JP2010218154A - ファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、認識情報に基づいてファイルを保護するファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】スキャナ装置SCは、予め既設定パスワードを記憶機能部27に登録し、画像読み取り部で読み取ったファイルに対して操作表示部からパスワードが入力されると、合成開パスワード生成機能部23で、入力された開パスワードと記憶機能部27に予め登録されている既設定パスワードから合成パスワードを生成するとともに、権限パスワードを権限パスワード生成機能部25で自動生成して、該ファイルに対して合成開パスワード及び権限パスワードに基づいて暗号化したパスワードPDFファイルを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、認識情報に基づいてファイルを保護するファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体に関する。
プリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置、複写装置、スキャナ装置、コンピュータ等の情報処理装置においては、種々のデータ(画像データ等)のファイルを取り扱うことから、近時、そのデータ(ファイル)の機密性(セキュリティ)をいかに確立するかが重要な課題となってきている。
特に、近時、情報処理装置においては、取り込んだデータをファイルとしてメモリに保存して、電子メール等によって配信する等の出力処理が行われており、ネットワーク上での盗聴、誤配信等からデータファイルのセキュリティをいかに確保するかが重要な課題となっている。
そして、従来から情報処理装置においては、機密を要するファイルに対してパスワードを設定して、機密を保持することが行われている(特許文献1参照)。
従来、例えば、スキャナ装置においては、例えば、スキャンしたデータをPDF(Portable Document Format)形式のファイルに変換してファイル送信する場合、2種類のパスワードを設定してファイルの保護を図るようになっている。このパスワード(認証情報)は、PDFを開くときに必要なファイル開用パスワードとPDFファイルに印刷不可等のセキュリティ制限を設定するときに必要なパスワードであり、権限パスワードは、一度設定したセキュリティを設定変更する場合にも必要であり、また、権限パスワードは、PDFファイルを開くことも可能である。
また、今日、CPU(Central Processing Unit )の高速化やGP(General Purpose)CPUが出現してきたことにより、ブルートフォースアタック(Brute Force Attack/Brute Force Password Cracking)やディクショナリーアタック(dictionary attack)によって、短いパスワードの解読が容易に行われるようになってきている。そのため、安全なパスワードとしての長さも長く要求されるようになってきており、12文字から16文字以上のパスワードの設定が必要となってきている。
そこで、従来、パスワードの設定入力において、パスワードの長さや文字のパターンをチェックし、条件に満たさないパスワードをエラーにして、設定されている長さ以上の長さや文字パターンのパスワードの利用を強制することで、パスワードの安全性を向上させることが行われている。
しかしながら、上記従来技術にあっては、ファイルに設定するパスワードの設定入力操作においてパスワードの長さや文字のパターンを要求することでパスワードの安全性の向上を図っているため、パスワードの設定入力操作が面倒であるだけでなく、パスワードを構成する文字列を操作部で全て入力することとなり、のぞき見による安全性の確保の工場が要望されている。すなわち、上記PDFファイルの場合、ファイル開用パスワードと権限パスワードを設定入力することとなるが、1つのパスワードに対して安全性の向上から12文字から16文字以上を入力するとして、24文字から32文字以上の文字を設定入力する必要があり、このパスワードの設定入力に対してそれぞれのパスワードで入力したパスワードの確認を行うために入力する確認用入力操作を含めると、パスワードの設定入力操作を4回、合計で48文字から64文字以上の文字の設定入力操作を行う必要があり、パスワードの設定入力操作が面倒であるという問題があった。
