JP7439450B2 - 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法 - Google Patents

建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7439450B2
JP7439450B2 JP2019194642A JP2019194642A JP7439450B2 JP 7439450 B2 JP7439450 B2 JP 7439450B2 JP 2019194642 A JP2019194642 A JP 2019194642A JP 2019194642 A JP2019194642 A JP 2019194642A JP 7439450 B2 JP7439450 B2 JP 7439450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
printing
user
printing device
server device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019194642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021068311A (ja
Inventor
歩 塩田
浩一 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2019194642A priority Critical patent/JP7439450B2/ja
Publication of JP2021068311A publication Critical patent/JP2021068311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7439450B2 publication Critical patent/JP7439450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、例えば建築内装材及びインテリア製品(以下、建装材と称する)の製造に使用する建装材製造システム、建装材の柄をユーザに提供するサーバ装置及び建装材の柄提供方法に関する。
壁紙やテーブル等に使用される木目柄や石目柄等の建装材に用いられる柄画像には、素材を撮影したときのフィルムが使用されて印刷に用いられる版が作成され、印刷が行われていた(例えば、特許文献1)。
例えば特許文献2に示すように、顧客先から壁紙が欲しいという要望があった場合、図9に示すように、従来は、営業担当者が実際の壁紙の一部を切り出したサンプル品を例えばMOディスクに格納したものを携行し(図9(1-1))、MOディスクからサンプル品を読み出し顧客に見せていた(図9(1-2))。そして、営業担当者は、顧客が選定した柄に対して希望の色を聞き、その希望の色を基にデザイナーが色変換作業を実施し、尺角版を作成する(図9(2))。この作成された尺角版を顧客に見せ(図9(3-1))、この時点でOKであれば尺角校正刷りを行い(図9(3-2))、本版を作成する(図9(4))。この作成された本版を顧客に見せ(図9(5-1))、この時点でOKであれば本版校正刷りを行い(図9(5-2))、量産する(図9(6))。
特許第4742457号 特許第4229430号
ところがこのような従来の方法では、顧客との間で色柄を決定し、建装材を製造する作業まで、顧客との間で複数回のやりとりが必要であり、多くの手間と時間がかかっていた。さらに、有版印刷で作業を行っていたため、製版にも時間とコストがかかっていた。
また、顧客との間で色柄のデータの送受を行う際に、色柄のデータが盗まれる場合がある。
本発明の目的は、版作成のための所要時間の短縮と、コスト及び労力の低減を可能で、しかも柄データの漏洩を防止することを可能とする建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法を提供することにある。
上記目的を達成するべく、本発明の一態様に係る建装材製造システムは、ユーザが利用可能な端末と、端末に対し通信網を介して接続され、ユーザに対し建装材の任意の色調の柄を選択的に提供するサーバ装置と、サーバ装置に対し通信網を介して接続され、ユーザが選択した柄をインクジェットにより印刷可能な印刷装置と、を備え、端末は、サーバ装置から通信網を介して送られた柄の表示データを表示する表示手段と、表示手段により表示された柄に対しユーザが取得指示を入力した場合に、サーバ装置に対し通信網を介して柄の取得要求を送信する取得要求送信手段と、を備え、サーバ装置は、ユーザに予め付与した主個別識別情報に対応付けて、印刷装置に対し通信網から割り当てられた加入者情報、及び印刷装置の機能を表す情報、及びユーザに予め付与した秘密のパスワードをそれぞれ記憶したデータベースと、表示データを生成する表示データ生成手段と、表示データ生成手段により生成された表示データを端末に対し送信する表示データ送信手段と、端末から取得要求が送られた場合に、取得要求と、データベースに記憶された前記ユーザに対応する印刷装置の機能を表す情報とに基づいて、柄を画像処理して印刷装置に合わせた色調の調整を行う画像処理手段と、印刷装置の機能に基づき作成され印刷装置の動作を制御するための印刷制御情報を、画像処理手段により処理された柄画像に付した柄データを生成し、ユーザに対応するパスワードを用いて柄データを暗号化する柄データ生成手段と、加入者情報に基づいて、柄データ生成手段により生成された柄データを通信網を介して印刷装置に送信する柄データ送信手段と、を備え、印刷装置は、サーバ装置から柄データを受信した場合に、柄データをパスワードを用いて復号し、復号された柄画像に付された印刷制御情報に基づいて柄の印刷処理を実行する印刷処理手段と、を備えることを要旨とする。
