JP7434093B2 - 電力系統安定化装置、電力系統安定化方法、及びプログラム - Google Patents

電力系統安定化装置、電力系統安定化方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、電力系統安定化装置、電力系統安定化方法、及びプログラムに関する。
電力系統安定化装置は、例えば、各種の電力設備の稼働状況を監視し、電力系統の安定な運用を図る。電力系統に系統事故が発生したときに、電力系統安定化装置は、例えば一部の発電機(電源)を制御(以下「電制」という)する。電力系統安定化装置は、例えば、事故が発生する前の電力の状態に基づいて事故発生を想定し、想定した事故に応じて電制の対象となる発電機(以下、「電制機」)を選択する。実際に電力系統に事故が発生した場合には、電力系統安定化装置は、想定した事故に基づいて選択した電制機を電制することにより、電力系統の安定化を図る。電制は、事故発生時に発電機や負荷を電力系統Eから切り離す(解列する)制御または出力を抑制する制御であり、「遮断」または「出力抑制」という場合もある。
ところで近年、電力系統では、安定して電力供給する火力発電所などの大規模発電所に加えて、再生可能エネルギーを利用した再生可能エネルギー(以下「再エネ」という)発電所の利用が拡大し始めている。このため、電力系統安定化装置による電力系統の安定化を図る場合に、大規模発電所の電力を再エネ発電所の電力によって補うことがある。しかし、再エネ発電所のうち特に風力発電所および太陽光発電所などは、出力変動が大きいことから、電力系統安定化装置による電力系統の安定化を図るにあたり、電制機として選択した時点から制御するまでの期間に出力が低下することにより制御量が不足する心配がある。
特許第3930369号公報
本発明が解決しようとする課題は、系統事故が発生した電力系統における制御量の不足を防止することができる電力系統安定化装置、電力系統安定化方法、及びプログラムを提供することである。
実施形態の電力系統安定化装置は、取得部と、演算部と、選択部と、を持つ。取得部は、複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値及び前記複数の発電機が接続される電力系統における系統情報を取得する。演算部は、前記測定値に基づいて前記複数の発電機におけるそれぞれの制御可能量を算出する。選択部は、前記電力系統で発生すると想定される事故種別、前記系統情報、及び前記複数の発電機のそれぞれの制御可能量に基づいて、前記複数の発電機のうち、前記電力系統の安定度維持のために電制機を選択する。更に、前記演算部は、前記測定値に基づく代表値に数値演算処理を実施して前記制御可能量を算出する。
第1の実施形態の電力系統安定化システム1の構成を示す図。 第1の実施形態の電力系統安定化装置100の処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態の電力系統安定化システム1の構成を示す図。 制御テーブル170の内容の一例を示す図。 第2の実施形態の電力系統安定化装置100の処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態の電力系統安定化装置100の処理の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の電力系統安定化装置、電力系統安定化方法、及びプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の電力系統安定化システム1の構成を示す図である。電力系統安定化システム1は、第1制御装置10、第2制御装置20、第3制御装置30、起動装置80、及び電力系統安定化装置100を備える。電力系統安定化装置100は、複数の発電機が接続された電力系統Eに事故が発生した際に電力系統Eの安定化を図る。電力系統Eは、電力を発電し、発電した電力を需要家の負荷設備まで送電するための一連の設備の集合である。電力系統Eは、例えば、発電機、母線、変圧器あるいは送電線、負荷、調相設備、遮断器、断路器等の電力設備を含む。電力系統Eは、電力設備に供給される電力を計測するための電圧計測用変成器、及び電流計測用変成器を備える。
