JP7431805B2 - 大小容量精密ピペッタ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、本明細書に完全に記載されているかのごとく参照により援用される、2018年8月31日に出願された米国仮特許出願第62/726,063号の利益を主張するものである。
大容量ピペット処理能力および精密かつ正確な小容量能力の両方を有するための典型的なアプローチは、互換的に使用される2つ以上の別個のピペッタ装置を有することである。これは、ピペット処理システムのコストおよび複雑さが増加させ、ユーザは大容量ピペット処理と低容量ピペット処理との間で選択する必要がある。ユーザは、ピペッタ装置を交換することなしに、他の容量範囲をピペット処理することができない。ピペッタ装置の交換は、より複雑で、より多くの構成要素を必要とし、より時間がかかる。
本発明の実施形態は、これらおよび他の課題に、個々におよび集合的に対処する。
本発明の実施形態は、大容量モードおよび小容量モードにおいて、液体をピペット処理するための装置および方法を対象とする。本発明の実施形態では、単一のピペッタ装置が、大容量の液体が移送され、2つ以上の別個のピペッタ装置を必要とすることなく、高い精度かつ正確さで小容量の液体も移送する能力をさらに提供することを可能にする。
本発明の1つの実施形態は、液体を移送するための装置であって、ピストン(104)と、バレル本体(102A)およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、を備え、バレル(102)が、より小さな直径のセグメント(102B)から延在するより大きな直径のセグメント(102A)を含み、バレル(102)が、より大きな直径のセグメント(102A)およびより小さな直径のセグメント(102B)を備え、より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)と係合するように構成されており、バレル(102)が、バレル(102)のより小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)と係合するようにさらに構成されている、装置を対象とする。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、階段状のプロファイルと、駆動ロッド部分(104B)と、駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)と、を含み得、自由端部分(104C)は、駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有し、バレル(102)は、バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、階段状のボア(108)は、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、軸穴(108A)は、先端(122)を通過し、装置は、バレル(102)と自由端部分(104C)との間にあり、これらと係合する、第1のシール要素(112)をさらに含み得、かつ装置は、バレル(102)と駆動ロッド部分(104B)との間にあり、これらと係合する、第2のシール要素(114)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、自由端部分の長さは、軸穴(108A)の長さよりも大きい場合がある。いくつかの実施形態では、階段状のボア(108)は、ボア部分(108C)をさらに含み得、ボア部分(108C)の直径は、カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ軸穴(108A)の直径よりも大きく、第1のシール要素(112)は、ボア部分(108C)内に固定されている。いくつかの実施形態では、より小さな直径のセグメント(102B)は、先端(122)と一致し得、より大きな直径のセグメント(102A)は、より小さな直径のセグメント(102B)から延在し得、カウンタボア(108B)は、より大きな直径のセグメント(102A)内に配設され得る。いくつかの実施形態では、装置は、バレル(102)の周りに配設され、バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている、シャックプレート(shuck plate)(142)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、第2のピペット先端(132)は、管腔(132B)を形成する本体(132A)と、管腔(132B)にまたがるバリア(140)と、を有し得、第2のピペット先端(132)は、バレル(102)と係合し、第2のピペット先端(132)がバレル(102)と係合すると、自由端部分(104C)の端部は、バリア(140)と接触し得る。いくつかの実施形態では、装置は、シャックプレート(142)をさらに含み得、第2のピペット先端(132)がバレル(102)と係合すると、シャックプレート(142)は、第2のピペット先端(132)と接触する。いくつかの実施形態では、ピストン104は、駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、装置は、ピストンを上下に移動させるための、ピストン(104)に結合されたアクチュエータをさらに含み得る。装置は、少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を有するグリッパをさらに含み得、アクチュエータは、少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を移動させるために、グリッパにさらに結合されている。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、第1のシール要素(112)および第2のシール要素(114)のうちの最大で1つがバレル(102)とピストン(104)との間で係合するように、バレル(102)内に配設され得る。いくつかの実施形態では、第2のピペット先端(132)は、ピストン(104)で押して、バレル(102)から第2のピペット先端(132)を分離することができる、フィルタバリア(140)を含み得る。
本発明の別の実施形態は、液体を移送するための装置を使用する方法であって、装置が、(a)ピストン(104)と、(b)バレル本体(102A)およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、を備え、バレル(102)が、より大きな直径のセグメント(102A)およびより小さな直径のセグメント(102B)を含み、バレル(102)が、より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)と係合するように構成されており、バレル(102)が、バレル(102)のより小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)と係合するようにさらに構成されており、方法が、第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の液体を、バレル(102)からピストン(104)を引き抜き、第1のピペット先端(130)を使用して第1の液体を分注することによって、吸引することと、第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体を、バレル(102)からピストン(104)を引き抜き、第2のピペット先端(132)を使用して第2の液体を分注することによって、吸引することと、を含む、方法を対象とする。