JP7431630B2 - 電動機冷却制御装置 - Google Patents

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本発明は、電動機を冷却する電動機冷却システムを制御する電動機冷却制御装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2010-198795号公報(特許文献1)に記載された車載電池の加温装置が知られている。特許文献1の車載電池の加温装置は、車載電池を除く車両の電気機器を冷却するためのラジエータを介して循環されるラジエータ回路と、冷却液が車載電池を介して循環される電池回路との2つの冷却液回路を備え、さらに、電気機器通過後の冷却液がラジエータ回路と電池回路とのいずれかの冷却液回路を通じて循環させるかを切り換える電動三方弁と、冷却液温度が車載電池温度よりも高いときに、電池回路を通じて冷却液を循環させるように電動三方弁を制御する電子制御ユニットと、を備える(要約参照)。さらに特許文献1の車載電池の加温装置では、電気機器はジェネレータ、モータ及びインバータで構成され(段落0019参照)、電子制御ユニットは車載電池の暖機が必要と判定された場合で、かつ電気機器の早期冷却が不要な場合に、電池回路に冷却液を供給するように電動三方弁を制御している(段落0023参照)。具体的には、車載電池の温度が既定値以下であること(段落0022及び図2参照)、冷却液の温度が車載電池の温度よりも高く(段落0024及び図2参照)、かつ既定値以下であること(段落0023及び図2参照)を条件として、電池回路に冷却液を供給する。
特開2010-198795号公報
特許文献1の車載電池の加温装置は、車載電池(車載バッテリ)の暖機を行うことを目的としており、冷却液の温度が既定値以下であること、すなわち電気機器が冷却を必要としない温度の場合に、電池回路に冷却液を供給している。このように特許文献1では、電気機器の冷却のために車載バッテリを利用することについて、配慮がない。
本発明の目的は、電気機器の冷却のために車載バッテリを利用することによって、電気機器の冷却効果を向上することにある。なお、本発明における電気機器は、特許文献1の電気機器と同じ構成に限定されない。
上記目的を達成するために、本発明の電動機冷却制御装置は、
車両を駆動するモータと、前記モータが出力するシャフトの回転を減速するギアと、前記モータの駆動を制御するインバータと、前記モータ及び前記インバータを冷却する第1冷媒を流す第1冷媒経路と、前記モータ及び前記ギアを冷却する第2冷媒を流す第2冷媒経路と、前記第1冷媒経路に繋がり前記第1冷媒が車載バッテリを介することなくラジエータを介して循環する第1冷却路と、前記第1冷媒経路に繋がり前記第1冷媒が車載バッテリを介して循環する第2冷却路と、前記第1冷媒経路と前記第1冷却路又は前記第2冷却路との遮断又は接続を行う流路切替部と、を備える電動機モジュールを冷却する電動機冷却システムであって、
前記インバータ、前記モータ及び前記ギアのそれぞれに対応する温度閾値として、第1閾値、第2閾値及び第3閾値を有し、
前記第1閾値、前記第2閾値及び前記第3閾値は、第1閾値≦第2閾値<第3閾値の関係を有し、
当該電動機冷却システムは、前記車載バッテリの温度が、設定された常温の温度範囲の範囲内、かつ前記第1冷媒が前記車載バッテリと熱交換を行って温度を低下させることのできる状態において、前記インバータ、前記モータ又は前記ギアのうち少なくともいずれか一つの温度が対応する温度閾値よりも高い場合に、前記第1冷媒経路と前記第2冷却路とが接続されるように、前記流路切替部を切り替える。
本発明によれば、電気機器の冷却のために車載バッテリを利用することによって、電気機器の冷却効果を向上することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る電動機冷却システムの構成を示す構成図である。 本発明の一実施例に係る電動機冷却システムの構成の概略を示す構成概略図である。 車載バッテリを搭載した車両の構成の概略を示す概略構成図である。 電動機冷却制御装置1が実行する冷却制御の内容を示すフローチャートである。 インバータ、モータ及びギアの各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路及び第2冷却路の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。 