JP7435745B2 - 基地局、無線通信システム、及び無線通信方法 - Google Patents

基地局、無線通信システム、及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局、無線通信システム、及び無線通信方法に関する。
無線通信システムには、例えばTCP(Transmission Control Protocol)によってコネクションを確立し、無線端末(クライアント)とサーバとの間で信頼性の高い通信を実現しているものがある。
このような無線通信システムにおいて用いられる無線端末として、例えば携帯電話・スマートフォンなどがある。例えば、無線端末は、基地局を介して、コンテンツを提供するコンテンツサーバなどと通信を行う。
竹下 隆史、他3名、「マスタリングTCP/IP 入門編」、第5版、株式会社オーム社、2012年02月25日、p.230-256
例えばTCP通信では、無線端末などのクライアントがサーバに対して最初から大量のデータを送信してネットワークのキャパシティを超えてしまうことを防止するために、通信開始時にスロースタートと呼ばれるアルゴリズムを採用している。
スロースタートには、輻輳ウィンドウ(Congestion Window:CW)、スロースタート閾値(Slow Start Threshold:SST)などのパラメータがある。
無線端末が送信するデータ量は、CWに依存する。また、無線端末は、CWの初期値を小さく設定され、サーバからの肯定確認応答(ACK)を受信すると、CWの値を指数的に増加させる。
TCP通信において、無線端末は、ACKを受信するまでCWに依存したデータ量しか送信できないため、ラウンドトリップタイム(Round Trip Time:RTT)がスループットに大きく影響する。
また、基地局は、無線端末が送信したバッファ量通知に基づいて、無線端末に対する通信のリソース(帯域)を割当てる。このため、無線端末は、基地局が割当てる帯域、及び基地局が帯域を割当てるまでの時間によっては遅延が増大し、スループットが低下してしまうことがある。
本発明は、無線端末がサーバに対してコネクションを確立して通信を行う場合にも、無線端末のスループットを向上させることができる基地局、無線通信システム、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる基地局は、TCPコネクションを確立する無線端末とサーバとを中継する基地局において、前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出部と、前記要求検出部が検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出部と、前記応答検出部が確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当部とを有することを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信システムは、サーバと、TCPコネクションを確立する無線端末と前記サーバとを中継する基地局とを備えた無線通信システムにおいて、前記基地局が、前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出部と、前記要求検出部が検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出部と、前記応答検出部が確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当部とを有することを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信方法は、TCPコネクションを確立する無線端末とサーバとを中継する基地局が実行する無線通信方法において、前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出工程と、検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出工程と、確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、無線端末がサーバに対してコネクションを確立して通信を行う場合にも、無線端末のスループットを向上させることができる。
無線通信システムの構成例を示す図である。 基地局が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。 基地局を備えた無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る基地局が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。 一実施形態に係る基地局を備えた無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 一実施形態にかかる基地局のハードウェア構成例を示す図である。
