JP7440711B2 - スナウトシール装置 - Google Patents

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Description

本開示は、溶解金属連続メッキラインにおけるスナウトシール装置に関する。
特許文献1は、帯状の金属板を連続的に熱処理する熱処理炉と、熱処理された金属板が溶融金属に浸漬されるめっき槽と、熱処理炉とめっき槽とを接続するように延び且つ熱処理された金属板がめっき槽に向けて通過可能とされたスナウトとを備える連続溶融めっき装置を開示している。スナウトの下端部はめっき槽内の溶融金属に浸されており、熱処理炉からスナウトにかけては無酸化雰囲気とされている。
ところで、溶融金属の湯面からは、溶融金属の蒸発により金属蒸気が生ずる。金属蒸気は、スナウトを通じて上流側に流れる過程で冷却されてヒューム(金属の微細粉塵を含む金属蒸気)となる。ヒューム中の微細粉塵がスナウト又は熱処理炉の内壁面で凝集して成長すると、当該内壁面から剥がれて金属板に落下し、金属板のめっき品質に影響を与える。そのため、特許文献1の装置では、スナウト内に窒素ガスを吹き込むシール装置と、シール装置の下流側においてスナウト内からガスを排気する排気管とを、スナウトに設けている。これにより、ヒュームの上昇をシール装置からの窒素ガスで阻止しつつ、ヒュームを窒素ガスと共に排気管から排出している。
特開平6-272006号公報
特許文献1は、シール装置が、スナウト内に配置された吹込ノズルから下方に向けて窒素ガスを吹き込む構成を開示している。しかしながら、このような構成では、スナウト内に吹き込まれた窒素ガスがスナウト内で均一に流れず、窒素ガスのガス流が弱まる領域から上流側にヒュームが流れてしまう懸念がある。
そこで、本開示は、ヒュームの上流側への流出を大幅に抑制することが可能なめっき装置を説明する。
例1.本開示の一つの観点に係るスナウトシール装置は、熱処理された帯状の金属板が通過可能に構成された筒状のスナウトと、金属板が浸漬される溶融金属を貯留するめっき槽と、供給部と、排気部とを備える。スナウトは、金属板の表側主面及び裏側主面とそれぞれ対向する一対の第1及び第2の側壁と、めっき槽内の溶融金属に浸された下端部とを含み、下端部から排出される金属板をめっき槽内の溶融金属へと導くように構成されている。第1及び第2の側壁にはそれぞれ、金属板の幅方向に沿って延びる第1及び第2のスリット開口が設けられている。供給部は、第1及び第2のスリット開口を通じて不活性ガスをスナウト内に供給するように構成されている。排気部は、供給部よりも下端部側においてスナウト内からガスを排気するように構成されている。この場合、金属板の幅方向に沿って延びる第1及び第2のスリット開口を通じて不活性ガスがスナウト内に供給される。そのため、第1のスリット開口から金属板の表側主面に向けて流れる不活性ガスの気流カーテンの流速が、金属板の幅方向において均一化される。同様に、第2のスリット開口から金属板の裏側主面に向けて流れる不活性ガスの気流カーテンの流速が、金属板の幅方向において均一化される。従って、ヒュームの上昇がこれらの気流カーテンにおいて堰き止められる。その結果、ヒュームの上流側への流出を大幅に抑制することが可能となる。
例2.例1の装置において、供給部は、一対の第1及び第2の長尺ノズルを含み、第1の長尺ノズルは、第1のスリット開口を覆い且つ第1のスリット開口に沿って延びるように第1の側壁に取り付けられており、第2の長尺ノズルは、第2のスリット開口を覆い且つ第2のスリット開口に沿って延びるように第2の側壁に取り付けられており、第1の長尺ノズル内には、第1の長尺ノズルから第1のスリット開口に向かう不活性ガスの流れを阻害するように構成された第1のバッフル部材が設けられており、第2の長尺ノズル内には、第2の長尺ノズルから第2のスリット開口に向かう不活性ガスの流れを阻害するように構成された第2のバッフル部材が設けられていてもよい。この場合、第1の長尺ノズル内において、不活性ガスの流れは、第1のバッフル部材によって阻害され、流向又は流速が大きく変化する。そのため、第1のスリット開口から吐出される不活性ガスの流れがいっそう均一化される。同様に、第2の長尺ノズル内において、不活性ガスの流れは、第2のバッフル部材によって阻害され、流向又は流速が大きく変化する。そのため、第2のスリット開口から吐出される不活性ガスの流れがいっそう均一化される。従って、ヒュームの上流側への流出をより大幅に抑制することが可能となる。
