JP7427630B2 - 呼吸装置用の患者接続器およびヘッドギア - Google Patents

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Description

本発明は、特に、それに限るものではないが、鼻カニューレなどの患者接続器と、鼻カニューレなどの患者接続器を使用者上で支持または保持するヘッドギアとによる、呼吸補助を必要とする患者への加湿ガスの供給に関する。
使用者にとって快適であり、着用が容易であり、かつ使用中の使用者の移動時に、その使用位置を維持する患者接続器およびヘッドギアを提供することは、呼吸補助システムの設計において重要である。
代替の患者接続器およびヘッドギアシステムを提供することで、使用者が、使用する装置の方式またはタイプを選択するのが可能になる。快適性か、または呼吸療法による供給を改善するための、使用者上での患者接続器のより適切な保持か、またはこれらの両方に関して、そのように選択することができる。例えば、代替の保持構成または保持機構は、様々な患者接続器用の異なるヘッドギアによって実現することができる。
鼻カニューレを使用して、大流量の療法を提供することができる。状況によっては、小児患者が大流量療法を使用する。大流量および高湿気を供給でき、夜通し着用するのに十分に快適であり、かつ幼児の顔面に固定できる高流量の鼻カニューレ(特に、2~12歳群用)の市場に隙間がある。
したがって、本発明の目的は、上記の検討事項の一部またはすべてを達成するのを少なくともある程度促進するように、または少なくとも、一般の人に有益な選択をもたらすように設計された患者接続器、またはヘッドギア、またはその両方を提供することである。
本発明は、概略的には、小児用鼻カニューレに関する。より詳細には、本発明の特定の特徴、態様、および利点は、大流量用途用に設計された、かかるカニューレに適用される。
一部の構成では、低い流れ抵抗のカニューレを使用して、特に2~12歳の子供に対して、広い流量範囲(例えば、10~50L/min)にわたり、鼻に大流量を送ることができる。有利には、小児用カニューレは、家庭および病院で使用することができる。
一部のそのような構成では、小児用カニューレは、広い流量範囲が低い供給圧力で使用されるのを可能にする。
一部の構成では、小児用カニューレは、小児用カニューレを患者に固定する1つまたは複数の構造体と共に使用することができる。例えば、一部のそのような構成では、小児用カニューレは、1つまたは複数のストラップおよび接着パッチアセンブリと共に使用することができる。そのような構成では、ストラップおよび接着パッチアセンブリは、一緒に、または選択的に使用することができる。
第1の態様では、本発明は、概略的には、患者接続器用のヘッドギアの一部としてのストラップに関し、ヘッドギアは、
主端部部分の対を有し、各主端部部分が、患者接続器または患者接続器に連結された構成要素に連結されるストラップを含み、
各主端部部分の中間には、主端部部分間に初期長さの連続ストラップを確立するために、互いに解放可能に連結できる副端部部分の対があり、連続ストラップは、患者上で患者接続器を保持することを補助し、
各副端部部分は、初期長さと比較して延長されたストラップ長さの連続ストラップを主端部部分間に確立するために、増設ストラップセグメントのそれぞれの端部部分と解放可能に連結できるように構成される。
増設ストラップセグメントの各端部部分は、ストラップセグメントに連結された連結器を含み、ストラップの各副端部部分は、ストラップに連結された連結器を含むのが好ましい。
各ストラップセグメントの連結器は、ストラップのそれぞれの副端部部分の連結器、連結器を連結するように構成されるのが好ましい。
ストラップの各副端部部分の連結器は、ストラップの他方の副端部部分の連結器を連結し、増設ストラップセグメントの少なくとも1つの端部部分の連結器を連結するように構成されるのが好ましい。
増設ストラップセグメントの各端部部分の連結器、またはストラップの各副端部部分の連結器、またはその両方は、別のそれぞれの連結器の相補的な雄もしくは雌部で受ける、またはそれらに連結するための雄もしくは雌部またはその両方と、それぞれの連結器間の連結部を保持するための摩擦嵌め部とからなる、またはそれらを含むのが好ましい。
連結器は、それぞれの連結器の凹状雌部で受け入れられる、突出した雄部と、それぞれの連結器の突出した雄部を受け入れる凹状雌部とを含むのが好ましい。
連結器は、対応するストラップ、または対応する増設ストラップセグメントのそれぞれの終端部を受け入れて保持することができるのが好ましい。
連結器は、摩擦嵌め係合によって、それぞれの終端部を保持するように構成されるのが好ましい。
連結器は、それぞれの終端部との摩擦嵌め係合を確立するために、連結器の本体に配置された一連の内歯と、対応するストラップまたは対応する増設ストラップセグメントの終端部を歯上で確実に保持するために、歯を閉じるように構成された連結器の本体のあご部とを含むのが好ましい。
ストラップは弾性の繊維材料のものであるのが好ましい。
増設ストラップセグメントは弾性の繊維材料のものであるのが好ましい。
増設ストラップセグメントには、ストラップの副端部部分に解放可能に連結する単一の連続増設ストラップセグメントを形成するために、端部対端部の関係で互いに解放可能に連結できる1つまたは複数の増設ストラップセグメントが含まれるのが好ましい。
増設ストラップセグメントは、以下の長さ、すなわち、約2cm、約4cm、または約6cmの1つまたは複数の任意の組み合わせとすることができる。
第2の態様では、本発明は、概略的には、患者接続器用のヘッドギアに関し、ヘッドギアは、
ヘッドギアの一部を形成して、患者接続器を使用者上で保持する、または安定させることを補助するストラップを含み、
顔面もしくは使用者の顔面の一部分に配置されるか、またはそれに接触して置かれるストラップまたはストラップの一部分は、使用者の顔面と摩擦で係合する面領域を含み、この面領域は、ヘッドギアのその一部またはある一部を形成するストラップの残部よりも相対的に高摩擦の面材料のものである。
ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、使用者の顔面の両側で、2つの対称部分と摩擦で係合する2つの対称面領域を含むのが好ましい。
ストラップの残部は、顔面に接触しないストラップ、または使用者の顔面もしくは使用者の顔面の一部分を越えて延びるストラップの部分として延びるように構成されるのが好ましい。
相対的に高摩擦の面材料を含む、使用者の顔面または使用者の顔面の一部分と摩擦で係合する各面領域は、患者接続器を使用者の顔面上で保持する、または安定させることを補助するのが好ましい。
各面領域は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分に付加される材料を含むのが好ましい。
第1の実施形態では、付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分のまわりに配置されるスリーブの形態である。
スリーブは、ストラップまたはストラップの部分のまわりに取り外し可能に連結するように構成されるのが好ましい。
ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、スリーブ内の通路を通って延びるのが好ましい。
ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、通路に通されるように構成されるのが好ましい。
代替の実施形態では、付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分にコーティングされた材料の形態である。
さらに別の代替実施形態では、付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分にオーバモールドされる。
任意の実施形態では、付加される材料は平滑であり、かつ皮膚接触した場合に快適であるのが好ましい。
付加される材料は熱可塑性エラストマーであるのが好ましい。
各面領域は、患者接続器からより離れた反対側の端部の表面部分よりも、患者接続器により隣接して配置される端部の表面部分の方が幅広の面であるのが好ましい。
各面領域は、相対的に幅広の表面部分から相対的に狭い表面部分まで徐々に細くなるのが好ましい。
面領域を含むストラップまたはストラップの各部分は、患者接続器に解放可能に連結するように構成されたストラップの構成要素をさらに含むのが好ましい。
使用者の顔面の各部分には、使用者の頬が含まれるのが好ましい。
第3の態様では、本発明は、概略的には、患者接続器用のヘッドギアに関し、ヘッドギアは、
ヘッドギアの一部を形成して、患者接続器を使用者上で保持する、または安定させることを補助するストラップと、
ストラップを患者接続器に連結するための、ストラップの第1の端部部分にある第1の連結器と、
第1の連結器を内包するように構成され、使用時に、使用者の頬と連結器との間に位置して、連結器と使用者の皮膚との直接接触を最小限にするように構成された面領域を有する第1の頬係合部材と、
を含む。
ヘッドギアは、ストラップを患者接続器に連結するための、ストラップの反対側の第2の端部部分にある第2の連結器と、第2の連結器を内包するように構成され、使用時に、使用者の他方の頬との間に位置して、連結器と使用者の皮膚との直接接触を最小限にするように構成された面領域を有する第2の頬係合部材とをさらに含むのが好ましい。
各頬係合部材は、それぞれの連結器のまわりに取り外し可能に連結するように構成されるのが好ましい。
各頬係合部材の面領域は、それぞれの連結器の材料よりも実質的に軟質の材料を含むのが好ましい。
各頬係合部材の面領域は、患者接続器を使用者の顔面上で保持し、安定させることを補助するために、それぞれの連結器よりも相対的に高摩擦の面材料のものであるのが好ましい。
材料は熱可塑性エラストマーであるのが好ましい。
各頬係合部材の面領域は、患者接続器からより離れた頬部材の反対側の端部の表面部分よりも、患者接続器により隣接したそれぞれの頬係合部材の端部の表面部分の方が幅広の面であるのが好ましい。
各頬係合部材の面領域は、相対的に幅広の端部から相対的に狭い端部まで徐々に細くなるのが好ましい。
各頬係合部材は、それぞれの連結器を受け入れ可能に保持するように構成されたスリーブであるのが好ましい。
スリーブは、それぞれの連結器のまわりに取り外し可能に連結するように構成されるのが好ましい。
連結器は、スリーブ内の通路を通って延びるように構成されるのが好ましい。
各連結器は、使用時に、それぞれのスリーブによって、使用者の頬に隣接して位置するように構成された領域に概ね収容されるのが好ましい。
各スリーブは、それぞれの頬の輪郭と相補するように、少なくともスリーブの長さの一部分に沿って湾曲するのが好ましい。
各連結器は、それぞれの頬に隣接して位置するように構成された連結器の長さの少なくとも一部分に沿って湾曲するのが好ましい。
連結器は、湾曲した輪郭を予備成形されるのが好ましい。
各スリーブは、湾曲した輪郭を予備成形されるのが好ましい。あるいは、各スリーブは、それぞれの連結器を内包したときに湾曲する。
連結器は、患者接続器と解放可能に連結するためのクリップを含むのが好ましい。
各連結器は、使用位置に配置後、それぞれの頬係合部材と摩擦で、または機械的に係合するのが好ましい。
各連結器は、患者接続器の対応する側の対応する形成物を連結するように構成されるのが好ましい。
各連結器は、細長い本体の端部に横突起を含み、横突起は、押し込み嵌めタイプの機構によって、対応する形成物と係合するように構成されるのが好ましい。
細長い本体は、対応する形成物のチャネル内に受け入れられて保持されるように構成され、突起は、チャネルの出口開孔の当接面に係合するように構成されるのが好ましい。
チャネルは、連結器を受け入れるために、さらに、連結器が約180°にわたって軸のまわりに回転できるようにして、チャネルからの連結器の容易な取り出しを可能にするために、弾性変形することができるのが好ましい。
連結器がチャネル内で約180°にわたって回転すると、連結器の横突起は、チャネルの出口開孔の当接部から離れるのが好ましい。
第4の態様では、本発明は、概略的には、鼻カニューレに関し、鼻カニューレは、
ベース部分と、ベース部の側部から横に延びる、少なくとも1つの細長い翼部分とを有する顔面取付部と、