まず、本発明がなされるに至った背景について説明する。図1は、無線通信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、無線通信システム1は、例えばn台の無線端末10-1~10-n、基地局20、及びサーバ30を有する。なお、基地局20及びサーバ30の台数は限定されない。
無線端末10-1~10-nそれぞれは、例えば携帯電話又はスマートフォンなどであり、基地局20を介して、サーバ30に対する例えばTCPのコネクションを確立して通信を行う。なお、無線端末10-1~10-nのように複数ある構成のいずれかを特定しない場合には、単に無線端末10などと略記する。
基地局20は、サーバ30に対して有線又は無線のネットワークを介して接続されており、無線端末10-1~10-nそれぞれとの間で無線通信を行う。サーバ30は、例えばコンテンツサーバなどである。なお、サーバ30は、無線端末10との間でコネクションを確立して通信を行う装置であればよく、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。
図2は、基地局20が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。図2に示すように、基地局20は、例えば送受切替部200、上り信号処理部202、上位レイヤ処理部204、帯域割当部206、及び下り信号処理部208を有する。
送受切替部200は、無線端末10に対して無線通信を行う無線通信部としての機能を備え、無線端末10との間の上り通信及び下り通信を切り替える。例えば、送受切替部200は、無線端末10が送信した上り信号を受信し、上り信号処理部202に対して出力する。また、送受切替部200は、下り信号処理部208が処理した下り信号を無線端末10に対して送信する。
上り信号処理部202は、送受切替部200から入力された上り信号に対して所定の処理を行い、処理後の上り信号を上位レイヤ処理部204に対して出力する。また、上り信号処理部202は、無線端末10それぞれが備える送受信バッファの容量を示すバッファ情報を帯域割当部206に対して出力する。なお、無線端末10それぞれのバッファ情報は、上り信号として送信される。
上位レイヤ処理部204は、例えばU-plane無線プロトコルの処理を行い、サーバ30に対する上り通信及び下り通信を行うネットワークインターフェースとしての機能を備える。
例えば、上位レイヤ処理部204は、上り信号処理部202が処理した上り信号に対し、MAC(Media Access Control)レイヤ処理、及びRLC(Radio Link Control)/PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ等の処理(上位レイヤ処理)を行い、処理後の上り信号をサーバ30に対して送信する。
また、上位レイヤ処理部204は、サーバ30が送信した下り信号を受信し、下り信号に対する上位レイヤ処理を行い、帯域割当部206及び下り信号処理部208に対して出力する。
帯域割当部206は、上り信号処理部202から入力されたバッファ情報、及び上位レイヤ処理部204が上位レイヤ処理した下り信号に基づいて、無線端末10それぞれに対する通信のリソース量(帯域)を割当て、割当てた帯域を示す帯域情報を下り信号処理部208に対して出力する。
下り信号処理部208は、上位レイヤ処理部204が上位レイヤ処理した下り信号が、帯域割当部206が割当てた帯域に配置されるように信号処理を行い、処理後の下り信号を送受切替部200に対して出力する。
図3は、基地局20を備えた無線通信システム1の動作例を示すシーケンス図である。図3に示すように、まず、無線端末10は、サーバ30に対するコネクションの確立を要求するために、基地局20に対してコネクションの帯域を要求する(S100)。
基地局20は、無線端末10に対して、コネクションの帯域を割当てる応答をする(S110)。
無線端末10は、基地局20によって割当てられた帯域を用いて、TCPコネクションを確立するためのSYNパケットを、基地局20を介してサーバ30へ送信する(S120)。
サーバ30は、無線端末10から送信されたSYNパケットに対する応答(ACK)を、基地局20を介して無線端末10へ送信する(S130)。
なお、無線端末10がサーバ30に対してSYNパケットを送信したときから、無線端末10がサーバ30から応答(ACK)を受信するまでの時間がラウンドトリップタイム(RTT)となる。
無線端末10は、輻輳ウィンドウ(CW)=1MSS(Maximum Segment Size)として、サーバ30への通信を開始しようとする。しかし、無線端末10は、送信すべきデータを作成していても、コネクションの帯域が割当てられていないため、当該データを一度バッファに溜め、そのバッファ量に基づく帯域要求(バッファ量通知)を基地局20に対して行う(S140)。
なお、輻輳ウィンドウ(CW)は、コネクション確立要求及びその応答の中でやり取りされる値であり、n×MSSで表される。また、輻輳ウィンドウ(CW)の初期値は、図3ではn=1としているが、RFC2581規格ではn=4、RFC6928規格ではn=10として定められている。
基地局20は、無線端末10に対して、コネクションの帯域を割当てる応答をする(S150)。
無線端末10は、割当てられた帯域を用いて、基地局20を介してサーバ30へデータを送信する(S160)。ここでは、無線端末10がサーバ30からの応答(ACK)を受信したときから、無線端末10がサーバ30に対してデータを送信するまでの時間をT1とする。