また、従来のパスワードは、設定入力された文字からのみ構成されていたため、のぞき見されると、パスワードの全てが把握されてしまうこととなり、パスワードの安全性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、入力操作の操作性を向上させつつ機密保護性能の高い認識情報を生成してファイルの機密保護を向上させるファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、予め既設定認証情報を認証情報記憶手段に登録し、所定のファイルに対して認証情報入力手段から認証情報が入力されると、入力された該入力認証情報と前記認証情報記憶手段に登録されている前記既設定認証情報から合成認証情報を生成するとともに、ファイルの機密保護の設定/解除に用いる高次認証情報を自動生成して、該ファイルに対して前記合成認証情報及び前記高次認証情報に基づいて機密保護処理を施した保護ファイルを生成することを特徴としている。
また、本発明は、前記認証情報記憶手段が、前記ファイル保護装置に対して予め用意されている認証情報または前記認証情報入力手段から予め入力された認証情報を前記既設定認証情報として記憶することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記認証情報記憶手段が、前記既設定認証情報を前記ファイル保護装置によるファイルの機密保護を利用する利用者毎に記憶することを特徴としてもよい。
また、本発明は、前記入力認証情報を前記既設定認証情報の前後のいずれかまたは双方に付加して前記合成認証情報を生成することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記入力認証情報の妥当性を判定してもよく、この場合、前記入力認証情報の文字数、文字種の適否を判定して該入力認証情報の妥当性を判定することを特徴としてもよい。
本発明によれば、入力操作の操作性を向上させつつ機密保護性能の高い認識情報を生成することができ、認証情報の入力操作性を向上させつつファイルの機密保護を向上させることができる。
本発明の一実施例を適用した配信システムのシステム構成図。 スキャナ装置の要部機能ブロック構成図。 既設定パスワード設定処理を示すフローチャート。 機密ファイル保護処理を示すフローチャート。 パスワード生成処理及びパスワードPDFファイル生成処理の説明図。 他の配信システムのシステム構成図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図6は、本発明のファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した配信システム1のシステム構成図である。
図1において、配信システム1は、ネットワークNWにクライアント端末CTとスキャナ装置SCが接続されており、クライアント端末CT及びスキャナ装置SCは、図1では、1台ずつ示されているが、それぞれ複数台ずつ接続されていてもよい。
配信システム1は、スキャナ装置SCで原稿の画像データを読み取って、図1に破線矢印で示すように、PDFファイルに変換するとともに、パスワードで保護してネットワークNW上をクライアント端末CTに送信する。クライアント端末CTは、例えば、パーソナルコンピュータ等の通常のコンピュータ等であり、スキャナ装置SCから送られてきたPDFファイルをハードディスク等に保管して、設定されているパスワードを入力することで、PDFファイルを開いたり、編集したり、印刷出力したりすることができる。
そして、スキャナ装置SCは、原稿の画像を主走査及び副走査して読み取る画像読み取り部、読み取り画像データに適宜のデータ処理を施すデータ処理部、制御部及び操作表示部等を備えている。
操作表示部(認証情報入力手段)は、スキャナ装置SCの操作やパスワードを入力操作するのに必要な各種キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)やLED(Light Emitting Diode)等のランプを備えている。操作表示部の操作キーからは、スキャナ装置SCを利用した原稿読み取り処理に必要な各種操作や後述するようにパスワード生成処理で必要な操作が行われ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やスキャナ装置SCからオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、スキャナ装置SCは、操作表示部のディスプレイに、パスワード入力画面(図3、図4参照)を表示する。
制御部は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit )等を備えて、CPUがROM上のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用してスキャナ装置SCの各部を制御することで、スキャナ装置SCとしての処理を実行するとともに、後述する本発明のパスワード生成処理を実行する。
すなわち、スキャナ装置SCは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明のファイル保護方法を実行するファイル保護プログラムを読み込んでROMやハードディスク等に導入することで、後述するパスワードを生成するファイル保護方法を実行するファイル保護装置であるスキャナ装置として構築されている。このファイル保護プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
