JP7433959B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理システムに関する。
冷蔵庫に保存された食材を管理するための情報処理システムが提案されている。このような食材管理システムは、使い勝手の向上が期待されている。
特開2017-204770号公報
本発明が解決しようとする課題は、使い勝手の向上を図ることができる情報処理システムを提供することである。
実施形態の情報処理システムは、処理部を持つ。前記処理部は、音声対話機能の1回の受付終了までに複数種類の食材を登録可能である。前記処理部は、1回の起動において1つの指示を受け付けたら起動状態を終了する第1モードと、1回の起動において1つの指示を受け付けても起動状態を継続する第2モードとを実行可能であり、食材の登録に関しては前記第2モードを実行する。前記処理部は、ユーザの発話に冷蔵庫の機能に関するワードが含まれる場合、前記第1モードを実行し、前記ユーザの発話に食材に関するワードが含まれる場合、前記第2モードを実行する。
実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図。 実施形態の冷蔵庫を示す正面図。 実施形態のスマートスピーカの機能構成を示すブロック図。 実施形態の端末機器の機能構成を示すブロック図。 実施形態のサーバシステムの機能構成を示すブロック図。 実施形態の在庫リストDBの内容の一例を示す図。 実施形態の買い物リストDBの内容の一例を示す図。 実施形態のゴミ箱DBの内容の一例を示す図。 実施形態の候補リストDBの内容の一例を示す図。 実施形態の食材DBの内容の一例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像を示す図。 実施形態の食材管理のトップページの画像を示す図。 実施形態の食材管理のトップページの変形例の画像を示す図。 実施形態の全食材リストが表示された画像を示す図。 実施形態の貯蔵室毎の食材リストが表示された画像を示す図。 実施形態の食材リストが表示された変形例の画像を示す図。 実施形態の食材リストへの食材の新規登録を行う場合の画像を示す図。 実施形態の食材リストへの食材の新規登録を行う変形例の画像を示す図。 実施形態の食材リストの変更を行う場合の画像を示す図。 実施形態のゴミ箱リストを含む画像を示す図。 実施形態の買い物リストおよび候補リストを含む画像を示す図。 実施形態の買い物リストを含む別の画像を示す図。 実施形態の音声対話機能に関する処理の流れを示すフローチャート。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。 実施形態の表示画面に表示される画像の変形例を示す図。
以下、実施形態の情報処理システムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。「XX」および「YY」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。以下では「データベース」を「DB」と表記する。以下では、音声対話機能が実現される場合について説明するが、機器側からの発話は必須ではない。このため以下の説明における「音声対話」は「音声認識」と読み替えられてもよい。以下で説明する「賞味期限」および「消費期限」の各々は、「摂取期限」または「第1期限」のそれぞれ一例である。
<1.全体構成>
図1は、実施形態の情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、「食材管理システム」の一例であり、ユーザが保有する食材の在庫量を管理するためのシステムである。情報処理システム1は、例えば、冷蔵庫100、スマートスピーカ200、家庭内のルータ300、端末機器400、およびサーバシステム500を含む。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、電話回線、無線基地局などのうち1つ以上を含む。ルータ300は、例えば無線ルータであるが、これに限定されない。
冷蔵庫100は、ユーザの家庭に配置される。冷蔵庫100は、例えばルータ300を介してネットワークNWと接続され、サーバシステム500と通信可能である。本実施形態では、冷蔵庫100は、後述する表示装置130を備える。この場合、冷蔵庫100は「情報表示装置」の一例に該当する。冷蔵庫100は、マイクとスピーカを備え、スマートスピーカ200と同様の音声対話機能を有してもよい。この場合、冷蔵庫100は「音声対話装置(または音声認識装置)」の一例に該当する。
スマートスピーカ200は、ユーザの家庭に配置される。スマートスピーカ200は、例えばルータ300を介してネットワークNWと接続され、サーバシステム500と通信可能である。スマートスピーカ200は、例えばルータ300を介して、冷蔵庫100と通信可能でもよい。スマートスピーカ200は、「音声対話装置(または音声認識装置)」の一例である。
端末機器400は、例えば、ユーザが所有する携帯端末機器であり、スマートフォンまたはタブレット端末機器などである。端末機器400は、ネットワークNWと接続され、サーバシステム500と通信可能である。端末機器400には、食材管理や冷蔵庫100の遠隔操作を行うためのアプリケーションプログラム(以下「アプリ」と称する場合がある)がインストールされている。端末機器400は、「情報表示装置」の一例である。ただし、端末機器400は、上記例に限定されず、パーソナルコンピュータや、入力機能を有したテレビジョン受像機などでもよい。端末機器400は、マイクとスピーカを備え、スマートスピーカ200と同様の音声対話機能を有してもよい。この場合、端末機器400は「音声対話装置(または音声認識装置)」の一例に該当する。
サーバシステム500は、食材管理のための各種データを記録しておくサーバシステムであり、例えば複数のサーバ装置501,502により構成される。サーバ装置501,502は、ネットワークNWに接続されたクラウドサーバである。例えば、サーバシステム500は、スマートスピーカ200を制御する音声対話用の第1サーバ装置501と、冷蔵庫100を制御する機器制御用の第2サーバ装置502とを含む。ただし、サーバシステム500は、1台のサーバ装置で構成されてもよく、3台以上のサーバ装置で構成されてもよい。サーバシステム500は、ルータ300に含まれる情報処理部、および/またはネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバシステム500に含まれる後述する各種機能部は、2つ以上の装置に分かれて存在してもよい。
以下、冷蔵庫100、スマートスピーカ200、端末機器400、およびサーバシステム500について詳しく説明する。
<2.冷蔵庫>
図2は、冷蔵庫100を示す正面図である。冷蔵庫100は、例えば、筐体110、複数の扉130、表示装置140、アクチュエータ150、および制御部160を含む。筐体110の内部には、複数の貯蔵室(保存部屋)120が設けられている。複数の貯蔵室120は、例えば、冷蔵室121、チルド室122、野菜室123、製氷室124、小冷凍室125、および主冷凍室126を含む。本実施形態では、最上部に冷蔵室121が配置され、冷蔵室121の下方に野菜室123が配置され、野菜室123の下方に製氷室124および小冷凍室125が配置され、製氷室124および小冷凍室125の下方に主冷凍室126が配置されている。ただし、貯蔵室120の配置は、上記例に限定されない。これら複数の貯蔵室120は、複数の扉130によってそれぞれ開閉可能に閉じられる。
表示装置140は、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどであり、画像および/または映像を表示可能な表示画面141を含む。表示装置140は、表示画面141に重ねて設けられたタッチセンサ142を含む。アクチュエータ150は、冷却用の冷媒を圧縮して冷却器に送る圧縮機と、冷却器により冷却された冷気を各貯蔵室120に送る送風機などを含む。
制御部160は、表示装置140およびアクチュエータ150を制御する。例えば、制御部160は、タッチセンサ142を介して、表示画面141に対するユーザの操作を受け付け可能である。制御部160は、アクチュエータ150を制御することで、冷蔵庫100の各貯蔵室120の設定温度帯の変更、チルド室122の制御モードの変更、通常運転と比べて冷凍庫126,126を急速に冷却する「急速冷凍」、通常運転と比べて速く氷を作る「急速製氷」などの冷蔵庫100の機能を実行可能である。
ただし、冷蔵庫100の構成は、上記例に限定されない。冷蔵庫100は、筐体110の内部または扉130に設けられたカメラ170を有してもよい。この場合、カメラ170により撮影された食材の画像は、サーバシステム500に送信されて食材管理に用いられてもよい。これについては後述する。
<3.スマートスピーカ>
図3は、スマートスピーカ200の機能構成を示すブロック図である。スマートスピーカ200は、例えば、マイク210、スピーカ220、無線通信モジュール230、記憶部240、および情報処理部250を有する。
マイク210は、スマートスピーカ200に対して発話されたユーザの音声を取得する。スピーカ220は、スマートスピーカ200の外部に向けて音声を出力する。無線通信モジュール230は、高周波回路およびアンテナなどを含み、例えばルータ300と無線通信可能である。
記憶部240は、音声DB241を格納している。音声DB241は、例えば、簡易音声認識DB241aを含む。簡易音声認識DB241aには、スマートスピーカ200を起動させる音声コマンドであるトリガワードが登録されている。「起動」とは、消費電力が所定以下に抑えられた休止状態(トリガワード以外のユーザの発話には反応しない状態)から、トリガワード以外のユーザの発話にも反応可能(対話可能)な待機状態(音声コマンドを受信可能な状態)に変化することを意味する。「待機状態」は、「起動状態」と称されてもよい。トリガワードは、「ハロー、〇〇」のような予め決められた特定のワードまたはフレーズである。
情報処理部250は、例えば、音声受信部251、起動判定部252、データ送受信部253、および音声出力部254を有する。音声受信部251は、マイク210に対して入力された音声(ユーザの発話)を、音声データとして受信する。起動判定部252は、音声対話機能の起動の要否を判定する。起動判定部252は、音声受信部251により受信された音声データに、簡易音声認識DB241aに登録されたトリガワードが含まれる場合、起動が必要と判定し、音声対話機能を起動させる。
データ送受信部253は、無線通信モジュール230を制御することで、サーバシステム500との間で制御信号およびデータを送受信する。データ送受信部253は、音声受信部251により取得されたトリガワード以外の音声データをサーバシステム500に送信する。データ送受信部253は、サーバシステム500により準備された応答用の音声データをサーバシステム500から受信する。データ送受信部253は、受信した応答用の音声データを、音声出力部254に出力する。音声出力部254は、データ送受信部253から受け取る音声データを、スピーカ220を通じて音声(スマートスピーカ200の発話)として外部に出力する。
<4.端末機器>
図4は、端末機器400の機能構成を示すブロック図である。端末機器400は、例えば、表示装置410、無線通信モジュール420、記憶部430、および情報処理部440を有する。表示装置410は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイなどであり、画像および/または映像を表示可能な表示画面411を含む。表示装置410は、表示画面411に重ねて設けられたタッチセンサ412を含む。無線通信モジュール420は、高周波回路およびアンテナなどを含み、ネットワークNWと接続可能である。
記憶部430は、食材管理や冷蔵庫100の遠隔操作などを行うためのアプリケーションプログラムを記憶する。情報処理部440の全部または一部は、端末機器400に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のようなハードウェアプロセッサによって上記アプリケーションプログラムが実行されることで実現される。
