JP7427500B2 - 改装サッシおよびその取付方法 - Google Patents

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Description

本開示は、改装サッシおよびその取付方法に関する。
特許文献1には、既設枠により形成される開口内に新設枠が設けられる改装窓構造が開示されている。この改装窓構造は、既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、新設枠に設けられる障子と、既設枠および新設枠の間を覆う上カバー材、下カバー材、縦カバー材とを備える。新設枠は、ビスにより躯体に固定される。上カバー材は、新設上枠に固定されるアタッチメントにビス止めされ、下カバー材は新設下枠にビス止めされ、縦カバー材は、新設縦枠に固定される連結部材にビス止めされており、これらのカバー材は新設枠に支持される。
特開2017-101472号公報
特許文献1に記載の技術では、既設下枠が新設下枠から室外側の位置で荷重を受けていないため、新設下枠の室外側部分が変形するおそれがある。そこで新設下枠と既設下枠とをつなぐ機構を設けることがあるが、その機構の取り付けが容易であると望ましい。
本開示の目的は、改装サッシの取付性を向上できる技術を提供する。
上記課題を解決するために、本開示のある態様は、建物の開口部に設けられる改装サッシであって、開口部に設けられる既設枠の内周側に取り付けられ、既設枠の内周側を覆うカバー体と、カバー体の内周側に配置される新設枠と、カバー体の下枠に設けられ、上下方向に変位可能な高さ調整機構と、を備える。高さ調整機構は、上下方向の変位により既設枠の下枠に当接可能である。
本開示の別の態様は、建物の開口部に設けられる改装サッシの取付方法である。この方法は、開口部に設けられる既設枠の内周側にカバー体を取り付けて、既設枠の内周側を覆うステップと、カバー体の下枠に設けられた高さ調整機構を調整して既設枠の下枠の突条部の高さに合わせるステップと、カバー体の下枠に新設枠を載置するステップと、見込み方向に延在するカバー体の第1板部から、室外側で見付け方向に延在するカバー体の第2板部を取り外した状態で、高さ調整機構を上下方向に変位させて突条部に当接させるステップと、カバー体の第2板部を第1板部に取り付けるステップと、を含む。
第1実施例の改装サッシの縦方向断面図である。 改装サッシの上側の拡大断面図である。 吊り部材の斜視図である。 改装サッシの下側の拡大断面図である。 下カバー枠およびスペーサの斜視断面図である。 スペーサの取付方法について説明するための図である。 第1実施例の改装サッシの横方向断面図である。 カバー体の部分斜視図であり、カバー体の連結について説明するための図である。 新設障子の取付方法について説明するための模式図である。 第2実施例の改装サッシの縦方向断面図であり、下枠側の部分拡大図である。 第2実施例の下カバー枠および高さ調整機構の斜視断面図である。 高さ調整機構の調整方法について説明するための図である。 第2実施例の改装サッシの横方向断面図である。
図1は、第1実施例の改装サッシ1の縦方向断面図である。改装サッシ1は、新設障子14と組み合わせて建具の一部として用いられる。室内空間と室外空間とを仕切る壁部2に開口部4を形成する躯体28が設けられ、その躯体28に改装サッシ1を含む建具が設けられる。躯体28は、複数の骨組み材を組んだ骨組み構造体であって、ネジを螺合可能な木材や樹脂材などの材料で形成され、額縁部材24等を支持する。室内空間と室外空間は、改装サッシ1に納められる新設障子14の見込み方向両側に位置する。
改装サッシ1は、新設枠10と、新設障子14と、カバー体16と、網戸18と、装飾材30、見切材32、アタッチメント34、スペーサ36および連結具39を備える。
新設枠10は、改装のために新たに取り付けられ、新設障子14を支持する枠体として機能する。新設枠10は、金属材料や樹脂材料で押出成形等により形成され、新設上枠20a、新設下枠20bおよび一対の新設縦枠20cを有する。新設枠10は、新設上枠20a、新設下枠20bおよび一対の新設縦枠20cを連結して矩形状に形成される。
新設障子14は、新設枠10の内周側に設けられ、新設枠10にスライド可能に取り付けられる。図1の例では、新設障子14が2枚の態様を示すが、2枚に限られず、1枚や3枚以上であってよい。なお以下の説明では、新設障子14の厚み方向を見込み方向といい、見込み方向に直交する方向を見付け方向という。
既設枠12は、矩形状の枠体であって、改装前から躯体28に取り付けられている。既設枠12および額縁部材24は連結されている。既設枠12は、既設上枠22a、既設下枠22bおよび一対の既設縦枠22cを有する。既設枠12は、金属材料で押出成形等により形成される。額縁部材24は板材により矩形に形成される。