例3.例1又は例2の装置において、排気部によるスナウト内からのガスの排気流量は、供給部によるスナウト内への不活性ガスの供給流量よりも多くなるように設定されていてもよい。この場合、排気流量が供給流量を上回っているので、排気部から排気されずに溶融金属の湯面に向かう下降流が生じ難くなる。そのため、溶融金属の湯面変動が抑制され、ヒュームの発生が抑制される。従って、ヒュームの上流側への流出をさらに大幅に抑制することが可能となる。ところで、スナウト内部を無酸化雰囲気とするために、スナウトの上流側から不活性ガスが供給されることがある。この場合、実質的にスナウトに供給される不活性ガスの量が増加するので、例3のように排気流量が供給流量を上回っていると、ヒュームの発生を特に効果的に抑制することが可能となる。
例4.例1~例3のいずれかの装置において、スナウトは、金属板の各端部とそれぞれ対向する一対の第1及び第2の端壁をさらに含み、第1及び第2の端壁にはそれぞれ、第1及び第2の排気口が設けられており、排気部は、第1及び第2の排気口を通じてスナウト内からガスを排気するように構成されていてもよい。ヒュームは、主として、金属板の表側主面と第1の側壁との間の空間と、金属板の裏側主面と第2の側壁との間の空間とを流通する。そのため、第1及び第2の側壁に排気口が設けられていると、排気口の周縁近傍にヒュームが付着しやすくなる傾向にある。しかしながら、例4によれば、第1及び第2の排気口がそれぞれ第1及び第2の端壁に設けられている。そのため、排気口にヒュームが付着しても金属板上にヒュームが落下し難い。従って、金属板のめっき品質を良好に保つことが可能となる。
例5.例4の装置において、第1の排気口は、金属板の厚さ方向において第1の端壁の中央部に設けられており、第2の排気口は、金属板の厚さ方向において第2の端壁の中央部に設けられていてもよい。この場合、金属板の表側主面及び裏側主面をそれぞれ流れる気体が、第1及び第2の排気口から略均等に排気される。そのため、第1のスリット開口から第1及び第2の排気口に向かう下降流に偏りが生じ難くなると共に、第2のスリット開口から第1及び第2の排気口に向かう下降流に偏りが生じ難くなる。従って、ヒュームの上流側への流出をいっそう大幅に抑制することが可能となる。
本開示に係るスナウトシール装置によれば、ヒュームの上流側への流出を大幅に抑制することが可能となる。
図1は、スナウトシール装置の一例を示す斜視図である。 図2は、図1のスナウトシール装置を側方から見た概略断面図である。 図3は、図2のIII-III線断面図である。 図4は、図3のIV-IV線断面図である。 図5は、長尺ノズルの他の例を示す断面図である。 図6(a)は、長尺ノズル内に2枚のバッフル部材を配置した場合における、スリット開口からの不活性ガスの流速を示すグラフであり、図6(b)は、長尺ノズル内に1枚のバッフル部材を配置した場合における、スリット開口からの不活性ガスの流速を示すグラフであり、図6(c)は、長尺ノズル内にバッフル部材を配置しなかった場合における、スリット開口からの不活性ガスの流速を示すグラフである。 図7(a)は、スナウト内を上昇するヒュームの粒径が5μmである場合における、ヒュームの移動軌跡を示すシミュレーション結果であり、図7(b)は、スナウト内を上昇するヒュームの粒径が2μmである場合における、ヒュームの移動軌跡を示すシミュレーション結果であり、図7(c)は、スナウト内を上昇するヒュームの粒径が0.1μmである場合における、ヒュームの移動軌跡を示すシミュレーション結果である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[スナウトシール装置の構成]
