JP7439590B2 - ネットワーク制御装置、画像形成装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム - Google Patents

ネットワーク制御装置、画像形成装置、ネットワーク制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク制御装置、画像形成装置、ネットワーク制御方法、及びプログラムに関する。
ネットワークに接続した機器の省電力性能を向上させるために、受信したパケットのフィルタリングを行い、受信したパケットが省電力状態で処理可能なパケットである場合、省電力状態を維持したままで当該パケットを処理する技術が知られている。
例えば、省電力状態で動作中に、ネットワークから受信したパケットが、情報処理装置宛ての処理を必要としない返送要求のパケットである場合、省電力状態を維持した状態で応答パケットを返送する情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に示されるような従来の技術では、受信したパケットデータの処理(解析)に時間を要しており、大量のパケットを受信したとき等に、受信したパケットをメモリに格納しきれなくなり、省電力動作が解除されてしまうという問題がある。
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、省電力動作を行うネットワーク制御装置において、省電力動作を維持しつつ、受信したパケットデータの処理を高速化する。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態に係るネットワーク制御装置は、省電力動作を行うネットワーク制御装置であって、受信したパケットデータをフィルタリングして不要なパケットデータを破棄する1つ以上のフィルタリング処理を行うフィルタ処理部と、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加するパケットデータ管理部と、前記ヘッダ情報を付加したパケットデータの前記ヘッダ情報を、省電力動作時にパケットデータを処理する第1のプロセッサから参照可能な第1のレジスタに格納するレジスタ部と、を有し、前記第1のプロセッサは、前記第1のレジスタに格納された前記ヘッダ情報に基づいて、前記省電力動作時より消費電力が大きい通常動作時にパケットデータを処理する第2のプロセッサを起動させ、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータが、前記第1のプロセッサが対応可能なパケットデータである場合、前記第2のプロセッサを起動せずに、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータを処理する。

本発明の一実施形態によれば、省電力動作を行うネットワーク制御装置において、省電力動作を維持しつつ、受信したパケットデータの処理を高速化することができる。
一実施形態に係るネットワーク制御装置の構成例を示す図である。 一実施形態に係る省電力動作時のパケットデータの流れを示す図である。 一実施形態に係るネットワークコントローラの機能ブロック図の例を示す図である。 一実施形態に係るフィルタ部の内部構成の例を示す図である。 一実施形態に係るヘッダ情報の例を示す図である。 一実施形態に係るパケットデータ記憶部に記憶したパケットデータのイメージを示す図である。 一実施形態に係るレジスタ部について説明するための図(1)である。 一実施形態に係るレジスタ部について説明するための図(2)である。 一実施形態に係るパケット計数部のレジスタのイメージを示す図である。 一実施形態に係る未処理のパケットデータがない場合の処理の例を示す図である。 一実施形態に係る通常動作時のパケットデータの流れを示す図である。 一実施形態に係るサブシステムの機能構成の例を示す図である。 第1の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<ネットワーク制御装置の構成>
図1は、一実施形態に係るネットワーク制御装置の構成例を示す図である。ネットワーク制御装置100は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク101に接続され、所定の機能を実行可能な通常動作、及び通常動作より消費電力が少ない省電力動作を行う電子機器、又は情報処理装置である。ここでは、一例として、ネットワーク制御装置100が、所定の機能として、スキャン機能、プリンタ機能、コピー機能等の画像形成機能を備えた画像形成装置であるものとして以下の説明を行う。
ただし、ネットワーク制御装置100は、ネットワーク101に接続され、省電力動作を行う装置であれば、画像形成装置に限られない。例えば、ネットワーク制御装置100は、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置等であっても良い。また、ネットワーク制御装置100は、例えば、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、車載装置等であっても良い。さらに、ネットワーク制御装置100は、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であっても良い。
図1に示すように、ネットワーク制御装置(画像形成装置)100は、サブシステム110とメインシステム120とを含む。
サブシステム110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)111、メモリ112、MAC(Media Access Controller)、ネットワークコントローラ114、及びバス等を有し、ネットワーク101を介してパケットデータの送受信を行う。
CPU111は、例えば、メモリ112等に記憶した所定のプログラムを実行することにより、サブシステム110を制御するプロセッサ(演算装置)である。なお、CPU111は、省電力動作時にパケットデータを処理する第1のプロセッサの一例である。
メモリ112には、例えば、CPU111のワークエリアとして用いられる揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)や、CPU111の起動用のプログラム等を予め記憶した不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)等が含まれる。また、メモリ112には、例えば、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等のストレージデバイスが含まれていても良い。
MAC113は、サブシステム110をネットワーク101に接続し、ネットワーク101を介してパケットデータ送受信を行うインタフェースである。