ベース部分から交差する方向に延び、使用者の鼻孔の少なくとも1つに適合可能な少なくとも1つの鼻突起と、
を含み、
各翼部分は、使用時に、使用者の顔面の一部分と接触するように構成された外側面と、使用時に、使用者の顔面上で顔面取付部を安定させることを補助するために、翼部分の、外側面とは反対の側から翼部分に沿って交差する方向に延びる、細長い隆起部とを含む。
顔面取付部は、ベース部の両側から横に延びる翼部分の対を含むのが好ましい。
顔面取付部は、使用者の各鼻孔に適合する鼻突起の対を含むのが好ましい。
各翼部分の細長い隆起部は、翼部分の上側領域に沿って延びるのが好ましい。
各翼部分は、使用時に、概ね使用者のそれぞれの頬に向かう方向に延びる、拡大した終端部を含むのが好ましい。
各翼部分の終端部は、ベース部分の長手方向の向きに対して鈍角に傾けられるのが好ましい。
各翼部分の終端部は、ベース部分に隣接する翼部分の接触表面積よりも接触表面積が実質的に広いのが好ましい。
各翼部分の終端部は、外側にテーパが付いているのが好ましい。
各翼部分の末端部は、カニューレにあてがわれたヘッドギアの相補的連結器を解放可能に連結するように構成された形成物を含むのが好ましい。
各連結器は、細長い本体の端部に横突起を含み、横突起は、押し込み嵌めタイプの機構によって、対応する形成物と係合するように構成されるのが好ましい。
形成物は、入り口開孔および出口開孔を備えたチャネルを含み、出口開孔に当接面を有し、連結器は、チャネル内に受け入れられて保持されるように構成された細長い本体を含み、突起は、連結器をチャネル内に保持するために、チャネルの出口開孔の当接面と係合するように構成されるのが好ましい。
チャネルは、連結器を受け入れるために、さらに、連結器が約180°にわたって軸のまわりに回転できるようにして、チャネルからの連結器の容易な取り出しを可能にするために、弾性変形することができるのが好ましい。
連結器がチャネル内で約180°にわたって回転すると、連結器の横突起は、チャネルの出口開孔の当接部から離れるのが好ましい。
鼻カニューレは、ベース部分から翼部分の下側領域まで延び、両側に側部入り口を形成するブリッジをさらに含むのが好ましい。
鼻カニューレは、ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、ガスの流れを顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部をさらに含み、マニホルド部は、マニホルドの出口を顔面取付部の鼻突起と流体的に接続するために、顔面取付部のいずれかの側部入り口を通って、ベース部分によって受け入れられるように構成されるのが好ましい。
顔面取付部は、ベース部分の内部に形成された凹部をさらに含み、ガス流マニホルド部は、出口を顔面取付部の鼻突起に流体的に接続するために、凹部と解放可能に係合するように構成された対応する縁部を出口に含むのが好ましい。
第5の態様では、本発明は、概略的には、鼻カニューレアセンブリに関し、鼻カニューレアセンブリは、
ベース部分と、ベース部分から延び、かつ使用者の鼻孔の少なくとも1つに適合可能な少なくとも1つの鼻突起とを有する顔面取付部と、
ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、ガスの流れを顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部と、
を含み、マニホルド部は、マニホルドの出口を顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に流体的に接続するために、顔面取付部のベース部分によって受け入れられるように構成され、マニホルド部は、使用時に、使用者の人中に隣接して位置するように構成されたベース部分の領域において、顔面取付部のベース部分とマニホルド部との間に空隙を確立し、それにより、使用時に、マニホルド部から使用者の隔壁に作用する圧力をなくす、または少なくとも軽減するための溝を出口においてさらに含む。
ガス流マニホルド部は、顔面取付部よりも相対的に硬質な材料から形成されるのが好ましい。
ガス流マニホルド部は、ポリカーボネートなどの実質的に剛性のプラスチック材料から形成されるのが好ましい。
顔面取付部は、シリコーンなどの実質的に軟質のプラスチック材料から形成されるのが好ましい。
マニホルド部の出口の溝は、出口の周縁の両側にある、対向する凹部の対によって形成されるのが好ましい。
マニホルドの出口の周縁は、顔面取付部のベース部分の内部に封止可能に係合するように構成されるのが好ましい。
マニホルド部の出口は、出口の周縁のまわりに延びる縁部を含み、およびベース部分の内部は、マニホルド部の出口の縁部を解放可能に受け入れるように構成された対応する凹部を含むのが好ましい。
顔面取付部は、マニホルド部の出口を解放可能に受け入れるための、ベース部分の内部への少なくとも1つの実質的に水平の側部入り口路を含むのが好ましい。
顔面取付部は、ベース部分の内部への、両側にある側部入り口路の対であって、それぞれがマニホルド部の出口を解放可能に受け入れるように構成されている、両側にある側部入り口路の対を含むのが好ましい。
顔面取付部は鼻突起の対を含むのが好ましい。
顔面取付部のベース部分は、ベース部分を使用者の隔壁から離して広げ、さらに、使用時に、隔壁に作用する圧力を軽減するへこみ領域を鼻突起間に含むのが好ましい。
第6の態様では、本発明は、概略的には、第4または第5の態様の任意の組み合わせと、これらの態様の1つまたは複数の好ましい、または代替の特徴部、および/または実施形態の任意の組み合わせとによる鼻カニューレを含む患者接続器に関する。
第7の態様では、本発明は、概略的には、第1、第2、または第3の態様の任意の組み合わせと、これらの態様の1つまたは複数の好ましい、または代替の特徴部、および/または実施形態の任意の組み合わせとによるヘッドギアに関する。
ヘッドギアは、使用者の頂部を越えて延びるように構成されたヘッドバンドをさらに含むのが好ましい。
ヘッドギアのストラップは弾性材料から形成されるのが好ましい。
ヘッドギアのストラップは繊維材料から形成されるのが好ましい。
第8の態様では、本発明は、概略的には、呼吸補助システムに関し、呼吸補助システムは、
加湿ガスの流れを患者に供給する、第6の態様による患者接続器と、
患者接続器を患者の顔面上で保持する、第7の態様の下の好ましい特徴の任意の組み合わせを含む、第7の態様によるヘッドギアと、
を含む。
呼吸補助システムは、ガスの流れを発生させるように構成された人工呼吸器と、ガスの流れを加湿するために、人工呼吸器の出口に接続された加湿器とをさらに含むのが好ましい。
呼吸補助システムは、加湿器と患者接続器との間を接続するように構成された吸気管をさらに含むのが好ましい。
呼吸補助システムは、吸気管と患者接続器との間を接続するように構成された拡張チューブをさらに含むのが好ましい。
呼吸補助システムは、拡張チューブのまわりとヘッドギアとにつながり、それにより、チューブをヘッドギアにテザーでつなぎ、拡張チューブにかかる引張り力の少なくとも一部分を患者接続器経由からヘッドギアに移動させるように構成された保持クリップをさらに含むのが好ましい。
第9の態様では、本発明は、概略的には、ヘッドギアの終端部に少なくとも1つの連結器を含むヘッドギアを、連結器を受け入れて保持するための弾性変形可能な形成物を含む患者接続器から切り離す方法に関し、その方法は、
連結器の向きを変えるために、連結器を形成物内で軸のまわりに回転させるステップと、
患者接続器から連結器を切り離すために、形成物からコネクタを引き抜くステップと、を含む。
連結器を回転させるステップは、連結器を軸のまわりに約180°回転させることを含むのが好ましい。
連結器は、細長い本体と、本体から突出した横突起とを含み、患者接続器の対応する形成物は、入り口開孔および出口開孔を有するチャネルと、出口開孔の周縁の当接面とを含み、連結器を軸のまわりに回転させるステップは、当接面から突起を離すために連結器を回転させることを含み、連結器を引き抜くステップは、連結器をチャネルを介して入り口開孔から引き出すことを含むのが好ましい。
ヘッドギアは、ヘッドギアの両端に連結器を含み、患者接続器は、接続器の両側に対応する形成物を含むのが好ましい。
さらなる態様では、患者接続器は、鼻カニューレアセンブリおよびヘッドギアを含み、前記接続器は、
ベース部分と、ベース部分から延び、かつ使用者の鼻孔の少なくとも1つに適合可能な少なくとも1つの鼻突起とを有する顔面取付部と、
ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、ガスの流れを顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部と、
を含む鼻カニューレアセンブリであって、マニホルド部は、マニホルドの出口を顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に流体的に接続するために、顔面取付部のベース部分によって受け入れられるように構成され、マニホルド部は、使用時に、使用者の人中に隣接して位置するように構成されたベース部分の領域において、顔面取付部のベース部分とマニホルド部との間に空隙を確立し、それにより、使用時に、マニホルド部から使用者の隔壁に作用する圧力をなくす、または少なくとも軽減するための溝を出口においてさらに含む、鼻カニューレアセンブリと、
患者接続器用のヘッドギアであって、
ヘッドギアの一部を形成して、患者接続器を使用者上で保持する、または安定させることを補助するストラップを含み、
顔面もしくは使用者の顔面の一部分に配置されるか、またはそれに接触して置かれるストラップまたはストラップの一部分は、使用者の顔面と摩擦で係合する面領域を含み、この面領域は、ヘッドギアのその一部またはある一部を形成するストラップの残部よりも相対的に高摩擦の面材料のものである、患者接続器用のヘッドギアと、
を含む。
上記の態様によれば、上記に規定した鼻カニューレは、本明細書で説明する特徴の任意の1つまたは複数を具備する、または含むことができる。
上記の態様によれば、上記に規定した患者接続器用のヘッドギアは、本明細書で説明する特徴の任意の1つまたは複数を具備する、または含むことができる。
本明細書および特許請求の範囲で使用する「頬」という用語は、頬骨に位置する、または隣接する使用者の顔面上の任意の領域を意味し、頬骨の横、および/または下の任意の領域を含むことができ、かつ/あるいは使用者の対応する目、耳、および鼻間でそれらの周辺の他の任意の領域を含むことができる。
接続器との関係において、本明細書で使用される「上方に」「横切って」「後方に」という用語は、(文脈から別途示されない限り)、直立した使用者が着用した場合に、接続器を通る、または接続器に対して略垂直方向、左右の水平方向、および前後の水平方向を意味する。
本明細書および特許請求の範囲で使用される「~を含む(comprising)」という用語は、「少なくとも一部が~で構成される」ことを意味する。「~を含む」という用語を含む本明細書および特許請求の範囲の各記述を解釈する場合に、この用語を前に置かれた1つまたは複数の特徴部以外の特徴部も存在することができる。「~を含む(comprise)」および「~を含む(comprises)」などの関連用語も同様に解釈されるべきである。
本明細書に開示した数の範囲(例えば、1~10)についての言及は、その範囲内のすべての有理数(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9、および10)、さらに、その範囲内の有理数の任意の範囲(例えば、2~8、1.5~5.5、および3.1~4.7)についての言及を包含することを意図され、したがって、本明細書に明示的に開示したすべての範囲のすべての部分範囲が、本明細書で明示的に開示される。これらは、特に意図された単なる例であり、列挙された最低値と最高値との間の数値のすべての可能な組み合わせは、本願において同様に明示的に規定されるとみなすべきである。
本明細書において、「および/または」という用語は、「および」または「または」または両方を意味する。
本明細書において、名詞の複数形は、名詞の複数形および/または単数形を意味する。