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、階段状のプロファイルと、駆動ロッド部分(104B)と、駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)と、を含み得、自由端部分(104C)は、駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有し、バレル(102)は、バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、階段状のボア(108)は、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、軸穴(108A)は、先端(122)を通過し、第1のシール要素(112)が、バレル(102)と自由端部分(104C)との間にあり、これらと係合し、第2のシール要素(114)が、バレル(102)と駆動ロッド部分(104B)との間にあり、これらと係合し、第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の液体は、自由端部分(104C)が軸穴(108A)の上にあり、そこから離れる方向に移動するように、バレル(102)からピストン(104)を引き抜くことによって、吸引され、かつ第1の液体は、自由端部分(104C)が軸穴(108A)に向かって移動するように、バレル(102)内にピストン(104)を挿入することによって第1の液体を分注することによって、分注され、第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体は、自由端部分(104C)が軸穴(108A)内に留まるように、バレル(102)からピストン(104)を引き抜くことによって、吸引され、かつ第2の液体は、自由端部分(104C)が軸穴(108A)内に留まるように、バレル(102)内にピストン(104)を挿入することによって、分注される。いくつかの実施形態では、装置は、バレルの周りに配設され、バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている、シャックプレート(142)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、シャックプレート(142)を使用して、第1のピペット先端(130)をバレル(102)から取り外すことをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、シャックプレート(142)を使用して、第2のピペット先端(132)をバレル(102)から取り外すことをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、自由端部分(104B)の長さは、軸穴(108A)の長さよりも大きい。方法のいくつかの実施形態では、階段状のボア(108)は、ボア部分(108C)をさらに含み得、ボア部分(108C)の直径は、カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ軸穴(108A)の直径よりも大きく、第1のシール要素(112)は、ボア部分(108C)内に固定されている。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに備える。いくつかの実施形態では、方法は、大容量ピペット処理モードおよび小容量ピペット処理モードにおいて、アクチュエータを使用して、ピストン(104)を引き抜くこと、および挿入することをさらに含み得る。
本発明の別の実施形態は、液体を移送するための装置であって、ピストン(104)と、バレル本体(102A)およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、を備え、バレル(102)が、ピペット先端(132)と係合するように構成されており、ピペット先端(132)が、ピストンで押して、バレル(102)からピペット先端(132)を分離することができる、構造を備える、装置を対象とする。いくつかの実施形態では、装置は、ピペット処理装置であってもよい。いくつかの実施形態では、構造は、フィルタバリア(140)であってもよい。いくつかの実施形態では、装置、ピペット先端(132)は、第2のピペット先端であり、バレル(102)は、第1のピペット先端(130)と係合するようにさらに構成され得、第1のピペット先端は、第2のピペット先端(132)とは異なる直径を有する。いくつかの実施形態では、装置は、バレル(102)から第1のピペット先端(130)を分離するように構成されたシャックプレート(142)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、装置は、ピペット先端を含み得る。
本発明の別の実施形態は、装置を使用するための方法であって、装置が、ピストン(104)と、バレル本体(102A)およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、を備え、バレル(102)が、ピペット先端(132)と係合するように構成されており、ピペット先端(132)が、ピストンで押して、バレル(102)からピペット先端(132)を分離することができる、構造を備え、方法が、ピペット先端(132)がバレル(102)上にある間、バレル(102)内に液体を吸引することと、ピペット先端(132)を介して液体を分注することと、ピストン(104)で構造を押すことによって、バレル(102)からピペット先端(132)を分離することと、を含む、方法を対象とする。いくつかの実施形態では、構造は、フィルタバリアであってもよい。いくつかの実施形態では、ピペット先端(132)は、第2のピペット先端であり、バレル(102)は、第1のピペット先端(130)と係合するようにさらに構成され得、第1のピペット先端は、第2のピペット先端(132)とは異なる直径を有する。いくつかの実施形態では、方法は、第1のピペット先端(130)をバレル(102)に取り付けることと、第1のピペット先端(130)を使用してバレル(102)内に第2の液体を吸引することと、第1のピペット先端(130)を介してバレル(102)から第2の液体を分注することと、バレル(102)から第1のピペット先端(130)を分離することと、を含む。