ネットワークコントローラ114は、例えば、MAC113が受信したパケットデータをフィルタリングして不要なパケットデータを破棄するフィルタリング処理等、パケットデータに関する様々な処理を実行する。なお、ネットワークコントローラ114の詳細については後述する。
バス115は、サブシステム110の各構成要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
メインシステム120は、例えば、メインCPU121、メインシステムメモリ122、電力コントローラ123、プリンタ124、スキャナ125、及びバス126等を有し、例えば、画像形成処理等の所定の処理を実行する。
メインCPU121は、例えば、メインシステムメモリ122に記憶した所定のプログラムを実行することにより、メインシステム120を制御するプロセッサ(演算装置)である。なお、メインCPU121は、通常動作時にパケットデータを処理する第2のプロセッサの一例である。
メインシステムメモリ122には、例えば、メインCPU121のワークエリアとして用いられるRAM、メインCPU121の起動用のプログラム等を予め記憶したROM、及びストレージデバイス等が含まれる。
電力コントローラ123は、メインシステム120内への電力の供給を制御する。例えば、電力コントローラ123は、ネットワーク制御装置100が省電力動作に移行したときに、メインシステム120内への電力の供給を停止する。また、電力コントローラ123は、省電力動作をしているときに、サブシステム110から、通常動作への復帰を要求する復帰信号を受け付けると、メインシステム120内への電力の供給を再開する。
プリンタ124は、例えば、印刷を実行するプリンタエンジン、及びコントローラ等を含み、メインCPU121からの制御に従って印刷処理を実行する。スキャナ125は、例えば、原稿の読み取りを実行するスキャナエンジン、及びコントローラ等を含み、メインCPU121からの制御に従ってスキャン処理を実行する。バス126は、メインシステム120の各構成要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
サブシステム110、及びメインシステム120は、それぞれ、電源1、及び電源2という異なる電源系統を持ち、例えば、PCI Express(登録商標)等の高速シリアルI/F(Interface)130を介して通信可能に接続されている。なお、サブシステム110とメインシステム120とを通信可能に接続するインタフェースは、PCI Express以外の高速シリアルインタフェースであっても良いし、高速シリアルインタフェース以外の通信インタフェースであっても良い。
また、電源1と電源2とは、個別に電源オン/オフの制御が可能であり、通常動作時には、電源1と電源2とが、共にオンに制御される。これにより、通常動作時には、ネットワーク制御装置100は、メインシステム120の制御により、ネットワーク制御装置100が備える所定の機能(例えば、画像形成機能)を実行することができる。
一方、省電力動作時には、電源1がオン、電源2がオフに制御される。これにより、省電力動作時には、ネットワーク制御装置100は、サブシステム110のみで外部との通信を行い、これにより、消費電力が多いメインシステム120の消費電力を削減することができる。
このとき、消費電力が少ないサブシステム110のみで、ネットワーク101上の様々なパケットデータに対応するために、サブシステム110は、ネットワークコントローラ114により、受信した不要なパケットデータを破棄するフィルタリング処理を実行する。
しかし、従来の技術では、省電力状態において、受信したパケットデータの処理(解析)に時間を要しており、例えば、大量のパケットを受信したとき等に、受信したパケットをメモリに格納しきれなくなり、省電力動作が解除されてしまうという問題があった。
このような問題を解決するため、本実施形態に係るネットワークコントローラ114は、省電力動作時における受信したパケットデータの処理を高速化する機能を有している。
例えば、ネットワークコントローラ114は、受信したパケットデータから不要なパケットデータを破棄する1つフィルタリング処理を通過したパケットデータに、当該パケットデータの特徴となる情報をヘッダ情報として付加する機能を有している。このヘッダ情報には、例えば、1つ以上のフィルタリング処理の処理結果等が含まれる。
また、ネットワークコントローラ114は、ヘッダ情報を付加したパケットデータのヘッダ情報を、省電力動作時に当該パケットデータを処理するCPU(プロセッサ)111から参照可能なレジスタ(第1のレジスタ)に格納する機能を有している。
例えば、ネットワークコントローラ114は、ヘッダ情報を付加したパケットデータを順次に記憶部に記憶し、CPU111からの要求に応じて、記憶部に記憶したパケットデータのヘッダ情報を順次にレジスタに格納する。
これにより、CPU111は、レジスタを参照することにより、フィルタリング処理を通過したパケットデータに関する情報を取得して、パケットデータを高速に処理することができるようになる。また、これにより、記憶部に蓄積される未処理のパケットデータを削減することができるので、省電力動作をより長く継続することができるようになる。
<省電力動作時のパケットデータの流れ>
図2は、一実施形態に係る省電力動作時のパケットデータの流れを示す図である。この図は、ネットワーク制御装置100が、省電力動作時に受信した、例えば、イーサネット(登録商標)パケット等のパケットデータの流れを示している。
MAC113は、ネットワーク101からパケットデータを受信すると、受信したパケットデータをメモリ112上の所定の記憶領域(以下、受信バッファと呼ぶ)に記憶する(ステップS1)。ネットワークコントローラ114は、例えば、CPU111からの制御に従って、メモリ112上の受信バッファに記憶されたパケットデータを取得する(ステップS2)。
ネットワークコントローラ114は、取得したバケットデータに対して、不要なパケットデータを破棄するフィルタリング処理、及びフィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加する処理を実行する(ステップS3)。
CPU111は、パケットデータが、ネットワークコントローラ114のフィルタリング処理を通過したことを検知すると、ネットワークコントローラ114のレジスタにアクセスして、パケットデータのヘッダ情報を読み出す(ステップS4)。
CPU111は、取得したヘッダ情報を解析して、メインシステム120を起動する必要があると判断した場合、通常状態への復帰を要求する復帰信号をメインシステム120に出力する(ステップS5A)。例えば、CPU111は、ヘッダ情報を解析して、パケットデータが、ネットワーク制御装置100に画像形成処理の実行を要求するパケットデータであると判断した場合、メインシステム120を起動する必要があると判断する。
一方、CPU111は、取得したヘッダ情報を解析して、サブシステム110が応答可能なパケットデータであると判断した場合、応答用のパケットデータを作成して、メモリ112上の所定の記憶領域(以下、送信バッファと呼ぶ)に記憶する(ステップS5B)。例えば、CPU111は、ヘッダ情報を解析して、パケットデータが、ネットワーク制御装置100の機種名、状態、個体識別情報等の取得を要求するパケットデータである場合、サブシステム110が応答可能なパケットデータであると判断する。
