JP7432311B2 - 可変時計部品 - Google Patents

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Description

本発明は、可変時計部品に関する。当該時計部品は、文字盤、ダイアルカウンタ、目盛(時マーカ、数字マーカ、または他のマーカ)、ベゼルディスク、またはより一般的には、装飾プレートであってもよい。本発明はまた、当該可変時計部品を含む、腕時計などの時計に関する。
装飾効果を生成するために明度に応じてその審美性が変化する、時計部品、特に文字盤が現存する。当該時計部品は、伝統的に、発光ラッカーの被覆を含む。こうした現存の時計部品は、
複雑な製造工程、難しい取扱い、限定的な使用及びまたは全体コストの高騰につながる、複雑な構造、及びまたは
審美的観点から表現が限定される、
といった欠点を呈する。
欧州特許出願公開第2730636号明細書 欧州特許出願公開第2626401号明細書
本発明の全体の目的は、従来技術の欠点の全部または一部を有さず、現存する解決策を改善する解決策を形成する、可変時計部品の解決策を提供することにある。
より具体的には、本発明の目的の1つは、単純であり、魅力的な審美的効果を達成可能な、可変時計部品の解決策を提供することにある。
このため、本発明は、時計用の時計部品であって、前記部品は、特徴的には第1部分及び第2部分を含み、前記第1部分は、少なくとも部分的に透明で、前記第2部分の上部に少なくとも部分的に重ね合された、少なくとも1つの箇所を含み、前記第2部分は、少なくとも1つの励起光波により励起されたときに少なくとも1つの発光波を発することが可能な素材を含む、塊状部分の形態を取り、少なくとも部分的に透明な前記第1部分の前記少なくとも1つの箇所は、前記時計部品が、昼間に少なくとも第1外観と、前記第2部分が発する発光波により前記第1部分がバックライトで照らされる夜間に少なくとも1つの異なる第2外観を示すように、前記第2部分が発する発光波を、時計部品の外側に向けて少なくとも部分的に透過することを可能にする、時計部品に関する。塊状部分は、有利には、その体積内に分布された発光素材を含む。
加えて、前記第1部分の前記箇所は、有利には透光性であり、前記時計部品の外部から来る励起光波を少なくとも一部、前記第2部分へ透過可能にするが、昼間は第2部分を見えたとしても少しだけ可視にする。前記箇所は、昼間は前記第2部分を、不可視に、またはわずかに可視にする。
当該時計部品は、文字盤、ダイアルカウンタ、目盛(時マーカ、数字マーカ、または他のマーカ)、ベゼルディスク、または装飾プレートであってもよい。
本発明はまた、当該時計部品を含む、時計、とりわけ腕時計それ自体に関する。
本発明は、請求項により、より具体的に定義される。
本発明の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照した、以下の特定の非限定的実施態様の説明において、詳細に説明される。
図1は、本発明の第1実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図2は、本発明の第1実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、上部からみた昼間と夜間の写真である。 図3は、本発明の第1実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、上部からみた昼間と夜間の写真である。 図4は、図1の本発明の第1実施態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図5は、図1の本発明の第1実施態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図6は、図1の本発明の第1実施態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図7は、本発明の第1実施態様の他の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図8は、図7の本発明の第1態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図9は、本発明の第1実施態様の他の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図10は、図9の本発明の第1態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図11は、本発明の第2実施態様の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図12は、時間の関数として及び厚さの関数としての、本発明の第2実施態様により製造された第1部分の、残光の測定を集約する表である。 図13は、グラフの形態で、図12の測定を示す図である。 図14aは、本発明の第2実施態様の代替形態にかかる可変時計部品の、昼間の外観を示す図である。 図14bは、本発明の第2実施態様の代替形態にかかる可変時計部品の、夜間の外観を示す図である。 図15は、図11の本発明の第2実施態様の代替形態を実施する特定の方法の細部の拡大図である。 図16は、本発明の第2実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図17は、本発明の第2実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。 図18は、本発明の第2実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の、断面の概略図である。