電力系統Eには、例えば、火力発電機群200に含まれる複数の火力発電機210、太陽光発電機群300に含まれる複数の太陽光発電機310、及び風力発電機群400に含まれる複数の風力発電機410が接続されている。火力発電機210は、例えば、大規模発電所である火力発電所に設けられた発電機である。火力発電機210は、タービンなどの回転体が存在し、その回転が電力系統Eの周波数と同期するいわゆる同期発電機であり、火力発電機210の出力は太陽光発電機310や風力発電機410の出力に比べて安定的である。
電力系統Eには、火力発電機210以外の同期発電機、例えば原子力発電機が接続されていてもよい。電力系統Eには、水力発電機が接続されていてもよい。複数の火力発電機210と電力系統Eの間には、それぞれ第1遮断器220が設けられている。第1遮断器220は、複数の火力発電機210と電力系統Eの間に1つまたは複数設けられていてもよい。
太陽光発電機310及び風力発電機410は、例えば、再エネ発電所に設けられている。太陽光発電機310と電力系統Eの間には、パワーコンディショナー320が設けられている。太陽光発電機310及び風力発電機410は、タービンなどを備えておらず、直流電力を発電する。パワーコンディショナー320,420は、太陽光発電機310及び風力発電機410が発電した直流電力を交流に変換して、電力系統Eに供給する。太陽光発電機310及び風力発電機410は、再生可能エネルギー発電機であるとともに、電力系統Eの周波数と同期する交流電力を発電する発電機でない、いわゆる非同期発電機である。パワーコンディショナー320と電力系統Eの間、及びパワーコンディショナー420と電力系統Eの間には、負荷330及び負荷430がそれぞれ接続されていてもよい。
複数の太陽光発電機310と電力系統Eの間には、第2遮断器340が設けられている。第2遮断器340を遮断することにより、複数の太陽光発電機310が一斉に電制される。第2遮断器340は、個々の太陽光発電機310と電力系統Eの間にそれぞれ設けられていてもよい。
複数の風力発電機410と電力系統Eの間には、第3遮断器440が設けられている。第3遮断器440を遮断することにより、複数の風力発電機410が一斉に電制される。第3遮断器440は、個々の風力発電機410と電力系統Eの間にそれぞれ設けられていてもよい。
電力系統Eは、複数の火力発電機210、複数の太陽光発電機310複数の風力発電機410のそれぞれの出力を測定する測定器を備える。これらの測定器は、測定した各発電機の出力の測定値を電力系統安定化装置100に送信する。
電力系統安定化装置100は、例えば、取得部110と、演算部120と、選択部130と、出力部140と、を備える。取得部110、演算部120、選択部130、及び出力部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)(コンピュータ)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めコントローラのHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。プログラムは、記憶部に記憶されていてもよい。
第1制御装置10は、電力系統安定化装置100からの指示に応じて、火力発電機群200に設けられている第1遮断器220をオン状態(導通状態)からオフ状態(遮断状態)に制御する。第2制御装置20は、電力系統安定化装置100からの指示に応じて、太陽光発電機群300に設けられている第2遮断器340をオン状態(導通状態)からオフ状態(遮断状態)に制御する。第3制御装置30は、電力系統安定化装置100からの指示に応じて、風力発電機群400に設けられている第3遮断器440をオン状態(導通状態)からオフ状態(遮断状態)に制御する。電力系統安定化システム1では、制御装置として、3つの制御装置を備え、第1制御装置10、第2制御装置20、第3制御装置30が、それぞれ第1遮断器220、第2遮断器340、第3遮断器440を制御するものとしたが、制御装置の数は、3つに限定されず、任意の数の制御装置が、それぞれ任意の数の遮断器を制御してよい。
起動装置80は、電力系統Eにおいて事故の検出を行う必要がある電力設備、例えば、変電所、開閉所、発電所等に設けられる。起動装置80は、検出対象とする電力設備における電力に関する時系列情報を取得して、検出対象の電力設備における系統事故の発生の有無を検出する。起動装置80は、系統事故を検出した場合、その事故種別を判別する。起動装置80は、系統事故の発生を検出すると、判別した事故種別を特定可能な起動情報として出力部140に出力する。
