JP7432970B1 - Kpi設定システムおよびkpi設定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単にKPIを設定させることができ、しかも業績評価において重要な指標になる適切なKPIを設定させることができるKPI設定システムを提供する。【解決手段】KPI設定システムは、コンピュータによって、第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアE1を表示させ、計画売上高および計画固定費の入力を受け付け、計画変動費および計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、計画変動費または計画限界利益率を算出し、入力された値に基づいて、計画限界利益、計画利益を算出し、入力または算出された値によって、第1エリアE1の各値を更新する。【選択図】図3

Description

特許法第30条第2項適用 展示日:2023年2月16日~17日 展示会名:京都ビジネス交流フェア2023
本発明は、KPI(key performance indicator)に関するKPI設定システムおよびKPI設定プログラムに関する。
従来、KPI(重要業績評価指標)の適切な設定は、組織が目標を達成するために必要不可欠であり、業績評価において重要な指標になるとされている。KPIを設定することにより、組織のパフォーマンスを把握し、目標達成のためのプロセスを数値化して評価することが可能となる。つまり、KPIは組織にとって目標達成のための方向性を示し、正しい設定により、目標達成への取り組みを促進することができると言える。このような、KPIの設定、分析は、例えば、特許文献1および特許文献2において開示されている。特許文献1では、経営指標計算システムが開示されており、特許文献2では、KPI分析方法が開示されている。
ところで、KPIの設定および設定したKPIを分析することは重要であるが、会社の経営者は、必ずしもKPIの設定、分析に長けているわけではない。また、KPIに関するシステムは、例えば、特許文献1および特許文献2に開示のように、複雑な動作を含むシステムが多く、使いこなすには熟練を要するものが多い。したがって、実際のところ、上述のようなシステムを使用せずに、来期の目標として営業利益を「前年対比+10%」などと安易な設定をしてみたり、その設定した目標をどのように達成するのかを明確にしないまま来期の計画を終えたりする企業が多い。
特開2005-11278号公報 特開2021-144701号公報
そこで、本発明が開示しようとする課題は、比較的簡単にKPIを設定させることができ、しかも業績評価において重要な指標になる適切なKPIを設定させることができるKPI設定システム、KPI設定方法およびKPI設定プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るKPI設定システムは、
第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定システムであって、
演算装置および記憶装置を有するコンピュータを備え、
コンピュータは、
第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させ、
計画売上高および計画固定費の入力を受け付け、
計画変動費および計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、計画変動費または計画限界利益率を算出し、
入力された値に基づいて、計画限界利益、計画利益を算出し、
入力または算出された値によって、第1エリアの各値を更新する。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶し、
第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を、その項目とともに表示する第2エリアを、第1エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益を記憶し、
第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益と、第2所定期間における実績売上高、実績限界利益率、実績固定費および実績利益との各差分を算出し、
算出した当該各差分を特定の各項目とともに表示する第3エリアを、第1エリアおよび第2エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益と、を記憶し、
次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出し、
式a:売上高増減要因=(第2所定期間実績売上高-旧計画売上高)×旧計画限界利益率
式b:限界利益率増減要因=(第2所定期間実績限界利益率-旧計画限界利益率)×第2所定期間実績売上高
第2所定期間における計画された旧計画固定費および旧計画利益と、第2所定期間における実績固定費および実績利益との各差分を算出し、
算出した当該各差分および売上高増減要因、限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第3エリアを、第1エリアおよび第2エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第2所定期間における計画された旧計画変動費および旧計画限界利益を記憶し、
第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画変動費、旧計画限界利益、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益をその項目とともに表示する第4エリアを、第1エリア、第2エリアおよび第3エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
営業外収益および営業外費用の入力を受け付け、
第1エリアにおいて営業外収益および営業外費用を、さらに表示させ、
さらに入力された営業外収益および営業外費用に基づいて、計画利益を算出する。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第2所定期間における実績営業外収益および実績営業外費用を記憶し、
第2所定期間における計画された計画営業外収益および計画営業外費用を記憶し、
第2エリアにおいて実績営業外収益および実績営業外費用をさらに表示させ、
第2所定期間における計画営業外収益および計画営業外費用と、第2所定期間における実績営業外収益および実績営業外費用との各差分を算出し、
算出した当該各差分を特定の各項目とともに第3エリアにおいて、さらに表示させ、
第2所定期間における計画営業外収益および計画営業外費用を第4エリアにおいて、さらに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
各差分を、正の数かまたは負の数かによって色分けして表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第3所定期間における実績売上高、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶し、
第2および第3所定期間における実績売上高、実績限界利益率、実績固定費および実績利益の各差分を算出し、
算出した当該各差分を特定の各項目とともに表示する第5エリアを、第1エリアおよび第2エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第3所定期間における実績売上高、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶し、