情報処理部440は、例えば、操作受付部441、表示装置制御部442、およびデータ送受信部443を含む。情報処理部440は、「処理部」の一例である。
操作受付部441は、タッチセンサ412を介して、表示画面411に対するユーザの操作を受け付ける。データ送受信部443は、無線通信モジュール420を制御することで、サーバシステム500との間で制御信号およびデータを送受信する。データ送受信部443は、操作受付部441により受け付けられたユーザの操作内容を示す情報を、サーバシステム500に送信する。データ送受信部443は、サーバシステム500から受信する表示に関する制御指示および表示用データを、表示装置制御部442に出力する。表示装置制御部442は、サーバシステム500から受信した制御指示に基づき、サーバシステム500から受信した表示用データに含まれる画像または映像を、表示画面411に表示させる。
ただし、端末機器400の構成は、上記例に限定されない。例えば、上記のスマートスピーカ200と同様な音声対話装置としての機能を備えていてもよい。また端末機器400は、カメラ450を有してもよい。この場合、カメラ450により撮影された食材の画像は、サーバシステム500に送信されて食材管理に用いられてもよい。これについては後述する。
<5.サーバシステム>
図5は、サーバシステム500の機能構成を示すブロック図である。以下では、サーバシステム500によって、「情報表示装置」である端末機器400と、「音声対話装置」であるスマートスピーカ200とが制御される例について説明する。ただし、サーバシステム500によって制御される「情報表示装置」は、冷蔵庫100でもよい。この場合、以下の説明における「端末機器400」は「冷蔵庫100」と読み替えられる。サーバシステム500によって制御される「音声対話装置」は、端末機器400または冷蔵庫100でもよい。この場合、以下の説明における「スマートスピーカ200」は「端末機器400」または「冷蔵庫100」と読み替えられる。
サーバシステム500は、通信モジュール510、情報処理部520、および記憶部530を含む。ここでは便宜上、音声対話とは別の機能部について先に説明し、続いて音声対話に関する機能部について説明する。通信モジュール510は、通信用回路などを含み、ネットワークNWと接続可能である。
<5.1 情報処理部の構成>
情報処理部520は、例えば、指示受付部521、登録情報管理部522、表示制御部523、音声処理部524、制御モード変更部525、制御指示生成部526、および応答生成部527を含む。ただし、これら機能部の一部または全部は、サーバシステム500に代えて、端末機器400または冷蔵庫100に設けられてもよい。情報処理部520は、「処理部」の一例である。
指示受付部521は、端末機器400の操作受付部441によって受け付けられたユーザの操作(表示画面411に対するユーザの操作)を示す情報を、通信モジュール510を介して端末機器400から受け取る。指示受付部521は、端末機器400から受け取る情報を、登録情報管理部522に出力する。
登録情報管理部522は、指示受付部521から受け取る情報に基づき、後述する各種DB(在庫リストDB601、買い物リストDB602、候補リストDB604、ゴミ箱DB603、常備品DB607、ユーザ設定DB606、遠隔操作登録DB609など)を更新する。加えて本実施形態では、登録情報管理部522は、後述する音声処理部524により解析された内容(発話によるユーザの指示)を示す情報を、音声処理部524から受け取る。登録情報管理部522は、音声処理部524から受け取る情報に基づき、上記各種DBを更新する。登録情報管理部522については詳しく後述する。以下の説明で「ユーザの操作」または「ユーザの入力」とは、指示受付部521によって受け付けられたユーザの操作(端末機器400に対するユーザの操作)、または後述する音声処理部524によって分析されたユーザの操作(スマートスピーカ200に対する発話による操作)を意味する。
表示制御部523は、各種DBの内容に基づき、端末機器400の表示画面411に表示させる画像または映像を含む表示用データおよび制御信号を生成する。表示制御部523は、生成した表示用データおよび制御信号を、通信モジュール510を介して端末機器400に送信する。表示制御部523により生成される制御信号は、端末機器400の表示装置制御部442を動作させる制御信号である。ここで「表示画面に表示させる」とは、端末機器400の表示装置制御部442によって画像や映像を表示画面411に表示させる意味に限定されず、端末機器400に対して外部から表示用データおよび/または制御信号を与えることで、画像や映像を表示画面411に表示させることも含み得る。
音声処理部524は、スマートスピーカ200によって取得された音声データを、通信モジュール510を介してスマートスピーカ200から受け取る。例えば、音声処理部524は、スマートスピーカ200によって取得された音声データのなかで、トリガワード以外の音声データを受け取る。音声処理部524は、スマートスピーカ200から受け取る音声データを分析する。例えば、音声処理部524は、音声認識処理を行うことで音声データをテキスト化し、テキスト化された音声データに対して自然言語処理を行うことで意味解釈を行う。音声処理部524は、音声データの分析結果を、制御モード変更部525、制御指示生成部526、および応答生成部527に出力する。
制御モード変更部525は、音声処理部524による音声データの分析結果に基づき、スマートスピーカ200の動作状態を変更する。制御モード変更部525については詳しく後述する。
制御指示生成部526は、音声処理部524による音声データの分析結果に基づき、ユーザの発話に冷蔵庫100に対する指示(例えば、各貯蔵室120の設定温度帯の変更、チルド室122の制御モードの変更、「急速冷凍」、または「急速製氷」などの指示)が含まれる場合、その指示を受け付ける。制御指示生成部526は、受け付けた冷蔵庫100に対する指示に対応する制御指示を生成する。制御指示生成部526は、生成した制御指示を、通信モジュール510を介して冷蔵庫100に送信する。冷蔵庫100の制御部160は、制御指示生成部526により生成された制御指示に基づきアクチュエータ150を駆動することで、ユーザが所望する制御を実現する。
応答生成部527は、音声処理部524により分析されたユーザの発話に対して回答すべき内容がある場合や、ユーザに報知すべき内容がある場合、音声DB610(後述)を参照し、スマートスピーカ200から出力させる音声データを生成する。応答生成部527は、生成した音声データを、通信モジュール510を介してスマートスピーカ200に送信する。スマートスピーカ200は、応答生成部527により生成された音声データに基づきスピーカ220を駆動することで、ユーザに対して音声で回答や報知を行う。
<5.2 各種DB>
記憶部530には、在庫リストDB601、買い物リストDB602、ゴミ箱DB603、候補リストDB604、食材DB605、ユーザ設定DB606、常備品DB607、履歴DB608、遠隔操作登録DB609、および音声DB610が記憶されている。在庫リストDB601、買い物リストDB602、ゴミ箱DB603、候補リストDB604、ユーザ設定DB606、常備品DB607、履歴DB608は、ユーザ毎に準備されている。
以下では、説明の便宜上、食材管理用のDBとして上記複数のDBが存在する例を示すが、これらDBは一体に設けられるとともに、後述する特定のリスト(買い物リストや候補リスト)に表示させることを示す識別情報(例えばタグ)が各食材の登録に付与されることで管理されてもよい。なお以下に説明する各種DBに対する処理(例えば食材の登録、削除、確認)は、登録情報管理部522により実行される。
<5.2.1 在庫リストDB>
図6は、在庫リストDB601の内容の一例を示す図である。「在庫リスト」とは、ユーザが保有する食材が管理されるリストである。「在庫リスト」は、「第1リスト」の一例である。以下の説明では「在庫リスト」を「食材リスト」と称することがある。在庫リストDB601には、ユーザの家庭に在庫として存在する食材が登録される。在庫リストDB601には、冷蔵庫100の内部に保存される食材に限らず、冷蔵庫100の外部で保存(例えば常温で保存)される食材も登録される。在庫リストDB601は、ユーザが保有する食材の保有数量を示す「保有情報」の一例である。
在庫リストDB601では、食材毎に、「管理ID」、「食材名」、「食材分類」、「保存場所」、「購入日」、「賞味期限」(または「消費期限」)、「数量」、「単位」、および「履歴」が対応付けられて登録される。「食材毎」とは、例えば同時に購入された同じ食材を意味する。言い換えると、同じ種類であっても、ある日時に購入された食材と、別の日時に購入された食材は、別の食材として登録される。なお、ここでいう「購入日」とは、特定の食材が新たに登録された登録日、すなわち在庫量が増えた日を指し、その食材の入手経路が購入ではなかった場合も含む意味で用いる。
「食材分類」は、食材の区分を意味する。本実施形態では、「食材分類」として、「野菜」、「果物」、「肉類」、「魚介・海藻類」、「卵・乳製品」、「豆・豆製品」、「加工食品」、「ごはん・パン類」、「麺類」、「飲料」、「冷凍食品」、「甘味類」、「調味料」、「香辛料」、「お惣菜」、および「その他」である16種類の食材分類が設定されている。ただし、上記区分は例であり、食材分類の区分は適宜設定可能である。
「保存場所」は、食材が保存された場所を意味する。本実施形態では、「保存場所」として、「冷蔵室」、「野菜室」、「冷凍室」、および「その他」である4種類の保存場所が設定されている。「冷蔵室」は、冷蔵室121とチルド室122とを纏めた領域に対応する。「野菜室」は、野菜室123に対応する。「冷凍室」は、小冷凍室125と主冷凍室126とを纏めた領域に対応する。「その他」は、冷蔵庫100の外部の保存場所に対応する。
ただし、上記区分は例であり、保存場所の区分は適宜設定可能である。例えば、冷蔵室121とチルド室122とは互いに別の保存場所として区分されてもよい。小冷凍室125と主冷凍室126とは互いに別の保存場所として区分されてもよい。さらに言えば、保存場所の区分は、「冷蔵室の最上段」、「冷蔵室の右扉ポケット」のように細かく区分されてもよい。「保存場所」は、「保存部屋」または「保存領域」と称されてもよい。以下では説明の便宜上、「冷蔵室121」という場合、チルド室122を含み得る概念であり、冷凍室126という場合、小冷凍室125を含み得る概念である。
「数量」には、食材の最新の数量が登録される。「履歴」には、食材が減少した場合に、減少後の数量および減少した日時などを示す情報が登録される。
登録情報管理部522は、例えばユーザの操作に基づき、在庫リストDB601に対する食材の登録、削除、確認を行う。本実施形態では、登録情報管理部522は、在庫リストDB601に登録された食材の賞味期限(または消費期限)の所定日数前(例えば1日前)に、賞味期限(または消費期限)が近い食材があることを端末機器400に通知する。この通知は、プッシュ通知として端末機器400の表示画面411に表示される。登録情報管理部522は、在庫リストDB601に登録された食材の賞味期限(または消費期限)が経過した場合、賞味期限(または消費期限)が経過した食材を在庫リストDB601から自動で削除し、後述するゴミ箱DB603および候補リストDB604に食材の登録を移す。「在庫リスト」は、サーバシステム500の制御によって、端末機器400の表示画面411に「食材リスト」として表示される。「在庫リスト(食材リスト)」の表示例については詳しく後述する。
<5.2.2 買い物リストDB>
図7は、買い物リストDB602の内容の一例を示す図である。「買い物リスト」とは、買い忘れを防止するためにユーザが買い物時に参照可能なリストであり、ユーザの購入予定(例えば明示の購入意思)が確認された食材のリストである。「買い物リスト」は、「第3リスト」の一例であり、後述する候補リストと比べて購入可能性が高いリストである。ただし、「買い物リスト」は、ユーザの明示の購入意思に限らず、ユーザの常備意思(ある食材を常備品として保有する意思)に基づく推定で登録された食材を含んでもよい。「買い物リスト」に登録される食材は、例えば、後述する「候補リスト」に一度登録された後、ユーザの意思(ユーザの操作)に基づいて「候補リスト」から「買い物リスト」に移動されることで「買い物リスト」に登録される。ただし、「買い物リスト」に登録される食材は、候補リストを経由せずに、ユーザの操作に基づいて「買い物リスト」に直接登録されてもよい。「買い物リスト」は、サーバシステム500の制御によって、端末機器400の表示画面411に表示される。「買い物リスト」の表示例については詳しく後述する。