取得部110は、電力系統Eに設置された計測機により送信された発電機出力の測定値及び電力系統Eの系統情報を取得する。発電機出力の測定値は、火力発電機210、太陽光発電機310、及び風力発電機410のそれぞれの測定値を含む。系統情報は、電力系統Eにおける電力設備の接続状態、及び電力の需給状態に関する情報である。系統情報は、例えば、遮断器や断路器等の開閉状態、発電機出力、負荷、送電線の有効及び無効電力、各電気所の母線電圧に関する情報等である。系統情報は、電力系統Eの給電情報網から電力系統安定化装置100に送信される。取得部110は、取得した発電機の測定値及び系統情報を演算部120に出力する。
演算部120は、取得部110から出力された複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値に基づく代表値を各発電機の制御可能量として算出する。演算部120は、例えば、各発電機の測定値に数値演算処理を実施して、各発電機の制御可能量を算出する。
数値演算処理は、例えば、測定値の平均値などの統計値、トレンドに基づく予測値などを算出する処理である。演算部120は、算出した発電機の制御可能量を選択部130に出力する。
選択部130は、取得部110により出力された系統情報に基づいて電力系統Eに流れる潮流(電力)値を算出する。選択部130は、算出した潮流値に基づいて、目標制御量を算出する。目標制御量は、想定される系統事故(以下、「想定事故」)を安定させるために電力系統Eから切り離す必要がある電力量の目標値である。
選択部130は、電力系統Eで発生すると想定される系統事故の事故種別に対して、複数の発電機のうち、事故の波及を防止し、電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機の組合せを選択する。選択部130は、電力系統Eで発生すると想定される事故種別、算出した目標制御量、及び演算部120により算出された複数の発電機のそれぞれの制御可能量に基づいて、複数の発電機の中から電制機を選択する。選択部130は、選択した電制機の制御可能量の合計が、目標制御量以上となるように、複数の発電機の中から電制機を選択する。選択部130は、選択した電制機を特定する電制機情報を出力部140に出力する。
出力部140は、起動装置80により起動情報が出力された場合に、選択部130により出力された電制機情報を第1制御装置10、第2制御装置20、及び第3制御装置30に出力する。出力部140は、電制機情報により特定される電制機に火力発電機210が含まれる場合に、遮断指示を第1制御装置10に出力する。遮断指示には、どの火力発電機210を制御する(例えば解列させる)かを示す情報が含まれている。第1制御装置10は、出力部140により遮断指示を出力された場合に、遮断指示により特定される火力発電機210と電力系統Eの間の第1遮断器220を遮断(開放)する。
出力部140は、電制機情報により特定される電制機に太陽光発電機310が含まれる場合に、遮断指示を第2制御装置20に出力する。第2制御装置20は、出力部140により遮断指示を出力された場合に、太陽光発電機310と電力系統Eの間の第2遮断器340を遮断する。出力部140は、電制機情報により特定される電制機に風力発電機410が含まれる場合に、遮断指示を第3制御装置30に出力する。第3制御装置30は、出力部140により遮断指示を出力された場合に、風力発電機410と電力系統Eの間の第3遮断器440を遮断する。
次に、第1の実施形態の電力系統安定化装置における処理について説明する。図2は、第1の実施形態の電力系統安定化装置100の処理の一例を示すフローチャートである。まず、電力系統安定化装置100は、取得部110において、複数の発電機によりそれぞれ送信される各発電機の出力の測定値を取得する(ステップS101)。続いて、取得部110は、電力系統Eの給電情報網により送信される電力系統Eの系統情報を取得する(ステップS103)。
続いて、選択部130は、電力系統Eに流れる潮流値を算出し、算出した潮流値に基づいて目標制御量を算出する(ステップS105)。続いて、演算部120は、複数の発電機によりそれぞれ送信された各発電機の出力の測定値に数値演算処理を実施して、各発電機の制御可能量を算出する(ステップS107)。制御可能量の算出は、目標制御量の算出よりも先に実行されてもよい。ここで、選択部130が実施可能な制御可能量の算出手順について、複数の例を順次説明する。選択部130は、以下に説明する複数の算出手順のいずれかを実行するものでもよいし、条件に応じて算出手順を変えて実行するものでもよい。制御可能量の算出手順は、設けられた発電所が大規模発電所及び再エネ発電所のいずれであるかによらず、各発電機の間で共通であってもよいし、部分的に異なっていてもよい。