次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出し、
式c:売上高増減要因=(第2所定期間実績売上高-第3所定期間実績売上高)×第3所定期間実績限界利益率
式d:限界利益率増減要因=(第2所定期間実績限界利益率-第3所定期間実績限界利益率)×第2所定期間実績売上高第2および第3所定期間における実績固定費および実績利益の各差分を算出し、
算出した当該各差分および売上高増減要因、限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第5エリアを、第1エリアおよび第2エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第3所定期間における実績変動費および実績限界利益を記憶し、
第3所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益をその項目とともに表示する第6エリアを、第1エリア、第2エリアおよび第5エリアとともに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
営業外収益および営業外費用の入力を受け付け、
第1エリアにおいて営業外収益および営業外費用を、さらに表示させ、
さらに入力された営業外収益および営業外費用に基づいて、計画利益を算出し、
第2所定期間における実績営業外収益、実績営業外費用を記憶し、
第3所定期間における実績営業外収益および実績営業外費用を記憶し、
第2エリアにおいて実績営業外収益、実績営業外費用を、さらに表示させ、
第2および第3所定期間における実績営業外収益および実績営業外費用の各差分を算出し、
算出した当該各差分を特定の各項目とともに第5エリアにおいて、さらに表示させ、
第2所定期間における実績営業外収益、実績営業外費用を第6エリアにおいて、さらに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、各差分を、正の数かまたは負の数かによって色分けして表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
第1エリアにおける各項目の各入力を受け付けるためのスピンボタンを第1エリアにおいて、さらに表示させ、
当該スピンボタンを用いた各値の入力を受け付ける。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
少なくとも計画売上高、計画限界利益率および計画固定費に基づいて、損益分岐点比率を算出し、
算出した損益分岐点比率を第1エリアにおいてさらに表示させる。
上記KPI設定システムは、好ましくは、
コンピュータが、さらに、
現在の売上高と、現在の売上総利益とを記憶し、
計画売上高に対する現在の売上高の達成率を算出し、
参照期間の入力を受け付け、
縦軸を金額とし横軸を入力された参照期間とする1つのプロットエリアにおいて、月ごとの売上総利益および月ごとの売上高を棒グラフで並べて表示するとともに月ごとの売上総利益を折れ線グラフで表示するグラフエリアを生成し、
計画売上高に対する現在の売上高の達成率とともに、生成したグラフエリアを表示させる。
上記KPI設定システムは、例えば、
コンピュータが、さらに、
次の式により月ごとの利益率を算出し、
式e:月ごとの利益率=月ごとの売上総利益÷月ごとの売上高
プロットエリアにおいて縦軸に率を追加し、
生成するグラフエリアを、月ごとの売上総利益の折れ線グラフの代わりに、算出した月ごとの利益率の折れ線グラフを表示するグラフエリアとする。
上記課題を解決するために、本発明に係るKPI設定プログラムは、
第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定プログラムであって、演算装置および記憶装置を有するコンピュータに、
第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させることと、
計画売上高および計画固定費の入力を受け付けることと、
計画変動費および計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、計画変動費または計画限界利益率を算出することと、
入力された値に基づいて、計画限界利益、計画利益を算出することと、
入力または算出された値によって、第1エリアの各値を更新することとを実行させる。
本発明に係るKPI設定システムは、比較的簡単にKPIを設定させることができ、しかも業績評価において重要な指標になる適切なKPIを設定させることができる。
本発明の実施例に係るKPI設定システムの全体図である。 コンピュータのブロック図である。 第1画像を示す図である。 第2画像を示す図である。 第3画像を示す図である。
以下、添付図を参照しつつ、本発明のKPI設定システムおよびKPI設定プログラムに係る一実施例について説明する。
まず、本明細書におけるいくつかの語句について説明する。本発明における第1、第2、第3所定期間における期間は、本実施例では、事業年度ごととしており、各「1年間」としているが、単なる一例であって、1年未満でもよい。また、事業年度における決算期は、本実施例では、「9月」としているがこれも単なる一例であって、他の月を決算期としてもよい。
また、「第1所定期間」とは、KPIを設定する所望の期間(事業期間)のことである。「第2所定期間」とは、後で説明するユーザによって設定される期間(事業期間)のことである。また、「第3所定期間」とは、第2所定期間の前年の期間(事業期間)のことである。なお、第1所定期間と第2所定期間とが同じ期間となることがある。また、本実施例における「当年度」とは、第2所定期間のことであり、「前年度」とは、第3所定期間のことである。
「実績経常利益」、「旧計画経常利益」および「計画経常利益」が、本発明の「実績利益」、「旧計画利益」および「計画利益」にそれぞれ相当する。
<ハードウェア構成>
次に、本実施例おけるハードウェア構成について説明する。図1は、本実施例に係るKPI設定システムSの全体図である。図1に示すように、KPI設定システムSは、コンピュータ1と、表示装置5と、入力装置6と、を備えている。
コンピュータ1は、演算装置C1(CPU:Central Processing Unit)と、記憶装置C2と、メモリC3と、を有する。コンピュータ1は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットでもよいし、いわゆるサーバコンピュータであってもよい。コンピュータ1は、表示装置5および入力装置6と有線または無線によって通信可能に構成されている。記憶装置C2には、OS(Operating System)の他に、KPI設定プログラムPが記憶されている。
表示装置5は、コンピュータ1から入力された情報を表示する。表示装置5は、例えば、コンピュータ1から分離されたモニタでもよいし、スマートフォン、タブレットのようにコンピュータ1に一体化されたモニタでもよく、特に限定されない。
入力装置6は、コンピュータ1に値を入力するための装置であって、マウス、キーボードだけでなく、タッチパネルを有するスマートフォン、タブレットといったデバイスでもよく、特に限定されない。
<コンピュータの構成>
次に、コンピュータ1の機能的構成について説明する。図2は、コンピュータ1のブロック図である。図2に示すように、コンピュータ1は、記憶部10と、期間入力部11と、切り替え入力部12と、表示部13と、実績値入力部16と、限界利益算出部17と、限界利益率算出部18と、経常利益算出部24と、差分算出部26と、増減要因算出部28と、小計算出部30と、計画値入力部32と、変動費算出部34と、損益分岐点比率算出部37と、達成率算出部38と、参照期間入力部39と、商品入力部40と、グラフ生成部41と、レポート出力部42と、比較算出部43と、を有する。