図1~図4を参照して、スナウトシール装置1の構成について説明する。スナウトシール装置1は、例えば、連続溶融メッキラインに設けられており、帯状の鋼板M(金属板)を溶融金属に連続的に通板して、鋼板Mの表面全体に金属めっきを施すように構成されている。スナウトシール装置1は、図1及び図2に示されるように、連続焼鈍炉10と、スナウト20と、めっき槽30と、供給装置40(供給部)と、排気装置50(排気部)とを備える。
連続焼鈍炉10は、搬送ロール12により鋼板Mを連続的に搬送しながら、鋼板Mを焼鈍する機能を有する。焼鈍とは、上流側の圧延処理により鋼板Mの内部に残留している歪みを除去する処理である。連続焼鈍炉10では、鋼板Mが例えば800℃~900℃程度に加熱される。連続焼鈍炉10の内部には不活性ガスが充填されている。これにより、連続焼鈍炉10の内部は無酸化雰囲気が保たれている。本明細書において、不活性ガスは、例えば、窒素ガス、二酸化炭素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどを含む。
スナウト20は、図1及び図3に示されるように、四角筒状を呈しており、一対の側壁20a,20bと、一対の端壁20c,20dとで構成されている。側壁20a,20bは、互いに対向しており、略並行に延びている。側壁20a(第1の側壁)は、鋼板Mの表側主面Maに面している。側壁20b(第2の側壁)は、鋼板Mの裏側主面Mbに面している。側壁20a,20bの幅は、鋼板Mの幅よりも大きく設定されている。
側壁20aには、図2~図4に示されるように、スリット開口26a(第1のスリット開口)が設けられている。スリット開口26aは、鋼板の幅方向(側壁20aの幅方向)に直線状に延びている。側壁20bには、スリット開口26b(第2のスリット開口)が設けられている。スリット開口26bは、鋼板の幅方向(側壁20bの幅方向)に直線状に延びている。
端壁20c,20dは、図1及び図3に示されるように、互いに対向しており、略並行に延びている。端壁20c(第1の端壁)は、側壁20a,20bの各一端を接続しており、鋼板Mの一方の側縁に面している。端壁20d(第2の端壁)は、側壁20a,20bの各他端を接続しており、鋼板Mの他方の側縁に面している。端壁20c,20dの幅は、鋼板Mの厚さ方向における端壁20c,20dの長さであり、鋼板Mの厚さよりも大きく設定されている。
端壁20cには、図1に示されるように、排気口26c(第1の排気口)が設けられている。排気口26cは、スリット開口26a,26bの下方で且つ端壁20cの幅方向(鋼板Mの厚さ方向)における中央部に位置している。排気口26cは、円形状を呈している。排気口26cの直径は、例えば、100mm以上であってもよい。排気口26cの開口面積が大きいほど、排気口26cにヒュームFが詰まり難くなる。
端壁20dには、図1及び図2に示されるように、排気口26d(第2の排気口)が設けられている。排気口26dは、スリット開口26a,26bの下方で且つ端壁20dの幅方向(鋼板Mの厚さ方向)における中央部に位置している。排気口26dは、円形状を呈していてもよい。排気口26dの直径は、例えば、100mm以上であってもよい。排気口26dの開口面積が大きいほど、排気口26dにヒュームFが詰まり難くなる。
図1及び図2に示されるように、スナウト20の上端部22は、連続焼鈍炉10の出口と接続されている。そのため、連続焼鈍炉10の出口から排出された鋼板Mは、スナウト20の内部を通過可能である。スナウト20の下端部24は、めっき槽30に向けて斜め下方に延びている。
スナウト20の下端部24は、めっき槽30内の溶融金属L(後述する)に浸されている。そのため、溶融金属Lによってスナウト20の下端部24が封止されており、連続焼鈍炉10と連通するスナウト20の内部も、不活性ガスにより無酸化雰囲気とされている。すなわち、スナウト20は、下端部24から排出された鋼板Mをめっき槽30内の溶融金属Lへと導くように構成されている。
めっき槽30は、例えば上方に開放された有底四角筒であり、内部に溶融金属Lを貯留可能に構成されている。溶融金属は、例えば、400℃~600℃程度に加熱された溶融状態の亜鉛であってもよい。スナウト20の下端部24から排出された鋼板Mは、溶融金属Lに浸漬され、めっき槽30内に配置されている搬送ロール32によって向きを変えながら上方に搬送され、めっき槽30の外に出て行く。この過程で、鋼板Mの表面全体に金属がめっきされる。