インバータ、モータ及びギアの各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路及び第2冷却路の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。 インバータ、モータ及びギアの各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路及び第2冷却路の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る電動機冷却システムの一実施例について説明する。各図において、共通する構成及び部位については同じ符号付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係る電動機冷却システム100の構成を示す構成図である。図2は、本発明の一実施例に係る電動機冷却システム100の電動機モジュールMIGの構成の概略を示す構成概略図である。
本実施例では、車載機器としての電動機冷却システム100は、電動機モジュールMIG、車載バッテリ151及び電動機冷却制御装置1を含んで構成される。本実施例では、電動機冷却制御装置1は、電動機モジュールMIG、車載バッテリ151及び冷却装置を含んで電動機モジュールMIGを冷却する電動機冷却システム100を制御する制御装置であり、車載機器の制御を行う制御装置、例えばエンジンコントロールユニット(ECU)により構成される。
電動機モジュールMIGは、車両を駆動するモータ110と、モータ110の駆動を制御するインバータ120と、モータ110の出力軸であるシャフト115Aの回転を減速するギア130と、を含んで構成される。
電動機モジュールMIGはモータ110とギア130とインバータ120とが一体となるハウジング100Aに収容されている。電動機モジュールMIGはインバータ120がモータ110の径方向上部に取り付けられ、ギア130はモータ110に対してシャフト115Aの軸方向の一端部に取り付けられている。
さらに電動機冷却システム100は、電動機モジュールMIGの冷却装置として、モータ110及びインバータ120を冷却する第1冷媒Rwを流す第1冷媒経路111,121と、モータ110及びギア130を冷却する第2冷媒Roを流す第2冷媒経路112,131と、第1冷媒経路111,121に繋がり第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介することなくラジエータ153を介して循環する第1冷却路161と、第1冷媒経路111,121に繋がり第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介して循環する第2冷却路162と、を含む。なお図1では、実際の配管(流路)をp1で示し、配管(流路)p1により構成される、第1冷媒Rwが流れる経路(第1冷却路161及び第2冷却路162)を破線で示している。電動機モジュールMIGの冷却装置は、第1冷媒経路111,121が電動機モジュールMIGに構成されていることから、電動機モジュールMIGの構成の一部とみなすことができる。
第1冷媒経路111,121は、インバータ120形成された流路121と、モータ110のステータ114を収納するハウジング117(図2参照)に形成された流路111と、を含む。電動機モジュールMIGでは、第1冷媒Rwがインバータ120の第1冷媒入口(流入口)121Aから流入し、第1冷媒経路111,121の冷却路121を流通してインバータ120の第1冷媒出口(流出口)121Bから流出し、モータ110の第1冷媒入口(流入口)111Aを通りモータ110内の冷却路111を流通してモータ110の第1冷媒出口(流出口)111Bから流出するように流れる。
第1冷却路は、ラジエータ153を通った第1冷媒Rwが、電動機モジュールMIGを循環した後、ポンプ155を通り、車載バッテリ151を介することなくラジエータ153に戻る冷却路である。第2冷却路は、ラジエータ153を通った第1冷媒が、電動機モジュールMIGを循環した後、ポンプ155を通り車載バッテリ151を通過(循環)してラジエータ153に戻る冷却路である。
第1冷却路161及び第2冷却路162は、電動機モジュールMIGを通る流路部分(通路部分)p1,p2,p4,p5が共通化されており、この共通化された流路部分p1,p2,p4,p5にポンプ155が設けられている。ポンプ155は、電動機モジュールMIGを通過(循環)した後の第1冷媒(冷却液)Rwをラジエータ153及び車載バッテリ151に循環させる装置であり、本実施例では共通化された流路部分p1,p2,p4,p5のうち流路部分p1,p2に配置されている。