記憶部10は、表示装置5に表示させるための第1画像G1、第2画像G2および第3画像G3を記憶している。また、記憶部10は、識別子、原価、販売数量および販売先を含む各商品の商品情報、前年度および現在の年度(本実施例では2023年度)の売上高、前年度および現在の年度の売上総利益、ならびに計画された旧計画売上高、旧計画変動費、旧計画限界利益、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画経常利益を予め記憶している。なお、本実施例では、記憶部10は、他のデータを事前に記憶していないことを前提に説明しているが、記憶部10は、予め他のデータを記憶していてもよいし、現在の年度の売上高を記憶していなくてもよい。
また、記憶部10は、ユーザによって直接入力されたデータおよびコンピュータ1によって算出されたデータを記憶する。また、記憶部10は、別のデバイスや別の記憶装置から受信したデータを記憶してもよい。
図3は、第1画像G1を示している。図3に示すように、第1画像G1は、第1エリアE1(希望年度の計画エリア)、第2エリアE2(当年度実績エリアの上段)、第5エリアE5(当年度実績エリアの下段)および第6エリアE6(前年度実績エリア)を有する。第5エリアE5における各項目の色は、他のエリアの色と異なっている。これにより、第5エリアE5を他のエリアよりも際立たせ、ユーザによる第5エリアE5の認識を高めている。
また、図4は、第2画像G2を示している。図4に示すように、第2画像G2は、第1エリアE1(希望年度の計画エリア)、第2エリアE2(当年度実績エリアの上段)、第3エリアE3(当年度実績エリアの下段)および第4エリアE4(当年度計画エリア)を有する。第1および第2画像G1、G2における第1エリアE1および第2エリアE2は、第1および第2画像G1、G2における共通のエリアである。
本実施例では、第1および第2画像G1、G2は、期間入力エリアE7を左上に有し、画像切替エリアE8を左右方向中央の上部に有する。画像切替エリアE8は、「時系列比較分析」、「計画対実績比較分析」の各語句とともにオプションボタンを有する。第1画像G1が時系列比較分析に対応する画像であって、第2画像G2が計画対実績比較分析に対応する画像である。
また、第1および第2画像G1、G2は、図中における「*」印が示された各項目において、各入力エリアを有する。
期間入力部11は、期間入力エリアE7に入力された当年度(第2所定期間)の入力を受け付ける。期間入力部11は、入力されたデータを記憶部10および表示部13に送信する。本実施例では、「2023」のデータが期間入力エリアE7に表示されている。すなわち、本実施例では、2022年10月から2023年9月までの期間が「第2所定期間」であり、2021年10月から2022年9月までの期間が「第3所定期間」である。なお、本実施例では、希望年度の計画における期間(第1所定期間)は、2023年10月から2024年9月としているが、例えば、第2所定期間と同じ2022年10月から2023年9月までとしてもよく、必ずしも当年度の次の年度に限定されない。
切り替え入力部12は、画像切替エリアE8におけるオプションボタンの入力を受け付けている。切り替え入力部12は、ユーザによっていずれかのオプションボタンがクリックされると、「時系列比較分析」、「計画対実績比較分析」のいずれのオプションボタンがクリックされたのかを表示部13に送信する。
表示部13は、期間入力部11から受信した期間に基づいて、対応する期間の第1画像G1または第2画像G2を表示させる。また、表示部13は、切り替え入力部12から受信したデータに基づいて、表示装置5に表示させる画像を第1画像G1または第2画像G2に切り替える。
また、表示部13は、ユーザによって各エリアに入力されたデータ、各算出部によって算出されたデータ、および予め記憶されているデータを第1および第2画像G1、G2において表示装置5に表示させる。
次に、図2、図3および図4を参照しつつ、各入力部および各算出部について説明する。なお、図3~図5における画像は、単なるサンプル画像であって、図中の数字について互いに整合性がとれていないことがある。
実績値入力部16は、第2エリアE2における対応する年度(本実施例では2023年度)の実績変動費、実績固定費、実績営業外収益および実績営業外費用の入力を受け付ける。なお、第2エリアE2における実績売上高に関しては、上述したとおり、現在の年度(本実施例では2023年度)の売上高を予め記憶しているので、入力する必要はない。ただし、これは、単なる一例であって、実績値入力部16は、当年度の実績売上高の入力を受け付けてもよい。実績売上高が入力されない場合、第2エリアE2には記憶されている実績売上高が表示される。
また、実績値入力部16は、第6エリアE6における対応する年度の実績売上高、実績変動費、実績固定費、実績営業外収益および実績営業外費用の入力を受け付ける。なお、本実施例では、前年度の売上高も記憶されているので、入力されない場合、第6エリアE6には記憶されている実績売上高が表示される。
第2エリアE2および第6エリアE6に入力された各実績値は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、受信した各実績値を記憶し、表示部13は、受信した各実績値を、図3、図4に示すように、第2エリアE2および第6エリアE6において表示装置5に表示させる。
限界利益算出部17は、前年度実績および当年度実績に係る各実績売上高および各実績変動費から次の式(1)により、各実績限界利益を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された各実績限界利益を記憶し、表示部13は、算出された各実績限界利益を第2エリアE2、第4エリアE4および第6エリアE6に表示させる。
式(1):限界利益=売上高-変動費
限界利益率算出部18は、前年度実績および当年度実績に係る各実績売上高および各実績限界利益から次の式(2)により、各実績限界利益率を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された各実績限界利益率を記憶し、表示部13は、算出された各実績限界利益率を第2エリアE2、第4エリアE4および第6エリアE6に表示させる。
式(2):限界利益率(%)=限界利益÷売上高×100
経常利益算出部24は、前年度実績および当年度実績に係る各実績限界利益、各実績固定費、各実績営業外収益および各実績営業外費用から次の式(3)により、各実績経常利益を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された各実績経常利益を記憶し、表示部13は、算出された各実績経常利益を第2エリアE2、第4エリアE4および第6エリアE6に表示させる。
式(3):経常利益=限界利益-固定費+営業外収益-営業外費用
差分算出部26は、次の式(4)~(7)によって、当年度実績および前年度実績に係る実績経常利益、実績固定費、実績営業外収益および実績営業外費用の各差分を算出する。記憶部10は、算出された各差分を記憶する。表示部13は、算出された実績経常利益の差分を「経常利益増減額」、実績固定費増減要因の差分を「固定費増減要因」、実績営業外収益の差分を「営業外収益増減要因」、および実績営業外費用の差分を「営業外費用増減要因」として第5エリアE5に表示させる。これにより、KPI設定システムSは、経常利益の差分に対して、固定費、営業外収益および営業外費用がどの程度影響しているのかをユーザに認識させることができる。
