JP7441329B2 - 電子装置及び電子装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱素子が実装された基板を有する電子装置及びその製造方法に関する。
特許文献1に開示される電子制御装置は、基板と、前記基板に電気的に接続されるはんだボールの配列を有する電子部品と、前記電子部品に対向する放熱台座を有する筐体と、前記電子部品と前記放熱台座の間に配置される熱伝導材と、を備え、前記熱伝導材は、前記電子部品の前記放熱台座側の第1の面の少なくとも1つの隅に配置されないことを特徴とする。
特開2017-162860号公報
ところで、BGAパッケージのマイクロコンピュータなどの発熱素子が実装された基板を有し、発熱素子と放熱部材との隙間を熱伝導材で埋める電子装置において、熱伝導材として、例えば、放熱グリスが用いられる。
なお、上記の放熱部材は、例えば、筐体に設けた放熱台座の部分である。
係る電子装置では、放熱グリスを放熱部材に塗布した後、発熱素子が実装された基板を放熱部材に組み付けることで、発熱素子と放熱部材との隙間を放熱グリスで埋める。
ここで、基板を放熱部材に組み付けたときに、放熱グリスが押し広げられ、発熱素子の領域からはみ出す場合があった。
そして、発熱素子の領域からはみ出した放熱グリスが、発熱素子の電極に付着すると、電極の歪み量が増大し、基板と発熱素子との電気的接続の信頼性を低下させるおそれがあった。
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、放熱グリスが発熱素子の電極に付着することを抑止できる、電子装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係る電子装置によれば、その一態様において、発熱素子と放熱部材との隙間を埋める硬化型の放熱グリスを有し、前記放熱部材は、前記発熱素子に対向する面の前記発熱素子の周縁の外側となる位置に、前記放熱グリスの配置領域を矩形に囲む枠体を備え、前記枠体の4隅のうちの少なくとも1つに切り欠きを形成し、前記切り欠きの外側に、前記枠体で囲まれる領域よりも底面が低い、前記放熱グリスの溜まり部を設けた。
また、本発明に係る電子装置の製造方法によれば、その一態様において、前記枠体で囲まれる前記放熱部材の部分に、半液状の前記放熱グリスを塗布する第1工程と、基板を前記放熱部材にねじによって締結し、前記放熱部材と前記発熱素子との間に挟まれる前記放熱グリスを押し広げる第2工程と、を有する。
本発明によれば、放熱グリスが発熱素子の電極に付着することを抑止できる。
電子装置の分解斜視図である。 電子装置の組み立て製造における第1工程を示す図である。 電子装置の基板及びベースを示す斜視図である。 電子装置の組み立て製造における第2工程を示す図である。 電子装置の組み立て製造における第3工程を示す図である。 付着対策の第1態様を示す放熱台座及び基板の断面図である。 前記第1態様における放熱台座の斜視図である。 前記第1態様における放熱台座の上面図である。 付着対策の第2態様を示す放熱台座及び基板の断面図である。 前記第2態様における放熱台座の斜視図である。 前記第2態様における放熱台座の上面図である。 付着対策の第3態様を示す放熱台座及び基板の断面図である。 前記第3態様における放熱台座の斜視図である。
以下、本発明に係る電子装置及び電子装置の製造方法の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、電子装置100の一態様を示す分解斜視図である。
電子装置100は、例えば、自動車に搭載される内燃機関や自動変速機などを制御する、マイクロコンピュータを備えた電子制御装置である。
電子装置100は、カバー200、基板300、ベース400からなる。
カバー200及びベース400は、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属材料によって形成され、カバー200とベース400とは、基板300を収容する筐体500を構成する。
基板300は、コネクタ310を備え、複数のねじ600によってベース400に締結される。
カバー200とベース400とは、防水シール材700を接合面に挟んで組み付けられ、複数のねじ800によって締結される。
カバー200は、筐体500の内部と外部との間での通気を可能にする通気孔210を備え、通気孔210にはフィルタ220が装着される。
次に、図2-図5にしたがって、電子装置100の組み立て製造の各工程を概略的に説明する。
後述するように、電子装置100は、基板300に実装された発熱素子の熱をベース400に設けた放熱台座を介して放熱する放熱構造を有し、発熱素子と放熱台座との隙間を埋める熱伝導材として放熱グリスを用いる。