装飾材30、見切材32およびアタッチメント34は、室内側に設けられ、新設枠10および既設枠12の間を室内側から覆う。装飾材30は板状に形成され、見付け方向に沿って延在する。見切材32は、装飾材30の一端を支持し、額縁部材24に固定される。アタッチメント34は、装飾材30の他端を支持し、新設枠10に固定される。アタッチメント34は、新設枠10に固定されて、新設枠10の見込み方向の動きを制限する。
連結具39は新設枠10の新設上枠20aを建物の躯体28に連結し、新設上枠20aの荷重を躯体28に直接に伝達可能である。「直接に」とは、新設上枠20aの荷重を、既設枠12を介さずに躯体28に直接に伝達可能なことを意味する。
なお、装飾材30、見切材32およびアタッチメント34は、3部材で構成される態様に限られず、1部材や2部材で構成されてよい。装飾材30、見切材32およびアタッチメント34を合わせて飾り部材といい、改装サッシ1の室内側の意匠面を構成する。
カバー体16は、矩形状に形成され、既設枠12の四辺の内周側および室外側を覆う。また、カバー体16は、新設枠10および既設枠12に連結し、新設枠10を既設枠12に取り付けるために機能する。このように、カバー体16が、既設枠12を覆う機能と、新設枠10を既設枠12に取り付ける機能を有することで、改装サッシ専用の新設枠を用意せずとも、新築時に用いるサッシを改装サッシ1の新設枠10として利用でき、改装時に新設枠10の選択肢を増やすことができる。また、改装サッシ1の部品点数を抑え、改装サッシ1の取付工程を容易にできる。
図2は、改装サッシ1の上側の拡大断面図である。既設枠12の既設上枠22aは、ベース板部50、突条部52、外壁部54および着座部55を有する。ベース板部50は、開口部4の上辺に沿って延在するとともに、縦方向断面において室外側から額縁部材24に向かって見込み方向に延在する。突条部52は、ベース板部50から下方に突出するよう一対形成される。突条部52は、不図示の既設障子のスライドをガイドするレールとして機能していた。
外壁部54は、ベース板部50の室外側の端部から垂下するように形成される。着座部55は、ベース板部50の室内側の端部に形成され、額縁部材24の表面に引っかかるように着座する。着座部55は、躯体28にネジ止めされる。
新設枠10の新設上枠20aは、ベース板部56、突条部58、突出片60、外壁部62および結合部64を有する。ベース板部56は、開口部4の上辺に沿って延在し、縦方向断面において見込み方向に延在する。ベース板部56は、2部材により形成され、結合部64により加締められて一体となる。突条部58は、ベース板部56から下方に突出するように一対形成される。突条部58は、新設障子14のスライドをガイドするレールとして機能する。
突出片60は、ベース板部56の中途の位置から上方に、つまり見付け方向外周向きに突出する。突出片60は、見込み方向および鉛直方向に直交する方向に、連続して形成されてよく、部分的に複数突出して形成されてよい。突出片60は、見込み方向において一対の突条部58の間に位置する。突出片60は、カバー体16に当接する当接面を有する。外壁部62は、ベース板部56の室外側の端部から垂下するように形成される。突出片60によりカバー体16と容易にネジ止め可能となる。
カバー体16の上カバー枠26aは、第1板部70、第2板部72、ホロー部74、第1タッピングホール76a、第2タッピングホール76bおよび取付部78を有する。ホロー部74は中空部ともいい、後述する他のホロー部も同様である。
上カバー枠26aの第1板部70は、開口部4の上辺に沿って延在し、縦方向断面において見込み方向に延在する。第1板部70は、中途の取付部78の位置に段差70aを有し、段差70aにより室内側が上方にずれて額縁部材24に接近している。第1板部70は、既設枠12の内周側に配置され、既設枠12の突条部52を覆う。
第2板部72は、第1板部70の室外側の端部に連なり、見付け方向に延在する。第2板部72は、第1板部70の室外側の端部から外周側に延出し、既設枠12の外壁部54を覆い、意匠面を形成する。
ホロー部74は、カバー体16の室外側に位置し、カバー体16の長手方向に沿った中空の孔を形成する。ホロー部74は、空洞を形成する中空部である。ホロー部74には第1タッピングホール76aおよび第2タッピングホール76bが形成される。
ホロー部74は、新設枠10の見付け方向の外周側に重なる位置に設けられる。上カバー枠26aにホロー部74が形成されることで改装サッシ1の耐荷重性を向上でき、新設障子14が強風を受けて、新設上枠20aに衝撃や荷重を上方に加えてもホロー部74が吸収することができる。
取付部78は、ホロー部74の室内側の側面に位置し、新設上枠20aとの取付面78aを有する。取付部78は、第1板部70から見付け方向内周向きに突出する。取付面78aは、室内側に面することで、新設枠10を室内側から取り付けることが可能となる。取付面78aは、段差70aにより上方に広く形成でき、新設上枠20aの突出片60に合わせる面を広くとることができる。ホロー部74の側面に取付部78を設けることで、第1ネジ40の先端をホロー部74の内側に収容できる。第1ネジ40は、新設枠10の外周側に位置する。