買い物リストDB602には、「買い物リスト」として表示させる食材が登録される。買い物リストDB602では、食材毎に、「管理ID」、「食材名」、「食材分類」、「数量」、および「単位」が対応付けられて登録されている。登録情報管理部522は、ユーザの操作に基づき、買い物リストDB602に対する食材の登録、削除、確認を行う。
<5.2.3 ゴミ箱DB>
図8は、ゴミ箱DB603の内容の一例を示す図である。ゴミ箱DB603には、在庫リストDB601から削除された食材が一時的に登録される。例えば、ゴミ箱DB603には、在庫リストDB601に登録されていた食材が消費され、ユーザの操作に基づいて在庫リストDBから削除された食材が登録される。本実施形態では、ゴミ箱DB603には、在庫リストDBに登録されていた食材のなかで賞味期限(または消費期限)が徒過することで登録管理部522によって在庫リストDBから自動で削除された食材も登録される。ゴミ箱DB603に登録された食材は、ユーザの操作によって在庫リストDBに再登録可能である。ゴミ箱DB603に登録された食材は、ゴミ箱DB603に登録された登録日から所定期間(例えば3日間)が経過することでゴミ箱DB603から自動で削除される。なお、在庫リストDB601に賞味期限(または消費期限)が過ぎた食材が登録されていても、在庫リストDB601から自動では削除することなく、ユーザの操作を待って削除するようにしてもよい。同様に、ゴミ箱DB603に登録された食材も、自動削除までの期間を設けることなく、ユーザの操作を待って削除するようにしてもよい。ゴミ箱DB603では、食材毎に、「管理ID」、「食材名」、「食材分類」、ゴミ箱DB603への登録日」が対応付けられて登録されている。
<5.2.4 候補リストDB>
図9は、候補リストDB604の内容の一例を示す図である。「候補リスト」とは、買い忘れを防止するためにユーザが補助的に参照可能なリストであり、ユーザの購入予定(例えば明示の購入意思)が確認されていない購入候補の食材のリストである。「候補リスト」は、「第2リスト」の一例である。「候補リスト」は、食材の在庫が減少したことに基づき、ユーザに対して食材の購入を促す情報の一例である。「候補リスト」は、購入の提案情報であり、例えば在庫リストDB601に登録された食材の削除操作を利用して生成される。「候補リスト」は、サーバシステム500の制御によって、端末機器400の表示画面411に表示される。「候補リスト」の表示例については詳しく後述する。候補リストDB604には、「候補リスト」として表示させる食材が登録される。候補リストDB604では、食材毎に、「管理ID」、「食材名」、「食材分類」、候補リストDB604への登録日」が対応付けられて登録されている。下記のように、在庫リストDB601に登録された特定の食材の数量がゼロになる前に、所定の数量まで減ったことをもってその食材を候補リストDB604に登録されるようにする場合は、その食材の「数量」(在庫の数量)についても、その食材に対応づけて候補リストDB604に登録するようにしてもよい。
本実施形態では、候補リストDB604には、在庫リストDB601に登録されていた食材の数量が減少して所定条件が満たされた場合、その減少した食材が自動で登録される。「所定条件」は、例えば、減少後の食材の数が予め定められた閾値未満になることである。本実施形態では、「所定条件」は、減少後の食材の数がゼロとなる(すなわち、食材の在庫が無くなる)ことである。「所定条件」は、「第1条件」の一例である。
例えば、候補リストDB604には、在庫リストDB601に登録されていた食材が削除されてゴミ箱DB603に登録される場合、ゴミ箱DB603に登録される食材と同一の食材が自動で登録される。「登録の削除」とは、特定の食材の在庫が無くなった(有る状態から無い状態へと変化した)ことである。すなわち、候補リストDB604には、在庫リストDB601に登録されていた食材が消費されてユーザの操作に基づいて在庫リストDBから削除された食材、および、在庫リストDBに登録されていた食材のなかで賞味期限(または消費期限)が徒過することで登録情報管理部522によって在庫リストDBから自動で削除された食材が自動で登録される。買い物リストDB602および候補リストDB604は、両方とも在庫が無くなった(または減少した)食材が登録される。買い物リストDB602および候補リストDB604は、互いに更新タイミングが異なる。本実施形態のサーバシステム500は、ある食材について食べた/捨てたことに応じてユーザが在庫リストDB601の登録を削除操作する場合、本来であればその食材の表示はその後不要のはずであるが、買い物を推奨するデータとして活用するものである。
登録情報管理部522は、候補リストDB604に登録された食材を、買い物リストDB602に移動させるユーザの操作を受け付け可能である。例えば、ユーザは、後述する候補リストにおいて移動対象の食材の表示をタップ(単押し)して選択し、選択した食材を買い物リストに移動させることができる。選択した食材が買い物リストDB602に登録された場合、移動元である候補リストDB604から当該食材の登録が削除される。
ここで、ある食材が候補リストDB604に既に登録されている状態で、ユーザの操作によって同じ食材が買い物リストDB602に直接登録される場合(すなわち、候補リストDB604を経由せずに買い物リストDB602に食材が登録される場合)がある。この場合、登録情報管理部522は、上記食材を買い物リストDB602に登録するとともに、候補リストDB604から上記食材の登録を削除する。すなわち、既に買い物リストDB602に登録された食材については、在庫リストDB601における在庫の数量が上記「所定条件」を満たした場合であっても、候補リストDB604に登録されないこととなる。
登録情報管理部522は、在庫リストDB601に登録された食材が減少して上記所定条件が満たされた場合であって、その食材がユーザによって事前に登録された特別食材(例えば常備品DB607に登録された食材)である場合、候補リストDB604に対する上記食材の登録は行わず、買い物リストDB602に上記食材を直接登録してもよい。
本実施形態では、候補リストDB604に登録可能な食材の最大数(例えば20個)が定められている。登録情報管理部522は、候補リストDB604に既に所定数(例えば最大数)の食材が登録されている場合、候補リストDB604に新しい食材の登録を追加することに応じて、候補リストDB604の古い登録を順次削除する。
登録情報管理部522は、候補リストDB604の古い登録の削除を、候補リストDB604への登録日、食材の購入日、食材の賞味期限、または食材の消費期限のうち1つ以上に基づく優先順位に従って行う。例えば、登録情報管理部522は、候補リストDB604に登録されている食材のうち、食材の購入日が古い順、食材の賞味期限が古い順、または食材の消費期限が古い順で、古い登録の削除を行う。なお、上記のように在庫リストDB601に登録された特定の食材の数量がゼロになる前に所定の数量まで減ったことをもってその食材を候補リストDB604に登録されるようにする場合、在庫リストDB601に未だ在庫が残っている食材の中では、食材の賞味期限が新しい順、または食材の消費期限が新しい順で優先して削除するようにしてもよい。
登録情報管理部522は、上記優先順位に代えて/加えて、候補リストDB604の古い登録の削除を、食材が属する食材分類に基づく優先順位に従って行う。例えば、登録情報管理部522は、食材が特定の食材分類に属する場合、その食材を削除する優先順位を下げ(または削除対象から外し)、当該食材が候補リストDB604から削除されにくくする。「特定の食材分類」は、常備品に近い性格を持つ食材分類であり、例えば調味料や香辛料である。
登録情報管理部522は、上記優先順位に代えて/加えて、候補リストDB604の古い登録の削除を、食材の過去の在庫頻度、および/または食材がユーザによって指定された食材群に含まれるか否かに基づく優先順位に従って行う。登録情報管理部522は、食材の過去の在庫頻度が閾値以上である場合、その食材を削除する優先順位を下げ(または削除対象から外し)、当該食材が候補リストDB604から削除されにくくする。過去の在庫頻度は、後述する履歴DB608に基づいて得ることができる。登録情報管理部522は、食材がユーザによって指定された食材群に含まれる場合、その食材を削除する優先順位を下げ(または削除対象から外し)、当該食材が候補リストDB604から削除されにくくする。「指定された食材群」は、例えば、常備品DB607に登録された食材群である。
候補リストが設けられることで、買い物リストへの登録忘れの軽減を図ることができる。また候補リストが買い物リストへの登録のアシスト機能を果たすことで、買い物リストへの登録作業の作業負担も軽減することができる。
<5.2.4 食材DB>
図10は、食材DB605の内容の一例を示す図である。食材DB605は、複数のユーザに対して共通して設定されたデフォルトのDBである。食材DB605は、後述する食材情報の自動入力に用いられる。食材DBに登録されている食材は、一般的に流通する多数の食材が登録されている。食材DB605では、食材毎に、「食材名」、「食材名の受付候補」、「食材分類」、「食材分類のアイコン」、「デフォルトの保存場所(推奨される保存場所)」、「賞味期限(または消費期限)」が対応付けられて登録されている。「食材分類」、「食材分類のアイコン」、「デフォルトの保存場所」、「賞味期限(または消費期限)」の各々は、「付随情報」の一例である。食材DB605は、食材名と付随情報とが関連付けられた「関係情報」の一例であり、「第1情報」の一例である。ただしここで言う「第1情報」とは、後述する「第1情報I1」とは別の概念である。本実施形態では、付随情報の一つとして食材分類のアイコンが登録されているが、これに代えて食材分類を示す画像が用いられてもよい。食材DB605は、食材と当該食材の保存場所との一般的な対応関係(個々のユーザによって異ならせるのではなく、ユーザによる特別の指定が無い限り各ユーザ共通に適用されるものとして予め設定しておいた標準的な対応関係)が登録された情報である。当該対応関係は、「第1対応関係」の一例である。
「食材名の受付候補」としては、食材の名称の入力ブレを考慮した1つ以上の受付候補が登録されている。例えば、食材がプチトマトである場合、「プチトマト(片仮名表記)」に加え、「ぷちとまと(平仮名表記)」、「トマト」などが登録されている。「デフォルトの保存場所」は、冷蔵庫100の内部または冷蔵庫100の外部の保存場所であって、食材の保存に適した保存場所が登録されている。上述したように、「保存場所」は、冷蔵室121が棚を有する場合、「冷蔵室121の最上段」のような特定の貯蔵室120の中で他の場所と区別される一部の場所を示す区分でもよい。なお、「食材名の受付候補」は、「付随情報」との対応付け(すなわち「関係情報」の利用)のために用いることに留め、ユーザに示す食材の名称としては、「食材名の受付候補」により変換することなく、ユーザが登録した名称そのものを利用するようにしてもよい。例えば、ユーザが「○○産のとまと」と入力した場合、「食材名の受付候補」により「トマト」が登録されたとして、「トマト」に対応付けて用意しておいた食材分類「野菜」や保存場所「野菜室」などの付随情報を在庫リストDB601に登録する一方で、端末機器400の表示画面411などでユーザに示す食材の名称としては「○○産のとまと」などと、ユーザが入力した名称を加工することなくそのまま使用するようにしてもよい。あるいはこれに代えて「○○産のトマト」などと、表記ゆれと考えられる一部分のみを変更して表示に使用するようにしてもよい。