式(4):経常利益増減額=当年度経常利益-前年度経常利益
式(5):固定費増減要因=前年度固定費-当年度固定費
式(6):営業外収益増減要因=当年度営業外収益-前年度営業外収益
式(7):営業外費用増減要因=前年度営業外費用-当年度営業外費用
増減要因算出部28は、次の式(8)および(9)によって、前年度実績および当年度実績に係る売上高増減要因および限界利益率増減要因を算出する。記憶部10は、算出された売上高増減要因および限界利益率増減要因を記憶する。表示部13は、算出された売上高増減要因および限界利益率増減要因を第1画像G1の当年度実績エリアの下段(第5エリアE5)に表示させる。これにより、KPI設定システムSは、前年度および当年度の経常利益の差分に対して、前年度および当年度の売上高の差分と、前年度および当年度の限界利益率の差分のうちどちらがより影響させているのかをユーザに認識させることができる。
式(8):売上高増減要因=(当年度売上高-前年度売上高)×前年度限界利益率
式(9):限界利益率増減要因=(当年度限界利益率-前年度限界利益率)×当年度売上高
小計算出部30は、次の式(10)によって、各要因(額)の合計を算出する。記憶部10は、算出された各要因(額)の合計を記憶し、表示部13は、算出された各要因(額)の合計を「小計」として第3エリアE3に表示させる。
式(10):小計=売上高増減要因+限界利益率増減要因+固定費増減要因+営業外収益増減要因+営業外費用増減要因
表示部13は、第3エリアE3および第5エリアE5における値の表示において、正の値と、負の値とで色分けして表示させる。本実施例では、表示部13は、正の値を緑色、負の値を赤色で表示させる。これにより、KPI設定システムSは、経常利益の差分に対して、いずれの要因によってマイナスの影響を与えたのか、いずれの要因によってプラスの影響を与えたのかをユーザに直感的に認識させることができる。なお、色分けに係る各色は、単なる一例であって、表示部13による色分けは上述の色に限定されない。
計画値入力部32は、第1エリアE1における計画売上高、計画限界利益率、計画固定費、計画営業外収益および計画営業外費用の入力を受け付ける。第1エリアE1のおける各項目には、スピンボタンSBが隣接して配置されており、計画値入力部32は、ユーザによるスピンボタンSBの操作の入力を受け付けるよう構成されている。入力された各計画値は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、入力された各計画値を記憶し、表示部13は、入力された各計画値を表示装置5に表示させる。
限界利益算出部17は、計画売上高および計画限界利益率から次の式(11)により、計画限界利益を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された計画限界利益を記憶し、表示部13は、算出された計画限界利益を第1エリアE1に表示させる。
式(11):限界利益=売上高×限界利益率
変動費算出部34は、計画売上高および計画限界利益から次の式(12)により、計画変動費を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された計画変動費を記憶し、表示部13は、算出された計画変動費を第1エリアE1に表示させる。
式(12):変動費=売上高-限界利益
損益分岐点比率算出部37は、次の式(13)により、損益分岐点比率を算出する。算出された損益分岐点比率は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、算出された損益分岐点比率を記憶し、表示部13は、算出された損益分岐点比率を第1エリアE1(損益分岐点比率表示エリアE9)に表示させる。なお、式(13)では、営業外収益および営業外費用を含めて損益分岐点比率を算出しているが、一例であって、損益分岐点比率算出部37は、営業外収益および営業外費用を除いて損益分岐点比率を算出してもよい。この場合、損益分岐点比率を算出する式は、式(13-1)になる。
式(13):損益分岐点比率(%)=((固定費-営業外収益+営業外費用)÷限界利益率)÷売上高×100
式(13-1):損益分岐点比率(%)=(固定費÷限界利益率)÷売上高×100
経常利益算出部24は、計画限界利益、計画固定費、計画営業外収益および計画営業外費用から上述の式(3)により、計画経常利益を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された計画経常利益を記憶し、表示部13は、算出された計画経常利益を第1エリアE1に表示させる。
各算出部は、ユーザによる計画値の入力に応じて各計画値をリアルタイムで算出するので、KPI設定システムSは、計画値の入力によるリアルタイムの各値の変化をユーザに直感的に認識させることができる。より具体的には、計画売上高、計画限界利益率、計画固定費、計画営業外収益および計画営業外費用の増減により、計画経常利益がどの程度変動するのか、計画限界利益率の増減により、変動費、限界利益がどの程度変動するのかを、ユーザに直感的に認識させることができる。
損益分岐点比率は、実際の売上高を100%とした場合に、損益分岐点売上高がどの割合になるのかを示す財務分析の指標である。KPI設定システムSは、損益分岐点比率を表示させることにより、新商品や新規事業の立ち上げに必要な最低限の売上高、コスト削減や効率化のために必要な最低限の売上高をユーザに特定させることができる。また、損益分岐点比率の高低から、経営にどのくらいの余裕があるのかをユーザに認識させることができる。例えば、損益分岐点比率が高い場合、経営に余裕がない、すなわち利益幅が少なくなっていることをユーザに認識させることができる。逆に損益分岐点比率が低い場合、利益幅が多く安全であることをユーザに認識させることができる。損益分岐点比率が100%を超えている場合、赤字であるということを一目でユーザに理解させることができる。なお、損益分岐点比率は、安全余裕率(安全余裕率(%)=100-損益分岐点比率)を算出するのに利用してもよい。安全余裕率は、損益分岐点比率が高いと低くなるので、経営に余裕がないことをユーザに認識させることができる。
KPI設定システムSは、計画営業利益ではなく計画経常利益を本発明における「計画利益」として構成されている。経常利益は、「経常的に得た利益」、すなわち経営面で常に確保したい一定の利益を示している。したがって、経常利益は、現在、会社が全体として儲かっているのかどうかの指標になる。また、営業外損益は固定費扱いされることもあるところ、経常利益は、営業外損益が含まれているので会社全体の利益目標として考えやすい。一方、営業利益は、会社の本業での実力を知るには良いが、営業外損益が除かれているため、現在、会社が全体として儲かっているのかどうかの指標にならない。さらに、情報サービス提供会社によって提供される基本分析表(優良企業・黒字企業・欠損企業の比較表)においては、経常利益が比較対象になっているため、経常利益を用いることにより会社がどの位置(優良・黒字・欠損・平均)にあるのかを確認することができる。
KPI設定システムSは、上記構成を備えていることにより、前年度の各実績値と当年度の各実績値とを参照させるだけでなく、それらの増減要因をも参照させながらユーザにKPI設定をさせることができる。具体的には、ユーザは、次の事項を確認しながらKPI設定をすることができる。
・前年度実績経常利益と当年度実績経常利益との差分は、いずれの要因に基づいているのか。
・経常利益を上げるために、どの程度の量、どの程度の割合で売上高を上げればよいのか。
・経常利益を上げるために、限界利益率をどの程度上昇させればよいのか。
記憶部10は、このようにして設定された希望年度の各計画値(KPI)を希望年度に対応付けて記憶する。