以下に制御可能量の算出手順を説明する前提として、取得部110は、1つの発電機、例えば火力発電機210により出力された火力発電機210の時系列に沿った測定値を収集し、図示しない記憶部に格納する。演算部120は、時系列に沿った測定値を収集するにあたり、例えば一定期間、例えば30秒間の火力発電機210の測定値を収集し、記憶部に格納する。演算部120は、記憶部に格納した一定期間の火力発電機210の測定値の平均値を制御可能量として算出する。演算部120は、更に、他の火力発電機210についても同様に、一定期間に測定値を収集する。
[第1の算出手順]
演算部120は、下記(1)式に示すように、記憶部に格納された一定期間の測定値の平均値について、その火力発電機210の制御可能量Pgnを算出する。
Pgn=ave(Pg) ・・・(1)
ここで、 Pg:発電機出力の時系列値
ave(x):xの平均値
演算部120は、更に、1つの太陽光発電機310及び風力発電機410についても同様に一定期間の測定値を収集して記憶部に格納する。演算部120は、(1)式を用いて、記憶部に格納した一定期間の測定値の平均値を算出し、その太陽光発電機310及び風力発電機410のそれぞれの制御可能量として算出する。
ここで示した例では、1台の発電機ごとに制御可能量を求めているが、演算部120は、2台以上の発電機の集合(発電機集合)について制御可能量を算出してもよい。この場合、演算部120は、同種の発電機をまとめて発電機集合としてもよい。測定値を収集する周期は、種々の要因、例えば発電機の種類によらずに一定でもよいし、発電機の種類に応じて異なるようにしてもよい。例えば、演算部120は、同期発電機である火力発電機210についてはある収集期間を設定し、再エネ発電機である太陽光発電機310及び風力発電機410については同期発電機よりも収集期間を短くして測定値を収集してもよい。
発電機の測定値を収集する季節や時間帯は、種々の要因、例えば発電機の種類によらずに一定でもよいし、発電機の種類に応じて異なるようにしてもよい。例えば、演算部120は、太陽光発電機310については夜間を除いた時間で測定値を収集してもよいし、風力発電機410については天気予報などを参照し、風力が強いとの予報がある時間に限って測定値を収集してもよい。これらの変形例は、以下に説明する他の算出手順での同様に適用可能である。
[第2の算出手順]
演算部120は、例えば、下記(2)式に示すように、各発電機の一定期間の測定値の平均値に、1未満の係数kを乗算することで発電機の制御可能量Pgnを算出してもよい。
Pgn=ave(Pg)×k ・・・(2)
ここで、k:整定値(0<k<1)
係数kは、0を超えて1未満の数値であればよいが、1に近い数値であるのが好適であり、例えば0.8や0.9などの数値とするのが好適である。
[第3の算出手順]
演算部120は、数値演算処理として、発電機が一定以上の確率で発電機の最低出力を保証する統計的処理を行ってもよい。例えば、演算部120は、下記(3)式に示すように、統計的処理から求めた値に基づき、一定の確率で制御量が確保できる値、例えば、発電機の一定期間の測定値の平均値とともに偏差を算出する。演算部120は、算出した測定値の平均値から標準偏差の一定値倍を差し引いた値を発電機の制御可能量Pgnとして算出してもよい。
Pgn=ave(Pg)-nσ ・・・(3)
ここで、n:任意の正の値(例えば、0<n≦5)
σ:標準偏差
[第4の算出手順]
演算部120は、例えば、下記(4)式に示すように、数値演算処理として、第1から第3の算出手順((4)式では第3の算出手順)により求められる値に時刻の関数を乗じて、下記(4)式により、発電機の制御可能量Pgnを算出してもよい。
Pgn={ave(Pg)-nσ}×f(t) ・・・(4)
ここで、f(t):時刻関数
(4)式における時刻関数f(t)は、時刻を変数とする関数であり、例えば発電機の最大出力の時刻関数である。時刻関数f(t)は、最大出力の時刻関数ではなく、発電機の出力の時刻変化に追従する他の時刻関数でもよい。時刻関数f(t)は、そのほか、発電機の種類によらずに一定でもよいし、発電機の種類や発電機の設置環境などによって変動したりするものでもよい。
