JP7434449B2 - エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るエレベータの制御装置を含むエレベータシステム全体の構成を示す図である。
エレベータ制御装置1には、各種の機能として、蓄積部21、設定部22、判定部23、制御部24、および発報部25が備えられる。蓄積部21、設定部22、および判定部23は、それぞれ、処理した情報を記憶するための記憶部21a,22a,および23aを備えている。なお、記憶部21a,22a,および23aは、1つの記憶部として構成してもよい。蓄積部21、設定部22、判定部23、および発報部25は、制御部24の制御のもとで動作する。エレベータ制御装置1は、これらの機能を用いて、IGBTモジュール14Aの余寿命予測等を行う。
蓄積部21は、IGBTモジュール14Aの余寿命予測等を行うために使用する情報をデータベースとして記憶部21aに蓄積するものである。この蓄積部21は、あらかじめ、図1に示される対象のエレベータとは異なる別の複数のエレベータ(例えば、全国各地に設置されている複数のエレベータ)について、各種の動作パターンの出現回数をそれぞれ数え、動作パターン毎に、IGBTモジュールに故障が発生したときの出現回数の統計を取って記録したデータを、外部から取得して記憶部21aに蓄積する。
上記した各種の動作パターンには、エレベータの基本的な動作モードである「力行運転」、「回生運転」、「バランスロード」のほか、「連続運転」がある。
図2A、図2B、図2C、及び図2Dに、各種の動作パターンを特徴づけるIGBTモジュール14Aの温度変化パターンの基本形(タイプ(A),(B),(C),(D))を示す。各図のグラフにおいて、横軸は時間を示し、縦軸はIGBTモジュールの温度を示す。
本実施形態では、上述した4種の動作パターン「力行運転」、「回生運転」、「バランスロード」、「連続運転」をさらに以下のように分類する。「力行運転」については、出力の大きさに応じて「力行H」、「力行L」に分類する。「回生運転」についても、出力の大きさに応じて「回生H」、「回生L」に分類する。なお、「バランスロード」については、更なる分類は行わない。「連続運転」については、連続運転が行われた時間に応じて「連続10」、「連続30」に分類する。「連続10」は、10分以上(30分未満)の運転状態が続いた場合を示し、「連続30」は、30分以上の運転状態が続いた場合を示す。すなわち、本実施形態では、「力行H」、「力行L」、「回生H」、「回生L」、「バランスロード」、「連続10」、「連続30」の7つに分類する。
図1中に示される設定部22は、蓄積部21により蓄積されたデータを用いて、(i)動作パターン毎に、素子(IGBTモジュール14A)が故障する出現回数の限界(以降、「回数限界」と称す。)を設定する機能、(ii)動作パターン毎に、故障前の素子交換(IGBTモジュール14Aの交換)を行うべき出現回数の範囲として第1の出現回数範囲(以降、「交換ゾーン」と称す。)を設定する機能、および、(iii)動作パターン毎に、素子寿命延長のための処理(IGBTモジュール14Aの寿命を延ばすための温度調整の処理)を行うべき出現回数の範囲として第2の出現回数範囲(以降、「寿命延長ゾーン」と称す。)を設定する機能を有する。各種の設定が行われたデータは、記憶部22aに記憶される。
図1中に示される判定部23は、設定部22により設定が行われたデータを用いて、対象のエレベータにおける素子の余寿命を判定したり、故障前の素子交換を行うべきか否かを判定したり、素子寿命延長のための処理を行うべきか否かを判定したりする。
判定部23は、測定部20から伝えられるインバータ装置14またはIGBTモジュール14Aの「温度」を示す情報(もしくは、制御部24から伝えられるインバータ装置又はIGBTモジュールの出力部における「電流」を示す情報)や、制御部24から与えられる乗りかごの「起点階」および「目的階」を示す情報(すなわち、乗りかごの「運転方向」を示す情報)、乗りかごの負荷率を示す情報などを受信し、これらの情報を用いて、対象のエレベータにおける現在の動作パターンが、各種の動作パターン「回生H」、「回生L」、「力行H」、「力行L」、「BL」、「連続10」、「連続30」のいずれに該当するのかを、前述した手法で識別する処理を繰り返し行うとともに、動作パターン毎に予め用意しておいたカウンタを用いて動作パターン毎に出現回数をカウントする。
判定部23は、各種の動作パターン「回生H」、「回生L」、「力行H」、「力行L」、「BL」、「連続10」、「連続30」のそれぞれの出現回数のカウント値と、それぞれに対応する「回数限界」との差に基づき、IGBTモジュール14Aの余寿命を判定し、その旨を制御部24へ伝える。
