JP7436196B2 - 口金及び絞出具 - Google Patents

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Description

本発明は、口金及び絞出具に関する。
従来から、ホイップクリームを模したクリーム樹脂を充填した容器を用いて、ケーキなどの疑似食品を作成するクリーム絞出具を模した玩具が提案されている。例えば、特許文献1には、クリーム樹脂を内包することができる容器を備える装飾体形成玩具が開示されている。該玩具は、使用者の疑似食品作成を補助する補助部材を備えるため、クリーム絞出具の取扱いに慣れていない使用者であっても、見た目に綺麗な食品を模した装飾玩具を容易に成形して遊ぶことができる。
また、従来から、菓子のクリームを絞り出す口金において、ロシアンボールノズルといった側面に複数の切込口を有する空洞の球状体を先端に備え、該切込口からクリームを絞り出して、フリルのような花形のクリーム装飾体を作成する口金が提案されている。
特許6130963号公報
容器の内包物であるクリーム状物を絞り出して、高さや形が均等な見栄えの良いクリーム装飾体を作成するには、そのクリーム状物を盛り付ける作成面において、絞出具との距離を適切に維持及びクリーム状物を絞り出すタイミングや量を見極める等の一定以上の技術が必要である。そのため、一定以上の技術を持たない使用者では、見栄えの良いクリーム装飾体を作成することは難しい。また、特許文献1は、使用者の取扱いを補助する補助部材を備えるものであるが、補助部材を口金部分に挿入しなければならず、使用者の手間及び部品数が増加してしまっていた。
本発明は、以上の点に鑑み、見栄えの良いクリーム装飾体を容易に作成可能な口金及び絞出具を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る口金は、有底筒状の本体部と、前記本体部の底部より突出する補助軸部と、前記本体部に形成される複数の切込部と、を備え、前記本体部は、壁面を環状に形成した環状部と、前記環状部及び前記補助軸部と連設して前記環状部側から前記補助軸部側に向かって縮径する狭窄部と、を有し、更に前記本体部の内部に形成される流路を有し、前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、前記切込部は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成され、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有することを特徴とする。
本発明の一つの態様に係る絞出具は、クリーム状物を内包する容器と、前記容器と接続される口金と、を備え、前記口金は、有底筒状の本体部と、前記本体部の底部より突出して先端部を有する補助軸部と、前記本体部に形成される複数の切込部と、を有し、前記本体部は、壁面を環状に形成した環状部と、前記環状部及び前記補助軸部と連設して前記環状部側から前記補助軸部側に向かって縮径する狭窄部と、を有し、更に前記本体部の内部に形成される流路を有し、前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、前記切込部は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成され、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有することを特徴とする。
上記態様によれば、作成面と絞出具との距離を安定維持することができるので、高さや形が均等な見栄えの良いクリーム装飾体を容易に作成可能な口金及び絞出具を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る絞出具を示す図である。 本発明の実施形態1に係る絞出具の分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る口金を示す図であり、(a)はキャップを装着した場合の斜視図であり、(b)はキャップを係脱した場合の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る口金を示す図であり、(a)は口金の補助軸部側から見た平面図であり、(b)は口金の開口部側から見た平面図である。 本発明の実施形態1に係る図4(b)の口金のV-V断面に相当する口金を含む絞出具の断面図である。 本発明の実施形態1に係る絞出具の使用態様を示す図であり、(a)乃至(d)の順に作業工程を示している。
以下、図に基づいて本発明の実施形態の一例を説明する。図1に示すように、絞出具1は、容器20、接続部40及び口金60を備える。容器20は、前半部201及び後半部202を有する。容器20の前半部201は、前端側(接続部40側)から後端側(後半部202側)に向かって左右幅が広がるように形成される。容器20の後半部202は、左右幅が略一定となるように形成される。
