JP7434007B2 - 鋳造装置及び鋳造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、下型及び上型の間で溶湯を押圧しながら型閉じする鋳造装置及び鋳造方法に関する。
例えば、特許文献1には、製品キャビティを形成可能な製品キャビティ形成部がそれぞれ設けられた下型及び上型を有する鋳型と、上型を昇降させる駆動機構とを備え、下型及び上型の間で溶湯を押圧しながら型閉じする鋳造装置が提案されている。この鋳造装置では、駆動機構により上型を上昇させて、製品キャビティよりも、下型と上型との間の溶湯の流路断面積を大きくした状態で注湯を開始する。
その後、上型を下降させ、該上型と下型との間で溶湯を押圧しながら型閉じを行って製品キャビティを形成する。これによって、製品キャビティ自体の大きさを変更することなく、開閉動作によって注湯時の溶湯の流路断面積を製品キャビティ形成時よりも大きくすることができる。このため、例えば、薄肉の鋳造製品等を得るべく鋳型の製品キャビティ形成面同士の間隔が狭い場合や、鋳型に供給される溶湯の融点や粘度が比較的高い場合であっても、湯回り不良等が生じることを抑制しつつ製品キャビティの隅々まで素早く溶湯を充填することが可能になる。
この種の鋳造装置では、製品キャビティの近傍に、型閉じの際に下型及び上型の製品キャビティ形成部同士の間から流出する余剰の溶湯を流入保持させることが可能な吐かせと呼ばれるオーバーフロー部を設けることが知られている。これによって、下型及び上型の間で溶湯を押圧しながら製品キャビティに溶湯を充填しても、鋳型にかかる溶湯の圧力が過剰に上昇することを抑制して、鋳型や駆動機構等にかかる負荷の低減を図ることができる。
特開平4-59165号公報
上記のように、吐かせを設けた鋳造装置では、製品キャビティに溶湯を充填する際、製品キャビティ形成部同士の間の溶湯に吐かせに向かう流れが生じるため、空気等のガスが溶湯に巻き込まれ易くなる。これにより溶湯に分離部(空洞部や溶湯不足部)が形成されることが想定される。この分離部に溶湯が再供給される前に、すなわち、分離部が生じたままの状態で、溶湯が凝固すると、製品キャビティ内に未充填部が生じ、いわゆる噴かれ(吹かれ)等の鋳造欠陥が生じる懸念がある。特に、薄肉の鋳造製品を得る場合や、溶湯の融点が比較的高い場合等には、溶湯が凝固し易い分、上記の鋳造欠陥が生じ易くなる懸念がある。
そこで、本発明は、型閉じ時に鋳型や駆動機構にかかる負荷を低減しつつ、鋳造欠陥が抑制された鋳造製品を得ることができる鋳造装置及び鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、下側製品キャビティ形成部を有する下型と、上側製品キャビティ形成部を有する上型とを有し、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部とによって製品キャビティを形成する鋳型と、前記下型及び前記上型を相対的に移動させる駆動機構と、を備え、前記下型及び前記上型の間で溶湯を押圧しながら型閉じする鋳造装置であって、前記鋳型には、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部の間から流出した前記溶湯が流入可能な吐かせが、前記製品キャビティを挟んで対向する位置に設けられ、前記下型及び前記上型は、吸引構造を有し、前記吸引構造は、前記下側製品キャビティ形成部に設けられた第1砂層からなる第1通気部と、前記上側製品キャビティ形成部に設けられた第2砂層からなる第2通気部と、前記第1通気部を介して前記下側製品キャビティ形成部と連通する第1チャンバと、前記第2通気部を介して前記上側製品キャビティ形成部と連通する第2チャンバと、前記第1チャンバの内部を減圧する第1減圧機構と、前記第2チャンバの内部を減圧する第2減圧機構と、を有し、前記下型は、前記第1砂層を支持する第1バックアップ部を有し、前記上型は、前記第2砂層を支持する第2バックアップ部を有し、前記第1バックアップ部と前記第2バックアップ部とが前記駆動機構によって相対移動可能であり、前記第1チャンバが前記第1砂層と前記第1バックアップ部とによって囲まれて形成され、前記第2チャンバが前記第2砂層と前記第2バックアップ部とによって囲まれて形成され、前記第1減圧機構の第1吸引配管が、前記第1砂層又は前記第1バックアップ部に接続されて前記第1チャンバと連通し、前記第2減圧機構の第2吸引配管が、前記第2砂層又は前記第2バックアップ部に接続されて前記第2チャンバと連通する