本発明はまた、本願の明細書で言及された、または示された部分、要素、および特徴部に、個別に、または集合的に存在し、任意の2つ以上の前記部分、要素、特徴部の任意またはすべての組み合わせに広く存在すると考えることができ、本発明が関連する技術分野で公知の均等物を有する特定の完全体が本明細書で言及され、そのような公知の均等物は、個々に説明された場合と同様に本明細書に援用されるものとする。
本発明は前述の通りであり、さらに、以下に単なる例として示される構造も想定する。
本発明の好ましい実施形態が、単なる例示として、図面を参照して説明される。
呼吸補助システム全体の概略図である。 組み立てた状態にある本発明の好ましい形態の患者接続器および第1の好ましい形態のヘッドギアの斜視図である。 分解した状態にある図2Aの患者接続器およびヘッドギアの斜視図である。 様々なストラップ伸長オプションを含む図2Aのヘッドギアの斜視図である。 組み立てた状態にある本発明の好ましい形態の患者接続器および第2の好ましい形態のヘッドギアの斜視図である。 分解した状態にある図3Aの患者接続器およびヘッドギアの斜視図である。 組み立てた状態にある本発明の好ましい形態の患者接続器および第3の好ましい形態のヘッドギアの斜視図である。 分解した状態にある図4Aの患者接続器およびヘッドギアの斜視図である。 顔面取付部の外側から見た、本発明の好ましい形態の患者接続器の顔面取付部の斜視図である。 本発明の好ましい形態の患者接続器のガス流マニホルド部の斜視図である。 顔面取付部の内側から見た、図5の顔面取付部の斜視図である。 顔面取付部の下側から見た、図5の顔面取付部の斜視図である。 図3および図4の実施形態の患者接続器とヘッドギアとの間の連結部の拡大斜視図であり、ヘッドギアに付属する好ましい形態のスリーブを示している。 図5の実施形態の患者接続器とヘッドギアとの間の連結の拡大斜視図であり、ヘッドギアの好ましい形態のスリーブを示している。 本発明の呼吸補助システムの保持クリップの拡大斜視図を示している。 本発明の呼吸補助システムの保持クリップの拡大斜視図を示している。 本発明の呼吸補助システムの保持クリップの拡大斜視図を示している。 第1および第2の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す、好ましい形態の方法を示している。 第1および第2の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す、好ましい形態の方法を示している。 第1および第2の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す、好ましい形態の方法を示している。 図12Aの断面図を示している。 図12Bの断面図を示している。 第3の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す好ましい形態の方法を示している。 第3の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す好ましい形態の方法を示している。 第3の好ましい形態のヘッドギアの連結器を患者接続器から取り外す好ましい形態の方法を示している。 図14Aの断面図を示している。 図14Bの断面図を示している。
本発明の患者接続器およびヘッドギアは、人工呼吸器またはガス供給器を用いた呼吸管理のための配達を改善する。
患者接続器および/またはヘッドギアの好ましい形態が、大人および/または小児によって使用される院内呼吸管理システムに関連して説明される。当然のことながら、説明する患者接続器および/またはヘッドギアの実施形態は、他方でCPAP(持続的気道陽圧)療法を実施するのに使用することもできる。
同様に当然のことながら、本発明の様々な態様は、それらに限定されるものではないが、(鼻を覆う)間接鼻マスク、着用者の鼻孔に入る、または係合するノズルまたはピローを含む直接鼻鼻マスク、(口を覆う)口マスク、または(鼻および口を覆う)フルフェースマスク、およびマウスピースを含む任意の形態の患者接続器に適用することができるが、鼻カニューレに関連して説明される。同様に、本発明の様々な態様は、任意の形態のヘッドギアに適用することができるが、ヘッドストラップに関連して説明される。
図1を参照すると、本発明と共に使用できる通気および加湿システム(呼吸システム10)が示されている。そのようなシステム10では、患者20は、患者接続器100を介して加湿したガスの流れを供給される。患者接続器100は、あてがわれたヘッドギア200を使用して、患者の顔面の使用位置に保持されている。接続器200は、加湿ガス移送路または吸気管30に接続されている。吸気管30は、一端で患者接続器100に(直接的に、または間接的に)接続され、反対側の端部で加湿器40の出口に接続されている。好ましい実施形態では、吸気管は、拡張チューブ/管300を介して患者接続器に接続される。加湿器40は、好ましくは送風機51を含むガス供給源50から供給されたガスを受け入れて加湿する。加湿器40は、水42を充填された加湿チャンバ41と、加湿器を通るガス路を加湿するために、水を加熱する加熱手段43とを含むことができる。コントローラ52は制御用に設けられ、場合によっては、それらに限定されるものではないが、ガスの圧力プロファイル、患者接続器でのガスの流量プロファイル、ガスの温度、および/またはガスの湿度を含む供給ガスの1つまたは複数の特性を変えることができる。当然のことながら、制御性能は、呼吸システム10の目的および用途に応じて変わる。例えば、院内呼吸管理の好ましい用途例では、供給ガスの流量が、患者の必要性に応じて監視および制御されるが、供給ガスの圧力は必ずしも監視および制御されない。CPAPで本発明を使用するなど、代替の実施形態では、供給ガスの圧力プロファイルが監視および制御されることがある。
本発明の好ましい実施形態が、患者接続器100およびヘッドギア200について以下に説明される。呼吸システム10の他の態様は、簡潔性を維持するために詳細に説明されないが、当然のことながら、これらの態様は、本発明の範囲から逸脱することなく、呼吸システム10全体を適切に動作させるために、当技術分野で公知の望ましい形態であることができる。
図2~11を参照すると、ヘッドギア200および患者接続器100の好ましい形態が示されている。実施形態は、ガス供給および加湿源(図示せず)からの呼吸ガスを患者に供給するように構成された患者接続器100と、使用時に、患者接続器を患者の顔面に押し当てて支持および保持するように構成されたヘッドギア200とを示している。好ましい実施形態の患者接続器100は、鼻カニューレ100の形態であり、鼻カニューレ100は、吸気管300を接続するように構成されおり、ガスの流れを患者に供給するために、患者の鼻孔内に収まるように構成された、少なくとも1つの、ただし好ましくは2つの鼻突起111および112を含む。ヘッドギア200は、好ましくは、患者に合わせてストラップのサイズをカスタマイズするために、長さを調整可能なヘッドストラップ200の形態である。
部材300として示すガス供給チューブは、呼吸に適したチューブであるのが好ましい。例えば、頑強で、概ね長持ちするチューブが有利である。
鼻カニューレ
図2~4を参照して、鼻カニューレ100は、患者の鼻腔/鼻孔に大空気流量で高湿度のガス流を供給するのに適した患者接続器を患者に提供する。一部の構成では、カニューレは、広い流量範囲にわたって(例えば、好ましくは約8L/minとすることができ、または他の好ましい療法用途に応じて、場合によっては、10~50L/minなど、さらに多くすることができる)大流量のガスを供給するように構成されている。一部の構成では、カニューレは、相対的に低圧のガスを供給するように構成される。
鼻カニューレ100は、少なくとも1つの、ただし、好ましくは1対の管状鼻突起111および112が一体に型成形されたか、または取り外し可能に取り付けられた顔面取付部110と、導管300に取り外し可能に取り付けられたか、または一体に型成形されたガス流マニホルド部120とを含む。下記にさらに詳細に説明するように、ガス流マニホルド部120は、2つの反対の水平方向のいずれか一方から、すなわち、左側か、または右側のいずれかから顔面取付部に挿入可能である。このように、ガス流マニホルド部120の位置または場所は、顔面取付部110に対して両側に可能である。言い換えると、使用者は、どちらの側が最も便利であるかに応じて、例えば、使用者のどちらの側にガス源または人工呼吸器が配置されているかに応じて、マニホルド部120(および、必然的に、マニホルド部120から延びる導管300)が、カニューレ100の左側か、または右側のいずれかから延びるように選択することができる。
顔面取付部100は、シリコーンまたは当技術分野で公知の他のカニューレ材料などの、軟質で可撓性の材料から形成される。鼻突起111および112は、柔軟であるのが好ましく、場合によっては、この特性を得るために、シリコーンの十分に薄い層から形成される。
ガス流マニホルド部120は、ポリカーボネート、高密度ポリエチレン(HDPE)、または当技術分野で公知の他の任意の適切なプラスチック材料などの相対的に硬質の材料から形成される。顔面取付部110は、ガスの流れを鼻突起111および112を介して快適に供給するために、軟質の接続構成要素を患者に提供し、一方、ガス流マニホルド部120は、導管300を顔面取付部110の鼻突起111および112に流体的に接続する。
図5~8を参照すると、鼻突起111および112は、使用時に患者の鼻孔の中に入り、ガスが流れるための滑らかな流路を形成するように湾曲している。突起111および112の内側面は、騒音を小さくするように輪郭を形成することができる。突起111および112のベース部は、より円滑なガス流をもたらす湾曲面を含むことができる。これは、使用中の騒音レベルを下げることができる。
一部の構成では、騒音を小さくするために、突起のベース部のまわりにパッドを取り付けることができる。パッドは、発泡材料または型成形可能材料とすることができ、患者の鼻の解剖学的形態に概ね一致する。代替案として、軟性クッションまたはピローを設けることもできる。
鼻突起111および112は、実質的に中空であり、実質的に管状の形状である。
鼻突起111および112は、その全長に沿って一定の直径であってよいが、鼻孔の輪郭に合わせた形状とされるのが好ましい。各突起111/112は、大流量のガスが腔に流入するのを促進するために、顔面取付部110のベース部分118とは反対側の末端部に細長い開口111a/112aを有する。代替の実施形態では、鼻突起111および112は、広い方の端部がベース部118にあり、細い方の端部が開口111aおよび112aにある、テーパの付いた輪郭を有することができる。
開口111aおよび112aは、ガスの流れを患者の鼻孔の上方に向けるようにくり抜くことができる。顔面取付部110および、特に、鼻突起111および112は、大流量の療法中に、過剰で、場合によっては有害になる圧力の蓄積を回避するために、患者の鼻孔のまわりを封止しないように設計されるのが好ましい。したがって、鼻突起111および112は、カニューレ100と患者との間のガス路が塞がれるのを回避するために、鼻突起111および112の外側面と患者の皮膚との間に十分な隙間を維持するような大きさとされる。
顔面取付部110は、上唇領域のまわりで患者の顔面の輪郭を概ねなぞるような形状とされる。顔面取付部100は、カニューレが配置される顔面の領域において、使用者の顔面の輪郭に一致することができるように型成形され、または予備成形され、かつ/あるいは、前記輪郭に合う、適合する、かつ/または一致するように柔軟である。
顔面取付部110は、鼻突起111および112が突出する起点である細長いベース部分118と、ベース部分118の両側から横に延びる2つの翼部分113および114とを含む。翼部分113および114は、ベース部分118と一体に形成されるが、代替案として、分離した部品であってもよい。顔面取付部110のベース部分118の内側119は、マニホルド部120の対応する出口を接続するように構成された細長い長円形凹部119aを形成されている。弓形ブリッジ118aは、マニホルド部120の出口123を挿入するための2つの水平な側部入り口路121aおよび121bを形成するように、ベース部分118の中心から翼の内壁113a/114aまで延びている。
