JP7426963B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、グリル庫内の撮像画像を使用者に提示する加熱調理器に関する。
グリル庫内の撮像画像を使用者に提示する加熱調理器の従来技術として、特許文献1の加熱調理器が知られている。例えば、特許文献1の要約書には、「加熱調理器は、ケーシング(1)と、ケーシング(1)内に設けられて、前面側に開口部(2a)を有すると共に、被加熱物を収容する加熱庫(2)と、開口部(2a)を開閉する開閉扉(3)と、開閉扉(3)内に設けられ、加熱庫(2)内の情報を検出する庫内情報検出部(3)とを備える。」との記載があり、同文献の段落0018には「扉3内には、庫内情報検出部の一例としてのカラーイメージセンサ304と、・・・が配置されている。」との記載がある。
特開2018-109453号公報
特許文献1の実施例1の加熱調理器は、同文献の段落0014や図1等に示されるように、扉に設けた透明な窓ガラスを介して加熱庫内を視認可能な構成となっている。使用者に有益な撮像画像を提示するためには、グリル庫内を鮮明に撮像することが望ましいが、加熱庫内には食材を収納する金属製容器や、その容器を保持する金属製保持部などの光沢物が存在するため、窓ガラスを介して外光が庫内に入ると、金属光沢で反射した光が庫内情報検出部(カラーイメージセンサ)に入射し、撮像画像の質が低下することが考えられる。特に、部屋の明るさの変化や人の往来などで庫内に入る外光の強さが変化した場合には、反射光の増減により、撮像画像の質が大きく変動することが考えられる。
また、特許文献1の実施例2(同文献の図5,図6等)には、使用者が加熱庫内を見るための窓が設けられていない加熱調理器が記載されている。しかし、この加熱調理器でも、カラーイメージセンサで加熱庫内を撮像する際の反射光の影響は検討されていない。
そこで、本発明は、庫外から庫内への外光の入射を防止し、さらに、反射光の影響を抑制することで、グリル庫内の質の高い撮像画像を使用者に提示できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、グリル庫を備えた加熱調理器であって、前記グリル庫は、被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物を加熱するヒータと、前記加熱室の前面開口を開閉するドアと、を備え、前記ドアは、該ドアの外面を構成する前板と、該前板の下端を支持するドアベースと、前記ドアの内面を構成するフレームと、前記前板と前記フレームの間に配置され、前記フレームに開口したカメラ窓を介して前記加熱室を撮像するカメラと、前記前板と前記フレームの間に配置され、前記フレームに開口した照明窓を介して前記加熱室に光を照射する照明と、を備え、前記前板と前記フレームの少なくとも一方は不透光性材であり、前記ドアの内部空間を流れる第一空気流は、前記ドアベースに形成した吸気用開口から流入して前記カメラと前記照明を冷却した後、前記フレームの側面上方に形成した排気用開口から流出するものであり、前記ドアの閉鎖時に前記ドアの左右に形成される隙間を上昇する第二空気流は、前記排気用開口から前記第一空気流を引き寄せる加熱調理器とした。
本発明の加熱調理器によれば、庫外から庫内への外光の入射を防止し、さらに、反射光の影響を抑制することで、グリル庫内の質の高い撮像画像を使用者に提示することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1の加熱調理器の斜視図。 実施例1の加熱調理器の分解斜視図。 実施例1の加熱調理器の側面断面図。 ドアを前方向にスライドさせたグリル庫の斜視図。 実施例1のグリル庫の側面断面図。 実施例1のドアの分解斜視図。 実施例1のドア内面の構造を説明する水平断面図。 実施例1の加熱調理器と携帯端末の連携を説明する機能ブロック図。 実施例2の加熱調理器の側面断面図。 実施例2のドア内面の構造を説明する側面断面図。
以下、図面等を用いて、本発明の加熱調理器の実施例について説明する。なお、以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではない。本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能であり、下記の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。なお、加熱調理器100(図1参照)に相対した使用者の視線を基準として、図1等に示すように前後・上下・左右を定義する。
