JP7428154B2 - クランプカバー - Google Patents

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Description

本開示は、クランプカバーに関する。
従来から、クランプ対象を固定するためのクランプが実用化されている。例えば、排気管においてDPF(Diesel Particulate Filter)などの浄化装置がクランプで固定されている。ここで、クランプは、小さなスペースでクランプ対象を固定することが求められている。
そこで、クランプ対象を小さなスペースで固定する技術として、例えば、特許文献1には、耐久性を改善するクランプ接続構造が開示されている。このクランプ接続構造は、C字型またはV字型の外形を有するVクランプを用いることで、クランプ対象を小さなスペースで固定することができる。
特開2010-180884号公報
しかしながら、特許文献1のクランプ接続構造のクランプは、外部に露出するように配置されている。このため、例えば、DPFを燃焼して再生処理をする場合などに、その熱がクランプを介して外部に放出されて、DPFの燃焼温度が低下するおそれや、下流に配置した触媒に流入するガス温度が低下し、排ガス浄化性能が低下するおそれがある。そこで、クランプの外側を覆うように形成されたクランプカバーをクランプに取り付けることが考えられる。しかしながら、固定具および溶接などの固定作業が発生する方法でクランプカバーを取り付けると、その固定作業に多くの労力を要するおそれがある。
本開示は、クランプに対して容易に取り付け可能なクランプカバーを提供することを目的とする。
本開示に係るクランプカバーは、クランプの外側を覆うカバー本体と、カバー本体においてクランプを挟んで対向する一対の側壁部からクランプに向かって延びるように配置され、クランプに弾性的に係合する係合部とを備え、カバー本体は、クランプに沿って並ぶ複数のカバー本体から構成され、複数のカバー本体は、一対の側壁部で互いに切り離されて、一対の側壁部を接続する外壁部で互いに連結するように形成され、係合部は、複数のカバー本体にそれぞれ形成されるものである。
開示に係るクランプカバーは、クランプの外側を覆うカバー本体と、カバー本体においてクランプを挟んで対向する一対の側壁部からクランプに向かって延びるように配置され、クランプに弾性的に係合する係合部とを備え、係合部は、一対の側壁部と一体に形成され、カバー本体は、係合部の基端部から延びるスリットを有するものである。
本開示によれば、クランプに対して容易に取り付けることが可能となる。
本開示の実施の形態1に係るクランプカバーを備えた排気管の構成を示す図である。 クランプ構造体の構成を示す断面図である。 クランプカバーを製造する様子を示す図である。 クランプが排気管本体に固定された様子を示す断面図である。 クランプカバーをクランプに取り付ける様子を示す断面図である。 実施の形態2に係るクランプカバーの構成を示す断面図である。 実施の形態4においてクランプカバーを製造する様子を示す図である。 実施の形態4において係合部が開く様子を示す断面図である。 実施の形態5に係るクランプカバーの構成を示す断面図である。 実施の形態5においてクランプカバーを製造する様子を示す図である。
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本開示の実施の形態1に係るクランプカバーを備えた排気管の構成を示す。排気管は、排気管本体1と、クランプ構造体2とを有する。
排気管本体1は、車両に配置され、図示しない内燃機関の排気口から排出される排気ガスを外部に排出する。また、排気管本体1の内部には、フィルタ3などの浄化装置が配置されている。なお、車両としては、例えば、トラックなどの商用車が挙げられる。また、内燃機関としては、例えば、ディーゼルエンジンなどが挙げられる。
フィルタ3は、排気管本体1内において、図示しない酸化触媒の下流側に配置され、排気ガスに含まれる煤成分などの粒子状物質を捕捉する。フィルタ3は、例えば、コーディエライトおよび炭化ケイ素などの多孔質セラミックから形成されたセルを、入口と出口が交互に閉鎖するように並べた、いわゆるウォールフロー型から構成することができる。フィルタ3としては、例えば、DPF(Diesel particulate filter)などが挙げられる。
なお、酸化触媒は、内燃機関などから噴射される燃料を酸化することにより、その反応熱で排気ガスを高温に加熱するもので、例えば、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)などが挙げられる。
クランプ構造体2は、クランプ4と、クランプカバー5とを有する。
クランプ4は、保持部6と、固定部7とを有する。