説明の流れのため、様々な実施態様で同一または均等の特徴を示すために、同一の参照番号が用いられる。
また、以下の説明を単純化するため、「外部」の形容詞を、とりわけ時計を見ている観察者に直接見える体積または表面を含む、時計の外側に向かって面することが意図される時計部品の体積または表面を呼ぶために用いる。反対に、「内部」の形容詞を、外側に向かって面する同じ時計部品の他の体積または表面に対して、時計の内側に向かって面することが意図される時計部品の体積または表面を呼ぶために用いる。
更に、「不透明」の形容詞を、問題の素材が、実際には、スペクトルの少なくとも可視及びまたは紫外域の波長を含む、光放射の10%を下回る透過を有するときの、素材の性質を呼ぶために用いる。「不透明素材」は、その素材の特質が、使用する厚さと組み合わさると、上記光放射に不透明バリアを形成する素材を意味すると見做される。以下で詳細に説明するように、本発明の実施態様において、第1部分の素材は、第2部分の他の素材を励起する光の波長に関して、及びまたは他の励起された素材が発する光の波の波長に関して不透明と定義される。同一の素材が、特定の厚さで使用されると不透明になり、より薄い厚さで使用されると非不透明になってもよいことを注記する。同じ「不透明素材」の文言は、「不透明素材」の定義に関して上で説明した条件を満たす、いくつかの素材の組み合わせの配置を含む構造について、複数形で用いられる。「不透明区域」または「不透明箇所」の文言は、少なくとも1つの不透明素材で形成され、放射に関して上記の態様で反応し、最終的に当該不透明区域または部分を通した光波のあらゆる視覚効果を防止する、部品の局所的箇所を呼ぶために用いる。
「透明」の形容詞を、不透明ではない素材または部品の部分を呼ぶために用い、このため完全に透明な実施態様と、例えば半透明や透光性といった部分的に透明な実施態様を包含する。「透明」の形容詞は、問題の素材が、実際には、スペクトルの少なくとも可視及びまたは紫外域の波長を含む、光放射の10%以上の透過を有するときの、素材の性質を呼ぶために用いる。「透明素材」は、その素材の特質が、使用する厚さと組み合わさると、上記光放射の少なくとも部分的な透過を許可する素材を意味すると見做される。以下で詳細に説明するように、本発明の実施態様において、第1部分の素材は、第2部分の他の素材を励起する光の波長に関して、及びまたは当該他の励起された素材が発する光の波の波長に関して、透明と定義される。同一の素材が、特定の厚さで使用されると透明になり、より厚い厚さで使用されると非透明になってもよいことを注記する。同じ「透明素材」の文言は、「透明素材」の定義に関して上で説明した条件を満たす、いくつかの素材の組み合わせの配置を含む構造について、複数形で用いられる。「透明区域」または「透明箇所」の文言は、少なくとも1つの透明素材で形成され、放射に関して上記の状態で反応し、最終的に当該透明区域または箇所を通した光波のあらゆる視覚効果を許可する、部品の局所的部分を呼ぶために用いる。以下で詳細に説明するように、当該透明箇所は、少なくとも1つの透明素材を用いて、または有利には特別な構造状態と組み合わせた少なくとも1つの透明素材を用いて、または当該箇所を少なくとも部分的に透明にする特別な構造状態と組み合わせた少なくとも1つの不透明素材を用いて、得ることができる。
本発明の実施態様は全て、特定の波長の範囲の照明を、とりわけ外部照明またはその他適切な励起源からの照明を受けるまたは受けたときに、発光可能な時計部品内の部分の使用に基づく。これは、当該部分がとりわけ燐光性及びまたは蛍光性である素材製であるためである。このため、「励起光波」の文言を、光または明りを発することを可能にするため、当該部分の励起を可能にする波長の範囲の照明に用いる。実務上、当該波長の範囲は、スペクトラムの紫外及び可視部分に対応する波長の全部または一部を示す。最後に、「発光波」または「発光」の文言は、特に夜間または光量が減少した状況下で、励起光波を受けた後に部品が発する、関連する時計部品を見ている観察者に可視の効果を生ずる、あらゆる照明または発光スペクトラムを呼ぶために用いられる。単純化のため、2つの反対の状況を称するために、昼/夜と称するが、「夜」の文言は完全に暗い状況に限定されず、ほぼ昼と夜の間の部分的に暗い期間を含むよう拡大されることを注記する。
励起光波は外部から入り、第1部分を通過した後に第2部分に到達してもよいことを注記する。代替的に、励起光波はあらゆる他の手段で、とりわけ内部光源により発せられてもよい。例として、励起光波は、時計の内部の、第2部分の下に位置する、LEDを含む光源により発せられてもよい。