特に、太陽光発電機310は、時刻によって発電量が影響される。例えば、午前中は、時刻が進むにつれて日射量に応じて徐々に増加して発電量が多くなる。午後になると、日射が減少に転じた後は、日射量は徐々に低下する。その後、日没により発電量はほとんどなくなる。したがって、太陽光発電機310に関する時刻関数f(t)は、上記の時間帯に応じて変動するように予め定められていると好適である。
図2に示すフローに戻り、選択部130は、電力系統Eで発生すると想定される事故種別、算出した目標制御量及び演算部120により算出された制御可能量に基づいて、電制機を選択する(ステップS109)。続いて、出力部140は、起動装置80により起動情報が出力されたか否かを判定する(ステップS111)。
起動装置80により起動情報が出力されていないと判定した場合、出力部140は、処理をステップS101に戻す。起動装置80により起動情報が出力されたと判定した場合、すなわち、想定事故が発生したと判定した場合、出力部140は、第1制御装置10、第2制御装置20、及び第3制御装置30のうち、選択部130が選択した電制機を制御する制御装置に制御量として遮断指示を送信する(ステップS113)。その後、電力系統安定化装置100は、処理をステップS101に戻し、新たな電力系統Eを対象としてステップS101~ステップS113の処理を、装置の電源が切られるなどして作動を停止させられるまで継続する。
第1実施形態の電力系統安定化装置100は、演算部120において、制御可能量を算出するにあたり、測定値に数値演算処理を実施している。このため、発電機の出力変動があっても電力系統の安定化を図るために要求される電制量を確保できるので、電力系統の安定化を図るにあたって、系統事故が発生した電力系統における制御量の不足を防止することができる。
第1実施形態の電力系統安定化装置100は、第2の算出手順で制御可能量を算出することにより、発電機の発電量が制御可能量を下回る可能性を低くすることができる。第1実施形態の電力系統安定化装置100は、第3の算出手順で制御可能量を算出することにより、天候などに応じて発電機の発電量と制御可能量の差異が変化する。したがって、発電機の発電量が制御可能量を下回る可能性が低くなるとともに、発電機の発電量と制御可能量の差異を小さくすることができる。電制機を決定する際の判断の対象が太陽光発電などの発電機である場合、発電機の最大出力は有る時刻をピークとして減少することが分かっている。ここで、第1実施形態の電力系統安定化装置100は、第4の算出手順で制御可能量を算出し、例えば、時刻関数f(t)を例えば最大出力の時刻関数とすることにより、発電量と制御可能量の差異をさらに小さくすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態の電力系統安定化システム1の構成を示す図である。第2実施形態の電力系統安定化装置102は、第1の実施形態の電力系統安定化装置100の構成に加えて、生成部150及び制御テーブル170を備える点で主に異なっている。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成及び処理について、重複する説明は省略することがある。
第2実施形態の電力系統安定化装置102は、例えば、取得部110において、電力設備の各々の系統情報を、一定の周期又は系統情報ごとの更新周期で、給電情報網を介して例えばオンラインで取得する。取得部110は、取得した系統情報を生成部150に出力する。演算部120は、第1の実施形態と同様に、各発電機の出力値の測定値に基づいて制御可能量を算出し、算出した制御可能量を生成部150に出力する。
生成部150は、系統モデルを作成する。系統モデルは、系統情報が検出された時点における電力系統Eの状態と等価なモデルである。具体的に、生成部150は、系統情報と、予め記憶する系統設備情報とを用いて系統モデルを作成する。系統設備情報は、電力系統Eを構成する電力設備の仕様であって、例えば、送電線のインピーダンスなどの情報である。
生成部150は、作成した系統モデルに、系統情報を用いた潮流計算を行って潮流値を算出する。生成部150は、算出した潮流値及び演算部120により出力された制御可能量を基に、事故発生、事故除去、電制の対象とする発電機を遮断した後の系統の動きについて、過渡安定度演算によるシミュレーションを行う。生成部150は、電制の対象とする発電機を変化させながら、系統が安定となる結果を得るまで繰り返し過渡安定度演算を行う。生成部150は、系統が安定となる解析シミュレーションの結果に基づいて、電制の対象とする発電機の組み合わせを選択し、想定事故ごとに制御テーブル170を生成する。
