell)のマスター情報ブロック(MIB)の構成パラメータの例を示す。一実施例では、無線デバイスは、一次同期信号(PSS)及び/又は二次同期信号(SSS)を受信することに基づいて、PBCHを介してMIBを受信してもよい。MIBの構成パラメータは、システムフレーム番号(SFN)の6ビット(systemFrameNumber)、サブキャリア間隔表示(subCarrierSpacingCommon)、サブキャリア数におけるSSBと全体的なリソースブロックグリッドとの間の周波数ドメインオフセット(ssb-SubcarrierOffset)、セルが禁止されているか否かを示す表示(cellBarred)、DMRSの位置を示すDMRS位置表示(dmrs-TypeA-Position)、共通CORESETを含むPDCCH(pdcch-ConfigSIB1)のCORESET及びSSのパラメータであって、共通の検索空間と必要なPDCCHパラメータを含む。
一実施例では、pdcch-ConfigSIB1は、セルの初期BWPのID#0(例えば、CORESET#0)を有する共通ControlResourceSet(CORESET)を示す第1のパラメータ(例えば、controlResourceSetZero)を含んでもよい。controlResourceSetZeroは、0~15の整数であってもよい。0~15の各整数は、CORESET#0の構成を識別し得る。図23Bは、CORESET#0の構成の実施例を示す。図23Bに示すように、controlResourceSetZeroの整数の値に基づいて、無線デバイスは、SSB及びCORESET#0多重化パターン、CORESET#0に対するRBの数、CORESET#0に対するシンボルの数、CORESET#0に対するRBオフセットを決定し得る。
一実施例では、pdcch-ConfigSIB1は、セルの初期BWPのID#0(例えば、SS#0)を有する第2のパラメータ(例えば、searchSpaceZero)共通検索空間を備えてもよい。searchSpaceZeroは、0~15の整数であってもよい。0~15の各整数は、SS#0の構成を識別し得る。図23Cは、SS#0の構成の実施例を示す。図23Cに示されるように、searchSpaceZeroの整数の値に基づいて、無線デバイスは、PDCCH監視のスロット決定に対する1つ以上のパラメータ(例えば、O、M)、PDCCH監視のための第1のシンボルインデックス、及び/又はスロット当たりの検索空間の数を決定し得る。
実施例では、MIBの受信に基づいて、無線デバイスは、システム情報ブロック1(SIB1)をスケジューリングするDCIを受信するために、CORESET#0のSS#0を介してPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、SIB1を受信するためのシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCを有するDCIを受信してもよい。
図24は、システム情報ブロック(SIB)のRRC構成パラメータの例を示す。SIB(例えば、SIB1)は、無線デバイスがセルへのアクセスを許容されているかどうかを評価する際に関連する情報を含んでもよく、他のシステム情報のスケジューリングを定義することもできる。SIBは、全ての無線デバイスに共通する無線リソース構成情報を含み、統合アクセス制御に適用される情報を禁止することができる。一実施例では、基地局は、1つの無線デバイス(又は複数の無線デバイス)に、1つ以上のSIB情報を送信し得る。図24に示すように、1つ以上のSIB情報のパラメータは、サービングセルに関連するセル選択のための1つ以上のパラメータ(例えば、cellSelectionInfo)、サービングセルの1つ以上の構成パラメータ(例えば、ServingCellConfigCommonSIB IEにおける)、及び1つ以上の他のパラメータを含み得る。ServingCellConfigCommonSIB IEは、サービングセルの共通ダウンリンクパラメータ(例えば、DownlinkConfigCommonSIB IE内)、サービングセルの共通アップリンクパラメータ(例えば、UplinkConfigCommonSIB IE内)、及び他のパラメータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
実施例では、DownlinkConfigCommonSIB IEは、送達セル(例えば、SpCell)の初期ダウンリンクBWPのパラメータを含んでもよい。初期ダウンリンクBWPのパラメータは、BWP-DownlinkCommonIE(図25に示されるような)を参照されたい。BWP-DownlinkCommon IEを使用して、サービングセルのダウンリンクBWPの共通パラメータを構成してもよい。基地局は、初期ダウンリンクBWPが周波数ドメイン内のこのサービングセルのCORESET#0全体を含むように、locationAndBandwidthを構成し得る。無線デバイスは、このフィールドの受信時にlocationAndBandwidthを適用してもよい(例えば、このlocationAndBandwidthに関連して記載される信号の周波数位置を決定するため)が、RRCSetup/RRCResume/RRCReestablishmentの受信後までCORESET#0を維持する。
一実施例では、UplinkConfigCommonSIB IEは、サービングセル(例えば、SpCell)の初期アップリンクBWPのパラメータを含んでもよい。初期アップリンクBWPのパラメータは、BWP-UplinkCommon IEに含まれ得る。BWP-UplinkCommon IEは、アップリンクBWPの共通パラメータを構成するために使用され得る。アップリンクBWPの共通パラメータは、「セル固有」である。基地局は、他の無線デバイスの対応するパラメータと必要なアライメントを確保し得る。PCellの初期帯域幅部分の共通パラメータを、システム情報を介して提供することができる。他の全ての送達セルについて、基地局は、専用シグナリングを介して共通のパラメータを提供し得る。
図25は、サービングセルのダウンリンクBWPの内のRRC構成パラメータ(例えば、BWP-DownlinkCommon IE)の例を示す。基地局は、サービングセルのダウンリンクBWP(例えば、初期ダウンリンクBWP)の1つ以上の構成パラメータを1つの無線デバイス(又は複数の無線デバイス)に送信してもよい。図25に示すように、ダウンリンクBWPの1つ以上の構成パラメータには、ダウンリンクBWPの1つ以上の汎用BWPパラメータ、ダウンリンクBWPのPDCCHに対する1つ以上のセル固有のパラメータ(例えば、pdcch-ConfigCommon IEにおける)、このBWPのPDSCHに対する1つ以上のセル固有のパラメータ(例えば、pdsch-ConfigCommon IEにおける)、及び1つ以上の他のパラメータが含まれ得る。pdcch-ConfigCommon IEは、任意の共通又はUE固有の検索空間で使用することができるCOESET#0(例えば、controlResourceSetZero)のパラメータを含んでもよい。controlResourceSetZeroの値は、MIB pdcch-ConfigSIB1における対応するビットのように解釈され得る。pdcch-ConfigCommon IEは、任意の共通又はUE固有の検索空間に対して構成及び使用され得る、追加の共通制御リソースセットのパラメータ(例えば、commonControlResourceSet)を含み得る。ネットワークがこのフィールドを設定する場合、このControlResourceSetには0以外のControlResourceSetIdを使用する。制御リソースセットのパラメータは、図25に示すように、実装され得る。ネットワークは、SIB1でcommonControlResourceSetを構成して、CORESET#0の帯域幅に含める。pdcch-ConfigCommon IEは、追加の共通検索空間のリストのパラメータ(例えば、commonSearchSpaceListにおける)を含み得る。検索空間のパラメータは、図26の例に基づいて実行され得る。pdcch-ConfigCommon IEは、検索空間のリストから、ページングのための検索空間(例えば、pagingSearchSpace)、ランダムアクセス手順のための検索空間(例えば、ra-SearchSpace)、SIB1メッセージのための検索空間(例えば、searchSpaceSIB1)、共通検索空間#0(例えば、searchSpaceZero)、及び1つ以上の他の検索空間を示し得る。
図25に示すように、制御リソースセット(CORESET)は、CORESETインデックス(例えば、ControlResourceSetId)と関連付けられてもよい。値0のCORESETインデックスは、MIB及びServingCellConfigCommon(controlResourceSetZero)で構成された共通CORESETを識別し得、ControlResourceSet IEでは使用し得ない。他の値を有するCORESETインデックスは、専用シグナリングによって、又はSIB1で構成されたCORESETを識別し得る。controlResourceSetIdは、サービングセルのBWP間で一意である。CORESETは、CORESETのCORESETプールのインデックスを示すcoresetPoolIndexと関連付けられてもよい。CORESETは、シンボルの数でCORESETの連続時間持続を示す、時間持続時間パラメータ(例えば、duration)と関連付けられてもよい。実施例では、図25に示すように、CORESETの構成パラメータは、周波数リソース表示(例えば、frequencyDomainResources)、CCE-REGマッピングタイプインジケータ(例えば、cce-REG-MappingType)、複数のTCI状態、TCIがDCI内に存在するかどうかを示すインジケータ、及び類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。ビット数(例えば、45ビット)を含む周波数リソース表示は、周波数ドメインリソースを示し、表示の各ビットが6RBのグループに対応し、グループ化がセル(例えば、SpCell、SCell)のBWP中の第1のRBグループから開始する。第1の(左端/最上位)ビットは、BWPの第1のRBグループに対応し、以下同様である。1に設定されるビットは、そのビットに対応するRBグループが、このCORESETの周波数ドメインリソースに属していることを示す。CORESETが構成されるBWPに完全には含まれていないRBのグループに対応するビットは、ゼロに設定される。
図26は、検索空間(例えば、SearchSpace IE)の構成の例を示す。一実施例では、検索空間の1つ以上の検索空間構成パラメータは、検索空間ID(searchSpaceId)、制御リソースセットID(controlResourceSetId)、監視スロット周期性とオフセットパラメータ(monitoringSlotPeriodicityAndOffset)、検索空間期間の値(期間)、監視シンボル表示(monitoringSymbolsWithinSlot)、アグリゲーションレベルに対する候補の数(nrofCandidates)、及び/又は共通SSタイプ又はUE固有SSタイプを示すSSタイプ(searchSpaceType)のうちの少なくとも1つを含み得る。監視スロット周期性及びオフセットパラメータは、PDCCH監視のためのスロット(例えば、無線フレーム内)及びスロットオフセット(例えば、無線フレームの開始に関連する)を示し得る。監視シンボル表示は、無線デバイスがSS上のPDCCHを監視し得るスロットのどのシンボルかを示し得る。制御リソースセットIDは、SSが位置し得る制御リソースセットを識別し得る。
実施形態では、基地局は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、マルチキャスト送信、又はそれらの組み合わせで予定されたTBを送信してもよく、又は無線デバイスは、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、マルチキャスト送信、又はそれらの組み合わせで予定されたTBを受信してもよい。図27A及び図27Bは、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、及びマルチキャスト送信の例を示す。
図27Aに示すように、第1の無線デバイス(例えば、WD1)は、第1の無線デバイス専用であり、及び/又は第1のUE固有RNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)を用いたDCIによってスケジュールされた、基地局トランスポートブロック(TB)から受信してもよい。図27Aに示す例において、第2の無線デバイスは、第1のUE固有RNTIで構成されていないため、第2の無線デバイス(例えば、WD2、WD3、WD4など)は、第1の無線デバイス専用のTBを受信できない場合がある。一実施例では、無線デバイス専用のTBは、ユニキャストTBと称され得る。無線デバイス専用のTBを担持するPDSCHは、ユニキャストPDSCHと称され得る。専用TBをスケジューリングするPDCCH(又はDCI)は、ユニキャストPDCCH(又はユニキャストDCI)に参照され得る。一実施例では、TBを無線デバイスへ送信し、かつユニキャストDCIによってスケジュールすると、スケジュールのセキュリティ及び柔軟性が改善され得る。
図27Aでは、無線デバイスは、基地局のカバレッジ内の無線デバイス(例えばWD2、WD3、WD4など)のグループによって受信され得る、マルチキャストサービス(例えば、MBS)の基地局マルチキャストTB(又はグループキャストTB)から受信してもよい。マルチキャストTBを受信するため、無線デバイスのグループは、グループ専用RNTI(例えば、G-RNTI又はSC-RNTI、又はMBS-RNTI)で割り当て/構成されてもよい。構成されたグループ専用RNTIに基づいて、無線デバイスのグループは、グループ専用RNTIによってスクランブルされたCRCを用いてDCIを受信するためのPDCCHを監視してもよく、DCIはマルチキャストTBをスケジューリングする。一実施例では、グループ専用RNTIで構成されていない無線デバイス(例えば、WD1)は、マルチキャストTBを受信しない場合がある。一実施例では、MBSは、V2X、公衆安全、ライブビデオ(例えば、コンサート又はスポーツ)、IOTソフトウェアアップデート、産業アプリケーションなどのうちの少なくとも1つを含むアプリケーションのメッセージを伝達する。アプリケーションデータのタイプを担持するMBSは、MBSセッションとして定義され得る。異なるMBSセッションは、異なるアプリケーションに対して使用され得る。基地局によって提供されるMBSに関心がある無線デバイスは、無線デバイスがMBSサービスに関心があることを基地局に示し得る。基地局は、それに応じて、MBS TBをスケジューリングするDCIを受信する専用RNTIを含む無線デバイスMBS構成パラメータへ送信してもよい。MBSを受信するために専用RNTIを無線デバイスに割り当てることによって、基地局は、どの無線デバイス、又はいくつの無線デバイスがMBSに加入しているかを認識し得る。MBSは、基地局がどの無線デバイスか、又はいくつの無線デバイスがブロードキャストメッセージを受信しているかを知らないブロードキャストメッセージとは異なる。一実施例では、ネットワーク事業者は、マルチキャスト/グループキャストスケジューリングを使用することによって、MBSの加入者の数に基づいて、MBS送信戦略又は価格戦略を決定し得る。
図27Bに示すように、無線デバイスは、基地局のカバレッジにおいて任意の無線デバイスによって受信され得る、基地局ブロードキャストTBから受信し得る。ブロードキャストTBは、システム情報メッセージ、ページング情報メッセージなどを含み得る。一実施例では、ブロードキャストシステム情報又はページング情報を受信するとき、セルにおける任意の無線デバイスは、所定のRNTI(例えば、SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」、又はP-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前に定義された値)によってスクランブルされたCRCを用いてDCIを受信するために、PDCCHを監視し得る。RNTIは、ブロードキャストされたメッセージをスケジューリングするDCIを受信するために、セルにおける任意の無線デバイスに既知である(例えば、事前に定義された値に設定することによって)ため、任意の無線デバイスがブロードキャストされたメッセージを受信し得る。一実施例において、ブロードキャストスケジューリングDCIによってスケジュールされるシステム情報又はページングメッセージを無線デバイスのグループに送信することによって、基地局は基地局に対する信号効率を改善し得る。
一実施形態では、基地局は、セルの複数のBWPのあるBWPを介して、無線デバイス、MBS TBのグループに送信してもよい。
図28A及び図28Bは、複数のBWPがセルにおいて構成される場合のMBS構成の例を示す。
図28Aに示すように、MBS TBの送信に使用されるBWP(例えば、本明細書においてMBS BWPと称され得る)は、ユニキャストTB及び/又はブロードキャストTB(例えば、本明細書においてユニキャストBWPと称され得る)の送信に対して、BWPとは別個に及び/又は独立して構成されてもよい。本明細書におけるMBS BWPは、MBS PDCCH/PDSCHが送信され得るセルのBWPとして定義されてもよい。本明細書におけるユニキャストBWPは、ユニキャストPDCCH/PDSCH(及び/又はブロードキャストPDCCH/PDSCH)が送信され得るセルのBWPとして定義されてもよい。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、複数のBWPを含むセルの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。1つ以上のRRCメッセージは、複数のBWPの第1のセットが、ユニキャストBWPとして専用であることを示し得る(例えば、ユニキャストPDCCH/PDSCH送信、又はブロードキャストされたシステム情報送信、又はブロードキャストされたページングメッセージ送信に対して使用される、BWP n、BWP mなど)。一実施例では、1つ以上のRRCメッセージは、複数のBWPの第2のセットが、MBS BWPとして専用であることを示し得る(例えば、MBS PDCCH/PDSCH送信に対して使用される、BWP x、BWP yなど)。一実施形態では、異なる無線デバイスのグループを標的とする異なるMBS(例えば、V2X、公衆安全、ライブビデオ、IOTソフトウェアアップデート、産業アプリケーションなど)は、異なるBWP上に構成されてもよい。MBS BWPは、異なるMBS構成(例えば、V2X、公衆安全、ライブビデオ、IOTソフトウェア更新、産業アプリケーションなど)に関連する異なるMBS TBの送信に使用され得る。一実施例では、ユニキャストBWPからMBSに対して別個のBWPを構成することで、システムスループットを改善し、ユニキャストPDSCHスケジューリングに対するスケジューリングの制限/影響を低減することができる。一実施形態では、MBS用の別個のBWPの構成をサポートするために、無線デバイスは、セル内の複数のアクティブBWPをサポートするために必要とされ得る。