MAC113は、メモリ112の送信バッファに記憶された応答用のパケットデータを取得して、ネットワーク101に送信する(ステップS6)。
<ネットワークコントローラの構成>
続いて、ネットワークコントローラ114の具体的な構成について、図3~10を用いて説明する。
図3は、一実施形態に係るネットワークコントローラの機能ブロック図の例を示す図である。ネットワークコントローラ114は、例えば、データ入力I/F301、フィルタ部302、パケットデータ記憶部303、レジスタ部304、パケット計数部305、セレクタ部306、アクセス制御部307、データ出力I/F308、及びデータ転送部310等を有する。
データ入力I/F301は、例えば、DMA(Direct Memory Access)コントローラ等によって実現され、メモリ112上の受信バッファに記憶されたパケットデータを、フィルタ部302に転送する。例えば、CPU111は、データ入力I/F301が備えるレジスタにアドレスを指定することにより、データ入力I/F301が301に、指定したアドレスに記憶されたパケットデータを、フィルタ部302に転送させることができる。
フィルタ部302は、例えば、図4に示すような内部構成を有している。図4は、一実施形態に係るフィルタ部の内部構成の例を示す図である。フィルタ部302は、例えば、パケット解析部401、フィルタ処理部402、及びパケットデータ管理部403等を含む。
パケット解析部401は、データ入力I/F301から転送されたパケットデータを解析して、フィルタ処理に必要なパケット情報を抽出する。例えば、パケット解析部401は、プロトコル情報、IP情報等のパケット情報を抽出して、抽出したパケット情報とパケットデータとをフィルタ処理部402に出力する。
フィルタ処理部402は、パケット解析部401から出力されたパケット情報とパケットデータに基づいて不要なパケットデータを破棄する1つ以上のフィルタリング処理を行う。図4の例では、フィルタ処理部402に含まれる1つ以上のフィルタA411、フィルタB412、フィルタC413、・・・には、それぞれ、通過を許可するパケットデータの条件が予め設定されている。フィルタ処理部402は、1つ以上のフィルタA411、フィルタB412、フィルタC413、・・・を通過したパケットデータと、各フィルタの処理結果をパケットデータ管理部403に出力する。
パケットデータ管理部403は、フィルタ処理部402による1つ以上のフィルタリング処理を通過したパケットデータに、例えば、図5に示すようなヘッダ情報500を付加し、パケットデータ記憶部303に記憶して管理する。
図5は、一実施形態に係るヘッダ情報の例を示す図である。この図は、パケットデータ管理部403が、フィルタ処理部402による1つ以上のフィルタリング処理を通過したパケットデータに付加するヘッダ情報の一例のイメージを示している。図5の例では、ヘッダ情報500には、フィルタAの処理結果501A、フィルタBの処理結果501B、フィルタCの処理結果501C、パケットサイズ502、及びステータス503等の情報が含まれている。
フィルタAの処理結果501A、フィルタBの処理結果501B、フィルタCの処理結果501Cには、フィルタ処理部402から通知される各フィルタの処理結果(例えば、通過/破棄/対象外等の情報)が含まれる。パケットサイズ502には、パケットデータのサイズを示す情報が含まれる。ステータス503には、例えば、MAC113、又はネットワークコントローラ114がパケットデータを受信したときのステータス情報(例えば、受信OK、受信エラー、エラー訂正の有無等)の情報が含まれる。
ここで、図3に戻り、ネットワークコントローラ114の機能構成の説明を続ける。
パケットデータ記憶部303は、フィルタ部302のフィルタリング処理を通過し、ヘッダ情報500が付加されたパケットデータを記憶するメモリである。
図6は、一実施形態に係るパケットデータ記憶部に記憶したパケットデータのイメージを示す図である。この図は、パケットデータ記憶部303に記憶した複数のパケットデータの一例のイメージを示している。図6の例では、パケットデータ記憶部303の先頭に、パケットデータAのヘッダ情報500Aと、パケットデータA601Aが記憶されている。このパケットデータAのヘッダ情報500Aには、パケットデータA601Aに関する、例えば、図5に示すようなヘッダ情報500が記憶されている。他のパケットデータB、Cのヘッダ情報についても同様である。
また、パケットデータA601Aに続いて、パケットデータA601の次にフィルタ部302のフィルタリング処理を通過したパケットデータBのヘッダ情報500Bと、パケットデータB601Bが記憶されている。さらに、パケットデータB601Bに続いて、パケットデータB601の次にフィルタ部302のフィルタリング処理を通過したパケットデータCのヘッダ情報500Cと、パケットデータC601Cが記憶されている。
このように、パケットデータ記憶部303には、フィルタ部302のフィルタリング処理を通過したパケットデータが順次に記憶される。好ましくは、パケットデータ記憶部303は、リングバッファになっており、パケットデータ記憶部303の最後までパケットデータが記憶されたときには、パケットデータ記憶部303の先頭から、パケットデータが上書きされる。
ここで、再び図3に戻り、ネットワークコントローラ114の機能構成の説明を続ける。
レジスタ部304は、例えば、図7に示すような内部構成を有している。図7は、一実施形態に係るレジスタ部について説明するための図である。図7に示すように、レジスタ部304には、例えば、CPU111から参照可能な複数のレジスタ(以下、第1のレジスタ700と呼ぶ)、CPU111から書き込み可能なヘッダ情報制御レジスタ701、及びヘッダ情報格納部702等が含まれる。
第1のレジスタ700には、例えば、図5に示すようなヘッダ情報500の各項目に対応する複数のヘッダ情報表示レジスタ703A~703C、704、705が含まれる。例えば、ヘッダ情報表示レジスタ(フィルタA)703Aには、図5に示すようなヘッダ情報500に含まれるフィルタAの処理結果501Aが格納される。同様に、ヘッダ情報表示レジスタ(フィルタB)703Bには、図5に示すようなヘッダ情報500に含まれるフィルタBの処理結果501Bが格納される。また、ヘッダ情報表示レジスタ(フィルタC)703Cには、図5に示すようなヘッダ情報500に含まれるフィルタCの処理結果501Cが格納される。
また、ヘッダ情報表示レジスタ(サイズ)704には、図5に示すようなヘッダ情報500に含まれるパケットサイズ502が格納される。同様に、ヘッダ情報表示レジスタ(ステータス)705には、図5に示すようなヘッダ情報500に含まれるステータス503が格納される。
