JP7436798B2 - ボンド磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、ボンド磁石に関する。
特許文献1には、磁性粉末と重合性モノマーからなるボンド磁石が開示されている。また、磁性粉末が、カップリング剤などの公知の表面処理剤で表面処理されることが開示されている。
特開2009-155545号公報
本発明は、磁気特性とともに機械物性にも優れたボンド磁石を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかるボンド磁石は、脂環構造を有するカップリング剤で処理された磁 性粉末と、脂環構造を有する熱硬化性化合物の硬化物を含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石は、磁気特性とともに機械物性にも優れている。
以下、本発明の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例であり、本発明を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本実施形態のボンド磁石は、脂環構造を有するカップリング剤で処理された磁性粉末と、脂環構造を有する熱硬化性化合物の硬化物を含む。脂環構造を有する熱硬化性化合物は、従来のエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの極性基を有する熱硬化性樹脂と比べて粘度が低いため、作製したボンド磁石中の磁性粉末の充填率を高くすることができる。また、脂環構造を有するカップリング剤は、従来の極性基を有するカップリング剤と比べて、カップリング処理した磁性粉末と熱硬化性化合物とを混合する際の粘度上昇を抑制でき、得られたボンド磁石中の磁性粉末の充填率を高くできる。さらに、脂環構造を有するカップリング剤は、脂環構造を有する熱硬化性化合物と直接結合しやすく、高い架橋密度をもつ硬化物が得られる。これらより、磁気特性とともに機械物性が向上すると考えられる。
磁性粉末の材料は特に限定されず、SmFeN系、NdFeB系、SmCo系の希土類磁性材料などが挙げられる。なかでも、耐熱性や、希少金属を含有しない点で、SmFeN系磁性粉末が好ましい。
SmFeN系磁性粉末としては、ThZn17型の結晶構造をもち、一般式がSmFe100-x-yで表される希土類金属Smと鉄Feと窒素Nからなる窒化物が挙げられる。ここで、xは、8.1原子%以上10原子%以下、yは13.5原子%以上13.9原子%以下、残部が主としてFeとされることが好ましい。
SmFeN磁性粉末については、特開平11-189811号公報に開示された方法により製造できる。NdFeB系磁性粉末については、国際公開第2003/85147号公報に開示されたHDDR法により製造できる。SmCo系磁性粉末については、特開平08-260083号公報に開示された方法により製造できる。
磁性粉末の平均粒径は10μm以下が好ましく、磁気特性の点より6μm以下がより好ましく、4μm以下がさらに好ましい。10μmを超えると、結晶粒径が大きくなることで、磁粉の保磁力が著しく減少する傾向がある。なお、平均粒径は、粒度分布における小粒径側からの体積累積50%に相当する粒径として測定される。
磁性粉末は、リン酸処理することができる。リン酸処理することで、磁性粉末の表面にP-O結合を有する不動態膜が形成される。
リン酸処理は、リン酸処理薬と磁性粉末を反応させることにより行われる。リン酸処理薬としては、例えば、オルトリン酸、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸亜鉛、リン酸カルシウム等のリン酸塩系、次亜リン酸、次亜リン酸塩系、ピロリン酸、ポリリン酸系等の無機リン酸、有機リン酸およびそれらの塩が挙げられる。
磁性粉末は、成形体作製段階での酸化や得られた成形体の使用中の酸化からの保護の点で、アルキルシリケートにより処理するシリカ処理が行われていることが好ましい。アルキルシリケートは、下記一般式で表され、なかでもメチルシリケートまたはエチルシリケートが好ましい。
Si(n-1)(OR)(2n+2)
(Rはアルキル基であり、nは1~10の整数である。)
シリカ処理は、上述のアルキルシリケートと、該シリケートを加水分解させるために必要な水分とともに磁性粉末に混合し、不活性ガス雰囲気中で加熱処理することで、シリカ被膜を形成することができる。シリケートを加水分解させるために必要な水分として、酢酸水溶液、硫酸、リン酸水溶液等の酸性水溶液及びアンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等の塩基性水溶液が挙げられる。アルキルシリケートの混合量は、磁性粉末100重量部に対して、1重量部以上4重量部以下が好ましく、1.5重量部以上2.5重量部以下がより好ましい。