保持部6は、排気管本体1の外周を囲むように配置されて、排気管本体1およびフィルタ3を保持する。また、保持部6は、周方向D1に間隔を空けて配置された複数の可動部を有し、その可動部で径を変更可能に形成されている。例えば、保持部6を拡径することでクランプ4を排気管本体1に配置することができる。
固定部7は、図示しない板状部に接続されて、板状部を介して保持部6を排気管本体1に向かって締め付けるように形成されている。この締め付けに応じて保持部6が縮径されることになる。そして、固定部7は、排気管本体1に保持部6を締め付けた状態で保持部6の姿勢を固定する。
クランプカバー5は、クランプ4の外側を覆う8つのカバー本体8を有する。
カバー本体8は、保持部6に沿って周方向D1に並ぶように配置されている。すなわち、カバー本体8は、一方の端部8aと他方の端部8bとで互いに切り離されている。ここで、8つのカバー本体8は、それぞれ、端部8aに係合部9が形成されると共に端部8bに係合部10が形成されている。この係合部9および10は、クランプ4に係合してカバー本体8をクランプ4に対して支持するものである。
次に、クランプ構造体2の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、クランプ4は、径方向D2において保持部6の外側に配置された板状部11をさらに有する。ここで、クランプ4は、排気管本体1において触媒ケース12、チャンバー13およびフィルタ3を保持するように配置されている。
ここで、触媒ケース12は、酸化触媒を収容するもので、筒形状を有し、排気ガスの流通方向においてフィルタ3の上流側に延びるように配置されている。触媒ケース12の後端部は、外側に突出するように湾曲されている。チャンバー13は、筒形状を有し、排気ガスの流通方向においてフィルタ3の下流側に延びるように配置されている。チャンバー13の前端部は、外側に突出するように湾曲されている。この触媒ケース12とチャンバー13とがフィルタ3を挟み込むように配置されている。
また、フィルタ3の外周部には、凸状部3aが配置されている。凸状部3aは、ガスケット14を介して、触媒ケース12の後端部とチャンバー13の前端部とで排気管本体1の延在方向D3に挟持されるように配置されている。
そして、クランプ4の保持部6が、V字状の横断面を有するように形成され、その内側に触媒ケース12の後端部、チャンバー13の前端部、凸状部3aおよびガスケット14を挟み込むように配置されている。
板状部11は、径方向D2において保持部6の外側に配置されている。板状部11は、周方向D1に保持部6を囲むように配置され、保持部6の外面に固定されている。また、板状部11は、固定部7に接続されており、固定部7の締め付け力に応じて保持部6を径方向D2内側に向かって押圧する。これにより、保持部6が縮径されて、触媒ケース12の後端部、チャンバー13の前端部およびフィルタ3の凸状部3aが保持部6で保持されることになる。
なお、触媒ケース12、チャンバー13およびフィルタ3は、本開示のクランプ対象を構成するものである。
また、板状部11は、排気管本体1の延在方向D3に広がる平板状に形成され、その縁部11aおよび11bが保持部6からカバー本体8の一対の側壁部15aおよび15bに向かって突出するように配置されている。一方、保持部6の両縁部は、板状部11側に対して側壁部15aおよび15bに向かって拡張するように形成されている。このため、板状部11の縁部11aおよび11bと保持部6の両縁部との間に隙間Gが形成されることになる。
クランプカバー5のカバー本体8は、一対の側壁部15aおよび15bと、外壁部16とを有する。側壁部15aおよび15bは、平板形状を有し、延在方向D3にクランプ4を挟んで対向するように配置されている。外壁部16は、平板形状を有し、側壁部15aと側壁部15bとを互いに接続するように配置されている。すなわち、側壁部15aおよび15bと外壁部16とは、一体に形成されている。
また、カバー本体8の端部8aに形成された係合部9は、一対の係合部9aおよび9bを有する。係合部9aおよび9bは、側壁部15aおよび15bからクランプ4の隙間Gに向かってそれぞれ延びるように配置され、クランプ4に弾性的に係合するように形成されている。具体的には、係合部9aおよび9bは、側壁部15aおよび15bと一体に形成され、側壁部15aおよび15bの縁部からクランプ4側に折り曲げて形成されている。このとき、係合部9aおよび9bは、側壁部15aおよび15bの縁部から隙間Gに向かって延びるように形成されており、その先端部が板状部11に対して径方向D2から当接する。これにより、係合部9aおよび9bは、板状部11に弾性的に係合することになる。
なお、カバー本体8の端部8bに形成された係合部10は、係合部9と同様の構成を有するため、説明を省略する。