本発明の別の一態様は、上記の鋳造装置を用いた鋳造方法であって、前記下型の前記下側製品キャビティ形成部と前記上型の前記上側製品キャビティ形成部の距離を、前記製品キャビティ形成時よりも大きくした状態で前記鋳型へ注湯を開始する注湯開始工程と、前記第1減圧機構により減圧した前記第1チャンバ及び前記第1通気部、前記第2減圧機構により減圧した前記第2チャンバ及び前記第2通気部のそれぞれを介して、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部の間を吸引した状態で前記鋳型を型閉じして、前記吐かせに前記溶湯を流出させながら前記製品キャビティを形成する型閉じ工程と、を有する。
この鋳造装置では、鋳型の製品キャビティを挟んで対向する位置に吐かせが設けられることで、型閉じの際に、下型及び上型の製品キャビティ形成部同士の間の溶湯を吐かせに向かって良好に流出させて、鋳型にかかる溶湯の圧力を効果的に低減させることができる。このため、下型及び上型の間で溶湯を押圧しながら製品キャビティに溶湯を充填しても、鋳型や駆動機構にかかる負荷を低減することができる。
また、この鋳造装置では、下型及び上型の少なくとも一方が吸引構造を有する。吸引構造では、減圧機構によりチャンバの内部を減圧することで、通気部を介して下型及び上型の製品キャビティ形成部同士の間を吸引することができる。このため、鋳型を型閉じする際、吸引構造によって製品キャビティ形成部同士の間を吸引することができる。この場合、上記のように、吐かせに溶湯を流出させながら製品キャビティを形成しても、溶湯にガスが巻き込まれることを抑制できる。また、型閉じ速度を速めても、製品キャビティ形成部同士の間の溶湯が吐かせに一気に流出することを抑制できるため、製品キャビティ内に、成形に十分な量の溶湯を容易に留まらせることができる。このため、溶湯に分離部が形成されること、すなわち、製品キャビティ内に未充填部が生じることを抑制できる。ひいては、最終的に得られる鋳造製品に噴かれ等の鋳造欠陥が生じることを抑制できる。
以上から、この鋳造装置及び鋳造装置を用いた鋳造方法では、型閉じ時に鋳型や駆動機構にかかる負荷を低減しつつ、鋳造欠陥が抑制された鋳造製品を得ることができる。
本発明の実施形態に係る鋳造装置の注湯開始時を説明する概略断面図である。 図1の鋳造装置の製品キャビティ形成時を説明する概略断面図である。 図2の鋳造装置の要部概略上面図である。 図2の鋳造装置の吐かせを説明するための部分拡大図である。 変形例に係る鋳造装置の製品キャビティ形成時を説明する概略断面図である。
本発明に係る鋳造装置及び鋳造方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の図において、同一又は同様の機能及び効果を奏する構成要素に対しては同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1に示す本実施形態に係る鋳造装置10は、薄肉(例えば、厚さ3mm以下、特に好適には厚さ1.5mm~1.2mm程度)の鋳鋼製の鋳造製品(不図示)を得る場合に特に好適に適用することができる。そこで、以下では、鋳造装置10によって、薄肉の鋳鋼製の鋳造製品を得る場合を例に挙げて説明する。しかしながら、鋳造装置10によって得られる鋳造製品は、上記の薄肉に限定されるものではなく、種々の厚さとすることができる。また、鋳造装置10によって得られる鋳造製品の材料は、鋳鋼に限定されず、鋳鉄等の鉄合金、アルミニウム合金、銅合金、マグネシウム合金、亜鉛合金等の一般的な鋳造製品の製造に使用される金属とすることができる。
鋳造装置10は、製品キャビティ12(図2)を形成可能な下側製品キャビティ形成部14aが設けられた下型16と、上側製品キャビティ形成部14bが設けられた上型18とを有する。下型16と上型18により鋳型20が構成される。鋳造装置10は、さらに、下型16及び上型18を相対的に移動させる駆動機構22を備える。また、鋳造装置10は、下型16と上型18との間で溶湯Mを押圧しながら型閉じすることが可能である。以下では、下側製品キャビティ形成部14aと上側製品キャビティ形成部14bとを互いに区別しない場合等にはこれらを総称して、製品キャビティ形成部14a、14bともいう。なお、図4では、駆動機構22の図示を省略している。