磁性粉末は、脂環構造を有するカップリング剤で処理されている。該処理は、シリカ処理が行われた後に行われることが好ましい。該カップリング剤で処理することによって、熱硬化性化合物との濡れ性を改善し、ボンド磁石の機械強度を向上させることができる。
脂環構造を有するカップリング剤としては、脂環構造を有する限り特に限定されないが、極性基を有さないものが好ましい。脂環構造としては、モノシクロ環、ビシクロ環、トリシクロ環が挙げられるが、ビシクロ環が好ましい。このようなカップリング剤としては、たとえばビシクロ環であるノルボルネン骨格を有するシランカップリング剤として2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリメトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリエトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)トリメトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)トリエトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]へプト-2-エニル)エチニルトリメトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]へプト-2-エニル)エチニルトリエトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)ヘキシルトリメトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)ヘキシルトリエトキシシラン等が挙げられる。これらのカップリング剤は1種のみを使用しても、2種以上を組み合わせて使用してもよい。なかでも、熱硬化性化合物との相溶性、磁粉表面の滑り性、耐熱性等の点で、ノルボルネン骨格を有するカップリング剤がより好ましく、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリメトキシシラン、2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリエトキシシランがさらに好ましい。
脂環構造を有するカップリング剤による処理は、上述のカップリング剤を、カップリング剤を加水分解させるために必要な水分とともに磁性粉末に混合し、不活性ガス雰囲気中で加熱処理することで、カップリング剤の被膜を形成することができる。カップリング剤を加水分解させるために必要な水分として、酢酸水溶液、硫酸、リン酸水溶液等の酸性水溶液及びアンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等の塩基性水溶液が挙げられる。脂環構造を有するカップリング剤の混合量は、磁性粉末100重量部に対して、0.1重量部以上2重量部以下が好ましく、0.2重量部以上1.2重量部以下がより好ましい。0.1重量部未満ではカップリング剤の効果が小さく、2重量部を超えると、磁性粉末の凝集により、磁気特性が低下する傾向がある。
脂環構造を有するカップリング剤で処理された磁性粉末は、潤滑性を高めることで圧縮成形時の粒子間に働く摩擦力を低下させ、成形品中の磁性粉末を高充填させる点で、さらに炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤で処理することが好ましい。アルキル基又はアルケニル基の炭素数は10以上24以下が好ましい。ここで、アルキル基またはアルケニル基の炭素数が8未満だと、潤滑性の付与が不十分となり、炭素数が24より大きいと、処理液の粘度が著しく増すため均一な被覆が難しくなる傾向がある。
炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤としては、シランカップリング剤、ホスフェートカップリング剤またはハイドロゲンホスファイトカップリング剤などが挙げられる。これらのカップリング剤は、1種のみを使用しても、2種以上を組み合わせて使用してもよい。ここで、カップリング剤とは、分子中に2個以上の異なる基を持っており、その一つは、無機質材料と作用する基、もう一つが有機質材料と作用する基を有するものを言う。
炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するシランカップリング剤は、下記一般式で表されるものが挙げられる。具体例としては、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン等が挙げられ、なかでもオクタデシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシランが好ましい。