まず、図1から図8を用いて、本発明の実施例1に係る加熱調理器100を説明する。
<加熱調理器100の構成>
図1は、実施例1の加熱調理器100の斜視図である。ここに例示する加熱調理器100は、ビルトイン型のIH(Induction Heating)クッキングヒータであり、本体1の上方にトッププレート2を配置し、本体1の正面左側にグリル庫5を配置し、本体1の正面右側に操作パネルP2と電源スイッチP3を配置している。トッププレート2の上面中央には、三つの鍋載置部21(21a、21b、21c)が設けられており、各鍋載置部に載置した金属鍋を各鍋載置部の下方に設けた加熱コイル22(22a、22b、22c)で誘導加熱する。また、トッププレート2の上面前側には、加熱コイル22の火力設定等に用いる操作部23が設けられている。さらに、トッププレート2の上面後側には、本体1の内部を冷却した排気等の出口となる排気口H2を覆う排気カバー24が設けられている。
図2は、加熱調理器100の分解斜視図である。ここに示すように、本体1の上部前側には、トッププレート2の操作部23と相対するように、加熱コイル22の火力設定等を表示する表示部P1が設けられており、トッププレート2の前側透光部を介して、上方から表示部P1を視認できるようになっている。また、本体1とトッププレート2の間には、基板10、基板台11、基板カバー12、ファン装置13、加熱コイル22等が配置される。
基板10は、加熱コイル22に電力を供給するインバータなどの電子部品を備える。基板台11は、基板10を支持する。基板カバー12は、下方に基板10を覆う閉空間を形成するとともに、上面で加熱コイル22を支持する。ファン装置13は、本体1の背面右側の吸気口H1から取り込んだ外気を、発熱部品である基板10や加熱コイル22に冷却風として供給する(図2中の矢印参照)。なお、基板10や加熱コイル22を冷却した排気は、上記した排気口H2から排気される。
図1や図2に示した加熱調理器100の構成のうち、トッププレート2上の金属鍋を誘導加熱するための構成は従来同等であるので、以下では、グリル庫5の構成について詳細に説明する。
<グリル庫5の構成>
図3は、図1に示すA-A線で切断した、加熱調理器100の側面断面図である。ここに示すように、本実施例のグリル庫5は、左側の加熱コイル22aの下方に配置されている。このグリル庫5は、前面が開口した金属箱体である加熱室50を有しており、加熱室50の前面開口は前後にスライドするドア6によって開閉される。また、加熱室50の内部には、ドア6と連動して前後にスライドする金属製の網台51と、網台51に載置した金属製の調理パン52が配置されており、加熱室50の上下には、調理パン52に収納した食品を加熱するための上ヒータ53と下ヒータ54を備えている。さらに、加熱室50の後方上部には、左側の排気口H2に繋がる排気ダクト55が設けられており、排気ダクト55の入口には、加熱室50内で発生した油煙や蒸気を脱煙・脱臭するための触媒55aが設けられている。また、ドア6の内部には、後述するカメラ3と照明4が設けられている。
本実施例の加熱室50は、前面開口以外の5面(上下面、左右面、および、後面)をアルミメッキ鋼板で形成した金属箱体である。本実施例のグリル庫5では、上下ヒータで食品を直接加熱する調理方法だけでなく、上下ヒータが熱した各面の放射熱で食品を間接加熱する調理方法も利用できる。放射熱を利用した調理時の加熱効率を高めるため、本実施例では、グリル庫5の各面の放射率を0.7~0.99程度に高める表面加工を施している。具体的には、加熱室50の内面を、アルミメッキ鋼板の素地の明度より暗い黒色や濃灰色等の塗料で塗装することで、各面の放射率を素地より高めている。なお、各面の放射率が異なると、調理パン52内の食品位置によって食品の仕上がりが異なる可能性があるため、加熱室50の底面以外の5面(加熱室50の上面、左右面、後面、および、ドア6の内面)については、略同一の放射率となるように、同等の表面加工を施すことが望ましい。なお、前面開口以外の5面の素材はアルミメッキ鋼板以外の素材、例えばステンレスでも良い。つまり、各面の放射率を高める表面加工を施すことができる素材であれば良い。
また、グリル庫5の各面の放射率を0.7~0.99程度に高める表面加工を、加熱室50の5面に加えて網台51や調理パン52に施しても良い。これにより、より鮮明な撮像画像を得ることができる。
