JP7433820B2 - 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP7433820B2
JP7433820B2 JP2019172188A JP2019172188A JP7433820B2 JP 7433820 B2 JP7433820 B2 JP 7433820B2 JP 2019172188 A JP2019172188 A JP 2019172188A JP 2019172188 A JP2019172188 A JP 2019172188A JP 7433820 B2 JP7433820 B2 JP 7433820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
tracking target
control
unit
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019172188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021052231A (ja
Inventor
諒 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019172188A priority Critical patent/JP7433820B2/ja
Priority to US17/023,123 priority patent/US11394873B2/en
Publication of JP2021052231A publication Critical patent/JP2021052231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433820B2 publication Critical patent/JP7433820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/246Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments
    • G06T7/248Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments involving reference images or patches
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/695Control of camera direction for changing a field of view, e.g. pan, tilt or based on tracking of objects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30196Human being; Person
    • G06T2207/30201Face

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
近年の画像解析技術の発展に伴いカメラで被写体を自動的に追尾し撮像する技術が研究され、自動追尾機能を搭載したカメラが番組制作等に利用されるプロ向けの物から個人の映像撮像に利用される家庭向けの物まで登場し、注目され始めている。
特許文献1では、画角の中に不感帯と呼ばれる追尾不要エリアを設け、その範囲外に出たときのみ追尾を行っている。
特開2002-171438号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、追尾対象が不感帯の範囲内かつ画角の中心からずれた位置に留まると、そのまま長時間撮像を続けてしまう可能性がある。追尾対象は可能な限り画角の中心に捉え、被写体が見易い構図で映像を撮像することが望ましい。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、撮像装置により撮像した画像から物体を検出する検出手段と、前記検出手段により検出した物体の動きに追従して前記撮像装置の撮像方向が変更されるように駆動装置を制御する制御手段と、前記検出手段により検出した前記物体の移動速度を判定する判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記物体の移動速度が速いほど前記駆動装置の駆動頻度が高くなるように、前記駆動装置の駆動頻度を制御し、前記物体が移動していない場合においても、前記物体が移動している場合よりも低い駆動頻度で前記駆動装置を制御することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る自動撮像システムのブロック構成図。 本発明の第1の実施形態に係る自動撮像システムの処理手順を示すフローチャートを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動速度評価値の算出方法を示した図。 本発明の第2の実施形態に係る自動撮像システムのブロック構成図。 本発明の第2の実施形態に係る自動撮像システムの処理手順を示すフローチャートを示す図。 本発明の第2の実施形態に係る移動方向評価値の算出方法を示した図。 本発明の第2の実施形態に係る中心距離評価値の算出方法を示した図。 本発明の実施形態に係る自動撮像システムのシステム構成を示す図。 本発明の実施形態に係る追尾装置のハードウェア構成を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図8は、本発明の実施形態に係る自動撮像システムのシステム構成を示す。図8に示すように、自動撮像システムは、映像入力装置A1001(撮像装置)とパン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)と追尾装置A1003(制御装置)と収録装置A1004とを有しており、互いにネットワーク(LAN)を介して接続されている。
映像入力装置A1001はネットワークカメラやIPストリーミングカメラ等の撮像装置である。映像入力装置A1001で撮像した画像が映像信号としてネットワークを介して追尾装置に送信される。また、映像入力装置A1001の撮像光学系(レンズ)のズーム倍率がネットワークを介して追尾装置A1003によって制御される。
パン・チルト駆動装置A1002は、ネットワークを介して追尾装置A1003によって駆動制御され、映像入力装置A1001の撮像方向を変更可能である。
また、映像入力装置A1001の撮像方向を変更可能なパン・チルト駆動装置A1002もネットワークに接続されている。
追尾装置A1003は、ネットワークを介してパン・チルト駆動装置A1002の駆動を制御する制御装置である。また、追尾装置A1003は、映像入力装置A1001により撮像した画像に基づいて被写体(物体)の追尾処理を行う。また、追尾装置A1003は、映像入力装置A1001で撮像した画像(画像データ)をネットワークを介して収録装置A1004に送信する。