本発明の別の実施形態は、液体を移送するための装置であって、階段状のプロファイル、駆動ロッド部分(104B)、および駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)を含む、ピストン(104)であって、自由端部分(104C)が、駆動ロッド部分(104B)よりも小さい直径を有する、ピストン(104)と、バレル本体(102A)、バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)、およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含む、バレル(102)であって、階段状のボア(108)が、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、軸穴(108A)が、先端(122)を通過する、バレル(102)と、バレル(102)と自由端部分(104C)との間にあり、これらと係合する、第1のシール要素(112)と、バレル(102)と駆動ロッド部分(104B)との間にあり、これらと係合する、第2のシール要素(114)と、備える、装置を対象とする。いくつかの実施形態では、自由端部分の長さは、軸穴(108A)の長さよりも大きい場合がある。いくつかの実施形態では、階段状のボア(108)は、ボア部分(108C)をさらに含み得、ボア部分(108C)の直径は、カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ軸穴(108A)の直径よりも大きく、第1のシール要素(112)は、ボア部分(108C)内に固定されている。いくつかの実施形態では、バレル(102)は、階段状の外部プロファイルをさらに含み得、階段状の外部プロファイルは、先端(122)と一致するより小さな直径のセグメント(102B)と、より小さな直径のセグメント(102B)から延在より大きな直径のセグメント(102A)と、を有し、カウンタボア(108B)がより大きな直径のセグメント(102A)内に配設される。いくつかの実施形態では、装置は、バレルの周りに配設され、バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている、シャックプレート(142)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、バレル(102)は、第2のピペット先端(132)と係合するように構成され得、第2のピペット先端(132)は、管腔(132B)を形成する本体(132A)と、管腔(132B)にまたがるバリア(140)と、を有し、第2のピペット先端(132)は、バレル(102)と係合し、装置は、バレル(102)の先端(122)を超えて自由端部分(104C)を突出させるように構成されており、第2のピペット先端(132)がバレル(102)と係合すると、自由端部分(104B)の端部がバリア(140)と接触する。いくつかの実施形態では、バレルは、バレル(102)のより小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)と係合するようにさらに構成され得る。いくつかの実施形態では、装置は、シャックプレート(122)をさらに含み得、シャックプレート(122)は、第2のピペット先端(132)と接触する。いくつかの実施形態では、ピストン104は、駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、装置は、ピストンを上下に移動させることができる、ピストン(104)に結合されたアクチュエータをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、第1のシール要素(112)および第2のシール要素(114)のうちの最大で1つがバレル(102)とピストン(104)との間で係合するように、バレル(102)内に配設され得る。
本発明の別の実施形態は、液体を移送するための装置を使用する方法を対象とする。装置は、(a)ピストン(104)であって、階段状のプロファイル、駆動ロッド部分(104B)、および駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)を含み、自由端部分(104C)が、駆動ロッド部分(104B)よりも小さい直径を有する、ピストン(104)と、(b)バレル(102)であって、バレル本体(102A)、バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)、およびバレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含み、階段状のボア(108)が、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、軸穴(108A)が、先端(122)を通過する、バレル(102)と、(c)バレル(102)と自由端部分(104C)との間にあり、これらと係合する、第1のシール要素(112)と、(d)バレル(102)と駆動ロッド部分(104B)との間にあり、これらと係合する、第2のシール要素(114)と、備える。方法は、第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の液体を、自由端部分(104C)が軸穴(108A)の上にあり、そこから離れる方向に移動するように、バレル(102)からピストン(104)を引き抜くことによって、吸引し、第1の液体を、自由端部分(104C)が軸穴(108A)に向かって移動するように、バレル(102)内にピストン(104)を挿入することによって、分注することと、第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体を、自由端部分(104C)が軸穴(108A)内に留まるように、バレル(102)からピストン(104)を引き抜くことによって、吸引し、第2の液体を、自由端部分(104C)が軸穴(108A)内に留まるように、バレル(102)内にピストンを挿入することによって、分注することと、を含む。いくつかの実施形態では、方法は、バレル(102)の先端(122)に大容量ピペット先端を取り付けることと、第2の小容量ピペット処理モードにおいて、バレル(102)の先端(122)に小容量ピペット先端を取り付けることと、をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、装置は、バレルの周りに配設され、バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている、シャックプレート(142)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、シャックプレートを使用して、大容量ピペット先端を取り外すことをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、シャックプレートを使用して、小容量ピペット先端を取り外すことをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、自由端部分の長さは、軸穴(108A)の長さよりも大きい場合がある。いくつかの実施形態では、階段状のボア(108)は、ボア部分(108C)をさらに含み得、ボア部分(108C)の直径は、カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ軸穴(108A)の直径よりも大きく、第1のシール要素(112)は、ボア部分(108C)内に固定されている。いくつかの実施形態では、ピストン(104)は、駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、大容量ピペット処理モードおよび小容量ピペット処理モードにおいて、アクチュエータを使用して、ピストン(104)を引き抜くこと、および挿入することをさらに含み得る。
本発明のこれらおよび他の実施形態は、図面を参照して、以下にさらに詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
液体を移送するための装置であって、
ピストン(104)と、
バレル本体(102A)および前記バレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含む、バレル(102)と、を備え、前記バレル(102)が、より大きな直径のセグメント(102A)およびより小さな直径のセグメント(102B)を含み、前記バレル(102)が、前記より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)と係合するように構成されており、前記バレル(102)が、前記バレル(102)の前記より小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)と係合するようにさらに構成されている、装置。