下型16は、上側から下側に陥没する凹部26を有し、該凹部26内に湯口形成部30と、湯道形成部32と、下側製品キャビティ形成部14aと、吐かせ形成部38とが設けられている。図3に示すように、鋳造装置10の上面視で、下型16の凹部26には、上型18の少なくとも一部を収容可能である。また、下型16の湯口形成部30は、凹部26に収容された上型18よりも外側に配置されて、図1に示すように上方から下方に延在する湯口40を形成する。
湯道形成部32は、湯口40の下方に連通する湯道42を形成する。下側製品キャビティ形成部14aには、湯口40及び湯道42を介して溶湯Mが供給される。すなわち、下型16では、湯口形成部30の下端部と湯道形成部32の上流側端部とが連続して設けられるとともに、湯道形成部32の下流側端部と下側製品キャビティ形成部14aとが連続して設けられる。
図4に示すように、吐かせ形成部38は、下側製品キャビティ形成部14aの外周縁部に設けられ、製品キャビティ12から流出した溶湯Mが流入可能な吐かせ48を形成する。なお、吐かせ48の詳細については後述する。
上型18の上側製品キャビティ形成部14bは、下型16の下側製品キャビティ形成部14aと上下方向に対向することで、互いの間に製品キャビティ12(図3)を形成することが可能である。上型18は、下型16の湯道形成部32に対向する部分が、該湯道形成部32とともに湯道42を形成してもよい。また、上型18の周面のうち、下型16の湯口形成部30に対向する部分は、該湯口形成部30ともに湯口40を形成してもよい。さらに、上型18の周面のうち、下型16の吐かせ形成部38に対向する部分(湯口形成部30に対向する部分を除く部分)は、該吐かせ形成部38とともに吐かせ48を形成してもよい。
上記の通り、鋳鋼製の鋳造製品を得る場合、溶融させた鋼(溶鋼)からなる溶湯Mが鋳型20に供給される。鋼はアルミニウム等の他の金属に比して融点が高い分、溶湯Mの温度も高くなる。このため、本実施形態では、鋳型20の耐熱性等を高めるべく、下型16において、注湯時及び型閉じ時の少なくとも何れかに溶湯Mと接触する箇所の全体が砂層50aから構成されている。また、上型18において、注湯時及び型閉じ時の少なくとも何れかに溶湯Mと接触する箇所の全体が砂層50bから構成されている。砂層50a、50bは、一般的な金属製の鋳造用金型等に比して耐熱性に優れた性質を有する。
また、鋳型20では、例えば、下型16の砂層50aを支持可能にバックアップ部52aが設けられ、且つ上型18の砂層50bを支持可能にバックアップ部52bが設けられる。バックアップ部52a、52bは、例えば、金属、セラミックス等から形成され、砂層50a、50bを支持することで、該砂層50a、50bの剛性や強度を向上させることが可能となっている。
下型16の砂層50aは、湯口形成部30、湯道形成部32、下側製品キャビティ形成部14a、吐かせ形成部38のそれぞれを一体に構成するとともに、下方が開口した筐体形状部を有し、内部に空洞53aが設けられている。下型16のバックアップ部52aは、砂層50aの空洞53aの開口を閉塞するように配設されている。
上型18の砂層50bは、上側製品キャビティ形成部14bを含む、下型16の凹部26に対向する部分を一体に構成するとともに、上方が開口した筐体形状部を有し、内部に空洞53bが設けられている。上型18のバックアップ部52bは、砂層50bの空洞53bの開口を閉塞するように配設されている。
本実施形態では、下型16が吸引構造54aを有するとともに、上型18が吸引構造54bを有する。下型16の吸引構造54aは、下側製品キャビティ形成部14aに設けられた砂層50aからなる通気部56aと、該通気部56aを介して製品キャビティ形成部14a、14b同士の間に連通するチャンバ58aと、チャンバ58aの内部を減圧する減圧機構60aとを有する。