容器20の側面には、側辺21が形成される。容器20は、主に図1に示すように図の手前及び奥に配置されたポリ塩化ビニル樹脂等の柔軟性のある2枚のシート部材を重ねて、側辺21を熱圧着等で接合することにより形成される。
容器20は、後方部22を有する。後方部22は、容器20の後半部202と隣接する。そして、後方部22は、2枚の重なったシート部材を熱圧着等で接合することで袋状に閉じられる。
図2に示すように、容器20は、開口部23を有する。開口部23は、容器20の前半部201と隣接し、後述する接続部40と接続する。開口部23は、2枚のシート部材の前端を除く側辺21同士が接合されることにより形成される。
このように形成される容器20の内部には、クリーム状物4が充填される。クリーム状物4は、ホイップクリームを模したクリーム樹脂であり、例えば、合成糊剤、アクリル樹脂、セルロース、安定剤、防腐剤等を含めることができる。従って、クリーム状物4は、空気に触れて乾燥すると固化する。また、クリーム状物4は、着色料を添加して着色が施されてもよい。
なお、本実施形態の絞出具1はクリーム樹脂の代わりに一般の食用に用いられるホイップクリーム等のクリーム状物4を内包させて使用してもよい。この場合、絞出具1は、スポンジケーキ及びビスケット等の食品を盛り付けるために利用することができる。
図2で示すように、接続部40は、略円筒状に形成される。接続部40は、外径の大きい後段部41及び外径の小さい前段部42を有する。
後段部41は、図2の下方(後述するキャップ70側)に向かうに従い縮径するように形成される。後段部41の容器20側端縁には、フランジ部411が周方向に亘って形成される。また、後段部41の外周側面には、その外周側面より径の大きい複数の突径部412が周方向に沿って形成される。突径部412は、前後方向に複数配置される。
また、後段部41は、容器20の開口部23の内縁と密着する。後段部41に設けられた突径部412が開口部23の内側と密着するため、クリーム状物4が後段部41の外周側面と開口部23との隙間から漏洩することが防止される。
前段部42の外周側面には、雄ネジ部421が形成される。雄ネジ部421の溝部422の終端付近には、平凸状の係止突起423が形成される。係止突起423は、雄ネジ部421のネジ山よりも低く形成される。
また、接続部40は、主に図5に示すように、内径の大きい後内壁部43と内径の小さい前内壁部44を有する。後内壁部43と前内壁部44の段状の境界には、後方(後内壁部43側)を向く平坦面を有した段部45が形成される。また、接続部40の口金60側端部には、円環状の前方当接部424が形成される。
図2に示すように、口金60は、本体部61、補助軸部64及び切込部66を備える。本体部61は、有底円筒状である。従って、本体部61は、上端側面及び下端側面にそれぞれ開口部612及び底部613を形成する。本体部61には、環状部62及び狭窄部63が形成される。
環状部62は、狭窄部63と接続し、環状部62及び狭窄部63のそれぞれの内部は連通する。従って、口金60は、内部に空洞(流路65)を形成する(図5も参照)。また、環状部62は、リブ周設部621及びキャップ螺嵌部622を有する。
リブ周設部621は、開口部612側からキャップ螺嵌部622側にかけて、緩やかに縮径する円筒状に形成される。リブ周設部621の開口部612側の端縁には、フランジ部621aが周方向に亘って形成される。そして、リブ周設部621のキャップ螺嵌部622側の端部には、フランジ部621bが周方向に亘って形成される。リブ周設部621の外周側面には、複数のリブが前後方向(口金60の長尺方向)に形成される。
また、リブ周設部621の外周側面の一部には、表示板621cが付設される。表示板621cは、リブ周設部621のキャップ螺嵌部622側から開口部612側の端縁外の後方まで延在する(表示板621cの一部は、開口部612側の端縁(フランジ部621a)より、後方に突出している)。表示板621cは、略長丸形状の平面を有し、平板状に形成される。表示板621cの略長丸形状の平面の外周側(リブ周設部621と接していない側)には、文字や図形などにより口金60の開口部612及び切込部66の形状タイプを表示させることができる(図3(a)及び図3(b)参照)。該形状タイプには、開口部612及び切込部66の形状や大きさが含まれる(切込部66の形状タイプには、切込部66の数も含む)。
キャップ螺嵌部622は、円筒状に形成される。キャップ螺嵌部622は、リブ周設部621と連設して、リブ周設部621の前端側(フランジ部621b側)に形成される。そして、キャップ螺嵌部622の外径は、リブ周設部621の外径より小さく形成される。キャップ螺嵌部622の外周側面側には、雄ネジ622aが形成される。キャップ螺嵌部622の雄ネジ622aは、後述するキャップ70の内側に形成された雌ネジ721と螺合することで、口金60にキャップ70を被せる又は装着することができる。