表示部13は、当年度における計画された旧計画売上高、旧計画変動費、旧計画限界利益、旧計画限界利益率、旧計画固定費、旧計画営業外収益、旧計画営業外費用および旧計画経常利益をその項目とともに第4エリアE4に表示する。
差分算出部26は、次の式(14)~(17)によって、当年度実績および当年度計画に係る実績経常利益、実績固定費、実績営業外収益および実績営業外費用と、当年度(第2所定期間)における計画された旧計画売上高、旧計画変動費、旧計画限界利益、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画経常利益と、の各差分を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された各差分を記憶する。表示部13は、算出された経常利益の差分を「経常利益増減額」、固定費増減要因の差分を「固定費増減要因」、営業外収益の差分を「営業外収益増減要因」、および営業外費用の差分を「営業外費用増減要因」として第2画像G2の第3エリアE3に表示させる。
式(14):経常利益増減額=当年度経常利益-旧計画経常利益
式(15):固定費増減要因=旧計画固定費-当年度固定費
式(16):営業外収益増減要因=当年度営業外収益-旧計画営業外収益
式(17):営業外費用増減要因=旧計画営業外費用-当年度営業外費用
増減要因算出部28は、次の式(18)および(19)によって、当年度実績および当年度計画に係る売上高増減要因および限界利益率増減要因を算出し、算出した値を記憶部10および表示部13に送信する。記憶部10は、算出された売上高増減要因および限界利益率増減要因を記憶する。表示部13は、算出された売上高増減要因および限界利益率増減要因を第3エリアE3に表示させる。
式(18):売上高増減要因=(当年度売上高-旧計画売上高)×旧計画限界利益率
式(19):限界利益率増減要因=(当年度限界利益率-旧計画限界利益率)×当年度売上高
KPI設定システムSは、上記構成を備えていることにより、当年度の各計画値と当年度の各実績値とを参照させるだけでなく、それらの増減要因をも参照させながらユーザにKPI設定をさせることができる。これにより、ユーザは、次の事項を確認しながらKPI設定をすることができる。
・計画経常利益と実績経常利益との差分は、いずれの要因に基づいているのか。
・計画と実績とのずれをどの項目によって、どの程度修正すべきか。
次に、図2および図5を参照しつつ、KPI設定システムSの構成についてさらに説明する。
記憶部10は、さらに第3画像G3を記憶している。図5に示すように、第3画像G3は、参照期間入力エリアE10と、グラフ表示エリアE11と、KPI達成率表示エリアE12と、売上高表示エリアE13と、販売数量表示エリアE14と、売上総利益表示エリアE15と、在庫高表示エリアE16と、商品別レポート表示エリアE17と、地域別販売数量表示エリアE18と、売上高比較エリアE19と、販売数量比較エリアE20と、売上総利益比較エリアE21と、商品入力エリアE22と、を有する。
達成率算出部38は、記憶されている商品情報と計画された計画売上高とに基づいて、計画売上高に対する現在の売上高の達成率を算出する。算出された達成率は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は算出された達成率を記憶し、表示部13は算出された達成率をKPI達成率表示エリアE12に表示させる。本実施例では、KPI達成率表示エリアE12は、ゲージグラフを有し、達成率をゲージグラフおよびゲージグラフ内の数値で表示している。これにより、KPI設定システムSは、現在のKPIの達成率をユーザに直感的に認識させることができる。
参照期間入力部39は、参照期間の入力を受け付ける。入力された値は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、入力された参照期間を記憶し、表示部13は、入力された参照期間を参照期間入力エリアE10に表示させる。
商品入力部40は、商品の識別子の入力を受け付ける。入力された商品の識別子は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、入力された商品の識別子を記憶し、表示部13は、入力された商品の識別子を商品入力エリアE22に表示させる。
グラフ生成部41は、縦軸を金額とし横軸を入力された参照期間とする1つのプロットエリアにおいて、月ごとの売上総利益および月ごとの売上高を棒グラフで並べて表示するとともに売上総利益の傾向を折れ線グラフで表示するグラフエリアを生成する。生成されたグラフエリアは、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は生成されたグラフエリアを記憶し、表示部13は、生成されたグラフエリアをグラフ表示エリアE11に表示させる。
レポート出力部42は、入力された参照期間に対応する売上高、販売数量、売上総利益、および地域別販売数量、ならびに現在の在庫高を出力する。出力された各値は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、出力された各値を記憶する。表示部13は、出力された各値を売上高表示エリアE13、販売数量表示エリアE14、売上総利益表示エリアE15、地域別販売数量表示エリアE18および在庫高表示エリアE16にそれぞれ表示させる。なお、出力される販売数量は全商品の販売数量であり、出力される在庫高は全商品の在庫高であり、出力される地域別販売数量は全商品に関する地域別の販売数量である。
レポート出力部42は、さらに、入力された商品の識別子および参照期間に対応する商品の売上高を出力する。出力された商品の売上高は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、出力された商品の売上高を記憶し、表示部13は、出力された商品の売上高を商品別レポート表示エリアE17に表示させる。
グラフ生成部41は、レポート出力部42によって出力された商品の売上高に基づいて棒グラフをさらに生成する。生成された棒グラフは、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は、生成された棒グラフを記憶し、表示部13は、生成された棒グラフを商品別レポート表示エリアE17に表示させる。
比較算出部43は、入力された参照期間の最初の月における売上高、販売数量および売上総利益が、対応する月の前年の売上高、販売数量および売上総利益に対してどの程度の割合(%)で増減しているのかを算出する。算出された各割合は、記憶部10および表示部13に送信される。記憶部10は算出された各割合を記憶し、表示部13は、算出された各割合を売上高比較エリアE19、販売数量比較エリアE20および売上総利益比較エリアE21にそれぞれ表示させる。
KPI設定システムSは、第3画像G3をユーザに参照させることにより、KPI達成率、すなわち、計画売上高に対する現在の売上高の達成率とともに、グラフエリア表示によって参照期間における売上総利益、売上高、売上総利益の傾向をユーザに直感的に認識させることができる。
しかも、KPI設定システムSは、ユーザが特に気になる商品については、商品入力エリアE22にその商品の識別子を入力させ、入力された商品別の売上高を商品別レポート表示エリアE17に表示させることで、ユーザに商品別の売上高を認識させることができる。
さらに、KPI設定システムSは、参照期間の最初の月と対応する前年度の月との売上高、販売数量および売上総利益を比較を表示させることで、ユーザに売上高、販売数量および売上総利益の前年度との比較を月単位で認識させることができる。
以上の構成を備えていることにより、KPI設定システムSは、次のような効果を有する。