上記の通り、本実施形態では、下側製品キャビティ形成部14aの全体が砂層50aから構成されるため、通気部56aは、下側製品キャビティ形成部14aの全体に設けられている。通気部56aは、砂層50aを形成する砂同士の隙間を通じて通気可能に構成されている。チャンバ58aは、下型16の砂層50aとバックアップ部52aとで囲まれた空間として構成されている。チャンバ58aの内部には、砂層50aとバックアップ部52aとの間を、鋳型20の型閉じ方向(上下方向)に延在する複数の柱部62aが設けられている。なお、柱部62aの配置や本数は、特に限定されるものではなく、例えば、砂層50aの強度が良好に維持されるように設定することができる。
減圧機構60aは、例えば、吸引配管64aと、真空ポンプ66aとを有する。吸引配管64aは、チャンバ58aの内部と真空ポンプ66aとを連通する吸引路68aを形成するべく、下型16の砂層50aの側壁70aを貫通する。そして、吸引配管64aの一端は、チャンバ58aの内部に開口し、吸引配管64aの他端は、真空ポンプ66aに接続される。真空ポンプ66aは、吸引配管64aを介してチャンバ58aの内部の空気等のガスを吸引することで、チャンバ58aの内部を減圧する。
上型18の吸引構造54bは、下型16の吸引構造54aと概ね同様に構成することができる。従って、吸引構造54aの構成要素に対応する吸引構造54bの構成要素には、同一の参照符号を付し、且つ添字「a」に代替して「b」を付して、その詳細な説明を省略する。すなわち、上型18の吸引構造54bは、上側製品キャビティ形成部14bに設けられた砂層50bからなる通気部56bと、該通気部56bを介して製品キャビティ形成部14a、14b同士の間に連通するチャンバ58bと、チャンバ58bの内部を減圧する減圧機構60bとを有する。
上記の通り、本実施形態では、上側製品キャビティ形成部14bの全体が砂層50bから構成されるため、通気部56bは、上側製品キャビティ形成部14bの全体に設けられている。通気部56bは、砂層50bを形成する砂同士の隙間を通じて通気可能に構成されている。チャンバ58bは、上型18の砂層50bとバックアップ部52bとで囲まれた空間として構成されている。チャンバ58bの内部には、砂層50bとバックアップ部52bとの間を、鋳型20の型閉じ方向(上下方向)に延在する複数の柱部62bが設けられている。なお、柱部62bの配置や本数は、特に限定されるものではなく、例えば、砂層50bの強度が良好に維持されるように設定することができる。
減圧機構60bは、例えば、吸引配管64bと、真空ポンプ66bとを有する。吸引配管64bは、チャンバ58bの内部と真空ポンプ66bとを連通する吸引路68bを形成するべく、上型18の砂層50bの側壁70bを貫通して配設される。そして、吸引配管64bの一端は、チャンバ58bの内部に開口し、吸引配管64bの他端は、真空ポンプ66bに接続される。真空ポンプ66bは、吸引配管64bを介してチャンバ58bの内部のガスを吸引することで、チャンバ58bの内部を減圧する。
駆動機構22は、例えば、不図示の制御部によって制御され、上型18を下型16に対して接近又は離間する方向に移動させることが可能である。駆動機構22は、一般的に鋳型20の駆動に用いられる種々の構成を採用することができる。駆動機構22の一例としては、不図示ではあるが、オイルポンプと、油圧制御弁と、貯留タンクとを有する油圧回路を備えるものが挙げられる。この場合、駆動機構22による鋳型20の型閉じ時には、オイルポンプの作用下に油圧回路にオイルを供給して油圧をかけるとともに、油圧制御弁を閉じることで鋳型20を型閉じ方向に押圧した状態で維持する。一方、鋳型20の型開き時には、油圧制御弁を開いてオイル(圧油)を貯留タンクへと排出することで、油圧回路を減圧する。
本実施形態では、駆動機構22は、図1に示すように、上型18と下型16とを離間させた状態から、型閉じ方向(矢印X方向)に上型18を平行移動させて下型16に接近させることで、図2に示すように、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間に製品キャビティ12を形成することが可能となっている。