(項目2)
前記ピストン(104)が、階段状のプロファイルと、駆動ロッド部分(104B)と、前記駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)と、を含み、前記自由端部分(104C)が、前記駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有し、
前記バレル(102)が、前記バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、前記階段状のボア(108)が、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、前記軸穴(108A)が、前記先端(122)を通過し、前記装置が、
前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)との間にあり、前記バレル(102)および前記自由端部分(104C)と係合する、第1のシール要素(112)と、
前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)との間にあり、前記バレル(102)および前記駆動ロッド部分(104B)と係合する、第2のシール要素(114)と、をさらに備える、項目1に記載の装置。
(項目3)
前記自由端部分の長さが、前記軸穴(108A)の長さよりも大きい、項目2に記載の装置。
(項目4)
前記階段状のボア(108)が、ボア部分(108C)をさらに備え、前記ボア部分(108C)の直径が、前記カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ前記軸穴(108A)の直径よりも大きく、前記第1のシール要素(112)が、前記ボア部分(108C)内に固定されている、項目2または3のいずれか一項に記載の装置。
(項目5)
前記より小さな直径のセグメント(102B)が、前記先端(122)と一致し、前記より大きな直径のセグメント(102A)が、前記より小さな直径のセグメント(102B)から延在し、前記カウンタボア(108B)が、前記より大きな直径のセグメント(102A)内に配設される、項目2~4のいずれか一項に記載の装置。
(項目6)
前記バレル(102)の周りに配設され、前記バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている、シャックプレート(142)をさらに備える、項目2~5のいずれか一項に記載の装置。
(項目7)
前記第2のピペット先端(132)が、管腔(132B)を形成する本体(132A)と、前記管腔(132B)にまたがるバリア(140)と、を有し、前記第2のピペット先端(132)が、前記バレル(102)と係合し、前記第2のピペット先端(132)が前記バレル(102)と係合すると、前記自由端部分(104C)の端部が、前記バリア(140)と接触することができる、項目2~5のいずれか一項に記載の装置。
(項目8)
シャックプレート(142)をさらに備え、前記第2のピペット先端(132)が前記バレル(102)と係合すると、前記シャックプレート(142)が、前記第2のピペット先端(132)と接触する、項目7に記載の装置。
(項目9)
前記ピストン104が、前記駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに備える、項目2~8のいずれか一項に記載の装置。
(項目10)
前記ピストンを上下に移動させるための、前記ピストン(104)に結合されたアクチュエータをさらに備える、項目1~9のいずれか一項に記載の装置。
(項目11)
少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を有するグリッパをさらに備え、前記アクチュエータが、前記少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を移動させるために、前記グリッパにさらに結合されている、項目10に記載の装置。
(項目12)
前記ピストン(104)が、前記第1のシール要素(112)および前記第2のシール要素(114)のうちの最大で1つが前記バレル(102)と前記ピストン(104)との間で係合するように、前記バレル(102)内に配設される、項目2~11のいずれか一項に記載の装置。
(項目13)
前記第2のピペット先端(132)が、前記ピストン(104)で押して、前記バレル(102)から前記第2のピペット先端(132)を分離することができる、フィルタバリア(140)を含む、項目1~12のいずれか一項に記載の装置。
(項目14)
液体を移送するための装置を使用する方法であって、前記装置が、(a)ピストン(104)と、(b)バレル本体(102A)および前記バレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、を備え、前記バレル(102)が、より大きな直径のセグメント(102A)およびより小さな直径のセグメント(102B)を含み、前記バレル(102)が、前記より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)と係合するように構成されており、前記バレル(102)が、前記バレル(102)の前記より小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)と係合するようにさらに構成されており、前記方法が、
第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の液体を、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜き、前記第1のピペット先端(130)を使用して前記第1の液体を分注することによって、吸引することと、
第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体を、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜き、前記第2のピペット先端(132)を使用して前記第2の液体を分注することによって、吸引することと、を含む、方法。
(項目15)
前記ピストン(104)が、階段状のプロファイルと、駆動ロッド部分(104B)と、前記駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)と、を含み、前記自由端部分(104C)が、前記駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有し、前記バレル(102)が、前記バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、前記階段状のボア(108)が、軸穴(108A)および同軸カウンタボア(108B)を有し、前記軸穴(108A)が、前記先端(122)を通過し、第1のシール要素(112)が、前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)との間にあり、前記バレル(102)および前記自由端部分(104C)と係合し、第2のシール要素(114)が、前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)との間にあり、前記バレル(102)および前記駆動ロッド部分(104B)と係合し、