また、カバー本体8の内側には、保温部17が配置されている。保温部17は、クランプ4から外部への放熱を抑制するもので、クランプ4に当接するように配置されている。すなわち、保温部17は、カバー本体8とクランプ4との間を埋めるように配置される。保温部17としては、例えば、グラスウールなどの保温材から構成することができる。
次に、クランプカバー5の製造方法について説明する。
まず、板部材を曲げるなどしてC字状の横断面を有するカバー本体8を形成する。このとき、カバー本体8は、図3に示すように、クランプ4の外周に応じて周方向D1に湾曲するように形成される。
また、カバー本体8の端部8aおよび8bには、側壁部15aから径方向D2内側に延びる延長部110および111がそれぞれ形成される。また、側壁部15aおよび15bには、延長部110および111の基端部から径方向D2外側に延びるスリット112および113が形成される。
続いて、延長部110および111が、スリット112および113の根元部分に位置する基端部114からカバー本体8の内側に折り曲げられることにより、係合部9aおよび9bが形成される。
このように、延長部110および111を側壁部15aおよび15bと一体に形成することにより、延長部110および111を折り曲げるだけで係合部9aおよび9bを容易に形成することができる。
そして、カバー本体8の内側に保温部17をはめ込むことにより、クランプカバー5を製造することができる。なお、保温部17は、カバー本体8を形成した後、係合部9aおよび9bを形成する前にカバー本体8の内側に配置してもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図4に示すように、クランプ4が、排気管本体1に固定されて、触媒ケース12、チャンバー13およびフィルタ3が保持される。このとき、クランプ4は、板状部11の締め付けに応じて保持部6が縮径することでクランプ対象を保持する、いわゆるVクランプから構成されている。このため、例えば、クランプにフランジ部分を設けてボルトなどで締結するクランプと比べて、クランプ4を径方向D2に低く形成することができ、クランプ4を狭いスペースで排気管本体1に固定することができる。
続いて、図5に示すように、クランプカバー5が、クランプ4の外側から径方向D2内側に向かって移動されて、保温部17にクランプ4が収容される。そして、カバー本体8の端部8aが、クランプ4に向かって押し付けられる。
これにより、図2に示すように、係合部9aおよび9bが、クランプ4の板状部11を通過して隙間G内に入り込み、板状部11に弾性的に係合させることができる。このとき、クランプカバーが、例えば、固定具および溶接などの固定作業が新たに発生する方法でクランプ4に固定すると、その固定作業に多くの労力を要するおそれがある。
そこで、本開示では、カバー本体8の側壁部15aおよび15bに係合部9aおよび9bを配置し、その係合部9aおよび9をクランプ4に弾性的に係合するように形成する。これにより、クランプカバー5をクランプ4に取り付ける作業の流れの中で係合部9aおよび9bをクランプ4に係合させることができ、クランプカバー5をクランプ4に容易に固定することができる。
また、保温部17が、カバー本体8とクランプ4との間を埋めるように配置されている。保温部17は、弾性力を有する材料から構成されており、クランプ4に対してカバー本体8を外側に押すように支持する。これにより、係合部9aおよび9bが、板状部11に押し付けられて、板状部11に対して係合部9aおよび9bを強固に係合させることができる。
また、係合部9aおよび9bが、クランプ4に対して延在方向D3に挟むように係合するため、延在方向D3においてカバー本体8とクランプ4との距離を一定に維持することができる。これにより、保温部17が、カバー本体8とクランプ4との間で押し潰されて劣化するのを抑制することができ、保温機能を維持することができる。
同様に、カバー本体8の端部8bが、径方向D2の外側からクランプ4に向かって押し付けられることにより、係合部10が板状部11に弾性的に係合される。
このように、係合部9および10が、クランプ4に弾性的に係合することにより、クランプカバー5をクランプ4に容易に取り付けることができる。
このとき、係合部9および10は、カバー本体8の端部8aおよび8bにそれぞれ形成されている。カバー本体8の端部8aおよび8bは、クランプカバー5がクランプ4から外れる際に起点となる箇所であり、その端部8aおよび8bを係合部9および10で固定することにより、少ない固定箇所でクランプカバー5の脱落を確実に抑制することができる。