第1板部70の室内側の端部と、既設上枠22aの着座部55とが対向した状態で、下方から第2ネジ42により連結され、躯体28に直接に固定される。これにより、第1板部70の荷重が既設枠12を介さずに躯体28に伝達される。第1板部70の室内側の端部は、躯体28に固定される固定部70bとして機能する。第2ネジ42は、見付け方向上方に沿ってねじ込まれ、上カバー枠26a、吊り部材38、既設上枠22a、額縁部材24の順に貫通し、外周側に位置する躯体28に係止する。
取付面78aと新設上枠20aの突出片60とが面接触した状態で、室内側から第1ネジ40により連結される。第1ネジ40は見込み方向に沿ってねじ込まれる。これにより、新設枠10を室内側から取り付けることができる。
連結具39は、新設上枠20aの室内側のベース板部56を躯体28に固定して、新設上枠20aの室内側の端部が変形することを抑える。連結具39は、吊り部材38、弾性体41、第2ネジ42および第3ネジ44を有する。
図3は、吊り部材38の斜視図である。吊り部材38は、第1板部38a、第2板部38b、連結板部38c、切り欠き部38dおよびネジ孔部38eを有する。
第1板部38aおよび第2板部38bは、対向して平行な板面を形成する。連結板部38cは、第1板部38aおよび第2板部38bを連結する。第1板部38aは、カバー体16の固定部70bの上方に載せられる。第2板部38bは、第1板部38aの下方に設けられ、新設上枠20aが連結される。これにより、新設枠10を吊り下げた状態で支持できる。上カバー枠26aの固定部70bは、吊り部材38の第1板部38aを受ける受け部として機能する。
切り欠き部38dは、第1板部38aの縁を連結板部38cに向かって凹ませるように形成される。切り欠き部38dは、連結板部38cから離れる方向に開放しており、第2ネジ42を差し込みやすくなっている。ネジ孔部38eは、第2板部38bに貫通して形成される。
弾性体41は、第1板部38aの下部に設けられ、上カバー枠26aに当たって上カバー枠26aと第1板部38aの距離を調整する距離調整材であり、緩衝材ともなる。弾性体41は、第1板部38aと上カバー枠26aの固定部70bとの間に配置され、固定部70bに受け止められる。弾性体41は、第1板部38aの下部に設けられているが、第1板部38aの上部に設けられてもよく、第1板部38aの上部および下部の両方に設けられてもよい。
切り欠き部38dが開放されているため、第2ネジ42を挿入している既設枠12とカバー体16の間に形成された隙間、すなわち固定部70bと躯体28の隙間に第1板部38aを室内側から差し込むことができる。これにより、カバー体16の固定部70bを第2ネジ42で止めた状態で吊り部材38を配置できる。
図2に示すように、吊り部材38は、新設枠10の外周側で、第1ネジ40より室内側に配置される。これにより、新設枠10のカバー体16の内周側に取り付けた後、吊り部材38を取り付けることができる。第2板部38bは、第3ネジ44により新設上枠20aに連結される。
弾性体41は、第3ネジ44の締め付けにより弾性変形した状態で保持される。つまり、第3ネジ44の締め付けにより新設上枠20aが上方に持ち上げられるとともに、第1板部38aに下方への荷重がかかり、その荷重により弾性体41が弾性変形する。これにより、上カバー枠26aと吊り部材38の間の隙間を調整することができる。
第3ネジ44は、第2ネジ42と上下方向に重なる位置に配置される。これにより、
2つのネジが奥行方向(新設上枠20aの長手方向)にずれないので荷重をしっかり伝達できる。
なお、連結板部38cは、第1板部38aの室内側の端部と、第2板部38bの室外側の端部とを連結してもよい。つまり、吊り部材38が側面視にて略S字状に形成されてもよい。
図4は、改装サッシ1の下側の拡大断面図である。既設下枠22bは、第1突条部52a、第2突条部52b、外壁部54および着座部55を有する。第1突条部52aは、第2突条部52bより室外側に位置し、第2突条部52bより低くなっている。
新設下枠20bは、ベース板部56、突条部58、突出片60、結合部64、第1ホロー部67、第2ホロー部68、足部69aおよび突部69bを有する。ベース板部56の下部に第1ホロー部67および第2ホロー部68が形成される。第1ホロー部67および第2ホロー部68により新設下枠20bの耐荷重性を向上できる。
第1ホロー部67は、緩衝材を介して下カバー枠26bに載置される。突出片60は、ベース板部56の下部にて第1ホロー部67から下方に突出し、見込み方向において一対の突条部58の間に位置する。突出片60は、見付け方向に沿って外周向きに突出する。
足部69aは、第2ホロー部68から下方に突出する。足部69aは、室内側の突条部58より室内側に位置し、新設下枠20bの室内側に位置する。足部69aは、スペーサ36に当接して、新設下枠20bの室内側を支持する。突部69bは、足部69aより室外側の位置で下方に突出し、スペーサ36に当接する。