サーバ30は、CW=1MSSとして無線端末10から送信されたデータに対する応答(ACK)を、基地局20を介して無線端末10へ送信する(S170)。
次に、無線端末10は、CW=2MSSとして、基地局20に対してコネクションの帯域を要求する(S180)。
基地局20は、無線端末10に対して、コネクションの帯域を割当てる応答をする(S190)。
無線端末10は、割当てられた帯域を用いて、基地局20を介してサーバ30へデータを送信する(S200)。
サーバ30は、CW=2MSSとして無線端末10から送信されたデータに対する応答(ACK)を、基地局20を介して無線端末10へ送信する(S210)。
次に、一実施形態に係る基地局20aについて説明する。図4は、一実施形態に係る基地局20aが有する機能の概要を示す機能ブロック図である。基地局20aは、図1に示した基地局20に代替えされて、無線通信システム1を構成する。そして、基地局20aは、例えばTCPによりコネクションを確立する無線端末10とサーバ30とを中継する。
図4に示すように、基地局20aは、送受切替部200a、上り信号処理部202a、要求検出部210、上位レイヤ処理部204a、応答検出部212、帯域割当部206a、及び下り信号処理部208aを有する。
送受切替部200aは、無線端末10に対して無線通信を行う無線通信部としての機能を備え、無線端末10との間の上り通信及び下り通信を切り替える。例えば、送受切替部200aは、無線端末10が送信した上り信号を受信し、上り信号処理部202aに対して出力する。また、送受切替部200aは、下り信号処理部208aが処理した下り信号を無線端末10に対して送信する。
上り信号処理部202aは、例えば送受切替部200aから入力された上り信号に対して所定の処理を行い、処理後の上り信号を要求検出部210及び上位レイヤ処理部204aに対して出力する。また、上り信号処理部202aは、無線端末10それぞれが備える送受信バッファの容量を示すバッファ情報を帯域割当部206aに対して出力する。なお、無線端末10それぞれのバッファ情報は、上り信号として送信される。
要求検出部210は、例えば上り信号処理部202aから入力された処理後の上り信号に基づいて、無線端末10がサーバ30に対して送信したコネクション確立要求を検出し、無線端末10がサーバ30に対してコネクション確立要求を送信したことを示す情報、及び宛先アドレスを帯域割当部206a及び応答検出部212に対して出力する。
例えば、要求検出部210は、無線端末10がサーバ30に対して送信したTCPコネクションを確立するためのSYNパケットを検出し、検出したことを示す情報及び通信相手(送信情報及び宛先アドレス)を帯域割当部206a及び応答検出部212に対して出力する。
上位レイヤ処理部204aは、例えばU-plane無線プロトコルの処理を行い、サーバ30に対する上り通信及び下り通信を行うネットワークインターフェースとしての機能を備える。
例えば、上位レイヤ処理部204aは、上り信号処理部202aが処理した上り信号に対し、MACレイヤ処理、及びRLC/PDCPレイヤ等の処理(上位レイヤ処理)を行い、処理後の上り信号をサーバ30に対して送信する。
また、上位レイヤ処理部204aは、サーバ30が送信した下り信号を受信し、下り信号に対する上位レイヤ処理を行い、応答検出部212、帯域割当部206a、及び下り信号処理部208aに対して出力する。
応答検出部212は、例えば要求検出部210から入力された情報、及び上位レイヤ処理部204aが上位レイヤ処理を行った下り信号に基づいて、サーバ30が無線端末10に対して送信した確認応答(ACK)を検出し、サーバ30が無線端末10に対して確認応答(ACK)を送信したことを示す情報、及び所定の命令(後述)等を帯域割当部206aに対して出力する。
なお、応答検出部212は、要求検出部210から情報を入力された後、上り信号とは送信情報及び宛先アドレスが逆になった通信である確認応答(ACK)を、一定時間待つ。この一定時間は、送信側(無線端末10)がデータを再送するまでの時間(再送タイムアウト時間)以上の長さに設定されている。
例えば、応答検出部212は、上述した一定時間内に確認応答(ACK)を検出した場合、その後のTCP通信ではCWを増加させることが想定されるため、帯域割当部206aに対して前回よりも多い帯域の割当てを行うように命令を出す。
帯域割当部206aは、上り信号処理部202aから入力されたバッファ情報、上位レイヤ処理部204aが上位レイヤ処理した下り信号、要求検出部210から入力された情報、並びに、応答検出部212から入力された情報等に基づいて、無線端末10それぞれに対する通信のリソース量(帯域)を割当て、割当てた帯域を示す帯域情報を下り信号処理部208aに対して出力する。
例えば、帯域割当部206aは、応答検出部212が確認応答(ACK)を検出した場合、無線端末10が送信するバッファ量通知の有無にかかわらず、無線端末10がサーバ30に対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる。