供給装置40は、スナウト20内に不活性ガスを供給するように構成されている。供給装置40は、図1及び図2に示されるように、ガス源42と、ブロア44と、長尺ノズル46A,46Bとを含む。ガス源42は、不活性ガスを貯留している。ガス源42に貯留される不活性ガスの温度は、例えば20℃~30℃程度(常温程度)であってもよい。
ブロア44は、配管48によってガス源42及び長尺ノズル46A,46Bと接続されている。ブロア44は、配管48を通じて、ガス源42の不活性ガスを長尺ノズル46A,46Bに送り出すように構成されている。それぞれの長尺ノズル46A,46Bに供給される不活性ガスの流量は、例えば、10Nm/hr~100Nm/hr程度であってもよいし、20Nm/hr~50Nm/hr程度であってもよいし、25Nm/hr程度であってもよい。
長尺ノズル46A(第1の長尺ノズル)は、図2~図4に示されるように、スリット開口26aを覆うように側壁20aに設けられている。長尺ノズル46Aは、側壁20aの幅方向に直線状に延びている。長尺ノズル46Aは、図3に示されるように、断面が円弧状を呈する主壁46aと、主壁46aの各端部をそれぞれ閉塞する一対の端壁46bとを含む。
長尺ノズル46A内には、2つのバッフル部材B1,B2(第1のバッフル部材)が配置されている。バッフル部材B1,B2は、矩形状を呈する板状体である。バッフル部材B1,B2は、図3に示されるように、側壁20aと略平行に一対の端壁46b間を延びている。バッフル部材B1は、図3及び図4に示されるように、長尺ノズル46A内において配管48寄りに位置している。図4に示されるように、バッフル部材B1の外側の長辺は主壁46aに接合しているが、バッフル部材B1の内側の長辺は自由端とされている。バッフル部材B1の自由端側の部分は、主壁46aに直交する方向において、配管48と重なり合っている。
バッフル部材B2は、図3及び図4に示されるように、長尺ノズル46A内において側壁20a(スリット開口26a)寄りに位置している。図4に示されるように、バッフル部材B2の外側の長辺は主壁46aに接合しているが、バッフル部材B2の内側の長辺は自由端とされている。バッフル部材B2の自由端側の部分は、主壁46aに直交する方向において、スリット開口26aと重なり合っている。
バッフル部材B1,B2は、主壁46aに直交する方向において、互い違いとなるように長尺ノズル46A内に配置されている。バッフル部材B1,B2の自由端同士は、主壁46aに直交する方向からみて互いに重なり合っている。従って、ガス源42から配管48を通じて長尺ノズル46Aに導入された不活性ガスは、バッフル部材B1,B2に衝突して長尺ノズル46A内を蛇行しながら、スリット開口26aからスナウト20内に排出される。スリット開口26aから吐出された不活性ガスは、鋼板Mの表側主面Maに衝突し、鋼板Mの搬送方向に随伴して下方に向けて流れる。スリット開口26aから吐出される不活性ガスの流速は、例えば、1m/sec以上であってもよいし、3m/sec以上であってもよいし、5m/sec以上であってもよい。
長尺ノズル46B(第2の長尺ノズル)は、スリット開口26bを覆うように側壁20bに設けられている。長尺ノズル46Bの構成は、内部に2つのバッフル部材B1,B2(第2のバッフル部材)が配置されている点を含めて長尺ノズル46Aの構成と同様であるので、その説明を省略する。
排気装置50は、スナウト20内からガスを外部に排気するように構成されている。排気装置50は、例えば排気ブロアであり、排気口26c,26dに接続されている。排気装置50によるガスの排気流量は、長尺ノズル46A,46Bからスナウト20内への不活性ガスの供給流量よりも多くなるように設定されていてもよい。当該排気流量は、例えば、当該供給流量の1.5倍~3倍程度であってもよい。各排気口26c,26dからの当該排気流量は、例えば、15Nm/hr~300Nm/hr程度であってもよいし、30Nm/hr~100Nm/hr程度であってもよいし、50Nm/hr程度であってもよい。