下カバー枠26bは、第1板部70、第2板部72、ホロー部74、第1タッピングホール77a、第2タッピングホール77b、取付部78を有する。
下カバー枠26bの第1板部70は、開口部4の下辺に沿って延在し、縦方向断面において見込み方向に延在する。第1板部70は、既設枠12の内周側に配置され、既設枠12の突条部52を覆う。
第2板部72は、第1板部70の室外側の端部に連なり、見付け方向に延在する。第2板部72は、第1板部70の室外側の端部から外周側に延出し、既設枠12の外壁部54を覆い、意匠面を形成する。
ホロー部74は、カバー体16の室外側に位置し、カバー体16の長手方向に沿った中空の孔を形成する。ホロー部74は、第1板部70の上部に設けられる。ホロー部74には第1タッピングホール77aおよび第2タッピングホール77bが形成される。下カバー枠26bにホローが形成されることで、衝撃を吸収でき、耐荷重性を向上できる。また、新設下枠20bとの隙間を小さくして新設下枠20bを下カバー枠26bに載置しやすくできる。
取付部78は、ホロー部74の室内側の側面に位置し、新設下枠20bとの取付面78aを有する。取付部78は、第1板部70から見付け方向に沿って内周向きに突出する。取付面78aは、室内側に面することで、新設枠10を室内側から取り付けることが可能となる。ホロー部74の側面に取付部78を設けることで、第1ネジ46の先端をホローの内側に収容できる。
第1板部70の室内側の端部と、既設下枠22bの着座部55とが対向した状態で、下方から第2ネジ42により連結され、躯体28に固定される。第2ネジ42は、見付け方向下方に沿ってねじ込まれ、外周側に位置する躯体28に螺合する。
取付面78aと新設下枠20bの突出片60とが面接触した状態で、室内側から第1ネジ46により連結される。第1ネジ46は見込み方向に沿ってねじ込まれる。これにより、新設枠10を室内側から取り付けることができる。
高さ調整機構80は、下カバー枠26bに設けられ、下カバー枠26bおよび既設下枠22bの間に介在し、下カバー枠26bを既設下枠22bの第1突条部52aに当接させる。これにより、新設下枠20bが下カバー枠26bを介して既設下枠22bに載置でき、新設障子14の荷重を既設下枠22bで受け止めることができる。高さ調整機構80は、室外側の新設障子14の下方に位置し、新設下枠20bの室外側部分の変形を抑えることができる。
高さ調整機構80は、下カバー枠26bに固定されたナット80aと、ナット80aに螺合するネジ80bとを有する。ネジ80bが回転されることで、ネジ80bが上下方向に変位する。
スペーサ36は、室内側の新設下枠20bの下部に位置し、新設下枠20bを下方から支持する。スペーサ36が足部69aに当接して、新設下枠20bの荷重を受ける。スペーサ36は、室内側の突条部58の下方に位置し、突条部58に支持される新設障子14の荷重を受ける。これにより、新設下枠20bが額縁部材24および躯体28から大きく離れて内周側に配置されても、新設下枠20bの室内側の変形を抑えることができる。
図5は、下カバー枠26bおよびスペーサ36の斜視断面図である。スペーサ36は、中空の筒状に形成され、下カバー枠26bに沿って延在する。スペーサ36は、下カバー枠26bのホロー部74より室内側に位置し、第1板部70に載置される。
スペーサ36は、取付面78aに対向する側面にネジ挿通孔84を有する。ネジ挿通孔84には、第1ネジ46が挿通される。スペーサ36は、第1ネジ46により新設下枠20bの突出片60とともに、取付部78に固定される。取付部78とスペーサ36の間に突出片60が挟まれる。
スペーサ36は、凹部82、第1受け部83a、第2受け部83b、第1当接リブ85aおよび第2当接リブ85bを有する。凹部82は、上面に断面半円状に形成され、スペーサ36を新設下枠20bの足部69aに潜り込ませるために用いられる。
第1受け部83aは、スペーサ36の上面に形成され、新設下枠20bの足部69aを受ける。第1受け部83aは、凹部82より室内側に位置し、第2受け部83bは、凹部82より室外側に位置し、新設下枠20bの突部69bを受ける。2箇所で支持することにより、新設下枠20bを安定して支持できる。
第1当接リブ85aおよび第2当接リブ85bは、スペーサ36の下面に形成され、第1当接リブ85aは、第2当接リブ85bより室内側に位置する。第1当接リブ85aおよび第2当接リブ85bは、第1板部70の段差に応じて高さが異なっており、第2当接リブ85bは、第1当接リブ85aより下方の位置で第1板部70に当接する。
図6は、スペーサ36の取付方法について説明するための図である。スペーサ36は、下カバー枠26bおよび新設下枠20bを既設下枠22bに取り付けた後に、取り付けられる。新設下枠20bの下方にはスペーサ36の収容室Aが形成される。スペーサ36は、新設下枠20bに確実に当接させるため、スペーサ36の縦方向長さが足部69aおよび第1板部70の隙間以上になっている。