収録装置A1004は、映像入力装置A1001で撮像した画像(画像データ)をネットワークを介して受信し、ハードディスク等の記憶媒体に記憶する。なお、この画像データは、不図示のビデオインターフェースを介して追尾装置A1003から受け取ることも可能である。
図9は、本発明の実施形態に係る追尾装置A1003のハードウェア構成の一例を示す図である。追尾装置A1003は、CPU901、ROM902、RAM903、HDD904、ネットワークインターフェース(N-I/F)905、入力装置906、表示装置907を含み、システムバス908を介して相互に接続されている。ネットワークインターフェース905はネットワーク(LAN)に接続されている。
CPU201は、追尾装置A1003を統括制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御装置である。ROM902は、CPU901が追尾装置A1003を制御するための各種プログラムを記憶する記憶装置である。追尾装置A1003は、ROM902に代えて、2次記憶装置を有するものとしてもよい。RAM903は、ROM902からCPU901により読み出されたプログラムが展開され、CPU901のワークエリア等として機能するメモリである。また、RAM903は、一時記憶メモリとして各種処理の対象となるデータを一時記憶するための記憶領域としても機能する。
HDD204は、映像入力装置A1001から入力される画像データ等の各種データを記憶する記憶装置である。画像データは、本実施形態の追尾装置A1003が物体の検知を行う対象である画像データである。画像データが他の記憶装置(例えば、ROM902、外部の記憶装置等)に記憶されている場合、追尾装置A1003は、HDD904を必ずしも有さなくてもよい。
ネットワークインターフェース905は、ネットワーク(LAN)を介した外部の装置等との通信に利用される回路である。CPU901は、ネットワークを介して接続先の映像入力装置A1001から画像データを取得できる。また、CPU901は、ネットワークを介して、映像入力装置A1001やパン・チルト駆動装置A1002を制御することができる。
入力装置906は、数値やテキスト等の入力用のキーボード、及び、表示装置907の表示領域の特定の表示位置を指示等するためのポインティングデバイスであり、マウスやタッチパネル等で構成される。ユーザは、入力装置906を操作することにより、表示装置907に表示された画像の中から追尾対象の物体を指定(選択)することができる。
CPU901が、ROM902、HDD904等に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することで、後述する追尾装置A1003の機能が実現される。また、CPU901が、ROM902、HDD904等に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することで、図2で後述するフローチャートの処理も実現される。
以上のように、追尾装置A1003のハードウェア構成は、PC(パーソナルコンピュータ)等に搭載されるハードウェア構成要素と同様のハードウェア構成要素を有している。そのため、本実施形態の追尾装置A1003は、PC、タブレット装置、サーバ装置等の情報処理装置で構成されることとする。また、本実施形態の追尾装置A1003が有する図1で後述する各種機能等は、PC等の情報処理装置上で動作するアプリケーションとして実装することができる。
図1は本実施形態に係る追尾装置(制御装置)を含んだ自動撮像システムの機能構成を示すブロック図である。自動撮像システムA1000は、ユーザが指定した特定のオブジェクトを追尾し自動撮像を行うシステムである。指定した追尾対象が画角の中心になるようパン・チルト制御により追尾を行い、映像の収録を行う。また、追尾対象の移動速度が遅い場合には、追尾対象が画角から外れる可能性が低いため、パン・チルト制御の頻度を落とし映像の揺れを低減する。自動追尾システムA1000は、映像入力装置A1001、パン・チルト駆動装置A1002、追尾装置A1003、収録装置A1004を有する。追尾装置A1003と収録装置A1004はネットワーク(LAN)、ビデオインターフェースを介して接続されている。
映像入力装置A1001は周囲を撮像して映像を生成する装置であり、カメラ等の撮像装置によって構成される。映像入力装置A1001は、撮像された映像情報を追尾装置A1003へ出力する。
パン・チルト駆動装置A1002は、映像入力装置A1001と不図示の部材により機械的に接続されており、モーター、ギア等により構成される。パン・チルト駆動装置A1002は追尾装置A1003からパン・チルト動作の一連の動作命令を受け取ると、モーターを制御しパン・チルト動作を行う。これにより、パン・チルト駆動装置A1002は、映像入力装置A1001の撮像方向を変更する。
収録装置A1004は、追尾装置A1003から入力された入力映像をHDDなどの記憶機器に保存する処理を行う。また、収録装置A1004は、不図示の表示部に入力映像を表示し、ユーザから追尾対象の指定を受け付ける。そして、ユーザにより指定された追尾対象の座標情報を追尾装置A1003に送る。なお、追尾対象の指定の方法は、これに限定されない。例えば、追尾装置の入力装置906(追尾対象入力部A1012)によりユーザが表示装置907に表示された画像から追尾対象の物体を指定することもできる。また、入力映像に含まれる物体のうち、特定の特徴量を有する物体を自動的に追尾対象として指定するようにしてもよい。
追尾装置A1003(制御装置)は、映像入力装置A1001(撮像装置)から入力された映像情報を解析し追尾対象が画角の中心となるようにパン・チルト動作命令を生成する。追尾装置A1003は、追尾対象の移動速度が速ければ高頻度で、遅ければ低頻度でパン・チルト動作命令を生成する。追尾装置A1003は、映像入力部A1005、物体検出部A1006、選択部A1007、計算部A1008、判定部A1009、パン・チルト駆動制御部A1010、映像配信部A1011、追尾対象入力部A1012、通信部A1013を有している。追尾装置A1003(制御装置)は、生成したパン・チルト動作命令をパン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)へ、映像情報を収録装置A1004へ出力する。
映像入力部A1005は、映像入力装置A1001で撮像された映像情報を入力し、物体検出部A1006、及び映像配信部A1011へ出力する。