前記第1の大容量ピペット処理モードにおいて、前記第1の液体を、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)の上にあり、前記軸穴(108A)から離れる方向に移動するように、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜くことによって、吸引し、前記第1の液体を、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)に向かって移動するように、前記バレル(102)内に前記ピストン(104)を挿入することによって前記第1の液体を分注することによって、分注し、
前記第2の小容量ピペット処理モードにおいて、前記第2の液体を、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)内に留まるように、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜くことによって、吸引し、前記第2の液体を、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)内に留まるように、前記バレル(102)内に前記ピストン(104)を挿入することによって、分注する、項目14に記載の方法。
本発明の実施形態による装置の側面断面図を示している。装置は、小容量で変動が少ないピペット処理を行う構成で示されている。 図1の装置の側面断面図を示している。装置は、装置が遷移ゾーン(ピペット処理なし)にある構成で示されている。 図1に示される装置の側面断面図を示している。装置は、装置が大容量ピペット処理を行うことができる構成で示されている。 図1に示される装置の側面断面図を示している。装置は、小容量ピペット処理のためにデッドボリュームが最小限に抑えられている構成で示されている。 シャックプレートを伴う異なる装置の側面断面図を示している。 ピストンが、バレルの先端からピペット先端を押しやるためのプランジャとして機能し得る、異なる装置の側面断面図を示している。 グリッパマニホールドの側面図である。 グリッパマニホールドの一部分の分解図である。
図では、同様の数字は同様の要素を示しており、いくつかの要素の一部の記述は繰り返されない場合がある。
本発明の実施形態は、大容量モードおよび小容量モードにおいて、液体をピペット処理するための装置および方法を対象とする。本発明の実施形態では、単一のピペッタ装置が、大容量の液体が移送されることを可能にし、2つ以上の別個のピペッタ装置を必要とすることなく、高い精度かつ正確さで小容量の液体も移送する能力をさらに提供する。
大容量液体移送モードは、一次試料の吸引およびDNA抽出用であってもよい。小容量液体移送モードは、核酸移送およびPCRの調製のために使用され得る。
図1は、本発明の実施形態による装置100を示している。装置100は、異なる容量で2つ以上の液体を移送するために使用され得る。装置100およびその構成要素は、任意の好適な寸法を含み得る。例えば、装置100の長さは、いくつかの実施形態では、約3インチ以上であってもよい。
装置100は、階段状のプロファイルを含むピストン104を含み得る。ピストン104は、ユニタリまたはモノリシックな部品であってもよく、係合部分104Aと、駆動ロッド部分104Bと、駆動ロッド部分104Bから延在する自由端部分104Cと、を含み得る。自由端部分104Cは、駆動ロッド部分104Bおよび係合部分104Aよりも小さい直径を有する。係合部分104Aは、駆動ロッド部分104Bよりも小さい直径を有し得る。係合部分104Aは、約0.5インチ以上を含む、任意の好適な長さのものであってもよい。
ピストン104は、任意の好適な材料を含み得る。例えば、ピストンは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのプラスチックを含み得る。
装置100はまた、バレル本体102Aを含むバレル102と、バレル本体102Aによって画定される階段状のボア108と、バレル本体102A内に形成された先端122と、を含み得る。階段状のボア108は、軸穴108A、ボア部分108C、および同軸カウンタボア108Bを含む、複数の別個のセクションを有し得る。軸穴108Aは、先端122を通過する。示されるように、バレル102は、先端122と一致し得るより小さな直径のセグメント102Bと、より小さな直径のセグメント102Bから延在する、バレル本体102Aのより大きな部分の一部であり得るより大きな直径のセグメントと、を有する、階段状の外部プロファイルをさらに含む。カウンタボア108Bは、より大きな直径のセグメント内に配設される。
バレル102は、任意の好適な材料を含み得る。例えば、バレル102は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのプラスチックを含み得る。
装置100は、いくつかのシール要素を含み得る。装置100は、ボア部分108C内にあってもよく、バレル102とピストン104の自由端部分104Cとの間にあり、これらと係合し得る、第1のシール要素112を含む。ボア部分108Cの直径は、カウンタボア108Bの直径よりも小さく、かつ軸穴108Aの直径よりも大きい。示されるように、第1のシール要素112は、ボア部分108C内に固定され得る。小容量の液体をピペット処理するための小さなチャンバを、軸穴108A、第1のシール要素112、および自由端部分104Cによって形成することができる。第1のシール要素112は、約0.05インチ以上を含む、任意の好適な高さを含み得る。
第2のシール要素114は、装置100の頂部近くにあってもよく、バレル102とピストン104の駆動ロッド部分104Bとの間にあり、これらと係合し得る。第2のシール要素114は、約0.125インチ以上を含む、任意の好適な高さを含み得る。
第1および第2のシール要素112、114は、任意の好適な材料を含み得る。例えば、第1および第2のシール要素112、114は、ゴムを含み得る。
ピストン104は、第1のシール要素112および第2のシール要素114のうちの最大で1つがバレル102およびピストン104と係合するように、バレル102内に配設される。
アクチュエータ(図示せず)は、ピストン104の係合部分104Aと係合し得る。アクチュエータは、ピストン104をバレル102内に挿入して、装置100のバレル102内に任意の液体を分注するように、移動し得る。アクチュエータはまた、ピストン104を装置100のバレル102から引き抜いて、装置100のバレル102内に任意の液体を吸引するように、移動し得る。
装置100は、大容量ピペット処理モードおよび小容量ピペット処理モードにおいて、任意の好適な容量の液体をピペット処理し得る。例えば、大容量ピペット処理モードにおいて、装置100は、約0~5000マイクロリットルの液体をピペット処理し得る。小容量ピペット処理モードにおいて、装置100は、約0~60マイクロリットルの液体をピペット処理し得る。これらの量は単に例示的なものであり、装置100は、小容量ピペット処理モードにおいてピペット処理され得る液体の量が大容量ピペット処理モードのものよりも少ない限り、任意の好適な容量の液体をピペット処理し得ることが留意される。
図1の装置100は、小容量ピペット処理モードで示されており、軸穴108Aのみが、分注される液体で充填される。第1のシール要素112および自由端部分104Cは、小容量ピペット処理モードにおいて、任意の液体が同軸カウンタボア108Bに通過することを防止する。