ヘッダ情報制御レジスタ701は、CPU111から、第1のレジスタ700の更新を指示するためのレジスタである。例えば、CPU111は、ヘッダ情報制御レジスタ701にアクセス(例えば、所定の値の書込)することにより、レジスタ部304に第1のレジスタ700の更新を指示することができる。
ヘッダ情報格納部702は、例えば、ヘッダ情報制御レジスタ701へのアクセスに応じて、パケットデータ記憶部303に記憶された未処理のパケットデータのヘッダ情報を、順次に第1のレジスタ700に格納する。
例えば、図7に示すように、パケットデータ記憶部303に未処理の複数のパケットデータが記憶されているものとする。この状態で、CPU111がヘッダ情報制御レジスタにアクセスすると、ヘッダ情報格納部702は、未処理の複数のパケットデータのうち、先頭のパケットデータAのヘッダ情報500Aの内容を、第1のレジスタ700に格納する。
また、図8に示すように、パケットデータAが処理された後に、CPU111がヘッダ情報制御レジスタにアクセスしたものとする。この場合、ヘッダ情報格納部702は、未処理の複数のパケットデータのうち、先頭のパケットデータBのヘッダ情報500Bの内容を、第1のレジスタ700に格納する。
このように、CPU111は、ヘッダ情報制御レジスタ701にアクセスすることにより、パケットデータ記憶部303に記憶された未処理のパケットデータのヘッダ情報を、第1のレジスタ700から読み出すことができる。従って、CPU111は、パケットデータ記憶部303に記憶されたパケットデータを解析しなくても、当該パケットデータがどのフィルタを通過したのか、当該パケットデータのデータサイズ、当該パケットデータのステータス等の情報を取得することができる。これにより、CPU111の負荷を低減することができると共に、受信したパケットデータの処理を高速化することができる。
なお、CPU111の負荷を低減することにより、例えば、CPU111の動作クロックを下げて、サブシステム110の消費電力をされたに低減すること等も可能になる。
ここで、図3に戻り、ネットワークコントローラ114の機能構成の説明をさらに続ける。
パケット計数部305は、パケットデータ記憶部303に記憶されている、ヘッダ情報500を付加した未処理のパケットデータの数を計数(カウント)する。例えば、パケット計数部305は、図9に示すような、CPU111から読み出し可能なレジスタ(以下、第2のレジスタ900と呼ぶ)に、未処理のパケット数を示す情報(以下、パケット数901と呼ぶ)を記憶して管理する。
例えば、パケット計数部305は、フィルタ部302のパケットデータ管理部403が、パケットデータ記憶部303に、ヘッダ情報を付加したパケットデータを記憶したときに、パケット数901の値をカウントアップする。また、パケット計数部305は、パケットデータ記憶部303に記憶された、ヘッダ情報を付加したパケットデータの処理が完了したときに、パケット数901の値をカウントダウンする。これにより、パケットデータ記憶部303に記憶されている未処理のパケットデータの数が、パケット数901にリアルタイムに反映される。従って、CPU111は、パケットデータ記憶部303に記憶されているパケットデータの数、及びパケットデータ記憶部303の空き容量等を、容易に把握することができるようになる。
また、レジスタ部304は、パケット計数部305のパケット数901を利用して、パケットデータ記憶部303に未処理のパケットデータがないことを判断しても良い。
図10は、一実施形態に係る未処理のパケットデータがない場合の処理の例を示す図である。例えば、ヘッダ情報格納部702は、CPU111によるヘッダ情報制御レジスタ701のアクセスに応じて、パケット計数部305のパケット数901を読み出す。
パケット数901の値が「0」(ゼロ)である場合、ヘッダ情報格納部702は、パケットデータ記憶部303へのアクセスを中止し、第1のレジスタ700の各々に「0」を格納する。この構成により、例えば、図7、8で説明した処理により、パケットデータ記憶部303に記憶された未処理のパケットデータがなくなったときに、第1のレジスタ700にオール「0」が格納される。これにより、CPU111は、パケットデータ記憶部303に未処理のパケットデータがないことを高速に確認することができる。また、CPU111の負荷も軽減される。
ここで、再び図3に戻り、ネットワークコントローラ114の機能構成の説明をさらに続ける。
セレクタ部306は、パケットデータ記憶部303に記憶したパケットデータの出力先を切り替えるセレクタである。CPU111は、例えば、セレクタ部306が備えるレジスタ(又はアクセス制御部307が備えるレジスタ)の設定により、セレクタ部306の出力先を、アクセス制御部307とするか、データ出力I/F308とするかを切り替えることができる。
例えば、ネットワーク制御装置100が省電力動作を行っているとき、セレクタ部306の出力先は、アクセス制御部307に設定される。これにより、省電力動作時には、CPU111が、アクセス制御部307を介して、パケットデータ記憶部303に記憶されたパケットデータにアクセスすることができる。
一方、ネットワーク制御装置100が通常動作を行っているとき、セレクタ部306の出力先は、データ出力I/F308に設定される。
データ出力I/F308は、パケットデータ記憶部303に記憶されたパケットデータは、例えば、メインシステム120のメインシステムメモリ122の所定の記憶領域に転送する。これにより、通常動作時には、メインシステム120が、未処理のパケットデータを処理することができる。
データ転送部310は、例えば、DMAコントローラ等によって実現され、メインシステム120のメインシステムメモリ122上の所定の記憶領域に記憶された送信パケットデータを、メモリ112の送信バッファに転送する。
<通常動作時のパケットデータの流れ>
図11は、一実施形態に係る通常動作時のパケットデータの流れを示す図である。この図は、ネットワーク制御装置100が、通常動作時に受信した、例えば、イーサネットパケット等のパケットデータの流れを示している。
MAC113は、ネットワーク101からパケットデータを受信すると、受信したパケットデータをメモリ112上の受信バッファに記憶する(ステップS11)。ネットワークコントローラ114は、メモリ112上の受信バッファに記憶されたパケットデータを取得する(ステップS12)。
ネットワークコントローラ114は、取得したバケットデータに対して、不要なパケットデータを破棄するフィルタリング処理、及びフィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加する処理を実行する(ステップS13)。
ネットワークコントローラ114のデータ出力I/F308は、ヘッダ情報を付加されたパケットデータを、メインシステム120のメインシステムメモリ122上の所定の記憶領域に転送する(ステップS14)。