図4は、制御テーブル170の内容の一例を示す図である。制御テーブル170は、想定事故ごとに目標制御量及び電制機の組合せを対応づけた情報である。制御テーブル170は、例えば、想定事故種別番号、制御対象等の各項目を備える。想定事故種別番号は、オンライン事前演算にて対象とした想定事故の事故種別に対応する番号を示す。制御対象は、想定事故に対して制御対象(電制機)として選択された発電機の識別番号を示す。この例では、想定事故種別番号(1)の制御対象は発電機G1、G3であることを示している。
生成部150は、解析シミュレーションを周期的に実行することにより、制御テーブル170を周期的に更新する。これにより、常に最新の系統情報を反映させ、系統事故が発生した場合に電力系統Eを安定化できるようにする。
選択部130は、事故種別に基づいて制御テーブル170を参照し、事故種別に示される系統事故に対応する目標制御量及び電制機の組合せを特定する。選択部130は、特定した目標制御量及び電制機の組合せに基づいて、実際に電制を行う電制機を決定する。選択部130は、決定した電制機情報を出力部140に出力する。
次に、第2の実施形態の電力系統安定化装置102における処理について説明する。図5は、第2の実施形態の電力系統安定化装置102の処理の一例を示すフローチャートである。まず、電力系統安定化装置102は、取得部110において、複数の発電機によりそれぞれ送信される各発電機の出力の測定値を取得する(ステップS201)。続いて、取得部110は、電力系統Eの給電情報網により送信される電力系統Eの系統情報を取得する(ステップS203)。
続いて、演算部120は、複数の発電機によりそれぞれ送信された各発電機の出力の測定値に数値演算処理を実施して、各発電機の制御可能量を算出する(ステップS205)。制御可能量を算出する手順は、第1の実施形態と同様である。
続いて、生成部150は、想定事故、及び演算部120が算出した各発電機の制御可能量に基づいて、制御テーブル170を生成(ステップS207)し、記憶部に格納する。
続いて、選択部130は、起動装置80により起動情報が出力されたか否かを判定する(ステップS209)。
起動装置80により起動情報が出力されていないと判定した場合、選択部130は、処理をステップS201に戻す。起動装置80により起動情報が出力されたと判定した場合、選択部130は、起動装置80により出力された起動情報により特定される事故種別を記憶部に格納された制御テーブル170を参照し、電制機を選択する(ステップS211)。
続いて、出力部140は、第1制御装置10、第2制御装置20、及び第3制御装置30のうち、選択部130が選択した電制機を制御する制御装置に対して遮断指示を出力する(ステップS213)。その後、電力系統安定化装置100は、処理をステップS201に戻し、新たな電力系統Eを対象として、ステップS201~ステップS213の処理を、装置の電源が切られるなどして作動を停止させられるまで継続する。
生成部150において制御テーブル170を生成するにあたり、解析シミュレーションを行う際の発電機出力と実際に系統事故等が発生して発電機を電制する際に測定される発電機出力との関係が重要となる。生成部150は、電力系統Eの系統状態など推定した後に、発電機出力を用いて解析シミュレーションを実行する。このため、発電機が非同期発電機である場合には、特に、上記の第1~第4のいずれか算出手順を用いて制御可能量を算出することが好適となる。
第2の実施形態の電力系統安定化装置102は、第1の実施形態の電力系統安定化装置100と同様の作用効果を奏する。第2の実施形態の電力系統安定化装置102は、生成部150において制御テーブル170を生成し、選択部130は、制御テーブル170を参照して電制機を決定する。このため、電制機を迅速に決定することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の電力系統安定化装置100は、第1の実施形態の電力系統安定化装置100と同様の構成を有するが、演算部120の処理が異なる。第3の実施形態の電力系統安定化装置100において、演算部120は、制御可能量の算出の対象となる発電機(以下、「算出対象発電機」)が再エネ発電機などの非同期発電機であるか否かに基づいて、制御可能量の算出形態を異ならせる。演算部120は、算出対象発電機が変動の大きい非同期発電機(以下、「非同期発電機」)である場合には、同期発電機である場合よりも数値演算処理の結果を相対的に小さくする。「数値演算処理の結果を相対的に小さくする」とは、共通する数値に数値演算処理を実施した場合に、算出される数値が小さくなるようにすることをいう。