図2は、図1の装置100の側面断面図を示している。装置100は、装置が、装置100を大容量ピペット処理モードに変換する遷移ゾーン(ピペット処理なし)にある構成で示されている。示されるように、ピストン104の自由端部分104Cの端部は、第1のシール要素が自由端部分104Cと係合しないように、第1のシール要素112の上に留まる。駆動ロッド部分104Bもまた、第2のシール要素114と係合しない。結果として、ピストン104が軸穴108Aから離れる方向に移動する場合、同軸カウンタボア108B内に液体を引き込むことができる。ピストン104が軸穴108Aに向かって移動して、先端122から任意の液体を押し出す場合、同軸カウンタボア108Bから液体を分注することができる。
図3は、図1に示される装置の側面断面図を示している。装置は、装置100が大容量ピペット処理を行う構成で示されている。図3に示されるように、ピストン104は、係合部分104Aと結合し得るアクチュエータ(図示せず)によって上方へと引っ張られる。次いで、駆動ロッド部分104Bが、第2のシール要素114とシールを形成し、それによって、液体は同軸カウンタボア108Bおよび軸穴112を充填することができる。自由端部分104Cは第1のシール要素112の穴を充填しないため、第1のシール要素112のシール経路が破壊される。
図4は、図1に示される装置の側面断面図を示している。装置は、小容量ピペット処理のためにデッドボリュームが最小限に抑えられている構成で示されている。図4では、駆動ロッド部分104Bは、同軸カウンタボア108Bの底部部分全体を充填する。自由端部分104Cは、軸穴108A全体を充填する。
図5は、第1のピペット先端130(例えば、大容量ピペット先端)が摩擦嵌合によってバレル本体102Aの先端122に取り付けられているときの、装置150の一部分の側面断面図を示している。ピストン104は、バレル102内に完全に挿入され、ピストン104の自由端部分104Cは、軸穴108Aを充填するが、自由端部分104Cの端部を通過しては延在しない。
シャックプレート142は、第1のピペット先端130の上にある。シャックプレート142は、先端122がそれを通過することを可能にすることができるが、第1のピペット先端130の上端部がそれを通過することを可能にしない、寸法を有する穴を有する。
シャックプレート142は、バレル本体102Aの先端122からの第1のピペット先端130の取り外しを助ける場合がある。いくつかの実施形態では、シャックプレート142を下方へと移動させて、第1のピペット先端130を押して、それをバレル本体102Aの先端122から分離することができる。
図5はまた、第2のピペット先端132(例えば、小容量ピペット先端)が摩擦嵌合を介してバレル本体102Aの先端122に取り付けられているときの装置152を示している。ピストン104は、バレル102内に完全に挿入され、ピストン104の自由端部分104Cは、軸穴108Aを充填するが、自由端部分104Cの端部を通過しては延在しない。第2のピペット先端132は、第1のピペット先端130とは異なるサイズおよび異なる容量を有する。
装置150と同様に、シャックプレート142は、小容量ピペット先端132の上にある。シャックプレート142は、先端122がそれを通過することを可能にすることができるが、小容量ピペット先端132の上端部がそれを通過することを可能にしない、寸法を有する穴を有する。
シャックプレート142は、バレル本体102Aの先端122からの小容量ピペット先端132の取り外しを助ける場合がある。いくつかの実施形態では、シャックプレート142を軸方向下方へと移動させて、小容量ピペット先端130を押して、それをバレル本体102Aの先端122から分離することができる。
図6は、2つの装置154、156を示している。装置154は、ピストン104の自由端部分104Bの端部が先端122の端部を通過して延在することを除き、図3の装置150と実質的に同様である。
図6はまた、装置156を示している。装置156は、ピストン104の自由端部分104Bの端部が先端122の端部を通過して延在することを除き、図3の装置152と同様である。自由端部分104Bの長さは、軸穴108Aの長さよりも大きい。また、本体132Aおよび管腔132Bを含む第2のピペット先端132は、管腔140内にフィルタバリア140を有する。
自由端部分104Bは、プランジャとして作用し得る。これは、最初に、バレル102の先端122の軸穴108A内の任意の液体を意図された容器に分注することができる。次いで、自由端部分104Bは、バリア140のすぐ上で停止し、先端取り外しステーション(図示せず)へと移動することができる。次いで、アクチュエータ(図示せず)は、自由端部分104Bの端部がフィルタバリア140と接触するように、ピストン104をさらに押し下げることができる。フィルタバリア140は、第2のピペット先端132の第2の部分132Bの安定したポジションに留まり、その結果、第2のピペット先端132全体が下方に押されて、バレル102の先端122から分離される。フィルタバリア140は、第2のピペット先端132をバレル102から分離するためにピストン104によって係合され得る、構造の一例であることに留意されたい。ピペット先端132の出っ張りなどのような他の構造は、ピストン104によって係合されて、ピペット先端132をバレル102から分離することができる。
バレル102の先端122は、第2のピペット先端132と係合するように構成されており、第2のピペット先端132は、管腔132Bを形成する本体132Aと、管腔132Bにまたがるバリア140と、を有し、ピペット先端130は、バレル102と係合する。装置156は、バレル102の先端122を超えて自由端部分104Bを突出させるように構成され得る。第1のピペット先端132がバレル102と係合すると、自由端部分104Bの端部がバリア140と接触する。バレル102は、バレル102の先端122のより小さな直径のセグメント上に嵌合するようにサイズ決めされた第2の大容量ピペット先端130と係合するようにさらに構成されている。
いくつかの代替的な実施形態も可能である。1つの実施形態では、遷移ゾーンを除去し、小さな圧力の蓄積を可能にする一方で、自由端部分(すなわち、小さなプランジャ)がピペット処理のためにより大きなプランジャに遷移するか、またはその逆が可能である。別の実施形態では、3つ以上のピストン直径が存在する場合がある。ピストンを所望の回数だけ階段状にして、単一のピペット処理装置で複数の容量ピペット処理モードを作り出すことができる。例えば、図1のピストン104は、2つのステップを有することができ、それにより、3つの異なる容量の液体を単一の装置でピペット処理することができる。さらに別の実施形態では、大容量のシールが底部にあり得、小容量のシールが頂部にあり得る。さらに別の実施形態では、2つ以上のマンドレル幾何学的形状を異なるハブサイズに使用することができる。さらに別の実施形態では、シールは、ピストン上にあり、バレルの内側の代わりに、ピストンで上下に移動させることができる。なおも別の実施形態では、とりわけ、本明細書に記載の装置と共に使用され得るマイクロタイタプレートおよびリッドを把持するために使用され得る、グリッパマニホールド700(図7A)などのアクセサリ。グリッパは、図7Aでは閉じたポジションで示される、2つのグリッパフィンガ702および704を備える。グリッパフィンガ702および704は、ラジアルベアリング706および708によって形成される回転軸を中心として外方へと回転する。