また、帯域割当部206aは、無線端末10が送信したバッファ量通知がある場合、当該バッファ量の大きさにかかわらず、無線端末10がサーバ30に対して送信可能な帯域を割当ててもよい。つまり、帯域割当部206aは、無線端末10がバッファ量通知を送信しても、当該バッファ量通知を無視するように構成されてもよい。
通常のTCP通信では輻輳ウィンドウ(CW)は指数的に増加することとなるが、帯域割当部206aは、例えば輻輳ウィンドウ(CW)が前回の倍になると想定して帯域割当を行う。なお、帯域割当部206aが割当てる帯域は、応答検出部212が確認応答を検出した場合に、直前に割当てた帯域幅の倍の量に限定されない。
例えば、帯域割当部206aは、輻輳ウィンドウ(CW)が規格上の最大値に増加すると想定して帯域を割当ててもよい。また、帯域割当部206aは、TCPコネクションを確立するためのSYNパケットが検出され、最初のACKパケットが受信された後には、初期値の輻輳ウィンドウ(CW)に対して帯域割当を行ってもよい。
また、帯域割当部206aは、RFC2581規格のn=4、RFC6928規格のn=10等を基に初期値を判断してもよい。また、帯域割当部206aは、これまでの上りトラヒックをモニタしておき、初期値としてどの程度の帯域が必要であるかを学習して、帯域を割当ててもよい。例えば、帯域割当部206aは、応答検出部212が確認応答を検出した場合、応答検出部212が過去に確認応答を検出した後のトラヒック量を学習した統計値に基づいて、帯域を増加させるように割当ててもよい。
下り信号処理部208aは、上位レイヤ処理部204aが上位レイヤ処理した下り信号が、帯域割当部206aが割当てた帯域に配置されるように信号処理を行い、処理後の下り信号を送受切替部200aに対して出力する。
次に、基地局20aを備えた無線通信システム1の動作例について説明する。図5は、一実施形態に係る基地局20aを備えた無線通信システム1の動作例を示すシーケンス図である。図5に示すように、まず、無線端末10は、サーバ30に対するコネクションの確立を要求するために、基地局20aに対してコネクションの帯域を要求する(S300)。
基地局20aは、無線端末10に対して、コネクションの帯域を割当てる応答をする(S310)。
無線端末10は、基地局20によって割当てられた帯域を用いて、TCPコネクションを確立するためのSYNパケットを、基地局20aを介してサーバ30へ送信する(S320)。
このとき、基地局20aは、無線端末10がサーバ30に対して送信したコネクション確立要求を要求検出部210が検出する(S325)。
サーバ30は、無線端末10から送信されたSYNパケットに対する応答(ACK)を、基地局20aを介して無線端末10へ送信する(S330)。
このとき、基地局20aは、要求検出部210が検出したコネクション確立要求に基づいて、サーバ30が無線端末10に対して送信した確認応答(ACK)を応答検出部212が検出する(S335)。
なお、無線端末10がサーバ30に対してSYNパケットを送信したときから、無線端末10がサーバ30から応答(ACK)を受信するまでの時間がラウンドトリップタイム(RTT)となる。
そして、基地局20aは、応答検出部212が確認応答(ACK)を検出した場合、無線端末10が送信するバッファ量通知の有無にかかわらず、無線端末10がサーバ30に対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる(S355)。
無線端末10は、基地局20aに対して帯域の割当てを要求しなくても、基地局20aがS355の処理で帯域を増加させて割当てているので、例えばCW=1MSSとして、基地局20aを介してサーバ30へデータを送信する(S360)。
ここでは、無線端末10がサーバ30からの応答(ACK)を受信したときから、無線端末10がサーバ30に対してデータを送信するまでの時間をT2とする。そして、図5に示した時間T2は、図3に示した時間T1よりも短くなっている。無線端末10が基地局20aに対して帯域を要求する時間が不要となっているからである。
サーバ30は、CW=1MSSとして無線端末10から送信されたデータに対する応答(ACK)を、基地局20aを介して無線端末10へ送信する(S370)。
このとき、基地局20aは、要求検出部210が検出したコネクション確立要求に基づいて、サーバ30が無線端末10に対して送信した確認応答(ACK)を応答検出部212が検出する(S375)。
基地局20aは、応答検出部212が確認応答(ACK)を検出した場合、無線端末10が送信するバッファ量通知の有無にかかわらず、無線端末10がサーバ30に対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる(S385)。
無線端末10は、基地局20aに対して帯域の割当てを要求しなくても、基地局20aがS385の処理で帯域を増加させて割当てているので、例えばCW=2MSSとして、基地局20aを介してサーバ30へデータを送信する(S400)。
サーバ30は、CW=2MSSとして無線端末10から送信されたデータに対する応答(ACK)を、基地局20aを介して無線端末10へ送信する(S410)。
このとき、基地局20aは、要求検出部210が検出したコネクション確立要求に基づいて、サーバ30が無線端末10に対して送信した確認応答(ACK)を応答検出部212が検出し(S415)、所定の通信を継続する。