なお、本実施形態では、駆動機構22は、位置決め固定された下型16に対して上型18を移動可能とするが、例えば、上型18に代えて下型16を移動可能であることとしてもよいし、上型18及び下型16の両方を移動可能であることとしてもよい。また、不図示ではあるが、駆動機構22は、上型18を回動可能なものとして構成されてもよい。この場合、駆動機構22により上型18を回動させて下型16に接近させることで、鋳型20を型閉じして、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間に製品キャビティ12を形成することができる。
本実施形態に係る鋳造装置10は、基本的には上記のように構成される。以下、鋳造装置10を用いた鋳造方法について説明する。この鋳造方法では、図1に示すように、下側製品キャビティ形成部14aと上側製品キャビティ形成部14bとの距離を、製品キャビティ12形成時よりも大きくした状態で、例えば、取鍋72等を介して湯口40への注湯を開始する注湯開始工程を行う。この注湯により、下型16の凹部26内に所定量の溶湯Mが供給された後、型閉じ工程を行う。
型閉じ工程では、減圧機構60a、60bによりチャンバ58a、58b及び通気部56a、56bを介して製品キャビティ形成部14a、14b同士の間を吸引した状態で、鋳型20を型閉じし、下型16及び上型18の間で溶湯Mを押圧しながら製品キャビティ12を形成する。吸引構造54a、54bにより吸引を開始するタイミングは、型閉じを開始する前であればよく、例えば、注湯開始工程より前、注湯の途中、注湯完了後の何れであってもよい。また、下型16の吸引構造54aと上型18の吸引構造54bとで同じタイミングで吸引を開始してもよいし異なるタイミングで吸引を開始してもよい。
なお、本実施形態の型閉じ工程では、湯口40への注湯完了後に、駆動機構22による上型18の移動を開始することとしたが、駆動機構22による上型18の移動を開始した後に、湯口40に対する注湯を完了することとしてもよい。
上記の通り、鋳造装置10では、製品キャビティ12の外周縁部に吐かせ48が設けられている。このため、型閉じ工程において、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間の溶湯Mは、製品キャビティ12の中心側から外周縁部側に向かって流れた後、吐かせ48に流出する。
製品キャビティ形成部14a、14b同士の間に上記の溶湯Mの流れが生じると、製品キャビティ12の中央側が、外周縁部側に比して負圧になり易い。この場合であっても、上記の通り、吸引構造54a、54bにより製品キャビティ形成部14a、14b同士の間が吸引されていることで、砂層50a、50bの内部のガスが溶湯Mに巻き込まれることや、製品キャビティ12の外部のガスが砂層50a、50bを通過して溶湯Mに巻き込まれることを抑制できる。
また、吐かせ48に溶湯Mを流出させながら製品キャビティ12に溶湯Mを充填することで、型閉じの際に鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が上昇することが抑制される。ここで、図4に示すように、例えば、吐かせ48に流入する溶湯Mの流入方向Fは、吐かせ形成部38の第1壁面74に沿う。第1壁面74は、製品キャビティ12から、該製品キャビティ12の外側且つ上方に向かって延在する。第1壁面74の外側(凹部26の外周縁部側)には、該第1壁面74と連続して第2壁面76が設けられている。すなわち、第2壁面76は、吐かせ48への溶湯Mの流入方向Fの下流側(前方)に設けられている。
第2壁面76と溶湯Mの流入方向F(第1壁面74の面方向)とがなす角度θは、90°より大きく180°以下であることが好ましく、135°であることが一層好ましい。角度θを90°より大きくすることで、吐かせ48に流入した溶湯Mが第2壁面76に衝突して製品キャビティ12側に跳ね返されることを抑制できるため、型閉じ時に鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が増大することを抑制できる。角度θを180°以下とすることで、上記のように鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が増大することを抑制しつつ、鋳型20(本実施形態では特に下型16)が製品キャビティ12の外側に大型化することを抑制できる。角度θを135°とすることで、鋳型20にかかる溶湯Mの圧力の増大を抑制することと、鋳型20の大型化を抑制することとの均衡を一層適切に図ることが可能になる。