各グリッパフィンガ702および704は、ラジアルベアリング706および708によって形成される回転軸を中心として約180度まで回転し得る。グリッパは、ピストン104を移動させるために使用されるのと同じアクチュエータによって作動され得、それにより、ピストン104、ならびにグリッパフィンガ702および704の移動に関与する単一のアクチュエータがある。グリッパブラケット710は、ピストン104を移動させるために使用されるのと同じアクチュエータに取り付けられた頂部プランジャプレート(図示せず)によって上に引っ張られる。グリッパブラケット710は、2つのギアラック712および714に取り付けられ、これらのうちの1つのみが図7Bに示されている。ギアラック712および714は、グリッパマニホールド700のアンダーカット特徴内に収容され、718のみが示される状態で図7Bに示される2つのピニオン716および718を回転させることができる。グリッパフィンガ702および704(図7Bでは704のみが示されている)は、各ピニオン716および718に取り付けられる。第1および第2のラジアルベアリング720および722は、ピニオン716および718の各遠位端724および726に取り付けられて、ギアラック/ピニオンドライブ上の任意の抵抗を低減することができる。グリッパフィンガ702に関連付けられた第3および第4のラジアルベアリングは、図7Bには示されていない。グリッパマニホールド700は、ねじりばね728および730(図7Bでは730のみが示されている)をさらに備えることができ、これらを、とりわけ、ピニオン716および718の周りに巻き付けて、使用されていないときはフィンガを上のポジションに格納されたままにし、把持の際に使用されるためにフィンガが作動されるときにはギアラック/ピニオンドライブのヒステリシスを除去することができる。グリッパフィンガは、各フィンガの遠位端にアンダーカット特徴732および734を有し得る。さらに、グリッパフィンガ702および704は、マイクロタイタプレートおよびリッドのようなものを保持するために、およそ2lbfの把持力を有し得る。
本発明の他の実施形態は、上述の装置を使用するための方法を対象とする。いくつかの実施形態では、方法は、装置を使用することを含み、装置は、(a)ピストンであって、階段状のプロファイル、駆動ロッド部分、および駆動ロッド部分から延在する自由端部分を含み、自由端部分が、駆動ロッド部分よりも小さい直径を有する、ピストンと、(b)バレルであって、バレル本体、バレル本体によって画定される階段状のボア、およびバレル本体内に形成された先端を含み、階段状のボアが、軸穴および同軸カウンタボアを有し、軸穴が、先端を通過する、バレルと、(c)バレルと自由端部分との間にあり、これらと係合する、第1のシール要素と、(d)バレルと駆動ロッド部分との間にあり、これらと係合する、第2のシール要素と、含む。
図3を参照すると、方法は、第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の容器内の第1の液体を、自由端部分104Cが軸穴108Aの上にあり、そこから離れる方向に移動するように、バレル102からピストン104を引き抜くことによって、吸引することを含む。液体が同軸カウンタボア108B内に入れられると、第1の液体が、バレル102内にピストン104を挿入することによって分注され、それにより、自由端部分104Cが、軸穴108Aに向かって移動する。これにより、同軸カウンタボア108Bおよび軸穴108A内の第1の液体のいずれかが、第2の意図された容器内へと押される。端部構成が図4に示され得る。
方法は、第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体を、自由端部分104Cが軸穴108A内に留まり、第1のシール要素112とシールを形成するように、バレル102からピストン104を引き抜くことによって、吸引することをさらに含む。この構成は、図1に示されている。第2の液体が軸方向の空間108Aを充填した後、第2の液体を、バレル102内にピストン104を挿入することによって分注することができ、それにより、自由端部分104Cが、軸穴108Aに留まる。端部構成が図4に示され得る。
上記の説明は例示的なものであり、限定的なものではない。本発明の多くの変形例が、本開示の審査時に当業者に明らかになるであろう。したがって、本発明の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきではなく、その代わりに、係属中の特許請求の範囲およびそれらの全範囲または同等物を参照して決定されるべきである。
任意の実施形態からの1つ以上の特徴を、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。
「a」、「an」、または「the」の記述は、特に反対の指示がない限り、「1つ以上」を意味することを意図する。
上述のすべての特許、特許出願、刊行物、および説明は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (13)

  1. 液体を移送するための装置であって、
    階段状のプロファイルと駆動ロッド部分(104B)と前記駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)とを含むピストン(104)であって、前記自由端部分(104C)は、前記駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有する、ピストン(104)と、
    バレル本体(102A)前記バレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含バレル(102)であって、前記バレル(102)は、より大きな直径のセグメント(102A)と、より小さな直径のセグメント(102B)を含み、前記バレル(102)は、前記より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)係合するように構成されており、前記バレル(102)は、前記バレル(102)の前記より小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)係合するようにさらに構成されており、前記バレル(102)は、前記バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、前記階段状のボア(108)は、軸穴(108A)と同軸カウンタボア(108B)とを有し、前記軸穴(108A)は、前記先端(122)を通過する、バレル(102)と、
    前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)との間にある第1のシール要素(112)であって、前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)とに係合する第1のシール要素(112)と、
    前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)との間にある第2のシール要素(114)であって、前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)とに係合する第2のシール要素(114)と
    を備え、
    前記ピストン(104)は、前記第1のシール要素(112)および前記第2のシール要素(114)のうちの多くとも一方が前記バレル(102)と前記ピストン(104)との間で係合するように、前記バレル(102)内に配置されている、装置。