第1冷却路161及び第2冷却路162が、共通化された流路部分p2から独立した第1冷却路161の流路部分p3と第2冷却路162の流路部分p6とに分岐するする部分には、流路切替部157が設けられている。流路切替部(流路切替装置)157は、電動機モジュールMIGを通過した後の第1冷媒Rwを第1冷却路161又は第2冷却路162のどちらかに切り替える装置である。すなわち流路切替部(流路切替装置)157は、第1冷媒経路111,121と第1冷却路161との遮断又は接続を行うと共に、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162との遮断又は接続を行う。本実施例の流路切替部157は、第1冷媒経路111,121と第1冷却路161とを接続する場合、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とを遮断し、第1冷媒経路111,121と第1冷却路161とを遮断する場合、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とを接続する。
流路切替部157が第1冷媒経路111,121と第1冷却路161とを接続した場合、第1冷媒Rwは流路部分p1,p2から流路部分p3を流れ、ラジエータ153に流れる。この場合第1冷媒Rwは、車載バッテリ151に循環しない。流路切替部157が第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とを接続した場合、第1冷媒Rwは流路部分p1,p2から流路部分p6を流れ、車載バッテリ151に流れる。この場合第1冷媒Rwは、車載バッテリ151を循環してラジエータ153に流れる。
本実施例では、第1冷媒Rwとして液体(冷却液)、例えば水を使用するものとするが、第1冷媒Rwは液体や水に限定される訳ではない。
また電動機モジュールMIGでは、第2冷媒Roがモータ110の第2冷媒入口(流入口)112Aを通り、コイル114Aを有するステータ114に直接噴射され、モータ110の下部に設けられている第2冷媒出口(流出口)112Bから流出し、ギア130の第2冷媒入口(流入口)131Aからギア130へ流通する。ギア130に流入した第2冷媒はギア130を冷却した後、第2冷媒出口(流出口)131Bから流出する。
第2冷媒Roは、モータ110ではロータ115によってかきあげられてコイル114A及びステータ114の全体を冷却し、ギア130ではギアによってかきあげられてギア全体を冷却する。
このように、モータ110の内部には第2冷媒Roが流れる第2冷媒経路の冷却路112が構成され、ギア130の内部には第2冷媒Roが流れる第2冷媒経路の冷却路131が構成される。
第2冷媒Roは、第1冷媒Rwよりも熱容量及び熱伝達が低い冷媒である。本実施例では、第2冷媒Roとしてオイル(ギアオイル)を使用するものとする。例えば、第2冷媒は、主原料に鉱物油又は化学合成油を用い、酸化防止剤又は流動点降下剤のうち少なくともいずれか一方の添加剤が加えられているものを用いることができる。第1冷媒Rw及び第2冷媒Roとして、上述したものを用いることにより、電動機モジュールMIGの冷却効果を高めることができる。しかし、第2冷媒Roはオイルに限定される訳ではない。
また電動機冷却システム100は、第2冷却路とは別に、車載バッテリ151の温調制御を行う第3冷媒を循環させる第3冷媒経路171を有する。第3冷媒経路171は第1冷媒経路111,121及び第2冷媒経路112,131から独立した冷媒経路として構成される。すなわち本実施例では、第3冷媒経路171は、第2冷却路とは別の冷却路(空冷/冷問わず)として構成され、車載バッテリ151の温調制御を行う。
図3では、第3冷媒経路171にポンプ173及びラジエータ175を配置し、ラジエータ175で冷却した第3冷媒を車載バッテリ151に循環させる構成を示しており、この場合、第3冷媒で車載バッテリ151を冷却することになる。図3では図示していないが、第3冷媒を内燃機関或いはヒータに循環させることにより、第3冷媒を用いて車載バッテリ151の暖機を行うようにしてもよい。或いは、第3冷媒をラジエータ175と内燃機関或いはヒータとに切り替えて循環させるようにしてもよい。
図3は、車載バッテリ151を搭載した車両の構成の概略を示す概略構成図である。なお図3では、本発明に係る車載バッテリ151及び電動機モジュールMIGの構成を中心に示しており、その他の多くの構成については省略している。