以下の説明において、通常の演算処理を「第1数値演算処理」、算出される結果が相対的に小さくなる数値演算処理を「第2演算処理」とする。第1数値演算処理は、例えば、第1の実施形態で示した第1の算出手順による数値演算処理であり、通常の数値演算処理は、第1の実施形態で示した第2の算出手順から第4の算出手順で示した数値演算処理である。
図6は、第3の実施形態の電力系統安定化装置100の処理の一例を示すフローチャートである。図6では、電力系統安定化装置100における演算部120の処理において、目標制御量を算出する際の一部の処理について示している。演算部120は、制御可能量を算出するにあたり、例えば、発電機の出力の測定値の平均値を算出する。続いて、演算部120は、算出対象発電機が非同期発電機であるか否かを判定する(ステップS301)。
算出対象発電機が非同期発電機であると判定した場合、演算部120は、第2演算処理を実行する(ステップS303)。算出対象発電機が非同期発電機でない(同期発電機である)と判定した場合、演算部120は、第1数値演算処理を実行する(ステップS305)。こうして、電力系統安定化装置100は、図6に示す処理を終了する。
第3の実施形態の電力系統安定化装置100においては、算出対象発電機が同期発電機であるか非同期発電機であるかによって制御可能量を算出する手順を異ならせている。第3の実施形態の電力系統安定化装置100は、算出対象発電機が非同期発電機である場合には、第2数値演算処理を実行し、算出対象発電機が同期発電機である場合よりも、数値演算処理の結果としての制御可能量を小さく算出する。非同期発電機は、同期発電機よりも出力の変動が大きいので、同期発電機より制御可能量を小さく算出することで、制御時に電制量不足となることなく電制機を適切に選択しやすくすることができる。
第3の実施形態の電力系統安定化装置100において、演算部120は、算出対象発電機が同期発電機である場合よりも、数値演算処理の影響が大きくなる範囲で、同期発電機の制御可能量についても数値演算処理を実施してもよい。演算部120は、非同期発電機の種類に応じて、異なる数値演算処理を実施して制御可能量を算出してもよい。
上記各実施形態では、選択部130は、電制機を選択するが、発電量を抑制する発電機を選択するとともに、抑制する発電機の発電量(抑制量)を決定してもよい。この場合、出力部140は、第1制御装置10、第2制御装置20、第3制御装置30に、電制機及びその発電量の情報を含む制御情報(抑制情報)を出力してもよい。この場合、選択部130は、発電機の種類や発電機の設置環境などによって、発電機の制御量を調整してもよい。演算部120は、発電機の種類や発電機の設置環境などによって、発電制御量の算出手順を変えてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値及び前記複数の発電機が接続される電力系統における系統情報を取得する取得部と、前記測定値に基づいて前記複数の発電機におけるそれぞれの制御可能量を算出する演算部と、前記電力系統で発生すると想定される事故種別、前記系統情報、及び前記複数の発電機のそれぞれの制御可能量に基づいて、前記複数の発電機のうち、前記電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機を選択する選択部と、を持ち、前記演算部は、前記測定値に基づく代表値に数値演算処理を実施して前記制御可能量を算出することにより、系統事故が発生した電力系統における制御量の不足を防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電力系統安定化システム、10…第1制御装置、20…第2制御装置、30…第3制御装置、80…起動装置、100…電力系統安定化装置、110…取得部、120…演算部、130…選択部、140…出力部、150…生成部、170…制御テーブル、210…火力発電機、220…第1遮断器、310…太陽光発電機、340…第2遮断器、410…風力発電機、440…第3遮断器、E…電力系統