図2は、第1工程としての放熱グリスの塗布工程を示す。
第1工程では、ベース400の内側となる面に凹状に設けた、放熱部材としての放熱台座410に、塗布ノズル1000を用いて放熱グリス1100を塗布する。
放熱グリス1100として、例えば、変性シリコーンなどのグリスをベースとして、熱伝導率の高い金属あるいは金属酸化物の粒子を混ぜ込んだものであって、組み付け後に硬化する放熱グリス、つまり、硬化型の放熱グリスを用いる。
なお、放熱台座410は、基板300に実装される発熱素子の熱を、ベース400を介して放熱させるために、発熱素子の位置及び形状に合わせて形成される。
図3は、基板300に実装される発熱素子としてのマイクロコンピュータ320、及び、ベース400の外側の形状を示す。
基板300の放熱台座410と対向する面には、矩形の発熱素子であるマイクロコンピュータ320が実装される。
マイクロコンピュータ320は、例えば、矩形の樹脂製パッケージ上にボール状の電極が並んでいる、BGA(Ball Grid Array)タイプのパッケージを採用したマイクロコンピュータである。
また、ベース400の外側の面には、複数の放熱フィン420が一体的に形成されている。
図4は、第2工程としての基板300の組み付け工程を示す。
第2工程では、放熱台座410に半液状の放熱グリス1100を塗布したベース400に対し、ねじ600によって基板300を締結する。
ここで、放熱台座410に塗布された放熱グリス1100は、放熱台座410とマイクロコンピュータ320との間に挟まれて押し広げられ、放熱台座410とマイクロコンピュータ320との隙間が放熱グリス1100によって埋められる。
図5は、第3工程としてのベース400とカバー200との組み付け工程を示す。
第3工程では、基板300が締結されたベース400に対し、接合面に防水シール材700を挟んでカバー200を組み付け、複数のねじ800によって締結することで、電子装置100を組み上げる。
上記第1工程における放熱グリス1100の塗布においては、放熱グリス1100の塗布重量を高精度に管理することは困難であり、放熱グリス1100が放熱台座410からはみ出してマイクロコンピュータ320の電極に付着する懸念がある。
そして、電極に放熱グリス1100が付着すると、電極の歪み量が増大し、基板300とマイクロコンピュータ320との電気的接続の信頼性を低下させるおそれがある。
そこで、電子装置100は、マイクロコンピュータ320の電極に放熱グリス1100が付着することを抑止する付着対策として、放熱台座410の形状を工夫してある。
図6-図8は、付着対策の第1態様を示す。
図6は基板300をベース400に組み付ける過程での放熱台座410及び基板300の断面図、図7は放熱台座410の斜視図、図8は放熱台座410の上面図である。
図6-図8に示した付着対策の第1態様では、マイクロコンピュータ320に対向する放熱台座410の底面411のマイクロコンピュータ320の周縁の外側となる位置に、放熱グリス1100の配置領域を矩形に囲む枠体430を、底面411から突出する高さH1の壁状に形成し、また、枠体430の4隅に、壁の上部を切り取って高さをH1よりも低くした(詳細には、壁体を取り除いた)切り欠き440を形成してある。
なお、枠体430の4隅の全てに切り欠き440を形成した構造に限定するものではなく、枠体430の4隅のうちの少なくとも1つに切り欠き440を形成することができる。
例えば、枠体430の4隅のうち1つの対角線上に位置する2隅に切り欠き440を形成したり、枠体430の1つの辺の両端に位置する2隅に切り欠き440を形成したり、枠体430の4隅のうちの3隅に切り欠き440を形成したりすることができる。
ここで、枠体430の切り欠き440を除く1辺の長さLW、換言すれば、高さH1の壁体450の長さLWが、対向するマイクロコンピュータ320のパッケージの1辺の長さLPよりも短くなるようにしてある。
換言すれば、対向するマイクロコンピュータ320のパッケージの1辺の長さLPよりも短い長さLWの壁体450を、放熱台座410の底面411のマイクロコンピュータ320の4辺の外側となる位置それぞれに立設させ、4つの壁体450で、放熱グリス1100の配置領域を矩形に囲んでいる。
そして、壁体450が途切れた部分である切り欠き440は、枠体430内からの放熱グリス1100の流出を許容する逃がし開口部として機能するようにしてある。
更に、切り欠き440の外側に、枠体430で囲まれる領域から流出した放熱グリス1100を収容可能な収容部441を設けてある。換言すれば、切り欠き440から流出する放熱グリス1100の流れ込みを許容する空間を、切り欠き440の外側に確保してある。