メインCPU121は、所定のプログラムを実行することにより、メインシステムメモリ122上の所定の記憶領域に転送されたパケットデータを処理する(ステップS15)。例えば、所定の記憶領域に転送されたパケットデータが、印刷処理の実行を要求する印刷要求パケットである場合、メインCPU121は、プリンタ124を制御して、印刷処理を実行する。また、メインCPU121は、必要に応じて、印刷処理を完了したことを示すパケットデータ(例えば、完了通知パケット等)をメインシステムメモリ122の所定の記憶領域に記憶する。
なお、印刷処理は、ネットワーク制御装置100が実行する所定の処理の一例である。例えば、ネットワーク制御装置100が表示装置である場合、所定の処理は、所定の画像を表示する表示処理であっても良い。また、ネットワーク制御装置100が撮像装置である場合、所定の処理は、画像を撮像する撮像処理であっても良い。
ネットワークコントローラ114のデータ転送部310は、メインシステムメモリ122の所定の記憶領域に記憶されたパケットデータ(完了通知パケット等)を、メモリ112上の送信バッファに転送する(ステップS21、S22)。
MAC113は、メモリ112の送信バッファに記憶されたパケットデータを取得して、ネットワーク101に送信する。
上記の処理により、ネットワーク制御装置100は、通常動作時には、受信したパケットデータに基づいて、ネットワーク制御装置100が実行する所定の処理を実行することができる。
<サブシステムの機能構成>
図12は、一実施形態に係るサブシステム110の機能構成の例を示す図である。サブシステム110は、CPU111で所定のプログラムを実行することにより、例えば、ヘッダ情報取得部1201、判断部1202、パケットデータ処理部1203、及びメインシステム起動部1204等を実現している。
ヘッダ情報取得部1201は、フィルタ部302によるフィルタリング処理を通過したパケットデータが、パケットデータ記憶部303に記憶されたことを検知したときに、レジスタ部304から、パケットデータのヘッダ情報を取得する。例えば、ヘッダ情報取得部1201は、図7に示すようなレジスタ部304のヘッダ情報制御レジスタ701に所定の値を書き込むことにより、第1のレジスタ700に格納されたヘッダ情報を更新し、更新されたヘッダ情報を第1のレジスタ700から取得する。
判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したパケットデータのヘッダ情報に基づいて、当該パケットデータをサブシステムで処理するか、メインシステムを起動するかを判断する。
パケットデータ処理部1203は、判断部1202によって、パケットデータをサブシステムで処理すると判断された場合、パケットデータ記憶部303に記憶されたパケットデータを処理する。
例えば、パケットデータ処理部1203は、処理対象となるパケットデータが、パケットデータ処理部1203で応答可能なパケットデータである場合、メインシステム120を起動せずに、応答パケットを作成し、作成した応答パケットを送信元に返信する。なお、パケットデータ処理部1203で応答可能なパケットデータには、例えば、ネットワーク制御装置100の状態、装置名、個体識別情報、機能等を問い合わせるパケットデータ等が含まれ得る。
また、パケットデータ処理部1203は、処理対象となるパケットデータが、パケットデータ処理部1203で応答可能なパケットデータでない場合、当該パケットデータを破棄しても良い。或いは、パケットデータ処理部1203は、ネットワーク制御装置100が、省電力動作中であることを示す応答パケットを、送信元に返信しても良い。
メインシステム起動部1204は、判断部1202によって、メインシステム120を起動すると判断された場合、メインシステム120を起動させる。例えば、メインシステム起動部1204は、メインシステム120に、通常状態への復帰を要求する復帰信号を出力し、ネットワークコントローラ114のパケットデータの出力先を、メインシステム120に切り替える。例えば、メインシステム起動部1204は、ネットワークコントローラ114のセレクタ部306の出力先を、アクセス制御部307から、データ出力I/F308に切り替える。
<処理の流れ>
続いて、ネットワーク制御装置100が省電力動作時に、サブシステム110が実行するネットワーク制御方法の処理の流れについて、複数の実施形態を例示して説明する。
[第1の実施形態]
図13は、第1の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、所定のプログラムを実行するCPU111が、省電力動作時に実行する処理の一例を示している。
ステップS1301において、サブシステム110のヘッダ情報取得部1201が、フィルタ部302によるフィルタリング処理を通過したパケットデータがあることを検知すると、ステップS1302以降の処理が実行される。
ステップS1302において、ヘッダ情報取得部1201は、例えば、図7に示すようなレジスタ部304のヘッダ情報制御レジスタ701に所定の値を書き込む(更新制御)。これにより、パケットデータ記憶部303に記憶された未処理のパケットデータのヘッダ情報が、第1のレジスタ700に格納される。
ステップS1303において、ヘッダ情報取得部1201は、例えば、図7に示すようなレジスタ部304の第1のレジスタ700から、ヘッダ情報を読み出す。
ステップS1304において、サブシステム110の判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報で、パケットデータを処理可能であるか否かを判断する。取得したヘッダ情報でパケットデータを処理可能でない場合、判断部1202は、処理をステップS1305に移行させる。一方、取得したヘッダ情報でパケットデータを処理可能である場合、判断部1202は、処理をステップS1306に移行させる。
このように、判断部1202は、処理対象となるパケットデータの解析が必要なときにのみ、パケットデータの解析を行い、処理対象となるパケットデータの解析が必要でないときには、ヘッダ情報のみでパケットデータの処理を行う。これにより、サブシステム110の処理速度を向上させることができる。
ステップS1305に移行すると、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報に基づいて、パケットデータ記憶部303に記憶した処理対象となるパケットデータを解析する。このとき、判断部1202は、ヘッダ情報により、処理対象となるパケットの情報を取得済なので、処理対象となるパケットデータのうち、必要な部分のみを解析することが望ましい。これにより、判断部1202は、処理対象となるパケットデータを解析する必要があるときでも、サブシステム110の処理速度を向上させることができる。
ステップS1306に移行すると、ステップS1304、S1305で取得した、処理対象となるパケットデータの情報に基づいて、判断部1202は、省電力動作から通常動作に復帰するか否かを判断する。