時計用が意図される時計部品の観点から、本発明のいくつかの実施態様を以下に説明する。
当該時計部品1は、例えば、時計用、とりわけ腕時計用文字盤であってもよい。時計部品は、少なくとも1つの透明箇所を含む第1部分10と、一定範囲内の周波数の励起光波に曝されるまたは曝されたときに、とりわけ燐光及びまたは蛍光の発光波を発することができる第2部分20とを含む。
第2部分20は、塊状部分の形態を取る。ある部分は、とりわけ、他の部分と独立して検討されたときに、当該部分を変形させることなく支持するために構造的に機械的支持物を必要としない固形物を構成する場合に、塊状と見做される。
このような第2部分は、有利には、その体積にわたり分布された発光素材を含む、塊状構造を含む。発光素材とは、あらゆる発光、燐光、及びまたは蛍光物質、などから得られた素材を意味する。このような第2部分は、平均で0.01mmから5mmの、実質的に一定の厚さを有してもよい。当該第2部分は、1mm以上の表面積を、または0.01cm以上15cm以下の表面積を有してもよい。当該第2部分は、蛍光及びまたは燐光セラミック製の、とりわけイットリウム安定化ジルコニアとDy/Euドープアルミン酸ストロンチウムに基づく複合セラミック製の、有利には例えば特許文献1に開示の「発光ジルコニア」製のプレートでもよい。
その体積にわたり発光素材が分布されたという事実は、好ましくは均一に、その体積の全ての区域に発光素材を分布可能にする。このような第2部分の利点は、大量の発光素材を包含するため、例えば単なるラッカーの被覆より多くの光を反射可能であり、構造の機械的支持部として使用可能にする機械的特性を第2部分に与える、十分な剛性を有していることである。特に、第2部分は、第1部分の機械的支持部及びまたは時計部品を時計内に取付け可能にする支持部を形成してもよい。このため、第2部分は、夜間に照らす、すなわち発光波を生成可能な役割と、時計部品の第1部分を支持する役割の二重の役割を果たしてもよい。この機械的性質を通じて、第2部品は、2つの組立部分のみからなる時計部品を形成することができる。このため、時計部品は、最大限単純化される。
時計用が意図される時計部品の観点から、図1から10を基に本発明の第1実施態様を以下に説明する。
第1実施態様によれば、第1部分10は、塊状部分の形状を取る。第1部分は、腕時計の外側に面することが意図され、観察者に可視または部分的に可視な外部表面11を含む。第1部分はまた、外部表面と反対側の、外部表面に平行または実質的に平行な、内部表面12を含む。第1部分は、2mm以下の厚さを、または0.5nm以上2mm以下の厚さを有してもよい。
第1部分10は、少なくとも1つの透明箇所を含む。第1部分または第1部分の箇所は、以下の非包括的リストから選択される1以上の素材から形成されてもよい。特に黒の、一部の真珠層;一部の化石素材;べっこう; マンガン方解石; レピドライト; 石化した木; サンゴ; 琥珀; 真珠; 象牙; 白金またはフェライトまたは隕石といった金属または金属合金; 着色であってもなくても、ジルコニア及びまたはアルミナに基づくエンジニアリングセラミック; 宝石用原石; 鉱物; 有機物起源の石または貴物質; 閃亜鉛鉱; ホタル石; めのう; アレキサンドライト; アメジスト; アナターゼ; アベンチュリン; 玉髄; クリソベリル; 緑玉髄; 黄水晶; 碧玉; トラ目石; オパール; 石英; スピネル; アラゴナイト; アジュライト; くじゃく石; 紅鉛鉱; アパタイト; 天藍石; トルコ石; 藍玉; 緑柱石; トルマリン; 黒曜石; または雪片黒曜石。
例として、図1は、第1部分を形成する素材が、2mm以下の厚さの、または0.5nm以上2mm以下の、または0.5nm以上1mm以下の、または0.5nm以上0.8mm以下の厚さを有する第1部分の透明な少なくとも1つの箇所を含む、本発明の第1実施態様の特定の代替形態にかかる可変時計部品の断面の概略図を示す。このため、第2部分20は、照明に、とりわけ外部照明に曝されることができ、第2部分20が発する光が時計部品を見ている観察者に可視の視覚効果を発することができる。当該第1実施態様の特定の代替形態において、当該時計部品は、有利には例えば接合による、互いに組み立てられた、2つの塊状または固体部分のみが設けられる。
第1部分の透明性質は、第1部分を形成する素材の性質の不均一性により、ある程度可変であってもよい。例として、図2は、昼間構成(J)と夜間構成(N)の、時計部品の、特に文字盤の写真を示し、それぞれピンクの真珠層(図2a)、マンガン方解石(図2b)、縞模様の青い玉髄(図2c)、オパール(図2d)で形成または縞模様をつけられた第1部分を含む。
代替的に、第1部分は、少なくとも1つの不透明箇所に隣接する少なくとも1つの透明箇所を含んでもよい。特に、これら箇所は、第1部分の素材の固有構造により、具体的には第1部分を形成する素材の性質の不均一性の結果として、もたらされてもよい。例として、図3は、昼間構成(J)と夜間構成(N)の、時計部品の、特に文字盤の写真を示し、それぞれマホガニー黒曜石(図3a)、フェライト(図3b)、碧玉(図3c)、青い石英(図3d)で形成された第1部分を含む。