本発明によれば、版作成のための所要時間の短縮と、コスト及び労力の低減を可能で、しかも柄データの漏洩を防止することを可能とする建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法を提供することができる。
本発明に係わる建装材製造システムの一実施形態を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係わるサーバ装置の第1データベースの記憶内容の一例を示す図である。 第1の実施形態に係わるサーバ装置の第2データベースの記憶内容の一例を示す図である。 図1に示した建装材製造システムにおいて実施される建装材の柄提供方法の手順を示す概略シーケンス図である。 図1に示した端末に表示される柄の表示データの一例を示す図である。 図1に示したIJ印刷機のプロファイルの作成手順を示す画面図である。 図1に示したIJ印刷機による印刷結果の一例を示す図である。 本発明に係わる建装材製造システムの第2の実施形態として、建装材の柄データを提供する場合におけるサーバ装置と、端末と、IJ印刷機との間における情報の送受信動作を示す概略シーケンス図である。 従来の建装材の柄提供方法の手順を示す概略シーケンス図である。
本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係わる建装材製造システムの第1の実施形態を示す概略構成図であり、クラウド上に設けられる100は建装材の柄をユーザに提供する企業のサーバ装置であり、200は当該企業と契約を結んだ顧客であるユーザが利用する端末であり、300は当該ユーザが利用するIJ(インクジェット)印刷機である。
端末200は、例えばスマートフォン、タブレット、パーソナル・コンピュータであってもよい。さらに、端末200は、ユーザが所持する端末でもよく、屋内に固定的に設置された端末であってもよい。IJ印刷機300は、ユーザの近くに配置されてもよく、ユーザがいる屋内から離れた場所に配置されてもよい。また、IJ印刷機300は、パーソナル・コンピュータとインクジェットプリンタとが接続されたものであってもよい。
端末200及びIJ印刷機300は、通信網NWを介してサーバ装置100に接続される。通信網NWは、インターネット等のコンピュータ・ネットワークにより構成される。
サーバ装置100は、モデム110と、制御部120と、記憶部121と、データベース130と、表示データ生成部140と、画像処理部150と、柄データ生成部160と、表示部170と、入力部180とを備えている。
モデム110は、通信網NWを介して端末200及びIJ印刷機300との間で通信を行うもので、端末200への柄の表示データの送信と、端末200からの柄の取得要求の受信と、取得要求に応じてIJ印刷機300への柄データの送信と、IJ印刷機300からのアップロードデータの受信とを行う。
入力部180は、データベース130へのユーザの登録など、制御部120に対し種々の動作指示を入力するために使用される。
制御部120は、記憶部121に記憶される各種プログラムに基づき、サーバ装置100全体の制御動作を司り、柄の表示データ送信機能と、柄データ送信機能とを備える。データベース130には、第1データベース131と、第2データベース132とが設けられる。
第1データベース131には、図2に示すように、各ユーザごとに割り当てられた主個別識別情報(ユーザ名)に対応付けて、通信網NWより割り当てられたIJ印刷機300の加入者情報(IPアドレス)と、IJ印刷機300の機能を表す情報とがそれぞれ記憶されている。IJ印刷機300の機能を表す情報としては、例えば「Aタイプ」、「Bタイプ」があり、例えば「Aタイプ」の方が「Bタイプ」より高い印刷精度で印刷可能である。
第2データベース132には、図3に示すように、各ユーザごとに割り当てられた主個別識別情報(ユーザ)に対応付けて、複数の副個別識別情報(サブID)、パスワードが記憶されている。
表示データ生成部140は、ユーザに対し提案すべき柄を含む表示データを生成する。この生成された表示データは、記憶部121に記憶され、表示部170に供給されて表示されると共に、制御部120による制御の下、モデム110により通信網NWを介して端末200へ送信される。
画像処理部150は、制御部120による制御の下、端末200から送られた柄の取得要求と、データベース130に記憶されたユーザに対応するIJ印刷機300の機能を表す情報とに基づいて、柄を画像処理してIJ印刷機300に合わせた色調の調整を行う。
柄データ生成部160は、IJ印刷機300の機能に基づき作成されIJ印刷機300の動作を制御するための印刷制御情報としてのプロファイルを、画像処理部150により処理された柄画像に埋め込むことで柄データを生成する。そして、ユーザ(ここでは、例えばJOHN)に対応するパスワード(例えば1111)を用いて柄データを暗号化する。さらに、柄データ生成部160は、IJ印刷機300の印刷回数を制限するための印刷回数制限情報を柄データに付加する。