(RSi(OR(4-x)
(Rは、C2n+1で示されるアルキル基またはC2n-1で示されるアルケニル基であり、nは8~24の整数であり、RはC2m+1で示されるアルキル基であり、mは1~4の整数であり、xは1~3の整数である。)
なお、シランカップリング剤における有機質材料と作用する基は、例えばケイ素原子と炭素原子が直接結合しているものをいい、上記式ではRであり、無機質材料と作用する基はORである。
炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するホスフェートカップリング剤としては、下記一般式として表されるものが挙げられる。具体例としては、ジデシルアシッドホスフェート、イソデシルアシッドホスフェート、イソトリデジシルアシッドホスフェート、ラウリルアシッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェート、ステアリルアシッドホスフェート、イソステアリルアシッドホスフェート、テトラコシルアシッドホスフェート等が挙げられ、なかでもオレイルアシッドホスフェートが好ましい。
(RO)PO(OH)(3-x)
(Rは、C2n+1で示されるアルキル基またはC2n-1で示されるアルケニル基であり、nは8~24の整数であり、xは1~2の整数である。)
なお、ホスフェートカップリング剤における有機質材料と作用する基は、上記式ではROであり、無機質材料と作用する基はOHである。
炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するハイドロゲンホスファイトカップリング剤としては、下記一般式として表されるものが挙げられる。具体例としては、ジデシルハイドロゲンホスファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジオレイルハイドロゲンホスファイト等が挙げられ、なかでもジオレイルハイドロゲンホスファイトが好ましい。
(RO)POH
(Rは、C2n+1で示されるアルキル基またはC2n-1で示されるアルケニル基であり、nは10~24の整数である。)
なお、ハイドロゲンホスファイトカップリング剤における有機質材料と作用する基は、上記式ではROであり、無機質材料と作用する基はOHである。
炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤による処理は、上述のカップリング剤を、カップリング剤を加水分解させるために必要な水分とともに磁性粉末に混合し、不活性ガス雰囲気中で加熱処理することで、カップリング剤の被膜を形成することができる。カップリング剤を加水分解させるために必要な水分として、酢酸水溶液、硫酸、リン酸水溶液等の酸性水溶液及びアンモニア水、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液等の塩基性水溶液が挙げられる。カップリング剤の混合量は、磁性粉末100重量部に対して、0.01重量部以上1重量部以下が好ましく、0.05重量部以上0.5重量部以下がより好ましい。0.01重量部未満では磁性粉末に充分な潤滑性を付与することはできず、1重量部以上では得られた成形品の機械強度が損なわれる。
脂環構造を有する熱硬化性化合物としては、脂環構造を有する限り特に限定されず、熱硬化性モノマー、熱硬化性プレポリマーなどが挙げられる。脂環構造としては、モノシクロ環、ビシクロ環、トリシクロ環が挙げられる。熱硬化性モノマーとしては、ノルボルネン系モノマー、エポキシ系モノマー、フェノール系モノマー、アクリル系モノマー、ビニルエステル系モノマーなどが挙げられる。
ノルボルネン系モノマーとしては、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカ-3,8-ジエン(ジシクロペンタジエン)、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン―3―エン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2,5-ジエン(2,5-ノルボルナジエン)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン(2-ノルボルネン)、ビシクロ[3.2.1]オクタ―2-エン、5-エチリデン-2-ノルボルネン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2,3-ジカルボン酸無水物、5-ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン、テトラシクロ[6.2.1.13,6.02,7]ドデカ-4-エンなどが挙げられる。熱硬化性プレポリマーとしては、脂環構造を有するエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル、ビニルエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、アルキド樹脂、フラン樹脂、アクリル樹脂、ユリア樹脂、アリルカーボネート樹脂などが挙げられる。熱硬化性ポリマーとしては、脂環構造を有するポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