これを補完するため、第1部分は、第1部分の少なくとも1つの透明箇所の透明性を変更可能な、少なくとも1つの構造状態13を含んでもよい。特に、第1部分は、追加の視覚効果を発生可能なように、第1部分の少なくとも1箇所の透明性質を変更、とりわけ向上可能な少なくとも1つの構造状態13を含んでもよい。
更にこれを補完するため、第1部分は、第2部分20が、照明に、とりわけ外部照明に曝されることができるよう、また第2部分20が発する光が時計部品の当該不透明箇所を見ている観察者に可視の視覚効果を発することができるよう、第1部分の少なくとも1つの不透明箇所を透明にすることができる少なくとも1つの構造状態13を含んでもよい。
もちろん、構造状態は、少なくとも1つの透明箇所及びまたは少なくとも1つの不透明箇所を含む、第1部分の全部または一部に形成されてもよい。
「構造状態」は、第1部分の表面にまたは厚みの中に形成されたあらゆる開口であってもよい。このため、開口13の文言を、構造状態13に言及するために用いてもよい。当該開口は、止め穴でも開放端でも貫通でも内部に多孔性を示してもよく、これは第1部分の厚み内の穴を意味する。代替的に、当該開口は、意図的に可視とするために、より大きな、肉眼で見える寸法を有してもよい。当該開口は、昼間は装飾的効果にも寄与することになる。代替的に、意図的に不可視とするため、止め穴を非可視面に形成してもよい。当該開口は、昼間は装飾的効果に寄与しない。全ての場合において、全体を貫通するか否かに係らず、開口は、必ずしも円形でなく、あらゆる断面を有してもよい。当該断面は、例えば有効に四角または星型であってもよく、その他の適切な形状を有してもよい。
代替的に、構造状態は、第1部分が当該素材製である素材の性質への、当該第1部分の厚さの全体または一部における少なくとも局所的変更であってもよい。
当該構造状態は、あらゆる従来の機械加工技術を用いて、またはレーザ加工により、とりわけフェムト秒レーザ加工または深掘り反応性イオンエッチング(DRIE)により、またはその他化学腐食により、得られてもよい。
例として、図4は、第1部分を形成する素材が、2mm以下を示す厚さを、または0.05mm以上2mm以下の厚さの第1部分が透明である、図1に示す本発明の第1実施態様の代替形態を実施する特定の方法にかかる可変時計部品の、断面の概略図を示す。このため、第2部分20は、照明に、とりわけ外部照明に曝されることができ、また第2部分20が発する光が時計部品を見ている観察者に可視の視覚効果を発することができる。
当該時計部品は、図1に図示する時計部品とは、第1部分10が複数の貫通開口の形態を取る構造状態13を含む点で、区別することができる。これら貫通開口の目的は、第1部分の透明性質を変更、とりわけ向上させることである。
このため第1部分は、第2部分に存在する発光素材が提供する追加のバックライト効果を得るために十分な量の開口を含んでもよい。第1部分の開口13は、この場合、好ましくは裸眼で特定不可能な十分に小さな寸法の、完全に貫通するミクロ開口、または完全に貫通するナノ開口である。例として、これら開口は、直径が60μm以下の実質的に円筒形状を取るが、これは20cmの距離から、目でこれ以上の寸法の詳細を知覚可能であると一般に認められているためである。換言すれば、昼間にこれら貫通開口が不可視となるためには、その寸法は、小型時計にかかる標準状態下の目の最大解像力より小さいことが好ましい。目の解像力は、約角度の1分の長さである。最後にミクロ開口は、第2部分20が発する光が、時計部品を見ている観察者に可視の追加視覚効果を発生させることを可能にする。
もちろん、開口13の量、そのそれぞれの寸法、及びその分布は、所望の審美的結果に基づいて到達した妥協を示す。特に、構造状態の形状、配置、及び密度は、得られるパターン、及びまたは求めるのが一瞬の装飾効果なのか数時間持続する表示なのかに基づく、残光のレベルの点で、所望の効果に左右される。この妥協はまた、第2部分のために選択された発光素材に左右される。このため、可能性の数は非常に多い。しかしながら、直径が100ミクロン以下で、または60ミクロン以下で、約250nmの値以上の直径であって、開口の小さな寸法は、励起及びまたは発光波の通過を物理的に可能にするものである、開放端円筒または完全に貫通する円筒と等しいミクロ開口は、所望の目標を十分に達成可能にすることを注記する。もちろん、開口は、励起及びまたは発光波の通過に適切なあらゆる寸法を有してもよい。
もちろん、残りの素材を通して励起及び発光波の通過を促進するほど深い、少なくとも1つの止め穴を用いて、均等の、追加のまたは代替の視覚効果を得ることもできる。当該少なくとも1つの開口は、図5に示すように、第1部分の外部表面から始まって、または内部表面から始まって形成されてもよい。開口は、直線または傾斜した側面を有してもよい。選択的に、当該少なくとも1つの開口は、光ファイバといった光学手段を含んでもよく、あらゆる少なくとも部分的透明素材で充填されてもよい。
加えてまたは代替的に、第1部分は、第1部分が製造される素材の透明特性を少なくとも局所的に変更する構造状態を含んでもよい。換言すれば、所望の視覚効果を生成するために、様々な構造状態を組み合わせてもよい。