図4は、ドア6を前方向にスライドさせたときの、グリル庫5の斜視図である。なお、ここでは、グリル庫5の構成を分かりやすくするため、グリル庫5の前面のドア6を取り外した状態を図示している。ここに示すように、網台51の左右端は、前後にスライドするレール51aに支持されており、レール51aの前端にドア6が取り付けられる。この構成により、ドア6と網台51と調理パン52の三者が連動して前後方向にスライドする。
<ドア6の構成>
次に、ドア6の構成の詳細について、図5から図7を用いて説明する。
図5に示すように、本実施例のドア6は、ドア6の外面を構成する前板60と、前板60の下端を支持するドアベース61と、前板60等を支持するフレーム62と、前板60の上端を支持する止め板63を有しており、また、前板60とフレーム62の間に、加熱室50の内部を撮像するカメラ3と、加熱室50の内部に光を照射する照明4を設置している。
ドア6の幅と高さは、加熱室50の前面開口の幅と高さより大きく、また、加熱室50の前面開口には、外周方向に延びたフランジ部50aが構成されている。このため、ドア6を閉状態にしたときに、ドア6とフランジ部50aが面接触する構造となっている。さらに、ドア6の内面には、加熱室50の前面開口を囲むようにゴム状のパッキン64を設けているため、ドア6の閉鎖時の加熱室50内の気密性を高めることができる。
前板60は、例えば、ステンレスのような耐食性のある金属板である。本実施例では、前板60を窓のない不透光性の板材にすることで、グリル庫5の外から加熱室50の内部を直接視認できない構造としている。この結果、ドア6の閉鎖時には、グリル庫5の内部に外光が入射しないようになっている。
ドアベース61は樹脂成型されたものであり、その前面には、ドア6をスライドさせる際に使用者が把持するハンドル61aが形成されており、また、ハンドル61aの下方には、空気流F1の入口となる吸気用開口61bが形成されている。そのため、ハンドル61aは吸気用開口61bに流入する空気流F1によって効果的に冷却される。
フレーム62の側面上方には、ドア6内の風路6aを流れる空気流F1の出口となる排気用開口62aが形成されている。この排気用開口62aは、ドアベース61の吸気用開口61bよりも高い位置にあるため、ドア6の下部の吸気用開口61bからドア6の上部の排気用開口62aに上昇する空気流F1によって、ドア6の内側を効果的に冷却することができる。
カメラ3と照明4は、上記したように、前板60とフレーム62の間に配置されるものであるが、調理パン52に収納した食品の全体を撮像できるよう、調理パン52の上端より上方で加熱室50側に向けて設置されている。ここで、特許文献1の実施例1の加熱調理器のように、ドアに視認用のガラス窓を設けた場合には、ガラス窓から加熱室に入射した外光の増減の影響で食品の撮像画像、すなわち、後述する画像表示部202等に映される食品の見え方が変化することが考えられるが、加熱室50内に外光が入射せず、加熱室50の内面が黒色または濃灰色に塗装されている本実施例のグリル庫5では、照明4が照射した一様な光を利用して食品を明瞭に撮像できるため、食品表面の色調変化から調理の進捗をより正確に把握することができる。
ここで、加熱室50に配置される金属製の網台51や調理パン52は金属光沢を有しているため、照明4が加熱室50に光を照射すると、網台51等の金属光沢部で反射した反射光が外乱としてカメラ3に入射する可能性がある。カメラ3の撮像画像は、入射光の強度に応じて明るさが調整されるため、食品の明るさに比べて過度に明るい反射光が入射すると、明るさ補正の結果、食品映像が暗くなる可能性がある。そこで、本実施例では、照明4の照射光のピーク波長を暖色系可視光(550nm~830nm)の範囲に制限している。これにより、カメラ3に反射光が入射する状況でも、寒色系可視光(360nm~550nm)を除外した分だけ、白色光を使用する場合に比べ入射光の強度を抑制でき、反射光の影響による食品画像の暗化を抑制することができる。
なお、以下では、カメラ3と照明4が別々の構成であるものとして説明するが、両者を一体の構成としても良い。また、カメラ3や照明4はそれぞれ複数個搭載していても良い。さらに、グリル庫5を照らす照明4とは別に前板60に正面に照射する照明を設け、カメラ3が起動中であることや異常が発生したことを使用者に報知できるようにしても良い。