図28Bに示すように、MBS TBの送信に対して使用される周波数リソースは、ユニキャストTB及び/又はブロードキャストTBの送信に対してBWP内に構成されてもよい。BWPで構成された周波数リソースは、MBSを用いて構成された無線デバイスのグループに対して共通のリソースブロックであってもよい。BWPは、セルの初期BWPであってもよく、又はセル上に構成される第1のアクティブBWPであってもよい。BWPは、セルのドーマントBWPを除いて、任意のBWPであってもよい。一実施形態では、ユニキャストBWP内のいくつかの周波数リソースブロックは、無線デバイスのグループへのMBS PDCCH/PDSCHの送信専用とすることができる。一実施例では、周波数リソースブロック(又は周波数リソースブロックのセット)の数、BWP内の周波数リソースブロックの数の位置を伴って、1つ以上のRRCメッセージでの基地局によって構成され得る。1つ以上のRRCメッセージは、MBS(例えば、MBS PDCCHと呼ばれる)に対するPDCCHの構成パラメータを更に示してもよく、ここで、MBS PDCCHは、MBS固有RNTI(例えば、MBS-RNTI、SC-RNTI、G-RNTIなど)によってスクランブルされたCRCを用いたDCIを担持してもよい。構成パラメータは、ユニキャストBWPの帯域幅内の、検索空間及び/又はMBS PDCCHの受信に対するCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当てを示し得る。一実施例では、検索空間及び/又はCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当ては、図25及び/又は図26の例に基づいて実装され得る。
一実施形態では、無線デバイスの異なるグループを標的とする異なるMBSは、ユニキャストBWP内の異なる周波数リソースブロックのセット上に構成されてもよい。図28Bに示すように、MBSに対する周波数リソースブロックを異なるユニキャストBWPに割り当て得る。一実施例では、ユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースを構成することは、無線デバイスの実装を簡素化し、かつ無線デバイスの電力消費を低減し得る。一実施例では、ユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースの構成をサポートすることによって、無線デバイスは、セル内の単一のアクティブBWPをサポートするために必要とされ得る。
一実施例では、無線デバイスは、PDCCH(例えば、DCIにおいて)にて、無線デバイスのMACエンティティのためのダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)上に伝送があり、かつHARQ情報を提供することを示す、ダウンリンク割り当てを受信してもよい。HARQ情報は、New Data Indicator(NDI)、Transport Block サイズ(TBS)、Redundancy Version(RV)、及びHARQ プロセスIDなどを含み得る。無線デバイスのMACエンティティは、無線デバイス固有識別子(例えば、C-RNTI、TC-RNTI、又はCS-RNTI)で構成されてもよい。無線デバイスのMACエンティティは、PDCCH機会及びセルに対してPDCCHを監視し得る。
一実施形態では、MACエンティティは、ダウンリンク割り当て(PDCCH機会及びセルに対して)が、MACエンティティのC-RNTI/TC-RNTIのPDCCH上で受信され、かつこれがTC-RNTIに対する第1のダウンリンク割り当てである場合に、NDI(ビット)がトグルされたと決定し得る。ダウンリンク割り当てがMACエンティティのC-RNTI/TC-RNTIに対するPDCCHで受信され、ダウンリンク割り当てがMACエンティティのC-RNTIのためであり、同じHARQプロセスのHARQエンティティに示された以前のダウンリンク割り当てが、MACエンティティのCS-RNTI又は構成済みダウンリンク割り当てのいずれかであった場合、MACエンティティは、NDIの値に関わらず、NDIがトグルされたと決定し得る。決定されたNDIに基づいて、MACエンティティは、ダウンリンク割り当ての存在を示し、関連するHARQ情報をセルに対する無線デバイスのHARQエンティティへ送達し得る。
一実施形態では、無線デバイスが、PDCCH機会に対して、及びセルに対して、MACエンティティのCS-RNTIのためのPDCCH上のダウンリンク割り当てを受信する場合、MACエンティティは、受信されたHARQ情報におけるNDIが1である場合(ダウンリンク割り当てに基づいて)に、対応するHARQプロセスのためにNDIをトグルしないように決定し得る。無線デバイスは、セルに対するダウンリンク割り当ての存在を示し、かつ関連するHARQ情報をセルに関連付けられたHARQエンティティへ送達し得る。
一実施形態では、無線デバイスが、PDCCH機会に対して、及びセルに対して、MACエンティティのCS-RNTIのためのPDCCH上のダウンリンク割り当てを受信した場合、MACエンティティは、受信されたHARQ情報におけるNDIが0である場合(ダウンリンク割り当てに基づいて)に、アクティブ化に関連されるSPSアクティブ化/非アクティブ化を実行し得る。
一実施形態では、無線デバイスは、セル上に構成済みダウンリンク割り当てを伴って構成され得る。無線デバイスは、MACエンティティのCS-RNTIに基づいて、構成されたダウンリンク割り当てをアクティブにし得る。構成済みダウンリンク割り当てが構成されかつアクティブ化されたことに基づいて、構成済みダウンリンク割り当て(本明細書では、半持続性ダウンリンク割り当て、又はSPSと称される)のPDSCH持続時間が、セルに対してPDCCH(本明細書では、動的ダウンリンク割り当てと称される)で受信されたダウンリンク割り当てのPDSCH持続時間とオーバーラップしない場合、無線デバイスのMACエンティティは、PDSCH期間において、物理層が、構成済みダウンリンク割り当てによってDL-SCH上でTBを受信し、かつセルに関連付けられたHARQエンティティへ送達するように指示し得る。MACエンティティは、HARQプロセスIDを、PDSCH持続時間に関連付けられたHARQプロセスIDに設定し得る。MACエンティティは、対応するHARQプロセスに対して、NDIビットがトグルされたとみなし得る。MACエンティティは、構成済みダウンリンク割り当ての存在を示し、かつ記憶されたHARQ情報をHARQエンティティへ送達し得る。
一実施形態では、上位層のHARQプロセスIDオフセット値(例えば、harq-ProcID-Offset)なしの構成済みダウンリンク割り当てに対して、無線デバイスは、以下の方程式に基づいてDL伝送が開始されるスロットに関連付けられたHARQ Process IDを導出し得る。HARQプロセスID=[floor(CURRENT_slot×10/(numberOfSlotsPerFrame×periodicity))]modulo nrofHARQ-Processes。CURRENT_slot=[(SFN×numberOfSlotsPerFrame)+slot number in the frame]及びnumberOfSlotsPerFrameは、フレーム当たりの連続スロットの数を指す。SFNは、スロットのシステムフレーム番号であってもよい。
一実施形態では、上位層のHARQプロセスIDオフセット値(例えば、harq-ProcID-Offset)を伴う構成済みダウンリンク割り当てのために、無線デバイスは、DL伝送が以下の方程式に基づいて開始するスロットに関連付けられたHARQ Process IDを導出し得る。HARQプロセスID=[floor(CURRENT_slot×10/(numberOfSlotsPerFrame×periodicity))]modulo nrofHARQ-Processes+harq-ProcID-Offset。CURRENT_slot=[(SFN×numberOfSlotsPerFrame)+slot number in the frame]及びnumberOfSlotsPerFrameは、フレーム当たりの連続スロットの数を指す。SFNは、スロットのシステムフレーム番号であってもよい。
MACエンティティがBCCHを受信する必要があるときに、PDCCH機会に対するダウンリンク割り当てが、SI-RNTIに対するPDCCHで受信されている場合、MACエンティティは、RRCからのスケジューリング情報に基づいて、専用ブロードキャストHARQプロセスに対する、ダウンリンク割り当て及び冗長性バージョンをHARQエンティティに示し得る。
無線デバイスのMACエンティティは、各サービングセルに対してHARQエンティティを含み得る。HARQエンティティは、多数の並列HARQプロセスを維持してもよい。HARQエンティティは、DL-SCH上で受信したHARQ情報及び関連するTBを、対応するHARQプロセスに向け得る。
HARQプロセスは、物理層がダウンリンク空間多重化のために構成されていないときに、1つのTBをサポートし得る。HARQプロセスは、物理層がダウンリンク空間多重化のために構成されるときに、1つのTB又は2つのTBをサポートし得る。HARQプロセスは、HARQプロセス識別子(ID)と関連付けられてもよい。ブロードキャストロジックチャネル(BCCH)送信には、専用のブロードキャストHARQプロセスが使用される。
無線デバイスのMACエンティティは、無線デバイスの物理層から受信したTB及び関連するHARQ情報を、関連するHARQ情報(例えば、NDI、TBS、RV、及びHARQプロセスID)によって示されるHARQプロセスに、ダウンリンク割り当てが示されることに応答して、割り当て得る。MACエンティティは、ダウンリンク割り当てがブロードキャストHARQプロセスに対して示されることに応答して、受信したTBをブロードキャストHARQプロセスに割り当て得る。
図29は、複数のHARQプロセスで構成されるHARQエンティティの例を示す。図29に示すように、HARQエンティティは、多数の平行HARQプロセス(例えば、Process#m、Process#nなど)を含み得る。Process#mは、第1のHARQプロセス識別子(例えば、m)で識別されてもよい。Process#nは、第2のHARQプロセス識別子(例えば、n)で識別されてもよい。一実施例では、基地局からダウンリンクデータを受信するときに、無線デバイスは、Process#mでTB1を処理し得る。無線デバイスは、Process#nのTB2を処理してもよい。TB1が無線デバイスによって正常に復号化されないことに応答して、無線デバイスは、受信したTB1のデータをProcess#mのソフトバッファに記憶し得る。無線デバイスは、TB1の否定的確認応答(NACK)を基地局へ伝送し得る。NACKに応答して、基地局はTB1を再伝送してもよい。無線デバイスは、ソフトバッファにおいてTB1の記憶されたデータ及びTB1の再伝送の受信されたデータに基づいてTB1を復号化することを試み得る。例示的実施形態では、TB2が正常に復号化されることに応答して、無線デバイスは、TB2に対する肯定的確認応答(ACK)を基地局へ送信し得る。TB2が正常に復号化されることに応答して、無線デバイスは、復号化されたデータ(例えば、MAC PDU)を無線デバイスの分解及び非多重化エンティティに送達し得る。受信した肯定的確認応答に応答して、基地局は、Process#nを使用して、新しいトランスポートブロック(例えば、TB3)を伝送し得る。
一実施例では、HARQプロセスに対して伝送が行われるときに、HARQエンティティ(例えば、無線デバイスの)が、1つ又は2つ(ダウンリンク空間多重化の場合に)のTB(受信された)及び関連するHARQ情報をHARQプロセスへ送達し得る。
受信したTBと関連HARQ情報に対して、HARQプロセス(無線デバイスのHARQエンティティの)は、NDIが受信したTBに対応する以前に受信した伝送の値と比較してトグルされた場合、又は、HARQプロセスがブロードキャストプロセスと同等であり、かつこれがRRCによって示されるシステム情報スケジュールに従ってTBに対して最初に受信された伝送である場合、又はこれがこのTBに対して最初に受信された伝送(例えば、TBに対する以前のNDIはない)である場合、伝送(TBに関連付けられる)を、新しい伝送であると決定し得る。そうでなければ、HARQプロセスは、伝送(TBと関連付けられる)を再伝送であると決定し得る。伝送を新しい伝送であると決定することに基づいて、MACエンティティは、受信したデータを復号化しようと試み得る。伝送が再伝送との決定に基づいて、MACエンティティは、物理層に、受信したデータを、TBのためにソフトバッファ内にある現在の受信データと組み合わせて、TBに対するデータがまだ正常に復号化されていない場合に、結合されたデータを、復号化しようと試みるように命令し得る。
MACエンティティが復号化を試みたデータがTBに対して正常に復号化された場合、又はTBに対するデータが以前に正常に復号化された場合、MACエンティティは、HARQプロセスがブロードキャストプロセスに等しいのであれば、復号化MAC PDUを上位層へ送達し得る。MACエンティティが復号化を試みたデータがTBに対して正常に復号化された場合、又はTBに対するデータが以前に正常に復号化された場合、MACエンティティは、復号化されたMAC PDUを、TBに対するデータの最初の成功した復号化であれば、分解及び逆多重化エンティティに送達し得る。
MACエンティティが復号化を試みるデータがTBに対する復号化に失敗した場合、かつTBに対するデータが以前に復号化に失敗した場合、MACエンティティは、物理層に、TBに対するソフトバッファ内のデータを、MACエンティティが復号化を試みたデータと置き換えるように指示し得る。
MACエンティティは、HARQプロセスがTC-RNTIで示された伝送と関連付けられ、かつContention Resolution(競合解決)がまだ成功していない場合、又はHARQプロセスがMSGB-RNTIで示される伝送と関連付けられており、かつRandom Access(ランダムアクセス)手順がまだ正常に完了していない場合、又はHARQプロセスがブロードキャストプロセスに等しい場合、又はHARQフィードバックが伝送されるセルを含むTAGと関連付けられた、timeAlignmentTimerが停止又は満了している場合、TBにおけるデータの確認応答を生成するために物理層に命令し得ない。そうでなければ、MACエンティティは、物理層に、TBにおけるデータの確認応答を生成するよう指示してもよい。
MACエンティティは、そのC-RNTIのためのPDCCH上のNDIが、以前の送信の値と比較してトグルされたかどうかを決定するときに、そのTC-RNTIに対するPDCCH上の全てのダウンリンク割り当てで受信されたNDIを無視してもよい。MACエンティティが、TBに対して信号が発せられた最後のTBサイズとは異なるTBサイズで再伝送を受ける場合、無線デバイスの挙動は、無線デバイスの実装に委ねることができる。
図30は、HARQ手順に基づくダウンリンクTB(再)伝送機構の例を示す。一実施例では、基地局(例えば、gNB)は、無線デバイス(例えば、UE)へ、ダウンリンク割り当て及び1つ以上のHARQ情報を含む第1のダウンリンク制御情報(DCI)を伝送し得る。1つ以上のHARQ情報は、HARQ Process ID(例えば、図30に示すProcess ID=k)、第1のNDI値(例えば、1番目のNDI=1)などを含み得る。無線デバイスの物理層は、ダウンリンク割り当てに基づいて第1のTBのデータを受信し得る。第1のDCIを受信する前の無線デバイスは、現在のNDI値を有し得る(例えば、図30に示す、current NDI=0)。
第1のDCIの受信に応答して、無線デバイスは、第1のNDI値(1)が、現在のNDI値(0)とは異なることに応答して、第1のNDIがトグルされたと決定し得る。第1のNDIがトグルされたことに応答して、無線デバイスのMACエンティティは、第1のTBの伝送を新しい伝送であると決定し、第1のTBの受信したデータを復号化することを試みる。MACエンティティは、受信したデータを正常に復号化できない可能性がある。受信したデータが正常に復号化されなかったことに応答して、MACエンティティは、物理層に、第1のTBに対するソフトバッファを、MACエンティティが復号化を試みたデータで置き換えるよう指示し得る。MACエンティティは、物理層に、第1のTBにおけるデータのNACKを生成するように指示し得る。一実施例では、受信したデータを正常に復号化しないことに応答して、無線デバイスは、NACKを基地局に伝送し得る。
NACKの受信に応答して、基地局は、第1のTBの再伝送を示す第2のDCIを伝送してもよく、第2のDCIは、第1のHARQ Process IDと同じHARQ Process ID、第2のダウンリンク割り当て、RV値、及び第2のNDI値(例えば、2番目のNDI=1)を含む。
UEは、第2のNDI値(1)が第1のNDI値(1)と等しいことに応答して、第2のNDIがトグルされないと決定してもよく、これは、現在の新しいNDI値である。物理層は、第2のダウンリンク割り当てを介して、再伝送された第1のTBのデータを受信し得る。第2のNDIがトグルされないことに応答して、無線デバイスのMACエンティティは、第2のダウンリンク割り当てを介した伝送を、第1のTBの再伝送であると決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、第1のTBの新しく受信したデータ及びHARQ Process ID kによって識別されたHARQプロセスに関連付けられたソフトバッファにおける現在のデータに基づいて、第1のTBを復号化しようと試みてもよい。