判定部23は、各種の動作パターン「回生H」、「回生L」、「力行H」、「力行L」、「BL」、「連続10」、「連続30」のそれぞれの出現回数のカウント値のうち、「寿命延長ゾーン」に入ったものがあるか否かを監視する。「寿命延長ゾーン」に入ったものがある場合、判定部23は、IGBTモジュール14Aの寿命を延ばすための温度調整の処理を行うべきと判定し、その旨を制御部24へ伝える。
判定部23は、各種の動作パターン「回生H」、「回生L」、「力行H」、「力行L」、「BL」、「連続10」、「連続30」のそれぞれの出現回数のカウント値のうち、「交換ゾーン」に入ったものがあるか否かを監視する。「交換ゾーン」に入ったものがある場合、判定部23は、IGBTモジュール14Aの交換を行うべきと判定し、その旨を制御部24へ伝える。
図1中に示される制御部24は、電流検出器15によって検出される電流値に基づいてインバータ装置14を駆動制御したり、判定部23の判定結果に応じた各種の処理を行ったりする。
図1中に示される発報部25は、制御部24からIGBTモジュール14Aの余寿命の情報が伝えられると、その情報を通信回線31経由で監視センタ30もしくは作業者が所持する情報機器へ伝える。また、この発報部25は、制御部24からIGBTモジュール14Aの交換を行うべき旨の発報の指示を受けると、機械室あるいは管理室などに設置された警告ランプ26を点灯してその旨を示す警告の発報を行うとともに、その旨を通信回線31経由で外部の監視センタ30に報知する。
次に、図12のフローチャートを参照して、エレベータ制御装置1の動作の一例を説明する。
以上詳述したように、実施形態によれば、駆動系の素子の余寿命を精度良く予測することができる。
Claims (6)
- 複数のエレベータについて、各種の動作パターンの出現回数をそれぞれ数え、動作パターン毎に、駆動系の素子に故障が発生したときの出現回数を記録したデータを蓄積する蓄積部と、
前記データを用いて、動作パターン毎に、駆動系の素子が故障する出現回数の限界を示す回数限界を設定する設定部と、
対象のエレベータについて、前記各種の動作パターンの出現回数をそれぞれ数え、数えた各種の動作パターンの出現回数と、それぞれに対応する前記回数限界とから、駆動系の素子の余寿命を判定する判定部と、
を具備し、
前記設定部は、
前記データを用いて、動作パターン毎に、故障前の素子交換を行うべき出現回数の範囲として第1の出現回数範囲をさらに設定し、
前記判定部は、
前記数えた各種の動作パターンの出現回数と、それぞれに対応する前記第1の出現回数範囲とに基づき、故障前の素子交換を行うべきか否かを判定する、
エレベータの制御装置。 - 前記設定部は、
前記データを用いて、動作パターン毎に、素子寿命延長のための処理を行うべき出現回数の範囲として第2の出現回数範囲をさらに設定し、
前記判定部は、
前記数えた各種の動作パターンの出現回数と、それぞれに対応する前記第2の出現回数範囲とに基づき、素子寿命延長のための処理を行うべきか否かを判定する、
請求項1に記載のエレベータの制御装置。 - 駆動系の素子を冷却する機器の動作を制御する制御部をさらに具備し、
前記制御部は、前記素子寿命延長の処理を行う場合に、駆動系の素子の温度の上昇速度と下降速度とが同等になるように前記機器を制御する、
請求項2に記載のエレベータの制御装置。 - 前記各種の動作パターンは、所定の部分における温度もしくは電流の上昇速度と下降速度との大小関係が異なる複数の動作パターンを含む、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。 - 前記各種の動作パターンは、少なくとも、回生運転、力行運転、バランスロード運転にそれぞれ対応する複数の動作パターンを含む、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。 - エレベータの制御装置が実行するエレベータの制御方法であって、
複数のエレベータについて、各種の動作パターンの出現回数をそれぞれ数え、動作パターン毎に、駆動系の素子に故障が発生したときの出現回数を記録したデータを蓄積することと、
前記データを用いて、動作パターン毎に、駆動系の素子が故障する出現回数の限界を示す回数限界を設定することと、
対象のエレベータについて、前記各種の動作パターンの出現回数をそれぞれ数え、数えた各種の動作パターンの出現回数と、それぞれに対応する前記回数限界とから、駆動系の素子の余寿命を判定することと、
を含み、
前記設定は、
前記データを用いて、動作パターン毎に、故障前の素子交換を行うべき出現回数の範囲として第1の出現回数範囲をさらに設定することを含み、
前記判定は、
前記数えた各種の動作パターンの出現回数と、それぞれに対応する前記第1の出現回数範囲とに基づき、故障前の素子交換を行うべきか否かを判定することを含む、
エレベータの制御方法。
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