具体的な一例として、図4に示すフィルタ処理部402に含まれる複数のフィルタに、例えば、メインシステム120で処理すべきパケットデータを通過する1つ以上のフィルタ(例えば、フィルタA411、及びフィルタB412等)を予め設定しておく。この場合、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報を参照して、処理対象となるパケットデータが、フィルタA411、又はフィルタB412を通過している場合、省電力動作から復帰すると判断しても良い。
また、別の一例として、図4に示すフィルタ処理部402に含まれる複数のフィルタに、例えば、サブシステム110で処理可能なパケットデータを通過する1つ以上のフィルタ(例えば、フィルタC413等)を予め設定しておく。この場合、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報を参照して、処理対象となるパケットデータが、フィルタC413を通過していない場合、省電力動作から復帰すると判断しても良い。
省電力動作から復帰しないと判断した場合、判断部1202は、処理をステップS1307に移行させる。一方、省電力動作から復帰すると判断した場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
なお、ステップS1304~S1306の処理は、判断部1202が、ヘッダ情報取得部1201が取得したパケットデータのヘッダ情報に基づいて、省電力動作を継続するか、通常動作に復帰するかを判断する処理の一例である。
ステップS1307に移行すると、サブシステム110のパケットデータ処理部1203は、省電力動作を維持したまま、処理対象となるパケットデータを処理する。例えば、処理対象となるパケットデータが、パケットデータ処理部1203が応答可能なパケットデータである場合、パケットデータ処理部1203は、応答パケットを作成し、作成した応答パケットを送信元に返信する。一方、パケットデータ処理部1203が応答可能なパケットデータでない場合、パケットデータ処理部1203は、処理対象となるパケットデータを、例えば、破棄する。
ステップS1308において、ヘッダ情報取得部1201は、ステップS1302と同様にして、ヘッダ情報の更新処理を行う。
ステップS1309において、ヘッダ情報取得部1201は、ステップS1303と同様にして、レジスタ部304の第1のレジスタ700から、ヘッダ情報を読み出す。
ステップS1310において、ヘッダ情報取得部1201は、読み出したヘッダ情報が、全てゼロであるか否かを判断する。ヘッダ情報が全てゼロでない場合、サブシステム110は、処理をステップS1304に戻して、ステップS1304以降の処理を再度実行する。一方、ヘッダ情報が全てゼロである場合、パケットデータ記憶部303には、未処理のパケットデータがないことを示しているので、サブシステム110は、図13の処理を終了する。
一方、ステップS1306からステップS1311に移行すると、サブシステム110のメインシステム起動部1204は、メインシステム120を起動させる。例えば、メインシステム起動部1204は、メインシステム120に、通常動作への復帰を要求する復帰信号を出力する。この復帰信号に応じて、例えば、メインシステム120の電力コントローラ123は、メインシステム120内への電力の供給を再開し、メインシステムは起動する。
ステップS1312において、メインシステム起動部1204は、ネットワークコントローラ114のパケットデータの出力先を、メインシステム120に切り替える。例えば、メインシステム起動部1204は、ネットワークコントローラ114のセレクタ部306の出力先を、アクセス制御部307から、データ出力I/F308に切り替える。
上記の処理により、ネットワーク制御装置100のサブシステム110は、メインシステム120が処理すべきパケットデータを受信するまで、レジスタ部304から取得したヘッダ情報に基づいて、受信したパケットデータを高速に処理することができる。
[第2の実施形態]
図14は、第2の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、所定のプログラムを実行するCPU111が、省電力動作時に実行する処理の別の一例を示している。なお、図14に示す処理のうち、ステップS1301~S1303、S1307~S1312の処理は、図13で説明した第1の実施形態に係る処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1401において、サブシステム110の判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報で、パケットデータを処理可能であるか否かを判断する。取得したヘッダ情報でパケットデータを処理可能でない場合、判断部1202は、処理をステップS1402に移行させる。一方、取得したヘッダ情報でパケットデータを処理可能である場合、判断部1202は、処理をステップS1403に移行させる。
ステップS1402に移行すると、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報に基づいて、パケットデータ記憶部303に記憶した処理対象となるパケットデータを解析する。なお、ステップS1401、S1402の処理内容は、図13のステップS1304、S1305の処理内容と同様で良い。
ステップS1403に移行すると、判断部1202は、パケット計数部305が計数した、パケットデータ記憶部303に記憶されている未処理のパケットデータの数を、第2のレジスタ900から読み出す。
ステップS1404において、判断部1202は、ステップS1401、S1402で取得した処理対象となるパケットデータの情報と、ステップS1403で取得した未処理のパケットデータの数に基づいて、省電力動作から復帰するか否かを判断する。
例えば、判断部1202は、第1の実施形態と同様に、パケットデータの情報に基づいて省電力動作から復帰するか否かを判断するのに加えて、未処理のパケットデータの数が所定の閾値に達したときに、省電力動作から復帰すると判断しても良い。或いは、判断部1202は、未処理のパケットデータの増加率と、パケットデータ記憶部303のメモリ残量等に基づいて、パケットデータ記憶部303のメモリ残量に余裕がないと判断したときに、省電力動作復帰すると判断しても良い。
省電力動作から復帰しないと判断した場合、判断部1202は、処理をステップS1307に移行させる。一方、省電力動作から復帰すると判断した場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
なお、ステップS1401~S1404の処理は、判断部1202が、ヘッダ情報取得部1201が取得したパケットデータのヘッダ情報に基づいて、省電力動作を継続するか、通常動作に復帰するかを判断する処理の別の一例である。
上記の処理により、サブシステム110は、パケットデータ記憶部303のメモリ残量に余裕があるときに省電力動作から復帰してしまうことや、パケットデータ記憶部303のメモリ残量がなくなり、パケットデータが消失してしまうことを抑制することができる。
[第3の実施形態]