一実施例では、MACエンティティは、第1のTBの受信したデータの復号化を成功し得る。受信したデータの復号化の成功に応答して、MACエンティティは、復号化されたデータ(例えば、MAC PDU)を無線デバイスの分解及び逆多重化エンティティに送達し得る。MACエンティティは、物理層に、第1のTBにおけるデータのACKを生成するように指示し得る。無線デバイスは、基地局へ、第1のTBに対するACKを伝送し得る。
一実施例では、基地局及び/又は無線デバイスは、様々なHARQフィードバックタイプに基づいて、HARQ再伝送を実行し得る。様々なHARQフィードバックタイプは、復号化が正常な場合のACKの伝送と、復号化が正常でない場合のNACKの伝送(本明細書ではACK/NACKフィードバックと称する)とを含み得る。様々なHARQフィードバックタイプは、復号化が正常でない場合におけるNACKの伝送又は復号化が正常な場合におけるACKの非伝送を含み得る(本明細書ではNACKのみのフィードバックと称する)。様々なHARQフィードバックタイプには、無線デバイスがMBS TBを正常に復号化したかどうかに関わらず、フィードバックを含まない場合がある(本明細書ではACK/NACKフィードバックなしと称する)。図31A、図31B及び図31Cは、様々なHARQフィードバックタイプの例を示す。
図31Aは、HARQ再伝送に基づくACK/NACKフィードバックの例を示す。図31Aに示すように、無線デバイスは、第1のMBS TB(第1のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS専用RNTI(例えば、MBS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを伴ったDCIの受信に基づいて、第1のMBS TBを受信してもよい。無線デバイスは、セルのBWPの検索空間(例えば、MBSセッション専用、又はユニキャスト伝送と共有)でDCIを受信してもよい。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第1のMBS TBを復号化しようと試み得る。無線デバイスは、第1のMBS TBの復号化が正常でないと決定し得る。第1のMBS TBの復号化が正常でなかったことに応答して、無線デバイスは、無線デバイスによる第1のMBS TBの復号化が正常でなかったことを示すHARQ否定的確認応答(又はHARQ NACKと称される)を基地局に伝送し得る。受信したHARQ NACKに基づいて、基地局は、第1のMBS TBを無線デバイスへ再伝送し得る(図31Aには示さない)。
図31Aに示すように、無線デバイスは、第2のMBS TB(第2のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第2のMBS TBの復号化を試み得る。無線デバイスは、第2のMBS TBの復号化が正常であったと決定し得る。第2のMBS TBの復号化が正常であったことに応答して、無線デバイスは、無線デバイスが第2のMBS TBの復号化が正常であったことを示すHARQ肯定的確認応答(又はHARQ ACKと称される)を基地局に伝送し得る。受信したHARQ ACKに基づいて、基地局は、第2のMBS TBが無線デバイスによって正しく受信されたと決定し得る。基地局は、新しいMBS TB(例えば、第3のMBS TB)を無線デバイスへ伝送し得る(図31Aには示さない)。図31Aの例は、HARQフィードバックの伝送ロバスト性を改善し得る。しかしながら、図31Aの例は、無線デバイスがTBを正常に復号化するか又は正常に復号化しないたびに、無線デバイスがHARQフィードバックを伝送するので、より多くのアップリンクリソースを消費し、無線デバイスの電力消費量を増加させ、及び/又は他の無線デバイスへのアップリンク干渉を増加させ得る。
図31Bは、HARQ再伝送に基づくNACKのみのフィードバックの例を示す。図31Bに示すように、無線デバイスは、第1のMBS TB(第1のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第1のMBS TBを復号化しようと試み得る。無線デバイスは、第1のMBS TBの復号化が正常でないと決定し得る。第1のMBS TBを正常に復号化しなかったことに応答して、無線デバイスは、無線デバイスによる第1のMBS TBの復号化が正常でなかったことを示すHARQ NACKを基地局に伝送し得る。受信したHARQ NACKに基づいて、基地局は、第1のMBS TBを無線デバイスへ再伝送し得る(図31Aには示さない)。
図31Bに示すように、無線デバイスは、第2のMBS TB(第2のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第2のMBS TBの復号化を試み得る。無線デバイスは、第2のMBS TBの復号化が正常であったと決定し得る。第2のMBS TBを正常に復号化したことに応答して、無線デバイスは基地局にHARQ ACKを送信しない場合がある。HARQ ACK又はNACKを受信しないことに基づいて、基地局は、第2のMBS TBが無線デバイスによって正しく受信されたと決定し得る。基地局は、新しいMBS TB(例えば、第3のMBS TB)を無線デバイスへ伝送し得る(図31Bには示していない)。図31Bの例は、無線デバイスがTBを正常に復号化しなかったときにのみ、無線デバイスがHARQフィードバックを伝送するので、フィードバックに対するリソース割り当てを低減し、無線デバイスの電力消費を低減し、及び/又は他の無線デバイスへのアップリンク干渉を低減することができる。図31Bの例は、HARQフィードバックの伝送ロバスト性を低減する可能性がある。
図31Cは、HARQ再伝送に基づいてACK/NACKフィードバックなしの例を示す。図31Cに示すように、無線デバイスは、第1のMBS TB(第1のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第1のMBS TBを復号化しようと試み得る。無線デバイスは、第1のMBS TBの復号化が正常でないと決定し得る。第1のMBS TBの復号化が正常でなかったことに応答して、無線デバイスは、無線デバイスによる第1のMBS TBの復号化が正常でなかったことを示すHARQ NACKを基地局に伝送し得ない。
図31Cに示すように、無線デバイスは、第2のMBS TB(第2のMBS TB)を受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて第2のMBS TBの復号化を試み得る。無線デバイスは、第2のMBS TBの復号化が正常であったと決定し得る。第2のMBS TBを正常に復号化したことに応答して、無線デバイスは基地局にHARQ ACKを送信しない場合がある。図31Cの例は、無線デバイスがTBを正常に復号化したか又は正常に復号化しなかったかに無関係にいかなるフィードバックも伝送しないので、フィードバックに対するリソース割り当てを低減し、無線デバイスの電力消費を低減し、及び/又は他の無線デバイスのアップリンク干渉を低減し得る。図31Cの例は、全ての無線デバイスがMBS TBを正常に復号化しているにも関わらず、基地局が、繰り返しの数(固定又は構成済み)を伴ってMBS TBを盲目的に送信し得るので、ダウンリンクスループットを低減する可能性がある。
一実施例では、無線デバイスは、セル(又はBWP)において様々なMBSセッション(例えば、各MBSセッションがMBS固有RNTIと関連付けられている)をサポートしてもよい。様々なMBSセッションは、V2XアプリケーションのためのMBS、公衆安全のためのMBS、ライブビデオのためのMBS、IOTソフトウェア更新のためのMBS、産業アプリケーションのためのMBSを含み得る。無線デバイスが、HARQフィードバックタイプ(例えば、図31Aに示される第1のHARQフィードバックタイプ、図31Bに示される第2のHARQフィードバックタイプ、又は図31Cに示される第3のHARQフィードバックタイプ)を伴って構成されるときである。無線デバイスは、既存の技術を実装することによって、複数のMBSセッションが無線デバイスに対して構成されているときに、HARQフィードバックタイプの適用を決定するのが困難であり得る。一実施例では、既存の技術を実装することによって無線デバイスは、異なるMBSセッションが異なるQoS要件を有するにも関わらず、全てのMBSセッションに対してHARQフィードバックタイプを適用し得る。既存の技術は、例えば、第3のHARQフィードバックタイプ(例えば、HARQフィードバックが無効になっているか、又はHARQフィードバックが構成されていない)を、V2X専用MBSセッションを含む全てのMBSセッションに適用することによって、伝送誤差率を増加させる可能性がある。既存の技術は、例えば、遅延耐性MBSセッションを含む全てのMBSセッションに第1のHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKベースのHARQフィードバックが有効化される/構成されること)を適用することによって、無線デバイスの電力消費量を増加させる可能性がある。複数のMBSセッションが無線デバイスによってサポートされるときに、MBS伝送に対するHARQフィードバックを改善する必要がある。
例示的実施形態は、基地局から、及び無線デバイスによって、複数のMBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信することを含み得るが、各MBSセッションは、それぞれのMBS専用RNTI(無線デバイスを識別するC-RNTIとは異なる)と関連付けられる。構成パラメータは、複数のMBSセッションのうちのそれぞれの1つに対して、複数のHARQフィードバックタイプのHARQフィードバックタイプを示し得る。異なるMBSセッションは、異なる及び/又は別個のHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。無線デバイスは、第1のMBSセッションに関連付けられた第1のMBS専用RNTIに基づいて第1のグループ共通DCIを受信することに応答して、例えば、図31A、図31B及び/又は図31Cに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、第1のMBSセッションに関連付けられた第1のHARQフィードバックタイプに基づいて、第1のHARQフィードバック動作タイプを適用し得る。無線デバイスは、第2のMBSセッションに関連付けられた第2のMBS専用RNTIに基づいて第2のグループ共通DCIを受信することに応答して、例えば、図31A、図31B及び/又は図31Cなどに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、第2のMBSセッションに関連付けられた第2のHARQフィードバックタイプに基づいて、第2のHARQフィードバック動作タイプを適用し得る。実施形態の例は、例えば、各MBSセッションのQoS要件に基づいて、基地局がMBSセッションごとにHARQフィードバックを柔軟に制御することを可能にし得る。例示的実施形態は、複数のMBSセッションがセル又はBWPにおいて構成されているときに、無線デバイス、システムスループット、及び/又は他の無線デバイスへのアップリンク干渉の電力消費量を改善し得る。
一実施例では、既存の技術を使用することにより、無線デバイスは、MBS TBに対するNACKのみのフィードバック又はACK/NACKフィードバックで構成され得る。一実施例では、MBS TBは、異なる時間/期間(例えば、無線デバイスがセルの良好なカバレッジにあるときに、又は無線デバイスがセルエッジにあるときに)において異なるQoS要件を有してもよい。一実施例では、アップリンクリソースの可用性又はアップリンク干渉は、異なる時間/期間(例えば、セルがライトロードされたときに、セルがヘビーロードされたときに)で変化し得る。一実施例では、ダウンリンクリソースの可用性は、異なる時間/期間(例えば、アクティブなBWPが切り替わるときに、又はセルが非アクティブ化されたときに)で変化し得る。MBS TBに対するHARQフィードバックタイプの静的アプリケーションは、RRC構成に基づいて、異なる伝送時間/期間におけるQoS要件動的変化に適応しない場合があり、動的変化アップリンクチャネル条件(例えば、リソースの可用性又はアップリンクの干渉)に適応しない場合があり、又は動的ダウンリンクリソース構成(例えば、BWPスイッチング、SCellのアクティブ化/非アクティブ化)に適応しない場合がある。一部の状況では、既存の技術は、より多くのアップリンクリソースを消費し、電力消費量を増加させ、及び/又は他の無線デバイスへのアップリンク干渉を増加させる可能性がある。一部の状況では、既存の技術によってダウンリンクスループットが低下する可能性がある。そのため、変化するQoS要件及び/又はアップリンクリソース/干渉の変化に適応するために、MBS TBのためのHARQ再伝送メカニズムを改善する必要性が存在する。
例示的実施形態は、基地局から、セルのBWP上のMBSセッションに対して、1つ以上のHARQフィードバックタイプ(ACK/NACKフィードバック、NACKのみのフィードバック、ACK/NACKフィードバックなしなど)を含む1つ以上のRRCメッセージを受信することを含み得る。MBSセッションの1つ以上のHARQフィードバックタイプは、構成されたBWP当たりであってもよい。異なるBWPは、異なるHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。MBSセッションに対する1つ以上のHARQフィードバックタイプは、構成されたセル当たりであってもよい。異なるセルは、異なるHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。一実施例では、シグナル伝達のオーバーヘッドを低減するために、1つ以上のHARQフィードバックタイプの構成は、1つ以上のRRCメッセージにおけるMBSセッション、BWP、又はセルに対して存在しなくてもよい。無線デバイスは、1つ以上のHARQフィードバックタイプがMBSセッション、BWP、又はセルに存在しないこと(例えば、上述の1つ以上のRRCメッセージで)に応答して、ACK/NACKフィードバックなしがMBSセッション、BWP、又はセルに対して適用されていると決定することができる(例えば、図31Cに関連する例示的実施形態の実装に基づいて)。MBSセッションに対してACK/NACKフィードバックが適用されていない場合、1つ以上のRRCメッセージでHARQフィードバックタイプ指標を伝送しないことが、シグナル伝達のオーバーヘッドを低減し得る。
レガシーシステムでは、基地局は、RRCメッセージでHARQフィードバックタイプ指標を伝送しない。無線デバイスは、既存の技術を実装することによって、RRCメッセージがHARQフィードバックタイプ指標を含むかどうかを確認せずに、ユニキャスト伝送のために、常にHARQフィードバックを伝送し得る(適用できないHARQフィードバックタイミングを示すDCIを受信するとき、又はアップリンクリソースが衝突又は利用できないために伝送をドロップするその他の場合を除く)。無線デバイスは、基地局及び/又は無線デバイスの能力制限のために、既存の技術を実装することによる無線デバイスでは、MBSデータに対するHARQフィードバックをサポートしないため、RRCメッセージがHARQフィードバックタイプ指標を含むかどうかを確認することなく、MBSデータに対するHARQフィードバックを伝送しない。
一実施例では、基地局は、NRシステムにおけるMBS伝送に対して、レガシーシステムとは異なるRRCメッセージにおけるHARQフィードバックタイプ指標を伝送しても、伝送しなくてもよい。例示的実施形態は、MBS TBに対するHARQフィードバックタイプに関する、デフォルトの挙動(ACK/NACKフィードバックなし又はACK/NACKフィードバックが無効になっていること)を定義することによって、HARQフィードバックタイプ指標がMBSセッションに対するRRCメッセージにおいて構成されていない(存在しない)ときに、及び無線デバイスがMBSデータに対するHARQフィードバックを伝送できるときに、MBS TBに対するHARQフィードバックで基地局及び無線デバイスを一致させ得る。例示的実施形態は、無線デバイスの電池消費を低減し得る。例示的実施形態は、第1のMBSセッションに関連付けられたHARQフィードバックタイプ指標を構成しないことによって、第1のMBSセッションに対するHARQフィードバックを柔軟に無効にしてもよい。例示的実施形態は、第2のMBSセッションに関連付けられたHARQフィードバックタイプ指標を構成することによって、第2のMBSセッションに対するHARQフィードバックを柔軟に有効にし得る。
例示的実施形態は、基地局から、MBS TBをスケジューリングするMBS専用RNTI(例えば、MBS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを伴うDCIを受信することを含み得る。DCIは、MBS-RNTIで構成された無線デバイスのグループに伝送される。MBS-RNTIによってスクランブルされたMBS TBは、無線デバイスのグループに伝送される。一実施例では、DCIは、1つ以上のHARQフィードバックタイプ(例えば、RRCメッセージで上記に構成された)のうちの1つを示してもよい。例示的実施形態は、DCIにおいてHARQフィードバックタイプを示すことによって、MBS TBに対して異なるHARQフィードバックタイプを柔軟に有句にし得る(例えば、MBS TBをスケジューリングするDCIか、又はMBS TBをスケジューリングするDCIとは異なる第2のDCI)。
例示的実施形態は、DCIの1つ以上のDCIフィールドを所定の値に設定することによって、HARQフィードバックタイプを示すことを含み得る。HARQフィードバックタイプ指標に使用される、1つ以上のDCIフィールドは、PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングフィールド、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンド、PUCCHリソースインジケータ、優先度インジケータ、又はそれらの組み合わせを含み得る。DCIの既存のDCIフィールドを使用することで、動的HARQフィードバックタイプ指標のシグナル伝達オーバーヘッドが低減され得る。
例示的実施形態は、DCI及び/又は1つ以上のRRCメッセージに基づいて、HARQフィードバックタイプを決定することを含み得る。無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージで構成された1つ以上のHARQフィードバックタイプからのHARQフィードバックタイプを示す、DCIのHARQフィードバックタイプインジケータに基づいて、MBS TBのためのHARQフィードバックタイプを決定し得る。