係る付着対策によると、放熱グリス1100が基板300によって押し広げられるときに、マイクロコンピュータ320のパッケージの中央から4辺に向けての放熱グリス1100の広がりが枠体430を構成する壁体450で規制される。
一方、余分な放熱グリス1100、つまり、マイクロコンピュータ320と放熱台座410との隙間を埋める量よりも多い分は、壁体450に案内されて4隅の切り欠き440に向けて流れ、4隅の切り欠き440から枠体430の外側に流出して収容部441に収容される。
ここで、壁体450の長さLWを、マイクロコンピュータ320のパッケージ長さLPよりも短くしたことで、マイクロコンピュータ320の電極321から放熱グリス1100を遠ざけながら、余分な放熱グリス1100を切り欠き440からスムースに流出させることができる。
これにより、マイクロコンピュータ320の電極321から放熱グリス1100を遠ざけることができるため、マイクロコンピュータ320の電極321に放熱グリス1100が付着することが抑止され、基板300とマイクロコンピュータ320との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
また、放熱グリス1100を塗布したベース400に基板300を締結するときに、放熱グリス1100を周囲に略均等に広げて、放熱グリス1100に偏りが発生することを抑制できるため、高い放熱性を確保できる。
図9-図11は、付着対策の第2態様を示す。
図9は基板300をベース400に組み付ける過程での放熱台座410及び基板300の断面図、図10は放熱台座410の斜視図、図11は放熱台座410の上面図である。
図9-図11に示した付着対策の第2態様では、マイクロコンピュータ320の周縁の外側となる位置であって、凹状に形成した放熱台座410の周囲の一段高い部分に、放熱グリス1100の配置領域を矩形に囲む枠体430Bを、高さH2で突出する壁状に形成し、また、枠体430Bの4隅に、壁の上部を切り取って高さをH2よりも低くした(詳細には、壁体を取り除いた)切り欠き440Bを形成してある。
ここでも、枠体430Bの切り欠き440Bを除く1辺の長さLW、換言すれば、高さH1の壁体450Bの長さLWが、対向するマイクロコンピュータ320のパッケージの1辺の長さLPよりも短くなるようにしてある。
つまり、第2態様においては、対向するマイクロコンピュータ320のパッケージの1辺の長さLPよりも短い長さLWの壁体450Bを、マイクロコンピュータ320の周縁の外側となる位置であって、凹状に形成した放熱台座410の周囲の一段高い部分にそれぞれ立設させ、4つの壁体450Bで、放熱グリス1100の配置領域を矩形に囲んでいる。
そして、壁体450Bが途切れた部分である切り欠き440Bは、枠体430内からの放熱グリス1100の流出を許容する逃がし開口部として機能するようにしてある。
更に、切り欠き440Bの外側に、枠体430Bで囲まれる領域から流出した放熱グリス1100を収容可能な収容部441Bを設けてある。換言すれば、切り欠き440Bから流出する放熱グリス1100の流れ込みを許容する空間を、切り欠き440Bの外側に確保してある。
係る付着対策の第2態様によっても、マイクロコンピュータ320の電極321に放熱グリス1100が付着することが抑止され、基板300とマイクロコンピュータ320との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
また、放熱グリス1100を塗布したベース400に基板300を締結するときに、放熱グリス1100を周囲に略均等に広げて、放熱グリス1100に偏りが発生することを抑制できるため、高い放熱性を確保できる。
図12-図13は、付着対策の第3態様を示す。
図12は基板300をベース400に組み付ける過程での放熱台座410及び基板300の断面図、図13は放熱台座410の斜視図である。
図11-図12に示した付着対策の第3態様では、第1態様と同様に、マイクロコンピュータ320に対向する放熱台座410の底面411のマイクロコンピュータ320の周縁の外側となる位置に、放熱グリス1100の充填領域を矩形に囲む枠体430を、底面411から突出する高さH1の壁状に形成し、また、枠体430の4隅に、壁体の上部を切り取って高さをH1よりも低くした切り欠き440を形成した。
更に、枠体430の外側を囲む環状の溝部460を形成し、係る溝部460の底面461を、放熱台座410の底面411よりも低くしてある。
上記の溝部460は、切り欠き440の外側に、枠体430内から流出する放熱グリス1100を溜める溜まり部を形成する。