<前年度実績と当年度実績との比較、要因の認識>
KPI設定システムSは、第2エリアE2および第6エリアE6における前年度と当年度との各実績値を参照させることで、前年度と当年度との経常利益の差をユーザに認識させることができる。
また、負数の色と正数の色とを異ならせた第5エリアE5を参照させることにより、前年度と当年度との経常利益の差がどの要因に基づくのかを、直感的に認識させることができる。しかも、KPI設定システムSは、経常利益の差の要因を認識させるために、前年度の売上高および限界利益と当年度の売上高および限界利益との差分を単に示すのではなく、式(8)、式(9)によって各差分に前年度限界利益率、当年度売上高をそれぞれ乗ずることで、経常利益の差の要因を売上高増減、限界利益増減として認識させることができる。
<第1画像におけるKPI設定>
そして、KPI設定システムSは、第5エリアE5を表示させ前年度と当年度との比較・その要因をユーザに認識させた状態でKPI設定エリア(第1エリアE1)を表示させるので、ユーザに過去の経常利益の要因を容易に認識させながらKPIの設定をさせることができる。
しかも、KPI設定システムSは、設定された売上高、その他の値をスピンボタンSBで上下させることにより、変動費、限界利益、特に、経常利益の変動をリアルタイムに認識させながら各値を設定させることができる。これにより、KPI設定システムSは、ユーザに各値を変動させたときの経常利益をシミュレーションさせることができる。
<当年度計画と当年度実績との比較、要因の認識>
KPI設定システムSは、第2エリアE2および第4エリアE4における当年度計画と当年度実績とを参照させることで、当年度計画と当年度実績との差をユーザに認識させることができる。
また、KPI設定システムSは、負数の色と正数の色とを異ならせた第3エリアE3を参照させることにより、計画と実績における経常利益の差がどの要因に基づくのかを、直感的に認識させることができる。しかも、KPI設定システムSは、これら経常利益の差の要因を認識させるために、売上高および限界利益における計画と実績との差分を単に示すのではなく、式(18)、式(19)によって各差分に旧計画限界利益率、当年度売上高をそれぞれ乗ずることで、経常利益の差の要因を売上高増減、限界利益増減として認識させることができる。
<第2画像におけるKPI設定>
そして、KPI設定システムSは、第3エリアE3を表示させ、計画と実績との比較、その要因をユーザに認識させた状態でKPI設定エリア(第1エリアE1)を表示させるので、ユーザに計画と実績との差の要因を容易に認識させながらKPIの設定をさせることができる。
しかも、KPI設定システムSは、上述したように、設定された売上高、その他の値をスピンボタンSBで上下させることにより、変動費、限界利益、特に、経常利益の変動をリアルタイムに認識させながら各値を設定させることができる。
<第3画像におけるKPI達成率の認識>
さらに、KPI設定システムSは、第3画像G3において、現在のKPI達成率をリアルタイムで表示させながら、参照期間を入力させ、その参照期間における売上高、売上高総利益、および売上総利益の傾向をユーザに認識させることができる。これにより、現在のKPI達成率がどのような売上高の推移による結果であるかをユーザに容易に認識させることができる。しかも、KPI設定システムSは、参照期間を任意に入力させることにより、指定月における当年度と前年度との売上高、販売数量、売上高総利益の差を認識させることができる。
加えて、KPI設定システムSは、地域ごとの販売数量を表示させることにより、地域差によるKPI達成率(売上高達成率)の要因をユーザに認識させ、指定の商品の販売数量を表示させることにより、商品に基づくKPI達成率(売上高達成率)の要因をユーザに認識させることができる。
<第2画像におけるKPIの更新>
KPI設定システムSは、当年度と希望年度とを同一の年度とさせることもできる。したがって、KPI設定システムSは、KPI設定後、第3画像G3においてKPI達成率とその推移をユーザに認識させ、かつ、第2画像G2において当年度のKPI設定を認識させた状態で、改めて当年度のKPIを設定(更新)させることができる。これにより、ユーザは、適切にKPIを更新することができる。
以上、本発明のKPI設定システムSおよびKPI設定プログラムPの一実施例について説明してきたが、本発明は、上記実施例に限定されるものではない。例えば、本発明に係るKPI設定システムSおよびKPI設定プログラムPは、以下の変形例を組み合わせて実施されてもよい。
<変形例>
・KPI設定システムSは、営業外収益および営業外費用を除くことにより、経常利益の代わりに営業利益を本発明における「計画利益」、「実績利益」、「旧計画利益」としてもよい。この場合、KPI設定システムSは、企業の通常の事業活動で得る利益(すなわち、営業利益)に係るKPI設定をユーザに行わせることができる。
・第1エリアE1における売上高、限界利益率、固定費、営業外収益、営業外費用の入力は、スピンボタンSBに限定されない。例えば、スピンボタンSBの代わりに、直接値を入力させたり、スライダーによって値を入力させてもよい。
・上記実施例では、第1エリアE1では、限界利益率を入力させ、限界利益算出部17および変動費算出部34によって変動費および限界利益を算出させていたが、その代わりに、変動費を入力させ、限界利益算出部17によって限界利益を算出させ、かつ、限界利益率算出部18によって限界利益率を算出させてもよい。
・第5エリアE5における売上高増減要因ならびに限界利益率増減要因は、単に、前年度の実績売上高および当年度の実績売上高の差分、ならびに前年度の実績限界利益率および当年度の実績限界利益率の差分のみを示してもよい。この場合、差分算出部26は、次の式(20)、(21)により売上高増減要因ならびに限界利益率増減要因を算出する。これにより、KPI設定システムSは、前年度と当年度との実績売上高および実績限界利益率の差分をユーザに明確に認識させることができる。
式(20):売上高増減要因=当年度売上高-前年度売上高
式(21):限界利益率増減要因=当年度限界利益率-前年度限界利益率
・第3エリアE3における売上高増減要因ならびに限界利益率増減要因は、単に、旧計画売上高および当年度の売上高の差分、ならびに前年度の旧計画限界利益および当年度の実績限界利益率の差分のみを示してもよい。この場合、差分算出部26は、次の式(22)、(23)により売上高増減要因ならびに限界利益率増減要因を算出する。これにより、KPI設定システムSは、旧計画と当年度実績との売上高および限界利益率の差分をユーザに明確に認識させることができる。
式(22):売上高増減要因=当年度実績売上高-旧計画売上高
式(23):限界利益率増減要因=当年度実績限界利益率-旧計画限界利益率
・第2画像G2は、グラフ表示エリアE11を含んでもよい。これにより、KPI設定システムSは、過去のKPIの設定、過去の売上高、売上総利益の推移を認識させつつ、ユーザにKPI設定をさせることができる。
・コンピュータは、次の式(24)により月ごとの利益率を算出し、グラフ表示エリアE11において、プロットエリアの縦軸に率を追加し、さらに、生成するグラフエリアを、月ごとの売上総利益の折れ線グラフの代わりに(または加えて)、算出した月ごとの利益率の折れ線グラフを表示するグラフエリアとしてもよい。
式(24):月ごとの利益率(%)=月ごとの売上総利益÷月ごとの売上高×100
S KPI設定システム
C1 演算装置
C2 記憶装置
C3 メモリ
G1 第1画像
G2 第2画像
G3 第3画像
E1 第1エリア(希望年度の計画エリア)
E2 第2エリア(当年度実績エリアの上段)
E3 第3エリア(第2画像の当年度実績エリアの下段)