例示的実施形態は、1つ以上のRRCメッセージに示される第1のHARQフィードバックタイプを、DCIに示される第2のHARQフィードバックタイプによってオーバーライドすることに基づいて、MBS TBに対するHARQフィードバックタイプを決定することを含み得る。無線デバイスは、第2のHARQフィードバックタイプがDCIに存在しないことに応答して、1つ以上のRRCメッセージに示される第1のHARQフィードバックタイプを適用し得る。例示的実施形態は、DCI(例えば、MBS TBをスケジューリングするDCI)でHARQフィードバックタイプを示すことによって、MBS TBに対して異なるHARQフィードバックタイプを柔軟に有効にし得る。例示的実施形態は、例えば、基地局がRRCメッセージによって示されるHARQフィードバックタイプに変化がないと決定するときに、HARQフィードバックタイプの動的指標のためのシグナル伝達オーバーヘッドを低減し得る。
図32は、MBS TBに対するHARQフィードバックの例示的実施形態を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、MBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。構成パラメータは、MBSセッションに関連付けられたMBS専用RNTI(例えば、MBS-RNTI、MBS-C-RNTI、G-RNTI、SC-RNTIなど)を含み得る。構成パラメータは、1つ以上のHARQフィードバックタイプを含み得る。1つ以上のHARQフィードバックタイプは、図31Aに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用されるACK/NACKフィードバックを示す第1のHARQフィードバックタイプを含み得る。1つ以上のHARQフィードバックタイプは、図31Bに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用されるNACKのみを示す第2のHARQフィードバックタイプを含み得る。1つ以上のHARQフィードバックタイプは、図31Cに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用されたACK/NACKフィードバックなしを示す第3のHARQフィードバックタイプを含み得る。1つ以上のHARQフィードバックタイプは、第1のHARQフィードバックタイプ、第2のHARQフィードバックタイプ、第3のHARQフィードバックタイプ、又はそれらの組み合わせを含み得る。
例示的実施形態では、1つ以上のHARQフィードバックタイプは、構成されるMBSセッションごと、又は構成されるBWPごと、又は構成されるセルごと、又はそれらの組み合わせであってもよい。1つ以上のHARQフィードバックタイプが構成されたMBSセッション当たりである場合、異なるMBSセッションは、異なるHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。MBSセッションに対する1つ以上のHARQフィードバックタイプが、BWPごとに構成されている場合、異なるBWPは、MBSセッションに対して異なるHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。MBSセッションに対する1つ以上のHARQフィードバックタイプが、セルごとに構成されている場合、異なるセルは、MBSセッションに対して異なるHARQフィードバックタイプで構成されてもよい。
例示的実施形態では、1つ以上のRRCメッセージは、MBSセッションに対する周波数リソースの構成パラメータを更に示し得る(例えば、図28A及び/又は図28Bに関して説明された例示的実施形態に基づいて)。1つ以上のRRCメッセージは、MBS(例えば、MBS PDCCHと呼ばれる)に対するPDCCHの構成パラメータを更に示してもよく、ここで、MBS PDCCHは、MBS固有RNTI(例えば、MBS-RNTI、SC-RNTI、G-RNTIなど)によってスクランブルされたCRCを用いたDCIを担持してもよい。構成パラメータは、BWPにおける検索空間及び/又はMBS PDCCHの受信に対するCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当てを示し得る。一実施例では、検索空間及び/又はCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当ては、図25及び/又は図26に関して説明された例示的実施形態に基づいて実装され得る。
例示的実施形態では、1つ以上のRRCメッセージは、無線デバイスに関連付けられたC-RNTI(CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)を更に含み得る。1つ以上のRRCメッセージは、ユニキャスト伝送(例えば、ユニキャストPDCCHと称される)に対するPDCCHの構成パラメータを更に示してもよく、ここで、ユニキャストPDCCHは、無線デバイス固有RNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)によってスクランブルされたCRCを伴ったDCIを担持してもよい。構成パラメータは、BWPにおける検索空間及び/又はユニキャストPDCCHの受信に対するCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当てを示し得る。一実施例では、検索空間及び/又はCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当ては、図25及び/又は図26に関して説明された例示的実施形態に基づいて実装され得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、MBSセッションのMBS TBをスケジューリングするDCIを受信し得る。DCIは、BWPにおけるMBS PDCCHを介して、MBS-RNTIによってスクランブルされるCRCを伴って受信されてもよい。DCIは、MBS TBの伝送に対する、MBS PDSCHリソースのダウンリンク割り当てを示し得る。MBS-RNTIによってスクランブルされたMBS TBは、MBS-RNTIで構成された無線デバイスのグループに伝送される。
例示的実施形態では、DCIは、レガシーDCIフォーマット(例えば、3GPP(登録商標)仕様のDCIフォーマット1_0/1_1/1_2)、又はレガシーDCIフォーマットとは異なる新しいDCIフォーマットのうちの1つであってもよい。DCIは、レガシーDCIフォーマット1_0よりも少ないDCIペイロードを有し得る。例では、DCIは、時間ドメインリソース割り当て指標、VRB-to-PRBマッピング指標、MCS指標、NDI、冗長性バージョン、HARQプロセス番号、PUCCHリソースインジケータ、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンド、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータ、優先度インジケータ、ChannelAccess-CPextなどのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
例示的実施形態では、DCIは、1つ以上のRRCメッセージで構成された1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示してもよい。DCIは、1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示す新しいDCIフィールドを含んでもよい。DCIは、1つ以上のDCIフィールドを所定の値に設定することによって、1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示し得る。
図32に示すように、無線デバイスは、DCIに基づいてMBS TBを受信してもよい。DCIによって示される、1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つに応答して、ACK/NACKフィードバックがMBS TBのために必要である(又は適用されている)ことを示すために、無線デバイスがMBS TBを正常に復号化できなかった場合、無線デバイスは、基地局へHARQ NACKを伝送し得、又は無線デバイスがMBS TBを正常に復号化した場合、無線デバイスは、HARQ ACKを伝送し得る。
DCIによって示される、1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つに応答して、NACKのみのフィードバックがMBS TBに必要である(又は適用されている)ことを示すために、無線デバイスは、無線デバイスがMBS TBを正常に復号化できなかった場合、基地局にHARQ NACKを伝送し得る。無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化したことに応答して、HARQ ACKの伝送をスキップする。
DCIによって示される、1つ以上のHARQフィードバックタイプのうちの1つに応答して、ACK/NACKフィードバックがMBS TBに必要でない(又は適用されない)ことを示すために、無線デバイスは、無線デバイスがMBS TBを正常に復号化したか又は正常に復号化しなかったかに関わらず、基地局へのいかなるフィードバック(HARQ NACK又はHARQ ACK)の伝送もスキップする。
例示的実施形態では、基地局は、1つ以上のRRCメッセージによって、MBSセッションに対して第1のHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKフィードバック、NACKのみのフィードバック、ACK/NACKフィードバックなし)を構成し得る。無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージに示される第1のHARQフィードバックタイプを、DCIに示される第2のHARQフィードバックタイプによってオーバーライドすることに基づいて、MBS TBに対するHARQフィードバックタイプを決定し得る。実施形態の例は、例えば、QoS要件が変更されるとき、アップリンクリソース/干渉が変更されるとき、BWPを切り替えるとき、又はそれらの組み合わせによって、基地局がMBS TBに対してHARQフィードバックタイプを動的に変更することを可能にし得る。
例示的実施形態では、基地局は、1つ以上のRRCメッセージによって、MBSセッションに対して第1のHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKフィードバック、NACKのみのフィードバック、ACK/NACKフィードバックなし)を構成し得る。無線デバイスは、DCIを受信してもよく、DCIは、HARQフィードバックタイプ指標を含まない。無線デバイスは、HARQフィードバックタイプ指標がDCIに存在しないことに応答して、1つ以上のRRCメッセージに示される第1のHARQフィードバックタイプを適用し得る。例示的実施形態は、例えば、基地局が、1つ以上のRRCメッセージによって構成されたHARQフィードバックタイプに変化がないと判定するとき、HARQフィードバックタイプの動的表示のためのシグナル伝達オーバーヘッドを低減し得る。
例示的実施形態では、基地局は、1つ以上のRRCメッセージにおけるMBSセッションに対するHARQフィードバックタイプを構成しない場合がある(又はHARQフィードバックタイプ指標が1つ以上のRRCメッセージに存在しない場合)。無線デバイスは、DCIを受信してもよく、DCIは、HARQフィードバックタイプ指標を含む。無線デバイスは、HARQフィードバックタイプ指標が1つ以上のRRCメッセージに存在しないことに基づいて、DCIに示されるHARQフィードバックタイプを適用し得る。
図32の例示的実施形態は、RRCメッセージ及び/又はDCIによるMBS TBに対するHARQフィードバックタイプの動的かつ柔軟な表示を可能にし得る。例示的実施形態は、ダウンリンク/アップリンク伝送効率を改善し、無線デバイスの電力消費を低減し、他の無線デバイスへのアップリンク干渉を低減し得る。実施形態の例は、無線デバイスで追加の処理の複雑さを必要とし得る。
図33は、DCIの1つ以上のDCIフィールドによるHARQフィードバックタイプの表示の例を示す。一実施例では、基地局は、複数のDCIフィールドを含むDCIを無線デバイスに伝送し得る。所定の値(又は範囲)に設定される複数のDCIフィールドの1つ以上は、HARQフィードバックタイプを示し得る。DCIフィールドは、時間ドメインリソース割り当て指標、VRB-to-PRBマッピング指標、MCS指標、NDI、冗長性バージョン、HARQプロセス番号、PUCCHリソースインジケータ、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンド、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータ、優先度インジケータ、ChannelAccess-CPextなどを含み得る。
図33に示すように、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータが第1の値に設定されることに応答して、無線デバイスは、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータがHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKフィードバック、NACKのみフィードバック、ACK/NACKフィードバックなしなど)を示すと決定し得る。無線デバイスは、図31Aに関して上述された例示的実施形態に基づいて、HARQフィードバックタイプがACK/NACKフィードバックであるのに応答してMBS TBのためにACK/NACKフィードバックを適用し得る。無線デバイスは、図31Bに関して上述された例示的実施形態に基づいて、HARQフィードバックタイプがNACKのみのフィードバックであるのに応答してMBS TBのためにNACKのみのフィードバックを適用し得る。無線デバイスは、図31Cに関して上述された例示的実施形態に基づいて、HARQフィードバックタイプが、ACK/NACKのフィードバックなしであるのに応答してMBS TBのためにACK/NACKフィードバックなしを適用し得る。第2の値に設定される(又は第1の値に設定されない)PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータに応答して、無線デバイスは、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータが、MBS TBに対するHARQフィードバックを伝送するためのタイミングを示すと決定し得る。無線デバイスは、PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケータが第2の値に設定されることに応答してPDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケータによって示されるタイミングに基づいて、HARQフィードバックを伝送し得る。
図33に示すように、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンドが第1の値に設定されることに応答して、無線デバイスは、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンドがHARQフィードバックタイプを示すと決定し得る。無線デバイスは、図31A、図31B又は図31Cに関して上述した例示的実施形態に基づいてHARQフィードバックタイプを適用し得る。スケジュールPUCCHに対するTPCコマンドが第2の値に設定される(又は第1の値に設定されない)ことに応答して、無線デバイスは、TPCコマンドの第2の値に基づいて、スケジュールされたPUCCHの伝送電力を決定し得る。
図33に示すように、PUCCHリソースインジケータが第1の値に設定されることに応答して、無線デバイスは、PUCCHリソースインジケータがHARQフィードバックタイプを示すと決定し得る。無線デバイスは、図31A、図31B又は図31Cに関して上述した例示的実施形態に基づいてHARQフィードバックタイプを適用し得る。PUCCHリソースインジケータが第2の値に設定される(又は第1の値に設定されない)ことに応答して、無線デバイスは、PUCCHリソースインジケータの第2の値に基づいて、PUCCH伝送のためのPUCCHリソースを決定し得る。
図33に示すように、無線デバイスは、DCIの優先度インジケータの値に基づいて、(UCI、CSI、HARQフィードバック、又はSRに対する)PUCCH伝送の優先度及び/又はMBS TBに対するHARQフィードバックタイプを決定し得る。例えば、無線デバイスは、優先度インジケータが第1の値(例えば、0)に設定されることに応答して、PUCCH伝送の高優先度を決定し得る。PUCCHの高優先度の決定に基づいて、無線デバイスは、MBS TBに対する第1のHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKフィードバック、又は構成に基づくNACKのみのフィードバック)を決定し得る。例えば、無線デバイスは、優先度インジケータが第1の値(例えば、1)に設定されることに応答して、PUCCH伝送の低優先度を決定し得る。PUCCHの低優先度の決定に基づいて、無線デバイスは、MBS TBに対する第2のHARQフィードバックタイプ(例えば、HARQフィードバックなし)を決定し得る。無線デバイスが高優先度PUCCH及び低優先度PUCCHを伝送するとき、無線デバイスは、2つのPUCCH送信が時間内にオーバーラップする場合、高優先度PUCCHの伝送を優先し得る。
図33の例示的実施形態は、DCIの1つ以上のDCIフィールドを利用することによって、HARQフィードバックタイプを示し得る。1つ以上のDCIフィールドは、PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングフィールド、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンド、PUCCHリソースインジケータ、又は優先度インジケータを含み得る。新しいDCIフィールドを導入することなく、DCIの既存のDCIフィールドを使用することで、動的HARQフィードバックタイプ指標のためのシグナル伝達オーバーヘッドが低減され得る。