この生成された柄データは、制御部120による制御の下、データベース130に記憶されたIJ印刷機300のIPアドレスに基づいて、通信網NWを介してIJ印刷機300に送信される。
一方、端末200は、モデム210と、制御部220と、記憶部230と、表示部240と、入力部250とを備えている。モデム210は、通信網NWを介してサーバ装置100との間で通信を行うもので、サーバ装置100から送られる柄の表示データの受信と、サーバ装置100への柄の取得要求の送信とを行う。
入力部250は、端末200の制御部220に対し種々の動作指示を入力するために使用するもので、表示部240に表示される柄の柄に対する色調の修正値の入力にも使用される。
制御部220は、記憶部230に記憶される各種プログラムに基づき、端末200全体の制御動作を司り、サーバ装置100から通信網NWを介して送られた取得希望の柄を含む表示データを表示部240に供給して表示させる。
IJ印刷機300は、サーバ装置100から柄データを含むダウンロードデータを受信した場合に、ユーザが設定したパスワード(1111)を用いてダウンロードデータを復号し、復号データから柄画像に埋め込まれたプロファイルに基づいてインクジェットを用いた柄の印刷処理を実行する印刷処理機能を備えている。
(柄データの提供手順)
次に、以上のシステムにおいてユーザに対し建装材の柄データを提供する方法を説明する。図4は、建装材の柄データを提供する場合におけるサーバ装置100と、端末200と、IJ印刷機300との間における情報の送受信動作を示す概略シーケンス図である。
先ず、ユーザは、サーバ装置100を所有する企業(提供元)と契約を結ぶ。その際、提供元は、ユーザの名前や住所、連絡先の電話番号又は端末200のIPアドレス等の属性情報を、顧客データベースに登録するとともに、ユーザの個別識別情報に対応付けて、利用するIJ印刷機300のIPアドレス、IJ印刷機300の機能をデータベース130に登録する。
サーバ装置100は、ユーザから建装材の依頼を受け付けると、ユーザに提案する柄の表示データを生成し(図4(1-1))、この柄の表示データS1を通信網NWを介してユーザの端末200に送信する。また、柄の表示データS1を記憶部121に一時記憶保持する。
端末200は、サーバ装置100から通信網NWを介して送られた柄の表示データS1を受信し、この受信表示データS1を記憶部230に記憶すると共に表示部240に表示させる(図4(1-2))。
表示部240に表示される画面は、例えば図5に示すような画面である。この画面では、各色ボタン、明るさ調整ボタンが押されると、それに合わせてサムネイル画像の配色調整が行われ、配色結果が表示されるようになっている。
図5(a)に示される配色調整の画面30において、現在のサムネイル画像31、そのカラーパッチ32、製版番号33及び柄名34が表示される。これらの表示と共に、色ボタン36a~36f、明るさ調整ボタン37a及び37b、リセットボタン38、詳細配色ボタン39、保存名欄41、得意先コード42、配色結果保存ボタン43及びリターンボタン44が表示される。
図5(a)に示す画面30内のサムネイル画像31は、例えば「赤」の色ボタン36aがある回数押されることによって、図5(b)に示されるようなサムネイル画像31’が表示される。同時に、色情報を示すカラーパッチ32はカラーパッチ47に変更されて表示される。但し、ここでは、図5(a)に示されるサムネイル画像31の色が図5(b)に示されるサムネイル画像31’の色に変化されたことは、斜線の間隔の変化によって表されるものとする。
この状態でユーザが、上記表示部240に表示される柄を取得するべく入力部250において取得指示を入力したとする。そうすると端末200は、通信網NWを介してサーバ装置100に対し柄の取得要求S2を送信する。柄の取得要求S2には、取得を希望する柄が含まれ、また色調を修正した場合にはその修正値が含まれる。
これに対しサーバ装置100は、取得要求S2を受信すると、データベース130から該当するIJ印刷機300の機能を表す情報を読み出す。端末200のユーザのユーザ名が例えば「JOHN」であれば、「Aタイプ」を読み出す。そして、取得要求S2と、IJ印刷機300の機能を表す情報とに基づいて、柄を画像処理してIJ印刷機300に合わせた色調の調整を行う(図4(2))。
続いて、サーバ装置100は、IJ印刷機300のプロファイルを画像処理された柄画像に付すことで柄データを生成する(図4(3))。ここでは、IJ印刷機300のプロファイルを柄画像の中に埋め込む。
IJ印刷機300のプロファイルは、図6に示す手順で作成する。
(1)IJ印刷機300を用いて単色の階調を少なくとも10点以上印刷して第1印刷データを得る(図6(a))。
(2)IJ印刷機300を用いてフルカラーを用いた階調を少なくとも10点以上印刷して第2印刷データを得る(図6(b))。
(3)IJ印刷機300を用いて第1印刷データ及び第2印刷データを反映させたカラーパッチを少なくとも400点以上印刷して第3印刷データを得る(図6(c))。
(4)第1印刷データ、第2印刷データ及び第3印刷データを用いてプロファイルの作成を行う。この作成されたプロファイルは、IJ印刷機300の機能「Aタイプ」に対応付けて記憶部121に記憶される。