E4 第4エリア(当年度計画エリア)
E5 第5エリア(第1画像の当年度実績エリアの下段)
E6 第6エリア(前年度実績エリア)
E7 期間入力エリア
E8 画像切替エリア
E9 損益分岐点比率表示エリア
E10 参照期間入力エリア
E11 グラフ表示エリア
E12 KPI達成率表示エリア
E13 売上高表示エリア
E14 販売数量表示エリア
E15 売上総利益表示エリア
E16 在庫高表示エリア
E17 商品別レポート表示エリア
E18 地域別販売数量表示エリア
E19 売上高比較エリア
E20 販売数量比較エリア
E21 売上総利益比較エリア
E22 商品入力エリア
SB スピンボタン
P KPI設定プログラム
1 コンピュータ
10 記憶部
11 期間入力部
12 切り替え入力部
13 表示部
16 実績値入力部
17 限界利益算出部
18 限界利益率算出部
24 経常利益算出部
26 差分算出部
28 増減要因算出部
30 小計算出部
32 計画値入力部
34 変動費算出部
37 損益分岐点比率算出部
38 達成率算出部
39 参照期間入力部
40 商品入力部
41 グラフ生成部
42 レポート出力部
43 比較算出部
5 表示装置
6 入力装置

Claims (13)

  1. 第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定システムであって、
    演算装置および記憶装置を有するコンピュータを備え、
    前記コンピュータは、
    前記第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させ、
    前記計画売上高および前記計画固定費の入力を受け付け、
    前記計画変動費および前記計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、前記計画変動費または前記計画限界利益率を算出し、
    入力された値に基づいて、前記計画限界利益、前記計画利益を算出し、
    入力または算出された値によって、前記第1エリアの各値を更新し
    第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶し、
    前記第2所定期間における前記実績売上高、前記実績変動費、前記実績限界利益、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を、その項目とともに表示する第2エリアを、前記第1エリアとともに表示させ、
    前記第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益を記憶し、
    次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出し、
    式a:売上高増減要因=(前記第2所定期間前記実績売上高-前記旧計画売上高)×前記旧計画限界利益率
    式b:限界利益率増減要因=(前記第2所定期間前記実績限界利益率-前記旧計画限界利益率)×前記第2所定期間前記実績売上高
    前記第2所定期間における計画された前記旧計画固定費および前記旧計画利益と、前記第2所定期間における前記実績固定費および前記実績利益との各差分を算出し、
    算出した当該各差分および前記売上高増減要因、前記限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第3エリアを、前記第1エリアおよび前記第2エリアとともに表示させる、KPI設定システム。
  2. 前記コンピュータは、さらに、
    前記第2所定期間における計画された旧計画変動費および旧計画限界利益を記憶し、
    前記第2所定期間における計画された前記旧計画売上高、前記旧計画変動費、前記旧計画限界利益、前記旧計画限界利益率、前記旧計画固定費および前記旧計画利益をその項目とともに表示する第4エリアを、前記第1エリア、前記第2エリアおよび前記第3エリアとともに表示させる、請求項に記載のKPI設定システム。
  3. 前記コンピュータは、さらに、
    営業外収益および営業外費用の入力を受け付け、
    前記第1エリアにおいて前記営業外収益および前記営業外費用を、さらに表示させ、
    さらに入力された前記営業外収益および前記営業外費用に基づいて、前記計画利益を算出する、請求項に記載のKPI設定システム。
  4. 前記コンピュータは、さらに、
    前記第2所定期間における実績営業外収益および実績営業外費用を記憶し、
    前記第2所定期間における計画された計画営業外収益および計画営業外費用を記憶し、
    前記第2エリアにおいて前記実績営業外収益および前記実績営業外費用を、さらに表示させ、
    前記第2所定期間における前記計画営業外収益および前記計画営業外費用と、前記第2所定期間における前記実績営業外収益および前記実績営業外費用との各差分を算出し、
    算出した当該各差分を特定の各項目とともに前記第3エリアにおいて、さらに表示させ、
    前記第2所定期間における前記計画営業外収益および前記計画営業外費用を前記第4エリアにおいて、さらに表示させる、請求項に記載のKPI設定システム。
  5. 第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定システムであって、
    演算装置および記憶装置を有するコンピュータを備え、
    前記コンピュータは、
    前記第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させ、
    前記計画売上高および前記計画固定費の入力を受け付け、
    前記計画変動費および前記計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、前記計画変動費または前記計画限界利益率を算出し、
    入力された値に基づいて、前記計画限界利益、前記計画利益を算出し、
    入力または算出された値によって、前記第1エリアの各値を更新し、
    第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶し、
    前記第2所定期間における前記実績売上高、前記実績変動費、前記実績限界利益、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を、その項目とともに表示する第2エリアを、前記第1エリアとともに表示させ、
    第3所定期間における前記実績売上高、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を記憶し、
    次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出し、
    式c:売上高増減要因=(前記第2所定期間前記実績売上高-前記第3所定期間前記実績売上高)×前記第3所定期間前記実績限界利益率
    式d:限界利益率増減要因=(前記第2所定期間前記実績限界利益率-前記第3所定期間前記実績限界利益率)×前記第2所定期間前記実績売上高
    前記第2および前記第3所定期間における前記実績固定費および前記実績利益の各差分を算出し、
    算出した当該各差分および前記売上高増減要因、前記限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第5エリアを、さらに前記第1エリアおよび前記第2エリアとともに表示させる、KPI設定システム。
  6. 前記コンピュータは、さらに、
    前記第3所定期間における前記実績変動費および前記実績限界利益を記憶し、