次に、図6の分解斜視図を用いて、ドア6内の冷却構造について説明する。ここに示すように、本実施例のドア6は、前板60とドアベース61とフレーム62により内部に空間を形成した箱体であり、ドア6の内部空間は空気流F1の風路6aとなっている。また、ドア6の左右には隙間が形成されており、左側の隙間ではドア6とシステムキッチンの温度差により上昇気流(空気流F2)が発生し、右側の隙間ではドア6と操作パネルP2の温度差により上昇気流(空気流F2)が発生する。これらの空気流F2の煙突効果により、ドア6の両側面上部の排気用開口62aからドア6の内部の空気を引き寄せることで、上記した空気流F1が発生する。
図6に示すように箱体の背面側を構成するフレーム62は、ステンレス板等の金属板の上下左右の端を折り曲げ、前側が開放し後側が閉塞した箱状に形成されたものであり、前後方向に所定の厚みを持った壁面を形成している。このフレーム62の左右壁面の上方には、排気用開口62aを設けるとともに、下部にはドアベース61の突起(図示せず)を嵌め込む取付穴62bを設け、上壁面には止め板63の突起(図示せず)を嵌め込む取付穴62cを設けている。
前板60の上下方向の長さは、フレーム62の上下方向の長さより短く形成されている。前板60の上端はフレーム62に取り付けた止め板63で支持され、前板60の下端はフレーム62に取り付けたドアベース61の上部のリブ61cで支持される。このように、前板60とドアベース61が一体となってフレーム62の前面を覆っている。上記ではドア6の前板60が金属板であると説明したが、ドア6内の風路6aを通る空気流F1により前板60を冷却できるので、金属板より耐熱性は劣るものの断熱性が高く火傷の可能性を抑制できる樹脂板を用いることもできる。
また、図6に示すように、カメラ3と照明4は風路6a内に配置されているため、風路6a内を上昇する空気流F1によりカメラ3と照明4が空冷される。グリル庫5の使用時には、加熱室50は200℃を超える高温となるが、空気流F1の冷却によりカメラ3や照明4の温度上昇を十分に低減することができる。
図7は、カメラ3と照明4の高さでの、ドア6の水平断面図である。なお、図7は、ドア内面62dの断面形状を説明するための図であるため、前板60やフレーム62の側面の断面形状は簡略化して表示している。
図7(a)は、ドア6の背面側に相当するドア内面62dの断面形状の一例である。前述したように、フレーム62はステンレス板等の金属板で構成されているため、光を透過しない。そのため、ドア内面62dのカメラ設置部にカメラ窓3aを設け、カメラ3が加熱室50内を撮像できるようにしている。同様に、ドア内面62dの照明設置部に照明窓4aを設け、照明4が加熱室50内に光を照射できるようにしている。また、ドア内面62dには、カメラ窓3aの周囲を囲むように円状または多角形状の凹部62eを設けた。この結果、カメラ窓3aが照明窓4aよりも前方に位置することになるため、照明4が照明窓4aから照射した光がカメラ窓3aに直接入射することが無くなり、質が高いカメラ3の撮像画像を得ることができる。
図7(b)は、ドア6の背面側に相当するドア内面62dの断面形状の別例である。図7(b)では、図7(a)の円状の凹部62eに代えて、カメラ窓3aの周囲を囲むように環状または多角形状の凸部62fを設けた。この構成によっても、図7(a)と同様に、照明4が照明窓4aを介して照射した光がカメラ窓3aに直接入射することが無くなり、質が高いカメラ3の撮像画像を得ることができる。
図7ではカメラ3よりも下方に照明4が位置しているがこの位置に限られず、図5のようにカメラ3と照明4は前後左右方向の面で略同一面上に位置しても良い。これにより、カメラ3や照明4を冷却する際に段差などがないため冷却風が流れやすく、冷却しやすい。また、カメラ3よりも上方に照明4が位置しても良い。これにより、照明4によって光を照射中にカメラ3で撮像した際に、食品や調理パン52による影の面積が小さい撮影画像を得ることができる。
<カメラ3の撮像画像の表示方法>
次に、図8の機能ブロック図を用いて、本実施例の加熱調理器100における、カメラ3の撮像画像の表示方法を説明する。本実施例の加熱調理器100は、カメラ3の撮像画像を表示するための表示装置を内蔵していないため、使用者が所有するスマートフォンなどの携帯端末200にカメラ3の撮像画像を表示する。そのため、加熱調理器100のカメラ基板30には、カメラ3の出力を処理して撮像画像を生成する画像処理部31と、生成した撮像画像を携帯端末200に送信する無線通信部32を設けた。なお、図6等では図示を省略しているが、カメラ3とカメラ基板30は電源ケーブルで接続されており、例えば、図2に示す操作パネルP2の裏側や基板10内に配置したカメラ基板30からカメラ3に電力が供給されている。