車両200は、車体200Aに設けられた車輪200Bを備え、電動機モジュールMIGは車輪200Bを駆動する。車両200は、内燃機関と電動機110を併用して駆動されるものであってもよいし、電動機110のみで駆動されるものであってもよい。また電動機110は、発電機として利用されものであってもよい。
車載バッテリ151は、第2冷却路とは別の第3冷媒経路(空冷/水冷問わず)171(図1参照)によって温調制御が行われており、しかも電動機モジュールMIG及び第1冷媒Rwの量に比べて十分に体積が大きい。このため本実施例では、第1冷媒Rwが車載バッテリ151と熱交換を行って第1冷媒Rwの温度を低下させることで、電動機モジュールMIGの冷却能力を向上させ、電費を改善することができる。
車載バッテリ151は、その体積が大きいため、車体200Aの床部に設置されている。また車載バッテリ151は、電動機モジュールMIGの近辺に設置されており、電動機モジュールMIGとの間で流路形成が容易な構成を実現している。
再び図2に戻って説明する。インバータ120は、回路基板122にパワーモジュール122A及び温度センサ123が載置されており、温度センサ123によりパワーモジュール122Aの温度を監視できるように構成されている。
モータ110は、コイル114Aに温度センサ116が設けられており、コイル114Aの温度を監視できるように構成されている。
ギア130は、直接ギアの温度を計測しておらず、ギアオイルRoの温度を温度センサ132で監視できるように構成されている。
温度センサ123で検出されるパワーモジュール温度、温度センサ116で検出されるコイル温度、及び温度センサ132で検出されるギアオイル温度(ギア温度)は、電動機冷却制御装置1に送られ、電動機冷却制御装置1は電動機冷却システム100の各機器(装置)を制御して、電動機モジュールMIGの冷却を行う。
次に、図4を用いて、電動機冷却制御装置1が実行する冷却制御の内容について、説明する。図4は、電動機冷却制御装置1が実行する冷却制御の内容を示すフローチャートである。
電動機冷却制御装置1は、車載バッテリ151の温度が常温α以上で制御され、かつインバータ120、モータ110又はギア130のうち少なくともいずれか一つの温度が対応する温度閾値(温度条件)γ1、γ2、γ3よりも高い場合に、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とが接続されるように、流路切替部(経路切替部)157を切り替える。言い換えれば、流路切替部157は、インバータ120、モータ110及びギア130にそれぞれ設定されている温度閾値γ1、γ2及びγ3よりも、インバータ120、モータ110及びギア130のいずれかの温度が高くなった場合に、第2冷却路162に第1冷媒Rwが循環するように、切り替えられる。
本実施例では、車載バッテリ151は、第3冷媒経路171(図3参照)を用いて、温調制御されており、常温α以上かつ常温+5℃以下の温度に調整されている。本実施例では、常温α以上かつ常温+5℃以下の温度範囲を、常温の温度範囲として設定している。すなわち本実施例では、常温αの上限値を常温α+5℃に設定しており、常温αの温度範囲を+5℃(Δα)としているが、この温度範囲Δαとして異なる値を設定してもよい。この場合、常温αは車載バッテリ151が好適に動作する許容温度の最低値に設定され、Δαは許容温度範囲に設定されることが好ましい。
図4のステップS1では、車載バッテリ151の温度Tbについて、常温αであるかどうかを判定する。車載バッテリ151の温度Tbが常温α、すなわち常温α以上かつ常温+5℃以下の温度範囲内にある場合に、車載バッテリ151の温度Tbは常温αであると判定して、ステップS2に進む。
ステップS2では、電動機モジュールMIGの温度Tmが設定された温度閾値γよりも大きいか、否かを判定する。本実施例では、温度閾値γとして、インバータ120の温度閾値である第1閾値γ1、モータ110の温度閾値である第2閾値γ2及びギア130の温度閾値である第3閾値γ3を設定する。
γ1は、インバータ120のパワーモジュール122Aの温度閾値であり、インバータ120のパワーモジュール122Aの温度がその閾値γ1を超えた場合、走行が不可能になる可能性がある温度閾値である。γ2は、モータ110のコイル114Aの温度閾値であり、モータ110のコイル114Aの温度がその閾値を超えた場合、トルクが低下し運転性能が悪化する可能性がある温度閾値である。γ3は、第2冷媒Roであるギアオイルの温度閾値であり、ギアオイルの温度がその閾値を超えた場合、ギアオイルの劣化が進み、摩擦が増加し故障する可能性がある温度閾値である。