ガス流マニホルド部120は、一端に略環状の入り口122を有し、湾曲しながら反対側の端部の細長い長円形出口123に至る形状の略管状とされる。入り口122は、ねじ係合によるのが好ましいが、代替案として、スナップ嵌め、または当技術分野で公知の他の任意のタイプの連結によって、導管300に、好ましくは取り外し可能に取り付けることができる。あるいは、入り口は、導管300に固定して連結されるか、または導管300と一体に形成される。出口123の形状は、顔面取付部110の細長い凹部119aと一致し、摩擦嵌め、またはスナップ嵌め係合で顔面取付部110の凹部119aに収まって、マニホルド120を顔面取付部110から切り離すのに、使用者または介護者によって、十分な力、または少なくとも意図した力が加えられなければならない。
望ましくは、顔面取付部からのマニホルドの不意の離脱は回避されなければならない。
2つの部分110および120の係合時に、出口123とベース部分118との間に効果的な封止も形成される。特に、外側リムまたは縁部126が出口123のまわりに形成され、縁部126は、内側凹部119aの周縁のまわりの内側溝と合致し、内側溝に封止可能に収まって、マニホルド120の出口を顔面取付部110内に保持する。部分110および120の接続時、縁部126の上側面は、ベース部分118の内側面119b/凹部119aの面119bと係合して、ガスが流れる部分110および120間の効果的な封止を形成する。鼻突起111および112は、接続したときに、マニホルド出口123を鼻突起111および112に流体的に接続するために、ベース部分118の面119bを通って凹部119aに延びる対応する開孔と一列に整列する。ブリッジ118aは、マニホルド120用の入り口路121aおよび121bを画定するが、マニホルド120を顔面取付部110のベース部118内に保持することも補助する。出口123と取付部110のブリッジ118aとの間の押し込み嵌め係合機構を形成するために、対応する窪み128が、両側の対向する隆起129a、129bと共に、出口123の外側面に形成されている。
顔面取付部および/または翼111および112の外側面は、患者を冷却するために、空気が唇とカニューレとの間を流れるのを容易にする、または可能にするための1つまたは複数のチャネルを含むことができる。
粘着パッドが各翼111および112に設けられて、特に、幼小児(例えば、5歳未満)のために、カニューレ100の患者への接続を容易にする。
翼上の隆起部
各翼部分113/114は、顔面取付部110のベース部分118から横に延び、使用時、患者の顔面、好ましくは、少なくとも患者の顔面の上唇領域に接触し、さらにそれを若干越えて、使用者のそれぞれの頬に向かうように構成された外側面113b/114bを含む。翼113および114の末端部113cおよび114cは、顔面取付部110を患者の顔面に当てて保持するために、ヘッドストラップ200のそれぞれの端部部分201および202を解放可能に連結するように構成されている。
好ましい実施形態では、各翼113/114は、翼113/114の外側面113b/114bとは反対側の顔面取付部110の内側から翼113/114の全長に沿って、交差する方向に延びる一体隆起部115/116を含む。好ましい実施形態では、各隆起部115/116は、各翼113/114の外側接触面113b/114bに対して実質的に垂直である。各隆起部115/116は、顔面取付部110のベース部分118から、それぞれの翼113/114の上側領域に沿って延びるのが好ましい。隆起部115/116は、患者の顔面に対して顔面取付部110を安定させ、隆起部がない場合に、鼻突起101および102を外側に、患者の鼻孔から離れる方向に曲げることがあるねじれ応力を最小限にするように機能する。長さ、厚さ、および幅(すなわち、隆起部が外側面113b/114bから離れる方向に延びる範囲)の任意の組み合わせを含む隆起部115/116の寸法は、患者の顔面上での顔面取付部110の安定性を改善するのに十分でなければならない。
隆起部115/116は、顔面取付部110のそれぞれの翼113/114にオーバモールドするか、または一体に形成することができる。
拡大翼
好ましい実施形態では、各翼113/114の末端部または終端部113c/114cは、鼻突起に隣接する領域の翼113/114の接触表面積よりもかなり広い接触表面積で拡大または形成される。この末端部分113c/114cはまた、顔面取付部110またはベース部118の一般的な長手軸に対して角度をなしているのが好ましい。特に、末端部分113c/114cは、ベース部118から、またはそれぞれの翼113/114のベース部に隣接する領域から離れる方向に鈍角に延び、さらに、使用時には、患者のそれぞれの頬に向かって延びる。この態様において、ヘッドストラップ200を翼113および144の末端部分113cおよび114cに連結し、接続器100を着用することで、患者の頬の方向で、翼113および114およびカニューレ100に作用する力ベクトルを発生させる略V字形状の構造体が形成される。これは、患者の鼻孔内での鼻突起111および112の保持を改善する効果を有し、翼113および114の末端部113cおよび114cが、ヘッドギア200のそれぞれの端部部分201および202によって引き寄せられた場合に、突起111および112を鼻孔内に向ける。各末端部分113c/114cは、滑らかに曲がって、または丸みを付けられてよいし、あるいはそれぞれの翼113/114の残部に対して鋭角に、または非連続的に曲がってもよい。
好ましい実施形態では、末端部分113c/114cは、それぞれの翼113/114の接触表面積を拡大するために、さらに末端部113c/114cを患者の頬に向かって曲げるために、外側にテーパを付けられる。
末端部113cおよび114cの表面積を大きくすることで、ヘッドストラップ200を連結する適切な連結機構を形成するための領域が付加される。好ましい実施形態では、ヘッドストラップ200のクリップ要素をカニューレ100の顔面取付部分110に解放可能に連結するために、クリップ保持体101および102が、各末端部113c/114cに設けられる。
凹状マニホルド
患者の隔壁および/または鼻柱は、通常、きわめて高感受性の領域であり、長時間にわたって過剰な接触圧がかかった場合に、不快感の原因になることがある。本発明は、患者の隔壁/鼻柱に隣接して、カニューレ100の緩衝領域を設けることにより、この圧力を軽減または低減する。好ましい実施形態では、出口123は、使用時に、隔壁/鼻柱に隣接して位置する領域に窪み、またはへこみ127を形成するために、対向する凹部または溝124/125の対を外縁部に含む。顔面取付部分110に連結されると、このへこみ127は、ベース部分118とマニホルド120の出口123との間に隙間を生じさせる。使用時、この隙間は、カニューレ100の隔壁/鼻柱に直接隣接する領域を緩衝する/柔軟にする。この隙間は、隔壁/鼻柱から硬質のマニホルド部120の圧力を切り離し、隔壁/鼻柱が、顔面取付部分110の柔軟なベース部のみに載るのを可能にする。
ベース部分118はまた、隔壁/鼻柱における圧力を軽減するために、突起111および112間に窪みを付けた外側部分および/またはへこんだ外形118bを形成されるのが好ましい。窪みは、患者に供給される流れを(大幅に)損なうことなく、最大限にすべきである。へこんだ部分118bはまた、カニューレの2つの部分間の効果的な封止を維持するために、出口123の周縁に対して相補的であるのが好ましい。
ヘッドストラップ
ここで図2~4に戻って参照すると、好ましい実施形態では、患者接続器100を患者の顔面に押し当てて保持するのに使用されるヘッドギアは、単一の長尺物であり、使用時、患者の頬に沿い、耳の上および後頭部のまわりに延びるように構成されたヘッドストラップ200を含む。
ストラップ200の主端部部分201および202は、使用時に、カニューレ100を所定の位置に保持するために、鼻カニューレ100の両側のそれぞれの形成物101および102を解放可能に連結するように構成されている。
好ましい実施形態では、対応する形成物101/102内に収容および保持することが可能なクリップ要素が、各端部部分201/202に設けられる。クリップ要素は、(下記にさらに詳細に説明される)2つの好ましい実施形態の1つに従って、それぞれの主端部部分でストラップに連結することができる。さらに、ヘッドストラップ200は、ストラップを着用者の頭に合わせてカスタマイズすることを補助するために、長さを調整することができる。3つの異なるヘッドストラップ調整構造が、本発明の3つの好ましい実施形態に基づいて下記に説明される。各実施形態では、ストラップ200は、着用者にとって快適である弾性繊維材料/布地などの軟質で伸縮性/弾性の材料から形成されるのが好ましい。あるいは、ストラップ200は、硬質プラスチック材料などの、実質的により剛性の、またはより低い可撓性の材料から形成することができる。
下記に説明する実施形態のいずれか1つでは、ヘッドギア200は、使用時、(図1に示すように)ストラップ200を連結して患者の頂部を越えて延びるさらなるストラップまたは他のヘッドギア要素をさらに含むことができる。頂部ストラップまたは頂部要素は、装着具合および快適性を改善するために、使用時に、ストラップ200を患者の耳の上に引き上げるという利点を有することができる。
第1の実施形態
概略的ではあるが、図2A~2Cも参照して、調整式ストラップ200の第1の好ましい実施形態では、調整機構が、1つまたは複数の挿入可能な/取り外し可能なストラップセグメントまたはストラップ拡張部220の形態で設けられている。
固定長のストラップセグメント220は、主ストラップ210の長さを延長するために、主ストラップ210に解放可能に連結することができる。この実施形態の主ストラップ210は、互いに解放可能に連結でき、さらに、ストラップセグメント220のそれぞれの端部221および222に解放可能に接続できる中間または副端部部分203/204の対を含む。副端部部分203および204が互いに連結された場合に、主ストラップ210は、着用者にとっての連続する初期長さ/サイズになっている。この初期長さを超えてストラップ200の長さを延長するために、主ストラップ210は、副端部部分203/204で切り離すことができ、1つまたは複数の増設ストラップセグメント220が主ストラップ210間に連結される。
調整長さを選択的にするために、所定の長さが異なる複数のストラップセグメント220、例えば、220A~220Cを用意することができる。例えば、約1cm~約10cmの範囲内、または約2cm~約6cmの範囲内の長さを有する1つまたは複数のストラップセグメント220を用意することができる。ストラップセグメント220は、例えば、約2cm、約4cm、または約6cmの長さを有する。当然のことながら、これらの例は、限定することを意図されておらず、各ストラップセグメントの長さは、使用者および/または用途によって決まる任意の寸法とすることができる。
さらに、各ストラップセグメント220の各端部221/222は、別のストラップセグメント220の各端部221/222および/または主ストラップ210のそれぞれの副端部部分203/204に連結可能であり、それにより、使用者が、同じまたは異なる長さの1つまたは複数のストラップセグメント220を組み合わせて、必要/要望に応じて、延長部の全長をカスタマイズするのを可能にするのが好ましい。
増設ストラップセグメントは、着用者にとって快適である弾性繊維材料/布地などの軟質で伸縮性/弾性の材料から形成されるのが好ましい。例えば、管状のニットタイプのヘッドストラップまたはヘッドストラップ210の部分は、特に、快適性のために、使用者の耳を覆って利用することができる。
当然のことながら、特定の快適性をヘッドストラップから得ることができ、このヘッドストラップは、患者接続器を使用者の顔面上の相対的に安定した好ましい位置に適切に位置決めし、さらに、それと同時に、使用者の頭のまわりの相対的にゆるい着用具合、または低い張力の着用具合をもたらすことができる。
あるいは、増設ストラップセグメントは、硬質プラスチック材料などの実質的に剛性の材料から形成することができる。
ストラップ連結器230は、主ストラップ210の各副端部部分203/204およびストラップセグメント220のそれぞれの端部部分203/204に設けられている。
各連結器230は、ストラップ材料に連結するために、一端にストラップ連結機構を設けられ、同様の連結器230のそれぞれの端部を解放可能に連結するために、反対側の端部に連結機構を設けられている。