物体検出部A1006(検出手段)は、映像入力部A1005から入力された映像情報を使用して、画像中の物体の検出処理を行う。物体の検出手法は、例えばテンプレートマッチング法や、ディープラーニングにより物体検出する方法等を用いる。それらの検出手法ついては公知の技術である為、詳細な説明は省略する。また、物体検出部A1006は検出したすべての物体にユニークなIDを割り当て、過去の物体検出結果から同一であると判断した物体には過去の検出物体と同一のIDを割り当てる。物体検出部A1006は、検出した物体の座標情報、ID情報を追尾対象選択部A1007へ出力する。座標情報は球面座標系による絶対座標で出力する。
追尾対象入力部A1012には、通信部A1013を介して、収録装置A1004から追尾対象の座標情報が入力される。なお、追尾装置の入力装置906(追尾対象入力部A1012)によりユーザが表示装置907に表示された画像から追尾対象の物体を指定することにより座標情報を入力することもできる。
追尾対象選択部A1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報が入力されると、物体検出部A1006から入力された物体の座標情報と追尾対象の座標情報を比較して最も近くの物体を追尾対象として設定する。追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報が入力されておらず、未だ追尾対象が設定されていない状態の場合、追尾処理は行わない。追尾対象選択部A1007は、追尾対象を設定すると、物体検出部A1006から入力された物体の座標情報とID情報の中から、追尾対象の座標情報、ID情報を選択し移動速度計算部A1008へ出力する。
移動速度計算部A1008は、追尾対象選択部A1007から入力された追尾対象の座標情報、ID情報を例えば過去10フレーム分保持し、ID情報に紐づけられた物体の移動速度を計算する。前回と異なるID情報が指定された場合は移動なしとする。また、移動速度が遅いほど駆動制御頻度を低く、移動速度が速いほど駆動制御頻度を高く制御するために、移動速度に基づき評価値を算出する。
ここで、図3を用いて移動速度の評価値(以降Xと記載)の算出方法を一例として説明する。R000は自動撮像システムで撮像している画角(全画角)の映像である。R001が画角の中心点、R002はR001の点からの距離が画角(全画角)の幅もくしは高さの1/8となる点を結んだ楕円である。同様に、R003が2/8、R004が3/8、R005が4/8の距離となる点を結んだ楕円である。R006のように、画角(全画角)の幅もくしは高さの2/8の距離を1秒間に進む速度で移動する場合の評価値を、X=1.0と定義する。この値は、駆動制御を1秒に1回の頻度で行う場合の評価値である。また、追尾対象の移動速度と評価値Xの値は比例し、駆動制御の頻度も評価値Xの値に比例する。R007のように、画角の1/8の距離を1秒間に進む速度では、評価値X=0.5となり、2秒間に1回駆動制御する。R008のように、画面の4/8の距離を1秒間に進む速度では、評価値X=2.0となり、0.5秒間に1回駆動制御する。また、追尾対象が移動なしもしくは移動速度が極端に遅い場合も低頻度で駆動制御するために、評価値Xの最低値を0.1とし、少なくとも10秒間に1回は駆動制御する。移動速度計算部A1008は追尾対象のID情報と座標情報、および移動速度評価値を判定部A1009へ出力する。
判定部A1009(判定手段)は、移動速度計算部A1008から追尾対象のID情報と座標情報、および評価値Xが入力される。そして、入力された評価値Xの値を積算して保持する。また、保持している評価値Xの積算値が閾値以上の値となったとき、追尾対象の座標情報を目標座標としてパン・チルト駆動制御部A1010へ出力した後、評価値Xの積算値をクリアする。ここで、積算値は追尾対象の移動速度が速いほど評価値Xの値が大きいため早く閾値達し、パン・チルト駆動制御が短い間隔で実施される(駆動頻度が高い)。一方、移動速度が遅いほど評価値Xの値が小さいため、閾値に達するのが遅くなり、結果としてパン・チルト駆動制御が長い間隔で実施される(駆動頻度が低い)。この仕組みにより、パン・チルトの駆動頻度を制御することができる。このように、本実施形態においては、追尾装置A1003(制御装置)のパン・チルト駆動制御部A1010(制御手段)は、物体(追尾対象)の動き情報(評価値X)に応じて、パン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)の駆動頻度を制御する。
パン・チルト駆動制御部A1010(制御手段)は、判定部A1009から追尾目標座標を入力されると、その目標座標へ画角の中心が移動するようにパン・チルト制御命令をパン・チルト駆動装置A1002へ出力する。すなわち、パン・チルト駆動制御部A1010(制御手段)は、物体検出部A1006(検出手段)により検出した物体の動きに追従して映像入力装置A1001(撮像装置)の撮像方向が変更されるようにパン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)を制御する。
映像配信部A1011は、映像入力部A1005から映像情報が入力されると通信部A1013を介して収録装置A1004へ映像情報を出力する。
追尾対象入力部A1012は、通信部A1013から追尾対象の座標情報が入力されると、追尾対象選択部A1007へ追尾対象の座標情報を出力する。
通信部A1013は、映像配信部A1011から入力された映像情報を収録装置A1004へ出力する。また、不図示のユーザ操作によって入力された追尾対象の目標座標は追尾対象入力部A1012へ入力される。
ここで、図2のフローチャートを参照しながら自動撮像システムの追尾処理を行う手順について説明する。
自動撮像システムA1000は、収録装置A1004に対するユーザ操作により起動され、自動撮像処理が開始されると、初めにS001において、映像入力部A1005は映像入力装置A1001から映像情報を取得する。そしてS002へ進む。なお、追尾装置A1003あるいは映像入力装置A1001に対するユーザ操作により自動撮像システムA1000を起動するようにしてもよい。
S002において、物体検出部A1006は映像入力部A1005から入力された映像を解析し映像内の物体の検出処理を行う。そしてS003へ進む。
S003において、物体検出部A1006は、物体が検出されたかどうかを判別する。真(S003でYES)の場合はS004へ進み、偽(S003でNO)の場合はS001へ進む。
S004において、物体検出部A1006は、過去に検出されていない新しい物体が検出されたかを判別する。真(S004でYES)の場合はS005へ進み、偽(S004でNO)の場合はS006へ進む。
S005において、物体検出部A1006は新しく検出された物体に新規のIDを割り当てる。そして、S006へ進む。
S006において、追尾対象選択部A1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報を取得する。そしてS007へ進む。