熱硬化性化合物の粘度は特に限定されないが、200mPa・S以下が好ましく、100mPa・S以下がより好ましく、50mPa・S以下がさらに好ましく、15mPa・S以下が最も好ましい。200mPa・Sを超えると、磁性粉末と熱硬化性化合物とのなじみが十分でなく、成形不良となる傾向がある。
熱硬化性化合物とともに、熱硬化性化合物の開始剤や硬化剤を配合することができる。開始剤としては、グラブス触媒、ジハロゲン、アゾ化合物などが挙げられる。硬化剤としては、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、ポリアミド系硬化剤、イミダゾール系硬化剤、フェノール樹脂系硬化剤、ポリメルカプタン樹脂系硬化剤、ポリスルフィド樹脂系硬化剤、有機酸ヒドラジド系硬化剤、イソシアネート系硬化剤などが挙げられる。アミン系硬化剤としては、ジアミノジフェニルスルホン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。
本発明のボンド磁石の製造方法は、特に限定されるものではないが、上述した磁性粉末と上述した熱硬化性化合物を混合して得られた組成物を硬化させる混合方法や、上述した熱硬化性化合物を上述した磁性粉末に含浸させた後に、硬化させる含浸方法が挙げられる。
混合方法は、前記磁性粉末と前記熱硬化性化合物を混合する工程と、該混合物を金型内に充填し、磁気配向させながら圧縮する工程、圧縮成形体を熱処理する熱処理工程を含むことが好ましい。
含浸方法は、磁性粉末を磁気配向させながら圧縮し、第1成形体を得る第1圧縮工程と、第1成形体と熱硬化性化合物とを接触させた後に圧縮し、第2成形体を得る第2圧縮工程と、第2成形体を熱処理する熱処理工程を含むことが好ましい。磁性粉末を磁気配向させながら圧縮して得た第1成形体と、熱硬化性化合物とを接触させた後に圧縮し、熱処理して熱硬化性化合物を硬化させると、磁性粉末の充填率および配向率が上昇し、ボンド磁石の磁気特性が向上すると考えられる。
<第1圧縮工程>
第1圧縮工程では、磁性粉末を磁気配向させながら圧縮し、第1成形体を得る。第1圧縮工程は1回だけでなく、複数回行っても良い。
磁気配向させるために印加する外部磁場の大きさは特に限定されないが、0.5T以上が好ましく、1T以上がより好ましい。0.5T未満では、磁石を十分に配向させることができない傾向がある。
第1圧縮工程において、使用する金型の構造は特に限定されず、たとえば、外部金型、外部金型内に設置される内板、上下方向から印加するためのパンチ、外部金型を保持するためのバネで構成された金型等が挙げられる。第2圧縮工程で、余分な熱硬化性化合物が除去されやすいように、内板を有する金型が好ましい。金型の大きさは特に限定されないが、余分な熱硬化性化合物が除去されやすいように、成形品の体積が0.1cm以上10cm以下となる程度の大きさが好ましい。
金型に印加する圧力の大きさは特に限定されないが、0.1トン/cm以上4トン/cm未満が好ましく、0.5トン/cm以上2トン/cm未満がより好ましい。0.1トン/cm未満では、磁性粉末の再配列が進まず第2成形体における磁性粉末の充填率が減少する傾向となり、4トン/cm以上では、第1成形体に樹脂を含浸させる際に十分に含浸させることができず成形不良となる傾向がある。
<第2圧縮工程>
第2圧縮工程では、第1成形体と熱硬化性化合物とを接触させた後に圧縮し、第2成形体を得る。使用する磁性粉末の平均粒径が10μm以下と非常に小さい場合には、嵩高いため、充填率が低くなる。1回目の圧縮工程で、充分に磁気配向させた後に、熱硬化性化合物と接触させて圧縮すると、余分な熱硬化性化合物が除去されて磁性粉末の充填率および配向率が上昇し、ボンド磁石の磁気特性が向上する。
第1成形体に熱硬化性化合物を接触させる方法は特に限定されず、金型内に存在する第1成形体に、たとえば熱硬化性化合物を加えて含浸させればよい。接触させる熱硬化性化合物の量は特に限定されないが、成形体の体積の0.25倍以上2倍以下が好ましく、0.5倍以上1.5倍以下がより好ましい。0.25倍未満では、第1成形体への熱硬化性化合物の含浸が十分にできずに成形不良となり、2倍を超えると、化合物および磁性粉末が金型からあふれ出し、収率が低下すると同時にあふれ出した材料を除去なければならなくなる傾向がある。