図15は、第3の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、所定のプログラムを実行するCPU111が、省電力動作時に実行する処理の別の一例を示している。なお、図15に示す処理のうち、ステップS1301~S1303、S1307~S1312の処理は、図13で説明した第1の実施形態に係る処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1501において、サブシステム110の判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報から、処理対象となるパケットデータが、画像形成処理の処理要求であるか否かを判断する。
例えば、図4に示すフィルタ処理部402に含まれる複数のフィルタに、画像形成処理の処理を要求するパケットデータを通過する1つ以上のフィルタ(例えば、フィルタA411、及びフィルタB412等)を予め設定しておく。これにより、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報を参照して、処理対象となるパケットデータが、例えば、フィルタA411、又はフィルタB412を通過している場合、画像形成処理の処理要求であると判断することができる。
処理対象となるパケットデータが画像形成処理の処理要求でない場合、判断部1202は、処理をステップS1502に移行させる。一方、処理対象となるパケットデータが画像形成処理の処理要求である場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
ステップS1502において、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報から、処理対象となるパケットデータが、サブシステムで対応可能なパケットであるか否かを判断する。
例えば、フィルタ処理部402に含まれる複数のフィルタに、サブシステム110で対応可能な1つ以上のフィルタ(例えば、フィルタC413等)を予め設定しておく。これにより、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報を参照して、処理対象となるパケットデータが、例えば、フィルタC413を通過している場合、サブシステム110で対応可能なパケットデータであると判断することができる。
処理対象となるパケットデータが、サブシステム110で対応可能なパケットデータである場合、判断部1202は、処理をステップS1307に移行させる。一方、処理対象となるパケットデータが、サブシステム110で対応可能なパケットデータでない場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
なお、ステップS1501~S1502の処理は、判断部1202が、ヘッダ情報取得部1201が取得したパケットデータのヘッダ情報に基づいて、省電力動作を継続するか、通常動作に復帰するかを判断する処理の別の一例である。
上記の処理のように、例えば、図13のステップS1304、S1305に示した、判断部1202が、ヘッダ情報でパケットデータを処理可能であるか否かを判断する処理、及びパケットデータを解析する処理は、必要に応じて省略することができる。
[第4の実施形態]
図16は、第4の実施形態に係るサブシステムが実行する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、所定のプログラムを実行するCPU111が、省電力動作時に実行する処理の別の一例を示している。なお、図16に示す処理のうち、ステップS1301~S1303、S1307~S1312の処理は、図13で説明した第1の実施形態に係る処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1601において、サブシステム110の判断部1202は、パケット計数部305が計数した、パケットデータ記憶部303に記憶されている未処理のパケットデータの数を、第2のレジスタ900から読み出す。
ステップS1602において、判断部1202は、取得した未処理のパケットデータの数が、予め設定された閾値に達したか否かを判断する。未処理のパケットデータの数が閾値に達していない場合、判断部1202は、処理をステップS1307に移行させる。一方、未処理のパケットデータの数が閾値に達している場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
なお、ステップS1602の処理は、図14のステップS1404で説明した、取得した未処理のパケットデータの数に基づいて、省電力動作から復帰するか否かを判断する処理の具体的な一例である。
ステップS1603に移行すると、判断部1202は、取得したヘッダ情報から、処理対象となるパケットデータが、メインシステム120が実行する所定の処理の処理要求であるか否かを判断する。
例えば、図4に示すフィルタ処理部402に含まれる複数のフィルタに、メインシステム120が実行する所定の処理を要求するパケットデータを通過する1つ以上のフィルタ(例えば、フィルタA411、及びフィルタB412等)を予め設定しておく。これにより、判断部1202は、ヘッダ情報取得部1201が取得したヘッダ情報を参照して、処理対象となるパケットデータが、例えば、フィルタA411、又はフィルタB412を通過している場合、所定の処理の処理要求であると判断することができる。
処理対象となるパケットデータが、メインシステム120が実行する所定の処理の処理要求でない場合、判断部1202は、処理をステップS1307に移行させる。一方、処理対象となるパケットデータが、メインシステム120が実行する所定の処理の処理要求である場合、判断部1202は、処理をステップS1311に移行させる。
なお、ステップS1603において、メインシステム120が実行する所定の処理は、例えば、ネットワーク制御装置100が、プロジェクタやデジタルサイネージ等の表示装置である場合、画像の表示要求等であって良い。また、メインシステム120が実行する所定の処理は、例えば、ネットワーク制御装置100が、撮像装置や測定装置等である場合、撮像要求や測定要求等であっても良い。
このように、本発明の各実施形態は、画像形成装置以外の様々なネットワーク制御装置に適用することができる。また、本発明の各実施形態は、様々な変形や応用が可能であり、また、様々な組み合わせで実施することができる。
以上、本発明の各実施形態によれば、省電力動作を行うネットワーク制御装置100において、省電力動作を維持しつつ、受信したパケットデータの処理を高速化することができる。
なお、上記の説明では、ネットワークコントローラ114がハードウェアによって実現されるものとして説明を行ったが、ネットワークコントローラ114の各機能ブロックは、CPU111が実行するプログラムによって実現されるものであっても良い。
100 ネットワーク制御装置(画像形成装置)
111 CPU(プロセッサ、第1のプロセッサ)
121 メインCPU(第2のプロセッサ)
303 パケットデータ記憶部