[作用]
以上のような本実施形態では、鋼板Mの幅方向に沿って延びるスリット開口26a,26bを通じて不活性ガスがスナウト20内に供給される。そのため、スリット開口26aから鋼板Mの表側主面Maに向けて流れる不活性ガスの気流カーテンの流速が、鋼板Mの幅方向において均一化される。同様に、スリット開口26bから鋼板Mの裏側主面Mbに向けて流れる不活性ガスの気流カーテンの流速が、鋼板Mの幅方向において均一化される。従って、図2に示されるように、溶融金属Lの湯面からヒュームFがスナウト20内を上昇しても、ヒュームFの上昇がこれらの気流カーテンにおいて堰き止められる。その結果、ヒュームFの上流側への流出を大幅に抑制することが可能となる。
以上のような本実施形態では、長尺ノズル46A,46B内にそれぞれ2つのバッフル部材B1,B2が配置されている。そのため、長尺ノズル46A,46B内において、長尺ノズル46A,46Bからスリット開口26a,26bに向かう不活性ガスの流れがバッフル部材B1,B2によって阻害され、流向又は流速が大きく変化する。そのため、スリット開口26a,26bから吐出される不活性ガスの流れがいっそう均一化される。従って、ヒュームFの上流側への流出をより大幅に抑制することが可能となる。
以上のような本実施形態では、排気装置50によるスナウト20内からのガスの排気流量が、供給装置40によるスナウト20内への不活性ガスの供給流量よりも多くなるように設定されている。そのため、排気流量が供給流量を上回っているので、排気装置50から排気されずに溶融金属Lの湯面に向かう下降流が生じ難くなる。従って、溶融金属Lの湯面変動が抑制され、湯面からのヒュームFの発生が抑制される。その結果、ヒュームFの上流側への流出をさらに大幅に抑制することが可能となる。特に、本実施形態に係るスナウトシール装置1によれば、スナウト20の上流側から不活性ガスが供給され、スナウト20の内部が無酸化雰囲気とされている。そのため、実質的にスナウト20に供給される不活性ガスの量が増加する。しかしながら、この場合でも、排気流量が供給流量を上回っていることにより、ヒュームの発生を特に効果的に抑制することが可能となる。
ところで、ヒュームFは、主として、鋼板Mの表側主面Maと側壁20aとの間の空間と、鋼板Mの裏側主面Mbと側壁20bとの間の空間とを流通する。そのため、側壁20a,20bに排気口が設けられていると、排気口の周縁近傍にヒュームFが付着しやすくなる傾向にある。しかしながら、以上のような本実施形態では、スナウト20の端壁20c,20dにそれぞれ排気口26c,26dが設けられている。そのため、排気口26c,26dにヒュームFが付着しても鋼板M上にヒュームが落下し難い。従って、鋼板Mのめっき品質を良好に保つことが可能となる。
以上のような本実施形態では、排気口26c,26dがそれぞれ、端壁20c,20dの幅方向中央部に設けられている。そのため、鋼板Mの表側主面Ma及び裏側主面Mbをそれぞれ流れる気体が、排気口26c,26dから略均等に排気される。従って、スリット開口26aから排気口26c,26dに向かう下降流に偏りが生じ難くなると共に、スリット開口26bから排気口26c,26dに向かう下降流に偏りが生じ難くなる。その結果、ヒュームFの上流側への流出をいっそう大幅に抑制することが可能となる。
[変形例]
以上、本開示に係る実施形態について詳細に説明したが、特許請求の範囲及びその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。
(1)長尺ノズル46A,46B内には、少なくとも一つのバッフル部材がそれぞれ設けられていてもよい。長尺ノズル46A,46B内に設けられるバッフル部材の数は、バッフル部材により生ずる圧力損失の大きさ、ブロア44による不活性ガスの供給能力などに応じて、適切に設定されていてもよい。