係る付着対策の第3態様によると、切り欠き440を介して枠体430の外部に流出した放熱グリス1100を、溝部460内に留め置くことができ、マイクロコンピュータ320の電極321に放熱グリス1100が付着することが抑止する作用をより高めることが可能になる。
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、発熱素子はマイクロコンピュータに限定されず、本願発明に係る放熱構造は、電源回路などの発熱素子にも適用できる。
また、上記の付着対策の第3態様では、枠体430の外側を囲む環状の溝部460を形成したが、4個の切り欠き440の外側に相互に独立した凹陥部をそれぞれ形成し、溜まり部としての凹陥部に、切り欠き440から流出した放熱グリス1100を流入させて溜め置くことができる。
また、例えば、凹状に形成した放熱台座410の底面411に枠体430を設け、更に、放熱台座410の周囲の一段高い部分にも枠体430を設けるなど、枠体430を多重に設けることができる。
また、放熱グリス1100として、硬化しない放熱グリスを用いることができる。
また、切り欠き440として、枠体430の内外を連通させる貫通孔を壁体450に設けることができる。
また、壁体450を直線的に設ける構造に限定するものではなく、例えば、壁体450の中央が枠体430の内側に向けて迫り出した形状とすることで、放熱グリス1100を切り欠き440に向けて案内する機能を向上させることができる。
100…電子装置、200…カバー、300…基板、320…マイクロコンピュータ(発熱素子)、400…ベース、410…放熱台座(放熱部材)、430…枠体、440…切り欠き、441…収容部、450…壁体、460…溝部(溜まり部)、500…筐体、1100…放熱グリス(熱伝導材)

Claims (8)

  1. 電子装置であって、
    矩形の発熱素子が実装された基板と、前記発熱素子に対向する位置に配置された放熱部材と、前記発熱素子と前記放熱部材との隙間を埋める硬化型の放熱グリスと、を有し、
    前記放熱部材は、前記発熱素子に対向する面の前記発熱素子の周縁の外側となる位置に、前記放熱グリスの配置領域を矩形に囲む枠体を備え、前記枠体の4隅のうちの少なくとも1つに切り欠きを形成し、
    前記切り欠きの外側に、前記枠体で囲まれる領域よりも底面が低い、前記放熱グリスの溜まり部を設けた、
    電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置であって、
    前記溜まり部は、前記枠体の外側を囲む環状の溝である、
    電子装置。
  3. 請求項1記載の電子装置であって、
    前記発熱素子は、BGAタイプのパッケージである、
    電子装置。
  4. 請求項1記載の電子装置であって、
    前記枠体の4隅それぞれに前記切り欠きを形成してなり、
    前記枠体の前記切り欠きを除く1辺の長さが、対向する前記発熱素子の1辺の長さよりも短い、
    電子装置。
  5. 電子装置であって、
    矩形の発熱素子が実装された基板と、前記発熱素子に対向する位置に配置された放熱部材と、前記発熱素子と前記放熱部材との隙間を埋める硬化型の放熱グリスと、を有し、
    前記放熱部材は、前記基板の筐体の一部をなし、前記発熱素子に対向する領域に形成された前記発熱素子の放熱台座を備え、
    前記放熱台座は、前記発熱素子に対向する面の前記発熱素子の周縁の外側となる位置に、前記放熱グリスの配置領域を矩形に囲む枠体を備え、前記枠体の4隅のうちの少なくとも1つに切り欠きを形成し、前記切り欠きの外側に、前記枠体で囲まれる領域から流出した前記放熱グリスを収容可能な収容部を有する、
    電子装置。
  6. 請求項5記載の電子装置であって、
    前記発熱素子は、BGAタイプのパッケージである、
    電子装置。
  7. 請求項5記載の電子装置であって、
    前記枠体の4隅それぞれに前記切り欠きを形成してなり、
    前記枠体の前記切り欠きを除く1辺の長さが、対向する前記発熱素子の1辺の長さよりも短い、
    電子装置。
  8. 請求項1記載の電子装置を製造するための電子装置の製造方法であって、
    前記枠体で囲まれる前記放熱部材の部分に、半液状の前記放熱グリスを塗布する第1工程と、
    前記基板を前記放熱部材にねじによって締結し、前記放熱部材と前記発熱素子との間に挟まれる前記半液状の放熱グリスを押し広げる第2工程と、
    を有する、電子装置の製造方法。
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