型閉じ工程により、上記のようにして鋳型20を型閉じした状態で、凹部26内の溶湯Mを放冷又は冷却する等して凝固させた後、型開きを行って離型することにより鋳造品(不図示)が得られる。なお、離型の際には、鋳型20の砂層50a、50bを崩壊させることにより鋳造品から剥離させてもよい。
不図示ではあるが、鋳造品は、製品キャビティ12内で凝固した製品部と、凹部26内の製品キャビティ12以外の部分(吐かせ48、湯口40、湯道42等)で凝固した方案部とを有する。このため、鋳造品に対し、必要に応じて、例えば切断、切削、研削等の機械加工を施し、製品部から方案部を除去すること等によって、薄肉の鋳造製品を得ることができる。
以上のように、本実施形態に係る鋳造装置10では、鋳型20の製品キャビティ12を挟んで対向する位置に吐かせ48が設けられる。このため、型閉じの際に、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間の溶湯Mを吐かせ48に向かって良好に流出させて、鋳型20にかかる溶湯Mの圧力を効果的に低減させることができる。このため、下型16及び上型18の間で溶湯Mを押圧しながら製品キャビティ12に溶湯Mを充填しても、鋳型20や駆動機構22にかかる負荷を低減することができる。
また、この鋳造装置10では、下型16及び上型18のそれぞれが吸引構造54a、54bを有する。吸引構造54a、54bでは、減圧機構60a、60bによりチャンバ58a、58bの内部を減圧することで、通気部56a、56bを介して製品キャビティ形成部14a、14b同士の間が吸引される。このため、鋳型20への注湯開始後、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間を吸引した状態で鋳型20を型閉じすることができる。この場合、上記のように、吐かせ48に溶湯Mを流出させながら製品キャビティ12を形成しても、溶湯Mにガスが巻き込まれることを抑制できる。また、鋳型20の型閉じ速度を速めても、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間の溶湯Mが吐かせ48に一気に流出することを抑制できるため、製品キャビティ12内に、成形に十分な量の溶湯Mを容易に留まらせることができる。このため、溶湯Mに分離部(空洞部や溶湯不足部)が形成されること、すなわち、製品キャビティ12内に未充填部が生じることを抑制できる。ひいては、噴かれ(吹かれ)等の鋳造欠陥が生じることが抑制された鋳造製品を得ることができる。
従って、本実施形態に係る鋳造装置10及び鋳造装置10を用いた鋳造方法では、型閉じ時に鋳型20や駆動機構22にかかる負荷を低減しつつ、鋳造欠陥が抑制された鋳造製品を得ることができる。
特に、鋳鋼製の鋳造製品を得る場合、上記の通り溶湯Mの融点が高い分、溶湯Mの温度低下による流動性の低下や凝固が生じ易い。このため、型閉じ時に鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が大きくなり易いとともに、噴かれ等の鋳造欠陥が生じ易い。また、鋳造製品が薄肉である場合も、製品キャビティ12内の溶湯Mの温度が低下し易い分、型閉じ時に鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が大きくなり易いとともに、噴かれ等の鋳造欠陥が生じ易い。このため、本実施形態に係る鋳造装置10及び鋳造方法を適用して、薄肉の鋳鋼製の鋳造製品を得る場合に、上記の効果を特に有効に得ることが可能となる。
上記の実施形態に係る鋳造装置10では、鋳型20は、注湯時及び型閉じ時の少なくとも何れかに溶湯Mと接触する箇所の全体が砂層50a、50bからなり、且つ砂層50a、50bを支持するバックアップ部52a、52bを有し、チャンバ58a、58bは、砂層50a、50bとバックアップ部52a、52bとで囲まれて形成されることとした。