そして、スキャナ装置SCは、図2に示すように、配信システムアプリケーション10上に、ファイル生成機能部20が構築されており、ファイル生成機能部20は、開パスワード入力機能部21、既設定パスワード入力機能部22、合成開パスワード生成機能部23、既設定パスワード管理機能部24、権限パスワード生成機能部25、パスワードPDF生成機能部26、記憶機能部27、データ送信機能部28及び通信機能部29等を有している。
開パスワード入力機能部21は、画像読み取り部で読み取った原稿の画像データから生成するPDFファイルに設定する開パスワードの入力を行う機能を有し、開パスワードは、PDFファイルを開くのに必要なパスワードの一部である。開パスワード入力機能部21は、図4に示すような開パスワード入力画面G2を操作表示部のディスプレイに表示し、該開パスワード入力画面G2に応じて操作表示部のキー操作で入力されたパスワードを開パスワードとして取得する。なお、本実施例では、パスワードは、数字、英字、記号等の文字で構成される。
既設定パスワード入力機能部22は、既設定パスワードを予め設定入力を行う機能を有し、既設定パスワードは、入力された開パスワードに合成されるパスワードであって、予め設定入力される。既設定パスワード入力機能部22は、図3に示すような既設定パスワード入力画面G1を操作表示部のディスプレイに表示し、該既設定パスワード入力画面G1に応じて操作表示部のキー操作で入力されたパスワードを既設定パスワードとして取得する。上記開パスワード入力機能部21及び既設定パスワード入力機能部22は、操作表示部によって実現され、認証情報入力手段として機能している。
既設定パスワード管理機能部24は、既設定パスワード入力機能部22が取得した既設定パスワードを、ハードディスク等の不揮発性メモリで構成されている記憶機能部(認証情報記憶手段)27に格納して管理し、合成開パスワード生成タイミングに記憶機能部27から読み出して合成開パスワード生成機能部23に提供する。本実施例では、既設定パスワードは、開パスワードよりも文字数の多いパスワードとなっている。
なお、既設定パスワードとしては、操作表示部から設定入力するパスワードに限るものではなく、スキャナ装置SCがシステムとして予め一意で設定登録されているパスワードであってもよいし、複数記憶しているパスワードから適宜選択するパスワードであってもよいし、開パスワード入力機能部21が適宜ランダムに生成するパスワードであってもよい。また、記憶機能部27は、既設定パスワードを、スキャナ装置SCを利用してパスワード保護したファイルを生成させてクライアント端末CTに送信する利用者毎に記憶する。
合成開パスワード生成機能部(合成認証情報生成手段)23は、開パスワード入力機能部21から受け取った開パスワードが、開パスワードとして適切か否かの妥当性を判定する。合成開パスワード生成機能部23は、この開パスワードの妥当性を、入力されたパスワードの文字数、文字種が、開パスワードとして適切であるか否かによって判定する。
そして、合成開パスワード生成機能部23は、入力されたパスワードが開パスワードとして妥当であると判定すると、開パスワード入力機能部21から受け取った開パスワードと既設定パスワード管理機能部24から受け取った既設定パスワードを合成して合成開パスワードを生成して、パスワードPDF生成機能部26に渡す。
合成開パスワード生成機能部23は、例えば、既設定パスワードの前に、開パスワード入力機能部21から受け取った開パスワードを付加することで合成開パスワードを生成し、あるいは、既設定パスワードの後に、開パスワード入力機能部21から受け取った開パスワードを付加することで合成開パスワードを生成する。また、合成開パスワード生成機能部23は、既設定パスワードの前後に、開パスワード入力機能部21から受け取った開パスワードを付加することで合成開パスワードを生成してもよい。
権限パスワード生成機能部(高次認証情報生成手段)25は、文字、記号、数字等をランダムに組み合わせて権限パスワード(高次認証情報)を自動に生成し、権限パスワードは、ファイルの機密保護(セキュリティ確保)の設定/解除に用いるパスワードである。
パスワードPDF生成機能部26は、画像読み取り部の読み取った原稿の画像データをからPDF形式のファイル(PDFファイル)を生成するとともに、合成開パスワード生成機能部23が合成生成した合成開パスワード及び権限パスワード生成機能部25の生成した権限パスワードを用いて、PDFファイルを暗号化したパスワードPDFファイルを生成して、データ送信機能部28に渡す。通信機能部29は、ネットワークNWを介したデータ及び制御信号の送受信を行う。