このようにして、図1に示すように、8つのクランプカバー5が、クランプ4に沿って並ぶように取り付けられる。一般的に、排気管本体1の周辺は、様々な機器が配置されており、クランプカバー5を取り付けるスペースが狭いおそれがある。そこで、クランプカバー5を8つに切り離して形成することで、取り付けスペースが狭い場合でも、それぞれのクランプカバー5を自在に移動させてクランプ4に対して位置合わせすることができ、クランプカバー5をクランプ4にスムーズに取り付けることができる。
このとき、係合部9および10は、8つのクランプカバー5にそれぞれ形成されるため、それぞれのクランプカバー5の脱落を抑制することができる。
なお、クランプカバー5は、8つに分割されたものに限定されるものではなく、例えば6つに分割してもよい。このとき、クランプカバー5の分割数が少なくなるほどカバー本体8が周方向D1に長くなるため、分割数の減少に応じて係合部の数を増やすことができる。例えば、クランプカバー5を6つに分割した場合には、係合部9および10に加えて、周方向D1においてカバー本体8の中央部近傍に新たな係合部を形成することができる。これにより、クランプカバー5を確実に固定することができる。
このようにして、クランプカバー5が、クランプ4に取り付けられた状態で、車両が走行される。このとき、クランプカバー5が、クランプ4の外側を覆うように配置されているため、排気管本体1内の熱がクランプ4を介して外部に放出されることを抑制することができる。
例えば、フィルタ3に所定量の粒子状物質が捕捉された場合には、図示しない酸化触媒を酸化させて、その反応熱で高温に加熱された排気ガスによりフィルタ3に捕捉された粒子状物質を燃焼して除去する。このとき、排気管本体1内の熱がクランプ4を介して外部に放出されると、排気ガスの温度が低下して、フィルタ3に捕捉された粒子状物質の燃焼量が低下するおそれがある。また、下流に配置された触媒に流入するガス温度が低下し、排ガス浄化性能が低下するおそれがある。
そこで、本開示では、クランプカバー5が、クランプ4の外側を覆うように配置されることにより、クランプ4からの放熱を抑制して、フィルタ3に捕捉された粒子状物質を所定の温度で燃焼することができる。
また、保温部17が、カバー本体8の内側に配置されるため、クランプ4からの放熱を確実に抑制することができる。
このようにして、フィルタ3の再生処理が繰り返し実施される。ここで、フィルタ3には、再生処理で燃焼される可燃性物質だけでなく、アッシュなどの不燃性物質も堆積する。フィルタ3に所定量の不燃性物質が堆積した場合には、フィルタ3を排気管本体1から取り外して洗浄するなどメンテナンスすることになる。
このとき、フィルタ3を排気管本体1内から取り出すために、クランプ4を排気管本体1から取り外す必要があり、それに先立ってクランプカバー5がクランプ4から取り外される。ここで、クランプカバー5が、クランプ4に対して溶接などで強固に固定されていると、クランプ4を取り外す度にクランプカバー5を壊すことになり、取り外し作業に多くの労力を要するおそれがある。
そこで、図2に示すように、係合部9aおよび9をクランプ4に弾性的に係合させることにより、クランプカバー5の端部8aを径方向D2の外側に引き出すだけで係合部9aおよび9bの係合を外すことができ、クランプカバー5をクランプ4から容易に取り外すことができる。また、クランプカバー5は、クランプ4から取り外す際に壊されないため、フィルタ3のメンテナンス終了後にクランプ4に対して再度取り付けることができる。
本実施の形態によれば、係合部9aおよび9bが、一対の側壁部15aおよび15bからクランプ4に向かって延びるように配置されてクランプ4に弾性的に係合するため、クランプカバー5をクランプ4に対して容易に取り付けることができる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1では、係合部9aおよび9bは、クランプ4の板状部11のみに弾性的に係合するように形成されたが、クランプ4に弾性的に係合すればよく、これに限られるものではない。
例えば、図6に示すように、実施の形態1の係合部9aおよび9bに換えて係合部21aおよび21bを配置することができる。
係合部21aおよび21bは、側壁部15aおよび15bからクランプ4の隙間Gに向かってそれぞれ延びるように配置され、板状部11および保持部6に弾性的に係合するように形成されている。具体的には、係合部21aおよび21bは、板状部11と保持部6との間に大きく拡がるように湾曲し、先端部近傍が径方向D2内側から板状部11に係合すると共に基端部近傍が径方向D2外側から保持部6に係合する。
このように、係合部21aおよび21bが、クランプ4に弾性的に係合することにより、クランプカバー5をクランプ4に容易に固定することができる。