ここで、冷蔵庫100は、機種によって貯蔵室120の配置が異なる。このため、食材に対して推奨される保存場所が機種によって異なる場合がある。そこで本実施形態では、食材DB605は、例えば冷蔵庫100の機種毎に準備されている。言い換えると、食材DB605は、冷蔵庫100の機種によって異なる。登録情報管理部522は、後述する遠隔操作登録情報DB609を参照して得られる冷蔵庫100の機種情報に基づき、ユーザの冷蔵庫100の機種を特定し、特定した機種に対応する食材DB605を選択する。なお、冷蔵庫100の機種毎に異なった情報を準備するのは、食材DB605全体ではなく、食材DB605のうち保存場所を示す情報など一部の情報だけに限ってもよい。
図2に戻り説明を続ける。記憶部530には、上述したDBの他に、ユーザ設定DB606、常備品DB607、履歴DB608、遠隔操作登録DB609、および音声DB610が記憶されている。
ユーザ設定DB606は、ユーザによって登録された情報である。ユーザ設定DB606には、後述する食材情報の自動入力に柔軟性を持たせるため、食材DBに対するユーザ固有の変更設定が登録される。例えば、ユーザ設定DB606には、食材と保存場所とのユーザ固有の対応関係が登録されている。当該対応関係は、「第2対応関係」の一例である。具体的には、食材DB605では、「鶏肉」に対するデフォルトの保存場所として「冷蔵室」が登録されている。ユーザは、鶏肉を購入した際に冷蔵室に保存するよりも冷凍室に保存するほうが多い場合、「鶏肉」と「冷凍室」とを対応付けてユーザ設定DB606に登録することができる。ユーザ設定DB606は、食材名と付随情報とが関連付けられた「関係情報」の別の一例であり、「第2情報」の一例である。ただしここで言う「第2情報」とは、後述する「第2情報I2」とは別の概念である。登録情報管理部522は、ユーザの操作に基づき、ユーザ設定DB606の登録、削除、確認を行う。
常備品DB607には、ユーザがよく利用する食材(例えば在庫を切らしたくない食材)が登録されている。常備品DB607には、ユーザによって常備を希望する旨が「宣言」された食材(特別食材)が登録される。登録情報管理部522は、ユーザの操作に基づき、常備品DB607の登録、削除、確認を行う。
履歴DB608は、ユーザ設定DB606に代えて、またはユーザ設定DB606と組み合わせて利用可能である。履歴DB608は、例えばユーザの明示的な登録によらず、食材の保存に関するユーザの履歴(冷蔵庫100の使用履歴)が登録される。登録情報管理部522は、履歴DB608を参照することで、ある食材に対して、どの貯蔵室120がよく利用されるかという情報が得ることができる。履歴DB608は、在庫リストDB601に対するユーザの登録結果、および/または、冷蔵庫100のカメラ170の撮影結果などに基づいて生成される。
遠隔操作登録DB607には、冷蔵庫100毎に、「管理ID」、「機種」、および「遠隔操作用に登録された端末機器の管理ID」とが対応付けられて登録されている。表示制御部523は、端末機器400から受信する端末機器400の管理IDに基づいて遠隔操作登録DB607からユーザの冷蔵庫100の機種を特定し、特定した冷蔵庫100の機種に基づき端末機器400の表示画面411に表示させる冷蔵庫100の絵柄を変更する。これについては詳しく後述する。
音声DB610には、ユーザの発話の意味解釈を行うための辞書、および応答用の音声データを生成するための音声情報などが登録されている。さらに、記憶部530には、食材分類のアイコンの画像データが記憶されている。
<6.画面表示>
次に、端末機器400を用いて冷蔵庫100の食材管理を行う場合に、端末機器400の表示画面411に表示される画面表示について説明する。以下に説明する画面表示は、サーバシステム500から送信される表示用データおよび制御指示に基づき、端末機器400の表示装置制御部442が制御を実行することで実現される。
<6.1 冷蔵庫の管理画面のトップページ>
図11は、表示画面411に表示される画像を示す図である。図11中の左方は、端末機器400でアプリケーションプログラムが起動された場合に表示されるトップページを示す画像S1である。画像S1は、冷蔵庫100を模式的に示す絵柄R0と、複数の表示D11~D16を含む。絵柄R0は、模式的に示された冷蔵庫100の各貯蔵室120の絵柄R0a~R0fを含む。絵柄R0a~R0fは、それぞれ順に、冷蔵室121、チルド室122、野菜室123、製氷室124、小冷凍室125、および主冷凍室126を示す絵柄である。表示D11~D16は、各貯蔵室120に関する設定内容(運転状態)を示す。
表示制御部523は、画像S1の右上に位置する「設定」を示す表示D17がユーザによって押されることで、画像S1に重畳してメニューを示す画像S2を表示させる。表示制御部523は、画像S2に含まれる「食材管理」がユーザによって操作される(例えばタップされる)ことで、食材管理のトップページの画像S3(図13)を表示画面411に表示させる。
<6.2 食材管理のトップページ>
図12は、食材管理のトップページの画像S3を示す。画像S3は、第1絵柄R1、第2絵柄R2、第1から第4の表示ボックスD1~D4、および第1から第4のアイコンK1~K4を含む。
本実施形態では、画像S3において、冷蔵庫100を模式的に示す第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室(保存場所)120を示す絵柄R1a~R1eと、その貯蔵室120に保存された食材に関する第1情報I1とが対応付けられて表示される。画像S3は、「第1表示」の一例である。第1から第4の表示ボックスD1~D4の各々に含まれる情報は、「第1情報I1」の一例である。第1情報I1は、各貯蔵室120に保存された食材全体に関する情報を含む。例えば、第1情報I1は、各貯蔵室120に保存された食材の数である。
ただし、第1情報I1は、各貯蔵室120の充填の程度(使用の程度)を示す情報でもよい。「充填の程度」は、各貯蔵室120に保存された食材の数を、各貯蔵室120の満充填時の食材の数で除算した算出結果に基づく情報であり、充填率(使用率)または充填量(「多」、「普通」、「少」))などで表現される。各貯蔵室120の充填率は、食品の種類ごとに、その食材が占有する体積や寸法を定めておけば、現在、保管中として登録されている食材の種類と数量に応じてより精度良く推定可能である。食材の体積や寸法に代えて、各貯蔵室120に保管可能な食材の種類と数量との各組み合わせを予め定めておくようにしてもよい。第1情報I1は、食材の数や充填の程度に代えて/加えて、各貯蔵室120に保存された食材の名称などを含んでもよい。
以下では、本実施形態に関する一例について詳しく説明する。第1絵柄R1は、冷蔵庫100を模式的に示す絵柄である。第1絵柄R1は、冷蔵庫100の外形に加え、冷蔵庫100の各貯蔵室120を模式的に示す絵柄R1a~R1eを含む。第1絵柄R1は、例えば、冷蔵庫100の外形を示す線と、複数の貯蔵室120の間の境界を示す線とにより構成されている。第1絵柄R1は、冷蔵室121を示す絵柄R1a、野菜室123を示す絵柄R1b、製氷室124を示す絵柄R1c、小冷凍室125を示す絵柄R1d、および主冷凍室126を示す絵柄R1eを含む。
本実施形態では、第1絵柄R1は、チルド室122を示す絵柄は含まず、冷蔵室121およびチルド室122に対応する1つの絵柄R1aを含む。本実施形態では、第1絵柄R1は、観音開き式の冷蔵庫100であっても、左右の冷蔵室扉の境界線は省略されている。これらにより、第1絵柄R1は、すっきりとした絵柄になっている。ただし、第1絵柄R1は、チルド室122を示す絵柄を含んでもよいし、観音開き式の冷蔵庫100において左右の冷蔵室扉130の間の境界線を有してもよい。第1絵柄R1の変形例については、詳しく後述する。第1絵柄R1は、実際の冷蔵庫100の各扉の寸法を正確に表す必要はなく、見やすいように、あるいは情報を表示しやすいように、寸法比率を適宜調整してもよい。
表示制御部523は、遠隔操作登録DB609に基づき、ユーザの冷蔵庫100の機種を特定し、ユーザの冷蔵庫100の機種に対応する貯蔵室120の配置の第1絵柄R1を画像S3に含める。この場合、表示制御部523は、冷蔵庫100の扉130の配置が同じであれば、多少の寸法比率の違いがあっても、同じ第1絵柄R1を使用してもよい。
第2絵柄R2は、第1絵柄R1の外側に配置されている。例えば、第2絵柄R2は、第1絵柄R1の側方に配置される。本実施形態では、第2絵柄R2は、第1絵柄R1に含まれる冷蔵庫の底部の高さと同じ高さにおいて、第1絵柄R1の側方に配置される。第2絵柄R2は、冷蔵庫100の外部の保存場所を模式的に示す。第2絵柄R2は、例えば、箱状の収納部を示す絵柄を含む。
第1から第4の表示ボックスD1~D4は、例えば、吹き出しを示す絵柄を含む。第1表示ボックスD1は、冷蔵室121およびチルド室122に保存された食材に関する第1情報I1を含む。例えば、第1表示ボックスD1には、冷蔵室121およびチルド室122に保存された食材の数を示す情報が表示される。第1表示ボックスD1は、第1絵柄R1に含まれる冷蔵室の絵柄R1aの側方に配置される。別の観点で見ると、第1表示ボックスD1は、第1絵柄R1に含まれる冷蔵室の絵柄R1aと同じ高さに配置される。
第2表示ボックスD2は、野菜室123に保存された食材に関する第1情報I1を含む。例えば、第2表示ボックスD2には、野菜室123に保存された食材の数を示す情報が表示される。第2表示ボックスD2は、第1絵柄R1に含まれる野菜室123の絵柄R1bの側方に配置される。別の観点で見ると、第2表示ボックスD2は、第1絵柄R1に含まれる野菜室123の絵柄R1bと同じ高さに配置される。
第3表示ボックスD3は、冷凍室125,126に保存された食材に関する第1情報I1を含む。例えば、第3表示ボックスD3には、冷凍室125,126に保存された食材の数を示す情報が表示される。第3表示ボックスD3は、第1絵柄R1に含まれる冷凍室125,126の絵柄R1d,R1eの側方に配置される。別の観点で見ると、第3表示ボックスD3は、第1絵柄R1に含まれる冷凍室125,126の絵柄R1d,R1eと同じ高さに配置されている。
第4表示ボックスD4は、冷蔵庫100の外部で保管される食材(冷蔵庫100に収容されない食材)に関する第1情報I1を含む。例えば、第4表示ボックスD4には、冷蔵庫100の外部に保存された食材の数を示す情報が表示される。第4表示ボックスD4は、第2絵柄R2の直上に配置される。第4表示ボックスD4に含まれる第1情報I1は、「庫外情報」の一例である。
これら第1から第4表示ボックスD1~D4に表示される情報は、例えば表示制御部523が在庫リストDB601に基づいて生成する。このような構成によれば、冷蔵庫100の各貯蔵室120と食材情報とを視覚的にリンクさせることで、在庫管理システムの使い勝手を向上させることができる。
本実施形態では、表示制御部523は、第1絵柄R1に対して第1絵柄R1に含まれる第1保存場所(第1保存部屋)を指定するユーザの操作が受け付けられた場合、第1保存場所に保存された食材に関して第1情報I1よりも詳細な第2情報I2(図15参照)を表示画面411に表示させる。「第1保存場所を指定するユーザの操作」とは、例えば、第1絵柄R1において第1保存場所を示す絵柄)をタップすることであるが、これに限定されず、各貯蔵室120に対応する表示ボックスD1~D4をタップすることでもよく、スマートスピーカ200を通じた発話による指定などでもよい。
表示制御部523は、第1絵柄R1においてタップされた貯蔵室120に対応する保存場所の絵柄、色、大きさのいずれかを変化させてもよい。このような構成によれば、タップしたことが分かりやすくなる。
本実施形態では、第1絵柄R1に対して第1絵柄R1に含まれる第1保存場所を指定するユーザの操作が受け付けられた場合、第1保存場所に保存された食材の食材リストが表示画面411に表示される。本実施形態では、表示制御部523は、表示画面411に画像S3が表示された状態で、第1絵柄R1に対して第1絵柄R1に含まれる第1保存場所を指定するユーザの操作が受け付けられた場合、表示画面411の表示を、第1保存部屋に保存された食材に関して第1情報I1よりも詳細な第2情報I2(図14参照)を含む画像S5に切り替える。画像S5は、「第2表示」の一例である。