サーバ装置100は、柄データを生成すると、印刷回数制限情報を付加するとともに、ユーザに予め割り当てられたパスワードを用いて暗号化する。以下に暗号化手順を示す。
(1)ユーザ名からパスワードを自動生成するルールを決めておく。
(2)第2データベース132にユーザとパスワードの組み合わせを記載したファイルを登録する。
(3)企業ごとに、暗号化あり・なしを設定しておく。暗号化ありの場合、PDFダウンロードの操作があったら、第2データベース132に登録されているパスワードでZIPを暗号化してダウンロードする。ただし、このときのサブIDはランダムで決定される。
暗号化済みZIPには、以下のファイルが含まれる。
(A)CMS済みPDF
(B)XMFジョブ情報.txt
(C)ID.txt
CMS済みPDFは柄データであり、XMFジョブ情報.txtは印刷回数制限情報であり、ID.txtはサブIDである。
サーバ装置100は、ZIP化された柄データを記憶部121に記憶し、データベース130に記憶されユーザ「JOHN」に対応するIJ印刷機300のIPアドレス「xxx.yxy.zzm」に基づいて、IJ印刷機300に対し通信網NWを介して送信する(図4(4))。この場合、例えばサーバ装置100はIJ印刷機300に対しダウンロードの着信を知らせ、この着信に対しIJ印刷機300にて記憶部121に記憶された柄データをダウンロードするようにしてもよい。
IJ印刷機300は、提供元のサーバ装置100から暗号化されたZIP形式の柄データを受信すると、上記ID.txtとユーザ名からパスワードを特定し、パスワードを用いてZIPファイルを復号し、柄画像に埋め込まれたプロファイルに基づいて、柄のインクジェット印刷処理を実行する(図4(5))。このインクジェット印刷処理を終了するとIJ印刷機300は、印刷処理が正常に終了した旨の情報をアップロードデータとしてサーバ装置100に送信する(図4(6))。
サーバ装置100は、IJ印刷機300から印刷終了通知を受信すると、提供した柄についてその請求金額を計算し、電子請求明細書を作成する。
IJ印刷機300は、XMFジョブ情報.txtから、過去に印刷していないかを確認する。そして、過去に印刷していなければ、CMS済みPDF、つまり柄データを印刷し、XMFジョブ情報.txtを、印刷済みとして登録する。ここでは、1回のみ印刷が有効であるので、1回印刷が終了したら、柄データを消去するようにしてもよい。
かくして、ユーザが希望した柄がIJ印刷機300で印刷され、これにより所望の柄の建装材を得ることができる(図4(7))。このようにして印刷された柄画像の例が、図7に示される。印刷された柄画像51を表す色情報として、カラーパッチ52、文字情報として製品番号53、柄名54が付けられている。
(第1の実施形態の作用効果)
以上のように上記第1の実施形態によれば、ユーザへの柄の提案からユーザ側に配置されたIJ印刷機300によるインクジェットを用いた柄の印刷処理までの手順が通信網NWを介して行われることになる。このため、提供元の営業担当者の出張が一切不要となり、ユーザにとっては希望の柄の建装材を短時間のうちに得ることができ、一方提供元にとっては希望の柄の建装材の提供に必要な労力とコストを大幅に低減することができる。
また、上記第1の実施形態によれば、柄データをIJ印刷機300へ送信する際に、ユーザに予め割り当てられたパスワードにより暗号化するようにしている。このため、柄データが誤って異なる印刷装置に送信された場合や、他のユーザが故意に他の印刷装置宛の柄データを盗用して自己の印刷装置に印刷しようとしても、誤った柄の印刷あるいは不正な柄の印刷を行われないようにすることができる。
さらに、上記第1の実施形態によれば、印刷回数制限情報によりIJ印刷機300による柄の印刷回数が制限されるので、柄データの流出、乱用または転用を防ぐことができ、柄データとしての資産価値を保つことができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明に係わる建装材製造システムの第2の実施形態として、建装材の柄データを提供する場合におけるサーバ装置100と、端末200と、IJ印刷機300との間における情報の送受信動作を示す概略シーケンス図である。
サーバ装置100は、ユーザから建装材の依頼を受け付けると、ユーザに提案する柄の表示データを生成し(図8(1-1))、この柄の表示データをユーザに予め割り当てられたパスワードを用いて暗号化する。そして、この暗号化された柄の表示データS3を通信網NWを介してユーザの端末200に送信する。また、柄の表示データを記憶部121に一時記憶保持する。
端末200は、サーバ装置100から通信網NWを介して送られた柄の表示データS3を受信し、上記パスワードを用いて復号し、この復号表示データを記憶部230に記憶すると共に表示部240に表示させる(図8(1-2))。