304 レジスタ部
305 パケット計数部
402 フィルタ処理部
403 パケットデータ管理部
500 ヘッダ情報
501A フィルタAの処理結果
501B フィルタBの処理結果
501C フィルタCの処理結果
700 第1のレジスタ
900 第2のレジスタ
特開2009-029102号公報

Claims (16)

  1. 省電力動作を行うネットワーク制御装置であって、
    受信したパケットデータをフィルタリングして不要なパケットデータを破棄する1つ以上のフィルタリング処理を行うフィルタ処理部と、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加するパケットデータ管理部と、
    前記ヘッダ情報を付加したパケットデータの前記ヘッダ情報を、省電力動作時にパケットデータを処理する第1のプロセッサから参照可能な第1のレジスタに格納するレジスタ部と、
    を有し、
    前記第1のプロセッサは、
    前記第1のレジスタに格納された前記ヘッダ情報に基づいて、前記省電力動作時より消費電力が大きい通常動作時にパケットデータを処理する第2のプロセッサを起動させ、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータが、前記第1のプロセッサが対応可能なパケットデータである場合、前記第2のプロセッサを起動せずに、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータを処理する、
    ットワーク制御装置。
  2. 前記ヘッダ情報は、前記1つ以上のフィルタリング処理の処理結果を含む、請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  3. 前記ヘッダ情報を付加した複数のパケットデータを記憶するパケットデータ記憶部を有し、
    前記レジスタ部は、前記第1のプロセッサからの要求に応じて、前記パケットデータ記憶部に記憶した前記複数のパケットデータの前記ヘッダ情報を順次に前記第1のレジスタに格納する、請求項1又は2に記載のネットワーク制御装置。
  4. 前記パケットデータ記憶部に記憶されている、前記ヘッダ情報を付加した未処理のパケットデータの数を計数するパケット計数部を有する、請求項3に記載のネットワーク制御装置。
  5. 前記パケット計数部は、前記未処理のパケットデータの数を前記第1のプロセッサから参照可能な第2のレジスタに格納する、請求項4に記載のネットワーク制御装置。
  6. 前記レジスタ部は、前記パケットデータ記憶部に前記ヘッダ情報を付加した未処理のパケットデータがない場合、前記未処理のパケットデータがないことを示すデータ又は情報を前記第1のレジスタに格納する、請求項3乃至5のいずれか一項に記載のネットワーク制御装置。
  7. 前記第2のプロセッサは、前記通常動作時に所定の処理を制御し、
    前記第1のプロセッサは、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータが、前記所定の処理に関するパケットデータである場合、前記第2のプロセッサを起動させる、請求項に記載のネットワーク制御装置。
  8. 前記1つ以上のフィルタリング処理は、前記所定の処理に関するパケットデータを抽出する処理を含む、請求項に記載のネットワーク制御装置。
  9. 前記所定の処理は、画像形成処理を含む、請求項7又はに記載のネットワーク制御装置。
  10. 前記1つ以上のフィルタリング処理は、前記第1のプロセッサが応答可能なパケットデータを抽出する処理を含む、請求項に記載のネットワーク制御装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のネットワーク制御装置を備えた画像形成装置。
  12. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のネットワーク制御装置が備える前記第1のプロセッサに、
    前記レジスタ部から処理対象となるパケットデータの前記ヘッダ情報を取得するステップと、
    取得した前記ヘッダ情報に基づいて、前記処理対象となる前記パケットデータを処理するステップと、
    を実行させる、プログラム。
  13. 前記プログラムは、取得した前記ヘッダ情報に基づいて、前記省電力動作を継続するか、前記省電力動作より消費電力が大きい通常動作に移行するかを判断するステップを、前記第1のプロセッサに実行させる、請求項12に記載のプログラム。
  14. 省電力動作を行う画像形成装置であって、
    受信したパケットデータをフィルタリングして不要なパケットデータを破棄する1つ以上のフィルタリング処理を行うフィルタ処理部と、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加するパケットデータ管理部と、
    前記ヘッダ情報を付加したパケットデータの前記ヘッダ情報を、省電力動作時にパケットデータを処理する第1のプロセッサから参照可能な第1のレジスタに格納するレジスタ部と、
    を有し、
    前記第1のプロセッサは、
    前記第1のレジスタに格納された前記ヘッダ情報に基づいて、前記省電力動作時より消費電力が大きい通常動作時にパケットデータを処理する第2のプロセッサを起動させ、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータが、前記第1のプロセッサが対応可能なパケットデータである場合、前記第2のプロセッサを起動せずに、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータを処理する、
    像形成装置。
  15. 省電力動作を行うネットワーク制御装置が、
    受信したパケットデータをフィルタリングして不要なパケットデータを破棄する1つ以上のフィルタリング処理と、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータにヘッダ情報を付加する処理と、
    前記ヘッダ情報を付加したパケットデータの前記ヘッダ情報を、省電力動作時にパケットデータを処理する第1のプロセッサから参照可能な第1のレジスタに格納する処理と、
    を実行し、
    前記第1のプロセッサは、
    前記第1のレジスタに格納された前記ヘッダ情報に基づいて、前記省電力動作時より消費電力が大きい通常動作時にパケットデータを処理する第2のプロセッサを起動させ、
    前記フィルタリング処理を通過したパケットデータが、前記第1のプロセッサが対応可能なパケットデータである場合、前記第2のプロセッサを起動せずに、前記フィルタリング処理を通過したパケットデータを処理する、
    ットワーク制御方法。
  16. 請求項15に記載のネットワーク制御方法を、省電力動作を行うネットワーク制御装置に実行させる、プログラム。
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