このとき、係合部21aおよび21bは、板状部11および保持部6に弾性的に係合するため、クランプ4に対してカバー本体8を径方向D2両側に支持することができる。このため、係合部21aおよび21bは、自らの係合力のみでカバー本体8を強固に支持することができ、例えば保温部17の弾性力が低下した場合でも、クランプカバー5をクランプ4に強固に固定することができる。
本実施の形態によれば、係合部21aおよび21bが、板状部11および保持部6に弾性的に係合するように形成されるため、クランプカバー5をクランプ4に強固に固定することができる。
(実施の形態3)
以下、本開示の実施の形態3について説明する。ここでは、上記の実施の形態1および2との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1および2との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1および2では、8つのクランプカバー5は、互いに切り離して形成されたが、クランプ4に沿って並ぶように構成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、8つのクランプカバー5のカバー本体8は、側壁部15aおよび15bで互いに切り離される一方、外壁部16で互いに連結するように形成することができる。すなわち、外壁部16は、8つのカバー本体8にわたって周方向D1に連続して延びるように形成されることになる。
このように、8つのカバー本体8が、外壁部16で互いに連結されるため、例えば8つのクランプカバー5のうち1つのクランプカバー5の係合部が破損した場合でも、他のクランプカバー5の係合力により、破損したクランプカバー5の固定を維持させることができ、クランプカバー5の脱落を抑制することができる。
また、8つのクランプカバー5は、側壁部15aおよび15bで互いに切り離されているため、実施の形態1および2と同様に、取り付けスペースが狭い場合でもクランプ4にスムーズに取り付けることができる。
本実施の形態によれば、8つのカバー本体8は、側壁部15aおよび15bで互いに切り離されて、外壁部16で互いに連結するように形成されるため、クランプカバー5の脱落を抑制しつつクランプカバー5をクランプ4にスムーズに取り付けることができる。
(実施の形態4)
以下、本開示の実施の形態4について説明する。ここでは、上記の実施の形態1~3との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1~3との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1~3では、係合部の基端部114は、スリット112および113の根元部分に形成されたが、側壁部15aおよび15bに配置されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、実施の形態1において側壁部15aおよび15bに形成されたスリット112および113に換えて、スリット210および211を形成することができる。
スリット210および211は、延長部110および111を折り曲げる基端部114より外壁部16側に延びるように形成されている。このため、延長部110および111を基端部114からカバー本体8の内側に折り曲げて係合部9および10を形成した場合に、係合部9および10の基端部114から外壁部16側に延びるスリット210および211が形成される。これにより、カバー本体8は、係合部9および10の基端部114から延びるスリット210および211を有することになる。
このような構成により、図8に示すように、係合部9aおよび9bが、径方向D2の押圧に応じてスリット210の根元部分から延在方向D3に開くように容易に動かすことができる。これにより、例えばクランプカバー5をクランプ4から取り外す際に、係合部9aおよび9bが板状部11に突き当たって容易に押し広げられるため、クランプカバー5をスムーズに取り外すことができる。
なお、係合部10は、係合部9と同様の構成を有するため、説明を省略する。
本実施の形態によれば、カバー本体8が、係合部9および10の基端部114から延びるスリット210および211を有するため、係合部9および10を径方向D2の押圧に応じて開くように容易に動かすことができる。
(実施の形態5)
以下、本開示の実施の形態5について説明する。ここでは、上記の実施の形態1~4との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1~4との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1~4では、係合部は、側壁部15aから径方向D2内側に延びる延長部110および111をカバー本体8の内側に折り曲げて形成されたが、側壁部15aからクランプ4に向かって延びるように形成することができればよく、これに限られるものではない。