代替案では、連結器230は、使用者の頭のまわりで、患者接続器を所定の位置に保持するヘッドストラップ部210の長さまたは張力を調整するのに適した、種々の異なる形態の調整式バックルとすることができる。
同様に当然のことながら、連結器230は、使用者の後頭部の中間点からずれるように配置することができる、または使用者の頭の片側にずらすことができる。
これは、本来であれば睡眠などのいくつかの姿勢で、使用者にとって不快なものであり得る、使用者の頭の一部への衝撃を回避するために有利であり得る。
さらに別の実施形態では、ストラップセグメントは、非対称になるように、または連結器230の位置がずれた状態で使用できることを補助するために、様々な長さとすることができる。さらに、2つのストラップセグメント210に関して、これらのストラップの一方は長さを調整でき、それに対して、他方は調整できないものもあり得る。例えば、一方のストラップセグメント210は固定長さとすることができる、または連結器230に恒久的に連結することができる。
好ましい実施形態では、ストラップ連結機構は、ストラップのそれぞれの端部との摩擦嵌め係合を確立するために、連結器の本体内に配置された一連の内歯を含むことができる。本体のヒンジ式あご部が設けられ、ストラップの端部を歯で確実に保持するために歯を閉じる。他端の解放可能な連結機構は、雄および雌部材の対、例えば、それぞれ突起および開孔などを含み、雄および雌部材は共に、同様の連結器230の対応する雄および雌部材を連結するように構成されている。突起上の出っ張りは、部材間にスナップ嵌め係合を形成するように、雌部材の凹部を連結することができる。当然のことながら、代替の実施形態では、他の任意の適切な連結器構成を使用して、ストラップの副端部部分を互いに、および増設ストラップセグメントの端部部分に解放可能に連結することができる。
さらに図9を参照すると、カニューレ連結器240が、主ストラップ210の主端部部分201および202に設けられている。これらの連結器240は、副端部部分203および204のストラップ連結器230と同様のストラップ連結機構を有するが、連結器240のストラップ端部とは反対側の端部に押し込み嵌めクリップ241などのクリップ部材を含む。クリップ241は、カニューレ110の側のそれぞれの形成物101/102を解放可能に連結するように構成されている。クリップ部材241は、ストラップに対するヒンジ式部分を形成する、プラスチック部品などの曲げ可能な部品であるのが好ましい。クリップ241は、例えば、平坦と20°との間の角度をなす湾曲形状などの、その全長に沿って湾曲した形状を有するように予備成形されるのが好ましい。この湾曲は、クリップ241が、クリップ241の領域で、患者の顔面の輪郭に合致するのを可能にする。
図12A~12Cおよび図13A~13Bを参照して、ヘッドストラップ200の各連結器240を患者接続器110に対して着脱する方法が以下に説明される。各連結器240は、細長い連結器本体242と、本体242の終端部の横突起243とを有するクリップ部材241を含む。横突起243は、内側を向いた係合面243aを含む。突起243が突出する起点である面245とは反対側の連結器240の面244は、実質的に平滑である、または平面状であるのが好ましい。カニューレ110の対応する形成物101/102は、入り口開孔101b/102bおよび出口101c/102cが両端にあるチャネル101a/102aを含む。出口開孔101c/102cの周壁は、クリップ部材241の突起243の面243aと係合するように構成された当接部101ci/102ciを画定する。入り口開孔101b/102bの周縁101bi/102biは、本体242の突起243とは反対側の端部で、フランジ246と係合する当接部を画定する。これは、対応するチャネル101a/102aへの連結器240の挿入の範囲を制限するように機能する。フランジ246は、ストラップ連結機構および/またはスリープ270の終端部によって形成することができる。
図12Aおよび図13Aに示すように、連結器240をカニューレ110に連結するために、使用者は、突起243が出口開孔101c/102cから突出して、対応する当接部101ci/102ciと係合し、フランジ246が面101bi/102biと係合するときまで、突起端部243が先導する形で、細長い本体242をそれぞれのチャネル101a/102aの入り口開孔101b/102bから挿入する。横突起243を対応する当接部101ci/102ciと係合させるために、使用者は、当接部101ci/102ciを用いて突起243と整列させるように、連結器240の向きを合わせなければならない。
好ましい実施形態では、当接部101ci/102ciは、出口開孔101c/102cの上側周壁にあるが、代替の実施形態では、当接部101ci/102ciは、開孔101c/102cの周壁の他の任意の部分に配置することができる。好ましい実施形態の場合、突起243の面243aを当接部101ci/102ciと係合させるために、使用者は、突起243を出口開孔101c/102cの上側周壁と整列させることができる。これは、細長い本体242をチャネル101a/102aに挿入する前または後に行うことができる。言い換えると、突起243が開孔101c/102cを通ってチャネル101a/102aから出たときに、面243aを当接部102ci/102ciと即座に係合させるために、使用者は、突起243を当接部102ci/102ciの方向に向けて、接続器240を挿入することができる。または、それに代えて、使用者は、突起243が、当接部101ci/102ciの方向とずれた、例えば、当接部101ci/102ciから離れる方向に向いた、または当接部101ci/102ciの方向から180°の方向に向いた状態で、連結器240を挿入し、次いで、突起243が開孔101c/102cを通ってチャネル101a/102aから出た後、連結器240を軸のまわりに回転させて、面243aを当接部101ci/102ciと整列および係合させることができる。
突起243と当接部101ci/102ciとの間の係合は、連結器240に作用する引張り力により、連結器がカニューレ110から不意に抜けるのを阻止する。したがって、連結器240および対応する形成物101/102は共に、連結器240をチャネル101a/102aから引き戻すように作用する力に抗する特定のレベルの抵抗をもたらすように構成されている。この抵抗は、不意の離脱を防止することができ、さらに、連結器240の意図的な切り離しを十分に困難にする、または煩雑にすることができる。
ここで図12B、図12C、および図13Bを参照すると、余分な引抜き作業が必要とされるのを回避するために、連結器240をカニューレ110から取り外す、好ましい形態の方法は、チャネル101a/102a内の連結器240をその長手軸のまわりに回転させて、突起243を当接部101ci/102ciから外し(図12Bおよび図13B)、次いで、連結器240を入り口開孔101b/102bからチャネル101a/102aの外に引き出す(図12C)ことを含む。好ましい実施形態では、突起243は、突起をチャネル101a/102aの床部または開口と整列させ、平面244を当接部101ci/102ciおよびチャネル101a/102aの上側案内壁と整列させるように、当接部101ci/102ciから離れる方向に、軸のまわりに約180°回転される。代替の実施形態では、連結器240のチャネル101a/102aからの取り出しに抗する抵抗力を小さくするために、突起243を当接部101ci/102ciから十分に離す別の角度だけ、連結器240を軸のまわりに回転させることができる。
好ましい実施形態では、形成物101および102は、かなり高い剛性の連結器240に比較して、弾性的に撓み可能であり、弾性的に撓み可能なカニューレ110と一体であるのが好ましい。したがって、着脱時に、連結器240を軸上でその長手軸のまわりに回転させるときに、形成物101/102のチャネル101a/102aは弾性変形して回転を可能にする。
第2の実施形態
図3Aおよび図3Bに示す第2の好ましい形態では、単一のストラップが、調整バックル250を含む調整機構を設けられている。ストラップは、当技術分野で公知のように、調整バックル250のまわりにループを形成され、有効長を調整するために、ストラップ210の適切な部分を引っ張ることで、着用者によって操作される。調整バックル250は、使用時に、患者の後頭部に隣接して位置するストラップ200の中央領域に配置される。
この実施形態では、主端部部分201および202にあるカニューレ連結器240は、第1の実施形態で説明したカニューレ連結器240と同じ構成である。第1のヘッドギアの実施形態で上記に説明した方法と同じ、連結器240をカニューレ110に対して着脱する方法が、この実施形態に適用可能である。
第3の実施形態
図4Aおよび図4Bを参照して、第3の好ましい形態の調整機構では、単一のストラップが、ストラップの主端部部分201および202に、2つの調整バックル251および252を含む調整機構を設けられている。ストラップは、当技術分野で公知のように、各調整バックルのまわりにループを形成され、使用時、ストラップ210の有効長を調整するために、着用者によって両側で操作される。側部調整バックル251および252は、使用時に、ヘッドストラップ200の端部201および202と患者接続器100との間で、着用者の頬に、または頬に隣接して配置される。
さらに図10を参照すると、この実施形態では、側部バックル251および252は、カニューレ連結器260と一体に形成されている。連結器260は、カニューレ110の側にあるそれぞれの形成物101/102を解放可能に連結するように構成された、押し込み嵌めクリップ261などの細長いクリップ部材を一端に、さらに、ストラップバックル251/252を反対側の端部に含む。クリップ261は、使用時に、患者の上唇領域から患者の頬まで、または少なくとも患者の頬の略近くまで延びるように長くなっている。クリップ部材261は、ストラップに対するヒンジ式部分を形成する、プラスチック部品などの曲げ可能な部品であるのが好ましい。クリップ261は、例えば、平坦と20°との間の角度をなす湾曲形状などの、その全長に沿って湾曲した形状を有するように予備成形されるのが好ましい。この湾曲は、患者接続器100およびヘッドストラップ200が患者によって適切に着用された場合に、クリップ261が、患者の顔面または頬の輪郭に合致するのを可能にする。
図14A~14C、および図15A~15Bを参照すると、第1および第2の実施形態と同様に、連結器260は、細長い連結器本体262と、本体262の終端部にある横突起263とを有するクリップ部材261を含む。横突起263は、内側を向いた係合面263aを含む。突起263が突出する起点である面265とは反対側の連結器260の面264は、実質的に平滑である、または平面状であるのが好ましい。カニューレ110の対応する形成物101/102は、入り口開孔101b/102bおよび出口開孔101c/102cが両端にあるチャネル101a/102aを含む。出口開孔101c/102cの周壁は、クリップ部材241の突起243の面263aと係合するように構成された当接部101ci/102ciを画定する。入り口開孔101b/102bの周縁101bi/102biは、本体262の突起263とは反対側の端部で、フランジ266と係合する当接部を画定する。これは、対応するチャネル101a/102aへの連結器260の挿入の範囲を制限するように機能する。フランジ266は、ストラップ連結機構および/またはスリープ270の終端部によって形成することができる。
第1のヘッドギアの実施形態で上記に説明した方法と同じ、連結器260をカニューレ110に対して着脱する方法が、図14A~14Cおよび図15A~15Bに示すこの連結器260/実施形態に適用可能である。
当然のことながら、上記のヘッドストラップの実施形態の任意の1つに対して、他の任意の適切な連結器構成を使用して、ストラップの主端部部分を鼻カニューレに解放可能に連結することができる。
頬支持体
図2~4、図9、および図10を参照して、好ましい実施形態では、ヘッドストラップ200の両側で、それぞれの主端部部分201/202に隣接する各部分は、ヘッドギアの患者接続器100への連結時および使用後の両方において、頬骨または頬骨の下もしくは近くなどの頬の位置で、ヘッドギア200を顔面に対して安定させるために、少なくとも、使用者の顔面と摩擦で係合する面領域271を含む頬支持体270を含む、または加えている。面領域270は、ストラップ200の残部よりも相対的に高摩擦の面材料のものであるのが好ましい。