S007において、追尾対象選択部A1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報が取得できたかどうかを判別する。真(S007でYES)の場合はS008へ進み、偽(S007でNO)の場合はS009へ進む。
S008において、追尾対象選択部A1007は検出した物体の座標情報とID情報、追尾対象入力部A1012から取得した追尾対象の座標情報から、追尾対象とする物体を決定し、追尾対象として設定する。そしてS010へ進む。
S009において、追尾対象選択部A1007は、追尾対象が設定されているかどうかを判別する。真(S009でYES)の場合はS010へ進み、偽(S009でNO)の場合はS001へ進む。
S010において、移動速度計算部A1009は、追尾対象選択部A1007から入力された追尾対象の座標情報とID情報から物体の移動速度を計算する。また、移動速度から駆動制御の頻度を制御する評価値Xを算出する。そしてS011へ進む。
S011において、判定部A1009は、移動速度計算部A1008から入力された追尾対象の評価値Xの値を加算し保持する。そしてS012へ進む。
S012において、判定部A1009は、評価値Xの積算値が閾値以上に値になったかどうかを判定する。真(S012でYES)の場合はS013へ進み、偽(S012でNO)の場合はS016へ進む。
S013において、判定部A1009は、追尾の目標座標を追尾対象の中心に設定する。そして、S014へ進む。
S014において、パン・チルト駆動制御部A1010は、判定部A1009から入力された目標座標にパン・チルト駆動を行うよう、パン・チルト制御装置A1002にパン・チルト制御命令を出力する。そして、S015へ進む。
S015において、判定部A1009は、評価値Xの積算値をクリアし、S016へ進む。
S016において、収録装置A1004等に設けられた不図示の自動撮像システムOn/Offスイッチがユーザによって操作され、自動撮像システムの停止操作が行われたかどうかを判別する。偽(S016でNo)の場合はS001へ進み、真(S016でYES)の場合は自動撮像システムの動作を終了する。
以上のように、本実施形態において、追尾対象の移動速度が遅い場合にはパン・チルト駆動を低頻度で行うことで、映像の揺れを低減しつつ追尾対象を画角の中心に移動することができる。また、追尾対象の移動速度が速い場合にはパン・チルト駆動を高頻度で行うことで、追尾対象が画角から外れる可能性を低減することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る自動撮像システムの構成例について説明する。第1の実施形態では、追尾対象の移動速度に基づいて、パン・チルトの駆動頻度を制御したが、第2の実施形態では、移動速度に加えて、移動方向及び中心距離に基づいてパン・チルト・ズームの駆動頻度を制御する。また、第1の実施形態では、パン・チルト駆動の頻度を制御したが、第2の実施形態ではパン・チルト駆動に加えてズーム駆動の頻度も制御する。さらに、第1の実施形態では、単一の物体を追尾対象としたが、第2の実施形態では、単一の物体のみならず複数の物体をも追尾対象とすることができる。
図4は本実施形態に係る追尾装置を含んだ自動撮像システムの機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
自動撮像システムB1000は、複数のオブジェクトを追尾し自動撮像を行うシステムである。指定した全ての追尾対象が画角内に収まるようパン・チルト・ズーム制御により追尾を行い、映像の収録を行う。また、追尾対象の移動速度が遅い場合には、追尾対象が画角から外れる可能性が低いため、パン・チルト・ズーム制御の頻度を落とし映像の揺れを低減する。さらに、第1の実施形態のように単体の追尾対象を画角の中心になるよう追尾する場合には、追尾対象は基本的に画角の中心付近に位置し、画角の外側の方向に移動することが前提となる。しかし、本実施形態のように複数の追尾対象を追尾する場合、追尾対象ごとに移動方向や位置が異なる。そのため、移動方向が画角の中心方向に向いている場合や、追尾対象の位置が画角の中心付近である場合は、画角から外れる可能性が低いと判断しパン・チルト・ズーム制御の頻度が低くなるように調整する。ここで、追尾対象のうち1つでも画角から外れる可能性が高ければ、パン・チルト・ズーム制御の頻度は高くする。自動撮像システムB1000は、映像入力装置A1001(撮像装置)、パン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)、追尾装置B1003(制御装置)、収録装置A1004、ズーム駆動装置B1014を有する。追尾装置B1003と収録装置A1004はビデオインターフェース等を介して接続されている。
追尾装置B1003は、映像入力装置A1001から入力された映像情報を解析し、予め設定された複数の追尾対象が画角内に収まるようにパン・チルト・ズーム動作命令を生成する。追尾装置B1003は、全ての追尾対象について、移動速度・移動方向・画角の中心点からの距離を判定し、それらの情報から追尾対象が画角から外れる可能性が高いと判断すれば高頻度で、そうでなければ低頻度でパン・チルト・ズーム動作命令を生成する。追尾装置B1003(制御装置)は、映像入力部A1005、物体検出部A1006(検出手段)、移動速度計算部A1008、パン・チルト駆動制御部A1010(制御手段)、映像配信部A1011、追尾対象入力部A1012を有している。また、追尾装置B1003は、追尾対象選択部B1007、各種計算部(B1015~B1018)、ズーム駆動制御部B1019、追尾対象取消部B1020、通信部B1013をさらに有している。追尾装置B1003は、生成したパン・チルト動作命令をパン・チルト駆動装置A1002へ送信する。また、追尾装置B1003は、生成したズーム動作命令をズーム駆動装置B1014へ送信する。また、追尾装置B1003は、映像入力装置A1001(撮像装置)から入力された映像情報を収録装置A1004へ出力する。
追尾対象選択部B1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報が入力されると、物体検出部A1006から入力された物体の座標情報と追尾対象の座標情報を比較して最も近くの物体を追尾対象として設定する。また、追尾対象選択部B1007は、追尾対象取消部B1020から追尾取り消し対象の座標情報が入力されると、物体検出部A1006から入力された物体の座標情報と追尾取り消し対象の座標情報を比較して最も近くの物体を追尾対象の設定から削除する。追尾対象選択部B1007は、追尾対象が1つ以上設定されている場合、追尾処理を行う。追尾対象選択部B1007は、追尾対象が設定されると、追尾対象の座標情報、ID情報を選択し移動速度計算部A1008、移動方向計算部B1015、中心距離計算部B1016へ出力する。