    前記第3所定期間における前記実績売上高、前記実績変動費、前記実績限界利益、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益をその項目とともに表示する第6エリアを、前記第1エリア、前記第2エリアおよび前記第5エリアとともに表示させる、請求項に記載のKPI設定システム。
  7. 前記コンピュータは、さらに、
    営業外収益および営業外費用の入力を受け付け、
    前記第1エリアにおいて前記営業外収益および前記営業外費用を、さらに表示させ、
    さらに入力された前記営業外収益および前記営業外費用に基づいて、前記計画利益を算出し、
    前記第2所定期間における実績営業外収益、実績営業外費用を記憶し、
    前記第3所定期間における前記実績営業外収益および前記実績営業外費用を記憶し、
    前記第2エリアにおいて前記実績営業外収益、前記実績営業外費用を、さらに表示させ、
    前記第2および前記第3所定期間における前記実績営業外収益および前記実績営業外費用の各差分を算出し、
    算出した当該各差分を特定の各項目とともに前記第5エリアにおいて、さらに表示させ、
    前記第2所定期間における前記実績営業外収益、前記実績営業外費用を前記第6エリアにおいて、さらに表示させる、請求項に記載のKPI設定システム。
  8. 前記コンピュータは、さらに、
    前記第1エリアにおける各項目の各入力を受け付けるためのスピンボタンを前記第1エリアにおいて、さらに表示させ、
    当該スピンボタンを用いた各値の入力を受け付ける、請求項1~のいずれか1項に記載のKPI設定システム。
  9. 前記コンピュータは、さらに、
    少なくとも前記計画売上高、前記計画限界利益率および前記計画固定費に基づいて、損益分岐点比率を算出し、
    算出した前記損益分岐点比率を前記第1エリアにおいてさらに表示させる、請求項1~のいずれか1項に記載のKPI設定システム。
  10. 前記コンピュータは、さらに、
    現在の売上高と、現在の売上総利益とを記憶し、
    前記計画売上高に対する現在の売上高の達成率を算出し、
    参照期間の入力を受け付け、
    縦軸を金額とし横軸を入力された参照期間とする1つのプロットエリアにおいて、月ごとの売上総利益および月ごとの売上高を棒グラフで並べて表示するとともに前記月ごとの売上総利益を折れ線グラフで表示するグラフエリアを生成し、
    前記計画売上高に対する現在の売上高の達成率とともに、生成した前記グラフエリアを表示させる、請求項1~のいずれか1項に記載のKPI設定システム。
  11. 前記コンピュータは、さらに、
    次の式により月ごとの利益率を算出し、
    式e:月ごとの利益率=月ごとの売上総利益÷月ごとの売上高
    前記プロットエリアにおいて縦軸に率を追加し、
    生成する前記グラフエリアを、前記月ごとの売上総利益の折れ線グラフの代わりに、算出した前記月ごとの利益率の折れ線グラフを表示するグラフエリアとする、請求項10に記載のKPI設定システム。
  12. 第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定プログラムであって、
    演算装置および記憶装置を有するコンピュータに、
    前記第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させることと、
    前記計画売上高および前記計画固定費の入力を受け付けることと、
    前記計画変動費および前記計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、前記計画変動費または前記計画限界利益率を算出することと、
    入力された値に基づいて、前記計画限界利益、前記計画利益を算出することと、
    入力または算出された値によって、前記第1エリアの各値を更新することと、
    第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶することと、
    前記第2所定期間における前記実績売上高、前記実績変動費、前記実績限界利益、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を、その項目とともに表示する第2エリアを、前記第1エリアとともに表示させることと、
    前記第2所定期間における計画された旧計画売上高、旧計画限界利益率、旧計画固定費および旧計画利益を記憶することと、
    次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出することと、
    式a:売上高増減要因=(前記第2所定期間前記実績売上高-前記旧計画売上高)×前記旧計画限界利益率
    式b:限界利益率増減要因=(前記第2所定期間前記実績限界利益率-前記旧計画限界利益率)×前記第2所定期間前記実績売上高
    前記第2所定期間における計画された前記旧計画固定費および前記旧計画利益と、前記第2所定期間における前記実績固定費および前記実績利益との各差分を算出することと、
    算出した当該各差分および前記売上高増減要因、前記限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第3エリアを、前記第1エリアおよび前記第2エリアとともに表示させることとを実行させる、KPI設定プログラム。
  13. 第1所定期間におけるKPI(key performance indicator)をユーザに設定させるKPI設定プログラムであって、
    演算装置および記憶装置を有するコンピュータに、
    前記第1所定期間における計画売上高、計画変動費、計画限界利益、計画限界利益率、計画固定費および計画利益を、その各項目とともに表示する第1エリアを表示させることと、
    前記計画売上高および前記計画固定費の入力を受け付けることと、
    前記計画変動費および前記計画限界利益率またはそのいずれかの入力を受け付けるとともに、入力された値に基づいて、前記計画変動費または前記計画限界利益率を算出することと、
    入力された値に基づいて、前記計画限界利益、前記計画利益を算出することと、
    入力または算出された値によって、前記第1エリアの各値を更新することと、
    第2所定期間における実績売上高、実績変動費、実績限界利益、実績限界利益率、実績固定費および実績利益を記憶することと、
    前記第2所定期間における前記実績売上高、前記実績変動費、前記実績限界利益、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を、その項目とともに表示する第2エリアを、前記第1エリアとともに表示させることと、
    第3所定期間における前記実績売上高、前記実績限界利益率、前記実績固定費および前記実績利益を記憶することと、
    次の各式により、売上高増減要因、限界利益率増減要因を算出することと、
    式c:売上高増減要因=(前記第2所定期間前記実績売上高-前記第3所定期間前記実績売上高)×前記第3所定期間前記実績限界利益率
    式d:限界利益率増減要因=(前記第2所定期間前記実績限界利益率-前記第3所定期間前記実績限界利益率)×前記第2所定期間前記実績売上高
    前記第2および前記第3所定期間における前記実績固定費および前記実績利益の各差分を算出することと、
    算出した当該各差分および前記売上高増減要因、前記限界利益率増減要因を特定の各項目とともに表示する第5エリアを、さらに前記第1エリアおよび前記第2エリアとともに表示させることとを実行させる、KPI設定プログラム。
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