高摩擦面材料271は、患者接続器100を患者の顔面上で保持する、または安定させることを補助するように、使用時に、好ましくは患者の頬で、または少なくとも患者の頬の略近くで、患者の顔面の側部の一部分にわたって延びるように構成されている。高摩擦面材料は、使用者の頬に配置可能であり、さらに、ヘッドストラップ200が目または眼窩に、あるいはその近くに架かったことに起因する、視野に対する妨害および/または不快感を防止するために、ヘッドストラップ200の残部を使用者の目または目の眼窩から離れた状態、好ましくは、使用者の目または目の眼窩の下に延びた状態に保つのに寄与する。
当然のことながら、高摩擦面材料271は、使用時に、患者の顔面の側部の一部分にわたって延びるように構成することができ、例えば、左右外側の上唇から、またはその上唇の近くから、またはその上唇の上から後部上方に延びて、左右の頬を横断する。
好ましい形態では、摩擦面材料は、ストラップ200のそれぞれの主端部部分201/202を受け入れるように構成された細長いスリーブ270の形態で形成される。スリーブ270は、ストラップ200のまわりで、ストラップの主端部部分にあるストラップ200の一部および/またはカニューレ連結器240/260を取り外し可能に連結する(または、代替案として、恒久的に連結する)ように構成されている。
図2、図3、および図9を参照して、上記に説明した第1の2つの好ましい実施形態によれば、スリーブ270は、主端部部分201/202でストラップ210のまわりに、さらに、連結器240の一部分のまわりに連結される。ストラップ210は、スリーブ270内の通路272を通って延びる。ストラップ210は、この通路に通されるように構成され、スリーブが付いた構成にある場合に、自由に伸長する、伸縮性をもつ、または延長することができるままであるのが好ましい。連結器240は、使用者の皮膚との直接接触を最小限にし、それにより、ヘッドギア200の安定快適性を改善するために、スリーブ270によって概ね収容される、または面領域によって覆われる。クリップ241は、スリーブ270の端部273から突出している。別の実施形態では、スリーブ270は、連結器240および/またはストラップ210にオーバモールドすることができる。
図4および図10を参照して、第3の好ましい実施形態によれば、スリーブ270は、主端部部分201/202でストラップ210から延びる連結器260のまわりに連結されている。この実施形態では、連結器260は、使用者の皮膚との直接接触を最小限にし、それにより、ヘッドギア200の安定性および快適性を改善するために、スリーブ270によって概ね収容される、または面領域によって覆われる。言い換えると、連結器260は、スリーブ270の通路272を完全に貫通している。バックル251/252は、スリーブ270の端部274から延び、クリップ261は、反対側の端部273から延びている。
スリーブ270は、例えば、平坦と20°との間の角度をなす湾曲形状などの、その全長に沿って湾曲した形状を有するように予備成形することができる。この湾曲は、スリーブが、使用時に、スリーブの領域で患者の顔面または頬の輪郭に合致するのを可能にする。あるいは、スリーブ270は、ヘッドストラップ200の主端部部分201/202または連結器260との係合時に、湾曲したスリーブの形状を取ることができる。
スリーブ270は、使用者の顔面または顔面の皮膚と摩擦で係合するために、相対的に高摩擦の面材料の面領域を形成している。この面領域は、使用者の顔面の頬の皮膚と摩擦係合するように配置される。面領域は、少なくとも、使用者の頬の上に配置されるストラップ、またはストラップの一部分に合わせて配置される。相対的に高摩擦の面材料で形成された面領域は、平滑で、患者の皮膚に接して心地よい材料のものであるのが好ましい。したがって、スリーブ270または少なくとも面領域271は、連結器240および260よりも相対的に軟質の材料から形成される。
1つの好ましい実施形態では、面領域271またはスリーブ270は、軟質の熱可塑性エラストマー(TPE)から形成されるが、代替案として、シリコーンなどの別のプラスチック材料、または他の任意の生体適合性材料から形成することもできる。
面領域271は、患者接続器からより離れた表面部分よりも、患者接続器により隣接した表面部分の方が幅広の面とすることができる。好ましい実施形態では、スリーブ270は、相対的に広い表面部分273から相対的に狭い表面部分274まで、連結器240/260と患者接続器100との間の連結点から遠ざかる方向に先細りになっている。端部273でのスリーブの幅は、顔面取付部110の対応する翼部分113/114のテーパの付いた末端部113c/114cの幅と同じ、または同様であるのが好ましい。これは、患者接続器100とヘッドギア200との間の移行部を滑らかにして、美観を改善し、視覚に訴える効果をもたらす。
鼻カニューレ以外の他の形態の接続器用のヘッドギアは、使用者の顔面と摩擦係合して、マスクを頬で顔面に対して安定させるために、マスクに結合する接続器のヘッドギアのストラップの両側端にある、または両側端に隣接した、説明した通りの、または同様の頬支持体270を含むことができ、特に、例えば、直接型鼻マスクは、着用者の鼻孔に入る、または係合するノズルまたはピローを含む。そのようなヘッドギアは、この場合にも、使用時に、患者の頬に沿い、耳の上および後頭部のまわりに延びるように構成され、任意の適切な形態のクリップを含む端部を備えた単一のストラップを含むことができ、このクリップは、両側でマスクに連結するか、9またはマスクに恒久的に取り付けられる)。
保持クリップ
図11A~11Cを参照して、好ましい実施形態では、導管300の一部分を受け入れて収容する管状の本体281を含む保持クリップ280が用意される。フック282は、本体281から突出して、ヘッドギア200のストラップまたは他の構成要素を連結する。この態様で、導管300は、使用時に、ヘッドストラップ210またはヘッドギア200に連結する、またはテザーでつなぐことができる。導管300が引っ張られた場合、力はヘッドストラップ210に作用し、カニューレ100に直接作用しない。この力の移動により、カニューレ100の突起111および112が患者の鼻孔から飛び出る可能性が小さくなる。
クリップ280を連結するための1つまたは複数の拘束点は、ヘッドギア200上で利用可能であり、有用性を高めるために、少なくとも2つの対称拘束点が、ヘッドギアの両側にあるのが好ましい。
さらに、当然のことながら、保持クリップは、部材300として示したガス供給チューブから取り外すことができ、またはガス供給チューブに恒久的に装着することもできる。
保持クリップ280は、(ガス供給チューブ部材300の支持を容易にするなどのために)患者接続器の一部、例えば、相対的に高剛性の領域を形成する接続器の一部などに連結または保持することができる。
保持クリップはまた、ガス供給チューブ部材300の特定の位置に配置または固定することができ、例えば、保持クリップを所定の位置に保持する所定の位置を用意することができる。
導管300は、加熱された、または加熱されていない導管とすることができる。導管は、任意の所望する長さに延長することができる。
さらなる好ましい特徴
1.カニューレは、通常、流れに対する低い抵抗を有することができる。一部の構成では、カニューレは、テーパの付いた突起を含むことができる。テーパの付いた突起は、PEEP(終末呼気陽圧)を改善するために鼻孔を閉鎖することができる。テーパの付いた鼻突起は、サイズが異なる患者に対して単一構造を使用することができるため、より小さいサイズを選択可能にし、さらに、使用者の鼻孔内に垂直位置で嵌入することができる。例えば、鼻孔がより大きい患者に対して、鼻突起は、鼻孔に、より深く挿入することができる。一部の構成では、鼻突起は、熱を減らすために、呼気を患者から流出させることができる。
2.V字形状を拡大することで、翼が離れる方向に引っ張られたときに、突起を鼻の方に傾けることを補助することができる。言い換えると、頬パッドのV字形状およびストラップの伸長により、鼻突起が患者に向かって引っ張られて、鼻孔に入り込むことができる。頬パッドの図示した角度により、この態様を改善する構造を得ることができる。
3.カニューレが通常、ストラップまたは粘性パッド(ウィグルパッド(wiggle pad))またはそれらの両方を合わせたものによって、所定の位置に保持され得るように、二重固定法を使用することができる。ヘッドストラップは、後頭部から調整することができ、これは、調整を容易にするために、患者の頭の裏に手を伸ばすことのない、前部での調整機能が求められるほとんどの接続アセンブリと逆である。粘性パッドは、カニューレの翼に配置することができる。幼小児(例えば、5歳未満)は、粘性パッドにストラップを加えて使用し、年長児はストラップだけを使用すると想定される。
4.頬の圧痕を少なくする、またはなくすために、大型パッドを頬に装着することができる。パッドは、カニューレを顔面上で安定させることを補助することができる。安定化により、ロールアウト(roll out)(例えば、カニューレのねじれ)の可能性または程度を小さくすることができる。一部の構成では、カニューレは、ロールアウトの可能性または程度を小さくすると同時に、カニューレのベース部を強化するオーバモールド部片または構造部片を含むことができる。一部の構成では、カニューレは、安定化隆起部を含むことができる。一部のそのような構成では、安定化隆起部は、カニューレの上部に配置することができる。一部のそのような構成では、カニューレの上部の安定化隆起部は、突起が鼻から外に倒れる可能性を小さくする、またはなくすことができる。パッドは、裏側(すなわち、顔面に隣接する側)に柔軟な面を有することができる。
5.騒音を小さくするために、突起のベース部のまわりにパッドを取り付けることができる。パッドは、突起のベース部に取り付けることができる。一部の構成では、パッドは、発泡体材料とすることができる。一部の構成では、パッドは、型成形可能材料とすることができ、患者の鼻の解剖学的形態に概ね一致する。一部の構成では、軟性クッションまたはピローを設けることができる。
6.突起のベース部のまわりの面は、騒音を小さくするために輪郭を合わせることができる。一部の構成では、突起のベース部は、空気流れをより円滑にする湾曲面を含むことができる。等比例的に作図された図面で示す例示の構成は、円滑な空気流れにより、騒音レベルを下げることができる。
7.使用者に対向するカニューレの面は、チャネルを含むことができる。カニューレの背面のチャネルは、患者を冷却するために、空気が唇とカニューレとの間を流れるのを容易にする、または可能にする。
ここで、さらなる好ましい特徴の組み合わせが、下記の番号を付けた段落によってさらに規定される。
1A.患者接続器用のヘッドギアの一部としてのストラップであって、
主端部部分の対を有し、各主端部部分が、患者接続器または患者接続器に連結された構成要素に連結されるストラップを含み、
各主端部部分の中間には、主端部部分間に初期長さの連続ストラップを確立するために、互いに解放可能に連結できる副端部部分の対があり、連続ストラップは、患者上で患者接続器を保持することを補助し、
各副端部部分は、初期長さと比較して延長されたストラップ長さの連続ストラップを主端部部分間に確立するために、増設ストラップセグメントのそれぞれの端部部分と解放可能に連結できるように構成される、ストラップ。
2A.増設ストラップセグメントの各端部部分は、ストラップセグメントに連結された連結器を含み、ストラップの各副端部部分は、ストラップに連結された連結器を含む、主張1Aに記載のストラップ。
3A.各ストラップセグメントの連結器は、ストラップのそれぞれの副端部部分の連結器、連結器を連結するように構成される、主張2Aに記載のストラップ。
4A.ストラップの各副端部部分の連結器は、ストラップの他方の副端部部分の連結器を連結し、増設ストラップセグメントの少なくとも1つの端部部分の連結器を連結するように構成される、主張1Aまたは主張2Aに記載のストラップ。