スペーサ36は、室内側から新設下枠20bの下方に移動させられ、凹部82を足部69aの先端に当てられる。そして、足部69aの先端を回転支点にしてスペーサ36が回転させられて、足部69aの下方に潜り込ませ、取付部78に向かって押し込まれる。これにより、スペーサ36が足部69aおよび突部69bを支持した状態になり、第1ネジ46により突出片60とともに取付部78に固定される。
スペーサ36は、足部69aから収容室Aの下面までの収容室Aの高さ寸法H1より、大きい高さ寸法H2の部分を凹部82より室外側に有する。すなわち、図5に示す第1受け部83aから第1当接リブ85aの高さ寸法H1は、第2受け部83bから第2当接リブ85bの高さ寸法H2より小さい。スペーサ36の室外側の高さが大きくなっているが、凹部82で回転させながら差し込むことで、高さ寸法H2の部分を収容室Aの奥に配置しやすくできる。
図7は、第1実施例の改装サッシ1の横方向断面図である。改装サッシ1は横方向断面は対称形状であるため、図7では左側の断面のみ示す。
既設縦枠22cは、ベース板部50、突条部52、外壁部54および着座部55を有する。新設枠20は、ベース板部56、突出片60を有する。突出片60は、ベース板部56から見付け方向外周方向に突出する。
縦カバー枠26cは、第1板部70、第2板部72、ホロー部74、取付部78を有する。第1板部70は、開口部4の縦辺に沿って延在し、横方向断面において見込み方向に延在する。第1板部70は、既設枠12の内周側に配置され、既設枠12の突条部52を覆う。
第2板部72は、第1板部70の室外側の端部に連なり、見付け方向に延在する。第2板部72は、第1板部70の室外側の端部から外周側に延出し、既設枠12の外壁部54を覆い、意匠面を形成する。また、第2板部72は、第1板部70の室外側の端部から内周側にも延出する。
ホロー部74は、カバー体16の室外側に位置し、カバー体16の長手方向に沿った中空の孔を形成する。ホロー部74は、第1板部70の外周側に設けられる。縦カバー枠26cにホローが形成されることで、新設障子14の開閉時に新設障子14が当たった際の衝撃を吸収できる。
取付部78は、第1板部70から突出し、新設縦枠20cとの取付面78aを有する。取付部78は、第1板部70から見付け方向内周向きに突出する。取付面78aは、室内側に面することで、新設枠10を室内側から取り付けることが可能となる。
第1板部70の室内側の端部と、既設枠22の着座部55とが対向した状態で、下方から第2ネジ42により連結され、躯体28に固定される。第2ネジ42は、見付け方向上方に沿ってねじ込まれ、外周側に位置する躯体28に係止する。
取付面78aと新設縦枠20cの突出片60とが面接触した状態で、室内側から第1ネジ48により連結される。第1ネジ48は見込み方向に沿ってねじ込まれる。これにより、新設枠10を室内側から取り付けることができる。
吊り部材38は、新設縦枠20cの室内側のベース板部56を躯体28に固定して、新設縦枠20cの室内側の部分が変形することを抑える補強部材として機能する。また、吊り部材38により、突出片60および取付部78が見付け方向にずれる動きを制限し、突出片60および取付部78のネジ止めが緩くなることを抑えることができる。
図8は、カバー体16の部分斜視図であり、カバー体16の連結について説明するための図である。カバー体16を構成する四辺の各枠は、予め矩形状に組み立てられて、既設枠12および躯体28に取り付けられる。
上カバー枠26aおよび下カバー枠26bは平行に配置され、一対の縦カバー枠26cは平行に配置される。図2では、上カバー枠26aおよび一方の縦カバー枠26cが連結した状態を示す。上カバー枠26aおよび一方の縦カバー枠26cは、固定ネジ27により連結される。
上カバー枠26aに形成された第1タッピングホール76aおよび第2タッピングホール76bが形成され、一方の縦カバー枠26cの上端部にネジ挿通孔が形成される。一対の固定ネジ27は、一方の縦カバー枠26cのネジ挿通孔に挿通されて、第1タッピングホール76aおよび第2タッピングホール76bにそれぞれ螺合する。上カバー枠26aの逆側の端部も他方の縦カバー枠26cと固定ネジ27により連結される。
また、下カバー枠26bにも第1タッピングホール77aおよび第2タッピングホール77bが形成され、一対の縦カバー枠26cの下端部にネジ挿通孔が形成される。下カバー枠26bの両端部は、固定ネジ27により一対の縦カバー枠26cの下端部に連結される。つまり、一対の縦カバー枠26cは、上カバー枠26aの両端部および下カバー枠26bの両端部にそれぞれ連結する。これにより、カバー体16が矩形状に組み立てられる。
カバー体16は、矩形に組み立てられた状態で、既設枠12の四辺を構成する各枠の内周側を覆って躯体28に固定されるとともに、新設枠10の四辺を構成する各枠に連結される。なお、カバー体16の組み立ては、タッピングホールを用いたネジ止めに限らず、例えばL字状のアタッチメントを用いて連結してもよい。