  2. 前記自由端部分の長さは、前記軸穴(108A)の長さよりも大きい、請求項に記載の装置。
  3. 前記階段状のボア(108)は、ボア部分(108C)をさらに備え、前記ボア部分(108C)の直径は、前記同軸カウンタボア(108B)の直径よりも小さく、かつ前記軸穴(108A)の直径よりも大きく、前記第1のシール要素(112)は、前記ボア部分(108C)内に固定されている、請求項または請求項2に記載の装置。
  4. 前記より小さな直径のセグメント(102B)は、前記先端(122)一致し、前記より大きな直径のセグメント(102A)は、前記より小さな直径のセグメント(102B)から延在し、前記同軸カウンタボア(108B)は、前記より大きな直径のセグメント(102A)内に配置されている、請求項のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記装置は、シャックプレート(142)をさらに備え、前記シャックプレート(142)は、前記バレル(102)の周りに配置されており、かつ、前記バレル(102)に対して軸方向に移動するように構成されている請求項のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第2のピペット先端(132)は、管腔(132B)を形成する本体(132A)と、前記管腔(132B)にまたがるバリア(140)を有し、前記第2のピペット先端(132)は、前記バレル(102)係合し、前記第2のピペット先端(132)が前記バレル(102)係合すると、前記自由端部分(104C)の端部は、前記バリア(140)接触することが可能である、請求項のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記装置は、シャックプレート(142)をさらに備え、前記第2のピペット先端(132)が前記バレル(102)と係合すると、前記シャックプレート(142)は、前記第2のピペット先端(132)接触する、請求項に記載の装置。
  8. 前記ピストン104)は、前記駆動ロッド部分(104B)から延在する係合部分(104A)をさらに備える、請求項のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記装置は、アクチュエータをさらに備え、前記アクチュエータは、前記ピストンを上下に移動させるために、前記ピストン(104)に結合されている、請求項1~のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記装置は、少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を有するグリッパをさらに備え、前記アクチュエータは、前記少なくとも2つのグリッパフィンガ(702、704)を移動させるために、前記グリッパにさらに結合されている、請求項に記載の装置。
  11. 前記第2のピペット先端(132)は、フィルタバリア(140)を含み、前記フィルタバリア(140)は、前記バレル(102)から前記第2のピペット先端(132)を分離するように前記ピストン(104)によって押されることが可能である、請求項1~10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 液体を移送するための装置を使用する方法であって、前記装置は、(a)階段状のプロファイルと駆動ロッド部分(104B)と前記駆動ロッド部分(104B)から延在する自由端部分(104C)とを含むピストン(104)であって、前記自由端部分(104C)は、前記駆動ロッド部分(104B)とは異なる直径を有する、ピストン(104)と、(b)バレル本体(102A)前記バレル本体(102A)内に形成された先端(122)を含むバレル(102)と、前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)との間にある第1のシール要素(112)であって、前記バレル(102)と前記自由端部分(104C)とに係合する第1のシール要素(112)と、前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)との間にある第2のシール要素(114)であって、前記バレル(102)と前記駆動ロッド部分(104B)とに係合する第2のシール要素(114)とを備え、前記バレル(102)は、より大きな直径のセグメント(102A)と、より小さな直径のセグメント(102B)を含み、前記バレル(102)は、前記より大きな直径のセグメント(102A)上に嵌合するようにサイズ決めされた第1のピペット先端(130)係合するように構成されており、前記バレル(102)は、前記バレル(102)の前記より小さな直径のセグメント(102B)上に嵌合するようにサイズ決めされた第2のピペット先端(132)係合するようにさらに構成されており、前記バレル(102)は、前記バレル本体(102A)によって画定される階段状のボア(108)を含み、前記階段状のボア(108)は、軸穴(108A)と同軸カウンタボア(108B)とを有し、前記軸穴(108A)は、前記先端(122)を通過し、前記ピストン(104)は、前記第1のシール要素(112)および前記第2のシール要素(114)のうちの多くとも一方が前記バレル(102)と前記ピストン(104)との間で係合するように、前記バレル(102)内に配置されており、前記方法は、
    第1の大容量ピペット処理モードにおいて、第1の液体を吸引することであって、前記第1の液体を吸引することは、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜き、かつ、前記第1のピペット先端(130)を使用して前記第1の液体を分注することによって行われる、ことと、
    第2の小容量ピペット処理モードにおいて、第2の液体を吸引することであって、前記第2の液体を吸引することは、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜き、かつ、前記第2のピペット先端(132)を使用して前記第2の液体を分注することによって行われる、こと
    を含む、方法。
  13. 記第1の大容量ピペット処理モードにおいて、前記第1の液体は、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)の上にあり、かつ、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)から離れる方向に移動するように、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜くことによっ吸引され、前記第1の液体は、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)に向かって移動するように、前記バレル(102)の中に前記ピストン(104)を挿入することによっ分注され、
    前記第2の小容量ピペット処理モードにおいて、前記第2の液体は、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)内に留まるように、前記バレル(102)から前記ピストン(104)を引き抜くことによっ吸引され、前記第2の液体は、前記自由端部分(104C)が前記軸穴(108A)内に留まるように、前記バレル(102)の中に前記ピストン(104)を挿入することによっ分注される、請求項12に記載の方法。
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