5A.増設ストラップセグメントの各端部部分の連結器、またはストラップの各副端部部分の連結器、またはその両方は、別のそれぞれの連結器の相補的な雄もしくは雌部で受ける、またはそれらに連結するための雄もしくは雌部またはその両方と、それぞれの連結器間の連結部を保持するための摩擦嵌め部とからなる、またはそれらを含む、主張2A~主張4Aのいずれか1つに記載のストラップ。
6A.連結器は、それぞれの連結器の凹状雌部で受け入れられる、突出した雄部と、それぞれの連結器の突出した雄部を受け入れる凹状雌部とを含む、主張5Aに記載のストラップ。
7A.連結器は、対応するストラップ、または対応する増設ストラップセグメントのそれぞれの終端部を受け入れて保持することができる、主張5Aまたは主張6Aに記載のストラップ。
8A.連結器は、摩擦嵌め係合によって、それぞれの終端部を保持するように構成される、主張7Aに記載のストラップ。
9A.連結器は、それぞれの終端部との摩擦嵌め係合を確立するために、連結器の本体に配置された一連の内歯と、対応するストラップまたは対応する増設ストラップセグメントの終端部を歯で確実に保持するために、歯を閉じるように構成された連結器の本体のあご部とを含む、主張8Aに記載のストラップ。
10A.ストラップは弾性の繊維材料のものである、上記主張のいずれか1つに記載のストラップ。
11A.増設ストラップセグメントは弾性の繊維材料のものである、上記主張のいずれか1つに記載のストラップ。
12A.増設ストラップセグメントには、ストラップの副端部部分に解放可能に連結する単一の連続増設ストラップセグメントを形成するために、端部対端部の関係で互いに解放可能に連結できる1つまたは複数の増設ストラップセグメントが含まれる、上記主張のいずれか1つに記載のストラップ。
13A.増設ストラップセグメントは、以下の長さ、すなわち、約2cm、約4cm、または約6cmの1つまたは複数の任意の組み合わせである、上記主張のいずれか1つに記載のストラップ。
1B.患者接続器用のヘッドギアであって、
ヘッドギアの一部を形成して、患者接続器を使用者上で保持する、または安定させることを補助するストラップを含み、
顔面もしくは使用者の顔面の一部分に配置されるか、またはそれに接触して置かれるストラップまたはストラップの一部分は、使用者の顔面と摩擦で係合する面領域を含み、この面領域は、ヘッドギアのその一部またはある一部を形成するストラップの残部よりも相対的に高摩擦の面材料のものである、ヘッドギア。
2B.ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、使用者の顔面の両側で、2つの対称部分と摩擦で係合する2つの対称面領域を含む、主張1Bに記載のヘッドギア。
3B.ストラップの残部は、顔面に接触しないストラップ、または使用者の顔面もしくは使用者の顔面の一部分を越えて延びるストラップの部分として延びるように構成される、主張1Bまたは主張2Bに記載のヘッドギア。
4B.相対的に高摩擦の面材料を含む、使用者の顔面または使用者の顔面の一部分と摩擦で係合する各面領域は、患者接続器を使用者の顔面上で保持する、または安定させることを補助する、主張1Bまたは主張3Bに記載のヘッドギア。
5B.各面領域は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分に付加される材料を含む、主張1B~主張4Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
6B.付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分のまわりに配置されるスリーブの形態である、主張5Bに記載のヘッドギア。
7B.スリーブは、ストラップまたはストラップの部分のまわりに取り外し可能に連結するように構成される、主張6Bに記載のヘッドギア。
8B.ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、スリーブ内の通路を通って延びる、主張7Bに記載のヘッドギア。
9B.ストラップまたはストラップのそれぞれの部分は、通路に通されるように構成される、主張8Bに記載のヘッドギア。
10B.付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分にコーティングされた材料の形態である、主張5Bに記載のヘッドギア。
11B.付加される材料は、ストラップまたはストラップのそれぞれの部分にオーバモールドされる、主張5Bに記載のヘッドギア。
12B.付加される材料は平滑であり、かつ皮膚接触した場合に快適である、主張4B~主張11Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
13B.付加される材料は熱可塑性エラストマーである、主張4B~主張12Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
14B.各面領域は、患者接続器からより離れた反対側の端部の表面部分よりも、患者接続器により隣接して配置される端部の表面部分の方が幅広の面である、主張1B~主張13Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
15B.各面領域は、相対的に幅広の表面部分から相対的に狭い表面部分まで徐々に細くなる、主張14Bに記載のヘッドギア。
16B.面領域を含むストラップまたはストラップの各部分は、患者接続器に解放可能に連結するように構成されたストラップの構成要素をさらに含む、主張1B~主張15Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
17B.使用者の顔面の各部分には、使用者の頬が含まれる、主張1B~主張16Bのいずれか1つに記載のヘッドギア。
1C.患者接続器用のヘッドギアであって、
ヘッドギアの一部を形成して、患者接続器を使用者上で保持する、または安定させることを補助するストラップと、
ストラップを患者接続器に連結するための、ストラップの第1の端部部分にある第1の連結器と、
第1の連結器を内包するように構成され、使用時に、使用者の頬と連結器との間に位置して、連結器と使用者の皮膚との直接接触を最小限にするように構成された面領域を有する第1の頬係合部材と、
を含む、ヘッドギア。
2C.ストラップを患者接続器に連結するための、ストラップの反対側の第2の端部部分にある第2の連結器と、第2の連結器を内包するように構成され、使用時に、使用者の他方の頬との間に位置して、連結器と使用者の皮膚との直接接触を最小限にするように構成された面領域を有する第2の頬係合部材とをさらに含む、主張1Cに記載のヘッドギア。
3C.各頬係合部材は、それぞれの連結器のまわりに取り外し可能に連結するように構成される、主張1Cまたは主張2Cに記載のヘッドギア。
4C.各頬係合部材の面領域は、それぞれの連結器の材料よりも実質的に軟質の材料を含む、主張1C~主張3Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
5C.各頬係合部材の面領域は、患者接続器を使用者の顔面上で保持し、安定させることを補助するために、それぞれの連結器よりも相対的に高摩擦の面材料のものである、主張1C~主張4Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
6C.材料は熱可塑性エラストマーである、主張4Cまたは主張5Cに記載のヘッドギア。
7C.各頬係合部材の面領域は、患者接続器からより離れた頬部材の反対側の端部の表面部分よりも、患者接続器により隣接したそれぞれの頬係合部材の端部の表面部分の方が幅広の面である、主張1C~主張6Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
8C.各頬係合部材の面領域は、相対的に幅広の端部から相対的に狭い端部まで徐々に細くなる、主張8Cに記載のヘッドギア。
9C.各頬係合部材は、それぞれの連結器を受け入れ可能に保持するように構成されたスリーブである、主張1C~主張8Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
10C.スリーブは、それぞれの連結器のまわりに取り外し可能に連結するように構成される、主張9Cに記載のヘッドギア。
11C.連結器は、スリーブ内の通路を通って延びるように構成される、主張9Cまたは主張10Cに記載のヘッドギア。
12C.各連結器は、使用時に、それぞれのスリーブによって、使用者の頬に隣接して位置するように構成された領域に概ね収容される、主張9C~主張11Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
13C.各スリーブは、それぞれの頬の輪郭と相補するように、少なくともスリーブの長さの一部分に沿って湾曲する、主張9C~主張12Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
14C.各連結器は、それぞれの頬に隣接して位置するように構成された連結器の長さの少なくとも一部分に沿って湾曲する、主張9C~主張13Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
15C.連結器は、湾曲した輪郭を予備成形される、主張14Cに記載のヘッドギア。
16C.各スリーブは、湾曲した輪郭を予備成形される、主張13C~主張15Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
17C.各スリーブは、それぞれの連結器を内包したときに湾曲する、主張13C~主張15Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
18C.連結器は、患者接続器と解放可能に連結するためのクリップを含む、主張1C~主張17Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
19C.各連結器は、使用位置に配置後、それぞれの頬係合部材と摩擦で、または機械的に係合する、主張1C~主張18Cのいずれか1つに記載のヘッドギア。
1D.ベース部分と、ベース部の側部から横に延びる、少なくとも1つの細長い翼部分とを有する顔面取付部と、
ベース部分から横断方向に延び、使用者の鼻孔の少なくとも1つに適合可能な少なくとも1つの鼻突起と、
を含む、鼻カニューレであって、
各翼部分は、使用時に、使用者の顔面の一部分と接触するように構成された外側面と、使用時に、使用者の顔面上で顔面取付部を安定させることを補助するために、翼部分の、外側面とは反対の側から翼部分に沿って交差する方向に延びる、細長い隆起部とを含む、鼻カニューレ。
2D.顔面取付部は、ベース部の両側から横に延びる翼部分の対を含む、主張1Dに記載の鼻カニューレ。
3D.顔面取付部は、使用者の各鼻孔に適合する鼻突起の対を含む、主張1Dまたは主張2Dに記載の鼻カニューレ。
4D.各翼部分の細長い隆起部は、翼部分の上側領域に沿って延びる、主張1D~主張3Dのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
5D.各翼部分は、使用時に、概ね使用者のそれぞれの頬に向かう方向に延びる、拡大した終端部を含む、主張1D~主張4Dのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
6D.各翼部分の終端部は、ベース部分の長手方向の向きに対して鈍角に傾けられる、主張5Dに記載の鼻カニューレ。
7D.各翼部分の終端部は、ベース部分に隣接する翼部分の接触表面積よりも接触表面積が実質的に広い、主張6Dまたは主張7Dのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
8D.各翼部分の終端部は、外側にテーパが付いている、主張7Dに記載の鼻カニューレ。
9D.各翼部分の末端部は、カニューレにあてがわれたヘッドギアの相補的連結器を解放可能に連結するように構成された形成物を含む、主張1D~主張8Dのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
10D.ベース部分から翼部分の下側領域まで延び、両側に側部入り口を形成するブリッジをさらに含む、主張1D~主張9Dのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