第2圧縮工程において、印加する圧力の大きさは特に限定されないが、より高充填の磁石を作製する点で、第1圧縮工程の圧縮圧力以上であることが好ましい。また、具体的には、4トン/cm以上11トン/cm以下が好ましく、6トン/cm以上10トン/cm以下がより好ましい。4トン/cm未満では、磁性粉末の充填率を十分に上げることができなくなり、11トン/cmを超えると保磁力が低下してしまう傾向がある。
第2圧縮工程においても、第1圧縮工程と同様に、磁気配向させることができる。磁気配向させる場合、印加する外部磁場の大きさは特に限定されず、第1圧縮工程での外部磁場の大きさをそのまま適用できる。
<熱処理工程>
熱処理温度は特に限定されないが、100℃以上150℃以下が好ましく、110℃以上130℃以下がより好ましい。100℃未満では樹脂の硬化が十分に進行せずに強度不足となり、150℃を超えると、空気により樹脂の酸化が進行し強度不足となる傾向がある。
熱処理時間は特に限定されないが、1分以上120分以下が好ましく、3分以上60分以下がより好ましい。1分未満では樹脂の硬化が十分に進行せずに強度不足となり、120分を超えると、空気により樹脂の酸化が進行し強度不足となる傾向がある。
熱処理終了後、金型から内板とパンチを引き出し、ボンド磁石成形体を取り出し、配向方向にパルス磁場を加えることで着磁することができる。
着磁磁場については、1T以上36T以下が好ましく、3T以上12T以下がより好ましい。1T未満では、磁石を十分に着磁することができず、残留磁束密度を出すことができない。36Tを超えると着磁時に発生する熱によるヒートショックが大きすぎることで磁石が割れてしまう。
ボンド磁石に含まれる磁性粉末の割合、すなわち充填率は特に限定されないが、71体積%以上が好ましく、72体積%以上がより好ましい。71体積%未満では、十分な残留磁束密度を出すことができなくなる傾向がある。
ボンド磁石の保磁力は、特に限定されないが、1020kA/m以上が好ましく、1150kA/m以上がより好ましい。1020kA/m未満では、強力なモーター等に使用した際に減磁が生じる傾向がある。
ボンド磁石の残留磁束密度は、特に限定されないが、0.75T以上が好ましく、0.8T以上がより好ましい。0.75T未満では、モーター等に使用した際に十分なトルクを引き出すことができなくなる傾向がある。
ボンド磁石の磁束の配向率は80%以上が好ましく、81%以上がより好ましい。80以上とすることにより、残留磁束密度が高くなる。ここで、配向率は、ボンド磁石の残留磁束密度を、磁性粉末の残留磁束密度とボンド磁石の体積充填率との積により除することで求められる。
ボンド磁石の曲げ強度は30MPa以上が好ましく、60MPa以上がより好ましい。 ここで、曲げ強度は、80mm×10mm×3mmの試験片を使用して、JISK7171に準拠して測定した値である。
以下、実施例について説明する。なお、特に断りのない限り、「%」は重量基準である。
製造例1
[アルキルシリケート処理工程]
ミキサに、SmFeN磁性粉末(平均粒径3μm)300gと、エチルシリケート(Si(OEt)12)7.5gを投入し、窒素雰囲気下で5分間混合した。引き続いて、pH11.7のアンモニア水0.8gを投入し、5分間混合し、減圧下180℃で10時間加熱処理し、表面にシリカ薄膜が形成されたSmFeN系異方性磁性粉末を得た。
[表面処理工程1]
ミキサに、シリカ処理した磁性粉末300gと、pH4の酢酸水溶液を1.5g投入し、窒素雰囲気下で5分間混合した。続いて、カップリング剤Aとして2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリメトキシシラン(信越化学(株)製シランカップリング剤X-88-351)3gを添加して、窒素雰囲気下で、5分間混合した。混合物を取り出し、減圧下、100℃で5時間加熱処理し、シリカ膜上にカップリング剤Aから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末を得た(磁粉1)。
製造例2
[表面処理工程2]
ミキサに、製造例1で得られたカップリング剤Aから形成された被覆層を有するSmFeN磁性粉末300gと、pH4の酢酸水溶液を1.5g投入し、窒素雰囲気下で5分間混合した。続いて、カップリング剤Bとしてオクタデシルトリエトキシシラン(東京化成工業株式会社製)0.5g、エタノール0.5gの混合溶液を添加し、窒素雰囲気下で5分間混合した。減圧下100℃で5時間加熱処理し、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉2)を得た。
製造例3