(2)図5に示されるように、多数の貫通孔が設けられた少なくとも一つのバッフル部材B1,B2によって、長尺ノズル46A,46B内が複数の空間に区画されていてもよい。この場合も、長尺ノズル46A,46Bからスリット開口26a,26bに向かう不活性ガスの流れがバッフル部材B1,B2によって阻害され、流向又は流速が大きく変化する。そのため、スリット開口26a,26bから吐出される不活性ガスの流れがいっそう均一化される。従って、ヒュームFの上流側への流出をより大幅に抑制することが可能となる。
(3)長尺ノズル46A,46B内にバッフル部材が設けられていなくてもよい。
(4)排気装置50によるスナウト20内からのガスの排気流量は、供給装置40によるスナウト20内への不活性ガスの供給流量と同程度以下であってもよい。
(5)排気口26c,26dはそれぞれ、端壁20c,20dの幅方向全体にわたって延びていてもよいし、端壁20c,20dの幅方向中央部からずれた位置に設けられていてもよい。
(6)排気口26c,26dはそれぞれ、側壁20a,20bに設けられていてもよい。
(7)図4においては、先端が二叉に分岐した配管48が長尺ノズル46A,46Bにそれぞれ接続されていたが、先端が3つ以上に分岐した配管48が長尺ノズル46A,46Bにそれぞれ接続されていてもよい。あるいは、長尺ノズル46A,46Bに近づくにつれて長尺ノズル46A,46Bの長さ方向に拡がる先端を有する配管48が長尺ノズル46A,46Bにそれぞれ接続されていてもよい。
以下に実施例1-1~1-3を挙げて本技術の内容をより詳細に説明するが、特許請求の範囲及びその要旨は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1-1)
続いて、コンピュータを用いた数値シミュレーションにより、スリット開口26a,26bから吐出される不活性ガスの流速を求めた。具体的には、上記の実施形態と同様に、2つのバッフル部材B1,B2が長尺ノズル46A,46B内にそれぞれ設けられている場合において、スナウト20及び鋼板Mを以下のサイズにて三次元モデル化すると共に、スナウト20への不活性ガスの供給条件及びスナウト20からのガスの排気条件を以下のように設定した。なお、上記の実施形態と同様に、先端が二叉に分岐した配管48が長尺ノズル46A,46Bに接続されているものとした。
スナウト20の全長:6768mm
側壁20a,20bの幅:2050mm
端壁20c,20dの幅:400mm
スリット開口26a,26bの位置:スナウト20上端から526mm
スリット開口26a,26bのサイズ:高さ3mm×幅1990mm
スリット開口26a,26bからの不活性ガスの供給流量:それぞれ25Nm/hr
排気口26c,26dの位置:スナウト20下端から2289mm
排気口26c,26dの大きさ:直径100mm
排気口26c,26dからのガスの排気流量:それぞれ50Nm/hr
鋼板Mのサイズ:厚さ1.1mm×幅1850mm
実施例1-1の結果を図6(a)に示す。図6(a)によれば、スリット開口26a,26bからの距離が0mm、25mm、50mmのいずれの場合でも、不活性ガスの流速が略均一であることが確認された。
(実施例1-2)
実施例1-2では、1つのバッフル部材B1が長尺ノズル46A,46B内にそれぞれ設けられている場合について、実施例1-1と同じ条件にて数値シミュレーションを行った。実施例1-2の結果を図6(b)に示す。図6(b)によれば、スリット開口26a,26bからの距離が0mm、25mm、50mmのいずれの場合でも、二叉に分岐している配管48の先端に対応する箇所において不活性ガスの流速がわずかに小さくなっているものの、全体としては不活性ガスの流速が略均一であることが確認された。
(実施例1-3)
実施例1-3では、バッフル部材が長尺ノズル46A,46B内に設けられていない場合について、実施例1-1と同じ条件にて数値シミュレーションを行った。実施例1-3の結果を図6(c)に示す。図6(c)によれば、スリット開口26a,26bからの距離が0mmの場合に、二叉に分岐している配管48の先端に対応する箇所における不活性ガスの流速が大きかったものの、スリット開口26a,26bからの距離が25mm、50mmになるにつれて、不活性ガスの流速が全体として略均一に近づくことが確認された。