移動方向計算部B1015は、追尾対象選択部B1007から入力された全ての追尾対象の座標情報、ID情報を過去10フレーム分保持し、ID情報に紐づけられた物体の移動方向を計算する。前回と異なるID情報が指定された場合は移動方向なしとする。また、移動方向が画角の中心側に向いている場合には駆動制御頻度を低く、画角の外側に向いている場合には駆動制御頻度を高く制御するために、移動方向に基づき評価値を算出する。
ここで、図6を用いて評価値(以降Yと記載)の算出方法を一例として説明する。P000は自動撮像システムで撮像している画角(全画角)の映像であり、P001が画角の中心点である。追尾対象P002のように、移動方向P005が画角の中心方向と一致する場合、Y=0.0とする。追尾対象P003のように、移動方向P006と画角の中心方向P007との間の角度が0~90°である場合、角度θに応じて以下の式(1)で決定する。
Figure 0007433820000001
追尾対象P004のように、移動方向P008と画角の中心方向P009の間の角度が90~180°である場合、Y=1.0とする。また、追尾対象が移動方向なしである(移動していない)とき、低い頻度で駆動制御するため、Y=0.5とする。移動方向計算部B1015は全ての追尾対象のID情報と評価値Yを判定部B1009へ出力する。
中心距離計算部B1016は、追尾対象選択部B1007から入力された全ての追尾対象の座標情報、ID情報から、現在の画角の中心点と追尾対象の座標との2点間の距離を計算する。また、追尾対象が画角の中心に近い場合には駆動制御頻度を低く、画角の中心から遠い場合には駆動制御頻度を高く制御するために、中心点からの距離から評価値を算出する。
ここで、図7を用いて評価値(以降Zと表記)の算出方法を一例として説明する。Q000は自動撮像システムで撮像している画角(全画角)の映像であり、Q001が画角の中心点である。追尾対象の座標が中心点Q001に位置する場合、Z=0.0とする。Q002はZ=1.0とする距離を定義した楕円であり、追尾対象の座標がQ002上に位置する場合、Z=1.0とする。Q002の距離を1とし、追尾対象と中心点Q001との距離をAとすると、以下の式(2)で算出する。
Z=A
例えば、追尾対象がQ002の2倍の距離にあたるQ003に位置する場合、Z=4.0となる。Q002の3倍の距離にあたるQ004に位置する場合は、Z=9.0となり、Q002の4倍の距離にあたるQ005に位置する場合は、Z=16.0となる。中心距離計算部B1016は全ての追尾対象のID情報と評価値を判定部B1009へ出力する。
判定部B1009は、移動速度計算部A1008から追尾対象のID情報と座標情報、および評価値Xが入力される。また、判定部B1009は、移動方向計算部B1015から追尾対象のID情報と評価値Yが入力される。さらに、判定部B1009は、中心距離計算部B1016から追尾対象のID情報と評価値Zが入力される。判定部B1009は、追尾対象ごとに移動速度の評価値である評価値X、移動方向の評価値である評価値Y及び中心距離の評価値Zを乗算して総合評価値を得る。そして、総合評価値を積算して保持する。この総合評価値の積算値は追尾対象ごとに保持する。判定部B1009は、何れかの追尾対象の総合評価値の積算値が閾値以上の値となったとき、全ての追尾対象の座標情報を目標座標計算部B1017へ出力したあと、全ての追尾対象の総合評価値の積算値をクリアする。なお、総合評価値を得る方法は、評価値X、Y及びZの乗算に限定されず、加算であってもよい。
ここで、総合評価値の積算値は追尾対象の移動速度が速いほど制御評価値Xが大きくなるため、早く閾値に達し、パン・チルト・ズーム駆動制御が短い間隔で実施される(駆動頻度が高い)。また、移動方向が画角の外側に向いているほど、評価値Yが大きくなるため、早く閾値に達し、パン・チルト・ズーム駆動制御が短い間隔で実施される(駆動頻度が高い)。同様に、現在位置が画角の中心から遠いほど、評価値Zが大きくなるため、早く閾値に達し、パン・チルト・ズーム駆動制御を短い間隔で行う(駆動頻度が高い)。この仕組みにより、パン・チルト・ズームの駆動頻度を制御することができる。このように、本実施形態においては、追尾装置A1003のパン・チルト駆動制御部A1010は、複数の物体(追尾対象)の各々の動き情報(総合評価値、評価値X、評価値Y、評価値Z)に応じて、パン・チルト駆動装置A1002の駆動頻度を制御する。
目標座標計算部B1017は、判定部B1009から全ての追尾対象の座標情報が入力されると、全ての追尾対象の中心位置を追尾目標座標とし、パン・チルト駆動制御部A1010へ出力する。また、全ての追尾対象の座標情報、および追尾目標座標をズーム倍率計算部B1018に出力する。
ズーム倍率計算部B1018は、目標座標計算部B1017から全ての追尾対象の座標情報、および追尾目標座標を受け取ると、パン・チルト駆動により画角(全画角)の中心が目標座標に移動した後の全ての追尾対象の座標を予測する。そして、各追尾対象が画角内の予め決められた目標とする撮像範囲内に収まるかどうかを判別し、収まらない場合は収まるようにズーム倍率を計算する。ズーム倍率計算部B1018は計算したズーム倍率をズーム駆動制御部B1019へ出力する。ここで、目標とする撮像範囲は画角(全画角)で規定される撮像範囲より少し狭い範囲に設定することで、追尾対象が画面端に位置している場合にはズームアウトし画角の内側に収まるように制御する。
ズーム駆動制御部B1019は、ズーム倍率計算部B1018からズーム倍率を入力されると、そのズーム倍率となるよう、ズーム制御命令をズーム駆動装置B1014へ出力する。
追尾対象取消部B1020は、通信部B1013から追尾取り消し対象の座標情報が入力されると、追尾対象選択部B1007へ追尾取り消し対象の座標情報を出力する。
通信部B1013は、映像配信部A1011から入力された映像情報を収録装置A1004へ出力する。不図示のユーザ操作によって入力された追尾対象の目標座標は追尾対象入力部A1012へ入力される。また、不図示のユーザ操作によって入力された追尾取り消し対象の目標座標は追尾対象取消部B1020へ入力される。
ズーム駆動装置B1014は映像入力装置A1001のズーム倍率を変える装置であり、モーター、ギア等により構成される。ズーム駆動装置B1014は追尾装置B1003からズーム動作の一連の動作命令を受け取ると、モーターを制御しズーム動作を行う。
その他の構成は第1の実施形態に記載の自動撮像システムと同じ構成である。
ここで、図5のフローチャートを参照しながら自動撮像システムB1000の追尾処理を行う手順について説明する。
自動撮像システムB1000はユーザ操作により起動され、自動撮像処理が開始されると、初めにS101において、映像入力部A1005は映像入力装置A1001から映像情報を取得する。そしてS102へ進む。
S102において、物体検出部A1006は映像入力部A1005から入力された映像を解析し映像内の物体の検出処理を行う。そしてS103へ進む。