以上のように第2の実施形態によれば、サーバ装置100において、柄の表示データを端末200へ送信する際に、ユーザに予め割り当てられたパスワードにより暗号化するようにしている。このため、柄の表示データが誤って異なる端末に送信された場合や、他のユーザが故意に他の端末宛の表示データを盗用しようとしても、誤った柄の表示あるいは不正な柄の表示を行われないようにすることができる。また、他拠点の端末からの柄画像の持ち出し、柄画像の流出を防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、プロファイルを柄画像に埋め込む例について説明したが、柄画像にプロファイルを付すものであってもよい。建装材製造システムの構成やサーバ装置100の構成、端末200の構成及び種類、IJ印刷機300の種類、建装材の柄データの提供手順、建装材の柄データの暗号化方法等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
30 画面
31、31’ サムネイル画像
32、47、52 カラーパッチ
33 製版番号
34 柄
36a~36f 色ボタン
37a、37b 明るさ調整ボタン
38 リセットボタン
39 詳細配色ボタン
41 保存名欄
42 得意先コード
43 配色結果保存ボタン
44 リターンボタン
51 柄画像
53 製品番号
54 柄名
100 サーバ装置
110、210 モデム
120、220 制御部
121、230 記憶部
130 データベース
131 第1データベース
132 第2データベース
140 表示データ生成部
150 画像処理部
160 柄データ生成部
170、240 表示部
180、250 入力部
200 端末
300 IJ印刷機
NW 通信網

Claims (8)

  1. ユーザが利用可能な端末と、前記端末に対し通信網を介して接続され、前記ユーザに対し建装材の任意の色調の柄を選択的に提供するサーバ装置と、前記サーバ装置に対し前記通信網を介して接続され、前記ユーザが選択した柄をインクジェットにより印刷可能な印刷装置と、
    を備え、
    前記端末は、
    前記サーバ装置から前記通信網を介して送られた柄の表示データを表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された柄に対し前記ユーザが取得指示を入力した場合に、前記サーバ装置に対し前記通信網を介して前記印刷装置で印刷する柄の取得要求を送信する取得要求送信手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザに予め付与した主個別識別情報に対応付けて、前記印刷装置に対し前記通信網から割り当てられた加入者情報、及び前記印刷装置の機能を表す情報、及び前記ユーザに予め付与した秘密のパスワードをそれぞれ記憶したデータベースと、
    前記表示データを生成する表示データ生成手段と、
    前記表示データ生成手段により生成された前記表示データを前記端末に対し送信する表示データ送信手段と、
    前記端末から前記取得要求が送られた場合に、前記取得要求と、前記データベースに記憶された前記ユーザに対応する前記印刷装置の機能を表す情報とに基づいて、前記柄を画像処理して前記印刷装置に合わせた色調の調整を行う画像処理手段と、
    前記印刷装置の機能に基づき作成され前記印刷装置の動作を制御するための印刷制御情報を、前記画像処理手段により処理された柄画像に付した柄データを生成し、前記ユーザに対応するパスワードを用いて前記柄データを暗号化する柄データ生成手段と、
    前記加入者情報に基づいて、前記柄データ生成手段により暗号化された前記柄データを前記通信網を介して前記印刷装置に送信する柄データ送信手段と、
    を備え、
    前記印刷装置は、
    前記サーバ装置から前記柄データを受信した場合に、前記柄データを前記パスワードを用いて復号し、復号された前記柄画像に付された前記印刷制御情報に基づいて前記柄の印刷処理を実行する印刷処理手段と、
    を備える建装材製造システム。
  2. 前記柄データ生成手段は、前記画像処理手段により処理された柄画像に前記印刷制御情報を付すと共に、前記印刷装置による印刷回数を制限する印刷回数制限情報を付して前記柄データを生成し、前記パスワードを用いて前記柄データを暗号化し、
    前記印刷処理手段は、復号された前記柄画像に付された前記印刷回数制限情報に基づいて、前記印刷装置による柄の印刷回数を制限する請求項1に記載の建装材製造システム。
  3. 前記表示データ送信手段は、前記パスワードを用いて前記表示データを暗号化して前記端末に送信し、
    前記表示手段は、前記サーバ装置から送られた前記表示データを前記パスワードを用いて復号し、復号された表示データを表示する請求項1または2に記載の建装材製造システム。
  4. ユーザが利用可能な端末に対し通信網を介して接続可能で、前記ユーザに対し建装材の任意の色調の柄を選択的に提供し、前記ユーザが選択した柄をインクジェットにより印刷可能な印刷装置に対し前記通信網を介して接続可能なサーバ装置であって、
    前記ユーザに予め付与した主個別識別情報に対応付けて、前記印刷装置に対し前記通信網から割り当てられた加入者情報、及び前記印刷装置の機能を表す情報、及び前記ユーザに予め付与した秘密のパスワードをそれぞれ記憶したデータベースと、
    前記柄の表示データを生成する表示データ生成手段と、
    前記表示データを前記端末に対し前記通信網を介して送信する表示データ送信手段と、
    前記端末から前記印刷装置で印刷する柄の取得要求が送られた場合に、前記取得要求と、前記データベースに記憶された前記ユーザに対応する前記印刷装置の機能を表す情報とに基づいて、前記柄を画像処理して前記印刷装置に合わせた色調の調整を行う画像処理手段と、