この場合、鋳型20を、高温の溶湯Mにも適用可能な耐熱性を備えるとともに、剛性にも優れた構成とすることができる。また、砂層50a、50bとバックアップ部52a、52bとの間に形成される空間を利用して簡単且つ容易にチャンバ58a、58bを設けることが可能になる。さらに、溶湯Mと接触する箇所の全体に設けられた砂層50a、50bからなる通気部56a、56bを介して、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間のガスを効果的に吸引することができるため、鋳造欠陥が一層効果的に抑制された鋳造製品を得ることが可能になる。
なお、鋳型20は、バックアップ部52a、52bを備えず、全体が砂層50a、50bから構成されてもよい。この場合、チャンバ58a、58bは、砂層50a、50bに囲まれて形成されてもよい。また、鋳型20は、製品キャビティ形成部14a、14bの一部のみが砂層50a、50bからなり、製品キャビティ形成部14a、14bに部分的に通気部56a、56bが設けられてもよい。
上記の実施形態に係る鋳造装置10では、チャンバ58a、58bの内部に、砂層50a、50bとバックアップ部52a、52bとの間を、鋳型20の型閉じ方向に延在する柱部62a、62bが設けられることとした。この場合、砂層50a、50bとバックアップ部52a、52bとの間にチャンバ58a、58bを設けても、鋳型20の型閉じ時に柱部62a、62bによって砂層50a、50bを支持することができるため、鋳型20の剛性や耐久性を向上させることができる。
上記の実施形態に係る鋳造装置10では、吐かせ48は、製品キャビティ12の外周縁部に設けられていることとした。この場合、例えば、製品キャビティ12の外側に部分的に吐かせ48が設けられている場合に比して、製品キャビティ形成部14a、14b同士の間から余分な溶湯Mを滞留させることなく良好に排出しつつ型閉じを行うことができる。このため、下型16及び上型18の間で溶湯Mを押圧しながら型閉じしても、鋳型20にかかる溶湯Mの圧力が過剰に上昇することを効果的に抑制できる。なお、吐かせ48は、製品キャビティ12の外周縁部に設けられることに限定されるものではない。吐かせ48は、鋳型20の製品キャビティ12を挟んで対向する位置に設けられればよく、製品キャビティ12の外周縁部に断続的に設けられてもよいし、製品キャビティ12よりも外側に設けられてもよい。
上記の実施形態に係る鋳造装置10では、下型16及び上型18の両方が吸引構造54a、54bを有することとした。この場合、下側製品キャビティ形成部14a及び上側製品キャビティ形成部14bの両方に設けられた通気部56a、56bを介してガスを吸引することができるため、鋳造欠陥が一層効果的に抑制された鋳造製品を得ることが可能になる。なお、吸引構造54a、54bは、下型16のみに設けられていてもよいし、上型18のみに設けられていてもよい。
本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
上記の実施形態に係る鋳造装置10の減圧機構60a、60bでは、砂層50a、50bの側壁70a、70bを貫通して設けられる吸引配管64a、64bにより、チャンバ58a、58bの内部と真空ポンプ66a、66bとを連通する吸引路68a、68bが形成されることとした。しかしながら、特にこれには限定されず、例えば、図5に示す減圧機構77a、77bのように、吸引配管64a、64bは、バックアップ部52a、52bを貫通する貫通孔78a、78bの内部を介してチャンバ58a、58bの内部と真空ポンプ66a、66bとを連通する吸引路68a、68bを形成することとしてもよい。
この場合、下型16の減圧機構77aでは、バックアップ部52aのチャンバ58aの内部に臨む面に貫通孔78aの一方の開口が設けられる。また、チャンバ58aの外部に臨む面に貫通孔78aの他方の開口が設けられる。この貫通孔78aに吸引配管64aが挿通される。
同様に、上型18の減圧機構77bでは、バックアップ部52bのチャンバ58bの内部に臨む面に貫通孔78bの一方の開口が設けられる。また、チャンバ58bの外部に臨む面に貫通孔78bの他方の開口が設けられる。この貫通孔78bに吸引配管64bが挿通される。