一実施例では、無線デバイスは、基地局から、MBSセッションの1つ以上のTBを受信し得る。MBSセッションは、定期的なブロードキャストメッセージよりも高いQoSを必要とする場合がある。定期的なブロードキャストメッセージと比較して、V2Xアプリケーションデータを含むMBSセッションは、より低い遅延伝送を必要とし得る。定期的なブロードキャストメッセージと比較して、IOT産業アプリケーションデータを含むMBSセッションは、より高い信頼性を必要とし得る。定期的なブロードキャストメッセージと比較して、ライブビデオアプリケーションデータを含むMBSセッションは、より高いスループット及びより高い信頼性などを必要とし得る。
MBS TBの伝送のQoS要件を満たすために、基地局は、MBSセッションに加入される無線デバイスがMBS TBを正常に受信しないときに、MBS TBの再伝送のためにHARQメカニズムを適用し得る。基地局は、ユニキャスト伝送又はマルチキャスト伝送でMBS TBを再伝送してもよい。
図34A及び図34Bは、MBS TBのユニキャスト再伝送及びMBS TBのマルチキャスト再伝送の例を示す。
図34Aに示すように、無線デバイスは、MBSセッションに加入されると、MBS TB(又はTB)の初期伝送を受信し得る。無線デバイスは、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTIによってスクランブルされたCRCとのDCIの受信に基づいて、初期伝送を受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスが、MBSセッションのために構成された検索空間(CORESETに関連付けられた)上でPDCCHを監視しているときに、DCIを受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいてMBS TBの復号化を試み得る。無線デバイスは、TBを正常に復号化し得ない(例えば、不正確なCRCチェックで)。無線デバイスは、TBを正常に復号化できないことに基づいて、TBに対して受信したデータをバッファリングし得る。
図34Aに示すように、無線デバイスは、無線デバイスがTBを正常に復号化できないことを示すHARQ NACKを伝送し得る。基地局は、受信したHARQ NACKに基づいて、MBS-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴って第2のDCIを伝送し得る。第2のDCIは、MBS TBの再伝送を示す。第2のDCIは、MBSセッションに加入された無線デバイスのグループに伝送される。MBS TBの再伝送は、無線デバイスのグループに対するものである。HARQ NACKの伝送に基づいて、無線デバイスは、MBS TBの再伝送を示す第2のDCIを受信するためのMBSセッションに対して構成された検索空間上でPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、第2のDCIを受信することに基づいて、再伝送されたMBS TBを受信し得る。無線デバイスは、初期に受信したデータと、新たに受信したMBS TBのためのデータを組み合わせてもよい。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいて、MBS TBの結合データを復号化しようと試み得る。
一実施例では、無線デバイスは、結合されたデータを正常に復号化し得る。無線デバイスは、MBS TBに含まれる復号化されたMAC PDUを、無線デバイスの分解及び非多重化エンティティに送達してもよい。
一実施例では、無線デバイスは、結合したデータを正常に復号化できない場合がある。結合したデータを正常に復号化できなかったことに基づいて、無線デバイスは、上述の実施形態の例に基づいて再伝送を求めることを決定し得る。
マルチキャスト送信におけるMBS TBの再伝送は、例えば、複数の無線デバイスがMBSセッションに加入するときに、MBS TBが複数の無線デバイスによって正常に復号化されなかったことに応答して、MBS TBの再伝送を要求するなど、シグナル伝達のオーバーヘッドを改善することができる。マルチキャスト伝送におけるMBS TBの再伝送は、基地局が、複数の無線デバイスのうちのある無線デバイスが、MBS TBを正しく復号化しないときに、マルチキャスト伝送においてMBS TBを再伝送する可能性があるので、マルチキャスト伝送スループットを低下させる可能性がある。
図34Bは、MBS TBのユニキャスト再伝送の例を示す。無線デバイスは、MBSセッションに加入すると、MBS TB(又はTB)の初期伝送を受信し得る。無線デバイスは、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTIによってスクランブルされたCRCとのDCIの受信に基づいて、初期伝送を受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスが、MBSセッションのために構成された検索空間(CORESETに関連付けられた)上でPDCCHを監視しているときに、DCIを受信し得る。無線デバイスは、MBS-RNTIに基づいてMBS TBの復号化を試み得る。無線デバイスは、TBを正常に復号化し得ない。無線デバイスは、TBを正常に復号化できないことに基づいて、TBに対して受信したデータをバッファリングし得る。
図34Bに示すように、無線デバイスは、無線デバイスがTBを正常に復号化できないことを示すHARQ NACKを伝送し得る。基地局は、受信したHARQ NACKに基づいて、C-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴って第2のDCIを伝送し得る。第2のDCIは、ユニキャスト伝送におけるMBS TBの再伝送を示し得る。第2のDCIは、無線デバイス(無線デバイス以外の第2の無線デバイスではない)へ専用伝送される。第2のDCIによってスケジュールされたMBS TBの再伝送は、無線デバイスに専用伝送される。無線デバイスは、第2のDCIを受信することに基づいて、再伝送されたMBS TBを受信し得る。無線デバイスは、初期に受信したデータと、新たに受信したMBS TBのためのデータを組み合わせてもよい。無線デバイスは、MBS TBの結合データを復号化しようと試み得る。
一実施例では、無線デバイスは、結合されたデータを正常に復号化し得る。無線デバイスは、MBS TBに含まれる復号化されたMAC PDUを、無線デバイスの分解及び非多重化エンティティに送達してもよい。
一実施例では、無線デバイスは、結合したデータを正常に復号化できない場合がある。結合したデータを正常に復号化できなかったことに基づいて、無線デバイスは、上述の実施形態の例に基づいて再伝送を求めることを決定し得る。
ユニキャスト伝送におけるMBS TBの再伝送は、基地局が各マルチキャスト伝送機会において新しいMBS TBを伝送する(又は古いMBS TBの再伝送を行わない)ため、マルチキャスト伝送スループットを改善する可能性がある。例えば、複数の無線デバイスがMBSセッションに加入し、MBS TBの再伝送を要求し、基地局が、MBS TBを複数の無線デバイスの各々に別々に再伝送するときに、ユニキャスト送信におけるMBS TBの再伝送は、シグナル伝達のオーバーヘッドを増加させる可能性がある。
一実施例では、無線デバイスは、MBS TB受信に対して、複数のHARQフィードバックタイプ(例えば、ACK/NACKフィードバック、NACKのみのフィードバック、ACK/NACKフィードバックなしなど)をサポートし得る。無線デバイスは、MBS TBの再伝送のために、複数の再伝送タイプ(例えば、マルチキャスト再伝送、又はユニキャスト再伝送)をサポートしてもよい。既存の技術では、基地局は、HARQフィードバックタイプ及び再送タイプを別々に及び/又は独立して構成又は示すことができる。無線デバイスは、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプを別々に及び/又は独立して決定し得る。HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプの個別又は独立した構成又は指標は、シグナル伝達のオーバーヘッドを増加させ、又は無線デバイスの実装の複雑さを増大させ得る。したがって、シグナル伝達オーバーヘッドを低減するために、HARQフィードバックタイプ指標及び再伝送タイプ指標を改善する必要性が存在する。
図35は、MBS TB受信のためのHARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプの結合指標の例示的実施形態を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、MBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。図32に関して上述された例示的実施形態に基づいて、1つ以上のRRCメッセージを実装し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、基地局からHARQフィードバックタイプ指標を受信し得る。HARQフィードバックタイプ指標は、第1のHARQフィードバックタイプを示し得、ACK/NACKフィードバックは、図31Aに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用される。HARQフィードバックタイプ指標は、第2のHARQフィードバックを示し得、NACKのみフィードバックは、図31Bに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用される。HARQフィードバックタイプ指標は、第3のHARQフィードバックタイプを示し得、ACK/NACKフィードバックなしは、図31Cに関連して上述された例示的実施形態に基づいて、MBS TBの受信に対して適用される。無線デバイスは、図32に関して上述した例示的実施形態に基づいてHARQフィードバックタイプ指標を受信し得る。
図35に示すように、無線デバイスは、MBSセッションに関連付けられたMBS TBの初期の伝送を受信してもよい。無線デバイスは、図32に関して上述した例示的実施形態に基づいてMBS TBを受信し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化できない可能性がある。無線デバイスは、NACKのみフィードバック又はACK/NACKフィードバックが、HARQフィードバックタイプによって示されるかどうかを決定し得る。無線デバイスは、NACKのみのフィードバック又はACK/NACKフィードバックが、HARQフィードバックタイプによって示されるかどうかの決定に基づいて、MBS TBの再伝送のための再伝送タイプを決定し得る。
NACKのみフィードバックがMBS TBに必要である(又は適用されている)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、HARQ NACKを基地局に伝送し得る。NACKのみのフィードバックがMBS TBに必要である(又は適用されている)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBのマルチキャスト再伝送が適用され得ると決定する。マルチキャスト再伝送が適用され得るという決定に応答して、無線デバイスは、MBS-RNTIを伴う第1のDCI(1番目のDCI)に対する第1の検索空間(1番目のSS)における第1のPDCCH(1番目のPDCCH)を監視し得る。無線デバイスは、第1のDCIが、第1のDCIに示されるHARQプロセスが、MBS TBの初期の伝送に関連付けられたものと同じであること、及び第1のDCIのNDI値に基づいてHARQプロセスのNDIがトグルされないことに応答して、MBS TBのマルチキャスト再伝送をスケジュールすると決定し得る。MBS TBのマルチキャスト再伝送は、MBS-RNTIで構成された無線デバイスのグループにアドレス指定される。無線デバイスは、再伝送されたMBS TBを受信し得る。無線デバイスは、例えば、図30に関して上述された例示的実施形態に基づいて、初期の伝送とMBS TBの再伝送とを結合することに基づいて、MBS TBを復号化し得る。
ACK/NACKフィードバックがMBS TBに必要である(又は適用されている)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、HARQ NACKを基地局に伝送し得る。ACK/NACKフィードバックがMBS TBに必要である(又は適用されている)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBのユニキャスト再伝送が適用されると決定する。ユニキャスト再伝送が適用され得るという決定に応答して、無線デバイスは、C-RNTIを伴う第2のDCI(2番目のDCI)について、第2の検索空間(2番目のSS)における第2のPDCCH(2番目のPDCCH)を監視し得る。無線デバイスは、第2のDCIが、第2のDCIに示されるHARQプロセスがMBS TBの初期伝送に関連付けられたものと同じであることに応答して、MBS TBのユニキャスト再伝送をスケジュールすると決定し得る。無線デバイスは、第2のDCIが、第2のDCIに示されるHARQプロセスが、MBS TBの初期の伝送に関連付けられたものと同じであること、及び第2のDCIのNDI値を無視すること(又は第2のDCIのNDI値に無関係であること)に応答して、MBS TBのユニキャスト再伝送をスケジュールすると決定し得る。MBS TBのユニキャスト再伝送は、C-RNTIで構成された無線デバイスにアドレス指定される。MBS TBのユニキャスト再伝送は、C-RNTIによって、又はMBS-RNTIによってスクランブルされ得る。無線デバイスは、再伝送されたMBS TBを受信し得る。無線デバイスは、例えば、図30に関して上述された例示的実施形態に基づいて、初期の伝送とMBS TBの再伝送とを結合することに基づいて、MBS TBを復号化し得る。
ACK/NACKフィードバックがMBS TBに対して必要ではない(又は適用されていない)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBに対するHARQフィードバックの送信をスキップし得る。ACK/NACKフィードバックがMBS TBに必要とされない(又は適用されない)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBの再伝送(マルチキャスト又はユニキャストのいずれか)がサポートされていないと決定し得る。無線デバイスは、HARQ再伝送ベースの復号化を実行し得ず、HARQ再伝送ベースの復号化は、図30に関して上述された例示的実施形態に基づいて、実行される。
ACK/NACKフィードバックがMBS TBに対して必要ではない(又は適用されていない)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBに対するHARQフィードバックの送信をスキップし得る。ACK/NACKフィードバックがMBS TBに必要とされない(又は適用されない)ことを示すHARQフィードバックタイプ指標に応答して、無線デバイスは、MBS TBが基地局によって繰り返し数で送信されると決定してもよく、ここで、数は、構成済み又は事前定義済みである。基地局は、無線デバイスからのHARQフィードバックを待つことなく、繰り返し数でMBS TBを送信し得る。
図35の例示的実施形態は、MBS TB受信のためのHARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプを示すためのシグナル伝達オーバーヘッドを改善し得る。
図35は、HARQフィードバックに対するPUCCHリソースの構成に基づいて、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプの結合指標のために更に変更されてもよい。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、MBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを受信し得る。図32に関して上述された例示的実施形態に基づいて、1つ以上のRRCメッセージを実装し得る。更に、1つ以上のRRCメッセージは、MBS TBの受信のHARQフィードバックのためのPUCCHリソースの構成パラメータを含み得る。PUCCHリソースの構成パラメータには、PUCCHフォーマット(周波数ホッピングパラメータ、DMRSパラメータ、符号速度指標、スロット数などに関連付けられる)、BWPにおける開始PRB、シンボルの数、開始シンボルインデックス、OCCインデックス、OCC長さ、時間ドメインOCC指標、及び/又は空間関係情報構成(例えば、参照信号インデックス、経路損失リソース信号インデックス、電力リソースパラメータ)が含まれ得る。
例示的実施形態では、MBS TBの受信のHARQフィードバックに対するPUCCHリソースは、MBS-RNTIに関連付けられたMBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有され得る。無線デバイスのグループの異なる無線デバイスは、同じPUCCHリソース上でHARQフィードバックを伝送してもよい。MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちでPUCCHリソースを共有することは、アップリンクリソース利用効率を改善し得る。ただし、PUCCHリソースが無線デバイスのグループのうちで共有されている場合、どの無線デバイスがMBS TBを正しく復号化しないかは、基地局によって識別されない場合がある。
例示的実施形態では、MBS TBの受信のHARQフィードバックのためのPUCCHリソースは、無線デバイスごとに構成されてもよく、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有されない場合がある。無線デバイスのグループの異なる無線デバイスは、異なるPUCCHリソース上でHARQフィードバックを伝送し得る。MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちでPUCCHリソースを分離することは、アップリンクリソース利用効率を低下させ得る。しかしながら、PUCCHリソースが無線デバイスのグループによって別々に使用される場合、どの無線デバイスがMBS TBを正しく復号化しないかを識別してもよい。