データ送信機能部28は、パスワードPDF生成機能部26が生成したパスワードの組み込まれたPDFファイルを通信機能部29からネットワークNWを介してクライアント端末CTに送信する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のスキャナ装置SCは、権限パスワードを自動生成するとともに、開パスワードを入力されたパスワードと予め設定されている既設定パスワードを合成して合成開パスワードを生成して、該合成開パスワードと権限パスワードを用いてパスワードPDFファイルを生成することでパスワード入力の簡便さとセキュリティの向上を図っている。
すなわち、スキャナ装置SCは、まず、既設定パスワードを予め設定するために、既設定パスワード入力機能部22が、操作表示部のディスプレイに、図3に示すような既設定パスワード入力画面G1を表示して既設定パスワードの入力を要求する(ステップS101)。この既設定パスワード入力画面G1には、既設定パスワードの入力欄、確認用の既設定パスワードの入力欄、[OK」と「キャンセル」のボタンが表示されており、ユーザは、既設定パスワードの入力欄と確認用の入力欄に、既設定パスワードとして設定したいパスワードを入力する。
スキャナ装置SCは、既設定パスワード入力画面G1で既設定パスワードの入力が行われて「OK」ボタンが操作されると(ステップS102)、既設定パスワード管理機能部24が、入力された既設定パスワードの妥当性をチェックする(ステップS103)。この既設定パスワードの妥当性は、例えば、入力されたパスワードに使用されている文字の種類、文字数等のパスワード使用文字の妥当性や入力パスワードと確認用入力パスワードが一致しているかの妥当性等である。
既設定パスワード管理機能部24は、パスワードの妥当性が否定(NG)されると、その旨のエラーメッセージを操作表示部のディスプレイに表示して(ステップS104)、ステップS101に戻り、既設定パスワード入力機能部22によって、再度、既設定パスワード入力画面G1を表示する処理から上記同様に処理を行う(ステップS101〜S104)。
ステップS103で、パスワードの妥当性が肯定(OK)であると、既設定パスワード管理機能部24は、入力された既設定パスワードを記憶機能部27に保存して既設定パスワード設定処理を終了する(ステップS105)。
次に、スキャナ装置SCは、操作表示部からパスワード保護を要求する原稿画像データの送信要求があると、画像読み取り部で原稿の読み取りを開始する前、または、読み取った後に、開パスワード入力機能部21が、図4に示すような開パスワード入力画面G2を表示して、開パスワードの入力を要求する(ステップS201)。この開設定パスワード入力画面G2には、開パスワードの入力欄、確認用の開パスワードの入力欄、「印刷」、「編集」、「コピー」のデータ処理項目選択欄、[OK」と「キャンセル」のボタンが表示されており、ユーザは、開パスワードの入力欄と確認用の入力欄に、開パスワードとして設定したいパスワードを入力し、また、処理させたい項目(印刷、編集、コピー)を選択する。
スキャナ装置SCは、開パスワード入力画面G2で開パスワードの入力が行われ、処理項目が選択されて「OK」ボタンが操作されると(ステップS202)、開パスワード管理機能部24が、入力された開パスワードの妥当性をチェックする(ステップS203)。この開パスワードの妥当性は、例えば、入力されたパスワードに使用されている文字の種類、文字数等のパスワード使用文字の妥当性や入力パスワードと確認用入力パスワードが一致しているかの妥当性等である。
なお、この開パスワードは、既に設定されている既設定パスワードよりも文字数の少ないパスワードで充分である。すなわち、後述するように、本実施例のスキャナ装置SCは、既設定パスワードと開パスワードから合成開パスワードを生成するため、合成開パスワードが、12文字から16文字以上の文字数となっていれば、パスワードとしてのセキュリティを満たしているため、既設定パスワードとして、例えば、10数文字のパスワードを設定登録すると、開パスワードとしては、数文字程度以上で充分である。
開パスワード管理機能部24は、パスワードの妥当性が否定(NG)されると、その旨のエラーメッセージを操作表示部のディスプレイに表示して(ステップS204)、ステップS201に戻り、開パスワード入力機能部22によって、再度、開パスワード入力画面G2を表示する処理から上記同様に処理を行う(ステップS201〜S204)。
ステップS203で、パスワードの妥当性が肯定(OK)であると、既設定パスワード管理機能部24が記憶機能部27から既設定パスワードを取得して合成開パスワード生成機能部25に渡し(ステップS205)、合成開パスワード生成機能部25が、開パスワードと既設定パスワードを合成して合成開パスワードを生成する(ステップS206)。
この合成開パスワードは、例えば、図5に示すように、既に設定入力されて記憶機能部27に保存されている既設定パスワードに、操作表示部から入力された開パスワードを、既設定パスワードの前後のいずれかまたは双方に付加するという合成方法で生成することができるが、合成方法は、既設定パスワードと開パスワードを単純に足し合わせる方法に限るものではない。