図9は、新設障子14の取付方法について説明するための模式図である。カバー体16の四辺を構成する各枠が連結されて、カバー体16が矩形に組み立てられる。また、新設枠10も矩形に組み立てられる。新設枠10およびカバー体16の組み立て作業は、工場で実行されてよく、取り付け現場で実行されてよい。
カバー体16が組み立てられた状態で、既設枠12の内周側に移動され、既設枠12の着座部55とともに躯体28にネジ止めされる。カバー体16の第1板部70と既設枠12の着座部55の間には第1シール材86が設けられる。
第1シール材86は例えば防水用テープであり、着座部55または第1板部70に全周に亘って貼付され、着座部55および第1板部70に挟まれる。第1シール材86は、第2ネジ42の軸力により既設枠12およびカバー体16に密着されるため、シール性を向上できる。第1シール材86は、室内側から既設枠12およびカバー体16の隙間を塞ぐように貼付されてよい。
次に、新設枠10は、室内側から室外側に向かってカバー体16の内周側に移動される。取付部78の取付面78aが、室内側に面しており、突出片60の当接面60aが、室外側に面している。突出片60の当接面60aが取付部78の取付面78aに面接触して、第1ネジ40により連結される。作業者は新設枠10を室内側から取り付けることができ、2階以上でも容易に作業できる。
第2シール材88は例えば防水用テープであり、取付部78または突出片60に全周に亘って貼付され、取付部78および突出片60の間に挟まれる。第2シール材88は、第1ネジ40の軸力によりカバー体16および新設枠10に密着されるため、シール性を向上できる。なお、第1シール材86および第2シール材88は、防水用テープに限られず、防水用シートであってよく、防水用テープと防水用シートの組み合わせであってもよい。
図10は、第2実施例の改装サッシ100の縦方向断面図であり、下枠側の部分拡大図である。第2実施例の改装サッシ100は、図1に示す第1実施例の改装サッシ1と比べて、カバー体116の下カバー枠126bが2部材で構成されている点で異なっている。
下カバー枠126bは、第1板部170、第2板部172、孔部173、差込孔176、取付部178、第1ホロー部174および第2ホロー部175を有する。第2ホロー部175を形成する断面形状コ字状の第2ホロー形成部175aが長手方向に延び、第2ホロー形成部175aと第2板部172の一部とが合わさって、第2ホロー部175が断面矩形の中空状に形成される。第2ホロー部175は、第1板部170および第2板部172を結合するための係合部177および係止部179を有し、第1板部170および第2板部172を結合することで形成される。
第1板部170は、見込み方向に延在して既設枠12を内周側から覆う。第2板部172は、第1板部170の室外側の端部に連なり外周向きに延在する。なお、第2板部172は、既設下枠22bを覆うだけでなく、新設下枠20bの室外側を覆ってもよい。
下カバー枠126bは、2部材を結合して形成されており、第2板部172は、第1板部170から着脱自在に設けられている。下カバー枠126bの各構成について新たな図面を参照しつつ説明する。
図11は、第2実施例の下カバー枠126bおよび高さ調整機構180の斜視断面図である。第1板部170には、孔部173が形成されており、孔部173に高さ調整機構180が固定されている。つまり、高さ調整機構180は、下カバー枠126bの第1板部170に設けられている。高さ調整機構180は、上下方向に変位可能であり、上下方向の変位により既設下枠22bの第1突条部52aに当接可能である。
第1板部170の上部には、第1ホロー部174および第2ホロー部175が隣合って形成される。第1ホロー部174には、差込孔176および取付部178が形成される。差込孔176は、孔部173と同軸であり、高さ調整機構180に工具を当てるために形成される。取付部178には、新設下枠20bの突出片60がネジ止めされる。
室外側に位置する第2ホロー部175には、新設下枠20bが載置される。第2ホロー部175は、第1ホロー部174より小さい空間を形成しており、剛性が高められている。第2ホロー部175の室外側には、係合部177が形成される。係合部177は、上下方向に離間した一対の突片であり、互いに接近するように突出しており、第2ホロー部175の室外側においてスリットを形成する。
第2板部172の室内側の面には、係止部179が見込み方向に突出して形成されている。係止部179は、撓み可能な一対の爪体であって、一対の係合部177に係止可能である。係合部177および係止部179はいわゆるスナップフィット構造を構成し、係止部179が係合部177のスリットに押し込まれることで係合部177に係止し、第2板部172と第1板部170が結合し、第2ホロー部175が形成される。図4に示すホロー部74と比べて、第2ホロー部175が小さいため、係合部177および係止部179の係止を強固にできる。