S103において、物体検出部A1006は、物体が検出されたかどうかを判別する。真(S103でYES)の場合はS104へ進み、偽(S103でNO)の場合はS101へ進む。
S104において、物体検出部A1006は、過去に検出されていない新しい物体が検出されたかを判別する。真(S104でYES)の場合はS105へ進み、偽(S104でNO)の場合はS106へ進む。
S105において、物体検出部A1006は新しく検出された物体に新規のIDを割り当てる。そして、S106へ進む。
S106において、追尾対象選択部B1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報を取得する。そしてS107へ進む。
S107において、追尾対象選択部B1007は、追尾対象入力部A1012から追尾対象の座標情報が取得できたかどうかを判別する。真(S107でYES)の場合はS108へ進み、偽(S107でNO)の場合はS109へ進む。
S108において、追尾対象選択部B1007は検出した物体の座標情報とID情報、追尾対象入力部A1012から取得した追尾対象の座標情報から、追尾対象とする物体を決定し、追尾対象として設定する。そしてS109へ進む。
S109において、追尾対象選択部B1007は、追尾対象取消部B1020から追尾取り消し対象の座標情報を取得する。そしてS110へ進む。
S110において、追尾対象選択部B1007は、追尾対象取消部B1020から追尾取り消し対象の座標情報が取得できたかどうかを判別する。真(S110でYES)の場合はS111へ進み、偽(S110でNO)の場合はS112へ進む。
S111において、追尾対象選択部B1007は検出した物体の座標情報とID情報、追尾対象取消部B1020から取得した追尾取り消し対象の座標情報から、追尾取り消し対象とする物体を決定し、追尾対象から削除する。そしてS112へ進む。
S112において、追尾対象選択部A1007は、追尾対象が設定されているかどうかを判別する。真(S112でYES)の場合はS113へ進み、偽(S112でNO)の場合はS101へ進む。
S113において、移動速度計算部A1008は、追尾対象選択部B1007から入力された全ての追尾対象の座標情報とID情報から、全ての追尾対象の移動速度を計算する。また、移動速度から駆動制御の頻度を制御する移動速度の評価値Xを算出する。そしてS114へ進む。
S114において、移動方向計算部B1015は、追尾対象選択部B1007から入力された全ての追尾対象の座標情報とID情報から、全ての追尾対象の移動方向を計算する。また、移動方向から駆動制御の頻度を制御する移動方向の評価値Yを算出する。そしてS115へ進む。
S115において、中心距離計算部B1016は、追尾対象選択部B1007から入力された全ての追尾対象の座標情報とID情報から、全ての追尾対象の中心点からの距離を計算する。また、中心点からの距離に基づき駆動制御の頻度を制御する中心距離の評価値Zを算出する。そしてS116へ進む。
S116において、判定部B1009は、移動速度の評価値X、移動方向の評価値Y、中心距離の評価値Zの3つの情報を乗算して総合評価値を算出し、その値を積算し保持する。そしてS117へ進む。
S117において、判定部B1009は、何れかの追尾対象の総合評価値の積算値が閾値以上に値になったかどうかを判定する。真(S117でYES)の場合はS118へ進み、偽(S117でNO)の場合はS123へ進む。
S118において、目標座標計算部B1017は、全ての追尾対象の座標の中心を目標座標として設定する。そして、S119へ進む。
S119において、パン・チルト駆動制御部A1010は、目標座標計算部B1017から入力された目標座標にパン・チルト駆動を行うよう、パン・チルト制御装置A1002にパン・チルト制御命令を出力する。すなわち、パン・チルト駆動制御部A1010(制御手段)は、物体検出部A1006(検出手段)により検出した物体の動きに追従して映像入力装置A1001(撮像装置)の撮像方向が変更されるようにパン・チルト駆動装置A1002(駆動装置)を制御する。そして、S120へ進む。
S120において、ズーム倍率計算部B1018は目標座標計算部B1017から入力された全ての追尾対象の座標情報、および追尾目標座標から、全ての追尾対象が予め決められた目標とする撮像範囲内(目標領域以内)に収まるかどうかを判別する。真(S120でYES)の場合はS121へ進み、偽(S120でNO)の場合はS122へ進む。
S121において、ズーム倍率計算部B1018はズーム駆動制御部B1019へズーム倍率を出力し、目標とするズーム倍率となるようにズームアウト制御をおこなう。そしてS122へ進む。
S122において、判定部B1009は全ての追尾対象についての総合評価値の積算値をクリアし、S123へ進む。
S123において、ユーザ操作による不図示の自動撮像システムOn/Offスイッチが操作され、自動撮像システムの停止操作が行われたかどうかを判別する。偽(S123でNo)の場合はS101へ進み、真(S123でYES)の場合は自動撮像システムの動作を終了する。
以上のように、本実施形態において、追尾対象の動き情報に基づき、追尾対象が画角から外れにくい状況である場合にはパン・チルト・ズームの駆動を低頻度で制御することで、映像の揺れを低減しつつ追尾対象を画角内の中心に収めることができる。また、追尾対象が画角から外れやすい状況である場合にはパン・チルト・ズームの駆動を高頻度で制御することで、画角から外れる可能性を低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
上記実施形態において、映像入力装置A1001、パン・チルト駆動装置A1002、追尾装置A1003及び収録装置A1004が各々独立して構成されている例を説明したが、適宜組み合わせて一体型として構成することもできる。
また、第2の実施形態において、移動速度の評価値X、移動方向の評価値Y及び中心距離の評価値Zに基づいて総合評価値を得る例を説明したが、いずれか一つ又は二つの評価値に基づいて総合評価値を得ることもできる。
また、本発明における制御の一部または全部を上述した実施形態の機能を実現するプログラム(ソフトウェア)をネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置や情報処理装置に供給するようにしてもよい。そして、その撮像装置や情報処理装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
A1000 自動撮像システム
A1001 映像入力装置
A1002 パン・チルト駆動装置
A1003 追尾装置
A1004 収録装置
A1005 映像入力部
A1006 物体検出部
A1007 追尾対象選択部
A1008 移動速度計算部
A1009 判定部
A1010 パン・チルト駆動制御部
A1011 映像配信部
A1012 追尾対象入力部
A1013 通信部
B1000 自動撮像システム