例示的実施形態では、HARQフィードバックに対するPUCCHリソースを示すPUCCHリソースインジケータを含むDCIが、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有されるのに応答して、無線は、NACKのみフィードバックがMBS TBに対して必要である(又は適用されている)と決定し得る。HARQフィードバックに対するPUCCHリソースを示すPUCCHリソースインジケータを含むDCIが、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有されていることに応答して、無線は、MBS TBのマルチキャスト再伝送が適用されると決定し得る。無線デバイスは、図34Aに関して上述した例示的実施形態に基づいて、MBS TBのマルチキャスト再伝送を受信し得る。PUCCHリソース指標に基づいて、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプを決定することで、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプ指標に対するシグナル伝達のオーバーヘッドが低減され得る。
例示的実施形態では、HARQフィードバックに対するPUCCHリソースを示すPUCCHリソースインジケータを含むDCIが、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有されないのに応答して、無線は、ACK/NACKフィードバックがMBS TBに対して必要である(又は適用されている)と決定し得る。HARQフィードバックに対するPUCCHリソースを示すPUCCHリソースインジケータを含むDCIが、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループのうちで共有されないことに応答して、無線は、MBS TBのユニキャスト再伝送が適用されると決定し得る。無線デバイスは、図34Bに関して上述した例示的実施形態に基づいて、MBS TBのユニキャスト再伝送を受信し得る。PUCCHリソース指標に基づいて、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプを決定することで、HARQフィードバックタイプ及び再伝送タイプ指標に対するシグナル伝達のオーバーヘッドが低減され得る。
例示的実施形態では、基地局は、DCIのPUCCHリソースインジケータを所定の値又は構成済み値に設定することに基づいて、NACKのみフィードバック及びマルチキャスト再伝送がMBS TBに適用されることを示し得る。
PUCCHリソースインジケータが所定の値又は構成済み値に設定されたことに応答して、無線デバイスは、NACKのみフィードバックが、MBS TBの受信に対するHARQフィードバックに適用され得ると決定し得、MBS TBのマルチキャスト再伝送が基地局によって実行されると決定し得る。無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化できないことに応答して、HARQ NACK伝送専用のPUCCHリソースを介してHARQ NACKを伝送してもよい。無線デバイスは、図35に関して上述した例示的実施形態に基づいて、MBS TBのマルチキャスト再伝送を受信するために第1のSSにて第1のPDCCHを監視し得る。
PUCCHリソースインジケータが所定の値又は構成済み値に設定されていないことに応答して、無線デバイスは、ACK/NACKが適用され、及び/又はMBS TBのユニキャスト再伝送が適用されると決定し得る。無線デバイスは、PUCCHリソースインジケータに基づいて決定されたPUCCHリソースを介して、HARQ ACK/NACKを伝送してもよい。無線デバイスは、図35に関して上述した例示的実施形態に基づいて、MBS TBのユニキャスト再伝送を受信するために第2のSSにて第2のPDCCHを監視し得る。
例示的実施形態は、HARQフィードバックタイプ、再伝送タイプ及びMBS TB受信に対するPUCCHリソースを示すためのシグナル伝達オーバーヘッドを改善し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、MBSセッションの構成パラメータを受信してもよく、構成パラメータは、複数のHARQフィードバックタイプ及びMBSセッションに関連付けられたMBS識別子を示す。無線デバイスは、MBS識別子に基づいて、MBSセッションのMBS TBの伝送を示すDCI、及び複数のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示すDCIを受信してもよい。無線デバイスは、DCIに基づいて、MBS TBを受信し得る。第1のHARQフィードバックタイプを示す複数のHARQフィードバックタイプのうちの1つに基づいて、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化できなかったことに応答して、MBS TBに対する否定的なフィードバックを伝送し得、又はMBS TBを正常に復号化できたことに応答して、MBS TBに対する肯定的なフィードバックの伝送をスキップし得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、複数のHARQフィードバックタイプのうちの1つが第1のHARQフィードバックタイプを示すことに基づいて、MBS TBのマルチキャスト再伝送が適用されると決定し得る。
例示的実施形態では、第1のHARQフィードバックタイプは、HARQフィードバックのあるタイプであり得、無線デバイスが、MBS TBを正常に復号化しなかったことに応答してHARQ否定的確認応答を伝送し、MBS TBを正常に復号化したことに応答してHARQ肯定的確認応答の伝送をスキップしてもよい。
例示的実施形態では、複数のHARQフィードバックタイプは、第2のHARQフィードバックタイプを含んでもよく、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化しなかったことに応答してHARQ否定的確認応答を伝送し、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化したことに応答してHARQ肯定的確認応答を伝送し得る。
例示的実施形態では、複数のHARQフィードバックタイプは、第3のHARQフィードバックタイプを含んでもよく、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化しなかったことに応答してHARQ否定的確認応答の伝送をスキップし、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化したことに応答してHARQ肯定的確認応答の伝送をスキップし得る。
例示的実施形態では、構成パラメータは、複数のHARQフィードバックタイプが、MBSセッションごとに構成されていることを示し得る。
例示的実施形態では、構成パラメータは、複数のHARQフィードバックタイプが、MBSセッションのためのセルの帯域幅部分(BWP)ごとに構成され、MBSセッションは、セルの複数のBWP上に構成されてもよい。
一実施例では、所定の値に設定される1つ以上のDCIフィールドに基づいて、DCIは、第1のHARQフィードバックタイプを示し得る。1つ以上のDCIフィールドは、PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータ、PUCCHリソースインジケータ、スケジュールされたPUCCHに対するTPCコマンド、優先度インジケータ、又はそれらの組み合わせを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、第2のMBS TBの伝送を示す第2のDCIを受信してもよく、第2のDCIは、複数のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示していない。無線デバイスは、第2のDCIが複数のHARQフィードバックタイプのうちの1つを示さないことに基づいて、複数のHARQフィードバックタイプに基づいて、第2のHARQフィードバックタイプを決定し得る。決定された第2のHARQフィードバックタイプに基づいて、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化しなかったこと応答して、MBS TBに対する否定的なフィードバックを伝送し得、又はMBS TBを正常に復号化したことに応答して、MBS TBに対する肯定的なフィードバックを伝送し得る。例示的実施形態では、決定された第2のHARQフィードバックタイプに基づいて、無線デバイスは、MBS TBを正常に復号化しなかったことに応答して、MBS TBに対する否定的なフィードバックの伝送をスキップしてもよく、又はMBS TBを正常に復号化したことに応答して、MBS TBに対する肯定的なフィードバックの伝送をスキップしてもよい。
例示的実施形態では、MBS識別子は、MBSセッションに関連付けられたMBS RNTIであってもよい。
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルのBWP上のMBSセッションのために構成された第1の検索空間において第1のDCIを受信してもよい。
例示的実施形態では、MBS TBは、MBS識別子によってスクランブルされてもよい。MBS TBは、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループに伝送されてもよい。無線デバイスのグループは、無線デバイスのグループがMBSセッションに加入されたことに基づいて、MBS識別子で構成されてもよい。
例示的実施形態では、無線デバイスは、無線デバイスがMBSセッションに加入されたことに基づいて、MBS識別子で構成されてもよい。無線デバイスは、無線デバイスがMBSセッションに関心があること示すMBS関心情報を基地局へ伝送し得る。無線デバイスは、基地局がMBSセッションを開始することを示す、MBS開始コマンドを受信し得る。無線デバイスは、MBS開始コマンドに基づいて第1のDCIに対するPDCCHを監視し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、MBSセッションに関連付けられたMBS識別子を示す構成パラメータを受信し得る。無線デバイスは、MBS識別子に基づいて、MBSセッションのMBS TB及びPUCCHリソースインジケータのためのダウンリンク無線リソースを含むDCIを受信し得る。無線デバイスは、ダウンリンク無線リソースを介してMBS TBを受信してもよい。無線デバイスは、所定の値に設定されたPUCCHリソースインジケータに基づいて、MBS TBに対する第1のHARQフィードバックタイプ及び第1の再伝送タイプを決定し得る。無線デバイスは、決定された第1のHARQフィードバックタイプに基づいて、MBS TBを正常に復号化しなかったことに応答して、PUCCHリソースを介して、MBS TBに対する否定的なフィードバックを伝送し得る。無線デバイスは、決定された再伝送タイプに基づいて、MBS TBのマルチキャスト再伝送を受信するためのダウンリンク制御チャネルを監視し得る。
一実施例では、無線デバイスは、決定された第1のHARQフィードバックタイプに基づいて、MBS TBを正常に復号化したことに応答して、MBS TBに対する肯定的なフィードバックを伝送することをスキップし得る。MBS TBのマルチキャスト再伝送は、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループに伝送され得る。MBS TBのマルチキャスト再伝送は、MBS識別子によってスクランブルされ得る。ダウンリンク制御チャネルは、MBSセッションのために構成されてもよい。
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの実施例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、又は任意選択的にのみ使用され得る。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記パラメータが、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のHARQフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のHARQフィードバック動作とを含み、
グループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記MBSセッションに対する前記第1のHARQフィードバック動作又は前記第2のHARQフィードバック動作のうちの1つを示す、受信することと、
前記パラメータに基づいて、第1のグループ共通DCIを受信することであって、前記第1のグループ共通DCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)のためのグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
前記第1のHARQフィードバック動作とを示す、受信することと、
前記グループ共通PDSCHを介して前記TBを受信することと、
前記第1のグループ共通DCIが第1のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記TBに対する第1のHARQフィードバックを伝送することと、を含む、方法。
(項目2)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含むメッセージを受信することであって、
前記パラメータが、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、
グループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記第1のフィードバック動作又は前記第2のフィードバック動作のうちの1つを示す、受信することと、
第1のグループ共通DCIを受信することであって、前記第1のグループ共通DCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)をスケジューリングすることと、
前記第1のフィードバック動作を示すこととを含む、受信することと、
前記第1のグループ共通DCIが前記第1のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記TBに対する第1のHARQフィードバックを伝送することと、を含む、方法。
(項目3)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含むメッセージを受信することであって、
前記パラメータが、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、
ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記第1のフィードバック動作又は前記第2のフィードバック動作のうちの1つを示す、受信することと、
第1のDCIを受信することであって、前記第1のDCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)をスケジューリングすることと、
前記第1のフィードバック動作を示すこととを含む、受信することと、
前記第1のDCIが前記第1のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記TBに対する第1のHARQフィードバックを伝送することと、を含む、方法。
(項目4)
前記TBに対する前記第1のHARQフィードバックが、
前記TBが正常に復号化されたことに応答する肯定的なフィードバックと、
前記TBが正常に復号化されなかったことに応答する否定的なフィードバックとを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記パラメータに基づいて、第2のDCIを受信することであって、前記第2のDCIが、
前記MBSセッションの第2のTBに対するダウンリンク割り当てと、
前記第2のフィードバック動作とを示す、受信することと、
前記第2のTBを受信することと、
前記第2のDCIが前記第2のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記第2のTBに対する第2のHARQフィードバックの伝送をスキップすることと、を更に含む、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記無線デバイスが、無線リソース制御(RRC)接続状態にある、項目3に記載の方法。
(項目7)
前記HARQフィードバックが無効化されている前記第2のフィードバック動作が、前記TBが正常に復号化されたかどうかに関わらず、前記TBに対する前記第1のHARQフィードバックの伝送をスキップすることを含む、項目3に記載の方法。
(項目8)
前記メッセージが、1つ以上の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)リソースで受信された1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、項目3に記載の方法。
(項目9)
前記無線デバイスが、前記第1のDCIのHARQフィードバック有効化/無効化指標フィールドに基づいて、前記第1のDCIが前記第1のフィードバック動作を示すと決定する、項目3に記載の方法。
(項目10)
前記メッセージが、前記無線デバイス専用の無線デバイス固有無線リソース制御(RRC)メッセージである、項目3に記載の方法。
(項目11)
前記第1のHARQフィードバックが、前記TBが正常に復号化されたことに応答する肯定的なフィードバックを含む、項目3に記載の方法。
(項目12)
前記第1のHARQフィードバックが、前記TBが正常に復号化されなかったことに応答する否定的なフィードバックを含む、項目3に記載の方法。
(項目13)
前記無線デバイスが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを介して、前記第1のHARQフィードバックを伝送する、項目3に記載の方法。
(項目14)