更に、構造状態は均一でもよい。特に、均一効果を形成するために、全ての開口は同一であり、第1部分の全表面にわたり均等に分布されてもよい。代替的に、異なる視覚効果を与える、不均一効果を形成するために、分布及びまたは形状は、第1部分内で異なってもよい。例えば、時計部品は、階調度に基づき徐々に変化する深さの止め開口を含んでもよい。これは、時計部品の区域によって漸進的に変化する光度の変化を見ることを可能にする。
代替的に、特に図4で図示する実施におけるように、開口の分布は均一ではないが、開口は、発光第2部分によるバックライトで明らかになる、夜間に知覚可能なデザインを形成するように位置される。この場合開口は審美的デザインを、すなわち夜間に可視の装飾を形成してもよい。ある有利な実施態様によれば、当該デザインは、例えば、装飾効果を提供するだけではなく、夜間に可視のある種類の表示または情報を提供するパターンであってもよい。
こうして得られた時計部品は、部品の外観が実質的に第1部分の外観に対応する昼間の少なくとも第1外観を有し、第2部分が発する可視の発光波により第1部分がバックライトで照らされる夜間の少なくとも1つの第2外観を有する点で、可変時計部品である。このため、暗闇の、とりわけ部分的暗闇のレベルが存在し、当該レベルを超えると少なくとも第1外見と少なくとも第2外見との差異が可視となる。更に、バックライトは、時間の経過により強度が減退する第2部分が発する発光波の強度により変化してもよい。このため、部品の夜間外観は、徐々に変化してもよい。夜間外観は、昼間外観と異なる。夜間外観は、素材が発光する限りバックライトで照らされる第1部分の外観に対応する。昼間外観は、第1部分の外見に実質的に対応する。
後述する第2及びその代替形態を含む説明してきた全ての実施態様において、部分的に透明の、透光性の、第1部分を採用することが有利である。第1部分は、第2部分の発光波の通過と、バックライトの結果としての夜間の外観の変更とを許可するのに十分透明であるが、昼間は第2部分が非可視またはわずかに可視であるために透明性が十分欠如することが有利である。このため、昼間の外観は、第1部分の外観に実質的に対応する。好ましくは、第2部分のいかなる区域も昼間は可視ではない。このため、第2部分は完全に不可視である。この効果は、第1部分の透明の度合いと、第2部分の外観との組み合わせで得られる。
昼間に全部または一部の開口が可視の代替シナリオにおいて、こうした開口は、時計部品の昼間審美性に寄与する。更に、時計部品の夜間審美性は、第2部分が発する光のバックライトで照らされる第1部分の審美性である。このため、得られた時計部品は、昼間と夜間とで異なる外観を有するため、可変時計部品である。特に、時計部品は、昼間の少なくとも1つの第1外観を有し、夜間の少なくとも1つの第2外観を有する。
図1、4、5、6に図示する第1実施態様の代替形態において、本発明にかかる時計部品は、例えば、接合により、互いに組み立てられる2つの塊状または固体部分のみが設けられる。代替的に時計部品の2つの部分の組立は、毛管接着により達成されてもよい。したがって、この組立は、有利には、2つの部分を、多かれ少なかれ着脱可能な態様で固定されることを可能にする。
更に代替的に、2つの部分は、リベット締め、圧接、または機械的結束により、とりわけ例えばリベットまたはリングなど、2つの部分を組み立てる少なくとも1つの補助的手段を用いて、組み立てられてもよい。更に代替的に、2つの部分は、セッティングにより接触され保持されてもよい。
第1実施態様にかかる時計部品の特定の実施において、当該時計部品の第2部品が生じる視覚効果を変更、または昇華するために、そして時計部品の昼間及びまたは夜間審美性を変更するために、第3部分を設けてもよい。この第3部分は、第1及び第2部分の間に介在させてもよい。例えば、当該第3部分は、その上に存在する第1部分の構造状態がどうであれ、光の透過を制限するマスクの形状を取ってもよい。当該第3部分はまた、層の、例えば第2部分により励起可能な蛍光層の形状を、とってもよい。有利には、当該第3部分は、時計部品の第1及び第2部分を組み立てる機能に寄与することが意図されてもよい。
例として、図7、8は、当該時計部品を実施するある方法を図示する。第3部分30は、時計部品の固定が意図される内向延長部32を含むスカートを形成するために、第1部分の周囲で、2つの第1部分間に介在される。中央部において、2つの部分10、20は、第3部分30の厚さに対応する空間5により分離され、重ね合されるが接触しない。このため、有利には、当該第3部分は、第1及び第2部分を一定距離離して維持することで、時計部品の昼間及びまたは夜間審美性を変更することを可能にする。図7の実施態様において、第1部分は、1つのみまたは複数の透明素材を含み、構造状態13を有さない。図8の実施態様において、第1部分は追加的に構造状態13を有する。