B1003 追尾装置
B1007 追尾対象選択部
B1009 判定部
B1013 通信部
B1014 ズーム駆動装置
B1015 移動方向計算部
B1016 中心距離計算部
B1017 目標座標計算部
B1018 ズーム位置計算部
B1019 ズーム駆動制御部
B1020 追尾対象取消部

Claims (10)

  1. 撮像装置により撮像した画像から物体を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した物体の動きに追従して前記撮像装置の撮像方向が変更されるように駆動装置を制御する制御手段と、
    前記検出手段により検出した前記物体の移動速度を判定する判定手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記物体の移動速度が速いほど前記駆動装置の駆動頻度が高くなるように前記駆動装置の駆動頻度を制御し、
    前記物体が移動していない場合においても、前記物体が移動している場合よりも低い駆動頻度で前記駆動装置を制御することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記判定手段は、前記移動速度を示す評価値が閾値以上か否かを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記評価値が閾値以上と判定された場合に、前記駆動装置を駆動するように制御することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の制御装置において、
    前記判定手段は、前記画像の中心と前記物体との距離をさらに判定し、
    前記制御手段は、前記画像の中心と前記物体との距離に応じて前記駆動装置の駆動頻度を制御することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項に記載の制御装置において、
    前記制御手段は、前記画像の中心と前記物体との距離が大きいほど前記駆動装置の駆動頻度を高くすることを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記判定手段は、前記物体の移動方向を判定し、
    前記制御手段は、前記物体の移動方向に応じて前記駆動装置の駆動頻度を制御することを特徴とする制御装置。
  6. 請求項に記載の制御装置において、
    前記制御手段は、前記物体の移動方向と前記物体から前記画像の中心への方向との成す角度が大きいほど前記駆動装置の駆動頻度を高くすることを特徴とする制御装置。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記検出手段は、前記画像から複数の物体を検出し、
    前記判定手段は、前記複数の物体の各々について前記移動速度を判定し、
    前記制御手段は、前記複数の物体の各々の前記移動速度に応じて、前記駆動装置の駆動頻度を制御することを特徴とする制御装置。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  10. 撮像装置の撮像方向を変更する駆動装置の制御方法であって、
    撮像装置により撮像した画像から物体を検出するステップと、
    検出した物体の動きに追従して前記撮像装置の撮像方向が変更されるように駆動装置を制御するステップと、
    検出した前記物体の移動速度を判定するステップと、を有し、
    前記駆動装置を制御するステップにおいて、前記物体の移動速度が速いほど前記駆動装置の駆動頻度が高くなるように、前記駆動装置の駆動頻度を制御し、前記物体が移動していない場合においても、前記物体が移動している場合よりも低い駆動頻度で前記駆動装置を制御することを特徴とする駆動装置の制御方法。
JP2019172188A 2019-09-20 2019-09-20 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Active JP7433820B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019172188A JP7433820B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
US17/023,123 US11394873B2 (en) 2019-09-20 2020-09-16 Control apparatus, control method, and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019172188A JP7433820B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021052231A JP2021052231A (ja) 2021-04-01
JP7433820B2 true JP7433820B2 (ja) 2024-02-20

Family

ID=74881466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019172188A Active JP7433820B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11394873B2 (ja)
JP (1) JP7433820B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11445121B2 (en) * 2020-12-29 2022-09-13 Industrial Technology Research Institute Movable photographing system and photography composition control method
EP4432652A1 (en) * 2021-11-12 2024-09-18 Sony Group Corporation Information processing device, movable object, and information processing method

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171439A (ja) 2000-11-29 2002-06-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 自動追尾装置
JP2005123931A (ja) 2003-10-17 2005-05-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 撮影装置
JP2007049362A (ja) 2005-08-09 2007-02-22 Canon Inc 追尾装置及びその制御方法