高さ調整機構180は、第1ナット180a、ネジ180bおよび第2ナット180cを有する。第1ナット180aは、孔部173に固定されて、回転が規制される。ネジ180bは、第1ナット180aおよび第2ナット180cに螺合する。ネジ180bは回転することで、第1ナット180aに対して上下方向に変位する。第2ナット180cは、ネジ180bに対して回転可能、または第1ナット180aに対して相対回転可能に設けられる。
第2ナット180cは、例えば六角ナットであり、スパナなどの工具を外周面に係合させて回転させられる。第2ナット180cが回転させられると、第1ナット180aまたはネジ180bと相対回転することになり、第2ナット180cの下端位置が上下方向に変位する。このように、高さ調整機構180は、ネジ180bのネジ頭と、第2ナット180cの外周面とに高さ調整のための入力部を有する。
図12は、高さ調整機構180の調整方法について説明するための図である。図12では、第1板部170から第2板部172を取り外した状態を示す。カバー体116の下カバー枠126bは、既設下枠22bに載置され、図10に示すように、第2ネジ42により躯体28に固定される。これにより、カバー体116が既設枠12の内周側に取り付けられて、既設枠12の内周側を覆う。なお、第2板部172は、躯体28への固定時に
取り付けられていても、取り外されていてもよい。また、カバー体116は、矩形に組み立てられた状態で取り付けられてよく、四辺ごとに個別に取り付けられてもよい。
このとき、第1板部170は、第2突条部52bに載せられた状態であり、第1突条部52aと離間している。そこで、作業者は、ドライバーなどの第1工具90を差込孔176に差し込んで、ネジ180bを回転させて、高さ調整機構180の下端位置の高さを調整し、第1突条部52aの高さに合わせる。
次に、作業者は、カバー体116の内周側に新設枠10を配置し、下カバー枠126bに新設下枠20bを載置する。作業者は、スペーサ36を設けて、突出片60を取付部178にネジ止めする。また、新設枠10に新設障子14を取り付ける。このとき、新設障子14の荷重が下カバー枠126bに加わるが、予め高さ調整機構180の高さを第2突条部52bに合わせているので、下カバー枠126bに過度な変形が生じない。
次に、第2板部172を取り外した状態で、作業者は、スパナなどの第2工具92を下カバー枠126bと既設下枠22bの隙間に室外側から差し込んで、第2ナット180cを回転させ、高さ調整機構180の下端位置を上下方向に変位させて第1突条部52aに適切に当接させる。これにより、新設枠10および新設障子14を取り付けた状態で、高さ調整機構180の高さ調整ができる。このように、高さ調整機構180は、第2板部172を外した状態にあるとき、室外側から高さ調整可能であるため、新設枠10および新設障子14を取り付けた状態で、最終的な調整ができる。
次に、作業者は、第2板部172の係止部179を、第1板部170の係合部177に押し込んで係止させ、第2板部172を第1板部170に取り付ける。このように、改装サッシ100が取り付けられる。高さ調整機構180を2方向から調整可能にしたことで、新設枠10を取り付ける前と、新設枠10を取り付けた後の場面で調整可能にできる。
第2板部172が第1板部170に着脱可能であるため、意匠面を構成する第2板部172に損傷等が生じた場合には、第2板部172を容易に取り替えることができる。また、第2板部172の取り替えが容易であるため、上下方向の長さが異なる第2板部172に作業現場で取り替えることができる。これにより、既設枠12の形状に応じた第2板部172に柔軟に変更できる。また、下カバー枠126bに既設下枠22bを覆う機能、新設下枠20bを固定する機能、高さ調整機構180により新設下枠20bの荷重を受ける機能を持たせることで、部品点数を抑え、取付性を向上できる。
図13は、第2実施例の改装サッシ100の横方向断面図である。縦カバー枠126cは、第1板部170、第2板部172、第1ホロー部174および第2ホロー部175を有する。第2ホロー部175は、第1板部170および第2板部172の一部を含み、係合部193、係止部194および張出片195により第1板部170および第2板部172が結合されて断面矩形の中空状に形成される。
縦カバー枠126cは、第1板部170および第2板部172の2つの部材により構成されており、第2板部172は、第1板部170から着脱可能である。第1板部170の室外側に位置し、第2ホロー部175の端部にはフランジ状の係合部193が形成される。また、第1板部170には、第4ネジ45の挿通孔196が形成される。