図9、10は、第3部分30が、時計部品の2つの第1部分10、20の間に包含される装飾マスクの形状を取る、当該時計部品を実施する他の方法を図示する。当該マスクは不透明であってもよく、第2部分からのバックライトの通過を許可する開口31を有してもよく、当該開口31は場合により装飾デザインを形成する。このため、有利には、当該第3部分は、時計部品の昼間及びまたは夜間審美性を変更することを可能にする。また有利には、当該第3部分は、例えば光ファイバなど第2部分からのバックライトを変更するための光学手段を含んでもよい。
また有利には、当該第3部分は層の、例えば第2部分により励起可能な蛍光層の形状をとってもよい。図9の実施態様において、第1部分は、1つのみまたは複数の透明素材を含み、構造状態13を有さない。図10の実施態様において、第1部分は追加的に構造状態13を有する。
第2実施態様によれば、第1部分10は、第2部分20の外部表面に塗布された、被覆の形態を取る。このため、第2実施態様にかかる時計部品は、多かれ少なかれ着脱可能な態様で組み立てられた2つの別個の要素ではなく、一体時計部品の形状を取る。当該第2実施態様において、第2部分は、第1実施態様で説明したように、未だ塊状であることを注記する。図11から18は、あり得る時計部品の描写である。時計部品はまた、有利には、その体積にわたり分布された発光素材を含む。
当該被覆の厚さは、被覆の素材が透明になるものである。構造状態13は、例えば、上述のように、当該被覆に設けられたミクロ開口またはナノ開口に基づく構造状態である。被覆は、金属、金属合金、ポリマー、ラッカー、ワニス、エナメル、セラミック、ガラス質セラミック、またはハイブリッド材料製であってもよい。被覆は、例えば、物理的気相成長法(PVD)により、化学蒸着(CVD)により、電子層成長法(ALD)により、(過度の空気圧により液体を微細な液滴に気化させることを可能にする)噴霧により、ゾル・ゲル法を用いて、など、あらゆる手段で塗布されてもよい。被覆を塗布するための、当業者に既知のあらゆる他の方法が想定される。
図11は、第1部分10が第2部分20の外部表面に塗布された一定の厚さの被覆の形態を取る、第2実施態様の特定の代替形態を図示する。このため、第2実施態様の当該特定の代替形態にかかる時計部品は、多かれ少なかれ着脱可能な態様で組み立てられた2つの別個の要素ではなく、一体時計部品の形態を取る。当該被覆は、例えば、白金の金属被覆であってもよい。有利には、当該被覆は、50μm以下の、または10μm以下の、または1μm以下の、または10nm以下の厚さを有する。
図12及び13は、例えば、特許文献2に記載の方法に基づき製造された、いくつかの部品の残光の測定を集約したものであり、ここで第2部分は、厚さが0.5ナノメートルから4.9ナノメートルの間で変化する、ALDを用いて塗布された白金の層でそれぞれ被覆された、発光ジルコニアの形態を取る。最も薄い層は、それが塗布された基板の色と残光をわずかに変化させる。本実施例の最も厚い層は、それが塗布された基板の色と外観(メタリックになる)と残光を変化させる(輝度は、早ければ数分でゼロになる)。図12の表は、(ナノメートル単位の)様々な厚さEの被覆についての残光の計測の値を照合するものである。残光は、(±5%の精度で)mCd/mの輝度(Lで示す)として表され、分tで与えられる放電期間後に測定される。図13のグラフは、被覆の厚さのそれぞれについて、tの関数として、これらLの値をプロットする。被覆なしの発光ジルコニア(E=0nm)からなる標準に対して比較がなされる。
図14a及び14bは、第1部分10が第2部分20の外部表面に塗布された可変の厚さの被覆の形態を取る、第2実施態様にかかる時計部品の他の特定の代替形態を図示する。被覆の厚さは、0から100nmの間の厚さ範囲内で、変化する。より具体的には、第1部分10は、グレーシェーディングを形成するために厚さが変化する、チタン被覆の形態を取る。このために、チタン被覆は、フェムト秒レーザを用いて除去され、観察者が昼間に知覚可能または不可能な、グレーシェーディングを形成するために、アブレーションの度合いが漸進的に増加される。図14aは、シェーディングがつけられた、メタリックな灰色の外観を有する、昼間の時計部品を図示し、図14bは、発光の強さが前述の陰影により変化する発光外観を有する、夜間の同じ時計部品を図示する。ここで「アブレーション」とは、第1部分10を形成する被覆の少なくとも局所的薄層化を意味する
一定または可変の厚さの層は、構造状態に供されてもよい。例として、図15は、図11に示す第2実施態様の特定の代替形態にかかる時計部品の実施の特定の方法を図示する。構造状態13は、第1部分の透明性質を促進または変化、とりわけ向上させるために、当該被覆に形成された貫通するマイクロ開口に基づく。被覆は、例えば、観察者が昼間に知覚可能または不可能な、シェーディングを形成するために、移動の速度が斬新的に増加される、フェムト秒レーザを用いて穿孔される。同じ時計部品は、夜間には、発光の強さが前述のシェーディングにより変化する発光外観を有する。ここで、構造状態は、変化する密度で、貫通する円筒形微細開口の形態を取る。
図16は、図11に示す第2実施態様の特定の代替形態にかかる時計部品の実施の他の特定の方法を図示する。第1部分は、昼間に視覚可能な装飾を形成する肉眼的開口13を含む。肉眼的開口の全部または一部は、任意で、装飾または文字を構成してもよい少なくとも1つの第2被覆で充填されてもよい。当該開口は、被覆を堆積させる際に、局所的堆積により、とりわけマスキングを用いて、達成することができる。