Claims (9)

  1. 複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値及び前記複数の発電機が接続される電力系統における系統情報を取得する取得部と、
    前記測定値に基づいて前記複数の発電機におけるそれぞれの制御可能量を算出する演算部と、
    前記電力系統で発生すると想定される事故種別、前記系統情報、及び前記複数の発電機のそれぞれの前記制御可能量に基づいて、前記複数の発電機のうち、前記電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機を選択する選択部と、を備え、
    前記演算部は、前記測定値に基づく代表値に数値演算処理を実施して前記制御可能量を算出する
    電力系統安定化装置。
  2. 前記測定値に基づく代表値は、前記複数の発電機のそれぞれの出力の時系列に沿った前記測定値の平均値である
    請求項1に記載の電力系統安定化装置。
  3. 前記演算部は、前記数値演算処理として、前記代表値に1未満の係数を乗じて、前記制御可能量を算出する
    請求項1または2に記載の電力系統安定化装置。
  4. 前記演算部は、前記数値演算処理として、前記発電機が一定以上の確率で前記発電機の最低出力を保証する統計的処理を前記代表値に実施して、前記制御可能量を算出する
    請求項1または2に記載の電力系統安定化装置。
  5. 前記演算部は、前記数値演算処理として、前記代表値に、時刻を変数とする関数を乗じて、前記制御可能量を算出する
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の電力系統安定化装置。
  6. 前記測定値及び前記系統情報に基づいて、前記電力系統で発生すると想定される事故種別に応じて、前記電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機を決定する制御テーブルを生成する生成部、を更に備え、
    前記選択部は、前記制御可能量に代えて、前記制御テーブルに基づいて、前記電制機を選択する
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の電力系統安定化装置。
  7. 前記演算部は、前記発電機が同期発電機及び再生可能エネルギー発電機を含む場合に、前記再生可能エネルギー発電機の前記制御可能量を算出する場合、前記同期発電機の前記制御可能量を算出する場合よりも、前記数値演算処理の結果を相対的に小さくする
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の電力系統安定化装置。
  8. 電力系統安定化装置が、
    複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値及び前記複数の発電機が接続される電力系統における系統情報を取得し、
    前記測定値に基づいて前記複数の発電機におけるそれぞれの制御可能量を算出し、
    前記電力系統で発生すると想定される事故種別、前記系統情報、及び前記複数の発電機のそれぞれの前記制御可能量に基づいて、前記複数の発電機のうち、前記電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機を選択し、
    前記制御可能量を算出する際に、前記測定値に基づく代表値に数値演算処理を実施して前記制御可能量を算出する
    電力系統安定化方法。
  9. 電力系統安定化装置に、
    複数の発電機におけるそれぞれの出力の測定値及び前記複数の発電機が接続される電力系統における系統情報を取得させ、
    前記測定値に基づいて前記複数の発電機におけるそれぞれの制御可能量を算出させ、
    前記電力系統で発生すると想定される事故種別、前記系統情報、及び前記複数の発電機のそれぞれの前記制御可能量に基づいて、前記複数の発電機のうち、前記電力系統の安定度維持のために出力を制限される電制機を選択させ、
    前記制御可能量を算出させる際に、前記測定値に基づく代表値に数値演算処理を実施して前記制御可能量を算出させる
    プログラム。
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