環状部62(キャップ螺嵌部622)と補助軸部64との間には、狭窄部63が形成される。狭窄部63は、補助軸部64側に突出した略凸半球体状かつ有底筒状である。狭窄部63は、環状部62の前端側(図2における下方側端)において、環状部62よりも縮径した段部を介して連設される。狭窄部63の最大外径となる位置は、環状部62(キャップ螺嵌部622)との連設箇所である。狭窄部63の最大外径は、環状部62(キャップ螺嵌部622)より小さく形成される。従って、狭窄部63は、環状部62(キャップ螺嵌部622)より径が絞られた状態から環状部62側から補助軸部64側に向かって、さらに縮径し、狭窄部63の外側の底部631a(本体部61の底部613に該当)を形成する。なお、狭窄部63の内側の底部631bは、緩やかな凹湾曲平面となる(図4(b)及び図5も参照)。
補助軸部64は、狭窄部63の外側の底部631aより突出するように形成される。換言すれば、補助軸部64は、本体部61の底部613より突出する。補助軸部64は、平面視すると、本体部61(狭窄部63)の底部631aの中央に形成される(図4(a)参照)。
ここで、補助軸部64の長さは、短すぎると、切込部66から放出されるクリーム状物4が地面に着地するまでの時間が短すぎてしまい、放出されるクリーム状物4が湾曲しない。そして、補助軸部64の長さは、長すぎると、切込部66から放出されるクリーム状物4が地面に着地するまでの時間が長すぎてしまい、放出されるクリーム状物4の湾曲が大きくなり過ぎてしまい、隣接して放出されたクリーム状物4同士が接触してしまう。そこで、補助軸部64の最適な長さは、切込部66のスリット幅及び後述する放出口663の長さにより、決定することができる。例えば、切込部66の最大スリット幅が約1.5mmであり、放出口663の長さが約10mmならば、補助軸部64は、約8mm乃至12mmとすることができ、約10mmを最適な長さとすることができる。
補助軸部64は、胴部641と先端部642を有する。胴部641は、円柱状であり、本体部61(狭窄部63)側から略同断面積及び略同径で突出する。本体部61(狭窄部63)から突出した胴部641の端部には、先端部642が形成される。先端部642は、凸半球体状に形成される。従って、先端部642は、閉曲面を有する。ここで、閉曲面とは、その内部に空間の一部を完全に包み込む有限な曲面を指す。
切込部66は、本体部61の狭窄部63から補助軸部64の胴部641に亘って形成される。切込部66は、平面視すると補助軸部64より放射状に複数(本実施形態では8箇所)形成される(図4(a)及び図4(b)参照)。切込部66は、補助軸部64の周りに略等間隔に設けられる。そして、切込部66は、拡幅部661及び縮幅部662を有する。
拡幅部661は、狭窄部63において、補助軸部64の突出方向に亘って延在するように形成される。換言すれば、拡幅部661は、本体部61の狭窄部63に形成される。そして、拡幅部661は、狭窄部63の環状部62(キャップ螺嵌部622)側から狭窄部63の補助軸部64(胴部641)側に向かって、徐々に切込部66のスリット幅を拡張するように形成される。換言すれば、拡幅部661は、補助軸部64(胴部641)側に向かって拡幅している。
縮幅部662は、胴部641において、補助軸部64の突出方向に延在するように形成される。換言すれば、縮幅部662は、補助軸部64の胴部641に形成される。なお、縮幅部662の長尺方向の長さは、拡幅部661の長尺方向の長さより短く形成される。そして、縮幅部662は、補助軸部64(胴部641)の狭窄部63側から補助軸部64(胴部641)の先端部642側に向かって、徐々に切込部66のスリット幅を縮小するように形成される。換言すれば、縮幅部662は、先端部642側に向かって縮幅している。
また、図3(b)に示すように、切込部66には、狭窄部63(本体部61)の内部と狭窄部63(本体部61)の外部を連通する放出口663が形成される(図5も参照)。従って、クリーム状物4は、放出口663より放出される。なお、放出口663は、狭窄部63から補助軸部64(胴部641)の基端側の一部に亘って、形成される。換言すれば、放出口663は、狭窄部63から補助軸部64に亘って形成される。放出口663は、補助軸部64側に向かって拡幅した後、補助軸部64付近から補助軸部64まで縮幅する(図5に示す切込部66のうち、中央の切込部66における放出口663も参照)。放出口663の縮幅部分は、放出口663の拡幅部分よりも十分に短いため、クリーム状物4の流速(放出速度)は、補助軸部64側に向かうほど速くなると言える。