もちろん、当該構造状態13は、とりわけ本発明の第1実施態様に関して説明したような、様々な形態を取ることができる。
実施がどれであれ、当該時計部品の第2部品が生じる視覚効果を変更、または昇華するために、そして時計部品の昼間及びまたは夜間審美性を変更するために、第1部分と第2部分との間に第3部分を介在させてもよい。例えば、当該第3部分は、その上に存在する第1部分の構造状態がどうであれ、または構造状態がなくても、光の透過を制限するマスクの形状を取ってもよい。当該第3部分はまた、層の、例えば第2部分により励起可能な蛍光層の形状を、とってもよい。
検討する実施態様がどれであれ、第2部分は、時計内に時計部品を組み立てる、とりわけ固定することを可能にする手段を有してもよい。
例として、図17は、第2部分20が時計部品を固定するための内部延長24を有する、第2実施態様にかかる時計部品を実施する特定の方法を図示する。
図18は、第2実施態様にかかる時計部品を実施する他の特定の方法を図示する。時計部品は、時計部品の基板の役割を果たす塊状部品の形状を取る第3部分30で作られ、例えば、時計へ、例えば時計ムーブメントへ固定するための足部34を包含する。第2部分20は、第3部分30の外部表面の空洞に含まれる発光ジルコニアといった塊状発光素材製の、いくつかの別個且つ塊状の箇所を含む。第2及び第3部分の外部表面は、実質的に同じ高さにあり、被覆といった第1部分10により覆われる。第2部分20は、追加の数字マーカまたは時マーカまたはあらゆるマーカを構成してもよい。代替として、追加の数字マーカ及び時マーカまたはあらゆるマーカは、第3部分30と同一平面にあるのではなく、レリーフであってもよい。当該マーカは、例えば、第3部分30を構成する文字盤に追加されてもよい。このため、有利には、当該第3部分は、支持部の機能を果たしてもよく、時計部品の昼間及びまたは夜間の審美性を変化させることを可能にしてもよい。
検討する実施態様が何であれ、時計部品は、例えば、文字盤、ダイアルカウンタ、目盛(時マーカ、数字マーカ、またはあらゆるマーカ)、ベゼルディスク、または、より一般的に、時計の審美性に寄与する装飾プレートであってもよい。本発明にかかる時計部品は、その他の時計部品と、当該部品を装飾するために、組み立てられても良く、例えば上述の実施の特定の態様にあるように、自身が文字盤を形成するのではなく、実質的に伝統的構造の文字盤を補完してもよい。このため、より一般的に、本発明は、そのクラッディングまたは装飾が上述の解決策を実施する、あらゆる対象物に適用される。本発明はまた、本発明のある実施態様にかかる可変時計部品を包含する、時計、とりわけ腕時計に関する。
時計部品は、上記で、非限定的に説明されてきた。多数の他の実施が考えられる。
検討する実施態様が何であれ、数字マーカや時マーカやあらゆるマーカや転写といった他の追加要素を第1部品上に重ね合せ、特定の区域を隠してもよい。こうした追加要素の性質に応じて、発光効果が維持されても除去されてもよい。
もちろん、上述の実施態様の代替形態や実施を組み合わせることも可能である。更に、時計部分の2つの部分10、20は、部分的に重ね合されてもよい。2つの部分は、例えば、文字盤の全体を形成しても、例えば数字マーカや時マーカやあらゆるマーカやカウンタといった文字盤の一部のみを形成してもよく、あらゆる形状を取ってよい。加えて、第1部分は、上述のように、構造状態を含んでも含まなくてもよい不透明素材製の1以上の区域と組み合わされた、構造状態が必要ではなく任意である透明素材製の1以上の区域を含んでもよい。
1 時計部品
10 第1部分
11 外部表面
12 内部表面
13 構造状態
20 第2部分

Claims (17)

  1. 時計用の時計部品(1)であって、前記部品は、第1部分(10)及び第2部分(20)を含み、
    前記第1部分(10)は、少なくとも部分的に透明で、前記第2部分(20)の上部に少なくとも部分的に重ね合された、1つの箇所を含み、
    前記第2部分(20)は、その体積内に分布された発光素材を含み、少なくとも1つの励起光波により励起されたときに少なくとも1つの発光波を発することが可能である、塊状部分の形態を取り、
    少なくとも部分的に透明な前記第1部分(10)の前記箇所は、前記時計部品が、昼間に少なくとも第1外観と、前記第2部分(20)が発する発光波により前記第1部分(10)が夜間に少なくとも1つの異なる第2外観を示すように、前記第2部分(20)が発する発光波を、時計部品の外側に向けて少なくとも部分的に透過することを可能に
    前記第1部分(10)の前記箇所は、透光性であり、前記時計部品の外部から来る励起光波を少なくとも一部、前記第2部分へ透過可能にするが、昼間は前記第2部分を不可視にする、
    時計部品。
  2. 前記第1部分が複数の貫通開口を含む、
    請求項1に記載の時計部品。
  3. 前記第2部分(20)は、蛍光及びまたは燐光性質を有する素材から形成される、塊状構造の形態である、