次に、権限パスワード生成機能部25が、所定文字数の文字列をランダムに生成する等の方法で権限パスワードを生成し(ステップS207)、パスワードPDF生成機能部26が、画像読み取り部の読み取った原稿の画像データからPDFファイルを生成するとともに、図5に示すように、合成開パスワード生成機能部23が合成して生成した合成開パスワード及び権限パスワード生成機能部25の生成した権限パスワードを用いて、PDFファイルを暗号化する等の方法でパスワードによって保護(暗号化等)したパスワードPDFファイルを生成する(ステップS208)。スキャナ装置SCは、このパルスPDF生成機能部26の生成したパスワードPDFファイルをデータ送信機能部28が通信機能部29からネットワークNWを介してクライアント端末CTに送信する。
このように、本実施例のスキャナ装置SCは、予め既設定パスワードを記憶機能部27に登録し、所定のファイルに対して操作表示部からパスワードが入力されると、合成開パスワード生成機能部23で、入力された開パスワードと記憶機能部27に登録されている既設定パスワードから合成開パスワードを生成するとともに、ファイルの機密保護(セキュリティ確保)の設定/解除に用いる権限パスワードを権限パスワード生成機能部25で自動生成して、該ファイルに対して合成開パスワード及び権限パスワードに基づいて機密保護処理を施した保護ファイル、すなわち暗号化したファイルであるパスワードPDFファイルを生成する。
したがって、PDFファイルを生成させるときに入力するパスワードを、文字数の少ない開パスワードのみとして、パスワード入力操作を簡素化することができるとともに、既設定パスワードと開パスワードを合成した合成開パスワードを用いてパスワードPDFファイルを生成して、のぞき見等に対しても機密保護を向上させることができる。また、権限パスワードを自動生成して、パスワードPDFファイルの生成に用いているので、より一層機密保護を向上させることができる。
また、本実施例のスキャナ装置SCは、合成開パスワードを生成する既設定パスワードを利用者毎に記憶して用いているので、パスワードの安全性を向上させることができ、より一層ファイルの機密保護を向上させることができる。
さらに、本実施例のスキャナ装置SCは、記憶機能部27に、スキャナ装置SCに予めシステム設定されているパスワードまたは操作表示部から既設定パスワード入力機能部22によって予め入力されたパスワードを既設定パスワードとして記憶している。
したがって、一意にシステム設定されているパスワードを用いることで、簡素で安価なスキャナ装置SCにおいても、合成開パスワードの安全性を向上させることができ、また、利用者が予め入力したパスワードを既設定パスワードとして利用することで、利用状況に応じた合成開パスワードを生成して、利用性を向上させつつ合成開パスワードの安全性を向上させることができる。
また、本実施例のスキャナ装置SCは、合成開パスワード生成機能部23が、操作表示部から入力されて開パスワード入力機能部21によって取得された開パスワードを、既設定パスワードの前後のいずれかまたは双方に付加して合成開パスワードを生成している。
したがって、簡単な構成で安全性の高い合成開パスワードを生成することができ、安価にファイルの機密保護を向上させることができる。
さらに、本実施例のスキャナ装置SCは、操作表示部で入力されて開パスワード入力機能部21で取得した開パスワードの妥当性を、例えば、入力されたパスワードの文字数、文字種が、開パスワードとして適切であるか否かによって判定する。
したがって、開パスワードとして適切なパスワードを使用して合成開パスワードを生成することができ、パスワードの安全性をより一層向上させることができる。また、開パスワードの妥当性を、パスワードの文字種や文字数で判定しているので、ディクショナリーアタックやブルートフォースアタックに対して適切に対抗することのできる合成開パスワードを生成することができ、パスワードの安全性をより一層向上させることができる。
なお、上記説明では、配信システム1は、スキャナ装置SCとクライアント端末CTがネットワークNWを介して直接接続されて、スキャナ装置SCが、パスワード生成処理を行っているが、配信システムとしては、上記形態に限るものではなく、例えば、図6に示すように、配信システム30が、ネットワークNWにスキャナ装置SC、クライアント端末CT及び配信サーバSVが接続されている形態であってもよい。この場合、配信サーバSVが、図2に示したようなファイル生成機能部を備え、開パスワードと既設定パスワードから合成開パスワードを生成するとともに、権限パスワードを生成して、生成した合成開パスワードと権限パスワードを用いて、図6に破線矢印で示すように、スキャナ装置SCから送られてくるファイルからパスワードPDFファイルを生成して、クライアント端末CTに送信する。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、入力されるパスワード等の認証情報によってデータファイルのセキュリティを図るスキャナ装置、複合装置、複写装置等のファイル保護装置、ファイル保護方法、ファイル保護プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 配信システム