さらに本実施例では、第1閾値γ1、前記第2閾値γ2及び前記第3閾値γ3は、第1閾値γ1≦第2閾値γ2<第3閾値γ3の関係を有するように設定されている。この関係は、インバータ120、モータ110及びギア130の熱に対する耐久性や、効率低下の度合い等に配慮して決定され、γ1、γ2及びγ3が上記の関係を有することにより、熱に対する耐久性を確保し、電動機モジュールMIGの効率の低下を抑制することができる。
ステップS2で、電動機モジュールMIGの温度Tmが温度閾値γよりも大きい場合、ステップS3に進む。すなわち、温度センサ123で検出されるパワーモジュール温度、温度センサ116で検出されるコイル温度、又は温度センサ132で検出されるギアオイル温度(ギア温度)のうち少なくともいずれか一つの温度が対応する温度閾値γ1、γ2又はγ3よりも高い場合に、ステップS3に進む。
ステップS3では、電動機冷却制御装置1が、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とが接続されるように、流路切替部157の切替制御を行う。
一方、ステップS1において、車載バッテリ151の温度Tbが常温α以外の温度範囲、すなわち常温αよりも小さいか、常温+5℃よりも大きい温度範囲にあると判定された場合には、車載バッテリ151の温度Tbは常温α以外の温度範囲にあると判定して、ステップS4に進む。この場合、ステップS4では、電動機冷却制御装置1は、第1冷媒経路111,121と第1冷却路161とが接続されるように、流路切替部157の切替制御を行う。すなわち電動機冷却制御装置1は、第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介することなくラジエータ153を介して循環するように、制御する。
これは、車載バッテリ151の温度Tbが常温+5℃よりも大きい温度範囲にあると判定された場合には、車載バッテリ151の温調制御を優先して行うようにするためである。また、この場合に、車載バッテリ151の温度Tbが常温α以外の温度範囲、すなわち常温αよりも小さいと判定された場合には、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とが接続されるように流路切替部157の切替制御を行い、第1冷媒で車載バッテリ151を暖機するようにすることも可能である。
また電動機モジュールMIGは、車載バッテリ151を冷却する第3冷媒を流す第3冷媒経路171を第1冷媒経路111,121及び第2冷媒経路112,131から独立して備え、車載バッテリ151の温度が常温温度から5度以上高くなった場合に、第3冷媒を制御して、車載バッテリ151の冷却能力を向上させるようにするとよい。例えば、第3冷媒の流量を増加させたり、第3冷媒の温度を下げたりすることで、車載バッテリ151の冷却能力を向上させることができる。
他にはモータの出力を低下させ、バッテリ放電量を低下させる。
またステップS2で、電動機モジュールMIGの温度Tmが温度閾値γ以下の場合、すなわち、パワーモジュール温度、コイル温度及びギアオイル温度(ギア温度)が対応する温度閾値γ1、γ2及びγ3以下の場合は、ステップS4に進む。この場合も電動機冷却制御装置1は、第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介することなくラジエータ153を介して循環するように、制御する。
これは、車載バッテリ151の温度は許容範囲内であり、このような場合に電動機モジュールMIGの熱を車載バッテリ151に放熱すると、車載バッテリ151の温調制御により電費が悪くなるためである。
以上説明したように、本実施例の電動機冷却制御装置1は、
車両を駆動するモータ110と、モータ110の出力軸であるシャフト115Aの回転を減速するギア130と、モータ110の駆動を制御するインバータ120と、モータ110及びインバータ120を冷却する第1冷媒Rwを流す第1冷媒経路111,121と、モータ110及びギア130を冷却する第2冷媒Roを流す第2冷媒経路112,131と、第1冷媒経路111,121に繋がり第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介することなくラジエータ153を介して循環する第1冷却路161と、第1冷媒経路111,121に繋がり第1冷媒Rwが車載バッテリ151を介して循環する第2冷却路162と、第1冷媒経路111,121と第1冷却路161又は第2冷却路162との遮断又は接続を行う流路切替部157と、を備える電動機モジュールMIGを冷却する電動機冷却制御装置であって、