    請求項1または2に記載の時計部品。
  4. 前記第2部分(20)は、蛍光及びまたは燐光セラミックの形態である、
    請求項3に記載の時計部品。
  5. 前記第2部分(20)は、前記第1部分(10)用の支持部を形成する、及びまたは時計上の前記時計部品の支持部を形成する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の時計部品。
  6. 前記第1部分は、2mm以下の厚さを有する、及びまたは前記第2部分(20)は、平均で0.01mm以上の厚さを有し、及びまたは1mm以上の表面積を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の時計部品。
  7. 前記第1部分(10)は、塊状部分の形態を取り、前記部品は、前記第1及び第2部分(10;20)の間に、接合を用いた、または機械的装置を用いた、着脱可能または不能な組立を含む、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の時計部品。
  8. 前記第1部分(10)は、特に黒の真珠層;化石素材;べっこう;マンガン方解石;レピドライト;石化した木;サンゴ;琥珀;真珠;象牙;金属または金属合金;着色であってもなくても、ジルコニア及びまたはアルミナに基づくエンジニアリングセラミック;宝石用原石;鉱物;有機物起源の石または貴物質;閃亜鉛鉱;ホタル石;めのう;アレキサンドライト;アメジスト;アナターゼ;アベンチュリン;玉髄;クリソベリル;緑玉髄;黄水晶;碧玉;トラ目石;オパール;石英;スピネル;アラゴナイト;アジュライト;くじゃく石;紅鉛鉱;アパタイト;天藍石;トルコ石;藍玉;緑柱石;トルマリン;黒曜石;または雪片黒曜石製である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の時計部品。
  9. 前記第1部分(10)は、前記第2部分(20)の被覆の形態を取る、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の時計部品。
  10. 前記第1部分(10)の前記箇所は、厚さを有し、完全に透明、半透明、または透光性を意味する、少なくとも部分的に透明な箇所を形成するために、少なくとも1つの素材製である、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の時計部品。
  11. 前記第1部分(10)は、少なくとも部分的に均一の透明性質を有する、または前記第1部分(10)は、不均一の透明性質を有し、前記第1部分は、異なる透明性を有する箇所と並置される、少なくとも部分的に透明な箇所を含む、及びまたは前記第1部分(10)は、変化する厚さを有する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の時計部品。
  12. 前記第1部分(10)は、昼間は裸眼に不可視のまたはわずかに可視の、及びまたは昼間は可視の装飾を形成するために、昼間は裸眼に可視の、外部表面(11)及びまたは内部表面(12)に形成された開口、及びまたは前記第1部分(10)の前記箇所の厚みに形成された開口、及びまたは前記第1部分(10)の前記部分のアブレーションからなる構造状態(13)を含み、前記構造状態(13)は、前記第1部分の前記透明性を変更するために、前記第1部分(10)の前記少なくとも部分的に透明な箇所及びまたは不透明箇所に配置される、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の時計部品。
  13. 前記第1部分(10)は、均一に分布される構造状態を、またはデザイン、情報を形成する、及びまたは階調度を示すために、不均一に分布される構造状態を含む、
    請求項12に記載の時計部品。
  14. 記部品は、前記第2部分(20)の上にまたは実質的に同じ高さに配置される第3部分(30)、または前記第1及び第2部分の間に介在される第3部分(30)を含む、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の時計部品。
  15. 前記第3部分(30)は、選択的であってもなくてもよいマスクである、及びまたは前記第3部分(30)は、前記時計部品を固定するための固定装置を含む、及びまたは前記第3部分(30)は、前記第2部分(20)のいくつかの別個且つ塊状の箇所を支持する、及びまたは前記第3部分(30)は、前記第1及び第2部分を組み立てる機能に寄与する、及びまたは前記第3部分(30)は、光学要素を含む、
    請求項14に記載の時計部品。
  16. 前記部品は、文字盤、ダイアルカウンタ、目盛(時マーカ、数字マーカ、またはあらゆるマーカ)、ベゼルディスク、または装飾プレートである、
    請求項1から15のいずれか一項に記載の時計部品。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の時計部品を含む、時計。
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