詳しく述べると、表示制御部523は、第1絵柄R1に対して冷蔵室121を指定するユーザの操作が受け付けられた場合(絵柄R1aまたは第1表示ボックスD1がユーザによってタップされた場合)、冷蔵室121に保存された食材の食材リストを表示する。同様に、表示制御部523は、第1絵柄R1に対して野菜室123を指定するユーザの操作が受け付けられた場合(絵柄R1bまたは第2表示ボックスD2がユーザによってタップされた場合)、野菜室123に保存された食材の食材リストを表示する。表示制御部523は、第1絵柄R1に対して冷凍室125,126を指定するユーザの操作が受け付けられた場合(絵柄R1d,R1eまたは第3表示ボックスD3がユーザによってタップされた場合)、冷凍室125,126に保存された食材の食材リストを表示する。表示制御部523は、第1絵柄R1に対して外部保存場所を指定するユーザの操作が受け付けられた場合(第2絵柄R2または第4表示ボックスD4がユーザによってタップされた場合)、冷蔵庫100の外部に保存された食材の食材リストを表示する。これら食材リストの各々は、「第2情報I2」の一例である。食材リストについては詳しく後述する。
本実施形態では、登録情報管理部522および表示制御部523は、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120(絵柄R1a~R1eまたは第1から第4の表示ボックスD1~D4)に対してユーザの第1態様の操作が受け付けられた場合と、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120(絵柄R1a~R1eまたは第1から第4の表示ボックスD1~D4)に対してユーザの第2態様の操作が受け付けられた場合とで、異なる制御指示を受け付けてもよい。例えば、表示制御部523は、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120に対してユーザの第1態様の操作が受け付けられた場合、例えば画面遷移により、選択された貯蔵室120に保存された食材に関する第2情報I2を表示させる。一方で、登録情報管理部522および表示制御部523およびは、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120に対してユーザの第2態様の操作が受け付けられた場合、選択された貯蔵室120に保存された全ての食材に対して一括した所定の処理を行う。
「第1態様の操作」は、例えば、表示画面411に対するタップ(単押し)である。「第2態様の操作」は、例えば、表示画面411に対する長押し、二重タップ、強押し(感圧ディスプレイの場合)、スワイプ、フリックなどである。「所定の処理」は、「第1態様の操作」に応じた処理とは異なる処理であればよいが、選択された貯蔵室120に保存された食材に共通する一括の操作を設定することがより好適である。例えば、選択された貯蔵室120に保存された全ての食材の登録を一括削除する処理、または、一括削除のための受付窓を開く処理などである。一括削除する機能が設けられることで、冷蔵庫100の中身を簡単に整理することができる。また一括削除の機能が、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120の絵柄または表示ボックスと対応付けられていると、操作性が向上する。
別の観点では、登録情報管理部522および表示制御部523は、第1絵柄R1に含まれる各貯蔵室120に対してユーザの第1態様の操作が受け付けられた場合、選択された貯蔵室120の食材管理画面(登録画面・表示画面)を開くこととし、同じ場所に対する第2態様の操作であってもそれが長押しであるなら、その保管場所における食材登録の一括削除に関する処理を行ってもよい。
第1アイコンK1は、例えば矢印状の絵柄を含み、第1絵柄R1の側方に配置される。第1アイコンK1がユーザによって操作される(例えばタップされる)と、在庫状態にある全食材のリストを表示する画面に切り替わる。これについては詳しく後述する。
第2~第4のアイコンK2~K4は、画像S3の下端部に配置される。第2アイコンK2がユーザによって操作される(例えばタップされる)と、在庫の食材を検索可能な検索画面に切り替わる。第3アイコンK3がユーザによって操作される(例えばタップされる)と、買い物リストを表示する画面に切り替わる。第3アイコンK3は、「ユーザに購入を促す食材が表示される画面への切り替えのための操作部の表示」の一例である。これについては後述する。第4アイコンK4がユーザによって操作される(例えばタップされる)と、ゴミ箱リストを表示する画面に切り替わる。ゴミ箱リストは、ゴミ箱DB603に登録された食材のリストである。ゴミ箱リストは、例えば表示制御部523がゴミ箱DB603を参照することで生成される。
本実施形態では、第2~第4のアイコンK2~K4は、第1絵柄R1の下方に配置される。これに代えて、第2から第4のアイコンK2~K4は、第1絵柄R1の上方に配置されてもよい。例えば、第3アイコンK3は、第1絵柄R1の右上に配置されてもよい。第3アイコンK3は、「第2操作部」の一例である。第3アイコンK3が操作されることで表示される買い物リストを含む画面は、「第4表示」の一例である。
第1絵柄R1における冷蔵庫100の扉配置や、第1から第4の表示ボックスD1~D4の絵柄は、適宜色分けして表示し、見分けやすく表示してもよい。
図13は、食材管理のトップページの変形例の画像S3Aを示す。本変形例では、表示制御部523は、第1絵柄R1に代えて、第1絵柄R1Aを表示させる。第1絵柄R1Aは、左右の冷蔵室扉が開かれ、冷蔵室121の内部が見える状態の冷蔵庫100を模式化した絵柄である。第1絵柄R1Aは、チルド室122を示す絵柄R1aaを含む。
表示制御部523は、例えば、食材管理のトップページの画像として、(すなわち、上述した画像S3に代えて)画像S3Aを表示させる。別の例では、表示制御部523は、食材管理のトップページの画像としては、上述した画像S3を表示させるとともに、画像S3において冷蔵室121を示す絵柄R1aまたは第1表示ボックスD1がユーザによって操作される(例えばタップされる)ことで、本変形例の画像S3Aに切り替えてもよい。この場合、第1絵柄R1Aは、冷蔵庫100の全体に対応した絵柄に限定されず、冷蔵室121およびチルド室122を拡大して表示した絵柄(他の貯蔵室120が省略された絵柄)を表示させてもよい。
<6.3 食材リスト>
図14は、全食材リストL0が表示された画像S4である。全食材リストL0は、在庫リストDB601に登録された全ての食材(冷蔵庫100の内部および外部で保存された全ての食材)が表示されるリストである。全食材リストL0では、食材毎に、食材分類を示すアイコン、食材名、購入日、賞味期限(または消費期限)、数量、および単位が表示される。食材は、どの保存場所に保存されているかは関係なく、所定の順序で並べられている。「所定の順序」は、例えば、食事の名称順(あいうえお順)、購入日の古い順(または新しい順)、賞味期限(消費期限)の近い順(または遠い順)である。ユーザは、画像S4に含まれる操作部G0を操作する(例えばタップする)ことで、上記所定の順序を変更する(食材の表示順序を並び替える)ことができる。これに限られず、ユーザの設定操作に応じて、保存場所ごとに並び替える機能を併せて設けてもよい。
表示制御部523は、画像S3(図12参照)の第1アイコンK1がユーザによって操作された場合、画像S4を表示させる。すなわち、表示制御部523は、在庫リストDB601に基づき、全食材リストL0を含む表示用データを生成して端末機器400に送信する。
図15は、貯蔵室120毎の食材リストが表示された画像S5である。例えば、図15は、野菜室123の食材リストL2が表示された画像である。野菜室123の食材リストL2は、在庫リストDB601に登録された食材のなかで野菜室123に保存された食材が選らばれて表示されるリストである。食材リストL2では、食材毎に、食材分類を示すアイコン、食材名、購入日、賞味期限(または消費期限)、数量、および単位が表示される。食材は、全食材リストL0と同様に、所定の順序で並べられている。ユーザは、画像S5に含まれる操作部G0を操作する(例えばタップする)ことで、上記所定の順序を変更する(食材の表示順序を並び替える)ことができる。
表示制御部523は、画像S3(図12参照)の第1絵柄R1に含まれる野菜室123の絵柄R1bまたは第2表示ボックスD2がユーザによって操作された(例えばタップされた)場合、画像S5を表示させる。すなわち、表示制御部523は、在庫リストDB601に基づき、野菜室123の食材リストL2を含む表示用データを生成して端末機器400に送信する。これは、冷蔵室121の食材リスト、および冷凍室125,126の食材リストについても同様である。
図16は、食材リストが表示された変形例の画像S5Aである。本変形例では、画像S5Aは、別の表示へ切り替えるための操作部O1,O3,O4の表示を含む。切替先となる別の表示は、野菜室123に保存された食材に関する第2情報I2に代えて、別の保存場所に保存された食材に関する第2情報I2を含む。
例えば、画像S5Aは、冷蔵室121の食材リストL1、野菜室123の食材リストL2、冷凍室125,126の食材リストL3、その他(冷蔵庫100の外部での保存)の食材リストL4を切り替えるための操作部O1,O2,O3,O4を含む。野菜室123の食材リストL2が表示されている場合において、冷蔵室121の食材リストL1、冷凍室125,126の食材リストL3、およびその他の食材リストL4の各々は、「第3表示」の一例である。ユーザが操作部O1,O2,O3,O4を操作することで、4つの食材リストL1,L2,L3,L4が切り替わる。この操作部O1,O2,O3,O4の表示は、いずれの貯蔵室120の食材リストが表示されている画像においても、共通に設定されている。
<6.4 食材リストへの新規登録>
図17は、食材リスト(在庫リストDB601)への食材の新規登録を行う場合に表示される画像S6を示す。本実施形態では、登録情報管理部522は、例えばユーザによる食材名の入力があった場合に、食材分類、保存場所、購入日、賞味期限(または消費期限)、食材分類のアイコン、および単位を自動入力する。食材分類、保存場所、購入日、賞味期限、食材分類のアイコン、および単位の各々は、「付随情報」の一例である。
詳しく述べると、登録情報管理部522は、入力された食材名に基づき、食材DB605において食材名に対応付けられて登録されている食材分類、デフォルト保存場所、および単位をそれぞれ「食材分類」、「保存場所」、および「単位」として自動で入力する。登録情報管理部522は、食材の名称の入力に伴い付随情報を登録するユーザの入力を受け付けた場合、食材DB605よりもユーザの入力内容を優先し、上記食材とユーザによって設定された付随情報とを対応付けて登録する。
本実施形態では、登録情報管理部522は、ユーザ設定DB606において、入力された食材名に対応して登録されている情報(例えば設定変更された保存場所)がある場合、食材DB605よりもユーザ設定DB606の情報を優先して入力する。すなわち、登録情報管理部522は、食材と保存場所との一般的な対応関係を示す食材DB605と、食材と保存場所とのユーザ固有の対応関係を示すユーザ設定DB606とを参照可能である。登録情報管理部522は、ユーザ設定DB606が存在する場合、ユーザ設定DB606の内容に基づいて保存場所が入力された状態とし、ユーザ設定DB606が存在しない場合、食材DB605に基づいて保存場所が入力された状態とする。登録情報管理部522は、食材DBを参照することで得られた食材分類に基づき、対応する食材分類のアイコンを示す情報を記憶部530から取得して自動で登録する。登録情報管理部522は、食材名の入力が行われた日付を「購入日時」として自動で登録し、購入日時に基づいて推定される賞味期限(または消費期限)の日時を自動で登録する。このような構成によれば、食材を登録するときの手間を軽減することができる。
登録情報管理部522は、ユーザ設定DB606に代えて、またはユーザ設定DB606と組み合わせて、履歴DB608に基づき付随情報を自動登録してもよい。すなわち、登録情報管理部522は、対象となる食材の履歴DB608が存在する場合、履歴DB608に基づいて保存場所が入力された状態とし、対象となる食材の履歴DB608が存在しない場合、食材DB605に基づいて保存場所が入力された状態としてもよい。このように、特定の食材の登録において、食材DB605ではなく履歴DB608に従って付随情報が入力された状態とする場合は、その食材の登録の頻度が所定以上であることを条件にしてもよい。もちろん、特定の食材の登録の頻度は履歴DB608を参照すれば取得できる。