図5に示す減圧機構77a、77bによっても、図1及び図2に示す減圧機構60a、60bと同様に、真空ポンプ66a、66bを駆動させることで、チャンバ58a、58bの内部を減圧することができるため、通気部56a、56bを介して製品キャビティ形成部14a、14b同士の間を吸引することができる。
10…鋳造装置 12…製品キャビティ
14a…下側製品キャビティ形成部 14b…上側製品キャビティ形成部
16…下型 18…上型
20…鋳型 22…駆動機構
50a、50b…砂層 52a、52b…バックアップ部
54a、54b…吸引構造 56a、56b…通気部
58a、58b…チャンバ
60a、60b、77a、77b…減圧機構
62a、62b…柱部 M…溶湯

Claims (5)

  1. 下側製品キャビティ形成部を有する下型と、上側製品キャビティ形成部を有する上型とを有し、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部とによって製品キャビティを形成する鋳型と、前記下型及び前記上型を相対的に移動させる駆動機構と、を備え、前記下型及び前記上型の間で溶湯を押圧しながら型閉じする鋳造装置であって、
    前記鋳型には、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部の間から流出した前記溶湯が流入可能な吐かせが、前記製品キャビティを挟んで対向する位置に設けられ、
    前記下型及び前記上型は、吸引構造を有し、
    前記吸引構造は、前記下側製品キャビティ形成部に設けられた第1砂層からなる第1通気部と、前記上側製品キャビティ形成部に設けられた第2砂層からなる第2通気部と、前記第1通気部を介して前記下側製品キャビティ形成部と連通する第1チャンバと、前記第2通気部を介して前記上側製品キャビティ形成部と連通する第2チャンバと、
    前記第1チャンバの内部を減圧する第1減圧機構と、前記第2チャンバの内部を減圧する第2減圧機構と、
    を有し
    前記下型は、前記第1砂層を支持する第1バックアップ部を有し、前記上型は、前記第2砂層を支持する第2バックアップ部を有し、前記第1バックアップ部と前記第2バックアップ部とが前記駆動機構によって相対移動可能であり、
    前記第1チャンバが前記第1砂層と前記第1バックアップ部とによって囲まれて形成され、前記第2チャンバが前記第2砂層と前記第2バックアップ部とによって囲まれて形成され、
    前記第1減圧機構の第1吸引配管が、前記第1砂層又は前記第1バックアップ部に接続されて前記第1チャンバと連通し、
    前記第2減圧機構の第2吸引配管が、前記第2砂層又は前記第2バックアップ部に接続されて前記第2チャンバと連通する、鋳造装置。
  2. 請求項1記載の鋳造装置において、
    前記鋳型は、注湯時及び型閉じ時の少なくとも何れかに前記溶湯と接触する箇所の全体が前記第1砂層及び前記第2砂層からなる、鋳造装置。
  3. 請求項2記載の鋳造装置において、
    前記第1チャンバの内部には、前記第1砂層と前記第1バックアップ部との間を、前記鋳型の型閉じ方向に延在する第1柱部が設けられ、前記第2チャンバの内部には、前記第2砂層と前記第2バックアップ部との間を、前記鋳型の型閉じ方向に延在する第2柱部が設けられる、鋳造装置。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の鋳造装置において、
    前記吐かせは、前記製品キャビティの外周縁部に設けられている、鋳造装置。
  5. 請求項1~の何れか1項に記載の鋳造装置を用いた鋳造方法であって、
    前記下型の前記下側製品キャビティ形成部と前記上型の前記上側製品キャビティ形成部の距離を、前記製品キャビティ形成時よりも大きくした状態で前記鋳型へ注湯を開始する注湯開始工程と、
    前記第1減圧機構により減圧した前記第1チャンバ及び前記第1通気部、前記第2減圧機構により減圧した前記第2チャンバ及び前記第2通気部のそれぞれを介して、前記下側製品キャビティ形成部と前記上側製品キャビティ形成部の間を吸引した状態で前記鋳型を型閉じして、前記吐かせに前記溶湯を流出させながら前記製品キャビティを形成する型閉じ工程と、を有する、鋳造方法。
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