製造例2の表面処理工程2において、カップリング剤Bとしてオクタデシルトリエトキシシランの代わりに、オクチルトリエトキシシランを使用した以外は、製造例2と同様にして、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉3)を得た。
製造例4
製造例2の表面処理工程2において、カップリング剤Bとしてオクタデシルトリエトキシシランの代わりに、オレイルアシッドホスフェートを使用した以外は、製造例2と同様にして、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉4)を得た。
製造例5
製造例2の表面処理工程2において、カップリング剤Bとしてオクタデシルトリエトキシシランの代わりに、ジオレイルハイドロゲンホスファイトを使用した以外は、製造例2と同様にして、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉5)を得た。
製造例6
製造例2の表面処理工程1において、カップリング剤Aとして2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリメトキシシランの代わりに、ビニルトリメトキシシランを使用した以外は、製造例2と同様にして、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉6)を得た。
製造例7
製造例2の表面処理工程1において、カップリング剤Aとして2-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-エン-2-イル)エチルトリメトキシシランの代わりに、ビニルトリメトキシシランを使用し、表面処理工程2において、オクタデシルトリエトキシシランの代わりにオクチルトリエトキシシランを使用した以外は、製造例2と同様にして、表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉7)を得た。
実施例1
第1圧縮工程
5mm角のキャビティを設けた非磁性超硬の金型内に、製造例1で作製した、表面にカップリング剤Aから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉1)を0.8g充填し、上下のパンチを取り付けて、1Tの配向磁場中にて圧縮圧力1ton/cmにて圧縮し、第1成形体を得た。
第2圧縮工程
続いて、上側のパンチを取り外し、第1成形体にジシクロペンタジエンモノマー(粘度3mPa・s、密度1.02g/cc)と反応開始剤としてジクロロ[1,3-ビス(2,6-イソプロピルフェニル)-2-イミダゾリジニリデン](2-イソプロピルフェニルメチレン)ルテニウム(III)の混合液を0.1g滴下し30秒保持した。再度上側のパンチを取り付け、1Tの配向磁場中にて圧縮圧力8ton/cmにて圧縮することでジシクロペンタジエンモノマーを含浸させるとともに余分な混合液成分を排出し、第2成形体を得た。
熱処理工程
第2成形体を引き続き、圧縮された状態のまま120℃で15分間加熱することにより、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、保磁力、残留磁束密度、配向率、曲げ強度を以下に示す方法で測定した。その結果を表1に示す。
<密度と体積充填率>
ボンド磁石の密度は寸法と重量測定により算出した。磁性粉末と樹脂の密度をもとに作成した磁性粉末充填率と磁石密度との検量線から算出した密度をあてはめて体積充填率を計算した。
<残留磁束密度、保磁力および配向率>
SmFeN磁性粉末を、パラフィンワックスと共に試料容器に詰め、ドライヤーにてパラフィンワックスを溶融した後、2Tの配向磁場にてその磁化容易磁区を揃える。この磁場配向した試料を6Tの着磁磁場でパルス着磁し、最大磁場2TのVSM(振動試料型磁力計)を用いて、残留磁束密度(T)と保磁力iHc(kA/m)を測定したところ、SmFeN磁性粉末の残留磁束密度は1.317T、保磁力は1300kA/mであった。また、作製したボンド磁石について、BHトレーサーを用いて残留磁束密度(T)と保磁力iHc(kA/m)を測定したところ、磁石の残留磁束密度は0.70T、保磁力は1080kA/mであった。したがって配向率は、0.75(T)/(0.703×1.317(T))×100=76.0%であった。
<曲げ強度>
JISK7171に準拠し、80mm×10mm×3mmの試験片を使用して測定した。
実施例2~6
表面にカップリング剤Aとカップリング剤Bから形成された被覆層を有するSmFeN系異方性磁性粉末(磁粉2)を用いたこと、及び、第1圧縮工程の圧縮圧力を、表1に示した条件に変更した以外は実施例1と同様に行い、ボンド磁石を作製した。
実施例7