携帯端末200は、無線通信部201を介してカメラ3の撮像画像を取得し、また、その撮像画像を液晶ディスプレイ等の画像表示部202に表示する。この結果、加熱調理器100の使用者は、自身の携帯端末200を介してグリル庫5内の食材の調理状態を確認することができる。
なお、図では、加熱調理器100から携帯端末200に撮像画像を直接送信する構成を例示したが、同データをサーバー経由で送信する構成としても良い。この場合、加熱調理器100はサーバーに撮像画像を送信し、携帯端末200はサーバーから撮像画像を取得すれば良い。また、図7では、携帯端末200にカメラ3の撮像画像を表示する構成を例示したが、加熱調理器100が内蔵する表示装置にカメラ3の撮像画像を表示する構成としても良い。例えば、加熱調理器100の上面操作部15に設けた表示部P1に、カメラ3の撮像画像を表示する構成としても良い。また、ドア6などに画像や動画を見ることができるモニターを新たに設けても良い。携帯端末としてスマートフォンを例に挙げたが、無線通信部201を有するテレビやタブレット端末でも良い。
以上で説明した本実施例の加熱調理器によれば、庫外から庫内への外光の入射を防止し、さらに、反射光の影響を抑制することで、グリル庫内の質の高い撮像画像を使用者に提示することができる。
次に、図9と図10を用いて、本発明の実施例2の加熱調理器を説明する。なお、実施例1との共通点は重複説明を省略する。
図9の側面断面図に、本実施例のドア6の構成を示す。なお、図9は、実施例1の図3のドア6を変更した図であり、点線部は、閉状態のドア6を示している。実施例1では、ドア6が前後方向にスライドして開閉するドアであったが、実施例2では、ハンドル61aをドア6の上部に設け、ドア6の下部の開閉軸を起点に回転しながらドア6が開閉する機構としている。この機構の場合、回転軸部分が本体側と離れることがないため、カメラ3や照明のための電源供給用のリード線を、回転軸部分を通じて配線しやすい。また、ドア6の下部に比べて高温となりやすい上部に樹脂製のハンドルを設けることで、使用者が直接高温部に触れることができず、火傷のリスクを低減することができるという利点がある。
さらに、図9は実施例1の図3に対して、加熱室50の上面よりも上方に正面41を追加している。これにより、濃淡が小さい撮像画像を得ることができる。そして、加熱室50の5面全てが略同一の放射率である必要はない。例えば照明4に加えて照明41を用いる場合は、加熱室50の前面で反射する光量が多いため、加熱室50の5面全てが略同一の放射率であるのが望ましい。一方、照明4のみの場合は加熱室50の前面で反射する光量が相対的に小さいため、例えば加熱室50の前面の放射率は他の4面の放射率と略同一である必要はない。
本実施例のドア6では、ドア6を開けた後、網台51や調理パン52を引き出すと、網台51等がドア内面62dの上方を通過するため(図9参照)、ドア内面62dに擦れや汚れが発生する可能性がある。
そこで本実施例でも、図10(a)に示すように、カメラ窓3aを囲むようにドア内面62dに凹部62eを設け、網台51等の移動に伴う擦れにより、カメラ窓3aに傷や汚れが付着するのを防止している。なお、凹部62eは必ずしもドア内面62dに形成する必要はなく、別部品を用いて段差を付けるような構成としても良い。
また、図10(b)は本実施例のドア6の別案であり、カメラ窓3aの外周に凸部62fを設けることで、網台51や調理パン52が凸部に乗り上げ、カメラ窓3aに直接触れない構造となり、傷や汚れの防止を図ることができる。凸部は1つでだけでなく、複数個所設けても良く、凸部62fも凹部62eと同様にドア内面62dで必ずしも作製する必要はなく、別部品を取り付けることで凸部62fを設けても良い。
また、図10では図示を省略している照明窓4aの周囲にも、カメラ窓3aと同様に凹部や凸部を設け、網台51等がドア内面62dの上方を通過する際の傷や汚れの付着を防止する構成としても良い。なお、カメラ3と照明4を一体に構成した場合には、カメラ窓3aと照明窓4aも一体に構成すれば良い。その場合は、共通の窓に対し、凹部や凸部を設ければ良い。
100 加熱調理器、
1 本体、
10 基板、
11 基板台、
12 基板カバー、
13 ファン装置、
2 トッププレート、
21 鍋載置部、
22 加熱コイル、
23 操作部、
24 排気カバー、
3 カメラ、
3a カメラ窓、
30 カメラ基板、
31 画像処理部、
32 無線通信部、
4、41 照明、