登録情報管理部522は、ある食材に関して、所定条件が満たされた場合、付随情報として第1保存場所が入力された状態とし、上記所定条件が満たされた場合、付随情報として第2保存場所が入力された状態とする。「所定条件」は、第1保存場所あるいは第2保存場所の充填の程度、または、在庫として登録する食材の量に関する条件である。例えば、食材DB605において「豚肉」に対して「冷蔵室」が対応付けられている場合において、冷蔵室121の充填率が閾値よりも高い場合、ユーザは冷蔵室121に入れることを止めて冷凍室126に入れると推測し、当該豚肉に対する付随情報として「冷凍室」を登録する。別の例では、食材DB605において「豚肉」に対して「冷蔵室」が対応付けられている場合において、豚肉の量が閾値よりも高い場合、冷凍保存されるものとして当該豚肉に対する付随情報として「冷凍室」を登録する。
登録情報管理部522は、同じ食材であっても、冷蔵室121に保存される場合と、冷凍室125,126に保存される場合とで、自動入力される賞味期限(または消費期限)を変更してもよい。例えば、登録情報管理部522は、同じ食材であっても、冷蔵室121に保存される場合は賞味期限(または消費期限)までの日数を第1日数(例えば3日)とし、冷凍室125,126に保存される場合は賞味期限(または消費期限)までの日数を第1日数よりも長い第2日数(例えば1週間)としてもよい。
登録情報管理部522は、食材DB605に基づいて付随情報が入力された後に付随情報を変更するユーザの操作を受け付け可能である。登録情報管理部522は、このようなユーザの操作を受け付けた場合、在庫リストDB601に自動登録された付随情報をユーザの操作に基づく内容に置き換える。
以上説明した例では、登録情報管理部522は、例えた端末機器400に対するユーザによる食材名の入力があった場合に、食材名以外の情報が外部から入力されなくても、食材DB605および/またはユーザ設定DB606に基づき、付随情報を自動入力する。端末機器400に対するユーザによる食材名の入力は、「外部からの食材の名称を示す情報の入力」の一例である。
ただし、「外部からの食材の名称を示す情報の入力」は、ユーザによる手入力に限定されない。例えば、登録情報管理部522は、冷蔵庫100のカメラ170または端末機器400のカメラ450で撮影された画像を受け取り、受け取った画像に基づき食材を特定し、特定した食材に対応する食材名、食材分類、保存部屋、購入日、賞味期限(または消費期限)、食材分類のアイコン、単位などを自動入力してもよい。この場合、登録情報管理部522は、例えば食材の画像認識用に機械学習された学習済みモデルに基づき、受け取る画像から食材を特定してもよい。さらに、登録情報管理部522は、ユーザによる食材名の手入力に代えて、スマートスピーカ200に対するユーザの発話による食材名の入力を受け付け、受け付けた食材名に対応する食材分類、保存部屋、購入日、賞味期限(または消費期限)、食材分類のアイコン、単位などを自動入力してもよい。
1つの観点では、食材DB605は、食材名と食材分類とが関連付けられた第1DBと、食材分類と保存場所とが関連付けられた第2DBとを含んでもよい。この場合、登録情報管理部522は、外部から入力された食材名を示す情報と第1DBとに基づいて食材に対応する食材分類を特定し、特定した食材分類と第2DBとを用いて保存場所を特定し、特定した保存場所を付随情報として自動入力してもよい。
図18は、食材リストへの食材の新規登録を行う変形例の画像S6Aを示す。本変形例では、ユーザによって入力された内容を示す文字と、登録情報管理部522によって自動入力された内容を示す文字とは異なる態様で表示される。例えば、ユーザによって入力された内容を示す文字は黒文字で示され、登録情報管理部522によって自動入力された内容を示す文字は、仮登録状態として黒文字とは異なる態様(青文字または灰色文字など、図18中では破線で記載)で表示される。この場合、登録情報管理部522は、上記異なる態様で表示された内容に対するユーザの確認操作に基づいて、それら内容を本登録状態としてもよい。このような変形例によれば、ユーザが自分で入力した内容と、自動された内容とを容易に区別して確認することができる。
<6.4 食材リストの変更>
図19は、食材リストの変更(削除・移動)を行う場合の画像S7を示す。図19は、野菜室123の食材リストL2を例示している。ユーザは、食材リストL2のなかで選択対象の食材の表示を操作する(例えばタップする)ことで、食材を選択することができる。食材が選択されると、画像S7の下端部に第1から第3のアイコンK5~K7が表示される。
第1アイコンK5は、選択された食材の登録を別の保存部屋へ移動させるためのアイコンである。表示制御部523は、第1アイコンK5がユーザによって操作された(例えばタップされた)場合、画像S7に重畳して、移動先の部屋を選択させる表示S8を表示させる。登録情報管理部522は、表示S8に対するユーザの選択結果に基づき、在庫リストDB601において食材と対応付ける保存場所を変更する。これにより、選択された食材は、移動前の保存場所の食材リストから削除される。
第2アイコンK6は、後述する買い物リスト(買い物リストDB602)への食材の追加を行うためのアイコンである。表示制御部523は、第2アイコンK6がユーザによって操作された(例えばタップされた)場合、選択された食材が買い物リストDB602に追加される。この場合は、食材リスト中の食材の登録はそのままである。
第3アイコンK7は、選択された食材の登録をゴミ箱へ移動させるためのアイコンである。登録情報管理部522、第3アイコンK7がユーザによって操作された(例えばタップされた)場合、選択された食材を在庫リストDB601から削除するとともに、削除した食材をゴミ箱DB603に登録する。上述したように本実施形態では、在庫リストDB601から削除された食材がゴミ箱DB603に登録され場合、同一の食材が候補リストDB604にも登録される。
<6.5 ゴミ箱リスト>
図20は、ゴミ箱リストL5を含む画像S8を示す。ゴミ箱リストL5は、ゴミ箱DB603に登録された食材が表示されるリストである。ゴミ箱リストL5では、食材毎に、食材分類を示すアイコン、食材名、購入日、賞味期限(または消費期限)、数量、および単位が表示される。画像S8は、ゴミ箱リストL5に移動された食材が移動から所定日数(例えば3日)が経過すると自動削除されることユーザに知らせる表示D21が表示される。
<6.6 買い物リストおよび候補リスト>
図21は、買い物リストL6および候補リストL7を含む画像S9を示す。買い物リストL6は、買い物リストDB602に登録された食材が表示されるリストである。買い物リストL6では、食材毎に、食材分類を示すアイコン、食材名、購入予定数量、および単位が表示される。表示制御部523は、買い物リストDB602に基づき、買い物リストL6を含む表示用データを生成して端末機器400に送信する。
一方で、候補リストL7は、候補リストDB604に登録された食材が表示されるリストである。候補リストL7では、食材毎に、食材分類を示すアイコンおよび食材名が表示される。表示制御部523は、候補リストDB604に基づき、候補リストL7を含む表示用データを生成して端末機器400に送信する。
本実施形態では、買い物リストL6および候補リストL7は、表示画面411において、同一の画面に表示される。例えば、買い物リストL6および候補リストL7は、上下に並べて表示される。「同一の画面」とは、表示内容が連続しており、外部操作に応じた表示内容全体の切替えを伴うことなく表示可能な一続きの画面を意味する。「同一画面」は、常に同時に表示される場合に限定されず、ユーザの画面上を滑らせる操作に応じて表示内容全体の切替えを伴わず一部ずつ順次に表示内容が変化する態様の操作(いわゆるスクロール操作)を受けて表示される画面についても、ここでいう「同一画面」に相当する。例えば、買い物リストK6に登録された食材が多く、買い物リストL6によって表示画面411が占有されている場合、買い物リストL6を下方にスクロールすることで、買い物リストL6の続きに候補リストL7が表示される場合も含む。言い換えると、「同一画面」とは、買い物リストL6の一部(例えば下端部)のみと、候補リストL7が同時に表示される場合なども含む。
本実施形態では、買い物リストL6および候補リストL7は、表示画面411において、同一の画面に表示される。例えば、買い物リストL6および候補リストL7は、上下に並べて表示される。「同一の画面」とは、ユーザが同時に見ることができる画面を意味する。ただし、「同一画面」とは、常に同時に表示される場合に限定されない。「同一画面」とは、例えば、買い物リストK6に登録された食材が多く、買い物リストL6によって表示画面411が占有されている場合、買い物リストL6を下方にスクロールすることで、買い物リストL6の続きに候補リストL7が表示される場合も含む。言い換えると、「同一画面」とは、買い物リストL6の一部(例えば下端部)のみと、候補リストL7が同時に表示される場合なども含む。
登録情報管理部522は、例えば、買い物リストL6と候補リストL7とが同時に表示された状態で、候補リストL7に含まれる食材の登録を、買い物リストL6に移動させるユーザの操作を受け付ける。すなわち、ユーザは、候補リストL7に表示された食材を、買い物リストL6に移動させることができる。
図22は、買い物リストL6を含む別の画像S10を示す図である。表示制御部523は、買い物リストL6および候補リストL7を並べて表示可能な画面において、候補リストL7を非表示にする、または買い物リストL6と比べて候補リストL7を目立たなくする(例えば色を薄くする)ユーザの操作を受け付け可能である。本実施形態では、候補リストL7は、ユーザの操作に基づき、閉じることができる。例えば、表示制御部523は、画像S9における候補リストL7を示す項目の表示がユーザによって操作された(例えばタップされた)場合、買い物リストL6と候補リストL7の両方を含む画像S0を、候補リストL7が閉じられた状態で買い物リストL6を表示させる画像S10に切り替える。これにより、ユーザは、買い物リストL6のみを確認しながら買い物を行うことができ、候補リストL7が表示されている場合と比べて買い間違いなどを抑制することができる。
<7.音声対話機能>
<7.1 制御の全体構成>
次に、本実施形態のサーバシステム500による音声対話機能について説明する。本実施形態では、サーバシステム500の情報処理部520は、音声対話機能の1回の受付終了までに複数の食材を登録または削除可能である。言い換えると、音声処理部524は、ユーザの1纏まりの発話(一連の発話、一連の対話)に含まれる複数の指示を連続して受付可能である。なお、音声対話機能(上述の通り、「音声認識機能」と表現することがある)の起動とは、ユーザによる任意の内容の発話を受け付け可能な状態に移行することをいう。音声対話機能が起動された状態では、ユーザの発話内容に含まれる指示を実行したり、ユーザの発話に対して応答したりする。音声対話機能を終了すると、音声対話機能を開始する合図であるトリガワードを除き、ユーザの発話を受け付けない状態となる。一度、音声対話機能を起動してから、その音声対話機能を終了させるまでの間を「音声対話機能の1回の受付」と呼ぶ。
詳しく述べると、音声処理部524は、スマートスピーカ200に対してトリガワードが発話されて音声対話機能が起動された後、所定の終了条件が満たされることで音声対話機能を終了する。制御モード変更部525は、ユーザの動作に基づいて、第1終了条件で音声対話機能を終了する第1モードと、第1終了条件とは異なる第2終了条件で音声対話機能を終了する第2モードとを選択可能である。
第1モードは、ユーザの発話による1つの指示を受け付ける制御モードである。第1モードは、音声対話機能の1回の起動において1つの指示を実行したら起動モードを終了する。「起動モードを終了する」とは、例えば、サーバシステム500からスマートスピーカ200に対して、待機状態を終了させる制御信号、または待機状態を続ける必要が無いことを示す制御信号が送信されることを意味する。第1モードで受け付けるものとして設定される制御としては、例えば、冷蔵庫100の機能に関する制御が挙げられる。冷蔵庫100の機能に関する制御は、例えば、各貯蔵室120の設定温度帯の変更、チルド室122の制御モードの変更、「急速冷凍」、または「急速製氷」などである。第1終了条件は、ユーザの発話内容に応じて1つの制御を実行したこと、または音声対話機能の起動後、ユーザの発話が一定時間以上無いこと(いわゆるタイムアウトであり、この一定時間が本発明における「第1待機時間」に相当する)である。第1モードでは、複数の指示を入力するためには、指示を行う毎にトリガワードを発話して音声対話機能を1回ずつ起動させる必要がある。