前記第1のDCIが、前記TBに対して、1つ以上のグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)パラメータを含み、前記パラメータが、
帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースの1つ以上のリソースブロック(RB)の数と、
1つ以上のスロットの1つ以上のシンボルと、
変調及び符号化方式とを示す、項目3に記載の方法。
(項目15)
前記第1のDCIが、
新しいデータインジケータフィールドと、
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス数とを含む、項目3に記載の方法。
(項目16)
前記無線デバイスによって基地局へ、前記無線デバイスが前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含むメッセージを伝送することを更に含む、項目3に記載の方法。
(項目17)
前記無線デバイスが、前記MBS関心指標に応答して、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含む前記パラメータを受信する、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記メッセージが、セルが複数の帯域幅部分(BWP)を含むことを示し、前記複数のBWPの各BWPが、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のリソースブロック(RB)を含み、かつ
サブキャリア間隔と巡回プレフィックス長値とを含むBWP固有ヌメロロジに関連付けられる、項目3に記載の方法。
(項目19)
前記メッセージが、ユニキャスト物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及びユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信するための専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示し、前記ユニキャストPDCCH及び前記ユニキャストPDSCHが前記無線デバイスにアドレス指定される、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを更に示す、項目3に記載の方法。
(項目21)
前記無線デバイスが、前記第1のDCIのPUCCHリソースインジケータに基づいて、前記1つ以上のPUCCHリソースのうちのあるPUCCHリソースを介して前記第1のHARQフィードバックを伝送する、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記第1のDCIが、前記HARQフィードバックが有効化されていることを示す1つ以上の第1のDCIフィールドを含む、項目3に記載の方法。
(項目23)
前記1つ以上の第1のDCIフィールドが、
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースインジケータと、
スケジュールされたPUCCHに対する伝送電力制御(TPC)コマンドと、
PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータとのうちの少なくとも1つを含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記無線デバイスが、前記1つ以上の第1のDCIフィールドが所定の値に設定されていることに基づいて、前記HARQフィードバックが有効化されていると決定する、項目22に記載の方法。
(項目25)
前記メッセージが、第2のMBSセッションの第2のパラメータを更に含み、前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに関連付けられた第2のMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示す、項目3に記載の方法。
(項目26)
前記第2のMBS固有RNTIが、前記MBSセッションに関連付けられた第1のMBS固有RNTIとは異なる、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに対するHARQフィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている前記第1のフィードバック動作と、
HARQフィードバックが無効化されている前記第2のフィードバック動作とを含み、
第2のDCIが、前記第2のMBSセッションに対する前記第1のHARQフィードバック動作又は前記第2のHARQフィードバック動作のうちの1つを示す、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記第2のMBS固有RNTIに基づいて、前記第2のDCIを受信することであって、前記第2のDCIが、
前記第2のMBSセッションの第2のTBをスケジューリングすることと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることを示すこととを含む、受信することと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることに基づいて、前記第2のTBに対する前記HARQフィードバックの伝送をスキップすることと、を更に含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含む、項目3に記載の方法。
(項目30)
前記無線デバイスが、前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた、前記第1のDCIの、巡回冗長検査(CRC)ビットを伴った前記第1のDCIを受信する、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記第1のDCIが、前記MBS固有RNTIで構成された前記無線デバイスを含む、複数の無線デバイスにアドレス指定されたグループ共通DCIである、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた、前記TBの、CRCビットを伴った前記TBを受信することを更に含む、項目29に記載の方法。
(項目33)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられたセルの帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースを示し、前記共通周波数リソースが、複数の無線デバイスに対する前記第1のDCI及び前記TBの受信のために使用される、項目3に記載の方法。
(項目34)
前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関連付けられた前記BWP内の前記共通周波数リソースを介して前記第1のDCIを受信する、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記MBSセッションに関連付けられた前記BWP内の前記共通周波数リソースを介して前記TBを受信することを更に含む、項目33に記載の方法。
(項目36)
前記パラメータが、
前記BWP内の前記共通周波数リソースにおける前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の制御リソースセットと、
前記BWP内の前記共通周波数リソースにおける前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の検索空間のうちの少なくとも1つを更に含む、項目33に記載の方法。
(項目37)
前記第1のDCIを受信するために、前記共通周波数リソースの前記1つ以上の制御リソースセットにおける前記1つ以上の検索空間を介してグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することを更に含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、無線デバイスであって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、項目1~37のいずれか一項に記載の方法を実行させる、無線デバイス。
(項目39)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目1~37のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目40)
方法であって、
基地局から無線デバイスへ、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含むメッセージを伝送することであって、
前記パラメータが、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、
ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記第1のフィードバック動作又は前記第2のフィードバック動作のうちの1つを示す、伝送することと、
第1のDCIを伝送することであって、前記第1のDCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)をスケジューリングすることと、
前記第1のフィードバック動作を示すこととを含む、伝送することと、
前記無線デバイスから、前記第1のDCIが前記第1のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記TBに対するHARQフィードバックを受信することと、を含む、方法。
(項目41)
前記TBに対する前記第1のHARQフィードバックが、
前記TBが正常に復号化されたことに応答する肯定的なフィードバックと、
前記TBが正常に復号化されなかったことに応答する否定的なフィードバックとを含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
第2のDCIを伝送することであって、前記第2のDCIが、
前記MBSセッションの第2のTBに対するダウンリンク割り当てと、
前記第2のフィードバック動作と、
前記第2のTBを伝送することを示す、伝送することと、
前記第2のDCIが前記第2のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記第2のTBに対する第2のHARQフィードバックの受信をスキップすることと、を更に含む、項目40に記載の方法。
(項目43)
前記無線デバイスが、無線リソース制御(RRC)接続状態にある、項目40に記載の方法。
(項目44)
前記HARQフィードバックが無効化されている前記第2のフィードバック動作が、前記TBが正常に復号化されたかどうかに関わらず、前記TBに対する前記第1のHARQフィードバックの受信をスキップすることを含む、項目40に記載の方法。
(項目45)
前記メッセージが、1つ以上の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)リソースで伝送された1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、項目40に記載の方法。
(項目46)
前記第1のDCIが、HARQフィードバック有効化/無効化指標フィールドに基づいて、前記第1のフィードバック動作を示す、項目40に記載の方法。
(項目47)
前記メッセージが、前記無線デバイス専用の無線デバイス固有無線リソース制御(RRC)メッセージである、項目40に記載の方法。
(項目48)
前記第1のHARQフィードバックが、前記TBが正常に復号化されたことに応答する肯定的なフィードバックを含む、項目40に記載の方法。
(項目49)
前記第1のHARQフィードバックが、前記TBが正常に復号化されなかったことに応答する否定的なフィードバックを含む、項目40に記載の方法。
(項目50)
前記基地局が、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを介して前記第1のHARQフィードバックを受信する、項目40に記載の方法。
(項目51)
前記第1のDCIが、前記TBに対して、1つ以上のグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)パラメータを含み、前記パラメータが、
帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースの1つ以上のリソースブロック(RB)の数と、
1つ以上のスロットの1つ以上のシンボルと、
変調及び符号化方式とを示す、項目40に記載の方法。
(項目52)
前記第1のDCIが、
新しいデータインジケータフィールドと、
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス数とを含む、項目40に記載の方法。
(項目53)
前記基地局によって、前記無線デバイスから、前記無線デバイスが前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含むメッセージを受信することを更に含む、項目40に記載の方法。
(項目54)
前記基地局が、前記MBS関心指標に対する応答として、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含む前記パラメータを伝送する、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記メッセージが、セルが複数の帯域幅部分(BWP)を含むことを示し、前記複数のBWPの各BWPが、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のリソースブロック(RB)を含み、かつ
サブキャリア間隔と巡回プレフィックス長値とを含むBWP固有ヌメロロジに関連付けられる、項目40に記載の方法。
(項目56)
前記メッセージが、ユニキャスト物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及びユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信するための専用の第2の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示し、前記ユニキャストPDCCH及び前記ユニキャストPDSCHが前記無線デバイスにアドレス指定される、項目18に記載の方法。
(項目57)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを更に示す、項目40に記載の方法。
(項目58)
前記基地局が、前記第1のDCIのPUCCHリソースインジケータに基づいて、前記1つ以上のPUCCHリソースのうちのあるPUCCHリソースを介して前記HARQフィードバックを受信する、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記第1のDCIが、前記HARQフィードバックが有効化されることを示す1つ以上の第1のDCIフィールドを含む、項目40に記載の方法。
(項目60)
前記1つ以上の第1のDCIフィールドが、
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースインジケータと、
スケジュールされたPUCCHに対する伝送電力制御(TPC)コマンドと、
PDSCH-to-HARQ_フィードバックタイミングインジケータとのうちの少なくとも1つを含む、項目2259に記載の方法。
(項目61)
前記メッセージが、第2のMBSセッションの第2のパラメータを更に含み、前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに関連付けられた第2のMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示す、項目40に記載の方法。
(項目62)
前記第2のMBS固有RNTIが、前記MBSセッションに関連付けられた第1のMBS固有RNTIとは異なる、項目25に記載の方法。
(項目63)
前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに対するHARQフィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている前記第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、第2のDCIが前記第2のMBSセッションに対する前記第1のHARQフィードバック動作又は第2のHARQフィードバック動作のうちの1つを示す、項目25に記載の方法。
(項目64)
前記第2のMBS固有RNTIに基づいて、前記第2のDCIを伝送することであって、前記第2のDCIが、
前記第2のMBSセッションの第2のTBをスケジューリングすることと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることを示すこととを含む、伝送することと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることに基づいて、前記第2のTBに対する前記HARQフィードバックの受信をスキップすることと、を更に含む、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含む、項目40に記載の方法。
(項目66)
前記基地局が、前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた、前記第1のDCIの、巡回冗長検査(CRC)ビットを伴った前記第1のDCIを伝送する、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記第1のDCIが、前記MBS固有RNTIで構成された前記無線デバイスを含む、複数の無線デバイスにアドレス指定されたグループ共通DCIである、項目65に記載の方法。
(項目68)
前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた、前記TBの、CRCビットを伴った前記TBを伝送することを更に含む、項目29に記載の方法。