また、口金60は、主に図5に示すように、内径の大きい第1内壁部67と、第1内壁部67より内径の小さい第2内壁部68と、第2内壁部68よりやや小さい内径から徐々に縮径する第3内壁部69を有する。第1内壁部67は、リブ周設部621の内壁に相当する。第1内壁部67には、接続部40の雄ネジ部421と螺合する雌ネジ部671が形成される。第2内壁部68は、キャップ螺嵌部622の内壁に相当し、第1内壁部67と連設する。第1内壁部67及び第2内壁部68の境界には、開口部612方向に向く平坦面を有した第1連設部681が形成される。第3内壁部69は、狭窄部63の内壁に相当するため、切込部66を有し、第2内壁部68と連設する。第2内壁部68及び第3内壁部69の境界には、開口部612方向に向く突湾曲面を有した第2連設部691が形成される。そして、第3内壁部69は、第2連設部691から底部631bに向かって縮径する。なお、雄ネジ部421が雌ネジ部671に螺入される際、係止突起423は雌ネジ部671のネジ山と当接することにより接続部40と口金60の螺嵌状態を維持させることができる。
図2に示すように、キャップ70は、有底筒状に形成される。従って、キャップ70は、開口部70a及び底部70bを有する。キャップ70の外周側面71における開口部70a側の端縁には、フランジ部711が周方向に亘って形成される。さらに、キャップ70の外周側面71には、開口部70a側及び底部70b側に亘って、複数の縦リブ712が形成される。キャップ70の内周側面72には、キャップ螺嵌部622に螺嵌可能な雌ネジ721が形成される。従って、図3(a)に示すように、口金60は、キャップ70を装着することができる。
次に、図6(a)乃至図6(d)を用いて、口金60の使用態様の一例について説明する。まず、図6(a)のステップS1で、使用者は、クリーム状物4が入った容器20、接続部40及び口金60を備える絞出具1を手に取り、口金60の補助軸部64の先端部642をクリーム装飾体81を作成したい被作成面に対して略垂直に接触させる。ここで、先端部642は、閉曲面である。これにより、該被作成面に接触させた際に使用者により加えられた余計な力を逃がすことができることに加え、使用者が子供であっても安全に絞出具1を使用できる。
図6(b)のステップS2で、使用者は、絞出具1の容器20に充填されたクリーム状物4を容器20の後方(図の上方)から前方(図の下方)に移動するように絞ることにより、クリーム状物4が口金60の切込部66(放出口663)から口金60の外部に出現する。口金60の外部に出現したクリーム状物4は、薄膜状に複数(口金60が備える切込部66の数と同数)放出され、先端部642が接触する被作成面の周りに、それぞれ蛇腹状に湾曲しながら折り重なるように積み上がる。その際、縮幅部662は、放出口663より放出されたクリーム状物4が、先端部642が接触する平坦面の周りに積み重なるためのガイドとなり得る。
使用者がクリーム状物4の絞り出し動作を継続すると、クリーム状物4は、幾重にも折り重なることで、立体的なクリーム装飾体81を形成する。このとき、切込部66から出現するクリーム状物4は、積層部812及び湾曲部813を形成する。
図6(c)のステップS3で、使用者は、口金60の補助軸部64以上の高さまで積層部812が形成されると、絞出具1を上方へ引き上げながら、容器20を絞る。なお、本ステップにおいては、使用者は、補助軸部64を中心に絞出具1を回転させながら、容器20を絞ったり、容器20を絞りながら、絞出具1を上方及び下方に動かしたりすることで、様々な形状のクリーム装飾体81を作成することができる。
図6(d)のステップS4で、使用者は、容器20を絞ることを止め、絞出具1を上方へ引き上げ、口金60の補助軸部64をクリーム装飾体81より上へ移動させると頂部811が形成される。ここで、クリーム状物4が放出されていた放出口663は、前述のように、補助軸部64の一部にも形成される。これにより、複数の放出口663からそれぞれ放出されるクリーム状物4は、やや補助軸部64の軸中心側に放出されるため、補助軸部64が存在した箇所に空洞を構成しにくくなる。これにより、クリーム状物4によるクリーム装飾体81を形良く作成することができる。また、クリーム装飾体81は、所定時間乾燥させることにより、保存や装飾体としての利用に適した硬さに硬化する。
また、ステップS1~S4では、口金60の補助軸部64を、クリーム装飾体81を作成したい面に対して略垂直となるように配置させて使用する例について説明したが、補助軸部64の先端部642は閉曲面を有するため、作成したいクリーム装飾体81の形状によっては補助軸部64を、クリーム装飾体81を作成したい面に対して傾斜させて使用することもできる。
本実施形態では、切込部66の拡幅部661側の後端内縁を鋭角で幅狭に形成したため、クリーム状物4の放出が滑らかなものとなり、クリーム装飾体81の外観が良好なものとなる。切込部66の縮幅部662側のスリット幅が広く開口面積が大きいため、底部631b側が受ける内圧を低減し、口金60の損傷を防止できる。
以上のような本発明の実施形態によれば、下記の態様の口金60及び絞出具1を提供することができる。
第1の態様に係る口金は、有底筒状の本体部と、前記本体部の底部より突出する補助軸部と、前記本体部に形成される複数の切込部と、を備え、前記本体部は、前記本体部の内部に形成される流路を有し、前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、前記切込部は、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有する。