    前記印刷装置の機能に基づき作成され前記印刷装置の動作を制御するための印刷制御情報を、前記画像処理手段により処理された柄画像に付すことで柄データを生成し、前記ユーザに対応するパスワードを用いて前記柄データを暗号化する柄データ生成手段と、
    前記加入者情報に基づいて、前記柄データ生成手段により暗号化された前記柄データを前記通信網を介して前記印刷装置に送信する柄データ送信手段と、
    を備えるサーバ装置。
  5. 前記柄データ生成手段は、前記画像処理手段により処理された柄画像に前記印刷制御情報を付すと共に、前記印刷装置による印刷回数を制限する印刷回数制限情報を付して前記柄データを生成し、前記パスワードを用いて前記柄データを暗号化する請求項4に記載のサーバ装置。
  6. 前記表示データ送信手段は、前記パスワードを用いて前記表示データを暗号化して前記端末に送信する請求項4または5に記載のサーバ装置。
  7. 前記パスワードは、前記データベースに前記主個別識別情報に対応付けて、副個別識別情報を記憶しているとき、前記主個別識別情報と前記副個別識別情報とを用いて生成される請求項4から6のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  8. ユーザが利用可能な端末に対し通信網を介して接続可能で、前記ユーザが選択した柄をインクジェットにより印刷可能な印刷装置に対し前記通信網を介して接続可能なサーバ装置が、前記ユーザに対し建装材の任意の色調の柄を提供する方法であって、
    前記サーバ装置が、前記ユーザに予め付与した主個別識別情報に対応付けて、前記印刷装置に対し前記通信網から割り当てられた加入者情報、前記印刷装置の機能を表す情報、及び前記ユーザに予め付与した秘密のパスワードをそれぞれデータベースに記憶し、
    前記サーバ装置が、前記柄の表示データを生成し、
    前記サーバ装置が、前記表示データを前記端末に対し前記通信網を介して送信し、
    前記端末から前記印刷装置で印刷する柄の取得要求が送られた場合に、前記サーバ装置が、前記取得要求と、前記データベースに記憶された前記ユーザに対応する前記印刷装置の機能を表す情報とに基づいて、前記柄を画像処理して前記印刷装置に合わせた色調の調整を行い、
    前記サーバ装置が、前記機能を表す情報に基づき作成された前記印刷装置の動作を制御するための印刷制御情報を、柄画像に付すことで柄データを生成し、前記ユーザに対応するパスワードを用いて前記柄データを暗号化し、
    前記サーバ装置が、前記データベースに記憶された該当する前記加入者情報に基づいて、前記暗号化された前記柄データを前記通信網を介して前記印刷装置に送信する、
    建装材の柄提供方法。
JP2019194642A 2019-10-25 2019-10-25 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法 Active JP7439450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194642A JP7439450B2 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194642A JP7439450B2 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021068311A JP2021068311A (ja) 2021-04-30
JP7439450B2 true JP7439450B2 (ja) 2024-02-28

Family

ID=75637361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194642A Active JP7439450B2 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7439450B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155666A (ja) 1998-11-18 2000-06-06 Konica Corp 印刷受注発注システム
JP2001315289A (ja) 2000-05-12 2001-11-13 Dainippon Printing Co Ltd 建材用化粧シートの作成システム
JP2003003383A (ja) 2001-06-20 2003-01-08 Dainippon Printing Co Ltd 壁紙及びその作成システム
JP2005074772A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 Kyocera Mita Corp 印刷装置及び方法
JP2008117180A (ja) 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力制御システム、画像出力システム、画像出力制御プログラムおよび画像出力プログラム
JP2010218154A (ja) 2009-03-16 2010-09-30 Ricoh Co Ltd ファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体