製造例2で作製したSmFeNの磁性粉末(磁粉2)0.8gとバインダ成分としてジシクロペンタジエンモノマー(粘度/25℃:3mPa・s、密度:1.02g/cc)0.05gと反応開始剤としてジクロロ[1,3-ビス(2,6-イソプロピルフェニル)-2-イミダゾリジニリデン](2-イソプロピルフェニルメチレン)ルテニウム(III)0.002gを混合させたものを乳鉢にて混合した。この混合物を5mm角のキャビティを設けた非磁性超硬の金型内に充填した後、1Tの配向磁界を印加しながら、金型の上下方向に8ton/cmの圧縮圧をかけて圧縮するとともに余分なバインダ成分を排出し、その状態のまま120℃で15分間加熱することによりボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、保磁力、残留磁束密度、配向率、曲げ強度の結果を表1に示す。
実施例8~10および比較例1~2
磁性粉末を、表1に示したものに変更した以外は実施例1と同様に行い、ボンド磁石を作製した。
Figure 0007436798000001
表1より、脂環構造を有するカップリング剤で処理された磁性粉末と、脂環構造を有する熱硬化性化合物の硬化物を含むボンド磁石では、実施例1~10に示すように、磁気特性を維持したうえで曲げ強度が非常に高い値となった。一方、脂環構造を有するカップリング剤で処理されていない磁性粉末と、脂環構造を有する熱硬化性化合物の硬化物を含むボンド磁石では、比較例1~2に示すように、曲げ強度が非常に低いものであった。また、実施例2~10の脂環構造を有するカップリング剤と炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤で処理された磁性粉末を含むボンド磁石は、実施例1の脂環構造を有するカップリング剤で処理され、炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤で処理されていない磁性粉末を含むボンド磁石と比べて、残留磁束密度が高くなった。
本発明のボンド磁石は、磁気特性とともに機械物性にも優れていることから、モーター等の用途に好適に適用することができる。

Claims (12)

  1. 脂環構造を有するカップリング剤で処理された磁性粉末と、脂環構造を有する熱硬化性化合物の硬化物を含むボンド磁石。
  2. 熱硬化性化合物が、熱硬化性モノマーまたは熱硬化性プレポリマーである請求項1に記載のボンド磁石。
  3. 熱硬化性モノマーが、ノルボルネン系モノマーである請求項2に記載のボンド磁石。
  4. ノルボルネン系モノマーが、ジシクロペンタジエンである請求項3に記載のボンド磁石。
  5. ノルボルネン系モノマーが、トリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカ-3,8-ジエン(ジシクロペンタジエン)、トリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン-3-エン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2,5-ジエン(2,5-ノルボルナジエン)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン(2-ノルボルネン)、ビシクロ[3.2.1]オクタ-2-エン、5-エチリデン-2-ノルボルネン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2,3-ジカルボン酸無水物、5-ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン、または、テトラシクロ[6.2.1.1 3,6 .0 2,7 ]ドデカ-4-エンである請求項3に記載のボンド磁石。
  6. 脂環構造を有するカップリング剤における脂環構造がノルボルネン骨格を有する請求項1に記載のボンド磁石。
  7. ノルボルネン骨格がビシクロ環である請求項に記載のボンド磁石。
  8. 磁性粉末が、さらに炭素数が8以上24以下のアルキル基又はアルケニル基を有するカップリング剤で処理された磁性粉末である請求項1~のいずれか1項に記載のボンド磁石。
  9. 硬化物が、熱硬化性化合物とその開始剤を含む硬化性組成物の硬化物である請求項1~8のいずれか1項に記載のボンド磁石。
  10. 磁性粉末の割合が71体積%以上である請求項1~のいずれか1項に記載のボンド磁石。
  11. 磁性粉末が、SmFeN系磁性粉末である請求項1~10のいずれか1項に記載のボンド磁石。
  12. 曲げ強度が30MPa以上である請求項1~11のいずれか1項に記載のボンド磁石。
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