以下に実施例2-1~2-3を挙げて本技術の内容をより詳細に説明するが、特許請求の範囲及びその要旨は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例2-1)
実施例2-1では、コンピュータを用いた数値シミュレーションにより、実施例1-1と同じ条件にて、ヒュームFの粒径が5μmである場合の、スナウト20内におけるヒュームFの移動軌跡を求めた。実施例2-1の結果を図7(a)に示す。図7(a)によれば、不活性ガスの供給位置(スリット開口26a,26b)よりも上流側に向かうヒュームFの粒子数は、ヒュームFの全粒子数の約2.0%であることが確認された。なお、図7は、ヒュームFが液面から飛散してからの滞留時間を示しており、濃い色ほど滞留時間が短く、薄い色ほど滞留時間が長いことを意味している。
(実施例2-2)
実施例2-2では、ヒュームFの粒径を2μmに設定した以外は、実施例2-1と同様に数値シミュレーションを行った。実施例2-2の結果を図7(b)に示す。図7(b)によれば、不活性ガスの供給位置(スリット開口26a,26b)よりも上流側に向かうヒュームFの粒子数は、ヒュームFの全粒子数の約1.4%であることが確認された。
(実施例2-3)
実施例2-3では、ヒュームFの粒径を0.1μmに設定した以外は、実施例2-1と同様に数値シミュレーションを行った。実施例2-3の結果を図7(c)に示す。図7(c)によれば、不活性ガスの供給位置(スリット開口26a,26b)よりも上流側に向かうヒュームFの粒子数は、ヒュームFの全粒子数の約1.8%であることが確認された。
(評価結果)
実施例2-1~2-3によれば、ヒュームFの粒径のサイズによらず、スナウト20内を上昇するヒュームFの大部分がスリット開口26a,26bから生ずる気流カーテンによって堰き止められることが確認された。
以下に実施例3-1,3-2を挙げて本技術の内容をより詳細に説明するが、特許請求の範囲及びその要旨は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例3-1)
上記の実施形態に係るスナウトシール装置1の実機を用いて、以下の条件で操業した。
スナウト20に供給される不活性ガス:窒素
不活性ガスの温度:常温(20℃~30℃程度)
スリット開口26a,26bからの不活性ガスの供給流量:それぞれ25Nm/hr
排気口26c,26dからのガスの排気流量:それぞれ50Nm/hr
スナウトシール装置1の操業時間:約168時間
続いて、スナウトシール装置1の停止後、排気口26c,26dに設置したフィルタに付着したヒュームFを採取し、その重量を計測した。その結果、時間あたりのヒュームFの量は約100mg/hrであった。
(実施例3-2)
実施例3-2では、以下の条件を変更した以外は、実施例3-1と同様にスナウトシール装置1を操業した。
スリット開口26a,26bからの不活性ガスの供給流量:それぞれ75Nm/hr
排気口26c,26dからのガスの排気流量:それぞれ75Nm/hr
その結果、時間あたりのヒュームFの量は約1500mg/hrであった。
(評価結果)
供給流量と排気流量とが同等に設定された実施例3-2においても、スナウト20内に発生したヒュームFの量が十分少ないことが確認された。しかしながら、排気流量が供給流量よりも多くなるように各流量が設定された実施例3-1においては、スナウト20内に発生するヒュームFの量が大幅に低減することが確認された。
1…スナウトシール装置、20…スナウト、20a…側壁(第1の側壁)、20b…側壁(第2の側壁)、24…下端部、20c…端壁(第1の端壁)、20d…端壁(第2の端壁)、26a…スリット開口(第1のスリット開口)、26b…スリット開口(第2のスリット開口)、26c…排気口(第1の排気口)、26d…排気口(第2の排気口)、30…めっき槽、40…供給装置(供給部)、46A…長尺ノズル(第1の長尺ノズル)、46B…長尺ノズル(第2の長尺ノズル)、50…排気装置(排気部)、B1,B2…バッフル部材(第1及び第2のバッフル部材)、F…ヒューム、L…溶融金属、M…鋼板(金属板)、Ma…表側主面、Mb…裏側主面。

Claims (6)