この構成によれば、口金60は、補助軸部64を備えるため、先端部を作成面に接触させて、作成面と絞出具との距離を安定維持することができる。従って、使用者が一定以上の技術を持たない初心者であっても、使用者は、口金60内部に形成される流路65を通り、複数の切込部66がそれぞれ有する放出口663より放出されるクリーム状物4を、見栄えの良いクリーム装飾体81に作成することが容易にできる。
第2の態様に係る口金は、前記先端部は、凸半球体状である。
この構成によれば、口金60は、口金60の補助軸部64を被作成面に接触させた際に使用者により加えられた余計な力を逃がすことができることに加え、使用者が子供であっても安全に絞出具1を使用できる。また、作成したいクリーム装飾体81の形状によっては補助軸部64を、クリーム装飾体81を作成したい面に対して傾斜させて使用することもできる。従って、口金60は扱いやすく、安全性も担保される上、様々な使用態様の実施が可能であり、使用者が子供であっても多様な使用態様を楽しむことができる。
第3の態様に係る口金は、前記本体部は、壁面を環状に形成した環状部と、前記環状部及び前記補助軸部と連設し、前記環状部側から前記補助軸部側に向かって縮径する狭窄部と、を有し、前記切込部は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成される。
この構成によれば、口金60は、クリーム状物4を環状部62、次いで狭窄部63と通した後、狭窄部63及び補助軸部64に亘って形成される切込部66より放出することができる。また、狭窄部63は、環状部62側から補助軸部64側に向かって縮径するため、ロシアンボールノズル同様、切込部66より放出されるクリーム状物4をフリルのような花形のクリーム装飾体81に作成することができる。
第4の態様に係る口金は、前記切込部は、前記狭窄部に形成され、前記補助軸部側に向かって拡幅する拡幅部と、前記補助軸部に形成され、前記先端部側に向かって縮幅する縮幅部と、を有する。
この構成によれば、拡幅部661は、環状部62側の内縁を鋭角で幅狭に形成されるため、クリーム状物4の放出が滑らかなものとなり、クリーム装飾体81の外観が良好なものとすることができる。また、縮幅部662は、補助軸部64に形成されるため、放出口663より放出されたクリーム状物4が、先端部642が接触する平坦面の周りに積み重なるためのガイドとすることができる。
第5の態様に係る口金は、前記放出口は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成される。
この構成によれば、複数の放出口663からそれぞれ放出されるクリーム状物4は、やや補助軸部64の軸中心側に放出される。従って、口金60は、補助軸部64が存在した箇所に空洞を構成しにくくなる。
第6の態様に係る口金は、前記切込部は、平面視、前記補助軸部より放射状に形成される。
この構成によれば、切込部66が補助軸部64より放射状に形成されるため、切込部66有する放出口663も補助軸部64に対して放射状に配置される。放出口663が補助軸部64に対して放射状に複数配置されることにより、薄膜状に放出口663から放出されるクリーム状物4が形成するクリーム装飾体81の見栄えをより良いものとすることができる。
第7の態様に係る絞出具は、クリーム状物を内包する容器と、前記容器と接続される口金と、を備え、前記口金は、有底筒状の本体部と、前記本体部の底部より突出する補助軸部と、前記本体部に形成される複数の切込部と、を有し、前記本体部は、前記本体部の内部に形成される流路を有し、前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、前記切込部は、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有する。
この構成によれば、使用者が初心者であっても、見栄えの良いクリーム装飾体81を容易に作成することができる口金60を備えるため、使用者が容器20にクリーム状物4を入れ、容器20を絞ることで、容易に見栄えの良いクリーム装飾体81を作成できる絞出具1を実現できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は以上の実施形態によって限定されることはなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本体部61は、有底円筒状に形成されることに限定されない。本体部61は、環状部62(リブ周設部621及びキャップ螺嵌部622)を多角形の筒状とし、狭窄部63を多角錘形状とした有底筒状として形成することもできる。その場合、キャップ螺嵌部622の雄ネジ622aを平凸状の係合突起とすることができ、第1内壁部67の雌ネジ部671は凹状の溝部とすることができる。また、キャップ70は、キャップ螺嵌部622の形状と同じ多角形の筒状に形成するとともに、雌ネジ721を凹状の溝部に変更し、接続部40は、リブ周設部621の形状と同じ多角形の筒状に形成するとともに、雄ネジ部421を平凸状の係合突起とすることができる。