4a 照明窓、
5 グリル庫、
50 加熱室、
50a フランジ部、
51 網台、
51a レール、
52 調理パン、
53 上ヒータ、
54 下ヒータ、
55 排気ダクト、
55a 触媒、
6 ドア、
6a 風路、
60 前板、
61 ドアベース、
61a ハンドル、
61b 吸気用開口、
61c リブ、
62 フレーム、
62a 排気用開口、
62b、62c 取付穴、
62d ドア内面、
62e 凹部、
62f 凸部、
63 止め板、
64 パッキン、
200 携帯端末、
201 無線通信部、
202 画像表示部、
F1、F2 空気流、
P1 表示部、
P2 操作パネル、
P3 電源スイッチ

Claims (12)

  1. グリル庫を備えた加熱調理器であって、
    前記グリル庫は、
    被加熱物を収納する加熱室と、
    前記被加熱物を加熱するヒータと、
    前記加熱室の前面開口を開閉するドアと、を備え、
    前記ドアは、
    該ドアの外面を構成する前板と、
    該前板の下端を支持するドアベースと、
    前記ドアの内面を構成するフレームと、
    前記前板と前記フレームの間に配置され、前記フレームに開口したカメラ窓を介して前記加熱室を撮像するカメラと、
    前記前板と前記フレームの間に配置され、前記フレームに開口した照明窓を介して前記加熱室に光を照射する照明と、を備え、
    前記前板と前記フレームの少なくとも一方は不透光性材であり、
    前記ドアの内部空間を流れる第一空気流は、
    前記ドアベースに形成した吸気用開口から流入して前記カメラと前記照明を冷却した後、
    前記フレームの側面上方に形成した排気用開口から流出するものであり、
    前記ドアの閉鎖時に前記ドアの左右に形成される隙間を上昇する第二空気流は、前記排気用開口から前記第一空気流を引き寄せることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記ドアには、外部から内部を直接視認するための窓部が設けられていないことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記加熱室の内面に、放射率を高める表面加工を施したことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    前記表面加工とは、前記加熱室の内面の明度を暗くする塗装であることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    前記塗装は、黒色または濃灰色の塗装であることを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    塗装後の前記加熱室の内面の放射率は0.7から0.99であることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項3乃至6の何れか一項に記載の加熱調理器において、
    前記加熱室の前面、後面、上面、左面、右面の5面の放射率は略同一であることを特徴とする加熱調理器。
  8. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記加熱室の上面に、前記加熱室内を照らす第2照明が設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  9. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記照明が照射する光のピーク波長は550nm~830nmの範囲内にあることを特徴とする加熱調理器。
  10. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記フレームに前記カメラ窓の周囲を囲む凹部を形成し、前記カメラ窓を前記照明窓より前方に配置したことを特徴とする加熱調理器。
  11. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記フレームに前記カメラ窓の周囲を囲む凸部を形成したことを特徴とする加熱調理器。
  12. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    前記カメラよりも前記照明の方が上方に位置する、加熱調理器。
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