  1. 熱処理された帯状の金属板が通過可能に構成された筒状のスナウトと、
    前記金属板が浸漬される溶融金属を貯留するめっき槽と、
    供給部と、
    排気部とを備え、
    前記スナウトは、
    前記金属板の表側主面及び裏側主面とそれぞれ対向する一対の第1及び第2の側壁と、
    前記めっき槽内の溶融金属に浸された下端部とを含み、
    前記下端部から排出される前記金属板を前記めっき槽内の溶融金属へと導くように構成されており、
    前記第1の側壁には、前記金属板の幅方向に沿って延び且つ前記金属板の前記表側主面と正対する第1のスリット開口が設けられており、
    前記第2の側壁には、前記金属板の幅方向に沿って延び且つ前記金属板の前記裏側主面と正対する第2のスリット開口が設けられており、
    前記供給部は、
    前記第1のスリット開口から供給される不活性ガスによって、前記表側主面に直交する方向に沿って拡がる気流カーテンが前記第1のスリット開口と前記表側主面との間に形成されるように、前記第1のスリット開口を通じて不活性ガスを前記スナウト内に供給すると共に、
    前記第2のスリット開口から供給される不活性ガスによって、前記裏側主面に直交する方向に沿って拡がる気流カーテンが前記第2のスリット開口と前記裏側主面との間に形成されるように、前記第2のスリット開口を通じて不活性ガスを前記スナウト内に供給するように構成されており、
    前記排気部は、前記供給部よりも前記下端部側において前記スナウト内からガスを排気するように構成されている、スナウトシール装置。
  2. 前記供給部は、一対の第1及び第2の長尺ノズルを含み、
    前記第1の長尺ノズルは、前記第1のスリット開口を覆い且つ前記第1のスリット開口に沿って延びるように前記第1の側壁に取り付けられており、
    前記第2の長尺ノズルは、前記第2のスリット開口を覆い且つ前記第2のスリット開口に沿って延びるように前記第2の側壁に取り付けられており、
    前記第1の長尺ノズル内には、前記第1の長尺ノズルから前記第1のスリット開口に向かう不活性ガスの流れを阻害するように構成された第1のバッフル部材が設けられており、
    前記第2の長尺ノズル内には、前記第2の長尺ノズルから前記第2のスリット開口に向かう不活性ガスの流れを阻害するように構成された第2のバッフル部材が設けられている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記排気部は、前記供給部による前記スナウト内への不活性ガスの供給流量よりも大きな排気流量にて前記スナウト内からガスを排気するように構成されている、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記スナウトは、前記金属板の各端部とそれぞれ対向する一対の第1及び第2の端壁をさらに含み、
    前記第1及び第2の端壁にはそれぞれ、第1及び第2の排気口が設けられており、
    前記排気部は、前記第1及び第2の排気口を通じて前記スナウト内からガスを排気するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記第1の排気口は、前記金属板の厚さ方向において前記第1の端壁の中央部に設けられており、
    前記第2の排気口は、前記金属板の厚さ方向において前記第2の端壁の中央部に設けられている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記供給部は、一対の第1及び第2の長尺ノズルを含み、
    前記第1の長尺ノズルは、前記第1のスリット開口を覆い且つ前記第1のスリット開口に沿って延びるように前記第1の側壁の外表面に取り付けられており、
    前記第2の長尺ノズルは、前記第2のスリット開口を覆い且つ前記第2のスリット開口に沿って延びるように前記第2の側壁の外表面に取り付けられている、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
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