例えば、図9に示すように、実施の形態1の係合部9aおよび9bに換えて係合部51aおよび51bを配置することができる。この係合部51aおよび51bは、側壁部15aおよび15b自体をカバー本体8の内側に折り曲げて形成されたものである。
具体的には、図10に示すように、側壁部15aにスリット310を形成する。このスリット310は、外壁部16側から径方向D2内側に向かって延びるように形成される。そして、スリット310の根元部分に位置する基端部312でカバー本体8の内側に折り曲げることにより、係合部9aを形成することができる。なお、係合部9bは、側壁部15b側において係合部9aと同様に形成されるため、説明を省略する。
このようにして、係合部9aおよび9bを容易に形成することができる。また、係合部10についても、係合部9aおよび9bと同様に、側壁部15aおよび15bにスリット311を形成し、基端部312で折り曲げることにより形成することができる。
本実施の形態によれば、係合部51aおよび51bが、側壁部15aおよび15b自体をカバー本体8の内側に折り曲げて形成されるため、容易に形成することができる。
なお、上記の実施の形態1~5では、クランプカバー5は、クランプ4を保温するために設けられたが、クランプ4の外側を覆うように配置されていればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態1~5では、クランプ構造体2は、車両に配置されたが、クランプ対象をクランプ4で保持できればよく、これに限られるものではない。例えば、クランプ構造体2は、船舶、産業機械または定置式内燃機関を設置した工場などに配置することができる。
また、上記の実施の形態1~5では、クランプ構造体2は、排気管に配置されたが、クランプ対象をクランプ4で保持できればよく、排気管に限られるものではない。
その他、上記の実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記の実施の形態で説明した各部の形状や個数などについての開示はあくまで例示であり、適宜変更して実施することができる。
本開示に係るクランプカバーは、クランプの外側を覆うように配置されるカバーに利用できる。
1 排気管本体
2 クランプ構造体
3 フィルタ
3a 凸状部
4 クランプ
5 クランプカバー
6 保持部
7 固定部
8 カバー本体
8a,8b 端部
9,10,9a,9b,21a,21b,51a,51b 係合部
11 板状部
12 触媒ケース
13 チャンバー
14 ガスケット
15a,15b 側壁部
16 外壁部
17 保温部
110,111 延長部
112,113,210,211,310,311 スリット
114,312 基端部
D1 周方向
D2 径方向
D3 延在方向

Claims (4)

  1. クランプの外側を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体において前記クランプを挟んで対向する一対の側壁部から前記クランプに向かって延びるように配置され、前記クランプに弾性的に係合する係合部とを備え、
    前記カバー本体は、前記クランプに沿って並ぶ複数のカバー本体から構成され、
    前記複数のカバー本体は、前記一対の側壁部で互いに切り離されて、前記一対の側壁部を接続する外壁部で互いに連結するように形成され、
    前記係合部は、前記複数のカバー本体にそれぞれ形成されるクランプカバー。
  2. クランプの外側を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体において前記クランプを挟んで対向する一対の側壁部から前記クランプに向かって延びるように配置され、前記クランプに弾性的に係合する係合部とを備え、
    前記係合部は、前記一対の側壁部と一体に形成され、
    前記カバー本体は、前記係合部の基端部から延びるスリットを有するクランプカバー。
  3. 前記クランプは、前記一対の側壁部に向かって突出するように配置された板状部を有し、
    前記係合部は、前記板状部に弾性的に係合するように形成された請求項1または2に記載のクランプカバー。
  4. 前記クランプは、クランプ対象を囲むように形成されると共に径方向において前記板状部の内側に配置されて、前記板状部からの押圧に応じてクランプ対象を保持する保持部を有し、
    前記係合部は、前記板状部および前記保持部に弾性的に係合するように形成された請求項に記載のクランプカバー。
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