このように、基地局20aは、無線端末10が送信したTCPコネクション確立要求を検出し、サーバ30が送信した確認応答を検出した場合、無線端末10が送信するバッファ量通知の有無にかかわらず、無線端末10の送信可能な帯域を増加させるように割当てるので、帯域割当に要する時間を減少させて、無線端末10のスループットを向上させることができる。
なお、無線端末10、基地局20、基地局20a、及びサーバ30が有する各機能は、それぞれ一部又は全部がハードウェアによって構成されてもよいし、CPU等のプロセッサが実行するプログラムとして構成されてもよい。
すなわち、本発明にかかる無線通信システム1は、コンピュータとプログラムを用いて実現することができ、プログラムを記憶媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図6は、一実施形態にかかる基地局20aのハードウェア構成例を示す図である。図6に示すように、基地局20aは、例えば入力部500、出力部510、通信部520、CPU530、メモリ540及びHDD550がバス560を介して接続され、コンピュータとしての機能を備える。また、基地局20aは、記憶媒体570との間でデータを入出力することができるようにされている。
入力部500は、例えばキーボード及びマウス等である。出力部510は、例えばディスプレイなどの表示装置である。通信部520は、例えば無線及び有線のネットワークインターフェースである。
CPU530は、基地局20aを構成する各部を制御し、上述した処理を行う。メモリ540及びHDD550は、データを記憶する。記憶媒体570は、基地局20aが有する機能を実行させる無線通信プログラム等を記憶可能にされている。なお、基地局20aを構成するアーキテクチャは図6に示した例に限定されない。また、無線端末10及びサーバ30も基地局20aと同様の構成を備えていてもよい。
1・・・無線通信システム、10-1~10-n・・・無線端末、20,20a・・・基地局、30・・・サーバ、200,200a・・・送受切替部、202,202a・・・上り信号処理部、204,204a・・・上位レイヤ処理部、206,206a・・・帯域割当部、208,208a・・・下り信号処理部、210・・・要求検出部、212・・・応答検出部、500・・・入力部、510・・・出力部、520・・・通信部、530・・・CPU、540・・・メモリ、550・・・HDD、560・・・バス、570・・・記憶媒体

Claims (5)

  1. TCPコネクションを確立する無線端末とサーバとを中継する基地局において、
    前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出部と、
    前記要求検出部が検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出部と、
    前記応答検出部が確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当部と
    を有することを特徴とする基地局。
  2. 前記帯域割当部は、
    前記応答検出部が確認応答を検出した場合、直前に割当てた帯域幅の倍となる帯域を割当てること
    を特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記帯域割当部は、
    前記応答検出部が確認応答を検出した場合、前記応答検出部が過去に確認応答を検出した後のトラヒック量を学習した統計値に基づいて、帯域を増加させるように割当てること を特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. サーバと、TCPコネクションを確立する無線端末と前記サーバとを中継する基地局とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出部と、
    前記要求検出部が検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出部と、
    前記応答検出部が確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当部と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  5. TCPコネクションを確立する無線端末とサーバとを中継する基地局が実行する無線通信方法において、
    前記無線端末が前記サーバに対して送信したTCPコネクション確立要求を検出する要求検出工程と、
    検出したTCPコネクション確立要求に基づいて、前記サーバが前記無線端末に対して送信した確認応答を検出する応答検出工程と、
    確認応答を検出した場合、前記無線端末からのバッファ量通知の有無にかかわらず、前記無線端末が前記サーバに対して送信可能な帯域を増加させるように割当てる帯域割当工程と
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
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