第2板部172の室内側の面には、鉤状の係止部194が形成される。係止部194は、係合部193に係止可能である。第2板部172の室内側の面から見込み方向に張り出す張出片195が形成される。張出片195は、係止部194より内周側に位置し、第1板部170に面接触した状態で第4ネジ45により、第1板部170にネジ止めされる。このように、第2板部172を着脱可能に設けることで、既設枠12の形状に応じた第2板部172を選択できる。また、第1板部170を部品共通化し、既設枠12の形状に応じた第2板部172を取り付けることができる。
なお実施例はあくまでも例示であり、各構成要素の組合せにいろいろな変形例が可能であり、そうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
例えば、第1実施例ではカバー体16が予め矩形に組み立てられて既設枠12の内周側に配置される態様を示したが、この態様に限られず、カバー体16の各枠が個別に既設枠12の内周側に配置されてよいし、カバー体16は連結されずに部分的に配置されてもよい。また、カバー体16は、既設枠12の室外側の見付け面を覆う部分と既設枠12の見込み面側を覆う部分が一体となっているが、別部材を連結して用いられてもよい。
また、第1実施例では、改装サッシ1が引き違い窓に用いられる態様を示したが、この態様に限られない。例えば、改装サッシ1は、シャッター付窓、雨戸付窓、縦すべり窓、浴室用窓などに用いることが可能である。また、第1突条部52aが第2突条部52bより室外側に位置し、第2突条部52bより同じまたは高い態様の既設下枠22bであっても、実施例のカバー体16を利用して、新設枠10を取り付けることが可能である。
また、第1実施例では、下カバー枠26bが一つの部材である態様を示すが、この態様に限られない。例えば、第1板部70と第2板部72とが別体であってよく、第2板部72が第1板部70から着脱可能であってよい。
1 改装サッシ、 4 開口部、 10 新設枠、 12 既設枠、 14 新設障子、 16 カバー体、 20a 新設上枠、 20c 新設縦枠、 20b 新設下枠、 22a 既設上枠、 22b 既設下枠、 22c 既設縦枠、 24 額縁部材、 28 躯体、 36 スペーサ、 38 吊り部材、 40 第1ネジ、 41 弾性体、 42 第2ネジ、 44 第3ネジ、 45 第4ネジ、 46 第1ネジ、 50 ベース板部、 52 突条部、 52a 第1突条部、 52b 第2突条部、 54 外壁部、 55 着座部、 56 ベース板部、 58 突条部、 60 突出片、 100 改装サッシ、 116 カバー体、 126b 下カバー枠、 126c 縦カバー枠、 170 第1板部、 172 第2板部、 173 孔部、 174 第1ホロー部、 175 第2ホロー部、 176 差込孔、 177 係合部、 178 取付部、 179 係止部、 180 高さ調整機構、 180a 第1ナット、 180b ネジ、 180c 第2ナット、 193 係合部、 194 係止部、 195 張出片。

Claims (4)

  1. 建物の開口部に設けられる改装サッシであって、
    前記開口部に設けられる既設枠の内周側に取り付けられ、前記既設枠の内周側を覆うカバー体と、
    前記カバー体の内周側に配置される新設枠と、
    前記カバー体の下枠に設けられ、上下方向に変位可能な高さ調整機構と、を備え、
    前記高さ調整機構は、上下方向の変位により前記既設枠の下枠に当接可能であり、
    前記カバー体の下枠は、
    見込み方向に延在して前記既設枠を内周側から覆う第1板部と、
    前記第1板部の室外側の端部に連なり外周向きに延在する第2板部と、を有し、
    前記高さ調整機構は、前記第1板部に設けられることを特徴とする改装サッシ。
  2. 前記第2板部は、前記第1板部に対して着脱自在に設けられることを特徴とする請求項に記載の改装サッシ。
  3. 前記高さ調整機構は、前記第2板部を前記第1板部から外した状態にあるとき、室外側から上下方向に高さ調整可能であることを特徴とする請求項に記載の改装サッシ。
  4. 建物の開口部に設けられる改装サッシの取付方法であって、
    前記開口部に設けられる既設枠の内周側に、前記既設枠の内周側を覆うようにカバー体の第1板部を取り付けて、前記既設枠の内周側を覆うステップと、
    前記カバー体の下枠の前記第1板部に設けられた高さ調整機構を調整して前記既設枠の下枠の突条部の高さに合わせるステップと、
    前記カバー体の下枠に新設枠を載置するステップと、
    見込み方向に延在する前記カバー体の第1板部から、室外側で見付け方向に延在する前記カバー体の第2板部を取り外した状態で、前記高さ調整機構を上下方向に変位させて前記突条部に当接させるステップと、
    前記カバー体の前記第2板部を前記第1板部に取り付けるステップと、を含み、
    前記第2板部は、前記第1板部の室外側の端部に連なり外周向きに延在することを特徴とする改装サッシの取付方法。
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