WO2016068057A1 (ja) 2014-10-31 2016-05-06 富士フイルム株式会社 撮像装置及び対象物認識方法
JP2017157912A (ja) 2016-02-29 2017-09-07 シナノケンシ株式会社 自動追尾方法及び自動追尾雲台
JP2019078880A (ja) 2017-10-24 2019-05-23 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6021979A (en) * 1993-07-19 2000-02-08 Hughes Electronics Corporation Sun-referenced safe-hold control for momentum biased satellites
JPH09186927A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Sony Corp 追尾装置および追尾方法
JP2002171438A (ja) 2000-11-29 2002-06-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 自動追尾装置
JP4717701B2 (ja) * 2006-04-24 2011-07-06 キヤノン株式会社 撮像システム、撮影方向制御方法、及びプログラム
JP6510652B2 (ja) * 2015-08-26 2019-05-08 富士フイルム株式会社 撮像システム及び撮像制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171439A (ja) 2000-11-29 2002-06-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 自動追尾装置
JP2005123931A (ja) 2003-10-17 2005-05-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 撮影装置
JP2007049362A (ja) 2005-08-09 2007-02-22 Canon Inc 追尾装置及びその制御方法
WO2016068057A1 (ja) 2014-10-31 2016-05-06 富士フイルム株式会社 撮像装置及び対象物認識方法
JP2017157912A (ja) 2016-02-29 2017-09-07 シナノケンシ株式会社 自動追尾方法及び自動追尾雲台
JP2019078880A (ja) 2017-10-24 2019-05-23 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11394873B2 (en) 2022-07-19
US20210092281A1 (en) 2021-03-25
JP2021052231A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10451705B2 (en) Tracking control device, tracking control method, tracking control program, and automatic tracking imaging system
JP6988146B2 (ja) 演算処理装置及び演算処理方法
JP4241742B2 (ja) 自動追尾装置及び自動追尾方法
CN112703533B (zh) 对象跟踪
JP3440916B2 (ja) 自動追尾装置、自動追尾方法及び自動追尾プログラムを記録した記録媒体
JP7433820B2 (ja) 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
US10334150B2 (en) Camera system and method of tracking object using the same
KR20230002874A (ko) 제스처 제어 전자 디바이스의 제어 디스플레이 이득을 조정하기 위한 방법 및 디바이스
JP6574645B2 (ja) 撮像装置を制御する制御装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
US9759994B1 (en) Automatic projection focusing
JP2006229322A (ja) 自動追尾制御装置及び自動追尾制御方法、並びにプログラム、自動追尾システム
US20170242432A1 (en) Image processing for gesture-based control of an unmanned aerial vehicle
TWI638567B (zh) 用於控制可左右轉動及傾斜控制之攝影機之方法及裝置
WO2013121215A1 (en) Video tracking apparatus and method
KR102282470B1 (ko) 카메라 장치 및 이를 이용한 객체 추적 방법
TWI767714B (zh) 電子裝置以及其影像擷取器的控制方法
JP2017157912A (ja) 自動追尾方法及び自動追尾雲台
JP5322842B2 (ja) 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム
JP2017085439A (ja) 追尾装置
JP2023183206A (ja) 被写体追尾装置、被写体追尾装置の制御方法およびプログラム
JP7554025B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US20240022812A1 (en) Image capturing system, control apparatus, image capturing apparatus, and display apparatus constituting the system, control method, and display method
JP7325180B2 (ja) 追尾装置および方法
EP4187912A1 (en) Camera control apparatus, camera control method, and non-transitory storage medium
JP2022175854A (ja) 情報処理装置およびその制御方法ならびにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231006

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7433820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151