第2モードは、音声対話機能の1回の起動においてユーザの発話による複数の指示を受け付け可能な制御モードである。すなわち、第2モードは、1回の起動において1つの指示を受け付けても起動状態を継続する制御モードである。また第2モードでは、ユーザの1纏まりの発話内容において、複数の処理対象が含まれる場合であっても、それら複数の処理対象に対する指示を実行可能とするために記憶を保持しておく機能がある。ここでいう「ユーザの1纏まりの発話」とは、スマートスピーカ200の応答や、発話内容に基づく制御の実行を間に挟むことなく、ユーザが継続する一連の発話を意味する。本実施形態では、第2モードで受け付ける指示は、食材管理に関する指示である。食材管理に関する指示は、例えば、複数の食材に関する登録、削除、または在庫の確認である。第2終了条件は、発話などユーザの動作に基づいて音声対話機能の終了指示の旨を受け付けたことである。本実施形態では、第2モードを実行している時に、所定時間、ユーザの発話が無い場合に、追加の指示の有無を尋ねる音声(終了確認の音声)をスマートスピーカ200から出力させ、その音声に対するユーザの応答が所定条件を満たす場合に第2終了条件が満たされたと扱う。第2終了条件について詳しくは後述する。本実施形態では、制御モード変更部525は、各種DBに対する食材の登録、削除、確認に関しては第2モードを実行してユーザの指示を受け付ける。
本実施形態では、制御モード変更部525は、ユーザが所定の動作を行うことに基づいて、第2モードを実行する。一方で、制御モード変更部525は、ユーザが所定の動作を行わない場合は、第1モードを実行する。「所定の動作」は、例えば、ユーザが所定のワードを含む発話を行うこと、スマートスピーカ200(または、端末機器400、冷蔵庫100)に設けられた所定の操作部(例えば所定のボタン)が操作されること、または、冷蔵庫100の扉130が開かれる(および/または閉じられる)ことなどである。
「所定のワード」は、食材に関するワードである。「食材に関するワード」とは、食材の名称そのものに限定されず、類語などを含む。「所定のワード」は、食材名そのものを示すワード、「野菜」や「果物」のような食材分類を示すワード、「食材管理」や「食材登録」、「在庫管理」、「在庫登録」、「新規購入」のような食材管理に関するワード、または連続スキルであることをユーザに指定してもらうワードなどである。
以上を言い換えると、制御モード変更部525は、ユーザの発話に冷蔵庫100の機能に関するワードが含まれる場合、第1モードを実行し、ユーザの発話に食材または食材の類語に関するワードが含まれる場合、第2モードを実行する。
本実施形態では、音声処理部524は、第1モードでは、ユーザによる発話の待機中に第1待機時間が経過したら起動状態を終了し、第2モードでは、ユーザによる発話の待機中に第1待機時間よりも長い第2待機時間が経過するまでは、起動状態を継続する。例えば、音声処理部524は、第1モードでは、ユーザの音声が停止してから第1待機時間に亘り待機した後に起動状態を終了し、第2モードでは、ユーザの音声が停止してから第1待機時間よりも長い第2待機時間に亘り待機した後に起動状態を終了する。第1待機時間は、例えば数秒である。第2待機時間は、例えば第1待機時間の倍以上の時間であり、例えば30秒以上であり、例えば1分以上である。ユーザは、冷蔵庫100の扉130を開いて内部を確認しながら食材管理の発話を行う可能性があるため、第2待機時間は、第1待機時間よりも長く設定されている。
別の観点では、音声処理部524は、第1モードではユーザの発話内容に応じた処理を実行した後、第3待機時間に亘り待機してから次の処理に移行し、第2モードでは、ユーザの発話内容に応じた処理を実行した後、第3待機時間よりも長い第4待機時間に亘り待機してから次の処理に移行する。例えば、音声処理部524は、第1モードでは、ユーザの発話内容に応じた処理を実行してから、第3待機時間に亘り待機した後に次の処理に移行し、第2モードでは、前記ユーザの音声が停止してから第3待機時間よりも長い第4待機時間に亘り待機した後に次の処理に移行してもよい。第1モードでの「次の処理」は、例えば、ユーザの指示に基づく処理が完了した(または開始された)ことを音声にて案内する処理(例えば「急速冷凍を開始しました」を示す音声の出力)である。第2モードでの「次の処理」は、ユーザの指示に基づく処理が完了したことを音声にて案内する処理(例えば「登録を完了しました」を示す音声を出力させる処理)でもよく、食材管理に関する追加の指示の有無を尋ねる音声(後述する終了確認の音声)を出力させる処理でもよい。
変形例では、音声処理部524は、第1モードでは、ユーザの発話に応じた処理を実行してから待機時間を有さずに次の処理に移行し、第2モードでは、ユーザの音声が停止してから所定の待機時間に亘り待機してから次の処理に移行する。第1モードでの「次の処理」は、上記と同様に、例えばユーザの指示に基づく処理が完了した(または開始された)ことを音声にて案内する処理である。第2モードでの「次の処理」は、上記と同様に、ユーザの指示に基づく処理が完了したことを音声にて案内する処理(例えば「登録を完了しました」を示す音声を出力させる処理)でもよく、食材管理に関する追加の指示の有無を尋ねる音声(後述する終了確認の音声)を出力させる処理でもよい。
本実施形態では、音声処理部524は、第2モードが実行される場合、ユーザの音声が停止した後に食材管理に関する追加の指示の有無を尋ねる音声を出力させ、音声の出力に対するユーザの応答が所定条件を満たした場合に起動状態を終了する。「所定条件」は、例えば、上記ユーザの応答として、追加指示が無いことを示す発話がある、音声対話機能の終了を肯定する発話がある、またはユーザの発話が一定時間以上無い(いわゆるタイムアウト)場合である。
<7.2 制御の流れ>
図23は、音声対話機能に関する処理の流れを示すフローチャートを示す。以下では、ユーザの発話に所定のワードが含まれる場合、第2モードが実行される例である。
まず、スマートスピーカ200の情報処理部250は、ユーザが発話した場合、ユーザの発話にトリガワードが含まれるか否かを判定する(S101)。スマートスピーカ200の情報処理部250は、ユーザの発話にトリガワードが含まれない場合(S101:NO)、休止状態を続ける。一方で、スマートスピーカ200の情報処理部250は、ユーザの発話にトリガワードが含まれる場合(S101:YES)、スマートスピーカ200の音声対話機能を起動させる(S102)。これにより、スマートスピーカ200は、ユーザの発話の音声データを取得し、取得した音声データをサーバシステム500に送信する。
サーバシステム500の情報処理部520(以下では単に「情報処理部520」と称する)は、スマートスピーカ200から受け取る音声データを分析し、ユーザの発話に所定のワード(例えば、食材または食材の類語に関するワード)が含まれるか否かを判定する(S103)。
情報処理部520は、ユーザの発話に所定のワードが含まれない場合(S103:NO)、第1モードでユーザの指示を受け付け(S104)、受け付けた指示に対応する処理を実行する(S105)。例えば、情報処理部520は、冷蔵庫100の機能に関する指示を受け付けた場合、当該機能を冷蔵庫100に実行させるための制御指示を生成し、生成した制御指示を冷蔵庫100に送信する。
そして、情報処理部520は、送信した制御指示に対する冷蔵庫100の応答を受信し、応答が正常であった場合、ユーザから受け付けた指示を実行した(または開始した)ことを示す音声を生成し、スマートスピーカ200から出力させる。その後、情報処理部520は、スマートスピーカ200に対して、待機状態を終了させる制御信号、または待機状態を続ける必要が無いことを示す制御信号を送信することでスマートスピーカ200の起動状態を終了させ、スマートスピーカ200を休止状態に移行させる(S106)。
一方で、情報処理部520は、ユーザの発話に所定のワードが含まれる場合(S103:YES)、制御モードを第1モードから第2モードに切り替え、第2モードでユーザの指示を受け付け(S111)、受け付けた指示に対応する処理を実行する(S112)。例えば、情報処理部520は、ユーザの指示に基づき、各種DB(例えば在庫リストDB601)に対する複数の食材の登録、削除、確認を実行する。例えば、情報処理部520は、ユーザに対して追加の指示の有無を確認せずに、ユーザの1つ以上の指示のなかで内容を確定できた指示から順次処理を実行する。これに代えて、情報処理部520は、ユーザに対して追加の指示の有無を尋ね、追加の指示がないことを確認してから、それまでに受け付けた複数の指示を纏めて実行してもよい。
次に、情報処理部520は、ユーザから終了指示があるかを判定する(S113)。終了指示は、例えば、追加の指示がないことを示すユーザの発話であり、「終わり」、「以上」、「これで全部」、「よろしく」などのワードまたはフレーズである。これに代えて/加えて、上記終了指示は、スマートスピーカ200(または、端末機器400、冷蔵庫100)に設けられた所定の操作部(例えば所定のボタン)が操作されること(または、押されていた操作部が離されること)、冷蔵庫100の開かれていた扉130が閉じられること、などでもよい。
情報処理部520は、ユーザから終了指示がある場合(S113:YES)、スマートスピーカ200に対して、待機状態を終了させる制御信号、または待機状態を続ける必要が無いことを示す制御信号を送信することでスマートスピーカ200の起動状態を終了させ、スマートスピーカ200を休止状態に移行させる(S106)。
一方で、情報処理部520は、ユーザから終了指示がない場合(S113:NO)、ユーザに対して追加の指示の有無を尋ねる終了確認の音声(例えば「他に何かありますか?」という音声)をスマートスピーカ200から出力させる(S114)。そして、情報処理部520は、ユーザから追加の指示の発話があるか判定する(S115)。言い換えると、情報処理部520は、ユーザから1つ以上の指示を受け付けた場合であっても、ユーザから終了指示がない場合は、音声対話機能を終了させず、待機状態を継続させる。
情報処理部520は、ユーザから追加の指示がある場合(S115:YES)、S112に戻り、追加の指示に対応する処理を実行する。一方で、情報処理部520は、ユーザから追加の指示がある場合(S115:NO)、S113に戻り、ユーザの終了指示がないか改めて確認する。そして、情報処理部520は、上記終了確認の音声を1回以上(例えば複数回)出力した後でもユーザの終了指示がない場合、タイムアウトにより音声対話機能を終了させる。
<7.3 処理例>
情報処理部520は、音声対話機能の1回の受付終了までに、第1食材と第1保存場所とが関係を持って発話され、第2食材と第2保存場所とが関係を持って発話された場合、第1食材と第1保存場所とを関連付けて処理し、第2食材と第2保存場所とを関連付けて処理する。例えば、ユーザの発話が「冷蔵室に卵を3個追加、冷凍室にアジの開きを1枚追加、野菜室からパプリカを1つ削除」である場合、登録情報管理部522は、「卵」の保存場所として「冷蔵室」を関連付けて処理し、「アジ」の保存場所として「冷凍室」を関連付けて処理し、「パプリカ」の保存場所として「野菜室」を関連付けて処理する。
情報処理部520は、音声対話機能の1回の受付終了までに、複数の食材に関する発話が行われ、複数の食材に関する発話の前または後に1つの保存場所が発話された場合、複数の食材と上記1つの保存場所とを関連付けて処理する。例えば、ユーザの発話が「冷蔵室に、卵を3個追加、アジの開きを1枚追加」である場合、または、「卵を3個、アジの開きを1枚、冷蔵室に追加」である場合、登録情報管理部522は、「卵」および「アジ」の保存場所として「冷蔵室」を関連付けて処理する。