インバータ120、モータ110及びギア130のそれぞれに対応する温度閾値として、第1閾値γ1、第2閾値γ2及び第3閾値γ3を有し、
第1閾値γ1、前記第2閾値γ2及び前記第3閾値γ3は、第1閾値γ1≦第2閾値γ2<第3閾値γ3の関係を有し、
当該電動機冷却制御装置1は、車載バッテリ151の温度が常温α以上で制御されており、かつインバータ120、モータ110又はギア130のうち少なくともいずれか一つの温度が対応する温度閾値γ1、γ2、γ3よりも高い場合に、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とが接続されるように、流路切替部157を切り替える。
この場合、車載バッテリ151の温度が常温α以上かつ常温温度+5℃以下の場合に、第1冷媒経路111,121と第2冷却路162とが接続されるように、流路切替部157を切り替えるとよい。
本実施例では、温度制御されている車載バッテリ151と熱交換を行うことで第1冷媒(冷却液)Rwの温度を低下させ、電動機モジュールMIGの冷却能力を向上させ、電費を改善することができる。
次に、図5乃至図7を用いて、第1冷却路161と第2冷却路162との切り替えについて説明する。
図5は、インバータ120、モータ110及びギア130の各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路161及び第2冷却路162の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。
図5では、インバータ120のパワーモジュール122Aの温度INV tempが第1閾値γ1を超えた場合を示している。この場合、モータ110及びギア130の各温度MOT temp及びGEAR tempは、それぞれ第2閾値γ2及び第3閾値γ3を超えていない。
流路切替部157は、インバータ120の故障を防ぐために第1冷却路161から第2冷却路162に切り替え、第1冷媒(冷却水)Rwの温度を低下させて、インバータ120の冷却を行うようにする。
図6は、インバータ120、モータ110及びギア130の各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路161及び第2冷却路162の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。
図6では、モータ110における高負荷点での駆動によって銅損が大きく、モータ110のコイル114Aの温度MOT tempが先に第2閾値γ2を超えた場合を示している。この時点で、インバータ120及びギア130の各温度INV temp及びGEAR tempは、それぞれ第1閾値γ1及び第3閾値γ3を超えていない。
流路切替部157は、モータ110のトルクが低下し、運転性能が低下するのを防ぐため、第1冷却路161から第2冷却路162に切り替え、第1冷媒(冷却水)Rwの温度を低下させてモータ110の冷却を行う。
図7は、インバータ120、モータ110及びギア130の各温度INV temp、MOT temp及びGEAR tempの変化と、第1冷却路161及び第2冷却路162の切り替えの関係(条件)の一例を示す説明図である。
図7では、高回転走行の駆動によって、ギア130の発熱が大きくなり、ギア130の温度GEAR tempが先に第3閾値γ3を超えた場合を示している。この時点で、インバータ120及びモータ110の各温度INV temp及びMOT tempは、それぞれ第1閾値γ1及び第2閾値γ2を超えていない。
流路切替部157は、第2冷媒Roであるギアオイルがモータ110の温度MOT tempより高い温度でギアに噴射されることを防ぐために、第1冷却路161から第2冷却路162に切り替え、第1冷媒(冷却水)Rwの温度を低下させてギアオイルRoの温度GEAR tempを低下させ、モータ110の加熱を防ぐ。
ギア130は、モータ110の高回転化によって発熱量が上昇することが予想される。この場合、ギア130は第2冷媒Roで冷却しているため、第1冷媒Rwで直接冷却することはできない。しかし本実施例では、第1冷媒経路111,121は、モータ110のステータ114を収納するハウジング117(図2参照)に形成された流路111を含み、第2冷媒経路112,131は、ステータ114の巻線(コイル)114Aに第2冷媒Roを直接接触させる流路112を含み、第1冷媒Rwと第2冷媒Roとは、ハウジング117を介して熱交換する。