(項目69)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられたセルの帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースを示し、前記共通周波数リソースが、複数の無線デバイスに対する前記第1のDCI及び前記TBの受信のために使用される、項目40に記載の方法。
(項目70)
前記基地局が、前記MBSセッションに関連付けられた前記BWP内の前記共通周波数リソースを介して、前記第1のDCIを伝送する、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記MBSセッションに関連付けられた前記BWP内の前記共通周波数リソースを介して前記TBを伝送することを更に含む、項目69に記載の方法。
(項目72)
前記パラメータが、
前記BWP内の前記共通周波数リソースにおける前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の制御リソースセットと、
前記BWP内の前記共通周波数リソースにおける前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の検索空間のうちの少なくとも1つを更に含む、項目69に記載の方法。
(項目73)
前記第1のDCIを受信するために、前記共通周波数リソースの前記1つ以上の制御リソースセットにおける前記1つ以上の検索空間を介してグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することを更に含む、項目72に記載の方法。
(項目74)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、項目40~74のいずれか一項に記載の方法を実施させる、基地局。
(項目75)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目40~74のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目76)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションの構成パラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記構成パラメータが、MBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示す、受信することと、
前記MBS固有RNTIに基づいて、前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)に対するグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を示すグループ共通DCIを受信することと、
前記グループ共通PDSCHを介して前記TBを受信することと、
ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバックタイプ指標が前記構成パラメータに存在しないことに基づいて、前記TBに対応するHARQフィードバックの伝送をスキップすることと、を含む、方法。
(項目77)
前記HARQフィードバックタイプ指標が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のHARQフィードバック動作と、又は
HARQフィードバックが無効化されている第2のHARQフィードバック動作とのうちの1つを示す、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記無線デバイスが、無線リソース制御(RRC)接続状態にある、項目76に記載の方法。
(項目79)
前記RRCメッセージが、1つ以上の物理PDSCHリソースにおいて受信される、項目76に記載の方法。
(項目80)
前記グループ共通DCIが、前記TBに対して1つ以上のグループ共通PDSCHパラメータを含み、前記グループ共通PDSCHパラメータが、
帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースの1つ以上のリソースブロック(RB)の数と、
1つ以上のスロットの1つ以上のシンボルと、
変調及び符号化方式とを示す、項目76に記載の方法。
(項目81)
前記グループ共通DCIが、
新しいデータインジケータフィールドと、
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス数とを含む、項目76に記載の方法。
(項目82)
前記無線デバイスによって基地局へ、前記無線デバイスが前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含むメッセージを伝送することを更に含む、項目76に記載の方法。
(項目83)
前記無線デバイスが、前記MBS関心指標に応答して、前記構成パラメータを受信する、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記RRCメッセージが、セルが複数の帯域幅部分(BWP)を含むことを示し、前記複数のBWPの各BWPが、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のリソースブロック(RB)を含み、かつ
サブキャリア間隔と巡回プレフィックス長値とを含むBWP固有ヌメロロジに関連付けられる、項目76に記載の方法。
(項目85)
前記RRCメッセージが、ユニキャスト物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及びユニキャストPDSCHを受信するための専用の第2のRNTIを示し、前記ユニキャストPDCCH及び前記ユニキャストPDSCHが前記無線デバイスにアドレス指定される、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを更に示す、項目76に記載の方法。
(項目87)
前記RRCメッセージが、第2のMBSセッションの第2のパラメータを更に含み、前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに関連付けられた第2のMBS固有RNTIを示す、項目76に記載の方法。
(項目88)
前記第2のMBS固有RNTIが、前記MBSセッションに関連付けられた前記第1のMBS固有RNTIとは異なる、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに対するHARQフィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、第2のDCIが前記第2のMBSセッションに対する前記第1のHARQフィードバック動作又は第2のHARQフィードバック動作のうちの1つを示す、項目87に記載の方法。
(項目90)
前記第2のMBS固有RNTIに基づいて、前記第2のDCIを受信することと、前記第2のDCIが、
前記第2のMBSセッションの第2のTBをスケジューリングすることと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることを示すこととを含む、受信することと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることに基づいて、前記第2のTBに対する前記HARQフィードバックの伝送をスキップすることと、を更に含む、項目89に記載の方法。
(項目91)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、無線デバイスであって、前記命令が、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、項目76~90のいずれか一項に記載の方法を実行させる、無線デバイス。
(項目92)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目76~90のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目93)
方法であって、
基地局から無線デバイスへ、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションの構成パラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを伝送することであって、前記構成パラメータが、MBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を示す、伝送することと、
前記MBS固有RNTIに基づいて、前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)に対するグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を示すグループ共通DCIを伝送することと、
前記グループ共通PDSCHを介して前記TBを伝送することと、
ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバックタイプ指標が前記構成パラメータに存在しないに基づいて、前記TBに対応するHARQフィードバックの受信をスキップすることと、を含む、方法。
(項目94)
前記HARQフィードバックタイプ指標が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のHARQフィードバック動作と、又は
HARQフィードバックが無効化されている第2のHARQフィードバック動作とのうちの1つを示す、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記無線デバイスが、無線リソース制御(RRC)接続状態にある、項目93に記載の方法。
(項目96)
前記RRCメッセージが、1つ以上の物理PDSCHリソースにおいて伝送される、項目93に記載の方法。
(項目97)
前記グループ共通DCIが、前記TBに対して1つ以上のグループ共通PDSCHパラメータを含み、前記グループ共通PDSCHパラメータが、
帯域幅部分(BWP)内の共通周波数リソースの1つ以上のリソースブロック(RB)の数と、
1つ以上のスロットの1つ以上のシンボルと、
変調及び符号化方式とを示す、項目93に記載の方法。
(項目98)
前記グループ共通DCIが、
新しいデータインジケータフィールドと、
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス数とを含む、項目93に記載の方法。
(項目99)
前記基地局によって、前記無線デバイスから、前記無線デバイスが前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含むメッセージを受信することを更に含む、項目93に記載の方法。
(項目100)
前記基地局が、前記MBS関心指標に応答して前記構成パラメータを伝送する、項目99に記載の方法。
(項目101)
前記RRCメッセージが、セルが複数の帯域幅部分(BWP)を含むことを示し、前記複数のBWPの各BWPが、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のリソースブロック(RB)を含み、かつ
サブキャリア間隔と巡回プレフィックス長値とを含むBWP固有ヌメロロジに関連付けられる、項目93に記載の方法。
(項目102)
前記RRCメッセージが、ユニキャスト物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及びユニキャストPDSCHを伝送するための専用の第2のRNTIを示し、前記ユニキャストPDCCH及び前記ユニキャストPDSCHが前記無線デバイスにアドレス指定される、項目101に記載の方法。
(項目103)
前記パラメータが、前記MBSセッションに関連付けられた1つ以上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを更に示す、項目93に記載の方法。
(項目104)
前記RRCメッセージが、第2のMBSセッションの第2のパラメータを更に含み、前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに関連付けられた第2のMBS固有RNTIを示す、項目93に記載の方法。
(項目105)
前記第2のMBS固有RNTIが、前記MBSセッションに関連付けられた前記第1のMBS固有RNTIとは異なる、項目104に記載の方法。
(項目106)
前記第2のパラメータが、前記第2のMBSセッションに対するHARQフィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
前記HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含み、第2のDCIが前記第2のMBSセッションに対する前記第1のHARQフィードバック動作又は第2のHARQフィードバック動作のうちの1つを示す、項目104に記載の方法。
(項目107)
前記第2のMBS固有RNTIに基づいて、前記第2のDCIを伝送することであって、前記第2のDCIが、
前記第2のMBSセッションの第2のTBをスケジューリングすることと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることを示すこととを含む、伝送することと、
前記HARQフィードバックが無効化されていることに基づいて、前記第2のTBに対する前記HARQフィードバックの受信をスキップすることと、を更に含む、項目106に記載の方法。
(項目108)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶しているメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、項目93~107のいずれか一項に記載の方法を実行させる、基地局。
(項目109)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目93~107のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目110)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記パラメータが、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示し、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のHARQフィードバック動作と、
HARQフィードバックが無効化されている第2のHARQフィードバック動作であって、グループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記MBSセッションに対する前記HARQフィードバック動作のうちの1つを示す、第2のHARQフィードバック動作とを含む、受信することと、
第1のグループ共通DCIを受信することであって、前記第1のグループ共通DCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)に対するダウンリンク割り当てと、
前記TBに対するHARQフィードバック動作のうちの1つとを示す、受信することと、
前記TBを受信することと、
前記第1のグループ共通DCIに基づいて、前記TBに対して前記HARQフィードバックを伝送するか否かを決定することと、
前記決定することに基づいて、前記TBに対する前記HARQフィードバックを伝送するか又はその伝送をスキップすることと、含む、方法。
(項目111)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションのパラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記パラメータが、
前記MBSセッションに関連付けられた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作を示す第1のパラメータであって、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のHARQフィードバック動作と、
HARQフィードバックが無効化されている第2のHARQフィードバック動作とを含む、第1のパラメータと、を含み、
グループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)が、前記MBSセッションに対する前記HARQフィードバック動作のうちの1つを示す、受信することと、
前記RNTI及び前記1つ以上のパラメータに基づいて、前記グループ共通DCIを受信することであって、前記グループ共通DCIが、
前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)に対するダウンリンク割り当てと、
前記HARQフィードバックが前記TBに対して有効化されていることと示す、受信することと、
前記HARQフィードバックが有効化されていることに基づいて、前記TBに対する前記HARQフィードバックを伝送することと、を含む、方法。
(項目112)
方法であって、
無線デバイスによって、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションの構成パラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記構成パラメータが、
MBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)と、
ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)フィードバック動作のうちの1つであって、前記HARQフィードバック動作が、
HARQフィードバックが有効化されている第1のフィードバック動作と、
HARQフィードバックが無効化されている第2のフィードバック動作とを含む、受信することと、
前記MBS固有RNTIに基づいて、前記MBSセッションのトランスポートブロック(TB)に対するグループ共通物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を示すグループ共通DCIを受信することと、
前記グループ共通PDSCHを介して前記TBを受信することと、
前記構成パラメータが、前記HARQフィードバックが有効化されている前記第1のフィードバック動作を示すことに基づいて、前記TBに対する前記HARQフィードバックを伝送することと、を含む、方法。