11D.ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、ガスの流れを顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部をさらに含み、マニホルド部は、マニホルドの出口を顔面取付部の鼻突起と流体的に接続するために、顔面取付部のいずれかの側部入り口を通って、ベース部分によって受け入れられるように構成される、主張10Dに記載の鼻カニューレ。
12D.顔面取付部は、ベース部分の内部に形成された凹部をさらに含み、ガス流マニホルド部は、出口を顔面取付部の鼻突起に流体的に接続するために、凹部と解放可能に係合するように構成された対応する縁部を出口に含む、主張11Dに記載の鼻カニューレ。
1E.ベース部分と、ベース部分から延び、かつ使用者の鼻孔の少なくとも1つに適合可能な少なくとも1つの鼻突起とを有する顔面取付部と、
ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、ガスの流れを顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部と、
を含む、鼻カニューレアセンブリであって、
マニホルド部は、マニホルドの出口を顔面取付部の少なくとも1つの鼻突起に流体的に接続するために、顔面取付部のベース部分によって受け入れられるように構成され、マニホルド部は、使用時に、使用者の人中に隣接して位置するように構成されたベース部分の領域において、顔面取付部のベース部分とマニホルド部との間に空隙を確立し、それにより、使用時に、マニホルド部から使用者の隔壁に作用する圧力をなくす、または少なくとも軽減するための溝を出口においてさらに含む、鼻カニューレアセンブリ。
2E.ガス流マニホルド部は、顔面取付部よりも相対的に硬質な材料から形成される、主張1Eに記載の鼻カニューレ。
3E.ガス流マニホルド部は、ポリカーボネートなどの実質的に剛性のプラスチック材料から形成される、主張1Eまたは主張2Eに記載の鼻カニューレ。
4E.顔面取付部は、シリコーンなどの実質的に軟質のプラスチック材料から形成される、主張1E~主張3Eのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
5E.マニホルド部の出口の溝は、出口の周縁の両側にある、対向する凹部の対によって形成される、主張1E~主張4Eのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
6E.マニホルドの出口の周縁は、顔面取付部のベース部分の内部に封止可能に係合するように構成される、主張5Eに記載の鼻カニューレ。
7E.マニホルド部の出口は、出口の周縁のまわりに延びる縁部を含み、およびベース部分の内部は、マニホルド部の出口の縁部を解放可能に受け入れるように構成された対応する凹部を含む、主張6Eに記載の鼻カニューレ。
8E.顔面取付部は、マニホルド部の出口を解放可能に受け入れるための、ベース部分の内部への少なくとも1つの実質的に水平の側部入り口路を含む、主張1E~主張7Eのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
9E.顔面取付部は、ベース部分の内部への、両側にある側部入り口路の対であって、それぞれがマニホルド部の出口を解放可能に受け入れるように構成されている、両側にある側部入り口路の対を含む、主張8Eに記載の鼻カニューレ。
10E.顔面取付部は鼻突起の対を含む、主張1E~主張9Eのいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
11E.顔面取付部のベース部分は、ベース部分を使用者の隔壁から離して広げ、さらに、使用時に、隔壁に作用する圧力を軽減するへこみ領域を鼻突起間に含む、主張10Eに記載の鼻カニューレ。
1F.主張1D~主張12Dのいずれか1つ、または主張1E~主張11Eのいずれか1つ、またはそれらの任意の組み合わせに記載の鼻カニューレを含む患者接続器。
2F.主張1A~主張13A、または主張1B~主張17B、または主張1C~主張19Cのいずれか1つ、あるいはそれらの任意の組み合わせに記載のヘッドギア。
3F.使用者の頂部を越えて延びるように構成されたヘッドバンドをさらに含む、主張2Fに記載のヘッドギア。
4F.ヘッドギアのストラップは弾性材料から形成される、主張1Fまたは主張2Fのいずれか1つに記載のヘッドギア。
5F.ヘッドギアのストラップは繊維材料から形成される、主張2F~主張4Fのいずれか1つに記載のヘッドギア。
6F.加湿ガスの流れを患者に供給する、主張1Fに記載の患者接続器と、
患者接続器を患者の顔面上で保持する、主張2F~主張5Fのいずれか1つに記載のヘッドギアと、
を含む、呼吸補助システム。
7F.ガスの流れを発生させるように構成された人工呼吸器と、ガスの流れを加湿するために、人工呼吸器の出口に接続された加湿器とをさらに含む、主張6Fに記載の呼吸補助システム。
8F.加湿器と患者接続器との間を接続するように構成された吸気管をさらに含む、主張7Fに記載の呼吸補助システム。
9F.吸気管と患者接続器との間を接続するように構成された拡張チューブをさらに含む、主張8Fに記載の呼吸補助システム。
10F.拡張チューブのまわりとヘッドギアとにつながり、それにより、チューブをヘッドギアにテザーでつなぎ、拡張チューブにかかる引張り力の少なくとも一部分を患者接続器経由からヘッドギアに移動させるように構成された保持クリップをさらに含む、主張9Fに記載の呼吸補助システム。
1G.ヘッドギアの終端部に少なくとも1つの連結器を含むヘッドギアを、連結器を受け入れて保持するための弾性変形可能な形成物を含む患者接続器から切り離す方法であって、
連結器の向きを変えるために、連結器を形成物内で軸のまわりに回転させるステップと、
患者接続器から連結器を切り離すために、形成物からコネクタを引き抜くステップと、を含む方法。
2G.連結器を回転させるステップは、連結器を軸のまわりに約180°回転させることを含む、主張1Gに記載の方法。
3G.連結器は、細長い本体と、本体から突出した横突起とを含み、患者接続器の対応する形成物は、入り口開孔および出口開孔を有するチャネルと、出口開孔の周縁の当接面とを含み、連結器を軸のまわりに回転させるステップは、当接面から突起を離すために連結器を回転させることを含み、連結器を引き抜くステップは、連結器をチャネルを介して入り口開孔から引き出すことを含む、主張1Gまたは主張2Gに記載の方法。
4G.ヘッドギアは、ヘッドギアの両端に連結器を含み、患者接続器は、接続器の両側に対応する形成物を含む、主張1G~主張3Gのいずれか1つに記載の方法。
本発明の前述の説明は、本発明の好ましい形態を含む。添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、好ましい形態に対して修正を行うことができる。

Claims (17)

  1. ベース部分と、該ベース部分の側部から横に延びる、少なくとも1つの細長い翼部分とを有する顔面取付部と、
    前記ベース部分から横断方向に延び、使用者の各鼻孔に適合可能な鼻突起の対であって、前記鼻突起の対は非封止突起であり、前記鼻カニューレと前記使用者との間のガス路が塞がれるのを回避するために、前記鼻突起の各々の外側面と前記使用者の皮膚との間に十分な隙間を維持するような大きさとされ、使用時に前記鼻突起と前記使用者の鼻孔との間に封止部が形成されない、鼻突起の対と、
    を含む、鼻カニューレであって、
    各翼部分は、使用時に、使用者の顔面の一部分と接触するように構成された外側面と、使用時に、前記使用者の顔面上で前記顔面取付部を安定させることを補助するために、前記翼部分の、前記外側面とは反対の側から前記翼部分に沿って延びる、細長い隆起部とを含み、
    各翼部分の前記細長い隆起部は、前記顔面取付部の前記ベース部分から、前記各翼部分の上側領域に沿って延び、各翼部分は、使用時に、前記使用者のそれぞれの頬に向かう方向に延びる、拡大した終端部を含み、
    前記鼻カニューレは、ガス源からのガスの流れを受け入れるガス入り口と、前記ガスの流れを前記顔面取付部の前記少なくとも1つの鼻突起に供給するガス出口とを有するガス流マニホルド部をさらに含み、該ガス流マニホルド部は、該ガス流マニホルド部の前記ガス出口を前記顔面取付部の前記少なくとも1つの鼻突起と流体的に接続するために、前記顔面取付部の少なくとも1つの実質的に水平の側部入り口を通って、前記ベース部分によって受け入れられるように構成される、鼻カニューレ。
  2. 前記顔面取付部は、前記ベース部分の両側から横に延びる翼部分の対を含む、請求項1に記載の鼻カニューレ。
  3. 各翼部分の前記終端部は、前記ベース部分の長手方向の向きに対して鈍角に傾けられる、請求項1または請求項2に記載の鼻カニューレ。
  4. 各翼部分の前記終端部の幅は、各翼部分の前記終端部の先端に向かって長手方向に沿って増加する、請求項3に記載の鼻カニューレ。
  5. 各翼部分の末端部は、前記鼻カニューレを前記使用者の顔面上に保持するためのヘッドギアの相補的連結器を解放可能に連結するように構成された形成物を含む、請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
  6. 各連結器は、細長い本体の端部に横突起を含み、前記横突起は、押し込み嵌めタイプの機構によって、前記対応する形成物と係合するように構成される、請求項5に記載の鼻カニューレ。
  7. 前記形成物は、入り口開孔および出口開孔を備えたチャネルを含み、前記出口開孔に当接面を有し、前記連結器は、前記チャネル内に受け入れられて保持されるように構成された細長い本体を含み、前記突起は、該連結器を前記チャネル内に保持するために、前記チャネルの前記出口開孔の前記当接面と係合するように構成される、請求項6に記載の鼻カニューレ。
  8. 前記チャネルは、前記連結器を受け入れるために、さらに、前記連結器が約180°にわたって軸のまわりに回転できるようにして、前記チャネルからの前記連結器の容易な取り出しを可能にするために、弾性変形することができる請求項7に記載の鼻カニューレ。
  9. 前記連結器がチャネル内で約180°にわたって回転すると、前記連結器の前記横突起は、前記チャネルの前記出口開孔の前記当接面から離れる、請求項8に記載の鼻カニューレ。
  10. 前記ベース部分から前記翼部分の下側領域まで延び、両側に側部入り口を形成するブリッジをさらに含む、請求項1~請求項9のいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
  11. 顔面取付部は、前記ベース部分の内部に形成された凹部をさらに含み、前記ガス流マニホルド部は、前記ガス出口を前記顔面取付部の前記鼻突起に流体的に接続するために、凹部と解放可能に係合するように構成された対応する縁部を前記ガス出口に含む、請求項1~請求項10のいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
  12. 前記顔面取付部は、前記ガス流マニホルド部と比較して、軟質で可撓性の材料から形成される、請求項1~請求項11のいずれか1つに記載の鼻カニューレ。
  13. 加湿ガスの流れを患者に供給する、請求項1~請求項12のいずれか1つに記載の鼻カニューレと、
    前記鼻カニューレを前記患者の顔面上で保持する、ヘッドギアと、
    を含む、呼吸補助システム。
  14. ガスの流れを発生させるように構成されたガス供給源と、前記ガスの流れを加湿するために、前記ガス供給源の出口に接続された加湿器とをさらに含む、請求項13に記載の呼吸補助システム。
  15. 前記加湿器と前記鼻カニューレとの間を接続するように構成された吸気管をさらに含む、請求項14に記載の呼吸補助システム。
  16. 前記吸気管と前記鼻カニューレとの間を接続するように構成された拡張チューブをさらに含む、請求項15に記載の呼吸補助システム。
  17. 前記拡張チューブのまわりと前記ヘッドギアとにつながり、それにより、前記チューブを前記ヘッドギアにテザーでつなぎ、前記拡張チューブにかかる引張り力の少なくとも一部分を前記鼻カニューレから前記ヘッドギアに移動させるように構成された保持クリップをさらに含む、請求項16に記載の呼吸補助システム。
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