本実施形態では、ユーザの発話内容に基づいて食材の名称が認識できる場合は、食材の保存場所および/または数量に関する発話は必須ではない。例えば、情報処理部520は、保存場所や数量について発話がない場合、それらの情報を空欄として登録を進めてもよい。これに代えて、情報処理部520は、保存場所については、食材DB605に登録されているデフォルトの保存場所を自動入力してもよい。これに代えて、情報処理部520は、不足している情報については、ユーザに尋ねる音声をスマートスピーカ200から出力させてもよい。
本実施形態では、音声対話機能により管理される食材の保有状況は、端末機器400器に表示された表示画面411の内容に対する入力操作によっても変更することが可能である。情報処理部520は、表示画面411の内容に対する入力操作により食材の保有状況が変更されたら、該変更後の保有状況に基づいて、音声対話機能による食材の保有状況の管理を行う。
食材の保有状況の管理は、少なくとも食材の名称と、該食材の数量との情報を含む。情報処理部520は、音声対話機能において、ユーザの発話に基づいて食材の名称を受け付けた一方で、該食材の数量については発話内容に含まれなかった場合、予め定められた規則に基づいた所定数量(例えば1個や1パック)が登録されたと扱って該食材の登録を受け付ける。変形例では、情報処理部520は、音声対話機能において、ユーザの発話に基づいて食材の名称を受け付けた一方で、該食材の数量については発話内容に含まれなかった場合、該食材の数量を問う音声を出力した上、ユーザの発話に基づいて該食材の数量を示す情報が取得できなかった場合には、該食材の登録は受け付けない。
本実施形態では、情報処理部520は、ユーザに食材の在庫を報知する場合であって、在庫の食材数が第1所定数以上(例えば6点以上)の場合、まず在庫として何点の食材が存在するかを音声で出力し、その後、第1所定数よりも少ない第2所定数(例えば5点)の食材の名称を音声で出力し、その後、残りの食材の名称についても読み上げるか否かを尋ねる音声を生成して出力する。例えば、情報処理部520は、20点の食材が存在する場合、まず「全部で20点の食材があります」と音声で出力し、その後、所定の優先順位(例えば、購入日、賞味期限、消費期限)で優先順位が高い5点の食材の名称を音声で出力し、その後、残りの食材についても読み上げるかユーザに確認する音声を出力する。すなわち、多くの食材が登録されている場合は、一度に全部聞くのは大変なので、数点区切って発話させる。
本実施形態では、登録情報管理部522は、在庫リストDB601に登録されている食材を削除する場合であって、同一名称の食材が複数存在する場合、購入日、賞味期限、または消費期限に基づき、削除する登録を選択する。例えば、登録情報管理部522は、同一名称の食材が複数存在する場合、購入日が古い食材、賞味期限が近い食材、または消費期限が近い食材から優先して登録を削除する。例えば、2月15日にトマトが3個登録され、これとは別に2月16日にトマトが2個登録されている場合において、ユーザが「トマト4個を削除して」と発話したら、2月15日のトマトを3個、2月16日のトマトを1個で合計4個を削除することとなる。削除の仕方についてはこれに限られない。例えば「野菜室からトマトを消して」といったように保存場所が指定された場合には、その保存場所の食材のみを対象に削除するとよい。同様に、食材の在庫確認についても、ユーザから保存場所が指定された場合には、その保存場所の食材のみを対象に食材の数量を返答するようにしてもよい。また、食材削除において、ユーザが数量を発話しなかった場合には、その食材自体を削除するようにしてもよい。
本実施形態では、応答生成部527は、在庫が存在しないまたは在庫が所定量以下の不足食材がある場合、不足食材を買い物リストに追加することを促す音声を生成して出力する。これにより、買い物リストへの食材の追加の手間を省くことができる。
以下、発話例を示す。Uはユーザを示し、Sはスマートスピーカ200を示す。
(発話例1)
U:「ハロー〇〇(トリガワード)、△△(アプリの名称)を開いて」
S:「はい、なんでしょう?」
U:「食材管理」
S:「はい」
U:「人参3個登録」
S:「人参3個登録します」
U:「きゅうり3本登録」
S:「きゅうり3本登録します」
U:「以上」
S:「食材登録を終わります」(トリガワード以外の)音声対話機能停止
(発話例2)
少なくとも食材名と、その食材の数量との情報が揃ったことをもって食材登録を受け付けることとし、不足情報があればユーザに尋ねる。
U:「ハロー〇〇(トリガワード)、△△(アプリの名称)を開いて」
S:「はい」
U:「食材登録おねがい」
S:「はい」
U:「トマト3個」
S:「トマト3個」
U:「卵」
(所定時間経過)
S:「卵いくつ?」
U:「10」
S:「卵を10個登録しました。」
S:「他には?」
U:「ない」
S:「食材登録を終了します」
<7.3 実施例>
(実施例1)
食材名と、その食材の数量とを対応付けて食材登録するようになっており、食材登録指示時の発話内容に数量の情報が無くても、音声認識機能側から数量を問い合わせることなく、食材名の登録を受け付ける。例えば、数量の情報が無かった食材については、空欄で登録する。または、数量の情報が無かった食材については、所定量で登録する。この場合、所定量はユーザが設定可能とする登録する、あるいは、数量の情報が無かった食材については、最小単位量で登録する。
(実施例2)
音声認識により食材登録を受け付けたら、その後、受け付けた内容を読み上げる。受付内容の読み上げは、食材の1つずつの登録毎に、読み上げる復唱式とする。この場合、受け付けた内容の読み上げは食材名のみとする。登録時、不明な食材の数量についてはユーザによる入力を促す音声案内をする(前提として、音声認識による食材登録機能と、手入力による食材登録機能との両方を備える場合)。
(実施例3)
食材登録は、食材登録の旨を音声認識で事前に受け付けたら、その後その一連の音声認識機能で認識される食材名の情報は全て食材登録指示として受け付ける。例えば、食材の登録である旨を動詞Vで、、登録の対象となる食材の名称を目的語Oでそれぞれ表すと、ユーザの発話が「V(O1、O2、O3、O4)」の場合、スマートスピーカ200の応答は「O1、O2、O3、O4をVしました」とさせる。
一方で、食材登録である旨の指示を事前に聞くことなく食材名の発話が始まったら、食材名を一旦記憶しておき、その後の指示(登録/削除/在庫有無)を待つ(または尋ねる)。例えば、ユーザの発話が「O1、O2、O3、O4」の場合、スマートスピーカ200の応答は「・・・O1、O2、O3、O4ですね。これらをV1しますか?それともV2しますか」とさせる。
以上説明した冷蔵庫100の制御部160、スマートスピーカ200の情報処理部250、端末機器400の情報処理部440、およびサーバシステム500の情報処理部520の各々は、例えば、各機器に搭載されたCPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)のようなハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。ただし、制御部160、情報処理部250、情報処理部440、および情報処理部520の各々の全部または一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
以上、実施形態について説明したが、実施形態の内容は、上記例に限定されない。例えば、図24から図38は、端末機器400の表示画面411(または冷蔵庫100の表示画面141)に表示される画像の変形例を示す。例えば、図24および図25は、第1から第4の表示ボックスD1~D4に代えて、異なる態様で第1情報I1が表示される例である。また図25は、各扉130の手掛け部分も図示された絵柄である。
図26から図31は、第1絵柄R1の変形例を示す。すなわち、冷蔵庫100を模式的に示す絵柄R1は、冷蔵庫100の形状や扉配置などに応じて変更されてよい。これら図26から図31中にも図12および図13で示される表示ボックスD1~D4または同様の表示が付されることで、各貯蔵室120と各貯蔵室120の食材情報とをリンクさせて表示させることができる。
図32から図38は、第1から第4の表示ボックスD1~D4の絵柄の変形例を示す。すなわち、第1から第4の表示ボックスD1~D4は、長方形に限らず、丸形状、楕円形上、長円形状などが適宜採用される。また、第1から第4の表示ボックスD1~D4の配置位置についても、冷蔵庫の絵柄の側方に限らず、上方や斜め上方、下方、斜め下方などでもよい。例えば、図35は、表示ボックスの一部が冷蔵庫の絵柄に対して一部重畳されて表示される例である。また、図12、図13、図24から図38に示された内容は、互いに適宜組み合わせて採用可能である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、音声対話機能の1回の受付終了までに複数種類の食材を登録可能な処理部を持つことにより、使い勝手の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…情報処理システム(食材管理システム)、100…冷蔵庫、200…スマートスピーカ、250…情報処理部、400…端末機器、440…情報処理部(処理部)、500…サーバシステム、520…情報処理部(処理部)。

Claims (6)

  1. 音声対話機能の1回の受付終了までに複数種類の食材を登録可能な処理部、
    を備え、
    前記処理部は、1回の起動において1つの指示を受け付けたら起動状態を終了する第1モードと、1回の起動において1つの指示を受け付けても起動状態を継続する第2モードとを実行可能であり、食材の登録に関しては前記第2モードを実行し、
    前記処理部は、ユーザの発話に冷蔵庫の機能に関するワードが含まれる場合、前記第1モードを実行し、前記ユーザの発話に食材に関するワードが含まれる場合、前記第2モードを実行する、
    情報処理システム。
  2. 音声対話機能の1回の受付終了までに複数種類の食材を登録可能な処理部、
    を備え、
    前記処理部は、1回の起動において1つの指示を受け付けたら起動状態を終了する第1モードと、1回の起動において1つの指示を受け付けても起動状態を継続する第2モードとを実行可能であり、食材の登録に関しては前記第2モードを実行し、
    前記処理部は、前記第1モードでは、ユーザによる発話の待機中に第1待機時間が経過したら起動状態を終了し、前記第2モードでは、ユーザによる発話の待機中に前記第1待機時間よりも長い第2待機時間が経過するまでは、起動状態を継続する
    情報処理システム。
  3. 音声対話機能の1回の受付終了までに複数種類の食材を登録可能な処理部、
    を備え、
    前記処理部は、1回の起動において1つの指示を受け付けたら起動状態を終了する第1モードと、1回の起動において1つの指示を受け付けても起動状態を継続する第2モードとを実行可能であり、食材の登録に関しては前記第2モードを実行し、
    前記処理部は、前記第1モードではユーザの発話内容に応じた処理を実行した後、第3待機時間に亘り待機してから次の処理に移行し、前記第2モードでは、ユーザの発話内容に応じた処理を実行した後、前記第3待機時間よりも長い第4待機時間に亘り待機してから次の処理に移行する、
    情報処理システム。
  4. 前記処理部は、前記第2モードが実行される場合、ユーザの音声が停止した後に食材管理に関する追加の指示がないか尋ねる音声を出力させ、前記音声の出力に対する前記ユーザの応答が所定条件を満たした場合に起動状態を終了する、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記音声対話機能により管理される食材の保有状況は、所定機器に表示された表示画面の内容に対する入力操作によっても変更することが可能であり、
    前記表示画面の内容に対する入力操作により食材の保有状況が変更されたら、該変更後の保有状況に基づいて、前記音声対話機能による食材の保有状況の管理を行う、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記処理部は、在庫が存在しないまたは在庫が所定量以下の不足食材がある場合、前記不足食材を所定のリストに追加することを促す音声を出力する、
    請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
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