NW ネットワーク
CT クライアント端末
SC スキャナ装置
10 配信システムアプリケーション
20 ファイル生成機能部
21 開パスワード入力機能部
22 既設定合成パスワード入力機能部
23 開パスワード生成機能部
24 既設定合成パスワード管理機能部
25 権限パスワード生成機能部
26 パスワードPDF生成機能部
27 記憶機能部
28 データ送信機能部
29 通信機能部
G1 既設定パスワード入力画面G1
G2 開パスワード入力画面G2
30 印刷システム
SV 配信サーバ
特許第4012842号公報

Claims (9)

  1. 予め設定される既設定認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
    認証情報の入力される認証情報入力手段と、
    所定のファイルに対して前記認証情報入力手段から入力された入力認証情報と前記認証情報記憶手段に記憶されている前記既設定認証情報から合成認証情報を生成する合成認証情報生成手段と、
    ファイルの機密保護の設定/解除に用いる高次認証情報を自動生成する高次認証情報生成手段と、
    前記認証情報入力手段から前記入力認証情報の入力された前記ファイルに対して前記合成認証情報及び前記高次認証情報に基づいて機密保護処理を施した保護ファイルを生成する保護ファイル生成手段と、
    を備えていることを特徴とするファイル保護装置。
  2. 前記認証情報記憶手段は、前記ファイル保護装置に対して予め用意されている認証情報または前記認証情報入力手段から予め入力された認証情報を前記既設定認証情報として記憶することを特徴とする請求項1記載のファイル保護装置。
  3. 前記認証情報記憶手段は、前記既設定認証情報を前記ファイル保護装置によるファイルの機密保護を利用する利用者毎に記憶することを特徴とする請求項1または請求項2記載のファイル保護装置。
  4. 前記合成認証情報生成手段は、前記入力認証情報を前記既設定認証情報の前後のいずれかまたは双方に付加して前記合成認証情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のファイル保護装置。
  5. 前記ファイル保護装置は、前記入力認証情報の妥当性を判定する判定手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のファイル保護装置。
  6. 前記判定手段は、前記入力認証情報の文字数、文字種の適否を判定して該入力認証情報の妥当性を判定することを特徴とする請求項5記載のファイル保護装置。
  7. 予め設定される既設定認証情報を認証情報記憶手段に登録する既設定認証情報登録処理ステップと、
    認証情報入力手段からの認証情報の入力を受け付ける認証情報入力処理ステップと、
    所定のファイルに対して前記認証情報入力処理ステップで受け付けた入力認証情報と前記認証情報記憶手段に登録されている前記既設定認証情報から合成認証情報を生成する合成認証情報生成処理ステップと、
    ファイルの機密保護の設定/解除に用いる高次認証情報を自動生成する高次認証情報生成処理ステップと、
    前記認証情報入力処理ステップで前記入力認証情報の入力された前記ファイルに対して前記合成認証情報及び前記高次認証情報に基づいて機密保護処理を施した保護ファイルを生成する保護ファイル生成処理ステップと、
    を有していることを特徴とするファイル保護方法。
  8. コンピュータに、
    予め設定される既設定認証情報を認証情報記憶手段に登録する既設定認証情報登録処理と、
    認証情報入力手段からの認証情報の入力を受け付ける認証情報入力処理と、
    所定のファイルに対して前記認証情報入力処理ステップで受け付けた入力認証情報と前記認証情報記憶手段に登録されている前記既設定認証情報から合成認証情報を生成する合成認証情報生成処理と、
    ファイルの機密保護の設定/解除に用いる高次認証情報を自動生成する高次認証情報生成処理と、
    前記認証情報入力処理で前記入力認証情報の入力された前記ファイルに対して前記合成認証情報及び前記高次認証情報に基づいて機密保護処理を施した保護ファイルを生成する保護ファイル生成処理と、
    を実行させることを特徴とするファイル保護プログラム。
  9. 請求項8記載のファイル保護プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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