また、補助軸部64の胴部641は、円柱状に限らず、三角柱状及び四角柱状等の多角柱状であってもよいし、略多角錐状及び略円錐状に形成し、その断面積が先端部642に向かって縮小する形状であってもよい。また、切込部66は、拡幅部661、縮幅部662及び放出口663をすべて狭窄部63に形成することもできるし、拡幅部661及び放出口663を狭窄部63に形成し、縮幅部662を補助軸部64に形成することもできる。なお、拡幅部661、縮幅部662及び放出口663をすべて狭窄部63に形成した場合、本実施形態のような形状(円柱状又は多角柱状)の胴部641は、本体部61側から同断面積で延在する。また、放出口663は、狭窄部63から補助軸部64(胴部641)の先端部642付近に亘って、形成することもできる。その場合、胴部641は、先端部642を底面とした有底筒状として形成することができる。そして、表示板621c及びキャップ70等は、任意で口金60に形成又は装着することができる。
1 絞出具 4 クリーム状物
20 容器 21 側辺
22 後方部 23 開口部
40 接続部 41 後段部
42 前段部 43 後内壁部
44 前内壁部 45 段部
60 口金 61 本体部
62 環状部 63 狭窄部
64 補助軸部 65 流路
66 切込部 67 第1内壁部
68 第2内壁部 69 第3内壁部
70 キャップ 70a 開口部
70b 底部 71 外周側面
72 内周側面 81 クリーム装飾体
201 前半部 202 後半部
411 フランジ部 412 突径部
421 雄ネジ部 422 溝部
423 係止突起 424 前方当接部
612 開口部 613 底部
621 リブ周設部 621a フランジ部
621b フランジ部 621c 表示板
622 キャップ螺嵌部 622a 雄ネジ
631a 底部 631b 底部
641 胴部 642 先端部
661 拡幅部 662 縮幅部
663 放出口
671 雌ネジ部 681 第1連設部
691 第2連設部 711 フランジ部
712 縦リブ 721 雌ネジ
811 頂部 812 積層部
813 湾曲部

Claims (6)

  1. 有底筒状の本体部と、
    前記本体部の底部より突出する補助軸部と、
    前記本体部に形成される複数の切込部と、
    を備え、
    前記本体部は、壁面を環状に形成した環状部と、前記環状部及び前記補助軸部と連設して前記環状部側から前記補助軸部側に向かって縮径する狭窄部と、を有し、更に前記本体部の内部に形成される流路を有し、
    前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、
    前記切込部は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成され、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有することを特徴とする口金。
  2. 前記先端部は、凸半球体状であることを特徴とする請求項1に記載の口金。
  3. 前記切込部は、
    前記狭窄部に形成され、前記補助軸部側に向かって拡幅する拡幅部と、
    前記補助軸部に形成され、前記先端部側に向かって縮幅する縮幅部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の口金。
  4. 前記放出口は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の口金。
  5. 前記切込部は、平面視、前記補助軸部より放射状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の口金。
  6. クリーム状物を内包する容器と、
    前記容器と接続される口金と、
    を備え、
    前記口金は、
    有底筒状の本体部と、
    前記本体部の底部より突出する補助軸部と、
    前記本体部に形成される複数の切込部と、
    を有し、
    前記本体部は、壁面を環状に形成した環状部と、前記環状部及び前記補助軸部と連設して前記環状部側から前記補助軸部側に向かって縮径する狭窄部と、を有し、更に前記本体部の内部に形成される流路を有し、
    前記補助軸部は、胴部と前記胴部の端部に形成される先端部とを有し、
    前記切込部は、前記狭窄部から前記補助軸部に亘って形成され、前記本体部の外部と前記流路とを連通させる放出口を有することを特徴とする絞出具。
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