JP2018010336A (ja) 2016-07-11 2018-01-18 シャープ株式会社 サーバ装置、画像形成装置、情報処理装置、画像形成制御方法、及び画像形成制御プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155666A (ja) 1998-11-18 2000-06-06 Konica Corp 印刷受注発注システム
JP2001315289A (ja) 2000-05-12 2001-11-13 Dainippon Printing Co Ltd 建材用化粧シートの作成システム
JP2003003383A (ja) 2001-06-20 2003-01-08 Dainippon Printing Co Ltd 壁紙及びその作成システム
JP2005074772A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 Kyocera Mita Corp 印刷装置及び方法
JP2008117180A (ja) 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力制御システム、画像出力システム、画像出力制御プログラムおよび画像出力プログラム
JP2010218154A (ja) 2009-03-16 2010-09-30 Ricoh Co Ltd ファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体
JP2018010336A (ja) 2016-07-11 2018-01-18 シャープ株式会社 サーバ装置、画像形成装置、情報処理装置、画像形成制御方法、及び画像形成制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021068311A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9654651B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, and information processing method
US20090299905A1 (en) Web enabled color management service system and method
CN104571002B (zh) 工业设备生产系统、工业设备生产服务器、及工业设备生产方法
JP4157717B2 (ja) 印刷物生産支援装置
CN104571003B (zh) 工业设备管理系统、工业设备管理服务器、及工业设备管理方法
US7715041B2 (en) Method for managing desired print content of a print job
JP7439450B2 (ja) 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法
CN101365034B (zh) 配备有显示装置的成像设备、显示方法及屏生成方法
JP7456132B2 (ja) 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法
JP7377411B2 (ja) 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法
JP7434799B2 (ja) 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法
JP5474593B2 (ja) ファイル配信システム
KR100656232B1 (ko) 인쇄 업무 지원 시스템
JP2001331450A (ja) 認証システムおよびその方法、サービス提供システムおよびその方法
JP2007219669A (ja) ネットワークプリントシステム、サーバ装置および印刷用ファイル生成方法
JP7395958B2 (ja) 建装材製造システム、サーバ装置及び建装材の柄提供方法
JP2008083984A (ja) 携帯端末、画像処理装置及び印刷制御プログラム
JP6787089B2 (ja) 表示装置、表示制御プログラムおよびメディアサーバー
JP7180138B2 (ja) 情報端末、端末アプリケーション管理システム、管理支援方法及びプログラム
CN113741825A (zh) 信息处理系统
JP2018082285A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2023167241A1 (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理方法
US20230342094A1 (en) Image formation apparatus and method for controlling image formation apparatus
CN107437030A (zh) 图书信息的管理方法和图书信息的管理系统
JP2024048941A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7439450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150