さらに本実施例では、モータ110における第1冷媒Rwの出口111B付近において、ギア130の熱を第1冷媒Rwに放熱することができる。
今後の電気自動車両はバッテリがさらに大型化し、車載バッテリ151の水冷/空冷による冷却制御が行われる。このように、車載バッテリ151が冷却制御により定常温度に制御されると、電動機モジュールMIGを冷却する第1冷媒Rwを車載バッテリ151で冷却することにより、電動機モジュールMIGの冷却性能を向上させることができる。そして、電動機モジュールMIGを、車載バッテリ151を利用して冷却することで、電費を向上することができる。
1…電動機冷却制御装置、110…モータ、111,121…第1冷媒経路、112,131…第2冷媒経路、114…モータ110のステータ、114A…巻線(コイル)、115A…モータ110のシャフト、117…モータ110のハウジング、120…インバータ、130…ギア、151…車載バッテリ、155…ラジエータ、157…流路切替部、161…第1冷却路、162…第2冷却路、171…第3冷媒経路、MIG…電動機モジュール、Ro…第2冷媒、Rw…第1冷媒、α…常温。

Claims (6)

  1. 車両を駆動するモータと、前記モータが出力するシャフトの回転を減速するギアと、前記モータの駆動を制御するインバータと、前記モータ及び前記インバータを冷却する第1冷媒を流す第1冷媒経路と、前記モータ及び前記ギアを冷却する第2冷媒を流す第2冷媒経路と、前記第1冷媒経路に繋がり前記第1冷媒が車載バッテリを介することなくラジエータを介して循環する第1冷却路と、前記第1冷媒経路に繋がり前記第1冷媒が前記車載バッテリを介して循環する第2冷却路と、前記第1冷媒経路と前記第1冷却路又は前記第2冷却路との遮断又は接続を行う流路切替部と、を備える電動機モジュールを冷却する電動機冷却制御装置であって、
    前記インバータ、前記モータ及び前記ギアのそれぞれに対応する温度閾値として、第1閾値、第2閾値及び第3閾値を有し、
    前記第1閾値、前記第2閾値及び前記第3閾値は、第1閾値≦第2閾値<第3閾値の関係を有し、
    当該電動機冷却制御装置は、前記車載バッテリの温度が、設定された常温の温度範囲の範囲内、かつ前記第1冷媒が前記車載バッテリと熱交換を行って温度を低下させることのできる状態において、前記インバータ、前記モータ又は前記ギアのうち少なくともいずれか一つの温度が対応する温度閾値よりも高い場合に、前記第1冷媒経路と前記第2冷却路とが接続されるように、前記流路切替部を切り替える電動機冷却制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動機冷却制御装置において、
    前記第1冷媒経路は、前記モータのステータを収納するハウジングに形成された流路を含み、
    前記第2冷媒経路は、前記ステータの巻線に前記第2冷媒を直接接触させる流路を含み、
    前記第1冷媒と前記第2冷媒とは、前記ハウジングを介して熱交換する電動機冷却制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電動機冷却制御装置において、
    前記第2冷媒は、前記第1冷媒よりも熱容量及び熱伝達が低い冷媒である電動機冷却制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電動機冷却制御装置において、
    前記第2冷媒は、主原料に鉱物油又は化学合成油を用い、酸化防止剤又は流動点降下剤のうち少なくともいずれか一方の添加剤が加えられている電動機冷却制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動機冷却制御装置において、
    前記車載バッテリの前記常温の温度範囲は、常温以上かつ常温+5℃以下の範囲である電動機冷却制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動機冷却制御装置において、
    前記電動機モジュールは、前記車載バッテリを冷却する第3冷媒を流す第3冷媒経路を前記第1冷媒経路及び前記第2冷媒経路から独立して備え、
    前記車載バッテリの温度が常温から5度以上高くなった場合に、前記第3冷媒を制御して、前記車載バッテリの冷却能力を向上させる電動機冷却制御装置。
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